JP2008027940A - 半導体集積回路の設計方法および回路シミュレーション方法 - Google Patents

半導体集積回路の設計方法および回路シミュレーション方法 Download PDF

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一弘 大谷
Yasuyuki Sawara
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Abstract

【課題】新たなモデルパラメータを用いたデバイスモデリングを行い、回路シミュレーションの精度の向上を図る。
【解決手段】飽和電流値の変化率ΔIdsat/Idsatが、ゲート突き出し長E1とトランジスタのゲート幅Wgに係数掛けした値に反比例することを表す式をモデル式とし、ゲート突き出し長に依存したトランジスタ特性についてモデリングを行う。これにより、ゲート電極のゲート突き出し長を考慮した回路シミュレーションを行うことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、多数のMISトランジスタが集積されてなる半導体集積回路の設計方法に関する。
マイクロプロセッサに代表されるLSI(Large Scale Integrated)は、一般にセルと呼ばれる基本機能を持つ単位回路を多数組み合わせることにより構成されている。LSIの高性能化及び高集積化に伴い、LSI回路設計の根幹を成すセルの回路設計を高精度に行なうためのCAD(Computer Aided Design)ツールの役割が重要度を増している。
設計精度に深く関わるCADツールの1つとして回路シミュレータがある。回路シミュレータは、設計されたセル及びLSIを対象として、MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタ、容量素子及び抵抗素子等の各素子の接続情報、並びにトランジスタサイズ(トランジスタ幅及びトランジスタ長)、容量値及び抵抗値等の各素子の特性情報を含むネットリストに基づいて、当該セル及びLSIの動作を想定したシミュレーションを行なう。
ネットリストは、例えば、設計されたセルのマスクレイアウトデータから、配置された各素子の特性情報と接続情報とをレイアウトパラメータ抽出装置(LPE:layout parameter extractor)によって抽出することにより生成される。
MOSトランジスタの複雑な電気特性を回路シミュレータ上で高精度に再現するために、MOSトランジスタの特性情報として、数多くの電気特性式(以下、トランジスタモデルと呼ぶ。)が開発されている。トランジスタモデルにより、所望のトランジスタの特性を再現するには、当該トランジスタモデルに含まれるモデルパラメータを所望のトランジスタの特性に合わせて最適化する、すなわちモデルパラメータの抽出を行う必要がある。
近年、システムLSIなどの開発において、回路シミュレータのシミュレーション精度のより一層の向上が要求されている。特に、半導体プロセスの微細化が進むにつれて、回路素子のレイアウトパターンや配置などが回路の性能に大きく影響するようになってきている。特に、STI(Shallow Trench Isolation)などの素子分離技術を用いたトランジスタにおいて、素子分離用絶縁膜からトランジスタに加わる機械的応力によりチャネルの移動度が変化するためにトランジスタの電流特性が大きく変化する現象が、回路シミュレーションの精度の向上を阻害する要因として注目されている。
従来の技術では、素子分離用絶縁膜からトランジスタに加わる応力を考慮に入れた回路シミュレーションを実行するために、トランジスタに加わる応力の指標として、素子分離用絶縁膜の幅や活性領域の長さなどを定義し回路シミュレーションを実行している(特許文献1参照)。
図13は一般的なMOSトランジスタの平面図である。同図には従来の回路シミュレーションで用いられるモデルパラメータの例が示されている。ここで、MOSトランジスタはゲート電極23と素子分離用絶縁膜25で囲まれた活性領域22とを有し、活性領域22の四方には素子分離用絶縁膜25を挟んで活性領域24が配置されるものと想定する。従来の回路シミュレーション方法では、ゲート長や活性領域22の幅(活性領域22のゲート電極23に平行な方向の長さ)の他、MOSトランジスタに加わる応力の指標として活性領域22の長さ29(活性領域22のゲート電極23に垂直な方向の長さ)が用いられる。活性領域22の長さ29はソース長とチャネル長とドレイン長とを合わせた長さに相当する。なお、図13において、符号30は、素子分離用絶縁膜25の幅、すなわちMOSトランジスタの活性領域22の端部と当該端部にゲート幅方向に隣接する活性領域24との距離を示す。なお、本明細書中で、「ゲート幅方向」とは、平面においてMOSトランジスタのゲート電極23が活性領域22上で延びる方向を意味し、「ゲート長方向」とは、ゲート幅方向に垂直な方向を意味するものとする。
特開2004−86546号公報
ところが、微細化の進展により、モデルパラメータを抽出するための理想的な単体のトランジスタと実設計で使用されるセルに含まれるCMOSタイプのトランジスタの間に大きな特性差が生じるといった新たな課題が生じている。このため、トランジスタの特性を精度良く見積もるための新たなモデルパラメータが必要とされている。
上記課題に鑑み、本発明は、新たなモデルパラメータを用いたデバイスモデリングを行い、回路シミュレーションの精度の向上を図ることを目的とする。
本発明の半導体集積回路の設計方法は、活性領域と、前記活性領域を跨ぐように配置され、平面的に見て前記活性領域の両側に突き出したゲート突き出し部を含むゲート電極とを有するトランジスタを備えている半導体集積回路の設計方法であって、前記トランジスタの飽和電流値の変化率が、前記ゲート突き出し部の長さであるゲート突き出し長と、前記トランジスタのゲート幅に係数Aを掛けた値との和に反比例することを用いてモデリングするステップ(a)を含んでいる。
この方法により、比較的単純なモデル式を用いたモデリングを行うことができるので、チャネルがゲート突き出し部から受ける応力がトランジスタの動作に与える影響を考慮したシミュレーションを容易に行うことができるようになる。そのため、従来に比べて半導体集積回路の動作を高い精度で見積もることができるので、半導体集積回路の設計に要する時間やコストの低減なども実現することができる。
本発明の回路シミュレーション方法は、活性領域と、前記活性領域を跨ぐように配置され、平面的に見て前記活性領域の両側に突き出したゲート突き出し部を含むゲート電極とを有するトランジスタを備えている半導体集積回路の回路シミュレーション方法であって、マスクレイアウトデータからゲート長、ゲート幅、前記ゲート突き出し部のゲート突き出し長、および前記頂点から前記活性領域上に位置する頂点を除いたものの数を含むトランジスタサイズデータを抽出するステップ(a)と、前記ステップ(a)で抽出された前記トランジスタサイズデータを回路シミュレーション実行手段に入力するステップ(b)と、ゲート突き出し長が異なる複数の実測用トランジスタの電気特性を測定して飽和電流値を含むデバイス特性データを得るステップ(c)と、前記複数の実測用トランジスタのゲート長およびゲート幅と、ゲート突き出し部のゲート突き出し長を含むゲート突き出し部から加わる応力のパラメータとを用いて前記デバイス特性データから前記複数の実測用トランジスタの飽和電流についてパラメータ抽出を行うステップ(d)と、前記ステップ(d)で抽出されたパラメータを前記回路シミュレーション実行手段に入力するステップ(e)と、前記回路シミュレーション実行手段が、前記トランジスタサイズデータおよび前記ステップ(e)で入力されたパラメータとを用いて前記半導体集積回路の動作をシミュレーションするステップ(f)とを備え、前記ステップ(c)および前記ステップ(d)では、前記複数の実測用トランジスタの各々について、飽和電流値の変化率が、ゲート突き出し長と、前記各実測用トランジスタのゲート幅に係数Aを掛けた値との和に反比例することを用いてモデリングする。
この方法により、ゲート突き出し部からチャネルに加わる応力に関するパラメータを用いてパラメータ抽出を行う際に、飽和電流値の変化率が、ゲート突き出し長と、前記各実測用トランジスタのゲート幅に係数Aを掛けた値との和に反比例することを表す単純なモデル式を用いているので、ゲート突き出し部からチャネルに加わる応力がトランジスタの動作に与える影響を考慮に入れた高精度のシミュレーションを行うことが可能となっている。
簡単なモデル式を用いて、ゲートの突き出し長によるトランジスタ特性の変動をモデリングすることにより、高精度に集積回路の動作をシミュレーションすることが可能となる。また、実際のLSIに存在する複雑なゲート配線パターンに対してもゲートコンタクトパッドが形成されたゲート電極や折れ曲がり配線を形成するゲート電極ではゲート突き出し長を無限大とみなすなどの手順により、モデルパラメータ抽出手段が簡易化されると共に、演算量の低減が図れるので、容易に高精度の回路シミュレーションを実現することができる。
本願発明者らは、まず回路シミュレーションの精度を向上させるためのモデルパラメータの探索を行った。その結果、図13において、ゲート電極23が活性領域23から素子分離用絶縁膜25上に突き出した部分の長さ(以下、「ゲート突き出し長」と称する)によってMOS(MIS)トランジスタの特性が大きく変動することが分かった。そこで、以下では、ゲート突き出し長を考慮に入れたデバイスモデリングを行う方法を説明する。
(第1の実施形態)
−設計方法の説明−
図1はゲート終端部における応力のかかり方を説明した平面図である。同図においては、半導体基板に形成された活性領域101と、半導体基板上にゲート絶縁膜を挟んで形成されたゲート電極102と、ゲート電極102の側面上に形成されたサイドウォール105とを有するMOS(MIS)トランジスタ(以下、「トランジスタ104」と略記する)とが示されている。サイドウォール105は例えばSiNからなっている。また、図1において、符号103はゲート突き出し部を示し、符号106はサイドウォール105が縮む際にサイドウォール105内に生じる圧縮応力を示し、107はサイドウォール105からゲート突き出し部103が受ける圧縮応力をそれぞれ示す。また、Lgはゲート長、Wgはゲート幅、E1、E2はトランジスタのゲート幅方向の両端におけるゲート突き出し長を示す。
本実施形態の半導体集積回路の設計方法では、トランジスタの特性を表現するためのパラメータとして、ゲート幅Wg、ゲート長Lg、活性領域101の長さの他、ゲート突き出し部103の長さであるゲート突き出し長E1、E2を用いる。
ここで、本設計方法では、「飽和電流値の変化率ΔIdsat/Idsatが、ゲート突き出し部103の端からゲート幅方向の実効的な中心までの距離に反比例する」、とする下式(1)をモデル式として飽和電流値の変化率のモデリングを行う。
ΔIdsat/Idsat ∝ 1/(E1+A*Wg) + 1/(E2+A*Wg) ・・・(1)
ここで、Aは、0≦A≦1であるが、0.1≦A≦0.5であればシミュレーション精度を向上させる上で好ましく、A=0.3であれば特に好ましい。上式(1)が導かれた根拠については後述する。
本実施形態の設計方法では、実際のデバイスの電気的特性を測定し、その結果から上式(1)を用いて飽和電流値の変化率を表す特性式を求める。
−モデル式の導出−
次に、上式(1)が導出された根拠について説明する。
まず、ゲート電極のゲート突き出し長によりトランジスタ特性が変動する現象を図1と図2を用いて定性的に説明する。図2(a)、(b)は応力とトランジスタにおけるキャリア移動度との関係を説明した斜視図である。
図1に示すように、トランジスタ104においては、サイドウォール105の収縮効果(圧縮応力106)によって、ゲート突き出し長E1、E2が小さい程、ゲート突き出し部103内に伝わる圧縮応力107が大きくなり、活性領域101のゲート幅方向の端部に加わるゲート幅方向の圧縮応力も大きくなる。逆に、ゲート突き出し長E1、E2が大きい程、ゲート突き出し部103に加わる圧縮応力107が小さくなり、活性領域101のゲート幅方向の端部に加わるゲート幅方向の圧縮応力が緩和される。
図2に示すように、トランジスタのチャネル領域に加わる応力の方向とトランジスタの駆動力との関係は、トランジスタのタイプ(Nチャネル型かPチャネル型か)によって異なっている。また、チャネル領域に加わる応力の方向とトランジスタの駆動力との関係は、チャネル方向の面方位によっても変わってくる。図2はチャネル方向の面方位が〔110〕である場合を示している。同図では、トランジスタの駆動力が増加する応力108a、108bの向きを矢印で表現しており、矢印の向きは駆動力が向上する応力の方向を、矢印の大きさはその影響度を示している。
図2(a)、(b)から分かるように、Lg方向と垂直方向はNチャネル型MOSトランジスタとPチャネル型MOSトランジスタとで駆動力が向上する応力の方向、矢印の大きさはともに異なっているが、ゲート幅方向について駆動力が向上する応力の方向はPチャネル型とNチャネル型とで等しい。ただし、ゲート幅方向についてはPチャネル型の方がNチャネル型の場合よりも影響が大きくなっている。
以上のように、トランジスタの特性はサイドウォール105の収縮を主要な原因とするゲート幅方向の圧縮応力によって変動する。
このとき、ゲート幅方向の圧縮応力は、ゲート突き出し部103の端からトランジスタのゲート幅方向の実効的な中心までの距離に反比例して減衰すると考えられるので、トランジスタ104の飽和電流値の変化率ΔIdsat/Idsatは、ゲート突き出し部103の端からゲート幅方向の実効的な中心までの距離に反比例すると考えることができる。ここでは応力と移動度が比例すると仮定している。なお、「トランジスタのゲート幅方向の実効的な中心」とは、トランジスタのゲート電極におけるゲート幅方向の両端からかかる応力が平均とみなせる位置のことを意味する。
従って、図1に示すトランジスタ104において、飽和電流値の変化率ΔIdsat/Idsatのゲート突き出し長依存性は上式(1)のようになる。ここで、式(1)において、トランジスタのゲート幅方向の実効的な中心を単純にトランジスタの物理的なゲート幅方向の中心とすると、Aは0.5とできるので、式(1)は以下のようになる。
ΔIdsat/Idsat ∝ 1/(E1+0.5*Wg) + 1/(E2+0.5*Wg) ・・・(2)
次に、上式(1)および(2)のモデル式が実際のデバイス特性を高い精度で反映させたものであることを説明する。
図3は、ゲート突き出し長がトランジスタ特性に与える影響を評価するためのパターンの一例を示す平面図である。同図で示すトランジスタ104は、図1に示す例と同様に、素子分離用絶縁膜に囲まれた活性領域101と、ゲート電極102とを有している。さらに、同図に示すパターンでは、活性領域101上にゲート電極102を挟むように配置されたソースコンタクト111およびドレインコンタクト112と、ゲート電極102の端部の一方の上に配置されたゲートコンタクト110とがさらに設けられている。また、ゲート電極102の一方の端部には、ゲートコンタクト110に接続するためのゲートコンタクトパッド109が配置されている。ゲート電極102のうちゲートコンタクトパッド109が設けられていない方の端部を活性領域101から突き出たゲート突き出し部103としている。また、図3において、Lgはゲート長を、Wgはゲート幅を、E1はトランジスタ104の上側(ゲートコンタクトパッド109が設けられない側)のゲート突き出し長を、E2はトランジスタ104の下側のゲート突き出し長をそれぞれ示す。図3に示すゲート電極102は、ゲートコンタクトパッド109、ゲートコンタクト110および上層配線を介してゲート端子に接続されている。また、活性領域101は、ソースコンタクト111、ドレインコンタクト112および上層配線を介して、それぞれソース端子、ドレイン端子に接続されている。また、図には示されていないが、活性領域101とは別に、活性領域101とは逆の極性の活性領域には基板端子が接続されている。
本願発明者らは、図3に示す構成を有し、ゲートコンタクトパッド109の形状を固定してE2を一定にし、E1およびを変化させたトランジスタを複数作成し、これらのトランジスタの電気的特性の評価を行った。この場合の飽和電流値の変化率のゲート突き出し長E1との関係は、式(1)、(2)においてE2の寄与分は一定であることから下式(3)で記述することができる。
ΔIdsat/Idsat ∝ 1/(E1+0.5*Wg) ・・・(3)
上式(3)が正しいかどうかを実際のトランジスタを用いて評価した結果を以下に示す。図4は、ゲート突き出し長E1と飽和電流値の変化率との関係を示すグラフである。ここで、(飽和電流値の変化率ΔIdsat)={(E1が無限大の場合の飽和電流値)−(飽和電流値Idsat)}とする。なお、図4では、65nm世代のプロセスで試作したトランジスタを評価しており、ゲート長Lgは0.06μmである。ここでは、ゲート突き出し長E1とゲート幅Wgをパラメータとしてプロットしており、ゲート突き出し長E1の値を0.11μmから2μmまで、ゲート幅Wgを0.14μmから1.6μmまで変化させている。
図4に示す結果から、ΔIdsat/IdsatはE1+0.5×Wgにほぼ比例しており、様々なE1、Wgの値に対して綺麗にモデリングできていることが分かる。直線近似でモデリングした式の精度は相関係数の2乗、つまり決定係数Rで評価することができ、Rの値が1に近いほど精度が高いといえる。図4においてモデリングした式(3)に対するRの値は0.9となっており、式(3)を用いたモデリングの精度が充分に高いことが確認された。
式(2)、(3)において、トランジスタのゲート幅方向の中心を基準としてWgに係数0.5を掛けたが、これに限らず、少なくともチャネルが形成される位置を基準としてWgの係数Aを0≦A≦1の範囲で設定してもよい。
図5は、式(3)において、ゲート幅Wgに係る係数と相関係数及び誤差の関係を示している。同図の横軸は式(3)において仮に「0.5」としたWgの係数を示している。
図5において、Wgに係る係数Aを0〜1まで変化させたところ、係数Aが0.1以上0.5以下の場合にRが0.9以上となり、係数Aが0.3のときにRは最大値0.95をとった。また、係数Aが0.1以上0.5以下の場合、誤差は2%以下になることが分かった。ここで、図5右側の縦軸は、直線近似した直線と各測定値との最大誤差である。Wgに係る係数Aの範囲の規定は明確には定められないが、Rの値が0.9以上というのは一般的に見て充分に高い数字であり、誤差が2%以下というのが、モデリングの目安になる。ちなみに「The International Technology Roadmap for Semiconductors 2003」によると飽和電流値のモデリング誤差の目標は5%以内であり、1つのモデルパラメータに対する電気特性の依存性の誤差として2%以内という目標はそれほどおかしい数字ではない。従って、本実施形態の設計方法では、式(1)においてWgの係数が0.1以上0.5以下とすることがシミュレーション精度を向上させる上で好ましい。
以上のように、飽和電流値の変化率ΔIdsat/Idsatは、ゲート突き出し長E1とトランジスタのゲート幅Wgに係数掛けした値に反比例することが分かり、簡単なモデル式で、ゲートの突き出し長がトランジスタ特性に与える影響についてのモデリングが高精度にできることが分かった。また、モデル式において、Wgに係る係数は0.1以上0.5以下の間に最適値があることを示した。以上で説明した設計方法を用いることにより、ゲート電極のゲート突き出し長を考慮した高精度な回路シミュレーションを実現することが可能となる。
なお、この方法は、サイドウォールが設けられたゲート電極を有するトランジスタを備えた回路の設計に対して有効であり、また、サイドウォールの構成材料がSiN以外の場合であっても有効である。
(第2の実施形態)
−設計方法の手順−
本発明の第2の実施形態として、実際のLSIで用いられる複雑なゲート配線パターンに対するモデリング方法を説明する。複雑なゲート配線パターンとして、ゲートコンタクトパッド形状と折れ曲りの配線形状の2つのパターンを考える。この2つのパターンを考えれば、全てのゲート配線パターンに対応することができる。
図6(a)〜(c)は、ゲートコンタクトパッド109が形成されたゲート電極102を有するトランジスタのパターン例を示す図である。同図では、ゲートコンタクトパッド109が形成された方のゲート電極102の端部の長さをゲート突き出し長E2とし、ゲート電極102の他方の端部の長さをゲート突き出し長E1とする。また、図7(a)は一端にゲートコンタクトパッド109が設けられ、他端がL型の折れ曲がり配線113となっているトランジスタ104のパターンを示し、(b)は、一端にゲートコンタクトパッド109が設けられ、他端がT型の折れ曲がり配線となっているトランジスタ104のパターンを示す。図7において、活性領域101からゲート電極の折れ曲がり部分までの長さをE3とし、折れ曲がり部分からゲート電極102の末端までの長さをGA1、GA2としている。
本実施形態の半導体集積回路の設計方法では、以下の方法で複雑なゲート配線パターンに対してモデリングを行う。この方法をとることの根拠および理由については後述する。
まず、第1のステップでは、LPEを用いて半導体集積回路のレイアウト情報から、ゲート突き出し部の図形の頂点のうち、活性領域上に位置する頂点以外のものを抽出する。
次に、第2のステップでは、ゲート突き出し部にゲートコンタクトパッドが形成されているか否か、およびゲート突き出し部が折れ曲がり配線を形成しているか否かを判別する。具体的には、第1のステップで抽出された頂点の個数を判別し、頂点が3個以上である場合には、当該ゲート突き出し部のゲート突き出し長を無限大とみなしてモデリングを行う。一方、頂点が2個である場合には、第1の実施形態で説明した式(1)を用いてモデリングを行う。ここで、活性領域上に位置する頂点以外のゲート突き出し部の頂点が2個であることは、ゲート電極の当該部分にゲートコンタクトパッドが形成されず、且つゲート電極の当該部分が折れ曲がり配線を形成していないことを意味する。逆に、活性領域上に位置する頂点以外のゲート突き出し部の頂点が3個以上あることは、当該部分にゲートコンタクトパッドが形成されているか、ゲート突き出し部が折れ曲がり配線を形成しているかのいずれかであることを意味する。このように、ゲートコンタクトパッドや折れ曲がり配線が存在する場合、これらの部分に形成されたサイドウォールからの圧縮応力がチャネル領域に加わりにくくなるので、ゲート突き出し長を無限大とみなすことができる。本ステップでは、ゲート突き出し部の頂点を認識し、その数を判定することで、複雑なゲート配線パターンであってもLPEなどの装置や市販のツールを用いて容易にモデリングを実施することが可能となる。
また、第2のステップにおいて、活性領域上に位置する頂点以外のゲート突き出し部の頂点が2個である場合、ゲート突き出し長E1が1μm以上である場合にはゲート突き出し長を無限大とみなしてモデリングを行ってもよい。これにより、パラメータ抽出等に要する演算量を減らし、抽出に要する時間を短縮することが可能となる。
また、第2のステップにおいて、図7(a)、(b)に示す活性領域101からL型折れ曲がり配線113あるいはT型折れ曲がり配線(折れ曲がり部分)までの距離E3と、ゲート配線長GA1とを含む関数を用いてモデリングしてもよい。すなわち、実測データに合うようにフィッティングされたE3とGA1とを含む多項式を求め、この多項式を用いてモデリングを行ってもよい。また、参照テーブルを作成してモデリングを行ってもよい。さらに、ゲート配線幅をパラメータとして組み込んだモデル式を用いたモデリングを行ってもよい。
以上の方法により、複雑なパターンを含むトランジスタの特性を精度良く見積もることが可能となり、ひいては半導体集積回路のシミュレーションを容易且つ精度良く行うことが可能となる。
−設計方法の根拠−
次に、上述した本実施形態の設計方法において、ゲート突き出し部にゲートコンタクトパッドが形成されている場合、またはゲート突き出し部が折れ曲がり配線を形成している場合に、ゲート突き出し長を無限大とみなし、当該ゲート突き出し部からの応力の影響を無視できる理由について説明する。
まず、複雑なゲート配線形状がトランジスタ特性に与える影響を評価するパターンに関して説明する。図6(a)〜(c)は、ゲートコンタクトパッド形状がトランジスタ特性に与える影響を評価するためのパターンを示す図であり、図7(a)、(b)は、折れ曲がりの配線形状がトランジスタ特性に与える影響を評価するパターンを示す図である。図6及び図7に示すトランジスタ104は半導体基板内に形成された活性領域101と、ゲート絶縁膜(図示せず)を挟んで活性領域101を横断するように半導体基板上に設けられたゲート電極102とを有している。ゲート電極102のうち平面的に見て活性領域101から突き出た部分は図6、図7においてゲート突き出し部103として示している。また、図6、図7においてWgはゲート幅を示し、E1は図中下側のゲート突き出し長を示し、E2は図中上側のゲート突き出し長を示し、E3は活性領域101からL型折れ曲がり配線113またはT型折れ曲がり配線114までの距離を示し、GA1、GA2は各々L型折れ曲がり配線113またはT型折れ曲がり配線114におけるゲート配線長を示している。図3で示されたゲートコンタクト、ソースコンタクト、ドレインコンタクトは図示を省略しているが、ゲート電極102はゲートコンタクトを介して上層配線によりゲート端子に接続され、活性領域101はソースコンタクトおよび上層配線を介してソース端子に、ドレインコンタクトおよび上層配線を介してドレイン端子に、それぞれ接続されている。
本願発明者らは、ゲートコンタクトパッドの活性領域101から見た位置等がトランジスタ特性に与える影響を調べるため、図6(a)〜(c)にそれぞれ示すType1〜Type3までの3種類のゲートパターンを有するトランジスタの特性を測定した。また、E2を固定した状態でE1を変化させ、ゲートコンタクトパッドも折れ曲がり配線も存在しない場合にゲート突き出し長から加わる応力の影響を調べた。なお、図6(a)に示すType1ではゲート電極のほぼ中心部にコンタクトパッドが位置しており、図6(b)、(c)に示すType2とType3ではゲート電極の端とコンタクトパッドが重なっている。また、Type3におけるE2の方がTpye2におけるE2よりも大きくなっている。Type2でのE2は0.25μm、Type3のE3は1.0μmである。実際のLSIにおいては、Type1、Type3では図示された活性領域101のゲート幅方向の上方にさらに別の活性領域が配置される場合が多く、実際の測定パターンも配置しているが、本質的な結果に影響を与えないので、ここでは測定結果を解析しやすいように、Type1〜Type3の各々のパターンにおいてゲートコンタクトパッド109の形状を固定して、E2を各々のパターンで一定にし、E1のみを変化させている。
図8(a)は、ゲートコンタクトパッド形状とトランジスタの飽和電流値との関係の測定結果を示す図であり、(b)は、ゲートコンタクトパッドや折れ曲がり配線が存在しない場合のゲート突き出し長と飽和電流値との関係の測定結果を示す図である。図8(a)に示すType1〜3は、図6(a)〜(c)で示したものである。なお、評価したトランジスタのゲート長とゲート幅はそれぞれLg=0.06μm、Wg=0.4μmである。図8(a)において、横軸はゲート突き出し長E1で、縦軸は単位長さ当りの飽和電流値である。また、図8(b)は、Type2とType3のパターンにおいて、図中上側のゲート突き出し長E2を変化させた場合のトランジスタ特性を示している。
図8(a)に示す結果から、Type1〜Type3のパターンでゲート突き出し長に対する飽和電流値の変化パターンはほとんど変わらないことが分かる。すなわち、Type1〜Type3のいずれの場合でもゲート突き出し長E1が1μm未満の範囲ではE1が大きくなるにつれて飽和電流Idsatの値も単調に増加し、E1が1μmを超えると、飽和電流値はほとんど変化しなくなることが分かる。従って、ゲート突き出し長E1が1μmを超えると、ゲート突き出し長E1を無限大とみなせることが分かった。このことは、ゲートコンタクトパッドと活性領域101との距離が1μm以上である場合にも言えると考えられる。
さらに、図8(b)に示す結果より、飽和電流値はE2に依存しないことが分かる。Type3のパターンにおいては、片側のゲート突き出し長E2が1μmであるので、ゲート突き出し長E2を無限大とみなせる。一方Type1〜Type2のパターンでの飽和電流値はType3でのパターンの飽和電流値とほとんど違いがないことから、ゲートコンタクトパッド形状が存在する場合にはゲート突き出し長を無限大とみなしてよいと考えられた。
また、図7(a)はL型折れ曲がり配線をモデル化したパターンであり、(b)はT型折れ曲がり配線をモデル化したパターンである。そして、図9(a)、(b)は、それぞれ図7(a)に示したL型折れ曲がり配線の形状と単位長さ当たりの飽和電流値との関係、および図7(b)に示したT型折れ曲がり配線の形状と単位長さ当たりの飽和電流値との関係を示す図である。評価したトランジスタのゲート長とゲート幅はそれぞれLg=0.06μm、Wg=0.4μmである。図9において横軸はゲート配線長(折れ曲がり位置からゲート電極の端部までの長さ)で、縦軸は飽和電流値である。また、図9(b)で測定したトランジスタのゲート配線長は、GA1=GA2である。
図9(a)に示す結果から、ゲート突き出し部がL型折れ曲がり配線になっているトランジスタにおいては、GA1が0.2μm以上であれば飽和電流値はほとんど変化しないことが分かった。また、図9(b)に示す結果から、ゲート突き出し部がT型折れ曲がり配線になっているトランジスタにおいても、GA1およびGA2が0.2μm以上であれば飽和電流値がほとんど変化しないことが分かった。また、活性領域101からL型折れ曲がり配線113またはT型折れ曲がり配線114までの距離E3がトランジスタ特性に及ぼす影響は、ゲート配線長がトランジスタ特性に及ぼす影響に比べて小さいことも分かった。
以上のことから、ゲート突き出し部がL型折れ曲がり配線となっている場合にはGA1>0.2μm、T型折れ曲がり配線となっている場合にはGA1=GA2>0.2μmであればゲート突き出し長E1が無限大とみなせる飽和電流値とほぼ等しいことが分かる。実際の回路設計においてはGA1>0.2μmのパターンが多いことから、実際の設計におけるパラメータの範囲内ではL型またはT型の折れ曲がりのパターンがあれば、当該パターンを有するゲート突き出し部のゲート突き出し長を無限大とほぼみなせることが分かる。
以上の説明では、活性領域101からL型折れ曲がり配線113またはT型折れ曲がり配線114までの距離E3がトランジスタ特性に与える影響は比較的小さいと仮定したが、さらなる高精度化を目指す場合にはトランジスタ特性のゲート配線長への依存性をモデリングすることが望ましい。その場合は、活性領域101からL型折れ曲がり配線113またはT型折れ曲がり配線114までの距離E3とゲート配線長GA1の関数でモデリングすればよい。この際には、E3とGA1を含む一般的な多項式を用いた式にフィッティングをかけて実測データに合うようにすればよい。また、テーブル参照モデルで扱ってもよい。また、図示していないが、ゲート配線幅もトランジスタ特性を見積もる上で重要なパラメータであり、さらなる高精度化のためには、これをモデリング式に加えることが好ましい。
次に、折れ曲がり配線からの応力の影響が、直線状のゲート突き出し部からの応力の影響に比べて小さくなる理由を以下に説明する。
図10(a)、(b)は、それぞれL型およびT型の折れ曲がり配線における応力のかかり方を説明するための図である。同図において、101は活性領域、102はゲート電極、104はトランジスタ、105はSiNなどの絶縁体からなるサイドウォール、106はサイドウォールが縮む際に加わる圧縮応力であってトランジスタの駆動力を減少させる圧縮応力、107はゲート突き出し部103内に伝わる圧縮応力、108はトランジスタ104の駆動力を増加させる応力、Lgはゲート長、Wgはゲート幅、E3は活性領域101からL型折れ曲がり配線113またはT型折れ曲がり配線114までの距離をそれぞれ示す。
図10(a)、(b)から分かるように、折れ曲がり配線があると、トランジスタからみて引っ張り応力の成分が発生することが分かる。圧縮応力と引っ張り応力とが互いに打ち消しあうため、活性領域101からL型折れ曲がり配線113またはT型折れ曲がり配線114までの距離E3がトランジスタの性能に与える影響は結果として小さくなる。また、L型折れ曲がり配線よりはT型折れ曲がり配線の方が大きい引っ張り応力を生じるため、トランジスタの駆動力は大きくなる。そして、飽和電流値はT型折れ曲がり配線114までの距離E3が長くなるほど小さくなり、トランジスタ特性が劣化することが分かる(図9(b)参照)。
以上で説明した理由により、本実施形態の設計方法においては、ゲートコンタクトパッドや折れ曲がりの配線があればゲート突き出し長をほぼ無限大とみなし、片側のゲート突き出し長のみを考慮してモデリングを行うことができる。また、ゲート突き出し部の形状が直線状である場合でも、ゲート突き出し長が1μm以上であればゲート突き出し長を無限大とみなすことができる。
図11(a)、(b)は、実際の設計されるLSIにおいて、複雑なゲート配線パターンに適用されるパターン分類を示す図である。図11(a)は活性領域から見て片方のみに折れ曲がり配線がある場合であり、(b)は活性領域から見て両方に折れ曲がり配線がある場合を示している。ゲート電極にはコンタクトを接続させる必要があるため、コンタクトパッド部が必要になる。従って、1つのトランジスタについて、ゲート電極の両端のうち片方には必ずゲートコンタクトパッドまたはゲートコンタクトパッドに接続するための折れ曲がりの配線が形成されている。そのため、ゲート電極の端部の片方は必ず無限大とみなすことができ、ゲート突き出し長の短い方のゲート突き出し部に注目してモデリングすることができる。また、図11(b)に示すように、活性領域から見て両側にゲートコンタクトパッドと折れ曲がり配線とが存在する場合には、両方のゲート突き出し部についてのゲート突き出し長を無限大として扱えばよい。
なお、折れ曲がり配線のゲート配線長が半導体集積回路におけるゲートピッチよりも長い場合、折れ曲がり配線からトランジスタが受ける影響は飽和する。ほとんどの場合、ゲート配線長はゲートピッチよりも長くなっており、このことからも、折れ曲がり配線が存在すればトランジスタが当該配線から受ける応力の影響が飽和することが分かる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態として、第1および第2の実施形態で説明した設計方法を用いて回路シミュレーションを行う方法を説明する。
図12は、第3の実施形態に係る回路シミュレーション装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、回路シミュレーション装置は、回路シミュレーション実行手段200とを備えている。
回路シミュレーション実行手段200には、マスクレイアウトデータ201から設計ツール等により抽出されたネットリストと、デバイス特性の実測値であるデバイス特性データ204から抽出されたパラメータ207とが入力される。
具体的には、まず、解析対象の回路の設計情報を有するマスクレイアウトデータ201から第1のトランジスタ形状認識手段202によりトランジスタサイズデータ203aが抽出され、このトランジスタサイズデータ203aがネットリスト203としてSPICEなどに代表される回路シミュレーション実行手段200に入力される。なお、第1のトランジスタ形状認識手段202では、ゲート長、ゲート幅の他、ゲート突き出し部の図形の頂点の認識、および頂点のカウントも実行される。例えばゲート突き出し部の図形の頂点が、活性領域上に位置する頂点を除いて、2個であれば単純なゲート突き出し部になり、3個以上(実際は4個以上)では何らかの折れ曲がりあるいはゲートコンタクトパッドが存在することになる。この際に、コンタクトレイヤの有無によって折れ曲がり配線かゲートコンタクトパッドかを認識することも可能である。また、本実施形態の回路シミュレーション方法において、第1のトランジスタ形状認識手段202は、各ゲート突き出し部を認識し、そのゲート突き出し長を認識する。折れ曲がり配線が存在する場合には、活性領域から当該折れ曲がり配線までの距離とゲート配線長とがさらに抽出されてもよい。
一方、パラメータ207に含まれるデータは、デバイス特性データ204となる実測用デバイスの実測値から導かれる。デバイス特性データ204は、トランジスタの場合、ゲート長Lgとチャネルの幅(ゲート幅Wg)とでサイズを規定し、互いにサイズが異なる実測用トランジスタの電気特性を測定する。また、本実施形態の回路シミュレーション方法では、例えば図6、図7に示すような実測用トランジスタを用いて、ゲート突き出し長E1、E2、活性領域からL型またはT型折れ曲がり配線までの距離E3とゲート配線長GA1などの応力に関係する要素についても条件を変えて飽和電流値などを測定する。
次に、デバイス特性データ204から第2のトランジスタ形状認識手段205を用いて、実測したトランジスタのゲート突き出し長E1、E2、活性領域からL型またはT型折れ曲がり配線までの距離E3とゲート配線長GA1の認識を行う。
次に、トランジスタ形状認識手段205により抽出された、トランジスタに加わる応力の指標となるトランジスタのゲート突き出し長E1、E2、活性領域からL型またはT型折れ曲がり配線までの距離E3とゲート配線長GA1に基づいて、それぞれ同一ゲート長Lgとチャネル幅(ゲート幅)Wgのトランジスタに対して複数のパラメータ抽出206の操作を行う。図12では、互いに異なる応力を受ける3種類のトランジスタについて、応力のパラメータをもとにパラメータ抽出206a、206b、206cが行われる例が示されている。ここで、第2の実施形態で説明したように、ゲートコンタクトパッドや折れ曲がり配線があればゲート突き出し長を無限大として扱い、ゲートコンタクトパッドおよび折れ曲がり配線のいずれもが形成されないゲート突き出し部のゲート突き出し長を用いてパラメータ抽出を行う。また、ゲート突き出し長が1μm以上である場合にも、ゲート突き出し長が無限大としてパラメータ抽出を行う。なお、このパラメータ抽出206の段階では、得られたデバイス特性データ204を応力に応じたモデルパラメータ群207a、207b、207cを有するパラメータ207に置き換える操作を行う。また、このパラメータ抽出に際しては、第1の実施形態で説明した式(1)を用いたデバイスモデリングを行う。
次に、トランジスタに加わる応力の指標になる事項に基づいて、集積回路に含まれるトランジスタと、そのトランジスタに適用するべきパラメータとを対照させる情報を含む参照テーブル209を作成する。この参照テーブル209の情報に基づいて、トランジスタサイズデータ203aに対応する最適なパラメータ207Aが選択され、回路シミュレーション実行手段200により回路動作がシミュレーションされる。
これにより、トランジスタのゲート突き出し部からに対する影響を反映した回路シミュレーションの出力結果208を得る。
なお、参照テーブルを用いずにネットリスト203に含まれるトランジスタサイズデータ203aをあらかじめ修正しておいてもよい。
本実施形態の回路シミュレーション方法によれば、ゲートコンタクトパッドや折れ曲がり配線があればゲート突き出し長を無限大として扱うなど、比較的少ない演算量でゲート突き出し部から受ける応力の影響を考慮した高精度の回路シミュレーションを行うことができる。
本発明の設計方法および回路シミュレーション方法は、LSIなどの集積化された半導体回路装置の設計に利用される。
ゲート終端部における応力のかかり方を説明した平面図である。 (a)、(b)は応力とトランジスタにおけるキャリア移動度との関係を説明した斜視図である。 ゲート突き出し長がトランジスタ特性に与える影響を評価するためのパターンの一例を示す平面図である。 ゲート突き出し長E1と飽和電流値の変化率との関係を示すグラフである。 式(3)において、ゲート幅Wgに係る係数と相関係数及び誤差の関係を示す図である。 (a)〜(c)は、ゲートコンタクトパッドが形成されたゲート電極を有するトランジスタのパターン例を示す図である。 (a)は一端にゲートコンタクトパッドが設けられ、他端がL型の折れ曲がり配線113となっているトランジスタのパターンを示す図であり、(b)は、一端にゲートコンタクトパッドが設けられ、他端がT型の折れ曲がり配線となっているトランジスタのパターンを示す図である。 (a)は、ゲートコンタクトパッド形状とトランジスタの飽和電流値との関係の測定結果を示す図であり、(b)は、ゲートコンタクトパッドや折れ曲がり配線が存在しない場合のゲート突き出し長と飽和電流値との関係の測定結果を示す図である。 (a)、(b)は、それぞれ図7(a)に示すL型折れ曲がり配線の形状と単位長さ当たりの飽和電流値との関係、および図7(b)に示すT型折れ曲がり配線の形状と単位長さ当たりの飽和電流値との関係を示す図である。 (a)、(b)は、それぞれL型およびT型の折れ曲がり配線における応力のかかり方を説明するための図である。 (a)、(b)は、実際の設計されるLSIにおいて、複雑なゲート配線パターンに適用されるパターン分類を示す図である。 第3の実施形態に係る回路シミュレーション装置の構成を示すブロック図である。 一般的なMOSトランジスタを示す平面図である。
符号の説明
101 活性領域
102 ゲート電極
103 ゲート突き出し部
104 トランジスタ
105 サイドウォール
106、107 圧縮応力
108a、108b 応力
109 ゲートコンタクトパッド
110 ゲートコンタクト
111 ソースコンタクト
112 ドレインコンタクト
113 L型折れ曲がり配線
114 T型折れ曲がり配線
200 回路シミュレーション実行手段
201 マスクレイアウトデータ
202 第1のトランジスタ形状認識手段
203 ネットリスト
203a トランジスタサイズデータ
204 デバイス特性データ
205 第2のトランジスタ形状認識手段
206 パラメータ抽出
206a、206b、206c パラメータ抽出
207、207A パラメータ
207a、207b、207c モデルパラメータ群
208 出力結果
209 参照テーブル

Claims (17)

  1. 活性領域と、前記活性領域を跨ぐように配置され、平面的に見て前記活性領域の両側に突き出したゲート突き出し部を含むゲート電極とを有するトランジスタを備えている半導体集積回路の設計方法であって、
    前記トランジスタの飽和電流値の変化率が、前記ゲート突き出し部の長さであるゲート突き出し長と、前記トランジスタのゲート幅に係数Aを掛けた値との和に反比例することを用いてモデリングするステップ(a)を含んでいることを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
  2. 前記ゲート幅の係数Aは0.1以上で且つ0.5以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の設計方法。
  3. 前記ステップ(a)は、
    前記ゲート突き出し部の各々について図形の頂点を認識し、前記頂点から前記活性領域上に位置する頂点を除いたもののを数をカウントするステップ(a1)を含み、
    前記ステップ(a1)でカウントされた頂点の数が2個であるとき、少なくとも前記ゲート突き出し長が所定の範囲にあれば、前記トランジスタの飽和電流値の変化率が、前記ゲート突き出し長と、前記トランジスタのゲート幅に前記係数Aを掛けた値との和に反比例するとしてモデリングを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路の設計方法。
  4. 前記ステップ(a)では、前記ステップ(a1)でカウントされた頂点の数が3個以上であるとき、前記ゲート突き出し長を無限大とみなしてモデリングすることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路の設計方法。
  5. 前記ステップ(a1)でカウントされた頂点の数が3個以上である前記ゲート突き出し部には、コンタクトに接続するためのゲートコンタクトパッドが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路の設計方法。
  6. 前記ステップ(a1)でカウントされた頂点の数が3個以上である前記ゲート突き出し部は、折れ曲がり配線を形成していることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路の設計方法。
  7. 前記折れ曲がり配線のゲート配線長が前記半導体集積回路におけるゲートピッチよりも長いことを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路の設計方法。
  8. 前記ステップ(a)では、前記ゲート突き出し長が1μm以上である場合、前記突き出し長を無限大とみなしてモデリングすることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれかに記載の半導体集積回路の設計方法。
  9. 前記ステップ(a)では、前記ステップ(a1)でカウントされた頂点の数が3個以上であり、前記ゲート突き出し部が折れ曲がり配線を形成している場合、前記活性領域から折れ曲がり部分までの距離と、ゲート配線長とを含む多項式を用いてモデリングを行うことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載の半導体集積回路の設計方法。
  10. 前記ステップ(a1)で用いられる前記多項式は、ゲート配線幅をさらに含んでいることを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路の設計方法。
  11. 活性領域と、前記活性領域を跨ぐように配置され、平面的に見て前記活性領域の両側に突き出したゲート突き出し部を含むゲート電極とを有するトランジスタを備えている半導体集積回路の回路シミュレーション方法であって、
    マスクレイアウトデータからゲート長、ゲート幅、前記ゲート突き出し部のゲート突き出し長、および前記頂点から前記活性領域上に位置する頂点を除いたものの数を含むトランジスタサイズデータを抽出するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)で抽出された前記トランジスタサイズデータを回路シミュレーション実行手段に入力するステップ(b)と、
    ゲート突き出し長が異なる複数の実測用トランジスタの電気特性を測定して飽和電流値を含むデバイス特性データを得るステップ(c)と、
    前記複数の実測用トランジスタのゲート長およびゲート幅と、ゲート突き出し部のゲート突き出し長を含むゲート突き出し部から加わる応力のパラメータとを用いて前記デバイス特性データから前記複数の実測用トランジスタの飽和電流についてパラメータ抽出を行うステップ(d)と、
    前記ステップ(d)で抽出されたパラメータを前記回路シミュレーション実行手段に入力するステップ(e)と、
    前記回路シミュレーション実行手段が、前記トランジスタサイズデータおよび前記ステップ(e)で入力されたパラメータとを用いて前記半導体集積回路の動作をシミュレーションするステップ(f)とを備え、
    前記ステップ(c)および前記ステップ(d)では、前記複数の実測用トランジスタの各々について、飽和電流値の変化率が、ゲート突き出し長と、前記各実測用トランジスタのゲート幅に係数Aを掛けた値との和に反比例することを用いてモデリングすることを特徴とする回路シミュレーション方法。
  12. 前記係数Aは0.1以上で且つ0.5以下であることを特徴とする請求項11に記載の回路シミュレーション方法。
  13. 前記ステップ(c)は、
    前記各実測用トランジスタのゲート突き出し部の各々について図形の頂点を認識し、前記頂点から前記活性領域上に位置する頂点を除いたもののを数をカウントするステップ(c1)を含み、
    前記ステップ(c1)でカウントされた頂点の数が2個であるとき、少なくとも前記各実測用トランジスタのゲート突き出し長が所定の範囲にあれば、前記トランジスタの飽和電流値の変化率が、前記ゲート突き出し長と、前記各実測用トランジスタのゲート幅に前記係数Aを掛けた値との和に反比例するとしてモデリングを行うことを特徴とする請求項12に記載の回路シミュレーション方法。
  14. 前記ステップ(c)は、前記ステップ(c1)でカウントされた頂点の数が3個以上であるとき、前記各実測用トランジスタのゲート突き出し長を無限大とみなしてモデリングするステップ(c2)を含むことを特徴とする請求項13に記載の回路シミュレーション方法。
  15. 前記ステップ(c1)でカウントされた頂点の数が3個以上である前記各実測用トランジスタのゲート突き出し部は、折れ曲がり配線を形成していることを特徴とする請求項13に記載の回路シミュレーション方法。
  16. 前記ステップ(c1)でカウントされた頂点の数が3個以上である前記各実測用トランジスタのゲート突き出し部は、折れ曲がり配線を形成していることを特徴とする請求項13に記載の回路シミュレーション方法。
  17. 前記ステップ(c)では、前記各実測用トランジスタのゲート突き出し長が1μm以上である場合、前記突き出し長を無限大とみなしてモデリングすることを特徴とする請求項13のうちいずれかに記載の回路シミュレーション方法。
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