JP2011253360A - Mosfetモデル出力装置及び出力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】寄生素子の効果が適切に取り入れられた高精度のMOSFETモデルを作成可能なMOSFETモデル出力装置及び出力方法を提供する。
【解決手段】MOSFETの形状データを入力するための形状データ入力部101を備える。前記形状データを利用して、前記MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出するパラメータ算出部102を備える。前記寄生素子モデルのパラメータを利用して、前記寄生素子モデルが付加された前記MOSFETモデルを作成して出力するMOSFETモデル出力部103を備える。そして、前記MOSFETモデル出力部は、前記MOSFETがN型MOSFETである場合とP型MOSFETである場合とで、前記MOSFETモデルに対し、異なる前記寄生素子モデルを付加する。
【選択図】図1
【解決手段】MOSFETの形状データを入力するための形状データ入力部101を備える。前記形状データを利用して、前記MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出するパラメータ算出部102を備える。前記寄生素子モデルのパラメータを利用して、前記寄生素子モデルが付加された前記MOSFETモデルを作成して出力するMOSFETモデル出力部103を備える。そして、前記MOSFETモデル出力部は、前記MOSFETがN型MOSFETである場合とP型MOSFETである場合とで、前記MOSFETモデルに対し、異なる前記寄生素子モデルを付加する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)回路シミュレーションに使用されるMOSFETモデルに関し、特に、アナログ・RF回路に利用されるMOSFETのSPICEモデルに適用されるものである。
SPICE回路シミュレーション用のMOSFETモデルの例として、4端子モデルが挙げられる。半導体集積回路の回路設計では、4端子モデル等を使用して、寄生素子を考慮に入れたSPICE回路シミュレーションを行うことも多い。
しかしながら、4端子モデルには、ディープN型ウェルへのバイアス印加による高周波特性の影響を見積もることができないという問題がある。更には、ネットリスト上で基板とウェルが繋がっていないため、基板を介したクロストークノイズ解析を行うことができないという問題がある。クロストークノイズ解析は、今後のMixed Signal集積回路開発において、非常に重要となる設計項目である。4端子モデルには更に、レイアウト設計後の接続検証において、ディープN型ウェルの接続検証を行うことができないという問題がある。
本技術分野では、寄生素子を考慮に入れてSPICE回路シミュレーション用のモデルを作成する種々の手法が知られている。しかしながら、これらの手法には、寄生素子の効果を適切にモデルに取り入れるのが難しいという問題がある。
本発明は、寄生素子の効果が適切に取り入れられた高精度のMOSFETモデルを作成可能なMOSFETモデル出力装置及び出力方法を提供することを課題とする。
本発明の一の態様は、例えば、半導体回路のシミュレーション用にMOSFETモデルを出力するMOSFETモデル出力装置である。前記装置は、MOSFETの形状データを入力するための形状データ入力部を備える。前記装置は更に、前記形状データを利用して、前記MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出するパラメータ算出部を備える。前記装置は更に、前記寄生素子モデルのパラメータを利用して、前記寄生素子モデルが付加された前記MOSFETモデルを作成して出力するMOSFETモデル出力部を備える。そして、前記MOSFETモデル出力部は、前記MOSFETがN型MOSFETである場合とP型MOSFETである場合とで、前記MOSFETモデルに対し、異なる前記寄生素子モデルを付加する。
本発明の別の態様は、例えば、半導体回路のシミュレーション用にMOSFETモデルを出力するMOSFETモデル出力方法である。前記方法では、MOSFETの形状データを情報処理装置に入力する。前記方法では更に、前記形状データを利用して、前記情報処理装置により、前記MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出する。前記方法では更に、前記寄生素子モデルのパラメータを利用して、前記情報処理装置により、前記寄生素子モデルが付加された前記MOSFETモデルを作成して出力する。そして、前記方法では、前記MOSFETがN型MOSFETである場合とP型MOSFETである場合とで、前記MOSFETモデルに対し、異なる前記寄生素子モデルが付加される。
本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のMOSFETモデル出力装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すMOSFETモデル出力装置は、半導体回路のシミュレーション用にMOSFETモデルを出力する装置となっている。
図1の装置は、このような処理用のブロックとして、形状データ入力部101と、パラメータ算出部102と、MOSFETモデル出力部103とを備える。また、パラメータ算出部102は、MOSFETパラメータ算出部102Aと、寄生素子パラメータ算出部102Bとを備える。これらの機能ブロックの詳細については、図2〜図5を参照しつつ説明する。
図2は、図1の装置から出力されるMOSFETモデルの例を示す回路図である。
図2(A)〜(D)に示す例では、P型基板の表面にディープN型ウェルが形成され、ディープN型ウェルの表面にP型ウェルが形成され、P型ウェル上にMOSFET(N型MOSFET)が形成されたMOSFETモデルが想定されている。
また、図2(A)〜(D)には、5つの端子P1〜P5が示されており、図2(A)〜(D)に示すMOSFETモデルは、5端子モデルとなっている。端子P1,P2,P3はそれぞれ、MOSFETのゲート、ドレイン、ソースに繋がっている。また、端子P4は、P型ウェルに繋がっており、端子P5は、ディープN型ウェルに繋がっている。端子P4は、MOSFETのベースに繋がった端子に相当する。図2(A)〜(D)には更に、P型基板に繋がったグラウンド線が示されている。
本実施形態では、図2(A)〜(D)に示すように、寄生素子のモデルである寄生素子モデルが付加されたMOSFETモデルが作成されて出力される。
図2(A)及び(B)には、寄生素子として、P型ウェルとディープN型ウェルとの間の接合ダイオードDAと、ディープN型ウェルとP型基板との間の接合ダイオードDBが示されている。接合ダイオードDA及びDBは、相対向する方向を向いており、共にディープN型ウェル側にカソードが位置している。
一方、図2(C)及び(D)では、接合ダイオードDA及びDBが、その等価回路に置き換えられている。具体的には、図2(C)では、接合ダイオードDAが、抵抗RA及びキャパシタCAの直列接続に置き換えられ、接合ダイオードDBが、抵抗RB及びキャパシタCBの直列接続に置き換えられている。同様に、図2(D)では、接合ダイオードDAが、抵抗RA,インダクタLA,及びキャパシタCAの直列接続に置き換えられ、接合ダイオードDBが、抵抗RB,インダクタLB,及びキャパシタCBの直列接続に置き換えられている。
図2(A)及び(B)の接合ダイオードDA及びDBの作用と、図2(C)及び(D)の等価回路の作用は、物理的にほぼ同様である。図2(C)及び(D)のモデルは、これらのダイオードの接合容量が、弱い接合間バイアス依存性を持つ場合等に適用される。
ここで、図2(A)〜(D)の回路図の詳細を説明しておく。
図2(A)には、ダイオードDA及びDBに加え、MOSFETのゲートと端子P1との間に位置する抵抗R1が示されている。図2(C)及び(D)も同様である。
図2(B)には、ダイオードDA及びDBに加え、抵抗R1と、MOSFETのゲート、ドレイン、ソースと端子P1,P2,P3との間に位置するインダクタL1,L2,L3と、端子P1と端子P4,P2,P3との間に位置するキャパシタC1,C2,C3と、ドレイン拡散層、ソース拡散層に由来する接合ダイオードDC,DDと、4端子基板抵抗RSUB1〜RSUB4が示されている。
図3は、本実施形態で取り扱うMOSFETの構成を示す平面図である。
図3には、マルチフィンガー型のMOSFETが示されている。図3には更に、基板の主面に平行で、互いに直交するX方向及びY方向が示されている。X方向は、フィンガー構造が延びる方向に相当し、Y方向は、フィンガー構造が繰り返す方向に相当する。
本実施形態では、MOSFETの形状に関するデータである形状データが、形状データ入力部101(図1)に入力される。図3には、このような形状データの具体例が示されている。
図3にはまず、MOSFETのゲート長RF_Length,ゲート幅RF_Width,ゲートフィンガー数RF_NF,及びダミーゲートフィンガー数RF_NF_DGが示されている。図3には更に、MOSFETのゲート間の距離Ldiffggと、MOSFETのダミーゲート端とアクティブエリア端との間の距離Ldiffgaが示されている。ここで、ダミーゲート端とは、最もY方向の外側に位置するダミーゲート、即ち、最もSTI(Shallow Trench Isolation)側に張り出しているダミーゲートの端に相当する。
また、図3には、アクティブエリア端と、P型ウェルとディープN型ウェルとの境界面と、の間の距離LDX_PW,LDY_PWが示されている。ただし、LDX_PWは、これらの間のX方向(東西方向)の距離に相当し、LDY_PWは、これらの間のY方向(南北方向)の距離に相当する。X方向及びY方向はそれぞれ、本開示の第1及び第2方向の例となっている。
また、図3には、P型ウェルとディープN型ウェルとの境界面と、ディープN型ウェルとP型基板との境界面と、の間の距離LDX_DNW,LDY_DNWが示されている。ただし、LDX_DNWは、これらの間のX方向(東西方向)の距離に相当し、LDY_DNWは、これらの間のY方向(南北方向)の距離に相当する。
なお、図3において、これらの変数に付された括弧内の値は、これらの変数の値の具体例に相当する。
図4では、これら10個の変数が、表にまとめられている。図4は、図3に示す変数の定義を示した表である。
本実施形態では、これらの変数の値(即ち、形状データ)が、図1の形状データ入力部101に入力される。そして、パラメータ算出部102が、入力された形状データを利用して、MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出する。そして、MOSFETモデル出力部103が、算出されたパラメータを利用して、寄生素子モデルが付加されたMOSFETモデルを作成して出力する。
図2(A)〜(D)には、このようなMOSFETモデルの例が示されている。図2(A)〜(D)に示すMOSFETモデルは、1つ以上の回路素子で表されたマクロモデルとなっている。MOSFETモデル出力部103は、このようなMOSFETモデルのネットリストを作成し、このネットリストを出力する。
なお、形状データは、ユーザーが形状データ入力部101に入力してもよいし、種々の記録媒体や他の装置から形状データ入力部101内に入力されてもよい。
また、本実施形態では、パラメータ算出部102は、後述するように、図4に示す全ての変数の値を用いて寄生素子モデルのパラメータを算出するが、図4に示す変数のうちの一部の変数の値のみを用いて寄生素子モデルのパラメータを算出しても構わない。
以下、図1に示すMOSFETパラメータ算出部102Aと、寄生素子パラメータ算出部102Bによる処理について説明する。
MOSFETパラメータ算出部102Aは、形状データを利用して、MOSFETモデルのパラメータを算出する。
MOSFETモデルのパラメータの例としては、アクティブエリアの長さLOD_L,面積AA_AREA,及び周囲長AA_PERIが挙げられる。LOD_Lは、図3に示すように、アクティブエリアのY方向の長さに相当する。これらのパラメータを、図3に示す変数で表した式を、式(1)〜(3)に示す。
また、MOSFETモデルのパラメータの別の例としては、ディープN型ウェルの面積AREA_DNWPS及び周囲長PERI_DNWPSや、P型ウェルの面積AREA_DNWPW及び周囲長PERI_DNWPWが挙げられる。これらのパラメータを、図3に示す変数で表した式を、式(4)〜(7)に示す。
MOSFETパラメータ算出部102Aは、形状データとこれらの式とを利用して、MOSFETモデルのパラメータを算出する。なお、式(2)〜(7)は、式(1)に示すLOD_Lを用いて表されていることに留意されたい。
次に、寄生素子パラメータ算出部102Bは、MOSFETモデルのパラメータを利用して、寄生素子モデルのパラメータを算出する。寄生素子モデルのパラメータの例としては、寄生素子の接合容量成分CJ,ダイオード飽和電流成分IS,及び直列寄生抵抗成分RSが挙げられる。
寄生素子パラメータ算出部102Bは、これらのパラメータを、P型ウェルとディープN型ウェルとの間の寄生素子モデルと、ディープN型ウェルとP型基板との間の寄生素子モデルについて算出する。前者の寄生素子モデルの例は、接合ダイオードモデルDA及びその等価回路モデルであり、後者の寄生素子モデルの例は、接合ダイオードモデルDB及びその等価回路モデルである(図2参照)。
ディープN型ウェルとP型基板との間の寄生素子モデルのパラメータを、式(4)〜(7)に示すMOSFETモデルのパラメータで表した式を、式(8)〜(10)に示す。
ただし、CJA_PSDNW,ISA_PSDNW,RSA_PSDNW,CJP_PSDNW,ISP_PSDNW,及びRSP_PSDNWは定数であり、これらの値の例はそれぞれ、7.53×10-4,9.56×10-7,4.15×10+8,4.05×10-10,1.63×10-13,及び71.4である。また、式(10)内の基板抵抗率RSUBは、以下の式(11)で表される。
ただし、RSUBCONSTは、RF_Length,RF_Width,RF_NFの値を、それぞれ1つ選んだときのRSUBの値を表す。例えば、RF_Length=0.3μm,RF_Width*RF_NF=500μmの場合には、RSUBCONST=500である。
また、P型ウェルとディープN型ウェルとの間の寄生素子モデルのパラメータを、式(4)〜(7)に示すMOSFETモデルのパラメータで表した式を、式(12)〜(14)に示す。
ただし、CJA_PWDNW,ISA_PWDNW,RSA_PWDNW,CJP_PWDNW,ISP_PWDNW,及びRSP_PWDNWは定数であり、これらの値の例はそれぞれ、2.21×10-4,6.81×10-6,4.94×10+8,4.97×10-10,4.04×10-12,及び77.9である。
寄生素子パラメータ算出部102Bは、MOSFETモデルのパラメータとこれらの式とを利用して、寄生素子モデルのパラメータを算出する。
そして、MOSFETモデル出力部103は、寄生素子モデルのパラメータを利用して、寄生素子モデルが付加されたMOSFETモデルを作成して出力する。
本実施形態では、MOSFETモデル出力部103は、P型ウェルとディープN型ウェルとの間の寄生素子モデルのCJ,IS,RSの値と、ディープN型ウェルとP型基板との間の寄生素子モデルのCJ,IS,RSの値とを利用して、上記のMOSFETモデルを作成する。しかしながら、MOSFETモデル出力部103は、これら6つの値のうちの一部、例えば、これら寄生素子モデルのCJ,RSの値のみを利用して、上記のMOSFETモデルを作成しても構わない。
(N型MOSFETとP型MOSFETとの違い)
以上のように、本実施形態のMOSFETモデル出力装置は、5端子モデルのMOSFETモデルを作成して出力する。ただし、以上の説明は、MOSFETがN型MOSFETであることを前提としている。
以上のように、本実施形態のMOSFETモデル出力装置は、5端子モデルのMOSFETモデルを作成して出力する。ただし、以上の説明は、MOSFETがN型MOSFETであることを前提としている。
本実施形態では、MOSFETがN型MOSFETである場合には、5端子モデルのMOSFETモデルを作成して出力し、MOSFETがP型MOSFETである場合には、4端子モデルのMOSFETモデルを作成して出力する。以下、このような処理の詳細について、図5を参照して説明する。
図5は、N型MOSFET201とP型MOSFET202の断面を示す側方断面図である。
図5(A)には、P型基板211と、P型基板211の表面に形成されたディープN型ウェル212と、ディープN型ウェル212の表面に形成されたP型ウェル213が示されている。図5(A)には更に、P型ウェル213上に形成されたN型MOSFET201が示されている。
一方、図5(B)には、P型基板211とディープN型ウェル212が示されているが、P型ウェル213は示されていない。そして、P型MOSFET202は、ディープN型ウェル212上に形成されている。
このように、本実施形態では、N型MOSFET201は、P型基板211上に、ディープN型ウェル212及びP型ウェル213を介して形成されていると想定する。一方、P型MOSFET202は、P型基板211上に、ディープN型ウェル212のみを介して形成されていると想定する。
図5には更に、N型MOSFET201及びP型MOSFET202を構成するゲート絶縁膜221,231、ゲート電極222,232、ソース拡散層223,233、及びドレイン拡散層224,234が示されている。
ここで、N型MOSFET201及びP型MOSFET202のMOSFETモデルについて説明する。
本実施形態では、MOSFETがN型MOSFET201である場合には、5端子モデルのMOSFETモデルを作成する。これは、図5(A)に示す構造を、MOSFETモデルに反映させたものである。5端子モデルの例は、図2(A)〜(D)に示されている。
そして、MOSFETがN型MOSFET201である場合には、MOSFETモデルに対し、P型ウェル213とディープN型ウェル212との間の寄生素子モデルと、ディープN型ウェル212とP型基板211との間の寄生素子モデルとを付加する。前者の寄生素子モデルの例は、接合ダイオードモデルDA及びその等価回路モデルであり、後者の寄生素子モデルの例は、接合ダイオードモデルDB及びその等価回路モデルである(図2参照)。
一方、本実施形態では、MOSFETがP型MOSFET202である場合には、4端子モデルのMOSFETモデルを作成する。これは、図5(B)に示す構造を、MOSFETモデルに反映させたものである。4端子モデルの例としては、図2(A)〜(D)に示す回路図から、端子P4を除いたMOSFETモデルが挙げられる。
そして、MOSFETがP型MOSFET202である場合には、MOSFETモデルに対し、ディープN型ウェル212とP型基板211との間の寄生素子モデルは付加するものの、P型ウェル213とディープN型ウェル212との間の寄生素子モデルは付加しない。例えば、図2に示す例で言えば、MOSFETモデルに対し、接合ダイオードモデルDBやその等価回路モデルは付加するものの、接合ダイオードモデルDAやその等価回路モデルは付加しない。
以上のように、本実施形態では、MOSFETがN型MOSFET201である場合とP型MOSFET202である場合とで、MOSFETモデルに対し、異なる寄生素子モデルを付加する。これにより、N型MOSFET201とP型MOSFET202の寄生素子の違いを、MOSFETモデルに反映させることが可能となる。
なお、本実施形態では、N型MOSFET201に対し、5端子モデル以外のMOSFETモデルを適用してもよいし、P型MOSFET202に対し、4端子モデル以外のMOSFETモデルを適用してもよい。例えば、N型MOSFET201に対し、6端子モデルのMOSFETモデルを適用し、P型MOSFET202に対し、その他のMOSFETモデル、例えば、5端子モデルのMOSFETモデルを適用してもよい。
(本実施形態の効果)
最後に、本実施形態の効果について説明する。
最後に、本実施形態の効果について説明する。
以上のように、本実施形態では、MOSFETの形状データを利用して、MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出し、寄生素子モデルのパラメータを利用して、寄生素子モデルが付加されたMOSFETモデルを作成して出力する。
そして、本実施形態では、MOSFETがN型MOSFET201である場合とP型MOSFET202である場合とで、MOSFETモデルに対し、異なる寄生素子モデルを付加する。
これにより、本実施形態では、N型MOSFET201とP型MOSFET202の寄生素子の違いを、MOSFETモデルに反映させることが可能となり、寄生素子の効果が適切に取り入れられた高精度のMOSFETモデルを作成することが可能となる。
本実施形態では例えば、MOSFETがN型MOSFET201である場合には、5端子モデルのMOSFETモデルを採用し、MOSFETモデルに対し、P型ウェル213とディープN型ウェル212との間の寄生素子モデルと、ディープN型ウェル212とP型基板211との間の寄生素子モデルとを付加する。
一方、MOSFETがP型MOSFET202である場合には、4端子モデルのMOSFETモデルを採用し、MOSFETモデルに対し、ディープN型ウェル212とP型基板211との間の寄生素子モデルは付加するものの、P型ウェル213とディープN型ウェル212との間の寄生素子モデルは付加しない。
これにより、本実施形態では、図5(A)及び(B)に示す構造を、MOSFETモデルに反映させることが可能となる。
ここで、N型MOSFET201に5端子モデルを適用し、この5端子モデルに上記のような寄生素子モデルを付加する効果について説明する。
第1に、ディープN型ウェル212のバイアス依存性を考慮に入れることが可能となるため、MOSFETモデルを利用したシミュレーションの精度を向上させることが可能となる。
第2に、ネットリスト上で基板とウェルが繋がっているため、Mixed Signal回路設計で重要となるクロストークノイズ解析を行うことが可能となる。本実施形態によれば、基板の寄生効果の解析や、基板経由で回り込むディジタルノイズの検証が可能となる。
第3に、レイアウト設計後の接続検証において、ディープN型ウェル212の接続検証を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、寄生素子モデルのパラメータを、上述の式(1)〜(14)のような、図4に示す変数を含む関数を利用して算出する。これにより、本実施形態では、スケーラブルで汎用性の高いMOSFETモデルを構成することが可能となる。本実施形態では、式(4)〜(7)により、MOSFETの形状データからMOSFETモデルのパラメータを算出することができ、式(8)〜(14)により、MOSFETモデルのパラメータから寄生素子モデルのパラメータを算出することができる。上述した寄生素子モデルのパラメータ(CJ,IS,RS)は、接合ダイオードのSPICEモデルパラメータに相当する。
そして、本実施形態では、寄生素子モデルが付加されたMOSFETモデルのネットリストが作成されて出力される。このネットリストは、図1の装置内又は装置外で行われるSPICE回路シミュレーションに利用可能である。
なお、図1の装置により行われる処理は、例えば、当該処理を実行する回路により実現してもよいし、当該処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムにより実現してもよい。このようなコンピュータプログラムは、例えば、CD−ROM、DVD、半導体メモリ、磁気記録メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて利用される。上記の回路が設けられたコンピュータや、上記のコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータは、本開示の情報処理装置の例である。
また、図1の装置から出力されるMOSFETモデルは、例えば、種々のアナログ回路やRF回路のシミュレーションに適用可能であるが、その他の回路のシミュレーションに適用しても構わない。本実施形態のMOSFETモデルは、例えば、RF−CMOS回路のシミュレーションに適用可能である。
以上、本発明の具体的な態様の例を、本発明の実施形態により説明したが、本発明は、当該実施形態に限定されるものではない。
101 形状データ入力部
102 パラメータ算出部
102A MOSFETパラメータ算出部
102B 寄生素子パラメータ算出部
103 MOSFETモデル出力部
201 N型MOSFET
202 P型MOSFET
211 P型基板
212 ディープN型ウェル
213 P型ウェル
221,231 ゲート絶縁膜
222,232 ゲート電極
223,233 ソース拡散層
224,234 ドレイン拡散層
102 パラメータ算出部
102A MOSFETパラメータ算出部
102B 寄生素子パラメータ算出部
103 MOSFETモデル出力部
201 N型MOSFET
202 P型MOSFET
211 P型基板
212 ディープN型ウェル
213 P型ウェル
221,231 ゲート絶縁膜
222,232 ゲート電極
223,233 ソース拡散層
224,234 ドレイン拡散層
Claims (6)
- 半導体回路のシミュレーション用にMOSFETモデルを出力するMOSFETモデル出力装置であって、
MOSFETの形状データを入力するための形状データ入力部と、
前記形状データを利用して、前記MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出するパラメータ算出部と、
前記寄生素子モデルのパラメータを利用して、前記寄生素子モデルが付加された前記MOSFETモデルを作成して出力するMOSFETモデル出力部とを備え、
前記MOSFETモデル出力部は、前記MOSFETがN型MOSFETである場合とP型MOSFETである場合とで、前記MOSFETモデルに対し、異なる前記寄生素子モデルを付加する、ことを特徴とするMOSFETモデル出力装置。 - 前記MOSFETモデル出力部は、
前記MOSFETがN型MOSFETである場合には、前記MOSFETモデルに対し、P型基板とディープN型ウェルとの間の前記寄生素子モデルと、前記ディープN型ウェルとP型ウェルとの間の前記寄生素子モデルとを付加し、
前記MOSFETがP型MOSFETである場合には、前記MOSFETモデルに対し、前記P型基板と前記ディープN型ウェルとの間の前記寄生素子モデルを付加する、
ことを特徴とする請求項1に記載のMOSFETモデル出力装置。 - 前記パラメータ算出部は、
前記形状データを利用して、前記MOSFETモデルのパラメータを算出するMOSFETパラメータ算出部と、
前記MOSFETモデルのパラメータを利用して、前記寄生素子モデルのパラメータを算出する寄生素子パラメータ算出部と、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のMOSFETモデル出力装置。 - 前記パラメータ算出部は、
前記MOSFETのゲート長と、
前記MOSFETのゲート幅と、
前記MOSFETのゲートフィンガー数と、
前記MOSFETのダミーゲートフィンガー数と、
前記MOSFETのゲート間の距離と、
前記MOSFETのダミーゲート端とアクティブエリア端との間の距離と、
前記アクティブエリア端と、P型ウェルとディープN型ウェルとの境界面と、の間の第1方向の距離と、
前記アクティブエリア端と、前記P型ウェルと前記ディープN型ウェルとの境界面と、の間の第2方向の距離と、
前記P型ウェルと前記ディープN型ウェルとの境界面と、前記ディープN型ウェルとP型基板との境界面と、の間の前記第1方向の距離と、
前記P型ウェルと前記ディープN型ウェルとの境界面と、前記ディープN型ウェルと前記P型基板との境界面と、の間の前記第2方向の距離と、
のうちの全部又は一部を含む前記形状データを利用して、前記寄生素子モデルのパラメータを算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のMOSFETモデル出力装置。 - 前記MOSFETモデル出力部は、前記寄生素子モデルが付加された前記MOSFETモデルのネットリストを作成し、前記ネットリストを出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のMOSFETモデル出力装置。
- 半導体回路のシミュレーション用にMOSFETモデルを出力するMOSFETモデル出力方法であって、
MOSFETの形状データを情報処理装置に入力し、
前記形状データを利用して、前記情報処理装置により、前記MOSFETモデルに付加するための寄生素子モデルのパラメータを算出し、
前記寄生素子モデルのパラメータを利用して、前記情報処理装置により、前記寄生素子モデルが付加された前記MOSFETモデルを作成して出力し、
前記MOSFETがN型MOSFETである場合とP型MOSFETである場合とで、前記MOSFETモデルに対し、異なる前記寄生素子モデルが付加される、ことを特徴とするMOSFETモデル出力方法。
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