JP2008026421A - 電気機器及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンをねじ止め又は専用の押さえ板ばねで固定する場合に比べて、より効率的にファン及び回路収容体を組立及び分解することができる電気機器及びプロジェクタを提供する。
【解決手段】キャビネット1に配された下半体21及び上半体22からなり、光源52の電源回路51を収容する回路収容体2と、電気回路51を冷却するファン3とを備え、光源52からの光を画像データに基づいて光変調し、光変調した変調光を投射するプロジェクタにおいて、ファン3を挿脱可能に装着する装着部を下半体21の内側に備え、装着部に装着されたファン3を挿入方向へ押圧する押圧舌片を上半体22に備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路収容体に収容された電気回路を冷却するファンを備えた電気機器及びプロジェクタに関する。
プロジェクタは、電気回路、例えば光源の電源回路を収容した回路収容体を備えており、光源、投射光学系等と共にキャビネット内に配設されている。回路収容体は、第1部材及び第2部材から構成されている。第1部材は、電源回路を収容するための開口を上部に有する略直方体形状である。第1部材の外側には冷却用のファンが防振ゴムを介してねじ止めされており、該ファンが電源回路を冷却している。第2部材は、第1部材の開口を覆うように形成されている。
一方、凹状の装着部を有する投射光学系を備え、該装着部に防振ゴムを介して装着されたファンを、専用の押さえ板金によって固定したプロジェクタが開示されている(例えば、特許文献1)。
また、凹状の装着部を有するキャビネットを備え、該装着部に防振ゴムを介して装着されたファンを専用の蓋体にて覆い、該蓋体をキャビネットにねじ止め固定したプロジェクタが開示されている(例えば、特許文献2)。
更に、冷却用のファンを囲繞する防振ゴムを備え、該防振ゴムをキャビネットにねじ止めした電気機器が開示されている(例えば、特許文献3)。
このように構成された電気機器及びプロジェクタにあっては、ファンの回転による振動が回路収容体及びキャビネットに伝達することを防ぐことができる。
特開2006−84781号公報 特開2005−17458号公報 特開2000−166207号公報
しかしながら、従来の電気機器及びプロジェクタにあっては、ファンを回路収容体に配設する場合、ねじ止め又は押さえ板金の取り付けが必要であり、資源を再利用すべくプロジェクタを分解する場合も、ねじ又は押さえ板金の取り外しが必要であるため、組立又は分解に手間を要するという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ファンを挿脱可能に装着する装着部を第1部材の内側に備え、装着部に装着されたファンを第2部材が挿入方向へ押圧するように構成することにより、回路収容体に電気回路を収容すると共にファンを装着部に挿入することでファンをがたつき無く装着することが可能となり、ファンをねじ止め又は専用の押さえ板ばねで固定する場合に比べて、より効率的にファン及び回路収容体を組立及び分解することができる電気機器及びプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、ファンを回転軸方向及び該回転軸方向に対して略垂直な方向から挟持するように装着部を構成することにより、回転によってファン及び回路収容体が前記方向へ振動しないように、ファンを回路収容体に装着することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、装着部に装着されたファンを構成する四角筒状の枠体の頂点部分を挿入方向へ押圧する押圧部を第2部材に備えることにより、枠体の一面を第2部材が押圧する場合に比べて、枠体と第2部材との間に振動の原因となる間隙が生ずる虞は低く、ファンの回転によって回路収容体が振動することをより確実に防ぐことができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、ファンを駆動するための回路を電磁遮蔽する遮蔽板を第1部材に備えることにより、モータを装着部に装着するのみで前記回路を静電気から保護することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、第1部材及び第2部材と、ファンとの間に防振部材を介装することにより、ファンの回転による振動が回路収容体に伝達することを防ぐことができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、ファン及び防振部材を一体に構成することにより、ファン及び防振部材をまとめて装着部に装着することが可能となり、ファン及び防振部材が別体である場合に比べて、より効率的にファンを装着部に装着することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、回路収容体を内部に配したキャビネットを構成する2つの部材に、ファンの挿入方向両側から、第1部材及び第2部材を介してファンを押圧する突起を備えることにより、装着部近傍にて第1部材及び第2部材をねじ止めすることなく、ファンを装着部に保持することができ、ファンの回転による振動が回路収容体及びキャビネットに伝達することをより効果的に防ぐことができるプロジェクタを提供することにある。
本発明に係る電気機器は、電気回路を収容する回路収容体と、前記電気回路を冷却するファンとを備える電気機器において、前記回路収容体は、前記ファンを挿脱可能に装着する装着部を内側に備える第1部材と、前記装着部に装着された前記ファンを挿入方向へ押圧している第2部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、光源の電源回路を収容する回路収容体と、前記電源回路を冷却するファンとを備え、前記光源からの光を画像データに基づいて光変調し、光変調した変調光を投射するプロジェクタにおいて、前記回路収容体は、前記ファンを挿脱可能に装着する装着部を内側に備える第1部材と、前記装着部に装着された前記ファンを挿入方向へ押圧している第2部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記装着部が、前記ファンの回転軸方向に対して略垂直な方向から前記ファンを挟持する第1挟持部と、前記ファンを回転軸方向から挟持する第2挟持部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記ファンが、回転軸に略一致した中心線を有する四角筒状の枠体を備え、前記装着部は、前記枠体の一の外面に当接する当接板と、該当接板に対して略垂直に形成されており、前記ファンの回転軸方向に対して略垂直な方向から前記ファンの枠体を挟持する板状の第1挟持部と、前記ファンの枠体を回転軸方向から挟持する板状の第2挟持部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記第2部材が、前記枠体の頂点部分を挿入方向へ押圧する押圧部を備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記ファンが、モータを駆動するための回路を備え、前記第1部材は、前記回路を電磁遮蔽する導電性の遮蔽板を備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記第1部材及び第2部材と、前記ファンとの間に介装された防振部材を備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記ファン及び前記防振部材は一体であることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記回路収容体を内部に配したキャビネットを備え、前記キャビネットは、前記ファンの挿入方向両側から、前記回路収容体を介して前記ファンを押圧している突起を有する2つの部材を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、第1部材は電気回路、例えばプロジェクタを構成する光源の電源回路を収容している。また、第1部材は装着部を内側に備えているため、電気回路を収容すると共に、装着部にファンを挿入することによってファンを第1部材に備えることができる。
そして、第1部材及び第2部材が結合した場合、第2部材は、装着部に装着されたファンを挿入方向へ押圧するため、がたつき無くファンが回路収容体に収容される。
本発明にあっては、装着部の第1挟持部は、ファンを回転軸方向に対して略垂直な方向から挟持する。第2挟持部は、ファンを回転軸方向から挟持する。
従って、ファンの回転によってファンが前記略垂直な方向及び前記回転軸方向へ振動することを防ぐことができる。
より具体的には、ファンが備える枠体は四角筒状であり、枠体の略平行な2つの外面には、装着部の当接板と第2部材とが夫々当接して、枠体を挟持している。また、枠体の他の略平行な2つの外面には、板状の第1挟持部が当接して、枠体を挟持している。更に、枠体の中心線に略垂直な2つの端面には、板状の第2挟持部が当接して枠体を挟持している。
従って、ファンを構成する枠体は3方向からがたつき無く挟持されるため、ファンの回転による振動が回路収容体に伝達することを防ぐことができる。
本発明にあっては、第2部材が備える押圧部が四角筒状の枠体の頂点部分を挿入方向へ押圧している。
従って、枠体の全面を押圧する場合に比べて、振動の原因となる枠体と第2部材と間隙が生ずる虞は低く、ファンの回転による振動が回路収容体に伝達することをより確実に防ぐことができる。
本発明にあっては、モータを駆動するための回路をファンが備えており、該回路は遮蔽板によって電磁遮蔽されている。
従って、帯電した物体、例えば人の指が前記回路部分に接近した場合であっても、人体に帯電した電荷は、遮蔽板に流れ、前記回路には流れない。
本発明にあっては、第1部材及び第2部材と、ファンとの間には防振部材が介装されているため、第1部材及び第2部材とファンとが直接当接している場合に比べて、ファンの回転による振動が回路収容体に伝達することをより効果的に防ぐことができる。
本発明にあっては、ファン及び防振部材が一体であるため、防振部材を備えたファンを装着部に挿入するのみで、ファンと装着部との間に防振部材を介装することができる。
本発明にあっては、キャビネットの内部に回路収容体が配されている。キャビネットは、突起を有する2つの部材からなる。2つの部材に夫々備えられた突起は、回路収容体を介してファンを挿入方向両側から押圧する。
従って、回路収容体の第1部材及び第2部材をねじ止めすることなく、第1部材及び第2部材をファンの挿入方向へ押圧することができ、ファンを回路収容体の装着部にがたつき無く保持することができる。
本発明によれば、回路収容体に電気回路を収容すると共に、ファンを挿入することで装着部に装着することが可能となり、ファンをねじ止め又は専用の押さえ板ばねで固定する場合に比べて、より効率的にファン及び回路収容体を組立及び分解することができる。
また、ファンを回路収容体に固定するための専用のねじが不要であるため、放電を防止するために前記ねじと電気回路とを所定長離隔させる必要がなく、回路収容体を小型化することができる。
本発明によれば、ファンの回転によって回路収容体が振動しないように、ファンを回路収容体に装着することができる。
本発明によれば、枠体の一面を第2部材が押圧する場合に比べて、枠体と第2部材との間に振動の原因となる間隙が生ずる虞は低く、ファンの回転によって回路収容体が振動することをより確実に防ぐことができる
本発明によれば、モータを装着部に装着するのみで、モータを駆動するための回路を電磁遮蔽することができ、該回路を静電気から保護することができる。
本発明によれば、ファンの回転による振動が回路収容体に伝達することを防振部材によって防ぐことができる。
本発明によれば、ファン及び防振部材が別体である場合に比べて、より効率的にファンを装着部に装着することができる。
本発明によれば、装着部近傍にて第1部材及び第2部材をねじ止めすることなく、ファンを装着部に保持することができ、ファンの回転による振動が回路収容体及びキャビネットに伝達することをより効果的に防ぐことができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るプロジェクタの全体構成を模式的に示す分解斜視図である。
図中1は、略直方体のキャビネットであり、下キャビネット半体11及び上キャビネット半体12(2つの部材)から構成されている。下キャビネット半体11には、光源52に電力を供給する電源回路51、冷却用のファン3等を収容した回路収容体2が配設されている。回路収容体2は、通気用の孔部を複数形成した導電性の下半体21(第1部材)及び上半体22(第2部材)から構成されている。なお、図1では、説明の便宜上、通気用の孔部を省略した回路収容体2を図示している。
図2は、ファン3及び電源回路51を取り外した下半体21を模式的に示す斜視図である。下半体21は、一の頂点を切り欠いた略長方形の収容体底板21aを備えている。収容体底板21aの一の短辺側には、略垂直に屈曲した矩形の屈曲板21eが形成されており、屈曲板21eより外側には、ファン3を挿脱可能に装着する角形の装着部23が形成されている。収容体底板21aの他の短辺及び各長辺には3枚の側壁21b、21c、21dが略垂直に形成されている。
図3は、回路収容体2の内側から見た下半体21及びファン3を模式的に示す分解斜視図、図4は、回路収容体2の外側から見た下半体21及びファン3を模式的に示す分解斜視図である。
ファン3は、例えばブラシレスDCモータを備えた角形軸流ファンであり、四角筒状の枠体30を備えている。枠体30は、図4に示すように回転軸が枠体30の中心線に略一致するようにモータ31を支持する支持体33を形成している。
モータ31は、図示しない固定子及び略円柱状の回転子31aからなり、回転子31aにはインペラ32が周設されている。
支持体33は、モータ31に倣う円盤状部分33aを備え、円盤状部分33aは、枠体30から中心方向へ延設された3本の腕部33b,33b,33bによって支持されている。一の腕部33bには、モータ31に給電する給電線を枠体30の外側へ案内する案内溝33cが形成されている。また、円盤状部分33aには、モータ31を駆動するための回路34、例えばインバータ回路が配設されている。
また、枠体30の4つの角部には、エラストマー性の防振ゴム4、・・・、4(防振部材)、例えばコーナーブッシュが嵌合している。
装着部23は、屈曲板21eの上端部から、収容体底板21aに略平行になるように外側方向へ延設された装着部底板23aを備えている。装着部底板23aは、枠体30の一の矩形外面に倣う略長方形である。装着部底板23aの各短辺部分には、枠体挟持壁23b、23b(第1挟持部)が装着部底板23aに対して略垂直に形成されている。枠体挟持壁23b、23bは、略矩形であり、ファン3の回転軸方向に対して略垂直な方向から枠体30を挟持する。
装着部底板23aの外側の長辺部分には、枠体30の送風方向側の縁部分に倣い、回転軸方向から枠体30を挟持するための挟持枠23dが略垂直に形成されており、内側の長辺部分には回転軸方向から枠体30の下方の2つの角部を挟持する2枚の角部挟持片23c、23cが装着部底板23aに対して略垂直に形成されている。角部挟持片23c、23cは、送風方向からみて略直角三角形状である。
また、挟持枠23dには、ファン3の円盤状部分33a及び腕部33b,33b,33bを覆い、インペラ32部分のみが露出するように形成された遮蔽板23eが延設されている。つまり、遮蔽板23eは、ファン3のモータ31を駆動する回路34を遮蔽する回路遮蔽部と、モータに給電する給電線を遮蔽する給電線遮蔽部とを備えている。回路遮蔽部は、ファン3の送風方向から見て円盤状部分33aと略同一形状であり、給電線遮蔽部は、腕部33bと略同一形状である。
図5は、回路収容体2の内側から見た下半体21及びファン3の組立状態を模式的に示す斜視図である。ファン3を、下半体21の上方から図3及び図4で示す矢印方向、つまり下方へ、装着部23に挿入した場合、枠体30と装着部23との間には防振ゴム4、・・・、4が介装され、ファン3が装着部23に装着される。装着部23に装着されたファン3の枠体30は、挟持枠23dと角部挟持片23c、23cとによって回転軸方向から挟持され、枠体挟持壁23b、23bによって前記回転軸方向に略垂直な方向から挟持される。
図6は、回路収容体2を構成する上半体22及び下半体21を模式的に示す分解斜視図である。
下半体21の収容体底板21aには電源回路51が配設され、装着部23にファン3が装着されている。上半体22は、下半体21の上方を覆うように形成された収容体天板22aを備えており、下半体21及び上半体22が結合した場合、ファン3及び電源回路51は回路収容体2に収容される。
収容体天板22aは、装着部23の天側を覆う覆部22bを有しており、覆部22bには、装着部23に装着された枠体30の上側角部を、防振ゴム4、4を介して挿入方向へ押圧する矩形板状の2枚の押圧舌片22c、22cが曲成されている。
図7は、キャビネット1内に配された回路収容体2の要部を模式的に示す縦断面図、図8は、上キャビネット半体12及び下キャビネット半体11の模式図である。なお、説明の便宜上、モータ31、インペラ32等を省略してファン3を図示している。
下キャビネット半体11は、略矩形の底板11aを備えている。底板11aには、装着部底板23aに当接して、装着部底板23aを下方から上方へ、つまり底板11a側からファン3の挿入方向逆向きに押圧する2本の押圧突起11bが略垂直に突設されている。2本の押圧突起11bは、装着部底板23aを介して枠体30の下方の角部を押圧するように離隔している。
また、底板11aには側部11cが周設されており、側部11cは、装着部23及びファン3に対向する箇所にスリット状の排気孔11dを備えている。
上キャビネット半体12は、底板11aと略同型の天板12aを備えている。天板12aには、収容体天板22aの覆部22bに当接して、覆部22bを上方から下方へ、つまり天板12a側からファン3の挿入方向へ押圧する2本の押圧突起12bが略垂直に突設されている。押圧突起12bは押圧突起11bと同様に、覆部22bを介して枠体30の上方の角部を押圧するように離隔している。
下キャビネット半体11及び上キャビネット半体12が結合した場合、押圧突起11b、12bは、装着部底板23a及び覆部22bを挿入方向両側から押圧する。従って、装着部23に装着されたファン3は、装着部底板23a及び覆部22bに曲成された押圧舌片22c、22cによって挿入方向両側から挟持される。
図9は、プロジェクタの内部構成を示すブロック図である。
光源52は、例えば超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等であり、回路収容体2に収容された電源回路51から給電される。光源52が発した白色光は、回転放物面状の反射鏡によって反射されてカラーホイール53を透過し、ロッドインテグレータ57に入射する。
カラーホイール53は、赤・緑・青の光を夫々透過させる扇状のカラーフィルタを周方向に配しており、カラーフィルタの回転通過域に光源52の投光域が位置するように配置されている。
カラーホイール53の中心部には、モータ駆動部55により回転駆動されるモータ54の出力軸が接続されており、モータ駆動部55はモータ54を等速回転させる。モータ54の回転は、マイクロコンピュータからなる制御部56によって制御される。また、制御部56は、ファン駆動部3aを介してファン3の回転を制御している。
カラーホイール53が等速回転している場合、白色光は赤色、緑色及び青色のカラーフィルタに順次的に入射し、時系列で赤・緑・青の光に色時分割される。色時分割された光は、略長方形のロッドインテグレータ57の入射口に入射し、入射した光は、ロッドインテグレータ57の内面で反射を繰り返して均一な光となり、出射口から照明レンズ群58に入射する。
照明レンズ群58は、例えばコンデンサレンズ及びリレーレンズからなり、白色光を光変調素子59、例えばDMDに入射させる。DMDは、画像データに係る画像の各ドットに対応付けられた複数の微小可動ミラーを備えている。DMDにはDMD駆動部60が接続されており、DMD駆動部60は、制御部56から与えられた画像データに基づいて、色時分割された赤・緑・青の光が、投射レンズ61へ又は投射レンズ61外へ選択的に反射するように、各微小可動ミラーを選択的に±10度傾ける。DMDに入射した光は、DMDの微小可動ミラーにより光変調され、光変調された変調光は、投射レンズ61に入射する。
投射レンズ61は、変調光、即ち画像を拡大表示する光をスクリーンに投射する。その結果、画像データに係る画像がスクリーンに色時分割表示される。
このように構成されたプロジェクタにあっては、回路収容体2及び電源回路51の組立工程で、装着部23にファン3を挿入することによって、ファン3を装着部23に装着させることができる。また、電源回路51を収容すべく下半体21及び上半体22を結合した場合、装着部23に装着されたファン3は、上半体22の押圧舌片22c、22cによって挿入方向に押圧されるため、ファン3はがたつき無く装着部23に装着される。
従って、回路収容体2に電気回路を収容すると共に、ファン3を回路収容体2に収容することができ、ファン3をねじ止め又は専用の押さえ板ばねで固定する場合に比べて、より効率的にファン3及び回路収容体2を組み立てることができる。
一方、回路収容体2及び電源回路51の分解工程で、装着部23からファン3を抜き出すことによって、ファン3を装着部23から取り外すことができる。
従って、ねじ又は専用の押さえ板ばねでファン3を固定している場合に比べて、より効率的にファン3及び回路収容体2を分解することができる。
また、装着部23に収容されたファン3は、装着部底板23a及び押圧舌片22c、22cと、枠体挟持壁23b、23bとによって四方から挟持され、挟持枠23d及び角部挟持片23c、23cによって回転軸方向から挟持される。従って、ファン3の回転によって回路収容体2が振動しないように、ファン3を回路収容体2に装着することができる。
更に、上半体22の押圧舌片22c、22cが枠体30の角部を挿入方向へ押圧しているため、枠体30の一面を上半体22が押圧する場合に比べて、枠体30と上半体22との間に振動の原因となる間隙が生ずる虞は低く、ファン3の回転によって回路収容体2が振動することをより確実に防ぐことができる。
更にまた、下半体21は、モータ31を駆動するための回路34及び給電線を電磁遮蔽する遮蔽板23eを備えているため、装着部23にファン3を挿入するのみで、回路34を電磁遮蔽することができ、静電気から保護することができる。
更にまた、ファン3の回転による振動が回路収容体2に伝達することを防振ゴム4、・・・、4によって防ぐことができる。
更にまた、装着部23近傍にて上半体22及び下半体21をねじ止めすることなく、ファン3を装着部23に保持することができ、ファン3の回転による振動が回路収容体2及びキャビネット1に伝達することをより効果的に防ぐことができる。
なお、実施の形態1にあっては、ファンを備えたプロジェクタを説明したが、冷却用のファンを備えた電気機器、例えばハードディスクレコーダ、DVDレコーダ、液晶テレビ、パーソナルコンピュータ等に本発明を適用しても良い。
また、光変調素子としてDMDを備えたプロジェクタを説明したが、液晶パネルを備えたプロジェクタに本発明を適用しても良い。
更に、フロント型のプロジェクタを説明したが、リア型のプロジェクタに本発明を適用しても良い。
更にまた、枠体挟持壁及び角部挟持片を下半体に設けてあるが、上半体、又は下半体及び上半体に枠体挟持壁及び角部挟持片を備えるように構成しても良い。
更にまた、三角形状の角部挟持片を説明したが、ファンの枠体を回転軸方向から挟持することができるのであれば、他の形状であっても良い。
更にまた、上半体に押圧舌片を備えているが、ファンの枠体を上下方向から挟持することができるのであれば、他の構成でも良い。例えば柱状の突起を備えても良い。また、上半体の天面で直接押圧するように構成しても良い。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る回路収容体2及びファン3を回路収容体2の外側から見た模式的分解斜視図、図11は、本発明の実施の形態2に係る回路収容体2の内側から見た下半体21及びファン3の組立状態を模式的に示す斜視図である。
本発明の実施の形態2に係るプロジェクタは、装着部223及び防振ゴム204の構成のみが実施の形態1に係るプロジェクタと異なるため、以下では主に上記相違点を説明する。
防振ゴム204は、ファン3を構成する枠体30の外周を囲繞しており、ファン3の枠体30と防振ゴム204とが一体的に構成されている。例えば、防振ゴム204は、内寸法が枠体30の外形寸法より小さく、枠体30に外嵌して、枠体30を締め付けている。
装着部223は、実施の形態1と同様の装着部底板223a、枠体挟持壁223b、223b、挟持枠223d、遮蔽板223eを備えている。また、装着部223は、ファン3を回転軸方向から挟持する角部挟持片223c、223cを、2枚の枠体挟持壁223b、223bの下部及び上部に夫々形成しており、ファン3を構成する枠体30の4つの頂点部分を夫々挟持している。
このように構成されたプロジェクタにあっては、ファン3及び防振ゴム204が別体である場合に比べて、より効率的にファン3を装着部223に装着することができる。
また、角部挟持片223c、223c及び挟持枠223dが枠体30の4つの頂点部分を挟持しているため、下方の角部のみを挟持する場合に比べて、より確実にファン3の回転による振動が回路収容体2及びキャビネット1に伝達することを防ぐことができる。
実施の形態2に係るプロジェクタの他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係るプロジェクタと同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
なお、防振ゴムが枠体に外嵌している場合を説明したが、枠体を装着部に挿入する際に、枠体及び防振ゴムが分離しないように一体的に構成されていれば、他の構成でも良い。例えば枠体及び弾性部材を一体成形し、又は枠体及び弾性部材を接着しても良い。
また、実施の形態2にあっては、枠体の4つの頂点部分を挟持するように構成してあるが、枠体を回転軸方向から挟持することができる構成であれば、他の構成でも良い。
図12は、変形例に係る回路収容体2の内側から見た下半体21及びファン3の組立状態を模式的に示す斜視図である。
変形例では、枠体30の3辺を挟持するためのU字型の挟持板323cが、装着部223の装着部底板223a及び枠体挟持壁223b,223bに形成されており、挟持板323c及び挟持枠323dが枠体30を回転軸方向から挟持している。
このように構成されたプロジェクタにあっても、ファン3を回転軸方向から挟持することができる。また、挟持板323cは、ファンを挿入方向へ案内することができ、使用者は、ファン3をより容易に装着部223に装着することができる。
本発明の実施の形態1に係るプロジェクタの全体構成を模式的に示す分解斜視図である。 ファン及び電源回路を取り外した下半体を模式的に示す斜視図である。 回路収容体の内側から見た下半体及びファンを模式的に示す分解斜視図である。 回路収容体の外側から見た下半体及びファンを模式的に示す分解斜視図である。 回路収容体の内側から見た下半体及びファンの組立状態を模式的に示す斜視図である。 回路収容体を構成する上半体及び下半体を模式的に示す分解斜視図である。 キャビネット内に配された回路収容体の要部を模式的に示す縦断面図である。 上キャビネット半体及び下キャビネット半体の模式図である。 プロジェクタの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る回路収容体及びファンを回路収容体の外側から見た模式的分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る回路収容体の内側から見た下半体及びファンの組立状態を模式的に示す斜視図である。 変形例に係る回路収容体の内側から見た下半体及びファンの組立状態を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1 キャビネット
2 回路収容体
3 ファン
4 防振ゴム(防振部材)
11 下キャビネット半体(部材)
11b,12b 押圧突起
12 上キャビネット半体(部材)
21 下半体(第1部材)
22 上半体(第2部材)
22a 押圧舌片(押圧部)
23 装着部
23a 装着部底板(当接板)
23b 枠体挟持壁(第1挟持部)
23c 角部挟持片(第2挟持部)
23d 挟持枠(第2挟持部)
23e 遮蔽板
30 枠体
31 モータ
34 回路
51 電源回路
52 光源
56 制御部
59 光変調素子
61 投射レンズ

Claims (9)

  1. 電気回路を収容する回路収容体と、前記電気回路を冷却するファンとを備える電気機器において、
    前記回路収容体は、
    前記ファンを挿脱可能に装着する装着部を内側に備える第1部材と、
    前記装着部に装着された前記ファンを挿入方向へ押圧している第2部材と
    を備えることを特徴とする電気機器。
  2. 光源の電源回路を収容する回路収容体と、前記電源回路を冷却するファンとを備え、前記光源からの光を画像データに基づいて光変調し、光変調した変調光を投射するプロジェクタにおいて、
    前記回路収容体は、
    前記ファンを挿脱可能に装着する装着部を内側に備える第1部材と、
    前記装着部に装着された前記ファンを挿入方向へ押圧している第2部材と
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 前記装着部は、
    前記ファンの回転軸方向に対して略垂直な方向から前記ファンを挟持する第1挟持部と、
    前記ファンを回転軸方向から挟持する第2挟持部と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記ファンは、
    回転軸に略一致した中心線を有する四角筒状の枠体を備え、
    前記装着部は、
    前記枠体の一の外面に当接する当接板と、
    該当接板に対して略垂直に形成されており、前記ファンの回転軸方向に対して略垂直な方向から前記ファンの枠体を挟持する板状の第1挟持部と、
    前記ファンの枠体を回転軸方向から挟持する板状の第2挟持部と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  5. 前記第2部材は、
    前記枠体の頂点部分を挿入方向へ押圧する押圧部を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 前記ファンは、モータを駆動するための回路を備え、
    前記第1部材は、
    前記回路を電磁遮蔽する導電性の遮蔽板を備える
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一つに記載のプロジェクタ。
  7. 前記第1部材及び第2部材と、前記ファンとの間に介装された防振部材を備える
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一つに記載のプロジェクタ。
  8. 前記ファン及び前記防振部材は一体である
    ことを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
  9. 前記回路収容体を内部に配したキャビネットを備え、
    前記キャビネットは、
    前記ファンの挿入方向両側から、前記回路収容体を介して前記ファンを押圧している突起を有する2つの部材を備える
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか一つに記載のプロジェクタ。
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