JP2010181456A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】外装筐体を解体することなく光源装置を交換可能な構造を採用した場合であっても、光源装置を効率的に冷却できるプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター1は、光源装置31と、光源装置31に空気を吐出して冷却するシロッコファン5と、光源装置31の配設位置に対応した位置に光源装置31を交換するための交換用開口部211が形成された外装筐体2とを備える。光源装置31を構成するランプハウジング4には、シロッコファン5から吐出された空気を導入するための導入用開口部412Aが形成されている。また、プロジェクター1は、シロッコファン5を支持し、シロッコファン5の吐出口52が導入用開口部412Aに接続する接続位置、または吐出口52が導入用開口部412Aに離間した離間位置に移動する移動部材61を備える。
【選択図】図6
【解決手段】プロジェクター1は、光源装置31と、光源装置31に空気を吐出して冷却するシロッコファン5と、光源装置31の配設位置に対応した位置に光源装置31を交換するための交換用開口部211が形成された外装筐体2とを備える。光源装置31を構成するランプハウジング4には、シロッコファン5から吐出された空気を導入するための導入用開口部412Aが形成されている。また、プロジェクター1は、シロッコファン5を支持し、シロッコファン5の吐出口52が導入用開口部412Aに接続する接続位置、または吐出口52が導入用開口部412Aに離間した離間位置に移動する移動部材61を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、プロジェクターに関する。
従来、外装筐体を解体することなく、光源装置を新たな光源装置に交換可能とするプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源装置は、光源ランプ及びリフレクターがランプハウジングに収納されてユニット化されている。また、外装筐体には、光源装置の配設位置に対応して交換用開口部が形成され、この交換用開口部を閉塞するようにランプカバーが取り付けられている。
上記の構成により、利用者は、外装筐体からランプカバーを取り外し、交換用開口部を介してユニット化された光源装置を脱着することで、新たな光源装置に交換できる。
特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源装置は、光源ランプ及びリフレクターがランプハウジングに収納されてユニット化されている。また、外装筐体には、光源装置の配設位置に対応して交換用開口部が形成され、この交換用開口部を閉塞するようにランプカバーが取り付けられている。
上記の構成により、利用者は、外装筐体からランプカバーを取り外し、交換用開口部を介してユニット化された光源装置を脱着することで、新たな光源装置に交換できる。
また、特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源装置を冷却するために、シロッコファンを採用している。そして、このプロジェクターでは、空気を導入するための導入用開口部をランプハウジングに形成し、導入用開口部を介してシロッコファンから吐出された空気をランプハウジングに導入させ、ランプハウジング内部の光源ランプ等を冷却している。
ところで、特許文献1に記載のプロジェクターでは、シロッコファンの吐出方向と、光源装置の脱着方向とが略直交するように構成されている。すなわち、光源装置を脱着する際に、ランプハウジングと、外装筐体内部に固定されたシロッコファンとが機械的に干渉しやすい構成となっている。このため、特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源装置を外装筐体内部に装着した状態で、ランプハウジングの導入用開口部と、シロッコファンとの吐出口との間に所定の隙間を空けておく必要がある。
しかしながら、上記のように隙間を設けて場合には、シロッコファンから吐出された空気の一部は、前記隙間を介して逃げてしまうこととなり、光源装置の冷却効率が低下してしまう、という問題がある。
しかしながら、上記のように隙間を設けて場合には、シロッコファンから吐出された空気の一部は、前記隙間を介して逃げてしまうこととなり、光源装置の冷却効率が低下してしまう、という問題がある。
本発明の目的は、外装筐体を解体することなく光源装置を交換可能な構造を採用した場合であっても、光源装置を効率的に冷却できるプロジェクターを提供することにある。
本発明のプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置に空気を吐出して冷却するシロッコファンと、前記光源装置の配設位置に対応した位置に前記光源装置を交換するための交換用開口部が形成された外装筐体とを備えたプロジェクターであって、前記光源装置は、光源ランプと、前記光源ランプを内部に収納するとともに、前記交換用開口部を介して前記外装筐体内外に着脱可能とするランプハウジングとを備え、前記ランプハウジングには、前記シロッコファンから吐出された空気を導入するための導入用開口部が形成され、前記シロッコファンを支持し、前記シロッコファンの吐出口が前記導入用開口部に接続する接続位置、または前記吐出口が前記導入用開口部に離間した離間位置に移動する移動部材を備えることを特徴とする。
本発明では、外装筐体に交換用開口部が形成され、ランプハウジングが外装筐体内外に着脱可能に構成されているため、交換用開口部を介して、交換用開口部の開口面に略直交する方向に光源装置を脱着でき、すなわち、外装筐体を解体することなく光源装置を交換できる。
ここで、プロジェクターは、シロッコファンを支持し、上述した接続位置または離間位置に移動する移動部材を備える。このことにより、光源装置を外装筐体内部に装着する前に移動部材を離間位置に移動させておき、光源装置を装着した際に移動部材を接続位置に移動させることで、光源装置が装着された状態で、シロッコファンの吐出口をランプハウジングの導入用開口部に接続できる。
このため、光源装置が装着された状態(プロジェクターの使用時)において、吐出口と導入用開口部との間に隙間が空くことがなく、すなわち、シロッコファンから吐出された空気が前記隙間から逃げることなくランプハウジングに良好に導入されることとなり、光源装置を効率的に冷却できる。
また、シロッコファンから吐出された空気が前記隙間から逃げることで生じる風切音もなくすことができるため、プロジェクターの静粛性を確保できる。
さらに、光源装置を効率的に冷却できるため、最低限必要とされる回転数でシロッコファンを駆動させることができる。このため、シロッコファンの駆動時の騒音を低減させてプロジェクターの静粛性を十分に確保できるとともに、シロッコファンの消費電力も低減できる。
ここで、プロジェクターは、シロッコファンを支持し、上述した接続位置または離間位置に移動する移動部材を備える。このことにより、光源装置を外装筐体内部に装着する前に移動部材を離間位置に移動させておき、光源装置を装着した際に移動部材を接続位置に移動させることで、光源装置が装着された状態で、シロッコファンの吐出口をランプハウジングの導入用開口部に接続できる。
このため、光源装置が装着された状態(プロジェクターの使用時)において、吐出口と導入用開口部との間に隙間が空くことがなく、すなわち、シロッコファンから吐出された空気が前記隙間から逃げることなくランプハウジングに良好に導入されることとなり、光源装置を効率的に冷却できる。
また、シロッコファンから吐出された空気が前記隙間から逃げることで生じる風切音もなくすことができるため、プロジェクターの静粛性を確保できる。
さらに、光源装置を効率的に冷却できるため、最低限必要とされる回転数でシロッコファンを駆動させることができる。このため、シロッコファンの駆動時の騒音を低減させてプロジェクターの静粛性を十分に確保できるとともに、シロッコファンの消費電力も低減できる。
本発明のプロジェクターでは、前記移動部材は、所定の回転軸を中心として回動可能に構成され、回動することで前記接続位置または前記離間位置に移動し、前記ランプハウジングには、前記交換用開口部を介して前記光源装置が前記外装筐体内部に挿入される際に、前記シロッコファンまたは前記移動部材を押圧して前記移動部材を前記接続位置に移動させる押圧部が設けられていることが好ましい。
本発明では、ランプハウジングに上述した押圧部が設けられているので、利用者により交換用開口部を介して光源装置が外装筐体内部に挿入される際に、押圧部にてシロッコファンまたは移動部材を押圧して回動させ、移動部材を接続位置に移動させることができる。すなわち、利用者は、移動部材を手動で接続位置に移動させる必要がなく、交換用開口部を介して光源装置を外装筐体内部に挿入する際に、光源装置の挿入に連動させて移動部材を接続位置に移動させることができる。したがって、使い勝手の良い構造を実現できる。
本発明のプロジェクターでは、前記移動部材を前記離間位置に向けて付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
ところで、光源装置が外装筐体内部に挿入される際に、移動部材が既に接続位置に位置付けられている場合には、光源装置の挿入時に、光源装置とシロッコファンの吐出口とが機械的に干渉してしまい、光源装置を外装筐体内部に装着することができない。
本発明では、プロジェクターが上述した付勢部材を備えるので、移動部材は、押圧部による押圧が解除された際には、付勢部材による付勢力により、離間位置に移動することとなる。このため、利用者は、光源装置を外装筐体内部に挿入する際に、移動部材を手動で離間位置に移動させる必要がなく、簡単に光源装置を外装筐体内部に装着できる。したがって、さらに使い勝手の良い構造を実現できる。
ところで、光源装置が外装筐体内部に挿入される際に、移動部材が既に接続位置に位置付けられている場合には、光源装置の挿入時に、光源装置とシロッコファンの吐出口とが機械的に干渉してしまい、光源装置を外装筐体内部に装着することができない。
本発明では、プロジェクターが上述した付勢部材を備えるので、移動部材は、押圧部による押圧が解除された際には、付勢部材による付勢力により、離間位置に移動することとなる。このため、利用者は、光源装置を外装筐体内部に挿入する際に、移動部材を手動で離間位置に移動させる必要がなく、簡単に光源装置を外装筐体内部に装着できる。したがって、さらに使い勝手の良い構造を実現できる。
本発明のプロジェクターでは、前記ランプハウジングは、前記シロッコファン側から凸状に膨出し、前記シロッコファン側に導入用開口部が形成された空気導入部を有し、前記押圧部は、前記空気導入部に設けられていることが好ましい。
ところで、押圧部は、上述したように、シロッコファンまたは移動部材を押圧して移動部材を回動させる部分であるため、例えば、押圧部が導入用開口部から離間した位置に形成されている場合には、シロッコファンや移動部材における吐出口から離間した部位を押圧することとなる。このため、押圧部によるシロッコファンまたは移動部材の押圧により、移動部材が捩じれた状態で回動し、導入用開口部に対して吐出口がずれた状態(隙間のある状態)で接続してしまう恐れがある。
ところで、押圧部は、上述したように、シロッコファンまたは移動部材を押圧して移動部材を回動させる部分であるため、例えば、押圧部が導入用開口部から離間した位置に形成されている場合には、シロッコファンや移動部材における吐出口から離間した部位を押圧することとなる。このため、押圧部によるシロッコファンまたは移動部材の押圧により、移動部材が捩じれた状態で回動し、導入用開口部に対して吐出口がずれた状態(隙間のある状態)で接続してしまう恐れがある。
本発明では、押圧部は、ランプハウジングにおける上述した空気導入部に設けられている。すなわち、押圧部は、導入用開口部に近接した位置に設けられ、シロッコファンや移動部材における吐出口に近接した部位を押圧することとなる。このため、押圧部によるシロッコファンまたは移動部材の押圧により、移動部材が捩じれた状態で回動することがなく、導入用開口部に対して吐出口をずれのない状態で良好に接続でき、上述した光源装置を効率的に冷却できるという効果を好適に図れる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクターの構成〕
図1及び図2は、本実施形態におけるプロジェクター1の概略構成を示す図である。具体的に、図1は、プロジェクター1を背面側(投射レンズ36が配置された側と反対側)から見た斜視図である。図2は、プロジェクター1の内部を模式的に示した図である。
プロジェクター1は、画像情報に応じた画像を形成してスクリーン(図示略)上に投射する。このプロジェクター1は、図1または図2に示すように、外装を構成する外装筐体2と、外装筐体2内部に配設される光学ユニット3(図2)、シロッコファン5(図2)、及び移動機構6(図2)とで大略構成されている。
〔プロジェクターの構成〕
図1及び図2は、本実施形態におけるプロジェクター1の概略構成を示す図である。具体的に、図1は、プロジェクター1を背面側(投射レンズ36が配置された側と反対側)から見た斜視図である。図2は、プロジェクター1の内部を模式的に示した図である。
プロジェクター1は、画像情報に応じた画像を形成してスクリーン(図示略)上に投射する。このプロジェクター1は、図1または図2に示すように、外装を構成する外装筐体2と、外装筐体2内部に配設される光学ユニット3(図2)、シロッコファン5(図2)、及び移動機構6(図2)とで大略構成されている。
〔外装筐体の構成〕
外装筐体2は、図1に示すように、鉛直方向に交差する天面部21及び底面部22と、光学ユニット3における後述する投射レンズ36が配設される前面側の前面部23と、前面側の反対側(背面側)の背面部24と、側面部25,26とを備え、略直方体形状を有する。
この外装筐体2において、天面部21には、光学ユニット3の後述する光源装置31の配設位置に対応して交換用開口部211が形成されている。
なお、図示を省略したが、外装筐体2には、交換用開口部211を閉塞するランプカバーが着脱可能に取り付けられるものである。
すなわち、利用者は、外装筐体2から前記ランプカバーを取り外すことで、交換用開口部211を介して鉛直軸に沿って光源装置31を脱着することで、光源装置31を交換可能とする。
また、天面部21裏面には、交換用開口部211の縁部分から底面部22側に向けて突出する平面視矩形枠状のリブ212が形成されている。
外装筐体2は、図1に示すように、鉛直方向に交差する天面部21及び底面部22と、光学ユニット3における後述する投射レンズ36が配設される前面側の前面部23と、前面側の反対側(背面側)の背面部24と、側面部25,26とを備え、略直方体形状を有する。
この外装筐体2において、天面部21には、光学ユニット3の後述する光源装置31の配設位置に対応して交換用開口部211が形成されている。
なお、図示を省略したが、外装筐体2には、交換用開口部211を閉塞するランプカバーが着脱可能に取り付けられるものである。
すなわち、利用者は、外装筐体2から前記ランプカバーを取り外すことで、交換用開口部211を介して鉛直軸に沿って光源装置31を脱着することで、光源装置31を交換可能とする。
また、天面部21裏面には、交換用開口部211の縁部分から底面部22側に向けて突出する平面視矩形枠状のリブ212が形成されている。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット3は、制御装置(図示略)による制御の下、画像情報(画像信号)に応じて画像を形成して投射する。
この光学ユニット3は、図2に示すように、光源ランプ311、リフレクター312、平行化レンズ313、及びランプハウジング4を有する光源装置31と、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、及び重畳レンズ324を有する照明光学装置32と、ダイクロイックミラー331,332、及び反射ミラー333を有する色分離光学装置33と、入射側レンズ341、リレーレンズ343、及び反射ミラー342,344を有するリレー光学装置34と、光変調装置としての3つの液晶パネル351、3つの入射側偏光板352、3つの出射側偏光板353、及び色合成光学装置としてのダイクロイックプリズム354を有する光学装置35と、光学装置35にて形成された画像を投射する投射光学装置としての投射レンズ36と、光学部品用筐体37とを備える。
そして、光学ユニット3では、上述した構成により、光源装置31から射出され照明光学装置32を介した光束は、色分離光学装置33にてR,G,Bの3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル351にて画像情報に応じてそれぞれ変調される。変調された各色光は、プリズム354にて合成されて画像となり、投射レンズ36にてスクリーンに投射される。
なお、光学部品311〜313,32〜36については、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略し、以下では、光学部品用筐体37及びランプハウジング4の構成のみを説明する。
光学ユニット3は、制御装置(図示略)による制御の下、画像情報(画像信号)に応じて画像を形成して投射する。
この光学ユニット3は、図2に示すように、光源ランプ311、リフレクター312、平行化レンズ313、及びランプハウジング4を有する光源装置31と、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、及び重畳レンズ324を有する照明光学装置32と、ダイクロイックミラー331,332、及び反射ミラー333を有する色分離光学装置33と、入射側レンズ341、リレーレンズ343、及び反射ミラー342,344を有するリレー光学装置34と、光変調装置としての3つの液晶パネル351、3つの入射側偏光板352、3つの出射側偏光板353、及び色合成光学装置としてのダイクロイックプリズム354を有する光学装置35と、光学装置35にて形成された画像を投射する投射光学装置としての投射レンズ36と、光学部品用筐体37とを備える。
そして、光学ユニット3では、上述した構成により、光源装置31から射出され照明光学装置32を介した光束は、色分離光学装置33にてR,G,Bの3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル351にて画像情報に応じてそれぞれ変調される。変調された各色光は、プリズム354にて合成されて画像となり、投射レンズ36にてスクリーンに投射される。
なお、光学部品311〜313,32〜36については、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略し、以下では、光学部品用筐体37及びランプハウジング4の構成のみを説明する。
〔光学部品用筐体の構成〕
光学部品用筐体37は、図2に示すように、平面視L字形状を有し、内部に所定の照明光軸Axが設定されている。そして、各光学部品32〜35は、光学部品用筐体37の一端側から順に、照明光軸Axに対する所定位置に収納される。
また、光学部品用筐体37の一端側には、光源装置31が装着される光源装着部371が形成されている(図2、図6〜図9参照)。
この光源装着部371は、光学部品用筐体37の底面に沿って延出するように形成されている。そして、光源装置31は、光源装着部371に装着されることで、当該光源装置31から射出される光束の中心軸が照明光軸Axに一致するように配設される。
光学部品用筐体37は、図2に示すように、平面視L字形状を有し、内部に所定の照明光軸Axが設定されている。そして、各光学部品32〜35は、光学部品用筐体37の一端側から順に、照明光軸Axに対する所定位置に収納される。
また、光学部品用筐体37の一端側には、光源装置31が装着される光源装着部371が形成されている(図2、図6〜図9参照)。
この光源装着部371は、光学部品用筐体37の底面に沿って延出するように形成されている。そして、光源装置31は、光源装着部371に装着されることで、当該光源装置31から射出される光束の中心軸が照明光軸Axに一致するように配設される。
〔ランプハウジングの構成〕
図3ないし図5は、光源装置31の外観構成を示す図である。具体的に、図3及び図4は光源装置31を光束出射側(以下、前方側)から見た斜視図であり、図5は光源装置31を光束出射側と反対側(以下、後方側)から見た斜視図である。
ランプハウジング4は、光源ランプ311が一体化されたリフレクター312(以下、光源装置本体31A(図2))と平行化レンズ313とを支持し、これら各光学部品31A,313を一体化する。このランプハウジング4は、図3ないし図5に示すように、ハウジング本体41と、遮蔽部材42とを備える。
ハウジング本体41は、光源装置31から射出される光束の中心軸に沿って延出する筒状に形成されている。
より具体的に、ハウジング本体41は、図3ないし図5に示すように、後方側に位置する第1筒状部411と、前方側に位置し第1筒状部411よりも外形の小さい第2筒状部412とが段差部413(図3、図4)を介して一体的に形成された筒形状を有する。
図3ないし図5は、光源装置31の外観構成を示す図である。具体的に、図3及び図4は光源装置31を光束出射側(以下、前方側)から見た斜視図であり、図5は光源装置31を光束出射側と反対側(以下、後方側)から見た斜視図である。
ランプハウジング4は、光源ランプ311が一体化されたリフレクター312(以下、光源装置本体31A(図2))と平行化レンズ313とを支持し、これら各光学部品31A,313を一体化する。このランプハウジング4は、図3ないし図5に示すように、ハウジング本体41と、遮蔽部材42とを備える。
ハウジング本体41は、光源装置31から射出される光束の中心軸に沿って延出する筒状に形成されている。
より具体的に、ハウジング本体41は、図3ないし図5に示すように、後方側に位置する第1筒状部411と、前方側に位置し第1筒状部411よりも外形の小さい第2筒状部412とが段差部413(図3、図4)を介して一体的に形成された筒形状を有する。
そして、光源装置本体31Aは、断面略凹状に拡がるリフレクター312における前方側の端部が段差部413に当接し、バネ部材43(図3、図4)にてリフレクター312及び段差部413が挟持されることでハウジング本体41に固定される。
また、平行化レンズ313は、第2筒状部412における前方側の端部に当接した状態で、板バネ44(図3、図4)にて第2筒状部412に向けて付勢されることでハウジング本体41に固定される。
上述したようにハウジング本体41に光源装置本体31A及び平行化レンズ313が固定されることで、ハウジング本体41における後方側の開口部分が光源装置本体31Aにて閉塞され、前方側の開口部分が平行化レンズ313にて閉塞され、ハウジング本体41、光源装置本体31A及び平行化レンズ313にて囲まれた空間Ar(図3、図4)が形成される。
また、平行化レンズ313は、第2筒状部412における前方側の端部に当接した状態で、板バネ44(図3、図4)にて第2筒状部412に向けて付勢されることでハウジング本体41に固定される。
上述したようにハウジング本体41に光源装置本体31A及び平行化レンズ313が固定されることで、ハウジング本体41における後方側の開口部分が光源装置本体31Aにて閉塞され、前方側の開口部分が平行化レンズ313にて閉塞され、ハウジング本体41、光源装置本体31A及び平行化レンズ313にて囲まれた空間Ar(図3、図4)が形成される。
第1筒状部411において、天面部21側の端面には、図3ないし図5に示すように、交換用開口部211を介して光源装置31を交換する際に、利用者により把持される略U字状の把持部411Aが形成されている。
さらに、第1筒状部411において、前方側から見て左右両側の端面には、図3ないし図5に示すように、水平面に沿って突出し、光源装着部371に固定するための固定部411Bがそれぞれ形成されている。
そして、光源装置31は、光源装着部371における天面部21側に向けて立設された一対の支持部371A(図6〜図9参照)に一対の固定部411Bを載置し、各固定部411Bに回転可能に取り付けられた固定ネジSc1(図3〜図9)を各支持部371Aに螺合することで、光源装着部371に装着される。
さらに、第1筒状部411において、前方側から見て左右両側の端面には、図3ないし図5に示すように、水平面に沿って突出し、光源装着部371に固定するための固定部411Bがそれぞれ形成されている。
そして、光源装置31は、光源装着部371における天面部21側に向けて立設された一対の支持部371A(図6〜図9参照)に一対の固定部411Bを載置し、各固定部411Bに回転可能に取り付けられた固定ネジSc1(図3〜図9)を各支持部371Aに螺合することで、光源装着部371に装着される。
第2筒状部412において、前方側から見て右側の端面には、前記端面略全体に亘る開口部(図示略)が形成され、前記開口部を閉塞するように接続部材45が接続されている(図3〜図5)。
この接続部材45は、前方側から見て右側から左側に向けて凸状に膨出するように形成されているとともに、膨出した先端に向うにしたがって内部の開口面積が次第に小さくなるように形成されている。
この接続部材45において、膨出した先端部分には、図3または図5に示すように、前方側から見て右側(シロッコファン5)に向けて凹状に膨出する空気導入部451が形成されている。
この空気導入部451は、平面視矩形形状を有する導入用開口部412A(図3、図5)が形成されている。
そして、導入用開口部412Aにより、上述した空間Arとハウジング本体41外部とが連通する。
すなわち、導入用開口部412Aを介して接続部材45に導入された空気は、接続部材45を介して空間Arに導入され、光源ランプ311、リフレクター312、及びハウジング本体41内面等を冷却する。
この接続部材45は、前方側から見て右側から左側に向けて凸状に膨出するように形成されているとともに、膨出した先端に向うにしたがって内部の開口面積が次第に小さくなるように形成されている。
この接続部材45において、膨出した先端部分には、図3または図5に示すように、前方側から見て右側(シロッコファン5)に向けて凹状に膨出する空気導入部451が形成されている。
この空気導入部451は、平面視矩形形状を有する導入用開口部412A(図3、図5)が形成されている。
そして、導入用開口部412Aにより、上述した空間Arとハウジング本体41外部とが連通する。
すなわち、導入用開口部412Aを介して接続部材45に導入された空気は、接続部材45を介して空間Arに導入され、光源ランプ311、リフレクター312、及びハウジング本体41内面等を冷却する。
また、第2筒状部412において、前方側から見て左側の端面には、図4に示すように、導入用開口部412Aに対向する位置に排出用開口部412Bが形成されている。
そして、排出用開口部412Bにより、上述した空間Arとハウジング本体41外部とが連通する。
すなわち、導入用開口部412Aを介して空間Arに導入され、光源ランプ311等を冷却した後の空気は、排出用開口部412Bを介してハウジング本体41外部に排出される。
そして、排出用開口部412Bにより、上述した空間Arとハウジング本体41外部とが連通する。
すなわち、導入用開口部412Aを介して空間Arに導入され、光源ランプ311等を冷却した後の空気は、排出用開口部412Bを介してハウジング本体41外部に排出される。
遮蔽部材42は、図3ないし図5に示すように、第1筒状部411の後方側に取り付けられ、リフレクター312の後方側を覆う部材である。
〔シロッコファン及び移動機構の構成〕
図6ないし図9は、シロッコファン5及び移動機構6の構成を示す図である。具体的に、図6及び図8は、外装筐体2の一部を破断し、光源装置31とシロッコファン5及び移動機構6との位置関係を光源装置31の後方側(側面部26側)から見た斜視図である。図7及び図9は、光源装置31とシロッコファン5及び移動機構6との位置関係を光源装置31の後方側から見た図である。また、図6及び図7は光源装置31が光源装着部371に装着される直前の状態を示し、図8及び図9は光源装置31が光源装着部371に装着された状態を示している。
シロッコファン5は、ランプハウジング4の導入用開口部412Aを介して空間Arに空気を吐出し、光源ランプ311等を冷却する。このシロッコファン5は、図6ないし図9に示すように、光源装置31と背面部24との間に配設され、空気を吸入する吸入口51(図6、図8)が天面部21側に向き、空気を吐出する吐出口52が前面部23側に向く姿勢で移動機構6に支持固定される。
すなわち、本実施形態のプロジェクター1では、シロッコファン5の吐出方向と、光源装置31の脱着方向(鉛直軸に沿う方向)とが略直交するように構成されている。
図6ないし図9は、シロッコファン5及び移動機構6の構成を示す図である。具体的に、図6及び図8は、外装筐体2の一部を破断し、光源装置31とシロッコファン5及び移動機構6との位置関係を光源装置31の後方側(側面部26側)から見た斜視図である。図7及び図9は、光源装置31とシロッコファン5及び移動機構6との位置関係を光源装置31の後方側から見た図である。また、図6及び図7は光源装置31が光源装着部371に装着される直前の状態を示し、図8及び図9は光源装置31が光源装着部371に装着された状態を示している。
シロッコファン5は、ランプハウジング4の導入用開口部412Aを介して空間Arに空気を吐出し、光源ランプ311等を冷却する。このシロッコファン5は、図6ないし図9に示すように、光源装置31と背面部24との間に配設され、空気を吸入する吸入口51(図6、図8)が天面部21側に向き、空気を吐出する吐出口52が前面部23側に向く姿勢で移動機構6に支持固定される。
すなわち、本実施形態のプロジェクター1では、シロッコファン5の吐出方向と、光源装置31の脱着方向(鉛直軸に沿う方向)とが略直交するように構成されている。
移動機構6は、シロッコファン5を支持し、吐出口52が導入用開口部412Aに離間した離間位置(図6、図7)、または吐出口52が導入用開口部412Aに接続する接続位置(図8、図9)に移動する。この移動機構6は、図6ないし図9に示すように、移動部材61と、付勢部材62とを備える。
移動部材61は、図6ないし図9に示すように、基体611と、一対の起立片612と、押圧受け部613とを備える。
基体611は、矩形状の板体で構成され、天面部21側の端面にシロッコファン5が載置固定される部分である。
移動部材61は、図6ないし図9に示すように、基体611と、一対の起立片612と、押圧受け部613とを備える。
基体611は、矩形状の板体で構成され、天面部21側の端面にシロッコファン5が載置固定される部分である。
一対の起立片612は、基体611における互いに対向する端縁611A,611B(前面部23側から背面部24側に延びる一対の端縁)から底面部22側に垂下した板体形状を有し、底面部22に取り付けられる部分である。
これら一対の起立片612は、同様の形状を有し、基部612Aと、取付部612Bとで構成される。
基部612Aは、端縁611A,611B(図6、図8)から底面部22側に垂下し、端縁611A,611Bに沿って延びる平面視矩形形状を有する。
取付部612Bは、基部612Aの先端部分における前面部23側の略半分を占める部位から、基部612Aに沿って底面部22側に延びるように形成されている。また、取付部612Bは、底面部22側に向うにしたがって、幅寸法が小さくなるように形成されている。
これら一対の起立片612は、同様の形状を有し、基部612Aと、取付部612Bとで構成される。
基部612Aは、端縁611A,611B(図6、図8)から底面部22側に垂下し、端縁611A,611Bに沿って延びる平面視矩形形状を有する。
取付部612Bは、基部612Aの先端部分における前面部23側の略半分を占める部位から、基部612Aに沿って底面部22側に延びるように形成されている。また、取付部612Bは、底面部22側に向うにしたがって、幅寸法が小さくなるように形成されている。
これら取付部612Bは、各先端部分が底面部22裏面に立設された一対の移動部材取付部221(図6〜図9)を両側から挟むように位置付けられる。
そして、移動部材61は、各取付部612Bの先端部分に形成された円孔(図示略)を介して一対の取付ネジSc2(図6〜図9)を挿通して各移動部材取付部221に形成されたネジ孔(図示略)に螺合することで、各移動部材取付部221に取り付けられる。
ここで、各取付ネジSc2は、図6ないし図9に示すように、底面部22に略平行な状態(交換用開口部211に略平行な状態)で、投射側から見て左右方向に軸が向くように各移動部材取付部221に螺合している。
したがって、移動部材61は、図6ないし図9に示すように、各取付ネジSc2の軸RAx(回転軸)を中心として回動可能に各移動部材取付部221に取り付けられ、回動することで離間位置(図6、図7)または接続位置(図8、図9)に移動する。
そして、移動部材61は、各取付部612Bの先端部分に形成された円孔(図示略)を介して一対の取付ネジSc2(図6〜図9)を挿通して各移動部材取付部221に形成されたネジ孔(図示略)に螺合することで、各移動部材取付部221に取り付けられる。
ここで、各取付ネジSc2は、図6ないし図9に示すように、底面部22に略平行な状態(交換用開口部211に略平行な状態)で、投射側から見て左右方向に軸が向くように各移動部材取付部221に螺合している。
したがって、移動部材61は、図6ないし図9に示すように、各取付ネジSc2の軸RAx(回転軸)を中心として回動可能に各移動部材取付部221に取り付けられ、回動することで離間位置(図6、図7)または接続位置(図8、図9)に移動する。
押圧受け部613は、基体611における前面部23側の端縁611C(図7、図9)から前面部23側に突出し、端縁611Cに沿って延びる形状を有している。
また、押圧受け部613は、天面部21側の端面が基体611における天面部21側の端面から段落ち形成された平坦状に形成されている。
さらに、押圧受け部613は、天面部21側から見た場合に、回転軸RAxよりも前面部23側に設けられているとともに、空気導入部451にて略全てが隠れる位置に設けられている。
また、押圧受け部613は、天面部21側の端面が基体611における天面部21側の端面から段落ち形成された平坦状に形成されている。
さらに、押圧受け部613は、天面部21側から見た場合に、回転軸RAxよりも前面部23側に設けられているとともに、空気導入部451にて略全てが隠れる位置に設けられている。
付勢部材62は、図6ないし図9に示すように、引張りコイルバネで構成され、一端が底面部22に立設された付勢部材取付部222に接続し、他端が基部612Aにおける背面部24側に接続する。
そして、付勢部材62は、引張り荷重を受けていない状態で、図8または図9に示すように、移動部材61を離間位置に位置付ける。また、付勢部材62は、引張り荷重を受けた状態で、伸張し移動部材61を離間位置に付勢する。
そして、付勢部材62は、引張り荷重を受けていない状態で、図8または図9に示すように、移動部材61を離間位置に位置付ける。また、付勢部材62は、引張り荷重を受けた状態で、伸張し移動部材61を離間位置に付勢する。
〔移動機構の動作〕
次に、上述した移動機構6の動作について図6ないし図9を参照して説明する。
先ず、移動機構6は、利用者にて光源装置31が光源装着部371に装着される際には、以下に示すように動作する。
すなわち、図6または図7に示すように、光源装置31が交換用開口部211を介して外装筐体2内部に挿入されると、空気導入部451の底面部22側の端面451Aが移動機構6の押圧受け部613の天面部21側の端面に当接する。
また、利用者により各固定部411Bが各支持部371Aに当接するまで光源装置31が底面部22側に押圧されると、移動部材61は、端面451Aにより押圧受け部613が底面部22側に押圧され、付勢部材62の付勢力に抗して回転軸RAxを中心として回動し、離間位置(図6、図7)から接続位置(図8、図9)に移動する。
そして、上述した移動機構6の動作により、光源装置31が光源装着部371に装着されると、図8または図9に示すように、シロッコファン5の吐出口52が導入用開口部412Aに接続する。
すなわち、上述した端面451Aは、本発明に係る押圧部に相当する。
次に、上述した移動機構6の動作について図6ないし図9を参照して説明する。
先ず、移動機構6は、利用者にて光源装置31が光源装着部371に装着される際には、以下に示すように動作する。
すなわち、図6または図7に示すように、光源装置31が交換用開口部211を介して外装筐体2内部に挿入されると、空気導入部451の底面部22側の端面451Aが移動機構6の押圧受け部613の天面部21側の端面に当接する。
また、利用者により各固定部411Bが各支持部371Aに当接するまで光源装置31が底面部22側に押圧されると、移動部材61は、端面451Aにより押圧受け部613が底面部22側に押圧され、付勢部材62の付勢力に抗して回転軸RAxを中心として回動し、離間位置(図6、図7)から接続位置(図8、図9)に移動する。
そして、上述した移動機構6の動作により、光源装置31が光源装着部371に装着されると、図8または図9に示すように、シロッコファン5の吐出口52が導入用開口部412Aに接続する。
すなわち、上述した端面451Aは、本発明に係る押圧部に相当する。
一方、移動機構6は、利用者にて光源装置31が光源装着部371から取り外される際には、以下に示すように動作する。
すなわち、移動機構6は、光源装置31が光源装着部371から取り外され、天面部21側に持ち上げられると(図6、図7)、端面451Aによる押圧受け部613への押圧が解除されるため、付勢部材62の付勢力により、回転軸RAxを中心として回動し、接続位置(図8、図9)から離間位置(図6、図7)に移動する。
すなわち、移動機構6は、光源装置31が光源装着部371から取り外され、天面部21側に持ち上げられると(図6、図7)、端面451Aによる押圧受け部613への押圧が解除されるため、付勢部材62の付勢力により、回転軸RAxを中心として回動し、接続位置(図8、図9)から離間位置(図6、図7)に移動する。
上述した本実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、外装筐体2の天面部21に交換用開口部211が形成され、ランプハウジング4が外装筐体2内部における交換用開口部211に対向する位置に配設される光源装着部371に着脱可能に構成されている。このため、交換用開口部211を介して、鉛直軸に沿って光源装置31を脱着でき、すなわち、外装筐体2を解体することなく光源装置31を交換できる。
ここで、プロジェクター1は、シロッコファン5を支持し、接続位置(図8、図9)または離間位置(図6、図7)に移動する移動部材61を備える。このことにより、光源装置31を光源装着部371に装着する前に移動部材61を離間位置に移動させておき、光源装置31を装着した際に移動部材61を接続位置に移動させることで、光源装置31が装着された状態で、シロッコファン5の吐出口52をランプハウジング4の導入用開口部412Aに接続できる。
このため、光源装置31が装着された状態(プロジェクター1の使用時)において、吐出口52と導入用開口部412Aとの間に隙間が空くことがなく、すなわち、シロッコファン5から吐出された空気が前記隙間から逃げることなくランプハウジング4の空間Arに良好に導入されることとなり、光源ランプ311等を効率的に冷却できる。
また、シロッコファン5から吐出された空気が前記隙間から逃げることで生じる風切音もなくすことができるため、プロジェクター1の静粛性も確保できる。
さらに、光源ランプ311等を効率的に冷却できるため、最低限必要とされる回転数でシロッコファン5を駆動させることができる。このため、シロッコファン5の駆動時の騒音を低減させてプロジェクター1の静粛性を十分に確保できるとともに、シロッコファン5の消費電力も低減できる。
本実施形態では、外装筐体2の天面部21に交換用開口部211が形成され、ランプハウジング4が外装筐体2内部における交換用開口部211に対向する位置に配設される光源装着部371に着脱可能に構成されている。このため、交換用開口部211を介して、鉛直軸に沿って光源装置31を脱着でき、すなわち、外装筐体2を解体することなく光源装置31を交換できる。
ここで、プロジェクター1は、シロッコファン5を支持し、接続位置(図8、図9)または離間位置(図6、図7)に移動する移動部材61を備える。このことにより、光源装置31を光源装着部371に装着する前に移動部材61を離間位置に移動させておき、光源装置31を装着した際に移動部材61を接続位置に移動させることで、光源装置31が装着された状態で、シロッコファン5の吐出口52をランプハウジング4の導入用開口部412Aに接続できる。
このため、光源装置31が装着された状態(プロジェクター1の使用時)において、吐出口52と導入用開口部412Aとの間に隙間が空くことがなく、すなわち、シロッコファン5から吐出された空気が前記隙間から逃げることなくランプハウジング4の空間Arに良好に導入されることとなり、光源ランプ311等を効率的に冷却できる。
また、シロッコファン5から吐出された空気が前記隙間から逃げることで生じる風切音もなくすことができるため、プロジェクター1の静粛性も確保できる。
さらに、光源ランプ311等を効率的に冷却できるため、最低限必要とされる回転数でシロッコファン5を駆動させることができる。このため、シロッコファン5の駆動時の騒音を低減させてプロジェクター1の静粛性を十分に確保できるとともに、シロッコファン5の消費電力も低減できる。
また、ランプハウジング4に押圧部451Aが設けられているので、利用者により交換用開口部211を介して光源装置31が外装筐体2内部に挿入される際に、押圧部451Aにて移動部材61を押圧して回動させ、移動部材61を接続位置に移動させることができる。すなわち、利用者は、移動部材61を手動で接続位置に移動させる必要がなく、交換用開口部211を介して光源装置31を外装筐体2内部に挿入する際に、光源装置31の挿入に連動させて移動部材61を接続位置に移動させることができる。したがって、使い勝手の良い構造を実現できる。
さらに、移動部材61は、付勢部材62により離間位置に付勢されているので、押圧部451Aによる押圧が解除された際には、付勢部材62による付勢力により、離間位置に移動することとなる。このため、利用者は、光源装置31を外装筐体2内部に挿入する際に、移動部材61を手動で離間位置に移動させる必要がなく、簡単に光源装置31を光源装着部371に装着できる。したがって、さらに使い勝手の良い構造を実現できる。
さらに、移動部材61は、付勢部材62により離間位置に付勢されているので、押圧部451Aによる押圧が解除された際には、付勢部材62による付勢力により、離間位置に移動することとなる。このため、利用者は、光源装置31を外装筐体2内部に挿入する際に、移動部材61を手動で離間位置に移動させる必要がなく、簡単に光源装置31を光源装着部371に装着できる。したがって、さらに使い勝手の良い構造を実現できる。
また、押圧部451Aは、空気導入部451における底面部22側の端面で構成されている。すなわち、押圧部451Aは、導入用開口部412Aに近接した位置に設けられ、吐出口52に近接した移動部材61の押圧受け部613を押圧することとなる。このため、押圧部451Aによる押圧受け部613の押圧により、移動部材61が捩じれた状態で回動することがなく、導入用開口部412Aに対して吐出口52をずれのない状態で良好に接続でき、上述した光源ランプ311等を効率的に冷却できるという効果を好適に図れる。
さらに、押圧部451Aが導入用開口部412Aに近接した位置に設けられているので、押圧部451Aによる押圧受け部613への押圧力により、吐出口52を空気導入部451に強い力で押し付けることができ、吐出口52と導入用開口部412Aとを確実に接続できる。
また、押圧部451Aが押圧受け部613を押圧する構成としているので、例えば、押圧部がシロッコファン5を押圧する構成と比較して、押圧部451Aによる押圧時にシロッコファン5が変形することがなく、吐出口52と導入用開口部412Aとを確実に接続できる。
また、押圧部451Aが押圧受け部613を押圧する構成としているので、例えば、押圧部がシロッコファン5を押圧する構成と比較して、押圧部451Aによる押圧時にシロッコファン5が変形することがなく、吐出口52と導入用開口部412Aとを確実に接続できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、移動部材61は、回転軸RAxを中心として回動することで、接続位置または離間位置に移動していたが、これに限らず、吐出口52が導入用開口部412Aに対して近接隔離するように移動部材61を直線的に移動させて接続位置または離間位置に位置付ける構成としても構わない。
前記実施形態では、押圧部451Aや押圧受け部613、及び付勢部材62により、光源装置31の脱着に移動部材61が連動していたが、これに限らず、手動で移動部材61を移動させる構成としても構わない。例えば、交換用開口部211を介して移動部材61を手動で移動させてもよいし、あるいは、移動部材61に接続する操作部材の一部を外装筐体2から露出するように設け、操作部材を操作することで移動部材61を移動させる構成としても構わない。
前記実施形態では、移動部材61は、回転軸RAxを中心として回動することで、接続位置または離間位置に移動していたが、これに限らず、吐出口52が導入用開口部412Aに対して近接隔離するように移動部材61を直線的に移動させて接続位置または離間位置に位置付ける構成としても構わない。
前記実施形態では、押圧部451Aや押圧受け部613、及び付勢部材62により、光源装置31の脱着に移動部材61が連動していたが、これに限らず、手動で移動部材61を移動させる構成としても構わない。例えば、交換用開口部211を介して移動部材61を手動で移動させてもよいし、あるいは、移動部材61に接続する操作部材の一部を外装筐体2から露出するように設け、操作部材を操作することで移動部材61を移動させる構成としても構わない。
前記実施形態では、シロッコファン5は、ランプハウジング4の空間Arに空気を吐出する構成としていたが、これに限らず、光源装置31の後方側に導入用開口部を設け、該導入用開口部を介してリフレクター312の後方側に空気を吐出する構成としても構わない。
前記実施形態では、押圧部451Aは、空気導入部451に設けられていたが、これに限らず、ランプハウジング4のその他の部位に設けても構わない。また、押圧部451Aは、移動部材61(押圧受け部613)を押圧する構成としていたが、これに限らず、シロッコファン5を押圧する構成を採用しても構わない。
前記実施形態では、押圧部451Aは、空気導入部451に設けられていたが、これに限らず、ランプハウジング4のその他の部位に設けても構わない。また、押圧部451Aは、移動部材61(押圧受け部613)を押圧する構成としていたが、これに限らず、シロッコファン5を押圧する構成を採用しても構わない。
前記実施形態において、プロジェクター1は、3つの液晶パネル351を備える構成としたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
前記実施形態において、光変調装置としては、透過型の液晶パネルの他、反射型の液晶パネルを採用しても構わない。また、光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用しても構わない。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側及び光束出射側の偏光板352,353は省略できる。
前記実施形態では、フロント投射型のプロジェクターの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを備え、該スクリーンの裏面側から投射を行うリアタイプのプロジェクターにも適用可能である。
前記実施形態において、光変調装置としては、透過型の液晶パネルの他、反射型の液晶パネルを採用しても構わない。また、光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用しても構わない。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側及び光束出射側の偏光板352,353は省略できる。
前記実施形態では、フロント投射型のプロジェクターの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを備え、該スクリーンの裏面側から投射を行うリアタイプのプロジェクターにも適用可能である。
本発明のプロジェクターは、外装筐体を解体することなく光源装置を交換可能な構造を採用した場合であっても、光源装置を効率的に冷却できるため、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクターとして利用できる。
1・・・プロジェクター、2・・・外装筐体、4・・・ランプハウジング、5・・・シロッコファン、31・・・光源装置、52・・・吐出口、61・・・移動部材、62・・・付勢部材、211・・・交換用開口部、311・・・光源ランプ、412A・・・導入用開口部、451・・・空気導入部、451A・・・端面(押圧部)、RAx・・・回転軸。
Claims (4)
- 光源装置と、前記光源装置に空気を吐出して冷却するシロッコファンと、前記光源装置の配設位置に対応した位置に前記光源装置を交換するための交換用開口部が形成された外装筐体とを備えたプロジェクターであって、
前記光源装置は、
光源ランプと、前記光源ランプを内部に収納するとともに、前記交換用開口部を介して前記外装筐体内外に着脱可能とするランプハウジングとを備え、
前記ランプハウジングには、
前記シロッコファンから吐出された空気を導入するための導入用開口部が形成され、
前記シロッコファンを支持し、前記シロッコファンの吐出口が前記導入用開口部に接続する接続位置、または前記吐出口が前記導入用開口部に離間した離間位置に移動する移動部材を備える
ことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記移動部材は、
所定の回転軸を中心として回動可能に構成され、回動することで前記接続位置または前記離間位置に移動し、
前記ランプハウジングには、
前記交換用開口部を介して前記光源装置が前記外装筐体内部に挿入される際に、前記シロッコファンまたは前記移動部材を押圧して前記移動部材を前記接続位置に移動させる押圧部が設けられている
ことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
前記移動部材を前記離間位置に向けて付勢する付勢部材を備える
ことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2または請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
前記ランプハウジングは、
前記シロッコファン側から凸状に膨出し、前記シロッコファン側に導入用開口部が形成された空気導入部を有し、
前記押圧部は、
前記空気導入部に設けられている
ことを特徴とするプロジェクター。
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