JP2008025544A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オープンタイプのDPFのPM捕集効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】内燃機関1の排気通路30に設けられ、多孔質隔壁によって区画された複数の排ガス流路であって、入口が閉じた流路と出口が絞られた流路とを有する排気浄化フィルタ40と、内燃機関1から排出される排ガスの流速を検出する排ガス流速検出手段100と、排ガス流速検出手段100で検出した排ガス流速が基準流速を下回るときに、排気浄化フィルタ40に流入する排ガス流速を増加させるフィルタ流入速度調整手段50と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来から、ディーゼルエンジンは、排気の浄化対策として排気通路にパティキュレート(Particulate Matter;以下「PM」という)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter;以下「DPF」という)を装着している。
現在までに開発されているDPFには、大きく分けて目封じタイプのDPFと、オープンタイプ(非目封じタイプ)のDPFとがある。
目封じタイプのDPF(例えば、特許文献1参照)は、コージェライト等から成る多孔質のハニカム構造をしており、多孔質隔壁によって格子状に流路が区画される。各流路の入口は交互に目封じされ、入口が目封じされない流路は、出口が目封じされる。DPFに流入した排ガスは、各流路を区画する多孔質隔壁を透過して下流へ排出される。排ガスに含まれるPMは多孔質隔壁に捕集されて堆積する。そのため、目封じタイプのDPFは、多孔質隔壁へのPMの堆積に伴って圧力損失(排気抵抗)を増加させ、ディーゼルエンジンの性能を徐々に低下させる。
一方、オープンタイプのDPFとしては、金属板をプレス成形して巻回し、排ガス中のPMを捕集する濾過部を金属板の間に設けることによって、排ガスが通過する際に、排ガス中のPMを捕集するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−194928号公報 特開2004−360584号公報
オープンタイプのDPFは目封じ構造ではないため、圧力損失が少ないという利点がある。しかしながら、目封じ構造ではないため、その分捕集効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、オープンタイプのDPFのPM捕集効率を向上させることを目的とする。
本発明は、内燃機関の排気通路に設けられ、フィルタ機能を有する隔壁によって区画された複数の排ガス流路であって、入口が閉じた流路と出口が絞られた流路とを有する排気浄化フィルタと、前記内燃機関から排出される排ガスの流速を検出する排ガス流速検出手段と、前記排ガス流速検出手段で検出した排ガス流速が基準流速を下回るときに、前記排気浄化フィルタに流入する排ガス流速を増加させるフィルタ流入速度調整手段と、を備えることを特徴とする。
オープンタイプのDPFを備えた内燃機関において、機関から排出される排ガスの流速を検出し、検出した排ガス流速が基準流速を下回るときに、排気浄化フィルタに流入する排ガス流速を増加させることでオープンタイプのDPFのPM捕集効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるオープンタイプのDPFを用いたディーゼルエンジン1の構成を示す概略図である。
ディーゼルエンジン1は、吸気通路20と排気通路30とを備える。ディーゼルエンジン1には、高圧ポンプ2で高圧化され、コモンレール3に一旦蓄圧された燃料が、インジェクタ4から所定のタイミングで噴射される。
吸気通路20には、吸気中のゴミなどを取り除くエアークリーナ21と、吸気量を検出するエアフロセンサ22と、吸気を圧縮過給するターボ過給機5の吸気コンプレッサ5aと、吸気を冷却するインタクーラ23と、ディーゼルエンジン1への吸気量を制御するスロットルバルブ24とが配設される。
排気通路30には、ターボ過給機5の排気タービン5bと、排ガス中のPMを捕集するDPF40とが配設される。
ターボ過給機5の吸気コンプレッサ5aと排気タービン5bとは連結している。排気タービン5b及び吸気コンプレッサ5aは、排気通路30を流れる排ガスによって回転し、ディーゼルエンジン1に圧縮空気を供給する。
DPF40はオープンタイプのDPFである。図2にその断面の概略図を示す。図中左側が排気通路30の上流側、図中右側が排気通路30の下流側である。図中の矢印は、排ガスの流れる方向を示す。
DPF40は、コージェライト等から成る多孔質のハニカム構造をしており、フィルタ機能を有する隔壁としての多孔質隔壁41によって格子状に流路42が区画される。各流路42の入口は交互に目封じ43で閉塞される。入口が目封じ43で閉塞された流路42bは、出口がそのまま開放される。入口が目封じされない流路42aは、出口に連通孔44aを有する流路絞り44が形成される。フィルタ機能を有する隔壁としては、この他にも金属繊維で作られたファイバーマットを利用しても良い。
DPF40に流路42aから流入した排ガスは、実線矢印に示すように、各流路42を区画する多孔質隔壁41を透過して、通気抵抗の少ない流路42bの下流へ排出される。排ガスに含まれるPMは多孔質隔壁41によって捕集されて堆積する。捕集されたPMの一部はDPF40内で燃焼するものの、DPF40の温度(ベッド温度)が高温でなければ燃焼量は少なく、PMの燃焼量よりも堆積量のほうが多くなる。この状態が継続しDPF40がPMを捕集し続けると、やがて目詰まりを起こす。そこでPMがある程度堆積したら、排ガス温度を上昇させて、堆積したPMを強制的に燃焼除去する。
出口側の流路絞り44は、連通孔44aを有する。つまり、入口が目封じされない流路42aの出口は完全に塞がれていない。そのため、一部の排ガスは、破線矢印に示すように多孔質隔壁41を通過せず、連通孔44aから排出される。
したがって、オープンタイプのDPFは、出口が完全に塞がれた目封じタイプのDPFと比べて圧力損失を抑えることができる。また、エンジンオイル中の添加剤による不純物などの不燃成分であるAsh(灰分)を連通孔44aから排出できるため、その堆積を防止できる。
ところで、オープンタイプのDPFは、DPFに流入する排ガスの流量を多くしたほうが、PMの捕集効率が高くなる。つまり、DPFに流入する排ガスの速度(空間速度)を高くしたほうが、PMの捕集効率が高くなる。これについて、図3を参照して説明する。
図3は、図2と同様のDPF40の断面の概略図である。オープンタイプのDPF40は入口出口とも開放された流路を有する。そのため、一部の排ガスは、破線矢印に示すように多孔質隔壁41を通過せず、連通孔44aから排出される。しかし、流入する排ガスの流速が高くなれれば(空間速度大)、連通孔44aの通気抵抗が多孔質隔壁41の通気抵抗に対して高くなる。つまり、排ガスが連通孔44aを通過しにくくなる。そうすると、排ガスが多孔質隔壁41を通過しやすくなるため、PMの捕集効率が高くなる。
一方、DPF40に流入する排ガスの流速が低くなれば(空間速度小)、上述した通気抵抗の関係から、多孔質隔壁41を通過せずに連通孔44aから排出される排ガスが多くなる。そのため、PMの捕集効率は低くなる。また、流速が低いと、排ガスが多孔質隔壁41を通過せずに、その表面に付着してしまうだけとなる。そうすると、急加速をした場合など、排ガスの流速が急に上がると、多孔質隔壁41の表面に付着したPMが連通孔44aから排出されてしまう。
そこで本発明では、排ガス流速を高くしてPMの捕集効率の向上を図るため、排ガス量調整装置50を備える(図1参照)。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による排ガス量調整装置50は、排気通路30に配設される。排ガス量調整装置50は、循環通路51と、ポンプ52と、カットバルブ53とから構成される。排ガス量調整装置50は、DPF40の下流に排出された排ガスの一部を、循環通路51を介してDPF40の上流へ還流することで、DPF40に流入する排ガスの流量を調整する。以下、この排ガス量調整装置50によって循環通路51を還流する排ガスを「循環排ガス」という。
循環通路51は、DPF40の上流側の排気通路30と下流側の排気通路30とを連通する。
ポンプ52はモータ等によって駆動され、循環通路51を介してDPFの下流に排出された排ガスの一部をDPF40の上流の排気通路30に送り込む。
カットバルブ53は、循環通路51を開閉する。カットバルブ53は、DPF40に流入する排ガス量が少ないときに開弁し、循環排ガスを排気通路30に供給する。一方、カットバルブ53は、循環排ガスの供給時以外は閉弁して排気通路30への循環排ガスの供給を停止するとともに、循環通路51への排ガスの流入を防止する。
図4は、排ガス量とPM捕集効率との関係を示した図である。図4に示すように、基本的に排ガス量を増加させて排ガス流速を大きくしたほうが、PM捕集効率は高くなる。このように、オープンタイプのDPF40のPM捕集効率は排ガス量、すなわち排ガス流速に大きく左右される。
そこで、本発明では、コントローラ100が、DPF40に流入する排ガス量を制御する(以下、「排ガス流入量制御」という)。詳しくは、排ガス量が、図4に示したPMの捕集効率が高い領域(以下「PM高捕集効率領域」という)内に収まるように調整する。
コントローラ100は中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力インタフェース(I/Oインタフェース)等を備えたマイクロコンピュータで構成される。
以下では、このDPFへの排ガス流入量制御の具体的な内容について説明する。
図5はコントローラ100で実行される第1実施形態による排ガス流入量制御を示すフローチャートである。コントローラ100は、イグニッションキーがオンされ、ディーゼルエンジン1が始動されると、この処理を所定の単位時間毎(例えば10ミリ秒毎)に繰り返し実行する。
ステップS101において、コントローラ100は、エアフロセンサ22からの検出信号に基づいて吸気量を算出する。
ステップS102において、コントローラ100は、吸気量と機関回転速度とに基づいて排ガス量を検出する。なお、定常状態であれば、吸気量と、シリンダから排出される排ガス量とは略一致するが、過渡状態では吸気系の容積等で異なってくる。そこで、吸気量と機関回転速度とに基づいてシリンダから排出される1回当りの排ガス量を求めてから、再度機関回転速度を用いてシリンダから排出される単位時間当りの排ガス量に換算、すなわち間接的に検出する。これにより、精度良く排ガス量を検出することができる。
ステップS103において、コントローラ100は、排ガス量が基準流量値Q0(図4参照)以下であるか否かを判定する。すなわち、PM捕集効率を向上させるために、DPF40に流入する排ガス量を増加させる必要があるか否かを判定する。
ステップS103において、DPF40に流入する排ガス量を増加させる必要があるとき、すなわち、排ガス量が基準流量値Q0以下のときには、コントローラ100は、ステップS104に処理を移行する。一方、その必要がないとき、すなわち、排ガス量が基準流量値Q0以上のときには、コントローラ100は、ステップS106に処理を移行する。
ステップS104において、コントローラ100は、エアポンプ52が駆動されているか否かを判定する。すでにエアポンプ52が駆動されている場合には、コントローラ100は、今回の処理を終了する。一方、まだエアポンプ52が駆動されていない場合には、コントローラ100は、ステップS105に処理を移行する。
ステップS105において、コントローラ100は、エアポンプ52を駆動するとともに、カットバルブ53を開いてDPF40の下流に排出された排ガスの一部を、循環通路51を介してDPF40の上流へ還流させる。この循環通路51を介して還流する循環排ガス量はポンプ52の容量によって一義的に決定する。
ステップS106において、コントローラ100は、エアポンプ52が駆動されているか否かを判定する。すでにエアポンプ52が駆動されている場合には、コントローラ100は、ステップS107に処理を移行する。一方、エアポンプ52が駆動されていない場合には、コントローラ100は、そのまま今回の処理を終了する。排ガス量が基準流量値Q0以上であれば、排ガスを循環させる必要はないためである。
ステップS107において、コントローラ100は、エアポンプ52の駆動を中止するとともに、カットバルブ53を閉じて排ガスの循環を停止する。排ガス量が基準流量値Q0以上であれば、排ガスを循環させる必要はないためである。
以上説明した本実施形態によれば、コントローラ100は、検出した排ガス流速が基準流速を下回るときに、DPF40の下流に排出された排ガスの一部を、循環通路51を介してDPF40の上流へ還流させる。これにより、排ガス量が、図4に示したPM高捕集効率領域内に収まるように調整する。排ガス量がPM高捕集効率領域内にあるときは、オープンタイプのDPFにおいて、出口側の流路絞り44の通気抵抗が多孔質隔壁41の通気抵抗に対して高くなる。そのため、排ガスが多孔質隔壁41を通過しやすくなり、PMの捕集効率が高くなる。
また、DPF40に流入する排ガス量が急激に少なくなることを防止できる。そのため、DPF40内での燃焼による熱篭りを防いで過昇温によるDPFの溶損を防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図6を参照して説明する。本実施形態は、DPF40の上流に2次空気を供給することで、DPF40に流入する排ガス量を調整する点で第1実施形態と相違する。以下その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。
図6は、本発明の第2実施形態によるオープンタイプのDPF40を用いたディーゼルエンジン1の構成を示す概略図である。本発明の第2実施形態による排ガス量調整装置60は、吸気通路20から分岐する2次空気供給通路61と、ポンプ62と、カットバルブ63とから構成される。
2次空気供給通路61は、排気通路30と連通する。2次空気供給通路61は、排気通路30に配設されたDPF40の上流に接続される。2次空気供給通路61には、ポンプ62とカットバルブ63とが配設される。
ポンプ62は、モータ等によって駆動され、2次空気供給通路61を介して2次空気を排気通路30に送り込む。
カットバルブ63は、2次空気供給通路61を開閉する。カットバルブ63は、2次空気供給時に開弁し、ポンプ62から送り込まれた2次空気を排気通路30に供給する。一方、カットバルブ63は、2次空気非供給時に閉弁して排気通路30への2次空気の供給を停止するとともに、2次空気供給通路61への排気の逆流を防止する。
コントローラ100で実行される第2実施形態による排ガス流入量制御は、第1実施形態と同様なのでここでは説明を省略する。また、以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図7を参照して説明する。本実施形態は、吸気コンプレッサ5aからの圧縮空気をDPF40の上流に供給することで、DPF40に導入される排ガス量を調整する点で上記各実施形態と相違する。以下その相違点を中心に説明する。
図7は、本発明の第3実施形態によるオープンタイプのDPF40を用いたディーゼルエンジン1の構成を示す概略図である。本発明の第3実施形態による排ガス量調整装置70は、吸気通路20から分岐する分配通路71と、カットバルブ72とから構成される。
分配通路71は、吸気通路20の吸気コンプレッサ5aの下流と排気通路30とを連通する。分配通路71は、排気通路30に配設されたDPF40の上流に接続される。分配通路71に、カットバルブ72を配設する。
カットバルブ72は、分配通路71を開閉する。カットバルブ72は、圧縮空気の分配時に開弁し、余剰圧縮空気を排気通路30に分配する。一方、カットバルブ72は、圧縮空気非分配時に閉弁して排気通路30への圧縮空気の分配を停止するとともに、吸気通路20への排気の逆流を防止する。
次に、コントローラ100で実行される第3実施形態による排ガス流入量制御について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS204において、コントローラ100は、カットバルブ72が開弁しているか否かを判定する。すでにカットバルブ72が開弁されている場合には、コントローラ100は、今回の処理を終了する。一方、まだカットバルブ72が開弁されていない場合には、コントローラ100は、ステップS205に処理を移行する。
ステップS205において、コントローラ100は、カットバルブ72を開弁して圧縮空気を排気通路に分配する。
ステップS206において、コントローラ100は、カットバルブ72が開弁しているか否かを判定する。すでにカットバルブ72が開弁している場合には、コントローラ100は、ステップS207に処理を移行する。一方、カットバルブ72が開弁していない場合には、コントローラ100は、そのまま今回の処理を終了する。排ガス量が基準流量値Q0以上であれば、圧縮空気を排気通路に分配する必要はないためである。
ステップS207において、コントローラ100は、カットバルブ72を閉弁して圧縮空気の分配を停止する。排ガス量が基準流量値Q0以上であれば、圧縮空気を排気通路に分配する必要はないためである。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を、図9を参照して説明する。本実施形態は、DPFの多孔質隔壁41に排ガスを多孔質隔壁41へ導入する導入板81を設けた点で上記各実施形態と相違する。以下その相違点について説明する。
図9は、第4実施形態によるDPF80の断面の概略図である。DPF80は入口が目封じされない流路42a側の多孔質隔壁41に、排ガスを多孔質隔壁41へ導入する複数の導入板81を備える。
導入板81は、排気通路30の上流側に向いて傾斜し、流路42aに流入した排ガスを多孔質隔壁41を通して流路42bへ導く。これにより、DPF80に流入する排ガスが多孔質隔壁41を通過しやすくなるため、PMの捕集効率が高くなる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。例えば、第1、第2実施形態において、カットバルブは必ずしも必要ではなく、ポンプのオンオフのみで流量の制御をしてもよい。
また、上記各実施形態において、排ガス量を算出、すなわち間接的に検出する場合を例示して説明したが、センサによって直接検出してもよい。
第1実施形態によるオープンタイプDPFを用いたディーゼルエンジンの構成を示す概略図である。 オープンタイプDPFの断面の概略図である。 オープンタイプDPFの説明図である。 排ガス量とPM捕集効率との関係を示した図である。 第1実施形態による排ガス量の最適化制御を示すフローチャートである。 第2実施形態によるオープンタイプDPFを用いたディーゼルエンジンの構成を示す概略図である。 第3実施形態によるオープンタイプDPFを用いたディーゼルエンジンの構成を示す概略図である。 第3実施形態による排ガス量の最適化制御を示すフローチャートである。 オープンタイプDPFの断面の概略図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン(内燃機関)
5 ターボ過給機
5a コンプレッサ
30 排気通路
40 DPF(排気浄化フィルタ)
41 多孔質隔壁
42 流路
44a 連通孔
50 排ガス量調整装置(フィルタ流入速度調整手段)
51 循環通路(ガス量調整通路)
52 ポンプ
53 カットバルブ
60 排ガス量調整装置(フィルタ流入速度調整手段)
61 2次空気供給通路(ガス量調整通路)
62 ポンプ
63 カットバルブ
70 排ガス量調整装置(フィルタ流入速度調整手段)
71 分配通路(ガス量調整通路)
72 カットバルブ
81 導入板
100 コントローラ(排ガス流速検出手段)
S102 排ガス量算出手段

Claims (9)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、フィルタ機能を有する隔壁によって区画された複数の排ガス流路であって、入口が閉じた流路と出口が絞られた流路とを有する排気浄化フィルタと、
    前記内燃機関から排出される排ガスの流速を検出する排ガス流速検出手段と、
    前記排ガス流速検出手段で検出した排ガス流速が基準流速を下回るときに、前記排気浄化フィルタに流入する排ガス流速を増加させるフィルタ流入速度調整手段と、
    を備える内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記フィルタ流入速度調整手段は、前記排気浄化フィルタの下流に排出された排ガスの一部を、前記排気浄化フィルタの上流へ還流することで、前記排気浄化フィルタに流入するガス流量を増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記フィルタ流入速度調整手段は、前記排気浄化フィルタの下流側の排気通路と上流側の排気通路とを連通するガス量調整通路と、そのガス量調整通路を介して前記排気浄化フィルタの下流に排出された排ガスの一部を前記排気浄化フィルタの上流へ導入するポンプとを備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記フィルタ流入速度調整手段は、前記排気浄化フィルタの上流に空気を導入することで、前記排気浄化フィルタに流入するガス流量を増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記フィルタ流入速度調整手段は、前記排気浄化フィルタの上流側の排気通路と連通するガス量調整通路と、そのガス量調整通路を介して空気を前記排気浄化フィルタの上流へ導入するポンプとを備える
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記フィルタ流入速度調整手段は、前記ガス流量調整通路の流路断面を調節するバルブを備える
    ことを特徴とする請求項2から5までのいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記フィルタ流入速度調整手段は、ターボ過給機のコンプレッサからの圧縮空気を、前記排気浄化フィルタの上流に分配することで、前記排気浄化フィルタに流入するガス流量を増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 前記フィルタ流入速度調整手段は、前記ターボ過給機のコンプレッサの下流側の吸気通路と前記排気浄化フィルタの上流側の排気通路とを連通するガス量調整通路と、そのガス流量調整通路の流路断面を調節するバルブとを備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  9. 前記排気浄化フィルタは、前記隔壁に、この隔壁を透過して排ガスが流れるように案内する傾斜した導入板を有する
    ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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