JP2002364335A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

排気ガス浄化装置

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JP2002364335A
JP2002364335A JP2001175561A JP2001175561A JP2002364335A JP 2002364335 A JP2002364335 A JP 2002364335A JP 2001175561 A JP2001175561 A JP 2001175561A JP 2001175561 A JP2001175561 A JP 2001175561A JP 2002364335 A JP2002364335 A JP 2002364335A
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exhaust gas
passage
filter assembly
conduit
exhaust
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JP2001175561A
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English (en)
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Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Hiromichi Yanagihara
弘道 柳原
Yoshimitsu Henda
良光 辺田
Yoshio Yamashita
芳雄 山下
Zenichiro Kato
善一郎 加藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタ組立体内に捕集される浮遊微粒子の
分布を均一化するための技術を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの燃焼室を備える内燃機
関に適用され、燃焼室から排出される排気ガスを浄化す
るための排気ガス浄化装置は、燃焼室から排出された排
気ガスが通る通路を形成する導管16,60と、導管内
の通路に配置され、排気ガス中に含まれる浮遊微粒子を
捕集するためのフィルタ組立体100と、を備える。導
管は、フィルタ組立体を通過した排気ガスを、外部に排
出するための排出用通路と、排出用通路に接続され、フ
ィルタ組立体を通過した排気ガスの一部を、燃焼室に環
流させるための環流用通路と、を含んでいる。そして、
導管は、フィルタ組立体を通過する排気ガスの単位面積
あたりの流量を均一化する機能を有する通路構造を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の排気
ガスに含まれる浮遊微粒子を浄化するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関の排気ガス中には、通
常、黒煙(スス)などの浮遊微粒子が含まれている。近
年、大気汚染を防ぐために、排出される浮遊微粒子の総
量の低減が、強く要請されている。このため、従来で
は、機関の排気用導管に、排気ガス中に含まれる浮遊微
粒子を捕集するためのフィルタ組立体が設けられてい
る。
【0003】図15は、従来のディーゼル機関910の
要部を示す説明図である。図示するように、エンジン本
体911は、4つの燃焼室#1〜#4を有している。各
燃焼室#1〜#4には、吸気用導管912と排気用導管
916とが接続されている。排気用導管916内の通路
には、各燃焼室#1〜#4毎にフィルタ組立体900が
設けられている。なお、フィルタ組立体900内に捕集
された浮遊微粒子は、フィルタ再生処理によって除去さ
れる。また、図15では、排気ガス中の窒素酸化物(N
Ox)を低減させるためのEGR管960が、排気用導
管916と吸気用導管912との間に接続されている。
フィルタ組立体900を通過した排気ガスの一部は、E
GR管960を介して、吸気用導管12に還流する。
【0004】なお、上記のようなディーゼル機関は、例
えば、本願出願人によって開示された特開2000−2
04940号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
EGR管は、機関の空いているスペースに配置されるた
め、排気用導管の偏った位置に接続されていた。図15
では、EGR管960は、4番目の燃焼室#4に対応す
るフィルタ組立体900の付近において、排気用導管9
16に接続されている。このため、従来では、各フィル
タ組立体900内に捕集される浮遊微粒子の分布が偏っ
てしまうという問題があった。
【0006】すなわち、吸気用導管912内の圧力は排
気用導管916内の圧力よりも低いため、各燃焼室#1
〜#4から排気用導管16に流入した排気ガスは、主に
EGR管960の通路入口に向かって流れる。この結
果、フィルタ組立体900内に捕集される浮遊微粒子の
分布は偏ってしまう。より具体的には、フィルタ組立体
900内に捕集される浮遊微粒子の分布は、EGR管9
60の通路入口側において比較的大きくなる。
【0007】フィルタ組立体内に捕集された浮遊微粒子
の分布が偏ると、フィルタ再生処理に要する時間が比較
的長くなってしまう。また、フィルタ再生処理を定期的
に一定時間行う場合には、捕集された浮遊微粒子の一部
が除去されずに残ってしまう。これは、浮遊微粒子がよ
り多く捕集された領域の再生処理には、より多くの時間
を要するためである。すなわち、フィルタ組立体内に捕
集される全浮遊微粒子量が同じ場合には、浮遊微粒子の
分布の偏りが大きい程、フィルタ再生処理に要する時間
が長くなる。
【0008】なお、上記の問題は、ディーゼル機関に限
らず、燃焼室内に直接ガソリンを噴射する方式のいわゆ
る筒内噴射ガソリン機関などの内燃機関と共通する問題
である。
【0009】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、フィルタ組立体
内に捕集される浮遊微粒子の分布を均一化するための技
術を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装
置は、少なくとも1つの燃焼室を備える内燃機関に適用
され、前記燃焼室から排出される排気ガスを浄化するた
めの排気ガス浄化装置であって、前記燃焼室から排出さ
れた排気ガスが通る通路を形成する導管と、前記導管内
の通路に配置され、排気ガス中に含まれる浮遊微粒子を
捕集するためのフィルタ組立体と、を備え、前記導管
は、前記フィルタ組立体を通過した排気ガスを、外部に
排出するための排出用通路と、前記排出用通路に接続さ
れ、前記フィルタ組立体を通過した排気ガスの一部を、
前記燃焼室に環流させるための環流用通路と、を含み、
前記導管は、前記フィルタ組立体を通過する排気ガスの
単位面積あたりの流量を均一化する機能を有する通路構
造を有していることを特徴とする。
【0011】ここで、流量とは、単位時間に流れる流体
(排気ガス)の体積を意味している。
【0012】この排気ガス浄化装置では、導管は、フィ
ルタ組立体を通過する排気ガスの単位面積あたりの流量
を均一化する機能を有する通路構造を有しているので、
フィルタ組立体内に捕集される浮遊微粒子の分布を均一
化することができる。
【0013】上記の装置において、前記通路構造は、前
記フィルタ組立体の下流側の面に対向するように設けら
れた前記還流用通路の入口を含むことが好ましい。
【0014】排気ガスは、圧力の比較的低い還流用通路
の入口に向かって流れ易い。したがって、上記のような
通路構造を採用すれば、排気ガスが還流用通路の入口に
向かって流れることにより、フィルタ組立体を通過する
排気ガスの単位面積あたりの流量を均一化することがで
きる。
【0015】また、上記の装置において、前記通路構造
は、前記フィルタ組立体の下流側の面に対向する位置以
外の位置に設けられた前記還流用通路の入口と、前記排
出用通路と前記還流用通路との接続部分に設けられ、前
記導管の内側壁面から内部に向かって突出し、排気ガス
を前記排出用通路の下流側に向かって導く突出部と、を
含むようにしてもよい。
【0016】このような通路構造を採用すれば、排気ガ
スは、還流用通路の入口の位置の影響をあまり受けず
に、排出用通路の下流側に向かって流れる。これによ
り、フィルタ組立体を通過する排気ガスの単位面積あた
りの流量を均一化することができる。
【0017】また、上記の装置において、前記通路構造
は、前記フィルタ組立体が設けられた位置より上流側の
前記導管の内側壁面に、通路に沿って形成された複数の
凹部または凸部を含むようにしてもよい。
【0018】このような通路構造を採用すれば、排気ガ
スは、フィルタ組立体が設けられた位置より上流側にお
いて、導管の通路に沿って流れ易くなる。これにより、
フィルタ組立体を通過する排気ガスの単位面積あたりの
流量を均一化することができる。
【0019】上記の装置において、前記内燃機関は、複
数の前記燃焼室を備えており、前記排出用通路は、各段
に含まれる通路数が下流側に向けて次第に減少するよう
な多段構造を有し、前記フィルタ組立体は、前記多段構
造のいずれか1つの段を構成する排出用通路に設けられ
ていることが好ましい。
【0020】なお、最上流側の段を除く他の段を構成す
る排出用通路にフィルタ組立体を設ければ、フィルタ組
立体の数を比較的小さくすることができるので、排気ガ
ス浄化装置を比較的容易に製造することができる。
【0021】上記の装置において、前記フィルタ組立体
は、複数設けられており、前記通路構造は、前記複数の
フィルタ組立体が設けられた段よりも下流側のいずれか
1つの段を構成する排出用通路への集合口と略対称な位
置に設けられた前記環流用通路の入口を含むようにして
もよい。
【0022】このような通路構造を採用すれば、排出用
通路の集合口と還流用通路の入口との双方に向かってほ
ぼ均等に排気ガスを流すことができるので、フィルタ組
立体を通過する排気ガスの単位面積あたりの流量を均一
化することができる。
【0023】
【発明の他の態様】なお、内燃機関が複数の燃焼室を備
える上記の場合には、本発明は、以下のような態様を含
んでいてもよい。
【0024】すなわち、上記の装置において、前記フィ
ルタ組立体は、前記複数の燃焼室のそれぞれに対応し
て、複数設けられており、前記環流用通路の入口は、前
記複数のフィルタ組立体のそれぞれに対応して、複数設
けられており、前記通路構造は、前記各フィルタ組立体
の下流側の面に対向するように設けられた前記各還流用
通路の入口を含むようにしてもよい。
【0025】また、上記の装置において、前記フィルタ
組立体は、前記複数の燃焼室のそれぞれに対応して、複
数設けられており、前記環流用通路の入口は、前記複数
のフィルタ組立体のそれぞれに対応して、複数設けられ
ており、前記通路構造は、前記各フィルタ組立体の下流
側の面に対向する位置以外の位置に設けられた前記各還
流用通路の入口と、前記排出用通路と前記還流用通路と
の各接続部分に設けられ、前記導管の内側壁面から内部
に向かって突出し、排気ガスを前記排出用通路の下流側
に向かって導く突出部と、を含むようにしてもよい。
【0026】また、上記の装置において、前記フィルタ
組立体は、前記複数の燃焼室のそれぞれに対応して、複
数設けられており、前記通路構造は、前記各フィルタ組
立体が設けられた位置より上流側の前記導管の内側壁面
に、通路に沿って形成された複数の凹部または凸部を含
むようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】A.第1実施例:次に、本発明の
実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明
の排気ガス浄化装置を適用したディーゼルエンジン10
の概略構成を示す説明図である。このディーゼルエンジ
ン10は、いわゆる4気筒エンジンであり、シリンダブ
ロックとシリンダヘッドとを含むエンジン本体11は、
4つの燃焼室#1〜#4を有している。各燃焼室#1〜
#4には、吸気用導管12を介して空気が供給される。
燃料供給ポンプ13から供給された燃料が燃料噴射弁1
4によって各燃焼室#1〜#4内に噴射されると、各燃
焼室内で、空気と燃料との混合ガスが燃焼する。排気ガ
スは、排気用導管16を介して外部に排出される。
【0028】排気用導管16の通路には、4つの燃焼室
#1〜#4に対応する4つのフィルタ組立体100が設
けられている。フィルタ組立体100は、排気ガス中に
含まれる黒煙(スス)などの浮遊微粒子(以下、含炭素
浮遊微粒子とも呼ぶ)を捕集する機能を有している。
【0029】フィルタ組立体100の下流側には、過給
器20が設けられている。過給器20は、排気用導管1
6内に設けられたタービン21と、吸気用導管12内に
設けられたコンプレッサ22と、タービン21とコンプ
レッサ22とを連結するシャフト23と、を備えてい
る。各燃焼室#1〜#4から排出された排気ガスがター
ビン21を回すと、シャフト23を介して、コンプレッ
サ22が回転する。
【0030】コンプレッサ22は、上流側に設けられた
エアクリーナ26を介して流入した空気を圧縮する。な
お、過給器20には、タービン21の入口の開口面積を
調整するためのアクチュエータ70が設けられており、
開口面積を小さくすると、コンプレッサ22による空気
の圧縮率が向上する。圧縮により温度が上昇した空気
は、コンプレッサ22の下流側に設けられたインターク
ーラ24で冷却された後に、各燃焼室#1〜#4内に供
給される。
【0031】排気用導管16と吸気用導管12との間
は、EGR管60によって接続されている。ここで、
「EGR」とは、排気ガス再循環(Exhaust Gas Recirc
ulation)の略語である。排気用導管16内の排気ガス
の一部は、EGR管60を介して、吸気用導管12内に
還流する。こうすれば、混合ガスが燃焼する際の最高燃
焼温度が低くなり、この結果、排気ガス中の窒素酸化物
(NOx)の生成量を減少させることができる。ただ
し、排気ガスの還流量が過大になると、燃焼が不安定に
なる傾向がある。このため、EGR管60には、排気ガ
スの還流量を調整するためのEGR弁62が設けられて
いる。
【0032】なお、燃料噴射弁14と燃料供給ポンプ1
3とEGR弁62とアクチュエータ70とは、電子制御
ユニット(ECU:electrical control unit )30に
よって制御される。ECU30は、エンジン回転速度や
アクセル開度などのエンジンの運転条件を検出し、検出
結果に応じて上記の制御を実行する。
【0033】図2は、図1のフィルタ組立体100の構
造を示す斜視図である。フィルタ組立体100は、略円
筒状のケース102と、ケース102内に収納された略
円柱状のエレメント104と、を備えている。そして、
エレメント104は、略円柱状の軸部材110と略円筒
状のフィルタ105とを備えている。
【0034】図3は、図2のエレメント104の製造方
法を模式的に示す説明図である。図示するように、フィ
ルタ105としては、金属製の不織布106および波板
108が交互に2組重ねられたシートが用いられる。な
お、濾材である不織布106は、Fe系合金材料(例え
ば、Fe−Cr−Al合金)やNi系合金材料(例え
ば、Ni−Cr−Al合金)などの耐熱性を有する金属
繊維で構成されている。
【0035】フィルタ105は、その一端が溶接により
軸部材110に接合された後、軸部材110を芯にして
螺旋状に巻き付けられる。すなわち、フィルタ105
は、軸部材110の周囲に略円筒状に巻き付けられたロ
ール構造を有している。隣接する不織布106同士の間
隔は、波板108によってほぼ一定の間隔に保たれてお
り、不織布106と波板108との間には、軸部材11
0の軸方向に沿って多数の波状通路が形成されている。
この後、図2に示すように、エレメント104は、ケー
ス102内に収納され、フィルタ105の周縁は、溶接
によりケース102に接合される。
【0036】さらに、エレメント104の両側には、図
2に示すように、封止板112が選択的に溶接される。
すなわち、封止板112は、不織布106と波板108
との間に形成された通路を互い違いに閉塞するように設
けられる。図4は、図2のフィルタ組立体100の断面
構造を模式的に示す説明図である。なお、図4では、波
板108の図示は省略されている。図示するように、封
止板112は、ほぼ一定の間隔で隣接する不織布106
間に形成された通路を、フィルタ組立体100の半径方
向に沿って、互い違いに閉塞する。排気ガスは、入口が
封止板112で塞がれていない通路に流入するが、この
通路の出口は、封止板112で塞がれている。このた
め、排気ガスは、通路の側面を形成する不織布106を
通って、出口が塞がれていない隣の通路から流出する。
すなわち、排気ガスは、フィルタ組立体100を通過す
る際に、必ず不織布106を通過するので、不織布10
6は、排気ガス中に含まれる含炭素浮遊微粒子を捕集す
ることができる。
【0037】なお、本実施例では、エレメント104の
両端に封止板112が設けられているが、封止板112
を省略して、封止板112によって接続されるべき不織
布106同士を、端部において互いに溶接するようにし
てもよい。
【0038】フィルタ組立体100によって捕集された
含炭素浮遊微粒子は、不織布106に次第に堆積するの
で、含炭素浮遊微粒子を除去するための「フィルタ再生
処理」が実施される。フィルタ組立体100によって捕
集された含炭素浮遊微粒子は、排気絞りや、ポスト噴
射、排気ガス再循環などのフィルタ再生処理によって燃
焼する。ここで、排気絞りとは、排気用導管の通路の開
口面積を小さくすることによって、排気ガス温度を上昇
させる手法であり、図1のアクチュエータ70を制御す
ることによって実現可能である。ポスト噴射とは、燃料
噴射のタイミングを大幅に遅らせ、燃焼熱が機械的仕事
に変換される割合を低下させることによって、排気ガス
温度を上昇させる手法であり、図1の燃料噴射弁14お
よび燃料供給ポンプ13を制御することによって実現可
能である。また、排気ガス再循環とは、吸気に排気ガス
を還流させることによって、排気ガス温度を上昇させる
手法であり、図1のEGR弁62を制御することによっ
て実現可能である。
【0039】ところで、前述のように、フィルタ組立体
100内に捕集された含炭素浮遊微粒子の分布が偏る
と、フィルタ再生処理に要する時間が比較的長くなって
しまう。また、フィルタ再生処理を定期的に一定時間行
う場合には、捕集された浮遊微粒子の一部が除去されず
に残ってしまう。そこで、本実施例では、フィルタ組立
体100内に略均一な分布で含炭素浮遊微粒子が捕集さ
れるように、排気用導管16とEGR管60との接続位
置を工夫している。
【0040】図5は、図1のフィルタ組立体100付近
の排気用導管16およびEGR管60を拡大して示す説
明図である。図5(A)は、エンジン本体11(図1)
の上部を構成するシリンダヘッド32を上方から見たと
きの様子を示しており、図5(B)は、シリンダヘッド
32を側方から見たときの様子を示している。
【0041】図示するように、排気用導管16は、シリ
ンダヘッド32に接続されており、アダプタ17と排気
マニホールド18とを含んでいる。シリンダヘッド32
には、通常、排気マニホールド18が直接接続される
が、本実施例では、シリンダヘッド32と排気マニホー
ルド18との間に、アダプタ17が挿入されている。な
お、図5(B)に示すように、本実施例の排気マニホー
ルド18は、下方に湾曲している。
【0042】アダプタ17は、シリンダヘッド32内の
4つの排気ポートから排出された排気ガスが通る4つの
通路を有している。なお、各排気ポートは、各燃焼室#
1〜#4に連通している。アダプタ17内の4つの通路
のそれぞれには、通路の一部を塞ぐように、4つの燃焼
室#1〜#4(図1)に対応する4つのフィルタ組立体
100がそれぞれ設けられている。
【0043】排気マニホールド18は、図1,図5
(A)に示すように、上流側に4つの通路を有してお
り、下流側に1つの通路を有している。すなわち、排気
マニホールド18は、4つの燃焼室#1〜#4からの排
気ガスを1つの通路に集合させる機能を有している。
【0044】また、排気マニホールド18には、EGR
管60が接続されている。EGR管60は、図1に示す
ように、上流側に4つの通路を有しており、下流側に1
つの通路を有している。排気マニホールド18の湾曲部
分には、4つの通路を含む接続部19が設けられてお
り、排気マニホールド18は、接続部19を介してEG
R管60と接続される。前述のように、排気マニホール
ド18からEGR管60に流入した排気ガスは、吸気用
導管12に還流する。
【0045】上記の説明から分かるように、本実施例の
排気用導管16によって形成される通路は、フィルタ組
立体100を通過した排気ガスを外部に排出するための
排出用通路として機能する。また、排気マニホールド1
8の接続部19およびEGR管60によって形成される
通路は、フィルタ組立体100を通過した排気ガスの一
部を燃焼室#1〜#4に環流させるための環流用通路と
して機能する。
【0046】図6は、図5(A)に示す排気用導管16
およびEGR管60のA−A面における概略断面図であ
る。図示するように、アダプタ17の下流側のフランジ
には、フィルタ組立体100のケース102のフランジ
が係合する座ぐりが形成されている。そして、アダプタ
17と排気マニホールド18とは、アダプタ17内に各
フィルタ組立体100が収納された状態(図5(A))
で、ガスケットGKを介して互いに接続されている。シ
リンダヘッド32とアダプタ17、および、排気マニホ
ールド18とEGR管60も、ガスケットGKを介して
互いに接続されている。
【0047】接続部19に含まれる4つの還流用通路の
入口は、図5(A)に示すように、4つのフィルタ組立
体100のそれぞれに対応して設けられている。そし
て、接続部19の各通路入口は、各フィルタ組立体10
0の下流側の面に対向するように、各フィルタ組立体1
00の中心軸上に設けられている。このとき、フィルタ
組立体100を通過した排気ガスは、主に、接続部19
の通路入口に向かって流れる。これは、前述のように、
吸気用導管12(図1)内の圧力が排気用導管16内の
圧力よりも低いためである。
【0048】このように、フィルタ組立体100の下流
側の面に対向するように接続部19の通路入口が設けら
れていれば、排気ガスはフィルタ組立体100をほぼ直
進して接続部19の通路入口に引き込まれるので、フィ
ルタ組立体100を通過する排気ガスの単位面積あたり
の流量は、ほぼ等しくなる。このとき、各フィルタ組立
体100内に捕集される浮遊微粒子の分布は均一化され
る。したがって、フィルタ再生処理に要する時間を比較
的短くすることが可能となる。また、フィルタ再生処理
を定期的に一定時間行う場合には、捕集された浮遊微粒
子を効率よく除去することが可能となる。
【0049】図7は、図1に示すディーゼルエンジン1
0の変形例を示す説明図である。図7のディーゼルエン
ジン10’は、図1とほぼ同じであるが、EGR管6
0’が変更されている。すなわち、図1では、1つのE
GR管60が用いられているが、図7では、各フィルタ
組立体100毎に4つのEGR管60’が用いられてい
る。なお、EGR弁62も各EGR管60’毎に設けら
れている。このように複数のEGR管60’を用いる場
合にも、各フィルタ組立体100内に捕集される浮遊微
粒子の分布を均一化することができる。
【0050】以上説明したように、本実施例の排気ガス
浄化装置は、燃焼室#1〜#4から排出された排気ガス
が通る通路を形成する導管16,60と、導管16内の
通路に配置され、排気ガス中に含まれる浮遊微粒子を捕
集するためのフィルタ組立体100と、を備えている。
導管16,60は、フィルタ組立体100を通過した排
気ガスを外部に排出するための排出用通路と、排出用通
路に接続され、フィルタ組立体100を通過した排気ガ
スの一部を、燃焼室#1〜#4に還流させるための還流
用通路を備えている。そして、還流用通路の入口は、フ
ィルタ組立体100の下流側の面に対向するように設け
られている。このような通路構造を有する導管16,6
0を用いれば、排気ガスが還流用通路の入口に向かって
流れることにより、フィルタ組立体100を通過する排
気ガスの単位面積あたりの流量を均一化することができ
るので、フィルタ組立体100内に捕集される浮遊微粒
子の分布を均一化することが可能となる。
【0051】B.第2実施例:図8は、第2実施例にお
ける排気用導管16AおよびEGR管60Aを示す説明
図である。図8は、図6とほぼ同じであるが、排気マニ
ホールド18AとEGR管60Aとの接続位置が変更さ
れている。すなわち、図8では、接続部19Aの通路入
口は、フィルタ組立体100の下流側の面に対向する位
置以外の位置に設けられている。具体的には、接続部1
9Aの通路入口における略円形の開口面は、フィルタ組
立体100の下流側の面にほぼ直交し、フィルタ組立体
100の中心軸にほぼ平行に設けられている。そして、
接続部19Aの通路入口付近には、排気マニホールド1
8Aの内側壁面から内部に向かって突出する突出部20
0が設けられている。これにより、還流用通路の入口が
フィルタ組立体100の下流側の面に対向するように設
けられていない場合に、排気ガスを排出用通路の下流側
に向かって導くことができる。すなわち、フィルタ組立
体100を通過する排気ガスは、還流用通路の入口の位
置の影響をあまり受けずに、排出用通路の下流側に向か
って流れる。このとき、フィルタ組立体100を通過す
る排気ガスの単位面積あたりの流量を均一化することが
できるので、フィルタ組立体100内に捕集される浮遊
微粒子の分布を均一化することが可能となる。
【0052】図9は、図8に示す排気用導管16Aの変
形例を示す説明図である。図9は、図8とほぼ同じであ
るが、排気用導管16A’の形状が変更されている。す
なわち、本実施例の排気マニホールド18A’は、入口
付近に直線状の通路を有している。そして、接続部19
A’の通路入口付近には、排気マニホールド18A’の
内側壁面から内部に向かって突出する突出部200’が
設けられている。図9に示すような突出部200’を用
いても、図8と同様に、排気ガスを排出用通路の下流側
に向かって導くことができるので、フィルタ組立体10
0内に捕集される浮遊微粒子の分布を均一化することが
できる。
【0053】一般に、還流用通路の入口がフィルタ組立
体の下流側の面に対向する位置以外の位置に設けられて
いる場合には、導管は、排出用通路と還流用通路との接
続部分に、導管の内側壁面から内部に向かって突出し、
排気ガスを排出用通路の下流側に向かって導く突出部を
備えていればよい。
【0054】C.第3実施例:図10は、第3実施例に
おける排気用導管16Bを示す説明図である。図10
は、図6とほぼ同じであるが、アダプタ17Bの形状が
変更されている。すなわち、本実施例では、フィルタ組
立体100が設けられた位置より上流側のアダプタ17
Bの内側壁面には、アダプタ17B内の通路に沿って6
つの凹部250が形成されている。
【0055】図11は、図10に示すアダプタ17Bの
B−B面における概略断面図である。図示するように、
アダプタ17Bの内側壁面に形成された凹部250は、
略半円形の断面を有している。
【0056】図11に示すような凹部250を設けれ
ば、排気ガスは、フィルタ組立体100が設けられた位
置の上流側において、アダプタ17Bの通路に沿って流
れ易くなる。これにより、フィルタ組立体100を通過
する排気ガスの単位面積あたりの流量をより均一化する
ことができ、この結果、フィルタ組立体内に捕集される
浮遊微粒子の分布をより均一化することが可能となる。
【0057】図12は、アダプタ17B(図11)の断
面形状の種々の変形例を示す説明図である。図12
(A),(B)では、アダプタ17Bの内側壁面に、半
径方向に突出した6つの凸部251,252が設けられ
ている。ただし、図12(B)に示す凸部252は、通
路の中心に達しており、スポーク状に形成されている。
なお、これらの凸部251,252も、アダプタ17B
内の通路に沿って形成されている。図12(A),
(B)に示すような凸部251,252を設けるように
しても、図11の凹部250を設ける場合と同様に、フ
ィルタ組立体100内に捕集される浮遊微粒子の分布を
均一化することができる。
【0058】一般には、フィルタ組立体が設けられた位
置より上流側の導管の内側壁面には、通路に沿う複数の
凹部または凸部が形成されていればよい。
【0059】なお、本実施例(図10)では、第1実施
例(図6)と同様に、接続部19の通路入口はフィルタ
組立体100の下流側の面に対向するように設けられて
いる。しかしながら、フィルタ組立体が設けられた位置
より上流側の導管の内側壁面に、通路に沿う複数の凹部
または凸部を設けるようにすれば、接続部19の通路入
口の位置に関わらず、フィルタ組立体100内に捕集さ
れる浮遊微粒子の分布を均一化することが可能である。
【0060】D.第4実施例:図13は、第4実施例に
おけるディーゼルエンジン10Cの概略構成を示す説明
図である。第1実施例のEGR管60は、上流側に4つ
の通路を有し、下流側に1つの通路を有しているが、本
実施例のEGR管60Cは、上流側から下流側まで1つ
の通路のみを有している。そして、図13に示すよう
に、EGR管60Cへの通路入口は、排気マニホールド
18Cの4つの通路が集合する集合口と、略対称な位置
に設けられている。
【0061】このような通路構造を採用すれば、排出用
通路の集合口と還流用通路の入口との双方に向かってほ
ぼ均等に排気ガスを流すことができる。具体的には、第
1および第2の燃焼室#1,#2に対応する2つフィル
タ組立体100を通過した排気ガスは、主に、排気マニ
ホールド18Cの集合口に向かって流れる。一方、第3
および第4の燃焼室#3,#4に対応する2つのフィル
タ組立体100を通過した排気ガスは、主に、EGR管
60Cへの通路入口に向かって流れる。これにより、各
フィルタ組立体100を通過する排気ガスの単位面積あ
たりの流量を均一化することができるので、各フィルタ
組立体100内に捕集される浮遊微粒子の分布を均一化
することが可能となる。なお、4つのフィルタ組立体を
通過した排気ガスが排出用通路の集合口および還流用通
路の入口に約50%ずつ流入する場合には、上記の効果
は特に大きい。
【0062】図14は、図13に示すディーゼルエンジ
ン10Cの変形例を示す説明図である。図14のディー
ゼルエンジン10C’は、図13とほぼ同じであるが、
排気用導管16C’の構造が変更されている。すなわ
ち、図13では、1段目に4つの通路を含み、2段目に
1つの通路を含む排気マニホールド18Cが用いられて
いるが、図14では、1段目に4つの通路を含み、2段
目に2つの通路を含み、3段目に1つの通路を含む排気
マニホールド18C’が用いられている。また、図13
では、排気マニホールド18Cの通路の入口付近に4つ
のフィルタ組立体100が設けられているが、図14で
は、排気マニホールド18C’の通路の途中に2つのフ
ィルタ組立体100が設けられている。なお、排気マニ
ホールド18C’の通路の途中にフィルタ組立体100
が設けられる場合には、排気マニホールド18C’は、
2以上の部分マニホールドを組み合わせて構成される。
【0063】図14では、EGR管60C’の通路入口
は、排気マニホールド18C’の2段目の2つの通路が
集合する集合口と、略対称な位置に設けられているの
で、図13と同様に、2つのフィルタ組立体100内に
捕集される浮遊微粒子の分布を均一化することができ
る。なお、図14において、排気マニホールド18C’
の1段目の4つの通路入口付近に4つのフィルタ組立体
100を設けるようにしてもよい。
【0064】一般に、フィルタ組立体が複数設けられて
いる場合には、環流用通路の入口は、複数のフィルタ組
立体が設けられた段よりも下流側のいずれか1つの段を
構成する排出用通路への集合口と、略対称な位置に設け
られていればよい。
【0065】なお、図13,図14に示すように、排出
用通路としては、各段に含まれる通路数が下流側に向け
て次第に減少するような種々の多段構造を採用可能であ
り、フィルタ組立体は、多段構造のいずれか1つの段を
構成する排出用通路に設けられていればよい。
【0066】また、図14に示すように、最上流側の段
を除く他の段を構成する排出用通路にフィルタ組立体を
設ければ、フィルタ組立体の数を比較的小さくすること
ができるので、排気ガス浄化装置を比較的容易に製造す
ることができるという利点がある。一方、図13に示す
ように、最上流側の段を構成する排出用通路にフィルタ
組立体を設ける場合には、各燃焼室毎にフィルタ組立体
を設けることができるので、各フィルタ組立体を各燃焼
室の出口付近に配置することができる。したがって、比
較的高い温度の排気ガスをフィルタ組立体に流入させる
ことができるので、前述のフィルタ再生処理を比較的効
率よく実施することが可能となる。
【0067】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0068】(1)上記実施例(図2)では、金属不織
布106を備えるフィルタ組立体100が用いられてい
るが、金属系のフィルタ組立体に代えて、コーディエラ
イト製のハニカムフィルタなどのセラミック系のフィル
タ組立体を用いるようにしてもよい。一般に、フィルタ
組立体は、排気ガス中に含まれる浮遊微粒子を捕集でき
るものであればよい。
【0069】(2)上記実施例(図6)では、フィルタ
組立体100はアダプタ17内に収納されているが、ア
ダプタは省略可能である。この場合には、排気マニホー
ルド18の入口付近に、フィルタ組立体100を収納可
能な寸法の通路を設け、排気マニホールド18内にフィ
ルタ組立体100を収納すればよい。アダプタ17を省
略すれば、排気ガス浄化装置を小型化することができる
という利点がある。
【0070】(3)第1実施例(図6)では、還流用通
路の入口が、フィルタ組立体の下流側の面に対向するよ
うに設けられている。第2実施例(図8,図9)では、
還流用通路の入口はフィルタ組立体の下流側の面に対向
する位置以外の位置に設けられ、排出用通路と還流用通
路との接続部分に、突出部が設けられている。第3実施
例(図10)では、フィルタ組立体が設けられた位置よ
り上流側の導管の内側壁面には、通路に沿う複数の凹部
または凸部が設けられている。第4実施例(図13,図
14)では、環流用通路の入口は、複数のフィルタ組立
体が設けられた段よりも下流側のいずれか1つの段を構
成する排出用通路への集合口と、略対称な位置に設けら
れている。
【0071】このように、排気ガスが通る導管の通路構
造としては、種々の構造を採用可能であり、上記の4種
類の通路構造のうちの2以上を組み合わせることも可能
である。一般に、導管は、フィルタ組立体を通過する排
気ガスの単位面積あたりの流量を均一化する機能を有す
る通路構造を有していればよい。
【0072】なお、導管が上記の均一化機能を有してい
るか否かは、以下のように判断できる。すなわち、図1
5に示す従来の導管916,960を採用する場合と比
較して、フィルタ組立体を通過する排気ガスの単位面積
あたりの流量の最大値が小さくなっていれば、導管が上
記の均一化機能を有していると判断できる。なお、比較
の際には、比較対象の2つのフィルタ組立体を通過する
排気ガスの総流量は等しく設定される。
【0073】(4)上記実施例では、本発明の排気ガス
浄化装置を、4つの燃焼室#1〜#4を備えるディーゼ
ルエンジンに適用した場合について説明したが、これに
代えて、3つ以下または5つ以上の燃焼室を備えるディ
ーゼルエンジンに適用するようにしてもよい。なお、デ
ィーゼルエンジンが燃焼室を1つだけ備える場合には、
排気マニホールドを省略して排気用導管を構成すればよ
い。
【0074】また、上記実施例では、本発明の排気ガス
浄化装置を、ディーゼルエンジンに適用した場合につい
て説明したが、これに代えて、燃焼室内に直接ガソリン
を噴射する方式のガソリンエンジンなどの他の内燃機関
に適用するようにしてもよい。
【0075】さらに、本発明の排気ガス浄化装置は、車
両や、船舶搭載用、定置用などの種々の内燃機関に適用
可能である。
【0076】すなわち、本発明の排気ガス浄化装置は、
少なくとも1つの燃焼室を備える内燃機関に適用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気ガス浄化装置を適用したディーゼ
ルエンジン10の概略構成を示す説明図である。
【図2】図1のフィルタ組立体100の構造を示す斜視
図である。
【図3】図2のエレメント104の製造方法を模式的に
示す説明図である。
【図4】図2のフィルタ組立体100の断面構造を模式
的に示す説明図である。
【図5】図1のフィルタ組立体100付近の排気用導管
16およびEGR管60を拡大して示す説明図である。
【図6】図5(A)に示す排気用導管16およびEGR
管60のA−A面における概略断面図である。
【図7】図1に示すディーゼルエンジン10の変形例を
示す説明図である。
【図8】第2実施例における排気用導管16AおよびE
GR管60Aを示す説明図である。
【図9】図8に示す排気用導管16Aの変形例を示す説
明図である。
【図10】第3実施例における排気用導管16Bを示す
説明図である。
【図11】図10に示すアダプタ17BのB−B面にお
ける概略断面図である。
【図12】アダプタ17B(図11)の断面形状の種々
の変形例を示す説明図である。
【図13】第4実施例におけるディーゼルエンジン10
Cの概略構成を示す説明図である。
【図14】図13に示すディーゼルエンジン10Cの変
形例を示す説明図である。
【図15】従来のディーゼル機関910の要部を示す説
明図である。
【符号の説明】
10,10’,10C…ディーゼルエンジン 11…エンジン本体 12…吸気用導管 13…燃料供給ポンプ 14…燃料噴射弁 16,16A,16A’,16B,16C,16C’…
排気用導管 17,17B…アダプタ 18,18A,18A’,18C,18C’…排気マニ
ホールド 19,19A,19A’…接続部 20…過給器 21…タービン 22…コンプレッサ 23…シャフト 24…インタークーラ 26…エアクリーナ 30…電子制御ユニット(ECU) 32…シリンダヘッド 60,60’,60A,60C,60C’…EGR管 62…EGR弁 70…アクチュエータ 100…フィルタ組立体 102…ケース 104…エレメント 105…フィルタ 106…不織布 108…波板 110…軸部材 112…封止板 200,200’…突出部 250…凹部 251,252…凸部 900…フィルタ組立体 910…ディーゼル機関 911…エンジン本体 912…吸気用導管 916…排気用導管 960…EGR管 GK…ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 25/07 580 F02M 25/07 580D // B01D 46/00 B01D 46/00 F 46/42 46/42 B 46/44 46/44 (72)発明者 辺田 良光 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山下 芳雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 加藤 善一郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G004 AA01 AA05 AA06 AA09 BA06 DA00 DA01 DA02 DA21 EA00 FA04 GA00 GA06 3G062 AA01 ED01 ED09 ED12 ED14 ED15 GA02 GA23 3G090 AA01 AA04 BA01 CB00 CB21 EA01 EA04 EA05 EA06 4D058 JA32 JA34 KB02 MA41 QA01 QA03 QA11 QA25 SA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの燃焼室を備える内燃機
    関に適用され、前記燃焼室から排出される排気ガスを浄
    化するための排気ガス浄化装置であって、 前記燃焼室から排出された排気ガスが通る通路を形成す
    る導管と、 前記導管内の通路に配置され、排気ガス中に含まれる浮
    遊微粒子を捕集するためのフィルタ組立体と、を備え、 前記導管は、 前記フィルタ組立体を通過した排気ガスを、外部に排出
    するための排出用通路と、 前記排出用通路に接続され、前記フィルタ組立体を通過
    した排気ガスの一部を、前記燃焼室に環流させるための
    環流用通路と、を含み、 前記導管は、前記フィルタ組立体を通過する排気ガスの
    単位面積あたりの流量を均一化する機能を有する通路構
    造を有していることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排気ガス浄化装置であっ
    て、 前記通路構造は、前記フィルタ組立体の下流側の面に対
    向するように設けられた前記還流用通路の入口を含む、
    排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の排気ガス浄化装置であっ
    て、 前記通路構造は、 前記フィルタ組立体の下流側の面に対向する位置以外の
    位置に設けられた前記還流用通路の入口と、 前記排出用通路と前記還流用通路との接続部分に設けら
    れ、前記導管の内側壁面から内部に向かって突出し、排
    気ガスを前記排出用通路の下流側に向かって導く突出部
    と、を含む、排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の排気ガス浄化装置であっ
    て、 前記通路構造は、前記フィルタ組立体が設けられた位置
    より上流側の前記導管の内側壁面に、通路に沿って形成
    された複数の凹部または凸部を含む、排気ガス浄化装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の排気ガス浄化装置であっ
    て、 前記内燃機関は、複数の前記燃焼室を備えており、 前記排出用通路は、各段に含まれる通路数が下流側に向
    けて次第に減少するような多段構造を有し、 前記フィルタ組立体は、前記多段構造のいずれか1つの
    段を構成する排出用通路に設けられている、排気ガス浄
    化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の排気ガス浄化装置であっ
    て、 前記フィルタ組立体は、複数設けられており、 前記通路構造は、前記複数のフィルタ組立体が設けられ
    た段よりも下流側のいずれか1つの段を構成する排出用
    通路への集合口と略対称な位置に設けられた前記環流用
    通路の入口を含む、排気ガス浄化装置。
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