JP2008025260A - 床材およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】木材の有効利用、軽量化、生産性の向上、耐凹み性の向上を図り得る床材を提供する。
【解決手段】本発明は、基材合板層10上に基材上面層20が積層された複合基材1を有する床材を対象とする。基材合板層10は、合板中間層15と、合板中間層15の上面に積層された合板表面層11とを有する。基材上面層20は、木質繊維板により構成される。合板中間層15は、比重0.45以下の低比重材からなる低比重板により構成される。合板表面層11は、低比重材が圧密化された比重0.5以上の圧密化板により構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、家屋やマンション等の居住用建造物における屋内の床仕上げ用に好適に用いられる床材およびその製造方法に関する。
一般住宅等における床仕上げ用の床材として、基材がラワン合板からなるものが周知であるが、ラワン材は、天然木材資源の枯渇化により利用が制限され、脱ラワン化の要望が日増しに強くなっている。
脱ラワン対策としては、床材用の材料に、人工的に再生し易い木材たとえば、植林木、造林木、早生樹等の低比重材を用いることが検討されているが、低比重材は、柔らか過ぎて、凹み傷が生じるため、床材としてそのまま利用することは困難であった。
そこで下記特許文献1には、柔らか過ぎるという欠点を解消しつつ、低比重材を用いた床材が提案されている。
この床材は、基材を構成する合板のうち、中間層を低比重材により構成するとともに、表面層を硬質の高比重材により構成するものである。この床材においては、基材合板の表裏面に、硬質の高比重材が配置されているため、凹み傷の発生を防止できるとともに、基材合板の中間層に、低比重材が採用されているため、脱ラワン化に加えて、軽量化も図ることができる。
特開2004−107905号(請求項1、図1)
しかしながら、上記特許文献1に示す従来の床材においては、基材合板の材料として、低比重材と、高比重材との2種類もの木材を用いるものであるため、床材を構成する木材の品種(樹種)が多くなり、材料の調達、入手などの製造準備に手間取り、生産性の低下を来すという問題があった。
さらに木材の保管、管理、加工などの作業は、木材の樹種毎に分けて行う必要があるため、樹種数の増大に伴って、上記の各作業が増加して複雑になり、生産性が一段と低下するという問題があった。
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、木材の有効利用、軽量化および生産性の向上を図りつつ、優れた耐凹み性を有する床材およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を要旨とするものである。
[1] 基材合板層上に基材上面層が積層された複合基材を有する床材であって、
前記基材合板層は、合板中間層と、その合板中間層の上面に積層された合板表面層とを有し、
前記基材上面層は、木質繊維板により構成され、
前記合板中間層は、比重0.45以下の低比重材からなる低比重板により構成されるとともに、
前記合板表面層は、比重0.45以下の低比重材が圧密化された比重0.5以上の圧密化板により構成されたことを特徴とする床材。
[1a] 前記低比重板は、低比重単板が積層された合板によって構成される前項1に記載の床材。
[1b] 前記圧密化板は、圧密化単板によって構成される前項1に記載の床材。
[1c] 前記圧密化板は、圧密化単板が積層された合板によって構成される前項1に記載の床材。
[1d] 前記低比重板と、前記圧密化板との材料として、同種の低比重材が用いられる前項1に記載の床材。
[2] 前記圧密化板に、樹脂が含浸される前項1に記載の床材。
[2a] 前記圧密化板に含浸される樹脂として、熱硬化性樹脂が用いられる前項2に記載の床材。
[3] 前記合板表面層が、前記合板中間層の下面に積層される前項1または2に記載の床材。
[4] 低比重材として、ファルカータ、キャンプノスペルマ、プライ、ジェルトン、ターミナリア、エリマの中から選択される1種または2種以上のものが用いられる前項1〜3のいずれか1項に記載の床材。
[4a] 低比重材として、ファルカータが用いられる前項3に記載の床材。
[5] 前記複合基材の下面に裏打ち層が設けられる前項1〜3のいずれか1項に記載の床材。
[5a] 前記裏打ち層が防湿性を有する前項5に記載の床材。
[5b] 前記裏打ち層が抗張性を有する前項5に記載の床材。
[6] 前記複合基材の上面に化粧層が設けられる前項1〜5のいずれか1項に記載の床材。
[6a] 前記化粧層が防湿性を有する前項6項に記載の床材。
[7] 合板中間層と、その合板中間層の上面に積層された合板表面層とを有する基材合板層を準備する基材合板層準備工程と、
木質繊維板により構成される基材上面層を準備する基材上面層準備工程と、
前記基材合板層上に前記基材上面層を積層する積層工程と、を含み、
前記基材合板層準備工程は、
比重0.45以下の低比重材からなる合板中間層用の低比重板を準備するとともに、
比重0.45以下の低比重材を圧密化して比重0.5以上の合板表面層用の圧密化板を準備し、
前記圧密化板を、前記低比重板に積層するようにしたことを特徴とする床材の製造方法。
[7a] 前記圧密化単板を前記低比重板に積層する前に、前記圧密化単板に樹脂を含浸させるようにした前項7に記載の床材の製造方法。
[7b] 前記合板中間層の下面に前記合板表面層が積層される前項7に記載の床材の製造方法。
[8] 合板中間層と、その合板中間層の上下両面に積層された合板表面層とを有する基材合板層を準備する基材合板層準備工程と、
木質繊維板により構成される基材上面層を準備する基材上面層準備工程と、
前記基材合板層上に前記基材上面層を積層する積層工程と、を含み、
前記基材合板層準備工程は、
比重0.45以下の合板表面層用の低比重材を、比重0.45以下の合板中間層用の低比重材に積層した後、
その積層板を積層方向に加圧圧縮して、前記合板表面層用の低比重材を圧密化して比重0.5以上の圧密化板に形成するようにしたことを特徴とする床材の製造方法。
[8a] 前記積層板を加圧圧縮する前に、前記積層板の表面単板に樹脂を含浸させるようにした前項8に記載の床材の製造方法。
発明[1]の床材によれば、合板表面層が、硬質の圧密化板により構成されるとともに、基材表面層が硬質の木質繊維板により構成されるため、これらの硬質の木質繊維板及び圧密化板により、床材表面の耐凹み性を向上させることができる。更に合板中間層は、軽量の低比重板により構成するものであるため、軽量化を図ることができる。しかも、基材合板層の低比重板および圧密化板として、従来、柔らか過ぎて床材用の基材として利用されなかった低比重材を用いることができ、木材の有効利用を図ることができる。
また低比重板および圧密化板は、その材料として同一の種類の低比重材を用いることができるため、取り扱う木材の種類を少なくすることができる。このため、原料(木材)の調達、入手などの製造準備を容易に行うことができるとともに、木材の保管、管理、加工などの作業も、樹種数の減少に伴って少なくなり、各作業の簡素化を図ることができて、生産性を向上させることができる。
発明[2]の床材によれば、合板表面層用の圧密化単板に、樹脂を含浸させるものであるため、合板表面層をより一層硬質に形成できて、耐凹み性をより一層向上させることができるとともに、圧密化単板全域を硬化できるため、圧密化単板の復元による厚さ増しを防止でき、寸法変化などを確実に防止することができ、品質をより一層向上させることができる。
発明[3]の床材によれば、基材合板層の表裏間でのバランスを図ることができ、形態をより安定させることができて、品質を更に向上させることができる。
発明[4]の床材によれば、上記の効果をより確実に得ることができ、特に木材の有効利用をより確実に図ることができる。
発明[5]の床材によれば、床材として有害な谷反りを防止できるとともに、裏面(下面)側からの吸湿を防止することができる。
発明[6]の床材によれば、美観を向上できる上、床材表面(上面)に防湿性を付与することができる。
発明[7][8]は、上記発明の床材の製造方法の一態様を特定するものであるため、上記の効果を有する床材を製造することができる。
図1はこの発明の実施形態である床材を示す拡大断面図である。同図に示すように、本実施形態の床材は、基材合板層(10)上に基材上面層(20)が積層された複合基材(1)を有し、その複合基材(1)の上面に化粧層(30)が積層されるとともに、下面に裏打ち層(40)が積層されている。
基材上面層(20)としては、所定の構成を有する木質繊維板が用いられる。すなわち基材上面層(20)の木質繊維板としては、MDF(中比重繊維板)など、密度(比重)が0.35g/cm3 (平均)以上のものを用いる必要があり、好ましくは密度が0.70g/cm3 以上のもの、より好ましくは密度が0.80g/cm3 以上、より一層好ましくは密度が0.90g/cm3 以上のものを用いるのが望ましい。
すなわちこの密度が小さ過ぎる場合には、十分な硬さを得ることができず、所定の耐凹み傷性を得ることが困難になるおそれがある。
本実施形態において、基材上面層用の木質繊維板は、基材合板層(10)上に表出される凹凸が、床材表面に映し出されるのを防止することができる。すなわち合板層(10)の上面に設けられる後述の圧密化板は、圧密後の復元にバラツキが生じて、表面に凹凸が形成される。この凹凸が僅かであっても、圧密化板上に直接化粧突板(厚さ0.2〜0.6mm)を貼着すると、凹凸が突板表面に映し出される。そこで本実施形態では、合板層(10)の圧密化板上に木質繊維板を積層することによって、床材表面に貼着された化粧突板に凹凸が映し出されるのを防止することができる。
ここで基材上面層用の木質繊維板としては、厚さが0.2〜1.3mmのもの、好ましくは0.3〜1.0mmのもの、より好ましくは0.4〜0.6mmのものを用いるのが良い。
すなわちこの厚さが薄過ぎる場合には、上記した合板表面における圧密化板の凹凸が床材表面に映し出されるおそれがあり、さらに製造が困難になるとともに、十分な硬さを得ることができず、所定の耐凹み傷性を得ることが困難になるおそれがある。逆に、厚過ぎる場合には、合板層(10)が基材上面層(20)としての木質繊維板の伸縮挙動による悪影響を受け易くなり、有害な谷反り変形が生じて、床材施工が困難になるおそれがある。
なお、基材上面層(20)としての木質繊維板は、例えば厚さ2〜3mm程度の木質繊維板を、厚さ方向に1ないし複数回分割して、その分割面を、研磨研削することにより得られるものである。また言うまでもなく、上記範囲の厚さで作製された木質繊維板を用いるようにしても良い。
また基材上面層用の木質繊維板は、JISK5400の耐衝撃性試験方法に準拠するデュポン式凹みが250μm以下となり、ラワン合板(デュポン式凹み400〜800μm)よりも耐凹み性に優れている。
本発明において、基材合板層(10)は、合板中間層(15)の表裏両面に表面(裏面)層(11)(11)が積層された合板により構成されている。
合板中間層(15)は、比重(平均)が0.45以下、好ましくは0.40以下の低比重材からなる低比重板により構成されている。すなわちこの比重が大き過ぎる場合には、高重量化を来たし、床材施工作業が困難になるおそれがある。
合板中間層(15)としての低比重板は、低比重の単独材たとえば、低比重材の単板(低比重単板)、低比重材の非積層材(集成材を含む)などによって構成しても良く、低比重材の複合材たとえば、低比重単板の積層材(合板)などによって構成しても良い。
本実施形態において、合板中間層用の低比重板としては、2枚以上の低比重単板を積層して構成される合板を用いるのが好ましい。すなわちこの構成を採用する場合、合板中間層(15)として適度な厚みを確実に確保することができる。
更に合板中間層(15)が、複数の低比重単板が積層されて形成されている場合には、この合板中間層(15)を構成する低比重単板の厚さを、1.0〜4.0mmに設定するのが好ましい。すなわち薄過ぎる場合には、軽量化を図ることが困難になり、逆に厚過ぎる場合には、その分、基材上面層(20)や合板表面層(11)の厚さが薄くなり、所定の硬さを得ることができなくなるおそれがある。
また、低比重単板を積層する場合、隣合う単板の繊維方向を交差させて積層するのが良い。すなわち繊維方向を交差させることにより、合板製造時のプレスによる厚み減りを少なくすることができ、所定の厚みの合板を精度良く得ることができる。もっとも、本発明においては、隣合う単板間の繊維方向を必ずしも交差させる必要はなく、単板間の一部あるいは全部を平行に配置するようにしても良い。
ここで、本実施形態において合板中間層用に適用可能な低比重材としては、比重(平均)が0.45以下、好ましくは0.40以下、より好ましくは0.35以下の低比重材を好適に用いることができ、ファルカータ(比重0.33)、キャンプノスペルマ(比重0.33)、プライ、ジェルトン、ターミナリア(比重0.38)、エリマ等を例示することができる。中でも特に、早生樹及び植林木であるファルカータを好適に使用することができる。
また低比重単板は、低比重の木材をロータリー切削、スライス切削等の公知の切削加工にて得られるものである。
本実施形態において、基材合板層(10)の表面層(11)(11)としては、低比重材を圧密化して得られる圧密化板を用いるものである。
本実施形態では、合板表面層用の圧密化板として、低比重単板の圧密化によって得られる圧密化単板が単独で用いられる。もっとも本発明においては、圧密化板として、圧密化単板の積層材(合板)などを用いることも可能である。
低比重材を圧密化する方法は、プレス手段により低比重材を圧縮しながら、必要に応じて加熱するという周知の圧密化方法を採用することができる。
ここで圧密化される低比重材としては、上記した合板中間層用の低比重材と同様なものを好適に用いることができる。すなわち比重(平均)が0.45以下、好ましくは0.40以下、より好ましくは0.35以下の低比重材を好適に用いることができ、ファルカータ(比重0.33)、キャンプノスペルマ(比重0.33)、プライ、ジェルトン、ターミナリア(比重0.38)、エリマ等を好適なものとして例示することができる。中でも特に、早生樹及び植林木であるファルカータを好適に使用することができる。
さらに本実施形態においては、合板中間層用の低比重材と、合板表面層用の低比重材とは、同種の木材を用いるのが望ましい。すなわちこの場合、取り扱う木材の種類(樹種)が少なくなるため、原料(木材)の調達、入手などの準備を容易に行うことができるとともに、木材の保管、管理、加工などの作業も、樹種数の減少に伴って少なくなり、各作業の簡素化を図ることができ、生産性を向上させることができる。
また本実施形態において、低比重材を圧密化する場合、合板表面層用の低比重材を単独で圧密化する方法と、合板表面層用の低比重材を、合板中間層用の低比重材(低比重板)に積層した状態で圧密化する方法とを用いることができる。
前者の方法としては、低比重材(単板)を、平盤プレスやロールプレスなどのプレス手段によって加熱圧縮することにより、圧密化単板を作製する。
この圧縮加工時には、低比重材をあらかじめ煮沸や水蒸気処理により軟化させておくことにより、圧密加工を効率良く行うことができる。さらに低比重材を密封した状態で加熱圧縮することによって、水分を木材内部に閉じこめたまま圧密化することができ、圧密化単板の復元による厚み増しを防止でき、寸法変化などの不具合を防止することができる。
こうして得られた圧密化単板を、合板中間層(15)としての低比重板(合板)に接着剤を介して積層することにより、基材合板層用の積層板(合板)を得るものである。
一方、後者の合板状態で圧密化する方法としては、圧密化を行う前に、複数枚の低比重単板を接着剤を介して積層して合板を作製する。
そしてその合板をプレス手段によって加圧圧縮することにより、圧縮された合板のうち、表裏両面の低比重単板を圧密化して、その圧密化単板を合板表面層(11)として使用するとともに、残りの低比重単板を合板中間層として使用するものである。
なおこの積層板を加圧圧縮する方法においても、上記と同様、圧縮前に水蒸気処理を行ったり、密閉状態で加熱圧縮するようにしても良い。
本実施形態においては、合板表面層用の圧密化単板に、合成樹脂または天然樹脂を含浸させるようにしても良い。この場合には、圧密化単板が樹脂により硬化されて、圧密化単板の復元による厚み増しを防止できるとともに、圧密化単板をより硬く形成でき、耐凹み性を、より一層向上させることができる。
本実施形態において、合板表面層(11)に樹脂を含浸させるには、圧密化前の低比重単板の状態で樹脂を含浸させるようにしている。さらにこの低比重単板に樹脂を含浸させる方法としては、低比重単板を積層する前に含浸する方法と、低比重単板を積層した後に含浸する方法とを共に採用することができる。
前者の方法においては、合板表面層用の低比重単板を樹脂に浸漬して、低比重単板内に樹脂を含浸させるものである。なお単板を樹脂に浸漬する際には、適宜、加圧/減圧を行うことにより、樹脂をすむーずに含浸させるようにしても良い。こうして得られた樹脂含浸低比重単板を、上記したように圧密化するものである。
また低比重単板を積層した後に含浸させる方法においてはまず、低比重単板を接着剤を介して積層して合板を作製した後、その合板表面の単板に、刷毛塗り法、ロールコーター法、フローコーター法などの塗布方法により、樹脂を塗布するものである。こうして樹脂を塗布した合板を、上記と同様に圧密化するものである。
ここで本実施形態において、合板表面層用の圧密化単板に含浸させる樹脂としては、熱硬化性のものを用いるのが良い。たとえばフェノール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を好適に用いることができる。
また本実施形態において、合板表面層用の圧密化単板は、比重(平均)が0.50以上のものを用いる必要があり、好ましくは0.55以上のもの、より好ましくは0.60以上のものを用いるのが良い。
すなわちこの比重(密度)が小さ過ぎる場合には、十分な硬さを得ることができず、所定の耐凹み傷性を得ることが困難になるおそれがある。
また表面層(11)の厚さは、0.5〜2.0mmに設定するのが良く、好ましくは0.8〜1.6に設定するのが良い。すなわちこの厚さが薄過ぎる場合には、基材合板の表単板として硬さが不十分となるおそれがあり、逆に厚過ぎる場合には、高重量化を来すおそれがある。
本実施形態において、表面層用の圧密化板としてはたとえば、厚さ3mmのファルカータ(比重0.33)を厚さ1.5mm(比重0.66)に圧密化したものを好適に用いることができる。
なお、表面層(11)は、厚さが多少薄くとも、その表面に設けられる基材上面層(20)としての木質繊維板を厚く設定することにより、十分な耐凹み傷性を得ることができる。また表面層(11)の厚さを、1.0mm以上に設定した場合には、合板中間層(15)が低比重材で構成されていても、基材合板層(10)自体に、ラワン合板と同等の耐凹み性を得ることができる。
本実施形態において、合板表面層(11)は、JISK5400の耐衝撃性試験方法に準拠するデュポン式凹みが400μm以下、好ましくは300μm以下に調整するのが良い。この凹みが、上記特定の範囲内に設定される場合には、床材全体として一層良好な耐凹み性を得ることができる。
ここで、デュポン式凹みとは、JISK5400の耐衝撃性試験方法に準拠するものであり、質量500gの錘を30cmの高さから落下させたときに、試料表面に生じる凹み深さによって特定されるものである。この際、試料の厚さは、8mm程度以上として測定するものとし、上記の厚さよりも薄い材料を測定する場合には、その薄い材料を複数枚を重ねて、厚さを8mm程度以上にしてから測定するものである。
さらに本実施形態においては、基材上面層(20)としての木質繊維板の密度(絶対値)を「Fd」、厚さを「Ft」とし、合板表面層(11)としての圧密化単板の比重を「Bd」、厚さを「Bt」としたとき、基材上面層(20)の密度と厚さの積(Fd×Ft)と、合板表裏面層の密度と厚さの積(Bd×Bt)との和(Fd×Ft+Bd×Bt)を0.9以上、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.1以上に設定するのが良い。
すなわち合板表面層と基材上面層との比重×厚さの総和(Fd×Ft+Bd×Bt=Σ〔dt〕)が、上記特定の範囲に設定される場合には、床材表面に十分な硬さを与えることができ、耐凹み性をより一層向上させることができる。
本実施形態において、床材(複合基材)の平面形状が長方形である場合、合板表面層(11)としての圧密化単板は、その繊維方向が床材長さ方向に対し平行に配置しても、交差(直交)して配置しても良い。
もっとも、本発明においては、特に有害な幅反りを防止するため、合板表面層(11)としての圧密化単板は、その繊維方向を床材長さ方向に対し交差させた状態に配置するのが良い。
また本実施形態において、合板表面層(11)としての圧密化単板は、合板中間層(15)の最外側低比重単板に対し、繊維方向を交差させて積層するのが良い。すなわち繊維方向を交差させることにより、合板製造時のプレスによる厚み減りを少なくすることができ、所定の厚みの合板を精度良く得ることができる。もっとも、本発明においては、この単板間の繊維方向を必ずしも交差させる必要はなく、平行に配置するようにしても良い。
また本発明においては、合板中間層(15)の厚さを、合板表面層(11)の厚さに対し2〜10倍に設定するのが良い。
すなわち合板表面層(11)の厚さが、合板中間層(15)に対し薄過ぎる場合には、基材合板における表裏面の硬さが不十分となったり、床材表面に十分な耐凹み性を得ることができないおそれがあり、逆に厚過ぎる場合には、高重量化を来すおそれがある。
一方図1に示すように、本実施形態の床材においては、複合基材(1)の下面に裏打ち層(40)が積層される。
本実施形態において、床材に裏打ち層(40)を設けることにより、床材の有害な谷反りを防止することができる。
裏打ち層(40)としては、上記の谷反りを確実に防止できるように、所定の抗張力を有するものを採用するのが良い。更に裏打ち層(40)としては、裏面側からの吸湿を防止できるように、防湿性を有するものを用いるのが良い。
裏打ち層(40)として具体的には、不織布、紙、単板、合成樹脂含浸紙、合成樹脂シート、合成樹脂フィルム等を単独又は組み合わせたものを好適に用いることができる。
また裏打ち層(40)は、防湿性を付与するために、あるいは防湿性を向上させるために、裏打ち層(40)の表裏面や、層内に防湿材料を設けるようにしても良い。
防湿材料としては、例えば合成樹脂シートや合成樹脂フィルムを単独で又は組み合わせたものを好適に用いることができる。
本実施形態の床材においては、複合基材(1)の上面に化粧層(30)が積層される。
この化粧層(30)としては、木質単板、模様柄印刷紙、合成樹脂含浸シート、塗料の他、人工単板に木目柄を印刷したもの、木質繊維板に目止めや下地隠しの塗料を施して木目柄や抽象柄などを印刷したものなどを単独又は組み合わせたものを好適に用いることができる。
一方、本実施形態の床材は、その全体厚さを、5.5〜16mm程度に設定するのが望ましく、好ましくは下限値を7mm程度、上限値を16mm程度に設定するのが望ましい。
また本発明の床材は、その周縁部に、本実、相じゃくり実はぎ等の接合用加工が施されて、床材製品として構成するものが通例である。
以上の構成の床材によれば、基材合板層(10)の表面層(11)が、硬質の圧密化単板により構成されるとともに、その合板層(10)上に積層される基材表面層(20)が硬質の木質繊維板により構成されるため、これらの硬質の木質繊維板及び圧密化単板により、床材表面の耐凹み傷性を向上させることができ、床材表面に凹み傷が付くのを防止することができる。
特に圧密化単板に、樹脂を含浸させる場合には、圧密化単板、すなわち合板表面層(11)をより一層硬質に形成できるため、耐凹み性をより一層向上させることができる。さらに圧密化単板が樹脂により硬化されることにより、圧密化単板が復元による厚み増しが生じるのを防止でき、寸法安定性をより一層向上させることができる。
また合板中間層(15)は、軽量の低比重板により構成するものであるため、軽量化を図ることができ、床材施工作業を容易に行うことができる。
しかも、基材合板層(10)の低比重単板および圧密化単板の材料として、従来、柔らか過ぎて床材用の基材として利用されなかった低比重材を用いることができ、木材の有効利用を図ることができる。特に低比重材として、早生樹、植林材、造林材等の人工的に再生できる材料を用いることができ、一層、木材の有効利用を図ることができ、天然木材資源の枯渇化や自然環境の保護問題に的確に対応することができる。
また基材合板層(10)を構成する低比重単板および圧密化単板は、その材料として同一の種類の木材(低比重材)を用いることができるため、取り扱う木材の種類を少なくすることができる。このため、原料(木材)の調達、入手などの製造準備を容易に行うことができるとともに、木材の保管、管理、加工などの作業も、樹種数の減少に伴って少なくなり、各作業の簡素化を図ることができて、床材の製造を効率良く行うことができる。従って、製造準備から実際の製造にかけての床材生産を効率良くスムーズに行うことができ、生産性を飛躍的に向上させることができる。
もっとも本発明においては、合板中間層(15)用の低比重材と、合板表面層(11)用の低比重材とは、必ずしも同じ樹種により構成する必要はなく、異なる樹種によって構成するようにしても良い。さらに合板中間層(15)を構成する複数の低比重単板としては、全て同じ樹種のものを用いる必要はなく、部分的に同じ樹種のもの、または全て異なる樹種のものを用いるようにしても良い。さらに基材合板層(10)の上面側に設けられる合板表面層(11)と、下面側に設けられる合板表面層(11)とは、必ずしも同じ樹種により構成する必要はなく、異なる樹種によって構成するようにしても良い。
また上記実施形態においては、合板中間層(15)の上下両面に、合板表面層(11)として圧密化板を積層する場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、合板中間層(15)の上面にのみ、合板表面層としての圧密化板を積層するようにしても良い。
図2はこの発明の実施例である床材の端部を示す拡大断面図である。同図に示すようにこの床材は、平面視長方形を有し、複合基材(1)の上面に化粧層(30)、下面に裏打ち層(40)がそれぞれ積層されて形成されている。
複合基材(1)は、基材合板層(10)上に、基材上面層(20)が積層されて構成されている。
基材合板層(10)は、5層の直交貼りファルカータ合板により構成されており、その表裏の表面層(11)(11)が、ファルカータからなる低比重単板が圧密化された圧密化単板(比重0.54〜0.65)により構成されるとともに、中間層(15)が、ファルカータ(比重0.33)からなる低比重材単板が3層積層されて構成されている。更に合板層(10)は、隣合う単板の繊維方向が直交して配置されており、両表面層(11)(11)の単板の繊維方向が、床材長さ方向に対し直交するように配置されている。
更に基材上面層(20)は、厚さ0.475mm、密度0.9〜1.1g/cm3 の木質繊維板により構成されている。
また裏打ち層(40)は、裏打ちシートにより構成されている。さらに化粧層(30)は、複合基材(1)の上面に積層された化粧単板(31)と、その上に設けられた塗膜層(32)とにより構成されている。
また床材外周には、雄ざね、雌ざねなどの接合用加工部(50)が形成されている。
この構成の床材は、通常、パーティクルボードや捨貼り合板からなる平坦な床下地に施工されるものである。すなわち複数の床材が、隣合う床材間において対応する接合用加工部(50)同士を嵌合させつつ、床下地上に順次並べて施工されて、床面が形成される。この床仕上げ施工においては、各床材と床下地との間に接着剤を塗布するとともに、各床材の辺部に釘を打ち込んで床下地に固定する、いわゆる糊釘併用工法が多く用いられる。
この発明の床材は、家屋やマンション等の居住用建造物における屋内の床仕上げ用に好適に用いられる。
この発明の実施形態である床材を示す拡大断面図である。 この発明の実施例である床材の端部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…複合基材
10…基材合板層
11…合板表面層
15…合板中間層
20…基材上面層
30…化粧層
40…裏打ち層

Claims (8)

  1. 基材合板層上に基材上面層が積層された複合基材を有する床材であって、
    前記基材合板層は、合板中間層と、その合板中間層の上面に積層された合板表面層とを有し、
    前記基材上面層は、木質繊維板により構成され、
    前記合板中間層は、比重0.45以下の低比重材からなる低比重板により構成されるとともに、
    前記合板表面層は、比重0.45以下の低比重材が圧密化された比重0.5以上の圧密化板により構成されたことを特徴とする床材。
  2. 前記圧密化板に、樹脂が含浸される請求項1に記載の床材。
  3. 前記合板表面層が、前記合板中間層の下面に積層される請求項1または2に記載の床材。
  4. 低比重材として、ファルカータ、キャンプノスペルマ、プライ、ジェルトン、ターミナリア、エリマの中から選択される1種または2種以上のものが用いられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の床材。
  5. 前記複合基材の下面に裏打ち層が設けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の床材。
  6. 前記複合基材の上面に化粧層が設けられる請求項1〜5のいずれか1項に記載の床材。
  7. 合板中間層と、その合板中間層の上面に積層された合板表面層とを有する基材合板層を準備する基材合板層準備工程と、
    木質繊維板により構成される基材上面層を準備する基材上面層準備工程と、
    前記基材合板層上に前記基材上面層を積層する積層工程と、を含み、
    前記基材合板層準備工程は、
    比重0.45以下の低比重材からなる合板中間層用の低比重板を準備するとともに、
    比重0.45以下の低比重材を圧密化して比重0.5以上の合板表面層用の圧密化板を準備し、
    前記圧密化板を、前記低比重板に積層するようにしたことを特徴とする床材の製造方法。
  8. 合板中間層と、その合板中間層の上下両面に積層された合板表面層とを有する基材合板層を準備する基材合板層準備工程と、
    木質繊維板により構成される基材上面層を準備する基材上面層準備工程と、
    前記基材合板層上に前記基材上面層を積層する積層工程と、を含み、
    前記基材合板層準備工程は、
    比重0.45以下の合板表面層用の低比重材を、比重0.45以下の合板中間層用の低比重材に積層した後、
    その積層板を積層方向に加圧圧縮して、前記合板表面層用の低比重材を圧密化して比重0.5以上の圧密化板に形成するようにしたことを特徴とする床材の製造方法。
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