JP2008024152A - 車両用アンダースポイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】被衝突体40に与える衝撃を従来よりも一段と緩和できる車両用アンダースポイラを提供する。
【解決手段】アドオンバンパ5に被衝突体40が衝突し、外部からアドオンバンパ5に対して衝撃が加えられると、変形部19が変形してクリップ35によるアドオンバンパ5の取付状態が解除するようにしたことにより、外部からの衝撃に追従してアドオンバンパ5が遊動し、当該アドオンバンパ5で外力を吸収できる。従って、フロントアンダースポイラ1では、アドオンバンパ5に被衝突体40が衝突しても、当該アドオンバンパ5から被衝突体40へ与える衝撃を低減でき、かくして被衝突体40に与える衝撃を従来よりも一段と緩和できる。
【選択図】図5

Description

本発明は車両用アンダースポイラに関し、例えば自動車の車両前後に取り付けられるフロントアンダースポイラやリアアンダースポイラに適用して好適なものである。
近年、自動車の車両前後に設置したベースバンパに対してアドオンバンパを別途設けた二部材構造からなるフロントアンダースポイラやリアアンダースポイラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−196004号公報
しかしながら、かかる二部材構造からなるフロントアンダースポイラやリアアンダースポイラでは、剛性を向上させることができるものの、その一方で被衝突体と衝突した際に当該被衝突体に対して大きなダメージを与えてしまう虞があった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたもので、被衝突体に与える衝撃を従来よりも一段と緩和できる車両用アンダースポイラを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明において、請求項1記載の発明では、車両に設置されるベースバンパと、前記ベースバンパの取付面部に取り付けられるアドオンパーツと、前記ベースバンパの取付面部に前記アドオンパーツを固定するクリップとを備える車両用アンダースポイラにおいて、前記ベースバンパの取付面部は、外部から衝撃が加えられた前記アドオンパーツの端部を受け止める段部を備え、前記アドオンパーツには、前記段部で前記端部を受け止めたことにより生じる負荷により変形して前記クリップによる前記アドオンパーツの取付状態を解除させる変形部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明では、前記段部は地面と対向する前記車両の下側に設けられていることを特徴とするものである。
さらに、請求項3記載の発明では、前記段部の高さが前記変形部の端部の厚みよりも大きく形成されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項4記載の発明では、前記アドオンパーツの先端部は、前記クリップの挿通孔の位置を基準として、前記変形部が前記負荷により変形する方向と反対方向側に位置することを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、アドオンパーツに被衝突体が衝突して外部から衝撃が加えられると、変形部が変形してクリップによるアドオンパーツの取付状態を解除させるようにしたことにより、外部からの衝撃に追従してアドオンパーツが遊動して外力を吸収できるようになり、その結果、当該アドオンパーツから被衝突体へ与える衝撃を低減でき、かくして被衝突体に与える衝撃を従来よりも一段と緩和できる。
また、請求項2記載の発明によれば、アドオンパーツに対して外部から衝撃が加えられると、変形部が車両下側で変形してクリップによるアドオンパーツの取付状態が解除することにより、外部からの衝撃に追従してアドオンパーツが下方で遊動し、その結果アドオンパーツで外力を吸収できる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、変形部に加わる負荷を段部で確実に受け止めることができるので、アドオンパーツに対して外部から衝撃が加えられたときに、当該段部から端部が外れることを防止し、変形部を確実に折り曲げることができる。またこの段部は、走行中に車両前方から流れる空気があたり、当該空気の後方への流れを抑制して、車両下側において空気の流れを整流することができる。
さらに、請求項4記載の発明によれば、アドオンパーツの先端部を、クリップの挿通孔の位置を基準として、変形部が負荷により変形する方向と反対方向側に位置するようにしたことで、変形部をより容易にたわませることができ、クリップによるアドオンパーツの取付状態をより容易に解除できる。
以下図面に基づいて、本発明の一実施の形態を詳述する。
図1において、1は車両用アンダースポイラとしてのフロントアンダースポイラを示し、自動車2の車両幅方向Xに延びるように形成され、車両前方下部に沿って装着されている。なお、車両3には、ウレタン等の衝撃吸収素材を用いた衝撃吸収バンパ(図示せず)が車両前部のフロントアンダースポイラ1近傍に設けられている。
フロントアンダースポイラ1は、図示しないボルト及びナット等の締結手段により車両前方下部に直接取り付けられるベースバンパ4と、このベースバンパ4に取り付けられるアドオンパーツとしてのアドオンバンパ5とから構成され、これらベースバンパ4及びアドオンバンパ5によって車両3の前方を保護するとともに、走行中に空気の流れを変えて車両3にダウンホースを与えるようになされている。因みに、フロントアンダースポイラ1は、ベースバンパ4及びアドオンバンパ5の二部材で構成されていることにより、ベースバンパ5の前端部や下部等に形成した剛性を向上させるための各種凹凸形状が外部に露出することを回避でき、かくして所定の剛性を維持しつつ、外観デザインの自由度を確保し得るようになされている。
この実施の形態の場合、ベースバンパ4は、車両前方の最下端に沿って配置されたバンパ下部7と、このバンパ下部7よりも上方(例えば車両前方に設けたナンバープレート位置)において当該バンパ下部7に並走して車両幅方向Xに延び、両端部が当該バンパ下部7に一体成形されたバンパ上部8とを備え、これらパンパ下部7及びバンパ上部8間に車両幅方向Xに延びた横長状の開口部9が形成され得る。なお、開口部9には網目状でなるグリル10が装着されており、走行中に車両前方から流れてくる空気を、当該グリル10の網目からエンジンルーム内へ取り込むようになされている。
バンパ下部7には、図2に示すように、開口部9の幅寸法に合わせて前方部分が四辺状に切り欠かれた凹部12を備え、この凹部12にアドオンバンパ5が装着されている。アドオンバンパ5は、バンパ下部7の凹部12に装着されるアドオンバンパ本体13と、当該アドオンバンパ本体13に一体成形され、バンパ上部8を支持する支持部14とから構成されている。
支持部14は、厚みを有した板状の支柱構造からなり、先端がバンパ上部8に固定された構成を有する。実際上、支持部14は、アドオンバンパ本体13が凹部12の取付面部15に装着されることによりバンパ上部8の所定位置に位置決めされ得る。これにより支持部14は、図3に示すように、先端部分に形成された貫通孔(図示せず)と、バンパ上部8の下面に形成された貫通孔(図示せず)とが一致し、これら貫通孔にクリップ16を押し込んで装着することによりバンパ上部8に固定され得る。
図3において符号A―A’位置での鉛直断面を示す図4のように、アドオンバンパ本体13は、所定の厚みを有した上面部18と、当該上面部18の下方に対向して配置され、所定の厚みを有した変形部19とによって鉛直断面がほぼU字状に形成されており、これら上面部18と変形部19との連結部分たる先端部20が車両前方に向けて外方に張り出した構成を有する。
因みに、アドオンバンパ本体13は、図3に示したように、当該アドオンバンパ本体13が凹部12に装着されたとき、上面部18がバンパ下部7のベースバンパ上面部21の高さ位置とほぼ一致した高さ位置に配置されているとともに、当該上面部18の傾斜した形状とベースバンパ上面部21の傾斜した形状とがほぼ同一形状に形成されていることにより、ベースバンパ4と間で凹凸を減らし走行中に生じる空気抵抗を低減し得るようになされている。
図4に示したように、アドオンバンパ本体13は、変形部19において車両幅方向Xに延びる下端部25が、当該車両幅方向Xに延びる凹部12の一端から他端の間に合わせて形成されており、当該凹部12に形成された取付面部15の段部26に下端部25が固定され得る。
実際上、段部26は、根元24側から車両前方側へ延びた後、車両側上方向(すなわち、車両上下方向Yにおいて図示しない地面から遠ざかる方向)へ向けて90度に折れ曲がり、地面に対してほぼ鉛直に配置され、車両幅方向Xに帯状に延びた所定高さの当接面27を形成し、さらに車両前方側へ90度に折れ曲がり所定長さだけ当該車両前方側へ延びた段差先端部28を備えた構成を有する。
因みに、この段部26は、車両前方側に位置する段差先端部28を根元24側よりも地面から遠ざけ、根元24側と段差先端部28との間に車両上下方向Yに延びる当接面27を設けたことにより、走行中に車両前方から流れる空気を当接面27にあて、当該空気の後方への流れを抑制することにより、車両下側において空気の流れを整流するようになされている。
ここで、この実施の形態の場合、段部26の高さH1(すなわち当接面27の高さH1)は、アドオンバンパ本体13の下端部25の厚さH2よりも大きく選定されており、アドオンバンパ本体13の下端部25が段部26に位置決めされたとき、当該下端部25を確実に当接面27に当接させ得るようになされている。
段部26の段差先端部28は、板状で車両幅方向Xに延びて帯状に形成され、車両外方へ向けて所定長さだけ突出した構成を有し、その外面全てがアドオンバンパ本体13の変形部19の裏面19aに密着して当接し得るように形成されている。これにより段差先端部28は、図5に示すように、アドオンバンパ本体13の先端部20からの外力により変形部19が車両3側へ押し込まれたとき、当該変形部19を受け止めて車両上側へ折れ曲がることを防止し、当該変形部19が車両下側へ向けて折れ曲がるようになされている。かくして変形部19では、先端部20から所定以上の外力が加えられ、変形部19が車両3側へ押し込まれると、段差先端部28から遠ざかるように折れ曲がり外方に突出した山部30を形成し得るようになされている。
かかる構成に加えてアドオンバンパ本体13の変形部19には、図2に示したように、クリップ挿通孔31が所定間隔を空けて穿設されている。そして、段差先端部28には、これらクリップ挿入孔31に対応する位置に貫通孔32が穿設されている。かくしてアドオンバンパ本体13は、段差先端部28の表面側に変形部19の裏面19aを当接させ、段差先端部28に変形部19を密着させて重ね合わせた後、段部26に下端部25を位置決めすることにより、クリップ挿入孔31が貫通孔32に合わせられ得る。
そして、アドオンバンパ本体13は、クリップ35が変形部19の表面側からクリップ挿通孔31を介して貫通孔32に押し込まれることにより取り付けられ、クリップ35及び段差先端部28間に変形部19が保持され得る。
この実施の形態の場合、アドオンバンパ本体13は、先端部20がクリップ挿通孔31の位置よりも上方に配置され、当該先端部20から変形部19を介して下端部25にゆくに従って下方に傾斜するように形成されている。これによりアドオンバンパ本体13は、先端部20に外部から衝撃が加えられると、変形部19において車両下側外方へ力が働き易くなっており、変形部19が変形する際に車両下側外方へ突出した山部30を形成させ得るようになされている。
クリップ35は、硬質の樹脂からなり、厚みを有した円盤状の拡幅部36と当該拡幅部36の中央に立設した軸部37とを有し、この軸部37の周辺に弾性力を備えた弾性拡開部38が設けられている。これによりクリップ35は、車体外方側からクリップ挿入孔31及び貫通孔32に軸部37を押し込むことにより弾性拡開部38がクリップ挿入孔31及び貫通孔32を通過し、拡幅部36がクリップ挿通孔31周辺の変形部19に密着して位置決めされるように構成されている。このとき弾性拡開部38では、軸部37を中心に放射方向へ弾性復元力が働いており、クリップ挿入孔31及び貫通孔32の各内周面を押圧するとともに、当該弾性復元力により突出部分が貫通孔32周辺のベースバンパ4の裏面に係止し、アドオンバンパ本体13をベースバンパ4に固定し得るようになされている。
また、かかる構成に加えてクリップ35は、アドオンバンパ本体13の変形部19が折れ曲がるときに生じる所定以上の負荷により、軸部37や弾性拡開部38が損壊し得るように機械的強度が選定されている。さらに、このクリップ35では、変形部19が折れ曲がることにより生じる所定以上の負荷が車両下側へ働くと、軸部37及び弾性拡開部38がクリップ挿通孔31及び貫通孔32から抜去するように、当該弾性拡開部38の弾性復元力や突出部分の高さが選定されている。
以上の構成において、フロントアンダースポイラ1では、アドオンバンパ本体13の下端部25をベースバンパ4の段部26に当接させて位置決めさせたことにより、アドオンバンパ本体13に被衝突体40(図5)が衝突した際に、当該被衝突体40からの衝撃が先端部20から下端部25に伝わり車両後方へ押されても、下端部25を段部26によって受け止めることができる。
このようにフロントアンダースポイラ1では、アドオンバンパ本体13の下端部25が段部26で受け止められていることから、先端部20へさらに衝撃が加えられると、当該衝撃によって生じる負荷により変形部19がベースバンパ4の段差先端部28の外面から遠ざかるように折れ曲がり、当該変形部19に車両下側に突出した山部30を形成する。
ここでこのフロントアンダースポイラ1では、アドオンバンパ本体13の先端部20を、クリップ35の固定位置よりも車体上方に配置し、当該先端部20及び下端部25間の変形部19を車両側下方へ向けて傾斜させたことにより、当該先端部20からの外力が車体下側へ働き易くなり、変形部19に車両下側へ突出した山部30を容易に形成できる。
そして、フロントアンダースポイラ1では、変形部19において車両下側へ突出した山部30によってクリップ35の拡幅部36が車両下側へ押されることで、クリップ35の軸部37や弾性拡開部38に負荷を与え、当該軸部37又は弾性拡開部38を破断又は抜去させる。これにより、フロントアンダースポイラ1では、クリップ35がアドオンバンパ本体13から外れることにより、クリップ35によるアドオンバンパ本体13の取付状態が解除され、アドオンバンパ本体13を遊動させることができる。
かくしてフロントアンダースポイラ1では、アドオンバンパ本体13の先端部20への衝撃に追従してアドオンバンパ本体13が遊動し、当該アドオンバンパ本体13において先端部20への衝撃を吸収できるようになり、当該アドオンバンパ本体13に被衝突体40が衝突しても、衝突の際にアドオンバンパ本体13が被衝突体40へ与える衝撃を低減できる。なお、車両3では、ウレタン等の衝撃吸収素材を用いた衝撃吸収バンパ(図示せず)が車両前部に設けられていることから、アドオンバンパ本体13から伝わる衝撃を衝撃吸収バンパで受け止めて吸収し得るようになされている。
この実施の形態の場合、フロントアンダースポイラ1では、ベースバンパ4及びアドオンバンパ5を樹脂で形成したクリップ35を用いて固定するようにしたことにより、先端部20への衝撃による変形部19の変形によってクリップ35を比較的容易に破断又は抜去させることができ、かくして先端部20に被衝突体40が衝突したときにアドオンバンパ本体13からクリップ35が確実に外れ、アドオンバンパ本体13を遊動させることができる。
また、フロントアンダースポイラ1では、地面と対向する車両3の下側に段部26を設けるようにしたことにより、アドオンバンパ本体13の先端部20が被衝突体40に衝突してアドオンバンパ本体13からクリップ35が外れ、アドオンバンパ本体13が遊動するようになっても、当該アドオンバンパ本体13の下端部25がその自重によって車両下側に僅かに垂下するだけなので、当該アドオンバンパ本体13が車両幅方向X側から突出することを防止できる。
さらに、フロントアンダースポイラ1では、段部26の高さH1が変形部19の端部の厚みH2よりも大きく形成されていることにより、変形部19に加わる負荷を段部26で確実に受け止めることができるとともに、走行中に車両前方から流れる空気が段部26にあたり、当該空気の後方への流れを抑制できる。
以上のように、本実施の形態によれば、アドオンバンパ5に被衝突体40が衝突し、外部からアドオンバンパ5に対して衝撃が加えられると、変形部19が変形してクリップ35によるアドオンバンパ5の取付状態が解除するようにしたことにより、外部からの衝撃に追従してアドオンバンパ5が遊動し、当該アドオンバンパ5で外力を吸収できる。従って、フロントアンダースポイラ1では、アドオンバンパ5に被衝突体40が衝突しても、当該アドオンバンパ5から被衝突体40へ与える衝撃を低減でき、かくして被衝突体40に与える衝撃を従来よりも一段と緩和できる。
また、本実施の形態によれば、変形部19に加わる負荷を段部26で確実に受け止めることができるので、外部からアドオンバンパ5に対して衝撃が加えられたときに、当該段部26から下端部25が外れることを防止し、変形部19を確実に折り曲げることができる。またこの段部26は、走行中に車両前方から流れる空気があたり、当該空気の後方への流れを抑制して、車両下側において空気の流れを整流することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば自動車2の車両幅方向Xに延びるように形成され、車両後方下部に沿って装着されるリアアンダースポイラに適用したり、アドオンバンパ5に換えて装飾用部品等の各種アドオンパーツを適用するようにしても良い。
また、上述した実施の形態においては、ベースバンパ4及びアドオンバンパ5を固定する複数のクリップ35を全て硬性の樹脂で形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数設けられたクリップ35のうち、任意に選択したクリップ35についてだけ金属部材で形成するようにしても良く、この場合、金属部材で形成し、機械的強度が強い金属クリップ、または、ボルトとナットの組合せを用いることにより、金属クリップが破断又は抜去し難くなるので、ベースバンパ4及びアドオンバンパ5の連結力が強くなり、フロントアンダースポイラ1において所望の剛性を得ることができる。
さらに、上述した実施の形態においては、車両前方下側において車両幅方向Xに沿って延びるように段部26を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、車両前方側面や、車両前方側角部等この他種々の箇所に種々の方向に延びるように段部26を設けるようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、段差先端部28を根元24側よりも地面から遠ざけて、地面に対してほぼ鉛直に配置された帯状の当接面27を形成した段部26を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要はアドオンバンパ本体13の下端部25を受け止めることができれば、段差先端部を根元24側よりも地面に近づけ、根元24側から地面側へ90度に折れ曲がり、地面に対してほぼ鉛直に配置された帯状の当接面27を形成した段部等この他種々の段部を適用するようにしても良い。
なお、段差先端部28を根元24側よりも地面に近づけた段部では、段差先端部28の裏面にアドオンバンパ本体13の変形部19の表面が密着して当接され、段差先端部28側(すなわち車両内側)からクリップ35でアドオンバンパ本体13をベースバンパ4に固定する。これにより段差先端部28は、アドオンバンパ本体13の先端部20からの外力により変形部19が車両側へ押し込まれると、当該変形部19を受け止めて車両下側へ折れ曲がることを防止し、当該変形部19を車両側に折り曲げさせて車両内側に突出した山部を形成させ得る。
かくしてフロントアンダースポイラ1では、変形部19において車両側へ突出した山部によってクリップ35の拡幅部36が車両上方へ押されることで、クリップ35の軸部37や弾性拡開部38が破断又は抜去し、クリップ35の取付状態が解除する。これによりフロントアンダースポイラ1では、クリップ35がアドオンバンパ本体13から外れ、アドオンバンパ本体13を遊動させることができる。
さらに、上述した実施の形態においては、クリップとして、軸部37の周辺に設けられた弾性を有する弾性拡開部38を備えたクリップ35を適用するようにして場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばクリップ本体の軸部に挿入可能な拡開ピンと、この拡開ピンをクリップ本体へ強く押し込むことにより径が拡開する拡開軸部とから構成されたプッシュリベットや、ブラッシュクリップ等この他種々のクリップを適用するようにしても良く、要は、ベースバンパ4にアドオンバンパ5を介在して取り付けてベースバンパ4とアドオンバンパ5とを固定するとともに、変形部19が変形することによってクリップ35の軸部37等の取付手段が破断又は抜去し、クリップ35の取付状態が解除できればこの他種々のクリップを適用するようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、予めアドオンバンパ本体13の下端部25をベースバンパ4の段部26に当接させて固定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アドオンバンパ本体13の下端部25をベースバンパ4の段部26に当接させずに隙間を設けて固定しておき、アドオンバンパ本体13に被衝突体40が衝突した際に、当該被衝突体40からの衝撃が先端部20から下端部25に伝わり、これにより下端部25が車両後方側へ押されて移動し、これにより下端部25を段部26によって受け止めるようにしても良い。
本発明のフロントアンダースポイラを取り付けた自動車の構成を示す斜視図である。 本発明のフロントアンダースポイラの構成を示す斜視図である。 本発明のフロントアンダースポイラの正面構成を示す概略図である。 本発明のフロントアンダースポイラの側断面構成を示す断面図である。 アドオンバンパ本体に被衝突体が衝突したときの様子を示す概略図である。
符号の説明
1 フロントアンダースポイラ(車両用アンダースポイラ)
4 ベースバンパ
5 アドオンバンパ(アドオンパーツ)
15 取付面部
16 クリップ
19 変形部
20 先端部
25 下端部(端部)
26 段部
31 挿通孔

Claims (4)

  1. 車両に設置されるベースバンパと、
    前記ベースバンパの取付面部に取り付けられるアドオンパーツと、
    前記ベースバンパの取付面部に前記アドオンパーツを固定するクリップとを備える車両用アンダースポイラにおいて、
    前記ベースバンパの取付面部は、外部から衝撃が加えられた前記アドオンパーツの端部を受け止める段部を備え、
    前記アドオンパーツには、前記段部で前記端部を受け止めたことにより生じる負荷により変形して前記クリップによる前記アドオンパーツの取付状態を解除させる変形部が設けられている
    ことを特徴とする車両用アンダースポイラ。
  2. 前記段部は、地面と対向する前記車両の下側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用アンダースポイラ。
  3. 前記段部の高さが前記変形部の端部の厚みよりも大きく形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の車両用アンダースポイラ。
  4. 前記アドオンパーツの先端部は、前記クリップの挿通孔の位置を基準として、前記変形部が前記負荷により変形する方向と反対方向側に位置する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用アンダースポイラ。
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