JP2014231294A - 車両用歩行者保護装置 - Google Patents

車両用歩行者保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014231294A
JP2014231294A JP2013112813A JP2013112813A JP2014231294A JP 2014231294 A JP2014231294 A JP 2014231294A JP 2013112813 A JP2013112813 A JP 2013112813A JP 2013112813 A JP2013112813 A JP 2013112813A JP 2014231294 A JP2014231294 A JP 2014231294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
vehicle
plate portion
plate
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013112813A
Other languages
English (en)
Inventor
井上 毅
Takeshi Inoue
毅 井上
祐浩 石原
Masahiro Ishihara
祐浩 石原
洋之 出川
Hiroyuki Degawa
洋之 出川
智宏 井澤
Tomohiro Izawa
智宏 井澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP2013112813A priority Critical patent/JP2014231294A/ja
Publication of JP2014231294A publication Critical patent/JP2014231294A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】製造コストの低減化と生産性の向上とが共に有利に図られ得る車両用歩行者保護装置を提供する。【解決手段】車両にねじ止めされるプレート部14に貫通孔34を設けると共に、ねじ部材が螺入可能な穴部41を有するねじ穴形成部38と、プレート部14の貫通孔34に挿通可能な挿通部40a.40bと、貫通孔34に挿通された挿通部40a.40bをプレート部14に固定する固定手段38,44とが一体形成されたねじ穴形成用部材36を、挿通部40a.40bが、貫通孔34に非挿通でプレート部14から離間して配置された状態で、プレート部14に対して、連結体50を介して一体的に連結し、更に、かかる連結体50に、容易に破断する易破断部52を設けて、構成した。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用歩行者保護装置に係り、特に、車両前部の下部部位に設置されて、車両前面に衝突乃至は接触した歩行者の脚部に接触することにより、かかる脚部を払って、歩行者の脚部を保護する車両用歩行者保護装置の改良された構造に関するものである。
従来から、自動車等の車両においては、衝突時に生ずる衝撃エネルギーを吸収し、車体や乗員を保護することを主な目的として、車両の前面や後面、或いは側面等に、各種の保護装置が設置されている。また、近年では、車両の前面に歩行者が衝突(接触)した際に歩行者を保護する装置も、車両前面に設置されるようになってきている。
そのような車両用歩行者保護装置(以下からは、単に、歩行者保護装置と言う)の一種として、例えば、特開2002−264741号公報(特許文献1)等に明らかにされる、所謂脚払い装置が、知られている。この脚払い装置は、樹脂製のプレート部を有し、かかるプレート部が、車両前部の下部部位に車両前後方向に延びるように設置される。そして、歩行者が車両前面に衝突したときに、プレート部の前端部が歩行者の脚部に接触することにより、歩行者の脚部を払って(すくい上げて)、歩行者をボンネット等の衝撃吸収可能な部材側に転倒させ、以て、歩行者の保護及び安全を図るようになっている。
ところで、上記の如き構造を有する歩行者保護装置は、一般に、プレート部が、その前端側部分や後端側部分において、フロントバンパやラジエータサポート等にねじ止めされることにより、車両に設置されるが、薄肉のプレート部に、ねじ穴を直接に設けることは困難である。そこで、従来の歩行者保護装置の多くのものにおいては、プレート部に設けられた貫通孔に対して、ねじ部材が螺入可能な穴部を有するねじ穴形成用部材としての樹脂クリップが挿通、固定されている。そして、プレート部がフロントバンパやラジエータサポート等に重ね合わされた状態で、それらフロントバンパやラジエータサポートの挿通孔等に挿通されたねじ部材が、樹脂クリップに設けられた穴部に螺入されることによって、薄肉のプレート部が、フロントバンパやラジエータサポート等に確実にねじ止めされるようになっているのである。
ところが、従来の歩行者保護装置では、ねじ穴形成用の樹脂クリップが、歩行者保護装置(プレート部)とは別個の独立した部材にて構成されていた。そのため、そのような樹脂クリップを得るには、外部から購入するか、或いは歩行者保護装置の成形装置とは別の専用の成形装置を用いて製造する必要があり、それが、歩行者保護装置の製造コストを圧迫していた。しかも、従来の歩行者保護装置においては、プレート部における貫通孔の形成部位が、プレート部の形状や大きさの違い等によって種々異なっている。それ故、そのようなプレート部の貫通孔への樹脂クリップの固定作業を自動で行おうとすると、プレート部が形状や大きさの異なる別の種類に変わっても、それぞれのプレート部の貫通孔の形成位置に、樹脂クリップを正確に移送させ得るような高価な制御機構を備えた自動移送装置が必要となって、歩行者保護装置の製造コストが大幅に増大する。そこで、従来では、コスト削減のために、プレート部の貫通孔に対するねじ穴形成用の樹脂クリップの挿通、固定作業が、手作業で行われていた。従って、従来の歩行者保護装置にあっては、その製造に際して、手作業の工程が含まれる分だけ、製造に手間がかかり、生産性が低いものとなってしまうことが避けられなかったのである。
特開2002−264741号公報
ここにおいて、本発明は、上記した事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、プレート部が車両にねじ止めされることにより、車両に設置される車両用歩行者保護装置において、製造コストの低減化と生産性の向上とが共に有利に図られ得る新規な構造を提供することにある。
そして、本発明は、かかる課題の解決のために、車両の前部の下部部位に車両前後方向に延びるように配置されて、車両にねじ止めされる樹脂製のプレート部を有し、該プレート部の車両へのねじ止め状態下で、該プレート部の前端部が、車両の前面に衝突した歩行者の脚部に接触することによって、該脚部を保護し得るように構成した車両用歩行者保護装置であって、(a)前記プレート部に設けられた貫通孔と、(b)前記プレート部を車両にねじ止めするためのねじ部材が螺入可能な穴部が設けられたねじ穴形成部と、該プレート部の前記貫通孔に挿通可能な挿通部と、該挿通部の該貫通孔への挿通状態下で、該ねじ穴形成部の穴部の中心軸回りでの該挿通部の回転と、該挿通部の該貫通孔からの抜出しとを阻止することにより、該貫通孔に挿通された該挿通部を該プレート部に固定する固定手段とが一体成形により形成された樹脂製のねじ穴形成用部材と、(c)該ねじ穴形成用部材の前記挿通部が、前記プレート部の一方の面と離間した位置に、前記貫通孔に非挿通で配置された状態で、該ねじ穴形成用部材と該プレート部とを相互に連結する、それらねじ穴形成用部材及びプレート部に一体成形された樹脂部品からなり、且つ該挿通部を該貫通孔に挿通させるために該ねじ穴形成用部材に対して該挿通部に加えられる荷重により破断する易破断部が設けられた連結体とを含むことを特徴とする車両用歩行者保護装置を、その要旨とするものである。
なお、本発明の好ましい態様の一つによれば、前記連結体の前記プレート部との連結部位が、該連結体のうちで最も破断強度の低い構造を有していることにより、前記易破断部が、該連結体の該プレート部との連結部位にて構成される。
また、本発明の有利な態様の一つによれば、前記連結体が、前記ねじ穴形成用部材と前記プレート部との間に延びる樹脂板にて構成されると共に、該連結体の延出方向に対して直角方向の幅寸法が、該連結体の該プレート部との連結部位において最も小さくされることにより、かかる連結部位からなる前記易破断部の破断強度を該連結体のうちで最も低くする構造が実現される。
さらに、本発明の望ましい態様の一つによれば、前記連結体が、前記ねじ穴形成用部材の挿通部における前記プレート部に近位の端部部位と該プレート部とを相互に連結するように構成される。
更にまた、本発明の別の好適な態様の一つによれば、前記連結体が、前記ねじ穴形成用部材の中心軸を間に挟んだ軸直角方向両側にそれぞれ配置された複数のものからなり、それら複数の連結体が、前記プレート部から該ねじ穴形成用部材に向かって互いに接近するように傾斜して延び出して、構成される。
また、本発明の別の有利な態様の一つによれば、前記固定手段が、前記挿通部における前記貫通孔への挿通方向の両端部にそれぞれ一体成形された第一係合部と第二係合部とを有し、該挿通部と該第一係合部のうちの少なくとも何れか一方が弾性変形可能とされて、該挿通部と該第一係合部のうちの少なくとも何れか一方の弾性変形状態下で、該挿通部が、前記貫通孔内に押し込まれて、挿通される一方、該挿通部の該貫通孔への挿通状態において、該挿通部と該第一係合部のうちの少なくとも何れか一方が弾性変形から復元して、該第一係合部と該第二係合部とが、該プレート部の厚さ方向両側の面における該貫通孔の開口周辺部にそれぞれ係合することにより、該挿通部の該貫通孔からの抜出しが阻止されるように構成される。
さらに、本発明の他の望ましい態様の一つによれば、前記貫通孔の内周面が、周上の少なくとも一箇所に角部を有する形状とされる一方、前記固定手段が、該貫通孔の角部に対して周方向において係合可能な、前記挿通部に一体成形された第三係合部を有し、該挿通部の該貫通孔への挿通状態下で、該第三係合部が、該貫通孔の角部に係合することによって、該挿通部の中心軸回りの回転が阻止されるように構成される。
更にまた、本発明の他の好ましい態様の一つによれば、前記ねじ穴形成部における前記穴部の軸方向一方側の面上に、前記挿通部が一体形成されると共に、該穴部に螺入した前記ねじ部材の先端側部分の螺入によって雌ねじが形成される雌ねじ形成用部位が、該挿通部に設けられる。
すなわち、本発明に従う車両用歩行者保護装置にあっては、ねじ穴形成用部材が、連結体を介して、プレート部に一体成形されている。そのため、ねじ穴形成用部材が、プレート部とは別個の部材とされた従来装置とは異なって、ねじ穴形成用部材を得るために、それを外部から購入したり、或いはプレート部の成形装置とねじ穴形成用部材の成形装置とを別々に準備したりする必要がなく、それによって、製造コストの削減が有利に図られ得る。
そして、本発明に係る車両用歩行者保護装置においては、連結部を介してプレート部に一体成形されたねじ穴形成用部材に対して、挿通部を貫通孔に挿通させる方向に荷重が加えられることにより、連結部の易破断部が破断して、ねじ穴形成用部材が、プレート部の貫通孔に挿通されて、固定手段によりプレート部に固定されるようになっている。このため、かかる車両用歩行者保護装置にあっては、例えば、形状や大きさが互いに異なるプレート部を有する複数種類のものにおける各プレート部の貫通孔にねじ穴形成用部材を挿通、固定するに際して、各プレート部の貫通孔の形成位置に、ねじ穴形成用部材を、それぞれ正確に自動移送する高価な自動移送装置を何等用いることなく、単に、挿通部の貫通孔への挿通方向に向かって、ねじ穴形成用部材を押圧するだけの、簡略で且つ安価な構造の押圧装置を用いることによって、ねじ穴形成用部材の貫通孔への挿通、固定作業の自動化が、有利に実現され得る。しかも、そのような押圧装置が、例えば、ねじ穴形成用部材を押圧するための押圧部材として、形状や大きさの異なる各種のプレート部における貫通孔の形成位置の全てをカバーし得る程の大きさの押圧面を備えたものを有しておれば、形状や大きさが互いに異なるプレート部を備えた複数種類の車両用歩行者保護装置の各プレート部の貫通孔に対するねじ穴形成用部材の挿通、固定が、一つの押圧装置だけを用いて有利に実施され得る。かくして、本発明に係る車両用歩行者保護装置では、プレート部の貫通孔へのねじ穴形成用部材の挿通、固定作業の自動化が、製造コストの高騰を招くことなく、極めて有利に実現され得るのである。
従って、かくの如き本発明に従う車両用歩行者保護装置にあっては、製造コストの低減化が有利に実現され得ると共に、プレート部の貫通孔へのねじ穴形成用部材の挿通、固定作業の自動化により、生産性の向上が効果的に図られ得ることとなるのである。
本発明に従う構造を有する車両用歩行者保護装置の一実施形態を示す上面説明図である。 図1のII−II断面説明図である。 図2のIII部拡大説明図である。 図3のIV矢視説明図である。 図3のV矢視説明図である。 図1に示された車両用歩行者保護装置において、ねじ穴形成用部材の挿通部をプレート部の貫通孔に挿通させた状態を示す説明図である。 図1に示された車両用歩行者保護装置の自動車への設置状態を示す説明図である。 図7のVIII部拡大説明図である。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明に従う歩行者保護装置の一実施形態として、自動車の前面に設置されたフロントバンパの内側に取り付けられる脚払い装置が、その上面形態において示されている。かかる図1から明らかなように、本実施形態の脚払い装置10は、全体として、横長の矩形状を呈し、例えば、ポリプロピレンやABS樹脂等の合成樹脂製の一体成形品にて構成されている。なお、以下からは、自動車のフロントバンパ(12)の内側への脚払い装置10の設置形態(図7参照)に基づいて、図1の紙面に対して垂直な方向となる、脚払い装置10の厚さ(高さ)方向を上下方向と言い、図1の左右方向となる、脚払い装置10の長手方向を車幅方向又は左右方向と言い、図1の上下方向となる、脚払い装置10の長手方向と厚さ方向の両方に直角な方向を前後方向と言うこととする。
図1及び図2に示されるように、脚払い装置10は、プレート部14を有している。そして、このプレート部14の後側の略半分が取付板部16とされている。この取付板部16は、一定の厚さを有する横長矩形の平板からなっている。
一方、プレート部14の取付板部16を除く前側の略半分は、補強部18とされている。この補強部18には、複数(ここでは、7個)のビード部20が一体形成されている。かかるビード部20は、プレート部14から上方に突出するように配置された、全体として、長手の矩形筐体形状を呈し、平板状の前側壁部22と後側壁部24と左側壁部26と右側壁部28と上側壁部30とを一体的に有している。そして、そのようなビード部20の複数が、左右方向に所定間隔をおいて一列に並べられて配置され、且つ互いに隣り合うビード部20,20の相互に対向する左側壁部26と右側壁部28のそれぞれの下端部が、平板状の連結板部32にて相互に連結されて、補強部18が構成されている。
かくして、かくの如き複数のビード部20を有する補強部18の機械的強度が、平板状の取付板部16に比して、十分に高められている。また、それにより、後述するように、脚払い装置10の自動車への設置状態下で、自動車の前面に衝突した歩行者が、脚払い装置10(プレート部14)の前端に接触した際に、脚払い装置10に入力される衝撃荷重がある程度の大きさに達するまでは、脚払い装置10の変形量が十分に小さくされるようになっている。
ところで、本実施形態の脚払い装置10にあっては、プレート部14を貫通する貫通孔34が、プレート部14の補強部18と取付板部16とに対して、それぞれ複数個ずつ(ここでは、4個ずつ)設けられている。そして、ねじ穴形成用部材としての樹脂クリップ36が、プレート部14に対して、各貫通孔34にそれぞれ一つずつ対応位置するように、一体成形により形成されており、そこに、従来装置には見られない大きな特徴が存しているのである。
より詳細には、図1から明らかなように、プレート部14の補強部18と取付板部16に設けられた複数の貫通孔34は、互いに同一の大きさの正方形状を呈し、内周面が、プレート部14の前後方向に延びる、長手矩形平面からなる第一側面35a及び第二側面35bと、プレート部14の左右方向に延びる、長手矩形平面からなる第三側面35c及び第四側面35dとに構成されている(図3及び図4参照)。そして、補強部18に設けられた四つの貫通孔34,34,34,34は、互いに隣り合うビード部20の間にそれぞれ位置する複数の連結板部32のうち、補強部18の左右方向の中央に位置する二つの連結板部32,32と、左右方向の両端側に位置する二つの連結板部32,32のそれぞれの前端側に配置されている。また、取付板部16に設けられた四つの貫通孔34,34,34,34は、取付板部16の後端側において、取付板部16の左右方向の略中央に位置する2箇所と、左右方向両端側の2箇所とに、それぞれ、配置されている。
一方、図3乃至図5に示されるように、樹脂クリップ36は、ねじ穴形成部としての頭部38と、挿通部としての第一脚部40a及び第二脚部40bとを有している。頭部38は、円板平板からなり、厚さ方向両側の面の面積が、それぞれ、貫通孔34の開口面積よりも大なる大きさとされている。また、かかる頭部38の中央部には、それを貫通する、穴部としての円形孔41が形成されている。更に、頭部38の厚さ方向一方の面には、円形孔42を間に挟んだ両側に、円形孔41の径方向に沿って真っ直ぐに延びる溝部39が形成されている。そのように、ここでは、溝部39が頭部38に形成されているところから、後述する如く、第一脚部40aと第二脚部40bとを互いに接近する方向に撓み変形させて、貫通孔34内に挿入する際に、円板状の頭部38も、溝部39を屈曲部位として屈曲するように撓み変形するようになり、それによって、第一及び第二脚部40a,40bの撓み変形が、より容易となり、また、その結果として、、第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34内への挿入荷重の軽減化が図られ得るのである。
第一及び第二脚部40a,40bは、互いに同じ大きさの長手矩形状を呈する平板からなっている。そして、そのような第一及び第二脚部40a,40bが、頭部38における溝部39の形成面とは反対側の面に対して一体的に突設されている。また、それら第一及び第二脚部40a,40bは、頭部38の溝部39側とは反対側の面上において、円形孔41(頭部38及び樹脂クリップ36)の中心軸:Pを間に挟んだ円形孔41の径方向両側における円形孔41の開口周辺部に、円形孔41の径と略同一寸法の間隔を隔てて、溝部39の延出方向と直交する方向に互いに対向配置されている。そして、かかる第一脚部40aと第二脚部40bにおいては、互いの対向面が、それぞれ、内側面42a,42bとされている一方、互いの対向面とは反対側の面が、それぞれ、外側面43a,43bとされている。
また、第一及び第二脚部40a,40bの外側面43a,43bの先端部には、係合爪44が、それぞれ一つずつ、一体形成されている。この係合爪44は、断面略直角三角形形状を呈し、かかる略直角三角形の斜辺を含む摺動面46と、底辺を含む係合面48とを有している。即ち、摺動面46は、第一及び第二脚部40a,40bのそれぞれの先端から基端(頭部38側の端部)に向かって、第一及び第二脚部40a,40bの外側面43a,43bから次第に離間するように傾斜して延びる傾斜平面からなっている。一方、係合面48は、第一及び第二脚部40a,40bのそれぞれの基端側に位置する摺動面46の先端縁と、第一及び第二脚部40a,40bの外側面43a,43bとを連結するように、第一及び第二脚部40a,40bの長さ方向に略直交して広がる平面にて構成されている。
そして、そのような係合爪44を有する第一及び第二脚部40a,40bが、頭部38の一方の面から、互いの対向面間距離を先端に向かって漸増させるように(頭部38の中心軸:Pから次第に離間するように)傾斜して、一体的に延び出していると共に、厚さ方向に撓み変形可能とされている。また、第一及び第二脚部40a,40bの各基端部(頭部38側の端部)における外側面43a,43b間の距離が、プレート部14に設けられた貫通孔34における第三側面35cと第四側面35dとの対向面間距離(第一及び第二側面35a,35bのそれぞれの長さ)よりも僅かに小さくされている。更に、脚部40の長さ(頭部38からの突出長さ)が、貫通孔34の深さよりも十分に長くされている一方、その幅が、貫通孔34における第三側面35cと第四側面35dとの対向面間距離(第三及び第四側面35c,35dのそれぞれの長さ)よりも僅かに小さくされている。かくして、第一及び第二脚部40a,40bが、貫通孔34の開口周縁部に対する各係合爪44の摺動面46の摺動により、互いに接近する方向に撓み変形しつつ、貫通孔34内に同時に挿通され得るようになっている。
ところで、前記の如く、複数の樹脂クリップ36は、プレート部14に設けられた複数の貫通孔34に対して、それぞれ対応配置されているが、ここでは、図2及び図3に示されるように、複数の樹脂クリップ36の各頭部38が、プレート部14におけるビード部20突出側とは反対側の下面から第一及び第二脚部40a,40bの長さよりも大きな距離だけ離間した位置において、各頭部38(樹脂クリップ36)の中心軸:Pを、各貫通孔34の中心軸:Qと一致させるように、つまり、各貫通孔34と同軸的に配置されている。換言すれば、複数の樹脂クリップ36が、第一及び第二脚部40a,40bを各貫通孔34に非挿通で、各頭部38における第一及び第二脚部40a,40b形成面の外周部を、プレート部14の下面における各貫通孔34の開口周辺部に対向位置させた状態で配置されている。また、そのような配置状態下において、各樹脂クリップ36の第一及び第二脚部40a,40bが、それぞれの幅方向を、各貫通孔34の第三側面35cや第四側面35dの延出方向、つまり第一側面35aと第二側面35bとの対向方向と一致させた向きで配置されている。なお、図2及び後述する図7には、一部の樹脂クリップ36の記載を省略した。
そして、本実施形態の脚払い装置10においては、プレート部14の下面上に、各貫通孔34と対応配置された複数の樹脂クリップ36が、それぞれ、連結体50を介して、プレート部14と一体的に連結されている。
より具体的には、図3及び図5に示されるように、連結体50は、第一及び第二脚部40a,40bよりも十分に薄肉で、厚さ方向一方側に向かって凸となるように湾曲する樹脂製の湾曲板からなり、厚さ方向において撓み変形可能とされている。また、かかる連結体50は、全体として、台形状を呈し、長さ方向の一端部が、狭幅部52とされている一方、他端側が広幅部54とされている。
そして、そのような連結体50が、プレート部14の下面における各貫通孔34の開口周辺部に、それぞれ四つずつ配置されていると共に、それら各貫通孔34の開口周辺部に対して、狭幅部52において一体的に接合されている。
すなわち、ここでは、各貫通孔34の開口周辺部にそれぞれ配置された四つの連結体50,50,50,50のうちの二つの連結体50,50が、貫通孔34の第三側面35cの近傍部位に、第三側面35cの長さ方向(プレート部14の左右方向)に互いに間隔を開けて並んで位置して、狭幅部52においてプレート部14に一体的に接合されている。一方、残りの二つの連結体50,50は、貫通孔34の第四側面35dの近傍部位に、第四側面35dの長さ方向(プレート部14の左右方向)に互いに間隔を開けて並んで位置して、狭幅部52においてプレート部14に一体的に接合されている。そして、それら第三側面35cの長さ方向に並んで位置する二つの連結体50,50と、第四側面35dの長さ方向に並んで位置する二つの連結体50,50とは、対応するもの同士が、第三側面35cと第四側面35dの対向方向(第一及び第二側面35a,35bの長さ方向)において、互いに対向している。つまり、各貫通孔34の開口周辺部にそれぞれ配置された四つの連結体50,50,50,50が、樹脂クリップ36の中心軸:Pを間に挟んで、頭部38の円形孔41の径方向両側に、それぞれ二つずつ位置しているのである。
また、第三側面35cの長さ方向に並んで位置する二つの連結体50,50は、各貫通孔34に対応配置された樹脂クリップ36の第一脚部40aの先端部に向かって延び出している一方、第四側面35dに沿って並んで位置する二つの連結体50,50は、第二脚部40bの先端部に向かって延び出している。更に、それら四つの連結体50,50,50,50は、互いに対応するものの対向方向の内方に向かって凸となるように湾曲していると共に、互いに対向するもの同士が、第一及び第二脚部40a,40bの先端に向かうに従って次第に接近するように傾斜している。
そして、第三側面35cの長さ方向に並んで位置する二つの連結体50,50が、第一脚部40aに設けられた係合爪44の摺動面46のうち、第一脚部40aの先端側に位置する部分の幅方向両端部位に対して、広幅部54において一体的に接合されている。また、第四側面35dの長さ方向に並んで位置する二つの連結体50,50も、第二脚部40bに設けられた係合爪44の摺動面46のうち、第二脚部40bの先端側に位置する部分の幅方向両端部位に対して、広幅部54において一体的に接合されている。
これにより、各貫通孔34の開口周辺部にそれぞれ四つずつ配置された連結体50が、各貫通孔34に対応配置された樹脂クリップ36のうちのプレート部14と近位の第一及び第二脚部40a,40bの先端部分とプレート部14とを相互に連結している。
なお、ここでは、一つの樹脂クリップ36をプレート部14に連結する四つの連結体50,50,50,50が、それぞれ、狭幅部52においてプレート部14に連結(接合)されていることで、連結体50のプレート部14と第一及び第二脚部40a,40bとの延出方向に直角な幅寸法が、連結体50のプレート部14との連結部位(接合部位)において最も小さくされている。これにより、連結体50のプレート部14との連結部位が、連結体50全体のうちで最も破断強度の低い部分とされている。このことから明らかなように、本実施形態では、連結体50のプレート部14との接合部位たる狭幅部52にて、易破断部が構成されている。
かくして、かくの如き構造とされた本実施形態の脚払い装置10にあっては、図6に示されるように、樹脂クリップ36が、四つの連結体50,50,50,50にてプレート部14に連結された二点鎖線で示される位置に配置されている状態において、樹脂クリップ36の中心軸:P方向のうちの貫通孔34に向かう方向(図6に矢印:Aで示される方向)に樹脂クリップ36を押圧する荷重が、樹脂クリップ36の頭部38に加えられると、四つ(図6には二つのみを示す)連結体50,50,50,50が厚さ方向に撓み変形して、樹脂クリップ36が、矢印:A方向に変位させられるようになっている。
なお、上記したように、各貫通孔34の開口周辺部に四つずつ配置されて、各樹脂クリップ36をプレート部14に連結する連結体50は、樹脂クリップ36の中心軸:Pを間に挟んだ円形孔41の径方向両側に、二つずつ、互いに対向位置していると共に、プレート部14から樹脂クリップ36の第一及び第二脚部40a,40bに向かって互いに接近するように傾斜し、且つ互いに対向方向内方(互いに接近する方向)に向かって凸となるように湾曲している。そのため、樹脂クリップ36が矢印:A方向に変位させられたときには、図6に一点鎖線で示されるように、各連結体50が、互いの対向方向内方に向かって、つまり樹脂クリップ36の中心軸:P側に向かって、内向きに倒されるようになる。そして、その際、第一脚部40aと第二脚部40bとが、内倒れする連結体50にて、対向方向内方に押圧されて、先端部同士を互いに接近させるように撓み変形するようになっている。
また、そのような各連結体50や第一及び第二脚部40a,40bの撓み変形状態から、樹脂クリップ36の頭部38に対して、矢印:A方向への押圧荷重が更に加えられると、第一及び第二脚部40a,40bにおける各係合爪44の摺動面46が、プレート部14の貫通孔34の開口周縁部に摺動して、第一及び第二脚部40a,40bが、更に撓み変形しつつ、貫通孔34内に押し込まれる。
そして、そのような第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34内の押込み量が各連結体50の長さ寸法を超えたときに、各連結体50のうちで最も破断強度の低い狭幅部52(各連結体50のプレート部14との連結部位)が、樹脂クリップ36に対する押圧荷重により破断する。そうして、図6に実線で示されるように、頭部38が、プレート部14の下面における貫通孔34の開口周辺部に当接する位置まで、第一及び第二脚部40a,40bが、貫通孔34に挿通される。このとき、第一及び第二脚部40a,40bが、撓み変形状態から、ある程度復元して、互いの対向面とは反対側の面の一部が、貫通孔34の第三側面35cと第四側面35dに対して、プレート部14の前後方向において接触させられる。
このような第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34への挿通状態下では、樹脂クリップ36の中心軸:P上での上方への変位が、プレート部14の下面における貫通孔34の開口周辺部に対する頭部38の係合によって規制される一方、樹脂クリップ36の中心軸:P上での下方への変位が、プレート部14の上面における貫通孔34の開口周辺部に対する各係合爪44の係合面48の係合により規制される。そうして、第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34からの中心軸:P方向での抜出しが阻止されるようになっている。なお、ここでは、第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34への挿通状態下において、第一及び第二脚部40a,40b(樹脂クリップ36)の中心軸:P方向への変位が、樹脂クリップ36の頭部38における第一及び第二脚部40a,40bの形成面と係合爪44の係合面48との間の距離からプレート部14の厚さを差し引いた寸法:Lだけ許容されるようになっている。
また、第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34への挿通状態下においては、第一及び第二脚部40a,40bを樹脂クリップ36(頭部38及び円形孔41)の中心軸:P回りに回転させる作用力が樹脂クリップ36に加えられたときに、第一及び第二脚部40a,40bにおける互いの対向面とは反対側の面と幅方向両側の側面との間にそれぞれ形成される外側角部が、貫通孔34の第一、第二、第三、及び第四側面35a,35b,35c,35dのうちの互いに隣り合うもの同士の間に形成される角部に対して周方向に係合することにより、或いは第一及び第二脚部40a,40bの互いの対向面とは反対側の面が、第三側面35cや第四側面35dに接触、係合したり、第一及び第二脚部40a,40bの幅方向両側の側面が、第一側面35aや第二側面35bに接触、係合したりすることによって、第一及び第二脚部40a,40b、ひいては樹脂クリップ36全体の中心軸:P回りの回転が阻止されるようになっている。
そして、そのように、第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34への挿通状態下で、第一及び第二脚部40a,40bの貫通孔34からの抜出しと中心軸:P回りの回転が阻止されることによって、第一及び第二脚部40a,40bが貫通孔34に挿通された樹脂クリップ36が、プレート部14に固定的に保持されるようになっている。なお、これらのことから明らかなように、本実施形態では、係合爪44と頭部38とにて、第一係合部と第二係合部とがそれぞれ構成されていると共に、第一及び第二脚部40a,40bの前記外側角部にて、第三係合部が構成されている。また、それら係合爪44と頭部38と第一及び第二脚部40a,40bの外側角部とにて、固定手段が構成されている。
かくの如き構造とされた本実施形態の脚払い装置10は、上記のようにして、各樹脂クリップ36の第一及び第二脚部40a,40bが、各貫通孔34に挿通されて、固定(保持)された状態において、例えば、図7に示されるように、自動車の前面に設置されたフロントバンパ12と、フロントバンパ12よりも車両後方側のエンジンルーム:E内に設置されたラジエータサポート56とに対して、固定ねじ65によってねじ止めされることにより、自動車に取り付けられるようになっている。
より詳細には、フロントバンパ12は、全体として、車幅方向に湾曲して延びる湾曲形態を呈している。また、このフロントバンパ12の上部と下部とには、前方に突出する上側突出部58と下側突出部60が一体形成されている。更に、フロントバンパ12における上側突出部58よりも上端側の部位には、上側固定板部62が、また、下側突出部60よりも下端側の部位には、下側固定板部64が、それぞれ一体形成されている。そして、かかるフロントバンパ12は、自動車の前面部分を構成する、例えばフロントグリル66に対して、上側固定板部62がボルト固定等されることにより、自動車の前面に設置されている。なお、図中、68は、外部からエンジンルーム:E内に走行風を取り入れるための空気取入口であって、70はボンネットである。
フロントバンパ12の後方のエンジンルーム:E内には、ラジエータ72が、配置されている。このラジエータ72は、エンジンルーム:E内に固設されたラジエータサポート56上に、枠状乃至は筒状のシュラウド73内に収容された状態で支持されて、固定されている。また、かかるラジエータサポート56には、前方に突出する固定板部74が、車幅方向に全長に亘って延びるように一体的に設けられている。
一方、図7及び図8に示されるように、固定ねじ65は、雄ねじが形成される軸部76の外周面が、先端に向かうに従って次第に小径化するテーパ筒形状とされている。また、かかる固定ねじ65の軸部76は、その先端部を除く大部分の部位の径が、樹脂クリップ36における第一脚部40aの内側面42aと第二脚部40bの内側面42bとの間の距離よりも所定寸法だけ大きくされている。
そして、脚払い装置10を自動車に取り付ける際には、プレート部14が、エンジンルーム:E内の下部部位において、フロントバンパ12の下側突出部60とラジエータサポート56との間に、各ビード部20を上方に突出させた向きで、前後方向に延びるように配置される。また、そのようなプレート部14の補強部18の前端側部分が、フロントバンパ12の下側突出部60の内側に突入配置されると共に、フロントバンパ12の下側固定板部64が、かかる補強部18の前端側部分に設けられる各貫通孔34に挿通、固定された樹脂クリップ36の頭部38に重ね合わされる。一方、プレート部14の取付板部16の後端側部分側に設けられる各貫通孔34に挿通、固定された樹脂クリップ36の頭部38には、ラジエータサポート56の固定板部74が重ね合わされる。
そして、そのような脚払い装置10のエンジンルーム:E内への配置状態下において、固定ねじ65が、ラジエータサポート56の固定板部74やフロントバンパ12の下側固定板部64に設けられたねじ挿通孔78(図8には、ラジエータサポート56の固定板部74に設けられたねじ挿通孔78のみを示す)に挿通されて、固定ねじ65の軸部76が、樹脂クリップ36の頭部38に設けられた円形孔41に対して、その内周面に雌ねじを形成しつつ、ねじ込まれ、また、かかる軸部76のうちの円形孔41内への螺入部分よりも先端側部分が、第一脚部40aと第二脚部40bの互いに対向位置する内側面42a,42bに雌ねじを形成しつつ、それら内側面42a,42bの間に、更にねじ込まれる。
このとき、第一脚部40aと第二脚部40bとが、互いの対向方向とは反対側に押し広げられる。それによって、第一脚部40aが、固定ねじ65の軸部76と貫通孔34の第三側面35cとの間で挟圧されると共に、第二脚部40bが、固定ねじ65の軸部76と貫通孔34の第四側面35dとの間で挟圧され、それら第一及び第二脚部40a,40bの中心軸:P方向への変位が不能とされて、樹脂クリップ36が、プレート部14に対して変位不能に固定される。
そして、そのような状態で、固定ねじ65が、樹脂クリップ36の円形孔41の内周面や第一及び第二脚部40a,40bの内側面42a,42bに形成された雌ねじに更に螺入されることにより、フロントバンパ12の下側固定板部64やラジエータサポート56の固定板部74が、樹脂クリップ36の頭部38と固定ねじ65の頭部80との間で挟圧され、以て、脚払い装置10が、それらフロントバンパ12とラジエータサポート56に固定されるようになっているのである。
かくして、脚払い装置10にあっては、歩行者の自動車前面への衝突事故が発生して、歩行者の脚部がフロントバンパ12に接触したときに、即座に、衝撃荷重に対する反力を、歩行者の脚部に作用させるようになっている。このとき、脚払い装置10の前側部分に、剛性の高い補強部が配置されているため、脚払い装置10に入力される衝撃荷重がある程度の大きさに達するまで、脚払い装置装置10の変形量が十分に小さくされる。これにより、脚払い装置10において、優れた荷重−変位特性が発揮されて、歩行者保護性能が、十分に且つ安定的に確保され得るようになっているのである。
ところで、上記の如き構造を有する脚払い装置10は、例えば、射出成形等の一体成形操作を実施することにより、複数の樹脂クリップ36が、プレート部14に対して、複数の連結体50を介して一体的に連結されてなる構造をもって製造される。そして、複数の樹脂クリップ36が、それぞれ押圧されることにより、各連結体50が破断し、それら各樹脂クリップ36が、プレート部14に設けられた各貫通孔34内に挿通、固定されて、自動車への取付可能な状態とされるようになっているのである。
なお、樹脂クリップ36を貫通孔34内に挿通、固定するための樹脂クリップ36に対する押圧操作は、手作業で行っても良いが、有利には、かかる押圧操作を自動的に実施する押圧装置を用いて実施される。また、この押圧装置としては、例えば、シリンダや電動モータ等の一般的なアクチュエータにて、所定の押圧部材が、樹脂クリップ36の頭部38に当接した状態から、樹脂クリップ36を貫通孔34内に挿通させる方向に移動させられることにより、樹脂クリップ36を押圧するようにした公知の構造のものが使用される。そして、そのような押圧装置を用いる場合には、押圧部材が、プレート部14における複数の樹脂クリップ36の形成部位(複数の貫通孔34の形成部位)の全体をカバーできるような大きさの押圧面を有していることが、望ましい。かかる押圧部材を有する押圧装置を用いれば、例えば、プレート部14における複数の樹脂クリップ36の形成部位が互いに異なる複数種類の脚払い装置10のそれぞれに対して、樹脂クリップ36を押圧する自動操作を実施する際にも、一つの押圧装置を汎用的に使用して、かかる自動操作を行うことができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態の脚払い装置10にあっては、樹脂クリップ36が、連結体50を介して、プレート部14に一体成形されているため、樹脂クリップ36を、プレート部14と別個に製造する必要がない。それ故、樹脂クリップ36を外部から購入したり、或いは樹脂クリップ36専用の成形装置を、プレート部14の成形装置とは別に準備したりする必要がない。これによって、脚払い装置10の製造コストの削減が、効果的に図られ得る。
また、本実施形態に係る脚払い装置10においては、複数の連結体50を介してプレート部14に一体形成された樹脂クリップ36に対して、単に押圧荷重を加えるだけで、各連結体50が破断し、樹脂クリップ36が貫通孔34に挿通、固定されて、自動車への設置可能な状態とされる。このため、かかる脚払い装置10にあっては、樹脂クリップ36が、プレート部14とは別個の部材とされる場合とは異なって、例えば、樹脂クリップ36を、プレート部14の貫通孔34形成部位にまで正確に自動搬送する高価な装置等を何等使用することなく、単に、上記した如き構造が単純で、それ故に安価な押圧装置を用いるだけで、自動車への設置可能な状態と為され得るのである。しかも、かかる押圧装置として、例えば、プレート部14のうちの樹脂クリップ36が連結されるべき部分の全てをカバーするような大きさの押圧面を有する押圧部材を備えたものを用いれば、唯一つの押圧装置によって、様々な種類の脚払い装置10が、自動車への設置可能な状態と為され得ることとなる。それ故、本実施形態の脚払い装置10では、樹脂クリップ36の貫通孔34への挿通、固定作業の自動化が、可及的に低いコストで有利に実現され得るのである。
従って、かくの如き本実施形態に係る脚払い装置10にあっては、製造コストの低減化と生産性の向上とが、共に有利に図られ得ることとなるのである。
また、かかる脚払い装置10においては、樹脂クリップ36に対する押圧操作によって、各連結体50が、プレート部14における貫通孔34の開口周辺部との連結部位で破断するようになっている。このため、連結体50の破断後に、連結体50の一部が、プレート部14における貫通孔34の開口周辺部に残存することが可及的に回避される。そして、それにより、脚払い装置10のプレート部14をフロントバンパ12やラジエータサポート56に対して、固定ねじ65にてねじ止めする際に、樹脂クリップ36の頭部38とプレート部14における貫通孔34の開口周辺部との間に、連結体50の残存物が挟まる等して、固定ねじ65によるねじ止め状態が不完全なものとなってしまうことが、極めて有利に解消され、その結果として、脚払い装置10が、自動車に対して、より確実に且つ安定的に取り付けられ得ることとなるのである。
さらに、本実施形態の脚払い装置10では、連結体50の幅を、プレート部14における貫通孔34の開口周辺部との連結部位において最も小さくしただけの単純な構造により、かかる連結部位が、連結体50の全体の中で、最も容易に破断されるようになっている。それ故、上記の如き優れた特徴が、極めて簡略な構造によって有利に実現され得るのである。
また、かかる脚払い装置10においては、プレート部14における貫通孔34の開口周辺部と、樹脂クリップ36の第一及び第二脚部40a,40bの先端部とが、連結体50にて一体的に連結されている。これにより、連結体50の延出長さが可及的に短くされて、使用される樹脂材料の節約が図られていると共に、破断した後の連結体50が、樹脂クリップ36の貫通孔34内への挿通の妨げとなることが、効果的に防止され得る。
さらに、本実施形態に係る脚払い装置10では、連結体50が、樹脂クリップ36と貫通孔34のそれぞれの中心軸:P,Qを間に挟んだ両側において、互いに対向して、プレート部14側から樹脂クリップ36側に向かって互いに接近するように傾斜配置されていると共に、互いの対向方向内方に向かって凸となるように湾曲している。しかも、樹脂クリップ36の第一脚部40aと第二脚部40bとが撓み変形可能とされている。これにより、樹脂クリップ36を押圧したときに、各連結体50が内倒れして、第一脚部40aと第二脚部40bとが、互いに接近させる方向に撓み変形されるようになっている。そして、その結果として、樹脂クリップ36の頭部38を貫通孔34側に押圧するだけのワンタッチの操作で、第一脚部40aと第二脚部40bとが、貫通孔34内にスムーズに挿入され、以て、樹脂クリップ36の貫通孔34への挿通、固定操作が、極めて容易に且つ確実に実施され得るのである。
更にまた、かかる脚払い装置10においては、撓み変形可能とされた樹脂クリップ36の第一脚部40aと第二脚部40bの延出方向両端部に、プレート部14における貫通孔34の開口周辺部と係合可能な頭部38と係合爪44が一体形成されている。これによっても、樹脂クリップ36の貫通孔34への挿通、固定が、樹脂クリップ36の頭部38を貫通孔34側に押圧するだけのワンタッチの操作によって、有利に実現され得ることとなるのである。
また、本実施形態の脚払い装置10では、樹脂クリップ36の第一脚部40aと第二脚部40bとが、貫通孔34に挿通された状態下において、それら第一及び第二脚部40a,40bのそれぞれの外側角部が、貫通孔34の内周面の角部に係合することで、樹脂クリップ36の中心軸:P回りの回転が阻止されるようになっている。これにより、固定ねじ65を円形孔41内に螺入する際の樹脂クリップ36の連れ回りが有利に阻止され、以て、脚払い装置10が、フロントバンパ12やラジエータサポート56に対して、より確実に取り付けられ得る。しかも、そのための構造が、単に、貫通孔34の内周面と第一及び第二脚部40a,40bとに角部を設けるだけの簡略な構造によって、容易に且つ確実に実現され得るのである。
さらに、かかる脚払い装置10においては、固定ねじ65が螺入される雌ねじが、円形孔41の内周面に加えて、第一脚部40aと第二脚部40bのそれぞれの内側面42a,42bにも形成されるようになっている。これによって、脚払い装置10が、フロントバンパ12やラジエータサポート56に対して、より確実にねじ止めされ得るのである。
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受けるものではない。
例えば、頭部38が厚肉の部材にて構成されて、円形孔41の内周面だけに、固定ねじ65の螺入によって、雌ねじが形成されるようになっていても良い。
また、前記実施形態では、ねじ穴形成部と第二係合部とが頭部38にて構成されていたが、それらねじ穴形成部と第二係合部とを、ねじ穴形成用部材のうちの別個の部位にて、それぞれ構成することも可能である。
さらに、挿通部を構成する脚部40a,40bの個数は、1個であっても、3個以上であってもよい。更に、挿通部は、例示された平板形状以外の形状を有していても、何等差し支えない。例えば、挿通部を、可撓性を有するか若しくは有しない棒状体や筒体にて構成しても良い。挿通部を可撓性を有しない棒状体や筒体にて構成する場合には、例えば、かかる挿通部に対して、撓み変形可能な係合爪が一体形成される。そして、挿通部が貫通孔内に挿通される際に、係合爪が撓み変形しつつ、挿通部が貫通孔内に挿通されるように構成されることとなる。
樹脂クリップ36は、外部からの押圧操作だけで、脚部40a,40bが貫通孔34内に挿通可能な位置に配置されておれば、必ずしも、貫通孔34と同軸的に配置されている必要はない。
固定手段の構造も、例示のものに何等限定されるものではない。例えば、挿通部の貫通孔からの抜出しを阻止する手段と、挿通部が貫通孔に挿通された状態下での穴部の中心軸回りの挿通部の回転を阻止する手段とを、互いに別個の部材で構成することも可能である。但し、その場合にあっても、それら抜出し阻止手段と回転阻止手段は、何れも、ねじ穴形成用部材に対して一体成形されている必要がある。
連結体の個数や形状、或いは形成位置も、適宜に変更可能であることは、言うまでもないところである。
また、連結体に設けられる易破断部の構造も、特に限定されるものではない。例えば、連結体の一部に、貫通孔やスリット、或いは薄肉部を設けて、それらの形成部位を易破断部としても良い。
加えて、プレート部の構造も、例示のものに限定されるものでないことは、勿論である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
10 脚払い装置 12 フロントバンパ
14 プレート部 34 貫通孔
36 樹脂クリップ 38 頭部
40a 第一脚部 40b 第二脚部
41 円形孔 44 係合爪
50 連結体 52 狭幅部
65 固定ねじ

Claims (8)

  1. 車両の前部の下部部位に車両前後方向に延びるように配置されて、車両にねじ止めされる樹脂製のプレート部を有し、該プレート部の車両へのねじ止め状態下で、該プレート部の前端部が、車両の前面に衝突した歩行者の脚部に接触することによって、該脚部を保護し得るように構成した車両用歩行者保護装置であって、
    前記プレート部に設けられた貫通孔と、
    前記プレート部を車両にねじ止めするためのねじ部材が螺入可能な穴部が設けられたねじ穴形成部と、該プレート部の前記貫通孔に挿通可能な挿通部と、該挿通部の該貫通孔への挿通状態下で、該ねじ穴形成部の穴部の中心軸回りでの該挿通部の回転と、該挿通部の該貫通孔からの抜出しとを阻止することにより、該貫通孔に挿通された該挿通部を該プレート部に固定する固定手段とが一体成形により形成された樹脂製のねじ穴形成用部材と、
    該ねじ穴形成用部材の前記挿通部が、前記プレート部の一方の面と離間した位置に、前記貫通孔に非挿通で配置された状態で、該ねじ穴形成用部材と該プレート部とを相互に連結する、それらねじ穴形成用部材及びプレート部に一体成形された樹脂部品からなり、且つ該挿通部を該貫通孔に挿通させるために該ねじ穴形成用部材に対して該挿通部に加えられる荷重により破断する易破断部が設けられた連結体と、
    を含むことを特徴とする車両用歩行者保護装置。
  2. 前記連結体の前記プレート部との連結部位が、該連結体のうちで最も破断強度の低い構造を有していることにより、前記易破断部が、該連結体の該プレート部との連結部位にて構成されている請求項1に記載の車両用歩行者保護装置。
  3. 前記連結体が、前記ねじ穴形成用部材と前記プレート部との間に延びる樹脂板にて構成されていると共に、該連結体の延出方向に対して直角方向の幅寸法が、該連結体の該プレート部との連結部位において最も小さくされていることにより、かかる連結部位からなる前記易破断部の破断強度を該連結体のうちで最も低くする構造が実現されている請求項2に記載の車両用歩行者保護装置。
  4. 前記連結体が、前記ねじ穴形成用部材の挿通部における前記プレート部に近位の端部部位と該プレート部とを相互に連結している請求項1乃至請求項3のうちの何れか1項に記載の車両用歩行者保護装置。
  5. 前記連結体が、前記ねじ穴形成用部材の中心軸を間に挟んだ軸直角方向両側にそれぞれ配置された複数のものからなり、それら複数の連結体が、前記プレート部から該ねじ穴形成用部材に向かって互いに接近するように傾斜して延び出している請求項1乃至請求項4のうちの何れか1項に記載の車両用歩行者保護装置。
  6. 前記固定手段が、前記挿通部における前記貫通孔への挿通方向の両端部にそれぞれ一体成形された第一係合部と第二係合部とを有し、該挿通部と該第一係合部のうちの少なくとも何れか一方が弾性変形可能とされて、該挿通部と該第一係合部のうちの少なくとも何れか一方の弾性変形状態下で、該挿通部が、前記貫通孔内に押し込まれて、挿通される一方、該挿通部の該貫通孔への挿通状態において、該挿通部と該第一係合部のうちの少なくとも何れか一方が弾性変形から復元して、該第一係合部と該第二係合部とが、該プレート部の厚さ方向両側の面における該貫通孔の開口周辺部にそれぞれ係合することにより、該挿通部の該貫通孔からの抜出しが阻止されるようになっている請求項1乃至請求項5のうちの何れか1項に記載の車両用歩行者保護装置。
  7. 前記貫通孔の内周面が、周上の少なくとも一箇所に角部を有する形状とされている一方、前記固定手段が、該貫通孔の角部に対して周方向において係合可能な、前記挿通部に一体成形された第三係合部を有し、該挿通部の該貫通孔への挿通状態下で、該第三係合部が、該貫通孔の角部に係合することによって、該挿通部の中心軸回りの回転が阻止されるようになっている請求項1乃至請求項6のうちの何れか1項に記載の車両用歩行者保護装置。
  8. 前記ねじ穴形成部における前記穴部の軸方向一方側の面上に、前記挿通部が一体形成されていると共に、該穴部に螺入した前記ねじ部材の先端側部分の螺入によって雌ねじが形成される雌ねじ形成用部位が、該挿通部に設けられている請求項1乃至請求項7のうちの何れか1項に記載の車両用歩行者保護装置。
JP2013112813A 2013-05-29 2013-05-29 車両用歩行者保護装置 Pending JP2014231294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013112813A JP2014231294A (ja) 2013-05-29 2013-05-29 車両用歩行者保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013112813A JP2014231294A (ja) 2013-05-29 2013-05-29 車両用歩行者保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014231294A true JP2014231294A (ja) 2014-12-11

Family

ID=52124963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013112813A Pending JP2014231294A (ja) 2013-05-29 2013-05-29 車両用歩行者保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014231294A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015117741A1 (de) 2014-11-14 2016-05-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas-Flüssigkeits-Abscheider und Brennstoffzellensystem
DE102015004416A1 (de) * 2015-04-02 2016-10-06 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Frontpartie für ein Kraftfahrzeug
FR3102732A1 (fr) * 2019-10-31 2021-05-07 Psa Automobiles Sa Dispositif de protection à l'encontre de sa dégradation d'un déflecteur inférieur avant d'un véhicule automobile, en cas d'un choc avant sous caisse subi par le véhicule
FR3127195A1 (fr) * 2021-09-23 2023-03-24 Psa Automobiles Sa Dispositif de déflexion d’air à capacité de déformation augmentée, pour un soubassement d’un véhicule terrestre

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60161611U (ja) * 1984-04-06 1985-10-26 トヨタ自動車株式会社 車両用モ−ルデイング取付具
JPS63182313U (ja) * 1987-05-19 1988-11-24
JPH01108413U (ja) * 1988-01-14 1989-07-21
JP2002264741A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Fuji Heavy Ind Ltd バンパー構造
JP2004203183A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Toyota Motor Corp 車両の前部車体構造
JP2006219070A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd フットレスト等をダッシュフロアパネル等に取付けるためのクリップ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60161611U (ja) * 1984-04-06 1985-10-26 トヨタ自動車株式会社 車両用モ−ルデイング取付具
JPS63182313U (ja) * 1987-05-19 1988-11-24
JPH01108413U (ja) * 1988-01-14 1989-07-21
JP2002264741A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Fuji Heavy Ind Ltd バンパー構造
JP2004203183A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Toyota Motor Corp 車両の前部車体構造
JP2006219070A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd フットレスト等をダッシュフロアパネル等に取付けるためのクリップ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015117741A1 (de) 2014-11-14 2016-05-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas-Flüssigkeits-Abscheider und Brennstoffzellensystem
DE102015117741B4 (de) 2014-11-14 2019-04-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas-Flüssigkeits-Abscheider und Brennstoffzellensystem
DE102015117741B9 (de) 2014-11-14 2019-08-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas-Flüssigkeits-Abscheider und Brennstoffzellensystem
DE102015004416A1 (de) * 2015-04-02 2016-10-06 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Frontpartie für ein Kraftfahrzeug
US9849851B2 (en) 2015-04-02 2017-12-26 GM Global Technology Operations LLC Front section for a motor vehicle
FR3102732A1 (fr) * 2019-10-31 2021-05-07 Psa Automobiles Sa Dispositif de protection à l'encontre de sa dégradation d'un déflecteur inférieur avant d'un véhicule automobile, en cas d'un choc avant sous caisse subi par le véhicule
FR3127195A1 (fr) * 2021-09-23 2023-03-24 Psa Automobiles Sa Dispositif de déflexion d’air à capacité de déformation augmentée, pour un soubassement d’un véhicule terrestre

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7316448B2 (en) Cowl top cover
WO2011135798A1 (ja) 車両用外装部材の取付構造
RU147025U1 (ru) Элемент облицовки автомобиля с датчиком удара
JP2014231294A (ja) 車両用歩行者保護装置
US10369945B2 (en) Releasable fastening assembly for fastening a bumper to a side panel and/or a fender of a motor vehicle
US20140352118A1 (en) Device for assembling airbag cover
CN104512228A (zh) 前围上盖板
EP2853450B1 (en) Instrument cluster finish panel
JP2004203158A (ja) 自動車の前部構造
JP6401969B2 (ja) 車両用アンダーカバー
CN111845289A (zh) 车门结构及车辆
US9027683B2 (en) Elastically deformable air inlets and vehicles incorporating the same
EP2966393A1 (en) An integrated bracket for automotive heat exchanger
KR101629831B1 (ko) 크래쉬패드 체결장치
JP4291722B2 (ja) カウルトップカバー
KR101045774B1 (ko) 윈드실드 와이퍼 장치
JP2009073425A (ja) 車両用外装部品
JP6701996B2 (ja) カウルトップガーニッシュ固定構造
JP6558384B2 (ja) 車両の前部構造
JP2012091655A (ja) 車両用バンパフェース取付構造
JP2010241199A (ja) カウルトップガーニッシュの構造
JP5683456B2 (ja) エアバッグカバー用固定部を有する製造者エンブレム
JP2019137157A (ja) 取付部材
JP6320864B2 (ja) 車両用衝撃吸収構造体及びバンパアブソーバ
JP2023064949A (ja) カウルカバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170228