JPWO2015050026A1 - 車体バンパ構造 - Google Patents

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Abstract

車体(11)に取り付けられるバンパフェイス(20)と、このバンパフェイス(20)の左右のコーナー部(21)を覆うスポイラー(30)とから成る車体バンパ構造である。該スポイラー(30)は、車幅方向に延びる横片(30a)と、この横片(30a)の車幅方向外端から前記バンパフェイス(20)へ向かって延びる縦片(30b)とによって構成される。該縦片(30b)の先端には、前記バンパフェイス(20)の差込孔(24a)に差し込まれる差込爪(43)が形成され、該横片(30a)には、ねじ(33)によって前記バンパフェイス(20)に固定されるねじ固定部(44a)が形成される。該ねじ固定部(44a)と該差込爪(43)との間において、該縦片(30b)及び該横片(30a)に、前記バンパフェイス(20)に係合するための係合片(52)が形成される。

Description

本発明は、バンパフェイスの下端部をスポイラーで覆う車体バンパ構造の改良に関する。
車両には、バンパフェイスの下端部に樹脂製のスポイラーを取り付けて、車両下部の空気の整流性や意匠性の向上を図るとともに、飛び石等からバンパフェイスを保護するものがある。このような車体バンパ構造に関しては、特許文献1によって知られている。
特許文献1で知られている車体バンパ構造は、車幅方向に細長いスポイラーの上縁に複数のクリップを有している。これらのクリップを、バンパフェイスに形成した開口に差し込むことで、クリップが開口に係合され、スポイラーはバンパフェイスに取り付けられる。
しかし、スポイラーは車幅方向に長いので、バンパフェイスに隙間なく取り付けるためには、多数のクリップを、スポイラーとバンパフェイスとの合わせ部に配置する必要があり、部品コスト及び組み付け工数が増加する。
特許第3365247号公報
本発明は、スポイラーをバンパフェイスに隙間無く取り付けるとともに、係合するための爪部の設置箇所を低減させて、部品コスト及び組み付け工数を低減させることができる車体バンパ構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、車体に取り付けられるバンパフェイスと、このバンパフェイスの左右のコーナー部を覆うスポイラーとを有する車体バンパ構造において、前記スポイラーは、車幅方向に延びる横片と、この横片の車幅方向外端から前記バンパフェイスへ向かって延びる縦片とによって構成され、前記縦片の先端には、前記バンパフェイスの差込孔に差し込まれる差込爪が形成され、前記横片には、ねじによって前記バンパフェイスに固定されるねじ固定部が形成され、このねじ固定部と前記差込爪との間において、前記縦片及び前記横片に、前記バンパフェイスに係合するための係合片が形成されていることを特徴とする車体バンパ構造が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、バンパフェイスの下部には、係合片を係合するための係合用開口が形成され、係合片は、係合用開口への組み付け方向に先細りとなるように傾斜した片部傾斜面と、中央部に開口する片部開口とを有し、バンパフェイスの係合用開口には、片部開口に係合するために突出する突出部が形成され、この突出部は、組み付け方向に傾斜する突出部傾斜面を有する。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、スポイラーは、上下に2分割された上スポイラー及び下スポイラーから構成され、バンパフェイスの下部には、係合用開口の下方に差込用開口が形成され、下スポイラーの上縁には、差込用開口に差し込むための差込部が形成され、この差込部は、差込用開口に差し込んだときに、差込用開口の周縁部に当接するための当て面を有する。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、係合片には、片部開口に、組み付け方向に沿うようにして突出部傾斜面に対応する係止面が形成されている。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、差込部は、板状に形成されており、当て面は、差込部と連続するように形成された板状部の端面であり、板状部は、下スポイラーのなかの、上スポイラーに覆われている上壁と、リブによって一体化されている。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、スポイラーは、上スポイラーまたは下スポイラーに、金属メッキ塗装されている。
請求項1に係る発明では、スポイラーは、車幅方向に延びる横片と、この横片の車幅方向外端からバンパフェイスへ向かって延びる縦片とによって構成される。縦片の先端には、バンパフェイスの差込孔に差し込まれる差込爪が形成され、横片には、ねじによってバンパフェイスに固定されるねじ固定部が形成され、ねじ固定部と差込爪との間において、縦片及び横片に、バンパフェイスに係合するための係合片が形成されているので、スポイラーをバンパフェイスに取り付けるための係合爪の設置箇所を極力減らすことができる。また、L字状のスポイラーであっても、スポイラーをバンパフェイスの正面から真っ直ぐに移動させるだけで、差込爪を差込孔に差し込むことができ、組み付けが容易である。このように、係合するための爪部の設置箇所を低減させても、スポイラーをバンパフェイスに隙間無く取り付けるとともに、部品コスト及び組み付け工数を低減させることができる。
請求項2に係る発明では、バンパフェイスの下部には、係合片を係合するための係合用開口が形成され、係合片は、係合用開口への組み付け方向に先細りとなるように傾斜した片部傾斜面を有する。片部傾斜面がガイドの役割を果たすので、係合片の係合用開口への挿入を容易にできる。また、係合片は、中央部に開口する片部開口を有し、バンパフェイスの係合用開口には、片部開口に係合するために突出する突出部が形成され、この突出部は、組み付け方向に傾斜する突出部傾斜面を有する。突出部傾斜面によって、突出部が容易に片部開口に係合される。さらに、スポイラーを射出成形により成形する際、爪がないのでアンダーカットを排除することができ、金型費用を低減することができる。
請求項3に係る発明では、スポイラーは、上下に2分割された上スポイラー及び下スポイラーとからなる。バンパフェイスの下部には、係合用開口の下方に差込用開口が形成され、下スポイラーの上縁には、差込用開口に差し込むための差込部が形成されている。この差込部は、差込用開口に差し込んだときに、差込用開口の周縁部に当接するための当て面を有する。スポイラーの上縁がバンパフェイスに係合片によって係止され、係合片の下方に位置する差込部の当て面がバンパフェイスの差込用開口の周縁部に当接するので、スポイラー全体が自重によって車体側に倒れ込む。このため、スポイラーとバンパフェイスの合わせ部分が当接する方向に力が加わり、スポイラーとバンパフェイスの合わせ部分に隙間の発生を抑制できる。スポイラーとバンパフェイスの係合に、多数の係合部を設ける必要がなく、係合するための爪部の設置箇所を低減させて、部品コスト及び組み付け工数を低減させることができる。
請求項4に係る発明では、係合片には、片部開口に、組み付け方向に沿うようにして突出部傾斜面に対応する係止面が形成されていることを特徴とする。突出部傾斜面に係止面が当接することにより、位置決め制度を向上させることができるともに、組み付けやすくなり建て付け性も向上する。
請求項5に係る発明では、差込部は、板状に形成されている。当て面は、差込部と連続するように形成された板状部の端面であり、板状部は、下スポイラーのなかの、上スポイラーに覆われている上壁と、リブによって一体化されているので、差込部及び当て面周辺の剛性を向上させることができる。結果、当て面によって、スポイラーが自重によりバンパフェイス側に倒れ込むように支持することができる。従って、スポイラーとバンパフェイスとの合わせ部分に隙間の発生をより抑制できる。
請求項6に係る発明では、スポイラーのなかの、上スポイラーのみにまたは下スポイラーのみに、金属メッキ塗装されているので、スポイラー全体のなかの一部を際立たせることができる。この結果、スポイラーの意匠性を向上させることができる。
本発明による車体バンパ構造を採用した車体後部の背面図である。 図1に示された車体後部の2矢視図である。 図1に示された車体後部の3矢視図である。 図2に示されたバンパフェイスの裏側の斜視図である。 図3に示されたスポイラーの斜視図である。 図4に示されたバンパフェイスの裏側の要部拡大図である。 図6の7−7線断面図である。 図5の8部拡大図である。 図7の9−9線断面図である。
本発明を実施するための形態を添付図を参照して以下に説明する。
実施例に係る車両の車体後部について説明する。図1及び図2に示されるように、車両10は例えば乗用車である。車体11は、車両10の車幅方向中心に対し、左右対称形に形成されている。車体11の後下部にはバンパフェイス20が取り付けられ、車体11の後部にはテールゲート12が開閉可能に取り付けられている。なお、実施例では、便宜上車体後部のバンパフェイス20について説明するが、車体前部のバンパフェイスであっても差し支えない。
バンパフェイス20の下端は、樹脂製のスポイラー30で覆われている。スポイラー30は、上下に2分割された下スポイラー40及び上スポイラー50から構成されている。スポイラー30は、バンパフェイス20の車幅方向の外側のコーナー部21に配置されており、上スポイラー50のみに、金属メッキ塗装されている。この金属メッキ塗装によって、スポイラー30全体のなかの一部を際立たせることができ、外観性を向上させることができる。なお、下スポイラー40のみに、金属メッキ塗装されてもよい。
図3に示されるように、スポイラー30は、バンパフェイス20下端のコーナー部21を覆っている。スポイラー30は、底面視で、車体11の外方に凸となるように湾曲しており、車幅方向に延びる横片30aと、この横片30aの車幅方向外端からバンパフェイス20が位置する車両前方に向かって延びる縦片30bとによって構成されている。下スポイラー40の後端部には締結部41が設けられており、締結部41は締結部材31によって、バンパフェイス20に締結されている。
図3及び図4に示されるように、バンパフェイス20の下部22には、スポイラー30を取り付けるための係合用開口23、差込用開口24及び差込孔24aと、位置決めするための位置決め用孔25が形成されている。
バンパフェイス20の下部には、車体11(図1参照)内方に窪む凹部26が設けられている。凹部26は、コーナー部21にかかるように車両後部から車両側部にわたり連続的に形成されており、この凹部26にスポイラー30が取り付けられる。従って、スポイラー30は、バンパフェイス20の表面に対して、突出することなく、外観性を向上させることができる。また、コーナー部21に凹部26を設けることで、バンパフェイス20の剛性も向上させることができる。
図4〜図8に示されるように、スポイラー30は、車幅方向に延びる横片30aと、この横片30aの車幅方向外端から車両前後方向に延びる縦片30bとからなる、略L字状に形成されている。上スポイラー50の上縁51には、バンパフェイス20の係合用開口23に係合するための係合片52が形成されている。係合片52は、板状であり、バンパフェイス20に向かって延びるように形成されている。係合片52には、板状部分の中央部に開口する片部開口53が形成されている。
また、上スポイラー50の下部の突出壁57には、下スポイラー40の立ち壁48の下部支持用開口42に差し込むための下部支持突起54が設けられている。上スポイラー50の下部支突起54は、下スポイラー40の下部支持用開口42に差し込まれ、上スポイラー50は位置決めされる。上スポイラー50の突出壁57は、下スポイラー40の立ち壁48の裏面44から通された締結部材32によって、下スポイラー40に締結されている。
下スポイラー40の縦片30bの先端には、バンパフェイスの差込孔24aに差し込まれる差込爪43が形成されている。この差込爪43は車両前後方向に延びており、差込孔24aも車両前後方向に開口している。このため、スポイラー30をバンパフェイス20に組み付ける際、縦片30bを車両前方に移動させるだけで、差込爪43が差込孔24aに差し込まれるので、組み付けを容易にできる。
下スポイラー40の立ち壁48における、横片30aの左右両端部には、ねじ33,33によってバンパフェイス20に固定されるねじ固定部44a,44aが形成されている。車幅方向内側のねじ固定部44aと差込爪43との間において、縦片30b及び横片30aの上スポイラー50の上縁51に、バンパフェイス20に係合するための係合片52,52,52,52が形成されている。スポイラー30の両端部は、それぞれ差込爪43及びねじ33によって支持され、スポイラー30の中間部は、係合片52によって支持されるので、スポイラーをバンパフェイスに取り付けるための係合爪の設置箇所を極力減らすことができる。また、略L字状のスポイラー30であっても、スポイラー30をバンパフェイス20の正面から真っ直ぐに移動させるだけで、差込爪43を差込孔24aに差し込むことができ、組み付けが容易である。
図6及び図7に示されるように、下スポイラー40は、底面を形成する底板45と、底板45の前端から立ち上がり意匠面を形成する側壁46と、側壁46の上端から後方に延び上スポイラー50を支持する上壁47と、上壁47の後端から立ち上がる立ち壁48とを有する。
下スポイラー40の上縁を形成する上壁47の後端には、バンパフェイス20の差込用開口24に差し込むための差込部49が形成されている。差込部49は、板状に形成されており、差込用開口24に差し込んだときに、差込用開口24の周縁部27当接するための当て面49aを有する。当て面49aは、板状の差込部49に連続するように形成されるとともに水平に延びた板状部49bの端面である。この水平に延びる板状部49bは、立ち壁48に設けられたリブ49cによって、立ち壁48及び上壁47に一体的に形成されている。
縦片30bは車幅方向の外側に傾斜または湾曲し、該縦片30bの上スポイラー50の係合片52は、バンパフェイス20の係合用開口23への組み付け方向に先細りとなるように組み付け方向に傾斜した片部傾斜面55と、中央部に開口する片部開口53とを有する。バンパフェイス20の係合用開口23には、片部開口53に係合するために突出する突出部28が形成される。この突出部28は、組み付け方向に傾斜する突出部傾斜面29を有する。片部傾斜面55によって、係合片52が係合用開口23へ前方から容易に挿入可能となり、突出部傾斜面29によって、突出部28が容易に係合用開口片部53に係合される。
図8及び図9に示されるように、上スポイラー50の上縁51の係合片52には、片部開口53に、組み付け方向に沿うようにして突出部傾斜面29に対応する係止面56が形成されている。この係止面56と、突出部傾斜面29が一致することによって、位置決め制度を向上させることができる。
下スポイラー40の立ち壁48は、車体内部方向に窪む凹部48aが形成されている。上スポイラー50の下端には、凹部48aに嵌める突出壁57が形成されている。このため、上スポイラー50は、下スポイラー40に容易に位置決めすることができる。
バンパフェス20の係合用開口23には、上スポイラー50の片部開口53に係合するために突出する突出部28が形成されている。上スポイラー50の上縁51がバンパフェイス20に係合片52によって係止され、係合片52の下方に位置する差込部49の当て面49aがバンパフェイス20の差込用開口24の周縁部27に当接するので、スポイラー30全体が自重によってバンパフェイス20側に倒れ込む。このため、スポイラー30とバンパフェイス20の合わせ部分が当接する方向に力が加わり、スポイラー30とバンパフェイス20の合わせ部分に隙間の発生を抑制できる。
以上に述べた車体バンパ構造をまとめて以下に記載する。
図4及び図5に示されるように、縦片30bの前方の先端には、バンパフェイス20の差込孔24aに差し込まれる差込爪43が形成され、横片30aには、ねじ33によってバンパフェイス20に固定されるねじ固定部44aが形成され、ねじ固定部44aと差込爪43との間において、縦片30b及び横片30aに、バンパフェイス20に係合するための係合片52が形成されているので、スポイラー30をバンパフェイス20に取り付けるための係合爪の設置箇所を極力減らすことができる。また、L字状のスポイラー30であっても、スポイラー30をバンパフェイス20の正面から真っ直ぐに移動させるだけで、差込爪43を差込孔24aに差し込むことができ、組み付けが容易である。このように、係合するための爪部の設置箇所を低減させても、スポイラー30をバンパフェイス20に隙間無く取り付けるとともに、部品コスト及び組み付け工数を低減させることができる。
図7〜図9に示されるように、片部傾斜面55がガイドの役割を果たすので、係合片52の係合用開口23への挿入を容易にできる。また、係合片52は、中央部に開口する片部開口53を有し、バンパフェイス20の係合用開口23には、片部開口53に係合するために突出する突出部28が形成され、この突出部28は、組み付け方向に傾斜する突出部傾斜面29を有する。突出部傾斜面29によって、突出部28が容易に片部開口53に係合される。さらに、スポイラー30を射出成形により成形する際、爪がないのでアンダーカットを排除することができ、金型費用を低減することができる。
図7〜図9に示されるように、スポイラー30の上縁51がバンパフェイス20に係合片52によって係止され、係合片52の下方に位置する差込部49の当て面49aがバンパフェイス20の差込用開口24の周縁部27に当接するので、スポイラー30全体が自重によって車体側に倒れ込む。このため、スポイラー30とバンパフェイス20の合わせ部分が当接する方向に力が加わり、スポイラー30とバンパフェイス20の合わせ部分に隙間の発生を抑制できる。スポイラー30とバンパフェイス20の係合に、多数の係合部を設ける必要がなく、係合するための爪部の設置箇所を低減させて、部品コスト及び組み付け工数を低減させることができる。
図9に示されるように、突出部傾斜面29に係止面56が当接することにより、位置決め制度を向上させることができるともに、組み付けやすくなり建て付け性も向上する。
図9に示されるように、当て面49aは、差込部49と連続するように形成された板状部49bの端面であり、板状部49bは、下スポイラー40のなかの、上スポイラー50に覆われている上壁47と、リブ49cによって一体化されているので、差込部49及び当て面49a周辺の剛性を向上させることができる。結果、当て面49aによって、スポイラー30が自重によりバンパフェイス20側に倒れ込むように支持することができる。従って、スポイラー30とバンパフェイス20との合わせ部分に隙間の発生をより抑制できる。
図1及び図2に示されるように、スポイラー30のなかの、上スポイラー50のみに、金属メッキ塗装されているので、スポイラー30全体のなかの一部を際立たせることができる。この結果、スポイラー30の意匠性を向上させることができる。
尚、実施例においては、車幅方向左側の部品について説明したが、車幅方向右側であっても同様である。
本発明の車体バンパ構造は、バンパフェイスの下端部がスポイラーで覆われている乗用車に好適である。
10…車両(乗用車)、11…車体、20…バンパフェイス、21…コーナー部、23…係合用開口、24…差込用開口、24a…差込孔、27…差込用開口の周縁部、28…突出部、29…突出部傾斜面、30…スポイラー、30a…横片、30b…縦片、33…ねじ、40…下スポイラー、43…差込爪、44a…ねじ固定部、47…上壁、49…差込部、49a…当て面、49c…リブ、50…上スポイラー、51…上縁、52…係合片、53…片部開口、55…片部傾斜面、56…係止面。

Claims (6)

  1. 車体に取り付けられるバンパフェイスと、このバンパフェイスの左右のコーナー部を覆うスポイラーとを有する車体バンパ構造において、
    前記スポイラーは、車幅方向に延びる横片と、この横片の車幅方向外端から前記バンパフェイスへ向かって延びる縦片とによって構成され、
    前記縦片の先端には、前記バンパフェイスの差込孔に差し込まれる差込爪が形成され、
    前記横片には、ねじによって前記バンパフェイスに固定されるねじ固定部が形成され、
    このねじ固定部と前記差込爪との間において、前記縦片及び前記横片に、前記バンパフェイスに係合するための係合片が形成されていることを特徴とする車体バンパ構造。
  2. 前記バンパフェイスの下部には、前記係合片を係合するための係合用開口が形成され、
    前記係合片は、前記係合用開口への組み付け方向に先細りとなるように傾斜した片部傾斜面と、中央部に開口する片部開口とを有し、
    前記バンパフェイスの前記係合用開口には、前記片部開口に係合するために突出する突出部が形成され、
    この突出部は、組み付け方向に傾斜する突出部傾斜面を有する、請求項1記載の車体バンパ構造。
  3. 前記スポイラーは、上下に2分割された上スポイラー及び下スポイラーから構成され、
    前記バンパフェイスの下部には、前記係合用開口の下方に差込用開口が形成され、
    前記下スポイラーの上縁には、前記差込用開口に差し込むための差込部が形成され、
    この差込部は、前記差込用開口に差し込んだときに、前記差込用開口の周縁部に当接するための当て面を有する、請求項1又は請求項2記載の車体バンパ構造。
  4. 前記係合片には、前記片部開口に、組み付け方向に沿うようにして前記突出部傾斜面に対応する係止面が形成されている、請求項2又は請求項3記載の車体バンパ構造。
  5. 前記差込部は、板状に形成されており、
    前記当て面は、前記差込部と連続するように形成された板状部の端面であり、
    前記板状部は、前記下スポイラーのなかの、前記上スポイラーに覆われている上壁と、リブによって一体化されている、請求項3又は請求項4記載の車体バンパ構造。
  6. 前記スポイラーは、前記上スポイラーのみに、金属メッキ塗装されている、請求項2〜5のいずれか1項記載の車体バンパ構造。
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