JP2008022899A - ベッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボードの横側方に拡散することを抑制するのに有利な照明付ベッド装置を提供する。
【解決手段】照明付ベッド装置1は、就寝する使用者の頭部側または脚側において配設され頭部側または脚側に対面するボード3を備える。ボード3は、就寝する使用者の頭部側または脚側に対面して形成されボード3の内部に凹状に形成された空間部4と、空間部4内を照らす照明器50とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】照明付ベッド装置1は、就寝する使用者の頭部側または脚側において配設され頭部側または脚側に対面するボード3を備える。ボード3は、就寝する使用者の頭部側または脚側に対面して形成されボード3の内部に凹状に形成された空間部4と、空間部4内を照らす照明器50とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は使用者を入眠状態から覚醒させるのに適する照明付ベッド装置に関する。
特許文献1には、ベッドのへッドボードの内部照明灯の光をヘッドボードの横側方(ベッドに就寝している使用者の頭部側に対面しない側)に形成した窓開口から放つことで、ベッドのへッドボードの横側方の周辺を薄暗く照らす技術が開示されている。このものによれば、へッドボードの内部に配置した照明灯からの光は、ヘッドボードの横側方の窓開口から放たれ、へッドボードの横側方を薄暗く照らすため、ベッドで就寝している使用者の就寝を妨げないとされている。
特許文献2には、ベッドのヘッドボードにLEDを設け、ヘッドボードのうち使用者の頭部側に対面する位置に光拡散用のプリズムを設け、LEDから発光された光をプリズムを介して拡開方向に拡散させ、ベッド上の使用者を照らす照明付きベッドが開示されている。
特許文献3には、光量を無段階または段階的に調整可能な照明付ベッド装置と、この照明付ベッド装置に光量を漸増させる信号発生装置と、信号発生装置および目覚まし音発生装置をそれぞれ設定された時刻に起動させるタイマー装置とを有する照明併用式目覚まし時計が開示されている。このものによれば、ベッドに入眠している使用者に、照明付ベッド装置から直接照射される直接光を当てることにしている。特許文献4には、設定時刻になると、室内照明付ベッド装置の照明を徐々に明るくさせる調光機能を有する目覚まし装置が開示されている。
実開平6−64557号公報
特開2003−229018号公報
実開平4−96095号公報
特開2003−215279号公報
ところで、特許文献1の技術は、就寝を妨げないように、ベッドのへッドボードの内部に配置した照明灯からの光を、ヘッドボードの側板の窓開口を透過させてヘッドボードの横側方を薄暗く放すだけである。このものでは、夜間、使用者がトイレに起きるとき便利である。しかし、照明灯の光は、ベッド上の使用者の付近を照らす方式ではないため、ベッド上の使用者の読書には不向きである。更に、ベッドが複数並設されているときには、一方のベッドのへッドボードの内部に配置した照明灯からの光は、他方のベッド側に直接的に放散されるため、他方のベッドに就寝している使用者に影響を与える。
特許文献2の技術は、LEDから発光された光を光拡散用のプリズムを介して拡開方向に放散させる。このため、LEDから発光された光が四方に拡散され易く、周辺まで照らす頻度が高い。従って、もし、隣で就寝している人が存在すると、その者に影響を与えるおそれが高い。特許文献3,4の技術は、使用者を入眠状態から覚醒させることができるものの、ベッドに付設されているボードの内部の駆動室を利用して照明する方式ではない。
本発明は上記した従来の装置を技術的に更に進めたものであり、空間部の光がボードの横側方に拡散することを抑制するのに有利な照明付ベッド装置を提供することを課題とする。
様相1に係るベッド装置は、就寝する使用者の頭部側に対面するボードを備えるベッド装置において、
前記ボードは、脚側のみに開放する空間部と、前記空間部の上下側面の少なくとも一方に設けられた光源とを備え、前記光源から照射された光が他方の側面で反射された後に就寝者を覚醒させるようにしたものである。空間部は、使用者の頭部に開放せず、使用者の脚側(のみ)に開放する。
前記ボードは、脚側のみに開放する空間部と、前記空間部の上下側面の少なくとも一方に設けられた光源とを備え、前記光源から照射された光が他方の側面で反射された後に就寝者を覚醒させるようにしたものである。空間部は、使用者の頭部に開放せず、使用者の脚側(のみ)に開放する。
尚、前記空間部のベッド幅方向側面には、外側への漏光を防ぐ側壁部が延設させたり(様相2)、前記空間部の前記上側面は、就寝者の目の位置よりも上側に位置させたり(様相3)、前記光源から照射された前記光は、光透過性をもつ光透過部材を通過した後に、前記他方の側面で反射されるようにしたり(様相4)、前記光透過部材は前記一方の側面に対して着脱可能とする(様相5)ことも出来る。
本発明によれば、ボードの内部に形成されている空間部の上側面(下側面)が下側(上側)の光源から照射された光を反射させて、就寝者を覚醒させる。しかして空間部は脚側のみ開放されているので、その際、反射光がボードの横側方に拡散することが抑制される。従って、空間部の近くで使用者が就寝している場合、その就寝者に対して影響が少ない。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、複数のベッド2を備えている。ベッド2は、寝具21(マットレス)を載せるベッド本体20と、ヘッドボードとして機能するボード3とを備える。ボード3は、使用者の頭部側において配設されており、頭部側に対面する。ボード3は、就寝する使用者の頭部側(枕24側)に対面して形成されている。ボード3は、開閉扉31をもつ収容室30と、ボード3の内部において収容室の下方に凹状に形成された空間部4と、空間部4内を照らす照明器50とを備えている。空間部4は、直方体形状をなしている。空間部4は、空間部4をもつボード3を備えるベッド2の寝具21側(ベッド2の使用者の頭部側)に対面開放する照明用の照明口42を有する。ここで、ボード3は、空間部4の横側方を塞ぐ側壁部40と、空間部4の背面(空間部4のうち使用者から遠い側)を塞ぐ背壁部41とを備えている。この場合、ボード3の内部の空間部4の光は、空間部4の照明口42からベッド2の寝具21側(ボード3の前方)に伝播されるものの、側壁部40により空間部4の横側方に漏れることが抑制される。故に空間部4の全体が良好に照明される。換言すると、空間部4の側方を塞ぐ側壁部40が設けられているため、空間部4内が照明されていれば、空間部4内の光がボード3の横側方に拡散することが抑制される。故に、他の使用者が近くで就寝している場合であっても、他の就寝している者に対して光が伝播されにくくなり、他の就寝している者に対して影響が少ない。
以下、本発明の実施形態1について図1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、複数のベッド2を備えている。ベッド2は、寝具21(マットレス)を載せるベッド本体20と、ヘッドボードとして機能するボード3とを備える。ボード3は、使用者の頭部側において配設されており、頭部側に対面する。ボード3は、就寝する使用者の頭部側(枕24側)に対面して形成されている。ボード3は、開閉扉31をもつ収容室30と、ボード3の内部において収容室の下方に凹状に形成された空間部4と、空間部4内を照らす照明器50とを備えている。空間部4は、直方体形状をなしている。空間部4は、空間部4をもつボード3を備えるベッド2の寝具21側(ベッド2の使用者の頭部側)に対面開放する照明用の照明口42を有する。ここで、ボード3は、空間部4の横側方を塞ぐ側壁部40と、空間部4の背面(空間部4のうち使用者から遠い側)を塞ぐ背壁部41とを備えている。この場合、ボード3の内部の空間部4の光は、空間部4の照明口42からベッド2の寝具21側(ボード3の前方)に伝播されるものの、側壁部40により空間部4の横側方に漏れることが抑制される。故に空間部4の全体が良好に照明される。換言すると、空間部4の側方を塞ぐ側壁部40が設けられているため、空間部4内が照明されていれば、空間部4内の光がボード3の横側方に拡散することが抑制される。故に、他の使用者が近くで就寝している場合であっても、他の就寝している者に対して光が伝播されにくくなり、他の就寝している者に対して影響が少ない。
本実施形態によれば、空間部4のサイズは適宜選択される。例えば、空間部4の幅サイズをL1とし、ベッド本体20の幅サイズをL2とすると、L1<L2とされている。L1の下限値としては、(0.1×L2)、(0.25×L2)が例示されるが、これらに限定されるものではない。空間部4の照明口42の下辺部48から照明口42の上辺部49までの高さサイズをH1とし、床面からベッド本体20の寝具21の上面までの高さサイズをH2とすると、(0.2×H2)<H1<(3×H2)とされている。H1の下限値としては、(0.1×H2)、(0.25×H2)が例示されるが、これらに限定されるものではない。空間部4の容積は、使用者の頭部の1/2の容積よりも大きく設定されている。具体的には、空間部4の容積をV1とし、使用者の頭部の容積をV2とするとき、V1=(0.5〜20)×V2程度、あるいは、V1=(2〜10)×V2程度とされている。
図1および図2に示すように、照明器50は、空間部4内の上面側に配置された上側光源51と、空間部4内の下面側に配置された下側光源52とを備えている。上側光源51は、線状に延びる第1上側光源511と、第1上側光源51の両端側に配置された第2上側光源512とをもつ。下側光源52は、線状に延びる第1下側光源521と、第1下側光源52の両端側に配置された第2下側光源522とをもつ。上側光源51および下側光源52の形態としては、これに限定されるものではなく、要するに照明できるものであれば良く、蛍光灯、発光LED、白熱電球、クリプトンランプ、ネオンランプ等の公知の照明灯を採用できる。
棚上として機能する光透過性をもつ薄い板状の上側光透過部材46(上側面を形成する)が空間部4の上側に配設されている。棚下として機能する光透過性をもつ薄い板状の下側光透過部材47(下側面を形成する)が空間部4の下側に配設されている。上側光透過部材46および下側光透過部材47は互いに対面している。上側光透過部材46および下側光透過部材47は、半透明体で形成されており、空間部4を照らす間接光を生成できる。即ち、照明器50の上側光源51から発光される光は上側光透過部材46を透過し、空間部4を間接光として照らす。照明器50の下側光源52から発光される光は下側光透過部材47を透過し、空間部4内を間接光として照らす。空間部4の側壁部40および背壁部41は光反射性を有するため、光は側壁部40および背壁部41においても反射され、さらに間接光の照度が高まる。ここで、間接光は、照明器50の光源から発光された光を他の部材に少なくとも一度透過または反射させた光をいう。間接光は、光源から直接的に発光された直接光に比較して、眩しさが少なく、柔らかい光といえる。このため、直接光による眩しさが軽減され、眩しさに起因する不快感が軽減される。上側光透過部材46および下側光透過部材47を交換してその色を変更すれば、使用者の好みに応じて空間部4内の照明の光の色を適宜変更できる。上側光透過部材46は、空間部4の上側面を形成し、空間部4に対して着脱可能とされている。このため上側光源51を空間部4を介して容易に交換できる。下側光透過部材47は空間部4の下側面を形成し、空間部4に対して着脱可能とされている。このため下側光源52を空間部4を介して容易に交換できる。
本実施形態によれば、上側光源51が点灯すると、上側光源51からの光は上側光透過部材46を下方に向けて透過する。この場合、上側光源51から上側光透過部材46を透過した光は、下側光透過部材47、側壁部40、背壁部41で反射するため、間接光の割合が高くなる。下側光源52が点灯すると、下側光源52からの光は下側光透過部材47を上方に向けて透過する。この場合、下側光源52から下側光透過部材47を透過した光は、上側光透過部材46、側壁部40、背壁部41で反射するため、間接光の割合が高くなる。この結果、ボード3の内部の空間部4の全体は、間接光の割合が高い光により良好に照明される。
殊に、空間部4の上側には上側光源51が配置され、空間部4の下側には下側光源52が配置されているため、空間部4内において上方向および下方向に沿って伝播される光量が増加する。このため上側光透過部材46および下側光透過部材47により光が反射するものの、空間部4を照明している光が空間部4の横側方(隣のベッド側)に拡散される割が少なくなる。この結果、空間部4の光が、その空間部4をもつボード3の横側方に拡散することが抑制される。ひいては、ボード3の横方で使用者が就寝している場合であっても、光がその就寝者を照らすことが抑制され、その就寝者に対して影響が少ない。
本実施形態によれば、ボード3の内部に形成されている空間部4の全体が照明されるため、空間部4の光は、間接光の割合が高い光とし、空間部4の周辺を照らす。この場合、間接光の割合が高い光により、ベッド2上の使用者は照らされる。殊に、ベッド2上の使用者の頭部側は照らされる。本実施形態によれば、図3に示すように、ベッド2の寝具21の上面21uの高さを就寝基準位置(高さゼロ)とするとき、空間部4の照明口42の下辺部48(下側光透過部材47)の高さをHdとし、空間部4の照明口42の上辺部49(上側光透過部材46)の高さをHuと、ベッド2の寝具21に横たわる使用者の頭部の高さをHheadとすると、Hu>Hheadの関係、Hd>Hheadの関係とされている。このため図3に示すように、空間部4の照明口42の下辺部48および上辺部49の双方が、ベッド2の寝具21に横たわる使用者の頭部よりも上方に位置する。よって図3に示すように、空間部4の照明口42の下辺部48の高さは、使用者の頭部の高さよりも高く設定されている。故に、空間部4は、使用者の頭部に向けて開放せず、使用者の脚側に向けて開放する。本実施形態によれば、寝具21に横たわる使用者の顔面付近に、頭部の上方から、空間部4の照明の光を効果的に照らすことができ、覚醒に有利となる。更にベッド2上の使用者の顔面がどちらを向いていても、顔面付近を照らすのに有利である。
本実施形態によれば、ボード3の内部に形成されている空間部4の全体が照明されるため、空間部4の前方に向けて、つまり、ベッド2上の使用者の頭部側に向けて空間部4の光が放出されるため、ベッド2上の使用者は、就寝前において良好に読書することができる。更に、空間部4の光はベッド2上の使用者の頭部側に向けて放出されるものの、照明されている空間部4をもつボード3の横側方に、その空間部4の光が拡散することが抑制される。従って、隣のベッド2側への放出が制限されるため、ボード3の横方で使用者が就寝している場合であっても、光がその就寝者を照らすことが抑制され、その就寝者に対して影響が少ない。
図1および図2に示すように、天井壁を上向きに照らす天井光PAを生成する天井光源55がボード3の上部に設けられている。この場合、天井壁を照らす天井光PAが間接光として形成されるため、直接光に比較して使用者に眩しさを感じさせることを抑制できると共に、室内のうち天井側を広い面積で薄明かり状態とするのに有利である。更に、横側方の外方に光を放出する側方光PBを生成する側方光源56がボード3の側部に設けられている。この場合、側方光PBがボード3の側部に形成され、ボード3の側部付近を薄明かり状態とするのに有利である。天井光源55および側方光源56としては、蛍光灯、発光LED、白熱電球、ネオンランプ等の公知の照明灯を採用できる。
図1に示すように、複数のボード3の間には中間ボード3Mが設けられている。中間ボード3Mは、物品を収容する中間収容空間35と中間棚36とをもつ。複数のボード3間に位置するように、遮光部材5が中間ボード3Mに横方向に回動可能に設けられている。遮光部材5は中間収容空間35を開閉する扉として機能することができる。不使用時には、遮光部材5は矢印R1方向(退避方向、図1参照)に回動され、退避位置に退避しており、中間収容空間35を閉鎖する扉として機能する。これに対して、使用時には、遮光部材5は矢印R2方向(突出方向、図1参照)に回動し、突出位置に突出しており、第1ベッド2上に横たわる使用者の頭部側と第2ベッド2上に横たわる使用者の頭部側とを仕切る。使用時には、遮光部材5の向きは、ベッド本体20に横たわる使用者の身長方向(矢印Y方向)に沿った方向となる。故に、ベッド本体20に横たわる使用者の身長方向(矢印Y方向)に直交する方向(矢印X方向)に沿って、ボード3の空間部4の照明が空間部4内の光が拡散することが遮光部材5により一層効果的に抑えられる。この場合、空間部4が照明されるものの、その空間部4内の光が横側方に拡散することが遮光部材5により抑えられる。よって、一方のベッド2上で使用者が読書するとき、他方の隣のベッド2において使用者が就寝している場合であっても、その就寝者に対して影響が一層少なくされている。
図1および図2に示すように、天井壁に接近可能なパネル状の副遮光部材5Cが遮光部材5に高さ方向に沿って昇降可能に装備されている。副遮光部材5Cを上方(矢印U1方向)に移動させておけば、天井壁側の空間の仕切り性を高めることができ、天井光源55に対する遮光効果を更に高めることができる。なお、コスト低減ために遮光部材5および副遮光部材5Cの一方または双方を廃止することもできる。照明器50を作動させる照明器作動手段として機能する制御装置6(図4参照)が各ボード3に設けられている。制御装置6は、そのベッド2に就寝している使用者を覚醒させる覚醒時刻および就寝時刻を設定する時刻設定手段と、時刻設定手段に設定された覚醒時刻に接近または到達するとき、天井光源55に点灯させることにより、天井壁を照らす天井光PAを生成する第1操作を実行する第1照明手段と、第1操作を開始した後、上側光源51および下側光源52を点灯させて空間部4の照度を明るくすることにより、使用者の頭部側の照度を増加させる第2操作を実行する第2照明手段とを備えている。第1照明手段は、天井光PAを間接光として生成する第1操作を実行するため、室内を広い面積で薄明かり状態とするのに有利である。天井光PAを生成させた後に、空間部4の照度を明るくするため、入眠状態からの覚醒を徐々に実行することができ、使用者を快適に覚醒させるのに有利となる。
また、就寝時刻に接近または到達すると(使用者が入眠するとき)、時間経過につれて天井光源55、側方光源56、上側光源51および下側光源52の照度を次第に減少させることにより、使用者の頭部側の照度を次第に減少させる操作を実行する入眠促進手段を、制御装置6は備えている。この場合、使用者の頭部側の照度を徐々に減少させるため、覚醒状態の使用者を入眠状態に誘導させるのに有利となる。覚醒用の音響を生成する音響発生要素70が各ベッド2に設けられている。制御装置6は、使用者を入眠状態から覚醒させるとき、上記した天井光PAおよび側方光PBの生成の他に、必要がある場合には、音響発生要素70を作動させて覚醒用の音響(例えば、音楽、鳥の鳴き声、川の流れ音)を生成させることができる。この場合、間接光による覚醒と、音響による覚醒とが併用されるため、入眠状態から心地よく覚醒させ易い。更に、香気を生成する香気発生要素72が各ベッド2に設けられている。制御装置6は、使用者を入眠状態から覚醒させるとき、必要がある場合には、間接光の生成と共に、香気発生要素72を作動させて香気を生成させる。この場合、間接光による覚醒と、香気よる覚醒とが併用されるため、入眠状態から覚醒させ易い。香気は、心地良い香気が好ましい。更に、マイナスイオンを生成するマイナスイオン発生要素74が各ベッド2に設けられている。制御装置6は、使用者を入眠状態から覚醒させるとき、必要がある場合には、光による照明と共に、マイナスイオン発生要素74を作動させてマイナスイオンを生成させる。但し、マイナスイオンの発生が要請されない場合には、マイナスイオン解除スイッチ68を操作しておき、マイナスイオンを発生させない方が好ましい。香気の場合にも、隣で就寝している使用者に香気が影響を与えるおそれがあるときには、香気解除スイッチ67を操作しておき、香気を発生させない方が好ましい。
照明を制御するリモコン式のスイッチ装置60が設けられている。リモコン式のスイッチ装置60は、ベッド2に対して別離可能とされている。図4に示すように、リモコンスイッチ装置60は、図4に示すように、天井光源55を制御するスイッチ62と、側方光源56を制御するスイッチ63と、上側光源51を制御するスイッチ64と、下側光源52を制御するスイッチ65と、ベッド2の音響発生要素70の作動を解除する音響解除スイッチ66と、ベッド2の香気発生要素72の作動を解除する香気解除スイッチ67と、ベッド2のマイナスイオン発生要素74の作動を解除するマイナスイオン解除スイッチ68と、ベッド2に就寝する使用者の起床時刻を設定するスイッチ69(時刻設定手段)と、ベッド2に就寝していた使用者が起きたときに起床を確認するために操作する起床確認スイッチ80と、ベッド2に就寝する使用者の就寝時刻を設定するスイッチ81(時刻設定手段)と、ベッド2の使用者が入眠に入るときに操作する就寝スイッチ82とをもつ。制御装置6はタイマ機能およびカウント機能をもつ。各スイッチはベッド2の数に応じて設けられている。従って起床時刻、就寝時刻、音響解除、香気解除、マイナスイオン解除、光源点灯作動等は使用者毎に設定可能とされている。リモコンスイッチ装置60の各スイッチの操作信号は、制御装置6に入力される。
図5(A)〜図5(D)は、複数のベッド2のうち一方に就寝している使用者を覚醒させるときの照明形態を示す。他方に就寝している使用者側を明るくしないような配慮がなされている。一方のベッド2に就寝している使用者を覚醒させる場合には、時間経過につれて、照明形態は、図5(A)→図5(B)→図5(C)→図5(D)の順に進行し、時間経過につれて次第に明るくなる。即ち、使用の際には、ベッド2で就寝する使用者は、それぞれの専用の起床時刻を、予め、個別にリモコンスイッチ装置60に設定しておく。起床時刻に接近または到達したら、入眠状態の使用者を覚醒させる覚醒制御を制御装置6は実行する。すなわち制御装置6は、起床時刻に接近または到達したら、天井光源55および側方光源56を明るくさせる予備的な第1操作(予備的な覚醒操作)を実行する。この場合、天井光PAおよび側方光PBが間接光として照明される。間接光は、光源から直接放出される直接光に比較して柔らかい光といえる。このため、覚醒時において眩しさによる不快感が軽減され、入眠状態からの覚醒を良好に行うことができる。なお、予備的な覚醒操作では、天井光源55を作動させて明るくしてから側方光源56を作動させて明るくさせてもよい。あるいは、側方光源56を作動させて明るくしてから天井光源55を作動させて明るくさせてもよい。このような予備的な覚醒操作の場合、使用者に遠い天井光源55および側方光源56の双方の光量を時間経過につれて次第に増加させる(図5(A)→図5(B))。予備的な覚醒操作においては、使用者に近い上側光源51および下側光源52は点灯せず、空間部4は照明されていない。
その後、制御装置6は、使用者に近い上側光源51および下側光源52を点灯させて空間部4を照明し、空間部4の空洞光PCを生成する。この場合、上側光源51および下側光源52をほぼ同時に作動させて明るくさせてもよい。あるいは、上側光源51を作動させて明るくしてから下側光源52を作動させて明るくさせてもよい。あるいは、下側光源52を作動させて明るくしてから上側光源51を作動させて明るくさせてもよい。この場合、時間が経過するにつれて、上側光源51および下側光源52の双方の光量を次第に増加させる(図5(C)→図5(D))。この結果、空間部4の全体が時間経過につれて徐々に照明される。空間部4の光は、間接光の割合が高い光として、ベッド2に寝ている使用者の顔面付近を照射する。このような本実施形態によれば、ベッド2に寝ている使用者に対して遠い天井側から、使用者の顔面付近まで、照明を徐々に明るくできる。このため、あたかも太陽が朝日として昇るが如く、ベッド2の使用者周辺を経時的に明るくでき、入眠状態からの覚醒を快適に行うことができ、心地よい覚醒に貢献することができる。隣の使用者が就寝しているときには、遮光部材5が突出位置に設定されており、複数のベッド2間を仕切っているため、就寝している隣の使用者に影響を与えにくい。更に、遮光部材5に装備されている副遮光部材5Cを上方(矢印U1方向)に移動させておけば(図5(D)参照)、複数のベッド2の天井壁M1側の空間をも仕切ることができるため、就寝している隣の使用者に更に影響を与えにくい。
図6および図7は、タイマ計測機能をもつ制御装置6が実行する代表的に制御形態のフローチャートを示す。図6は覚醒用のフローチャートを示す。覚醒用のフローチャートはこれに限定されるものではない。図6に示すように、現在時刻を読み込む(ステップS102)。次に現在時刻が起床時刻に相当するか否か判定する(ステップS104)。起床時間でなければ、メインルーチンにリターンする。現在時刻が起床時間に相当すれば、香気発生が解除されているか、マイナスイオン発生が解除されているか読み込み(ステップS106)。香気発生が解除されていなければ、香気発生要素72を所定時間作動させる(ステップS108)。マイマスイオン発生が解除されていなければ、マイナスイオン発生要素74を所定時間作動させる(ステップS108)。香気発生が解除されていれば、香気発生要素72を非作動とする。マイナスイオン発生が解除されていれば、マイナスイオン発生要素74を非作動とする。次に、使用者に遠い天井光源55および側方光源56を明るくして(ステップS110)、天井光PAおよび側方光PBを生成させる。次に、天井光源55および側方光源56の光量をΔL1増加させる(ステップS112)。カウント回数Nを1増加させると共に、時間ΔT1待機する(ステップS114)。次に、カウント回数Nが覚醒用の所定回数NAに到達したか否か判定する(ステップS116)。到達していなければ、ステップS112に戻る。このためカウント回数Nが覚醒用の所定回数NAに到達するまで、天井光源55および側方光源56の光量はΔL1ずつ、時間ΔT1毎に次第に増加する(予備覚醒操作を実行する第1照明手段)。この場合、天井光源55および側方光源56の光量をΔL1ずつ増加させつつも、天井光源55および側方光源56を点滅させて、覚醒効果を高めることにしても良い。
カウント回数Nが覚醒用の所定回数NAに到達していれば、空間部4を照明すべく、使用者に近い上側光源51および下側光源52を点灯させると共に、カウント回数Nをキャンセルする(ステップS118)。上側光源51および下側光源52の光量をΔL2増加させ、空間部4内における光量を増加させる(ステップS120)。カウント回数Nを1増加させると共に、時間ΔT2待機させる(ステップ122)。次に、カウント回数Nが覚醒用の所定回数NBに到達したか否か判定する(ステップS124)。到達していなければ、ステップS120に戻る。このためカウント回数Nが覚醒用の所定回数NBに到達するまで、上側光源51および下側光源52の光量は、ΔL2ずつ、時間ΔT2毎に次第に増加する。これにより覚醒を徐々になし得る(使用者の頭部側を明るくする第2操作を実行する第2照明手段)。この場合、上側光源51および下側光源52の光量をΔL2ずつ増加させつつも、上側光源51および下側光源52を点滅させて、覚醒効果を高めることにしても良い。ここまでの間接光により使用者が起床していれば、起床確認用のスイッチ80が操作されるはずである。このため起床確認スイッチ80の操作を待つべく、所定時間待機すると共に、カウント数Nをキャンセルする(ステップS126)。もし、所定時間経過しても、起床確認用のスイッチ80が操作されていないときには、使用者は起床していないと推定される。そこで、起床確認用のスイッチ80の操作状況を読み込み(ステップS128)、起床確認スイッチ80が操作されているか否か、つまり、使用者が起床しているか否か判定する(ステップS130)。ここで、起床確認用のスイッチ80が操作されているときには、使用者は起床していると推定される。起床していれば、メインルーチンにリターンする。これに対して、所定時間経過しても、起床確認用のスイッチ80が操作されていないときには、起床していないと推定される。このように使用者が起床していないと推定されるとき、音響解除スイッチ66が解除されていなければ(ステップS132のNO)、音響発生要素70を所定時間作動させて、覚醒を促進させる(ステップS134)。そしてメインルーチンにリターンする。
図7は使用者が入眠するときに制御装置6が実施する入眠用のフローチャートを示す。入眠用のフローチャートは図7に限られるものではない。図7に示すように、就寝用のスイッチ82の操作状況を読み込む(ステップS402)。就寝用のスイッチ82が操作されているか否かを判定する(ステップS404)。就寝用のスイッチ82が操作されていれば、使用者は入眠を開始することになる。そこで、香気発生およびマイナスイオン発生が解除されているか読み込み(ステップS406)。香気発生が解除されていなければ、香気発生要素72を所定時間作動させると共に、マイナスイオン発生が解除されていなければ、マイナスイオン発生要素74を所定時間作動させる(ステップS408)。香気発生およびマイナスイオン発生が解除されていれば、香気発生要素72およびマイナスイオン発生要素74を非作動とする。
次に、上側光源51および下側光源52の光量をΔL3減少させる(ステップS410)。カウント回数Nを1増加させるとともに、時間ΔT3待機する(ステップS412)。カウント回数Nが就寝用の所定回数NCに到達したか否か判定する(ステップS414)。到達していなければ、ステップS410に戻る。このためカウント回数Nが覚醒用の所定回数NCに到達するまで、上側光源51および下側光源52の光量は、ΔL3ずつ、時間ΔT3ごとに次第に減少する。カウント回数Nが覚醒用の所定回数NCに到達していれば、上側光源51および下側光源52をオフ(または光量極く微小)させると共に、カウント回数Nをキャンセルする(ステップS416)。次に、天井光用の天井光源55および側方光PBの側方光源56の光量をΔL4減少させる(ステップS418)。カウント回数Nを1増加させると共に、時間ΔT4待機する(ステップS420)。カウント回数Nが就寝用の所定回数NDに到達したか否か判定する(ステップS422)。到達していなければ、ステップS418に戻る。このためカウント回数Nが覚醒用の所定回数NDに到達するまで、天井光源55および側方光源56の光量は、ΔL4ずつ、時間ΔT4ごとに減少する。カウント回数Nが覚醒用の所定回数NDに到達していれば、天井光源55および側方光源56をオフさせ(または光量極く微小)(ステップS424)、メインルーチンにリターンする。このように天井光PAおよび側方光PBの光量を徐々に減少させるため、入眠を徐々になし得る。上記した制御は、各ベッド2の使用者に対して個別に実行される。なお本実施形態によれば、天井光源55、側方光源56、上側光源51、下側光源52の光の色温度については、使用者を覚醒させるときに適する色彩(例えば、白色、昼光色、青白っぽい色)となるように設定することができる。つまり、光の色温度は4500K以上(K:ケルビン)(4500K〜11000K、殊に5000K〜11000K)に設定することができる。このような色温度であれば、高い覚醒効果が得られ、覚醒促進に貢献できる。
(実施形態2)
図8は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図8に示すように、上側光透過部材46を載せて支持する複数の支持部材460が空間部4付近に設けられている。複数の支持部材460のうちいずれかを選択することにより、上側光透過部材46は傾斜可能(方向変更可能)とされている。つまり、上側光透過部材46は複数の位置、つまり、第1位置SA、第2位置SB、第3位置SCのいずれかに設定可能とされている。これにより上側光透過部材46の光反射方向を使用者の好みに応じて調整できる。背壁部41は、光拡散機能をもつ光拡散部材44をもつ。背壁部41は、背壁部41の裏面に取り付けられた第1アクチュエータ410により変位可能とされている。第1アクチュエータ410が作動すると、背壁部41の光拡散部材44が変位するため、空間部4内の光の刺激性を高めることができる。従って、使用者を覚醒させるとき、第1アクチュエータ410が作動すると、背壁部41の光拡散部材44の変位を繰り返し、空間部4内の光の刺激性を高めることができ、熟睡者に対して覚醒効果を高めることができる。このように光刺激性促進要素として機能する第1アクチュエータ410としては、モータ、超音波振動子、電磁ソレノイド等が例示される。なお他の実施形態においても、第1アクチュエータ410により背壁部41の変位を繰り返しても良い。
図8は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図8に示すように、上側光透過部材46を載せて支持する複数の支持部材460が空間部4付近に設けられている。複数の支持部材460のうちいずれかを選択することにより、上側光透過部材46は傾斜可能(方向変更可能)とされている。つまり、上側光透過部材46は複数の位置、つまり、第1位置SA、第2位置SB、第3位置SCのいずれかに設定可能とされている。これにより上側光透過部材46の光反射方向を使用者の好みに応じて調整できる。背壁部41は、光拡散機能をもつ光拡散部材44をもつ。背壁部41は、背壁部41の裏面に取り付けられた第1アクチュエータ410により変位可能とされている。第1アクチュエータ410が作動すると、背壁部41の光拡散部材44が変位するため、空間部4内の光の刺激性を高めることができる。従って、使用者を覚醒させるとき、第1アクチュエータ410が作動すると、背壁部41の光拡散部材44の変位を繰り返し、空間部4内の光の刺激性を高めることができ、熟睡者に対して覚醒効果を高めることができる。このように光刺激性促進要素として機能する第1アクチュエータ410としては、モータ、超音波振動子、電磁ソレノイド等が例示される。なお他の実施形態においても、第1アクチュエータ410により背壁部41の変位を繰り返しても良い。
(実施形態3)
図9は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図9に示すように、上側光透過部材46は、光拡散機能をもつ光拡散部材44をもつ。上側光透過部材46は、上側光透過部材46の裏面に配置された第1アクチュエータ460(光刺激性促進要素)により変位可能とされている。第1アクチュエータ460が作動すると、背壁部41の光拡散部材44が繰り返し変位するため、空間部4内の光の刺激性を高めることができる。従って、使用者を覚醒させるとき、第1アクチュエータ460が作動すると、上側光透過部材46の光拡散部材44が繰り返して変位し、空間部4内の光の刺激性を高めることができ、熟睡者に対して覚醒効果を高めることができる。読書するとき等のように通常の照明を行うときには、第1アクチュエータ460を非駆動として、空間部4の光を揺動させない形態が採用される。なお他の実施形態においても、第1アクチュエータ460により上側光透過部材46の光拡散部材44の変位を繰り返しても良い。
図9は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図9に示すように、上側光透過部材46は、光拡散機能をもつ光拡散部材44をもつ。上側光透過部材46は、上側光透過部材46の裏面に配置された第1アクチュエータ460(光刺激性促進要素)により変位可能とされている。第1アクチュエータ460が作動すると、背壁部41の光拡散部材44が繰り返し変位するため、空間部4内の光の刺激性を高めることができる。従って、使用者を覚醒させるとき、第1アクチュエータ460が作動すると、上側光透過部材46の光拡散部材44が繰り返して変位し、空間部4内の光の刺激性を高めることができ、熟睡者に対して覚醒効果を高めることができる。読書するとき等のように通常の照明を行うときには、第1アクチュエータ460を非駆動として、空間部4の光を揺動させない形態が採用される。なお他の実施形態においても、第1アクチュエータ460により上側光透過部材46の光拡散部材44の変位を繰り返しても良い。
(実施形態4)
図10は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図10に示すように、上側光透過部材46の下面46dは、円弧凹形状となるように曲成されており、上側光源51から発光された光を空間部4内において集束させる割合を高め機能を有する。下側光源52から発光され下側光透過部材47を透過した光は、上側光透過部材46で集束方向に反射される。更に上側光源51を変位(振動または移動)させる第2アクチュエータ51m(光刺激性促進要素)が空間部4の外方に装備されている。第2アクチュエータ51mが駆動すると、上側光源51が繰り返し変位(振動または移動)するので、上側光源51から発光される光が揺動し、光による刺激性を高めることができる。読書するとき等のように通常の照明を行うときには、第2アクチュエータ51mを非駆動として、空間部4の光を揺動させない形態が採用される。これに対して、入眠状態の使用者を覚醒させるとき、第2アクチュエータ51mを駆動させて、上側光源51から発光される光の光路を揺動させ、ひいては空間部4の光を揺動させて、熟睡者に対する覚醒光の刺激性を高める。なお他の実施形態においても、上側光透過部材46の下面46dを円弧凹形状としても良い。
図10は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図10に示すように、上側光透過部材46の下面46dは、円弧凹形状となるように曲成されており、上側光源51から発光された光を空間部4内において集束させる割合を高め機能を有する。下側光源52から発光され下側光透過部材47を透過した光は、上側光透過部材46で集束方向に反射される。更に上側光源51を変位(振動または移動)させる第2アクチュエータ51m(光刺激性促進要素)が空間部4の外方に装備されている。第2アクチュエータ51mが駆動すると、上側光源51が繰り返し変位(振動または移動)するので、上側光源51から発光される光が揺動し、光による刺激性を高めることができる。読書するとき等のように通常の照明を行うときには、第2アクチュエータ51mを非駆動として、空間部4の光を揺動させない形態が採用される。これに対して、入眠状態の使用者を覚醒させるとき、第2アクチュエータ51mを駆動させて、上側光源51から発光される光の光路を揺動させ、ひいては空間部4の光を揺動させて、熟睡者に対する覚醒光の刺激性を高める。なお他の実施形態においても、上側光透過部材46の下面46dを円弧凹形状としても良い。
(実施形態5)
図11は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図11に示すように、ベッド2上の使用者側に開放する照明口42をもつ空間部4がボード3に形成されている。遮光性をもつ伸縮可能な第2遮光部材5Eの取付盤5E2が照明口42の横方に位置するように、ボード3に取り付けられている。第2遮光部材5Eは蛇腹構造とされており、伸縮によりボード3に対して出没可能とされている。空間部4の光が隣の使用者に伝播されないようにするためには、蛇腹状の第2遮光部材5Eを伸張させ、空間部4から出現方向(矢印F1方向)に出現させ、突出位置EAとさせる。不使用時には、第2遮光部材5Eを収縮方向(矢印F1方向と反対方向)収縮させて退避位置とさせる。なお、不使用時に蛇腹状の第2遮光部材5Eを収縮状態に維持するバンド状をなす拘束具5E6が第2遮光部材5Eに設けられている。なお他の実施形態においても、蛇腹構造の第2遮光部材5Eを設けても良い。
図11は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図11に示すように、ベッド2上の使用者側に開放する照明口42をもつ空間部4がボード3に形成されている。遮光性をもつ伸縮可能な第2遮光部材5Eの取付盤5E2が照明口42の横方に位置するように、ボード3に取り付けられている。第2遮光部材5Eは蛇腹構造とされており、伸縮によりボード3に対して出没可能とされている。空間部4の光が隣の使用者に伝播されないようにするためには、蛇腹状の第2遮光部材5Eを伸張させ、空間部4から出現方向(矢印F1方向)に出現させ、突出位置EAとさせる。不使用時には、第2遮光部材5Eを収縮方向(矢印F1方向と反対方向)収縮させて退避位置とさせる。なお、不使用時に蛇腹状の第2遮光部材5Eを収縮状態に維持するバンド状をなす拘束具5E6が第2遮光部材5Eに設けられている。なお他の実施形態においても、蛇腹構造の第2遮光部材5Eを設けても良い。
(実施形態6)
図12は実施形態6を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図12に示すように、空間部4から引き出し可能な遮光性をもつ第2遮光部材5Fがボード3の空間部4内に取り付けられている。第2遮光部材5Fは、空間部4から引き出し可能な線状体5F1と、線状体に垂下された遮光性をもつカーテン状の遮光幕5F2とをもつ。空間部4の光が隣の使用者に伝播されないようにするためには、第2遮光部材5Fを空間部4から出現方向(矢印F2方向)出現させて突出位置とさせる。図12に示すように、突出位置においては、遮光幕5F2の下端5F5は、空間部4の照明口42の下辺部48よりも下方に垂下しているため、周辺(例えば隣の就寝者)に対する遮光性を高めることができる。
図12は実施形態6を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図12に示すように、空間部4から引き出し可能な遮光性をもつ第2遮光部材5Fがボード3の空間部4内に取り付けられている。第2遮光部材5Fは、空間部4から引き出し可能な線状体5F1と、線状体に垂下された遮光性をもつカーテン状の遮光幕5F2とをもつ。空間部4の光が隣の使用者に伝播されないようにするためには、第2遮光部材5Fを空間部4から出現方向(矢印F2方向)出現させて突出位置とさせる。図12に示すように、突出位置においては、遮光幕5F2の下端5F5は、空間部4の照明口42の下辺部48よりも下方に垂下しているため、周辺(例えば隣の就寝者)に対する遮光性を高めることができる。
第2遮光部材5Fの不使用時には、第2遮光部材5Fを収縮方向(矢印F2方向と反対方向)収縮させて退避位置とさせる。この場合、遮光幕5F2は可撓性に富むため、遮光幕5F2の長く垂れている下端5F5を空間部4内に収容させることができる。なお他の実施形態においても、カーテン状の第2遮光部材5Fを設けても良い。
(実施形態7)
図13は実施形態7を示す。本実施形態は実施形態6と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図13に示すように、引き出し可能な遮光性をもつ第2遮光部材5Fがボード3の空間部4の照明口42の横方の両側に取り付けられている。空間部4の照明口42の横方の両側に対する遮光性を高めることができる。空間部4の照明の光が他の就寝者に影響を与えることが回避される。
図13は実施形態7を示す。本実施形態は実施形態6と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図13に示すように、引き出し可能な遮光性をもつ第2遮光部材5Fがボード3の空間部4の照明口42の横方の両側に取り付けられている。空間部4の照明口42の横方の両側に対する遮光性を高めることができる。空間部4の照明の光が他の就寝者に影響を与えることが回避される。
(実施形態8)
図14は実施形態8を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図14に示すように、空間部4の照明用の照明口42の全体は、光透過性をもつ透明または半透明の閉鎖部材8により覆われている。上側光源51および下側光源52は空間部4外に配置されている。閉鎖部材8を透過する光が使用者側に伝播されるので、柔らかい間接光を得るのに遊離となる。なお照明口42の一部を閉鎖部材8により覆っても良い。なお他の実施形態においても、空間部4の照明口42を閉鎖部材8により覆っても良い。
図14は実施形態8を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図14に示すように、空間部4の照明用の照明口42の全体は、光透過性をもつ透明または半透明の閉鎖部材8により覆われている。上側光源51および下側光源52は空間部4外に配置されている。閉鎖部材8を透過する光が使用者側に伝播されるので、柔らかい間接光を得るのに遊離となる。なお照明口42の一部を閉鎖部材8により覆っても良い。なお他の実施形態においても、空間部4の照明口42を閉鎖部材8により覆っても良い。
(実施形態9)
図15は実施形態9を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図15に示すように、空間部4の照明用の照明口42は、光透過性をもつ透明または半透明の閉鎖部材8により覆われている。更に上側光源51および下側光源52は空間部4の内部に配置されている。上側光源51と閉鎖部材8との間には、上側シェード要素81(上側光透過要素)が配置されている。下側光源52と閉鎖部材8との間には、下側シェード要素82(下側光透過要素)が配置されている。上側シェード要素81および下側シェード要素82は、間接光を生成させるのに有利である。なお他の実施形態においても、上側シェード要素81および下側シェード要素82を設けても良い。
図15は実施形態9を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図15に示すように、空間部4の照明用の照明口42は、光透過性をもつ透明または半透明の閉鎖部材8により覆われている。更に上側光源51および下側光源52は空間部4の内部に配置されている。上側光源51と閉鎖部材8との間には、上側シェード要素81(上側光透過要素)が配置されている。下側光源52と閉鎖部材8との間には、下側シェード要素82(下側光透過要素)が配置されている。上側シェード要素81および下側シェード要素82は、間接光を生成させるのに有利である。なお他の実施形態においても、上側シェード要素81および下側シェード要素82を設けても良い。
(実施形態10)
図16は実施形態10を示す。本実施形態は実施形態9と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図16に示すように、上側光源51および下側光源52は空間部4内に配置されている。上側光源51と閉鎖部材8との間には、上側シェード要素81(上側光透過要素)が配置されている。下側光源52と閉鎖部材8との間には、下側シェード要素(下側光透過要素)が配置されている。上側シェード要素81および下側シェード要素82は、間接光を生成させるのに遊離である。空間部4の容積は、実施形態7の空間部4の容積よりも小さく設定されている。つまり、空間部4の容積は、使用者の頭部程度の容積とされている。なお他の実施形態においても、空間部4の容積を使用者の頭部程度の容積程度としても良い。
図16は実施形態10を示す。本実施形態は実施形態9と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図16に示すように、上側光源51および下側光源52は空間部4内に配置されている。上側光源51と閉鎖部材8との間には、上側シェード要素81(上側光透過要素)が配置されている。下側光源52と閉鎖部材8との間には、下側シェード要素(下側光透過要素)が配置されている。上側シェード要素81および下側シェード要素82は、間接光を生成させるのに遊離である。空間部4の容積は、実施形態7の空間部4の容積よりも小さく設定されている。つまり、空間部4の容積は、使用者の頭部程度の容積とされている。なお他の実施形態においても、空間部4の容積を使用者の頭部程度の容積程度としても良い。
(実施形態11)
図17は実施形態11を示す。本実施形態は実施形態9と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図17に示すように、空間部4の照明用の照明口42は、光透過性をもつ透明または半透明の閉鎖部材8により覆われている。ベッド2の寝具21の上面21uを基準高さ(高さゼロ)とすると、空間部4の照明口42の下辺部48の高さをHdとし、空間部4の照明口42の上辺部49の高さをHuと、ベッド2に横たわる使用者の頭部の高さをHheadとすると、Hu>Hhead、Hhead>Hdの関係とされている。従って下辺部48は、ベッド2に横たわる使用者の頭部付近に対面する。なお他の実施形態においても、Hu>Hhead、Hhead>Hdの関係としても良い。
図17は実施形態11を示す。本実施形態は実施形態9と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図17に示すように、空間部4の照明用の照明口42は、光透過性をもつ透明または半透明の閉鎖部材8により覆われている。ベッド2の寝具21の上面21uを基準高さ(高さゼロ)とすると、空間部4の照明口42の下辺部48の高さをHdとし、空間部4の照明口42の上辺部49の高さをHuと、ベッド2に横たわる使用者の頭部の高さをHheadとすると、Hu>Hhead、Hhead>Hdの関係とされている。従って下辺部48は、ベッド2に横たわる使用者の頭部付近に対面する。なお他の実施形態においても、Hu>Hhead、Hhead>Hdの関係としても良い。
(実施形態12)
図18は実施形態12を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1では、ボード3のうちベッド本体20側には、光透過性をもつ半透明の板状をなす切替部材85が昇降可能(移動可能)に取り付けられている。切替部材85は空間部4の照明用の照明口42を開閉させる。切替部材85は照明口42の開放量を調整できる。読書等のように明るい照明が必要とされるときには、切替部材85が上昇しており、空間部4の照明用の照明口42を閉鎖していない。このときには、空間部4の照明の光は、開放状態の照明口42を介して、ベッド2上の使用者の頭部付近を照らす。これに対して、あまり明るい照明が必要とされないときには、切替部材85がボード3に沿って作用方向(矢印D1方向)に下降しており、照明口42の全部または半分程度を閉鎖している。このときには、空間部4の照明の光は、半透明の切替部材85を透過するため、柔らかい光として、ベッド2上の使用者の頭部付近を照らす。なお他の実施形態においても切替部材85を設けても良い。
図18は実施形態12を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1では、ボード3のうちベッド本体20側には、光透過性をもつ半透明の板状をなす切替部材85が昇降可能(移動可能)に取り付けられている。切替部材85は空間部4の照明用の照明口42を開閉させる。切替部材85は照明口42の開放量を調整できる。読書等のように明るい照明が必要とされるときには、切替部材85が上昇しており、空間部4の照明用の照明口42を閉鎖していない。このときには、空間部4の照明の光は、開放状態の照明口42を介して、ベッド2上の使用者の頭部付近を照らす。これに対して、あまり明るい照明が必要とされないときには、切替部材85がボード3に沿って作用方向(矢印D1方向)に下降しており、照明口42の全部または半分程度を閉鎖している。このときには、空間部4の照明の光は、半透明の切替部材85を透過するため、柔らかい光として、ベッド2上の使用者の頭部付近を照らす。なお他の実施形態においても切替部材85を設けても良い。
(実施形態13)
図19は実施形態13を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、単数のベッド2を備えている。ベッド2は、ベッド本体20と、ヘッドボード3として機能するボード3とを備える。ボード3は照明用の照明口42をもつ空間部4をもつ。空間部4の照明口42は、透明または半透明の閉鎖部材8で常時覆われている。なお、閉鎖部材8は照明口42に対して着脱可能としても良い。閉鎖部材8を廃止し、照明口42を露出させても良い。なお他の実施形態においても、空間部4の照明口42を透明または半透明の閉鎖部材8で常時覆っても良い。
図19は実施形態13を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、単数のベッド2を備えている。ベッド2は、ベッド本体20と、ヘッドボード3として機能するボード3とを備える。ボード3は照明用の照明口42をもつ空間部4をもつ。空間部4の照明口42は、透明または半透明の閉鎖部材8で常時覆われている。なお、閉鎖部材8は照明口42に対して着脱可能としても良い。閉鎖部材8を廃止し、照明口42を露出させても良い。なお他の実施形態においても、空間部4の照明口42を透明または半透明の閉鎖部材8で常時覆っても良い。
(実施形態14)
図20は実施形態14を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、複数のベッド2を備えている。ベッド2は、ベッド本体20と、ヘッドボード3として機能すボード3とをもつ。ボード3の高さは、実施形態1の場合よりも低く設定されており、収容スペースが小さくされている。中間ボード3Mの開閉扉として機能する遮光部材5が中間ボード3Mに回動可能に設けられている。天井光源55および側方光源56は装備されていない。
図20は実施形態14を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、複数のベッド2を備えている。ベッド2は、ベッド本体20と、ヘッドボード3として機能すボード3とをもつ。ボード3の高さは、実施形態1の場合よりも低く設定されており、収容スペースが小さくされている。中間ボード3Mの開閉扉として機能する遮光部材5が中間ボード3Mに回動可能に設けられている。天井光源55および側方光源56は装備されていない。
(実施形態15)
図21〜図24は実施形態15を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。図21に示すように、本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、複数(2個)のベッド2を並設して備えている。ベッド2は、寝具を載せるベッド本体20と、ヘッドボード3として機能する化粧用のボード3Bとを備える。ボード3Bは、縦方向に延設された縦延設部材300と、横方向に延設された横延設部材310とをもつ。ボード3Bは、複数並設されたベッド2に共通するように、複数並設されたベッド2の並設方向(矢印WA方向)に沿って延設されている。ボード3Bは、ベッド2の数に整合するように、複数の空間部4をもつ。空間部4は、空間部4内に位置する光源をもつ照明器50と、縦延設部材300に形成されベッド2上の使用者側に対向する対面照明口42Eと、横延設部材310に形成され上向きに開放された上面照明口42uと、上面照明口42uに着脱可能に取り付けられた板状をなす透明または半透明の板状をなす光透過部材47Bとをもつ。図23および図24に示すように、光透過部材47Bの取付孔470に取付螺子471(取付具)を挿入し、その取付螺子471を横延設部材310の螺子孔312に螺着する。これにより光透過部材47Bはボード3Bの横延設部材310に着脱可能に取り付けられている。取付螺子471を外して光透過部材47Bをボード3Bの横延設部材310から離脱させれば、空間部4の照明器50の光源を交換することができる。空間部4の照明器50から発光された光は、縦延設部材300の対面照明口42Eからベッド2上の使用者の頭部側を照らす。空間部4の照明器50から発光された光は、光透過部材47Bを透過して上方に伝播されるものの、間接光として、ベッド2上の使用者の頭部付近を明るくする。
図21〜図24は実施形態15を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。図21に示すように、本実施形態に係る室内用の照明付ベッド装置1は、複数(2個)のベッド2を並設して備えている。ベッド2は、寝具を載せるベッド本体20と、ヘッドボード3として機能する化粧用のボード3Bとを備える。ボード3Bは、縦方向に延設された縦延設部材300と、横方向に延設された横延設部材310とをもつ。ボード3Bは、複数並設されたベッド2に共通するように、複数並設されたベッド2の並設方向(矢印WA方向)に沿って延設されている。ボード3Bは、ベッド2の数に整合するように、複数の空間部4をもつ。空間部4は、空間部4内に位置する光源をもつ照明器50と、縦延設部材300に形成されベッド2上の使用者側に対向する対面照明口42Eと、横延設部材310に形成され上向きに開放された上面照明口42uと、上面照明口42uに着脱可能に取り付けられた板状をなす透明または半透明の板状をなす光透過部材47Bとをもつ。図23および図24に示すように、光透過部材47Bの取付孔470に取付螺子471(取付具)を挿入し、その取付螺子471を横延設部材310の螺子孔312に螺着する。これにより光透過部材47Bはボード3Bの横延設部材310に着脱可能に取り付けられている。取付螺子471を外して光透過部材47Bをボード3Bの横延設部材310から離脱させれば、空間部4の照明器50の光源を交換することができる。空間部4の照明器50から発光された光は、縦延設部材300の対面照明口42Eからベッド2上の使用者の頭部側を照らす。空間部4の照明器50から発光された光は、光透過部材47Bを透過して上方に伝播されるものの、間接光として、ベッド2上の使用者の頭部付近を明るくする。
(実施形態16)
図25は実施形態16を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図25に示すように、上側光源51は、色温度が高い覚醒用光源90と、色温度が低い入眠用光源91とを備えている。下側光源52も、色温度が高い覚醒用光源90と、色温度が低い入眠用光源91とを備えている。天井光源55、側方光源56も同様に、色温度が高い覚醒用光源90と、色温度が低い入眠用光源91とを備えている。覚醒用光源90から発光される光の色温度は、使用者を覚醒させるときに適する色彩(例えば、白色、昼光色、青白っぽい色)となるように設定されている。つまり、光の色温度は4500K以上(K:ケルビン)(4500K〜11000Kの範囲内、殊に5000K〜11000Kの範囲内)に設定されている。このような色温度であれば、高い覚醒効果が得られ、覚醒促進に貢献できる。入眠用光源91から発光される光の色温度は、使用者を入眠させるときに適する色彩(赤っぽい色)となるように設定されている。つまり、光の色温度は4500K未満(K:ケルビン)(4500K未満〜1000Kの範囲内)に設定されている。このような色温度であれば、高いリラックス効果、高い入眠促進効果が得られる。本実施形態によれば、制御装置6は、入眠状態の使用者を覚醒させるときには、上側光源51、下側光源52、天井光源55および側方光源56において、色温度が高い覚醒用光源90に信号線6xを介して切り替え、これを点灯(連続点灯する場合、点滅する場合、点灯しつつ輝度変化する場合、点灯しつつ照度変化する場合も含む)させるもの、色温度が低い入眠用光源91を点灯させない。また制御装置6は、覚醒状態の使用者を入眠させるときには、上側光源51、下側光源52、天井光源55および側方光源56において、色温度が低い入眠用光源91に切り替え、これを点灯させるもの、色温度が高い覚醒用光源90を点灯させない。なお他の実施形態においても、実施形態16の光源形態を適用しても良い。
図25は実施形態16を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図25に示すように、上側光源51は、色温度が高い覚醒用光源90と、色温度が低い入眠用光源91とを備えている。下側光源52も、色温度が高い覚醒用光源90と、色温度が低い入眠用光源91とを備えている。天井光源55、側方光源56も同様に、色温度が高い覚醒用光源90と、色温度が低い入眠用光源91とを備えている。覚醒用光源90から発光される光の色温度は、使用者を覚醒させるときに適する色彩(例えば、白色、昼光色、青白っぽい色)となるように設定されている。つまり、光の色温度は4500K以上(K:ケルビン)(4500K〜11000Kの範囲内、殊に5000K〜11000Kの範囲内)に設定されている。このような色温度であれば、高い覚醒効果が得られ、覚醒促進に貢献できる。入眠用光源91から発光される光の色温度は、使用者を入眠させるときに適する色彩(赤っぽい色)となるように設定されている。つまり、光の色温度は4500K未満(K:ケルビン)(4500K未満〜1000Kの範囲内)に設定されている。このような色温度であれば、高いリラックス効果、高い入眠促進効果が得られる。本実施形態によれば、制御装置6は、入眠状態の使用者を覚醒させるときには、上側光源51、下側光源52、天井光源55および側方光源56において、色温度が高い覚醒用光源90に信号線6xを介して切り替え、これを点灯(連続点灯する場合、点滅する場合、点灯しつつ輝度変化する場合、点灯しつつ照度変化する場合も含む)させるもの、色温度が低い入眠用光源91を点灯させない。また制御装置6は、覚醒状態の使用者を入眠させるときには、上側光源51、下側光源52、天井光源55および側方光源56において、色温度が低い入眠用光源91に切り替え、これを点灯させるもの、色温度が高い覚醒用光源90を点灯させない。なお他の実施形態においても、実施形態16の光源形態を適用しても良い。
(実施形態17)
図26は実施形態17を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図26に示すように、上側光源51は色混合可能な3原色の光源をもつ。つまり、上側光源51は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。下側光源52は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。天井光源55は3原色の光源をもつ。つまり、天井光源55は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。側方光源56は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。そして、使用者を入眠状態から覚醒させるときには、覚醒効果が高い色つまり色温度が高い色(即ち、青白っぽい色彩が強い光)が、上側光源51,下側光源52、天井光源55および側方光源56において生成されるように、制御装置6は信号線6yを介して、赤色光源95と緑色光源96と青色光源97とを制御し、三原色の混合比を調整する。この場合にも、時間経過につれて光量を次第に増加させることができる。また、覚醒効果が高い色を連続点灯させても良い。あるいは、点滅を繰り返して刺激性を高めることにしても良い。また、制御装置6はタイマ機能を有するため、タイマ機能により季節を判別し、季節に応じた光となるように光の色相を変化させる指令を出力しても良い。
図26は実施形態17を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果をもつ。以下、異なる部位を中心として説明する。図26に示すように、上側光源51は色混合可能な3原色の光源をもつ。つまり、上側光源51は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。下側光源52は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。天井光源55は3原色の光源をもつ。つまり、天井光源55は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。側方光源56は、赤色の光を発光する赤色光源95と(第1単色光源)、緑色の光を発光する緑色光源96(第2単色光源)と、青色の光を発光する青色光源97(第3単色光源)とをもつ。そして、使用者を入眠状態から覚醒させるときには、覚醒効果が高い色つまり色温度が高い色(即ち、青白っぽい色彩が強い光)が、上側光源51,下側光源52、天井光源55および側方光源56において生成されるように、制御装置6は信号線6yを介して、赤色光源95と緑色光源96と青色光源97とを制御し、三原色の混合比を調整する。この場合にも、時間経過につれて光量を次第に増加させることができる。また、覚醒効果が高い色を連続点灯させても良い。あるいは、点滅を繰り返して刺激性を高めることにしても良い。また、制御装置6はタイマ機能を有するため、タイマ機能により季節を判別し、季節に応じた光となるように光の色相を変化させる指令を出力しても良い。
具体的には、制御装置6が現在の季節が夏季である判定するときには、涼しさを使用者に感じさせる色(例えば、青っぽい色)を覚醒光として生成させるように、三原色の混合比を調整する指令を信号線6yを介して出力しても良い。また、制御装置6は、現在季節が冬季である判別するときには、暖かさを使用者に感じさせる色(例えば、赤っぽい色)を覚醒光として生成させるように、三原色の混合比を調整する指令を出力しても良い。これに対して使用者を覚醒状態から入眠させるときには、リラックス効果が高い色、つまり、色温度が低い色(即ち、赤っぽい色彩が強い光)が、上側光源51,下側光源52、天井光源55および側方光源56において生成されるように、制御装置6は信号線6yを介して、赤色光源95と緑色光源96と青色光源97とを制御する。この場合にも、時間経過につれて光、量を次第に減少させることができる。本実施形態では、赤色光源95の赤光と緑色光源96の緑光と青色光源97の青光との混合形態により、使用者を覚醒させる適する色を任意に生成できる。このため、ベッド2に寝ている使用者の顔面付近を照らす空間部4の光を覚醒に適する色に設定することができる。また、赤光と緑光と青光との混合形態により、覚醒している使用者を入眠させる適する色を任意に生成できる。このため、ベッド2に寝ている使用者の顔面付近を照らす空間部4の光を覚醒に適する色に色温度を設定することができる。本実施形態によれば、照明器は、光の色温度を変更可能に設けられており、照明器作動手段は、使用者を覚醒させるとき、使用者を入眠させるときよりも覚醒に適する色温度をもつ色を設定する形態が例示される。この場合、覚醒効果を高めることができる。また、照明器作動手段は、使用者を入眠させるとき、使用者を覚醒させるときよりも入眠に適する色温度をもつ色を設定する形態が例示される。この場合、入眠効果を高めることができる。なお他の実施形態においても、実施形態17の光源形態を適用しても良い。
(その他)
上記した実施形態1では、上側光源51、下側光源52、天井光源55および側方光源56が装備されているが、空間部4を照らさない天井光源55および側方光源56を廃止しても良い。上記した実施形態1では、空間部4は上側光源51および下側光源52により照明されるが、上側光源51および下側光源52のうちいずれか一方を廃止しても良い。また、場合によっては、空間部4の背壁部41および側壁部40に照明器の光源を装備させても良い。要するに、空間部4の内部を照明できれば良い。上記した実施形態1では、ボード3は、ヘッドボードとして機能するが、フットボードとして機能することにしても良い。並設されるベッド2の数は特に限定されず、3個、それ以上でも良く、勿論、単数でも良い。空洞部4の形状は直方体空間形状に限定されず、円柱空間形状でも、多角形空間形状でも良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更可能である。ある実施形態に装備されている特有の構造および機能は、その特有の構造および機能が装備されていない他の実施形態についても、必要に応じて適用できる。上記した記載から次の技術的思想も把握できる。
・就寝する使用者の頭部側に対面するボードを備えるベッド装置において、前記ボードは、ベッド上の使用者側の脚側に開放する空間部と、前記空間部の上下側面の少なくとも一方に設けられた光源とを備え、空間部の下辺部および上辺部の双方が、ベッドに横たわる使用者の頭部よりも上方に位置し、前記光源から照射された光が他方の側面で反射された後に就寝者を覚醒させるようにしたものである。
上記した実施形態1では、上側光源51、下側光源52、天井光源55および側方光源56が装備されているが、空間部4を照らさない天井光源55および側方光源56を廃止しても良い。上記した実施形態1では、空間部4は上側光源51および下側光源52により照明されるが、上側光源51および下側光源52のうちいずれか一方を廃止しても良い。また、場合によっては、空間部4の背壁部41および側壁部40に照明器の光源を装備させても良い。要するに、空間部4の内部を照明できれば良い。上記した実施形態1では、ボード3は、ヘッドボードとして機能するが、フットボードとして機能することにしても良い。並設されるベッド2の数は特に限定されず、3個、それ以上でも良く、勿論、単数でも良い。空洞部4の形状は直方体空間形状に限定されず、円柱空間形状でも、多角形空間形状でも良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更可能である。ある実施形態に装備されている特有の構造および機能は、その特有の構造および機能が装備されていない他の実施形態についても、必要に応じて適用できる。上記した記載から次の技術的思想も把握できる。
・就寝する使用者の頭部側に対面するボードを備えるベッド装置において、前記ボードは、ベッド上の使用者側の脚側に開放する空間部と、前記空間部の上下側面の少なくとも一方に設けられた光源とを備え、空間部の下辺部および上辺部の双方が、ベッドに横たわる使用者の頭部よりも上方に位置し、前記光源から照射された光が他方の側面で反射された後に就寝者を覚醒させるようにしたものである。
本発明は入眠している使用者を覚醒させるに適する照明付ベッド装置(例えばベッド)に利用できる。
1は照明付ベッド装置、2はベッド、21は寝具、3はボード、4は空間部、40は側壁部、41は背壁部、42は照明口、46は上側光透過部材(上側面)、47は下側光透過部材(下側面)、5は遮光部材、50は照明器、51は上側光源、52は下側光源、55は天井光源、56は側方光源、6は制御装置、60はリモコンスイッチ装置、69はスイッチ(時刻設定手段)、81はスイッチ(時刻設定手段)、8は閉鎖部材、85は切替部材を示す。
Claims (5)
- 就寝する使用者の頭部側に対面するボードを備えるベッド装置において、
前記ボードは、脚側のみに開放する空間部と、前記空間部の上下側面の少なくとも一方に設けられた光源とを備え、前記光源から照射された光が他方の側面で反射された後に就寝者を覚醒させるベッド装置。 - 請求項1において、前記空間部のベッド幅方向側面には、外側への漏光を防ぐ側壁部が延設されたことを特徴とするベッド装置。
- 請求項1または2において、前記空間部の前記上側面は、就寝者の目の位置よりも上側にあるベッド装置。
- 請求項1において、前記光源から照射された前記光は、光透過性をもつ光透過部材を通過した後に、前記他方の側面で反射される、ベッド装置。
- 請求項4において、前記光透過部材は前記一方の側面に対して着脱可能とされている、ベッド装置。
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JP2006195591A JP2008022899A (ja) | 2006-07-18 | 2006-07-18 | ベッド装置 |
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Cited By (1)
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JP2015187986A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-29 | 株式会社太飛 | 目覚まし照明装置 |
-
2006
- 2006-07-18 JP JP2006195591A patent/JP2008022899A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
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