JP2008022094A - 音声映像制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接続される音声・映像ソースに対する制御速度を向上させつつ、製造コストの増加を抑制できる「音声映像制御装置」を提供することを目的とする。
【解決手段】 作動中の音声・映像ソースを制御する第1の制御部57と、停止中の複数の音声・映像ソースを制御する第2の制御部59と、を有する制御部29と、前記第1の制御部と前記作動中の音声・映像ソースとを接続するとともに、前記第2の制御部と前記停止中の複数の音声・映像ソースとを選択的に接続する切替回路31とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は音声映像制御装置に関し、特に複数の音声・映像ソースを接続した場合に効率よく制御できる音声映像制御装置に関する。
特許文献1に示すように、オーディオプロセッサ、システム管理ユニット及びユーザインタフェースである操作部(コマンダ)をバスラインで接続する音声制御装置に対し、さらに、複数の音声ソース(音声再生器)をバスラインで接続すると共に、各音声ソースの音声信号出力端子にオーディオプロセッサの音声信号入力端子をケーブルで接続するオーディオシステムが知られている。このようなオーディオシステムでは、操作部からの音声ソース切替信号に基づいてシステム管理ユニットが音声ソースのオン/オフを制御し、かつ、オーディオプロセッサの音声信号入力端子の選択を制御する。
例えば、ユーザが音声ソースの1つであるFM/AMチューナを起動したい場合には、操作部のFM/AMチューナキーを押下すると、操作部はシステム管理ユニットに対してFM/AMチューナの起動を要求する。システム管理ユニットは他の音声ソースが作動中である場合には、当該他の音声ソースをOFFし、その後、FM/AMチューナをオンして起動する。また、システム管理ユニットはオーディオプロセッサにFM/AMチューナが接続されている音声信号入力端子を選択させ、オーディオプロセッサはFM/AMチューナよりの音声信号に所定の信号処理を施して増幅装置に出力する。
また、複数の音声ソースのみからなるオーディオシステムに限られず、複数の音声・映像ソース(音声映像再生器)及び音声ソースと、これらを制御する音声映像制御装置とを備えるオーディオビジュアルシステムも知られている。例えば、図9はオーディオビジュアルシステム200の一例を示す図であるが、図9に示すように、音声映像制御装置73と、音声・映像ソース75、77、79及び音声ソース81とが制御用のバスライン83、及び、バスライン83とは別であって、音声信号または映像信号を通信する音声・映像通信路85によってスター型に接続される。
上述したオーディオビジュアルシステム200では、1つの音声映像制御装置73に対し、複数の音声・映像ソース75、77、79や音声ソース81が対応しており、音声映像制御装置73は制御の対象となる各音声・映像ソース75等や音声ソース81を順次切り替えてポーリングによって制御する。このようなオーディオビジュアルシステム200は特に車載機器として使用され、例えば、音声映像制御装置73に映像信号を出力する複数の表示手段、例えば、液晶ディスプレイ等を接続し、運転席や助手席の近傍にはフロント用の液晶ディスプレイを、後部座席の近傍にはリア用の液晶ディスプレイを配置することで、車の搭乗者全員が映像を楽しむことができる。
特開平7−192444号公報
上述したように音声映像制御装置73は音声・映像ソース75等を制御するためにバスライン83が使用されている。通常このような場合、複数の音声・映像ソースから出力される音声信号または映像信号の衝突を回避する制御が必要となるため、別途バスライン制御用の集積回路を構築する必要があるが、この構築によって音声映像制御装置73の製造コストがかかってしまうという問題点があった。
また、バスライン83を使用して複数の音声・映像ソース75等を制御する場合、通信相手となる音声・映像ソース75等がバスライン上のどの位置(アドレス)に接続されているかが不明であるという問題点もあった。このような場合には、音声映像制御装置73に音声・映像ソース75等を接続する複数の入力端子が形成されていれば、1つの入力端子に1つのバスライン83を割り当て、一義的に音声・映像ソース75等の接続位置を決定してしまうことも考えられる。しかしながら、ユーザが音声映像制御装置73に音声・映像ソースを間違えなく確実に取り付ける必要があり、音声・映像ソース75等の取り付けし易さという点においては好ましくなく、むしろ、どの入力端子にどの音声・映像ソース75等を接続しても正常に動作する音声映像制御装置のほうが好ましい。
これらの問題点以外にも、複数の音声・映像ソース75等や音声ソース81を音声映像制御装置73に接続する場合、それぞれ1:1になるようにバスラインを接続することも考えられるが、接続した数だけバスライン83が必要となるため、製造コストが増加するという問題点もあった。さらに、音声映像制御装置73と複数の音声・映像ソース75等の接続関係が1:複数の関係を有しながら、ポーリングによって音声・映像ソース75等を制御するため、音声映像制御装置73が1つの音声・映像ソース75と一度通信を終えた後、他の音声・映像ソース77等を制御するため、次にその音声・映像ソース75に通信する機会が訪れるまで処理時間がかかり、オーディオビジュアルシステム200全体の処理速度をあげることが難しいという問題点もあった。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、接続される音声・映像ソースに対する制御速度を向上させつつ、製造コストの増加を抑制できる音声映像制御装置を提供することを目的とする。
上述した問題点を解決するために、本発明の音声映像制御装置は、作動中の音声・映像ソースを制御する第1の制御部と、停止中の複数の音声・映像ソースを制御する第2の制御部と、を有する制御部と、前記第1の制御部と前記作動中の音声・映像ソースとを接続するとともに、前記第2の制御部と前記停止中の複数の音声・映像ソースとを選択的に接続する切替回路とを有することを特徴とする。
作動中の音声・映像ソースを第1の制御部で制御するため、作動中の音声・映像ソースを高い制御速度で制御することができる。また、停止中の複数の音声・映像ソースに対して第2の制御部を設けることで音声・映像ソースごとに制御部や通信路を設ける必要がなくなり、製造コストの増加を抑制することができる。更に、停止中の複数の音声・映像ソースに対して第2の制御部を選択的に接続することで、停止中の複数の音声・映像ソースとの通信が維持できるため、例えば機器以上や割り込み要求があるかないかなどを確認することができる。
前記切替回路は、前記第1の制御部と前記作動中の音声・映像ソースとを1対1に接続する構成とすることができる。この構成により、前記第1の制御部と前記作動中の音声・映像ソースとの間で1:1の通信が可能となり、制御速度及び制御反応性の向上を図ることが可能となる。
また、前記切替回路は、前記第2の制御部と前記停止中の複数の音声・映像ソースとをポーリングによって選択的に接続する構成とすることができる。このような構成により、停止中の複数の音声・映像ソースに対しても通信を維持することができ、音声・映像ソースの機器異常等を確認することが可能となる。
また、前記音声映像制御装置は前記第1の制御部を複数個有し、前記切替回路は複数の作動中の音声・映像ソースをそれぞれ複数の前記第1の制御部に接続する構成とすることができる。このような構成により、2台以上の音声・映像ソースを同時に作動させることができる。
本発明によれば、接続される音声・映像ソースに対する制御速度や制御の反応性を向上させつつ、製造コストの増加を抑制できる音声映像制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は、オーディオビジュアルシステムの一例を示す斜視図である。図1に示すように、オーディオビジュアルシステム100は、音声映像制御装置1と、音声映像制御装置1に接続されるナビゲーションユニット3、地上デジタルテレビユニット5、HDD(Hard Disc Drive)ビデオプレーヤ7及びポータブルオーディオビジュアルプレーヤアダプタ9とを備える。
ナビゲーションユニット3は、いわゆるカーナビゲーション装置であって、表示手段に表示される電子地図上に自車のマークを表示して、現在地を把握したり、経路検索及び誘導によって、目的地まで円滑に行くための手段を提供したりする機能を有する。地上デジタルテレビユニット5は、地上デジタル放送を受信し、表示手段に表示させる機能を有する。
HDDビデオプレーヤ7は、記録媒体(ハードディスク等)に記録される動画ファイルを再生処理によって映像として表示手段に表示させたり、表示手段に表示される映像を動画ファイルとして記録媒体に記録させたりする機能を有する。ポータブルオーディオビジュアルプレーヤアダプタ9は、ポータブルオーディオビジュアルプレーヤ11を接続するための接続機器である。ポータブルオーディオビジュアルプレーヤアダプタ9に接続されたポータブルオーディオビジュアルプレーヤ11は記録媒体(ハードディスク等)を有し、記録媒体に記録された圧縮動画ファイルを自身の表示部13に表示させたり、操作部15が操作されることによって当該圧縮動画ファイルを表示手段に表示させたりする機能を有する。
すなわち、上述したナビゲーションユニット3、地上デジタルテレビユニット5、HDDビデオプレーヤ7及びポータブルオーディオビジュアルプレーヤ11は音声・映像ソースとしての機能を有しており、これらの機器から映像信号及び/又は音声信号が出力される。なお、映像・音声ソースは、映像信号、音声信号を出力する機能を有していれば、これらの機器に限るものでなく、またその数も限定されるものではない。以下において、音声映像制御装置1の外部に接続され、音声信号及び/又は映像信号を出力する機能を有する機器を単に音声・映像ソースという。
音声映像制御装置1は、上述した音声・映像ソースから出力される映像信号を映像として表示する液晶ディスプレイ等の表示部17と、音声・映像ソースを操作する操作部19と、を有する。また、音声映像制御装置1は、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)を駆動する図示しないDVD/CDプレーヤと、ラジオ放送を受信する図示しないAM/FMチューナとを内蔵する。DVD/CDプレーヤは音声・映像ソースとしての機能を有しており、上述した音声・映像ソースと同様、出力する映像信号は表示部17等によって映像として表示される。
一方、AM/FMチューナは音声ソースとしての機能を有しており、上記の操作部19によって操作され、音声信号が出力される。なお、音声ソースも音声信号を出力する機能を有していれば、これらの機器に限るものでなく、その数も限定されるものではない。以下において、音声映像制御装置1に内蔵され、音声信号及び映像信号を出力する機能を有する機器を単に内蔵型音声・映像ソースといい、音声映像制御装置1に内蔵され、音声信号を出力する機能を有する機器を単に内蔵型音声ソースという。
内蔵型を含む音声・映像ソースまたは内蔵型音声ソースから出力される音声信号は、音声映像制御装置1に接続される複数のスピーカ21a、21b、21c、21dから音声として出力される。これらのスピーカは、必要に応じて車内に適宜配置される。
音声映像制御装置1には、さらに、別体として外部に配置される外部表示装置23が接続される。外部表示装置23は、音声映像制御装置1の表示部19に表示される映像信号と同期する映像信号を映像として表示したり、場合によっては、表示部19に表示される映像信号とは別の映像信号を映像として表示したりする機能を有する。外部表示装置23には、例えばヘッドホーン25など音声信号を音声として出力する機器を任意に接続することが可能であって、上述したスピーカ21a〜21dに出力される音声信号と同期する音声信号を出力したり、場合によっては、スピーカ21a〜21dに出力される音声信号と別の音声信号を出力したりすることが可能である。
このように構成されたオーディオビジュアルシステム100は、例えば車などに搭載することが可能である。オーディオビジュアルシステム100が搭載された車では、運転席や助手席の近傍に音声映像制御装置1を配置して、その表示部17に表示される映像を運転手や助手席の搭乗者が視聴することができ、また、外部表示装置23を後部座席近傍に配置することで、外部表示装置23に表示される映像を後部座席の搭乗者が視聴することができる。なお、外部表示装置23はリモコン27等による有線通信または無線通信によって操作が可能である。
次に上述した音声映像制御装置1について図面を参照して詳細に説明する。なお、図1に示される音声映像制御装置の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。また、後述する図面についても同様とする。
図2は音声映像制御装置1のブロック図である。図2に示すように、音声映像制御装置1は、制御部29と、制御部29から出力される切替信号によって切替制御される制御通信路切替回路31、映像切替回路33及び音声切替回路35とを備える。制御通信路切替回路31は、音声映像制御装置1の外部に接続される一または複数の音声・映像ソース(例えば、ナビゲーションユニット3等)、または内蔵型音声・映像ソース(例えば、DVD/CDプレーヤ)34を制御する際に使用する通信路を切り替える回路である。映像切替回路33は上述した音声・映像ソースから音声映像制御装置1に入力される複数の映像信号から、表示部17や外部表示装置23に表示する映像信号を切り替える回路である。音声切替回路35は上述した音声・映像ソースから音声映像制御装置1に入力される複数の音声信号、または、内蔵型音声ソース(例えば、AM/FMチューナ)から出力される音声信号から、外部へ出力する音声信号を切り替える回路である。
また、音声映像制御装置1には、音声・映像ソースと接続するための複数の入力端子37a、37b、37c、37dが配置されている。それぞれの入力端子37a、37b、37c、37dからは入力端子37a、37b、37c、37dのそれぞれに接続される音声・映像ソースの音声信号及び映像信号が入力され、音声信号はすべて音声切替回路35に入力し、映像信号はすべて映像切替回路33に入力される。さらに、制御部29は制御通信路切替回路31及びこれらの入力端子37a、37b、37c、37dを経由して音声・映像ソースを制御する。
映像切替回路33にはOSD(On Screen Display)39を介して表示部17が接続される。OSD39は、例えばAM/FMチューナ等、表示画面を持たない内蔵型音声ソース36の周波数を表示部17に表示させたり、ボリューム41を操作した際にボリュームレベルを表示部17に表示させたりする機能を有し、制御部29によって制御される。音声切替回路35にはボリューム41を介して増幅部43が接続される。ボリューム41は音声切替回路35から出力される音声信号の出力量を変更する機能を有し、制御部29によって制御される。増幅部43はボリューム41から出力される音声信号を増幅する機能を有する。増幅部43にはスピーカ用出力端子45が接続され、増幅された音声信号を音声制御装置1の外部に接続されるスピーカ21a、21b、21c、21dへ出力する。
さらに、映像切替回路33及び音声切替回路35には後部座席用入出力端子47が接続される。後部座席用出力端子47には外部表示装置23が接続され、音声・映像ソース、内蔵型音声・映像ソース34や内蔵型音声ソース36から出力される映像信号及び/または音声信号が後部座席用出力端子47を経由して外部表示装置23に出力される。外部表示装置23に対してリモコン27で操作されたリモコン操作信号は、後部座席用入出力端子47から入力し、制御部29に送信される。
制御通信路切替回路31には、外部に配置される音声・映像ソース、内蔵型音声・映像ソース34及び内蔵型音声ソース36を制御するための制御信号を通信する第1の専用通信路49、第2の専用通信路51、汎用通信路53が並列して制御部29に接続される。第1の専用通信路49及び第2の専用通信路51には、それぞれ第1の専用制御信号及び第2の専用制御信号が通信し、汎用通信路53には、汎用制御信号が通信する。第1の専用通信路51及び第2の専用通信路53は、内蔵型音声・映像ソース36を含む作動中の1つまたは2つの音声・映像ソースに対して1:1に使用される通信路であって、作動中である音声・映像ソースが1つである場合には、第1の専用通信路49のみが使用され、第1の専用制御信号によって作動中の音声・映像ソースが制御される。
また、2つの音声・映像ソースが作動中である場合には、一方が第1の専用通信路49を通信する第1の専用制御信号によって制御され、他方が第2の専用通信路51を通信する第2の専用制御信号によって制御される。なお、2つの音声・映像ソースが作動中である場合とは、例えば、運転席近傍に設置される音声映像制御装置1の表示部17に表示される映像と、後部座席近傍に設置される外部表示装置23の映像とを異ならせるようにする場合等である。
一方、汎用通信路53は、停止中である内蔵型音声・映像ソース、音声・映像ソース、音声ソースを制御するために使用される通信路である。停止中である音声・映像ソース等と制御部29とは頻繁に制御信号の通信が行われるが、停止中の音声・映像ソース等と制御部29とは、さほど制御信号の通信は行われない。このような音声・映像ソース等と制御信号の通信が行われる場合には、例えば、装置異常や割込処理要求等がある。
装置異常とは、音声映像制御装置1の温度が異常に高くなり、音声映像制御装置1の破滅や発火の可能性が生じるような異常をいう。また、割込処理要求とは、例えば、テレビ電話機に着信があった場合に、音声映像制御装置1の表示部17に表示されている映像信号を一時的に中断して、テレビ電話に切り替えたり、デジタルラジオ等に緊急放送が入った場合に、そのその放送映像や音声に切り替えたりすることをいう。
このように、音声映像制御装置1は作動中の音声・映像ソースに対しては第1の専用通信路49または第2の専用通信路51を使用して制御すればよく、停止中の音声・映像ソースに対しては汎用通信路53を使用することで、接続される複数の音声・映像ソースの中から限定した音声・映像ソースに対してのみ制御信号を頻繁に送信すればよいことになる。このため、従来、1つ1つの音声・映像ソースに対して制御信号を送信していた場合よりも、高速に反応させることが可能となる。
さらに、上述した制御通信路切替回路31について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、上述した専用通信路が1本のみの場合について説明し、専用通信路が2本の場合については第2実施形態において説明する。
図3は、制御部29と制御通信路切替回路31とが第1の専用通信路49で接続される例を示すブロック図である。また、図4は、制御部29と制御通信路切替回路31とが汎用通信路53で接続される例を示すブロック図である。図3及び図4では、音声・映像ソース60aのみが作動中であり、他の音声・映像ソース60b、60c、60dは停止中である状態を示している。
図3及び図4に示すように、制御部29は切替制御部55と、第1の専用通信路制御部57と、汎用通信路59とを有し、また、制御通信路切替回路31は、並列に配置された複数のスイッチSW(T1)、SW(R1)、SW(T2)、SW(R2)、SW(T3)、SW(R3)、SW(T4)、SW(R4)を有する。
音声・映像ソース60aの出力側はスイッチSW(T1)の一端に、入力側はスイッチSW(R1)の一端に接続される。同様に、音声・映像ソース60bの出力側はスイッチSW(T2)の一端に、入力側はスイッチSW(R2)の一端に接続される。音声・映像ソース60cの出力側はスイッチSW(T3)の一端に、入力側はスイッチSW(R3)の一端に接続される。音声・映像ソース60dの出力側はスイッチSW(T4)の一端に、入力側はスイッチSW(R4)の一端に接続される。そして、これらのスイッチは、音声・映像ソース60a〜60dが作動中であるか否かに応じて、制御部21の切替制御部55から出力される切替信号によって切り替えられる。
上述した第1の専用通信路49は、第1の受信用専用通信路61と第1の送信用専用通信路63とから構成される。第1の受信用専用通信路61は、音声・映像ソース60a〜60dから第1の専用通信路制御部57に対して出力される第1の専用制御信号を通信する通信路であり、第1の送信用専用通信路63は、第1の専用通信路制御部57から音声・映像ソース60a〜60dに対し出力される第1の専用制御信号を通信する通信路である。
このように、作動中である音声・映像ソース60aは第1の専用通信路制御部57に対しスイッチがONとなるため、第1の専用通信路49を通信する第1の専用制御信号の送受信が可能となるが、停止中である音声・映像ソース60b、60c、60dは第1の専用通信路制御部57に対しスイッチがOFFであるために、第1の専用通信路49を通信する第1の専用制御信号の送受信は行われないことになる。
一方、図4に示すように、汎用通信路53は受信用汎用通信路65と、送信用汎用通信路67とから構成される。上述したように、作動中である音声・映像ソース60aは第1の専用通信路49を通信する第1の専用制御信号によって制御が可能となるが、停止中である音声・映像ソース60b、60c、60dは汎用通信路53を通信する汎用制御信号によって制御が可能となる。
より詳しくは、スイッチSW(T1)が受信用汎用通信路65と、スイッチSW(R1)が送信用汎用通信路67との関係においてOFF状態となるため、音声・映像ソース60aと汎用通信路制御部59との間では汎用制御信号の通信が行われないことになる。一方、例えば、スイッチSW(T2)が受信用汎用通信路65と、スイッチSW(R2)が送信用汎用通信路67との関係においてON状態となるため、音声・映像ソース60bと汎用通信路制御部59との間では汎用制御信号の通信が行われることになる。音声・映像ソース60c、60dについても音声・映像ソース60bと同様である。
図3及び図4を参照して説明したように、作動中である音声・映像ソース60aに対しては第1の専用通信路49を介して専用制御信号の通信が行われ、停止中である音声映像ソース60b、60c、60dに対しては、汎用通信路53を介して制御信号の通信が行われる。したがって、従来のように1:1の制御通信路を順次切替えてすべての音声・映像ソースに対してポーリングをする制御に比べて、音声・映像ソースが作動中である場合と停止中である場合とで分離して制御することができるので、制御信号の反応速度を高速化することが可能となる。
次に、本発明の第1実施形態に係る音声映像制御装置1の動作について図5から図7を参照して説明する。
図5は、音声映像制御装置1の電源をONとした場合の初期動作を示すフローチャートである。ユーザが音声映像制御装置1の操作部19を操作したり、外部表示装置23をリモコン27で操作したりして音声映像制御装置1の電源がONとなると、音声映像制御装置1は電源がONとなった旨を検出する(S101)。その後、第1の専用通信路制御部57が複数の音声・映像ソース、内蔵型音声・映像ソースまたは内蔵型音声ソースのいずれか1つと第1の専用通信路49で接続されるように、切替制御部55が制御通信路切替回路31の各スイッチを切り替える(S102)。
次に、S102で接続された音声・映像ソース等に対して、第1の専用通信路制御部57は「存在確認要求」信号を送信する(S103)。「存在確認要求」信号は、第1の専用通信路49によって接続された音声・映像ソース等が反応するか否かを検知する信号である。そして、「存在確認要求」信号に対し、音声・映像ソース等から「存在確認応答」信号が出力され、第1の専用通信路制御部57が受信した場合(S104;Yes)、「存在確認応答」信号を出力した音声・映像ソース等のアドレスを記憶する(S106)。
なお、第1の専用通信路制御部57が音声・映像ソース等から「存在確認応答」信号を受信しなかった場合(S104;No)、所定の時間が経過するまで「存在確認応答」信号の受信を待ち続けるが(S105;No、S104)、所定の時間が経過すると(S105;Yes)、音声・映像ソース等は接続されていないものとみなし、その旨を記憶する(S107)。
S106及びS107の処理におけるソースアドレスの記憶は、例えば、図6に示すテーブル等によって記憶される。図6によれば、入力端子37aに音声・映像ソース60aが接続されていれば、ソースアドレスの該当する項目に当該音声・映像ソース60aのアドレスが記憶される。一方、入力端子37b等に音声・映像ソース60b等が接続されていない場合には、ソースアドレスの該当する項目には音声・映像ソース60b等が接続されていない旨を記憶する。
第1の専用通信路制御部57は、上述したS102からS106またはS107の処理をすべての入力端子37a〜37dについて確認し(S108)、当該処理が終了していない場合には(S108;No)、確認の行われていない入力端子に対しS102からS106またはS107の処理を行う。そして、すべての入力端子37a〜37dについて音声・映像ソースの確認が終了すると(S108;Yes)、切替制御部55は制御通信路切替回路31、映像切替回路33及び音声切替回路35を初期設定の状態に切り替える(S109)。
具体的には、初期設定は、内蔵型音声ソース36、例えば、AM/FMチューナのみが運転席近傍で作動中であり、このような場合、切替制御部55は、スピーカ用出力端子45にのみ音声信号を出力し、後部座席用出力端子47には音声信号を出力しないように音声切替回路35を切り替える。また、内蔵型音声ソース36から映像信号は出力されないため、音声映像制御装置1の表示部17及び後部座席用出力端子47に映像信号が出力されないように映像切替回路33を切り替える。さらに、第1の専用通信路49に内蔵型音声ソース36と第1の専用通信路制御部57との第1の専用制御信号が通信するように制御通信路切替回路31を切り替える。
このように切り替えられた状態で、第1の専用通信路制御部57は第1の専用通信路49を介して内蔵型音声ソース36に「電源ON」の要求信号を送信する(S110)。これによって、内蔵型音声ソース36は電源がONとなり、第1の専用通信路制御部57と内蔵型音声ソース36とは1:1に通信となる。そして、スピーカ21a〜21dから内蔵型音声ソース36の音声信号が音声として出力されることとなる。
次に、内蔵型音声ソース36が作動中である状態から音声映像制御装置1に接続される音声・映像ソース60aを作動開始するまでの処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
図7に示すように、制御部29が操作部19から操作信号を受信したり、外部表示装置23からリモコン操作信号を受信したりすると(S201)、作動中の内蔵型音声ソース36に対し第1の専用通信路49を介して「電源OFF」の要求信号を送信する(S202)。そして、制御部29の切替制御部55は制御通信路切替回路31、映像切替回路33及び音声切替回路35の各回路を切り替える(S203)。
具体的には、音声・映像ソース60aは映像信号及び音声信号を出力するため、切替制御部55は表示部17に映像信号が出力されるように映像切替回路33を切り替え、スピーカ用出力端子45から音声信号が出力されるように音声切替回路35を切り替える。また、切替制御部55は、第1の専用通信路制御部57と内蔵型音声ソース36との通信から、第1の専用通信路制御部57と音声・映像ソース60aとの通信になるように制御通信路切替回路31を切り替える。なお、例えば、リモコン操作信号によって後部座席用出力用端子47にも映像信号及び音声信号を出力する場合であれば、制御通信路切替回路31、映像切替回路33及び音声切替回路35をそれに合わせて切り替えることも可能である。
このように制御通信路切替回路31、映像切替回路33及び音声切替回路35が切り替えられた後、作動する音声・映像ソース60aに「電源ON」の要求信号を第1の専用通信路49を介して送信する(S204)。これによって、音声・映像ソース60aは電源がONとなり、第1の専用通信路制御部57と音声・映像ソース60aとは1:1の通信となる。そして、表示部17から音声・映像ソース60aの映像信号が映像として出力され、また、スピーカ21a〜21dから音声・映像ソース60aの音声信号が音声として出力されることとなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態にかかる音声映像制御装置1について図面を参照して詳細に説明する。なお、第2実施形態における音声映像制御装置1は、第1実施形態で説明した音声映像制御装置1と、制御部29及び制御通信路切替回路31の構成において相違し、他の機能については第1実施形態で説明した機能と同様の機能を有する。
図8は、制御部29と制御通信路切替回路31とが第1及び第2の専用通信路49、51で接続される例を示すブロック図である。なお、図3に示す音声映像制御装置1の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図8に示すように、制御部29は、切替制御部55と、第1の専用通信路制御部57と、第2の専用通信路制御部58と、汎用通信路制御部59とを備える。
第2の専用通信路制御部58は、第1の専用通信路制御部57と同様の機能を有し、入力端子37bに接続される音声・映像ソース60bを制御する。より詳しくは、第1実施形態で図2を参照して説明した第2の専用通信路51を通信する第2の専用制御信号によって音声・映像ソース60bを制御する。
第2の専用通信路51は、第2の受信用専用通信路69と、第2の送信用専用通信路71とから構成される。第2の専用通信路制御部58から出力される第2の専用制御信号は、第2の送信用専用通信路71を通信し、スイッチSW(R2)を介して音声・映像信号60bに受信される。そして、音声・映像ソース60bから出力される第2の専用制御信号は、スイッチSW(T2)を介して第2の受信用専用通信路69を通信し、第2の専用通信路制御部58に受信される。
このように、第1の専用通信路制御部57の他に第2の専用通信路制御部58を制御部29に設けることで、第1の専用通信路制御部57を音声・映像ソース60aに、第2の専用通信路制御部58を音声・映像ソース60bにそれぞれ1:1で対応して制御することが可能となる。これによって、例えば、運転席近傍に配置される音声映像制御装置1の表示部17には、音声・映像ソース60aの映像信号を映像として出力させ、後部座席近傍に配置される外部表示装置23には、音声・映像ソース60aの映像信号を映像として出力させることが可能となる。そして、停止中の音声・映像ソース60c等は第1実施形態で説明した汎用通信路制御部59によって制御されることになり、機器の異常なども検出することが可能である。
なお、上述した各機能ブロック、フローチャートの各処理は、CPU、マイコン等の処理装置あるいはそこで実行されるプログラム等により実現される。また、本発明は、上述した第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
以上、説明したように、本発明に係る音声映像制御装置では、接続される音声・映像ソースに対する制御速度や制御の反応性を向上させつつ、製造コストの増加を抑制できる音声映像制御装置を提供することができ、産業上の利用可能性が高い。
オーディオビジュアルシステムの一例を示す斜視図である。 音声映像制御装置のブロック図である。 制御部と制御通信路切替回路とが第1の専用通信路で接続される例を示すブロック図である。 制御部と制御通信路切替回路とが汎用通信路で接続される例を示すブロック図である。 音声映像制御装置の電源をONとした場合の初期動作を示すフローチャートである。 入力端子とソースアドレスの関係を示すテーブルである。 音声・映像ソースを切り替えた場合の動作を示すフローチャートである。 制御部と制御通信路切替回路とが第1及び第2の専用通信路で接続される例を示すのブロック図である。 従来のオーディオビジュアルシステムの一例を示すブロック図である。
符号の説明
1、73 音声映像制御装置
3 ナビゲーションユニット
5 地上デジタルテレビユニット
7 HDDビデオプレーヤ
9 ポータブルオーディオビジュアルプレーヤアダプタ
11 ポータブルオーディオビジュアルプレーヤ
13、17 表示部
15、19 操作部
21a、21b、21c、21d スピーカ
23 外部表示装置
25 ヘッドホーン
27 リモコン
29 制御部
31 制御通信路切替回路
33 映像切替回路
34 内蔵型音声・映像ソース
35 音声切替回路
36 内蔵型音声ソース
37a、37b、37c、37d 入力端子
39 OSD
41 ボリューム
43 増幅部
45 スピーカ用出力端子
47 後部座席用出力端子
49 第1の専用通信路
51 第2の専用通信路
53 汎用通信路
55 切替制御部
57 第1の専用通信路制御部
58 第2の専用通信路制御部
59 汎用通信路制御部
60a、60b、60c、60d、75、77、79 音声・映像ソース
61 第1の受信用専用通信路
63 第1の送信用専用通信路
65 受信用汎用通信路
67 送信用汎用通信路
69 第2の受信用専用通信路
71 第2の送信用専用通信路
81 音声ソース
83 バスライン
85 制御通信路
100、200 オーディオビジュアルシステム

Claims (4)

  1. 作動中の音声・映像ソースを制御する第1の制御部と、停止中の複数の音声・映像ソースを制御する第2の制御部と、を有する制御部と、
    前記第1の制御部と前記作動中の音声・映像ソースとを接続するとともに、前記第2の制御部と前記停止中の複数の音声・映像ソースとを選択的に接続する切替回路と
    を有することを特徴とする音声映像制御装置。
  2. 前記切替回路は、前記第1の制御部と前記作動中の音声・映像ソースとを1対1に接続することを特徴とする請求項1に記載の音声映像制御装置。
  3. 前記切替回路は、前記第2の制御部と前記停止中の複数の音声・映像ソースとをポーリングによって選択的に接続することを特徴とする請求項1記載の音声映像制御装置。
  4. 前記音声映像制御装置は前記第1の制御部を複数個有し、前記切替回路は複数の作動中の音声・映像ソースをそれぞれ複数の前記第1の制御部に接続することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の音声映像制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013055692A (ja) * 2012-11-22 2013-03-21 Toshiba Corp 映像・音声処理装置および映像・音声処理方法

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