JP2008020219A - 電子写真感光体の検査方法及び検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子写真感光体の端部外面に波長250nm〜420nmの紫外光を照射し、該電子写真感光体端部外面に残存する電荷輸送層塗工液の固化物が、該紫外光あるいは近紫外光を受けて出す蛍光を測光することにより、電子写真感光体の端部外面に存在する電荷輸送層塗工液の固化物の付着状態を検査する。
【選択図】図2
Description
そのような中で、電子写真装置がその設置環境に与える影響も最小にすることが求められており、例えば、使用中のオゾンやNOx発生量の低減、消費電力量の低減が求められている。
このような要請の中で、オゾンやNOx発生量の低減、および帯電時の省エネルギーの観点から、帯電ローラ方式が提案されている。
のトナーなどが帯電部材に付着することによる帯電性能の低下、(iv)帯電部材を構成している物質の感光体への付着、及び(v)感光体を長期停止したときに生じる帯電部材の永久変形、のような問題点がある。
近接させ、その帯電状態を調べた例が記載されている。
例えば、特許文献10では、帯電ローラの両端部にシート状部材を貼り付けて、感光体と帯電ローラの間に微小な帯電ギャップを形成する方法が提案されている。
特許文献11では、ギャップ保持部材を帯電部材か感光体の少なくとも一方の表面に設けることにより、ギャップを確保する提案がなされている。
特許文献14では、帯電ローラの軸受け部分に適当なスペーサーを設け、そのスペーサーが感光体表面と当接することにより、ギャップを確保する提案がなされている。
他にも電子写真感光体と帯電ロールのギャプ保持に関しては特許文献16、特許文献17、特許文献18、特許文献19がある。
ここで、すきま形成部材を挟む位置であるが、一般に電子写真感光体の両端の非画像領域に挟むのが一般的である。電子写真感光体は円筒状導電性基体の表面に、電荷発生層や電荷輸送層等の電子写真感光体層を浸漬塗工して形成するが、この浸漬塗工において、導電性基体の上端に非塗工部を設け、全長のすべてを塗工しないことにより、導電性基体が露出するので、この部分に隙間形成部材を配置する位置とするのが一般的である。
そして、もう片端は、浸漬塗工後に塗工下端部の塗工液を拭き取って導電性基体を露出させ、ここに隙間形成部材を位置させるのが一般的である。
この浸漬塗工を行なった後の感光体ドラムの塗工時下端部に付着した塗膜を除去する方法に関しては、多くの特許文献があるが、一例として,特許文献20、特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24がある。
塗膜が電荷輸送層の場合、塗膜は僅かに黄色味を帯びた透明膜であり、厚さも数μmと薄いためこれを発見するのは困難であった。その為、この検査法に関する特許文献は無かった。
画像干渉縞防止等の目的で、必要に応じ、導電性基体と電荷発生層の間に下引き層を形成することも行なわれる。また、耐磨耗性向上を目的として、最表面に保護層を形成することも行なわれる。また、下引き層及び、保護層は複数層からなる場合もある。
金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を、蒸着またはスパッタリングにより、フィルム状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、あるいはアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレス等の板、およびそれらを押し出し、引き抜き等の工法で素管化後、切削、超仕上げ、研磨等で表面処理した管等を使用することができる。また、特許文献25に開示されたエンドレスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導電性基体として用いることができる。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミド、ポリビニルベンザール、ポリエステル、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し20〜200重量部、好ましくは50〜150重量部が適当である。
、浸漬塗工法、スプレーコート、ビートコート、ノズルコート、スピナーコート、リングコート等の方法を用いることができる。電荷発生層2の膜厚は0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.1〜2μmである。
ここで、電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質とがあり、いずれも使用できる。電子輸送物質としては、例えば、クロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ[1,2−b]チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電子受容性物質が挙げられる。
物質が良好に用いられる。
下引き層は一層でなく、複数の層からなっていても良い。
は、ポリアミド、アルコール可溶性ナイロン、水酸化ポリビニルブチラール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。中間層の形成法としては、前述のような通常の塗布法が採用される。なお、中間層の厚さは0.05〜2μm程度が適当である。
ここで、単層感光体とは、電子写真機能を有する層が単層である感光体を総称したものであり、下引き層あるいは保護層が有っても、単層感光層は、電荷発生物質および電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することによって形成できる。
帯電ロールは回転軸上に、導電性弾性体を設けたものである。
回転軸としては、鉄、銅、真鍮、ステンレスなどの金属部材が用いられ、導電性弾性体としては、一般に合成ゴム中に導電性粉末や導電性繊維(カーボンブラック、金属粉末、カーボン繊維など)を混入した組成物により形成される。表面に抵抗調整層を用いる場合には、この層の抵抗は103〜108Ω・cm程度の半導電性領域が良好に用いられ、単独で用いられるような場合にはもう少し高め(104〜1010Ω・cm程度)で使用される。抵抗調整層は、通常の合成樹脂(ポリエチレン、ポリエステル、エポキシ樹脂)や合成ゴム(エチレン−プロピレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、塩素化ポリエチレンゴム等)等が用いられる。このほかに、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合ゴム、エピクロルヒドリンゴムとフッ素樹脂の混合物など様々なものが使用できる。
電子写真感光体は浸漬塗工で製造することが多いが、この浸漬塗工法では塗工下端の付着した塗工液は溶剤で溶解して除去して導電性基体表面を露出させ、図1の4の導電性基体露出部を作る。しかし、この塗工下端の付着液除去が不十分であると、先に述べた様に塗工下端の基体表面を利用して現像ギャップや帯電ギャップを正確に維持することが困難になる。これを図2で詳細に説明する。
図2において、10は電子写真感光体の導電性基体、11は電子写真感光体の感光層、2は塗工時の上端側の導電性基体露出部である。4は塗工時の下側の導電性基体露出部である。先に述べた様に浸漬塗工で電子写真感光体1を製造した場合、塗工時下側には塗工液が付着するので、溶剤と拭き部材を使用して下端部は塗膜を拭き取り導電性基体面が露出部4を形成する。この幅は通常2〜10mmである。
また、5は帯電ロールであり、両端にはベルト状スペーサー6a、6bが貼り付けられている。
図2のAの状態の電子写真感光体と帯電ロールを当接させると、図2のBの状態となり、電子写真感光体の感光層11の表面と、帯電ロール5の表面の間隔は正確に保たれる。
図2のCの状態の電子写真感光体10と帯電ロール5を当接させると、図2のDの状態となり、電子写真感光体10の感光層11の表面と、帯電ロール5の表面の間隔に左右差が生じる。このような状態で画像出しを行なうと、異常画像が発生したり、あるいは電子写真感光体の片側磨耗が発生する問題が発生する。
しかし、電子写真感光体の電荷輸送層は僅かに黄色味を帯びた透明膜であり、その膜が数μm残っている場合、これを発見するのは非常に困難である。そこで、本発明の目的は、電子写真感光体の端部の検査を行い、帯電ロールによる均一な帯電が可能な電子写真感光体を提供することである。
また、蛍光を出すのは、電荷輸送層塗工液及びその固化物のみなので、基体であるアルミニウム管の端部外面の表面性や光沢の影響をまったく受けない利点があり、電荷輸送層塗工液固化物の精度の良い測定が可能になる。
回転速度を5回/秒以上にしても、設備のコストが高くなるだけで何らメリットは少ない。
また、検査対象である電子写真感光体を静止させ、波長250nm〜420nmの紫外光を回転させながら照射し、電子写真感光体下端外面に残存する電荷輸送層塗工液あるいはその固化物が該紫外光を受けて出す蛍光を測光することにより、電子写真感光体下端外面に存在する電荷輸送層塗工液あるいはその固化物の付着量を測定する。
本発明において、A/D変換後の値はそのまま基準値と比較しても良いが、測光対象部位に重複がある場合は、移動平均法等の数値処理を行なった後、基準値と比較しても良い。
ここで、検査対象面に照射する光の波長として、250nm以下の紫外光を生成するには、ハロゲンランプや紫外線ランプ等の寸法が大きな装置が必要であり、好ましくは無い。
また、検査対象面に照射する光の波長が420nm以上では、検査対象面に電荷輸送層塗工液あるいはその固化物が残存していても、蛍光を発することが無く、あるいは発する蛍光の量が極めて少ないので好ましくない。
このような各種存在形態の電荷輸送層塗工液固化物を検出しようとする際、照射する紫外光のスポット径が大きいと、その照射範囲に、存在を把握しようとする小さな点状の電荷輸送層塗工液固化物が入ったとしても、蛍光は点状にしか発生しない。このような点状の蛍光を光センサーで測光した場合、蛍光の量は平均化されて検出することが困難となる。このような現象に対する対策として、光センサーを多数配置するが、画素数の多い光センサーを用意して、その個々の光センサーあるいは、光センサーの画素の光量を調べる必要がある。しかし、この方法では、測光系が複雑になる問題がある。
従って、請求項4に係る発明によれば、検査を行ないたい部分にのみ紫外光を投光出来るので、蛍光の受光センサーが1個あるいは3個以下でよく、また5画素以上の受光センサーを使わなくて良いので、受光系の構造や電気回路の構成、判定ソフトウェアが簡易になる。
請求項5に係る発明は、前記紫外光あるいは近紫外光を、焦点距離が1mm以上、10mm以下のシンドリカルレンズ、あるいはリニアフレネルレンズを通してから検査対象面に照射することを特徴とする、前記請求項1〜4のいずれか一に記載の電子写真感光体の検査方法である。
ここで、受光素子としては各種の受光素子が使用可能であるが、500〜700nmに感度を有する必要があり、Siフォトダイオード、GaAsPフォトダイオード、GaPフォトダイオード等が好適である。
ここで、受光素子は1個でもよいが、2個あるいはそれ以上を使用しても良い。
受光素子からの信号を増幅する方法は、各種増幅回路が使用可能であり、トランジスタによる方法やオペアンプによる方法を適宜選択して使用することができる。
本発明では光源として波長250nm〜420nmに紫外光を使用し、受光素子として受光素子の分光感度のピークが460nm以上である受光素子を使用するが、受光素子の受光面に500nm以下の光を遮光する光学フィルターを設けることにより、受光素子に500nm以下の光が入ることを防ぎ、これにより光源である紫外光の迷光や散乱光の影響を完全に除くことが可能になる。
ここで、透過限界波長について説明する。フィルターの分光透過率において透過性が72%以上となる波長値と5%以下となる波長値の間隔を波長傾斜幅といい、波長傾斜幅の中点に該当する波長を透過限界波長という。
紫外光あるいは近紫外光の正反射光が受光素子に入射するような光学系にすることにより、感度を高くすることが可能になり、精度良く電荷輸送層塗工液あるいはその固化物を検出することが可能になる。
図3は請求項1に示す発明を実施するのに好適な構成の図である。図3において21は電子写真感光体である。この図では電子写真感光体21は、浸漬塗工時の下部をそのまま下側とした状態で描いてある。そして22は紫外光源である。紫外光源2は波長250〜420nmの紫外光を発するものであれば何でも良いが、波長350〜420nmの紫外LEDが好適に使用できる。そして、紫外LEDの電力消費量(Power Dissipation)は紫外LED1個当り、60〜200mWが良く、好ましくは100〜150mWである。
また電子写真感光体1と紫外光源2の間隔は紫外光を照射できればいくつでも良いが、1〜10cmが好適である。このような構成で、フランジ取り付け前の電子写真感光体の検査対象部位に紫外光を照射し、電荷発生層塗工液の固化物が有れば発生する蛍光の状態を観察する。
図4において、21は検査対象である電子写真感光体、23は電子写真感光体21の浸漬塗工時上側の非塗工部、24は浸漬塗工時の下側で浸漬塗工後に塗膜を溶剤とワイパーで除去した部分である。この様態で電子写真感光体は回転可能になっている。25は本発明に示す紫外光光源と受光素子からなるセンサーヘッド、27は紫外光光源への電力源と受光素子からの信号を増幅し閾値を比較する演算処理機構、26はセンサーヘッド25と演算処理機構27を接続するケーブルである。
図5において、Aは縦横比が約4:1の楕円形である紫外光スポットの場合の光の照射形状である。
また、図5のBは縦横比が約2:1である2つの楕円形の紫外光スポットを、その長軸の端部で重なり合わせた場合の光の照射形状である。
また、図5のCは縦横比が約2:1である3つの楕円形の紫外光スポットを、その長軸の端部で重なり合わせた場合の光の照射形状である。
図6では浸漬塗工の下側を上として描いている。そして、図6のアとウは紫外光をスリット状に照射した場合、図6のイとエは紫外光を円状に照射した場合を示している。
この様に電子写真感光体に紫外光を照射しつつ、該電子写真感光体を回転させ、紫外光照射範囲に電荷輸送層塗工液固化物が有った場合に発する蛍光を1つの光センサーで測光する場合を考える。
図6のウは、アが回転し、その紫外光照射範囲に電荷輸送層塗工液固化物(図中における白抜部)が入ってきた状態である。また、図6のエは、イが回転し、その紫外光照射範囲に電荷輸送層塗工液固化物(図中における白抜部)が入ってきた状態である。ウとエを比較すると、紫外光照射範囲に占める電荷輸送層塗工液固化物(図中における白抜部)の割合はウの方が明らかに大きく、従って、電荷輸送層塗工液固化物をより精度良く検出できる。
従って、請求項4に示す様に、紫外光あるいは近紫外光の照射面における光の形状が、縦横比2:1〜6:1の楕円形であるか、あるいは縦横比2:1〜6:1の複数の楕円形がその長軸の端部で重なり合った形状とすることにより、電荷輸送層塗工液固化物をより精度良く検出できる。
図7は、図4の装置のセンサーヘッド25と電子写真感光体21を下方から見た図である。
図において、31は電子写真感光体の浸漬塗工時の下側で浸漬塗工後に塗膜を溶剤とワ
イパーで除去した部分、32は紫外LED、33はリニアフレネルレンズ、34は紫外光照射面、35は蛍光を測光する受光素子、36は紫外LED32、リニアフレネルレンズ33、受光素子35を取り付ける台である。図7の構成からなる光学系において、リニアフレネルレンズの焦点処理を請求項6に示す範囲にすることにより、紫外光照射面における光照射面の形状を請求項4に示す形状とすることができる。
ここで、リニアフレネルレンズの表面凹凸の方向は、電子写真感光体の軸方向と一致させる必要がある。
リニアフレネルレンズの替わりにシンドリカルレンズを使用する場合は、図5のリニアフレネルレンズ33の替わりにシンドリカルレンズを組み込めば良い。
図7に示すセンサーヘッドの構成によって、紫外LED32から出た紫外光はリニアフレネルレンズ33によって照射面34において矩形になるように整えられる。
照射面34に電荷輸送層塗工液あるいはその固化物が存在すると、それは蛍光を発する。もし蛍光が発生した場合、その蛍光は受光素子35で捉えられる。
図9は、図2の装置のセンサーヘッド25と電子写真感光体21を下方から見た図である。
図9において、31は電子写真感光体の浸漬塗工時の下側で浸漬塗工後に塗膜を溶剤とワイパーで除去した部分、32は紫外LED、33はリニアフレネルレンズ、34は紫外光照射面、35は蛍光を測光する受光素子、40は光学フィルター、36は紫外LED32、リニアフレネルレンズ33、受光素子35等を取り付ける台である。
光学フィルター40としては、ゼラチンをベースとする光学フィルターや、トリアセチルセルロース(TRI ACETYL CELLULOSE)をベースとしたものが使用可能である。例えば、富士フイルム製SC−50フィルターが好適に使用できる。
図9に示す構成では、図7と同様に紫外LEDから出た紫外光はリニアフレネルレンズ33によって照射面34において矩形になるように整えられる。照射面34に電荷輸送層塗工液あるいはその固化物が存在すると、それは蛍光を発する。もし蛍光が発生した場合、その蛍光は光学フィルター40を通過した後、受光素子35で捉えられる。
また、本発明においては、紫外光源に変調をかけ信号処理を行なうと、周囲からの漏れ光によるノイズを除くために有効な場合も有る。
工後の電子写真感光体の端部外面に、波長250nm〜420nmの紫外光あるいは、近紫外光を照射し、電子写真感光体の端部表面に残存する電荷輸送層塗工液あるいはその固化物が該紫外光あるいは近紫外光を受けて出す蛍光を測光することにより、電子写真感光体の端部表面に存在する電荷輸送層塗工液あるいはその固化物の付着量を測定している。ここで、電荷輸送層塗工液あるいはその固化物が残存していた場合、該紫外光あるいは近紫外光を受けて蛍光を発し、その蛍光の量は電荷輸送層塗工液あるいはその固化物の量と相関しているので、電荷輸送層塗工液あるいはその固化物の量を精度良く測定が可能になる。
また、蛍光を出すのは電荷輸送層塗工液あるいはその固化物のみなので、基体であるアルミニウム管の表面性や光沢の影響をまったく受けない利点が有り、電荷輸送層塗工液あるいはその固化物の精度の良い測定が可能になる。
また、検査対象面の光沢や表面性に差が有り、紫外光あるいは近紫外光の反射光量に差が有っても影響をまったく受けない利点がある。
33 写真用ガラスフィルター(シャープカット)で定義している透過限界波長の値が好ましくは440nm以上、580nm以下、最も好ましくは480nm以上、520nm以下であることにより、光源である紫外光の迷光や散乱光の影響を完全に除くことが可能になる。
抽伸加工によって作成した外径約30.5mm、長さ340mmのアルミニウム製円筒体の表面を切削加工し、外径30mm、内径28.5mm、長さ340mmのアルミニウム製基体を30本用意した。これにNo.1からNo.30までの番号を付けた。このアルミニウム製基体を洗浄して切削油を除去した。
次に下記塑性の下引き層塗工液を調整し、上記電子写真感光体用素管に浸漬塗工を行った後、下端の未塗膜を特許文献24に示された方法で除去し、120℃で20分間乾燥し、厚さ3.0μmの下引き層を形成した。
アルキッド樹脂(ベッコゾール 1307−60−EL,
大日本インキ化学工業製) 6部
メラミン樹脂(スーパーベッカミン G−821−60,
大日本インキ化学工業製) 4部
酸化チタン 40部
メチルエチルケトン 200部
構造式1に示す電荷発生材料 15部
ポリビニルブチラール 10部
メチルエチルケトン 600部
これを実施例1の電子写真感光体とする。
Zタイプのポリカーボネート樹脂 10部
構造式2の電荷輸送材料 8部
テトラヒドロフラン 80部
この30本の電子写真感光体を本発明に示す方法で評価した。以下それを説明する。
作成した30本の電子写真感光体を、図3に示す装置を使用して、目視観察を行った。実施例1では図3の紫外LED22として、OptoSupply社製の紫外LEDであるOSSV5111Aを1個使用した。この紫外LEDの発光ピーク波長は約400nmであり、電源には単三乾電池4本を直列に接続して、電流制限抵抗を入れて紫外LEDに流れる電流値を20mAとした。
その結果、No.1、No.11,No.21の3本の電子写真感光体から下端部に電荷輸送層拭き残りがあることを検出できた。
図9に示すセンサーヘッドの材料として紫外LEDにはOptoSupply社製のOSSV5111Aを2個、受光素子には浜松ホトニクス株式会社製SiフォトダイオードS7686を2個、リニアフレネルレンズには幅1cm、長さ2cmに切断した有機光学株式会社製L426(焦点距離7mm)を、光学フィルターには富士フイルム社製光学フィルターSC−50を使用してセンサーヘッドを作成した。尚、SC−50フィルターのJIS B−7133で定義する透過限界波長は約500nmである。また、この紫外LEDの発光ピーク波長は約400nmであった。また、紫外LEDの電力消費量(Power Dissipation)は150mWであった。
ここで、紫外LEDは直列に接続し、直流24Vの定電流源を使用して20mAの電流を流して発光させた。
そして、電子写真感光体は1回/秒の速度で回転させた。また、2個のSiフォトダイオードからの信号はそれぞれNPNトランジスタである2SC1815で増幅した。この増幅した2つの信号を米国Atmel社製のワンチップマイコンATmega8のアナログ信号入力ピンに供給し、それぞれ90回/秒の速度で90回のA/D変換を行なって0〜1023の数値に変換し、その最小値を求めた。ここで、電荷輸送層塗工液固化物拭き残りが有ると、A/D変換値が小さくなる。
図9に示すセンサーヘッドの材料として紫外LEDにはSANDER ELECTRONICS社製のSDL−5N3CUV−Aを2個、受光素子には浜松ホトニクス株式会社製SiフォトダイオードS7686を2個、リニアフレネルレンズには幅1cm、長さ2cmに切断した有機光学株式会社製L426(焦点距離7mm)、光学フィルターには富士フイルム社製光学フィルターSC−50を使用してセンサーヘッドを作成した。また、この紫外LEDの発光ピーク波長は約400nm、紫外LEDの電力消費量(Power
Dissipation)は150mWであった。
ここで、電子写真感光体は2回/秒の速度で回転させた。また、2個のSiフォトダイオードからの信号はそれぞれ新日本無線製のオペレーショナルアンプNJM2904Dで増幅し、この増幅した2つの信号を米国Atmel社製のワンチップマイコンATmega8のアナログ信号入力ピンに供給し、それぞれ90回/秒の速度で90回のA/D変換を行なって0〜1023の数値に変換し、その最小値を求めた。
ここで、電荷輸送層塗工液固化物拭き残りがあるとA/D変換値が小さくなる。
この装置を使用してNo.1からNo.30までの30本の電子写真感光体の下端部の検査を行なった。その結果、No.1の電子写真感光体検査時のA/D変換結果は143、No.11の電子写真感光体検査時のA/D変換結果は107、No.21の電子写真感光体検査
時のA/D変換結果は73であった。それ以外の電子写真感光体検査時のA/D変換結果はすべて750〜890の範囲内であった。従って、本発明によって、正確に下端部の電荷輸送層拭き残りを検出していることが検証できた。
キーエンス社製レーザ式変位センサーLV−H42型S−31を用い、No.1からNo.30までの30本の電子写真感光体の下端表面の検査を行なった。このLV−H42は、扇型に波長650nmのレーザ光を照射し、対象物に当って反射してくる光を測光して変位を求めている。従って、LV−H42型では投光の波長と受光の波長とは同じであり、本発明による方法とは測定原理が異なっている。このキーエンス社製レーザ式変位センサーではNo.2、No.7とNo.21の電子写真感光体の下端に電荷輸送層塗工液固化物拭き残りが存在しているこという結果が出た。従って、No.1とNo.11の電子写真感光体の電荷輸送層拭き残りの検出が出来ておらず、正確に検出していないと判断した。
2 塗工時の上端側の導電性基体露出部
3 電子写真感光層が形成された部分
4 塗工時の下側の導電性基体露出部
5 帯電ロール
6a、6b 帯電ロールの両端のスペーサー
7 帯電ロールのスペーサーが無い部分の表面
11 電子写真感光体の感光層
13 塗工時の下側の導電性基体に塗膜が残っている部分
21 電子写真感光体
22 紫外光源
23 電子写真感光体21の浸漬塗工時上側の非塗工部
24 浸漬塗工時の下側で浸漬塗工後に塗膜を溶剤とワイパーで除去した部分
25 本発明に示す紫外光光源と受光素子からなるセンサーヘッド
26 センサーヘッド25と演算処理機構27を接続するケーブル
27 紫外光光源への電力源と受光素子からの信号を増幅し閾値を比較する演算処理機構
32 紫外LED
33 リニアフレネルレンズ
34 紫外光照射面
35 蛍光を測光する受光素子
36 紫外LEDや受光素子を取り付けた台
37 光ファイバーを束ねたもの
38 光ファイバーが並べられたもの
39 紫外光の照射口
40 光学フィルター
Claims (11)
- 電子写真感光体を停止あるいは5回/秒以下の回転速度で回転させながら、電子写真感光体の端部外面に波長250nm〜420nmの紫外光あるいは近紫外光を照射し、該電子写真感光体の端部外面に残存する電荷輸送層塗工液の固化物が、該紫外光あるいは近紫外光を受けて発生する蛍光を測光することにより、電子写真感光体の端部外面に存在する電荷輸送層塗工液の固化物の付着状態を検査することを特徴とする、電子写真感光体の検査方法。
- 前記蛍光をセンサーで測光することにより、電子写真感光体の端部外面に存在する電荷輸送層塗工液の固化物の付着量を測定することを特徴とする、請求項1に記載の電子写真感光体の検査方法。
- 前記紫外光あるいは近紫外光を照射する光源が紫外LEDであることを特徴とする、請求項1又は2に記載された電子写真感光体の検査方法。
- 前記紫外光あるいは近紫外光の照射面における光の形状が、縦横比2:1〜6:1の楕円形であるか、あるいは縦横比2:1〜6:1の複数の楕円形がその長軸の端部で重なり合った形状であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載された電子写真感光体の検査方法。
- 前記紫外光あるいは近紫外光を、焦点距離が1mm以上、10mm以下のシンドリカルレンズ、あるいは、リニアフレネルレンズを通してから検査対象面に照射することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載された電子写真感光体の検査方法。
- 複数の光ファイバーを並べて縦横比2:1〜10:1の矩形状、あるいは、円形状の両端が重なった形状で前記紫外光あるいは近紫外光を照射したことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一に記載された電子写真感光体の検査方法。
- 前記センサーに受光素子を有し、該受光素子の分光感度のピークが460nm以上であることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一に記載された電子写真感光体の検査方法。
- 前記受光素子の受光面に500nm以下の光を遮光する光学フィルターを設けることを特徴とする、請求項7に記載の電子写真感光体の検査方法。
- 前記受光素子の受光面にJIS B−7133 写真用ガラスフィルター(シャープカット)で定義される透過限界波長の値が440nm以上、580nm以下である光学フィルターを設けることを特徴とする、請求項7又は8に記載された電子写真感光体の検査方法。
- 前記紫外光あるいは近紫外光の正反射光が前記受光素子に入射することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一に記載された電子写真感光体の検査方法。
- 前記1〜10のいずれか一に記載の電子写真感光体の検査方法により、電子写真感光体端部外面に存在する電荷輸送層塗工液あるいはその固化物の付着量を測定する手段を備えたことを特徴とする、電子写真感光体の検査装置。
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