JP2008018048A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収された液体が表面シートに拡がりにくく、吸収体の吸収性能が効率よく用いられるスポット吸収性の優れた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の生理用ナプキン1は、液透過性の表面シート2、通気性及び液不透過性を有する裏面シート3及び両シート間に介在された液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦長であり、その長手方向が前方部A、排泄部対向部B及び後方部Cに区分される。吸収体4における肌当接面側の面は、台紙51,52に覆われており、吸収体4は、排泄部対向部Bにおいて、その肌当接面側から吸収体4の内部に及ぶ多数の凹部411,421を有しており、台紙51,52は、吸収体4の凹部411,421と対応する凹部511,521を有しており、吸収体4の凹部411,421と台紙の凹部511,521とが嵌合して、吸収体4と台紙51,52とが一体的とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来、吸収体の肌当接面側に多数の凹部が設けられた吸収性物品がある。この種の吸収性物品は、吸収体に凹部を設けることにより、厚みが薄くされたり、剛性が高められたりしている。例えば、特許文献1には、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備しており、エンボスにより吸収性物品が圧縮され、別々の離散している被圧縮部分が実質上圧縮されていない残部と共に形成されている吸収性物品が開示されている。
また、特許文献2には、不透液性シートと、該不透液性シートの一方の面に保持された吸収体と、該吸収体に形成された多数のエンボス凹部とを有しており、エンボス凹部は平面視形状が直線を含まず且つ窪みが無い形状に形成され、しかもエンボス凹部は互いに離間して配置されている吸収性物品が開示されており、吸収体は、薄い保護紙と一体的に、エンボス凹部が形成される旨が記載されている。
特開昭58−65003号公報 特開2003−33397号公報
特許文献1に記載の吸収性物品において、吸収体には、表面シートと共にエンボスにより圧縮された凹部が形成されており、吸収体の該凹部における被圧縮部分は高度に圧縮されている。従って、凹部に流れ込んだ液は、吸収容量の少なくなった被圧縮部分にはほとんど吸収されず、凹部から拡がって凹部周囲の実質上圧縮されていない吸収体残部に移動するため、一体的とされている表面シート上でのにじみやウエットバックによって容易に表面シート上でも液が拡散すると考えられる。
特許文献2に記載の吸収性物品は、薄い保護紙と吸収体とが一体的となって凹部を形成することで吸収体の厚みを薄くしており、保護紙と吸収体とが密着した状態にあるが、薄い保護紙は、吸収体の形状を保持すると共に吸収した体液の拡散を防止するためのものであるとされているため、液の拡散性の低い紙であると考えられる。そのため、表面シートを通過した液は、薄い保護紙から吸収体に移動して吸収体において拡がるが、吸収体の凹部における被圧縮部分は高度に圧縮され、厚みの減少した吸収体(吸収容量の減少した吸収体)となっており、前述したのと同様に、凹部から液の拡がりが生じるため、ウエットバックして表面シートへ移動すると考えられる。また、吸収体を覆う保護紙の拡散性が低いため、液の表面シートからの引き込み性も低くなり、表面シート上で液を拡げやすい。
従って、本発明の目的は、吸収された液体が表面シートに拡がりにくく、吸収体の吸収性能が効率よく用いられるスポット吸収性の優れた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備し、その長手方向が前方部、排泄部対向部及び後方部に区分される実質的に縦長の吸収性物品であって、前記吸収体における肌当接面側の面は、台紙に覆われており、前記吸収体は、前記排泄部対向部において、その肌当接面側から該吸収体の内部に及ぶ多数の凹部を有しており、前記台紙は、前記吸収体の凹部と対応する凹部を有しており、前記吸収体の凹部と前記台紙の凹部とが嵌合して、前記吸収体と前記台紙とが一体的とされている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、吸収された液体が表面シートに拡がりにくく、吸収体の吸収性能が効率よく用いられ、スポット吸収性に優れている。
以下、本発明の吸収性物品の好ましい第1実施形態について、図1〜5を参照しながら説明する。
本実施形態の吸収性物品1は生理用ナプキンであり、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2、通気性及び液不透過性を有する裏面シート3及び両シート間に介在された液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦長である。ナプキン1は、その長手方向が前方部A、長手方向中央領域である排泄部対向部B(着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向領域を幅方向中央に有する部分)及び後方部Cに区分される。
また、本実施形態のナプキン1において、吸収体4における肌当接面側の面は、図2に示すように、台紙51,52に覆われている。吸収体4は、排泄部対向部Bにおいて、その肌当接面側から吸収体4の内部に及ぶ多数の凹部411,421を有しており、台紙51,52は、吸収体4の凹部411,421と対応する凹部511,521を有しており、吸収体4の凹部411,421と台紙の凹部511,521とが嵌合して、吸収体4と台紙51,52とが一体的とされている。
本実施形態のナプキン1について、詳述すると、表面シート2及び裏面シート3それぞれは、縦長であり、その長手方向がナプキン1の長手方向と一致している。吸収体4は、縦長であって、その長手方向がナプキン1と一致しており、図2に示すように、表面シート2及び裏面シート3間に狭持固定されている。表面シート2の長手方向両側部は、吸収体4の両側縁から延出し、吸収体4と裏面シート3との間に巻き下げられ、裏面シート3と接合されている。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ吸収体4の長手方向両端から延出し、その延出部分において互いに接合されている。
吸収体4は、図1及び図2に示すように、該吸収体4における排泄部対向部Bの幅方向中央部が、上部吸収層41と下部吸収層42とが積層された2層構造となっており、吸収体4における排泄部対向部Bの両側は、前記2層構造における下部吸収層42が延出して形成されている。また、吸収体4における前方部A及び後方部Cの部分も、前記2層構造における下部吸収層42が延出して形成されている。
吸収体4は、肌当接面側に上部吸収層41が位置し、非肌当接面側に下部吸収層41が位置している。上部吸収層41及び下部吸収層42それぞれは、縦長であり、それらの長手方向はナプキン1の長手方向と一致している。上部吸収層41及び下部吸収層42それぞれは、パルプ繊維、高吸収性ポリマー等から形成されている。
上部吸収層41の寸法は、長さ及び幅それぞれが、下部吸収層42よりも小さく形成されている。上部吸収層41は、下部吸収層41における幅方向中央部の上に載置され、中高部を形成している。
ナプキン1は、経血等の体液の吸収保持に用いられるものであり、一般に、上部吸収層41の長さは60〜200mm、幅は20〜60mmであることが好ましく、下部吸収層42の長さは160〜500mm、幅は60〜100mmであることが好ましい。また、上部吸収層41の厚みは、3.5〜7.5mmであり、下部吸収層42の厚みは、4.5〜6.5mmであることが、柔軟性を確保しつつ液の吸収保持性を得る上で好ましい。
上部吸収層41は、その肌当接面側から上部吸収層41の内部に及ぶように設けられた多数の凹部411、411…を有している。凹部411は、平面視円形であり、離散的に不連続に形成されており、全体として千鳥格子状の配置パターンに形成されている。本実施形態において、凹部411は、エンボス加工により形成されている。
また、下部吸収層42は、上部吸収層41が載置されている部分を除いて、その肌当接面側から下部吸収層42の内部に及ぶように設けられた多数の凹部421,421…を有している。凹部421は、前述した凹部411と同様に形成されている。
本実施形態において、下部吸収層42における凹部421は、前方部A及び後方部Cにおける肌当接面側にも設けられている。
吸収体4の肌当接面側には、台紙51とともに多数の凹部411,421が形成されているため、該凹部411,421がない場合と比べて、吸収体4における肌当接面側の表面積が大きくなっている。ナプキン1着用時に排泄された体液は、吸収体4における肌当接面側の面(凹部以外の部分)から吸収されると共に、多数の凹部411,421内へ流れ込み、該凹部内から吸収体4内部へ移動して吸収保持されるようになっている。
従って、多量の体液が排泄された場合にも、液体は多数の凹部411,421内へ速やかに流れ込み吸収体4内部へ移動するので、液体が吸収体4の表面を流れることが防止される。また、吸収体4の厚み方向における非肌当接面側の部分へも、凹部411,412内から液体が供給されるので、吸収体4の吸収性能が効率的に用いられるようになっている。
また、台紙51の拡散性が高いため液体の引き込み性が高く、台紙と吸収体が嵌合して一体的となっているため台紙のみの拡散が抑えられ、表面シートでの液体の拡散が抑えられる。
上部吸収層41における凹部411の深さは、図2に示すように、下部吸収層42における凹部421よりも深く形成されている。上部吸収層41は、ナプキン着用時に着用者の液排泄部に当接し、直接体液の排泄を受ける部位である。上部吸収層41における凹部41の深さを深く設けることにより、排泄された体液を凹部411内へ速やかに受け入れて、該凹部411から上部吸収層41内部へ液体が移動するようになっている。
一方、下部吸収層42における凹部42の深さを、浅めに形成することにより、下部吸収層42の柔軟性を確保して、良好な装着感が得られるようになっている。
ナプキン1において、上部吸収層41の凹部411は、その直径が、1.0〜3.0mm、特に1.5〜2.5mmであることが、液吸収性を高め且つ台紙51と上部吸収層41とを嵌合によって確実に接触させる上で好ましい。
また、凹部411の深さは、上部吸収層41の厚みに対して、10〜30%、特に15〜25%であることが好ましい。凹部411の深さが、上部吸収層41の厚みに対して10%以上であることが、前述したのと同様の観点から好ましい。
凹部411の下に位置する上部吸収層41の部分P(図2参照)は、エンボス加工により圧縮されすぎていないことが、上部吸収層41の柔軟性を維持し且つ吸収性を確保する上で好ましい。具体的には、圧縮部分が吸液によって周囲の厚みの50〜90%厚にまで嵩回復して吸収容量を向上させることができればよく、この観点から、凹部411の深さは、上部吸収層41の厚みに対して10〜40%であることが好ましい。
また、上部吸収層41の凹部411の上面部分(エンボスパターンによる圧縮凹部の上部縁部分)において台紙51と上部吸収層41が接触している必要があるが、その底面部分では、台紙51と上部吸収層41が接触しないような状態とされているほうが好ましい。このような形態は、エンボス加工による圧縮が瞬時かつ適度な温度及び圧力条件でなされたときにできやすく、上述した吸収体の嵩回復を促し易い。さらに、部分的に接触していない部分が形成されているため、液が凹部の表面に行渡り易く、スポット吸収性をより高める効果を有する。
上部吸収層41における凹部411以外の部分におけるパルプ繊維等の密度は、0.050〜0.200g/cm3、特に0.130〜0.070g/cm3であることが、上部吸収層41の柔軟性を維持しつつ、十分な吸収保持性能を得る上で好ましい。凹部411の下に位置する上部吸収層41の部分Pにおけるパルプ繊維等の密度は、凹部411が形成される際に圧縮を受けて、凹部411以外の部分と比べて密度が増加しているものの、0.100〜0.130g/cm3、特に0.105〜0.120g/cm3であることが、同様の観点から好ましい。また、部分Pにおけるパルプ繊維等の密度は、凹部411以外の部分よりも高くなっており、毛管力が高められている。
本実施形態のナプキン1において、凹部411の下に位置する上部吸収層41の部分Pは、液体の吸収保持性能を有し且つ毛管力が高められており、凹部411へ流れ込んだ液体は部分Pへ移動して吸収保持されることができる。従って、凹部411へ吸収された液体は、凹部411の周囲へ大きく拡がりにくくなっており、ナプキン1はスポット吸収性に優れている。
凹部411同士の間をナプキン長手方向に測定した長さL1(図3参照)は、3〜11mm、特に6〜8mmであることが、上部吸収層41の柔軟性を維持しつつ、台紙51と上部吸収層41とを確実に接合する上で好ましい。また、凹部411同士の間をナプキン幅方向に測定した長さL2(図3参照)は、3〜11mm、特に6〜8mmであることが、同様の観点から好ましい。
下部吸収層42の凹部421は、その深さ以外は、前述した上部吸収層41の凹部411と同様に形成されている。凹部421の深さは、下部吸収層42の厚みに対して、10〜30%、特に15〜25%であることが、台紙52と下部吸収層42とを確実に接合し、且つ下部吸収層42の柔軟性を確保して、良好な装着感を得る上で好ましい。
下部吸収層42における凹部421以外の部分におけるパルプ繊維等の密度は、0.035〜0.085g/cm3、特に0.045〜0.075g/cm3であることが、下部吸収層42の柔軟性を維持しつつ、液体の十分な吸収保持性能を得る上で好ましい。凹部421の下に位置する下部吸収層42の部分Q(図2参照)におけるパルプ繊維等の密度は、凹部421が形成される際に圧縮を受けて、凹部421以外の部分と比べて密度が増加しているものの、0.050〜0.100g/cm3、特に0.060〜0.090g/cm3であることが、同様の観点から好ましい。
上部吸収層41及び下部吸収層42それぞれは、図2に示すように、台紙51,52により包まれている。上部吸収層41の肌当接面側の面は、台紙51により覆われており、上部吸収体41の非肌当接面側で、台紙51の両端部同士が接着固定されている。同様に、下部吸収層42の肌当接面側の面は、台紙52により覆われており、下部吸収層42の非肌当接面側で、台紙52の両端部同士が接着固定されている。
台紙51,52は、表面シート2を通過した体液を、該台紙51,52において拡散し、吸収体4の様々な部位へ供給し、吸収体4の吸収性能を効率よく用いる働きを有している。
上部吸収層41は、台紙51に包まれた状態で、同じく台紙52に包まれた下部吸収層42の上に、ホットメルト接着剤等により接着されている。上部吸収層41と下部吸収層41との接着における接着剤の塗工パターンは、点状又は線状に形成することが、上部吸収層41から下部吸収層42へ液が速やかに移動する上で好ましい。
台紙51は、図2に示すように、上部吸収層41の凹部411と対応する凹部511を有しており、上部吸収層41の凹部411と台紙51の凹部511とが嵌合して、上部吸収層41と台紙51とが一体化されている。
ナプキン1を平面視した場合、台紙51の凹部511と上部吸収層41の凹部411とは、同位置に存在している。
台紙51の凹部511及び上部吸収層41の凹部411それぞれは、上方が開放された円柱形状を有している。凹部511と凹部411とは、その側面同士及び底面同士が密着している。台紙の凹部511内に流れ込んだ体液は、凹部511の側面及び底面から、上部吸収層41内部へ移動するようになっている。特に、部分Pは、毛管力が高められており、凹部511内に流れ込んだ体液は、凹部511の底面から部分Pへ移動するようになっており、ナプキン1はスポット吸収性に優れている。
台紙52の凹部521及び下部吸収層42の凹部421は、前述した台紙51の凹部511及び上部吸収層41の凹部411と同様に形成されている。台紙52は、図2に示すように、下部吸収層42の凹部421と対応する凹部521を有しており、下部吸収層42の凹部421と台紙52の凹部521とが嵌合して、下部吸収層42と台紙52とが一体化されている。
本実施形態のナプキン1において、吸収体4の凹部411,421と台紙51,52の凹部511,521とは、熱エンボス加工により一体的に形成されたものである。
吸収体4は、例えば、次のようにして作製することができる。まず、上部吸収層41及び下部吸収層42それぞれを台紙51、52で包み、上部吸収層41を下部吸収層42の上に台紙51,52を介して接着し、次に、それらの肌当接面側がエンボス加工を受けるように、周面にエンボス用凸部が規則的に配置されたエンボスロール及びそれに対向配置されたアンビルロールを備えたエンボス装置に送り、熱エンボス加工を施すことにより作製することができる。ここで、エンボスロールにおけるエンボス用凸部の高さは、全周面において一様となっている。
台紙51,52は、ティシュ等のパルプ繊維から形成されており、凹部511、521が形成される前の状態において、細かい無数の縮緬状のシワを有している。即ち、台紙51,52は、クレープ処理が施されていることが好ましい。台紙51,52のクレープ率は、5〜35%、特に15〜25%であることが好ましい。台紙51,52のクレープ率が5%以上であることにより、台紙51,52に凹部511、512が形成される際に、該台紙が裂けたりすることなく、該凹部が形成される。一方、台紙51,52のクレープ率が 35%以下であることにより、台紙51、52に形成された凹部511、512には、該凹部形成前に有していたシワが消失し、該凹部511、512と吸収体4の凹部411,421とが密着した嵌合状態が形成される。
台紙51,52のクレープ率は、例えば以下の方法で測定することができる。台紙51,52を、80mm×100mmの寸法に切断して試験片を作製し、該試験片を水中に浸漬した後引き上げ、浸漬前後における試験片の面積を測定し、次式を用いて算出する。
クレープ率(%)=((水に浸漬した後の面積)/(水に浸漬する前の面積)−1)×
100
また、本実施形態のナプキン1は、吸収体4に吸収された経血等の吸収範囲が狭く見えるようになっている。吸収体4を覆っている台紙51、52には、多数の凹部511、521が形成されており、台紙51,52における液体の拡散経路の平面視が短く見えるようになっている。詳述すると、凹部511、521における円柱形状の側面において液体が拡散しても、吸収体4を平面視した場合には、液体が凹部511、521の周囲へ拡がっているようには見えないからである。
本実施形態のナプキン1において、上部吸収層41における肌当接面の面と台紙51とを接合するために、接着剤は用いられていない。仮に、上部吸収層41における肌当接面の面と台紙51とが接着剤により接着されていると、表面シート2を通過した体液が、該台紙51,52において拡散される際、接着剤が塗布されている部分で液体の移動が止められて、吸収体4の様々な部位へ液体を供給することができなくなる。また、接着剤は、疎水性の成分を有している場合があり、該疎水性の成分が、台紙51、52又は吸収体4にしみ込むと、該しみ込んだ部分の親水性が低下することになる。
また、本実施形態のナプキン1において、同様に、下部吸収層42における肌当接面の面と台紙52とを接合するために、接着剤は用いられていない。
本実施形態のナプキン1における表面シート2は、図2及び図4に示すように、その肌当接面側及び非肌当接面側それぞれの面に凹凸を有しており、吸収体4の凹部に陥入する凸部を有していない。
表面シート2は、その肌当接面側の面に多数の凸部211,211…を有しており、ナプキン1の着用時に該凸部により着用者の肌と接するため、サラッとして、べたつかないようになっている。また、表面シート2は、図4に示すように、その非肌当接面の面にも多数の凸部221,221…を有しており、該凸部が台紙51,52における肌当接面側の面と接している。
表面シート2は、多数の凸部221,221…を有することで、表面シート2における非肌当接面側の面と台紙51,52の肌当接面側の面との間に一定の空間が保たれている。従って、吸収体4に一旦吸収された液体が表面シート2に逆戻り(いわゆるウエットバック)しにくくなっている。
表面シート2は、その肌当接面側から非肌当接面側への繊維密度の粗密勾配を有しており、液通過性に優れている。一方、表面シート2は、その平面方向への液拡散性は低くなっている。従って、表面シート2に排泄された体液は、排泄された場所の表面シート2の部分を通過して、図4に示すように、台紙51,52を介して吸収体4へ移動するようになっている。その非肌当接面側が台紙5と接していない表面シート2の部分を通過した体液は、主に凹部へ流れ込むようになっている。
表面シート2について、更に以下に説明する。表面シート2は、図4及び図5に示すように、第1層21及びこれに隣接する第2層22を備えた2層構造の不織布からなる。第1層21は、繊維の集合体から構成されている。一方、第2層22は、第1層21を構成する繊維と異なる種類及び/又は配合の繊維の集合体から構成されている。第1層21と第2層22とは、エンボス加工によって形成された多数の接合部23によって部分的に接合されている。逆に言えば、第1層21と第2層22とはそれらの全面において接合されていない。表面シート2は、図4に示すように、肌当接面側に第1層21が位置し、非肌当接面側に第2層22が位置している。
接合部23は小円形で離散的に不連続に形成されており、全体として千鳥格子状の配置パターンを形成している。接合部23は圧密化されており、表面シート2における他の部分に比して厚さが小さく且つ密度が大きくなっている。第1層21と第2層22とは、接合部23によって厚さ方向に一体化されている。本実施形態における接合部23は円形のものであるが、接合部23の形状は、楕円形、三角形若しくは矩形又はこれらの組み合わせ等であってもよい。また熱融着部を連続した形状、例えば直線や曲線などの線状に形成してもよい。
表面シート2の面積に対する接合部23の面積率(表面シート2単位面積当りの接合部23の面積)は、第1層21と第2層22との接合を十分に高くする点、及び凸状の立体的な形状を十分に形成して嵩高さを発現させる点から、4〜35%、特に5〜30%であることが好ましい。
表面シート2においては、これを構成する不織布の繊維が、接合部23間において不織布の厚さ方向に突出している。これによって不織布の上面に多数の凸部211が形成されていると共に下面にも多数の凸部221が形成されている。表面シート2の肌当接面側に形成されている凸部211は主として第1層21から構成されている。不織布の非肌当接面側に形成されている凸部221は主として第2層22から構成されている。本実施形態においては、表面シート2が、千鳥格子状の配列パターンからなる接合部23によって取り囲まれて形成された閉じた領域を多数有しており、この閉じた領域において第1層21及び第2層22はそれぞれ、図4及び図5に示すように突出して凸部211及び凸部221をそれぞれ形成している。従って、表面シート2を平面視すると、凸部211と凸部221とは同位置に存在している。本実施形態における凸部211及び凸部221は何れもドーム状の形状をなしている。それらの内部は各繊維層を構成する繊維で満たされている。接合部23は、凸部211及び凸部221に対して相対的に凹部となっている。従って表面シート2はその全体として、両側に多数の凹凸部を有している嵩高な構造となっている。
表面シート2は、その両側に凸部211,221が多数形成されているので、圧縮に対する変形性及び回復性が高いという効果を奏する。例えば、第2層22が、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維を含んでいる場合には、少なくとも該第2層22は伸縮性を有する結果、第2層22は装着中の使用者の動きに対して自在に伸縮して動きに追随できると共に第1層21の変形を起こさせにくいという効果も奏する。従って、表面シート2の風合いは極めて良好であり、これを備えたナプキン1は快適な装着感を呈する。
表面シート2における第2層22は、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維を含んでいる。捲縮が発現した潜在捲縮性繊維はコイル状の捲縮状態となっている。潜在捲縮性繊維としてはその繊度が1〜7dtex程度であることが好適である。潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えばエチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが好適に挙げられる。捲縮が発現した潜在捲縮性繊維は、第2層22中に50重量%以上、特に70〜90重量%含まれていることが、凸部211及び凸部221の形成性の点から好ましい。もちろん第2層22は、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維100%から構成されていてもよい。第2層22に、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維以外の繊維が含まれている場合、当該繊維としては、潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度では実質的に熱収縮しない熱融着繊維が挙げられる。具体的には、熱収縮性を有するが、潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度では実質的に熱収縮しない熱融着繊維や、熱収縮性を実質的に有さない熱融着繊維が挙げられる(以下、これらの繊維を総称して非熱収縮性融着繊維という)。
第2層22から形成される凸部221においては、捲縮が発現した潜在捲縮性繊維同士が熱融着していないことが好ましい。また該潜在捲縮性繊維は、凸部221に含まれている他の繊維とも熱融着していないことが好ましい。これによって凸部221における繊維の自由度が高まり、凸部221は水平方向の動きに対する自由度が一層高くなる。
第1層21は非熱収縮性融着繊維を含んでいる。具体的には、第1層21は、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の熱融着複合繊維から構成されていることが好ましい。また第1層21には、第2層22に含まれる潜在捲縮性繊維が含まれていてもよい。これによって第1層21から形成される凸部211を圧縮したときの回復性が高くなる。しかも第1層21を平面方向へ伸張させたときの回復性も高くなる。これらの観点から、第1層21に含まれる潜在捲縮性繊維の量は3〜50重量%、特に10〜30重量%であることが好ましい。
第2層22は親水化処理されていることが、円滑な液の透過の観点から好ましい。同様に第1層21も親水化処理されていることが好ましい。この場合、第2層22はその親水化の程度が第1層21のそれよりも大きいことが好ましい。これによってウエットバックが更に一層起こりにくくなる。親水化処理としては、例えば繊維表面に親水化剤を付与したり、繊維に親水化剤を練り込む方法が挙げられる。また第1層21よりも第2層22の親水度を高める手段として、第2層22に吸水性を有する繊維(セルロースファイバー、コットン、レーヨン等)を混綿してもよい。
次に、本実施形態のナプキン1を構成するその他の部材について説明すると、吸収体4を形成している上部吸収層41及び下部吸収層42それぞれの形成材料としては、従来の吸収性物品等において用いられている各種のパルプ材料を用いることができるが、特に針葉樹パルプ、化学処理された合成パルプ、セルローストウのような繊維が好ましい。また、吸収体4の形成材料として、パルプ材料の他に、高分子吸収ポリマー、ポリエステルやポリプロピレン製の合成繊維、熱融着性繊維、レーヨンを用いることもできる。吸収体4の形成材料として、パルプ材料及びその他の前記材料を混合して用いることも好ましい。
裏面シート3を形成する材料としては、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている各種の不織布を特に制限することなく用いることができる。
前述した表面シート2と上部吸収層41及び下部吸収層42の接触部分では、接触していない部分と比べると、少なくとも第2層22の密度が高くなっている。このことによって、吸収体4の凹部に相当する部位の表面シート2に液が拡散しにくくなっており、吸収体4へ液が導かれ易い。さらに凹部においては、表面シート2が凹部側に入り込むようにたわんでいるため、台紙51,52と吸収体4の凹部上面における接触がより良好になされて吸収性をより高めている。
なお、上述した効果は、表面シート2における接合部23の寸法が吸収層の凹部より小さい場合には、より良好に働く。
本発明は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品としてのナプキン1は、前述した実施形態において、吸収体4に形成された凹部411,421は、平面視円形であったが、三角形、矩形、又は連続した形状、例えば直線や曲線などの線状、格子状等に形成してもよい。
また、前記凹部の形成パターンは、前述した実施形態において、千鳥格子状パターンであったが、例えば図6(a)〜(c)に示すパターンであっても良い。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンであっても良いが、パンティライナー、失禁パッド等であっても良い。
前述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
図1は、本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1におけるX−X線断面図である。 図3は、吸収体の凹部のパターンを示す平面図である。 図4は、図2の要部を拡大して示す断面図である。 図5は、図1の生理用ナプキンにおける表面シートの一部を拡大して示す斜視図である。 図6(a)〜(c)は、本発明の他の実施形態における吸収体の凹部のパターンを示す平面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
21 第1層21
211 凸部
22 第2層
221 凸部
23 接合部
3 裏面シート
4 吸収体
41 上部吸収層
411 凹部
42 下部吸収層
421 凹部
51 上部吸収層を包んでいる台紙
511 台紙の凹部
52 下部吸収層を包んでいる台紙
521 台紙の凹部

Claims (5)

  1. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備し、その長手方向が前方部、排泄部対向部及び後方部に区分される実質的に縦長の吸収性物品であって、
    前記吸収体における肌当接面側の面は、台紙に覆われており、
    前記吸収体は、前記排泄部対向部において、その肌当接面側から該吸収体の内部に及ぶ多数の凹部を有しており、
    前記台紙は、前記吸収体の凹部と対応する凹部を有しており、
    前記吸収体の凹部と前記台紙の凹部とが嵌合して、前記吸収体と前記台紙とが一体的とされている吸収性物品。
  2. 前記吸収体における前記排泄部対向部の幅方向中央部は、上部吸収層と下部吸収層とが積層された2層構造となっており、前記吸収体における前記排泄部対向部の両側は、前記2層構造における下部吸収層が延出して形成されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記表面シートは、その非肌当接面側の面に凹凸を有しており、前記吸収体の凹部に陥入する凸部を有していない請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体の凹部と前記台紙の凹部とは、エンボス加工により一体的に形成されたものである請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記台紙のクレープ率は、5〜35%である請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。

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