JP2005095209A - 吸収性物品の表面シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 表面シート上に供給された液を吸収体にスムーズに導くことができ、液が表層に残ることによる不快感やムレの発生、液が表面を流れることによる漏れ等を効果的に防止することのできる表面シート及びそれを用いた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】 肌側に配される上層21と吸収体側に配される下層22とを有する積層不織布からなり、上層21及び下層22が一体的に圧縮されて形成された多数のシート圧縮部23と、シート圧縮部間に位置し、下層22のみが圧縮されて形成された下層圧縮部24とを有しており、前記積層不織布に、上層21及び下層22を貫通する開孔が形成されている、吸収性物品の表面シート。
【選択図】 図3

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド、使い捨ておむつ等の吸収性物品及びその肌当接面に好ましく用いられる表面シートに関する。
生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性物品の表面シートには、経血や尿等の人体からの排出物をスムーズに吸収体に移行させることが要求される。
吸収性物品の表面シートとして、肌側に配される上層と吸収体側に配される下層とを具備する不織布製の表面シートであって、下層の構成繊維間の空隙を上層の構成繊維間空隙よりも小さくすることにより、上層から下層への液の移行性を高めた表面シートが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、製品(吸収性物品)に対して要求される漏れ防止性能、吸収性能等のレベルは年々向上しており、上述した表面シートによっては、そのような要求に充分に応えることができない場合も起こり得る。
また、肌側に配される上層と吸収体側に配される下層とをエンボス加工(デボスパターン)により厚み方向に一体化させてなる表面シートも提案されている(特許文献2参照)。しかし、この表面シートによっても、近年における種々の要求に応えることができない。
特開平7−178133号公報 特開平10−272152号公報
本発明の目的は、表面シート上に供給された液を吸収体にスムーズに導くことができ、液が表層に残ることによる不快感やムレの発生、液が表面を流れることによる漏れ等を効果的に防止することのできる表面シート及びそれを用いた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌側に配される上層と吸収体側に配される下層とを有する積層不織布からなり、上層及び下層が一体的に圧縮されて形成された多数のシート圧縮部と、前記シート圧縮部間に位置し、前記下層のみが圧縮されて形成された下層圧縮部とを有しており、前記積層不織布に、前記上層及び前記下層を貫通する開孔が形成されている、吸収性物品の表面シートを提供することにより前記目的を達成したものである(以下、第1発明というときは、この発明をいう)。
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備する吸収性物品において、前記表面シートが、上記の吸収性物品の表面シートである吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである(以下、第2発明というときは、この発明をいう)。
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備する吸収性物品であって、実質的に縦長の形状を有しており、前記表面シートは、肌側に配される上層と吸収体側に配される下層とを有する積層不織布からなり、上層及び下層が一体的に圧縮されて形成された多数のシート圧縮部と、前記シート圧縮部間に位置し、前記下層のみが圧縮されて形成された下層圧縮部とを有し、前記積層不織布に、前記上層及び前記下層を貫通する開孔が形成されており、前記表面シートは、吸収性物品の長手方向の両側部に、前記上層のみが延出して形成された単層部分を有しており、前記表面シートにおける、前記上層及び前記下層が積層された2層構造を有する部分が、前記吸収性物品の幅方向の中央領域において前記吸収体を被覆しており、該中央領域の両側においては、前記単層部分が該吸収体を被覆している吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである(以下、第3発明というときは、この発明をいう)。
第1発明の吸収性物品の表面シートによれば、表面シート上に供給された液を吸収体にスムーズに導くことができ、液が表層に残ることによる不快感やムレの発生、液が表面を流れることによる漏れ等を効果的に防止することができる。
第2発明の吸収性物品によれば、表面シート上に供給された液を吸収体にスムーズに導くことができ、液が表層に残ることによる不快感やムレの発生、液が表面を流れることによる漏れ等を効果的に防止することができる。
第3発明の吸収性物品によれば、吸収体への液の移行を中央領域に集中させることができると共に中央領域の両側への液の拡散を抑制することができ、漏れ防止性等に優れる。また、中央領域に良好なクッション性が得られるので、フィット性等に優れる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示す生理用ナプキン1は、本発明の吸収性物品の一実施形態であり、本発明の吸収性物品の表面シートの一実施形態としての表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦長に形成されている。
表面シート2は、吸収体4よりも大きい寸法を有し、その長手方向の両側縁部は、吸収体4の非肌当接面側において裏面シート3に接着され、その長手方向の両端部は、吸収体4の前後端よりも外方に延出し、その延出部分において裏面シート3と接合されている。吸収体4と裏面シート3との間には、液不透過性の防漏シート5が配されており、防漏シート5の両側縁部は、吸収体4の両側部を覆って、吸収体4の肌当接面側に位置している。裏面シート3及び吸収体4としては、この種の吸収性物品に通常用いられている材料を特に制限なく用いることができる。防漏シート5としては、ポリプロピレンやポリエチレン等のオレフィン系樹脂製のフィルムや該フィルムと紙をラミネートしたシート、また、撥水性の不織布等が好ましく用いられる。
表面シート2は、図2及び図3に示すように、肌側に配される上層21と吸収体4側に配される下層22とを有する積層不織布からなる。本実施形態の表面シート2は、長手方向及び幅方向を有しており、図1及び図2に示すように、その長手方向の両側部に、上層21のみからなる単層部分25を有している。
表面シート2は、その長手方向を生理用ナプキン1の長手方向と一致させた状態で、上層21及び下層22が積層された2層構造を有する部分20(以下、2層構造部分ともいう)が生理用ナプキン1の幅方向の中央領域(図1に斜線で示す部分)において吸収体4を被覆しており、該中央領域の両側においては、上層21のみからなる単層部分25が吸収体4を被覆している。
生理用ナプキン1は、斯かる構成により、吸収体への液の移行を中央領域に集中させることができると共に中央領域の両側への液の拡散を抑制することができ、横漏れ防止性や経血の広がり防止性に優れている。また、中央領域に良好なクッション性が得られるので、フィット性等にも優れている。
本実施形態における表面シート2は、その両側縁部26,26が生理用ナプキン1の長手方向の両側部において吸収体4と裏面シート3との間に接着固定されており、その長手方向の前後端部27,27が生理用ナプキン1の長手方向の両端部において、吸収体4の端縁より延出した裏面シート3に公知の接合手段により固定されている。
表面シート2は、図3、図4(a)及び図4(b)に示すように、上層21及び下層22が一体的に厚み方向に圧縮されて形成された多数のシート圧縮部23と、シート圧縮部23,23同士間に位置し、下層22のみが圧縮されて形成された下層圧縮部24とを有する。
上層21及び下層22は、何れも繊維集合体からなる。ここでいう繊維集合体は、各種製法による不織布の他、カード機により得られた不織布化する前の繊維ウエブを含む概念である。
本実施形態におけるシート圧縮部23は、上層21を形成するための繊維集合体と、下層22を形成するための繊維集合体とを互いに積層し、この積層体に対して、加熱された開孔用突起による開孔加工を施すことにより形成されている。
開孔用突起による開孔加工は、例えば周面に所定パターンで多数の開孔用のピン(例えば円柱状の突起)が形成されている第1ロールと、第1ロールに対向配置され、周面に前記開孔ピンに対応する多数の凹部を有する第2ロールとを備えた開孔装置を用い、上層形成用の繊維集合体と下層形成用の繊維集合体とを積層した前記積層体を前記両ロール間に挿通することにより行う。
シート圧縮部23は、上記の開孔加工の際に開孔用突起で加圧されて一体的に圧縮された部分であり、本実施形態におけるシート圧縮部23は、開孔加工時に加わる熱により、上層を構成する繊維集合体と下層を構成する繊維集合体とが熱融着により互いに接合されている。また、シート圧縮部23は、その中心部に、前記開孔用突起が貫通して形成された開孔23aを有している。シート圧縮部23における開孔23aの周囲は、開孔用突起による開孔加工時に圧縮されて圧密化されている。
本実施形態における開孔23aは、開孔用突起による熱により、上層の構成繊維同士、上層の構成繊維と下層の構成繊維、及び下層の構成繊維同士が、それぞれ互いに熱融着し、開孔23aの内壁面においては、繊維表面が溶融固化して、開孔23aによる液の透過性が向上している。尚、熱融着による開孔23aの固化は、繊維の圧縮による毛管構造を維持し、吸収性を高める観点から、完全にフィルム化していないことが好ましい。このような形態を形成する手段としては、開孔条件のコントロールや、後述する非融着性繊維の配合などの手段が用いられる。
本実施形態における開孔23aは、図3に示すように、下層22側の開口周縁部23bが、吸収体4側に筒状(内径が吸収体側に向かうにつれて漸次減少する筒状)に突出している。開口周縁部23bが突出する開孔23aを有することにより、開孔形状が安定化し開孔が閉塞し難くなり、また、開孔23aの繊維密度がその周囲に比べて比較的高くなっているため吸収体への液の移行性が一層向上する。
開口周縁部23bの突出の程度は、その周囲に存在する吸収体側面の凹部(凹部が存在しない場合は平面)23cからの突出高さH(図3参照)が、少なくとも0.1mm以上、特に0.2〜0.5mmであることが好ましく、また、表面シートの厚みの5〜50%であることが好ましく更に好ましくは20〜40%である
表面シートの厚みは、シート単独且つ無負荷状態(外力を加えない状態)における厚み最大部分の厚みであり、前記突出高さHも、同じ状態において測定する。尚、開口周縁部23bが吸収体側に突出している形態には、下層22側を下に向けて、表面シートを単独且つ無負荷状態(外力を加えない状態)で水平面に載置したときに、開口周縁部23bの先端部が前記水平面に達しないものも含まれる。
図4(a)は、表面シート2の上層21側の面の一部分を拡大して示す平面図であり、開孔23aを有するシート圧縮部23の配置パターンが示されている。本実施形態におけるシート圧縮部23は、それぞれ円形で多数散点状に分散配置されており、各シート圧縮部23は、その圧縮部23からの距離がそれぞれ等しいその他の6個のシート圧縮部23に囲まれて存在しており、該6個のシート圧縮部23は正六角形を形成するように配置されている。
また、表面シート2は、下層22のみが圧縮されて形成された多数の下層圧縮部24を有している。下層圧縮部24は、上層21を形成するための繊維集合体と、下層22を形成するための繊維集合体とを積層させる前に、下層22を形成するための繊維集合体のみに、熱エンボス、超音波エンボス等のエンボス加工を所定のパターンで施すことにより形成されたものである。
下層圧縮部24においては、エンボス加工時に加わる熱により、下層の構成繊維同士がそれぞれ互いに熱融着している。下層において、下層圧縮部24は、圧縮されていない他の部分よりも厚みが小さくなっている。
図4(b)は、表面シート2の下層22側の面の一部分を拡大して示す平面図〔図4(a)と同一縮尺〕であり、本実施形態における下層圧縮部24の配置パターンが示されている。本実施形態における下層圧縮部24は、それぞれ円形で多数散点状に分散配置されており、各下層圧縮部24は、その圧縮部24からの距離がそれぞれ等しい6固の下層圧縮部24に囲まれて存在しており、該6個の下層圧縮部24は正六角形を形成するように配置されている。
尚、下層圧縮部が、シート圧縮部間に位置するという表現には、隣接する2つのシート圧縮部同士を結ぶ直線上に下層圧縮部が1つ又はそれ以上存在する場合の他、3つ以上のシート圧縮部が形成する多角形(各角部にシート圧縮部が存在する多角形)状の領域内に下層圧縮部が必ず1つ又はそれ以上存在する場合も含まれる。本実施形態においては、3つのシート圧縮部が形成する三角形状の領域内に、複数(3〜6個程度)の下層圧縮部24が存在している。
本実施形態の表面シート2は、下層22における、シート圧縮部23及び下層圧縮部24以外の部分、即ち実質的に圧縮されていない部分(以下、下層非圧縮部という)29の最小密度ρ2が、上層21における、シート圧縮部23以外の部分(以下、シート非圧縮部という)28の最小密度ρ1以上となっている。液の移行性、特に厚み方向の液の移行性を向上させる観点から、下層非圧縮部29の最小密度ρ2は、シート非圧縮部28の最小密度ρ1よりも高いことが好ましく、特に最小密度の比(ρ2/ρ1)が1.1〜10であることが好ましい。尚、下層非圧縮部29の最小密度ρ2は0.01〜0.2g/cm3であることが好ましく、シート非圧縮部28の最小密度ρ1は0.001〜0.1g/cm3であることが好ましい。
ここで、シート非圧縮部28及び下層非圧縮部29それぞれの最小密度ρ1,ρ2は、以下のようにして測定することができる。
各層の厚み及び単位面積当たりの重量(坪量)から算出する。各層の厚みは、2つのシート圧縮部23又は2つの下層圧縮部24を通る直線上で、複合シートをカッター等で圧力を加えないように切断し、シート非圧縮部28と下層非圧縮部29の厚みを測定する。厚み測定は、KEYENCE社のデジタルHFマイクロスコープ(モデルVH8000)を用いて、上層のシート非圧縮部28および下層の下層非圧縮部29の最大厚み部の厚みを計測する。各層の単位面積当たりの重量(坪量)は上層と下層を剥がしてそれぞれ測定する。
密度は次式により算出する。 密度ρ=坪量/厚み
また、下層非圧縮部29の見掛け密度を高め、上層21から下層22への液の移行性を向上させる観点から、下層圧縮部24の配置ピッチP2〔図4(b)参照〕は、シート圧縮部23の配置ピッチP1〔図4(a)参照〕よりも小さいことが好ましく、配置ピッチの比(P2/P1)が0.1〜0.7であることがより好ましい。
シート圧縮部23及び下層圧縮部24の配置ピッチは、ドット状の圧縮部が多数分散配置されている場合には、最も接近した2つの圧縮部それぞれの中心点同士間の距離であり、曲線又は直線状の圧縮部が多数平行状に配置されている場合には、相隣接する2本の圧縮部それぞれの中央線(幅を二等分する線)同士間の最短距離である。
尚、ドット状の圧縮部23,24を多数分散配置する場合の各圧縮部の形状は、円形の他、楕円形、三角形、四角形、菱形、ハート形等の任意の形状とすることができる。両圧縮部23,24は、それぞれ、表面シートの長手方向及び幅方向の両方向に非連続的なドット状であることが好ましいが、表面シートの長手方向又は幅方向に連続的な線状であっても良い。ドット状の圧縮部23,24は、シートの2層構造部分20の全体に亘って均一に分散配置されていることが好ましい。
下層非圧縮部29の見掛け密度を高め、上層21から下層22への液の移行性を向上させる観点から、シート圧縮部23よりも下層圧縮部24の方が、表面シート2の同一面積中の個数及び/又は総面積が大きいことが好ましく、シート圧縮部23の前記個数と下層圧縮部24の前記個数との比(前者/後者)が1/4〜1/50であることがより好ましく、また、シート圧縮部23の前記総面積と下層圧縮部24の前記総面積との比(前者/後者)が1/2〜1/800であることがより好ましい。
また、風合いや肌触りと液の移行性の観点から、シート圧縮部23の表面シート100mm2当たりの個数は1〜20であることが好ましく、同面積当たりのシート圧縮部23の総面積は0.1〜35mm2であることが好ましい。また、液の移行性の観点から、下層圧縮部24の表面シート100mm2当たりの個数は4〜35であることが好ましく、同面積当たりの下層圧縮部24の総面積は5〜80mm2であることが好ましい。
尚、上記個数および総面積並びにそれらの比に関しては、100mm2当たりで測定するが、測定する領域は均一パターンでシート圧縮部23および下層圧縮部24が形成されている箇所で行う。また、下層を形成するための繊維集合体に形成した圧縮部が、シート圧縮部23と重なっている場合のその重なり部分は、下層圧縮部24の個数又は総面積算出の際の面積に参入しない。
表面シート2は、厚み方向の液の移行性を向上させる観点から、肌側の面から吸収体側の面に向かって、構成繊維の繊維径が漸次又は段階的に減少していることが好ましい。
構成繊維の繊維径が段階的に減少している具体的形態としては、上層21を構成する繊維の繊維径よりも下層22を構成する繊維の繊維径が小さい形態、それぞれの層に異なる繊維径の繊維を混合して上層21を構成する繊維の平均繊維径よりも下層22を構成する繊維の平均繊維径が小さい形態、等を挙げることができる。
異なる繊維径の繊維を上層21及び下層22の何れか一層又は両層それぞれに混在させた場合、上層21又は下層22の平均繊維径は、上層又は下層を構成する繊維の重量比率から求めることができる。例えば、上層を繊維径3dtexの繊維75重量%と4dtexの繊維25重量%とから構成した場合、該上層の平均繊維径は3.25dtex(=3dtex×0.75 + 4dtex×0.25)である。
構成繊維の繊維径が漸次減少している具体的形態としては、上層21を構成する繊維集合体及び/又は下層22を構成する繊維集合体の内部に、肌側の面から吸収体側に向かって繊維径が小さくなる繊維径の勾配を有する形態を挙げることができる。
上層及び下層を構成する繊維としては、パルプ繊維、レーヨン、コットン、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等のビニルモノマー重合体の繊維等が挙げられる。これらは単一の成分からなるものでも複数成分からなるサイド・バイ・サイド型又は芯鞘型等の複合繊維であっても良い。疎水性の合成繊維は、親水油剤により親水化されていることが好ましい。尚、本実施形態の表面シートにおける下層は、高速生産時の加工性の観点では、熱収縮性繊維、特に潜在捲縮性繊維を含んでいない方が好ましい。熱収縮性繊維は、熱可塑性ポリマー材料からなり且つ熱収縮性を有するものであり、潜在捲縮性繊維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同様に取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。
シート圧縮部23及び/又は下層圧縮部24を熱エンボス、超音波エンボス、加熱を伴う開孔加工等のヒートセット性に優れたものとし、それにより表面シートの上層―下層間の接着性を向上させる観点から、上層及び下層は、それぞれ、少なくとも表面の一部がポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン等の熱可塑性繊維からなる熱融着性繊維(鞘成分が熱可塑性樹脂からなる複合繊維,全体が熱可塑性樹脂からなる繊維等)を含むことが好ましく、熱融着性繊維の含有量は、上層及び下層それぞれの重量に対して50〜100%であることが好ましい。
上層及び下層の構成繊維は、熱による溶融固化の度合をコントロールするため、融着し難い繊維(以下非融着性繊維と呼ぶ)を含んでいても良い。非融着性繊維を含むことによって、シート圧着部23には、熱融着していない領域を有し、表面シートに入った液が、シート圧縮部23を通り、開口周縁部23bに液が導かれ、吸収体に吸収されやすくすることができる。非融着性繊維としては、前記熱融着性繊維より25℃以上高い樹脂からなる単一組成からなる繊維や複合繊維などが使用できる。
下層22を形成するための繊維集合体と上層21を形成するための繊維集合体は、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布等制限ないが、未圧縮部の嵩高性および圧縮部付近の繊維の高密度化の観点から、エアースルー不織布が好ましい。
本実施形態の表面シート2は、隣接する2つの開孔23a,23a間が、図3に示すように、肌側に凸の形状をなしている。このように、開孔23a,23a間が、肌側に凸の形状を有していることにより、ソフト感や肌触りに優れ、また、肌と触れる部分が減り、液が表面シートを通って、若しくは開孔を通って吸収体へ移動しやすくなっているためドライ感が一層向上している。
本実施形態の表面シート2によれば、表面シート2の肌側面上に排出(供給)された液Aは、矢印A0に示すように、表面シート2の表面を流れ、シート圧縮部23に形成した開孔23aを経て吸収体側へとスムーズに移行する。また、本実施形態の表面シート2によれば、上層21のシート非圧縮部28内に、シート圧縮部23に近づくにつれて繊維密度が高くなる、水平方向の粗密勾配が形成されていると共にシート圧縮部23に開孔23aが形成されているため、図5に示すように、表面シート2の肌側面上に排出(供給)された液Aは、矢印A1に示すように、上層21のシート非圧縮部28内をシート圧縮部23に向かって拡散し、吸収体側へとスムーズに移行する。それと同時に、前記液Aは、供給された部位から水平方向にあまり拡散(離間)しない地点においても、矢印A2で示すように、シート非圧縮部28と下層非圧縮部29との間の粗密勾配により上層21から下層22へと移行し、更にシート圧縮部23及び下層圧縮部24を形成したことにより生じた、下層22内の水平方向の粗密勾配により、下層非圧縮部29内をシート圧縮部23及び/又は下層圧縮部24に向かって拡散する。そして、シート圧縮部23に向かって移動した液が、吸収体側へとスムーズに移行すると共に、下層圧縮部24に向かって移動した液が、該下層22における下層圧縮部24近傍からも吸収体側へとスムーズに移行する。
このようにして、表面シート2上に排出(供給)された液は、表面シートの表面に残ることなく、迅速に吸収体に移行する。そのため、表面シートの表層に液が残ることによる不快感やムレの発生、液が表面を流れることによる漏れ等を効果的に防止することができ、更には経血等の色を有する液を吸収させる場合には、その色を目立たないように隠蔽する効果に優れている。
尚、本発明の表面シートは、加工性及び風合いの観点から、上層21及び下層22が積層された2層構造部分20の坪量が20〜70g/m2、特に30〜60g/m2であることが好ましい。
次に、本発明の吸収性物品の表面シートの他の実施形態について、図6、図7(a)、図7(b)を参照して説明する。
本実施形態の表面シートについては、主として、上記表面シート2と異なる点を説明し、同様の構成を有する部分には、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の表面シートについて、特に説明しない点は、上述した表面シート2についての説明が矛盾のない範囲で適用される。
本実施形態の表面シート2’は、上層21及び下層22が一体的に圧縮されて形成されたシート圧縮部として、開孔23aを有するシート圧縮部23Aと、開孔を有しないシート圧縮部23Bとを有している。
そして、隣接する2つの開孔23a,23a間が、図6に示すように、肌側に凸の形状をなし、更に、吸収体側面についても、隣接する2つの開孔23a,23a間において肌側に凸の形状をなしている。また、開孔23aの吸収体側の開口周縁部23b’が、隣接する2つの開孔間の中央位置Pにおける下層22側の面の高さ位置よりも、吸収体方向(図6の下方)に突出している。
このように、本実施形態の表面シート2’は、肌側面および吸収体側面の両面において、開孔23a,23a間が肌側に凸の形状を有していることにより、ソフト感やドライ感が一層向上している。なお、この場合も、熱融着による固化が開孔部にあまり形成されておらず、繊維の圧縮による毛管構造を形成していることが、吸収性を高める観点から好ましい。
本実施形態におけるシート圧縮部23Aは、上述した表面シート2のシート圧縮部23と同様に、その中心に、開孔用突起を貫通させて形成した開孔23aを有しており、その周囲は、開孔用突起による開孔加工時に圧縮されて圧密化されている。また、吸収体側の開口周縁部23b’近傍に位置する開孔の内壁面においては、開孔用突起による熱により、上層の構成繊維同士、上層の構成繊維と下層の構成繊維、及び下層の構成繊維同士が、それぞれ互いに熱融着している。
本実施形態における開孔23は、一方向(製造時のMD方向,図7(a)の上下方向)に直列に配された複数の開孔からなる列が、前記一方向に直交する方向(製造時のCD方向)に複数列生じるように形成されており、隣接する列と列との間にそれらの列に沿って延びる畝が生じている。開孔は、シートの特定の方向(製造時のMD方向、CD方向,MD方向に対して45°の傾斜方向等)及び/又はそれに直交する方向における隣接する開孔23a,23a間が、全体的に肌側に凸の形状を有する開孔(立体開孔)であることが好ましい。尚、図6には、図7(a)の左右方向(製造時のMD方向)に沿う断面が示されている。
尚、本実施形態における開孔23aは、該開孔23aを中心とする肌側に向いた凹部の直径が、上述した表面シートのものよりも大きく、開孔23aを中心とする前記凹部内に、開孔を有しない複数のシート圧縮部23Bが存在している。
本実施形態の表面シート2’は、上層21形成用の繊維集合体と、予め熱エンボス、超音波エンボス等のエンボス加工により下層圧縮部24を形成した下層22形成用の繊維集合体とを互いに積層し、この積層体に、熱エンボス、超音波エンボス等のエンボス加工を施して、上層21及び下層22を厚み方向に一体化させた後、この積層不織布に対して、加熱された開孔用突起による開孔加工を施すことにより形成されている。
開孔用突起による開孔加工は、例えば上述した開孔装置を用いて行うことができ、本実施形態における開孔加工は、開孔を有しないシート圧縮部23BのピッチP3よりも、開孔を有するシート圧縮部23AのピッチP4が大きくなるようなパターンで行うことが好ましい〔図7(a)参照〕。尚、開孔23a,23a間が、全体として肌側に凸の形状をなすようにするには、開孔加工に用いる開孔用突起の直径や間隔、開孔用突起の直径とそれに対応する第2ロールの凹部の開口径との比等を適宜に設定する。
本実施形態の表面シート2’によれば、上述した表面シート2と同様の作用効果が得られる。
また、開孔23aの表面シート100mm2当たりの個数は3〜20個であることが好ましく、また、開孔を有しないシート圧縮部の個数は、開孔を有するシート圧縮部の個数の50〜200%程度とすることが好ましい。尚、100mm2当たりの個数は、均一パターンでシート圧縮部23A、23B及び下層圧縮部24が形成されている領域において計測する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
例えば、表面シートは、長手方向の前後端部に上層21のみからなる単層部分25を有するものであっても良く、該表面シートを、生理用ナプキン1の長手方向の両側部それぞれに単層部分25が位置するように、その長手方向を生理用ナプキン1の幅方向に一致させて配置しても良い。また、2層構造部分20が少なくとも開孔を有していれば良く、上層21のみからなる単層部分25には、該上層21を貫通する開孔が形成されていても形成されていなくても良い。また、開孔23aを有するシート圧縮部23(23A)及び下層圧縮部24は、吸収性物品の少なくとも排泄部に形成されていることが好ましく、表面シートの全体又は2層構造部分の全体に形成されていなくてもよい。
また、シート圧縮部23の開孔23aは、圧縮による繊維の高密度化がされていればよく、加熱による繊維同士の熱融着がされていなくてもよい。この場合、開孔23aの上層と下層は、熱融着されておらず、筒状に成形されることにより係合一体化されている。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、失禁パッド、パンティライナー、使い捨ておむつ等であっても良い。
図1は、本発明の吸収性物品の表面シートの一実施形態としての表面シート及びそれを用いた生理用ナプキンの概略を示す斜視図である。 図2は、図1のI−I線断面を示す概略図である。 図3は、図1に示す表面シートの厚み方向の断面の詳細を示す断面図である。 図4(a)は、図1の表面シートの上層側の面の一部分を拡大して示す平面図であり、開孔を有するシート圧縮部の配置パターンの一例が示されている。図4(b)は、図1の表面シートの下層側の面の一部分を拡大して示す平面図であり、下層圧縮部の配置パターンの一例が示されている。 図5は、本発明の表面シートの機能を説明するための図で、表面シートの厚み方向の断面を模式的に示す図である。 図6は、本発明の他の実施形態としての表面シートの厚み方向の断面の詳細を示す断面図である。 図7(a)は、図6の表面シートの上層側の面の一部分を拡大して示す平面図であり、開孔を有するシート圧縮部及び開孔を有しないシート圧縮部の配置パターンの一例が示されている。図7(b)は、図1の表面シートの下層側の面の一部分を拡大して示す平面図であり、下層圧縮部の配置パターンの一例が示されている。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
20 2層構造部分
21 上層
22 下層
23 シート圧縮部
23a 開孔
24 下層圧縮部
25 単層部分
3 裏面シート
4 吸収体

Claims (8)

  1. 肌側に配される上層と吸収体側に配される下層とを有する積層不織布からなり、上層及び下層が一体的に圧縮されて形成された多数のシート圧縮部と、前記シート圧縮部間に位置し、前記下層のみが圧縮されて形成された下層圧縮部とを有しており、
    前記積層不織布に、前記上層及び前記下層を貫通する開孔が形成されている、吸収性物品の表面シート。
  2. 前記下層における、実質的に圧縮されていない部分の最小密度が、前記上層における、実質的に圧縮されていない部分の最小密度以上である請求項1記載の吸収性物品の表面シート。
  3. 前記開孔は、前記下層側の開口周縁部が前記吸収体側に突出している請求項1又は2記載の吸収性物品の表面シート。
  4. 隣接する2つの前記開孔間が、肌側に凸の形状を有している請求項1〜3の何れかに請求項1〜3の何れか記載の吸収性物品の表面シート。
  5. 前記開孔が前記シート圧縮部に形成されている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品の表面シート。
  6. 前記シート圧縮部として、前記開孔を有するシート圧縮部と開孔を有しないシート圧縮部を有する請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品の表面シート。
  7. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備する吸収性物品において、
    前記表面シートが、請求項1記載の表面シートである吸収性物品。
  8. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備する吸収性物品であって、実質的に縦長の形状を有しており、
    前記表面シートは、肌側に配される上層と吸収体側に配される下層とを有する積層不織布からなり、上層及び下層が一体的に圧縮されて形成された多数のシート圧縮部と、前記シート圧縮部間に位置し、前記下層のみが圧縮されて形成された下層圧縮部とを有し、前記積層不織布に、前記上層及び前記下層を貫通する開孔が形成されており、前記表面シートは、吸収性物品の長手方向の両側部に、前記上層のみが延出して形成された単層部分を有しており、
    前記表面シートにおける、前記上層及び前記下層が積層された2層構造を有する部分が、前記吸収性物品の幅方向の中央領域において前記吸収体を被覆しており、該中央領域の両側においては、前記単層部分が該吸収体を被覆している吸収性物品。

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