JP2008017116A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】焦点検出機能を達成しつつ品質のよい撮像画像を得る。
【解決手段】光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束を受光する複数種類の画素を二次元状に配列した撮像素子であって、画素の配列における任意の方向において同一種類の画素が集中しないように各種類の画素を分散して配列する。
【選択図】図3

Description

本発明は撮像素子と撮像装置に関する。
一つのマイクロレンズとその背後に配置された一つの光電変換部とからなる画素構造を備え、第1種類の画素と第2種類の画素が異なる方向から入射する光を受光するように構成するとともに、第1種類の画素と第2種類の画素を交互に配置した撮像素子で撮像を行うことによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で像の焦点調節状態を検出する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
瞳分割型位相差検出方式とは、撮像光学系の瞳の異なる部分を通過した2光束を用いて物体像をそれぞれ形成し、2つの物体像間の位置的位相差を撮像素子の出力に基づいて検出し、これを撮像光学系のデフォーカス量に換算するものである。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開平04−267211号公報
しかしながら、上述した従来の撮像装置には次のような問題がある。まず、画素を単純に2次元状に配列すると、特定の方向に対し同一種類の画素が集中して配列されることがあり、画素出力をそのまま撮像出力として用いると、同一種類の画素が集中して配列された方向において画像品質が劣化するおそれがある。
図28は瞳分割型位相差検出方式における像の形成状態を示しており、(a)に示すように、光学系の射出瞳面90における領域192と193(以下、測距瞳192,193と呼ぶ)を通る光束は合焦面P0で鮮明な像を結ぶ。例えば、光学系の光軸91上にあって図28の紙面に垂直な方向の線パターン(黒地に白線のコントラストパターン)を光学系により結像させた場合、合焦面P0において、(c)に示すように、光軸91上の同じ位置に高コントラストな線像パターンを形成する。一方、合焦面P0より前方の面P1では(b)に示すように、また、合焦面P0より後方の面P2では(d)に示すように、(b)とは反対方向の異なる位置にぼけた線像パターンを形成する。
異なる測距瞳からの光束による2つの像を分離して検出するための撮像素子の画素構成として、図29に示すような撮像素子を用いる場合について述べる。図29に示す撮像素子は、光電変換部712の位置がマイクロレンズ710の中心から右側に偏っている第1種類の画素722によって、図28に示す測距瞳192からの光束を受光する。一方、光電変換部713の位置がマイクロレンズ710の中心から左側に偏っている第2種類の画素723によって、図28に示す測距瞳193からの光束を受光する。このような構成の撮像素子を用いると、画素出力を用いて焦点検出が可能になるとともに、画素出力を用いて画像情報を生成できる。
しかしながら、図29に示すような画素配列の撮像素子では、垂直方向に同じ種類の画素が並ぶ列ができる上に、各列が横方向に交互に並んでしまう。したがって、撮像素子が図28に示すP1面、P2面にある状態で白線パターンの像を撮像した場合に、ボケた像が垂直方向に2箇所に発生する(2線ボケのようになる)とともに、このボケ像を拡大すると白部分と黒部分が交互に並んだゼプラパターンとして観察され、見苦しい画像となってしまう。
(1) 請求項1の発明は、光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束を受光する複数種類の画素を二次元状に配列した撮像素子であって、前記画素の配列における任意の方向において同一種類の画素が集中しないように各種類の画素を分散して配列する。
(2) 請求項2の撮像素子では、複数の画素が、正方配列されており、該正方配列における任意の方向において分散して配列される。
(3) 請求項3の撮像素子は、撮像素子の縦8画素および横8画素以上の任意の領域において同一種類の画素が集中しないように各種類の画素を分散して配列したものである。
(4) 請求項4の撮像素子は、撮像素子の任意の方向における複数の画素が受光する光束の平均的な重心位置は、光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束の重心と一致するように、各種類の画素を分散して配列したものである。
(5) 請求項5の撮像素子は、光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束の並び方向に、異なる種類の画素を交互に配列したものである。
(6) 請求項6の撮像素子は、光学系の射出瞳の一対の領域を通過した光束をそれぞれ独立に受光する一対の画素を二次元状に配列したものである。
(7) 請求項7の撮像素子は、光学系の射出瞳の一対の領域を通過した光束をそれぞれ独立に受光する第1の画素対と、光学系の前記一対の領域と異なる一対の領域を通過した光束をそれぞれ独立に受光する第2の画素対とを二次元状に配列したものである。
(8) 請求項8の撮像素子は、画素が、光電変換部と、該光電変換部の像を射出瞳に投影可能なマイクロレンズとを備えたものである。
(9) 請求項9の撮像素子は、画素が光電変換部と偏光フィルターとを備え、光学系の射出瞳の異なる領域を通る光束を、それぞれ異なる偏光フィルターを介して受光するようにしたものである。
(10) 請求項10の撮像素子は、画素が、異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えるものである。
(11) 請求項11の撮像素子は、分光感度特性が異なる複数種類の画素を二次元状に配列したものである。
(12) 請求項12の撮像素子は、複数種類の画素が赤、青、緑にそれぞれ分光感度特性を有する画素であり、それらの種類の画素をベイヤー配列にしたものである。
(13) 請求項13の撮像装置は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の撮像素子により被写体像を撮像するようにしたものである。
(14) 請求項14の撮像装置は、撮像素子の出力に基づいて光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段を備えたものである。
(15) 請求項15の撮像装置は、焦点検出手段が、同一の分光感度特性を有する一対の画素の出力に基づいて焦点検出を行うようにしたものである。
(16) 請求項16の撮像装置は、焦点検出手段が、直線上に配置された画素の出力に基づいて当該直線方向における焦点検出を行うようにしたものである。
(17) 請求項17の撮像装置は、焦点検出手段が、複数の直線方向に対する焦点検出を同時に行うようにしたものである。
本発明によれば、焦点検出機能を達成しつつ品質のよい撮像画像を得ることができる。
本願発明を撮像装置としてのディジタルスチルカメラに適用した一実施の形態を説明する。図1は一実施の形態のディジタルスチルカメラの構成を示す図である。一実施の形態のディジタルスチルカメラ201は交換レンズ202とカメラボディ203とから構成され、交換レンズ202はカメラボディ203のマウント部204に装着される。
交換レンズ202はレンズ205〜207、絞り208、レンズ駆動制御装置209などを備えている。なお、レンズ206はズーミング用、レンズ207はフォーカシング用である。レンズ駆動制御装置209はCPUとその周辺部品を備え、フォーカシング用レンズ207と絞り208の駆動制御、ズーミング用レンズ206、フォーカシング用レンズ207および絞り208の位置検出、カメラボディ203の制御装置との通信によるレンズ情報の送信とカメラ情報の受信などを行う。
一方、カメラボディ203は撮像素子211、カメラ駆動制御装置212、メモリカード213、LCDドライバー214、LCD215、接眼レンズ216などを備えている。撮像素子211は交換レンズ202の予定結像面(予定焦点面)に配置され、交換レンズ202により結像された被写体像を撮像して画像信号を出力する。撮像素子211には画素(詳細後述)が二次元状に配置されている。
カメラ駆動制御装置212はCPUとメモリなどの周辺部品を備え、撮像素子211の駆動制御、撮像画像の処理、交換レンズ202の焦点検出および焦点調節、絞り208の制御、LCD215の表示制御、レンズ駆動制御装置209との通信、カメラ全体のシーケンス制御などを行う。なお、カメラ駆動制御装置212は、マウント部204に設けられた電気接点217を介してレンズ駆動制御装置209と通信を行う。
メモリカード213は撮像画像を記憶する画像ストレージである。LCD215は液晶ビューファインダー(EVF:電子ビューファインダー)の表示器として用いられ、撮影者は接眼レンズ216を介してLCD215に表示された撮像画像を視認することができる。なお、カメラボディ203にはシャッターボタンや焦点検出位置選択スイッチなど、
各種の操作部材(不図示)が設けられており、これらの操作部材の操作信号はカメラ駆動制御装置212へ送られ、操作信号に応じて撮像動作や焦点検出位置の設定動作が行われる。
交換レンズ202を通過して撮像素子211上に結像された被写体像は撮像素子211により光電変換され、画像出力がカメラ駆動制御装置212へ送られる。カメラ駆動制御装置212は、画素の出力に基づいて所定の焦点検出位置におけるデフォーカス量を演算し、このデフォーカス量をレンズ駆動制御装置209へ送る。また、カメラ駆動制御装置212は、画素の出力に基づいて生成した画像信号をLCDドライバー214へ送り、LCD215に表示するとともに、メモリカード213に記憶する。
レンズ駆動制御装置209は、ズーミングレンズ206、フォーカシングレンズ207および絞り208の位置を検出し、検出位置に基づいてレンズ情報を演算するか、あるいは予め用意されたルックアップテーブルから検出位置に応じたレンズ情報を選択し、カメラ駆動制御装置212へ送る。また、レンズ駆動制御装置209は、カメラ駆動制御装置212から受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を演算し、レンズ駆動量に基づいてフォーカシング用レンズ207を駆動制御する。
図2は撮像素子211の概略構成を示す正面図である。撮像素子211では、後述する第1種類の画素311と第2種類の画素312が二次元状に規則的に配列されている。
図3は撮像素子211の配列の拡大図(8画素×8画素)である。第1種類の画素311はマイクロレンズ10と光電変換部12とから構成される。光電変換部12は長方形であり、その左側長辺はマイクロレンズ10の配列方向(図の上下方向)に沿った垂直2等分線と平行に近接する。一方、第2種類の画素312はマイクロレンズ10と光電変換部13とから構成される。光電変換部13は長方形であり、その右側長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部12と13は、画素311と312のマイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。
この撮像素子211では、画素311と画素312が水平方向(光電変換部12と13の並び方向)に交互に配置されて画素行を構成し、この画素行が垂直方向に2行おきに1画素ずつずらして配置されている。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列では、水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が3画素以上連続して配置されていない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において、同じ割合(つまり1:1)で第1種類の画素311と第2種類の画素312が出現する。つまり、同一種類の画素が集中して配置されず、分散して配置されている。
これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。画素配列のレイアウトは図3に示すレイアウト限定されず、後述するように色々なレイアウトが考えられるが、微小領域内(例えば16画素×16画素)で同一方向に9画素以上同一種類の画素が並ばないようにすれば目立たない。
図4は第1種類の画素311の断面図である。第1種類の画素311において、光電変換部12に対応してマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部12の像が前方に投影される。光電変換部12は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部12はマイクロレンズ10の光軸に対して片側に配置される。
図5は第2種類の画素312の断面図である。第2種類の画素312において、光電変換部13に対向してマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部13の像が前方に投影される。光電変換部13は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上にマイクロレンズ10が半導体イメージセンサの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。光電変換部13はマイクロレンズ10の光軸に対して片側でかつ光電変換部12とは反対側に配置される。
次に、図6を参照してマイクロレンズを用いた瞳分割型位相差検出方式による焦点検出方法を説明する。図6において、90は交換レンズ202の予定結像面に配置されたマイクロレンズの前方d4の距離に設定された射出瞳である。この距離d4は、マイクロレンズの曲率、屈折率、マイクロレンズと光電変換部の間の距離などに応じて決まり、以下では測距瞳距離と呼ぶ。91は交換レンズ202の光軸、10a〜10cはマイクロレンズ、12a、12b、13a、13bは光電変換部、311a、311bは第1種類の画素、312a、312bは第2種類の画素である。
また、72,73、82,83は光束、92はマイクロレンズ10a、10cにより投影された光電変換部12a、12bの領域(以下、測距瞳と呼ぶ)である。なお、図6ではわかりやすくするために測距瞳を楕円領域で示しているが、実際は光電変換部の形状が拡大投影された形状となる。93はマイクロレンズ10b、10dにより投影された光電変換部13a、13bの領域(以下、測距瞳と呼ぶ)である。なお、図6ではわかりやすくするために測距瞳を楕円領域で示しているが、実際は光電変換部の形状が拡大投影された形状となる。
図6においては、隣接する4画素(画素311a、311b、312a、312b)を模式的に例示しているが、その他の画素においても光電変換部はそれぞれ対応した測距瞳から各マイクロレンズに到来する光束を受光する。
マイクロレンズ10a〜10cは交換レンズ202の予定結像面近傍に配置されており、マイクロレンズ10a〜10cによりその背後に配置された光電変換部12a、12b、13a、13bの形状がマイクロレンズ10a〜10cから測距瞳距離d4だけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳92,93を形成する。すなわち、投影距離d4にある射出瞳90上で各画素の光電変換部の投影形状(測距瞳92,93)が一致するように、各画素における光電変換部の投影方向が決定されている。
光電変換部12aは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10aに向う光束72によりマイクロレンズ10a上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部12bは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10cに向う光束82によりマイクロレンズ10c上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。また、光電変換部13aは測距瞳93を通過し、マイクロレンズ10bに向う光束73によりマイクロレンズ10b上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部13bは測距瞳92を通過し、マイクロレンズ10dに向う光束83によりマイクロレンズ10d上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
上記のような第1種類の画素と第2種類の画素を直線状に多数配置し、各画素の光電変換部の出力を測距瞳92および測距瞳93に対応した出力グループにまとめることによって、測距瞳92と測距瞳93をそれぞれ通過する焦点検出光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報が得られる。これらの情報に対して後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。さらに、この像ズレ量に所定の変換係数を乗ずることによって、予定結像面に対する現在の結像面(予定結像面上のマイクロレンズアレイの位置に対応した焦点検出位置における結像面)の偏差(デフォーカス量)が算出される。
図7は射出瞳面における投影関係を示す正面図である。各画素の光電変換部をマイクロレンズにより射出瞳面90に投影した測距瞳92,93は、光学系の射出瞳89を含むような大きさに設定されている。従って実際に画素の光電変換部が受光する光束は測距瞳92,93を光学系の射出瞳89で絞り込んだ領域を通過する光束となる。このように測距瞳92、93を光学系の射出瞳89より大きな領域に設定すると、光学系の絞りを制御することにより、絞りの制御量に応じた光量の光を光電変換部で受光することが可能になり、画素の出力を画像データとして用いるのに適した構成となる。
図8は測距瞳の配置関係を説明する正面図である。図において、軸x,yは射出瞳90の中心(光軸との交点)を通る水平2等分線および垂直2等分線を示す。図3に示す第1種類の画素311は測距瞳92から到来する光束を受光し、第2種類の画素312は測距瞳93から到来する光束を受光する。測距瞳92と93は軸yに対し線対称に配置される。なお、図8では理解しやすくするために測距瞳92と93の間にギャップを設けた例を示すが、ギャップなしとしても、あるいはわずかにオーバーラップさせてもかまわない。
したがって、図3に示す画素配列では、縦横斜め方向に2種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を平均した場合に、平均した光束の重心は、測距瞳92を通る光束と測距瞳93を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
図12は、図1に示すデジタルスチルカメラ(撮像装置)の動作を示すフローチャートである。ステップ100においてカメラの電源が投入されると、カメラ駆動制御装置212は撮像動作を開始する。ステップ110で画素のデータを読み出し、電子ビューファインダーに表示させる。ステップ120では焦点検出位置に対応する画素領域に対応した第1種類の画素のデータおよび第2種類の画素のデータに基づいて、後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理)を行い、像ズレ量を演算してデフォーカス量を算出する。なお、焦点検出位置は不図示の操作部材を介して撮影者により指定されている。
ステップ130において合焦近傍か否か、すなわち算出されたデフォーカス量の絶対値が所定値以内であるか否かを調べる。合焦近傍でない場合はステップ140へ進み、デフォーカス量をレンズ駆動制御装置209へ送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ207を合焦位置に駆動させ、ステップ110へ戻って上記動作を繰り返す。なお、焦点検出不能な場合もこのステップに分岐し、レンズ駆動制御装置209へスキャン駆動命令を送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ207を無限から至近間で連続的に駆動させ、ステップ110へ戻って上記動作を繰り返す。
一方、合焦近傍と判定した場合はステップ150へ進み、不図示の操作部材の操作によりシャッターレリーズがなされたか否かを判定し、なされていないと判定された場合はステップ110へ戻って上記動作を繰り返す。シャッターレリーズがなされた場合はステップ160へ進み、レンズ駆動制御装置209へ絞り調整命令を送信し、交換レンズ202の絞り208に制御F値(撮影者によって設定された、またはカメラによって自動で設定されたF値)を設定する。絞り制御が終了した時点で撮像素子211に撮像動作を行わせ、撮像素子211の全画素からデータを読み出して、メモリーカード213に格納する。メモリーカード213に保存する前に、画像処理(周囲画素に基づく補間処理、高周波成分カット処理など)を行ってもよい。
次に、図12のステップ120における像ズレ検出演算処理(相関演算処理)の詳細を説明する。図13は、図2に示す撮像素子211の部分拡大図であり、焦点検出に用いる画素データの分類を示す。一行目の画素行において、第1種類の画素のデータ(L1系列データ:L11、L12、L13、・・・)および第2種類の画素のデータ(R1系列データ:R11、R12、R13、・・・)が得られる。また、二行目の画素行において、第1種類の画素のデータ(L2系列データ:L21、L22、L23、・・・)および第2種類の画素のデータ(R2系列データ:R21、R22、R23、・・・)が得られる。同様に、3行目以降も第1種類の画素のデータおよび第2種類の画素のデータが得られる。同一行の一対のデータ系列(L1系列データ、R1系列データ)、(L2系列データ、R2系列データ)、・・・の組み合わせで像ズレ検出を行う。
一対のデータ系列を(E1〜EL)、(F1〜FL)と一般化して表現した場合に、データ系列(E1〜EL)に対しデータ系列(F1〜FL)を相対的にずらしながら次式(1)により2つのデータ列間のずらし量kにおける相関量C(k)を演算する。
C(k)=Σ|En−Fn+k| ・・・(1)
(1)式において、Σ演算でnのとる範囲はずらし量kに応じてEn、Fn+kのデータが存在する範囲に限定される。また、ずらし量kは整数であり、一対のデータの検出ピッチを単位とした相対的シフト量である。
(1)式の演算結果は、図14(a)に示すように、一対のデータ系列の相関が高いシフト量(図14(a)ではk=kj=2)において相関量C(k)が最小(小さいほど相関度が高い)になる。次に、次式(2)〜(5)による3点内挿の手法を用い、連続的な相関量に対する最小値C(x)を与えるシフト量xを求める。
x=kj+D/SLOP ・・・(2),
C(x)= C(kj)−|D| ・・・(3),
D={C(kj-1)−C(kj+1)}/2 ・・・(4),
SLOP=MAX{C(kj+1)−C(kj),C(kj-1)−C(kj)} ・・・(5)
(2)式で求めたシフト量xより、被写体像面の予定結像面に対するデフォーカス量DEFを次式(6)により求めることができる。
DEF=KX・PY・x ・・・(6)
(6)式において、PYは検出ピッチ(同一種類の画素の配置ピッチ)であり、KXは一対の光束の重心の開き角の大きさによって決まる変換係数である。また、一対のデータ系列がぴったり合致した場合(x=0)は、実際にはデータ列が検出ピッチの半分だけすれた状態となるので、(2)式で求めたシフト量は半ピッチ分だけ補正されて(6)式に適用される。さらに、一対の光束の重心の開き角の大きさは交換レンズの絞り開口の大きさ(開放絞り値)に応じて変化するので、レンズ情報に応じて決定される。
算出されたデフォーカス量DEFに信頼性があるか否かは、次のようにして判定される。図14(b)に示すように、一対のデータ系列の相関度が低い場合は、内挿された相関量の最小値C(x)の値が大きくなる。したがって、C(x)が所定値以上の場合は信頼性が低いと判定する。あるいは、C(x)をデータのコントラストで規格化するために、コントラストに比例した値となるSLOPでC(x)を除した値が所定値以上の場合は信頼性が低いと判定する。さらにまた、コントラストに比例した値となるSLOPが所定値以下の場合は、被写体が低コントラストであり、算出されたデフォーカス量DEFの信頼性が低いと判定する。
図14(c)に示すように、一対のデータ系列の相関度が低く、所定のシフト範囲kmin〜kmaxの間で相関量C(k)の落ち込みがない場合は、最小値C(x)を求めることができず、このような場合は焦点検出不能と判定する。焦点検出が可能であった場合は、算出された像ズレ量に所定の変換係数を乗じてデフォーカス量を算出する。
なお、上述した説明では一対のデータ系列について求めたデフォーカス量を採用しているが、焦点検出領域内の複数対のデータ系列について求めたデフォーカス量を統計処理(平均、メディアンなど)をして最終的なデフォーカス量を求めてもよい。
《変形例》
図15は撮像素子211の画素配列の変形例を示す。第1種類の画素314はマイクロレンズ10と光電変換部14とから構成される。光電変換部14は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。第2種類の画素315はマイクロレンズ10と光電変換部15とから構成される。光電変換部15は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部14と15は、それぞれのマイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度左上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に関して対称な形状をしている。
光電変換部14と15に対応する測距瞳96,97を図10に示す。第1種類の画素314は測距瞳96から到来する光束を受光し、第2種類の画素315は測距瞳97から到来する光束を受光する。測距瞳94と95は、x,y軸の原点を通る右上がり45度の直線に対し線対称に配置される。画素314と315が左上がり斜め45度方向(光電変換部14と15の並び方向)に交互に配置された配列を、右上がり斜め45度方向に2つおきに半画素ずらして配置される。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、左上がり斜め45度方向の像ズレ検出が可能になる。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が4画素以上連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において、同じ割合(つまり1:1)で第1種類の画素314と第2種類の画素315が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図15に示す画素配列においては、縦横斜めの各方向に2種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を平均した場合に、平均した光束の重心は複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
図16は撮像素子211の画素配列の他の変形例を示す。第1種類の画素311はマイクロレンズ10と光電変換部12とから構成される。光電変換部12は長方形であり、その左側長辺はマイクロレンズ10の配列方向(図の上下方向)に沿った垂直2等分線に平行に近接する。第2種類の画素312はマイクロレンズ10と光電変換部13とから構成される。光電変換部13は長方形であり、その右側長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部12と13は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。
第3種類の画素316はマイクロレンズ10と光電変換部16とから構成される。光電変換部16は長方形をしており、その上側長辺はマイクロレンズ10の配列方向(図の左右方向)に沿った水平2等分線に平行に近接する。第4種類の画素317はマイクロレンズ10と光電変換部17とから構成される。光電変換部17は長方形であり、その下側長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部16と17は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部16と17に対応する測距瞳94と95を図9に示す。第3種類の画素316は測距瞳94から到来する光束を受光し、第4種類の画素317は測距瞳95から到来する光束を受光する。測距瞳94と95は軸xに対し線対称に配置される。
画素311と312が水平方向に交互に配置された第1の画素行の次の行に、画素316と317が水平方向に交互に配置された第2の画素行が配置され、その次の行には第1の画素行を1画素水平方向にずらした第3の画素行が配置され、さらにその次の行には第2の画素行を1画素水平方向にずらした第4の画素行が配置される。以上の4行からなる配列を垂直方向に順次配列する。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、水平方向、垂直方向において像ズレ検出が可能になる。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において、同じ割合(つまり1:1)で第1種類の画素311と第2種類の画素312、または第3種類の画素316と第4種類の画素317が出現する。さらに、垂直方向、斜め45度方向において同じ割合(つまり1:1:1:1)で第1種類の画素311と第2種類の画素312と第3種類の画素316と第4種類の画素317が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図16に示す画素配列においては、縦横斜め方向に2種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を平均した場合に、平均した光束の重心は、複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
図17は撮像素子211の画素配列の他の変形例を示す。第1種類の画素314はマイクロレンズ10と光電変換部14とから構成される。光電変換部14は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の図の斜め45度右上がり方向に沿った2等分線に平行に近接する。第2種類の画素315はマイクロレンズ10と光電変換部15とから構成される。光電変換部15は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部14と15は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度左上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部14と15に対応する測距瞳96と97を図10に示す。第1種類の画素314は測距瞳96から到来する光束を受光し、第2種類の画素315は測距瞳97から到来する光束を受光する。測距瞳96と97は原点を通る右上がり45度の直線に対し線対称に配置される。
第3種類の画素318はマイクロレンズ10と光電変換部18とから構成される。光電変換部18は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の図の斜め45度左上がり方向に沿った2等分線に平行に近接する。第4種類の画素319はマイクロレンズ10と光電変換部19とから構成される。光電変換部19は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部18と19は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度右上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部18と19に対応する測距瞳98,99を図11に示す。第3種類の画素318は測距瞳98から到来する光束を受光し、第4種類の画素319は測距瞳99から到来する光束を受光する。測距瞳98と99は原点を通る左上がり45度の直線に対し線対称に配置される。
図17に示すように、に第1種類の画素、第2種類の画素、第3種類の画素、第4種類の画素を8画素×8画素に配列するとともに、この8画素×8画素のレイアウトパターンを2次元状に敷き詰める。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、左上がり斜め45度方向および右上がり斜め45度方向の像ズレ検出が可能になる。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において、同じ割合(つまり1:1:1:1)で第1種類の画素314と第2種類の画素315と第3種類の画素318と第4種類の画素319が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図17に示す画素配列においては、縦横斜め方向に2種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を平均した場合に、平均した光束の重心は、複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
図18は撮像素子211の画素配列の他の変形例を示す。上述した撮像素子では各画素の光電変換部がすべて同一の分光感度特性を持つ例を示したが、各画素が異なる分光感度特性の光電変換部を有する場合でも本発明を適用可能である。図18に示す画素配列において、Gを記した光電変換部21、22、23、24は図19に示す緑(G)の分光感度特性を有し、Rを記した光電変換部31、32は図19に示す赤(R)の分光感度特性を有し、Bを記した光電変換部41、42は図19に示す緑(B)の分光感度特性を有する。
第1種類の画素321はマイクロレンズ10と光電変換部21とから構成される。光電変換部21は長方形であり、その一方の長辺がマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。第2種類の画素322はマイクロレンズ10と光電変換部22とから構成される。光電変換部22は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部21と22は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部21と22に対応する測距瞳92と93を図8に示す。第1種類の画素321は測距瞳92から到来する光束を受光し、第2種類の画素322は測距瞳93から到来する光束を受光する。測距瞳92と93は軸yに対し線対称に配置される。
第3種類の画素323はマイクロレンズ10と光電変換部23とから構成される。光電変換部23は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。第4種類の画素324はマイクロレンズ10と光電変換部24とから構成される。光電変換部24は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部23と24は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部23と24に対応する測距瞳94と95を図9に示す。第3種類の画素323は測距瞳94から到来する光束を受光し、第4種類の画素324は測距瞳95から到来する光束を受光する。測距瞳94と測距瞳95は軸xに対し線対称に配置される。
第5種類の画素331はマイクロレンズ10と光電変換部31とから構成される。光電変換部31は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に上辺を平行に近接する。第6種類の画素332はマイクロレンズ10と光電変換部32とから構成される。光電変換部32は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部31と32は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部31と32に対応する測距瞳94と95を図9に示す。第5種類の画素331は測距瞳94から到来する光束を受光し、第6種類の画素332は測距瞳95から到来する光束を受光する。測距瞳94と測距瞳95は軸xに対し線対称に配置される。
第7種類の画素341はマイクロレンズ10と光電変換部41とから構成される。光電変換部41は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。第8種類の画素342はマイクロレンズ10と光電変換部42とから構成される。光電変換部42は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部41と42は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部41と42に対応する測距瞳92と93を図8に示す。第7種類の画素341は測距瞳92から到来する光束を受光し、第8の種類の画素342は測距瞳93から到来する光束を受光する。測距瞳92と測距瞳93は軸yに対し線対称に配置される。
図18に示すように、第1種類の画素から第8種類の画素を8画素×8画素に配列するとともに、この8画素×8画素のレイアウトパターンを2次元状に敷き詰める。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、水平方向において緑色と青色の像ズレ検出が可能になるとともに、垂直方向においては緑色と赤色の像ズレ検出が可能になる。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、各色に関して水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において同じ割合で各種類の画素が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図18に示す画素配列においては、縦横斜め方向に各種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を平均した場合、平均した光束の重心は複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
図18に示す画素配列は、ベイヤー配列となっているので画素データに対して通常の画像処理をそのまま適用できる。なお、光電変換部の分光感度特性を異ならせるためには、マイクロレンズから光電変換部に至る光路中に色分解フィルタを配置する。
また、図18に示す画素配列においては、1つの焦点検出位置において複数の色に対するデフォーカス量が求められる。最終的に1つのデフォーカス量を決定する手法としては、次のような方法がある。(1)2つのデフォーカス量の平均にする。(2)一方の色のデフォーカス量を優先する。例えば比視感度の高い緑のデフォーカス量を優先する。(3)データの平均値が高い色のデフォーカス量を選択することにより、SN比が高く高精度な焦点検出ができる。(4)上述した信頼性判定に基づき、より信頼性が高いデフォーカス量を選択する。(5)焦点検出方向に応じた優先度を設ける。
図20は撮像素子211の画素配列の他の変形例を示す。図20に示す画素配列において、Gを記した光電変換部25、26、27、28は図19に示す緑(G)の分光感度特性を有し、Rを記した光電変換部31、32は図19に示す赤(R)の分光感度特性を有し、Bを記した光電変換部41、42は図19に示す緑(B)の分光感度特性を有する。
第1種類の画素325はマイクロレンズ10と光電変換部25とから構成される。光電変換部25は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。第2種類の画素326はマイクロレンズ10と光電変換部26とから構成される。光電変換部26は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部25と26は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度左上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部25と26に対応する測距瞳96と97を図10に示す。第1種類の画素325は測距瞳96から到来する光束を受光し、第2種類の画素326は測距瞳97から到来する光束を受光する。測距瞳96と測距瞳97はx,y軸の原点を通る右上がり45度の直線に対し線対称に配置される。
第3種類の画素327はマイクロレンズ10と光電変換部27とから構成される。光電変換部27は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に平行に近接する。第4種類の画素328はマイクロレンズ10と光電変換部28とから構成される。光電変換部28は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部27と28は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度右上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部27と28に対応する測距瞳98と99を図11に示す。第3種類の画素327は測距瞳98から到来する光束を受光し、第4の種類の画素328は測距瞳99から到来する光束を受光する。測距瞳98と測距瞳99は原点を通る左上がり45度の直線に対し線対称に配置される。
第5種類の画素331はマイクロレンズ10と光電変換部31とから構成される。光電変換部31は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。第6種類の画素332はマイクロレンズ10と光電変換部32とから構成される。光電変換部32は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に下辺を略接する長方形状である。光電変換部31と32は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部31と32に対応する測距瞳94と95を図9に示す。第5種類の画素331は測距瞳94から到来する光束を受光し、第6種類の画素332は測距瞳95から到来する光束を受光する。測距瞳94と測距瞳95は軸xに対し線対称に配置される。
第7種類の画素341はマイクロレンズ10と光電変換部41とから構成される。光電変換部41は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。第8種類の画素342はマイクロレンズ10と光電変換部42とから構成される。光電変換部42は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部41と42は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部41と42に対応する測距瞳92と93を図8に示す。第7種類の画素341は測距瞳92から到来する光束を受光し、第8の種類の画素342は測距瞳93から到来する光束を受光する。測距瞳92と測距瞳93は軸yに対し線対称に配置される。
図20に示すように、第1種類の画素から第8種類の画素を8画素×8画素に配列するとともに、この8画素×8画素のレイアウトパターンを二次元状に敷き詰める。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、斜め方向(右上がり、左上がり)において緑色の像ズレ検出が可能であり、水平方向において青色の像ズレ検出が可能であり、垂直方向においては赤色の像ズレ検出が可能である。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、各色に関して水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において同じ割合で各種類の画素が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図20に示す画素配列においては、縦横斜め方向に各種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を平均した場合に、平均した光束の重心は、複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
また、図20に示す画素配列は、ベイヤー配列となっているので画素データに対して通常の画像処理をそのまま適用できる。
図21は撮像素子211の画素配列の他の変形例を示す。この撮像素子は、図20に示す6種類の画素にさらに4種類の画素を加えたものである。第9種類の画素333はマイクロレンズ10と光電変換部33とから構成される。光電変換部33は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。第10種類の画素334はマイクロレンズ10と光電変換部34とから構成される。光電変換部34は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部33と34は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部33と34に対応する測距瞳92と93を図8に示す。第9種類の画素333は測距瞳92から到来する光束を受光し、第10の種類の画素334は測距瞳93から到来する光束を受光する。測距瞳92と測距瞳93は軸yに対し線対称に配置される。
第11種類の画素343はマイクロレンズ10と光電変換部43とから構成される。光電変換部43は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。第12種類の画素344はマイクロレンズ10と光電変換部44とから構成される。光電変換部44は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部43と44は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部43と44に対応する測距瞳94と95を図9に示す。第11種類の画素343は測距瞳94から到来する光束を受光し、第12の種類の画素344は測距瞳95から到来する光束を受光する。測距瞳94と測距瞳95は軸xに対し線対称に配置される。
図21に示すように、第1種類の画素から第12種類の画素を8画素×8画素に配列するとともに、この8画素×8画素のレイアウトパターンを二次元状に敷き詰める。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、斜め方向(右上がり、左上がり)において緑色の像ズレ検出が可能であり、水平方向および垂直方向においては青色と赤色の像ズレ検出が可能である。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、各色に関して水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において同じ割合で各種類の画素が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図21に示す画素配列においては、縦横斜め方向に各種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を平均した場合に、平均した光束の重心は、複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
また、図21に示す画素配列は、ベイヤー配列となっているので画素データに対して通常の画像処理をそのまま適用できる。
図22は撮像素子211の画素配列の他の変形例を示す。上述した撮像素子では各画素が一つの光電変換部と一つのマイクロレンズから構成されている例を示したが、各画素が一つのマイクロレンズと異なる分光感度特性を持つ場合でも本発明を適用可能である。図22に示す画素配列において、Gを記した光電変換部51、52、53,54は図19に示す緑(G)の分光感度特性を有し、Rを記した光電変換部63、64は図19に示す赤(R)の分光感度特性を有し、Bを記した光電変換部71、72は図19に示す緑(B)の分光感度特性を有する。第1種類の画素421はマイクロレンズ10と光電変換部51、71とから構成される。光電変換部51は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。また、光電変換部71は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。
図23は画素421の断面図である。画素421において、光電変換部51、71の前方に共通のマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部51、71が前方に投影される。マイクロレンズと光電変換部の間には緑の色フィルタ401と赤の色フィルタ402が配置される。光電変換部51、71は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上に色フィルタ401、401およびマイクロレンズ10が半導体イメージセンサの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。後述する画素422、画素413、画素414の構造も図23に示す構造と同様である。
第2種類の画素422はマイクロレンズ10と光電変換部52、72とから構成される。光電変換部52は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部72は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部51と52は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部71と72は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。
光電変換部51、52、71、72に対応する測距瞳92、93を図8に示す。光電変換部51、72は測距瞳92から到来する光束を受光し、光電変換部52、71は測距瞳93から到来する光束を受光する。測距瞳92と測距瞳93は軸yに対し線対称に配置される。
第3種類の画素413はマイクロレンズ10と光電変換部53、63とから構成される。光電変換部53は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部63は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。第4種類の画素414はマイクロレンズ10と光電変換部54、64とから構成される。光電変換部54は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部64は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。
光電変換部53と54は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部63と64は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部53、54、63、64に対応する測距瞳94、95を図9に示す。光電変換部53、64は測距瞳94から到来する光束を受光し、光電変換部54、63は測距瞳95から到来する光束を受光する。測距瞳94と測距瞳95は軸xに対し線対称に配置される。
図22に示すように、第1種類の画素から第4種類の画素を8画素×8画素に配列するとともに、この8画素×8画素のレイアウトパターンを二次元状に敷き詰める。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、水平方向において緑色と青色の像ズレ検出が可能になるとともに、垂直方向においては緑色と赤色の像ズレ検出が可能になる。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、各色に関して水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において同じ割合で各種類の画素が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図22に示す画素配列においては、縦横斜め方向に各種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を色毎に平均した場合に、平均した光束の重心は複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
図22に示す画素配列はベイヤー配列よりも色検出密度が高い構成(緑は全画素で検出、青と赤は2画素に一画素の割り合いで検出)となっているので、色の再現性が向上し、画像品質が向上する。
図24は撮像素子211の画素配列の他の変形例を示す。上述した一実施の形態では、撮像素子の各画素が一つの光電変換部と一つのマイクロレンズから構成されている例を示したが、各画素が一つのマイクロレンズと異なる分光感度特性を持つ場合でも本発明を適用可能である。
第1種類の画素421はマイクロレンズ10と光電変換部55、65とから構成される。光電変換部55は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部65は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。第2種類の画素416はマイクロレンズ10と光電変換部56、66とから構成される。光電変換部56は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。光電変換部66は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の垂直2等分線に平行に近接する。
光電変換部55と56は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部65と66は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に左右水平方向に並んでおり、マイクロレンズ10の垂直2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部55、56、65、66に対応する測距瞳92、93を図8に示す。光電変換部55、66は測距瞳92から到来する光束を受光し、光電変換部56、65は測距瞳93から到来する光束を受光する。測距瞳92と測距瞳93は軸yに対し線対称に配置される。
第3種類の画素413はマイクロレンズ10と光電変換部53、63とから構成される。光電変換部53は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部63は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。第4種類の画素414はマイクロレンズ10と光電変換部54、64とから構成される。光電変換部54は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。光電変換部64は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の水平2等分線に平行に近接する。
光電変換部53と54は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部63と64は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に上下垂直方向に並んでおり、マイクロレンズ10の水平2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部53、54、63、64に対応する測距瞳94、95を図9に示す。光電変換部53、64は測距瞳94から到来する光束を受光し、光電変換部54、63は測距瞳95から到来する光束を受光する。測距瞳94と測距瞳95は軸xに対し線対称に配置される。
第5種類の画素425はマイクロレンズ10と光電変換部85、75とから構成される。光電変換部85は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部75は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。第6種類の画素426はマイクロレンズ10と光電変換部86、76とから構成される。光電変換部86は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部76は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に平行に近接する。
光電変換部85と86は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度左上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部75と76は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度左上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度右上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部85、86、75、76に対応する測距瞳96、97を図10に示す。光電変換部85、76は測距瞳96から到来する光束を受光し、光電変換部86、75は測距瞳97から到来する光束を受光する。測距瞳96と97は原点を通る右上がり45度の直線に対し線対称に配置される。
第7種類の画素423はマイクロレンズ10と光電変換部83、73とから構成される。光電変換部83は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部73は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に平行に近接する。第8種類の画素424はマイクロレンズ10と光電変換部84,74とから構成される。光電変換部84は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に平行に近接する。光電変換部74は長方形であり、その一方の長辺はマイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に平行に近接する。
光電変換部83、84は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度右上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部73、74は、マイクロレンズ10を重ね合わせて表示した場合に斜め45度右上がり方向に並んでおり、マイクロレンズ10の斜め45度左上がり2等分線に関して対称な形状をしている。光電変換部83、84、73、74に対応する測距瞳98、99を図11に示す。光電変換部83、74は測距瞳98から到来する光束を受光し、光電変換部84、73は測距瞳99から到来する光束を受光する。測距瞳98と99は、x、y軸の原点を通る左上がり45度の直線に対し線対称に配置される。
図24に示すように、第1種類の画素から第8種類の画素を8画素×8画素に配列するとともに、この8画素×8画素のレイアウトパターンを二次元状に敷き詰める。このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、水平方向および垂直方向において緑色と赤色の像ズレ検出が可能になるとともに、斜め方向(右上がり/左上がり)においては緑色と青色の像ズレ検出が可能になる。
このように、画素を水平方向および垂直方向に稠密に配置した正方配列の画素配列においては、各色に関して水平方向(行方向=水平方向に隣接する画素が並ぶ方向)、垂直方向(列方向=垂直方向に隣接する画素が並ぶ方向)、斜め45度方向(左上がり、右上がり=隣接する画素の対角線方向)において、同一種類の画素が連続していない。また、水平方向、垂直方向、斜め45度方向において同じ割合で各種類の画素が出現する。これにより、線パターンがぼけた場合のゼブラパターン画像化を防止することができる。
図24に示す画素配列においては、縦横斜め方向に各種類の画素が同じ割合で出現するので、同一方向に配置された画素が受光する光束を色毎に平均した場合に、平均した光束の重心は複数の測距瞳を通る光束を足し合わせた光束の重心と一致し、射出瞳90の中心(光軸との交点)となる。これにより、画素のデータを画像データとして用いた場合にも、特定の方向における画像が射出瞳において偏った領域を通る光束によって形成されたものでなくなるので、画像品質が劣化することがない。
また、図24に示す画素配列は、ベイヤー配列よりも色検出密度が高い構成(緑は全画素で検出、青と赤は2画素に一画素の割り合いで検出)となっているので、色の再現性が向上し、画像品質が向上する。
以上説明した画素配列の他にも多くの変形例を構成することができる。要は1つの画素配列の特定の方向において、特定の測距瞳から到来する光束を受光する画素を集中させないような画素配列であればよい。
図1に示す撮像装置の撮像素子では、図3に示すように長方形の光電変換部を有する画素311、312を二次元状に配置しているが、図25(a)、(b)に示すように光電変換部の形状を半円形した画素に置き換えることもできる。画素602はマイクロレンズ10と半円形の光電変換部513とからなり、光電変換部513はマイクロレンズ10の中心を通る直線に対して左側に配置される。画素601はマイクロレンズ10と半円形の光電変換部512とからなり、光電変換部512はマイクロレンズ10の中心を通る直線に対して右側に配置される。
図22、図24に示す撮像素子では、1つの画素に分光感度特性が異なる光電変換部を2つ備える例を示したが、1つの画素に3つ以上の異なる分光感度特性の光電変換部を備えてもよい。
上述した一実施の形態とその変形例の撮像素子は、赤、青,緑の3原色のフィルタを使用した例を示したが、2つの色のみの撮像素子や、4色以上の色を検出するフィルタを備えた撮像素子にも適用可能である。また、上述した一実施の形態とその変形例の撮像素子は、色分解フィルタを原色フィルタ(RGB)とした例を示したが、補色フィルタ(緑:G、イエロー:Ye、マゼンタ:Mg,シアン:Cy)を採用してもよい。さらに、色分解は色フィルタ以外にも光電変換部を構成するフォトダイオードの分光感度特性を光電変換部ごとに変更することによっても達成できる。
図26により、偏光フィルタを用いた瞳分割方式を説明する。瞳分割の方式としてはマイクロレンズによる方式に限定されない。図において、690は偏光フィルタ保持枠であり、偏光フィルタ以外の部分は遮光されている。692は偏光フィルタ(フィルタの位置および形状により測距瞳を構成する)である。また、693は偏光フィルタであり、偏光フィルタ692と偏光方向が直交(フィルタの位置および形状により測距瞳を構成する)する。91は交換レンズの光軸である。621は偏光フィルタであり、偏光方向が偏光フィルタ692と一致する。さらに、622は偏光フィルタであり、偏光方向が偏光フィルタ693と一致する。611、612は光電変換部、631は第1種類の画素、632は第2種類の画素、672,673、682,683は光束である。
図26において、隣接する4画素を模式的に例示している。画素631において、光電変換部611は、偏光フィルタ621の作用により、偏光フィルタ692によって形成された測距瞳を通過する光束を受光し、光束672または682によりに形成される像の強度に対応した信号を出力する。また、画素632において、光電変換部612は、偏光フィルタ622の作用により、偏光フィルタ693によって形成された測距瞳を通過する光束を受光し、光束673または683によりに形成される像の強度に対応した信号を出力する。
このような偏光フィルタを用いた第1種類の画素と第2種類の画素を直線状に多数配置し、各画素の光電変換部の出力を測距瞳に対応した出力グループにまとめることによって、各測距瞳を各々通過する焦点検出光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報を得ることができる。この情報に対して後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。
なお、上述した一実施の形態とその変形例の撮像素子は、CCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサーとして形成することができる。
図12に示すフローチャートでは、画像データをメモリーカード213に保存する例を示したが、画像データを電子ビューファインダーやボディの背面に設けられた不図示の背面モニター画面に表示するようにしてもよい。
図1に示す撮像装置では、一実施の形態の撮像素子211を画像データ生成用に用た例を示したが、図27に示すように撮像専用の撮像素子221を設け、上述した一実施の形態の撮像素子211を焦点検出と電子ビューファインダー表示用として用いるようにしてもよい。
図27において、図1と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。カメラボディ203Aには撮影光束を分離するハーフミラー222が配置され、透過側に撮像専用の撮像素子221が配置され、反射側に焦点検出兼電子ビューファインダー表示用の撮像素子211が配置される。撮影前は、撮像素子211の出力に応じて焦点検出と電子ビューファインダー表示が行われる。レリーズ時は、撮像専用の撮像素子221の出力に応じた画像データが生成される。ハーフミラー222を全反射ミラーとし、撮影時は撮影光路から退避するようにしてもよい。このようにすれば、焦点検出兼電子ビューファインダー表示用の撮像素子211の画素サイズを大きくしても、その出力は焦点検出と解像度の要求が低い電子ビューファインダー表示に用いるだけとなり、画像データの解像度が低下することはない。
このように、一実施の形態とその変形例によれば、光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束を受光する複数種類の画素を二次元状に配列した撮像素子において、画素の配列における任意の方向において同一種類の画素が集中しないように各種類の画素を分散して配列するようにしたので、焦点検出機能を達成しつつ品質のよい撮像画像を得ることができる。
《一実施の形態の適用範囲》
一実施の形態の撮像装置は、脱着可能な交換レンズとカメラボディから構成されるディジタルスチルカメラやフィルムスチルカメラに限定されず、例えばレンズ一体型のディジタルスチルカメラやビデオカメラやフィルムカメラにも適用することができる。また、携帯電話などに内蔵される小型カメラモジュールや監視カメラなどにも適用することができる。あるいは、カメラ以外の焦点検出装置や測距装置やステレオ測距装置にも適用することができる。
一実施の形態のディジタルスチルカメラの構成を示す図 撮像素子の概略構成を示す図 撮像素子の画素配列の詳細を示す図 第1種類の画素の断面図 第2種類の画素の断面図 マイクロレンズを用いた瞳分割型位相差検出方式による焦点検出方法を説明する図 射出瞳面における投影関係を示す図 測距瞳の配置関係を示す図 測距瞳の配置関係を示す図 測距瞳の配置関係を示す図 測距瞳の配置関係を示す図 一実施の形態のディジタルスチルカメラの動作を示すフローチャート 一実施の形態の撮像素子の部分拡大図 相関演算方法を説明する図 撮像素子の変形例を示す図 撮像素子の他の変形例を示す図 撮像素子の他の変形例を示す図 撮像素子の他の変形例を示す図 画素の分光感度特性を示す図 撮像素子の他の変形例を示す図 撮像素子の他の変形例を示す図 撮像素子の他の変形例を示す図 画素の断面図 撮像素子の他の変形例を示す図 画素の構造を示す図 偏光フィルターを用いた瞳分割方式の焦点検出方法を説明する図 変形例のディジタルスチルカメラの断面図 瞳分割型位相差検出方式における像の形成状態を説明する図 従来の撮像素子を示す図
符号の説明
10 マイクロレンズ
12〜19、21〜28、31〜34、41〜44、51〜56、63〜66、71〜76、83〜86、512、513 光電変換部
90 射出瞳
92〜99 測距瞳
202 交換レンズ
211 撮像素子
311、312、314〜319、321〜324、325〜328、331〜334、341〜344、413〜416、421〜426、601、602 画素

Claims (17)

  1. 光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束を受光する複数種類の画素を二次元状に配列した撮像素子であって、
    前記画素の配列における任意の方向において同一種類の画素が集中しないように各種類の画素を分散して配列することを特徴とする撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記複数の画素は、正方配列されており、該正方配列における任意の方向において分散して配列されることを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項1に記載の撮像素子において、
    撮像素子の縦8画素および横8画素以上の任意の領域において同一種類の画素が集中しないように各種類の画素を分散して配列することを特徴とする撮像素子。
  4. 請求項1に記載の撮像素子において、
    撮像素子の任意の方向における複数の画素が受光する光束の平均的な重心位置は、前記光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束の重心と一致するように、各種類の画素を分散して配列することを特徴とする撮像素子。
  5. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束の並び方向に、異なる種類の画素を交互に配列することを特徴とする撮像素子。
  6. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記光学系の射出瞳の一対の領域を通過した光束をそれぞれ独立に受光する一対の画素を二次元状に配列したことを特徴とする撮像素子。
  7. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記光学系の射出瞳の一対の領域を通過した光束をそれぞれ独立に受光する第1の画素対と、前記光学系の前記一対の領域と異なる一対の領域を通過した光束をそれぞれ独立に受光する第2の画素対とを二次元状に配列したことを特徴とする撮像素子。
  8. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記画素は、光電変換部と、該光電変換部の像を前記射出瞳に投影可能なマイクロレンズとを備えることを特徴とする撮像素子。
  9. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記画素は光電変換部と偏光フィルターとを備え、前記光学系の射出瞳の異なる領域を通る光束を、それぞれ異なる偏光フィルターを介して受光することを特徴とする撮像素子。
  10. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記画素は、異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えることを特徴とする撮像素子。
  11. 請求項1に記載の撮像素子において、
    分光感度特性が異なる複数種類の画素を二次元状に配列したことを特徴とする撮像素子。
  12. 請求項11に記載の撮像素子において、
    前記複数種類の画素は赤、青、緑にそれぞれ分光感度特性を有する画素であり、それらの種類の画素をベイヤー配列にしたことを特徴とする撮像素子。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の撮像素子により被写体像を撮像することを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項13に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子の出力に基づいて前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  15. 請求項14に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、同一の分光感度特性を有する一対の画素の出力に基づいて焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  16. 請求項15に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、直線上に配置された画素の出力に基づいて当該直線方向における焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  17. 請求項16に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、複数の直線方向に対する焦点検出を同時に行うことを特徴とする撮像装置。
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