JP2008013752A - 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 - Google Patents
液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008013752A JP2008013752A JP2007146902A JP2007146902A JP2008013752A JP 2008013752 A JP2008013752 A JP 2008013752A JP 2007146902 A JP2007146902 A JP 2007146902A JP 2007146902 A JP2007146902 A JP 2007146902A JP 2008013752 A JP2008013752 A JP 2008013752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- composition
- silicone rubber
- component
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)Si原子結合アルケニル基を2個以上含有するオルガノポリシロキサン、(B)SiH基を2個以上有する特定構造のオルガノハイドロジェンポリシロキサン、(C)付加反応触媒、(D)比表面積50m2/g以上の微粉末シリカ、(E)エポキシ基とSi原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物並びに(F)チタニウム化合物及び/又はジルコニウム化合物の各々を所定量含有してなる前記組成物;該表面に上記組成物を塗布して硬化させることにより、該表面に上記層を形成させることを含むカーテンエアーバッグの製造方法;該表面に該層を有するカーテンエアーバッグ。
【選択図】なし
Description
(A)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)一分子中に珪素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する、下記一般式(1)
(式中、R1は脂肪族不飽和結合を含まない互いに同一又は異種の非置換もしくは置換の一価炭化水素基を表し、Xは独立に水素原子又はR1を表し、pは1〜50の整数、qは0〜50の整数であり、ただし、式:t=p/(p+q)で示されるtが0.2≦t≦1を満たし、pが1のとき、少なくとも一方のXは水素原子を表わす。)
で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン:本(B)成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり1〜10個となる量、
(C)付加反応触媒:有効量、
(D)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ:0〜50質量部、
(E)1分子中にエポキシ基とケイ素原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物:0.1〜10質量部、
ならびに
(F)チタニウム化合物およびジルコニウム化合物のいずれか一方または両方:0.1〜5質量部
を含有してなる液状シリコーンゴムコーティング剤組成物を提供する。
繊維布からなる基材と、
上記組成物の硬化物からなるシリコーンゴムコーティング層と
を有し、該シリコーンゴムコーティング層は該基材の少なくとも一方の表面に形成されているカーテンエアーバッグを提供する。
本発明の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物は、以下の(A)〜(F)成分を含有してなるものであって、室温(25℃を意味する。以下、同じ)で液状のものである。以下、各成分について詳細に説明する。
(A)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上含有するものであり、本発明組成物のベースポリマーである。(A)成分のオルガノポリシロキサンは、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。
RaSiO(4-a)/2 (2)
(式中、Rは互いに同一又は異種の非置換又は置換の炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8の一価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数であり、ただし、全Rの0.001〜10モル%、好ましくは0.01〜5モル%がアルケニル基である。)
で示されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。Rの具体例としては、(A)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基として上記で具体的に挙げたアルケニル基、および(A)成分のアルケニル基以外のケイ素原子に結合する有機基として上記で具体的に挙げた有機基が挙げられる。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、分子中の珪素原子結合水素原子(即ち、SiH基)が(A)成分中のアルケニル基とヒドロシリル化付加反応により架橋構造を形成して硬化を起こし、実用上十分な強度を持つシリコーンゴム硬化物を与えるための架橋剤として必須の成分である。該オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、下記一般式(1)で表されるものである。
(式中、R1は脂肪族不飽和結合を含まない互いに同一又は異種の非置換もしくは置換の一価炭化水素基を表し、Xは独立に水素原子又はR1を表し、pは1〜50の整数、qは0〜50の整数であり、ただし、式:t=p/(p+q)で示されるtが0.2≦t≦1を満たし、pが1のとき、少なくとも一方のXは水素原子を表わす。)
本発明の組成物には(B)成分及び後述する(E)成分以外のオルガノハイドロジェンポリシロキサンを任意成分として配合することができるものであるが、この場合には、(B)成分、(E)成分並びに該(B)成分及び(E)成分以外のオルガノハイドロジェンポリシロキサン全体に含まれるSiH基の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個に対して1〜10個、特に1〜7個となることが好ましく、また上記全体のSiH基数に対する(B)成分中のSiH基数のモル比は0.5〜1、特に0.7〜1程度となることが望ましい。
(C)成分の付加反応触媒としては、(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基と(B)成分中のSiH基とのヒドロシリル化付加反応を促進するものであればいかなる触媒を使用してもよい。(C)成分は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。(C)成分としては、例えば、白金、パラジウム、ロジウム等の白金族金属や塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィン類、ビニルシロキサン又はアセチレン化合物との配位化合物、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム等の白金族金属化合物が挙げられるが、特に好ましくは白金化合物である。
必要に応じて任意的に本発明に用いられる(D)成分の微粉末シリカは、補強剤として作用する。即ち、本発明組成物の硬化物に対して高引裂き強度を付与するものである。(D)成分の微粉末シリカを補強剤として使用することにより、優れた引裂き強度特性を有するコーティング膜を形成することができる。(D)成分の微粉末シリカは、比表面積が、通常、50m2/g以上、好ましくは50〜400m2/g、特に好ましくは100〜300m2/gである。該比表面積がこの範囲内にあると、得られる硬化物に優れた引裂き強度特性を付与しやすい。比表面積はBET法により測定される。(D)成分は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。
(E)成分としては、1分子中にエポキシ基とケイ素原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物であれば、いかなる有機ケイ素化合物でも使用できるが、接着発現性の観点からは、少なくとも1個のエポキシ基と少なくとも2個のケイ素原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物、例えば、シラン、またはケイ素原子数が2〜30個、好ましくは4〜20個程度の環状もしくは直鎖状のシロキサンであって、少なくとも1個のエポキシ基と少なくとも2個のケイ素原子結合アルコキシ基とを有するものであることが好ましい。(E)成分は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。
(F)成分は、チタニウム化合物(特に、有機チタニウム化合物)およびジルコニウム化合物(特に、有機ジルコニウム化合物)のいずれか一方または両方であり、接着促進のための縮合助触媒として作用するものである。(F)成分は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。(F)成分としては、例えば、チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラノルマルブトキシド、チタンテトラ−2−エチルヘキソキシド等の有機チタン酸エステル、チタンジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート)、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)、チタンテトラアセチルアセトネート等の有機チタンキレート化合物等のチタン系縮合助触媒、ジルコニウムテトラノルマルプロポキシド、ジルコニウムテトラノルマルブトキシド等の有機ジルコニウムエステル、ジルコニウムトリブトキシモノアセチルアセトネート、ジルコニウムモノブトキシアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート等の有機ジルコニウムキレート化合物等のジルコニウム系縮合助触媒が挙げられる。
本発明の組成物には、前記(A)〜(F)成分以外にも、本発明の目的を損なわない範囲で、その他の任意の成分を配合することができる。その具体例としては、以下のものが挙げられる。これらのその他の成分は、各々、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。
反応制御剤は、上記(C)成分の付加反応触媒に対して硬化抑制効果を有する化合物であれば特に限定されず、従来から公知のものを用いることもできる。その具体例としては、トリフェニルホスフィンなどのリン含有化合物;トリブチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾールなどの窒素含有化合物;硫黄含有化合物;アセチレンアルコール類等のアセチレン系化合物;アルケニル基を2個以上含む化合物;ハイドロパーオキシ化合物;マレイン酸誘導体などが挙げられる。
無機充填剤としては、例えば、結晶性シリカ、中空フィラー、シルセスキオキサン、ヒュームド二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化鉄、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、層状マイカ、カーボンブラック、ケイ藻土、ガラス繊維等の無機充填剤;これらの無機充填剤をオルガノアルコキシシラン化合物、オルガノクロロシラン化合物、オルガノシラザン化合物、低分子量シロキサン化合物等の有機ケイ素化合物により表面疎水化処理した充填剤;シリコーンゴムパウダー;シリコーンレジンパウダーなどが挙げられる。
その他にも、例えば、1分子中に1個のケイ素原子結合水素原子を含有し他の官能性基を含有しないオルガノポリシロキサン、1分子中に1個のケイ素原子結合アルケニル基を含有し他の官能性基を含有しないオルガノポリシロキサン、ケイ素原子結合水素原子もケイ素原子結合アルケニル基も他の官能性基も含有しない無官能性のオルガノポリシロキサン、有機溶剤、クリープハードニング防止剤、可塑剤、チクソ性付与剤、顔料、染料、防かび剤などを配合することができる。
本発明の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物は、上記各成分を常法に準じて混合することにより調製することができる。
このようにして得られる液状シリコーンゴムコーティング剤組成物は、エアーバッグ用基布に対する接着性に優れるため、フロントピラーからルーフサイドに沿って収納され、衝突時や車両の転倒時に頭部の保護や飛び出しを防ぐために一定膨脹時間を維持することが要求されるカーテンエアーバッグを作製するのに好適なものである。
分子鎖両末端がビニルジメチルシロキシ基で封鎖され、25℃での粘度が約30,000mPa・sであるジメチルポリシロキサン65質量部、ヘキサメチルジシロキサン8質量部、水2質量部、BET法で測定した比表面積が約300m2/gであるヒュームドシリカ(Aerosil(登録商標)300、日本アエロジル社製)40質量部を室温でニーダー中に投入し、1時間混合して、混合物を得た。この混合物を150℃に加熱し、引き続き2時間混合した。この混合物を室温まで冷却し、この混合物に、分子鎖両末端がビニルジメチルシロキシ基で封鎖され、25℃での粘度が約30,000mPa・sであるジメチルポリシロキサン19質量部、主鎖中の全ジオルガノシロキサン単位に対してビニルメチルシロキサン単位を5モル%含有し、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された、25℃での粘度が約700mPa・sであるジメチルポリシロキサン5質量部を添加し、均一になるまで混合して、ベースコンパウンド(I)を得た。
組成物Aを150℃で5分プレスキュアーし、次に150℃で1時間ポストキュアーすることで、JIS K 6249に準拠したシートを作製し、このシートについてJIS K 6249に従って硬さ、切断時伸び、引張り強さ、引裂強さを測定した。結果を表1に示す。
組成物Aをエアーバッグ用6,6−ナイロン基布にコーターでむらなく均一にコーティングし(60g/m2)、オーブン中で170℃,1分間加熱硬化させて、シリコーンゴム被覆ナイロン基布を得た。シリコーンゴムコーティング層のナイロン基布へのピール接着力は次のようにして測定した。幅50mmのシリコーンゴム被覆ナイロン基布2枚を付加硬化タイプの室温硬化型シリコーン接着剤X−32−2600A/Bの厚さが0.6mmとなるように該接着剤により貼り合わせ、23℃,24時間放置して該接着剤を硬化させた。次に、貼り合わせた2枚のシリコーンゴム被覆ナイロン基布を切断して20mm幅の断片を作製し、この断片について200mm/分の引っ張り速度においてT形剥離試験を行った。結果を表1に示す。
スコット揉み試験はスコット揉み試験機を用いて行った。上記のシリコーンゴム被覆ナイロン基布について押し圧力5kgfで200回の揉み試験を行った後、コーティング部分の破壊状況を目視で確認し、シリコーンゴムコーティング層がコーティング面から剥離していない場合を合格と評価し、剥離している場合を不合格と評価した。結果を表1に示す。
実施例1で得たベースコンパウンド(I)78質量部に、分子鎖両末端がビニルジメチルシロキシ基で封鎖され、25℃での粘度が約5,000mPa・sであるジメチルポリシロキサン35質量部、25℃での粘度が約1,000mPa・sであるジメチルポリシロキサン15質量部、(CH3)3SiO1/2単位39.5モル%と(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位6.5モル%とSiO2単位54モル%とからなるオルガノポリシロキサン樹脂10質量部、25℃における粘度が45mPa・sであり、分子鎖側鎖にケイ素原子結合水素原子を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量=1.08質量%、t=0.7)6.4質量部、1−エチニルシクロヘキサノール0.09質量部、塩化白金酸/1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体を白金原子含有量として1質量%含有するジメチルポリシロキサン溶液0.38質量部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.3質量部、チタンテトラ−2−エチルヘキソキシド0.2質量部を混合して、組成物Bを調製した。
実施例1においてジルコニウムテトラアセチルアセトネートを使用しなかった以外は、実施例1と同様にして、組成物Cを調製した。組成物Cの硬化物について、実施例1と同様にして、硬さ、切断時伸び、引張り強さ、引裂強さおよびピール接着力の測定ならびにスコット揉み試験を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、25℃における粘度が5mPa・sであり、分子鎖側鎖にケイ素原子結合水素原子を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン(ケイ素原子結合水素原子含有量=1.28質量%、t=1)1.65質量部の代わりに、25℃における粘度が10mPa・sであり、分子鎖側鎖にケイ素原子結合水素原子を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量=0.15質量%、t=0.1)7.75質量部を使用した以外は、実施例1と同様にして、組成物Dを調製した。組成物Dの硬化物について、実施例1と同様にして、硬さ、切断時伸び、引張り強さ、引裂強さおよびピール接着力の測定ならびにスコット揉み試験を行った。結果を表1に示す。
実施例2において、25℃における粘度が45mPa・sであり、分子鎖側鎖にケイ素原子結合水素原子を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量=1.08質量%、t=0.7)6.4質量部の代わりに、25℃における粘度が10mPa・sであり、分子鎖側鎖にケイ素原子結合水素原子を有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量=0.15質量%、t=0.1)11.00質量部を使用した以外は、実施例2と同様にして、組成物Eを調製した。組成物Eの硬化物について、実施例1と同様にして、硬さ、切断時伸び、引張り強さ、引裂強さおよびピール接着力の測定ならびにスコット揉み試験を行った。結果を表1に示す。
Claims (8)
- (A)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)一分子中に珪素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する、下記一般式(1)
(式中、R1は脂肪族不飽和結合を含まない互いに同一又は異種の非置換もしくは置換の一価炭化水素基を表し、Xは独立に水素原子又はR1を表し、pは1〜50の整数、qは0〜50の整数であり、ただし、式:t=p/(p+q)で示されるtが0.2≦t≦1を満たし、pが1のとき、少なくとも一方のXは水素原子を表わす。)
で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン:本(B)成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり1〜10個となる量、
(C)付加反応触媒:有効量、
(D)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ:0〜50質量部、
(E)1分子中にエポキシ基とケイ素原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物:0.1〜10質量部、
ならびに
(F)チタニウム化合物およびジルコニウム化合物のいずれか一方または両方:0.1〜5質量部
を含有してなる液状シリコーンゴムコーティング剤組成物。 - 前記(F)成分がチタニウム化合物であり、該チタニウム化合物が有機チタニウム化合物である請求項1に係る組成物。
- 前記有機チタニウム化合物が有機チタン酸エステル、有機チタンキレート化合物、またはこれらの組み合わせである請求項2に係る組成物。
- 前記(F)成分がジルコニウム化合物であり、該ジルコニウム化合物が有機ジルコニウム化合物である請求項1に係る組成物。
- 前記有機ジルコニウム化合物が有機ジルコニウムエステル、有機ジルコニウムキレート化合物、またはこれらの組み合わせである請求項4に係る組成物。
- カーテンエアーバッグに用いられる請求項1〜5のいずれか1項に係る組成物。
- 繊維布からなる基材の少なくとも一方の表面に請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物を塗布し、該組成物を硬化させることにより、該基材の少なくとも一方の表面に、該組成物の硬化物からなるシリコーンゴムコーティング層を形成させることを含むカーテンエアーバッグの製造方法。
- 繊維布からなる基材と、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物の硬化物からなるシリコーンゴムコーティング層と
を有し、該シリコーンゴムコーティング層は該基材の少なくとも一方の表面に形成されているカーテンエアーバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007146902A JP5142071B2 (ja) | 2006-06-06 | 2007-06-01 | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006156990 | 2006-06-06 | ||
JP2006156990 | 2006-06-06 | ||
JP2007146902A JP5142071B2 (ja) | 2006-06-06 | 2007-06-01 | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008013752A true JP2008013752A (ja) | 2008-01-24 |
JP5142071B2 JP5142071B2 (ja) | 2013-02-13 |
Family
ID=39071076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007146902A Active JP5142071B2 (ja) | 2006-06-06 | 2007-06-01 | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5142071B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008074881A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物及びその製造方法 |
JP2009221633A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Shin Etsu Chem Co Ltd | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
JP2010084107A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-15 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | エアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、エアーバッグ及びその製造方法 |
JP2011080037A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-04-21 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
JP2012007058A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
JP2013087203A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
WO2017154689A1 (en) | 2016-03-11 | 2017-09-14 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Silicone rubber composition for textile coating and silicone rubber-coated textile |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04222871A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-12 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
JPH0987585A (ja) * | 1995-09-21 | 1997-03-31 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物 |
JPH108022A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-13 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 光メモリ素子用シリコーン系接着剤、光メモリ素子、および光メモリ素子の製造方法 |
JP2000086896A (ja) * | 1998-09-10 | 2000-03-28 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | 硬化性シリコーン組成物 |
JP2000191915A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-11 | Dow Corning Corp | 織布コ―ティング用組成物 |
JP2000303022A (ja) * | 1999-04-21 | 2000-10-31 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | エアーバッグ用シリコーンゴム系コーティング剤組成物 |
JP2003327910A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | エアーバッグ用コーティング剤組成物及びエアーバッグ |
JP2005290312A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Wacker Asahikasei Silicone Co Ltd | 接着性シリコーンゴム組成物 |
JP2006063208A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物およびエアーバッグ |
-
2007
- 2007-06-01 JP JP2007146902A patent/JP5142071B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04222871A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-12 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
JPH0987585A (ja) * | 1995-09-21 | 1997-03-31 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物 |
JPH108022A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-13 | Toray Dow Corning Silicone Co Ltd | 光メモリ素子用シリコーン系接着剤、光メモリ素子、および光メモリ素子の製造方法 |
JP2000086896A (ja) * | 1998-09-10 | 2000-03-28 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | 硬化性シリコーン組成物 |
JP2000191915A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-11 | Dow Corning Corp | 織布コ―ティング用組成物 |
JP2000303022A (ja) * | 1999-04-21 | 2000-10-31 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | エアーバッグ用シリコーンゴム系コーティング剤組成物 |
JP2003327910A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-19 | Shin Etsu Chem Co Ltd | エアーバッグ用コーティング剤組成物及びエアーバッグ |
JP2005290312A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Wacker Asahikasei Silicone Co Ltd | 接着性シリコーンゴム組成物 |
JP2006063208A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物およびエアーバッグ |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008074881A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物及びその製造方法 |
JP2009221633A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Shin Etsu Chem Co Ltd | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
JP2010084107A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-15 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | エアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、エアーバッグ及びその製造方法 |
JP2011080037A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-04-21 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
JP2012007058A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
JP2013087203A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
WO2017154689A1 (en) | 2016-03-11 | 2017-09-14 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Silicone rubber composition for textile coating and silicone rubber-coated textile |
KR20180121546A (ko) | 2016-03-11 | 2018-11-07 | 다우 코닝 도레이 캄파니 리미티드 | 직물 코팅용 실리콘 고무 조성물 및 실리콘 고무-코팅된 직물 |
US10774240B2 (en) | 2016-03-11 | 2020-09-15 | Dow Toray Co., Ltd. | Silicone rubber composition for textile coating and silicone rubber-coated textile |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5142071B2 (ja) | 2013-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4952882B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP5605345B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP5397350B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP5660920B2 (ja) | エアーバッグ用基布の製造方法及びエアーバッグ用基布 | |
JP2009007468A (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP5761103B2 (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物及びその製造方法 | |
JP5142071B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP5397326B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
EP1865039B1 (en) | Liquid silicone rubber coating composition, curtain air bag, and method of producing same | |
JP4460591B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP6753371B2 (ja) | 付加硬化型シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ | |
JP5115906B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP5170433B2 (ja) | エアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、エアーバッグ及びその製造方法 | |
JP2018080421A (ja) | エアーバッグ用付加硬化型液状シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ布 | |
JP5206999B2 (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP5895857B2 (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物の製造方法 | |
JP4993914B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物およびカーテンエアーバッグ | |
JP5177414B2 (ja) | エアーバッグの製造方法 | |
JP6690468B2 (ja) | 付加硬化型シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ | |
JP4849272B2 (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
JP2016199680A (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物及びその製造方法 | |
JP5136953B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120712 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120822 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120914 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121029 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5142071 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121111 |