JP2009221633A - カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 - Google Patents
カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
(B)1分子中に2以上のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)付加反応触媒、
(D)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ、
(E)アセチルアセトン、
(F)1分子中にエポキシ基とケイ素原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物、
(G)有機チタン化合物、有機ジルコニウム化合物、有機アルミニウム化合物から選ばれる有機金属化合物
を含有してなるカーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物。
【効果】本発明の組成物は、エアーバッグ用基布に対する接着性に優れ、該組成物の硬化物からなるシリコーンゴムコーティング層を基材の表面に形成させてなるカーテンエアーバッグは、インフレーターガスの洩れを抑え、膨脹時間の持続性を満足する。
【選択図】なし
Description
〔1〕 (A)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:
本成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成
分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり1〜10個となる量、
(C)付加反応触媒: 有効量、
(D)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ: 0〜50質量部、
(E)アセチルアセトン: 0.05〜1質量部、
(F)1分子中にエポキシ基とケイ素原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物: 0.1〜10質量部、
(G)有機チタン化合物、有機ジルコニウム化合物及び有機アルミニウム化合物から選ばれる有機金属化合物: 0.01〜5質量部
を含有してなることを特徴とするカーテンエアーバッグ用の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物。
〔2〕 繊維布からなる基材の少なくとも一方の表面に、〔1〕記載の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物の硬化物からなるシリコーンゴムコーティング層が形成されてなるカーテンエアーバッグ。
〔3〕 繊維布からなる基材の少なくとも一方の表面に、〔1〕記載の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物を塗布し、硬化させることにより、該基材の少なくとも一方の表面にシリコーンゴムコーティング層を形成させることを特徴とするカーテンエアーバッグの製造方法。
RaSiO(4-a)/2 (1)
(式中、Rは互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数である。)
R3 bHcSiO(4-b-c)/2 (2)
分子鎖両末端がビニルジメチルシロキシ基で封鎖され、25℃での粘度が約30,000mPa・sのジメチルポリシロキサン60質量部、ヘキサメチルジシロキサン8質量部、水2質量部、比表面積がBET法で約300m2/gであるヒュームドシリカ(Aerosil300、日本アエロジル(株)製)40質量部をニーダー中に投入し、1時間混合した。その後、温度を150℃に昇温し、引き続き2時間混合した。
この後、室温まで降温して分子鎖両末端がビニルジメチルシロキシ基で封鎖され、25℃での粘度が約30,000mPa・sのジメチルポリシロキサン24質量部、主鎖中にビニルメチルシロキサン単位を5モル%含有し、25℃での粘度が約700mPa・sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサン5質量部を添加し、均一になるまで混合し、ベースコンパウンド(I)を得た。
スコットもみ試験はスコットもみ試験機を使用して行った。上記のコート布に対して、押圧力4kgfで500回のもみ試験を行った後、シリコーンゴムコーティング薄膜の基布からの剥離状態を肉眼で確認した。評価は下記の基準で行った。結果を表1に示す。
合格:基布からのコーティング膜の剥離がない場合を合格とした。
不合格:基布からのコーティング膜の剥離がある場合を不合格とした。
実施例1で使用した、ジルコニウムビス(2−エチルヘキサノエート)オキサイド0.18質量部に替わり、ジルコニウムテトラプロピレート0.19質量部を使用した以外は実施例1に従って組成物Bを調製した。
実施例1と同じ評価を実施し、その結果を表1に示した。
実施例1で使用した、ジルコニウムビス(2−エチルヘキサノエート)オキサイド0.18質量部に替わり、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート0.1質量部を使用した以外は実施例1に従って組成物Cを調製した。
実施例1と同じ評価を実施し、その結果を表1に示した。
実施例1で使用した、ジルコニウムビス(2−エチルヘキサノエート)オキサイド0.18質量部に替わり、ヒドロキシアルミニウムビス(2−エチルヘキサノエート)0.15質量部を使用した以外は実施例1に従って組成物Dを調製した。
実施例1と同じ評価を実施し、その結果を表1に示した。
アセチルアセトンを使用しなかった以外は、実施例1に従って組成物Eを調製した。
実施例1と同じ評価を実施し、その結果を表1に示した。
アセチルアセトンを使用しなかった以外は、実施例2に従って組成物Fを調製した。
実施例1と同じ評価を実施し、その結果を表1に示した。
アセチルアセトンを使用しなかった以外は、実施例3に従って組成物Gを調製した。
実施例1と同じ評価を実施し、その結果を表1に示した。
アセチルアセトンを使用しなかった以外は、実施例4に従って組成物Hを調製した。
実施例1と同じ評価を実施し、その結果を表1に示した。
Claims (3)
- (A)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:
本成分中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が(A)成
分中のケイ素原子結合アルケニル基1個当たり1〜10個となる量、
(C)付加反応触媒: 有効量、
(D)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ: 0〜50質量部、
(E)アセチルアセトン: 0.05〜1質量部、
(F)1分子中にエポキシ基とケイ素原子結合アルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物: 0.1〜10質量部、
(G)有機チタン化合物、有機ジルコニウム化合物及び有機アルミニウム化合物から選ばれる有機金属化合物: 0.01〜5質量部
を含有してなることを特徴とするカーテンエアーバッグ用の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物。 - 繊維布からなる基材の少なくとも一方の表面に、請求項1記載の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物の硬化物からなるシリコーンゴムコーティング層が形成されてなるカーテンエアーバッグ。
- 繊維布からなる基材の少なくとも一方の表面に、請求項1記載の液状シリコーンゴムコーティング剤組成物を塗布し、硬化させることにより、該基材の少なくとも一方の表面にシリコーンゴムコーティング層を形成させることを特徴とするカーテンエアーバッグの製造方法。
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2008
- 2008-03-18 JP JP2008068794A patent/JP4849272B2/ja active Active
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