JP2008013321A - 立て起こし装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被揚重物を吊元側を前方に向けた水平姿勢で搭載して鉛直面内において回転可能な回転架台4と、回転架台を回転可能に支持するとともに水平姿勢からその前部側を上昇させて略鉛直姿勢となるまで立て起こすための回転操作を案内する回転案内機構10を具備する。回転案内機構は、回転架台を水平姿勢の状態からその前部を直上方に案内する直線ガイド部材11と、回転架台を水平姿勢の状態からその後部を前方にスライドさせつつ降下させるように案内する曲線ガイド部材12とにより構成される。曲線ガイド部材を四半円弧状部12aと水平直線部12bとにより構成するか、あるいは一連の楕円曲線状に構成する。
【選択図】図2
Description
また、たとえば図8(b)に示すように敷地境界付近で揚重作業を行う場合のように、作業スペースが狭小であって吊り上げた後に立て起こすことができないような場合には、被揚重物1を吊り上げながら徐々にスライドさせていって立て起こすことが一般的であるが、その場合には適宜の走行台車の類を用いて被揚重物をスライドさせながら立て起こすことも行われており、そのための走行台車としてはたとえば特許文献2に開示がある。
本発明の立て起こし装置においては、その回転案内機構における曲線ガイド部材として、四半円弧状部とその前部に連なる水平直線部とにより構成するか、あるいは曲線ガイド部材の全体を一連の楕円曲線状に構成することが考えられる。
特に、曲線ガイド部材を四半円弧状部とその前部に連なる水平直線部とにより構成することにより、立て起こしの初期段階では被揚重物の自重を利用して自ずと立ち上がらせることができるし、あるいは曲線ガイド部材を適正な楕円曲線とすることにより重心位置の上下動を全くなくして実質的に無重量での立て起こし操作も可能である。
本実施形態における前部支持機構6としては回転自在なローラが採用され、そのローラが直線ガイド部材11の溝部11a内において自由に回転しつつ溝部11a内を上下方向に自由にスライドすることによって回転架台4の前部が直線ガイド部材11に沿って上下方向に滑らかに案内されるようになっている。
なお、本実施形態においては溝形鋼等の鋼材の上半部のみを直線ガイド部材11として機能させるものであって、その下半部は直線ガイド部材11をそのまま下方に延長した延長部11bとされ、その延長部11bの上端部付近(つまり本来の直線ガイド部材11の下端部付近)には回転架台4を水平姿勢で係止するための上部ストッパー13が設けられている。また、延長部11bの下端部には上記の曲線ガイド部材12の水平直線部12bの先端部が連結され、そこには回転架台4を鉛直姿勢で係止するための下部ストッパー14が設けられている。
本実施形態における後部支持機構7としては、曲線ガイド部材12のウェブ12cを前後から挟み込みつつそのウェブ12cに沿って摺動する左右の摺動部材15と、ウェブ12cの先端縁に当接しつつスライドする上下の摺動部材16からなる。それら摺動部材15,16としては摺動抵抗が小さくかつ耐久性に優れた樹脂成形品が好適に採用可能であり、いずれも主ビーム5に取り付けられた取付台17の表面に直接あるいは適宜の装着具18を介して交換可能に取り付けると良い。
この立て起こし装置を用いて被揚重物1を立て起こす操作は、図5に模式的に示すように、水平姿勢とした回転架台4上に被揚重物1を吊元を前方に向けた状態で搭載した後、クレーンやホイスト等の揚重機20による玉掛けを行って被揚重物1を徐々に吊り上げていくことで行うものである。なお、吊り上げ開始時点では被揚重物1ないし回転架台4の後部を押し下げるような操作を加えるようにしても良い。
それにより、図中の矢印で示すように回転架台4が回転案内機構10により案内されて前方にスライドしながら滑らかに回転して起立していき、より厳密には、回転架台4の前部が直上に上昇していくと同時にその後部は降下しつつ前方に移動していくので、回転架台4に搭載した被揚重物1を水平姿勢から直線ガイド部材11に沿って起立する鉛直姿勢となるまで容易に立て起こすことができ、そのまま安全に吊り上げることができる。
また、上記実施形態では後部支持機構7として図4に示したように摺動部材15,16を用いるものとしたが、後部支持機構7の他の構成例として、図6に示すように曲線ガイド部材12のウェブ12cを前後から挟み込む対のローラ21と、ウェブ12cの先端縁を転動するローラ22により構成することも考えられる。但し、この場合には回転架台4の回転により曲線ガイド部材12に対する角度は各位置で変化するので、ローラ21を適宜のサスペンション機構を介して主ビーム5に対して変位可能に取り付けておくことが好ましく、それにより回転架台4の回転に伴い各ローラ21が自ずと変位して常に適正位置で曲線ガイド部材12を安定に挟持することが可能となる。
なお、いずれにしても前部支持機構6や後部支持機構7は直線ガイド部材11や曲線ガイド部材12に対して滑らかにスライドするものであることが必要ではあるが、それに加えて、場合によっては敢えて適度な摺動抵抗を持たせたり、任意の位置で回転架台4の回転を拘束して固定するための機構を付加することも考えられ、それにより回転架台4が不用意に回転してしまうようなことを防止できてより安定かつ安全な作業を実施することができる。
そして、曲線ガイド部材12を楕円曲線とする場合においては、その曲率を長軸半径:短軸半径=2:1の関係として設計すれば、原理的には立て起こしに伴う重心位置Gは図示しているように単に前方に水平移動するだけで上下動がなく、したがって若干の摺動抵抗力が加わる以外は被揚重物1をいわば無重量で立て起こすことも可能であり、立て起こし操作をより容易に行うことが可能となる。勿論、適正な楕円曲線や任意の曲線を設定すれば、上記実施形態の場合と同様に被揚重物1の自重を利用して立て起こす(つまり、被揚重物がその自重により自ずと立ち上がる)ように構成することも可能である。
3 主フレーム
4 回転架台
5 主ビーム
6 前部支持機構(ローラ)
7 後部支持機構
8 ストッパー
10 回転案内機構
11 直線ガイド部材
11a 溝部
11b 延長部
12 曲線ガイド部材
12a 四半円弧状部
12b 水平直線部
12c ウェブ
13 上部ストッパー
14 下部ストッパー
15,16 摺動部材(後部支持機構)
17 取付台
18 装着具
20 揚重機
21,22 ローラ(後部支持機構)
Claims (3)
- 被揚重物を鉛直姿勢で揚重するに際して該被揚重物を水平姿勢から鉛直姿勢に立て起こすための装置であって、
被揚重物を吊元側を前方に向けた水平姿勢で搭載して鉛直面内において回転可能な回転架台と、該回転架台を回転可能に支持するとともに該回転架台を水平姿勢からその前部側を上昇させて略鉛直姿勢となるまで立て起こすための回転操作を案内する回転案内機構を具備してなり、
前記回転案内機構は、前記回転架台を水平姿勢の状態からその前部を直上方に案内する直線ガイド部材と、該回転架台を水平姿勢の状態からその後部を前方にスライドさせつつ降下させるように案内する曲線ガイド部材とにより構成されてなることを特徴とする立て起こし装置。 - 請求項1記載の立て起こし装置であって、
曲線ガイド部材は四半円弧状部とその前部に連なる水平直線部とにより形成されてなることを特徴とする立て起こし装置。 - 請求項1記載の立て起こし装置であって、
曲線ガイド部材は楕円曲線状に形成されてなることを特徴とする立て起こし装置。
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JP2006186651A JP4915558B2 (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 立て起こし装置 |
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2006
- 2006-07-06 JP JP2006186651A patent/JP4915558B2/ja not_active Expired - Fee Related
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