JP2008010573A - 磁気記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誤書き込み耐性が高く、書き込み電流の小さな磁気記憶装置を提供する。
【解決手段】 磁気記憶装置は、半導体基板1の表面の上方に設けられ、方向を固定された磁化を有する、磁化固定層11を含む。第1磁化可変層13は、磁化固定層の上方に設けられ、方向が可変の磁化を有し、半導体基板の表面と角度を有する平面上で半導体基板の表面に対して平行でなく且つ直交しない方向に沿った磁化容易軸を有する。
第2磁化可変層15は、第1磁化可変層の上方に設けられ、外磁場が印加されていない状態で第1磁化可変層と反強磁性結合する磁化を有する。第1書き込み線3は、第2磁化可変層の上方において第2磁化可変層と電気的に接続され、平面を貫く方向に延びる。第2書き込み線4は、第1磁化可変層および第2磁化可変層の少なくとも一方に面し、半導体基板の表面と平面に沿い且つ第1書き込み線と直交する方向に延びる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気記憶装置に関し、例えば、メモリセルおよび書き込み線の配置に関する。
磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)は、磁気抵抗効果を利用して情報を記憶する磁気抵抗素子をメモリセルとして有し、電流を流すことによって書き込み動作を行うという特徴を持つ。
磁気抵抗素子は、トンネル磁気抵抗効果(tunneling magnetoresistive effect)を利用した素子であり、一般的には2つの強磁性層で1つの絶縁層を挟んだ構造を有する。一方の強磁性層は基準層と呼ばれ、その磁化方向は固定される。もう一方の強磁性層は記録層と呼ばれ、その磁化方向は固定されない。トンネル磁気抵抗効果とは、2つの強磁性層の磁化方向が平行および反平行の場合でトンネル電流が変化する現象である。
2つの強磁性層の磁化方向の平行、反平行が、例えば“0”データ、“1”データに対応付けされることにより、磁気抵抗素子が1ビットの情報を保持できる。書き込み動作は、電流によって発生する磁界によって記録層の磁化方向を基準層と平行または反平行に変化させることで行われる。
大規模MRAMの実現のためには、以下の3つの問題を改善する必要がある。その3つとは、1)ある磁気抵抗素子に書き込むために書き込み線を流れる電流による漏れ磁場が、この書き込み対象の磁気抵抗素子に隣接する磁気抵抗効素子に誤書き込みすることを回避すること、2)磁気抵抗素子の高熱擾乱耐性を高く保持すること、3)書き込み電流値を低く抑えること、である。
これらの問題に対抗する手法として、いわゆるトグル書き込み方式が提案されている(例えば特許文献1)。トグル書き込みは、情報を記録する強磁性層として、反強磁性結合された2枚の強磁性膜を用いる。そして、情報を書き込む際の磁場の印加の仕方が、上記の一般的な磁気抵抗素子への書き込みの場合と異なる。トグル書き込みは、隣接磁気抵抗素子への誤書き込み耐性を向上させる。しかしながら、磁気抵抗素子が保持している情報をスイッチングさせるのに要する磁場の強度は、記録層が単層である場合よりもかなり大きい。このため、微細化に伴って、書き込み電流値が許容できないレベルまで増大すると予測される。具体的には、例えば磁気抵抗素子の短辺の長さ50nmを切るような世代においては、実現性が危ぶまれている.
米国特許第6,545,906B1号明細書
本発明は、誤書き込み耐性が高く、書き込み電流の小さな磁気記憶装置を提供しようとするものである。
本発明の1つの視点による磁気記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板の表面の上方に設けられ、方向を固定された磁化を有する、磁化固定層と、前記磁化固定層の上方に設けられ、方向が可変の磁化を有し、前記半導体基板の表面と角度を有する平面上で前記半導体基板の表面に対して平行でなく且つ直交しない方向に沿った磁化容易軸を有する、第1磁化可変層と、前記第1磁化可変層の上方に設けられ、外磁場が印加されていない状態で前記第1磁化可変層と反強磁性結合する磁化を有する、第2磁化可変層と、前記第2磁化可変層の上方において前記第2磁化可変層と電気的に接続され、前記平面を貫く方向に延びる、第1書き込み線と、前記第1磁化可変層および前記第2磁化可変層の少なくとも一方に面し、前記半導体基板の表面と前記平面に沿い且つ前記第1書き込み線と直交する方向に延びる、第2書き込み線と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、誤書き込み耐性が高く、書き込み電流の小さな磁気記憶装置を提供できる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1乃至図18を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る磁気記憶装置の主要部の斜視図である。図2、図3は、それぞれ図1のII−II線、III−III線に沿った断面図である。図1乃至図3は、簡略化のために、半導体基板、磁気抵抗素子、2種の書き込み線のみを図示している。その他の部分も含めた構成については、図7等を用いて後述する。
図1乃至図3に示すように、半導体基板1の上方に、磁気抵抗素子2が設けられる。磁気抵抗素子2は、例えば直方体形状を有している。ここで、磁気抵抗素子2は、トグル書き込みによって2つの定常状態を取り得、磁気抵抗効果を示す素子であり、典型例として、図2乃至図4に示すように、下から順に積層された強磁性層11、非磁性層12、強磁性層13、非磁性層14、強磁性層15を含んでいる。
図4に示すように、強磁性層13、15は、強磁性材料から構成される。強磁性層13、15の図4において正面を向いている面(以下、前面と称する)は、半導体基板1の表面と交わる方向に広がっている。典型例として、前面は、半導体基板1の表面に対して垂直である。
強磁性層13、15の外部磁場が印加されていない状態(定常状態)での磁化は、強磁性層13、15の前面に沿っている。そして、強磁性層13、15の磁化方向は、強磁性層13、15の前面に沿って可変である。さらに、強磁性層13、15の磁気異方性方向(磁化容易軸)は、前面に沿って半導体基板1の表面と平行および直交しない方向に沿う。換言すれば、半導体基板1の表面に対して斜めである。典型例として、磁気異方性方向は、半導体基板1の表面に対して約45°の角度を有する。
強磁性層13と強磁性層15とは、非磁性層14によって、反強磁性結合している。換言すれば、強磁性層13の磁化方向と強磁性層15の磁化方向は、定常状態で反平行である。したがって、強磁性層13、強磁性層15の各磁化容易軸は、実質的に同じ方向に沿っている。非磁性層14は、強磁性層13と強磁性層15とを反強磁性結合させるように構成されており、非磁性材料から構成される。非磁性材料として、例えば、安定した反強磁性結合を提供するRuを用いることができる。
強磁性層11の磁化方向に対する強磁性層13、強磁性層15の各磁化方向に応じて、磁気抵抗素子2は1ビットの情報を保持する。例えば、強磁性層13の磁化が、磁化容易軸に沿った2方向のうち一方を向いている場合を“0”データ保持状態として、他方を向いている場合を“1”データ保持状態として設定される。以下、強磁性層13および強磁性層15を、それぞれ下側記録層(磁化可変層)13、上側記録層(磁化可変層)15と称する。
下側記録層13および上側記録層15は、高さ(厚さ)/幅のアスペクト比が1程度以上であることが望ましい。こうすることによって、下側記録層13および上側記録層15の磁気異方性方向を、半導体基板1の表面に対して斜めに誘導および固定しやすくなる。アスペクト比は、本明細書および請求の範囲において、対象の層の高さ(厚さ)と底面形状における最大幅の比をいうものとする。
強磁性層11は、その磁化方向が固定されている。以下、強磁性層11を固着層(基準層、磁化固定層)と称する。このような固着層11は、例えば、積層された強磁性層と反強磁性層とによって実現される。固着層11の磁化方向は、下側記録層13の磁化方向との相対的な方向によって“0”データと、“1”データを区別できる方向を向いていればよい。典型例として、固着層13の磁化方向は、下側記録層13および上側記録層15の磁化容易軸に沿っている。しかしながら、上記のように2値の情報を保持可能である限り、読み出し信号量は減少するが、磁気抵抗素子2を構成する各層が相互に面する面(接合面、膜面)に沿った方向に沿っていても構わない。
固着層11も、アスペクト比を1程度以上とすることが好ましい。こうすることによって、固着層11の磁化を半導体基板1の表面に対して斜めに設定しやすくなる。
データの読み出しは、例えば下側記録層13と、下側記録層13とともに非磁性層12を挟む固着層11と、の間の磁気抵抗効果に応じた抵抗値を判断することにより実行される。例えば、下側記録層13の磁化方向と固着層11との磁化方向とが、平行の場合を“0”データ保持状態とし、反平行の場合を“1”データ保持状態とすることができる。この関係は、もちろん逆でも構わない。
非磁性層12は、非磁性材料から構成される。磁気抵抗素子2の磁気抵抗効果を大きくするために、非磁性層12をトンネルバリア層として機能させる材料を用いることができる。このような材料として、例えばAlO2を用いることができる。
固着層11、記録層13、15に、前面内で半導体基板1の表面に対して斜めの方向に磁気異方性を付与するには、例えば以下の方法を用いることができる。
第1の方法は、磁性材料の誘導磁気異方性により傾斜させる方法である。この方法は、例えば、異方性を付与したい方向を向いた磁場下で固着層11、記録層13、記録層15を成膜することで実現される。あるいは、成膜後に異方性を付与したい方向を向いた磁場下で、記録層13、記録層15をアニールすることによっても可能である。
第2の方法は、磁気抵抗素子2の形状を用いる方法である。この方法は、例えば図5のように上側記録層15の上面を構成する辺の1つを切り落とす切り欠き21が設けられることにより実現される。切り欠き21によって、磁化は、切り欠き21に向かう方向を避ける方向を向くので、切り欠き21に沿って、すなわち半導体基板1の表面に対して斜めに沿って異方性が付与される。この方法では、下側記録層13は上側記録層15と反強磁性結合しているので、下側記録層13の磁化の向きは記録層15の異方性方向に平行で反対向きを取る。
第3の方法も、磁気抵抗素子2の形状を利用する方法である。この場合も、磁気抵抗素子1の前面、すなわち磁化の回転する面に垂直な辺(面)が存在しない形状とすることにより実現される。具体的には、例えば図6のように、接合面の形状を三角形とすることが挙げられる。さらに、この場合、前面を含む各側面を台形形状としてもよい。第3の方法によっても、固着層11、下側記録層13、上側記録層15に前面に沿った方向に磁気異方性を付与できる。
第3の方法の場合、さらに、第1の方法と同様に、前面において半導体基板1の表面に対して斜めの方向の磁場下でのアニールによって、固着層11、下側記録層13、上側記録層15に所望の方向の磁気異方性を付与することができる。
また、磁気抵抗素子2は、その接合面(膜面)の形状が図1の左右方向に延びる扁平形状であることが望ましい。こうすることによって、固着層11、記録層13、15の磁気異方性方向を、磁気抵抗素子2の前面に沿った方向に設定しやすくなる。さらに、磁気抵抗素子2の接合面面積は、小さく抑えられる。このような形状は、半導体装置の製造工程において一般的な、レジストやマスク材を用いた2回のリソグラフィー工程、いわゆるスリミングプロセスによって実現できる。
図1乃至図3に示すように、上側記録層15の上面は、書き込み線(上側書き込み線)3の底面と接続される。上側記録層15と上側書き込み線3との間に金属膜からなる電極が設けられていても良い。上側書き込み線3は、磁気抵抗素子2の前面を貫く方向、典型例として前面と垂直な方向に沿って延びている。
磁気抵抗素子2の前面または前面と反対側の面(背面)と面して書き込み線(下側書き込み線)4が設けられる。下側書き込み線4は、磁気抵抗素子2の前面および背面の両方に設けられていても良い(図では両方を図示)。下側書き込み線4は、磁気抵抗素子2と離れており、電気的に非接続である。書き込み線4は、磁気抵抗素子2の前面と平行な面内で半導体基板1の表面に沿って延びている。書き込み線4の垂直方向における位置は、少なくとも下側記録層13または上側記録層15と同じ位置であり、より一般的には、下側記録層13および上側記録層15の両方に亘る位置である。最も典型的な例では、書き込み線4は、下側記録層13と上側記録層15との間(非磁性層14)の側方に位置する。
1つの磁気抵抗素子2と、1つの選択トランジスタにより1つのメモリセルを実現することができる。図7は、本発明の他の実施形態に係る磁気記憶装置の断面図であり、1つのメモリセルの例を示している。
図7に示すように、図1乃至図6の磁気抵抗素子2の底面(固着層11の底面)は、下部電極31と接続されている。
下部電極31は、上から順に設けられた配線層32、導電層33、プラグ34、配線層35、プラグ36を介して、半導体基板1の表面と電気的に接続されている。半導体基板1の表面には、1対のソース/ドレイン拡散領域41が設けられている。ソース/ドレイン拡散領域41の一方は、プラグ36の下方に位置し、プラグ36と接続されている。
ソース/ドレイン拡散領域41の相互間の半導体基板1の表面上には、ゲート絶縁膜42を介してゲート電極43が設けられている。ゲート絶縁膜42およびゲート電極43は、例えば磁気抵抗素子2の直下に位置する。ソース/ドレイン拡散領域41の他方は、プラグ44を介して配線層45と電気的に接続されている。
ソース/ドレイン拡散領域41、ゲート絶縁膜42、ゲート電極43は、選択トランジスタを構成する。あるメモリセルからのデータの読み出しの際、読み出し対象のメモリセルの選択トランジスタがオンすることにより、電流経路が形成される。そして、上側書き込み線3から磁気抵抗素子2を介して流れる電流が供給される。このときの、電流値のまたは電圧値が、例えばセンスアンプによって参照電位または参照電圧値と比較されることにより、磁気抵抗素子2が保持している情報が判断される。
次に、本実施形態に係る磁気記録装置における書き込みについて、図8乃至図12を参照して説明する。以下の説明では、下側書き込み線4が2本設けられている例について説明する。1本の場合の磁気抵抗素子2に印加される磁場の方向は2本の場合と同じであり、したがって、下側記録層13および上側記録層15の磁化の挙動は、1本の書き込み線4の場合も同じである。
なお、トグル書き込みでは、書き込みデータと、書き込み対照の磁気抵抗素子が保持しているデータと、が不一致の場合、書き込みが行われる。したがって、トグル書込みを採用した磁気記録装置では、書き込み前の読み出しが実施される。
以下に示す書き込み電流は、下側書き込み線4および上側書き込み線3と接続された書き込み電流回路によって供給される。これについては、図13等を参照して後述する。
図8に示すように、初期状態(定常状態)では、例えば、固着層11と下側記録層13とが平行状態である。また、固着層11、下側記録層13、上側記録層15の磁気異方性は、左上と右下を結ぶ方向に沿っている。
定常状態では、上側書き込み線3および下側書き込み線4には書き込み電流は流れていない。よって、磁気抵抗素子2(下側記録層13および上側記録層15)に磁場は印加されていない。
次に、図9に示すように、上側書き込み線3に、紙面の裏側から表側に向かう書き込み電流が供給される。この書き込み電流によって、下側記録層13および上側記録層15に、右に向かう磁場が印加される。この結果、下側記録層13および上側記録層15の磁気異方性と、反強磁性結合と、印加磁場から受けるトルクと、の釣り合いから、上側記録層15の磁化が時計回りに回転して右上を向く。下側記録層13の磁化方向は不変である。
次に、図10に示すように、上側書き込み線3を流れる書き込み電流が維持されたまま、下側書き込み線4に書き込み電流が供給される。2本の下側書き込み線4を流れる書き込み電流の向きは相互に反対である。書き込み電流は、磁気抵抗素子2より手前の下側書き込み線4を右から左に流れ、磁気抵抗素子2の奥の下側書き込み線4を左から右に流れる。
下側書き込み線4を流れる書き込み電流によって、下側記録層13および上側記録層15に、下に向かう磁場が印加される。この結果、下側記録層13および上側記録層15には、左上から右下に向かう合成磁場が印加される。この合成磁場の印加によって、上側記録層15の磁化は時計回りに回転して右を向き、下側記録層13の磁化は時計回りに回転して下を向く。
2本の下側書き込み線4が設けられる場合、2本の下側書き込み線4からの合成磁場が、下側記録層13および上側記録層15の磁化を図10に示す方向に向けるに足る大きさであれば良い。このため、各下側書き込み線4を流れる書き込み電流および書き込み電流によって発生する磁場は、1本の下側書き込み線4のみが設けられる場合よりも少ない。したがって、隣接する磁気抵抗素子がある場合、隣接磁気抵抗素子に印加される漏れ磁場を大きく低減することが可能である。
2本の下側書き込み線4の場合、磁気抵抗素子2に上記のように効率良く磁場を印加できる。このため、下側記録層13および上側記録層15の磁化の挙動を制御しやすい。したがって、下側書き込み線4および上側書き込み線3からの磁場の強度を適切に設定すれば、磁気抵抗素子2の各磁性層のアスペクト比が1を下回っていても、本実施形態に示す書き込みを実現できる。
次に、図11に示すように、下側書き込み線4を流れる電流が維持されたまま、上側書き込み線3への書き込み電流の供給が停止される。この結果、下側記録層13および上側記録層15に印加される磁場は下を向く。この磁場の印加によって、上側記録層15の磁化は時計回りに回転して右下を向き、下側記録層13の磁化は時計回りに回転して左下を向く。したがって、この時点で、上側記録層15の磁化は初期状態(図8)から180°回転した方向を向いている。
次に、図12に示すように、下側書き込み線4への書き込み電流の供給も停止される。この結果、下側記録層13の磁化は、上側記録層15の磁化方向と反平行で且つ磁化容易軸に沿った方向を向こうとする。すなわち時計回りに回転して左上を向く。以上の動作によって、下側記録層13および上側記録層15の磁化方向が反転する。
なお、図8乃至図12では、下側記録層13の磁化と固着層11の磁化とを反平行から平行へと変化させる例を示している。しかしながら、逆に平行から反平行への反転も、上記と全く同様(書き込み電流の通電方向を含む)の過程により可能である。
図7に示すメモリセルを複数個、行列状に配置することによって、メモリセルアレイを構成することができる。メモリセルアレイ、および上側書き込み線3、下側書き込み線4に電流を供給するための構成について、図13乃至図17を参照して説明する。図13は、本発明の実施形態に係る磁気記憶装置を示しており、メモリセルアレイおよび書き込み電流回路の構成およびレイアウトを示している。
図13に示すように、例えば図7に示すメモリセル(磁気抵抗素子2)が行列状に配置されることによりメモリセルアレイが構成される。下側書き込み線4は、1つの列を構成する複数のメモリセルに対して2本設けられる。上側書き込み線3の両端は、メモリセルアレイの外側に設けられた書き込み電流回路5と接続される。同様に、下側書き込み線4の両端は、メモリセルアレイの外側に設けられた書き込み電流回路6と接続される。
書き込み電流回路5、6は、デコーダ(図示せぬ)から供給されるアドレス信号に応じて特定される上側書き込み線3および下側書き込み線4に書き込み電流を供給する。書き込み電流回路5、6は、図8乃至図12に示す方向に書き込み電流を供給可能なように構成されている。より具体的には、1組の書き込み電流回路5のうち、一方は、アドレス信号により特定された少なくとも1つの上側書き込み線3に書き込み電流を供給する、少なくとも1つのソース回路を含む。他方は、アドレス信号により特定された少なくとも1つの上側書き込み線3から電流を引き抜く、少なくとも1つのシンク回路を含む。
一方、書き込み電流回路6に関しては、メモリセルの左側の下側書き込み線(以下、下側書き込み線4a)、右側の下側書き込み線4(以下、下側書き込み線4b)に、上から下、下から上に、それぞれ書き込み電流が供給されるように構成される。なお、方向が互いに逆の場合も、以下の説明と同様の手法により実現できる。
まず、書き込み電流回路6は、アドレス信号により特定された少なくとも1つの上側書き込み線3に書き込み電流を供給する、少なくとも1つのソース回路と、アドレス信号により特定された少なくとも1つの上側書き込み線3から電流を引き抜く、少なくとも1つのシンク回路を含む。そして、上側の書き込み電流回路6においては、ソース回路は下側書き込み線4aと接続され、シンク回路は下側書き込み線4bと接続される。下側の書き込み電流回路においては、ソース回路は書き込み線4aと接続され、シンク回路は書き込み線4aと接続される。
図14は、書き込み電流回路5、6に含まれるソース回路を例示している。図14に示すように、ソース回路SOは、典型例として、直列接続された定電流源Iとトランジスタ等のスイッチ回路SW1とから構成される。
スイッチ回路SW1の定電流源と反対の端部は、複数のトランジスタ等のスイッチ回路SW2の各一端と接続され、スイッチ回路SW2の他端は上側書き込み線3または下側書き込み線4(4a、4b)と接続される。スイッチ回路SW1、SW2のオン、オフは、デコーダからの制御信号により行われる。
図15は、書き込み電流回路5、6に含まれるシンク回路を例示している。図15に示すように、シンク回路SNは、典型例として、トランジスタ等のスイッチ回路SW3から構成される。スイッチ回路SW3の一端は共通電位(接地電位)端と接続され、他端は複数のスイッチ回路SW4の各一端と接続される。スイッチ回路SW4の他端は上側書き込み線3または下側書き込み線4(4a、4b)と接続される。スイッチ回路SW3、SW4のオン、オフは、デコーダからの制御信号により行われる。
相互に隣接する2つの列において、書き込み線4を共用することも可能である。図16は、本発明の実施形態に係る磁気記憶装置を示しており、メモリセルアレイおよび書き込み電流回路の構成およびレイアウトの他の例を示している。
図16に示すように、各2つのメモリセル列の間に1本の下側書き込み線4が設けられる。図16の構成の場合、各下側書き込み線4を両方向の電流が流れる必要がある。このため、各書き込み電流回路6は、特定の下側書き込み線4に電流を供給する機能と特定の下側書き込み線4から電流を引き抜く機能とを有する、少なくとも2つのソース・シンク回路SSを含む。
書き込みの際、書き込み対象のメモリセルを含んだメモリセル列の一方の側(例えば左側)の下側書き込み線4の一端(例えば上端)と接続されたソース・シンク回路SSはソース回路として動作し、他端(例えば下端)と接続されたソース・シンク回路SSはシンク回路として動作する。
一方、書き込み対象のメモリセルと含んだメモリセル列の他方の側(例えば右側)の下側書き込み線4の一端(例えば上端)と接続されたソース・シンク回路SSはシンク回路として動作し、他端(例えば下端)と接続されたソース・シンク回路SSはソース回路として動作する。
書き込み電流回路5に関しては、図13の実施形態と同じである。
図17は、書き込み電流回路6に含まれるソース・シンク回路SSを例示している。図17に示すように、ソース・シンク回路SSは、例えば、直列接続された定電流源I、スイッチ回路SW1、SW2とから構成される。スイッチ回路SW2の、スイッチ回路SW1と反対の端部は共通電位端と接続されている。
スイッチ回路SW1とスイッチ回路SW2との接続ノードは、トランジスタ等の複数のスイッチ回路SW5の各一端と接続されている。スイッチ回路SW5の他端は下側書き込み線4(4a、4b)と接続されている。
本発明の実施形態に係る磁気記憶装置によれば、下側記録層13および上側記録層15の磁化方向は、下側記録層13および上側記録層15が積層される方向と交差する面(典型例として垂直な面)内で回転する。このため、磁気抵抗素子2の接合面の面積を小さくでき、一般的なトグル書き込み型の磁気抵抗素子の接合面の面積よりも小さい。このため、磁気抵抗素子2と選択トランジスタによって1つのセルが構成される場合、4乃至6F2に近い、面積の小さなセル寸法を実現できる。
また、本実施形態によれば、磁気抵抗素子2のアスペクト比が高い(例えば1以上)ので、断面積が従来よりも小さくなっていても、磁気抵抗素子2の体積を大きく確保することができる。このため、磁気抵抗素子2の熱擾乱耐性は高く、すなわち情報の保持に関する長期信頼性が高い。
記録層を構成する2つの強磁性層の間の非磁性層として一般に用いられるRuがもたらす結合力は大き過ぎるため、大きな書き込み磁場が要求される弊害を招いていた。これに対して、本実施形態によれば、下側記録層13および上側記録層15が非磁性層14と面する面の面積小さい。このため、書き込みに要する磁場、ひいては書き込み電流を、従来の構造より小さくすることができる。
また、本来トグル書き込み方式が持っていた誤書き込み耐性はさらに向上する。以下この点について説明する。選択メモリセルの磁気抵抗素子(選択磁気抵抗素子)と隣接し且つ選択磁気抵抗素子と上側書き込み線3を共用する隣接磁気抵抗素子(例えば図1の紙面奥側方向の磁気抵抗素子)への誤書き込みの可能性を例に取り、図18を参照して説明する。図18は、図3と同じ断面の、より広い範囲を示している。
図18に示すように、上側書き込み線3を流れる書き込み電流I3によって、選択メモリセルの選択磁気抵抗素子2aおよび隣接磁気抵抗素子2bに、ともに紙面の裏側から表側に向かう磁場が印加される。次に下側書き込み線4a、4bを流れる書き込み電流によって、選択磁気抵抗素子2aには、下向きの磁場Ba、Bbが印加される。
下側書き込み線4bを流れる書き込み電流による磁場Bcは、隣接磁気抵抗素子2bにも印加される。しかしながら、その方向は上向きである。このため、隣接磁気抵抗素子2bには、トグル書き込みに必要な順序、方向の磁場が印加されないので、隣接磁気抵抗素子2bへの書き込みは原理的には不可能である。すなわち、本実施形態の磁気抵抗記憶装置における隣接磁気抵抗素子への誤書き込み耐性は極めて高い。
以上述べたように、本発明の実施形態によれば、セル面積が小さく、書き込み電流が小さく、熱擾乱性が高く、誤書き込み耐性の高い、磁気記憶装置を実現できる。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明の実施形態に係る磁気記憶装置の主要部の斜視図。 図1のII−II線に沿った断面図。 図1のIII−III線に沿った断面図。 本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子を主に図示する斜視図。 本発明の他の実施形態に係る磁気抵抗素子の斜視図。 本発明の他の実施形態に係る磁気抵抗素子の斜視図。 本発明の他の実施形態に係る磁気記憶装置の主要部の断面図。 本発明の実施形態に係る磁気記憶装置の書き込み動作の一状態を示す図。 図8に続く状態を示す図。 図9に続く状態を示す図。 図10に続く状態を示す図。 図11に続く状態を示す図。 本発明の実施形態に係る磁気記憶装置のメモリセルアレイおよび書き込み電流回路の構成およびレイアウトを示す図。 ソース回路を例示する図。 シンク回路を例示する図。 本発明の実施形態に係る磁気記憶装置のメモリセルアレイおよび書き込み電流回路の構成およびレイアウトの他の例を示す図。 ソース・シンク回路を例示する図。 本発明の実施形態の誤書き込み耐性について説明する図。
符号の説明
1…半導体基板、2…磁気抵抗素子、3…上側書き込み線、4…下側書き込み線、11…固着層、12、14…非磁性層、13…下側記録層、15…上側記録層。

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面の上方に設けられ、方向を固定された磁化を有する、磁化固定層と、
    前記磁化固定層の上方に設けられ、方向が可変の磁化を有し、前記半導体基板の表面と角度を有する平面上で前記半導体基板の表面に対して平行でなく且つ直交しない方向に沿った磁化容易軸を有する、第1磁化可変層と、
    前記第1磁化可変層の上方に設けられ、外磁場が印加されていない状態で前記第1磁化可変層と反強磁性結合する磁化を有する、第2磁化可変層と、
    前記第2磁化可変層の上方において前記第2磁化可変層と電気的に接続され、前記平面を貫く方向に延びる、第1書き込み線と、
    前記第1磁化可変層および前記第2磁化可変層の少なくとも一方に面し、前記半導体基板の表面と前記平面に沿い且つ前記第1書き込み線と直交する方向に延びる、第2書き込み線と、
    を具備することを特徴とする磁気記憶装置。
  2. 前記第1磁化可変層および前記第2磁化可変層が、アスペクト比が1以上であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  3. 前記第1磁化可変層および前記第2磁化可変層の相互に向き合う面における形状が、前記第1書き込み線に沿って延びる長方形状を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  4. 前記第1磁化可変層の磁化容易軸および前記第2磁化可変層の磁化容易軸が、前記半導体基板の表面に対して実質的に45°傾いていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  5. 前記第2書き込み線とともに前記第2磁化可変層を挟み、前記第2書き込み線と平行に延びる第3書き込み線をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
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