JP2008010347A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池1の残留水を確実に除去することが可能な燃料電池システム100を提供する。
【解決手段】燃料電池の内部に残留する水分量を予測する残留水分量予測手段64と、残留水分量の予測結果に基づいて、残留水の除去が必要か否かを判断する残留水除去必要性判断手段66と、酸化ガス流路6および燃料ガス流路5を加減圧する掃気手段70と、残留水分量の予測結果に基づいて、加減圧の回数を決定する圧力変動回数決定手段68とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池システムに関するものである。
近年、車両の駆動源として燃料電池を備えた燃料電池車両が提案されている。この種の燃料電池として、固体高分子電解質膜をアノード電極およびカソード電極で挟持して膜電極構造体(MEA)を構成し、その両側をセパレータで挟持してセルを形成し、そのセルを所定数積層してスタックを形成したものが知られている。この燃料電池では、アノード電極とアノード側セパレータとの間に燃料ガス流路が形成され、カソード電極とカソード側セパレータとの間に酸化ガス流路が形成されている。この燃料ガス流路に燃料ガス(水素ガス)を供給し酸化ガス流路に酸化ガス(空気)を供給すれば、水素と酸素との電気化学反応によって発電が行われる。また、この発電に伴って水が生成される(以下、生成水という。)。
この種の燃料電池において、燃料ガス流路および酸化ガス流路に残った生成水(以下、残留水という。)は、MEAに対する燃料ガスおよび酸化ガスの供給の妨げになり、発電性能を低下させることになる。また、氷点下で燃料電池を駆動する場合には、残留水の凍結により、MEAにおける発電面積が低下して、発電性能を低下させることになる。
そこで、例えば特許文献1には、燃料電池の通常運転停止後、空気経路あるいは水素経路の少なくとも一方に乾燥ガスを供給し、乾燥ガスに燃料電池内の水分を含有させて湿潤ガスとして、燃料電池から排出する技術が提案されている。
特開2002−208422号公報
特許文献1以外にも、残留水を除去するためさまざまな掃気方法が提案されているが、残留水を完全に除去することは困難である。
そこで本発明は、残留水を確実に除去することが可能な、燃料電池システムの提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、酸化ガス(例えば、実施形態における空気)と燃料ガス(例えば、実施形態における水素ガス)を供給し電気化学反応により発電する酸化ガス流路(例えば、実施形態における酸化ガス流路6)と燃料ガス流路(例えば、実施形態における燃料ガス流路5)を備えた燃料電池セル(例えば、実施形態における燃料電池セル52)を複数枚した燃料電池スタック(例えば、実施形態における燃料電池スタック1)と、前記酸化ガスを流通する前記燃料電池スタックに接続された酸化ガス経路(例えば、実施形態における空気供給流路8およびカソードオフガス排出流路9)と、前記燃料ガスを流通する前記燃料電池スタックに接続された燃料ガス経路(例えば、実施形態における水素ガス供給流路17およびアノードオフガス排出流路22)と、を備えた燃料電池システム(例えば、実施形態における燃料電池システム100)であって、前記各ガス流路に送り込まれる酸化ガスの圧力を調整する圧力調整手段(例えば、実施形態におけるコンプレッサ7や背圧弁10、パージ弁21等)と、前記燃料電池スタックの運転停止を検出する運転停止検出手段(例えば、実施形態における運転停止検出手段62)と、前記燃料電池スタックの運転停止後に、前記燃料電池スタックの内部に残留する水分量を予測する残留水分量予測手段(例えば、実施形態における残留水分量予測手段64)と、前記残留水分量の予測結果に基づいて、残留水の除去が必要か否かを判断する残留水除去必要性判断手段(例えば、実施形態における残留水除去必要性判断手段66)と、前記残留水の除去が必要であると判断された際、前記圧力調整手段を制御して、前記酸化ガス流路および前記燃料ガス流路のうち少なくとも一方に圧力変動を発生させることにより、前記燃料電池スタックの内部の前記残留水を排出させる掃気手段(例えば、実施形態における掃気手段70)と、を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記掃気手段は、前記圧力変動を複数回繰り返すことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記残留水分量の予測結果に基づいて、前記圧力変動の回数を決定する圧力変動回数決定手段(例えば、実施形態における圧力変動回数決定手段68)を有し、前記掃気手段は、前記圧力変動回数決定手段により求められた回数だけ前記圧力変動を繰り返すことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記掃気手段は、前記残留水除去必要性判断手段により残留水の除去が必要ないと判断されるまで、前記圧力変動を繰り返すことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記残留水分量の予測結果に基づいて、前記圧力変動の変動幅を決定する圧力変動幅決定手段(例えば、実施形態における圧力変動幅決定手段)を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、燃料電池スタックのガス流路を加減圧するので、減圧時に燃料電池スタックから排出される酸化ガスに吸引されて、燃料電池スタックの内部の残留水が除去される。これにより、残留水を確実に除去することができる。
請求項2に係る発明によれば、加減圧を複数回繰り返すので、残留水をより確実に除去することができる。
請求項3に係る発明によれば、残留水分量の予測結果に基づいて求められた回数だけ加減圧を繰り返すので、残留水をより確実に除去することができる。また、燃料電池スタックの過乾燥を防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、残留水の除去が必要ないと判断されるまで加減圧を繰り返すので、残留水をより確実に除去することができる。また、加減圧に消費するエネルギーを節約することができる。
請求項5に係る発明によれば、残留水分量の予測結果に基づいて加減圧の変動幅を決定するので、過度の圧力変動による燃料電池スタックへの負担を防止することができる。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
(燃料電池)
図1は燃料電池セルの展開図であり、図1(b)は膜電極構造体の側面図であり、図1(a)および図1(c)は膜電極構造体の両側に配置されたセパレータを左右に開いた状態の正面図である。本実施形態の燃料電池は、反応ガスを化学反応させて電力を得るタイプのものである。図1(b)に示すように、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜2を、アノード電極3およびカソード電極4で両側から挟み込んで、膜電極構造体(MEA)50が形成されている。なおアノード電極3およびカソード電極4の外側に反応ガス拡散層(不図示)を設けることが望ましい。その膜電極構造体50のアノード電極3に面してアノード側セパレータ30が配置され、カソード電極4に面してカソード側セパレータ40が配置されて、燃料電池セル52が形成されている。この燃料電池セル52が複数積層されて、燃料電池スタックが形成される。
図1(a)に示すアノード側セパレータ30の左上隅部には、使役前の燃料ガス(例えば、水素ガス)が流通する燃料ガス供給口31が設けられ、その対角位置である右下隅部には、使役後の燃料ガス(以下、アノードオフガスという)が流通するアノードオフガス排出口32が設けられている。またアノード側セパレータ30の中央部には、燃料ガス供給口31とアノードオフガス排出口32とを結ぶように、燃料ガス流路5が設けられている。この燃料ガス流路5は、並列配置された複数の溝部で構成されている。
同様に、図1(c)に示すカソード側セパレータ40には、使役前の酸化ガス(例えば、空気)が流通する酸化ガス供給口41と、使役後の酸化ガス(以下、カソードオフガスという)が流通するカソードオフガス排出口42とが設けられている。これら酸化ガス供給口41とカソードオフガス排出口42とを結ぶように、酸化ガス流路6が設けられている。この酸化ガス流路6は、並列配置された複数の溝部で構成されている。
図1(a)および図1(c)に示すように、燃料ガス流路5および酸化ガス流路6を構成する溝部は、重力方向(上下方向)に沿って延設されている。これにより、ガス流路5,6に付着した水滴を重力により落下させることができる。また掃気ガスを供給することで、ガス流路5,6の残留水を円滑に排出することができる。この溝部は波状等に形成されていてもよいが、重力方向に平行な直線状に形成されていることが望ましい。これにより、ガス流路5,6に付着した水滴を、重力により反応ガス流路5,6の下端部まで落下させることができる。
そして、図1(b)に示すアノード側セパレータ30の燃料ガス流路に燃料ガスとして水素ガス等を供給し、カソード側セパレータ40の酸化ガス流路に酸化ガスとして酸素を含む空気等を供給すると、アノード電極3で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜2を通過してカソード電極4まで移動する。この水素イオンがカソード電極4で酸素と電気化学反応を起こして発電し、水が生成される。カソード電極4側で生じた生成水の一部は固体高分子電解質膜2を透過してアノード電極3側に拡散するため、アノード電極3側にも生成水が存在する。
(燃料電池システム)
図2は、第1実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。この燃料電池システム100における燃料電池1は、上述した燃料電池スタックで構成されている。
燃料電池システム100は、空気を所定圧力に加圧するスーパーチャージャーなどのコンプレッサ7を備えている。このコンプレッサ7は、空気供給流路8を介して、燃料電池1の酸化ガス流路6の入口に接続されている。なお空気供給流路8には、空気の冷却装置や加湿器等(いずれも不図示)を設けることが望ましい。また燃料電池1の酸化ガス流路6の出口には、背圧弁10を備えたカソードオフガス排出流路9が接続されている。燃料電池1において発電に供された空気は、カソード電極側の生成水と共に、カソードオフガス排出流路9を通って排気処理装置(不図示)に供給される。
一方、燃料電池システム100は、水素ガスが貯留された水素タンク15を備えている。この水素タンク15は、水素ガス供給流路17を介して、燃料電池1の燃料ガス流路5の入口に接続されている。水素ガス供給流路17には、水素ガスの遮断弁20と、水素ガスを所定圧力に減圧する減圧弁(レギュレータ)16と、エゼクタ19とが設けられている。
また燃料電池1の燃料ガス流路5の出口には、循環遮断弁18aを備えた循環流路18が接続されている。燃料電池1において消費されなかった未反応の水素ガスは、循環流路18を通ってエゼクタ19に吸引され、再び燃料電池1の燃料ガス流路5に供給される。また循環流路18からは、パージ弁21を備えたアノードオフガス排出流路22が分岐されている。パージ弁21は、燃料電池1を循環する水素ガス中の不純物(水分や窒素等)の濃度が高くなったときなど必要に応じて開き、アノードオフガスを排出するものである。排出されたアノードオフガスは、上述した排気処理装置へ供給され、カソードオフガスによって希釈される。
一方、空気供給流路8の下流端部と、水素ガス供給流路17の下流端部とが、第1接続弁23を備えた第1接続流路24によって接続されている。
また、カソードオフガス排出流路9の上流端部と、循環流路18の上流端部とが、第2接続弁25を備えた第2接続流路26によって接続されている。なお第2接続流路26は、空気供給流路8における背圧弁10の上流側に接続されていてもよい。また第2接続流路26は、循環流路18から分岐されたアノードオフガス排出流路22の上流端部に接続されていてもよい。
また燃料電池システムは、電子制御ユニット(以下、ECUという。)60を備えている。このECU60は、イグニッションスイッチ(IG−SW)61のOFF信号により燃料電池1の運転停止を検出する運転停止検出手段62を備えている。またECU60は、燃料電池1の運転停止後に燃料電池1の内部に残留する水分量を予測する残留水分量予測手段64と、残留水分量の予測結果に基づいて残留水の除去が必要か否かを判断する残留水除去必要性判断手段66とを備えている。さらにECU60は、残留水の除去が必要であると判断された場合に、燃料電池1の内部を掃気して残留水を除去する掃気手段70を備えている。
(残留水分量予測手段)
残留水分量予測手段64は、運転停止後の燃料電池1の内部に残留する水分量を予測するものである。具体的には、以下の(1)ないし(4)のうちいずれか一つの方法を用いて、または複数の方法を併用して、残留水分量を推定する。
(1)燃料電池1の運転履歴から残留水分量を推定する。燃料電池1の高負荷(高出力)運転時には、多量の燃料ガスおよび酸化ガスが供給されるので、生成水の排出が促進されると考えられる。逆に、低負荷(低出力)運転時には、燃料ガスおよび酸化ガスの供給量が少なくなるので、生成水が溜まり易いと考えられる。そこで、燃料電池1の運転履歴における負荷量を積分することにより、残留水分量を推定することができる。
(2)燃料電池1におけるガス流路5,6の出入口の差圧から残留水分量を推定する。この方法では、燃料電池1のガス流路5,6に酸化ガス等を流通させて、入口と出口との差圧を検出する。多くの残留水が存在する場合には、酸化ガスの流通が妨げられて、差圧が大きくなると考えられる。逆に、残留水が少ない場合には、酸化ガスの流通は妨げられず、差圧が小さくなると考えられる。そこで、ガス流路5,6の出入口の差圧を検出することにより、残留水分量を推定することができる。
(3)燃料電池1の膜抵抗から残留水分量を推定する。この方法では、燃料電池1の停止時に、外部電源(バッテリなど)から燃料電池1に電圧を印加して、燃料電池1の膜抵抗を測定する。なお事前のテスト等により、膜電極構造体に付着した残留水分量と膜抵抗値との関係マップを求めておく。そして、測定した膜抵抗値をそのマップに当てはめることにより、残留水分量を推定することができる。
(4)燃料電池1の全体重量により残留水分量を推定する。残留水分量に比例して、燃料電池1の全体重量が増加するからである。
(残留水除去必要性判断手段)
残留水除去必要性判断手段66は、残留水分量の予測結果に基づいて、残留水の除去が必要か否かを判断するものである。一般に、燃料電池内部の残留水分量に比例して、発電能力が低下する傾向にある。そこで、事前のテスト等により両者間の関係マップを求めておき、予測された残留水分量をそのマップに当てはめることで、燃料電池1の発電能力を推定する。ここで推定した発電能力が、車両運行のために必要とされる発電能力の閾値を下回った場合に、残留水分量の除去が必要であると判断する。
(掃気手段)
掃気手段70は、残留水の除去が必要であると判断された場合に、燃料電池1の内部を掃気して残留水を除去するものである。この掃気手段70は、加圧手段(コンプレッサ7)ならびに減圧手段(背圧弁10およびパージ弁21)からなる圧力制御手段を制御して、燃料電池1のガス流路5,6に掃気ガスとして酸化ガスを供給し、圧力変動(加圧および減圧)を発生させる。その減圧時に、燃料電池1から排出される酸化ガスに吸引されて、燃料電池1の内部の残留水が除去される。その具体的な手順については後述する。
(圧力変動回数決定手段)
またECU60は、残留水分量の予測結果に基づいて、上述した圧力変動の回数を決定する圧力変動回数決定手段68を備えている。本実施形態では、ガス流路5,6において圧力変動を複数回繰り返すことにより、残留水を確実に排出する。
図3は、ガス流路の圧力変動と残留水分量との関係を示すグラフである。上述したように、ガス流路を加圧してから急減圧することにより、ガス流路の残留水が吸引されて酸化ガスとともに排出される。なおガス流路の圧力変動の変動幅Pは、従来の掃気時の圧力Pより大きくすることが望ましい。この圧力変動を繰り返すことにより、ガス流路の残留水分量を徐々に減少させることができる。
図4は、残留水分量と圧力変動回数との関係を示すグラフである。圧力変動回数決定手段は、予測された残留水分量をこのグラフに当てはめて、圧力変動の回数を決定する。このグラフでは、残留水分量の増加に伴って、圧力変動の回数が増加している。なお、ここで決定された回数だけ圧力変動を実施すれば、残留水の除去の必要性が消滅するように、あらかじめグラフが作成されている。
(燃料電池の掃気方法)
次に、本実施形態に係る燃料電池の掃気方法につき、図2、図5および図6を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る燃料電池の掃気方法のフローチャートである。
まず、イグニッションスイッチ61がOFFされると(S10)、ECU60が燃料電池1による発電を停止する(S12)。運転停止検出手段62が燃料電池1の運転停止を検出したら、残留水分量予測手段64が燃料電池1の内部に残留する水分量を推定する(S14)。
その残留水分量の推定結果に基づいて、残留水除去必要性判断手段66は、残留水の除去が必要か否かを判断する(S16)。判断がNoの場合(残留水の除去が必要でない場合)は、燃料電池システムを停止する(S22)。ここでは、酸化ガス経路および燃料ガス経路の再構築を行うことが望ましい。具体的には、パージ弁21および背圧弁10を閉鎖するとともに、第1接続弁23および第2接続弁25を閉鎖する。
また、S16における判断がYesの場合(残留水の除去が必要である場合)は、圧力変動回数決定手段68が、残留水を除去するために必要な圧力変動の繰り返し回数を決定する(S18)。次に掃気手段70は、現在までの圧力変動の繰り返し回数が、S18で決定された繰り返し回数未満であるか判断する(S20)。判断がYesの場合は、圧力変動モードによる掃気処理を実行する(S30)。
図6は、圧力変動モードのサブルーチンのフローチャートである。圧力変動モードでは、まず酸化ガス流路6および燃料ガス流路5に酸化ガスを供給して加圧するため、酸化ガス経路(空気供給流路8およびカソードオフガス排出流路9)ならびに燃料ガス経路(水素ガス供給流路17およびアノードオフガス排出流路22)の準備を行う(S32)。具体的には、遮断弁20、循環遮断弁18a、パージ弁21、背圧弁10および第2接続弁25を閉鎖するとともに、第1接続弁23を開放する。
次にコンプレッサ7を作動させ、ガス流路5,6を所定圧力まで加圧する(S34)。次に、ガス流路5,6を急減圧する(S36)。具体的には、パージ弁21、背圧弁10および第2接続弁25を開放するとともに、コンプレッサ7の運転を停止する。この急減圧により、ガス流路5,6の残留水が吸引されて酸化ガスとともに排出される。
以上により、ガス流路の排水操作が終了する(S38)。
次に、図5のS20に戻り、現在までの圧力変動の繰り返し回数が、S18で決定された繰り返し回数未満であるか判断する。判断がYesの場合には、掃気手段70が圧力変動モードを繰り返し実行する(S30)。また判断がNoの場合には、掃気処理は終了であり、燃料電池システムを停止する(S22)。
以上に詳述したように、本実施形態に係る燃料電池システムでは、空気供給流路8に設けたコンプレッサ7により酸化ガス流路6および水素ガス流路5に酸化ガスを供給して加圧し、その後、背圧弁10、パージ弁21および第2接続弁25によりガス流路5,6を開放して急減圧することにより、酸化ガスが排出される勢いによって残留水の排出を行う。この加減圧を繰り返すことにより、燃料電池内部の残留水に脈動を与えて除去する。これにより、通常の掃気では排出できない残留水でも確実に除去することができる。これに伴って、燃料電池の始動時のガス拡散性を阻害する要因を取り除くことが可能になり、始動時の発電性能を向上させることができる。また、残留水の凍結による発電性能の低下を防止することができる。
加えて、燃料ガス流路を酸化ガスで掃気するので、燃料ガスで掃気する場合に比べて燃料ガス消費量が減少し、燃費を向上させることができる。また、大量の掃気ガスを供給する必要がないので、エネルギー消費量を低減することができる。
また、燃料電池内部に残留する水分量を予測する残留水分量予測手段と、残留水分量に基づいて圧力変動の回数を決定する圧力変動回数決定手段とを備える構成としたので、残留水をより確実に除去することができる。また、残留水の除去に必要な回数だけ圧力変動を実施するので、エネルギー消費量を低減することができる。また、燃料電池の固体高分子膜の過乾燥を防止することが可能になり、膜抵抗の増加および膜の劣化を防止することができる。
(第1変形例)
図7は、第1実施形態の第1変形例に係る燃料電池の掃気方法のフローチャートである。図6に示す第1実施形態では、残留水分量を推定し(S14)、残留水の除去が必要な場合に(S16)、残留水の除去に必要な圧力変動の繰り返し回数を決定し(S18)、その繰り返し回数に到達するまで(S20)、圧力変動モードを繰り返し実行した(S30)。これに対して、図7に示す第1変形例では、残留水分量予測手段64が残留水分量を推定し(S44)、残留水除去必要性判断手段66が残留水の除去は必要ないと判断するまで(S46)、掃気手段70が圧力変動モードを繰り返し実行する(S30)。この場合、図2に示す圧力変動回数決定手段68は不要である。
この第1変形例でも、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。加えて、残留水除去の必要性がなくなるまで必要最少回数の圧力変動を実施するので、残留水をより確実に除去することが可能になり、またエネルギー消費量をより低減することができる。
(第2変形例)
図8は、第1実施形態の第2変形例におけるガス流路の圧力変動と残留水分量との関係を示すグラフである。図3に示す第1実施形態では、複数回の圧力変動(加減圧)につき変動幅Pを同じに設定した。これに対して、図8に示す第2変形例では、複数回の圧力変動につき変動幅P,P…を変化させる。この場合、図2に示す圧力変動回数決定手段68に代えて、圧力変動幅決定手段を設ける。
図9は、残留水分量と圧力変動幅との関係を示すグラフである。圧力変動幅決定手段は、予測された残留水分量をこのグラフに当てはめて、圧力変動幅を決定する。このグラフでは、残留水分量の増加に伴って、圧力変動幅が減少している。そのため、図8に示すように、残留水分量が多い1回目の圧力変動では変動幅Pが小さくなり、残留水分量が低下する2回目以降の圧力変動では変動幅P…が大きくなっている。
図10は、第1実施形態の第2変形例に係る燃料電池の掃気方法のフローチャートである。まず残留水分量予測手段64が残留水分量を推定する(S54)。推定された残留水分量に基づいて、残留水除去必要性判断手段66が、残留水除去の必要性について判断する(S56)。判断がYesの場合(残留水の除去が必要な場合)は、圧力変動幅決定手段が、図9のグラフに基づいて圧力変動幅を決定する(S58)。次に、決定された圧力変動幅に基づいて、掃気手段70が圧力変動モードを実行する(S30)。圧力変動モードの終了後、再び残留水分量を推定し(S54)、再び残留水除去の必要性を判断して(S56)、残留水除去の必要性がないと判断されるまで圧力変動モードを繰り返す。このように、残留水除去の必要性がなくなるまで必要最少回数の圧力変動を実施するので、残留水をより確実に除去することが可能になり、またエネルギー消費量をより低減することができる。
図8に戻り、第2変形例では、圧力変動の回数とともに変動幅が大きくなる。1回目の圧力変動では、除去しやすい残留水が多く存在するため、変動幅Pが小さくても多くの残留水を除去することができる。2回目以降の圧力変動では、変動幅P…が大きくなるので、除去しにくい残留水も確実に除去することができる。このように、第2変形例では、必要最小限度の圧力変動により、効率的に残留水を除去することができる。
ところで、燃料ガス流路5または酸化ガス流路6のいずれか一方のみに圧力変動を発生させる場合には、圧力変動幅が大きいと膜電極構造体の負担が大きくなる。これに対して第2変形例では、変動幅の小さい圧力変動(例えば1回目の圧力変動)で残留水が除去できれば、変動幅の大きい圧力変動(例えば2回目以降の圧力変動)を行う必要がない。したがって、膜電極構造体への負担を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る燃料電池システムについて説明する。
図11は、第2実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。この燃料電池システム200は、加圧手段として機能する空気タンク80を備えている。この空気タンク80は、コンプレッサ7から供給される圧縮空気を蓄積するものであり、空気供給流路8から分岐されたタンク流路82に接続されている。なおタンク流路82より上流側の空気供給流路8には供給遮断弁84が設けられている。またタンク流路82にはタンク弁86が設けられている。
第2実施形態に係る燃料電池システムでは、コンプレッサ7を運転することなく、各弁の開閉のみを制御することにより、燃料電池1のガス流路5,6に圧力変動を生じさせる。具体的には、図6に示す圧力変動モードにおいて、まずガス流路5,6に空気を供給して加圧するため、酸化ガス経路および燃料ガス経路の準備を行う(S32)。ここでは、遮断弁20、循環遮断弁18a、パージ弁21、背圧弁10および第2接続弁25に加えて供給遮断弁84を閉鎖し、第1接続弁23を開放する。次に、タンク弁86を開放して空気タンク80から圧縮空気を供給し、ガス流路5,6を所定圧力まで加圧する(S34)。次に、タンク弁86を閉鎖した後、パージ弁21、背圧弁10および第2接続弁25を開放して、ガス流路5,6を急減圧する(S36)。この急減圧により、ガス流路5,6の残留水が吸引されて空気とともに排出される。
この第2実施形態に係る燃料電池システムでは、コンプレッサ7を運転することなく、各弁の開閉のみを制御して圧力変動モードを実行することができるので、コンプレッサ7の運転に伴う騒音の発生を防止することができる。また、燃料電池1の運転時に空気タンク80に蓄積した圧縮空気を利用して圧力変動モードを実行することができるので、エネルギー消費量を低減することができる。
なお、この発明は上述した実施形態に限られるものではない。
例えば、上述した実施形態では燃料ガス流路および酸化ガス流路の両方に圧力変動を生じさせたが、いずれか一方のみに圧力変動を生じさせることも可能である。例えば、常温時には、残留水が多く存在する酸化ガス流路のみに圧力変動を生じさせ、低温時には、凍結を防止するため両方のガス流路に圧力変動を生じさせることも可能である。また、燃料ガス流路のみでの圧力変動と、酸化ガス流路のみでの圧力変動とを、短時間で切り替えることも可能である。この場合、一方のガス流路に圧力変動を生じさせるのと同じエネルギー消費量で、両方のガス流路に圧力変動を生じさせた場合と同様の効果を奏することができる。
燃料電池セルの展開図である。 第1実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 第1実施形態におけるガス流路の圧力変動と残留水分量との関係を示すグラフである。 残留水分量と圧力変動回数との関係を示すグラフである。 本実施形態に係る燃料電池の掃気方法のフローチャートである。 圧力変動モードのサブルーチンのフローチャートである。 第1実施形態の第1変形例に係る燃料電池の掃気方法のフローチャートである。 第1実施形態の第2変形例におけるガス流路の圧力変動と残留水分量との関係を示すグラフである。 残留水分量と圧力変動幅との関係を示すグラフである。 第1実施形態の第2変形例に係る燃料電池の掃気方法のフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。
符号の説明
1…燃料電池(燃料電池スタック) 5…燃料ガス流路 6…酸化ガス流路 7…コンプレッサ(圧力調整手段) 8…空気供給流路(酸化ガス経路) 9…カソードオフガス排出流路(酸化ガス経路) 10…背圧弁(圧力調整手段) 17…水素ガス供給流路(燃料ガス経路) 21…パージ弁(圧力調整手段) 22…アノードオフガス排出流路(燃料ガス経路) 52…燃料電池セル 62…運転停止検出手段 64…残留水分量予測手段 66…残留水除去必要性判断手段 68…圧力変動回数決定手段 70…掃気手段 100…燃料電池システム

Claims (5)

  1. 酸化ガスと燃料ガスを供給し電気化学反応により発電する酸化ガス流路と燃料ガス流路を備えた燃料電池セルを複数枚した燃料電池スタックと、
    前記酸化ガスを流通する前記燃料電池スタックに接続された酸化ガス経路と、
    前記燃料ガスを流通する前記燃料電池スタックに接続された燃料ガス経路と、を備えた燃料電池システムであって、
    前記各ガス流路に送り込まれる酸化ガスの圧力を調整する圧力調整手段と、
    前記燃料電池スタックの運転停止を検出する運転停止検出手段と、
    前記燃料電池スタックの運転停止後に、前記燃料電池スタックの内部に残留する水分量を予測する残留水分量予測手段と、
    前記残留水分量の予測結果に基づいて、残留水の除去が必要か否かを判断する残留水除去必要性判断手段と、
    前記残留水の除去が必要であると判断された際、前記圧力調整手段を制御して、前記酸化ガス流路および前記燃料ガス流路のうち少なくとも一方を加減圧することにより、前記燃料電池スタックの内部の前記残留水を除去する掃気手段と、
    を有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記掃気手段は、前記加減圧を複数回繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記残留水分量の予測結果に基づいて、前記加減圧の回数を決定する圧力変動回数決定手段を有し、
    前記掃気手段は、前記圧力変動回数決定手段により求められた回数だけ前記加減圧を繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記掃気手段は、前記残留水除去必要性判断手段により残留水の除去が必要ないと判断されるまで、前記加減圧を繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  5. 前記残留水分量の予測結果に基づいて、前記加減圧の変動幅を決定する圧力変動幅決定手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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