JP2008008333A - ラジアルころ軸受用保持器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】円周方向1個所に他の部位に比べて強度の低い弾性連結部12を有する保持器7bの全体形状を、射出成形により造る場合に、完成後に所望の形状を得られる製造方法を実現する。
【解決手段】射出成形後の冷却収縮量が、上記弾性連結部12で他の部位に比べて特に多くなる事を考慮して、冷却収縮が完了した状態で、(A)に示す様な所望の形状を得られる様に、使用する射出成形用金型の内部に設けるキャビティの形状を決定する。これにより、上記課題を解決できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、合成樹脂製で且つ弾性的に拡径できる機能を備えた、ラジアルころ(ニードルを含む)軸受用保持器の製造方法に関する。
各種機械装置の回転支持部のうち、大きなラジアル荷重が加わる部分に、図14〜15に示す様なラジアルころ軸受1が組み込まれている。このラジアルころ軸受1は、使用時にも回転しないハウジング(又は使用時に回転する歯車やローラ)等の外径側部材2の内周面に設けた円筒面状の外輪軌道3と、回転軸(又は支持軸)等の軸4の外周面に設けた円筒面状の内輪軌道5との間に、複数のころ(ニードル)6を、保持器7により保持した状態で転動自在に設けて成る。又、このうちの保持器7は、ガラス繊維強化プラスチック等の合成樹脂材料により、全体を円筒状に構成している。この様な保持器7は、軸方向に間隔をあけて互いに同心に配置された、それぞれが円環状である1対のリム部8、8と、これら両リム部8、8同士の間に掛け渡される状態で設けられた複数の柱部9、9とを備える。そして、円周方向に隣り合う柱部9、9と上記両リム部8、8とにより四方を囲まれた部分を、それぞれ上記各ころ6を転動自在に保持する為のポケット10、10としている。
この様なラジアルころ軸受1を組み立てるべく、上記保持器7を上記内輪軌道5の周囲に配置する場合には、この保持器7を、上記軸4の端部から挿通し、更に上記内輪軌道5の周囲まで軸方向に移動させる。ところが、この場合に、上記軸4の外周面のうち、軸方向に関してこの軸4の端部と上記内輪軌道5との間部分に、その外径寸法が上記保持器7の内径寸法よりも大きい、外向フランジ状の鍔部等の障害物が存在すると、この障害物が邪魔になって、上記保持器7を上記内輪軌道5の周囲まで軸方向に移動させる事ができなくなる。
この様な不都合を解消できる保持器として、特許文献1には、円周方向の1個所に不連続部を設けた保持器が記載されている。図16は、この特許文献1に記載された保持器と同様の基本構造を有する保持器7aを示している。この保持器7aは、円周方向の1個所に、不連続部である切れ目11を設けている。又、この切れ目11を挟む円周方向両側部分の幅方向中央部同士を、円周方向に関する相対変位可能にがたつきなく凹凸係合させている。この様な構成を有する保持器7aの場合には、上記切れ目11の幅を円周方向に広げる事に基づいて、内径寸法を弾性的に広げる事ができる。この為、この様に内径寸法を弾性的に広げる事により、上記障害物を乗り越える事ができる。
ところが、上述の様な、円周方向の1個所に不連続部である切れ目11を設けた保持器7aの場合には、組立作業中の取り扱いミスにより、上記切れ目11の幅が円周方向に過度に広がる可能性がある。この様に切れ目11の幅が円周方向に過度に広がると、合成樹脂製である上記保持器7aが白化したり、或は複数のポケット10、10の開口部が広がって、これら各ポケット10、10内に保持したころ6、6が外部に脱落する等の不具合を生じる可能性がある。
この様な事態を回避できる保持器として、特許文献2には、図17に示す様な保持器7bが記載されている。この保持器7bの場合、軸方向(図17の左右方向)両端部に存在する1対のリム部8a、8aのうち、円周方向に関する位相が互いにほぼ等しい部分に、それぞれ不連続部である切れ目13、13を設けている。これと共に、一方(図17の左方)のリム部8aの円周方向一端部(図17で上記切れ目13の下側に存在する端部)と、他方(図17の右方)のリム部8aの円周方向他端部(図17で上記切れ目13の上側に存在する端部)とに掛け渡す状態で、弾性連結部12を設けている。図示の例の場合、この弾性連結部12は、軸方向に対しほぼ平行に配設された、比較的肉薄の部位である。この様な弾性連結部12は、図18に示す様に、上記保持器7bの内径寸法を弾性的に広げるべく、上記各切れ目13、13の幅を円周方向に広げる事に伴い、円周方向に関して弾性的に伸張する。そして、この弾性連結部12の伸張量の限度を越えて、上記各切れ目13、13の幅が過度に広がる事を防止する。これと共に、この弾性連結部12で発生した弾性復元力により、上記各切れ目13、13の幅を元に戻す作用をもたらす。
ところで、上記特許文献2には、上述した保持器7bの製造方法が記載されていない。この保持器7bの製造方法としては、例えば、射出成形によって全体形状を造る製造方法が考えられる。ところが、この様な製造方法を実施する場合に、一般的な射出成形を実施する場合と同様、金型の内部に設けるキャビティの形状を、上記保持器7b(被成形物)の形状と同じ(相似形を含む)にすると、完成後に所望の保持器形状を得られなくなる可能性がある。この理由は、上述した保持器7bの場合、射出成形後の冷却収縮量が、全周に亙り均一にならない為である。具体的には、上記弾性連結部12の強度が他の部位に比べて低い為、この弾性連結部12で他の部位よりも特に大きい冷却収縮が生じる為である。
一方、上記保持器7bの製造方法としては、上記各切れ目13、13となるべき部分が繋がった状態(各切れ目13、13が存在しない状態)でこの保持器7bの射出成形を行ない、その後(冷却収縮が完了した後)、切削加工等により上記各切れ目13、13を形成する製造方法も考えられる。この様な製造方法によれば、射出成形後の冷却収縮量を全周に亙り均一にできる為、完成後に所望の保持器形状を得られる。但し、この様な製造方法を実施する場合には、射出成形作業とは別に、切削加工等の、上記各切れ目13、13の形成作業を行なう必要がある為、その分だけ製造コストが嵩む。
実開平1−77132号公報 独国特許出願公開第4222175号明細書
本発明は、上述の様な事情に鑑み、1対の切れ目を含む全体形状を射出成形により造れて、しかも完成後に所望の保持器形状を得られるラジアルころ軸受用保持器の製造方法を実現すべく発明したものである。
本発明の製造方法の対象となるラジアルころ軸受用保持器は、合成樹脂により一体に造られて、1対のリム部と、複数の柱部と、弾性連結部とを備える。
このうちの1対のリム部はそれぞれ、円周方向の1個所に切れ目を有する欠円環状であって、この切れ目の幅を円周方向に広げる事に基づき、弾性的に拡径可能である。これと共に、互いの切れ目の位相をほぼ一致させた状態で、軸方向に間隔をあけて互いに同心に設けられている。
又、上記各柱部はそれぞれ、上記両リム部同士の間に掛け渡される状態で、円周方向に関し互いに間隔をあけて設けられている。
又、上記弾性連結部は、上記両リム部及び上記各柱部のうち、上記各切れ目の位置を挟んで円周方向に遠近動可能な部位同士の間に掛け渡される状態で設けられている。そして、上記各切れ目の幅を円周方向に広げる事に基づいて弾性変形すると共に、これら各切れ目の幅が円周方向に過度に広がる事を防止する。
又、上記各切れ目の位置を挟んで円周方向に隣り合う柱部同士の間部分を除く、円周方向に隣り合う柱部同士の間部分をそれぞれ、ころを転動自在に保持する為のポケットとしている。
そして、本発明のラジアルころ軸受用保持器の製造方法は、上記ラジアルころ軸受用保持器の全体形状を射出成形により造る場合に、この射出成形後の冷却収縮量が上記弾性連結部で他の部位に比べて多くなる事を考慮して、この冷却収縮が完了した状態で所望とする上記ラジアルころ軸受用保持器の(自由状態での)形状を得られる様に、使用する射出成形用金型の内部に設けるキャビティの形状を(例えば実際の条件に基づいたコンピュータ解析により)決定する。そして、この射出成形用金型を使用して、上記ラジアルころ軸受用保持器の全体形状を射出成形により造る。
尚、上述の様にして決定したキャビティの形状は、所望とする上記ラジアルころ軸受用保持器の形状(相似形を含む)とは異なる。具体的には、上記弾性連結部の形状、位置、大きさ等にもよるが、例えば所望とする上記ラジアルころ軸受用保持器の形状と比較して、上記弾性連結部が円周方向や軸方向に少し伸びた様な形状となる。
上述した様な本発明のラジアルころ軸受用保持器の製造方法によれば、ラジアルころ軸受用保持器の全体形状を射出成形により造れる為、製造作業を能率化して、製造コストを十分に抑えられる。しかも、完成後に、所望とするラジアルころ軸受用保持器の形状を得られる。
[実施の形態の第1例]
図1は、本発明の実施の形態の1例を示している。尚、本例の特徴は、前述の図17〜18に示した合成樹脂製の保持器7bの製造方法にある。この為、この保持器7bの構造及び作用に関する重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
本例の場合、1対の切れ目13、13を含む、上記保持器7bの全体形状を、射出成形により造る。但し、前述した様に、この保持器7bの全体形状を射出成形により造る場合には、この射出成形後の冷却収縮量が、円周方向の1個所に設けた弾性連結部12で、他の部位に比べて多くなる。そこで、本例の場合には、この様な事情を考慮して、射出成形後の冷却収縮が完了した状態で、所望とする上記保持器7bの(自由状態での)形状を得られる様に、使用する射出成形用金型の内部に設けるキャビティの形状を、実験、或は、実際の条件に基づいたコンピュータ解析により決定する。本例の場合、この様にして決定したキャビティの形状は、図1の(A)に示す様な、所望とする上記保持器7bの形状(相似形を含む)とは異なる。即ち、本例の場合、上記キャビティの形状は、図1の(B)に示す様な形状、即ち、上述の(A)に示した様な所望とする保持器7bの形状と比較して、上記弾性連結部12が円周方向に少し伸張した如き形状となる。
上述した様な本例のラジアルころ軸受用保持器の製造方法によれば、保持器7bの全体形状を射出成形により造れる為、この保持器7bの製造作業を能率化して、この保持器7bの製造コストを十分に抑えられる。しかも、完成後に、所望とする保持器形状を得られる。即ち、本例の場合には、上述した様な射出成形用金型を使用して射出成形を行なう為、この射出成形後、キャビティから取り出した直後の保持器7bの形状は、図1の(B)に示す様な形状、即ち、弾性連結部12が円周方向に伸張した如き形状となる。但し、冷却収縮時に、この弾性連結部12が他の部位に比べて特に大きく冷却収縮する為、この冷却収縮が完了した状態で、図1の(A)に示す様な所望の保持器形状を得られる。
尚、本発明は、上述の図1(A)(前述の図17〜18)に示した様な形状の保持器7bの他、例えば図2〜13に示す様な保持器7c〜7mの製造にも適用できる。これら各保持器7c〜7mの場合には、弾性連結部及びその周辺部の形状が、上記保持器7bとは異なる。この様な各保持器7c〜7mの形状に就いて簡単に説明すると、
先ず、図2〜3に示した保持器7cの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面両端部と、下側に存在する柱部9の上面両端寄り部分とを、それぞれ自身の折り返し部を軸方向中央側に向けたU字形の弾性連結部12c、12cにより連結している。
又、図4〜5に示した保持器7dの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面中央部に形成した凸部14の先端部と、下側に存在する1対のリム部8a、8aの端部とを、それぞれ軸方向に対して若干傾斜した弾性連結部12d、12dにより連結している。
又、図6に示した保持器7eの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面中央部に形成した凸部14の先端部と、下側に存在する柱部9の上面両端部とを、それぞれ波形の弾性連結部12e、12eにより連結している。
又、図7に示した保持器7fの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面中央部と、下側に存在する柱部9の上面中央部とに、それぞれ凸部14、14を形成している。これと共に、これら両凸部14、14の左端面の基端部同士、及び、右側のリム部8aの両端寄り部内側面同士を、それぞれ自身の折り返し部を左側に配置したV字形の弾性連結部12f、12fにより連結している。
又、図8に示した保持器7gの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面両端寄り部分と、下側に存在する柱部9の上面右端寄り部分とを、図示の様な三股の弾性連結部12gにより連結している。又、上側の柱部9の下面左端部に形成した凸部15と、下側の柱部9の上面右端部に形成した凸部15とを、それぞれ相手側リム部8a、8aの端部に対して軸方向に隣接配置して、これら両リム8a、8aの端部同士が軸方向に変位しない様にしている。
又、図9に示した保持器7hの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面中央部と、下側に存在する柱部9の上面中央部とを、それぞれの折り返し部を軸方向両端側に向けた1対のU字形の弾性連結部12h、12hにより連結している。又、上側の柱部9の下面左端部に形成した凸部15と、下側の柱部9の上面右端部に形成した凸部15とを、それぞれ相手側リム部8a、8aの端部に対して軸方向に隣接配置している。
又、図10に示した保持器7iの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面中央部と、下側に存在する柱部9の上面中央部とを、上記1対のU字形の弾性連結部12h、12h(図9)を一体化させた如き形状の弾性連結部12iにより連結している。又、上側の柱部9の下面左端部に形成した凸部15と、下側の柱部9の上面右端部に形成した凸部15とを、それぞれ相手側リム部8a、8aの端部に対して軸方向に隣接配置している。
又、図11に示した保持器7jの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面中央部と、下側に存在する柱部9の上面中央部とに、それぞれ凸部14、14を形成している。これと共に、上側の凸部14の左側面基端部と左下に存在するリム部8aの端面との間、並びに、下側の凸部14の右側面基端部と右上に存在するリム部8aの端面との間に、それぞれ直線状の弾性連結部12j、12jを掛け渡す状態で設けている。
又、図12に示した保持器7kの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで上側に存在する柱部9の下面中央部と、下側に存在する柱部9の上面左端部との間、並びに、上側に存在する柱部9の下面右端部と下側に存在する柱部9の上面中央部との間に、それぞれ直線状の弾性連結部12k、12kを掛け渡す状態で設けている。又、上側の柱部9の下面右端部に形成した凸部15と、下側の柱部9の上面左端部に形成した凸部15とを、それぞれ相手側リム部8a、8aの端部に対して軸方向に隣接配置している。
又、図13に示した保持器7mの場合には、図示の状態で、1対の切れ目13、13の位置を挟んで左下側に存在するリム部8aの端部内側面と、右上側に存在するリム部8aの端部内側面との間に、図示の様な2つの折り返し部を有する弾性連結部12mを掛け渡す状態で設けている。
本発明の実施の形態の1例で製造する保持器の円周方向一部を、(A)は完成後の状態で、(B)は射出成形直後の状態で、それぞれ示す、径方向から見た図。 本発明の製造方法を実施可能なラジアルころ軸受用保持器の別例(第1例)を示す、一部を切断して径方向外方から見た図。 同じく斜視図。 本発明の製造方法を実施可能なラジアルころ軸受用保持器の別例(第2例)を示す、図2と同様の図。 同じく斜視図。 本発明の製造方法を実施可能なラジアルころ軸受用保持器の別例(第3例)を示す、図2と同様の図。 同じく別例(第4例)を示す、図2と同様の図。 同じく別例(第5例)を示す、図2と同様の図。 同じく別例(第6例)を示す、図2と同様の図。 同じく別例(第7例)を示す、図2と同様の図。 同じく別例(第8例)を示す、図2と同様の図。 同じく別例(第9例)を示す、図2と同様の図。 同じく別例(第10例)を示す、図2と同様の図。 保持器を備えたラジアルころ軸受を組み込んだ回転支持部分の断面図。 保持器の円周方向一部を径方向外方から見た図。 円周方向の1個所に不連続部を有するラジアルころ軸受用保持器を、一部の形状を省略して示す断面図。 本発明の製造方法の対象となる、円周方向の1個所に弾性連結部を備えたラジアルころ軸受用保持器の円周方向一部を、自由状態で示す、径方向外方から見た図。 同じく、弾性連結部を円周方向に関し弾性的に伸張させた状態で示す、径方向から見た図。
符号の説明
1 ラジアルころ軸受
2 外径側部材
3 外輪軌道
4 軸
5 内輪軌道
6 ころ(ニードル)
7、7a〜7m 保持器
8、8a リム部
9 柱部
10 ポケット
11 切れ目
12、12c〜12m 弾性連結部
13 切れ目
14 凸部
15 凸部

Claims (1)

  1. 合成樹脂により一体に造られて、1対のリム部と、複数の柱部と、弾性連結部とを備え、
    このうちの1対のリム部はそれぞれ、円周方向の1個所に切れ目を有する欠円環状であって、この切れ目の幅を円周方向に広げる事に基づき弾性的に拡径可能であると共に、互いの切れ目の位相をほぼ一致させた状態で軸方向に間隔をあけて互いに同心に設けられており、
    上記各柱部はそれぞれ、上記両リム部同士の間に掛け渡される状態で円周方向に関し互いに間隔をあけて設けられており、
    上記弾性連結部は、上記両リム部及び上記各柱部のうち、上記各切れ目の位置を挟んで円周方向に遠近動可能な部位同士の間に掛け渡される状態で設けられ、上記各切れ目の幅を円周方向に広げる事に基づいて弾性変形すると共に、これら各切れ目の幅が円周方向に過度に広がる事を防止するものであり、
    上記各切れ目の位置を挟んで円周方向に隣り合う柱部同士の間部分を除く、円周方向に隣り合う柱部同士の間部分をそれぞれ、ころを転動自在に保持する為のポケットとしたラジアルころ軸受用保持器の製造方法であって、
    このラジアルころ軸受用保持器の全体形状を射出成形により造る場合に、この射出成形後の冷却収縮量が上記弾性連結部で他の部位に比べて多くなる事を考慮して、この冷却収縮が完了した状態で所望とする上記ラジアルころ軸受用保持器の形状を得られる様に、使用する射出成形用金型の内部に設けるキャビティの形状を決定し、この射出成形用金型を使用して上記ラジアルころ軸受用保持器の全体形状を射出成形により造る、ラジアルころ軸受用保持器の製造方法。
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