JP2008008189A - 車両用熱交換器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クーリングモジュールにおいて、前後方向寸法の増加を抑えつつ、ブレード32がラジエータ20に衝突しないようにする。
【解決手段】当該自動車が冠水路に進入して水没すると、被水板50が車両前方からの水圧を受ける。これに伴い、被水板50が水圧によって車両後方に押し付けられる。このため、ステー51、52が車両後方にスライド移動する。このため、電動送風機30には矢印Z方向に回転力が発生する。これに伴い、電動送風機30およびラジエータ20の間の距離が離れることになる。したがって、複数枚のブレード32が撓んでも、ラジエータ20に衝突することはない。
【選択図】図3

Description

本発明は、熱交換器および送風機を備える車両用熱交換器装置に関するものである。
従来、図4に示すように、ラジエータ1と、ラジエータ1に対して車両後側に配置される送風機2と、ラジエータ1を通過する空気流を送風機2に向けて案内するファンシュラウド3とから構成される車両用熱交換器装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、図5に示すように、自動車4が冠水路に進入してラジエータ1および送風機2のファンブレード2aが水没した場合において、送風機2が回転するとファンブレード2aに過大な圧力が作用してファンブレード2aが図6の矢印Yに示すようにラジエータ1側に撓んで、ファンブレード2aがラジエータ1に接触してしまう。
これに対して、ファンブレード2aに過大な圧力が作用してファンブレード2aが撓んでも、ファンブレード2aがラジエータ1に衝突しないように、ファンブレード2aおよびラジエータ1の間の隙間寸法X(図4参照)が設定されている。
特開2005−147018号公報
近年、車両のエンジンルームを縮小化し、客室寸法を増加させる車両レイアウトが主流である。しかし、上述の車両用熱交換器装置では、ファンブレード2aがラジエータ1に衝突しないように隙間寸法Xを設定するので、前後方向寸法の増加を招くので、車両のエンジンルームの縮小化を行うことができない。
本発明は、上記点に鑑み、前後方向寸法の増加を抑えつつ、送風機のファンブレードが熱交換器に衝突しないようにした新規な車両用熱交換器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、熱冷媒と空気との間で熱交換する熱交換器と、熱交換器に対して車両後側に配置され、熱交換器を通過する空気流れを回転に基づいて発生するファンブレードを有する送風機と、ファンブレードと熱交換器との間の隙間寸法を変更可能に熱交換器に対して送風機を支持する支持部と、送風機を弾性力により熱交換器側に引きつける弾性部材と、当該車両の冠水路の走行に伴って車両前側から水圧を受ける被水部と、被水部が受ける水圧を送風機側に伝えて弾性部材を弾性変形させつつ隙間寸法を広げる伝達部と、を備えることを特徴とする。
したがって、車両前後方向寸法の増加を抑えつつ、送風機のファンブレードが熱交換器に衝突しないようにすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本実施形態は、本発明に係る車両用熱交換器装置をクーリングモジュールに適用したものであって、図1は本実施形態に係るクーリングモジュールを車幅方向から視た側面図であり、図2は車両用クーリングモジュールを車両前側から視た図である。
クーリングモジュールは、図1に示すように、コンデンサ10、ラジエータ20、電動送風機30、ファンシュラウド40、被水板50、および2つのバネ60から構成される。コンデンサ10は、空調装置用冷凍サイクル内を循環する冷媒と外気とを熱交換させて冷媒を冷却する放熱器である。
ラジエータ20は、コンデンサ10に対して車両後側に配置され、走行用エンジンの冷却水と外気とを熱交換させて冷却水(熱冷媒)を冷却する放熱器である。具体的には、ラジエータ20は、冷却水が流れて冷却水と外気との間で熱交換する複数本の扁平状チューブ21aと、扁平状チューブ21aの外表面に接合されて熱交換を促進する放熱フィン(図示せず)と、複数本のチューブ21aに冷却水を分流する上側タンク21bと、複数本のチューブ21aから排出する冷却水を集合する下側タンク21cとを備えている。なお、ラジエータ20は、特許請求範囲に記載の熱交換器に相当する。
電動送風機30は、ラジエータ20の車両後側に配置され、軸流ファン30aと、この軸流ファン30aを回転駆動する電動式モータ30bとから構成されている。軸流ファン30aは、モータ30bの回転軸が貫通されるボス部31と、ボス部31の回転中心から放射状に延びる複数枚のブレード(ファンブレード)32とから構成され、電動式モータ30bから回転駆動され、ラジエータ20およびコンデンサ10を通過する空気流を発生する。なお、電動送風機30は、特許請求範囲に記載の送風機に相当する。
ファンシュラウド40は、電動送風機30の外周側を覆うように形成され、電動送風機30からラジエータ20に至るダクト状の空気通路を構成する。ファンシュラウド40の内壁には、電動送風機30をファンシュラウド40内で保持(支持)するための梁部材をなす送風機ステー33が複数本設けられている。
ここで、電動送風機30は、ラジエータ20に対して回転可能に支持されている。具体的には、ファンシュラウド40のうち天地方向上部には、上側に延出する3つのV字状のリブ41(図1中では1つのリブ41だけを示す)が設けられている。一方、ラジエータ20の上側タンク21bには、図2に示すように、3つの支持部21d(図1中には、1つの支持部21dを示す)が設けられている。ここで、1つのリブ41の先端部と1つの支持部21dの先端部とは、回転可能に連結するヒンジ部を構成している。このため、ファンシュラウド40のうち天地方向上部(すなわち、送風機30)をラジエータ20が回転可能に支持していることになる。
なお、上側タンク21bおよび支持部材50は、例えば、樹脂材料からなるものであり、上側タンク21bおよび支持部材50は、一体に成形されている。
被水板50は、コンデンサ10およびラジエータ20に対して天地方向下側で、かつコンデンサ10およびラジエータ20に対して、車両前側に配置されている。被水板50は、図2に示すように、樹脂製の長方形状板部材であって、平面部を車両前側に向けている。被水板50の背面には、車両後方に棒状に延出するステー51、52が固定されている。一方、ファンシュラウド40のうち天地方向下部には、下側に延出する2つのV字状のリブ33a(図1中では1つのリブ33aだけを示す)が設けられている。なお、被水板50は、特許請求範囲に記載の被水部に相当し、ステー51、52は、特許請求範囲に記載の伝達部に相当する。
ここで、ステー52の先端部と1つのリブ33a(図1中紙面手前側のリブ)の先端部とは、ヒンジ部を構成して回転可能に連結されている。ステー51の先端部と1つのリブ33a(図1中紙面手前側のリブ)の先端部とは、ヒンジ部を構成して回転可能に連結されている。
なお、被水板50、ステー51、52、ファンシュラウド40、およびリブ33aは、例えば樹脂材料からなるものである。
また、図2に示すように、ステー51、52を下側から保持する断面コ字状の金属製の保持部51a、52aが設けられており、保持部51a、52aは、ラジエータ20の下側面に一体成形されている。
さらに、2つのバネ60は、コイル状バネであって、それぞれリブ33aに対応して配置されている。1つのバネ60は、一方のリブ33aとラジエータ20の下側タンク21cとのの間に配置されており、残りのバネ60は、残りのリブ33aとラジエータ20の下側タンク21cとのの間に配置されている。2つのバネ60のそれぞれの一端部は、リブ33aに係止され、2つのバネ60のそれぞれの他端部は、ラジエータ20の下側タンク21cに対して係止されている。2つのバネ60は、弾性力により電動送風機30をラジエータ20側に引きつける。なお、2つのバネ60は、それぞれ特許請求範囲に記載の弾性部材に相当する。
以上のように構成されるクーリングモジュールにおいて、当該自動車が冠水路に進入して水没すると、被水板50が車両前方からの水圧を受ける。これに伴い、被水板50が水圧によって車両後方に押し付けられる。このため、ステー51、52が車両後方にスライド移動する。すなわち、被水板50が受けた水圧をステー51、52によってリブ33a側(すなわち、電動送風機30側)に伝えることになる。このため、電動送風機30には矢印Z方向(すなわち、時計回り反対方向)に回転力が発生する。これに伴い、電動送風機30がラジエータ20に対して回転して、複数枚のブレード32およびラジエータ20の間の距離が離れることになる。したがって、複数枚のブレード32が撓んでも、ラジエータ20に衝突することはない。
また、被水板50が水圧を受けなくなったときには、バネ60の弾性力により、電動送風機30には矢印Z方向と反対方向(すなわち、時計回り方向)に回転力が生じるので、電動送風機30がラジエータ20側に引きつけられる。
ここで、バネ60のバネ定数は、振動等が作用した場合に、容易にファンシュラウド40が移動しないように設定されており、被水板50の面積とバネ60のバネ定数とは、ファンシュラウド40の振動荷重の影響が無いように設定されている。
以上説明した本実施形態によれば、被水板50が受ける水圧を電動送風機30側に伝えるため、バネ60を伸ばして、電動送風機30およびラジエータ20の間の隙間寸法を広げることができるので、前後方向寸法の増加を抑えつつ、電動送風機30のブレード32がラジエータ20に衝突しないようにすることができる。
なお、ブレード32がラジエータ20に衝突しないようにするためには、ブレード32の板厚を増して剛性を上げ、ブレード32の撓み量を減らすことも考えられるが、ブレード32の重量増、およびコストアップを招くことになる。
これに対して、本実施形態では、ブレード32の板厚を増す必要がないので、ブレード32の重量増、およびコストアップを招くことはない。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、電動送風機30をラジエータ20に対して回転可能に支持した例について説明したが、これに限らず、電動送風機30をラジエータ20に対してスライド可能に支持してもよい。
上述の実施形態では、被水板50をラジエータ20よりも車両前側に配置した例について説明したが、これに限らず、被水板50としては車両前側から水圧を受ける位置ならば、いずれの位置に配置してもよい。
上述の実施形態では、弾性部材としてバネ60を用いた例について説明したが、これに限らず、ゴムクッションを用いてもよい。
本発明の一実施形態に係るクーリングモジュールを車両側方から視た側面図である。 図1のクーリングモジュールを車両前方から視た側面図である。 図1のクーリングモジュールの作動を説明する為の図である。 従来の熱交換器装置の構成を示す図である。 従来の熱交換器装置の問題点を説明するための図である。 従来の熱交換器装置の問題点を説明するための図である。
符号の説明
10…コンデンサ、20…ラジエータ、30…電動送風機、
40…ファンシュラウド、50…被水板、60…バネ。

Claims (4)

  1. 熱冷媒と空気との間で熱交換する熱交換器と、
    前記熱交換器に対して車両後側に配置され、前記熱交換器を通過する空気流れを回転に基づいて発生するファンブレードを有する送風機と、
    前記ファンブレードと前記熱交換器との間の隙間寸法を変更可能に前記熱交換器に対して前記送風機を支持する支持部と、
    前記送風機を弾性力により前記熱交換器側に引きつける弾性部材と、
    当該車両の冠水路の走行に伴って車両前側から水圧を受ける被水部と、
    前記被水部が受ける水圧を前記送風機側に伝えて前記弾性部材を弾性変形させつつ前記隙間寸法を広げる伝達部と、
    を備えることを特徴とする車両用熱交換器装置。
  2. 前記支持部は、前記送風機を前記熱交換器に対して回転可能に支持するようになっており、
    前記被水部に受けた水圧を前記伝達部が前記送風機側に伝えたとき、前記送風機が前記支持部を中心に回転して前記隙間寸法が広がるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用熱交換器装置。
  3. 前記被水部は、前記熱交換器よりも車両前側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用熱交換器装置。
  4. 前記熱交換器は、前記熱冷媒が流れて前記熱冷媒と前記外気との間で熱交換する複数本のチューブと、前記複数本のチューブに前記熱冷媒を分流する第1のタンクと、前記複数本のチューブから排出する熱冷媒を集合する第2のタンクと、を備えており、
    前記第1、第2のタンクのうち一方のタンクは、前記複数本のチューブに対して上側に配置され、他方のタンクは、前記複数本のチューブに対して下側に配置されており、
    前記第1、第2のタンクのうち前記上側のタンクに前記支持部が配置され、
    前記下側のタンクと前記送風機との間に前記弾性部材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用熱交換器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017120172A (ja) * 2015-12-25 2017-07-06 株式会社デンソー 熱交換モジュール
WO2020059617A1 (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 いすゞ自動車株式会社 エアガイド構造

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