JP4383834B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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本発明は、エンジンルームから熱交換器の前側へ回り込む熱気の吹き返しを確実に防止する車体前部構造に関するものである。
自動車のエンジンルームの前方には、エンジン冷却水を循環して冷却するためのラジエータ、エアコンディショナーのガス冷媒を冷却するコンデンサなどが設置されている。このラジエータ、コンデンサなどの前方には、前面にエネルギー吸収部材を一体的に接合したバンパレインフォースが車幅方向に沿って配置されており、その更に前方には、バンパフェイシアが配置されている。従って、車両の軽衝突時には、このエネルギー吸収部材が変形することにより、バンパレインフォースの変形を防止することができる。
また、ラジエータ、コンデンサなどの左右両側には、前後方向に沿うパネル状のエアガイドがそれぞれ配置されている。このエアガイドの前端にはバンパレインフォース及びエネルギー吸収部材に相当する切欠が形成され、この切欠内にバンパレインフォース及びエネルギー吸収部材を受け入れることにより、該エアガイドの前端がバンパフェイシア及びエネルギー吸収部材と、バンパレインフォースに対して後側から当接している。
従って、この左右両側のエアガイドにより、ラジエータ、コンデンサなどの前方空間が遮蔽され、エンジンルームから吹き返される熱気がラジエータ、コンデンサなどの前側に込まないようにしている。このようにして、熱気の回り込みを防止しているのは、熱気がラジエータ、コンデンサなどの前側に回り込むと、ラジエータ、コンデンサなどを通過する空気の温度が高くなり、ラジエータ、コンデンサなどの熱交換性能が低下するからである(例えば、特許文献1。)。
特開2002−286392号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、エアガイドの前端にバンパレインフォース及びエネルギー吸収部材に相当する形状の切欠を形成し、バンパレインフォース及びエネルギー吸収部材が存在する部分では、この切欠をバンパレインフォース及びエネルギー吸収部材に対して当接させているため、エネルギー吸収部材とバンパフェイシアとの隙間は残されたままで、この隙間が大きい場合には、この隙間を介して、熱気がラジエータ、コンデンサなどの前方空間内に流入するおそれがある。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、熱気がエネルギー吸収部材とバンパフェイシアの隙間から熱交換器の前方空間内に流入するのを防止することができる車体前部構造を提供するものである。
請求項1記載の発明は、エンジンルームの前方位置に熱交換器が支持されてなるフロントエンドパネルが配置され、該フロントエンドパネルから前方に向けて、バンパレインフォース、エネルギー吸収部材、バンパフェイシアが順に配置されていると共に、前端を前記バンパレインフォース及び前記エネルギー吸収部材並びに前記バンパフェイシアにそれぞれ当接させ且つ後端を前記フロントエンドパネルに当接させるエアガイドが前記フロントエンドパネルの左右両側に、それぞれ設けられている車体前部構造であって、前記エネルギー吸収部材における左右両端付近の前面に、該前面の上下幅にわたってバンパフェイシアに当接する突起部が、それぞれ形成されてなり、前記突起部と前記エアガイドとの車幅方向位置が一致していることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、電動ファン用の開口部が形成されたファンシュラウドと、該ファンシュラウドの上端で車幅方向に沿うラジコアパネルとを一体的に有する樹脂一体成形品のフロントエンドパネルをエンジンルームの前方に設置すると共に、該フロントエンドパネルの前方に熱交換器を支持し、該フロントエンドパネルにエアガイドの後端を当接させたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、前記フロントエンドパネルの左右両側に設けた前記エアガイドの前端を前記バンパレインフォース及び前記エネルギー吸収部材並びに前記バンパフェイシアにそれぞれ当接させ且つ前記エアガイドの後端を前記フロントエンドパネルに当接させるばかりか、エネルギー吸収部材における左右両端付近の前面に、該前面の上下幅にわたってバンパフェイシアに当接する突起部を、それぞれ形成したため、この突起部により、エネルギー吸収部材とバンパフェイシアとの隙間が車幅方向において遮られ、エンジンルームから吹き返された熱気が、この隙間を通って熱交換器の前方空間内へ流入するのを防止することができる。
また、エネルギー吸収部材に形成した突起部とエアガイドとの車幅方向位置が一致しているため、エアガイドと突起部との間に、車幅方向でのギャップが発生せず、熱気の流入を更に確実に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、エアガイドの後端を樹脂一体成形品であるフロントエンドパネルに当接させため、エアガイドの後端側における隙間の発生も確実に防止することができる。
熱気がエネルギー吸収部材とバンパフェイシアの隙間から熱交換器の前方空間内に流入するのを防止する、という目的を、エンジンルームの前方位置に熱交換器が支持されてなるフロントエンドパネルが配置され、該フロントエンドパネルから前方に向けて、バンパレインフォース、エネルギー吸収部材、バンパフェイシアが順に配置されていると共に、前端を前記バンパレインフォース及び前記エネルギー吸収部材並びに前記バンパフェイシアにそれぞれ当接させ且つ後端を前記フロントエンドパネルに当接させるエアガイドが前記フロントエンドパネルの左右両側に、それぞれ設けられている車体前部構造であって、前記エネルギー吸収部材における左右両端付近の前面に、該前面の上下幅にわたってバンパフェイシアに当接する突起部が、それぞれ形成されてなり、前記突起部と前記エアガイドとの車幅方向位置が一致していることで実現した。
以下、本発明の最良の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。エンジンルームEの前方には、樹脂一体成型品であるフロントエンドパネル1が設置されている。フロントエンドパネル1は、図示せぬ電動ファンを取付ける開口部2が形成されたファンシュラウド3と、該ファンシュラウド3の上端で車幅方向に沿うラジコアパネル4とから形成された比較的簡単な形状をしている。
また、フロントエンドパネル1の左右両側には張出部5が形成され、その上下中央には断面コ字状の締結部6が形成されている。締結部6には図示せぬサイドメンバの前端が固定される。このフロントエンドパネル1におけるファンシュラウド3の前面に、「熱交換器」としてのラジエータ7が支持される。ラジエータ7の更に前方に空調用のコンデンサが設置される場合もある。
更に、このラジエータ7の前方には、バンパレインフォース8が車幅方向に沿って配置されている。このバンパレインフォース8の前面には、同じ上下幅のエネルギー吸収部材9が一体的に接合されている。エネルギー吸収部材9の前方にはエネルギー吸収部材9よりも大きい上下幅を有するバンパフェイシア10が配置されている。
バンパレインフォース8の左右両端部には、前後にエンボス11が形成され、エネルギー吸収部材9にはエンボス11に対応する貫通孔12が形成されている。バンパフェイシア10の車幅方向中央部には空気取入用のグリル13が開口形成されている。
そして、ラジエータ7の左右両側位置には、ラジエータ7の前方空間K(図3参照)を遮蔽する左右一対のエアガイド14が設けられている。エアガイド14の前端は、図2に示すように、基本的にバンパフェイシア10の内面形状に相応する形状で、且つバンパレインフォース8及びエネルギー吸収部材9に対応する切欠14aが形成されている。エアガイド14の前端には、切欠14aも含んだ状態でクッション材15が接着されている。エアガイド14の後端は、基本的にフロントエンドパネル1の張出部5に相応する形状で、且つ締結部6に対応する切欠14bが形成されている。
従って、このエアガイド14の前端を、バンパレインフォース8及びエネルギー吸収部材9と、バンパフェイシア10に対して当接させ、後端をフロントエンドパネル1の張出部5に当接させることにより、ラジエータ7の前方空間Kは遮蔽される。エアガイド14の前端はバンパフェイシア10及びバンパレインフォース8等に対応した複雑な形状になっているが、クッション材15を介在させているため、シール性が良い。また、エアガイド14の後端も、比較的単純形状な樹脂一体成形品であるフロントエンドパネル1の張出部5及び締結部6に当接させているため、エアガイド14の後端側における隙間の発生も確実に防止することができる。
また、エネルギー吸収部材9の前面における左右両端部付近には、エアガイド14と同じ車幅方向位置の突起部16が、エネルギー吸収部材9の上下幅にわたって形成されている。この突起部16により、エネルギー吸収部材9とバンパフェイシア10との間に形成される隙間S(図3参照)が、エアガイド14と同じ位置で遮断される。
以上説明したように、この実施例によれば、ラジエータ7の前方空間Kが左右一対のエアガイド14により遮蔽されているため、ラジエータ7の前方空間Kには、グリル13からの冷たい空気だけが導入されることになり、エンジンルームEから吹き返された熱気は、エアガイド14にガードされて、前方空間K内に流入しない。
更に、エネルギー吸収部材9における左右両端付近の前面にバンパフェイシア10に当接する突起部16を形成し、この突起部16によりエネルギー吸収部材9とバンパフェイシア10との隙間Sを車幅方向において遮断したため、エンジンルームEから吹き返された熱気が、この隙間Sを伝わってラジエータ7の前方空間K内へ流入するのを防止することができ、ラジエータ7の熱交換効率を更に向上されることができる。
特に、エネルギー吸収部材9に形成した突起部16と、エアガイド14との車幅方向位置が一致しているため、エアガイド14と突起部16との間に、車幅方向でのギャップが発生せず、熱気の流入をより確実に防止することができる。
以上の実施例では、エネルギー吸収部材9に、エネルギー吸収部材9と一体の突起部16を形成したが、別体の突起部を接着シール等で取付けても良い。また、バンパレインフォース8とエネルギー吸収部材9とを接合して、両者間に隙間が生じない構造にしたが、接合しなくても、バンパレインフォース8が剛体のため、エネルギー吸収部材9との間に隙間が生じにくく、この間の隙間は問題にならない。
この発明の一実施例に係る車体前部構造を示す分解斜視図。 図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。 図1中矢示SB−SB線に沿う断面図。
符号の説明
1 フロントエンドパネル
7 ラジエータ(熱交換器)
8 バンパレインフォース
9 エネルギー吸収部材
10 バンパフェイシア
14 エアガイド
14a、14b 切欠
16 突起部
E エンジンルーム
K 前方空間
S 隙間

Claims (2)

  1. エンジンルーム(E)の前方位置に熱交換器(7)が支持されてなるフロントエンドパネル(1)が配置され、該フロントエンドパネル(1)から前方に向けて、バンパレインフォース(8)、エネルギー吸収部材(9)、バンパフェイシア(10)が順に配置されていると共に、前端を前記バンパレインフォース(8)及び前記エネルギー吸収部材(9)並びに前記バンパフェイシア(10)にそれぞれ当接させ且つ後端を前記フロントエンドパネル(1)に当接させるエアガイド(14)が前記フロントエンドパネル(1)の左右両側に、それぞれ設けられている車体前部構造であって、
    前記エネルギー吸収部材(9)における左右両端付近の前面に、該前面の上下幅にわたってバンパフェイシア(10)に当接する突起部(16)が、それぞれ形成されてなり、
    前記突起部(16)と前記エアガイド(14)との車幅方向位置が一致していることを特徴とする車体前部構造。
  2. 請求項1記載の車体前部構造であって、
    電動ファン用の開口部(2)が形成されたファンシュラウド(3)と、該ファンシュラウド(3)の上端で車幅方向に沿うラジコアパネル(4)とを一体的に有する樹脂一体成形品のフロントエンドパネル(1)をエンジンルーム(E)の前方に設置すると共に、
    該フロントエンドパネル(1)の前方に熱交換器(7)を支持し、該フロントエンドパネル(1)にエアガイド(14)の後端を当接させたことを特徴とする車体前部構造。
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