JP7484483B2 - 車両前部熱交換器用エアガイド構造 - Google Patents

車両前部熱交換器用エアガイド構造 Download PDF

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本発明は、車両前部に搭載された熱交換器のためのエアガイド構造に関するものである。
下記特許文献1に開示された車両の前部には、内燃機関を冷却するクーラントを走行風と熱交換させて冷却するラジエータと、空調システムの冷媒を走行風と熱交換させて液化するコンデンサ(クーラコンデンサ)とが搭載されている。ラジエータの直前にコンデンサが配置され、これらの熱交換器に走行風を導く門形の樹脂製のエアガイド(エアダクト)が、ラジエータの直前にコンデンサの周囲を囲むように配置されている。コンデンサの前方には、バンパレインフォースメント(バンパビーム)も配置されており、バンパレインフォースメントは上述したエアガイドの一対の側壁(サイドダクトメンバ)を貫通して配置されている。
特開2012-183926号公報
特許文献1に開示された構造では、エアガイドの側壁にはバンパレインフォースが貫通する孔(開口)がそれぞれ設けられ、かつ、当該孔からは側壁の下縁に向けてスリット(バンパビーム挿入用フレームスリット)がそれぞれ形成されている。先に取り付けられているバンパレインフォースに対してエアガイドを正規位置に組み付けるには、バンパレインフォースが一対のスリットを通過した後に孔の内部に収まるように、大きなエアガイドを嵌め込まなければならない。
この組付作業性は改善が望まれる。また、スリットや孔には組み付けのために寸法的な余裕(隙間)が必要であり、この部分から走行風が漏れるためエアガイドとしての導風性能も改善が望まれる。本発明の目的は、車両前部に搭載された熱交換器のための、組付作業性に優れたエアガイド構造を提供することである。
本発明に係る車両前部熱交換器用エアガイド構造は、熱交換器の周囲を囲って走行風を前記熱交換器に導くエアガイドを備えている。エアガイドは、上下に分割可能な第一部品及び第二部品とからなる。第一部品は、熱交換器とバンパレインフォースメントとの間に挿入されており、その後縁は熱交換器に密着されると共に前縁はバンパレインフォースメントの後面に密着されている。第二部品は、バンパレインフォースメントを挟んで第一部品に取り付けられており、その後縁はバンパレインフォースメントの前面に密着されている。
本発明によれば、車両前部に搭載された熱交換器のためのエアガイドの組付作業性を向上することができる。
図1は、実施形態に係る吸気成分改質装置を車両前部熱交換器用エアガイド構造の分解斜視図である。 図2は、上記エアガイド構造の組付完了後の斜視図である。 図3は、ラジエータと第二部品(第二フレーム)との嵌合部の斜視図である。 図4は、上記嵌合部の水平断面図である。
図面を参照しつつ、実施形態に係る車両前部熱交換器用エアガイド構造について説明する。
図1及び図2は、車両前部左側を示している。車両前部左側には、熱交換器1が搭載されており、熱交換器1は、クーラントを走行風と熱交換させて冷却するラジエータである(以下、ラジエータ1とする)。ラジエータ1は、その上部にアッパタンク1aを有すると共に、その下部にロワタンク1bを有しており、一対のタンク1a及び1bの間に垂直方向に延びる多数のチューブと、隣接するチューブ間に取り付けられた波形状の放熱フィンとを備えている。クーラントはチューブ内を流れる。
多数のチューブ及びフィンで構成された部分が熱交換部1cであり、走行風はチューブの間を通過する際に放熱フィンやチューブを介してクーラントと熱交換し、クーラントが冷却される。アッパタンク1aは、ブラケット2を介してアッパサポートメンバ3に取り付けられている。一方、ロワタンク1bは、フロントロワクロスメンバ4に取り付けられて支持されている。
ラジエータ1の前方には、バンパレインフォースメント5が配設されている。バンパレインフォースメント5の両端は、クラッシュボックスを介してサイドメンバの前端に固定されている。図1及び図2には、アッパサポートメンバ3、フロントロワクロスメンバ4及びバンパレインフォースメント5は、それらの右側半分のみが示されている。本実施形態の車両は、軽自動車やリッターカー等のようにフロントオーバーハングが短く、ラジエータ1とバンパレインフォースメント5との間のスパンが短い。エアガイド6は、この短いスパンの間に設けられる。
エアガイド6は、上下に分割可能な第一部品6A及び第二部品6Bとで構成されている。本実施形態では、第一部品6Aが上部材であり、その下方部がラジエータ1とバンパレインフォースメント5との間に上方から挿入される。第二部品6Bが下部材であり、その上方部と第一部品6Aの下方部とでバンパレインフォースメント5を挟み込む。
エアガイド6は、ラジエータ1の周囲前方を囲って走行風をラジエータ1に導くガイドフレーム60と、ラジエータ1の熱交換部1cのすぐ前に位置して熱交換部1cを飛び石等から保護する網状のチッピングガード61とを有している。ガイドフレーム60は、四角い枠状であり、前後方向に幅のある部材である。チッピングガード61は、上下方向に延びる多数の細い縦桟を有する四角い部材である。チッピングガード61は、縦桟の破損を防止するために、幅の広い横桟やブレースとなる斜桟も有している。
上述したように、エアガイド6は、第一部品6A及び第二部品6Bに分割可能であるため、ガイドフレーム60も第一部品6A側の第一フレーム60Aと第二部品6B側の第二フレーム60Bとに分割される。同様に、チッピングガード61も第一部品6A側の第一ガード61Aと第二部品6B側の第二ガード61Bとに分割される。第一フレーム60Aは下方が開放された門型のフレームであり、第二フレーム60Bは上方が開放された門型のフレームである。バンパレインフォースメント5は、第一フレーム60Aと第二フレーム60Bとによって挟み込まれる。このため、第一フレーム60Aの一対の側壁の各下方部前縁に切欠部が形成され、第二フレーム60Bの一対の側壁の各上方部の後縁に切欠部が形成されている。
ガイドフレーム60とラジエータ1とは密着されており、貫通するバンパレインフォースメント5とも密着されている。そして、これらの密着部には、弾性のあるシール部材7が貼り付けられており、気密性が確保されている。シール部材7は、具体的には、発泡EPDMゴムテープである。なお、シール部材7は、エアガイド6をしっかり保持して、その振動を防止する効果もある。シール部材7は、振動を防止するので、エアガイド6とラジエータ1又はバンパレインフォースメント5との擦れによる騒音の発生も防止する。
ガイドフレーム60とラジエータ1及びバンパレインフォースメント5との密着に関して、より詳しくは、第一部品6Aは、その第一フレーム60Aの後縁においてラジエータ1と密着している。また、第一部品6Aは、第一フレーム60Aの上述した下方切欠部の前縁においてバンパレインフォースメント5の後面と密着している。そして、これらの密着部にシール部材7が貼り付けられている。さらに、第二部品6Bは、その第二フレーム60Bの上述した上方切欠部の後縁においてバンパレインフォースメント5の前面と密着している。
なお、ガイドフレーム60(第一フレーム60A及び第二フレーム60B)は、車両の前面外殻の裏面とも密着する。前面外殻とは、フロントバンパ(及びその内部のエネルギー吸収発泡体)やフロントグリル等である。従って、第一フレーム60A及び第二フレーム60Bの前縁にも同様にシール部材7が貼り付けられている。また、第一フレーム60Aと第二フレーム60Bとの密着部(後述する係止部8を除く)にもシール部材7が貼り付けられている(少なくとも一方に貼られていれば十分である)。さらに、第二フレーム60Bのラジエータ1との密着部(第二フレーム60Bの水平部の後縁及び後述する第二フレーム60Bのラジエータ1との嵌合部9を除く)にもシール部材7が貼り付けられている。第二フレーム60Bの水平部の後縁にシール部材7が貼り付けられていないのは、ラジエータ1の熱交換部1cやチッピングガード61に付着した後に流下する雨水や泥などの汚れなどを排出するためである。
第一部品6Aのシール部材7以外の部分は、硬質プラスチックにより一体成形されている。同様に、第二部品6Bのシール部材7以外の部分も、硬質プラスチックにより一体成形されている。従って、エアガイド6は、車両高速走行時に走行風の圧力が大きくなっても十分に耐える事ができる。また、第一部品6Aの第一フレーム60A及び第一ガード61Aを一体成形することで、金型が一組で足りるため安価に製造でき、第一部品6Aの強度剛性を向上できる。同様に、第二部品6Bの第二フレーム60B及び第二ガード61Bを一体成形することで、金型が一組で足りるため安価に製造でき、第一部品6Aの強度剛性を向上できる。なお、もし仮にエアガイド6全体を一体成形しようとすると、金型が大型化してしまう。
なお、第一部品6Aは、別々に製造された第一フレーム60Aと第一ガード61Aとを一体化させて構成されてもよい。同様に、第二部品6Bも、別々に製造された第二フレーム60Bと第二ガード61Bとを一体化させて構成されてもよい。例えば、第一フレーム60A及び第二フレーム60Bを硬質プラスチックで成形し、第一ガード61A及び第二ガード61Bを金属メッシュ部材としてもよい。このようにすれば、チッピングガード61の強度を向上できる。金属製の第一ガード61A(第二ガード61B)を第一フレーム60A(第二フレーム60B)の成形時に金型内にインサート成形して一体化してもよい。第一部品6A(第二部品6B)として一体構造を有していれば、その組付時には一つの部品として扱えるため、組付性は損なわれない。
エアガイド6の組み付けについて説明する。まず、第一部品6Aの下方部が上方からラジエータ1とバンパレインフォースメント5との間に挿入される。このとき、第一フレーム60Aの一対の側壁の一部は、それぞれバンパレインフォースメント5に覆いかぶさる形になる。挿入された第一部品6Aは、ラジエータ1、ラジエータ1を支持するブラケット2、バンパレインフォースメント5、又は、それらのうちの複数に固定される。第一部品6Aの固定は、係止機構、嵌合構造、ネジ止め又はクリップ止めによって行われる。本実施形態では、第一部品6Aは、完全に挿入されると、その上部でラジエータ1のアッパタンク1aと嵌合する(図2参照)。なお、このような構造(係止機構、嵌合構造、ネジ止め又はクリップ止め)が設けられずに、後述する第二部品6Bの取り付けによって第一部品6Aが固定されてもよい。
次に、第二部品6Bの第二フレーム60Bの一対の側壁の上端を、バンパレインフォースメント5に覆いかぶさっている上述した第一フレーム60Aの側壁の下端に係止させる。このとき、第二フレーム60Bの上端は、バンパレインフォースメント5と第一フレーム60Aの下端との間に位置し、第一フレーム60Aの下端と第二フレーム60Bの上端とが係止される(係止部8)。なお、係止部8は、嵌合部として形成されてもよい。その後、第二フレーム60Bの下方部をラジエータ1の下方部に押し付けることで、第二フレーム60Bの下方部とラジエータ1の下方部とが嵌合される(嵌合部9)。第二部品6Bは、ラジエータ1に加えてバンパレインフォースメント5に嵌合(又は係止)されてもよい。
嵌合部9の構造を、図3及び図4を参照しつつ説明する。嵌合部9は、ラジエータ1及び第二部品6Bの両側部にそれぞれ対称に形成されている。従って、右側の嵌合部9(車幅方向の中央に近い嵌合部9)を例にして説明する。ラジエータ1は、その側部に断面コ字状の金属製アングル材1dを有している。アングル材1dのコ字状断面は、側方に向けて開放されている。一方、第二部品6Bの第二フレーム60Bの各側壁の下方部には、後方に向けて突出された係止片62が形成されている。
係止片62は、硬質プラスチックの弾性により撓むことができ、その先端にアングル材1dと係止する係止爪62aが形成されている。係止爪62aはエアガイド6の中央に向けて突出されており、もう一方の係止片62の係止爪62aと対向している。従って、第二部品6Bの下方部をラジエータ1の下方部に押し付けるだけで、係止爪62aがアングル材1dの前方フランジと係止し、第二部品6Bをラジエータ1に嵌合させることができる。最終的に車両の前面外殻が取り付けられれば、エアガイド6は前面外殻によって前方からも支持される。
即ち、エアガイド6の組み付けは、基本的に、一体的に構築された第一部品6Aを上から挿入して、その後、一体的に構築された第二部品6Bを第一部品6Aに係止させつつ前方からラジエータ1に押し付けるだけで行える。エアガイド6の組付作業性は非常に良好なものである。なお、第二部品6Bは、第一部品6Aとの係止部8以外に、バンパレインフォースメント5との係止部や嵌合部を備えていてもよい。また、第二部品6Bは、係止部8や嵌合部9以外に、バンパレインフォースメント5、ラジエータ1、フロントロワクロスメンバ4とネジ止めやクリップ止めされてもよい。
本実施形態の車両はバッテリ電気自動車(BEV)であり、ラジエータ1は、発熱するモータや当該モータのためのインバータやパワーモジュール等の発熱する電子機器を冷却する。ただし、ラジエータ1は、内燃機関の内部冷却流路を循環するクーラントを冷却するものであってもよい。ラジエータ1は、ハイブリッド電気自動車(HEV)のモータ及び電子機器並びに内燃機関を冷却するものであってもよい。
内燃機関のみを動力源とする車両は、内燃機関の発生する廃熱を空調システムの熱源として利用することができる。これに対して、BEVは内燃機関を有していないため、内燃機関の廃熱を空調システムに利用することができない。HEVでも、空調システムに利用するには内燃機関の廃熱が十分でない場合があり得る。内燃機関の廃熱を利用できない(廃熱が十分ではない)場合、ヒートポンプ式の空調システムが採用されることがある。ヒートポンプ式空調システムでは、冷媒温度と外気温度の差を利用して車室内を暖房する。
ヒートポンプ式空調システムでは、外気温が低い(例えば、マイナス20度以下)環境では、外気温によってコンデンサが凍結して空調システムが正常に機能し得なくなる可能性がある。そこで、ヒートポンプ式空調システムのコンデンサよりも高い温度域で使用されるラジエータをコンデンサの直前に配置し、コンデンサにはラジエータを通過して暖められた走行風が供給されるようにして凍結防止が図られる。(内燃機関のみを動力源とする車両では、通常の空調システムが搭載され、空調システムのコンデンサがラジエータの直前に配置される。)
ラジエータのクーラントは100度前後で利用され基本的に液体のままであり、その内部圧力はさほど高くない。一方、空調システムのコンデンサは、高圧冷媒ガスを液化するためのものであり、内部圧力はラジエータのそれよりも高い。従って、熱交換器としては、コンデンサのほうが高強度に構築される。従って、ラジエータをコンデンサの直前に配置すると、コンデンサよりも低強度のラジエータが飛び石等で破損する可能性があり、これに対処する必要がある。本実施形態のエアガイド6は、チッピングガード61も備えているため、このようなラジエータ1の破損を効果的に防止できる。
また、上述したように、フロントオーバーハングが短い車両等では、スペース的にエアガイドを配置することが困難であると共に、それと共にチッピングガードをさらに配置することは一層困難である。しかし、本実施形態のエアガイド構造では、エアガイド6をスペース効率よく搭載できるだけでなく、チッピングガード61をエアガイド6と一体構造とすることで、チッピングガード61をもスペース効率よく搭載できる。また、前後スパンがないバンパレインフォースメント5の裏側にも、チッピングガード61をしっかりと配置することができ、ラジエータ1(熱交換器)を確実に保護することができる。
本実施形態によれば、エアガイド6が、上下に分割可能な第一部品6A及び第二部品6Bとからなり、第一部品6Aは熱交換器(ラジエータ)1とバンパレインフォースメント5との間に挿入されている。また、第二部品6Bはバンパレインフォースメント5を挟んで第一部品6A及びラジエータ1に取り付けられている(第一部品6Aとは係止、ラジエータ1とは嵌合、いずれか一方のみに取り付けられるだけでもよい)。従って、エアガイド6の組み付けは、基本的に、第一部品6Aを上から挿入して、その後、第二部品6Bを第一部品6A又はラジエータ1に取り付けるだけで行え、エアガイド6の組付作業性は非常に良好なものである。
特に、エアガイド6にはバンパレインフォースメント5を貫通させる必要が生じる。バンパレインフォースメント5をエアガイド6に貫通させないと、走行風の漏れが生じざるを得ず、ラジエータ1の熱交換効率が低下してしまう。本実施形態では、エアガイド6が第一部品6Aと第二部品6Bとに分割可能であり、エアガイド6の組み付け時に第一部品6Aと第二部品6Bとでバンパレインフォースメント5を挟み込む。この構造は、組付作業性とエアガイドの気密性(即ちラジエータの熱交換効率)とを両立させる上で非常に優れた構造である。
また、第一部品6Aの後縁がラジエータ1に密着されると共にその前縁がバンパレインフォースメント5の後面に密着されている。さらに、第二部品6Bの後縁がバンパレインフォースメント5の前面に密着されている。従って、エアガイド6は、ラジエータ1やバンパレインフォースメント5と密着しており、その内部からの走行風の漏れを防止してラジエータ1の熱交換効率を向上させる。
ここで、本実施形態では、第一部品6A及び第二部品6Bが、それぞれ、ラジエータ1の熱交換部の前面を覆う網状のチッピングガード61(第一ガード61A及び第二ガード61B)を一体的に備えている。チッピングガード61はエアガイド6に一体的に備えられるため、組付部品数が増えることはなく、エアガイド6の組付性は阻害されない。また、チッピングガード61はエアガイド6に一体的に備えられるため、スペース効率の点からも、エアガイド6の搭載性は阻害されない。
ここでさらに、第一部品6Aが、ラジエータ1との密着部及びバンパレインフォースメント5との密着部に、弾性のあるシール部材7を備えており、第二部品6Bも、バンパレインフォースメント5との密着部に、弾性のあるシール部材7を備えている。第一部品6A及び第二部品6Bがそれぞれシール部材7を備えているため、組付部品数が増えることはなく、エアガイド6の組付性は阻害されない。また、シール部材7は、エアガイド6の気密性を向上させる。さらに、シール部材7は、第一部品6Aや第二部品6Bをしっかりと保持することに寄与するので、第一部品6A及び第二部品6Bの振動による騒音を防止する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、第一部品6Aは上方からラジエータ(熱交換器)1とバンパレインフォースメント5との間に挿入され、第二部品6Bがバンパレインフォースメント5よりも下方に取り付けられた。しかし、第一部品6Aが下方からラジエータ(熱交換器)1とバンパレインフォースメント5との間に挿入され、第二部品6Bがバンパレインフォースメント5よりも上方に取り付けられてもよい。即ち、上記実施形態の第一部品6A及び第二部品6Bが上下逆さまに配置されてもよい(第一部品6Aが下部材で第二部品6Bが上部材)。
また、上記実施形態の熱交換器(ラジエータ1)は、車両の右側のみに配設されたが、車両の中央で一対のサイドメンバの間を占める大きさを有していてもよい。さらに、上記実施形態では熱交換器はラジエータ1であったが、空調システムのコンデンサでもよい。上記実施形態では、熱交換器は走行風で熱交換を行うと説明したが、熱交換器の背後に電動ファン及びシュラウドを設けて強制的に冷却風を発生させてももちろんよい。
1 ラジエータ(熱交換器)
5 バンパレインフォースメント
6 エアガイド
6A 第一部品
6B 第二部品
60 ガイドフレーム
60A 第一フレーム
60B 第二フレーム
61 チッピングガード
61A 第一ガード
61B 第二ガード
7 シール部材

Claims (3)

  1. 車両前部熱交換器用エアガイド構造において、
    前記車両の前記前部に搭載された前記熱交換器と、
    前記熱交換器の前方に配置されたバンパレインフォースメントと、
    前記熱交換器の周囲を囲って走行風を前記熱交換器に導くエアガイドとを備えており、
    前記エアガイドが、上下に分割可能な第一部品及び第二部品とからなり、
    前記第一部品が、前記熱交換器と前記バンパレインフォースメントとの間に挿入されており、その後縁が前記熱交換器に密着されると共にその前縁が前記バンパレインフォースメントの後面に密着され、
    前記第二部品が、前記バンパレインフォースメントを挟んで前記第一部品又は前記熱交換器に取り付けられており、
    前記第二部品の上方部の後縁に形成された切欠部が前記バンパレインフォースメントの前面に密着され
    前記第一部品の下端と前記第二部品の上端は、前記バンパレインフォースメントの前記前面で互いに係止又は嵌合している、エアガイド構造。
  2. 前記第一部品及び前記第二部品が、それぞれ、前記熱交換器の熱交換部の前面を覆う網状のチッピングガードを一体的に備えている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアガイド構造。
  3. 前記第一部品が、前記熱交換器との密着部及び前記バンパレインフォースメントとの密着部に、弾性のあるシール部材を備えており、かつ、前記第二部品が、前記バンパレインフォースメントとの密着部に、弾性のあるシール部材を備えている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアガイド構造。
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