JP2008007048A - 鉄道車両用ダンパの故障検出方法および装置、ダンパ - Google Patents

鉄道車両用ダンパの故障検出方法および装置、ダンパ Download PDF

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Abstract

【課題】ダンパが常用域を越える減衰力を発生する条件で故障診断を行うことによりダンパ故障を的確に把握できるようにする。
【解決手段】鉄道車両の台車と車体との間に介装されるダンパ10のダンパ本体15に圧力センサ29、30を取付け、鉄道車両が走行する線路上に、前記ダンパ10が常用域を越える減衰力を発生する測定区域を設定して、該測定区域を鉄道車両が通過する際発生する前記ダンパ10内の圧力を前記圧力センサ29、30により検出する。一方、前記測定区域内の線路の曲率と測定区域を鉄道車両が通過する際の車速とに基いてダンパ10に発生する減衰力を演算すると共に、該減衰力を圧力換算し、この圧力換算した圧力値と前記圧力センサ29、30により検知した実際のダンパ内圧力値とを比較して、ダンパ10の故障を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両用ダンパの故障を検出するための故障検出方法および装置に関する。
鉄道車両用ヨーダンパは、図11に符号1Aにて示すように、鉄道車両2の台車3と車体4との間に介装され、通常、前後の台車3の左右両側に各一対配置されている。台車3と車体4とは、支軸5を中心に水平方向へ相対回転できるように連結されており、各ダンパ1は、台車3と車体4との相対回転に応じて所定の減衰力を発生し、台車3の回転方向の方向の振動を抑え、結果として、車体4の左右方向の揺れを抑えるように作動する。
また、他の鉄道車両用ヨーダンパとして、隣り合う鉄道車両2、2間にも、図11の1Bに示めすような車体間ヨーダンパが設けれている。車体間ヨーダンパは、車体間の相対折れ角に対し減衰力を発生させるもので、新幹線等に用いられている。
ところで、最近の鉄道車両の高速化に伴い、ダンパの重要性が高まってきており、ダンパの故障を速やかに発見することが、安全走行を確保する上で益々重要となっている。しかるに従来、ダンパの故障診断(故障検出)は、外部からの確認が不可能なため、定期的に車両から取外して行っているのが一般で、走行時に特別大きな揺れ等が発生しない限り、故障があっても次の定期検査までそのままの状態で使用されることとなるので、定期検査を頻繁に行わなければならなかった。
そこで、例えば、特許文献1には、車両の高速走行中における車体の前後方向または左右方向の振動加速度または振動数を測定し、それらの波形をダンパ正常時の波形と比較して、ダンパの故障を検出する方法が提案されている。しかるに、鉄道車両用のダンパは、一般にピストンに設けた調圧弁(リリーフ弁等)を流通する油液の流通抵抗によって減衰力が発生する構造となっており、その発生減衰力は、図12に示すようにピストン速度に大きく依存している。そして、高速走行中(本線走行中)におけるピストン速度は、同図に示す低速側領域A内に限定され、高速側領域Bに移行することはほとんどない。すなわち、鉄道車両用のダンパは、低速側領域Aが常用域となっており、したがって、前記特許文献1に記載の方法の場合は、この常用域Aでダンパ故障を診断していることになる。
特開平6−72328号公報
しかしながら、上記した常用域Aでは、図12に示したようにピストン速度のわずかの変動で減衰力が大きく変化するため、減衰力波形(圧力波形)は、図13に示すように多くの脈動成分を含んでおり、上記した特許文献1に記載のように正常時との波形の比較でダンパ故障を診断する方法では、ダンパの故障を的確に把握することが困難になる。なお、特許文献1に記載のものでは、バンドパスフィルタをかけて波形を調整しているが、この場合でも、前記脈動成分を完全に解消することはできない。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、ダンパが常用域を越える減衰力を発生する条件で故障診断を行うことによりダンパ故障を的確に把握できるようにし、もって故障診断に対する信頼性の向上に大きく寄与する鉄道車両用ダンパの故障検出方法および装置、ダンパを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のダンパの故障検出方法は、鉄道車両が走行する線路上に、前記ダンパが常用域を越える減衰力を発生する測定区域を設定し、該測定区域を鉄道車両が通過する際発生する前記ダンパ内の圧力に基いて、該ダンパの故障を判定することを特徴とする。ダンパが常用域を越える減衰力を発生する領域では、ピストン速度の変動に対する減衰力の変化は小さいため、ダンパ内の圧力波形は安定し、したがって、該ダンパ内の圧力に基いてダンパ故障を的確に把握できる。
また、請求項2に記載のダンパの故障検出方法は、上記請求項1に記載の方法において、測定区域内の線路の曲率と測定区域を鉄道車両が通過した際の車速とに基いてダンパに発生する減衰力を演算すると共に、該減衰力を圧力換算し、この圧力換算した圧力値と測定区域を鉄道車両が通過した際発生したダンパ内の圧力値とを比較して、該ダンパの故障を判定することを特徴とする。測定区域内の線路の曲率と測定区域を鉄道車両が通過した際の車速とがわかっていれば、台車の角速度すなわちピストン速度が求まるので、当該ダンパの減衰力特性から、この際発生する減衰力がわかる。本請求項2に記載の方法では、このようにして求めた減衰力を圧力換算して、この圧力換算した圧力値と測定区域を車両が通過した際ダンパ内に実際に発生した圧力値とを比較することで、当該ダンパが所定の減衰力を発生しているか否かを的確に把握できる。
また、請求項3に記載のダンパの故障検出方法は、上記請求項1に記載の方法において、測定区域を鉄道車両が通過する際発生するダンパ内の圧力が、該ダンパの最大許容減衰力に相当する所定圧を超えたときに感応する高圧側感応センサと、該ダンパの減衰力の常用域に対応する所定圧を超えたときに感応する低圧側感応センサとの両方の動作により、該ダンパの故障を判定することを特徴とする。本請求項3に記載の方法では、高圧側感応センサが動作することで、調圧弁などの故障で過大減衰力が発生していることがわかり、また、低圧側感応センサが動作しないことで、油洩れなどによりダンパに減衰力が発生していないことがわかり、一目でダンパ故障を判断できる。
また、請求項4に記載の前記ダンパの故障検出方法は、上記請求項1乃至3の何れか1項記載の方法において、台車と車体間に介装されるヨーダンパまたは隣り合う車体間に介装される車体間ヨーダンパであって、測定区域を、電車区内の曲走部に設定することを特徴とする。本請求項4に記載の方法では、一般にきついカーブが多い電車区内の曲走部に測定区域を設定するので、正確にダンパ故障を検出できる。
上記課題を解決するため、請求項5に記載のダンパの故障検出装置は、上記請求項2に記載の方法の実施に用いられるもので、ダンパ内の圧力を検知する圧力センサと、鉄道車両が走行する線路上に設定した測定区域の曲率と該測定区域を通過する車両速度とに基いて前記ダンパ内の圧力を演算し、該演算により得られた圧力値と前記圧力センサで得られた圧力値とを比較して、該ダンパの故障を判定する演算手段と、該演算手段による判定結果を表示する表示手段とを備えていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載のダンパの故障検出装置は、上記請求項3に記載の方法の実施に用いられるもので、ダンパに取付けられ、鉄道車両が走行する線路上に設定した測定区域を鉄道車両が通過する際該ダンパ内に発生する圧力が、該ダンパの最大許容減衰力に相当する所定値を超えたときに感応する高圧側感応センサと、該ダンパの減衰力の常用域に対応する所定値を超えたときに感応する低圧側感応センサとを備え、前記各感応センサは、外部から視認可能な表示部を動作させることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項7に記載のダンパは、請求項1または4または6に記載の発明で用いられるダンパであって、該ダンパは、シリンダと、該シリンダ内を摺動すると共に内部を2室に画成するピストンと、該ピストンに連結されたピストンロッドとからなり、さらに、該シリンダ内の圧力が所定圧を超えた際に変位する共に外部より該変位が視認できる表示部を有する圧力感応センサを備えたことを特徴とする。
上記請求項7に記載のダンパにおいて、前記圧力感応センサが、所定圧が低圧の低圧側感応センサと、該低圧側感応センサの所定圧より高い所定圧の高圧側感応センサとからなる構成とすることができる。また、前記圧力感応センサを、前記シリンダ内の2室にそれぞれ設けた構成とすることができる。
本発明に係る鉄道車両用ダンパの故障検出方法および装置によれば、ダンパが常用域を越える減衰力を発生する条件で故障診断を行うので、発生減衰力の脈動に影響されることなくダンパ故障を的確に把握でき、故障診断に対する信頼性の向上に大きく寄与する効果ものとなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の故障検出対象である鉄道車両用ダンパ10の構造の一例を示したものである。なお、鉄道車両に対する本ダンパ10の設置形態は、前記図11に示したヨーダンパ1Aや車体間ヨーダンパ1Bと同じであり、ヨーダンパ1Aは、鉄道車両2の前後の台車3の左右両側に、該台車3と車体4とを連結するように配置され、また、車体間ヨーダンパ1Bは、隣り合う車両車体2、2間を連結するように配置される。したがって、以下では、鉄道車両について同一符号を用いることとする。
ダンパ10は、同心に配置した内筒11(シリンダ)および外筒12の前後端を共通の端板13、14により閉塞した密閉構造のダンパ本体15を備えている。ダンパ本体15を構成する内筒11には、ピストン16が摺動可能に配設されており、このピストン16に一端が連結されたピストンロッド17の他端部が、前記端板の一方13を摺動可能に挿通してダンパ本体15の外部へ延ばされている。内筒11内のロッド側室18および反ロッド側室19には油液が封入され、また、内筒11と外筒12との間のリザーバ20には部分的に油液が封入されている。ピストン16には、伸び行程時、縮み行程時に減衰力を発生するリリーフ弁(調圧弁)21、22が設けられ、さらに他方の端板14には、リザーバ20から反ロッド側室19への油液の流通のみを許容する逆止弁23と高圧リリーフ弁24とが設けられている。なお、一方の端板13には台車3への取付部となるブラケット25が、他方の端板14には車体4への取付部となるブラケット26がそれぞれ固設されている。
このように構成されたダンパ10においては 伸び行程時には、ピストン16に設けた一方のリリーフ弁21を経てロッド側室18の油液が反ロッド側室19へ流動することで、伸び側の減衰力が発生し、このとき、ピストンロッド17の退出分の油液が逆止弁23を経てリザーバ20から反ロッド側室19へ補給される。一方、縮み行程時には、ピストン16に設けた他方のリリーフ弁22を経て反ロッド側室19の油液がロッド側室18へ流動することで、縮み側の減衰力が発生し、このとき、ピストンロッド17の進入分の油液が高圧リリーフ弁24を経て反ロッド側室19からリザーバ20へ排出される。
本第1の実施形態において、上記のように構成されたダンパ10には、ロッド側室18および反ロッド側室19内の圧力を検知する圧力センサ29、30が付設されている。この圧力センサ29、30は、後述するダンパ10の故障検出装置(図2)に組込まれるもので、ここでは、ダンパ本体15の前後の端板13、14に形成され、一端がロッド側室18、反ロッド側室19にそれぞれ連通する流路31、32の他端側開口端部に装着されている。
本第1の実施形態としての故障検出装置は、図2に示されるように、ダンパ10に設けられた上記圧力センサ29、30と、各圧力センサ29、30の信号をアンプ33、ローパスフィルタ(LPF)34およびA/D変換器35を介して取込むと共に、鉄道車両1の現在位置を特定する測位システム(GPS、ATS等)36および速度計37から必要な情報を取込む演算器(演算手段)38と、該演算器38の演算結果を表示する表示器(表示手段)39とを備えている。演算器37は各車両2に設置され、表示器38は先頭車両の運転席6に設置されており、演算器37には、各車両2に設置されている全てのダンパ10(4基)の圧力情報が入力され、表示器38には各車両ごとのダンパ診断結果が表示されるようになっている。
本第1の実施形態において、測定区域は、電車区内(車両基地)のカーブのきつい曲走部に設定されている。特に並行する2つの線路間を接続する分岐器(ポイント)通過時が望ましい。これは、分岐器通過時は、通常の走行にはない台車や車両間の角度が生じ、また、走行速度も決めれた低速度となるので、走行条件が略同様となるためである。
このようなカーブのきつい曲走部を車両2が通過すると、その台車3と車体4と(図11)が急激に大く相対回転し、ダンパ10内のピストン16のピストン速度が高速で大きく変位する。すなわち、ダンパ10は、図12に示した高速側領域Bに対応する減衰力、すなわち常用域Aを越える減衰力を発生する。そして、ダンパ10が常用域を越える減衰力を発生する場合は、図12に示したようにピストン16の速度が変動しても減衰力の変化はわずかであり、したがって、ダンパ10内の圧力波形は安定する。図3は、このような状況下でダンパ10に発生する減衰力波形(圧力波形)を示したもので、常用域における減衰力波形(図13)との比較からも明らかなように、脈動成分は極めて少なく、前記圧力センサ29、30で得られるダンパ内圧力は信頼性の高いものとなる。
各演算器38には、上記した測定区域の線路形状(曲率)が予め記憶されており、演算器38は、この予め記憶した測定区域の曲率と速度計37から取込んだ車速情報とに基いて、ダンパ10に発生する減衰力を演算すると共に、該演算して求めた減衰力を圧力値に換算する機能を有している。演算器38はまた、前記圧力換算した圧力値と測定区域を鉄道車両2が通過した際発生したダンパ10内の圧力値とを比較して、該ダンパの故障を判定する機能を有している。より詳しくは、測定区域内の線路の曲率と測定区域を鉄道車両が通過した際の車速とがわかっていれば、台車3の角速度すなわちダンパ10のピストン速度が求まり、図12に示した当該ダンパの減衰力特性から、この際発生する減衰力がわかる。この場合、当該ダンパ10の減衰力特性は伸び行程と縮み行程とで異なるので(図12は伸び側の減衰力特性)、両方の減衰力特性を参照することになる。一方、減衰力は圧力値に換算できるので、この圧力換算した圧力値と前記圧力センサ29、30により検知したダンパ10内の実際の圧力値とを比較すれば、当該ダンパ10が所定の減衰力を発生しているか否かを把握できる。この場合、一方の圧力センサ29は伸び側の圧力を、他方の圧力センサ30は縮み側の圧力をそれぞれ検知することになる。
以下、上記のように構成したダンパの故障検出装置による故障検出方法を、図4のフローチャートも参照して説明する。
本線走行を終えた鉄道車両2が電車区内の測定区域に進入したことが、測位システム36によって検知されると(S1)、圧力センサ29、30によりダンパ10内の圧力が検知され、この信号が演算器38に取込まれる(S2)。続いて、測定区域を通過した際の車速が速度計37から演算器38に取込まれ、演算器38は、予め記憶した測定区域の曲率と速度計37から取込んだ車速とに基いて、ダンパ10に発生する減衰力を演算し、この減衰力を圧力換算する(S3)。そして、次のステップS4で、先のステップS2で検知した実際の圧力値と前記換算圧力値との差分を演算し、続くステップS5で、前記差分値と予め設定した閾値とを比較する。閾値は幅を有しており、前記比較で、該差分値が閾値の範囲内であれば、ダンパ10が正常であると判断して表示器39へOK信号を送り、これによって表示器39には、正常を表す標識が表示される(S6)。一方、ステップS5で、前記差分値が閾値の範囲外(閾値より高いまたは低い)であれば、ダンパ10が故障であると判断して表示器39へNG信号を送り、これによって表示器39には故障を表す標識が表示される(S6)。このようにして各車両2に設置された全てのダンパ10について故障の有無が診断されるが、本第1の実施形態では、ダンパ10が常用域を越える減衰力を発生する領域で圧力比較を行っているので、ダンパ故障を的確に把握できる。
図5は、本発明の第2の実施形態としての故障検出装置を示したものである。本故障検出装置は、前記ダンパ10内の圧力に感応して機械的に動作する4つの圧力感応センサ40、41、42、43を備えている。各圧力感応センサ40〜43は、ダンパ本体15を構成する前後の端板13、14に形成された前記流路31、32および該流路31、32から分岐した分岐流路31a、31bに設置されている。なお、ダンパ10の基本構造並びに鉄道車両に対する該ダンパ10の設置形態は第1の実施形態と同じであるので、ここでは、同一部分に同一符号を付し、重複する説明は省略することとする。
上記4つの圧力感応センサ40〜43のうち、ロッド側室18に通じる2つの圧力感応センサ40、41は、伸び行程時に発生するダンパ10内の圧力に感応する伸び側感応センサとして、反ロッド側室19に通じる2つの圧力感応センサ42、43は、縮み行程時に発生するダンパ10内の圧力に感応する縮み側感応センサとしてそれぞれ構成されている。また、伸び側および縮み側の各2つの圧力感応センサのうち、一方の圧力感応センサ40、42は、ダンパ10に発生する最大許容減衰力に対応する所定圧を超えたときに感応する高圧側感応センサとして、他方の圧力感応センサ41、43は、ダンパ10の常用域の減衰力に対応する所定圧を超えたときに感応する低圧側感応センサとしてそれぞれ構成されている。
各圧力感応センサ40〜43の基本構造は同じであり、図6に示すようになっている。なお、ここでは、説明の便宜のため、伸び側の高圧側感応センサ40についてのみ示すこととする。この感応センサ40は、前記流路31の他端側(ダンパ本体15の外周面側)開口端部に形成した段付き穴44内に設置されており、該段付き穴44の小径穴部44aにシール部材45を介して摺動可能に配設されたピストン46と、前記段付き穴44の中径穴部44bに嵌着され、前記ピストン46と一体のロッド47を摺動可能に案内するロッドガイド48とを備えている。高圧側感応センサ40はまた、ピストン46を摺動可能に挿通して延ばされた可動ピン49と、ピストン46に内装され、前記可動ピン49の先端に設けた弁部49aにより開閉する弁機構50と、前記可動ピン49の後端部に取付けられた、段付き穴44の大径穴部44cに収納可能な表示キャップ(表示部)51とを備えている。また、ダンパ本体15には、前記リザーバ20と段付き穴44内とを連通する連通路52が形成されている。
上記のように構成された感応センサ(高圧側感応センサ)40は、ダンパ10内のロッド側室18内の圧力が所定圧以下の場合には、図6に示すようにピストン46が段付き穴44の奥側へ押込まれた状態を維持し、この状態で、ピストン46のロッド47の後端部に取付けられた表示キャップ51が段付き穴44の大径穴部44cに収納される。一方、ロッド側室18内の圧力が所定圧を超えると、ピストン46が段付き穴44から抜け出る方向へ摺動し、これによりピストン46のロッド47が伸長動作して、前記表示キャップ51が大径穴部44cから突出する(図7(A)参照)。ここで、ピストン46が摺動を開始するときのダンパ内圧力は、該ピストン46と段付き穴44の小径穴部44aとの間に介装したシール部材45の緊迫力および摩擦力によって決まる。本実施形態においては、前記した伸び側と縮み側との配置区分および高圧側と低圧側との配置区分に応じて、各圧力感応センサ40〜43が所定のダンパ内圧力に感応するように、前記シール部材45の緊迫力および摩擦力を設定している。
以下、本第2の実施形態としての故障検出装置による故障検出方法を説明する。
本第2の実施形態において、ダンパ10の正常時には、高圧側感応センサ40、42は、図6に示したように、それぞれの表示キャップ51を段付き穴44の大径穴部44cに収納させた状態を維持し、一方、低圧側感応センサ41、43は、図7(A)に示すように、それぞれの表示キャップ51を大径穴部44cから突出させた状態を維持する。
そして、本線走行に向かうまたは終えた鉄道車両2が、前記した電車区内の測定区域を通過すると、第1の実施形態で説明したように、ダンパ10に常用域A(図12)を超える大きな減衰力が発生し、高圧側感応センサ40、42に流路31、32を通じてダンパ10内の大きな圧力が作用する。このとき、例えば、ダンパ10内の調圧弁(リリーフ弁)21、22が故障していると、ダンパ10内に最大許容減衰力に相当する圧力を超える過大圧力が発生し、これにより、図7(A)に示すように、ピストン46が摺動してそのロッド47が伸長動作し、表示キャップ51が大径穴部44cから突出する。したがって、この表示キャップ51の突出を外部から視認することで、ダンパ10の故障を判断できる。この場合、低圧側感応センサ41、43の表示キャップ51は、大径穴部44cから突出する状態を維持している。
一方、ダンパ10に油洩れが発生しているような場合は、ダンパ10内の圧力が上昇しないので、低圧側感応センサ41、43が動作せず、それぞれの表示キャップ51は大径穴部44cに納まったままとなる。したがって、この表示キャップ51の状態を外部から視認することで、油洩れなどによりダンパ10に減衰力が発生していないことがわかる。この場合、高圧側感応センサ40、42の表示キャップ51も、当然に大径穴部44cから突出しない状態を維持している。
このように本第2の実施形態においては、圧力感応センサ40〜43の単純な動作を外部から視認するだけで、ダンパ10の故障を判断できるので、第1の実施形態のごとく複雑な演算手段は不要となり、装置構造は簡単となる。
ここで、所望により表示キャップ51をリセットしたい場合は、図7(B)に示すように表示キャップ51を介して可動ピン49を押し下げる。すると、可動ピン49の先端の弁部49aが弁機構50を開き、これにより流路31内の圧力が通路52を介してリザーバ20へ抜け、ピストン46を小さな力で押し込むことができる。
図8(A)、(B)は、上記第2の実施形態の第1変形例を示したものである。本第1変形例の特徴とするところは、ピストン46とロッドガイド48との間に、常時はピストン46を押込み方向へ付勢するばね55を介装し、ロッド47に設けた半径方向孔に、段付き穴44の小径穴部44aの内面に設けた環状の係合溝56に一端部を係脱させるロックピン57を配置し、さらに、可動ピン49の周面に前記ロックピン57の他端部を逃がす環状の逃げ溝58を設けた点にある。なお、この第1変形例においては、上記第2の実施形態で設けた弁機構50およびリザーバ20へ圧力を逃がす通路52を省略している。
本第1変形例においては、ピストン46とロッドガイド48との間に介装したばね55のばね力を調整することで、前記した伸び側および縮み側に配置した高圧側感応センサ40、42、伸び側および縮み側に配置した低圧側感応センサ41、43の感応圧力を正確に設定することができる。また、ダンパ10内の圧力に感応して、ピストン46のロッド47が伸長動作すると、図8(B)に示すように、ロックピン57の一端部が係合56に係合して、ピストン46がロックされ、表示キャップ51は、大径穴部44cから露出する状態を安定して維持する。
図9(A)、(B)は、上記第2の実施形態の第2変形例を示したものである。本第2変形例の特徴とするところは、第1変形例の構成(図8)に加え、前記表示キャップ51を大径部51aと小径部51bとを連接した段付き形状とし、ダンパ本体15の外面にこの表示キャップ51に係合するリミットスイッチ60を設置した点にある。本第2変形例においては、例えば、高圧側感応センサ40、42の表示キャップ51が、大径穴部44cに納まっている状態では、図9(A)に示すように、リミットスイッチ60が表示キャップ51の小径部51bに係合してオフ状態となる。一方、該表示キャップ51が大径穴部44cから突出した状態では、図9(B)に示すように、リミットスイッチ60が表示キャップ51の大径部51aに係合してオン状態となり、これによりダンパ10の異常を電気信号として取出すことができる。このようなリミットスイッチ60を各ダンパ10に設置することにより、例えば、各リミットスイッチ60の信号を前記第1の実施形態における運転室6(図2)内の信号処理部に送って、ダンパ故障を集中監視することができる。
図10は、上記第2の実施形態の第3変形例を示したものである。本第3変形例の特徴とするところは、前記第1変形例の構成(図8)において、ダンパ本体15の段付き穴44から大径穴部44cを省略して、ピストン46のロッド47をダンパ本体15から大きく突出可能とし、このロッド47の外周面の一部に、その突出位置を表す標識61を縦方向に配列して設けると共に、該ロッド47の外周面の他の一部にラチェット歯62を縦方向に配列して設け、ダンパ本体15には前記ロッド47のラチェット歯62に噛合可能な爪部材63を内蔵するクランプ手段64を配置し、さらに、前記第1変形例の構成から可動ピン49およびロックピン57を省略した点にある。
上記クランプ手段64は、ロッド47を挿通させるロッド挿通孔65aを有するハウジング65を備えており、該ハウジング65は、そのロッド挿通孔65aにロッド47を挿通させた状態で、ダンパ本体15にボルト66を用いて固定されている。ハウジング65内には、前記爪部材63を収納する収納穴65bが半径方向に形成されており、この収納穴65bには、常時爪部材63を前記ラチェット歯62に噛合う方向へ付勢するばね67が配設されている。クランプ手段64はまた、爪部材63に一端が連結され、他端部がハウジング65の側方へ延ばされた操作部材68を備えている。また、前記ハウジング65のロッド挿通孔65aの周りには、前記ロッド47に設けた標識61を外部から視認できる窓69が形成されている。
本第3変形例においては、ダンパ10内の圧力に感応して、ピストン46のロッド47が伸長動作すると、図10に示すように、ロッド47に設けた標識61の1つがハウジング65の窓69を通して視認可能となる。ロッド47の伸長ストロークはダンパ10内に発生する圧力(減衰力)に比例するので、この圧力に応じて標識61を区分け(例えば、色分け)することで、ダンパ10に発生する減衰力を段階的に確認できる。また、この第3変形例では、ロッド47の伸長に応じてそのラチェット歯62の1つに爪部材63が噛合うので、該ロッド47は安定的にその伸長状態を維持する。また、所望により表示キャップ51をリセットさせたい場合は、操作部材68を掴んでばね67のばね力に抗して爪部材63を後退させることで、表示キャップ51を介してピストン46を簡単に元位置に押し込むことができる。
なお、上記実施の形態では、表示キャップ51が突出する例や圧力センサを用いた例を示したが、他の変形例として、内筒内の圧力が所定圧を超えた際にデータを記憶する記憶部をダンパに設け、該記憶部のデータをダンパ外部から非接触でデータを読み込めるようにしてもよい。
なお、上記実施の形態においては、ダンパをヨーダンパとしたが、これに限らず、車体と台車の左右動を抑える左右動ダンパや車体間の左右同ダンパ等、車体の左右動を抑えるダンパに応用することができる。
本発明の故障検出対象である鉄道車両用ダンパの構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態としての故障検出装置の全体構成を示すブロック図である。 本故障検出方法で設定した測定区域を通過する際ダンパに発生する減衰力(圧力)波形を示す模式図である。 本第1の実施形態における故障検出の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態としての故障検出装置のダンパに対する設置態様を示す断面図である。 本第2の実施形態で用いる圧力感応センサの構造を示す断面図である。 本第2の実施形態で用いる圧力感応センサの作動状態を示したもので、(A)は作動後の状態を示す断面図、(B)は作動後、リセットする際の状態を示す断面図である。 本第2の実施形態の第1変形例を示したもので、(A)は作動前の状態を示す断面図、(B)は作動後の状態を示す断面図である。 本第2の実施形態の第2変形例を示したもので、(A)は作動前の状態を示す断面図、(B)は作動後の状態を示す断面図である。 本第2の実施形態の第3変形例を示す断面図である。 鉄道車両に対するダンパの設置形態を示す模式図である。 転動用ダンパの一般的な減衰力特性を示すグラフである。 鉄道用ダンパの定常域の減衰力波形(圧力波形)を示す模式図である。
符号の説明
2 鉄道車両
3 台車
4 車体
10 ダンパ
15 ダンパ本体
16 ダンパのピストン
21、22 リリーフ弁(調圧弁)
29、30 圧力センサ
38 演算器(演算手段)
39 表示器(表示手段)
40、42 高圧側感応センサ(圧力感応センサ)
41、43 低圧側感応センサ(圧力感応センサ)
46 ピストン
51 表示キャップ(表示部)

Claims (9)

  1. 鉄道車両の台車と車体との間または隣り合う車体間に介装され、車体の左右方向の揺れを抑えるダンパの故障を検出する故障検出方法であって、鉄道車両が走行する線路上に、前記ダンパが常用域を越える減衰力を発生する測定区域を設定し、該測定区域を鉄道車両が通過する際発生する前記ダンパ内の圧力に基いて、該ダンパの故障を判定することを特徴とする鉄道車両用ダンパの故障検出方法。
  2. 測定区域内の線路の曲率と測定区域を鉄道車両が通過する際の車速とに基いてダンパに発生する減衰力を演算すると共に、該減衰力を圧力換算し、この圧力換算した圧力値と測定区域を鉄道車両が通過した際発生したダンパ内の圧力値とを比較して、該ダンパの故障を判定することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用ダンパの故障検出方法。
  3. 測定区域を鉄道車両が通過する際発生するダンパ内の圧力が、該ダンパの最大許容減衰力に相当する所定圧を超えたときに感応する高圧側感応センサと、該ダンパの減衰力の常用域に対応する所定圧を超えたときに感応する低圧側感応センサとの両方の動作により、該ダンパの故障を判定することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用ダンパの故障検出方法。
  4. 前記ダンパは台車と車体間に介装されるヨーダンパまたは隣り合う車体間に介装される車体間ヨーダンパであって、測定区域を、電車区内の曲走部に設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の鉄道車両用ダンパの故障検出方法。
  5. 鉄道車両の台車と車体との間または隣り合う車体間に介装され、車体の左右方向の揺れを抑えるダンパの故障を検出する故障検出装置であって、前記ダンパ内の圧力を検知する圧力センサと、鉄道車両が走行する線路上に設定した測定区域の曲率と該測定区域を通過する車両速度とに基いて前記ダンパ内の圧力を演算し、該演算により得られた圧力値と前記圧力センサで得られた圧力値とを比較して、該ダンパの故障を判定する演算手段と、該演算手段による判定結果を表示する表示手段とを備えていることを特徴とする鉄道車両用ダンパの故障検出装置。
  6. 鉄道車両の台車と車体との間または隣り合う車体間に介装され、車体の左右方向の揺れを抑えるダンパの故障を検出する故障検出装置であって、前記ダンパに取付けられ、鉄道車両が走行する線路上に設定した測定区域を鉄道車両が通過する際該ダンパ内に発生する圧力が、該ダンパの最大許容減衰力に相当する所定圧を超えたときに感応する高圧側感応センサと、該ダンパの減衰力の常用域に対応する所定圧を超えたときに感応する低圧側感応センサとを備え、前記各感応センサは、外部から視認可能な表示部を動作させることを特徴とする鉄道車両用ダンパの故障検出装置。
  7. 請求項1または4または6に記載の発明で用いられるダンパであって、該ダンパは、シリンダと、該シリンダ内を摺動すると共に内部を2室に画成するピストンと、該ピストンに連結されたピストンロッドとからなり、さらに、該シリンダ内の圧力が所定圧を超えた際に変位する共に外部より該変位が視認できる表示部を有する圧力感応センサを備えたことを特徴とするダンパ。
  8. 前記圧力感応センサが、所定圧が低圧の低圧側感応センサと、該低圧側感応センサの所定圧より高い所定圧の高圧側感応センサとからなることを特徴とする請求項7に記載のダンパ。
  9. 前記圧力感応センサを、前記シリンダ内の2室にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項7または8に記載のダンパ。

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