JP2008006311A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 過電圧供給や静電気によるノイズ等から制御用基板の破損を防止できるようにすること、過電圧発生時における主制御手段や副制御手段の誤動作を確実に防止できるようにすること、過電圧の解消後に中断した遊技制御の途中から支障なく再開できるようにすること。
【解決手段】過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bにより過電圧であると判定されると、過電圧判定手段39c,46cからの「L」レベルに切り換えられた過電圧信号VSがマイコン39a,46aの最優先割込みポートに夫々供給される。その結果、主制御手段50と払出し制御手段46においては、過電圧信号が出力された後所定微小時間(例えば、約120msec )が経過するまでにバックアップ処理が実行される。
【選択図】図11

Description

本発明は、遊技機に関し、特に電源手段からの供給電圧が瞬間に過電圧になったときでも、主制御手段や副制御手段の誤作動を防止でき、しかもこれら制御手段を構成する制御回路の破損を防止できるようにした遊技機に関する。
従来、パチンコ機等の弾球遊技機においては、弾球遊技の為の制御を司るために、入賞手段への入賞を検知したり、図柄始動手段に入賞したときに抽選する為の抽選用数値を更新する等の遊技盤側の制御を主に司る主制御部、発射ハンドル操作による遊技球の発射制御を司る発射制御部、入賞手段への入賞に伴う遊技球の払出しを制御する払出し制御部、図柄表示用ディスプレイに設けられた図柄表示手段の複数の図柄表示部における図柄を変動制御する図柄制御部、入賞時や大当たり状態においてスピーカを鳴動させサウンド制御部やランプ点灯用のランプ制御部等、遊技制御の為の複数の制御部が設けられている。
しかも、これら制御部においては、マイクロコンピュータにより迅速に制御可能になっている。一般のパチンコ機においては、電源基板に電源回路が設けられており、商業電圧(約100V)よりも低い交流電圧(例えば、約24V)をその電源回路に供給することで、その電源回路により、音声出力やランプ点灯に用いるDC12V、制御用のマイクロコンピュータに用いるDC5V等の複数種類の直流が生成され、これら直流は複数の制御部の基板に個別に供給されている。また電源基板には、過電流防止用のヒューズが設けられており、制御部の基板への過電流供給を防止するようになっている。
特開2000−167116号公報
前述したように、複数の制御部による遊技制御中に落雷が発生した場合、その影響でパチンコホールへの供給電圧が瞬間にでも上昇する可能性が有り、これに伴う各パチンコ機への供給電圧も上昇する。また、交流24V用のプラグを誤って商業用の100V用コンセントに差し込んだ場合にも同様に、パチンコ機への供給電圧が急上昇する。この場合、パチンコ機に設けた電源回路で生成する5V、12Vなどの直流電圧も急上昇し、その上昇した直流電圧が制御部の基板に供給されるため、これら基板に設けられたRAMやROM等の電子部品が破損する可能性がある。しかし、このような過電圧に対する対策が何ら講じられてはいないのが現状である。
電源基板には、一般にヒューズが設けられているが、このヒューズは過電流防止用であり、過電圧防止のためではない。それ故、過電圧により電子部品が破損した場合、パチンコホール側では、破損した制御用の基板を交換したり修理せざるを得なくなり、膨大な修理費用を要するという問題がある。そこで、過電圧が発生した場合、瞬時に主電源を断って供給電圧を停止するようにすれば、制御用基板の破損を防止することができる。しかし、主電源が断たれた場合、仮に大当たりゲームを実行中であっても、制御装置が作動しなくなるため、大当たり状態であることを指示する情報及び入賞球数情報や払出すべき払出し球数情報等の遊技情報の全てが消去されてしまう。
そのため、過電圧供給が解消されてからパチンコ機への給電を開始して遊技を再開する場合に、大当たりゲームを主電源が断たれる直前の状態に続けて実行することができず、遊技者とホール側とでトラブルが発生するという問題がある。更に、球タンクに貯留された多数の遊技球が、タンクレールや払出し装置の球通路等の払出し通路を経て球受け皿に払出されるときに、遊技球同志が衝突したり、遊技球が払出し通路に衝突したときに、静電気が発生して遊技球や合成樹脂製の球通路に帯電し、この静電気によるノイズが発生する場合がある。
特に、電源基板から主制御部や副制御部に+5V等の直流電圧を給電する給電系にノイズが混入して供給電圧が上昇した場合、このノイズを含む直流電圧を受けた主制御部や副制御部において動作不良等の異常事態が発生し、同様に遊技者とホール側とでトラブルが発生する可能性がある。本発明の目的は、過電圧供給や静電気によるノイズ等から制御用基板の破損を防止できるようにすること、過電圧発生時における主制御手段や副制御手段の誤動作を確実に防止できるようにすること、過電圧の解消後に中断した遊技制御の途中から支障なく再開できるようにすること、等である。
請求項1の遊技機は、特定の表示態様を導出するか否かを決定する抽選機能を有する主制御手段と、この主制御手段から受ける制御信号に基づいて遊技制御を行う副制御手段と、主制御手段と副制御手段に電力を供給する電源手段とを備えた遊技機において、主制御手段と副制御手段は、電源手段から供給される供給電圧が過電圧になったか否かを判定する過電圧判定手段を夫々有し、且つ、この過電圧判定手段により過電圧であると判定されて過電圧信号が出力された後所定微小時間遅延して動作停止信号が出力された後制御動作を夫々停止し、制御動作の停止時に、主制御手段及び副制御手段への電力供給を停止する電力供給停止手段を設け、払出し装置を制御して遊技者側に遊技媒体を払出す副制御手段としての払出し制御手段を備え、主制御手段と払出し制御手段は、過電圧信号が出力された後所定微小時間経過するまでに遊技状態に関連する遊技情報をバックアップ記憶手段に記憶保持させるバックアップ処理を実行することを特徴としている。ここで、制御信号は、制御動作を指令する制御コマンドに相当するものであるが、制御コマンド以外の種々の制御信号でもよい。
電源手段が主制御手段と副制御手段に電力を供給するので、主制御手段は抽選機能により、特定の表示態様を導出するか否かを決定し、副制御手段は主制御手段から受ける制御信号に基づいて遊技制御を行う。そして、可変表示装置の表示内容が予め定められた特定の表示態様となった場合、遊技者に有利な状態に制御される。ところで、過電圧判定手段は、電源手段から供給される供給電圧について、過電圧であるか否かを判定する。そして、この過電圧判定手段により過電圧であると判定されて過電圧信号が出力された後所定微小時間遅延して動作停止信号が出力された後、主制御手段と副制御手段における制御動作を容易に停止させることができる。
また、過電圧判定手段により過電圧であると判定されて過電圧信号が出力された後所定微小時間経過するまでにバックアップ処理が実行されるので、過電圧解消後に中断した遊技制御の途中から支障なく再開できる。
請求項2の遊技機は、請求項1の発明において、主制御手段と払出し制御手段は、過電圧の解消後の制御動作の復帰時にバックアップ記憶手段の遊技情報に基づいて遊技制御を復帰させる復帰処理を実行することを特徴としている。
本願の発明によれば、主制御手段と副制御手段と電源手段とを備え、主制御手段と副制御手段は、電源手段から供給される供給電圧が過電圧になったか否かを判定する過電圧判定手段を夫々有し、且つ、この過電圧判定手段により過電圧であると判定されて過電圧信号が出力された後所定微小時間遅延して動作停止信号が出力された後制御動作を夫々停止するので、電源手段から供給される供給電圧の過電圧を常時判定し、過電圧になったときには、主制御手段及び副制御手段で実行される制御動作が所定微小時間遅延して夫々停止されるため、その制御動作如何により、過電圧による主制御手段及び副制御手段の誤動作を確実に防止することができる。
また、前記制御動作の停止時に、主制御手段及び副制御手段への電力供給を停止する電力供給停止手段を設けたので、制御動作が停止される過電圧発生時には、主制御手段及び副制御手段への電力供給が停止されるため、主制御用基板及び副制御用基板の過電圧による破損を確実に防止することができる。
更に、主制御手段と払出し制御手段は、過電圧判定手段により過電圧信号が出力された後所定微小時間経過するまでに遊技状態に関連する遊技情報をバックアップ記憶手段に記憶保持させるバックアップ処理を実行するので、遊技制御は過電圧という異常事態にも影響されることなく、過電圧解消後に中断した遊技制御の途中から支障なく再開できる。特に、過電圧解消後に払出すべき遊技球を払出せない等の払出しの誤動作を確実に防止でき、遊技者に対する利益を確実に保護することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。
本実施例は、パチンコホールの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、その長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチンコ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチンコ機2に電気的に接続されている。
図1〜図4に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と球受け皿(上皿)8の前面板(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球(これが遊技媒体に相当する)を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。
発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モータ13(図5参照)などを備えている。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。
図2に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段18の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、2つのゲート(通過口)20等が夫々所定の位置に配設されている。
液晶ディスプレイ16(これが可変表示装置に相当する)は、変動図柄を表示するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄パターンで停止する。
液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられている。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選された抽選用数値により決定される停止図柄を表示して停止する。図柄始動手段17は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図柄が「777」等の当たり図柄(これが、予め定められた特定の表示態様に相当する)のとき、所謂「大当たり」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過したとき、特別遊技が継続される。
開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、10個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、遊技球が特定領域18bを通過していないときに特別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
図3、図4に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形成され、その上側に賞球タンク33と、これから延びるタンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設けられ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続された通路ユニット36が設けられている。払出し手段35から払出された遊技球は通路ユニット36を経由して球受け皿8に払出される。
裏機構板30の開口部30aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケース41aに隣接するケース41bの内部にサウンド制御基板43が設けられている。
これらケース41a,41bの下側で裏機構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この電源基板45には、図3に示すように、電源スイッチ80と初期化スイッチ85とが配置されている。但し、ケース44のこれら両スイッチ80,85に対応する部位が切欠かれ、これら両スイッチ80,85の各々を指で同時操作可能になっている。
更に、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部には、発射制御基板48が設けられている。即ち、これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々別個の基板で構成されており、電源基板45と発射制御基板48を除く制御基板39,40,42,43,46には、CPUとROMやRAM等を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと言う)39a,40a,42a,43a,46aが夫々設けられている(図6参照)。
主制御基板39とその他の制御基板40,42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンド(これが制御信号に相当する)を一方向通信にて送信可能になっている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主制御手段50の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡単化することができる。
次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機能について、図5の機能ブロック図により説明する。但し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる遊技制御を主として司るとともに、後述する図柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウンド制御手段72等に必要に応じて制御コマンドを送信出力する。ここで、払出し制御手段70、図柄制御手段60、サウンド制御手段72、ランプ制御手段71、の各々が副制御手段に相当する。
主制御基板39に設けられたマイコン39aのROMには、主に遊技盤5の遊技動作を制御するメインの遊技制御プログラムが格納されている。また、マイコン39aのRAM39b(これがバックアップ記憶手段に相当する)に記憶した遊技情報は記憶保持可能に常にバックアップされている。ここで,遊技制御プログラムについて簡単に説明しておく。
図7に示すように、実際の遊技制御を実行するために所定時間(例えば、約2msec)毎に繰り返し実行されるメインの遊技プログラムと、この遊技プログラムが制御開始から所定時間以内に終了したとき、所定時間になるまで処理時間を調節する処理時間調節用プログラムと、過電圧発生時や閉店時に主電源が断たれた場合に、所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶保持させるバックアップ処理プログラムと、給電復帰時に記憶保持していた遊技情報を元の状態に復帰させる遊技復帰プログラム等が格納されている。
また、マイコン39aのRAM39bには遊技情報記憶メモリが設けられ、この遊技情報記憶メモリに記憶した遊技情報は記憶保持可能に常にバックアップされている。図柄制御基板40上に構成された図柄制御手段60は、主制御手段50から送信されてくる図柄制御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16に種々の動画や背景画を表示させる表示制御を実行したり、各図柄表示部22a〜22cの図柄を変動制御するとともに、図柄の変動停止を制御する。
払出し制御基板46上には払出し制御手段70が構成され、この払出し制御手段70は主制御手段50から払出し制御コマンドを受信し、払出し手段35による遊技球の払出し制御を司る。この払出し制御基板46に設けられたマイコン46aのROMには、主に遊技球の払出しを制御する払出し制御プログラムが格納されている。また、マイコン46aのRAM46bに記憶した払出し情報は記憶保持可能に常にバックアップされている。
この払出し制御プログラムには、図8に示すように、主制御手段50から受信した払出し制御コマンドに基づいて払出し手段35を介して遊技球を払出すメインの払出しプログラムと、停電発生時や閉店時に主電源が断たれた場合に払出し情報を記憶保持させるバックアップ処理プログラムと、給電復帰時に記憶保持していた払出し情報を元の状態に復帰させる払出し復帰プログラム等が設けられている。
ランプ制御基板42上に構成されたランプ制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマンドを受信し、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプを含むランプ群LPの点灯制御を司る。サウンド制御基板43上に構成されたサウンド制御手段72は、主制御手段50からサウンド制御コマンドを受信し、スピーカSPに対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段73は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司る。
主制御手段50は、抽選手段51と、判定手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段54と、コマンド送信手段55等を備えている。抽選手段51は、抽選用カウンタを用いて微小な更新周期(例えば、約2msec周期)で数値を所定の範囲(例えば、0〜299)で更新し、図柄始動手段17に遊技球が入賞したときの数値を抽出することにより、遊技者に有利な状態である当たりと、遊技者に不利な状態である外れとに関する抽選を行う。判定手段52は、図柄始動手段17に遊技球が入賞したときに抽選手段51から供給される抽選された数値に基づいて、「大当り」、「外れ(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定する。
例えば、その抽選された数値が予め設定された特定数値「71」のときに「大当たり」と判定し、それ以外の多数の数値のときに「外れ」であると判定する。特別遊技発生手段53は、判定手段52から大当たり等の特別判定結果を受ける、若しくは、図柄表示手段22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特定表示となった場合に、遊技制御に含まれる所定の特別遊技発生ルーチンにより開閉式入賞手段18の開閉板18aを前述したように作動させて、遊技者に有利な利益状態を与える特別遊技を実行する。
確率変動手段54は、判定手段52から「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大当たり」について「確率変動」と「非確率変動」の何れかを抽選により決定し、確率変動型大当たりのときには確率変動モードを設定し、次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数図柄が変動する迄、抽選手段51により大当たりを抽選する特定数値の数を通常のときよりも多くし、大当たり確率を高くする。
コマンド送信手段55は、判定手段52から判定結果を受け、図柄変動に際しては図柄制御コマンド(当たり外れデータを含む2バイト構成)を図柄制御手段60に送信し、遊技球の払出しに際しては払出し制御コマンド(払出し個数データを含む2バイト構成)を払出し制御手段70に送信する。ここで、当たり外れデータは「確率変動型大当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れ」の何れかのデータからなり、変動時間データは図柄変動に要する時間(例えば、40秒、60秒等)を規定するデータである。また、払出し個数データは、5個、10個等の遊技球の払出し個数を指令するデータである。
更に、コマンド送信手段55は、ランプ群LPの点灯に際してはランプ制御コマンド(2バイト構成)をランプ制御手段71に送信し、スピーカSPによる効果音出力に際してサウンド制御コマンド(2バイト構成)をサウンド制御手段72に送信する。図柄制御手段60は、停止図柄決定手段61を有し、コマンド送信手段55から送信される図柄制御コマンドを受信し、受信した図柄制御コマンドを解析するとともに、解析により得られた制御コマンドに基づいて図柄表示手段22の各図柄表示部22a〜22cにおける図柄変動を制御する。
この停止図柄決定手段61について簡単に説明すると、変動パターンテーブルに、「確率変動型大当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れリーチ」、「外れノーマル」の各々について複数のパターンデータが記憶されており、図柄制御コマンドに含まれる「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する大当たりパターン又は外れパターンのうちから何れかを抽選により決定する。
次に、複数の制御基板39,40,42〜43,46の各々に直流を供給する電源手段74について、図6に基づいて説明する。パチンコホールに設置された各島構造体毎に複数の変圧トランス79が設けられ、各変圧トランス79から低圧の交流電圧(例えば、AC24V)が複数(例えば、5台)のパチンコ機2に夫々供給されている。ここで、電源手段74は、電源基板45と、これに設けられた電源スイッチ80と、電源供給部81等で構成されている。
電源基板45には、トグルスイッチ等からなり主電源をオンオフする手動操作可能な電源スイッチ80と、電源供給部81と、バックアップ電源84等が設けられている。電源供給部81は、DC32Vを生成する32V生成回路81aと、ランプ点灯等に用いるDC12Vを生成する12V生成回路81bと、制御用に用いるDC5Vを生成する5V生成回路81c等の複数種類の直流生成回路を有し、これらの直流を制御基板39〜40,42〜43,46等に供給する。各直流生成回路81a〜81cは、モジュール化したリモート端子付きDC−DCコンバータを備えている。
これら直流生成回路81a〜81cの各リモート端子には、常には、後述する主制御手段50に設けた過電圧判定手段39cからインバータ88を介して出力される「L」レベルの電力供給停止信号KSが印加されており、直流生成回路81a〜81cは正常に動作して直流を生成する。しかし、過電圧が検出されて、「H」レベルの電力供給停止信号KSがリモート端子に供給されたときには、その直流生成動作を夫々停止するようになっている。
バックアップ電源84は、充電用コンデンサ等からなり、常には5V生成回路81cからのDC5Vで充電され、このコンデンサから出力されるDC5Vをマイコン39a,46aのRAM39b,46bにバックアップ用として夫々供給する。即ち、これらRAM39b,46bにバックアップ用5Vが常に供給されているため、主電源が断たれて電源供給部81からのDC5V供給が停止された場合でも、情報メモリに記憶している遊技情報がバックアップ用5Vにより確実に記憶保持される。但し、このバックアップ電源84によるバックアップ動作は長時間継続可能である。
電源基板45には、更に、電源スイッチ80に接近させて手動操作可能なプッシュ型スイッチからなる初期化スイッチ85が設けられており、この初期化スイッチ85を押圧操作したとき、初期化スイッチ85から「L」レベルの初期化信号CLがマイコン39a,46aに出力される。即ち、営業を開始するに際して初期化スイッチ85を操作した場合、「L」レベルの初期化信号CLが有効となり、マイコン39aのRAM39bに記憶保持していた遊技情報と、マイコン46aのRAM46bに記憶保持していた払出し情報の全てを確実に消去することができる。
次に、主制御手段50について、図9に基づいて説明する。主制御手段50には、マイコン39a以外に、直流12Vが所定のしきい値(例えば、約16V)を越えたか否か、つまり過電圧か否かを判定する過電圧判定手段39cが設けられている。この過電圧判定手段39cはマイクロコンピュータで構成されている。
過電圧判定手段39cは、図10に示す過電圧判定回路39dを有し、この過電圧判定回路39dにより過電圧であると判定されたときには、図11に示すように、「L」レベルに切り換えた過電圧信号VSを出力するとともに、その「L」レベルの過電圧信号VSの出力から所定微小時間(例えば、約120msec )だけ遅延させて「L」レベルに切換えたシステムリセット信号SRを出力する。ここで、「L」レベルのシステムリセット信号SRが動作停止信号に相当する。
過電圧判定回路39dについて説明すると、12V供給ラインに、降伏電圧を約16V(しきい値)とするツェナーダイオード90と、抵抗91と、トランジスタ92とが直列状態で接続されている。トランジスタ92のコレクタには、プルアップ抵抗93を介して+5Vが供給されている。図11に示すように、12V生成回路81bからの直流12Vが正規の電圧であって、ツェナーダイオード90の降伏電圧(16V)を越えない場合、正常電圧であると判定されてトランジスタ92が導通しないため、「H」レベルの過電圧信号VSが出力される。
しかし、直流12Vが何らかの理由により上昇して16V以上になったとき、つまりツェナーダイオード90の降伏電圧を越えた以降においては、過電圧であると判定されてトランジスタ92が導通するため、過電圧信号VSは「L」レベルに切り換えられる。その結果、過電圧判定手段39cはその「L」レベルの過電圧信号VSを、マイコン39aの最優先割込みポートに出力する。このとき、主制御手段50においては最優先割込みによるバックアップ処理を実行する。
その結果、マイコン39aにおいては、過電圧の解消後に遊技制御の再開に必要で記憶保持しておくべき所定の弾球遊技に関連する遊技情報を遊技情報記憶メモリ39bに記憶保持させるバックアップ処理が実行される。過電圧判定手段39cは、更に、過電圧であると判定した時から、バックアップ処理に要する所定微小時間(例えば、約120msec )だけ遅延させて「L」レベルに切換えたシステムリセット信号SRをマイコン39aのリセット端子に出力する。その結果、マイコン39aのCPUは初期化されて遊技制御の制御動作を停止する。
即ち、マイコン39aからの全ての信号出力が停止される。ここで、過電圧判定手段39cから出力されるシステムリセット信号SRの一部は、インバータ88により信号レベルを反転させて、「H」レベルの電力供給停止信号KSとして直流生成回路81a〜81cのリモート端子に供給され、直流生成回路81a〜81cの各々において直流生成動作を即座に停止する。ここで、電力供給停止信号KSとインバータ88等により電力供給停止手段が構成されている。
図9に示すように、払出し制御手段70にも同様に、マイコン46a以外に、過電圧判定手段39cと同様の、マイクロコンピュータからなる過電圧判定手段46cが設けられている。しかも、その過電圧判定手段39cは、図10に示す過電圧判定回路39dと同様の過電圧判定回路(図示略)を有し、直流12Vが過電圧になったか否かを判定し、過電圧信号VSをマイコン46aの最優先割込みポートに出力するとともに、システムリセット信号SRをマイコン46aのリセット端子に出力する。
その結果、マイコン46aにおいては、過電圧信号VSを受けたとき、遊技球の払出しに関連する払出し情報を遊技情報記憶メモリ46bに記憶保持させるバックアップ処理が実行されるとともに、システムリセット信号SRを受けたとき、マイコン46aのCPUは初期化されて遊技制御の制御動作を停止し、マイコン46aからの全ての信号出力が停止される。その他の図柄制御手段60と、サウンド制御手段72と、ランプ制御手段71においても同様に、図6に示すように、過電圧判定手段40b,43b,42bが設けられている。
これら過電圧判定手段40b,43b,42bは、図10に示す過電圧判定回路(図示略)を有し、過電圧判定手段39c,46cからシステムリセット信号SRが出力されるのと略同じタイミングで、システムリセット信号SRをマイコン40a,43a,42aのリセット端子に出力する。その結果、これらマイコン40a,43a,42aの各CPUは初期化に伴って遊技制御の制御動作を夫々停止し、マイコン40a,43a,42aからの全ての信号出力が夫々停止される。
次に、電源基板45から供給される直流電圧が過電圧になった場合の作用について説明する。発射手段10の発射ハンドル11を回動操作し、球受け皿8に貯留されている遊技球を打撃槌12で打撃する。打撃された遊技球はガイドレール15に沿って遊技盤5の遊技領域5aに発射される。遊技盤5の上部に達した遊技球は遊技盤5に沿って落下する間に、普通入賞口19や開閉式入賞手段18等に入賞したり、ゲート20を通過して落下する。遊技球がゲート20を通過したとき、それが検知され、主制御手段50が第2図柄表示手段23の表示図柄を変動させる。
その表示図柄の変動後の停止図柄が当たり図柄のときには、図柄始動手段17の開閉爪17aが所定時間開放され、図柄始動手段17に入賞し易くなり、遊技者に利益状態が与えられる。ゲーム中に、遊技球が図柄始動手段17に入賞したとき、図柄表示手段22の各図柄表示部22a〜22cの図柄が一斉に変動開始される。このとき、抽選手段51で抽選された数値が判定手段52により、「大当たり」又は「外れ」の何れであるかが判定される。そして、抽選結果が「大当たり」の場合には、図柄表示手段22の変動後の停止図柄が「777」等の当たり図柄で停止し、所謂「大当たり」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方に開放され、遊技者に利益状態が与えられる。
この場合、図柄始動手段17や開閉式入賞手段18に遊技球が入賞する毎に、払出し装置35が作動され、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払出される。ところで、ゲームの途中で、例えば落雷が発生した場合、その影響でパチンコホールへの供給電圧が瞬間にでも上昇する可能性が有り、これに伴う各パチンコ機2への供給電圧24Vも上昇する。この場合、電源基板45に設けた直流生成回路81a〜81cからの直流電圧(5V、12V、32V等)も急上昇し、その上昇した直流電圧が制御用基板39,40,42,43,46に供給されるため、これら制御用基板39,40,42,43,46に設けられたRAMやROM等の電子部品が破損する可能性がある。
しかし、図11に示すように、直流12Vが16V以上に上昇した場合、前述したように、過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bの過電圧判定回路39dにより過電圧であると判定される。その結果、過電圧判定手段39c,46c,からの「L」レベルに切り換えられた過電圧信号VSがマイコン39a,46aの最優先割込みポートに夫々供給される。その結果、主制御手段50と払出し制御手段46においては、バックアップ処理プログラムによりバックアップ処理が夫々実行される。
主制御手段50で実行されるバックアップ処理制御においては、図柄の変動中であるか否か、大当たり中か否か、図柄始動手段17や開閉式入賞手段18の作動状態等、の所定の遊技状態に関連する遊技情報がRAM39bの情報メモリに記憶保持される。更に、払出し制御手段70で実行されるバックアップ処理制御においては、受信した払出しコマンドや未払いの遊技球の球数がRAM46bの情報メモリに記憶保持される。
そして、所定微小時間(例えば、約120msec )が経過してバックアップ処理が完了するとき、過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bからの「L」レベルに切換えられたシステムリセット信号SRがマイコン39a,40a,42a,43a,46aのリセット端子に同時に供給され、マイコン39a,40a,42a,43a,46aのCPUは初期化に伴って遊技制御の制御動作を停止する。即ち、マイコン39a,40a,42a,43a,46aからの全ての信号出力が停止される。
これと同時に、「H」レベルに切り換えられた電力供給停止信号KSが直流生成回路81a〜81cの各リモート端子に供給され、これらの直流生成回路81a〜81cにおいては、直流生成動作を停止する。その結果、制御用基板39,40,42,43,46に過電圧が供給されることがなく、過電圧による制御手段50,60,70〜72の誤動作や、制御用基板39,40,42,43,46の破損を確実に防止することができる。そして、過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bは、過電圧が解消されたと判定したときには、「H」レベルの過電圧信号VSとシステムリセット信号SRとを夫々出力する。
その結果、電力供給停止信号KSが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられて電力供給が再開されるため、マイコン39a,40a,42a,43a,46aの制御動作が一斉に再開される。このとき、主制御手段50においては遊技復帰プログラムにより、RAM39bに記憶保持していた遊技情報を元の状態に復帰させる復帰処理が実行される。また、払出し制御手段70においても払出し復帰プログラムにより、RAM46bに記憶保持していた払出し情報を元の状態に復帰させる復帰処理が実行される。
このように、主制御手段50と副制御手段60,70〜72の各々に、電源手段74から供給される直流電圧が過電圧になったか否かを判定する過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bを設け、過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bにより過電圧であると判定されたときに、これら過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bから出力される「L」レベルのシステムリセット信号SRにより、マイコン39a,40a,42a,43a,46aのCPUを初期化し、これに伴って遊技制御の制御動作を停止し、マイコン39a,40a,42a,43a,46aからの全ての信号出力が停止するので、直流電圧の過電圧による主制御手段50及び副制御手段60,70〜72の誤動作を夫々確実に防止することができる。
また、前記主制御手段50と払出し制御手段70とは、制御動作を停止する直前に、「L」レベルの過電圧信号VSにより、所定の遊技状態に関連する遊技情報をRAM39b,46bの情報メモリに記憶し、過電圧の解消後の制御動作の復帰時に、復帰プログラムによりRAM39b,46bの情報メモリに記憶した遊技情報に基づいて遊技制御を復帰させるようにしたので、遊技制御は過電圧という異常事態にも影響されることなく、過電圧の解消後においては、中断した遊技制御の途中から支障なく再開することができる。特に、過電圧の解消後に払出すべき遊技球を払出せない等の払出しの誤動作を確実に防止でき、遊技者に対する利益を確実に保護することができる。
また、バックアップ処理の完了に際して、過電圧判定手段39cから「L」レベルのシステムリセット信号SRが出力されたとき、このシステムリセット信号SRからインバータ88により「H」レベルの電力供給停止信号KSが作成され、この電力供給停止信号KSにより各直流生成回路81a〜81cの直流生成動作が同時に停止するため、主制御基板39及び副制御用の基板40,42,43,46だけでなく、ランプ群LPの各ランプやスピーカSP等、過電圧による破損を確実に防止することができる。
前記実施形態の変更形態について説明する。
1〕過電圧判定手段39c,46cで過電圧であると判定されたときに、主制御手段50と払出し制御手段70におけるバックアップ処理を行なわないようにしてもよい。この場合、過電圧の発生と同時に各制御手段50,60,70〜72への電力供給を迅速に停止することができる。
2〕過電圧発生時であっても各制御手段50,60,70〜72への電力供給を継続しておき、各マイコン39a,40a,42a,43a,46aをホールド状態にし、各CPUの作動状態を保持するようにしてもよい。
3〕マイコンからなる過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bにおいて、そのマイコンのアナログポートに+12Vを供給し、この+12Vの過電圧状態をソフト的に検出し、過電圧信号VSを出力するようにしてもよい。
4〕過電圧発生時に、主制御用基板39と、各副制御用基板40,42,43,46の直流入力部において、電力供給を停止するようにしてもよい。
5〕過電圧判定手段39c,46c,40b,43b,42bの各々で、外部から供給される交流電圧の過電圧を判定してもよく、直流32Vや直流5Vの過電圧を判定してもよい。
6〕図柄制御手段60、サウンド制御手段72、ランプ制御手段71の各々に遊技情報記憶メモリを設け、この遊技情報記憶メモリにバックアップ電源84から記憶保持用電力を供給するようにしてもよい。
7〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、各種の遊技媒体を用いるアレンジボール機、回胴機、雀球機等の種々の遊技機に本発明を適用することが可能である。
本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技機)の斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の側面図である。 パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。 電力供給回路図及び種々の制御信号回路図である。 遊技制御プログラムに含まれるプログラム内容の図表である。 払出し制御プログラムに含まれるプログラム内容の図表である。 主制御手段と払出し制御手段の制御系の機能ブロック図である。 過電圧判定回路の回路図である。 過電圧が発生したとき及びその解消時における供給電圧と制御信号のタイムチャートである。
符号の説明
2 パチンコ機(弾球遊技機)
22 図柄表示手段
35 払出し装置
39a マイクロコンピュータ
39b RAM
39c 過電圧判定手段
40b 過電圧判定手段
42b 過電圧判定手段
43b 過電圧判定手段
45 電源基板
46a マイクロコンピュータ
46b RAM
46c 過電圧判定手段
50 主制御手段
60 図柄制御手段
70 払出し制御手段
71 ランプ制御手段
72 サウンド制御手段
74 電源手段
81 電源供給部
81a 32V生成回路
81b 12V生成回路
81c 5V生成回路
88 インバータ

Claims (2)

  1. 特定の表示態様を導出するか否かを決定する抽選機能を有する主制御手段(50)と、この主制御手段(50)から受ける制御信号に基づいて遊技制御を行う副制御手段(60,70〜72) と、主制御手段(50)と副制御手段(60,70〜72) に電力を供給する電源手段(74)とを備えた遊技機において、
    前記主制御手段(50)と副制御手段(60,70〜72) は、
    電源手段(74)から供給される供給電圧が過電圧になったか否かを判定する過電圧判定手段(39c,40b,42b,43b,46c) を夫々有し、且つ、この過電圧判定手段(39c,40b,42b,43b,46c) により過電圧であると判定されて過電圧信号(VS)が出力された後所定微小時間遅延して動作停止信号(SR)が出力された後制御動作を夫々停止し、
    前記制御動作の停止時に、前記主制御手段(50)及び副制御手段(60,70〜72) への電力供給を停止する電力供給停止手段(KS,88) を設け、
    払出し装置(35)を制御して遊技者側に遊技媒体を払出す副制御手段(70)としての払出し制御手段(70)を備え、
    前記主制御手段(50)と前記払出し制御手段(70)は、前記過電圧信号(VS)が出力された後所定微小時間経過するまでに遊技状態に関連する遊技情報をバックアップ記憶手段(39b,46b)に記憶保持させるバックアップ処理を実行する、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記主制御手段(50)と前記払出し制御手段(70)は、過電圧の解消後の制御動作の復帰時にバックアップ記憶手段(39b)の遊技情報に基づいて遊技制御を復帰させる復帰処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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