JP2008006063A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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JP2008006063A
JP2008006063A JP2006179355A JP2006179355A JP2008006063A JP 2008006063 A JP2008006063 A JP 2008006063A JP 2006179355 A JP2006179355 A JP 2006179355A JP 2006179355 A JP2006179355 A JP 2006179355A JP 2008006063 A JP2008006063 A JP 2008006063A
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So Tozaki
宗 戸崎
Hiroshi Nishimura
博司 西村
Tatsuya Saito
達也 齋藤
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Abstract

【課題】 水槽に接続される通風路へ泡が進入することを防止する。
【解決手段】 水槽6に側面から他側面に接続して水槽内の空気を水槽外に出して循環さ
せる循環送風路48を通して水槽6内の空気を循環させる送風機49と循環送風路48中
に蒸発器51と凝縮器52とを配設してそれらを圧縮機53と接続することによりヒート
ポンプサイクルを構成したヒートポンプ機構50を備えて、洗い行程時に送風機49を駆
動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ヒートポンプ機構を有するドラム式洗濯乾燥機に関する。
従来より、ドラム式洗濯乾燥機においては、洗い時には洗剤を含んだ洗濯水を収容した
状態で、ドラムを回転させることにより、多くの泡が発生する。
このように多くの泡が発生すると洗濯物をドラムの回転により上から叩き落すときにそ
の泡により緩衝を受けてしまい、充分な洗いができないという問題があった。
これに対し、特許文献1のように、泡の検知装置を、水槽間に熱風を循環させる循環ダク
トに設け、泡の検知に基づいて、ドラム内の水を減らしたり、ドラムの回転数を落とすと
いう制御をすることで、洗濯水の攪拌頻度が減らし、泡の発生を押さえることをしていた

特開2002−210289号公報
しかしながら、上述した特許文献1の制御をして泡の発生を抑えていても、なおも泡が
発生し、循環ダクト内に泡が進入してくることがあった。
特にヒートポンプ機構を有するドラム式洗濯乾燥機においては、循環ダクト内に泡が侵
入することによって、泡がヒートポンプ機構に接触してしまい、洗剤の匂いする熱風を生
成される恐れがあった。そのため、その熱風が、洗濯物に接触することにより衣類に洗剤
の匂いが付着してしまうという恐れもあった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたもので、水槽に循環接続される通風路へ泡が進入
することを防止するドラム式洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わるドラム式洗濯乾燥機は、外箱と、この外箱
の内部に弾性支持される水槽と、この水槽の内部に回転駆動するドラムとを備えると共に
、前記水槽の側面から他側面に接続して水槽内の空気を水槽外に出して循環させる通風路
と、この通風路を通して前記水槽内の空気を循環させる送風機と、前記通風路中に蒸発器
と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機と接続することによりヒートポンプサイクルを構成
したヒートポンプ機構とを備え、洗い行程時に送風機を駆動することを特徴とすることを
主たる特徴とする。
本発明のドラム式洗濯乾燥機によれば、洗い行程時に送風機を駆動する制御をしている
ため、水槽に接続される通風路へ泡が進入することを防ぐことができ、もって、通風路中
に配設されたヒートポンプ機構の蒸発器と凝縮器に泡が接触することを防止することがで
きる。
以下、図面を用いて本発明のドラム式洗濯乾燥機の一実施例につき説明する。
図1は、ドラム式洗濯乾燥機の洗い行程のフローチャートを示す図である。
図2は、ドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図。図3は、扉を開放した状態の図2相当図。
図4は、ドラム式洗濯乾燥機の全体構成を示す縦断側面図。そして図5は、ドラム式洗
濯乾燥機の外箱背面を取除いて内部構成を示す背面図である。図6は、ドラム式洗濯乾燥
機の電気的構成図である。
図7は、ドラム式洗濯乾燥機の洗い行程のフローチャートを示す図である。
図2、図3、図4に示すように、ドラム式洗濯乾燥機は全体として矩形箱状をしており
、その外郭を形成する外箱1の前面部1aには円形状の洗濯物投入口4を形成し、この洗
濯物投入口4には開閉可能な扉5が取り付けられている。
そして外箱1内部には、水槽6が配設されていて、この水槽6は前面に開口部を有する
ドラム状を成すもので、外箱1の底面部に左右一対のサスペンション7(図5参照)を介
して横向きに弾性支持されており、その支持形態は、前面の開口部に向かって上昇傾斜す
る形状である。
この水槽6の前部には環状をなす水槽カバー6aが設けられていて、後述するようにこ
の水槽カバー6aと洗濯物投入口4との間がベロー8によって水密に連通接続されている
水槽6の閉塞された底面を構成する後端面部6c(図4中、右側の端面部)は十分な機
械的強度を有し、その背面にモータ15が取付けられている。またその上部には、後述す
る給気口16が形成されている。そのほか、水槽6の側面最底部には排水口17が形成さ
れており、その下流には排水弁18が取付けられ、その先には排水ホース19が接続され
ている。また水槽6の上面には可撓性ホース20が接続されており、この可撓性ホース2
0は外箱1の前方上部に設けられた洗剤ケース21を介して後部の給水装置22と繋がり
、給水装置22の給水口23と繋がっている。
また水槽6の内部には、所定の間隙を有して径小のドラム30が配設されている。この
ドラム30の閉塞された底面は、強度十分の板厚とした例えば金属製のドラム支え30b
として機能するように設けられている。このドラム支え30b中心部に取付けられたドラ
ムシャフト30cは、水槽6の底部の中心部から前記モータ15に取付けられている。こ
れにより、ドラム30は、水槽6と同じ傾斜をもって水槽6に回転可能に支持される。
また前記ドラム30には、周壁部とドラム支え30bのほぼ全域に通水および通風が可
能な多数の孔31が設けられており(図4では一部のみ図示)、また胴部の内周部の数か
所にバッフル32が取付けられている。
またドラム30の前部には、ドラムカバー30aが取り付けられている。このドラムカ
バー30aは、ドラム30の開放された前面の周縁部に装着されたもので、中央部に洗濯
物出入口33を有するリング状を成しており、耐熱材で構成されている。
また上記した水槽カバー6aは、中央部に開口部を有するリング状を成して、鉄板やス
テンレス板等の金属、又はガラスや合成樹脂などの耐熱性である剛性材で構成されている
この水槽カバー6aは、その上部に排気口40を形成しており、その外部には排気口4
0を覆い、連通する排気ダクト41が設けられている。
この排気ダクト41は、水槽カバー6aを囲繞するように環状に設けられており、その
排気ダクト41の下部は、蛇腹状部を有する可撓性ダクト42を介して、水槽6の下方に
設けられた乾燥ユニット用ダクト43に接続されている。
この乾燥ユニット用ダクト43は外箱1内に前部から後方へ延びていて、その後部にフ
ァンケーシング44が設けられている。ファンケーシング44の上方に形成される吐出口
45には、蛇腹状部を有する可撓性ダクト46を介して給気ダクト47に接続されている
。給気ダクト47は、図5に示すように、モータ15の上部を囲繞するようにして、ドラ
ム30の回転方向に沿ってほぼ円弧状に延びていて、逆U字状に形成され、モータ15の
直上に最高点を有するように設けられており、その先端部が水槽6の後端面部6cの上部
において前記給気口16と接続されている。そして、この給気口16に臨むように給気ダ
クト47の外側に泡検知手段に相当する泡センサ11の一部を構成するエアトラップ11
aが設けられている。
ここで、水槽カバー6aの排気口40に接続された排気ダクト41、可撓性ダクト42
、乾燥ユニット用ダクト43、ファンケーシング44、可撓性ダクト46、そして、水槽
6の給気口16に接続された給気ダクト47により、水槽6内と連通した循環送風路48
(通風路に相当)を構成している。循環送風路48のうちファンケーシング44内には、
送風機49を構成するファン49aが配設され、ファンケーシング44の外部にファンモ
ータ49bが配設されている。
乾燥ユニット用ダクト43内には、ヒートポンプ機構50の蒸発器(エバポレータ)5
1と凝縮器(コンデンサ)52とが配設されている。ヒートポンプ機構50は、周知のよ
うに、圧縮機(コンプレッサ)53と、凝縮器52と、図示しないキャピラリチューブ(
絞り)と、蒸発器51を順にパイプにより循環接続して冷凍サイクルを構成するもので、
圧縮機53を駆動することに伴い、冷媒がそれらを順に通って循環するようになっている
。このとき、凝縮器52においては、冷媒が熱を放出して液化するようになっており、こ
の凝縮器52は循環空気の加熱手段として機能する。また、蒸発器51においては、冷媒
が蒸発する際に周囲の熱を奪うことにより周囲を冷却するようになっており、この蒸発器
51は循環空気の冷却手段として機能する。そしてこの場合、送風機49や凝縮器52お
よび蒸発器51等のヒートポンプ機構50により乾燥機能手段を構成するもので、これら
は外箱1内において水槽6の下方に配設されており、従って、外箱1内の下部に配置され
ている。また乾燥ユニット用ダクト43に比して高さ方向に大きい圧縮機53は、外箱1
の前面1aに向かって上昇傾斜する水槽6の下方前方に配置されている。
ここで外箱1の前面部1aおよびベロー8の取付方法を説明する。
まず、前述したように外箱1の前面部1aに開閉可能な扉5が取り付けられている。こ
の前面部1aは、前板としての前面パネル2と、電源等のスイッチが配置された操作パネ
ル3とから構成されていて、それぞれ、安価なポリプロピレンで形成されている。
その前面部1aの中央には、図3に示すように前記扉5を収納する円形状で中央が窪ん
だ形状の投入口枠60が設けられている。
そしてこの前面パネル2には扉5の閉鎖状態を解除するオープンボタン65(図2、3
参照)が備えてあり、プッシュすることにより扉5が開放されるようになっている。
また扉5は、図4に示すように、洗濯物投入口4の形状に合わせた円形の形状を有して
おり、その周端部が投入口枠60に収納されて、扉5の閉鎖時には扉5の前面が前面パネ
ル2と略面一になるように構成されている。
そしてこの扉5の左側端部に取り付けられたヒンジ63により手前に回動することによ
って、洗濯物投入口4を開閉するようになっている。また、この扉5の右側端部には閉鎖
状態保持用のフック64が設けられている。
更に、扉5の中央部は洗濯物投入口4と同程度の大きさの透視部である透視窓66が設
けられている。この透視窓66は、図4に示すように例えば扉5の前面に前面ガラス67
と、扉5の後面に前面ガラス67に平行に設けられた後面ガラス68とによる2重構造を
なして構成されている。
一方、シール部材としてのベロー8は、図4に示すように例えば水槽6からの振動を低
減する弾性材で、耐薬品性にも優れたエチレン・プロピレン系の合成ゴム(略称EPDM
)で筒状に形成されており、その後方の取付後部8aが前記水槽カバー6aの前端部に囲
繞して、この取付後部8aを環状のベローリング9にて取り付けられている。この取付後
部8aの前方は蛇腹部状に形成されていて水槽6からの振動を吸収するように形成されて
いる。
対してベロー8の前方は、洗濯物投入口4付近で内周方に延出されたリング状の起立部
8bが形成されていて、扉5の裏面たる後面ガラス68が起立部8bに接触することで扉
5と水槽6を水密にする構成をしている。そしてこの起立部8bから外周方向に延出部8
cが延びて形成されている。
またこのベロー8の延出部8cの後方であって、水槽カバー6aの前方には外箱1に固
定される取付枠69が設けられている。この取付枠69は、鉄板やステンレス板等の金属
などの耐熱性である剛性材で形成されており、前述した扉5のヒンジ63(図3参照)の
一端が取り付けられている。
そしてベロー8は、延出部8cが、これら前述した投入口枠60と前記取付枠69に挟
持され、そして投入口枠60の前方からねじで延出部8cに形成されるねじ孔8dに挿通
し、さらに取付枠69のねじ孔69aに締め付けることで固定され、もって取付枠69と
投入口枠60との間には隙間が無く水が入らない密閉した構成としている。
ここで前述した泡検知手段に相当する泡センサ11について説明する。
この泡センサ11のエアトラップ11aは、図4、図5に示すように、給気ダクト47
内に連通して設置されていて、給気口16に臨むように位置している。
そしてこのエアトラップ11aには、エアチューブ11bが接続されており、このエア
チューブ11bが図6に示す圧力センサ11bに接続されることで、全体で泡センサ11
を構成している。
この泡センサ11の動作は、水槽6内で多く発生した泡が給気口16から給気ダクト4
7に進入し給気口16付近に多く溜まることにより、その泡がエアトラップ11a内に進
入し、エアトラップ11a内の空気圧を上昇させる。すると、そのエアトラップ11aに
エアチューブ11bを介して連通した圧力センサ11cが応動し、泡検知信号を出力する
ようにして動作する。
次に上記構成の作用を説明する。
まず、本来の洗濯乾燥機能としては、周知のように、洗い、すすぎ、脱水、乾燥行程を
実行するものである。
洗濯を行う場合には、扉5を開いて洗濯物(図示せず)を投入口枠60の洗濯物投入口
4を介して、洗濯物出入口33からドラム30内に投入して収容する。そして洗剤ケース
21内に洗剤を収容し、操作パネル3の操作ボタンにおいて、例えば標準コースが選択さ
れた場合には、図6の制御装置が有する制御プログラムに基づき、洗い、すすぎ、脱水、
乾燥の各行程が自動的に行なわれる。
洗い行程では、まず排水弁18を閉じ、給水装置22から水が洗剤ケース21及び可撓
性ホース20を介して水槽6内に供給されて貯留される。このとき、洗剤ケース21内に
収容された洗剤も水と共に水槽6内に供給される。そして、モータ15が駆動されて、ド
ラム30が低速で正逆両方向に回転されることにより、ドラム30内の洗濯物が洗われる
。この際、洗濯物と洗濯水をバッフル32が順次かき上げ、洗濯物及び洗濯水の撹拌を促
進する。
洗い行程が終了すると、排水弁18を開放して水槽6内の水を排出した後、中間脱水を
行なう。中間脱水は、モータ15によりドラム30を一方向に高速回転させることによっ
て洗濯物に含まれた水を遠心力により孔31から排出させて行われる。この中間脱水が終
了するとつづいてすすぎ行程が行われる。すすぎ行程は、給水時に洗剤を使用しないとこ
ろ以外は洗い行程と同様に行なわれる。すすぎ行程が終了すると、最終脱水行程が行なわ
れる。最終脱水行程は、中間脱水行程と同様に、水槽6内の水を排出した後、モータ15
によりドラム30を一方向に高速回転させることによって行われる。
この最終脱水行程が終了すると、次に乾燥行程が行なわれる。この乾燥行程では、モー
タ15によりドラム30を低速で正逆両方向に回転させると共に、送風機49、及びヒー
トポンプ機構50の圧縮機53を駆動させる。このうち、送風機49を駆動すると、ファ
ン49aの送風作用により、図4の実線の矢印Aで示すように、乾燥ユニット用ダクト4
3内の空気がファンケーシング44側に吸引されると共に、吐出口45から可撓性ダクト
46を介して給気ダクト47側へ吐出される。
給気ダクト47へ吐出された空気は、給気口16から水槽6内へ供給される。水槽6内
へ供給された空気の多くは、ドラム30の孔31を通してドラム30内に供給される。
ドラム30内及び水槽6内の空気は、水槽6の開口部に向かって流れ、扉5の後面ガラ
ス68やベロー8にぶつかり、水槽6前部の排気口40から排気ダクト41側へ排出され
る。排気ダクト41側へ排出された空気は、下方の可撓性ダクト42を通り、乾燥ユニッ
ト用ダクト43に戻されるようにして循環される。
また、圧縮機53が駆動されると、圧縮機53から高温高圧の冷媒が凝縮器52に流れ
、ここで放熱して液化する。このとき、乾燥ユニット用ダクト43の凝縮器52を通る空
気がその凝縮器52により加熱される。また、液化した冷媒は、キャピラリチューブを通
過して減圧された後、蒸発器51に流れ、ここで周囲の熱を奪って気化する。このとき、
乾燥ユニット用ダクト43の蒸発器51を通る空気がその蒸発器51により冷却される。
蒸発器51で気化した冷媒は圧縮機53に戻り、再び圧縮されて高温高圧の冷媒となって
吐出される。
このようにして、凝縮器52により加熱された温風が、ドラム30内に供給されること
により、ドラム30内の洗濯物を加熱すると共に、洗濯物の水分を奪い、洗濯物を乾燥さ
せる。そして、水分を奪った空気が、乾燥ユニット用ダクト43の蒸発器51を通る過程
で冷却されて、その空気に含まれる水分が凝縮して除湿される。除湿された空気が、再び
凝縮器52を通る過程で加熱されて温風化され、温風がドラム30内に供給されるという
ように循環する。このように水槽6内の空気が循環送風路48を通して循環されることに
伴い、ドラム30内の洗濯物が乾燥される。
以上により、洗濯、乾燥運転が終了する。
そして上記した洗い行程では、図1に示すような送風機49を駆動させている。
まず、洗い行程が開始されると、制御装置10は、送風機49のファンモータ49bを
駆動させ、ファン49aを回転させる(ステップS1)。すると循環送風路48に空気の
流れAが発生し、その空気は、ファンケーシングから給気ダクト47を通り、給気口16
から水槽6内に吹き出される。
その際に、給気ダクト47の給気口16付近に留まっている泡は、給気口16付近から
ファンケーシング44方向に移動することを循環する空気の風圧により制限され、さらに
給気口16から水槽6内に押し戻される。
なお、この際のファンモータ49bの回転数は、乾燥行程のときの回転数より小さくし
ている。
そして予めプログラムに記録されている設定時間が経過すると、ファンモータ49bの
駆動を停止する(ステップS2、S3)。
ファンモータ49bの駆動を停止させたら、排水弁18を開き、水槽6内の洗濯水を排
水する(ステップS4)。このときに水槽6内の洗濯水は、発生した泡とともに、排水口
17を通り、排水ホース19から外箱1外に排出される。なお、このとき、ファンモータ
49bによる空気の流れの風圧から水槽6内に押し戻された泡も同時に外箱1外に排出さ
れる。
そして洗濯水が排水し終わったら、すすぎ行程の動作を行う(ステップS5)。
上記した実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
まず、洗い行程時に、循環送風路48に空気を循環させて、給気ダクト47の給気口1
6に向けて空気を送風したため、水槽6から給気口16を通って給気ダクト47に溢れた
泡、また溢れそうになっている泡を給気口16から水槽6内に押し戻すことができる。ま
た泡が給気口16から給気ダクト47を通り、ヒートポンプ機構50の凝縮器52と圧縮
機53とが配置される乾燥ユニット用ダクト43まで進入していくことを風圧により抑制
することができる。
そのため、ヒートポンプ機構50の一部である凝縮器52と圧縮機53に泡が接触する
ことを防ぐことができ、ヒートポンプ機構50の劣化を防止できる。またートポンプ機構
50に泡が進入してしまった場合には、乾燥行程時に泡に含まれる洗剤が熱風とともに洗
濯物に付着して、洗濯物に洗剤の匂いが付着するといった問題も、本実施例では解消する
ことができる。
特にこの給気ダクト47は、モータ15の上部を囲繞して逆U字上に形成されており、
モータ15の直上に最高点を有するように設けられているため、泡が最高点を超えて下方
向(ヒートポンプ機構が接続されている方向)に落下しづらいように設計されており、こ
の構造に加えて、ファンモータ49bによる空気の流れを発生させていることから、泡が
ヒートポンプ機構50の方向へ落下することをより効果的に抑制することができる。すな
わち、通風路に相当する循環送風路48の給気口16と、蒸発器51と凝縮器52との間
に、給気口16より高い経路を有することにより、泡がヒートポンプ機構50の方向へ落
下することを防止することができる。
また洗い行程時に駆動するファンモータ49bの回転数を、乾燥行程のときの回転数よ
り小さくした。これは、泡の移動を抑制したり、泡を給気口から水槽内に戻すための風圧
を得る為には、乾燥行程時程の風圧は必要ないため、泡を制御するために必要なファン回
転数を、乾燥行程時のファン回転数より下げることで的確な風圧を得るようにした。その
ため、ファン49aを回転する余分な電力がかからず、送風機49の負荷も軽減する事が
できる。
また別の実施例では、洗い行程において、図7に示すように泡センサ11の検知により
送風機49を駆動させる動作を有する。
まず、洗い行程が開始されて、制御装置10は、洗い行程中に泡センサ11が給気ダク
ト47に泡が留まっていることを検知すると(ステップS11のY)、圧力センサ11c
の信号を受けて、排水弁18を開くと共に、送風機49のファンモータ49bを駆動させ
、ファン49aを回転させる(ステップS12)。その際、給気ダクト47の給気口16
付近に留まっている泡が、空気の風圧により給気口16から水槽6内に押し戻されて、そ
れと同時に、水槽6内の洗濯水と一緒に排水される。
そして予めプログラムに記録されている洗い工程の設定時間が経過すると、ファンモー
タ49bの駆動を停止し、排水弁19を閉じる(ステップS14)。そして洗濯水が排水
し終わったら、すすぎ行程の動作を行う。
なお、ステップS11で泡の検知がされなかった場合は、洗い工程の設定時間の経過後
、洗濯水を排水して、すすぎ行程へ移行する(ステップS15)。
以上の実施例によれば、泡センサ11による泡検知をしたときだけ、ファンモータ49
bを駆動させるので、必要な時だけファンモータ49bを駆動すればよく、余計な電力を
使用しなくてすむ。さらには、ファンモータ49bを長時間駆動しなくてもよいため、送
風機49の負荷を軽減する事ができる。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施に際して本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更して実施できるものである。
本発明の一実施例を示すドラム式洗濯乾燥機の洗い行程のフローチャートを示す図 本発明を適用したドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図 扉が開放した状態の図2相当図 ドラム式洗濯乾燥機の全体構成を示す縦断側面図 ドラム式洗濯乾燥機の外箱背面を取り除いて内部構成を示す背面図 ドラム式洗濯乾燥機の電気的構成図 ドラム式洗濯乾燥機の洗い行程のフローチャートを示す図
符号の説明
図中、1は外箱、1aは前面部、2は前面パネル、3は操作パネル、4は洗濯物投入口、
5は扉、6は水槽、6aは水槽カバー、6bは開口部、6cは後端面部、7はサスペンシ
ョン、8はベロー、8aは取付後部、8bは起立部、8cは延出部、8dはねじ孔、9は
ベローリング、10は制御装置、11は泡センサ、11aはエアトラップ、11bはエア
チューブ、11cは圧力センサ、15はモータ、16は給気口、17は排水口、18は排
水弁、19は排水ホース、20は可撓性ホース、21は洗剤ケース、22は給水装置、2
3は給水口、30はドラム、30aはドラムカバー、30bはドラム支え、30cはドラ
ムシャフト、31は孔、32はバッフル、33は洗濯物出入口、40は排気口、41は排
気ダクト、42は可撓性ダクト、43は乾燥ユニット用ダクト、44はファンケーシング
、45は吐出口、46は可撓性ダクト、47は給気ダクト、48は循環送風路、49は送
風機、49aはファン、49bはファンモータ、50はヒートポンプ機構、51は蒸発器
、52は凝縮器、53は圧縮機、60は投入口枠、63はヒンジ、64はフック、65は
オープンボタン、66は透視窓、67は前面ガラス、68は後面ガラス、69は取付枠を
示す。

Claims (4)

  1. 外箱と、
    この外箱の内部に弾性支持される水槽と、
    この水槽の内部に回転駆動するドラムとを備えると共に、
    前記水槽の側面から他側面に接続して水槽内の空気を水槽外に出して循環させる通風路と

    この通風路を通して前記水槽内の空気を循環させる送風機と、
    前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機と接続することによりヒート
    ポンプサイクルを構成したヒートポンプ機構とを備え、
    洗い行程時に送風機を駆動することを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 通風路内の水槽に給気する位置の泡の発生を検知する泡検知手段を設け、
    洗い行程時に、前記泡検知手段が泡を検知した時に送風機を駆動することを特徴とする請
    求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
  3. 洗い行程時の送風機の回転数は、乾燥行程時よりも低いことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のドラム式洗濯乾燥機。
  4. 通風路は、水槽に吸気する給気口と、蒸発器と凝縮器との間に、前記給気口より高い経路
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のドラム式洗濯乾燥機。
JP2006179355A 2006-06-29 2006-06-29 ドラム式洗濯乾燥機 Pending JP2008006063A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2458061A1 (en) 2010-11-24 2012-05-30 Panasonic Corporation Drum-type washing machine

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