JP2008003396A - 合成印画像及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補正処理に掛かる時間を短縮しながらも、合成補正パターンにおけるエッジの検出を精度よく行えるようにする。
【解決手段】画情報に応じた各々の色の印画像を形成し、当該各々の色の印画像を重ね合わせて中間転写ベルトに多色の印画像を形成する画像形成装置において、中間転写ベルトに、色ずれ補正パターンと画像濃度補正パターンとを備える合成補正パターンP(Y)、P(M)、P(C)、P(K)を形成する画像形成ユニット10と、画像形成ユニット10によって中間転写ベルトに形成された合成補正パターンを検出する画像検出センサ12と、画像検出センサ12により検出された合成補正パターンから、色ずれ補正パターンの情報を抽出して色ずれ補正を行い、画像濃度補正パターンの情報を抽出して画像濃度補正を行う制御部15とを備えるものである。
【選択図】 図4

Description

この発明は、感光体ドラム及び中間転写ベルトを有し、例えば電源投入時に、画像の色ずれ及び画像濃度の補正処理を行う、タンデム型のカラープリンタやカラー複写機及びこれらのカラー複合機等に適用可能な合成印画像及び画像形成装置に関するものである。
近年、タンデム型のカラープリンタやカラー複写機及びこれらのカラー複合機などが多く使用されている。これらの画像形成装置では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)色用のトナー剤を用いて画像が形成される。これらの画像形成装置は、各々の色用のレーザ書込みユニット、現像ユニット及び感光体ドラムを備えるとともに、各々の色を重ね合わせて用紙に出力するための中間転写ベルト及び定着装置を備えている。
例えば、Y色用のレーザ書込みユニットでは、画情報に基づいてY色用の感光体ドラムに静電潜像を描くようになされる。レーザ書込みユニット及び現像ユニットでは感光体ドラムに描かれた静電潜像にY色用のトナー剤を付着してトナー像を形成する。感光体ドラムはY色用のトナー像を中間転写ベルトに転写する。他のM、C、K色についても同様の処理がなされ、中間転写ベルトへの転写がなされる。その際に、各色のトナー像を中間転写ベルト上に正確に重ね合わせる。このようにして中間転写ベルトに転写されたトナー像は出力用紙に転写された後に定着装置によって定着される。
この画像形成装置によれば、最適なカラー画像形成品質を維持するために、出力用紙にカラー画像を再現するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)色のトナー像出力の色ずれ及び画像濃度ずれを定期又は不定期に補正処理することが必須となっている。
これらの補正処理に関しては、中間転写ベルトまたは搬送材転写ベルト上に形成された色ずれ補正パターン及び画像濃度補正パターンを画像検出センサなどの検出手段により検出し、各色のトナー剤毎に基準となる目標値に対する色ずれ及び画像濃度ずれの補正量を算出し、この補正量を用いて現像バイアスや、レーザ駆動回路等を制御して、画像を補正するようになされる。
この種の画像形成装置に関して、特許文献1には、カラー画像形成装置が開示されている。このカラー画像形成装置によれば、各トナー像形成部から移動体(中間転写ベルト)上に形成された画像制御用トナーマークを位置(色ずれ)検出手段及び濃度検出手段によって順次検出させることにより、同一の画像制御用マークを共用しながら各単色トナー像の相対的な位置ずれ(色ずれ)量及び画情報に対する濃度誤差の双方を検出するようになされる。
このように、カラー画像形成装置を構成すると、実際の記録画像の形成に至る迄のイニシャルタイムの短縮化を図ることが可能であると共に、各トナー像形成部におけるトナー剤の消費量及び廃トナーの排出量を抑えることができるというものである。
特開2004−333837広報(第14頁 図4)
ところで、従来例に係る画像形成装置によれば、色ずれ補正パターン及び画像濃度補正パターンを別々に形成/検出して補正処理を行うため、一連の補正処理に時間が掛かる。また、特許文献1に係るカラー画像形成装置によれば、位置ずれ(色ずれ)量及び濃度誤差の検出を同一の画像制御用マークを用いて行うため、低濃度補正用に形成された画像制御用マークも位置(色ずれ)補正用に用いられるようになる。しかし、低濃度で形成された画像制御用マークのエッジを反射型センサで検出しようとすると、エッジがぼやけて、検出信号の上り/下り時間が長くなる。その結果、位置(色ずれ)補正の検出精度が悪化する可能性がある。
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、一連の補正処理に掛かる時間を短縮しながらも、エッジの検出を精度よく行えるようにした合成印画像及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1記載の合成印画像は、画像形成装置の像担持体に形成される合成印画像において、所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成される第1の印画像と、第1の印画像に接する所定領域に、第1の印画像と異なる濃度で形成される第2の印画像とを備えることを特徴とするものである。
請求項1に係る合成印画像によれば、第1の印画像を色ずれ補正用に、第2の印画像を画像濃度補正用に用いることができるので、低濃度補正用に第2の印画像の濃度を低くした合成印画像においても、第1の印画像は充分な濃度で形成して、色ずれ補正のためのエッジを精度よく検出できる。
請求項2記載の合成印画像は、画像形成装置の像担持体に形成される合成印画像において、所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成される第1の印画像と、第1の印画像と識別用の距離を有する所定領域に、第1の印画像と同じ濃度で形成される第2の印画像とを備えることを特徴とするものである。
請求項3記載の合成印画像は請求項1及び2において、第1及び第2の印画像が、画像形成装置の補正処理時に像担持体に形成されることを特徴とするものである。
請求項4記載の合成印画像は請求項1及び2において、第2の印画像が、第1の印画像の2つの辺の内角に位置する所定領域に形成されることを特徴とするものである。
請求項5記載の画像形成装置は、画情報に応じた各々の色の印画像を形成し、当該各々の色の印画像を重ね合わせて像担持体に多色の印画像を形成する画像形成装置において、像担持体に、第1の印画像と第2の印画像とを備える合成印画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段によって像担持体に形成された合成印画像を検出する検出手段と、検出手段により検出された前記合成印画像から、第1の印画像の情報を抽出して色ずれ補正を行い、第2の印画像の情報を抽出して画像濃度補正を行う制御手段とを備えることを特徴とするものである。
請求項6記載の画像形成装置は請求項5において、第1の印画像は、所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成され、第2の印画像は、第1の印画像に接する所定領域に、第1の印画像と異なる濃度で形成されることを特徴とするものである。
請求項7記載の画像形成装置は請求項5において、第1の印画像は、所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成され、第2の印画像は、第1の印画像と識別用の距離を有する所定領域に、第1の印画像と同じ濃度で形成されることを特徴とするものである。
請求項8記載の画像形成装置は請求項5において、制御手段が、第1の印画像の濃度は一定で、第2の印画像の濃度は変化させた複数の前記合成印画像を、像担持体に形成するように制御することを特徴とするものである。
請求項9記載の画像形成装置は請求項5において、画像形成手段、検出手段及び制御手段による一連の補正処理が、画像形成装置に電源が入った時及び/又は、画像形成装置の待ち時間における消費電力量を削減する省電力モードを解除した時及び/又は、画像形成装置において定期又は不定期に行われるメンテナンスが終了した時に実行されることを特徴とするものである。
請求項1に係る合成印画像によれば、2つの辺で形成される第1の印画像と、それに接する所定領域に、第1の印画像と異なる濃度で形成される第2の印画像とを備えるものである。この構成によって、第1の印画像を色ずれ補正用に、第2の印画像を画像濃度補正用に用いることができるので、低濃度補正用に第2の印画像の濃度を低くした合成印画像においても、第1の印画像は充分な濃度で形成され、色ずれ補正のためのエッジを精度よく検出できる。
請求項2に係る合成印画像によれば、2つの辺で形成される第1の印画像と、それと識別用の距離を有する所定領域に、第1の印画像と同じ濃度で形成される第2の印画像とを備えるものである。この構成によって、第1の印画像と第2の印画像とを分離させて形成/検出できるので、第1及び第2の印画像の濃度が同じでも、色ずれ補正のためのエッジを精度よく検出できる。
請求項5に係る画像形成装置によれば、補正用の制御手段を備え、例えば電源投入時に行われる一連の補正処理の際に、像担持体に形成/検出された合成印画像から、第1の印画像の情報を抽出して色ずれ補正を行い、第2の印画像の情報を抽出して画像濃度補正を行うものであり、この合成印画像には本発明に係るものが応用される。
この構成によって、色ずれ補正用の印画像と画像濃度補正用の印画像とを同時に形成/検出することができるので、一連の補正処理に掛かる時間を短縮することができる。また、第1の印画像を色ずれ補正用に、第2の印画像を画像濃度補正用に用いることができるので、低濃度補正用に第2の印画像の濃度を低くした合成印画像においても、第1の印画像は充分な濃度で形成して、色ずれ補正のためのエッジを精度よく検出できる。
以下、図面を参照しながら、この発明に係る合成印画像及び画像形成装置について説明をする。図1は、本発明の実施例としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。図1に示すカラー画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置の一例を構成し、カラープリンタやカラー複写機及びこれらのカラー複合機等において、画情報に応じた多色の印画像を像担持体上に形成し、用紙上に転写する装置として用いられるものである。
カラー画像形成装置100は、中間転写ベルト6、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K、2次転写ローラ7A、クリーニング手段8A、画像検出センサ12、制御部15及び定着装置19を備えて構成される。
中間転写ベルト6は、像担持体の一例を構成し、無終端状に形成される。画情報に応じた、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)色の各トナー像は、この中間転写ベルト6において重ね合わせられ、用紙に転写される。中間転写ベルト6の周辺には、YMCKの印画像を形成する画像形成手段の一例を構成する画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kが設けられ、中間転写ベルト6上に、印画像であるトナー像を形成するようになされる。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Y、帯電器2Y、レーザ書込みユニット3Y、現像ユニット4Y、1次転写ローラ7Y及び像形成体用のクリーニング手段8Yを備えて構成され、中間転写ベルト6上に、イエロー(Y)のトナー像を形成するようになされる。
感光体ドラム1Yは、中間転写ベルト6に近接した位置に回転自在に設けられ、Y色のトナー像を形成するようになされる。感光体ドラム1Yには、例えば有機感光体(Organic Photo Conductor:OPC)ドラムが使用される。
感光体ドラム1Yに近接した位置には、帯電器2Yが設けられ、感光体ドラム1Yの表面を所定の電位に帯電させるようになされる。帯電器2Yには例えばスコロトロン帯電極が使用され、数百[V]単位の直流電圧が印加される。
感光体ドラム1Yに近接して、レーザ書込みユニット3Yが設けられ、帯電器2Yにより帯電させた感光体ドラム1Yに対して、画情報に基づく所定の強度を有したY色用のレーザビーム光を走査するようになされる。この走査における主走査方向は、感光体ドラム1Yの回転軸に平行する方向である。感光体ドラム1Yは、副走査方向に回転しており、副走査方向に回転する感光体ドラム1Yに、レーザ書込みユニット3Yが主走査方向へ偏向走査することにより、Y色用の静電潜像が形成される。
感光体ドラム1Yに近接した位置には、現像ユニット4Yが設けられ、感光体ドラム1Yに形成されたY色用の静電潜像を現像してトナー像を形成するように動作する。この感光体ドラム1Yに形成されたY色用のトナー像は、トナー剤と反対極性の1次転写バイアス電圧が印可された1次転写ローラ7Yにより、中間転写ベルト6上に転写される(1次転写)。
感光体ドラム1Yに近接してクリーニング手段8Yが設けられ、1次転写後に感光体ドラム1Yに残留したトナー剤を除去するようになされる。以上のようにして画像形成ユニット10Yが構成される。
この例で、画像形成ユニット10Yの次段には、画像形成ユニット10Mが設けられる。画像形成ユニット10Mは、感光体ドラム1M、帯電器2M、レーザ書込みユニット3M、現像ユニット4M、1次転写ローラ7M及び像形成体用のクリーニング手段8Mを備えて構成され、中間転写ベルト6上に、マゼンタ(M)のトナー像を形成するようになされる。
画像形成ユニット10Mの次段には、画像形成ユニット10Cが設けられる。画像形成ユニット10Cは、感光体ドラム1C、帯電器2C、レーザ書込みユニット3C、現像ユニット4C、1次転写ローラ7C及び像形成体用のクリーニング手段8Cを備えて構成され、中間転写ベルト6上に、シアン(C)のトナー像を形成するようになされる。
画像形成ユニット10Cの次段には、画像形成ユニット10Kが設けられる。画像形成ユニット10Kは、感光体ドラム1K、帯電器2K、レーザ書込みユニット3K、現像ユニット4K、1次転写ローラ7K及び像形成体用のクリーニング手段8Kを備えて構成され、中間転写ベルト6上に、黒(K)のトナー像を形成するようになされる。
なお、上述の画像形成ユニット10M〜10Kの構成及び機能については、画像形成ユニット10Yを参照されたい。
画像形成ユニット10Y〜10Kにより中間転写ベルト6上に一時転写されたトナー像は、2次転写ローラ7Aに向けて搬送される。2次転写ローラ7Aは中間転写ベルト6上に形成されたカラートナー像を、図示しない給紙手段から搬送されてきた用紙に転写するようになされる(2次転写)。転写された用紙は、定着装置19により定着処理がなされる。こうして、画情報に応じたカラー画像を転写された用紙は、図示しない搬送手段によって出力される。
2次転写ローラ7Aの後段にはクリーニング手段8Aが設けられ、2次転写を終えて不要になった中間転写ベルト6に残存するトナー剤をクリーニングするようになされる。クリーニング手段8Aは、中間転写ベルト6の電荷を除電する除電部や、中間転写ベルト6に残留するトナー剤を除去するパッドを有し、中間転写ベルト6上の印画像をリセットする。
このクリーニング手段8Aの上段の、中間転写ベルト6の上面を見通せる領域には、検出手段の一例を構成する画像検出センサ12が設けられ、カラー画像形成装置100における補正処理時に、中間転写ベルト6に形成された合成補正パターン(合成印画像)を検出するようになされる。画像検出センサ12により検出された合成補正パターンのデータを基にして、制御手段の一例を構成する制御部15において色ずれ補正処理及び画像濃度補正処理がなされる。以上のようにして、カラー画像形成装置100が構成される。
図2A及びBは、補正処理時に画像検出センサ12により検出される合成補正パターンPの構成例を示す図である。図2Aに示す合成補正パターンPは、合成印画像の一例を構成し、色ずれ補正パターンP1と画像濃度補正パターンP2とを備え、補正処理時に画像形成ユニット10Y〜10Kにより中間転写ベルト6上に形成される。
色ずれ補正パターンP1は所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2辺、例えば、主走査方向と平行になされる直線部P1aと、主又は副走査方向に対していずれも斜めになされる傾斜部P1bとで形成され、補正処理時に色ずれ補正用のパターンとして用いられる。
画像濃度補正パターンP2は、色ずれ補正パターンP1の2辺の内角に、色ずれ補正パターンP1と異なる濃度で形成され、補正処理時に、画像濃度補正用のパターンとして用いられる。ただし形成される位置は2辺の内角に限られることはなく、例えば傾斜部P1bに接する外角でもよい。合成補正パターンPは例えば1個あたり8mm角程度(x=8mm、y=8mm)の大きさになされ、中間転写ベルト6上に形成される。
図2Bは、状態を変えながら中間転写ベルト6上に形成される合成補正パターンPの構成例を示す。この例で合成補正パターンPは、各Y、M、C、K色のトナー剤毎に、画像濃度補正パターンP2の濃度を5段階に変化させて形成される。第1濃度が最も低い濃度、第5濃度が最も高い濃度になされ、まず第1濃度でY、M、C、K色のパターン、次に第2濃度でY、M、C、K色のパターンと順次形成されて、最後に第5濃度のY、M、C、K色のパターンが形成され、合計で20個の合成補正パターンPが形成されるようになる。
ただし、この20個の合成補正パターンPにおいて、色ずれ補正パターンP1は、画像濃度補正パターンP2よりも高い、一定の濃度で形成される。しかし、それに限られることはなく、使用されるトナー剤の量を削減するべく、画像検出センサ12が充分にエッジを検出できる最低限の濃度で形成してもよい。
またこの例では、全ての合成補正パターンPを1列に配置し、1つの画像検出センサ12で検出できるようにしたが、例えば2列に配置して、2つの画像検出センサ12で検出するようにしてもよい。
図3A及びBは、合成補正パターンP’の構成例を示す図である。図3Aに示す合成補正パターンP’は、合成補正パターンPと同様に合成印画像の一例を構成し、色ずれ補正パターンP1’と画像濃度補正パターンP2’とを備えるようになされる。
色ずれ補正パターンP1’は、所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺、例えば、主走査方向と平行になされる直線部P1a’と、主又は副走査方向に対していずれも斜めになされる傾斜部P1b’とで形成される。
画像濃度補正パターンP2’は、色ずれ補正パターンP1’の2辺の内角に、識別用の距離dを有して、色ずれ補正パターンP1’と同じ又は非常に近似した濃度で形成される。合成補正パターンP’は、色ずれ補正パターンP1’及び画像濃度補正パターンP2’の濃度が同じ又は非常に近似して、エッジの判別ができない場合に形成される。
図3Bは、中間転写ベルト6上に形成される合成補正パターンP’の構成例を示す。この例では、最も高い第6濃度で、各Y、M、C、K色のトナー剤毎に1個ずつ、合計4個形成される。またこの例では、合成補正パターンP’は、図2Bに示した合成補正パターンPの後段に形成される。これにより、濃度補正パターンP2及びP2’の濃度は順次高くなるように配置される。
図4は、カラー画像形成装置100の補正処理系の構成例を示したブロック図である。図4に示すカラー画像形成装置100は、図1に示した中から補正処理系のブロックのみを抜き出したものである。図4において、カラー画像形成装置100は、中間転写ベルト6、画像検出センサ12、制御部15及び画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kからなる画像形成ユニット10を有している。
補正処理時には、まず画像形成ユニット10が、図2及び3に示した合成補正パターンP及びP’を中間転写ベルト6上に形成する。図4ではY色の合成補正パターンP及びP’を合わせてP(Y)と示す。以下同様にM色、C色、K色について、P(M)、P(C)、P(K)と示す。
中間転写ベルト6の上面を見通せる領域には画像検出センサ12が設けられ、中間転写ベルト6上に形成された合成補正パターンP及びP’を検出して検出信号S2を出力する。画像検出センサ12には、反射型の光学センサやイメージセンサ等が用いられる。これらのセンサには、発光素子及び受光素子が備えられ、光が発光素子から合成補正パターンP及びP’に照射され、その反射光を受光素子で検知するようになされる。つまり、画像検出センサ12が出力する検出信号S2は、その検知した反射光に応じた、色ずれ成分と画像濃度成分の情報を含むアナログ信号である。
画像検出センサ12には、制御部15が接続され、画像検出センサ12が出力した検出信号S2を入力する。制御部15は、信号処理部16、CPU17及びRAM18を有して構成される。
信号処理部16は、画像検出センサ12によって検出された検出信号S2を入力し、内部又は外部で形成されるクロック信号Dclkを基にサンプリングを行い、サンプリングデータDsを出力する。サンプリングデータDsは、色ずれ成分と画像濃度成分の情報を含んだデジタルデータで構成される。
出力されたサンプリングデータDsは、信号処理部16に接続されるCPU17及びRAM18に入力され、RAM18において記憶され、CPU17における補正処理に用いられる。CPU17は、RAM18に記憶された全てのサンプリングデータDsから補正処理に必要なデータを抽出し、抽出したデータの演算結果と、内部に設定された目標値とを比較して、色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4を算出/出力する。出力された色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4は、画像形成ユニット10に入力される。
図4において画像形成ユニット10は、レーザ書込みユニット3Y、3M、3C、3Kを有するレーザ書込みユニット3、現像ユニット4Y、4M、4C、4Kからなる現像ユニット4及び感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを有している。画像形成ユニット10に入力された色ずれ補正データDr3は主にレーザ書込みユニット3に入力され、色ずれ補正に用いられる。レーザ書込みユニット3は、入力された色ずれ補正データDr3を基に感光体ドラム1Y〜1Kに照射するレーザ光の照射位置を補正する。
画像濃度補正データDr4は主に現像ユニット4に入力され、画像濃度の補正に用いられる。現像ユニット4は、入力された画像濃度補正データDr4を基に、トナー剤付着量を補正する。このようにして、色ずれ及び画像濃度の補正処理がなされる。
また、このような補正処理時に中間転写ベルト6上に形成された合成補正パターンP及びP’は、画像検出センサ12によって検出された後、用紙に転写されることなく、図示しないクリーニング手段8Aにより中間転写ベルト6から除去される。
これらの一連の補正処理は、カラー画像形成装置100に電源が入った時、カラー画像形成装置100において省電力モードを解除した時、カラー画像形成装置100のメンテナンスが終了した時等に実行される。このようなタイミングで補正処理を行うことにより、定着温度が規定温度に到達した後、色ずれ及び画像濃度が調整された最適な状態で画像形成処理を実行できるようになる。
図5A〜Hは、信号処理部16における検出信号S2のサンプリング例を示す図である。図5Aに示す合成補正パターンPは、画像検出センサ12により検出され、検出信号S2として出力される。
図5Bは出力された検出信号S2の波形例を示す図である。図5Bにおいて、横軸は時刻t、縦軸は振幅レベルを表す。図中L1は、色ずれ補正パターンP1の濃度を示す振幅レベルである。図中L2は画像濃度補正パターンP2の濃度を示す振幅レベルである。図中L3は、中間転写ベルトの反射度を示す振幅レベルである。また、閾値Lthは、検出信号S2のエッジを検出するために設定される振幅レベルである。
図5Cは、検出信号S2をサンプリングする際に信号処理部16に入力されるトリガー信号VTOP(画像先端検出信号)の波形例を示す図である。信号処理部16は、このトリガー信号VTOPの立ち上がり時間を基準時刻t0として、時間データを算出するようになる。例えば時刻taにおける時間データT1は、時刻t0からの経過時間で定義され、
T1=ta−t0 … 式1
により算出される。
図5Dはサンプリングに用いるクロック信号Dclkの波形例を示す図である。信号処理部16は、入力されるクロック信号Dclkの立ち上がり時刻における、検出信号S2の振幅レベルを順次読み出し、サンプリングデータDsを出力する。サンプリングデータDsには、その時間データTs、振幅データLsが記され、Ds(Ts、Ls)となされる。
図5E〜Hは、信号処理部16により出力されるサンプリングデータDsの検知例を示す図である。例えば、図5Eは時刻taにおけるサンプリングデータDsの検知例であり、時間データT1と振幅データL3から形成され、Ds(T1、L3)となされる。同様にして順次、時刻tb〜tdにおけるサンプリングデータDs(T2、L4)、Ds(T3、Lth)、Ds(T4、L1)が形成される。これらのサンプリングが検出信号S2の全部について行われ、信号処理部16は多数のサンプリングデータDsを出力する。
図6は、制御部15のデータ抽出例(その1)を示す図である。図6Aは、第1濃度の合成補正パターンPの検知例を示す上面図である。図6Bは、第1濃度の合成補正パターンPに係る検出信号S2の波形例を示す図である。図6Bにおいて、横軸は時刻tである。縦軸は検出信号S2の振幅レベルである。
図6Bに示す検出信号S2は、制御部15に入力され、上述のように信号処理部16においてサンプリングデータDsに変換/出力される。出力されたサンプリングデータDsはRAM18において記憶される。RAM18に記憶されたサンプリングデータDsは、CPU17により補正処理に必要なデータの抽出がなされる。
このデータ抽出に先立ち、閾値Lthが設定される。閾値Lthは、色ずれ補正パターンP1のエッジ検出のため設定され、振幅データL1とL2の間の振幅レベルになされる。また閾値Lthは、全てのデータ抽出において一定値となることが好ましいので、この例においては2つの値が最も近くなる第5濃度の振幅データL1とL2の間の値にするとよい。
CPU17は、設定された閾値Lthと振幅データLsとが一致するサンプリングデータDs(以降エッジ検出データDeと記す)を抽出する。例えば第1濃度に関しては、De1〜De16を抽出する。同様に第5濃度まで抽出するとDe1〜De80が抽出される。CPU17は、このエッジ検出データDeを基にして、色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4の算出に必要なデータを更に抽出するようになる。
まず色ずれ補正データDr3の算出に必要なデータを抽出するには、エッジ検出データDeから、エッジ検出時間Te、第1濃度に関してはTe1〜Te16を抽出する。このエッジ検出時間Teは色ずれ補正用パターンP1のエッジを表し、色ずれ補正データDr3の算出に用いられる。
次に、画像濃度補正データDr4の算出に必要なデータを抽出するには、まず画像濃度補正パターンP2のエッジ検出データDeの抽出を行う。この例では、1つの合成補正パターンPにつきエッジ検出データDeは4つあり、その2番目と3番目が画像濃度補正パターンP2のエッジを検出したデータになる。例えば第1濃度のイエローなら、エッジ検出データDe2及びDe3になる。これを式で表すと、
2番目のエッジ検出データDeは、
De{4×(N−1)+2}… 式2
3番目のエッジ検出データDeは、
De{4×(N−1)+3}… 式3
となる。Nは合成補正パターンPの個数を表す。この例では合成補正パターンPが全部で20個(4色のトナー剤×5濃度)形成されるので、[N=1〜20の整数]になる。
次に、式2及び式3のエッジ検出データDeのエッジ検出時間Teを抽出し、その間の時間データTsを持つサンプリングデータDsをRAM18から読み出す(抽出する)。例えば第1濃度のイエローでは、De2〜De3のエッジ検出時間Te2〜Te3の間にある全てのサンプリングデータDs(Y1)をRAM18から読み出す。読み出されたサンプリングデータDs(Y1)の振幅データLsは画像濃度補正パターンP2の濃度を示すので、画像濃度補正データDr4の算出に用いられる。このようにして制御部15は、合成補正パターンPを検出した検出信号S2を基に、色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4の算出に必要なデータを抽出する。
なお、この例のように、2つの辺からなる色ずれ補正パターンP1の内角に画像濃度補正パターンP2を配置すると、両補正パターンP1及びP2のエッジ検出データDeを、一つの閾値Lthとの比較により抽出できる。また、低い濃度で形成された画像濃度補正パターンP2のエッジ検出も精度良く行うことができる。
図7は、制御部15のデータ抽出例(その2)を示す図である。図7Aは、合成補正パターンP’の検知例を示す上面図である。図7Aに示す合成補正パターンP’は、図6Aの合成補正パターンP(第1濃度)及び他の合成補正パターンP(第2〜第5濃度)の後段に続けて形成される。
図7Bは、合成補正パターンP’に係る検出信号S2の波形例を示す図である。図7Bに示す検出信号S2は、図6Bに示した検出信号S2とつながっていて、同時に画像検出センサ12により検出されるものである。しかし波形の形状が異なるので、合成補正パターンPとは別の方法でデータ抽出を行う必要がある。
図7Bの検出信号S2は、制御部15に入力され、上述のように信号処理部16においてサンプリングデータDsに変換/出力される。出力されたサンプリングデータDsはRAM18において記憶される。CPU17は、RAM18に記憶されたサンプリングデータDsから補正処理に必要なデータを抽出する。このデータ抽出においても、まずサンプリングデータDsの振幅データLsを閾値Lthと比較し、この閾値Lthと振幅データLsが一致するエッジ検出データDe81〜De104を抽出する。この閾値Lthは合成補正パターンPのエッジ検出に用いたものと同じ振幅レベルに設定することが好ましい。
CPU17は、抽出したエッジ検出データDe81〜De104を基に色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4の算出に必要なデータを更に抽出するようになる。それぞれの補正に必要なデータの抽出に先立ち、画像濃度補正パターンP2’のエッジ検出データDeを抽出する。1つの合成補正パターンP’に関して、エッジ検出データDeは6つあり、その3番目と4番目が画像濃度補正パターンP2’のエッジを示すデータになる。例えばイエローなら、エッジ検出データDe83及びDe84になる。これを式で表すと、
3番目のエッジ検出データDeは、
De{6×(M−1)+83}… 式4
4番目のエッジ検出データDeは、
De{6×(M−1)+84}… 式5
となる。Mは合成補正パターンP’の個数を表す。この例では合成補正パターンP’が全部で4個(4色のトナー剤×1濃度)形成されるので、[M=1〜4の整数]になる。
色ずれ補正データDr3の算出に必要なデータを抽出するには、抽出された全てのエッジ検出データDeから、この式4及び式5に示すエッジ検出データDeを取り除く。取り除いた後のエッジ検出データDeから、エッジ検出時間Teを抽出する。このエッジ検出時間Teは色ずれ補正用パターンP1’のエッジを表しており、色ずれ補正データDr3の算出に用いられる。
次に、画像濃度補正データDr4の算出に必要なデータを抽出するには、式4及び式5のエッジ検出データDeのエッジ検出時間Teを抽出して、その間の時間データTsを持つサンプリングデータDs(複数)をRAM18から抽出する。抽出されたサンプリングデータDsの振幅データLs(複数)は画像濃度補正パターンP2’の濃度を表しており、画像濃度補正データDr4の算出に用いられる。このようにして制御部15は、合成補正パターンP’を検出した検出信号S2を基に、色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4の算出に必要なデータを抽出する。
続いて、本発明に係るカラー画像形成装置100の補正例を説明する。図8は、カラー画像形成装置100における補正例を示すフローチャートである。この実施例では、合成補正パターンP及びP’を一列になるように中間転写ベルト6上に形成してから1つの検出信号S2として検出し、色ずれ及び画像濃度の補正処理をシリアルに行う場合を例に挙げる。
まずステップA1で画像形成ユニット10は、中間転写ベルト6上に合成補正パターンP及びP’を形成する。この例では合成補正パターンPを20個、合成補正パターンP’を4個を一列に形成する。画像形成ユニット10は、合成補正パターンPを、図2Bに示したように画像濃度補正パターンP2の濃度が最も低い第1濃度のY、M、C、K色のパターンから、最も高い第5濃度のY、M、C、K色のパターンまで順次形成する。その後に図3Bに示した合成補正パターンP’を最も高い第6濃度で形成する。
次にステップA2で画像検出センサ12は、全ての合成補正パターンP及びP’の検出を同時に行い、1つの検出信号S2を出力する。この検出信号S2は、図6B及び図7Bに示す波形のアナログ信号で、その振幅レベルは画像補整パターンP及びP’の画像濃度に比例している。
ステップA3では、制御部15は、検出信号S2をサンプリングし、それぞれの時間データTsにおける振幅データLsをサンプリングデータDs(Ts、Ls)として読みとり、内部のRAM18に記憶する。このサンプリングデータDsは、図5に示したように、アナログ信号である検出信号S2をデジタルデータに変換したものである。
ステップA4で制御部15のCPU17は、RAM18に記憶したサンプリングデータDsの振幅データLsと閾値Lthとを比較する。この閾値Lthは、図6Bに示したように、色ずれ補正パターンP1のエッジを検出できる振幅レベル(L1<Lth<L2)に設定される。
ステップA5でCPU17は、その振幅データLsが閾値Lthと一致したサンプリングデータDsを抽出する。ここで抽出されたサンプリングデータDsは、合成補正パターンP及びP’のエッジを検出したものであるので、以後エッジ検出データDe(Te、Ls)と呼ぶ。エッジ検出データDeは、図6B及び図7Bに示したように、合成補正パターンPに関しては1つのパターンで4個、合成補正パターンP’に関しては1つのパターンで6個抽出される。ここで、合成補正パターンP’に係るエッジ検出データDeは、画像濃度補正パターンP2’のエッジを検出したデータを含んでいる。
ステップA6でCPU17は、全てのサンプリングデータDsについての比較/抽出が終了したかを監視し、終了しなかった場合はステップA4に戻り、終了した場合はステップA7に進む。
ステップA7でCPU17は、ステップA5で抽出したエッジ検出データDeから色ずれ補正に用いるエッジ検出データDeを更に抽出する。図6Bに示した合成補正パターンPに係るエッジ検出データDe(1つのパターンにつき4個)は、全て色ずれ補正パターンP1のエッジを検出したものである。従ってCPU17は、そのまま全てのエッジ検出データDeを抽出すればよい。
一方、図7Bに示した合成補正パターンP’に係るエッジ検出データDe(1つのパターンにつき6個)は、画像濃度補正パターンP2’のエッジを検出したデータを含んでいる。そのデータは、式4及び式5から求めることができる。従ってCPU17は、式4及び式5に係るものを除いたエッジ検出データDeを抽出する。
ここでCPU17は、合成補正パターンPに係るエッジ検出データDeとP’に係るエッジ検出データDeとの区別を番号等から行うようにする。例えばこの実施例においては、合成補正パターンPに関しては80個のエッジ検出データDeが抽出される(1つのパターンにつき4個のエッジ×4色のトナー剤×5濃度)。従って、エッジ検出データDe1〜De80が合成補正パターンPに係るものであり、エッジ検出データDe81以降が合成補正パターンP’に係るものになる。
そして、ステップA8においてCPU17は、画像濃度補正用のデータを抽出する。それには、ステップA3でRAM18に記憶させた全てのサンプリングデータDsから画像濃度補正パターンP2及びP2’の画像濃度成分の情報を含んだサンプリングデータDsを再度読み出してくる必要がある。そのためにCPU17は、まず画像濃度補正パターンP2及びP2’のエッジを検出したデータをステップA5において抽出したエッジ検出データDeから更に抽出する。そのデータ番号は、式2〜式5により求めることができる。抽出した式2と式3、式4と式5に係るエッジ検出データDeのエッジ検出時間Teを求め、その時間を基に2つのエッジの間にある、画像濃度補正パターンP2及びP2’の画像濃度成分の情報を含んだサンプリングデータDsをRAM18から再度読み出す(抽出する)。
ステップA9でCPU17は、現状の色ずれ量(転写位置)を演算する。中間転写ベルト6を一定の速さで移動させて走査したとすると、ステップA7で抽出したエッジ検出データDeのエッジ検出時間Teは、色ずれ補正パターンP1及びP1’の幅や転写位置に比例する。従ってこのエッジ検出時間Teを基に演算する。
そして、ステップA10でCPU17は、ステップA9の演算結果と目標値との比較を行い、色ずれ補正データDr3を算出/出力する。色ずれ補正データDr3は、色ずれの現状値と目標値との差分を補正量として示すものであり、出力された色ずれ補正データDr3は、主に画像形成ユニット10のレーザ書込みユニット3に入力され、色ずれ補正に用いられるようになる。
ステップA11でCPU17は、現状の画像濃度を演算する。ステップA8で抽出したサンプリングデータDsの振幅データLsは、画像濃度補正パターンP2及びP2’の画像濃度に比例する。CPU17は、抽出したサンプリングデータDsの振幅データLsの平均値を、その画像濃度補正パターンP2及びP2’毎に求める。その際に、エッジ付近のデータやノイズを含んだデータ等を除去するべく、突出した値を除去してから平均値を求めるように演算する。
そして、ステップA12でCPU17は、ステップA11の演算結果と目標値との比較を行い、画像濃度補正データDr4を算出/出力する。画像濃度補正データDr4は、画像濃度の現状値と目標値との差分を補正量として示すものであり、出力された画像濃度補正データDr4は、主に現像ユニット4に入力され、画像濃度補正に用いられるようになる。
ステップA13で、上述のステップA10及びステップA12で算出/出力した色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4を基にして画像形成ユニット10の補正を行う。レーザ書込みユニット3は、入力された色ずれ補正データDr3を基に感光体ドラム1Y〜1Kに照射するレーザ光の照射位置を補正する。現像ユニット4は、入力された画像濃度補正データDr4を基に、トナー剤付着量を補正する。このようにして一連の補正処理が終了する。
なおこの例において、色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4に係る補正処理をシリアルに行うようにしたが、ステップA3のサンプリングやステップA6のエッジ検出データDeの抽出等の後から、両補正処理をパラレルに行うようにしてもよい。
また、ステップA7で行う、合成補正パターンPに係るエッジ検出データDeと、P’に係るエッジ検出データDeとの区別をより正確に行うため、例えばステップA7の前に、各エッジ検出データDeのエッジ検出時間Teの間隔を解析して、両者を区別できるステップを別途設けるようにしてもよい。
また、制御部15は、補正量を表す色ずれ補正データDr3及び画像濃度補正データDr4を、画像形成ユニット10に入力するのと同時に、図示しない不揮発メモリに記憶して次回の補正時に使用できるようにしてもよい。
このように、本発明に係る実施例としての合成印画像によれば、2つの辺で形成される色ずれ補正パターンP1と、それに接する所定領域に、色ずれ補正パターンP1と異なる濃度で形成される画像濃度補正パターンP2とを備えるようになる。従って、色ずれ補正パターンP1を色ずれ補正用に、画像濃度補正パターンP2を画像濃度補正用に用いることができるので、低濃度補正用に画像濃度補正パターンP2の濃度を低くした合成補正パターンPにおいても、色ずれ補正パターンP1は充分な濃度で形成して、色ずれ補正のためのエッジを精度よく検出できる。
本発明に係る実施例としての画像形成装置によれば、例えば電源投入時に行われる一連の補正処理の際に、中間転写ベルト6上に形成/検出された合成補正パターンP及びP’から、色ずれ補正パターンP1及びP1’の情報を抽出して色ずれ補正を行い、画像濃度補正パターンP2及びP2’の情報を抽出して画像濃度補正を行行うものであり、この合成補正パターンには本発明に係るものが応用される。従って、色ずれ補正パターンP1を色ずれ補正用に、画像濃度補正パターンP2を画像濃度補正用に用いることができるので、低濃度補正用に画像濃度補正パターンP2の濃度を低くした合成補正パターンにおいても、色ずれ補正パターンP1は充分な濃度で形成して、色ずれ補正のためのエッジを精度よく検出できる。
また、色ずれ検出用と画像濃度検出用の補正パターンを同時に形成/検出することができるので、一連の補正処理に掛かる時間を短縮することができる。従って、画像形成装置の生産性を向上できる。
また従来のように、色ずれ補正パターンP1と画像濃度補正パターンP2とを別々に形成/検出する場合に比べて、画像濃度補正パターンP2のエッジを精度よく検出できるので、効率よく画像濃度補正用のデータを抽出できるようになる。従って、画像濃度補正パターンP2を小さい領域に形成して、補正処理に用いるトナー剤の使用量を削減できる。
この発明は、感光体ドラム及び中間転写ベルトを有し、例えば電源投入時に、画像の色ずれ及び画像濃度の補正処理を行う、タンデム型のカラープリンタやカラー複写機及びこれらのカラー複合機等に適用して極めて好適である。
実施例としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。 (A)及び(B)は、実施例に係る合成補正パターンPの構成例を示す図である。 (A)及び(B)は、実施例に係る合成補正パターンP’の構成例を示す図である。 カラー画像形成装置100の補正処理系の構成例を示すブロック図である。 (A)〜(H)は、信号処理部16における検知信号S2のサンプリング例を示す図である。 (A)及び(B)は、制御部15のデータ抽出例(その1)を示す上面図及び波形図である。 (A)及び(B)は、制御部15のデータ抽出例(その2)を示す上面図及び波形図である。 カラー画像形成装置100における補正例を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・感光体ドラム、2・・・帯電器、3・・・レーザ書込みユニット、4・・・現像ユニット、6・・・中間転写ベルト、7・・・転写ローラ、10・・・画像形成ユニット、12・・・画像検出センサ、15・・・制御部、16・・・信号処理部、17・・・CPU、18・・・RAM、100・・・カラー画像形成装置

Claims (9)

  1. 画像形成装置の像担持体に形成される合成印画像において、
    所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成される第1の印画像と、
    前記第1の印画像に接する所定領域に、前記第1の印画像と異なる濃度で形成される第2の印画像とを備えることを特徴とする合成印画像。
  2. 画像形成装置の像担持体に形成される合成印画像において、
    所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成される第1の印画像と、
    前記第1の印画像と識別用の距離を有する所定領域に、前記第1の印画像と同じ濃度で形成される第2の印画像とを備えることを特徴とする合成印画像。
  3. 前記第1及び第2の印画像は、
    画像形成装置の補正処理時に像担持体に形成されることを特徴とする請求項1及び2記載の合成印画像。
  4. 前記第2の印画像は、
    前記第1の印画像の2つの辺の内角に位置する所定領域に形成されることを特徴とする請求項1及び2記載の合成印画像。
  5. 画情報に応じた各々の色の印画像を形成し、当該各々の色の印画像を重ね合わせて像担持体に多色の印画像を形成する画像形成装置において、
    前記像担持体に、第1の印画像と第2の印画像とを備える合成印画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって像担持体に形成された前記合成印画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記合成印画像から、前記第1の印画像の情報を抽出して色ずれ補正を行い、前記第2の印画像の情報を抽出して画像濃度補正を行う制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記第1の印画像は、
    所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成され、
    前記第2の印画像は、
    前記第1の印画像に接する所定領域に、前記第1の印画像と異なる濃度で形成されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の印画像は、
    所定の幅を有して、互いに所定の角度で一端を接するようになされる2つの辺で形成され、
    前記第2の印画像は、
    前記第1の印画像と識別用の距離を有する所定領域に、前記第1の印画像と同じ濃度で形成されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記第1の印画像の濃度は一定で、
    前記第2の印画像の濃度は変化させた複数の前記合成印画像を、
    前記像担持体に形成するように制御することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成手段、検出手段及び制御手段による一連の補正処理は、
    前記画像形成装置に電源が入った時及び/又は、
    前記画像形成装置の待ち時間における消費電力量を削減する省電力モードを解除した時及び/又は、
    前記画像形成装置において定期又は不定期に行われるメンテナンスが終了した時に実行されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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