JP2008002266A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天井高が0.9〜1.4mの収納空間3の床3aの下方に部屋1が設けられ、この部屋1用の設備5である照明または空調設備が収納空間3に設けられており、収納空間3の床3aに設備5の機能を前記部屋1に導入するための開口部6が設けられているので、開口部6から下方の部屋2に導入でき、設備5が部屋1に突出するのを防止できる。また、収納空間3に入って設備5のメンテナンスを行えるので、メンテナンスが容易となる。さらに、設備5の上方に棚12が設けられているので、棚5に物を設置することによって、設備5の上方の空間の有効利用を図れるとともに、設備5を棚12によって保護できる。
【選択図】図4
Description
したがって、上記のような建物でも、収納室の下方の部屋用の設備を、その部屋の天井や壁に設けると、この設備が部屋に突出してしまい、見映えがよくないばかりか、邪魔になる場合もある。
また、天井に設備を設けた場合、設備のメンテナンスをする際に、梯子や脚立が必要となったり、場合によっては天井裏に上る必要があり、非常に手間がかかる。
前記部屋1用の設備5である照明または空調設備が前記収納空間3に設けられており、 前記収納空間3の床3aに前記設備5の機能を前記部屋1に導入するための開口部6が設けられており、
前記設備5は収納空間3の壁際に設けられており、前記開口部6は前記壁際近傍の収納空間3の床3aに設けられており、
前記収納空間3には、前記設備5の上方に棚12が設けられていることを特徴とする。
また、前記収納空間3への出入口は、該収納空間3を形成する壁に設けるのが望ましい。その場合、この出入口は、例えば、居室や、階段の踊り場等に面して設ける。これによって収納空間3に容易に出入りできる。
また、照明としては、直接照明または間接照明のいずれでもよい。また、空調設備としては、24時間換気型の空調設備、冷暖房設備等が挙げられる。特に暖房設備は第2の部屋用のものとするのが望ましい。
また、収納空間3に入って設備5のメンテナンスを行えるので、メンテナンスが容易となる。
また、設備5が収納空間3の壁際に設けられているのでさほど邪魔にならない。
さらに、設備15が空調設備である場合に、収納空間3の床3aの下方に設けられた部屋1の壁に沿って空気が流れるので、空調を効果的に効かせることができる。設備5が照明である場合に、その光が部屋1の壁に反射して部屋に届くので、照明を間接照明として使用する場合に好適である。
空調設備である前記設備5を覆うカバー部材7が前記収納空間3の床3aに取り外し可能に取り付けられており、
前記カバー部材7には、換気口7aが設けられていることを特徴とする。
さらに、カバー部材7に換気口7aが設けられているので、設備5の空調機能を収納空間3にも導入できる。
照明である前記設備5を覆うカバー部材7が前記収納空間3の床3aに取り外し可能に取り付けられており、
前記カバー部材7の少なくとも一部は透光性を有していることを特徴とする。
また、梯子や脚立等を使用することなく、収納空間に入って設備のメンテナンスを行えるので、メンテナンスが容易となる。
図1は本発明に係る建物の概略構成を示す断面図である。この図に示す建物は、2階建ての建物であり、1階の部屋1と2階の第2の部屋2との間に収納空間3が設けられている。収納空間3の天井高は、0.9〜1.4m程度に設定されており、この収納空間3に隣接して居室4が設けられている。この居室4の床4aと、収納空間3の床3aとは同レベルに位置しており、収納空間3への出入口は収納空間3と居室4とを仕切る壁に設けられており、さらに居室4に面している。したがって、収納空間3には、居室4から出入口を通って出入り可能となっている。なお、収納空間3の天井高は0.9〜1.4m程度に設定されているので、大人が腰を屈めた状態で収納空間3に出入りできるとともに、収納空間3で作業できるようになっている。また、収納空間3に椅子等を載置すれば、大人が椅子に座って作業できるようになっている。
設備5は、例えば、照明設備や空調設備であり、設備5の周囲に設けられた支持部5aを開口部6周囲の床3aに設置することによって、開口部6に臨むようにして設備5が床3aに設けられている。
また、収納空間3の床3aには、設備5を覆うカバー部材7が取り外し可能に取り付けられている。このカバー部材7は、樹脂等によってボックス状に形成されたもので、比較的硬質なものとなっている。また、カバー部材7は設備5とともに、開口部6を覆うようになっている。カバー部材7を床3aに取り外し可能に取り付けるには、例えば、床面3aにリング状の受け材を開口部6を囲むようにして固定しておき、この受け部に前記カバー部材7を取り外し可能となるように嵌め込めばよい。
したがって、照明ランプから照射される光は開口部6を通して、直接照明として下の部屋1を照らすが、光の一部は透光性を有するカバー部材7を通して、収納空間3にも導入されて、該収納空間3を照らすことができる。
したがって、空調設備5から供給される空気は開口部6を通して下の部屋1に導入されるが、空気の一部はカバー部材7の換気口7aを通して、収納空間3にも導入することができる。
このような照明設備5では、照明ランプ5fから照射される光は開口部6を通して、直接照明として下の部屋1を照らすが、光の一部は透光性を有する蓋5gを通して、収納空間3にも導入されて、該収納空間3を照らすことができる。
また、梯子や脚立等を使用することなく、収納空間3に入って設備のメンテナンスや交換作業を行えるので、それらの作業が容易となる。
また、カバー部材7を取り付けることによって、設備5を保護できるとともに、収納空間3内の塵等が開口部6を通して下方の部屋1に侵入するのを防止できる。また、カバー部材7を取り外すことによって、設備5のメンテナンスや取り替え等を容易に行うことができる。
そして、収納空間3の床3aの壁際に設備5,5がそれぞれ設けられている。すなわち、収納空間3の壁際に位置する床3aには、開口部10,10が床3aを貫通して形成されており、この開口部10に臨むよにして設備5が床3aに設けられている。開口部10は設備5の機能を部屋1に導入するためのものであり、設備5の大きさに合わせて形成されている。
設備5,5は空調設備であり、例えば一方の空調設備5が吹き出し側となっており、他方の空調設備5は吸い込み側となるような24時間換気型の空調設備である。また、空調設備5には、図5に示すように、ダクト5eが接続されており、このダクト5eから空調設備5に新鮮な空気が送り込まれ、一方、部屋1内の使用済みの空気が送り出されるようになっている。
また、カバー部材11の側面には、図示しない換気口が複数形成されている。この換気口にはガラリが設けられている。
したがって、空調設備5から供給される空気は開口部10を通して下の部屋1に導入されるが、空気の一部はカバー部材11の換気口を通して、収納空間3にも導入することができる。
また、床2aの裏面には、設備15を覆うカバー部材11が取り外し可能に取り付けられている。このカバー部材11は、樹脂や金属等によってボックス状に形成されたもので、比較的硬質なものとなっている。また、カバー部材11は設備15とともに、開口部10を覆うようになっている。
また、カバー部材11の側面には、図示しない換気口が複数形成されている。この換気口にはガラリが設けられている。
したがって、空調設備15から供給される空気は開口部16を通して2の部屋2に導入されるが、空気の一部はカバー部材11の換気口を通して、収納空間3にも導入することができる。なお、設備15,15は上記設備5,5と同様に24時間換気型の空調設備で
あるが、床2aの壁際から上方に空気を吹き出すので、特に暖房用の空調設備とするのが望ましい。
また、設備5,15が空調設備であるので、収納空間3の床3aの下方に設けられた部屋1や収納空間3の上に設けられた第2の部屋2の壁に沿って空気が流れるので、空調を効果的に効かせることができる。
3 収納空間
3a 収納空間の床
5,15 設備
6,10,16 開口部
7,11 カバー部材
7a 換気口
Claims (3)
- 天井高が0.9〜1.4mの収納空間を備え、この収納空間の床の下方に部屋が設けられた建物において、
前記部屋用の設備である照明または空調設備が前記収納空間に設けられており、前記収納空間の床に前記設備の機能を前記部屋に導入するための開口部が設けられており、
前記設備は収納空間の壁際に設けられており、前記開口部は前記壁際近傍の収納空間の床に設けられており、
前記収納空間には、前記設備の上方に棚が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
空調設備である前記設備を覆うカバー部材が前記収納空間の床に取り外し可能に取り付けられており、
前記カバー部材には、換気口が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
照明である前記設備を覆うカバー部材が前記収納空間の床に取り外し可能に取り付けられており、
前記カバー部材の少なくとも一部は透光性を有していることを特徴とする建物。
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