JP2008002081A - 作業用足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】梯子に対する取付作業が簡単で十分に高い安全性を確保することができる作業用足場を提供する。
【解決手段】足場Aは、足場板12と一対の縦材11を有して構成され、足場板12は両側面の所定位置に設けたヒンジを介して縦材11に回動可能に支持され、夫々の縦材11は、長手方向の両端部分に梯子に設けた横桟2、3、4に係止される一対の略U字状曲面からなる係止部14、15が形成されており、上部係止部14は足場Aの重量を横桟2に伝達すると共に足場Aの梯子に対し前後方向への移動を拘束し、下部係止部15は垂直片11bの長さが上部係止部14の垂直片の長さと比較して十分に長く形成され且つ横桟3、4と係合して足場Aの梯子に対し前後方向への移動を拘束し、上部係止部14の垂直片11aに設けた把持バー13によって一対の縦材11が連結されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所望の位置に移動し得るように構成された移動式梯子の横桟に簡単に装着することができ、高所作業を行う際に安定した姿勢を保持し得るようにした作業用足場に関するものである。
2階建て、3階建て等の中低層建物では、外装の点検や補修を含む軽微な作業を梯子を利用して行う場合がある。一般的な梯子は横桟の上面に形成された踏面の寸法が小さいため作業姿勢が不安定となり、作業員の疲労を招き易く、且つ安全性の面からの問題も生じる。このため、梯子に取り付ける作業用足場、或いは作業床について多数の提案がなされている。
例えば特許文献1、2に記載された発明は、作業員が乗る足場板の一方の端部を梯子を構成する横桟のうち上方の横桟に係止し、他方の端部から頬杖状の支持部材を下方の横桟に係止したものである。このような足場は、作業員が手で持って必要な高さまで持ち上げて横桟に係止させるようにしたものである。
また、本件出願人が出願している特許文献3に記載された発明は、複数の梯子部材を長手方向に摺動可能に組み合わせて構成した梯子に於ける隣設した2本の横桟の間に設置し得るように構成したものであり、足場が折りたたみ可能に構成されており、足場を折りたたんだ状態で、作業員が乗り越すことが可能で且つ支障なく梯子の伸縮が可能なように構成したものである。この梯子用足場は、伸縮梯子を構成する複数の梯子部材の縦桟が梯子の正面に対し互いに前後方向にずれているような場合に適用することが可能である。
特開昭59−091289号公報 特開2000−017978号公報 特開2006−009500号公報
特許文献1、2に記載された足場の場合、目的の高さまで手で持ち上げる必要があり、且つ持ち上げたところで横桟に取り付ける作業を行う必要がある。このように、重量物を持ち上げる作業や、持ち上げたところでの取付作業は、不安定な姿勢で行うこととなり易く、慎重な作業の進行が必須である。特に、作業が終了して作業員が下降する際には、足場を跨ぐようにして下降することとなり、不安定な姿勢にならざるを得ないという問題がある。
また特許文献3に記載された足場の場合、常に梯子に取り付けておけるので作業時の安全性を向上させることができる。しかし、縦材をスライドさせて梯子の横桟に係合させた状態でボルト、ナットを締結するという作業が必要となり、安全性を確保してより簡単に取り付けることができる作業用足場の開発が求められているのが実情である。
本発明の目的は、取付作業が簡単で十分に高い安全性を確保することができる作業用足場を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る作業用足場は、梯子に取り付けるための作業用足場であって、足場板と一対の縦材を有して構成され、前記足場板は両側面の所定位置に設けたヒンジを介して夫々縦材に回動可能に支持され、前記夫々の縦材は、長手方向の所定位置に梯子に設けた横桟に係止される一対の略U字状の係止部が形成されており、一方の係止部は作業用足場の重量を横桟に伝達すると共に足場の梯子に対し前後方向への移動を拘束し、他方の係止部は垂直片の長さが前記一方の係止部の垂直片の長さと比較して十分に長く形成され且つ横桟と係合して足場の梯子に対し前後方向への移動を拘束し、更に、上部側に設けた係止部の垂直片に設けた把持バーによって一対の縦材が連結されているものである。
上記作業用足場に於いて、縦材に設けた一対の係止部のいずれか一方に該係止部を梯子の横桟に係止したときU字状の係止部の開口部分を閉塞する閉塞部材と、前記閉塞部材を開放する開放部材が設けられていることが好ましい。更に、閉塞部材が縦材に対し回動可能に設けた閉塞片と、前記閉塞片を該閉塞片が係止部を閉塞する方向に付勢する付勢部材と、を有して構成されることがより好ましい。
本発明に係る作業用足場(以下「足場」という)では、夫々の縦材の長手方向に略U字状の係止部を一対設けたので、これらの係止部を梯子の横桟に上方からかぶせるようにして係止させたとき、少なくとも一方の係止部は横桟と係合して重量を横桟に伝えることができる。このとき、他方の係止部が横桟に直接係止されることがなくとも、垂直片が十分に長く形成されているので該垂直片によって梯子に対し前後方向への移動を拘束することができる。
従って、横桟のピッチが異なる梯子にも確実に適用することが可能であり、利用し得る梯子の自由度を高めると共に、安全で安定した作業を進めることができる。
特に、把持バーによって一対の縦材が連結されているので、この把持バーを片手で持って梯子の昇降しても反対の手で梯子を保持することができ、上記の如く、係止部を横桟に対し上方から簡単に係止し得るので、足場の装着作業が容易で且つ安全性を損なうことがない。
また足場板が縦材に対して回動可能に構成されているので、非使用状態では、足場板を縦材と略平行になるまで折り畳んでおくことができる。このため、足場を梯子に装着して目的の作業が終了した後、作業員が足で足場板を回動させて退避させることが可能であり、作業員の昇降に支障をきたすことがない。
また、係止部のいずれか一方に閉塞部材を設けたので、該閉塞部材がストッパーとして機能し、作業中に足場が梯子からはずれることがなく、安全性を確保することができる。更に、開放部材によって閉塞部材による係止部の閉塞を簡単に解除できるので、梯子に装着した足場を取り外す作業を容易に且つ安全に行うことができる。
以下本発明に係る足場の最も好ましい形態について説明する。本発明の足場は作業対象となる面に立てかけて使用する梯子の上下に隣設する横桟に係止させて利用するものであり、作業員が足場板に両足を載せて安定した作業の進行を実現したものである。
本発明の足場を取り付ける梯子の構造は限定するものではなく、伸縮式の梯子、或いは非伸縮式の梯子に容易に適用することが可能である。特に、係止部がU字状に形成されるため、該係止部を横桟に係合させて梯子に装着することで、該梯子に対する着脱作業を容易に行うことを可能とし、且つ係止部を横桟に取り付けることで足場の前後方向への移動を拘束しうるように構成することで安定性を確保することを可能としている。
足場に設けた係止部は、一方の係止部が横桟と係合して足場の重量を梯子に伝える機能を有し、他方の係止部が有する長い垂直片が横桟と係合して前後方向への移動を拘束する機能を有するため、上下に隣設する横桟の間隔が異なる梯子にも対応することが可能である。
またU字状の係止部の開口部分を閉塞する閉塞部材を設けることで、足場を構成する係止部を横桟に係合させた後、閉塞部材によって開口部を閉塞し、これにより、足場が梯子から離脱することを防止することが可能となり、高い安全性を確保することが可能となる。
平俗部材の構成は特に限定するものではなく、足場を梯子の横桟に取り付けたとき、確実に係止部の開口部分を閉塞し得る構造であれば良い。このような構造としては、足場に回動可能なレバーを設けておき、作業員がこのレバーを回動させて係止部の開口を閉塞するように構成することが可能である。しかし、回動可能に設けた閉塞片をばね等の付勢部材によって付勢し、係止部を横桟に装着するのに伴って閉塞片によって係止部の開口部分を閉塞し得るように構成することが好ましい。
次に、本実施例に係る足場Aの構成について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る足場Aの構成を説明する図である。図2は足場Aを梯子の横桟に装着する手順を説明する図である。
図に示す足場Aは、一般的に用いられている梯子を構成する左右一対の縦桟1、1と、縦桟1、1を結び上下に隣設する横桟2、3又は横桟2、4(上部横桟2、下部横桟3又は4)とによって構成される空間内に装着され、高所作業を行う作業員の安全性を確保すると共に疲労の軽減をはかることが可能である。特に、横桟2、3又は横桟2、4に於ける間隔寸法が異なる場合にも適用し得るように構成されている。
一般的に、梯子に於ける横桟どうしの間隔は一義的に設定されているものではなく、約300mm〜約350mm程度の範囲の寸法を有している。また、縦桟1、1の間隔は約350mm程度に設定されているのが多い。このため、本実施例及び後述する実施例の足場A、Bは、横桟の間隔が前記範囲で、且つ縦桟の間隔も前記寸法を持つ梯子に適用し得るように構成されている。
足場Aは、左右一対の縦材11と、縦材11の間に且つ縦材11に対し回動可能に設けられた足場板12と、足場Aを梯子に着脱する際に作業員が把持する把持バー13と、を有して構成されている。
縦材11は、上下に隣設する間隔の異なる横桟を有する梯子に対応し得るように、例えば間隔の大きい横桟2、4に於ける横桟2の踏面(上面)から横桟4の下面までの寸法よりも十分に大きい長さを持って形成されている。
縦材11の上端部分は下向きのU字状曲面からなるフック状に形成されており、該フック状の部分が梯子に於ける上部に位置する横桟2に係止される上部係止部14としての機能を有している。また縦材11に於ける上下に隣設する横桟の間隔が小さい梯子の下部横桟3と対応する位置にも下向きのU字状曲面からなるフック状の部材が設けられており、該フック状の部分が横桟3に係止される下部係止部15としての機能を有している。
上部係止部14及び下部係止部15は、U字状曲面に形成された各係止部14、15に連続して該U字状曲面と連続して直線部分が形成されており、これらの直線部分が横桟2、3、4の側面と当接して足場Aの前後方向への移動を拘束し得るように構成されている。そして、前記直線部分であって、上部係止部14に対応する部分が把持バー13を設けると共に横桟2の側面と当接して前後方向への移動を拘束する垂直片11aとして機能し、下部係止部15に対応する部分が横桟3又は横桟4の側面と当接して足場Aの前後方向への移動を拘束する垂直片11bとしての機能を有している。
各縦材11の側面であって下部係止部15よりも上方には、足場板12を回動可能に支持するための取付板16が取り付けられている。この取付板16は平面視が略L字型に形成されており、縦部分16aが縦材11に沿って且つ横部分16bが前方(足場Aを梯子に取り付けたときの手前側)に突出して配置されて縦材11に固定されている。
取付板16の所定位置(縦部分16aの後方側、足場Aを梯子に取り付けたときの奥側)にはヒンジを構成する軸17が配置されており、該軸17に足場板12が退避姿勢から稼動姿勢までの角度範囲で回動可能に装着されている。また取付板16に於ける前後方向に且つ略水平にL字型に形成された支持部材18が配置されており、足場板12が稼動姿勢に回動したとき、該足場板12の下端部分と当接して支持し得るように構成されている。
足場板12は、作業員が搭乗する踏み板12aと、踏み板12aの両側に配置された側板12bと、前板12c及び裏板12dと、によって構成されている。そして、側板12bに軸17が貫通して配置されることで回動可能に構成され、側板12bの下端面が支持部材18と当接することで足場板12の略水平な稼動姿勢を維持すると共に足場板12に作用する荷重を梯子に伝えることが可能である。
また、足場板12の側板12bの所定位置にはプランジャー19が設けられ、且つ取付板16の所定位置(足場板12を回動させて退避姿勢としたとき、プランジャー19と対向する位置)にプランジャー19を受け入れる穴19aが形成されている。
従って、足場板12は、プランジャー19が取付板16に形成した穴19aと係合して姿勢を保持する退避姿勢と、プランジャー19の穴19aに対する係合を解除して側板12bを支持部材18に当接させて支持される稼動姿勢と、の角度範囲を往復回動して夫々の姿勢を保持することが可能である。
上部係止部14の開口部14aと対向して閉塞部材20が設けられている。この閉塞部材20は、略三角形に形成された一対の閉塞板21と、一対の閉塞板21を連結する連結バー22と、閉塞片21を付勢する付勢部材となるばね23と、を有して構成されている。
一対の閉塞板21は、閉塞片21aと、縦材11をはさんで前後方向両側に配置される前側片21bと、裏側片21cと、からなる断面がコ字状に形成されている。そして、一対の閉塞板21は、閉塞片21aが夫々縦材11の外側に配置されると共に前側片21bが縦材11の前側に裏側片21cが縦材11の裏側に位置させて縦材11を外側から包み込むようにして配置して、取付板16に設けたピン20aに回動可能に取り付けられると共に連結バー22によって連結されている。従って、閉塞板21の回動範囲は、前側片21b又は裏側片21c(連結バー22)が縦材11に当接するまでの範囲となる。
ばね23は、縦材11と裏側片21cとの間に配置されて、閉塞板21が上部係止部14の開口部14aを常に閉塞する方向に付勢するものである。このため、ばね23としては、ねじりコイルばね或いは板ばね等のばねを用いている。
次に、上記の如く構成された足場Aを梯子に取り付ける手順について説明する。図2(a)は足場Aの上部係止部14、下部係止部15の間隔と梯子に於ける上下に隣設する横桟2、3の間隔とが略等しい梯子に対する手順を説明する図である。また、同図(b)は足場Aの上部係止部14、下部係止部15の間隔が梯子に於ける上下に隣設する横桟2、4の間隔よりも小さい梯子に対する手順を説明する図である。
先ず、足場Aの各係止部14、15の間隔と横桟2、3の間隔が略等しい場合について説明する。図2(a)に示すように、把持バー13を把持して足場Aを持ち上げ、下部係止部15の両側に形成されている垂直片11bを下方の横桟3に接触させる。この状態で上部係止部14を上方の横桟2に接近させる。このとき、閉塞部材20を構成する連結バー22を足場Aの手前側に引っ張っておくことで、該閉塞部材20による開口部14aの閉塞を解除しておく。
更に上部係止部14を横桟2に接近させ、横桟2が上部係止部14の開口部14aに対向したとき足場Aを降下させる。これにより、上部係止部14は横桟2に係止され、下部係止部15は横桟3に係止される。
従って、足場Aは、少なくとも上部係止部14は確実に横桟2に係合することとなり、足場Aに作用する荷重は横桟2を介して梯子に伝えられる。更に、上部係止部14の両側に配置されている垂直片11aが横桟2の側面に当接し、下部係止部15の両側に配置されている垂直片11bが横桟3の側面に当接して該足場Aの前後方向への移動が拘束される。その後、足場板12を回動させて稼動姿勢とすることで、作業員は足場板12に安定して搭乗することが可能である。
また、足場Aの各係止部14、15の間隔が横桟2、4の間隔よりも小さい場合について説明する。同図(b)に示すように、足場Aの上部係止部14を上方に位置する横桟2に係止したとき、下部係止部15は下方に位置する横桟4に係止されることがない。しかし、下部係止部15の両側に配置された垂直片11bが横桟4の側面と当接して足場Aの前後方向への移動を拘束することが可能であり、安定した取付姿勢を保持することが可能である。
上記の如く、足場Aの梯子に対する取付作業は単に足場Aを構成する各係止部14、15を対応する横桟2、3又は2、4に上方から引っ掛けることで行われる。このため、取付作業はきわめて容易であり、足場Aの梯子に対する取付作業を必ずしも梯子を地上に置いた状態で行う必要はなく、目的の作業位置に梯子を立て掛けた後、作業員が片手で足場Aを持って目的の高さまで登り、その後、必要な高さで取り付けることが可能である。
次に、第2実施例に係る足場Bの構成について図3、図4により説明する。図に示す足場Bは、一方の係止部を梯子の横桟に引っ掛けて荷重を伝えると共に前後方向への移動を拘束し、他方の係止部は横桟と係合して前後方向への移動を拘束し得るように構成したものである。
足場Bは、梯子を構成する一対の縦桟1に沿って夫々配置された縦材31と、縦材31の間に回動可能に設けられた足場板32と、足場Bを梯子に装着する際に把持される把持バー33と、を有して構成されている。
縦材31の長さは前述した第1実施例に於ける縦材11と同様に、適用すべき梯子に於ける横桟の間隔(上部横桟の上面から下部横桟の下面までの寸法)と略等しいか大きい寸法を持って形成されている。そして、縦材31の上端部分には上向きに開放したU字状曲面からなる上部係止部34が形成されており、下端部分には下向きに開放したU字状曲面からなる下部係止部35が形成されている。更に、上部係止部34の底部と下部係止部35の底部との間隔は、間隔の小さい横桟の寸法よりも小さい寸法を持って構成されている。
上部係止部34には、U字状曲面に連続して一対の角状の垂直片31aが形成されており、この垂直片31aが横桟2の側面と当接して足場Bの前後方向への移動を拘束する機能を有している。また下部係止部35は比較的に浅いU字状曲面によって構成され、該下部係止部35が横桟3に係止されたとき、U字状の曲面の一部が横桟3の一部と当接して足場Bに作用する重量を伝えると共に前後方向への移動を拘束する機能を有している。
夫々の縦材31の側面には足場板32、閉塞部材36を取り付けるための取付板37が設けられている。この取付板37は略L字状に形成されており、L字の縦部分の一部を縦材31の後方に突出させるようにして該縦材31の側面に固定されている。そして、取付板37の縦材31から突出した部位にヒンジを構成する軸38が配置されており、この軸38に足場板32が回動可能に装着されている。
足場板32は、後方部材32aと前方部材32bとを蝶番40によって接続することで折り畳み可能なように構成されており、稼動姿勢では各部材32a、32bを開いて作業員が搭乗し得る足場板32として、非稼動状態では各部材32a、32bを折り畳んで長さを短縮して容易に横桟2との間に退避させることが可能なように構成されている。
足場板32は、後方部材32aの後方側の端部近傍で軸38に回動可能に支持され、前方部材32bが取り付けられている側の端部近傍で折り畳み可能な支持レバー41によって支持されている。支持レバー41は、互いに回動可能に装着された二つの片41a、41bからなり、片41aの上方側の端部が縦材31に回動可能に支持され、片41bの下方側の端部が足場板32の後方部材32aに回動可能に支持されている。
また、後方部材32aの前後方向の略中央付近に於ける側板32cにはプランジャー42が設けられ、且つ取付板37の所定位置(足場板32を回動させて退避姿勢としたとき、プランジャー42と対向する位置)にプランジャー42を受け入れる穴42aが形成されている。
上記の如く構成された足場板32では、足場板32が前方に略水平な姿勢を有する稼動姿勢から支持レバー41の片41a、41bを折り畳むことによって足場板32を軸28を中心に回動させて退避させたとき、プランジャー42が取付板37に形成した穴42aと係合して姿勢を保持する退避姿勢とすることが可能である。また退避姿勢から支持レバー41を伸長させることによって足場板32を回動させると共に、前方部材32bを後方部材32aに対して水平に伸長させて稼動姿勢とすることが可能である。
閉塞部材36は下部係止部35に対応して設けられており、足場Bを梯子に取り付けたとき下方に位置する横桟3が下部係止部35に係止されたとき、下部係止部35の開口部35aを閉塞して横桟3の離脱を防止し得るように構成している。
閉塞部材36は、閉塞片45aと回動片45bとからなるL字状に形成された一対の閉塞レバー45と、閉塞レバー45を閉塞片45aが常に下部係止部35の開口部35aを閉塞するように付勢するばね46と、一対の閉塞レバー45を連結する連結バー47と、を有して構成されている。
各閉塞レバー45は夫々対応する縦材31の対向する面側に配置され、回動片45bの略中央で縦材31に設けたピン48に回動可能に支持されると共に連結バー47によって互いに連結されている。また、閉塞レバー45は、一端が回動片45bに支持され他端が取付板37に支持された引張ばね46によって常に閉塞片45aが下部係止部35の開口部35aを閉塞する方向に付勢されている。
次に、上記の如く構成された足場Bを梯子に取り付ける手順について説明する。図4(a)は足場Bの上部係止部34、下部係止部35の間隔が梯子に於ける上下に隣設する横桟2、3の間隔よりも僅かに大きい梯子に対する手順を説明する図である。また、同図(b)は足場Bの上部係止部34、下部係止部35の間隔が梯子に於ける上下に隣設する横桟2、4の間隔よりもかなり小さい梯子に対する手順を説明する図である。
先ず、足場Bの各係止部34、35の間隔が横桟2、3の間隔よりも僅かに小さい場合について説明する。図4(a)に示すように、足場板32を折り畳んで退避させ、且つ閉塞部材36の連結バー47を握って該閉塞部材36を開放させた状態で、把持バー33を把持して足場Bを持ち、上部係止部34の垂直片31aに間に上方の横桟2を受け入れる。その後、足場Bを一度上方に持ち上げて下部係止部35を下方の横桟3の上部に位置させる。この状態で下部係止部35を下方の横桟3に載置する。次いで、閉塞部材36の開放を解除すると、閉塞レバー45がばね46に付勢されて回動し、この回動に伴って閉塞片45aが下部係止部35の開口部35aを閉塞する。
従って、足場Bは、下部係止部35が確実に横桟3に係合して該足場Bに作用する荷重は横桟3を介して梯子に伝えられる。更に、上部係止部34の両側に配置されている垂直片31aが横桟2の側面に当接し、下部係止部35が横桟3に当接して該足場Bの前後方向への移動が拘束される。
その後、足場板32を回動させて後方部材32aを略水平な状態とし、更に、前方部材32bを回動させて足場板32全体をほぼ水平な状態とすることで、足場板32を稼動姿勢として作業員が安定して搭乗することが可能である。
また、足場Bの各係止部34、35の間隔が横桟2、4の間隔よりもかなり小さい場合について説明する。この場合であっても作業手順は前述と同一である。同図(b)に示すように、足場Bの上部係止部34を上方に位置する横桟2に係止させると共に、下部係止部35を下方に位置する横桟4に載置する。このとき、上部係止部34の両側に配置された垂直片31aが横桟2の側面と当接して足場Bの前後方向への移動を拘束することが可能であり、安定した取付姿勢を保持することが可能である。
上記の如く、足場Bの梯子に対する取付作業は単に足場Bを構成する各係止部34、35を対応する横桟2、3又は2、4の間から通して下部係止部35を下方の横桟3又は横桟4に載置することで行われる。このため、取付作業はきわめて容易であり、足場Bの梯子に対する取付作業を必ずしも梯子を地上に置いた状態で行う必要はなく、目的の作業位置に梯子を立て掛けた後、作業員が片手で足場Bを持って目的の高さまで登り、その後、必要な高さで取り付けることが可能である。
本発明に係る足場は、伸縮式の梯子、非伸縮式の梯子に関わらず適用することが可能であり、梯子を用いて高所作業を行う際に用いて有利である。
第1実施例に係る足場Aの構成を説明する図である。 足場Aを梯子の横桟に装着する手順を説明する図である。 第2実施例に係る足場Bの構成を説明する図である。 足場Bを梯子の横桟に装着する手順を説明する図である。
符号の説明
A、B 足場
1 縦桟
2、3、4 横桟
11 縦材
11a、11b 垂直片
12 足場板
12a 踏み板
12b 側板
12c 前板
12d 裏板
13 把持バー
14 上部係止部
14a 開口部
15 下部係止部
16 取付板
16a 縦部分
16b 横部分
17 軸
18 支持部材
19 プランジャー
19a 穴
20 閉塞部材
21 閉塞板
21a 閉塞片
21b 前側片
21c 裏側片
22 連結バー
23 ばね
31 縦材
32 足場板
33 把持バー
34 上部係止部
35 下部係止部
35a 開口部
31a 垂直片
36 閉塞部材
37 取付板
38 軸
32a 後方部材
32b 前方部材
40 蝶番
41 支持レバー
41a、41b 片
42 プランジャー
42a 穴
45 閉塞レバー
45a 閉塞片
45b 回動片
46 ばね
47 連結バー
48 ピン

Claims (3)

  1. 梯子に取り付けるための作業用足場であって、足場板と一対の縦材を有して構成され、
    前記足場板は両側面の所定位置に設けたヒンジを介して夫々縦材に回動可能に支持され、 前記夫々の縦材は、長手方向の所定位置に梯子に設けた横桟に係止される一対の略U字状の係止部が形成されており、一方の係止部は作業用足場の重量を横桟に伝達すると共に足場の梯子に対し前後方向への移動を拘束し、他方の係止部は垂直片の長さが前記一方の係止部の垂直片の長さと比較して十分に長く形成され且つ横桟と係合して足場の梯子に対し前後方向への移動を拘束し、更に、上部側に設けた係止部の垂直片に設けた把持バーによって一対の縦材が連結されている、
    ことを特徴とする作業用足場。
  2. 縦材に設けた一対の係止部のいずれか一方に該係止部を梯子の横桟に係止したときU字状の係止部の開口部分を閉塞する閉塞部材と、前記閉塞部材を開放する開放部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載した作業用足場。
  3. 前記閉塞部材が縦材に対し回動可能に設けた閉塞片と、前記閉塞片を該閉塞片が係止部を閉塞する方向に付勢する付勢部材と、を有して構成されていることを特徴とする請求項2に記載した作業用足場。
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