JP6731233B2 - 梯子 - Google Patents

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Description

本発明は、梯子に関する。
従来、高所への昇降には梯子が使われており、種々の形状の梯子が知られている。梯子は一般的に、一対の棒状の支脚と一対の支脚の間に架け渡される踏み桟とを備える(例えば特許文献1参照)。
特開2000−136688号公報
作業者は、例えば積載物を積んだトラックのあおりに昇って作業することがある。しかしながら、上記の梯子は、一対の支脚が直線状の棒状であるため、梯子をトラックのあおりに立てかけようとすると梯子の上端がトラックの積載物にあたって梯子が安定しないおそれがあった。また、一対の支脚の上端をトラックのあおりに立てかけると、梯子の地面に対する角度が小さくなって梯子が滑りやすくなり、作業者の昇降時に梯子が安定しないおそれがあった。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、梯子を立てかける部分の近傍に物が積まれていても、安定して梯子を立てかけることができるようにするとともに、作業者の昇降の安定性を確保することを目的とする。
本発明の梯子は、所定数の踏み桟が架け渡される左右一対の支脚と、側面視において前記支脚の一方の側に設けられ、上下方向に伸びる部材の上面又は水平方向に伸びる部材の上面に接触させて係止させる係止部と、下端部が前記支脚の上端部に接続して、上方に延伸する支柱と、を備え、前記支柱は、前記支脚に対して、前記係止部が設けられる側とは反対側に傾斜しており、前記支柱の軸線方向から見て、前記係止部と前記支柱と前記支脚の上端部とは、少なくとも一部が互いに重なる位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、梯子を立てかける部分の近傍に物が積まれていても、安定して梯子を立てかけることができるとともに、作業者の昇降の安定性を確保できる。
第1実施形態の梯子の図であり、(a)は第1実施形態の梯子の正面図、(b)は第1実施形態の梯子の側面図である。 第1実施形態の梯子が畳まれた状態の正面図である。 第1実施形態の梯子がトラックに立てかけられた状態を示す図であり、(a)は第1実施形態の梯子がトラックに立てかけられた状態の正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 第2実施形態の梯子の正面図である。 第2実施形態の梯子の側面図であり、(a)は第2実施形態の梯子が使われる状態の側面図、(b)は第2実施形態の梯子が畳まれた状態の側面図である。 第3実施形態の梯子の側面の一部を拡大した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1実施形態>
はじめに、図1を参照して、本実施形態に係る梯子100について説明する。図1(a)は梯子100の正面図、図1(b)は梯子100の側面図である。本実施形態において、梯子100に昇る作業者から梯子100に向かう方向を前方Fr、前方Frの反対方向を後方Rrとする。そして、この作業者の上方をUp、下方をDw、右方をR、左方をLで示す。
梯子100は、主脚部130と、スタンション部110と、係止部140とを備える。又、本実施形態では梯子100がアウトリガー150を備える構成を例に示す。
主脚部130は、左右一対の支脚131と、所定数の踏み桟132とを備える。一対の支脚131と、踏み桟132とは、例えばそれぞれアルミニウム合金等の金属材料で形成される。
一対の支脚131は、全体として棒状の部材であり、図1(a)に示す通り、互いに平行になるように配置される。一対の支脚131は、それぞれ主支脚131Aと副支脚131Bとを備える。
主支脚131A及び副支脚131Bは、棒状の部材であって中空である。副支脚131Bは、上部の少なくとも一部が主支脚131Aに挿入され、主支脚131Aの下端から下方にスライド式に出し入れ可能である。副支脚131Bが主支脚131Aから引き出される長さを変えることで、支脚131の長さを調整できる。主支脚131Aの下部には、固定具133が設けられる。固定具133によって副支脚131Bを主支脚131Aに固定することで、支脚131を調整した長さに維持できる。
踏み桟132は、一対の支脚131、例えば一対の主支脚131Aの間に架け渡されている。
スタンション部110は、主脚部130の上側に配置され、親綱を取付けたり、作業者が梯子100を昇降する際の手掛りになったりする(詳細は後述)。スタンション部110は、左右一対の支柱111と、補強部112と、親綱取付け部113と、控綱取付け部114とを備える。
支柱111は、棒状の部材であり、支脚131の上端から上方に伸びるように配置される。梯子100の正面視(梯子100を前方Fr又は後方Rrから見て)において、支柱111と支脚131とは直線状になる。一方、梯子100の側面視(梯子100を右方R又は左方Lから見て)において、支柱111と支脚131とは直線状にならず、支柱111と支脚131との境界部分で折れた形状となる。
この折れた形状を具体的に説明すると、図1(b)に示すように、支柱111は、支脚131の係止部140が設けられる側とは反対側に傾いて上方に延伸する。すなわち、支柱111は、梯子100がトラックのあおり等に立てかけられた状態で、支脚131の軸線に対して、手前側(後方Rr側)に傾斜する。なお、係止部140とトラックのあおりとの関係は後に詳しく説明する。
本実施形態では、支脚131を地面の垂線に対して所定の角度傾けて梯子100がトラックのあおり等に立てかけられた状態で、支柱111が地面に対して垂直になる。支脚131と、地面の垂線との角度は、支脚131の上端から支脚131に沿って伸びる仮想線L1と、支柱111との角度αに等しい。角度αは、例えば10°以上20°以下であり、本実施形態の梯子100では15°とする。また、梯子100がトラックのあおり等に立てかけられた状態で、踏み桟132の上面は支脚131の軸線に対して傾斜しており、踏み桟132の上面は地面と略平行になる。
支柱111の下端部は、支脚131の上端部に接続する。この接続の構造は特定の構造に限定されるものではないが、例えば、連結具120によって、支柱111の下端部が支脚131の上端部に接続する。連結具120は、上部の第1筒状部120Aと、下部の第2筒状部120Bとを備える。第1筒状部120A及び第2筒状部120Bはそれぞれ中空の筒状部材であり、第1筒状部120Aの一方の端部と第2筒状部120Bの一方の端部とが接合する。そして、第1筒状部120Aの軸線と第2筒状部120Bの軸線とが傾斜する。第1筒状部120Aの他方の端部に支柱111の下端部が嵌め込まれ、第2筒状部120Bの他方の端部に支脚131の上端部が嵌め込まれて、それぞれリベットやネジ等の各種固定部材で固定される。なお、支柱111と支脚131との接続には連結具120は使われずに、支柱111と支脚131とは一体的に形成されてもよい。
補強部112は、棒状の部材であり、一対の支柱111の間に水平方向に架け渡され、一対の支柱111同士を結合する。そして、支柱111に左右方向の力が加わる場合でも支柱111に歪みが生じること等を防止又は抑制する。補強部112は、例えばアルミニウム合金等で形成される。本実施形態では、補強部112は、支柱111の上端部に設けられる。ただし、補強部112が設けられる位置は支柱111の上端部に限定されるものではなく、補強部112は、支柱111の上下方向の中央より上側、例えば支柱111の上部に設けられてもよい。補強部112がこのような位置に設けられることで、後述のように支柱111に親綱や控綱が取り付けられたり作業者が支柱111の上部を掴んだりして支柱111の上部に力が加わっても、支柱111が歪むおそれが低減する。さらに、作業者の梯子100に支障をきたすおそれが低減する。また、補強部112は親綱取付け部113及び控綱取付け部114の近傍に設けられることが好ましい。これにより、支柱111に親綱や控綱が取り付けられて支柱111に力が加わっても、補強部112によって支えられるため、支柱111が歪むおそれが低減する。
親綱取付け部113は、一対の支柱111のそれぞれに設けられ、親綱を取付けることができる。親綱取付け部113は、図1(b)に示す通り、左右方向に貫通する貫通孔を備える金具であり、例えば鉄又はステンレス等で形成される。親綱取付け部113の貫通孔に親綱の端部に設けられたフック等の金具の一部を挿入してこの金具を親綱取付け部113に掛けたり、親綱を親綱取付け部113に結んだりして、親綱を親綱取付け部113に取付けることができる。本実施形態では、親綱取付け部113は、支柱111の上端部に設けられる。ただし、親綱取付け部113が設けられる位置は支柱111の上端部に限定されるものではなく、親綱取付け部113は、支柱111の上下方向の中央より上側、例えば支柱111の上部に設けられてもよい。また、親綱取付け部113は、支柱111のいずれかの側面に設けられてもよい。親綱取付け部113がこのような位置に設けられることで、親綱によって作業者の作業に支障がでるおそれが低減する。
親綱取付け部113には例えば逆U字状の金具が適用できる。親綱取付け部113と支柱111とで親綱取付け部113の貫通孔が形成されてもよい。なお、親綱取付け部113の形状は、鉤形や、親綱の金具に対応する取付け金具等、親綱を取付けることができれば他の形状であってもよい。
控綱取付け部114は、一対の支柱111のそれぞれに設けられ、控綱を取付けることができる。控綱取付け部114の1つは、右側の支柱111の右側面であり、補強部112の下側であって、補強部112の近傍の位置に設けられる。控綱取付け部114の他の1つは、左側の支柱111の左側面であり、補強部112の近傍の位置に設けられる。控綱取付け部114は、例えば、補強部112より約10cm下側に設けられる。ただし、控綱取付け部114が設けられる位置はここで説明した位置に限定されるものではなく、控綱取付け部114は、支柱111の上下方向の中央より上側、例えば支柱111の上部や上端部に設けられてもよい。また、控綱取付け部114は、支柱111の前側の側面や後ろ側の側面に設けられてもよい。
控綱取付け部114は、図1(a)に示す通り、前後方向に貫通する貫通孔を備える金具であり、例えば鉄又はステンレス等で形成される。控綱取付け部114の貫通孔に控綱の端部に設けられたフック等の金具の一部を挿入してこの金具を控綱取付け部114に掛けたり、控綱を控綱取付け部114に結んだりして、控綱を控綱取付け部114に取付けることができる。
控綱取付け部114には例えば横U字状の金具が適用できる。控綱取付け部114と支柱111とで控綱取付け部114の貫通孔が形成されてもよい。なお、控綱取付け部114の形状は、鉤形や、控綱の金具に対応する取付け金具等、他の形状であってもよい。
係止部140は、トラックのあおり等の外部の部材に引掛けて梯子100を安定させる。係止部140は、図1(b)に示す通り、支脚131の上部、例えば、最も上にある踏み桟132より上側であって、前側に設けられる。係止部140は、アルミニウム合金又はその他の金属等で形成される。本実施形態では、係止部140は支脚131とは別の部材とするが、係止部140は支脚131と一体的に形成されてもよい。
係止部140は、本体部141と、係止片142とを備える。本体部141は、支脚131から前方に伸びる形状であり、本体部141の下面が、後述のように、トラックのあおりの上面に接する。本体部141は、例えばリベットやネジ等の各種固定部材で支脚131に取付けられる。係止片142は、本体部141の前端から下方に伸びる形状を有する。図1(b)の例では、係止片142は下方かつ前方に伸びる形状であるが、係止片142は鉛直下方に伸びる形状でもよく、下方かつ後方に伸びる形状でよい。
また、係止部140は、支柱111の軸線方向(梯子100の上方)から見たときに、係止部140と支柱111とは、少なくとも一部が互いに重なる位置に配置される。また、本実施形態では、側面視において、係止部140の本体部141の下面の中心部と支脚131の上端とをつなぐ仮想線L2上に支柱111が設けられる。
アウトリガー150は、梯子100の左右のぐらつきを防止又は抑制し、梯子100の安定性を向上させる。アウトリガー150は、支脚131の軸線方向及び踏み桟132の軸線方向に垂直な方向から見て一対の支脚131の外側、すなわち、それぞれの支脚131における他方の支脚131の側とは反対側に設けられ、一対の補助支脚151と、リンク152とを備える。補助支脚151は、補助支脚151に左右方向に回転可能に軸支され、主脚部130の外側に開く。
補助支脚151は、主補助支脚151Aと副補助支脚151Bとを備える。そして、補助支脚151は、支脚131と同様の構成により伸縮でき、長さの調整が可能である。なお、本実施形態では固定具153で長さが調整されるが、固定具153を使わない構成であってもよい。
リンク152は、第1リンク152Aと、第1リンク152Aに回転可能に接続された第2リンク152Bとを備え、補助支脚151と支脚131とをつないで、補助支脚151と支脚131とが所定の角度以上にならないようにする。
次に、図1(a)及び図2を参照して、梯子100が使用される状態(使用状態)と、梯子100が畳まれた状態(折り畳み状態)とを説明する。
図1(a)に使用状態の梯子100を示す。図1(a)に示す通り、梯子100は、使用環境に応じて、主脚部130の支脚131、及び、アウトリガー150の補助支脚151が適切な長さに伸ばされている。また、補助支脚151が左右に広がった状態になり、梯子100の左右のぐらつきが防止又は抑制される。
図2に折り畳み状態の梯子100を示す。図2に示す通り、折り畳み状態の梯子100は、主脚部130の支脚131、及び、アウトリガー150の補助支脚151が最も短い状態になっている。また、補助支脚151は、第1リンク152Aと第2リンク152Bとを折り畳むことで、支脚131に近接する。このように折り畳み状態の梯子100は、使用状態の梯子100と比べて、正面視における占有面積が小さくなり、保管が容易になる。
次に、図3を参照して、梯子100をトラック10の荷台13に立てかけて使う例を説明する。図3(a)は梯子100がトラック10に立てかけられた状態の正面図であり、図3(b)は図3(a)におけるA−A断面図である。
作業者40は、トラック10のあおり14に乗って積載物16の出し入れ等の作業をする場合がある。この場合における梯子100の使用方法を次に説明する。
まず、作業者40は、梯子100をトラック10の荷台13に設置する。このとき、梯子100の側面視において、梯子100の支柱111が地面に対して垂直になるように支脚131及び補助支脚151の長さが調整される。
そして、梯子100は、例えば荷台13の後方に、支脚131を地面に対して傾けて立てかけられる。ここで、支柱111は、支脚131の係止部140が設けられる側とは反対側に傾いて上方に延伸する。したがって、支柱111は地面に対して垂直になり、支柱111がトラック10に積まれた積載物16に干渉することが防止又は抑制される。
また、梯子100をトラック10の荷台13に立てかけるとき、図3(b)に示す通り、係止部140があおり14に引掛けられ、係止部140の本体部141の下面はあおり14の上面に接触する。そして、係止部140の係止片142はあおり14の積載物16側の側面に対向する。これにより梯子100がトラック10から滑って地面に落ちることが防止又は抑制される。
また、本実施形態では、梯子100に親綱20と控綱21とが取付けられる。
このとき、作業者40は、親綱20の一方の端部を梯子100の左側の支柱111に設けられた親綱取付け部113に取り付け、親綱20の他方の端部をトラック10の鳥居12の上部に取付ける。なお、トラック10が親綱支柱を備えるときは、親綱20の他方の端部を、この親綱支柱に取付けてもよい。親綱20は、地面に対して平行に張るように取付けることが望ましい。
また、作業者40は、控綱21の一方の端部を梯子100の右側の支柱111に設けられた控綱取付け部114に取り付け、控綱21の他方の端部をトラック10のリアバンパー11等に取付ける。親綱20及び控綱21が梯子100の両側を引っ張るように梯子100に取付けられることで、梯子100はトラック10に安定して固定される。
次に、作業者40は、安全帯30を装着して梯子100を昇り、トラック10のあおり14に到達する。ここで、安全帯30は、墜落防止用保護具のことであり、親綱20に取り付けたランヤード31を接続することで、作業者40が高所から墜落することを防止できる。また、ランヤード31は、親綱20と安全帯30とを連結して作業者40の墜落を防止する部材であり、例えば、ロープ、及び、ロープの両端に設けられる、親綱20や親綱取付け部113に取付け可能な金具を備える。
作業者40は、親綱20に取付けたランヤード31を安全帯30に接続する。こうして作業者40はあおり14の上で安全に作業ができる。
なお、図3は、トラック10の進行方法に対して左側に梯子100を立てかける例であるが、トラック10の進行方法に対して右側に梯子100を立てかけて使う場合もある。この場合、親綱20は、梯子100の右側の支柱111に設けられた親綱取付け部113に取り付けられる。また、控綱21は、梯子100の左側の支柱111に設けられた控綱取付け部114に取り付けられる。
以上説明した通り、支柱111は、支脚131に対して、係止部140が設けられる側とは反対側に傾斜している。よって、図3(b)に示す通り、トラック10の積載物16があおり14の高さより高く、あおり14に接近している場合であっても、梯子100の支柱111が積載物16に接触しないように、梯子100をあおり14に立てかけられる。したがって、梯子100が安定する。
また、梯子100は係止部140を備える。よって、係止部140をトラック10のあおり14等に引掛けることで、梯子100を安定させられる。したがって、作業者40は、支柱111を手掛り棒として使って梯子100を昇降するとき等に、梯子100がぐらつくおそれが低減する。
また、作業者40は、支柱111を手掛り棒として使って昇降できる。したがって、作業者40の昇降の安定性を確保できる。
また、上方から見たときに、係止部140と支柱111とは少なくとも一部が互いに重なる。よって、梯子100の支脚131の長さを調整することで、図3(b)に示す通り、支柱111を、あおり14の上方で地面に対して略垂直になるように配置できる。したがって、支柱111が積載物16に接触することを防止できる。また、支柱111の手掛り棒としての利便性が向上する。
また、梯子100は、親綱取付け部113を備える。よって、図3(a)に示す通り、トラック10が親綱支柱を備えない場合であっても、トラック10の鳥居12、及び、梯子100の親綱取付け部113に親綱20を取付けることができる。したがって、親綱20に取付けたランヤード31を安全帯30に接続することで、あおり14上で作業する作業者40の墜落を防止できる。特に、親綱取付け部113は、支柱111の上端に設けられる。したがって、親綱20が作業者40による作業の支障となるおそれが低減する。
また、支柱111の伸びる方向は、踏み桟132の上面の垂線と平行である。よって、梯子100を昇降する作業者40の足元が安定する。
なお、係止部140は係止片142を備えなくてもよい。この場合でも、係止部140の本体部141をトラック10のあおり14の上面に対向させて接触させることで、係止部140をあおり14に係止でき、梯子100を安定してあおり14に立てかけられる。また、係止片142がないため、あおり14のように上下方向に伸びる部材ではなく、ステージや足場の端部のように水平方向に伸びる部材の上面に本体部141を対向させて接触させて係止できる。
<第2実施形態>
本実施形態では、図4及び5を参照して、折り畳み可能とした梯子200について説明する。また、本実施形態では、アウトリガーがない構成の梯子200の例を示す。図4は梯子200の正面図である。図5(a)は梯子200が使われる状態の側面図であり、図5(b)は畳まれた状態の側面図である。なお、以降の説明では、既に説明した実施形態と同様の部分については、当該部分と同じ名称や符号を使い、説明を省略する。
本実施形態の梯子200は、第1実施形態の梯子100とは異なり、アウトリガーを備えない。本実施形態の梯子200が備えるスタンション部110及び係止部140は、梯子100と同様の構成でよいため説明を省略し、ここでは本実施形態の梯子200が備える主脚部230について詳しく説明する。
主脚部230は、一対の支脚231と、複数の踏み桟132とを備える。一対の支脚231と踏み桟132とは、それぞれアルミニウム合金等で形成される。一対の支脚231は、図4に示す通り、上下方向の中央よりやや上部で曲がっており、この曲がった部分よりも上側では互いに平行である。また、この曲がった部分よりも下側では下に行くほど互いの間隔が離れ、正面視において例えば台形状となる。
一対の支脚231は、それぞれ棒状の部材であり、下部において、下に行くほど互いの間隔が離れる。そして、支脚231は、第1主支脚231Aと、第2主支脚231Bと、副支脚231Cとを備える。第1主支脚231Aは、支脚231の上部に位置し、一対の第1主支脚231Aは互いに平行である。
第2主支脚231Bは、第1主支脚231Aの下端に接続し、下方に伸びる棒状の部材であって中空である。第2主支脚231Bは、高さ方向の中央より上側で曲がっており、一対の支脚231のそれぞれの第2主支脚231Bは、図4に示す通り、上部では互いに平行であり、中央部以下の部分では、下に行くほど互いの間隔が離れる。第1主支脚231Aと第2主支脚231Bとは、折り畳み金具260で接続される。
副支脚231Cは、第1実施形態の支脚131と同様の構造で第2主支脚231Bに接続する。したがって、支脚231は伸縮でき、長さの調整が可能である。なお、本実施形態では、副支脚231Cは固定具233で支脚231の長さが調整されるが、固定具233を使わない構成であってもよい。
次に、折り畳み金具260について説明する。折り畳み金具260は支脚231を折り曲げ可能にし、これにより、本実施形態の梯子200が折り畳み可能になる。折り畳み金具260は、梯子200の上下方向の略中間となる部分に配置され、第1主支脚231Aと第2主支脚231Bと折り畳み可能に(回転可能に)連結する。本実施形態では、折り畳み金具260は、図5(a)、(b)に示す通り、第1金具261と第2金具262とを備える。第1金具261は第1主支脚231Aの下端部に取付けられ、第2金具262は第2主支脚231Bの上端部に取り付けられて、第1金具261と第2金具262とは互いに回転可能に連結される。第1金具261及び第2金具262は、ロックピンを挿入できる貫通孔を備える。そして、第1主支脚231Aの下部及び第2主支脚231Bの上部が直線状になるときに、第1金具261の貫通孔及び第2金具262の貫通孔の位置が一致し、これらの貫通孔にロックピンを挿入することで、第1金具261及び第2金具262がロックされる。
次に、梯子200が使用される状態(使用状態)と、梯子200が畳まれた状態(折り畳み状態)とを説明する。
図5(a)に使用状態の梯子200を示す。このとき、第1主支脚231Aの下部と第2主支脚231Bの上部が同一直線上の配置となり、折り畳み金具260の第1金具261及び第2金具262がロックされている。
図5(b)に折り畳み状態の梯子200を示す。このとき、支脚231は最も短い状態になっている。また、支脚231は、折り畳み金具260を中心に折り曲げられており、支柱111の少なくとも一部と、支脚231の少なくとも一部とが、正面視において重なる。そして、本実施形態では、使用状態の梯子200と比べて、折り畳み状態の梯子200は、長さ方向(支柱111の軸線方向)の長さが略半分になる。このとき、係止部140の係止片142は、第1主支脚231Aにおける第2主支脚231Bの側とは反対側に配置される。そして、梯子200は、側面視で、支柱111、第1主支脚231A及び第2主支脚231Bをそれぞれ辺とする三角形状となる。このように、折り畳み状態の梯子200は、使用状態の梯子200と比べて、正面視における占有面積が小さくなり、保管が容易になる。
このような本実施形態の梯子200は、第1実施形態の梯子100と同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
本実施形態は、図6を参照して、第1、第2実施形態とは構成が異なる係止部340を備える梯子300について説明する。図6は梯子300における係止部340の部分を拡大した側面図である。なお、係止部340以外は、第1、第2実施形態と同様の構成でよいため、説明を省略する。
係止部340は、第1実施形態の係止部140と同様の位置に設けられ、本体部341と、上側係止部342と、レバー支持部343と、レバー344と、リンク345と、下側係止部346とを備える。各部材は、アルミニウム合金や鉄等で形成される。
本体部341は、上部がリベットやネジ等の各種固定部材で支脚131の左右の側面に接合され、下方に伸びる。
上側係止部342は、本体部341の上部から前方に伸びる部分であり、その下面に滑り止め部342Aを備える。滑り止め部342Aは、後述の板材50の上面に接触し、板材50との間で滑ることを防止する部材であり、樹脂やゴム等、弾性体で形成される。
レバー支持部343は、本体部341の下端部に接合され、本体部341の左右の両端部から前方に伸びる。
レバー344は、棒状であり、一方の端部に握り部344Aを備える。レバー344は、握り部344Aの側とは反対側の端部が、レバー支持部343の下部にある軸347Aで、レバー支持部343に回転可能に軸支される。
そして、レバー344は、上側の配置と下側の配置とを行き来できる。上側の配置は、軸347Aを中心とした回転可能範囲における、レバー344の握り部344A側の端部が最も上になる上側のレバー344の配置であり、図6では実線で示さるレバー344の配置である。下側の配置は、軸347Aを中心とした回転可能範囲における、レバー344の握り部344A側の端部が、軸347Aに対して下側となり、最も支脚131側になるレバー344の配置であり、図6では二点破線で示さるレバー344の配置である。
リンク345は、前方に凸となる横U字状の部材である。リンク345の一方の端部は、軸347Bで、レバー344に回転可能に連結される。リンク345とレバー344との連結位置となる軸347Bは、レバー344における握り部344A及び軸347Aの間に位置する。
下側係止部346は、棒状であり、上下方向に伸びるように配置される。下側係止部346の下端部は、リンク345における軸347Bとは反対側の端部の軸347Cで、リンク345に回転可能に連結される。下側係止部346の上端には、天板部346Aが設けられる。天板部346Aは板状(例えば円盤状)であり、上面が上側係止部342の下面と平行になる。天板部346Aは、上面に滑り止め部346Bを備える。滑り止め部346Bは、板材50の下面に接触し、板材50との間で滑ることを防止する部材であり、樹脂やゴム等、弾性体で形成される。
次に、係止部340の動作について説明する。固定の前に、レバー344を下側の位置に配置しておく。これにより、下側係止部346は上下方向の往復動の可動範囲の下端(近傍)に位置する。
次に、上側係止部342と下側係止部346との間に板材50の端部を入り込ませる。
次に、作業者がレバー344を上方Upに回転させる。これにより、下側係止部346が上方Upに動き、板材50が、上側係止部342及び下側係止部346と接触して、上側係止部342及び下側係止部346で挟み込まれて係止され、係止部340が板材50に固定される。
作業者がレバー344を下側の位置から上方Upに回転させるにつれて、リンク345における横U字状の開口部に対して閉じる方向に力が加わって、この開口部が閉じる方向に変形する。作業者がさらにレバー344を上方Upに回転させると、所定の位置より上方Upに回転した時点で、リンク345における横U字状の開口部に対して閉じる方向に加わっていた力がなくなる。そして、リンク345における横U字状の開口部が開く方向に変形する。こうして、レバー344は上側の位置で固定される。
係止部340の固定を解除するには、作業者がレバー344を下方Dwに回転させる。これにより、下側係止部346が下方Dwに移動し、係止部340の固定が解除される。
以上説明した通り、本実施形態の梯子300は、ステージや足場の端部となる板材50を上下方向から挟んで固定できる係止部340を備える。したがって、梯子300を安定してステージや足場に立てかけられる。また、本実施形態の梯子300は、第1、第2実施形態の梯子と同様の効果を奏する。
なお、係止部340ではリンク機構によりレバー344は上側の位置で固定される。しかし、他の方法でレバー344が固定されるようにしてもよい。例えば、軸347Aには蝶ナットを使ってもよい。この場合、レバー344を上側の位置にしたときに、蝶ナットを締めることで、レバー344を固定できる。また、下側係止部346における天板部346Aの下側にU字状の固定具を取付けてもよい。固定具におけるU字状の開口部が下側係止部346に軸支されて取付けられる。レバー344を上側の位置にしたときに、固定具におけるU字状の閉塞部(固定具における開口部とは反対側の部分)をレバー344に掛ける。これにより、レバー344を固定できる。
また、係止部340の上側係止部342及び下側係止部346は、水平に延びる板材50を挟む。しかし、係止部340の上側係止部342及び下側係止部346は、係止部340の下側から上方に伸びる板材を、前後方向から挟むように構成してもよい。このとき、上側係止部342は、支脚131から下方に伸びる形状となる。また、下側係止部346は、上側係止部342の後方に設けられ、天板部346Aは上側係止部342と対向する。
<その他の実施形態>
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、梯子100に梯子200の折り畳み金具260を取付けて折り畳み可能にしたり、梯子200に梯子100のアウトリガー150を取付けたりしてもよい。
100 梯子、110 スタンション部、130 主脚部、140 係止部、150 アウトリガー、200 梯子、230 主脚部、300 梯子、340 係止部

Claims (7)

  1. 所定数の踏み桟が架け渡される左右一対の支脚と、
    側面視において前記支脚の一方の側に設けられ、上下方向に伸びる部材の上面又は水平方向に伸びる部材の上面に接触させて係止させる係止部と、
    下端部が前記支脚の上端部に接続して、上方に延伸する支柱と、を備え、
    前記支柱は、前記支脚に対して、前記係止部が設けられる側とは反対側に傾斜しており、
    前記支柱の軸線方向から見て、前記係止部と前記支柱と前記支脚の上端部とは、少なくとも一部が互いに重なる位置に配置されることを特徴とする梯子。
  2. 前記支柱は、親綱を取付け可能な親綱取付け部を備えることを特徴とする請求項1に記載の梯子。
  3. 一対の前記支柱の間に架け渡される補強部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の梯子。
  4. 前記支脚は前記支柱と重なるように折り曲げ可能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の梯子。
  5. 前記踏み桟の上面は支脚の軸線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の梯子。
  6. 一対の前記支脚は、下部において、下に行くほど互いの間隔が離れることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の梯子。
  7. 前記支脚の軸線方向及び前記踏み桟の軸線方向に垂直な方向から見て一対の前記支脚の外側に設けられたアウトリガーをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の梯子。
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