JP2008001051A - 表面に凹凸を有する印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材の表面のPPS平滑度が0.8μm以上の粗面であっても、凹凸形成層による凹凸の形成が阻害されず、優れた凹凸感を有する表面に凹凸を有する印刷物を提供する。
【解決手段】基材の表面上の全面又は一部に少なくとも印刷層と、コート層と、凹凸形成層とが積層されて構成された表面に凹凸を有する印刷物であって、基材の表面のJIS−P8151に基づくPPS平滑度が0.8μm以上とし、基材とコート層との間に紫外線硬化樹脂層を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は表面に凹凸を有する印刷物に関し、さらに詳細には、印刷層やコート層が基材から剥がれ落ちることがなく、優れた凹凸感を有する印刷物に関する。
従来より、表面に凹凸を有する印刷物として例えば特許文献1に示され、図3に示すように種々のものが提案されている。この印刷物100は、基材111の表面上の一部又は全面に、撥油性のある下塗りインキ又は塗料(以下、「下塗りインキ」と言う。)を塗設してコート層114を設け、下塗りインキが乾燥又は未乾燥状態であるコート層114の上に、電子線又は紫外線硬化型上塗りクリアー塗料を塗布して凹凸形成層(ニス層)115を設けて構成されている。
このような印刷物100に電子線又は紫外線を照射すると、コート層114が設けられた部分の上に塗設された凹凸形成層115の上塗りクリアー塗料が硬化して粒状になり、これにより印刷物100の表面に凹凸が形成されるようになっている。
しかし、このような印刷物100は、基材111の表面上にインキを塗布して印刷層113を設け、その上にコート層114、凹凸形成層115が順に設けられている。このため、特に基材111の表面のJIS−P8151に基づくPPS平滑度が0.8μm以上であると、すなわち基材111の表面に凹凸が多く粗面であると、この基材111表面の凹凸によって、上塗りクリアー塗料の硬化が阻害されてしまい、小さく且つ不揃いな粒しか形成されず、優れた凹凸感を得ることができなかった。なお、表面が粗面である基材111とは、例えばインモールドラベルの用途に用いられるマット調の合成紙等を挙げることができる。
また、表面のPPS平滑度が0.8μm以上である基材111を有する合成紙は、天然パルプからなる紙と比較して印刷時のインキの浸透が少ないので、印刷層113を形成するインキの種類によっては、基材111に対する印刷層113の密着性が悪く、印刷層113、コート層114及び凹凸形成層115が基材111から剥がれ落ちてしまうという問題があった。
すなわち、印刷層113が一般用インキを用いて基材111の表面上に形成された場合、基材111に対する印刷層113の密着性が悪くなると、印刷層113より上の層、すなわち印刷層113、コート層114及び凹凸形成層115が剥がれ落ちてしまっていた。
また、印刷層113が合成紙用インキを用いて基材111の表面上に形成された場合、基材111に対する印刷層113の密着性は高いが、印刷層113に対するコート層114の密着性が悪くなるため、コート層113より上の層、すなわちコート層114及び凹凸形成層115が剥がれ落ちてしまっていた。
なお、コート層114を形成する塗布液を厚塗りすることによって、基材111の表面の凹凸を埋めて平坦面にすることも考えられたが、上述したようにインキの密着性が悪いという問題があることと、コート層114の層厚が薄いため複数回塗布する必要があるという問題があった。
さらにまた、基材111のPPS平滑度が0.8μm以上である合成紙である場合、コート層114の厚みが薄く、粗面(基材111の表面及び印刷層113の表面)自体の凹凸の高さよりも低いため、凹凸形成層115のニス粒のハジキ効果を十分に得ることができず、優れた凹凸感を得ることができなかった。
特開平6−278354号公報
本発明は、上述したような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、基材の表面のPPS平滑度が0.8μm以上の粗面であっても、凹凸形成層による凹凸の形成が阻害されず、優れた凹凸感を有する表面に凹凸を有する印刷物を提供することである。
本発明の上記目的は、基材の表面上の全面又は一部に少なくとも印刷層と、コート層と、凹凸形成層とが積層されて構成された表面に凹凸を有する印刷物であって、
前記基材はJIS−P8151に基づくPPS平滑度が0.8μm以上であり、
また、前記基材と前記コート層との間に紫外線硬化樹脂層を設けたことを特徴とする表面に凹凸を有する印刷物を提供することによって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記紫外線硬化樹脂層は、前記基材と前記印刷層との間に設けられていることを特徴とする表面に凹凸を有する印刷物を提供することによって、効果的に達成される。
さらにまた、本発明の上記目的は、前記紫外線硬化樹脂層は、前記印刷層と前記コート層との間に設けられていることを特徴とする表面に凹凸を有する印刷物を提供することによって、より効果的に達成される。
本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物によれば、基材と、印刷層と、コート層と、凹凸形成層とを具備する凹凸を有する印刷物の少なくとも基材とコート層との間に紫外線硬化樹脂層を設けたので、表面が粗面であるマット調の基材であっても、紫外線硬化樹脂層によって、印刷層を形成するインキと、基材又はコート層との間のインキの密着性が良好となるため、紫外線硬化樹脂層よりも上の層が剥がれ落ちることがなくなる。
また、凹凸形成層に紫外線等を照射することによってニス粒がハジかれ、粒が形成されて凹凸が形成されるが、紫外線硬化樹脂層によって、基材の表面の凹凸に起因する凹凸を埋めて平坦にすることができるので、ニス粒のハジキ効果が阻害されることがなくなり、より優れた凹凸感をもつ表面に凹凸を有する印刷物を得ることができる。
また、基材と印刷層との間に紫外線硬化樹脂層を設けることによって、通常の一般インキを用いて印刷層が形成されても、基材と印刷層との間のインキの密着性をより向上させることができる。これにより紫外線硬化樹脂層より上の層、すなわち印刷層、コート層、及び凹凸形成層が基材から剥がれ落ちることがなくなる。
さらにまた、印刷層とコート層との間に紫外線硬化樹脂層を設けることによって、合成紙用インキを用いて印刷層が形成されても、印刷層とコート層との間のインキの密着性をより向上させるができる。これにより紫外線硬化樹脂層より上の層、すなわちコート層及び凹凸形成層が剥がれ落ちることがなくなる。
以下、本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物は、以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内においてその構成を適宜変更できることはいうまでもない。
図1は、本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物(以下「本印刷物」と言う。)10の部分断面図である。本印刷物10は、図示するように基材11と、紫外線硬化樹脂層12と、印刷層13と、コート層14と、凹凸形成層15とにより構成されている。
すなわち、本印刷物10は基材11の表面上に紫外線硬化型樹脂を塗布して紫外線硬化樹脂層12を設け、この紫外線硬化樹脂層12の表面上に印刷インキを印刷して印刷層13を設け、この印刷層13の表面上に撥液性のあるインキを塗布してコート層14を設け、このコート層14の表面上にニスを印刷して凹凸形成層15を設けて形成されている。
基材11は特に限定されるものではないが、本印刷物10の用途等に応じて単層から成るもの、あるいは複数層から成るものを適宜用いることができる。しかしながら、JIS−P8151に基づくPPS平滑度が0.8μm以上、特に1.0μm以上である基材11が本印刷物10に用いられると、本願発明の効果をより得ることができる。また、このようなPPS平滑度が0.8μm以上である基材11としては、例えばユポ・コーポレーション社製のユポ(PPS平滑度1.5μm)、ユポトレース(同2.7μm)、チッソ社製のカルレ(同2.2μm)等のマット調の合成紙が挙げられる。なお、PPS平滑度は、PPS TESTER(SE−115、ローレンツェンアンドベットレー社製)を用い、ソフトバッキングで、クランプ圧1MPaにて測定した値である。
本印刷物10のように基材11と印刷層13との間に紫外線硬化樹脂層12を設けることによって、基材11の粗面部分の凹凸を埋めて平坦面にすることができるので、基材11と紫外線硬化樹脂層12との間、及び紫外線硬化樹脂層12と印刷層13との間の密着性が向上する。これにより、平坦面の上に印刷層13、コート層14、及び凹凸形成層15を設けることができるようになるので、紫外線硬化樹脂層12より上の層(すなわち印刷層13、コート層14、及び凹凸形成層15)が基材11から剥がれ落ちることがなくなる。また、凹凸形成層15のニスのハジキ効果が基材11の表面の凹凸によって阻害されることがなくなり、凹凸感のある印刷物10を得ることができる。
また、紫外線硬化型樹脂はほぼ100%が固形分であるため、1回の塗布で基材11の表面にある凹凸を埋めることができる。
さらに、印刷層13の基材11に対する密着性は、印刷層13の伸縮性や表面張力(濡れ性)が基材11と大きく異なる場合であっても悪化するが、紫外線硬化樹脂層12が基材11と印刷層13との間の緩衝層となるため、このような場合であってもインキの密着性が悪化することがない。
紫外線硬化型樹脂としては、特に限定されるものではないので、例えばウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、シリコンアクリレート等の通常用いられる公知の種々のものを用いることができる。紫外線硬化型樹脂の塗布液の塗布量は、基材11の表面の凹凸を埋めるため、0.1〜10g/mが好ましい。
印刷層13を形成する印刷インキとしては、公知の種々のものを使用することができる。
コート層14は、凹凸形成層15のニスに対して撥液性を有する塗布液を塗布することによって形成される。なお、塗布液の塗布量は0.1〜1.0g/mが好ましい。なお、ここでいう塗布量とは乾燥後の重量である。
凹凸形成層15を形成するニスとしては、コート層の表面上に塗布された場合にハジキ現象を生じるものであれば、例えば紫外線硬化型ニス、電子線硬化型ニス等の公知の種々のものを使用することができる。これらの中でも特に紫外線硬化型ニスは優れた印刷適性を有するので好ましい。ニスの組成としては、シリコーン含有率を1%以下とすることが撥液性が高い点で好ましい。さらにまた、ニスの塗布量は0.1〜5.0g/mである。なお、このようなニスのほか、コート層14の表面上に塗布してハジかれ、ニス粒となるものであれば公知の種々のものを使用することができる。
このような紫外線硬化型樹脂、印刷インキ、撥液性を有する塗布液、ニスを塗布する方法としては、グラビア印刷、フレキソ印刷、ロールコーター方式等が挙げられる。このうちグラビア印刷は、グラビア印刷機で紫外線硬化型樹脂や、印刷インキ、撥液性を有する塗布液、ニスを塗布する。
次に、本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物の変更例について説明する。
図2は、本発明の第2実施形態に係る表面に凹凸を有する印刷物(以下、「本印刷物10′」と言う。)の断面図である。図示するように、本印刷物10′は、紫外線硬化樹脂層を印刷層とコート層との間に設けたことを除くその他の点は、上述した表面に凹凸を有する印刷物10と同様である。従って、以下では同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本印刷物10′は、基材11と、印刷層13と、紫外線硬化樹脂層12と、コート層14と、凹凸形成層15とにより構成されている。すなわち、本印刷物10′は、基材11の表面上に合成紙用インキを印刷して印刷層13を設け、この印刷層13の表面上に紫外線硬化型樹脂を塗布して紫外線硬化樹脂層12を設け、この紫外線硬化樹脂層12の表面上に撥液性のあるインキを塗布してコート層14を設け、このコート層14の表面上にニスを印刷して凹凸形成層15を設けて形成されている。
このように印刷層13の表面上に紫外線硬化樹脂層12を設けることにより、印刷層13が例えば合成紙用インキにより形成された場合であっても、基材11の表面の凹凸に対応して印刷層13の表面にも凹凸が出現して印刷層13の表面が粗面となるが、この粗面部分の凹凸を埋めて平坦面にすることができるので、印刷層13と紫外線硬化樹脂層12との間、および紫外線硬化樹脂層12とコート層14との間の密着性が向上する。従って、平坦面の上にコート層14及び凹凸形成層15を設けることができるので、紫外線硬化樹脂層12よりも上の層(すなわちコート層14及び凹凸形成層15)が剥がれ落ちることがなくなる。これにより、凹凸形成層15のニスのハジキ効果が、基材11の表面の凹凸によって阻害されることがなくなるので、本印刷物10′は優れた凹凸感を得ることができる。
また、紫外線硬化型樹脂はほぼ100%が固形分であるため、1回の塗布で印刷層13の表面に形成された凹凸を埋めることができる。
さらに、コート層14の印刷層13に対する密着性は、コート層14の伸縮性や表面張力(濡れ性)が印刷層13と大きく異なる場合であっても悪化するが、紫外線硬化樹脂層12が印刷層13とコート層14との間の緩衝層となるため、このような場合であってもコート層14の密着性が悪化することがない。
本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物の効果を確認するため、以下のような各種の試料を作製し、これらの各試料に対する品質を評価する試験を行なった。なお、本発明はこれらの実施例によって制限を受けるものではなく、適宜変更することができることはいうまでもない。
本発明に係る4種類の印刷物(これを「実施例1」ないし「実施例4」とする)と、これらの実施例1ないし実施例4と比較検討するための3種類の印刷物(これを「比較例1」ないし「比較例3」とする)を作製した。
[実施例1]
基材としてユポトレース(株式会社ユポ・コーポレーション製、品番:TPRA75、PPS平滑度2.7μm)を使用し、この基材の表面上に紫外線硬化樹脂(T&K TOKA製、品番:SAメジウム)を5g/m塗布して紫外線硬化樹脂層を設け、この紫外線硬化樹脂層の表面上に一般インキ(T&K TOKA製、品番:161白)をベタ版で印刷して印刷層を設ける。この印刷層の表面上に撥液性のある塗布液(大日本インキ製、品名:セプターDT OPニス)を0.5g/m塗布してコート層を設け、コート層の表面上に紫外線硬化型ニス(大日本インキ製、品番:ダイキュアクリア UV−1601)を3.0g/mベタ版で塗布して凹凸形成層を設ける。この後、凹凸形成層の表面に紫外線を照射して凹凸形成層のニスをハジかせ、表面上に直径が0.5mmの高さの凹凸(エンボス)を形成させる。その後、最終工程で5cm×5cmの正方形となるように抜き加工を実施し、表面に凹凸を有する印刷物(実施例1)を作成した。
[実施例2]
基材としてカルレ(チッソ株式会社製、品番:MNF#95、PPS平滑度2.2μm)を使用し、表面に0.7mmの高さの凹凸を形成するようにしたことを除くその他の点は、実施例1と同様にして得た印刷物。
[実施例3]
基材として実施例1と同様のユポトレースを使用し、この基材の表面上に合成紙用インキ(T&K TOKA製、品番:SA白)をベタ版で印刷して印刷層を設け、この印刷層の表面上に紫外線硬化樹脂(T&K TOKA社製、品番:SAメジウム)を5g/m塗布して紫外線硬化樹脂層を設け、その後、この紫外線硬化樹脂層の表面上にコート層を設け、また表面に0.6mmの高さの凹凸を形成するようにしたことを除くその他の点は、実施例1と同様にして得た印刷物。
[実施例4]
基材として実施例2と同様のカルレを使用し、また表面に0.7mmの高さの凹凸を形成するようにしたことを除くその他の点は、実施例3と同様にして得た印刷物。
[比較例1]
基材として実施例1と同様のユポトレースを使用し、基材の表面上に一般インキ(T&K TOKA製、品番:161白)をベタ版で印刷して印刷層を設け、この印刷層の表面上にコート層を設け、このコート層の表面上に凹凸形成層を設け、また表面に0.1mmの高さの凹凸を形成するようにしたことを除くその他の点は、実施例1と同様にして得た印刷物。
[比較例2]
基材として実施例2と同様のカルレを使用し、また、表面に0.2mmの高さの凹凸を形成するようにしたことを除くその他の点は、比較例1と同様にして得た印刷物。
[比較例3]
基材の表面上に合成紙用インキ(T&K TOKA製、品番:SA白)をベタ版で印刷して印刷層を設けたことを除くその他の点は、比較例1と同様にして得た印刷物。
これらの全実施例及び比較例について、手触り感を評価し、学振試験を行なった結果は、表1に示すとおりであった。
なお、表1中の「手触り感」とは、凹凸を感じることができるか否か、20人に手触り評価したもので、その評価基準は、◎印の「全員が凹凸感があると答えた」、○印の「2〜3人を除いて、凹凸感があると答えた」、×印の「凹凸感があると答えた人は半分以下だった」の3段階とした。
さらにまた、「学振試験」とは、印刷物同士を擦り合わせた後の、各試料の表面に形成された凹凸の風合いを目視評価したもので、その評価基準は、◎印の「風合いが損なわれていない」、×a印の「印刷層から上(印刷層、コート層、凹凸形成層)が剥がれた部分があり、風合いが損なわれた」、×b印の「コート層から上(コート層、凹凸形成層)が剥がれた部分があり、風合いが損なわれた」の3種類とした。
Figure 2008001051
表1に示すように、本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物、すなわち実施例1〜実施例4に係る印刷物であると、印刷層あるいはコート層が基材から剥がれ落ちることがなく、手触り感及び学振試験の結果も良好であり、凹凸の風合いが良好であることが分かる。
本発明に係る表面に凹凸を有する印刷物の部分断面図である。 本発明の変更例に係る表面に凹凸を有する印刷物の部分断面図である。 従来の表面に凹凸を有する印刷物の部分断面図である。
符号の説明
10,10′,100 印刷物
11,111 基材
12 紫外線硬化樹脂層
13,113 印刷層
14,114 コート層
15,115 凹凸形成層

Claims (3)

  1. 基材の表面上の全面又は一部に少なくとも印刷層と、コート層と、凹凸形成層とが積層されて構成された表面に凹凸を有する印刷物であって、
    前記基材はJIS−P8151に基づくPPS平滑度が0.8μm以上であり、
    また、前記基材と前記コート層との間に紫外線硬化樹脂層を設けたことを特徴とする表面に凹凸を有する印刷物。
  2. 前記紫外線硬化樹脂層は、前記基材と前記印刷層との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表面に凹凸を有する印刷物。
  3. 前記紫外線硬化樹脂層は、前記印刷層と前記コート層との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表面に凹凸を有する印刷物。
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