JP2008000196A - 洗濯機 - Google Patents

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Tomokazu Seto
智和 世渡
Takeshi Shiga
剛 志賀
Masami Hattori
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Abstract

【課題】洗濯機モータの他に複数のモータを用いる構成で、設計製作の簡素化、電源線の配線の簡素化及びメインマイコンのソフトの簡素化を図る。
【解決手段】水槽内のドラムを駆動する洗濯機モータ9をブラシレスモータで構成し、これを駆動用マイコンを有するインバータ駆動回路32で駆動する。水槽内に風呂水を供給する風呂水ポンプを駆動するモータ33、水槽内の洗濯水を循環させる循環ポンプを駆動するモータ35、水槽内の洗濯水を排出する排水ポンプを駆動するモータ37及びドラム内に温風を供給する送風ファンを駆動するモータ39をブラシレスモータで構成し、これらを夫々駆動用マイコンを有するインバータ駆動回路34、36、38及び40で駆動する。そして、これらのインバータ駆動回路32、34、36、38及び40をメインマイコン31で制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は洗濯運転を行なうための洗濯機モータ及びその他の複数のモータを備えた洗濯機に関する。
洗濯機例えば洗い、すすぎ、脱水及び乾燥の洗濯運転を行なうドラム式洗濯機においては、水槽内に配設されたドラムを洗い、すすぎ、脱水及び乾燥時に回転駆動する洗濯機モータの他に、給水時に水槽内に洗濯水として風呂水を供給する風呂水ポンプを駆動する風呂水ポンプモータ、洗い、すすぎ時に水槽内の洗濯水を循環させる循環ポンプを駆動する循環ポンプモータ及び乾燥時にドラム内に温風を供給する送風ファンを駆動するファンモータ等、複数のモータを用いて洗濯運転を実行させるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−110146号公報
洗濯機モータの他に、複数のモータを用いて洗濯運転を行なう従来のドラム式洗濯機の
電気的構成を図6に示す。このドラム式洗濯機は、交流(AC)100Vの商用電源100の他に、直流(DC)282Vの駆動電源101、直流141Vの駆動電源102、直流15Vの制御電源103及び直流3.3Vの制御電源104を備えている。ドラムを回転駆動する洗濯機モータ105は、アウタロータ形のブラシレスモータで構成され、駆動回路たるインバータ回路106により駆動される。インバータ回路106は、駆動電源101及び103からの直流282V及び15Vの電圧が直流電源線101a及び103aを介して与えられて、マイクロコンピュータ(マイコン)107からの指令信号により制御される。なお、マイコン107には、制御電源104からの直流3.3Vの電圧が直流電源線104aを介して与えられており、インバータ回路106に与える指令信号により洗濯機モータ105を速度制御する。
風呂水ポンプを駆動する風呂水ポンプモータ108は、直流ブラシモータで構成され、駆動電源102からの直流141Vの電圧が駆動回路たる半導体スイッチング回路109及び直流電源線102aを介して与えられる。半導体スイッチング回路109は、前記マイコン107からの指令信号により風呂水ポンプモータ108をオンオフ制御するようになっており、風呂水ポンプモータ108は例えば4000rpmで回転される。
循環ポンプを駆動する循環ポンプモータ110は、誘導モータで構成され、商用電源100からの交流100Vの電圧が駆動回路たる半導体スイッチング回路111及び交流電源線100aを介して与えられる。半導体スイッチング回路111は、前記マイコン107からの指令信号により循環ポンプモータ110をオンオフ制御するようになっており、循環ポンプモータ110は例えば1500rpmで回転される。
排水ポンプを駆動する排水ポンプモータ112は、同期モータで構成され、商用電源100からの交流100Vの電圧が駆動回路たる半導体スイッチング回路113及び交流電源線100aを介して与えられる。半導体スイッチング回路113は、前記マイコン107からの指令信号により排水ポンプモータ112をオンオフ制御するようになっており、排水ポンプモータ112は例えば3000rpmで回転される。
そして、送風ファンを回転駆動するファンモータ114は、インナロータ形のブラシレスモータで構成され、駆動回路たるインバータ回路115により駆動される。インバータ回路115は、駆動電源101及び103からの直流282V及び15Vの電圧が直流電源線101a及び103aを介して与えられて、マイコン107からの指令信号により制御される。マイコン107は、インバータ回路115に与える指令信号によりファンモータ114を例えば2000乃至4000rpmの範囲で速度制御する。
以上のように、風呂水ポンプモータ108は、風呂水ポンプが風呂水を水槽内に短時間で大量に供給できるように、高出力で高回転可能な直流ブラシモータで構成され、循環ポンプモータ110は、循環ポンプが頻繁にかつ比較的長い時間使用されることから、高寿命で低騒音の誘導モータで構成され、排水ポンプモータ112は、排水ポンプが安定して比較的大量の洗濯水を排出できるように、高寿命かつ高出力が可能な同期モータで構成され、ファンモータ114は、送風ファンが送風量可変でかつ長時間運転できるように、速度制御可能でかつ低操音のブラシレスモータで構成されている。
しかしながら、上記従来の構成では、洗濯機モータ105以外の複数のモータ108、110、112及び114を種類の異なるモータで構成しているので、設計製作が複雑になり、また、交流直流の異なる電圧の電源線100a、101a、102a及び103aを用意しなければならないので、互いに干渉しないように配線する必要があって配線が複雑になり、更に、マイコン107は、洗濯機モータ105のみならず、その他のモータ108、110、112及び114も個別に制御することになるので、これらのモータ108、110、112及び114の種類が異なることと相俟って、マイコン107のソフトが複雑になる不具合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、洗濯運転を行なうために洗濯機モータの他に複数のモータを用いる構成であっても、設計製作を簡素化し得、電源線の配線を簡素化し得、メインマイクロコンピュータのソフトを簡素化し得る洗濯機を提供することにある。
本発明の洗濯機は、駆動電源回路と、制御電源回路と、ブラシレスモータで夫々構成され、洗濯運転を行なうための洗濯機モータ及びその他の複数のモータと、駆動用マイクロコンピュータを備え、前記駆動電源回路からの駆動電源及び制御電源回路からの制御電源が与えられて前記洗濯機モータを駆動するメインインバータ駆動回路と、駆動用マイクロコンピュータを備え、前記駆動電源回路からの駆動電源及び制御電源回路からの制御電源が与えられて前記複数のモータを夫々駆動する複数のサブインバータ駆動回路と、前記メインインバータ駆動回路及び複数のサブインバータ駆動回路の駆動用マイクロコンピュータに指令信号を与えることにより洗濯運転を実行させるメインマイクロコンピュータとを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、洗濯機モータ及びその他の複数のモータはともに同一種類たるブラシレスモータで構成されるので、設計製作を簡素化することができ、洗濯機モータ用の駆動電源及び制御電源を他の複数のモータに共通に用いることができて、電源線の配線を簡素化することができ、また、メインマイクロコンピュータは各駆動用マイクロコンピュータに指令信号を与えるだけで各駆動用マイクロコンピュータが対応するモータを制御するので、メインマイクロコンピュータのソフトを簡素化することができる。
本発明の洗濯機によれば、洗濯運転を行なうために洗濯機モータの他に複数のモータを用いる構成であっても、設計製作を簡素化し得、電源線の配線を簡素化し得、メインマイクロコンピュータのソフトを簡素化し得て、総じて安価に製作できる、という効果を奏する。
以下、本発明をラム式洗濯機に適用した一実施例につき図1乃至図5を参照して説明する。
まず、図3に従って全体の概略構成を説明すると、ドラム式洗濯機の外殻をなす略矩形箱状の筐体1の前面中央部にドア2が設けられ、上部に操作パネル3が設けられている。前記ドア2は、筐体1の前面中央部に形成された開口部1aを開閉するようになっている。そして、ドア2と筐体1との間には、具体的に図示しないが、ドア2を閉鎖状態に施錠しロックするドアロック装置4が配設されている。
筐体1の内部には、前後方向に円筒状をなす水槽5が配設されている。この水槽5は、実質的に無孔状で貯水可能な構成であって、前面側部に開口部5aを有し、若干前上がりの傾斜状に弾性支持装置6を介して弾性支持されている。この水槽5の内部には、円筒状をなすドラム7が横軸周りに回転可能に配設されている。このドラム7は、やはり前面側に開口部7aを有し、周壁に多数の透孔7bや複数のバッフル7c(1個のみ図示)等が形成されていて、回転駆動されることで洗いやすすぎの他、脱水及び乾燥に共用の槽として機能する。
しかして、上記各開口部7a、5aおよび1aは、いずれも同方向に連通開口して形成され、筐体1の前面側から洗濯物を出し入れする投入口として機能する。なお、この投入口としての筐体1の開口部1aと水槽5の開口部5aとの間には、弾性的なベロー8が水密に連結され、以て、投入口から筐体1内への水の漏洩等を防止している。また、この投入口内に突出して前記ドア2の背面たる凸面部2aが突設されている。該凸面部2aは、円筒状をなし、ドア2により開口部1aを閉鎖した状態にあるときドラム7の開口部7aに達する位置まで突出すようになっている。これにより、該凸面部2aは、回転駆動するドラム7内の洗濯物が開口部7aから飛び出すこと、阻止する。
前記水槽5の背面部には、ドラム7を回転駆動する洗濯機モータ9が配設されている。この洗濯機モータ9は、例えば複数相たる三相のアウタロータ形のDCブラシレスモータであり、そのロータに連結された回転軸10が、水槽5を貫通してドラム7の背面部中央に直結されている。従って、洗濯機モータ9が通電駆動されると、そのロータと一体にドラム7が回転される。
また、水槽5の底面部には、前後方向に延びて凹んだ水溜部5bが形成され、この水溜部5bの後部は、排水ポンプ11を介し排水ホース12に接続されて機外に導出されている。更には、水槽5の下部に連通してエアチューブ13を介して水位センサ14が設けられ、これは空気圧を電気信号に変換して後述するメインマイクロコンピュータ31に入力することで、所定の洗濯水位を制御するものであり、水槽5従ってドラム7内の水位を検知する水位検知手段を構成している。
一方、本実施例では、筐体1内の背面部から上部に架けて、洗濯物を乾燥させるための乾燥ユニットが装備されている。この乾燥ユニットにつき概略説明すると、まず、筐体1内の上部に乾燥用のヒータ装置15及び送風ファン16aを有する送風装置16と水槽5の背面側に熱交換器17とを備え、これらがダクト18にて連通接続されている。この乾燥ユニットは、その吸気側で熱交換器17の下部が水槽5の下部に連通し、吐出側でダクト18の先端部が水槽5の上部に連通し、以て、水槽5(及びドラム7)を介する循環経路を構成している。
従って、乾燥時には、送風装置16及びヒータ装置15にて生成された温風は、ダクト18から水槽5に供給され、ドラム7内の洗濯物を乾燥した後、湿気を含んだ排気として水槽5から排出されて熱交換器17に取り込まれる。この熱交換器17の上部には、例えば水冷手段として注水器19が設けられていて、電磁式の給水弁20からの冷水を供給可能としている。しかして、熱交換器17に取り込まれた排気は上昇する過程で注水器19からの水にて冷却され、排気中に含まれる水分は凝縮され、除湿された後の排気のみが送風装置16及びヒータ装置15にて再び温風化され、乾燥作用に供給される。
更に、筐体1内の上部には前記した給水弁20及び風呂水ポンプ21が配設され、洗剤投入ケース22を介して給水管路23が水槽5の上部に連通接続され、つまりドラム7への給水を可能にしている。洗剤投入ケース22は、詳細は略すが、予め洗剤等を収納しておくことで、給水にともなって水槽5及びドラム7に投入可能である。従って、給水弁20は、前記熱交換器17の水冷手段として、及びドラム7への洗濯水として選択的に切換え開閉され、夫々給水可能な構成である。
そして、本実施例では、特に洗浄性能の向上を図るべく、洗い、すすぎ時に洗濯水を循環する機能を備えている。即ち、水槽5の外側に循環水管路24が配設されており、その一端部たる下部は、水槽5の底部の前記排水ポンプ11の上流側に接続され、他端部たる上部は水槽5の前面開口部5a近傍に連通接続され、その先端開口が前記ドア2の凸面部2aの側面に対向している。具体的には、凸面部2aを形成する円筒状部の一部に、ドラム7内方に指向した平坦部2bを設け、吐出供給された循環水を図示矢印方向に拡散しながらドラム7内の洗濯物(図示せず)に有効に注ぐことができるようにしている。しかして、循環水管路24の下部に洗濯水の循環手段として循環ポンプ25が設けられているとともに、その上流側にフィルターケース26が配設されている。
前記した操作パネル3には、図示しないが、洗濯条件として複数の運転コース、例えば「標準コース」、「毛布コース」、「節水高速コース」等を選択設定する操作キー及び洗い時間やすすぎ回数等を個々に設定する操作キー、運転開始のスタートキーと兼用とする一時停止キーなど、各種の操作入力手段や表示手段が設けられていて、その操作信号はメインマイクロコンピュータ31に入力されるようになっている。
次に、本実施例の電気的構成について図1を参照して説明する。
交流(AC)100Vの商用電源27は、倍電圧整流回路からなる駆動電源回路28の交流入力端子に接続されており、駆動電源回路28は、交流100Vを倍電圧整流して直流(DC)282Vの駆動電源Vsを直流電源線28aとグランドとの間に出力するようになっている。制御電源回路29は、駆動電源回路28からの直流282Vを降圧して
15Vの制御電源Vccを直流電源線29aとグランドとの間に出力するようになっている。制御電源回路30は、スイッチングレギュレータからなり、制御電源回路29からの直流15Vを降圧して直流3.3Vの制御電源VBを直流電源線30aとグランドとの間に出力するようになっている。
メインマイクロコンピュータ(メインマイコン)31は、その電源端子が直流電源線30aに接続されていて、洗濯運転全体を制御する指令信号を出力するようになっている。洗濯機モータ9は、インバータ駆動回路32により駆動されるようになっている。ここで、インバータ駆動回路32は、本発明のメインインバータ駆動回路に相当する。風呂水ポンプ21を駆動する風呂水ポンプモータ33は、インバータ駆動回路34により駆動され、循環ポンプ25を駆動する循環ポンプモータ35は、インバータ駆動回路36により駆動され、排水ポンプ11を駆動する排水ポンプモータ37は、インバータ駆動回路38により駆動され、そして、送風ファン16aを駆動するファンモータ39は、インバータ駆動回路40により駆動されるようになっている。この場合、各モータ33、35、37及び39は、夫々複数相たる三相のインナロータ形のDCブラシレスモータから構成されている。なお、インバータ駆動回路34、36、38及び40は、本発明のサブインバータ駆動回路に相当する。
ここで、ファンモータ39及びこれを駆動するインバータ駆動回路40について図2を参照して説明する。ファンモータ39は、三相の巻線39u、39v及び39wを備え、これらはスター結線されている。そして、ファンモータ39には、後述するロータ56の回転位置を検出するホールICからなる位置検出器41が配設されている。
インバータ駆動回路40は、スイッチング素子たる6個のIGBTを三相ブリッジ接続してなるインバータ回路42と、このインバータ回路42の上アーム側のIGBTのゲートにゲート信号を与える上アーム駆動回路43と、インバータ回路42の下アーム側のIGBTのゲートにゲート信号を与える下アーム駆動回路44と、これらの上アーム駆動回路43及び下アーム駆動回路44を制御する駆動用マイクロコンピュータ(駆動用マイコン)45と、アップダウンカウンタからなる三角波発振回路46と、FG信号発生回路47と、制御電源回路48とを備えている。
なお、インバータ回路42を構成する6個のIGBT、上アーム駆動回路43及び下アーム駆動回路44は、1個のICに組み込まれたもの(パワーモジュール)であり、駆動用マイコン45は、1チップマイコンで構成されており、これらは、三角波発振回路46、FG信号発生回路47及び制御電源回路48とともにインバータ駆動回路40を構成して1枚の回路基板49に搭載されている。
そして、インバータ回路42において、その直流入力端子は、前記直流電源線28aに接続されて駆動電源Vsが与えられ、出力端子は、ファンモータ39の巻線39u乃至39wに接続されている。上アーム駆動回路43及び下アーム駆動回路44は、電源端子が直流電源線29aに接続されて、制御電源Vccが与えられる。前記制御電源回路48は、入力端子が前記直流電源線29aに接続されて、直流15Vを降圧して直流3.3Vの制御電源VBを出力し、必要回路部分に供給するようになっている。駆動用マイコン45は、入力端子がメインマイコンの31の指令信号端子VSPに接続されて指令信号を受けるとともに、制御端子が位置検出器41に接続されて位置信号を受け、指令信号と三角波波発振回路46からの三角波(搬送波)とを比較してPWM信号を出力して上アーム駆動回路43及び下アーム駆動回路44に与えるようになっている。FG信号発生回路47は、入力端子が位置検出器41に接続され、出力端子がメインマイコン31のFG信号端子FGに接続されていて、位置検出器41からの位置信号に基づき速度制御のためのFG信号を生成して出力するようになっている。
なお、洗濯機モータ9及びこれを駆動するインバータ駆動回路32も、上記ファンモータ39及びインバータ駆動回路40と同様に構成されている。但し、インバータ駆動回路32においては、駆動用マイコンとして1チップマイコンの代わりに高速処理可能なDSPが設けられている。また、インバータ駆動回路32には、制御電源回路48は設けられていない。
ファンモータ39の具体的構成を図4に従って説明する。ステータコア50に巻線39u乃至39wを巻装してなるステータ51は、ケーシングを構成する樹脂モールド層52で覆われている。樹脂モールド層52の一方の面部には、軸受53を有する軸受端板54が配設され、また、樹脂モールド層52内には、軸受53と反対側に位置して軸受55が配設されている。更に、ステータ51の界磁空間内には、永久磁石形のロータ56が配置され、そのシャフト57が軸受53及び55に支承されている。
しかして、このファンモータ39のシャフト57により送風装置16の送風ファン16aが回転駆動される。ここで、前記インバータ駆動回路40を搭載した回路基板49は、ファンモータ39のケーシングを構成する樹脂モールド層52内の塾受55側に埋設され、以て、ファンモータ39に一体的に設けられている。
以上は、ファンモータ39及びこれを駆動するインバータ駆動回路40について述べたものであるが、風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35及び排水ポンプモータ37も、ファンンモータ39と同様に構成されているとともに、インバータ駆動回路34、36及び38も、インバータ駆動回路40と同様に構成されている。そして、インバータ駆動回路34、36及び38も、風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35及び排水ポンプモータ37のケーシングを構成する樹脂モールド層に夫々埋設され、以て、風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35及び排水ポンプモータ37に一体的に設けられている。
次に、本実施例の作用につき図5をも参照して説明する。
図5に示すように、メインマイコン31は、「洗い」、「すすぎ」、「脱水」及び「乾燥」の行程からなる洗濯運転を実行させるようになっている。
即ち、メインマイコン31は、「洗い」行程においては、次の動作を順次行なわせる。インバータ駆動回路34に指令信号を与えて風呂水ポンプモータ33を動作させ、風呂水ポンプ21を駆動することにより、風呂水を水槽5内に供給する(「給水」)。この場合、風呂水ポンプモータ33は、例えば4000rpmで回転される。インバータ駆動回路32に指令信号を与えて洗濯機モータ9を動作させ、ドラム7を回転させることにより、洗濯物を攪拌するとともに、インバータ駆動回路36に指令信号を与えて循環ポンプモータ35を動作させ、循環ポンプ25を駆動することにより、水槽5内の洗濯水を循環させる(「洗い」)。この場合、洗濯機モータ9は、例えば最大回転数が150rpmに達するように正逆転され、循環ポンプモータ35は、例えば1500rpmで回転される。インバータ駆動回路38に指令信号を与えて排水ポンプモータ37を動作させ、排水ポンプ11を駆動することにより、水槽5内の洗濯水を排出する(「排水」)。この場合、排水ポンプモータ37は、例えば3000rpmで回転される。
メインマイコン31は、「すすぎ」行程においては、次の動作を順次行なわせる。インバータ駆動回路32に指令信号を与えて洗濯機モータ9を動作させ、ドラム7を回転させることにより、洗濯物から洗濯水を遠心力により振り出すとともに、インバータ駆動回路38に指令信号を与えて排水ポンプモータ37を動作させ、排水ポンプ11を駆動することにより、水槽5内の洗濯水を排出する(「脱水」)。この場合、洗濯機モータ9は、最大回転数が例えば800rpmに達するように正転される。次いで、前述の「給水」、「洗い」、「排水」及び「脱水」と同様の「給水」、「洗い」、「排水」及び「脱水」を行なわせる。風呂水ポンプモータ33の代わりに給水弁20を動作させ、水道水を水槽5内に供給する(2回目の「給水」)。そして、前述の「洗い」及び「排水」と同様の「洗い」及び「排水」を行なわせる。
メインマイコン31は、「脱水」行程では、前述したと同様の「脱水」を行なわせる。
メインマイコン31は、「乾燥」行程では、次のような動作を行なわせる。インバータ駆動回路32に指令信号を与えて洗濯機モータ9を動作させ、ドラム7を回転させることにより、洗濯物を攪拌するとともに、インバータ駆動回路40に指令信号を与えてファンモータ39を動作させ、送風ファン16aを駆動することにより、温風をドラム7内に供給する(「乾燥」)。この場合、メインマイコン31は、「乾燥」行程の進行にともなって送風ファン16aの送風量を変化させるべくファンモータ39を例えば2000乃至4000rpmの範囲で変化するようにインバータ駆動回路40を制御する。
以上のように洗濯機モータ9は、洗濯運転の略全行程で動作されるが、その他の複数のモータとしての風呂水ポンプモータ33は、「洗い」行程の「給水」及び「すすぎ」行程の1回目の「給水」時に動作され、循環ポンプモータ35は、「洗い」行程及び「すすぎ」行程の各「洗い」時に動作され、排水ポンプモータ37は、「洗い」行程及び「すすぎ」行程の「排水」時並びに「すすぎ」行程及び「脱水」行程の「脱水」時に動作され、ファンモータ39は、「乾燥」行程時に動作され、従って、風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39は、重複して動作することはない。そして、洗濯機モータ9は、消費電力の最大値(MAX値)が550Wであるので、これに応じた容量のアウタロータ形のDCブラシレスモータが採用され、これに対して、風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39は、消費電力の最大値が夫々35W、65W、80W及び30Wであるので、夫々に応じた容量のインナロータ形のDCブラシレスモータが採用される。
このように本実施例によれば、洗濯機モータ9をアウタロータ形のDCブラシレスモータで構成して、インバータ駆動回路32により駆動するようにし、その他の複数のモータたる風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39を、洗濯機モータ9と同種類たるインナロータ形のDCブラシレスモータで構成するようにした。従って、複数のモータを異なる複数種類のモータで構成するようにした従来に比し、設計製作を簡素化することができ、また、洗濯機モータ9のためのインバータ駆動回路32用の駆動電源回路28の駆動電源Vs及び制御電源回路29の制御電源Vccをインバータ駆動回路34、36、38及び40に共用できるので、直流電源線28a、29aの配線を簡素化することができる。
そして、メインマイコン31は、洗濯運転全般を制御するものではあるが、洗濯機モータ9と複数のモータたる風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39とは、同種類のモータたるブラシレスモータで構成されているので、制御は容易になり、また、風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39は、夫々駆動用マイコンを有するインバータ駆動回路34、36、38及び40により制御されるので、マイコンにより複数のモータを個別に制御する従来に比し制御が簡単になり、しかも、風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39は、重複して制御されることはないので、全体として、メインマイコン31のソフトの簡素化を図ることができ、換言すれば、メインマイコン31のソフト設計の自由度を大幅に得ることができる。
そして、設計製作の簡素化、配線の簡素化及びメインマイコン31のソフトの簡素化を図ることにより、総じて、安価に製作することができる。
特に、インバータ駆動回路34、36、38及び40は、各モータ33、35、37及び39のケーシングを構成する樹脂モールド層に埋設してその風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39と一体的に設けるようにしているので、インバータ駆動回路34、36、38及び40と各モータ33、35、37及び39とを接続する配線が筐体1内に露出することはなく、これによっても配線の簡素化を図ることができ、そして、インバータ駆動回路34、36、38及び40を各モータ33、35、37及び39と一体物として取り扱えるので、保管、搬送、組み込みが容易になる。
尚、本発明は、上記しかつ図面に示す実施例に限定されるものではなく、次のような変形、拡張が可能である。
上記実施例では、インバータ駆動回路34、36、38及び40を各モータ33、35、37及び39のケーシングを構成する樹脂モールド層に埋設してその風呂水ポンプモータ33、循環ポンプモータ35、排水ポンプモータ37及びファンモータ39と一体的に設けるようにしたが、代わりに、各モータ33、35、37及び39のケーシングを構成する樹脂モールド層の外周部に取り付けて一体的に設けるようにしてもよい。
上記実施例では、排水ポンプ11を設けるようにしたが、代わりに、電磁式の排水弁を設けるようにしてもよい。
上記実施例では、風呂水ポンプ21、循環ポンプ25及び送風装置16を設けるようにしたが、例えば、「乾燥」行程が必要ない場合には送風装置16を省略してもよい等、全てを設けなくとも2つ以上設ければよい。
インバータ駆動回路32に制御電源回路48を設けるようにしてもよいし、逆に、インバータ駆動回路34、36、38及び40に制御電源回路30の制御電源VBを与えるようにしてもよい。
上記実施例は、本発明をドラム式洗濯機に適用した場合であるが、例えば、縦軸式の洗濯槽兼脱水槽たる槽を備えた洗濯機に適用してもよい。
本発明の一実施例における電気的構成を示すブロック線図 インバータ駆動回路のブロック線図 全体の縦断側面図 ファンモータの縦断側面図 洗濯運転の行程と各モータの動作との関係を示す図 従来例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、5は水槽、7はドラム(槽)、9は洗濯機モータ、11は排水ポンプ、16は送風装置、16aは送風ファン、21は風呂水ポンプ、25は循環ポンプ、28は駆動電源回路、29は制御電源回路、31はメインマイクロコンピュータ、32はインバータ駆動回路(メインインバータ駆動回路)、33は風呂水ポンプモータ、35は循環ポンプモータ、37は排水ポンプモータ、39はファンモータ、34、36、38及び40はインバータ駆動回路(サブインバータ駆動回路)、42はインバータ回路、45は駆動用マイクロコンピュータ、49は回路基板、52は樹脂モールド層(ケーシング)を示す。

Claims (3)

  1. 駆動電源回路と、
    制御電源回路と、
    ブラシレスモータで夫々構成され、洗濯運転を行なうための洗濯機モータ及びその他の複数のモータと、
    駆動用マイクロコンピュータを備え、前記駆動電源回路からの駆動電源及び制御電源回路からの制御電源が与えられて前記洗濯機モータを駆動するメインインバータ駆動回路と、
    駆動用マイクロコンピュータを備え、前記駆動電源回路からの駆動電源及び制御電源回路からの制御電源が与えられて前記複数のモータを夫々駆動する複数のサブインバータ駆動回路と、
    前記メインインバータ駆動回路及び複数のサブインバータ駆動回路の駆動用マイクロコンピュータに指令信号を与えることにより洗濯運転を実行させるメインマイクロコンピュータとを備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 複数のモータは、洗濯運転を行なうための槽内に風呂水を供給する風呂水ポンプを駆動する風呂水ポンプモータ、前記槽内の洗濯水を循環させる循環ポンプを駆動する循環ポンプモータ及び前記槽内に乾燥のための温風を供給する送風ファンを駆動するファンモータの2つ以上を含むことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 複数のモータには、対応するサブインバータ駆動回路が一体的に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
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