JP5398453B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯運転を実行するための洗濯機負荷を駆動する複数の駆動モータを備えた洗濯機に関する。
例えば、洗濯機たる乾燥機能を有するドラム式洗濯機としては、水槽内に横軸形のドラムが配設されていて、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥の行程からなる洗濯運転のために、ドラムを洗濯機モータで回転駆動するようにし、又、水槽内の洗濯水を取り込んでドラム内に噴射させる循環ポンプをポンプモータで駆動するようにし、更に、ヒータの熱をドラム内に送り込んで乾燥を行わせる送風ファンをファンモータで駆動するようにしたものがある。
この場合、制御の容易性から、洗濯機モータ、ポンプモータ及びファンモータを夫々駆動する駆動回路としてインバータ回路を用いることが考えられている。しかしながら、駆動回路としてインバータ回路を用いると、これらを制御する制御手段たるマイクロコンピュータに各インバータ回路を制御する3組の制御ポートを設ける必要があり、制御ポート数が多くなってマイクロコンピュータが高価になる問題が生じる。
このため従来では、洗濯機モータ以外の2つのモータに対して共通の1つのインバータ回路を設け、このインバータ回路をマイクロコンピュータの1組の制御ポートからの制御信号により制御するようにし、そして、このインバータ回路で生成される交流電力を2つのモータに切換え供給する負荷切換手段を設けるようにした構成が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−343822号公報
従来の構成では、大きな負荷電流が流れる負荷(モータ)側に負荷切換手段を設けているので、負荷切換手段としては電流容量の大なるリレースイッチなどの機械的スイッチを用いる必要があり、振動をともなうドラム式洗濯機としては、誤動作の懸念がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、制御手段の1組の制御ポートからの制御信号により2つの駆動モータを切換え駆動する構成であっても振動による誤動作の虞がない洗濯機を提供することにある。
本発明の洗濯機は、洗濯運転を実行するための洗濯機負荷を駆動するブラシレスモータからなる複数の駆動モータと、これらの駆動モータを夫々駆動する複数のインバータ回路と、これらの複数のインバータ回路に流れる電流を検出する電流検出手段と、この電流検出手段における前記複数のインバータ回路のうちの2つのインバータ回路に対応する検出電流に基づいて当該2つのインバータ回路に制御信号を与えるための制御手段と、この制御手段からの制御信号を前記2つのインバータ回路に切換え供給する信号切換手段とを備える。前記制御手段は、メインマイクロコンピュータおよびサブマイクロコンピュータを備える。前記メインマイクロコンピュータは、前記複数の駆動モータのうち主たる駆動モータを駆動する前記インバータ回路の動作を単独で制御する。前記サブマイクロコンピュータは、前記複数の駆動モータのうち前記主たる駆動モータとは異なる他の2つの駆動モータを駆動する前記2つのインバータ回路の動作を切換え制御する。
本発明の洗濯機によれば、信号切換手段は、制御手段からインバータ回路に与えられる制御信号が流れる制御側に設けられているので、従来のような大きな負過電流を流す必要がなく、従って、信号切換手段として電流容量の小なる半導体スイッチング素子を用いることができて、振動による誤動作の虞がなくなる。
本発明の第1の実施例を示す全体の電気的構成図 信号切換回路を具体的に示す電気的構成図 ドラム式洗濯機の縦断側面図 インバータ回路の放熱機構を示す斜視図 本発明の第2の実施例を示す図2相当図 本発明の第3の実施例を示す図2相当図
(第1の実施例)
以下、本発明を乾燥機能を有するドラム式洗濯機に適用した第1の実施例につき、図1ないし図4を参照して説明する。
図3は、ドラム式洗濯機(以下、単に洗濯機と称する。)1の縦断側面図である。この図3において、洗濯機1の外箱2は、側板3、背板4、基台5、天板6、前カバー7及び底部カバー8を備えて構成され、全体として略矩形箱状をなしている。
天板6には、化粧板9が埋め込まれているとともに、水道水給水口10及び風呂水給水口11が設けられている。化粧板9は、例えば洗濯機1の上部に洗濯物や洗剤などを置いた場合に、洗濯機1に傷が付いてしまうことを防止するためのものである。水道水給水口10及び風呂水給水口11は後述する給水装置20を構成し、水道水及び風呂水の給水口となるものである。
前カバー7の中央部には、円形の開口部7aが設けられているととともに、この開口部7aを開閉するための扉12が図示しないヒンジ部に枢支された状態に設けられている。又、前カバー7には、操作パネル13が設けられている。操作パネル13は、前カバー7の裏側に設けられた制御手段たる制御装置14に接続されている。又、操作パネル13には、運転コースを選択し、運転を開始させるための各種のスイッチが設けられていて、ユーザは、この操作パネル13を操作することにより、洗濯運転コースを選択して実行させることができる。底部カバー8は、洗濯機1の下部に着脱可能に設けられていて、例えば、洗濯機1の底部を容易に操作することができるようになっている。
尚、上記した制御装置14は、メインマイクロコンピュータ15及びサブマイクロコンピュータ16(図1参照)を中心として図示しないROM、RAM、ゲート駆動回路、入出力回路などを備えて構成されていて、上記した洗濯運転コースの制御のほか、後述する循環ポンプ33の稼動制御や洗濯水の温度制御など、洗濯機1の動作全般を制御するものである。
次に、洗濯機1の内部構成について図3を参照して説明する。
洗濯機1の内部には、水槽18、ドラム19、給水装置20、フィルタケース21、温風装置22、熱交換器23が備えられている。水槽18は、正面側(図3では左側)が開口した有底円筒状をなしており、その正面側(開口した側)を若干上方に向け扉12に対向させた態様で、サスペンション24により基台5に弾性支持されている。又、水槽18の正面側(開口した側)には、水槽18の開口径よりも若干径小となる開口部25aを有する水槽カバー25が備えられていて、この開口部25aがベロー26を介して前カバー7の開口部7aに連結されている。
ドラム19は、正面側(図3では左側)が開口した有底円筒状をなしており、その正面側(開口した側)を若干上方に向け扉12に対向させた態様で、水槽18の内部に配置されている。ドラム19の内周壁には、多数の貫通した透孔19aが形成されているとともに、洗濯物を掻き揚げるためのバッフル(図示せず)が設けられている。又、洗濯機負荷たるドラム19は、その背面側中央部が水槽18の背面側(図3では右側)に配置された駆動モータとしての洗濯機モータ27の回動軸28に連結されていて、この洗濯機モータ27が回転駆動されることにより水槽18に対して回転可能となっている。
給水装置20において、注水ケース29は、給水弁(図示せず)を介して上記した水道水給水口10及び風呂水給水口11に接続されているとともに、給水管(図示せず)を介して水槽18に接続されている。又、注水ケース29には、図示しない剤投入ケースが収容されるようになっていて、洗濯運転コースごとに適当な洗濯用剤が注水ケース29内に導入されるようになっている。このような構成により、水槽18内には、水道水給水口10又は風呂水給水口11から注水ケース29に流入した水が適当な洗濯用剤とともに供給されるようになっている。
温風装置22は、熱源としてのヒータ30、送風ファン31及び循環風路32から構成されていて、循環風路32の吹出口32aは水槽18の上方から水槽18内部に臨んでいる。そして、ヒータ30で発生した熱が送風ファン31で送風されることにより、水槽18内には、吹出口32aから温風が供給されるようになっている。洗濯機負荷としての送風ファン31は、駆動モータとしてのファンモータ37(図1参照)によって回転駆動される。
熱交換器23は、水槽18の背面側(図3では右側)に配置されていて、上記した温風装置22により水槽18内に供給された温風が送り込まれるようになっている。熱交換器23に送り込まれる温風中にはドラム19内の洗濯物の水分が含まれることとなるが、熱交換器23内では、この温風に対して図示しない散水管から散水可能となっていて、この散水により温風中の水分を冷却(凝縮)させ温風の除湿を行なうことができるようになっている。
フィルタケース21には、循環ポンプ33が併設されている。この循環ポンプ33は、駆動モータとしてのポンプモータ38(図3参照)によって駆動される。フィルタケース21には、図示しないリントフィルタを収容するとともに洗濯水を溜めるためのタンク部34が設けられている。タンク部34の上部には、流入口35が設けられている。又、タンク部34の下部には排水口34aが設けられている。タンク部34の側部には、流出口36が設けられている。そして、フィルタケース21の流入口35は、第1の連結ホース40を介して水槽18の下部に設けられた排水口18aに連結され、一方、流出口36は第2の連結ホース41を介して水槽カバー25の正面視左斜め上方に設けられた噴出口42に連結されている。
このような構成により、水槽18の下部から上部近傍にわたって水槽18の内部と連通する循環経路43が設けられている。そして、循環経路43の途中のフィルタケース21内では、洗濯水が流入口35からタンク部34に流入され、流出口36から流出されるようになっている。尚、上記した第1の連結ホース40及び第2の連結ホース41はゴムなどの弾性材からなっていて、その一部は蛇腹状に形成されている。そして、この蛇腹状に形成された部分により水槽18から発生する振動や衝撃などが吸収されるようになっている。又、フィルタケース21の排水口34aには、排水管(図示せず)を介して排水弁44が接続されている。この排水弁44には排水ホース45を介して洗濯機1外部に設けられた下水口(図示せず)が連結されている。そして、排水弁44が開放されると水槽18内の洗濯水がフィルタケース21(タンク部34)を介して洗濯機1外部へ排水されるようになっている。
次に、本実施例の電気的構成について図1及び図2を参照しながら説明する。
洗濯機モータ27は、3相のアウタロータ形のブラシレスモータから構成され、洗濯機モータ用インバータ回路46によって駆動される。即ち、図1に示すように、洗濯機モータ用インバータ回路46は、U、V、W相の上アームを構成する3個のIGBT(半導体スイッチング素子)46a、46b、46cと、U、V、W相の下アームを構成する3個のIGBT(半導体スイッチング素子)46d、46e、46fとが3相ブリッジ接続されて構成され、その各相出力端子は、洗濯機モータ27の各相入力端子に接続されている。そして、下アーム側のIGBT46d、46e、46fのエミッタは、電流検出手段としてのシャント抵抗37即ち各U、V、W相のシャント抵抗37u、37v、37wを介してアースされている。尚、洗濯機モータ用インバータ回路46には、100Vの交流(AC)商用電源電圧を倍電圧整流した直流(DC)の電源電圧282Vが供給されるようになっている。
ファンモータ37及びポンプモータ38は、3相のインナロータ形のブラシレスモータから構成され、洗濯機モータ用インバータ回路46と同様の構成のファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50によって駆動される。即ち、ファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50の各相出力端子は、夫々ファンモータ37及びポンプモータ38の各相入力端子に接続され、各相下アームは、電流検出手段たるシャント抵抗49及び51を介してアースされている。尚、ファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50には、100Vの交流(AC)商用電源電圧を全波整流した直流(DC)の電源電圧141Vが供給されるようになっている。
制御手段としてのメインマイクロコンピュータ15及びサブマイクロコンピュータ16は、前述したようにROM、RAMを備えている。メインマイクロコンピュータ15のROMには、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥の各行程からなる洗濯乾転を実行するための運転プログラム、制御プログラム及び必要なデータが格納されており、又、サブマイクロコンピュータ16のROMには、洗濯運転における洗い、すすぎ、乾燥の行程を具体的に実行するための運転プログラム、制御プログラム及び必要なデータが格納されている。そして、メインマイクロコンピュータ15及びサブマイクロコンピュータ16は、互いに必要な信号の授受を行なうようになっている。尚、メインマイクロコンピュータ15及びサブマイクロコンピュータ16には、直流(DC)の電源電圧5Vが供給されるようになっている。
メインマイクロコンピュータ15においては、図1に示すように、6個の制御ポートが、洗濯機モータ用インバータ回路46の3つの上アーム(IGBT)及び3つの下アーム(IGBT)に、夫々制御信号(ゲート信号)を与えるように信号線52a、52b、52c及び信号線52d、52e、52fを介して接続されている。そして、メインマイクロコンピュータ15の3つの信号入力ポートには、シャント抵抗47u、47v、47wで検出した各相の電流が電圧信号として入力されるようになっている。
これにより、メインマイクロコンピュータ15は、洗濯機モータ用インバータ回路46のシャント抵抗47からの信号に基づいてベクトル制御により、洗濯機モータ27のロータの回転位置を検出し洗濯機モータ用インバータ回路46をPWM制御して、洗濯機モータ27を設定速度に制御するようになっている。
サブマイクロコンピュータ16は、図1及び図2に示すように、1組の制御ポートたる3つの上アーム用制御ポートと3つの下アーム用制御ポートとを有して、3個の上アーム用制御ポートは、信号線53a、53b、53cに接続され、3個の下アーム用制御ポートは、信号線53d、53e、53fに接続されている。3個の信号線53a、53b、53cは、抵抗54a、54b、54c及び信号線55a、55b、55cを介してファンモータ用インバータ回路48のU、V、W相の上アーム(IGBTのゲート)に接続され、3個の信号線53d、53e、53fは、抵抗54d、54e、54f及び信号線55d、55e、55fを介してファンモータ用インバータ回路48のU、V、W相の下アーム(IGBTのゲート)に接続されている。
更に、3個の信号線53a、53b、53cは、抵抗56a、56b、56c及び信号線57d、57e、57fを介してポンプモータ用インバータ回路50のU、V、W相の上アーム(IGBTのゲート)に接続され、3個の信号線53d、53e、53fは、抵抗56d、56e、56f及び信号線57d、57e、57fを介してポンプモータ用インバータ回路50のU、V、W相の下アーム(IGBTのゲート)に接続されている。
而して、信号線55aないし55fは、半導体スイッチング素子たるNPN形のトランジスタ58aないし58fを夫々介してアースされ、信号線57aないし57fは、半導体スイッチング素子たるNPN形のトランジスタ59aないし59fを夫々介してアースされている。更に、信号切換制御用のNPN形のトランジスタ(半導体スイッチング素子)60、61は、各ベースがサブマイクロコンピュータ16の制御ポートに接続され、各エミッタがアースされており、トランジスタ60のコレクタは、トランジスタ58aないし58fのベースに接続され、トランジスタ61のコレクタは、トランジスタ59aないし59fのベースに接続されている。以上の、抵抗54aないし54f、トランジスタ58aないし58f、抵抗56aないし56f、トランジスタ59aないし59f及びトランジスタ60、61は、信号切換手段たる信号切換回路62を構成する。
サブマイクロコンピュータ16においては、3つの信号入力ポートには、ファンモータ用インバータ回路48のシャント抵抗49で検出した各相の電流が電圧信号として入力され、他の3つの信号入力ポートには、ポンプモータ用インバータ回路50のシャント抵抗51で検出した各相の電流が電圧信号として入力されるようになっている。これにより、サブマイクロコンピュータ16は、ファンモータ用インバータ回路48のシャント抵抗49及びポンプモータ用インバータ回路50のシャント抵抗51からの信号に基づいてベクトル制御により、ファンモータ37及びポンプモータ38のロータの回転位置を検出しファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50をPWM制御して、ファンモータ37及びポンプモータ38を設定速度に制御するようになっている。
以上のように、メインマイクロコンピュータ15は、洗濯機モータ27を制御し、サブマイクロコンピュータ16は、ファンモータ37、ポンプモータ38を制御するが、洗濯機1には、この他に、洗濯機負荷として図示しない給水弁、排水弁及びヒータ30などがあり、これらは、メインマイクロコンピュータ15によって駆動回路(図示せず)を介して制御されるようになっている。
尚、ファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50は、図4に示すように、放熱手段たる放熱性のよい金属例えばアルミニウム製の放熱器63によって放熱冷却されるようになっている。即ち、放熱器63は、垂直な放熱板63a、63bと、これらを連結する水平な連結板63cとから構成されている。そして、冷却器63の一方の放熱板63aに、ファンモータ用インバータ回路48を構成する6個のIGBTが付設され、他方の放熱板63bに、ポンプモータ用インバータ回路50を構成する6個のIGBTが付設されている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
制御手段たるメインマイクロコンピュータ15及びサブマイクロコンピュータ16に直流電源が供給されると、メインマイクロコンピュータ15及びサブマイクロコンピュータ16の制御の基に次のような洗濯運転が実行される。
最初に、メインマイクロコンピュータ15の制御による洗い及びすすぎの行程の運転が開始される。この運転では、メインマイクロコンピュータ15の制御により、給水弁から注水ケース29を経て水槽18内に給水する動作が行われ、続いて、洗濯機モータ27が駆動されることにより、ドラム19が低速で正逆両方向に交互に回転されて、洗い及びすすぎが行なわれる。
ここで、サブマイクロコンピュータ16は、信号切換回路62のトランジスタ60にロウレベルの信号を与えてオフさせ、トランジスタ61にハイレベルの信号を与えてオンさせる。このトランジスタ60のオフにより、ファンモータ用インバータ回路48側のトランジスタ58aないし58fがオンされ(信号線55aないし55fがアースに接続され)、トランジスタ61のオンにより、ポンプモータ用インバータ回路50側のトランジスタ59aないし59fがオフされる。そして、サブマイクロコンピュータ16は、ポンプモータ用インバータ回路50のシャント抵抗51の検出信号に基づきPWM信号を生成してポンプモータ用インバータ回路50の上下のアームに与えて制御し、循環ポンプ33を駆動する。これにより、水槽18内の洗濯水は、循環経路43を経て噴出口42からドラム19内に噴射される。
メインマイクロコンピュータ15は、すすぎの行程の運転が終了すると、次に、脱水の行程を実行する。メインマイクロコンピュータ15は、この脱水の行程では、洗濯機モータ27によりドラム19を高速度で一方向に回転させ、その遠心力により洗濯物の脱水を行なわせる。
その後、メインマイクロコンピュータ15及びこれより指令を受けたサブマイクロコンピュータ16の制御により乾燥の行程の運転が実行される。この乾燥の行程では、メインマイクロコンピュータ15は、洗濯機モータ27によりドラム19を低速度で正逆両方向に回転させる。サブマイクロコンピュータ16は、信号切換回路62のトランジスタ60にハイレベルの信号を与えてオンさせ、トランジスタ61にロウレベルの信号を与えてオフさせる。
このトランジスタ60のオンにより、ファンモータ用インバータ回路48側のトランジスタ58aないし58fがオフされ、トランジスタ61のオフにより、ポンプモータ用インバータ回路50側のトランジスタ59aないし59fがオンされる(信号線57aないし57fがアースに接続される。)。そして、サブマイクロコンピュータ16は、ファンモータ用インバータ回路48のシャント抵抗49の検出信号に基づきPWM信号を生成してファンモータ用インバータ回路48の上下のファームに与えて制御し、送風ファン31を駆動する。これにより、温風装置22が稼動されて、吹出口32aから温風を水槽18内に供給してドラム19内の洗濯物の乾燥を行なう。
このような本実施例によれば、洗濯機負荷を駆動する複数の駆動モータのうちの主たる洗濯機モータ27の洗濯機モータ用インバータ回路46をメインマイクロコンピュータ15により制御し、その他の駆動モータたるファンモータ37のファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ33のポンプモータ用インバータ回路50をサブマイクロコンピュータ16より制御するようにしたので、1つのマイクロコンピュータによって全体を制御する場合に比して、マイクロコンピュータの処理を迅速になし得、構成のを簡素化を図り得て、コストダウンを図ることができる。
又、信号切換回路62は、サブマイクロコンピュータ16からファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50に与えられる制御信号が流れる制御側に設けられているので、従来のような大きな負過電流を流す必要がなく、従って、信号切換回路62として電流容量の小なる半導体スイッチング素子を用いることができて、振動による誤動作の虞がなくなる。
尚、本実施例では、ファンモータ用インバータ回路48のIGBT及びポンプモータ用インバータ回路50のIGBTを1つの放熱器63の放熱板63a及び63bに付設するようにしたので、放熱機構の簡素化を図ることができて、コストダウンを図ることができる。
(第2の実施例)
図5は、本発明の第2の実施例であり、前記第1の実施例(図2)と同一部分には同一符号を付して示す。
この第2の実施例においては、信号切換回路62に代わる信号切換手段たる信号切換回路64は、ファンモータ用インバータ回路48のU、V、W相の上アーム側(信号線55aないし55c側)の抵抗54aないし54c及びトランジスタ58aないし58cと、ポンプモータ用インバータ回路50のU、V、W相の上アーム側(信号線57aないし57c側)の抵抗56aないし56c及びトランジスタ59aないし59cと、及びトランジスタ60、61とから構成されている。
従って、この第2の実施例においては、洗い、すすぎの行程時と乾燥の行程時とは、ポンプモータ用インバータ回路50及びファンモータ用インバータ回路48に対して上アームのみにPWM信号を切換え供給し、下アームには同時に信号を供給するようになるが、実質的に有効化されるのは上アーム側の信号であるので、問題はなく、むしろ、信号切換回路64の回路構成が簡単になる利点がある。
(第3の実施例)
図6は、本発明の第3の実施例であり、上記第2の実施例(図5)と同一部分には同一符号を付して示す。
この第3の実施例においては、シャント抵抗49及び51の代わりに、ファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50共通(共用)の電流検出手段たるシャント抵抗65(各U、V、W相のシャント抵抗65u、65v、65w)が設けられている。
更に、各相のシャント抵抗65u、65v、65wの検出信号は、レベル切換手段としてのレベル切換回路66のオペアンプ67、68、69の正(+)入力端子に与えられるようになっている。オペアンプ67、68、69は、その負(−)入力端子に、サブマイクロコンピュータ16の制御ポートからの制御信号により動作されるスイッチ制御回路70により切換えられる切換スイッチ71よって選択される抵抗値の異なる抵抗が接続されて、増幅率が変更されるようになっている。そして、このように、増幅率が変更されるオペアンプ67、68、69の出力信号は、サブマイクロコンピュータ16の1組(3つ)の入力ポートに与えられる。
而して、洗い、すすぎの行程において駆動されるポンプモータ38には、通常例えば300mAの電流が流れ、乾燥の行程において駆動されるファンモータ37には、通常例えば2Aの電流が流れる。この場合、本実施例のように、ファンモータ用インバータ回路48及びポンプモータ用インバータ回路50に共通のシャント抵抗65を設けるようにしたのでは、回路構成は簡単にはなるが、サブマイクロコンピュータ16の入力ポートに与える信号レベルの大きさが著しく異なり、信号処理が困難になる。
そこで、本実施例では、ファンモータ用インバータ回路48の運転時とポンプモータ用インバータ回路50の運転時とでオペアンプ67ないし69の増幅率を変更し、以て、サブマイクロコンピュータ16の入力ポートに対する入力信号レベルを同レベルに変更するようにしたものである。
尚、本発明は、上記し且つ図面に示す実施例に限定されるのではなく、次のような変形、拡張が可能である。
第3の実施例のレベル切換回路は、第1及び第2の実施例に適用してもよい。
上記実施例では、サブマイクロコンピュータにより制御される2つの駆動モータとして、ファンモータ及びポンプモータを例示したが、これ以外でも、同時に駆動されるモータ以外であれば他の2つの駆動モータであってもよい。
乾燥機能を有しないドラム式洗濯機にも適用でき、更には、洗濯機全般に適用することができる。
図面中、1はドラム式洗濯機(洗濯機)、15はメインマイクロコンピュータ(制御手段)、16はサブマイクロコンピュータ(制御手段)、18は水槽、19はドラム(洗濯機負荷)、27は洗濯機モータ(駆動モータ)、31は送風ファン(洗濯負荷)、33は循環ポンプ(洗濯機負荷)、37はファンモータ(駆動モータ)、38はポンプモータ(駆動モータ)、46は洗濯機モータ用インバータ回路、47はシャント抵抗(電流検出手段)、48はファンモータ用インバータ回路、49はシャント抵抗(電流検出手段)、50はポンプモータ用インバータ回路、51はシャント抵抗(電流検出手段)、62は信号切換回路(信号切換手段)、64は信号切換回路(信号切換手段)、65はシャント抵抗(電流検出手段)、66はレベル切換回路(レベル切換手段)を示す。

Claims (4)

  1. 洗濯運転を実行するための洗濯機負荷を駆動するブラシレスモータからなる複数の駆動モータと、
    これらの駆動モータを夫々駆動する複数のインバータ回路と、
    これらの複数のインバータ回路に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段における前記複数のインバータ回路のうちの2つのインバータ回路に対応する検出電流に基づいて当該2つのインバータ回路に制御信号を与えるための制御手段と、
    この制御手段からの制御信号を前記2つのインバータ回路に切換え供給する信号切換手段と
    を備え、
    前記制御手段は、メインマイクロコンピュータおよびサブマイクロコンピュータを備え、
    前記メインマイクロコンピュータは、前記複数の駆動モータのうち主たる駆動モータを駆動する前記インバータ回路の動作を単独で制御し、
    前記サブマイクロコンピュータは、前記複数の駆動モータのうち前記主たる駆動モータとは異なる他の2つの駆動モータを駆動する前記2つのインバータ回路の動作を切換え制御することを特徴とする洗濯機。
  2. 信号切換手段は、インバータ回路の上アームに与えられる制御信号を切換え供給することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 電流検出手段は、2つのインバータ回路に共通に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 電流検出手段の検出レベルを2つのインバータ回路毎に切換えるレベル切換手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯機。
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