JP2001224887A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2001224887A JP2000036588A JP2000036588A JP2001224887A JP 2001224887 A JP2001224887 A JP 2001224887A JP 2000036588 A JP2000036588 A JP 2000036588A JP 2000036588 A JP2000036588 A JP 2000036588A JP 2001224887 A JP2001224887 A JP 2001224887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄能力に優れたドラム式洗濯機を提供する
こと。 【解決手段】 制御装置は洗い時にドラムを正方向へ高
速度で回転させ、逆方向へ低速度で回転させる。このた
め、ドラムが高速度で正転することに基づいて洗濯物の
撹拌頻度が増え、ドラムが逆転することに基づいて洗濯
物の絡みがほぐされるので、洗浄能力が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムを横軸回り
に回転させることに基づいてドラム内の洗濯物を撹拌す
るドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記ドラム式洗濯機に
は、洗い時にドラムを正逆両方向へ回転させる構成のも
のがある。この構成の場合、洗濯物の絡みをほぐす程度
のことしかできないので、洗浄能力の点で改善の余地が
残されている。
【0003】上記ドラム式洗濯機には、水受槽の貫通孔
を通してダクト内に空気を吸引し、ダクト内で温風化し
て水受槽内に放出する構成のものがある。この構成の場
合、洗い時にドラムの回転に基づいて水面が傾斜する
と、洗剤分による泡が貫通孔を通してダクト内に押出さ
れる。すると、ダクト内の泡がすすぎ時に水受槽内に逆
流し、洗い後の洗濯物に付着するので、洗浄能力が低下
する虞れがある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、優れた洗浄能力を有するドラム式洗
濯機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のドラム式
洗濯機は、洗濯用の水が注入される水受槽と、前記水受
槽内に収納され洗濯物が投入されるドラムと、前記ドラ
ムを横軸回りに回転操作する洗濯モータと、前記洗濯モ
ータを駆動制御することに基づいて前記ドラムの回転状
態を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が洗い時
に前記ドラムを正逆両方向へ差異を付けて回転させると
ころに特徴を有している。請求項2記載のドラム式洗濯
機は、制御手段が洗い時にドラムを正方向へ逆方向より
長時間回転させるところに特徴を有している。請求項1
および2記載の手段によれば、洗い時にドラムを正方向
へ高速回転または長時間回転等させることに基づいて洗
濯物の撹拌力を高め、ドラムを逆方向へ低速回転または
短時間回転等させることに基づいて洗濯物の絡みをほぐ
すことができるので、洗浄能力が高まる。
【0006】請求項3記載のドラム式洗濯機は、制御手
段が洗い時にドラムを正方向へ洗濯物がドラムの内周面
に張付く高速度で回転させ、逆方向へ洗濯物が落下する
低速度で回転させるところに特徴を有している。請求項
3記載の手段によれば、ドラム内に洗濯物が落下できな
い程度に詰まっている場合でも洗濯物の変形が遠心力で
促されるので、撹拌効果が生じ、正転時の洗浄性能が高
まる。請求項4記載のドラム式洗濯機は、制御手段が洗
い時にドラムを正方向へ逆方向より大きなエネルギーで
回転させ、水受槽の底部のうち前記ドラムの逆転側に偏
心した部分に貫通孔が設けられているところに特徴を有
している。請求項4記載の手段によれば、水受槽のうち
ドラムの逆転側に偏心する部分に貫通孔が設けられてい
るので、貫通孔から押出される泡量が少なくなる。この
ため、すすぎ時等に水受槽内に逆流する泡量が少なくな
るので、洗い後の洗濯物に付着する泡量が低減され、洗
浄能力が高まる。
【0007】請求項5記載のドラム式洗濯機は、制御手
段が洗濯環境に応じてドラムの正転状態および逆転状態
の少なくとも一方を変えるところに特徴を有している。
上記手段によれば、例えば洗濯環境の違いによる泡の発
生量に違いに応じてドラムの逆転状態を変えることがで
きので、泡の絶対的な押出量が洗濯環境の違いが原因で
増えることが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図7に基づいて説明する。まず、図5において、
キャビネット1は鋼板を矩形箱状に組合せることに基づ
いて形成されたものであり、キャビネット1の前板には
円形状の開口部2が形成されている。また、キャビネッ
ト1の前板には円形状の扉3が回動可能に装着されてお
り、開口部2は扉3の回動操作に基づいて開閉される。
【0009】キャビネット1の底板には、図4に示すよ
うに、複数のアブソーバ4のシリンダ5が固定されてい
る。これら複数のアブソーバ4のロッド6にはブラケッ
ト7が固定されており、ブラケット7には水受槽8が固
定されている。この水受槽8は後面が閉塞された円筒状
をなすものであり、図5に示すように、軸心線9が後方
へ向うに従って下降するように傾斜配置されている。
【0010】水受槽8の最底部には円筒状の排水口10
が固定されており、排水口10は排水ホース11を介し
てキャビネット1の外部に通じている。また、排水口1
0には排水弁12が装着されている。この排水弁12は
バルブモータ(図示せず)を駆動源とするものであり、
排水口10はバルブモータの正逆転に応じて排水弁12
が開放状態および閉鎖状態に切換わることに基づいて開
閉される。
【0011】水受槽8の後面には洗濯モータ13が装着
されており、洗濯モータ13の回転軸14には水受槽8
内に位置してドラム15が固定されている。この洗濯モ
ータ13はアウタロータ形の三相DCブラシレスモータ
からなるものであり、洗濯モータ13の駆動時にはドラ
ム15が回転軸14と一体的に回転する(ダイレクトド
ライブ方式)。このドラム15は後面が閉塞された円筒
状をなすものであり、水受槽8と同軸な前上りの傾斜状
態にされている。
【0012】水受槽8の前板およびドラム15の前板に
は円形状の開口部16および開口部17が形成されてお
り、水受槽8の開口部16とキャビネット1の開口部2
との間には筒状のベロー18が介在されている。このベ
ロー18は開口部2と開口部16との間を水密に連結す
るものであり、ドラム15内には扉3の開放状態でキャ
ビネット1の開口部2から水受槽8の開口部16および
ドラム15の開口部17を通して洗濯物(図示せず)が
投入される。
【0013】ドラム15の内周面には突状をなす複数の
バッフル19が設けられており、ドラム15が通常の洗
い速度(例えば60rpm以下)で回転するときには洗
濯物がバッフル19により上方へ持上げられて下方へ落
下し(たたき洗い)、ドラム15が高速な洗い速度(例
えば60rpm超)で回転するときには洗濯物がドラム
15の内周面に遠心力で張付く(しぼり洗い)。また、
ドラム15の周板には全域に渡って複数の脱水孔20が
形成されており、ドラム15の内部は複数の脱水孔20
を介して水受槽8内に通じている。
【0014】キャビネット1の後板には、図6に示すよ
うに、上端部に位置して電磁式の給水弁21が固定され
ている。この給水弁21は入力ポート22,注水出力ポ
ート23,除湿出力ポート24を有するものであり、入
力ポート22は注水ホース25を介して水道の蛇口(図
示せず)に接続されている。尚、給水弁21の入力ポー
ト22は常時開放状態にあり、給水弁21は注水出力ポ
ート23および除湿出力ポート24の双方が閉鎖された
閉鎖状態,注水出力ポート23のみが閉鎖された第1の
開放状態,除湿出力ポート24のみが閉鎖された第2の
開放状態に切換わる。
【0015】キャビネット1の天板には給水弁21の前
方に位置して洗剤ケース26が固定されている。この洗
剤ケース26の最底部には注水口27が設けられてお
り、注水口27は水受槽8内に挿入されている。この洗
剤ケース26は水道水ホース28を介して給水弁21の
注水出力ポート23に接続されており、注水出力ポート
23の開放時には水道の蛇口から水道水ホース28を通
して洗剤ケース26内に水道水が流入し、注水口27を
通して水受槽8内に注入される。
【0016】キャビネット1の後板には給水弁21の側
方に位置して給水ポンプ29が固定されている。この給
水ポンプ29はポンプモータ30(図3参照)を駆動源
とする自吸水式のものであり、給水ポンプ29の吸水口
31には風呂水ホース(図示せず)の一端部が接続され
ている。この風呂水ホースの他端部は風呂桶(図示せ
ず)内に挿入されており、ポンプモータ30の駆動時に
は風呂水が風呂水ホースを通して給水ポンプ29内に汲
み上げられる。
【0017】給水ポンプ29の吐水口は風呂水中継ホー
ス32を介して洗剤ケース26に接続されており、ポン
プモータ30の駆動時には給水ポンプ29内の風呂水が
風呂水中継ホース32を通して洗剤ケース26内に供給
され、洗剤ケース26の注水口27を通して水受槽8内
に注入される。
【0018】水受槽8内には、図5に示すように、底部
に位置して温水ヒータ33が固定されており、温水ヒー
タ33の発熱時には水受槽8内の水が加熱されることに
基づいて温水化される。また、水受槽8内には底部に位
置して水温センサ34(図3参照)が固定されている。
この水温センサ34はサーミスタからなるものであり、
水受槽8内の水温に応じたレベルの水温信号を出力す
る。
【0019】キャビネット1内には、図6に示すよう
に、水位センサ35が配設されている。この水位センサ
35は円筒状をなすコイルの内周部に導電性のポールを
軸方向へスライド可能に挿入し、水受槽8内の水位に応
じてポールをスライドさせることに基づいてポールのコ
イルに対する軸方向のラップ量(インダクタンス)を変
化させるものであり、ポールとコイルとのラップ量に応
じた(水受槽8内の水位に応じた)周波数の水位信号を
出力する。
【0020】キャビネット1内には乾燥装置36が配設
されている。この乾燥装置36は水受槽8内に高温度の
乾燥空気を注入することに基づいて洗濯物の乾燥を促す
ものであり、次のように構成されている。
【0021】<乾燥装置36について>水受槽8の後板
には、図4に示すように、円形状の吸気口37が形成さ
れている。この吸気口37は貫通孔に相当するものであ
り、水受槽8の左右方向中心部から右側に偏心した部分
に位置している。また、水受槽8の後面には円弧状のダ
クトカバー38が固定されている。このダクトカバー3
8は水受槽8の後面と協働して通路状のダクトを構成す
るものであり、吸気口32はダクトカバー38内の下端
部に開口している。尚、符号39は水受槽8の左右方向
中心部を示す中心線である。
【0022】ダクトカバー38の上端部にはファンケー
シング40が固定されている。このファンケーシング4
0は前面に吐気口を有し且つ下面に吸気口(いずれも図
示せず)を有する渦巻き形のものであり、ダクトカバー
38の上端部はファンケーシング40の吸気口に接続さ
れている。このファンケーシング40内には、図6に示
すように、ファン41が収納されており、ファン41の
回転軸42には小プーリー43が固定されている。
【0023】水受槽8の上面にはファンモータ44が固
定されている。このファンモータ44はコンデンサ誘導
モータからなるものであり、ファンモータ44の回転軸
45には大プーリー46が固定されている。これら大プ
ーリー46と小プーリー43との間にはベルト47が掛
渡されており、ファンモータ44の駆動時にはファン4
1が回転し、水受槽8内の空気が吸気口37からダクト
カバー38内を通してファンケーシング40内に吸引さ
れる。
【0024】水受槽8の上面にはファンケーシング40
の前方に位置してヒータケース48が固定されている。
このヒータケース48内はファンケーシング40の吐気
口に接続されており、ファンケーシング40内に吸引さ
れた空気はヒータケース48内に流入する。このヒータ
ケース48内には温風ヒータ49が収納されており、ヒ
ータケース48内に流入した空気は温風ヒータ49によ
り加熱されることに基づいて温風化される。
【0025】水受槽8の前面には、図5に示すように、
筒状のダクト50が固定されており、ダクト50の一端
部はヒータケース48に接続されている。このダクト5
0の他端部は水受槽8内に通じており、ヒータケース4
8内で生成された温風はダクト50を通して水受槽8内
に放出される。
【0026】給水弁21の除湿出力ポート24には、図
6に示すように、除湿ホース51の一端部が接続されて
いる。この除湿ホース51の他端部はダクトカバー38
内の上端部に接続されており、除湿出力ポート24の開
放時には水道の蛇口から除湿ホース51を通してダクト
カバー38内に水道水が注入される。乾燥装置36は以
上のように構成されている。
【0027】キャビネット1の前板には、図5に示すよ
うに、操作パネル52が固定されており、操作パネル5
2の後面には回路ボックス(図示せず)が装着されてい
る。この回路ボックス内には回路基板(図示せず)が収
納されており、回路基板にはマイクロコンピュータを主
体に構成された制御装置53(図3参照)およびドライ
ブ回路54(図3参照)が搭載されている。
【0028】制御装置53は制御手段に相当するもので
あり、制御装置53の入力端子には、図3に示すよう
に、水温センサ34および水位センサ35が電気的に接
続され、制御装置53の出力端子にはドライブ回路54
を介して排水弁12,給水弁21,ポンプモータ30,
温水ヒータ33,ファンモータ44,温風ヒータ49が
電気的に接続されている。
【0029】ドライブ回路54はインバータ回路部(図
示せず)を有している。このインバータ回路部は6個の
IGBTをブリッジ接続してなるものであり、洗濯モー
タ13はインバータ回路部に電気的に接続されている。
【0030】制御装置53の入力端子には回転センサ5
5が電気的に接続されている。この回転センサ55は洗
濯モータ13のU相のステータコイルに対応するホール
ICとV相のステータコイルに対応するホールICとか
ら構成されたものであり、洗濯モータ13の回転時には
U相のホールICおよびV相のホールICがロータマグ
ネットを検出することに基づいてU相の位置信号および
V相の位置信号を出力し、制御装置53はU相の位置信
号およびV相の位置信号を演算処理することに基づいて
W相の位置信号を生成する。
【0031】制御装置53はPWM信号生成回路,通電
信号生成回路,波形合成回路(いずれも図示せず)を有
している。このうちPWM信号生成回路はU相の位置信
号〜W相の位置信号に基づいて速度検出信号を生成する
速度検出部,速度指令信号と速度検出信号とに基づいて
電圧指令を生成する電圧指令生成部を有するものであ
り、電圧指令を三角波キャリア信号と比較することに基
づいてPWM信号を生成する。尚、速度指令信号は制御
装置53がROMに予め記録されたデータに基づいて生
成するものである。
【0032】通電信号生成回路はU相の位置信号〜W相
の位置信号に基づいて6個の通電信号を生成する。これ
ら6個の通電信号はインバータ回路部の6個のIGTに
対して通電相の切換タイミングを個別に確定するもので
あり、波形合成回路は6個の通電信号とPWM信号とを
波形合成することに基づいて6個のIGBTに対して個
別に駆動信号を生成する。そして、各IGBTを駆動信
号に基づいて個別にオンオフ制御し、洗濯モータ13に
オンオフ制御された三相交流電圧を印加することに基づ
いて洗濯モータ13を速度指令信号に応じた速度で回転
させる。
【0033】制御装置53の入力端子には、図3に示す
ように、スタートスイッチ56および複数の設定スイッ
チ57が電気的に接続されている。これらスタートスイ
ッチ56および複数の設定スイッチ57は操作パネル5
2の前面に装着されたものであり、制御装置53は設定
スイッチ57からの出力信号に基づいて設定スイッチ5
7の操作内容を検出し、操作内容の検出結果に基づいて
洗い時間,すすぎ回数,脱水時間,洗濯コース,乾燥コ
ースを設定したり、温水使用モードの有無および風呂水
使用モードの有無を判断する。
【0034】次に上記構成の作用について説明する。
尚、下記動作は制御装置53がROMに予め記録された
制御プログラムに基づいて実行するものである。制御装
置53は電源が投入されると、図1の(a)のステップ
S1へ移行し、下記〜に代表される初期化処理を行
う。
【0035】洗い時間,すすぎ回数,脱水時間,乾燥
時間を標準値に設定する(標準コースの設定)。 風呂水使用モードを無しに設定する。 温水使用モードを無しに設定する。 排水弁12を閉鎖し、給水弁21の注水出力ポート2
3および除湿出力ポート24を閉鎖する。
【0036】制御装置53はステップS2で設定スイッ
チ57の操作を検出すると、ステップS3へ移行し、設
定スイッチ57の操作内容に応じた設定処理動作を実行
する。この後、ステップS4でスタートスイッチ56の
操作を検出すると、運転指令があったと判断してステッ
プS5へ移行する。
【0037】制御装置53はステップS5へ移行する
と、給水弁21の注水出力ポート23を開放し、水位セ
ンサ35からの水位信号が設定水位に達するまで水受槽
8内に水道水を注入する。尚、制御装置53は風呂水使
用モードの設定時にはステップS5でポンプモータ30
に駆動電源を与え、水位センサ35からの水位信号が設
定水位に達するまで水受槽8内に風呂水を注入する。ま
た、温水使用モードが設定されているときには温水ヒー
タ33を駆動制御することに基づいて水受槽8内の水を
30℃以上の設定温度に加熱する。
【0038】制御装置53は水受槽8内に設定水位の水
を注入すると、ステップS6へ移行し、運転指令の検出
から洗い時間が経過したかを判断する。この洗い時間は
標準コースの設定時には標準値(例えば15分)に設定
され、洗い時間設定用の設定スイッチ57が操作された
ときには当該設定スイッチ57の操作内容に応じて設定
されるものであり、制御装置53はステップS6で洗い
時間が経過していないことを検出すると、ステップS7
へ移行する。
【0039】制御装置53はステップS7へ移行する
と、水温センサ34からの水温信号に基づいて水受槽8
内の水温Tを検出する。そして、検出水温Tを予め記録
された基準値To(例えば30°C)と比較し、「検出
水温T>基準値To」であるときにはステップS8へ移
行し、「検出水温T≦基準値To」であるときにはステ
ップS9へ移行する。
【0040】制御装置はステップS8へ移行すると、下
記の高温用の回転パターンをROMから読出し、ステッ
プS6,S7,S8を繰返す。そして、ステップS6で
洗い時間の経過を検出したり、ステップS7で検出水温
の低下を検出するまでは高温用の回転パターンに基づい
て速度指令信号を設定し、速度指令信号に応じた駆動信
号をインバータ回路に出力することに基づいて洗濯モー
タ13およびドラム15を高温用の回転パターンで回転
させる。
【0041】<高温用の回転パターンについて> 洗濯モータ13を図4の矢印A方向(正方向)へ50
rpmの速度で16秒間だけ回転させる。 洗濯モータ13に直流制動等の電気的な制動力を印加
することに基づいて4秒間だけ停止させる。 洗濯モータ13を図4の矢印B方向(逆方向)へ40
rpmの速度で16秒間だけ回転させる。 洗濯モータ13に直流制動等の電気的な制動力を印加
することに基づいて4秒間だけ停止させる。尚、図1の
(b)の実線は高温用の回転パターンを示すものであ
る。
【0042】制御装置53は図1の(a)のステップS
9へ移行すると、下記の低温用の回転パターンをROM
から読出し、ステップS6,S7,S9を繰返す。そし
て、ステップS6で洗い時間の経過を検出したり、ステ
ップS7で検出水温の上昇を検出するまでは低温用の回
転パターンに基づいて速度指令信号を設定し、速度指令
信号に応じた駆動信号をインバータ回路に出力すること
に基づいて洗濯モータ13およびドラム15を低温用の
回転パターンで回転させる。
【0043】<低温用の回転パターンについて> 洗濯モータ13を正方向へ50rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13に電気的な制動力を印加することに基
づいて4秒間だけ停止させる。 洗濯モータ13を逆方向へ45rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13に電気的な制動力を印加することに基
づいて4秒間だけ停止させる。尚、図1の(b)の二点
鎖線は低温用の回転パターンを示すものである。
【0044】制御装置53は図1の(a)のステップS
6で洗い時間の経過を検出すると、ステップS10へ移
行し、洗濯モータ13に電気的な制動力を印加すること
に基づいて回転停止させる。そして、ステップS11へ
移行し、排水弁12を開放することに基づいて水受槽8
内の水を機外へ排出する。
【0045】制御装置53は水受槽8内の水を排出する
と、ステップS12へ移行し、脱水を行う。この脱水は
排水弁12の開放状態で洗濯モータ13を正方向へしぼ
り洗い時以上の速度で高速回転させるものであり、脱水
時には洗濯物から遠心力で放出された水が複数の脱水孔
20を通して水受槽8内に放出され、排水弁12を通し
て機外へ排出される。
【0046】制御装置53は脱水を終えると、ステップ
S13のすすぎ工程へ移行する。このすすぎ工程は、図
2に示すように、注水,すすぎ,排水,脱水,注水,す
すぎ,排水からなるものであり、注水時には、上述した
ように、水受槽8内に設定水位の水道水または風呂水が
注入され、すすぎ時には水道水または風呂水の注入状態
でドラム15が回転することに基づいて洗濯物がたたき
洗い時の形態で撹拌される。また、排水時には排水弁1
2の開放に基づいて水受槽8内の水が機外へ排出され、
脱水時にはドラム15の高速回転に基づいて洗濯物から
機外へ水が放出される。
【0047】制御装置53はすすぎ工程を終えると、図
1の(a)のステップS14の脱水工程へ移行する。こ
の脱水工程は、上述したように、ドラム15を高速回転
させることに基づいて洗濯物から機外へ水を放出するも
のであり、制御装置53は脱水工程を終えると、ステッ
プS15の乾燥工程へ移行する。この乾燥工程はファン
モータ44および温風ヒータ49の駆動状態で給水弁2
1の除湿出力ポート24を開放するものであり、乾燥工
程時にはダクトカバー38内,ヒータケース48内,ダ
クト50内を通して水受槽8内に温風が注入される。こ
のとき、水道の蛇口からダクトカバー38内に水道水が
注入され、ダクトカバー38内の高温多湿の空気が低温
度の水道水に触れることに基づいて除湿される。
【0048】上記第1実施例によれば、洗い時にドラム
15を正方向(図4の矢印A方向)へ高速回転させ、逆
方向(図4の矢印B方向)へ低速回転させることに基づ
いて正逆両方向へ差異を付けて回転させた。このため、
ドラム15が高速度で正転することに基づいて洗濯物の
撹拌頻度(落下頻度)が増え、ドラム15が逆転するこ
とに基づいて洗濯物の絡みがほぐされるので、洗浄能力
が高まる。
【0049】また、水受槽8の底部のうちドラム15の
逆転側(矢印B方向側)に偏心した部分に吸気口37を
設けた。このため、ドラム15の逆転時に水受槽8内の
水面が傾斜することに基づいて吸気口37からダクトカ
バー38内に洗剤分による泡が押出されるものの、ドラ
ム15の逆転速度が正転速度より遅いので、泡の押出量
が少なくて済む。従って、すすぎ時にダクトカバー38
内から水受槽8内に逆流する泡量が少なくなるので、洗
い後の洗濯物に付着する泡量が低減され、洗浄能力が高
まる。これと共に、乾燥時に温風に乗って温風ヒータ4
9等の電装部品に付着する泡量も少なくなるので、電装
部品の耐久性が高まる。
【0050】また、水受槽8内の水温が高いときには低
い場合に比べてドラム15の逆転速度を遅くしたので、
高水温時には低水温時に比べて泡の発生量が多くなるも
のの泡の押出率が抑えられる。このため、洗濯環境(水
温)の違いが原因で泡の絶対的な押出量が増えることが
防止されるので、泡の付着が原因で洗浄能力が低下する
ことが防止される。
【0051】図7は水受槽8内の水温と泡の発生量との
関係を実線で示し、水受槽8内の水温と洗浄力との関係
を破線で示す実験結果である。同図から明らかなよう
に、水温が30°C〜50°Cの間は泡の発生量が特に
多いので、30°Cを基準値としてドラム15の逆転時
の回転速度を遅くすれば泡の押出量が効果的に少なくな
ることが分かる。
【0052】また、洗い運転直後の脱水時にドラム15
を正方向へ高速回転させた。このため、洗い時に洗濯物
に付着した泡が吸気口37からダクトカバー38内に侵
入し難くなるので、この点からも泡の付着が原因で洗浄
能力が低下することが防止される。
【0053】次に本発明の第2実施例を図8に基づいて
説明する。制御装置53は図8の(a)のステップS5
で水受槽8内に設定水位の水道水または風呂水を注入す
ると、ステップS20へ移行し、水温センサ34からの
水温信号に基づいて水受槽8内の水温Tを検出する。そ
して、検出水温Tを設定値(例えば30°C)と比較
し、「検出水温T>30°C」であるときにはステップ
S21へ移行し、「検出水温T≦30°C」であるとき
にはステップS22へ移行する。
【0054】制御装置はステップS21へ移行すると、
下記の高温用の回転パターンをROMから読出し、ステ
ップS21およびS23を繰返す。そして、ステップS
23で補正時間(洗い時間−設定値5分)の経過を検出
するまでは高温用の回転パターンに基づいて速度指令信
号を設定し、速度指令信号に応じた駆動信号をインバー
タ回路部に出力することに基づいて洗濯モータ13およ
びドラム15を高温用の回転パターンで回転させる。
【0055】<高温用の回転パターンについて> 洗濯モータ13を正方向へ50rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。 洗濯モータ13を逆方向へ40rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。尚、図8の
(b)の実線は高温用の回転パターンを示すものであ
る。
【0056】制御装置53は図8の(a)のステップS
22へ移行すると、下記の低温用の回転パターンをRO
Mから読出し、ステップS22およびS24を繰返す。
そして、ステップS24で洗い時間の経過を検出するま
では低温用の回転パターンに基づいて速度指令信号を設
定し、速度指令信号に応じた駆動信号をインバータ回路
部に出力することに基づいて洗濯モータ13およびドラ
ム15を低温用の回転パターンで回転させる。
【0057】<低温用の回転パターンについて> 洗濯モータ13を正方向へ50rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。 洗濯モータ13を逆方向へ45rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。尚、図8の
(b)の二点鎖線は低温用の回転パターンを示すもので
ある。
【0058】上記第2実施例によれば、泡が発生し易い
高水温時の洗い時間を低水温時に比べて短縮することに
基づいて高水温時のドラム15の逆転時間を低水温時に
比べて短くした。このため、泡の絶対的な押出量が洗濯
環境(水温)の違いが原因で増えることが防止されるの
で、泡の付着が原因で洗浄能力が低下することが防止さ
れる。
【0059】尚、上記第1および第2実施例において
は、水温が高いときの洗濯モータ13の正転時間および
逆転時間を同一値に設定し、水温が高いときの洗濯モー
タ13の正転速度および逆転速度に差異を付けたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば下記またはの
ように構成しても良い。下記またはの場合にも泡の
押出量が少なくなるので、洗い後の洗濯物に付着する泡
量が低減され、洗浄能力が高まる。
【0060】水温が高いときの洗濯モータ13の正転
速度および逆転速度を同一の「45rpm」に設定し、
正転時間および逆転時間を「16秒」および「10秒」
に変える。 水温が高いときの洗濯モータ13の正転速度および逆
転速度を「50rpm」および「30rpm」に変え、
正転時間および逆転時間を「16秒」および「12秒」
に変える。
【0061】また、上記第1および第2実施例において
は、水温が高いときの洗濯モータ13の正転速度および
逆転速度を「50rpm」および「40rpm」に設定
したが、これに限定されるものではなく、例えば「50
rpm」および「30rpm」に設定しても良い。
【0062】また、第1または第2実施例において、注
水前に洗濯物の重量Wを検出し、重量Wが定格負荷に近
い場合には洗濯モータ13の低水温時の正転速度および
高水温時の正転速度をしぼり洗いが実行される60rp
m以上に設定しても良い(洗濯物の重量Wの検出手順は
第3実施例に示す)。この場合、ドラム15内に洗濯物
が落下できない程度に詰まっているものの洗濯物の変形
が遠心力で促されるので、撹拌効果が生じ、正転時の洗
浄性能が高まる。
【0063】次に本発明の第3実施例を図9に基づいて
説明する。制御装置53は図9の(a)のステップS4
で運転指令を検出すると、ステップS30へ移行し、洗
濯モータ13を設定速度に加速する。そして、デューテ
ィー比が一定で位相をずらした加速用の駆動信号をイン
バータ回路に出力し、洗濯モータ13を位相のずれをす
すみ角として設定速度からΔRだけ加速させる。このと
き、洗濯モータ13がΔRだけ加速するのに要する加速
時間ΔTを検出し、加速時間ΔTに基づいて洗濯物の重
量Wを検出する。
【0064】制御装置53は洗濯物の重量を検出する
と、ステップS5へ移行し、水受槽8内に設定水位の水
道水または風呂水を注入する。そして、ステップS6で
洗い時間の経過を判断してステップS31へ移行する。
ここで、ステップS30の検出重量Wを予め記録された
基準値Woと比較し、「検出重量W<基準値Wo」であ
るときにはステップS8へ移行し、洗濯モータ13を逆
転時に「40rpm」の低速度で回転させる。また、
「検出重量W≧基準値Wo」であるときにはステップS
9へ移行し、洗濯モータ13を逆転時に「50rpm」
の高速度で回転させる。
【0065】上記第3実施例によれば、洗濯物が低重量
であるときには高重量である場合に比べてドラム15の
逆転速度を遅くした。この低重量時には水受槽8内の水
位に対して布量が少なく、高重量時に比べて泡の発生量
が多くなるものの泡の押出率が抑えられる。このため、
洗濯環境(布量)の違いが原因で泡の絶対的な押出量が
増えることが防止されるので、泡の付着が原因で洗浄能
力が低下することが防止される。
【0066】尚、上記第3実施例においては、布量が少
ないときの洗濯モータ13の正転時間および逆転時間を
同一値に設定し、布量が少ないときの洗濯モータ13の
正転速度および逆転速度に差異を付けたが、これに限定
されるものではなく、例えば下記またはのように構
成しても良い。下記またはの場合にも泡の押出量が
少なくなるので、洗い後の洗濯物に付着する泡量が低減
され、洗浄能力が高まる。
【0067】布量が少ないときの洗濯モータ13の正
転速度および逆転速度を同一の「45rpm」に設定
し、正転時間および逆転時間を「16秒」および「10
秒」に変える。 布量が少ないときの洗濯モータ13の正転速度および
逆転速度を「50rpm」および「30rpm」に変
え、正転時間および逆転時間を「16秒」および「12
秒」に変える。
【0068】また、上記第3実施例においては、布量が
少ないときの洗濯モータ13の正転速度および逆転速度
を「50rpm」および「40rpm」に設定したが、
これに限定されるものではなく、例えば「50rpm」
および「30rpm」に設定しても良い。
【0069】また、上記第3実施例においては、洗濯物
の重量を高重量および低重量の2種類に判定したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば定格重量,高重
量,低重量の3段階で判定しても良い。この場合、定格
重量が判定されたときには洗濯モータ13の正転時の回
転速度をしぼり洗いが実行される値に設定し、逆転時の
回転速度をたたき洗いが実行される値に設定すると良
い。
【0070】次に本発明の第4実施例を図10および図
11に基づいて説明する。ダクトカバー38には、図1
1に示すように、泡センサ58が固定されており、泡セ
ンサ58は制御装置53の入力端子に電気的に接続され
ている。この泡センサ58は投光素子59および受光素
子60を有する透過形の光センサからなるものであり、
投光素子59および受光素子60間に泡が存在している
ときには泡の存在量に応じて受光素子60の検出レベル
が変化する。
【0071】上記構成の場合、制御装置53は図10の
(a)のステップS6で洗い時間の経過を判断すると、
ステップS40へ移行し、下記の少泡量用の回転パター
ンで洗濯モータ13およびドラム15を回転操作する。
【0072】<少泡量用の回転パターンについて> 洗濯モータ13を正方向へ50rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。 洗濯モータ13を逆方向へ45rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。尚、図10
の(b)の二点鎖線は少泡量用の回転パターンを示すも
のである。
【0073】制御装置53は図10の(a)のステップ
S40で洗濯モータ13を回転させると、ステップS4
1へ移行し、泡センサ58からの出力信号に基づいて泡
量Vを検出する。そして、ステップS42へ移行し、検
出泡量Vを予め記録された基準値Voと比較する。
【0074】制御装置53はステップS42で「検出泡
量V≦基準値Vo」を検出すると、ステップS40に復
帰し、上述の少泡量用の回転パターンで洗濯モータ13
を運転する。また、ステップS42で「検出泡量V>基
準値Vo」を検出したときにはステップS43へ移行
し、下記の多泡量用の回転パターンで洗濯モータ13を
運転する。
【0075】<多泡量用の回転パターンについて> 洗濯モータ13を正方向へ50rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。 洗濯モータ13を逆方向へ40rpmの速度で16秒
間だけ回転させる。 洗濯モータ13を4秒間だけ停止させる。尚、図10
の(b)の実線は多泡量用の回転パターンをグラフ化し
て示すものである。
【0076】上記第4実施例によれば、ダクトカバー3
8内に基準値Voを越えた多量の泡が侵入したときには
ドラム15の逆転速度を遅くしたので、泡の押出率が抑
えられる。このため、水温および布量等を含んだ各種の
洗濯環境の違いが原因で泡の絶対的な押出量が増えるこ
とが防止されるので、泡の付着が原因で洗浄能力が低下
することが防止される。
【0077】尚、上記第4実施例においては、少泡量時
および多泡量時に関して洗濯モータ13の正転時間およ
び逆転時間を同一の「16秒」に設定し、正転速度およ
び逆転速度に差異を付けたが、これに限定されるもので
はなく、例えば正転速度および逆転速度を同一値に設定
し、正転時間および逆転時間に差異を付けても良い。あ
るいは、正転速度および逆転速度を変え、しかも、正転
時間および逆転時間を変えても良い。
【0078】また、上記第4実施例においては、泡量が
多いときの洗濯モータ13の正転速度および逆転速度を
「50rpm」および「40rpm」に設定したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば「50rpm」お
よび「30rpm」に設定しても良い。
【0079】また、上記第1ないし第4実施例において
は、ドラム15を前上りな傾斜状態に配置したが、これ
に限定されるものではなく、例えば水平に配置しても良
い。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のドラム式洗濯機によれば次の効果を奏する。請求項1
および2記載の手段によれば、洗い時にドラムを正逆両
方向へ差異を付けて回転させるようにした。このため、
洗濯物の撹拌力を高め、しかも、洗濯物の絡みをほぐす
ことができるので、洗浄能力が高まる。請求項3記載の
手段によれば、洗い時にドラムを正方向へ洗濯物がドラ
ムの内周面に張付くことができる高速度で回転させた。
このため、ドラム内に洗濯物が落下できない程度に詰ま
っている場合でも洗濯物の変形が遠心力で促されるの
で、撹拌効果が生じ、正転時の洗浄性能が高まる。
【0081】請求項4記載の手段によれば、水受槽のう
ちドラムの逆転側に偏心する部分に貫通孔を設け、洗い
時にドラムを逆方向へ小さなエネルギーで回転させた。
このため、洗い時に貫通孔から押出される泡量が少なく
なるので、洗い後の洗濯物に付着する泡量が低減され、
洗浄能力が高まる。請求項5記載の手段によれば、洗濯
環境に応じてドラムの正転状態および逆転状態の少なく
とも一方を変えるようにした。このため、洗濯環境に違
いによる泡の発生量に違いに応じてドラムの逆転状態を
変えることができので、泡の絶対的な押出量が洗濯環境
の違いが原因で増えることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(aは制御装置の
制御内容を示すフローチャート、bはドラムの回転状態
を示す図)
【図2】洗濯工程を示す図
【図3】電気的構成を示すブロック図
【図4】洗濯機の内部構成を後板の除去状態で示す後面
【図5】洗濯機の内部構成をキャビネットの破断状態で
示す側面図
【図6】洗濯機の内部構成を天板の除去状態で示す上面
【図7】水受槽内の水温と泡の発生量との関係,水受槽
内の水温と洗浄力との関係を示す図
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図11】泡センサをダクトカバーの破断状態で示す図
【符号の説明】
8は水受槽、13は洗濯モータ、15はドラム、37は
吸気口(貫通孔)、53は制御装置(制御手段)を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 高行 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 細見 光一 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 Fターム(参考) 3B155 AA01 CA02 DB14 HB09 KB02 LA03 LB16 LB18 MA01 MA02 MA05 MA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯用の水が注入される水受槽と、 前記水受槽内に収納され、洗濯物が投入されるドラム
    と、 前記ドラムを横軸回りに回転操作する洗濯モータと、 前記洗濯モータを駆動制御することに基づいて前記ドラ
    ムの回転状態を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、洗い時に前記ドラムを正逆両方向へ差
    異を付けて回転させることを特徴とするドラム式洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、洗い時にドラムを正方向へ
    逆方向より長時間回転させることを特徴とする請求項1
    記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、洗い時にドラムを正方向へ
    洗濯物がドラムの内周面に張付く高速度で回転させ、逆
    方向へ洗濯物が落下する低速度で回転させることを特徴
    とする請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、洗い時にドラムを正方向へ
    逆方向より大きなエネルギーで回転させ、 水受槽の底部には、前記ドラムの逆転側に偏心した部分
    に位置して貫通孔が設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、洗濯環境に応じてドラムの
    正転状態および逆転状態の少なくとも一方を変えること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のドラ
    ム式洗濯機。
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