JP2007538133A - 非侵襲性組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明の主題は、アセテート樹脂、ポリエステル樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂及びABSから選択される少なくとも1種の樹脂、及びFe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択される少なくとも1種の元素の少なくとも1種の誘導体化合物を含む、プラスチック材料をベースとする組成物、その製造方法、および、その組成物を、例えば、衣服又は服飾製品の領域におけるいろいろな種類の物品に関連づけて用いられるようになっている完成品の製造のため用いることである。また、本発明の主題は、前記完成品又は特定の標準パラメータの測定のための物品に関連づけて用いられるように設計された装置である。
【選択図】 なし

Description

本発明の主題は、プラスチック材料をベースとする組成物、その製造、例えば、衣料及び服飾製品の領域における、いろいろな種類の物品に関連づけて用いるために設計された完成品の製造のための前記組成物の使用である。また、本発明の別の主題は、前記完成品又は特定の標準パラメーターの決定のために物品に関連づけて用いるために設計された装置である。
よく知られているように、偽造及び模倣の問題は、全ての製造の分野において見られるが、特に、完成品が、一般の人々に都合の良い価格で販売され、消費材の領域に属するような、たとえば、衣料や、服飾製品等の領域においては、きわめて重要であると考えられる。
実際、これらの領域においては、明細書や創作者の認可に基づかない、他者による製品、又は目的物の認可されていない再生が非常に頻繁に行われ、特に再生される目的物が流行のものである場合には、しばしば行われている。
例えば、ファッションの領域では、種々の目的物、例えば、最初は特定生産者によって作成されたバッグ、靴又は装身具が、頻繁に再生産されている。目的物が一定の成功を収めるか、流行品である場合、それらは、認可されていない他者によって急速に再生産され、オリジナルよりも、しばしば大いに低価格で市場に出され、その結果、その目的物の創作者又は生産者に、明らかな損害が生じる。通常は、認可されていない方法で生産された目的物は、工作が粗雑であり、品質が低い。
しかし、しばしば、これらの特徴は、直ちには人目にとまらず、特に最近では、厳重な検査においてでさえ、気づかれないことがある。また、時として、認可されていない方法で製造された製品の品質が優れ、慎重な試験によっても、それらの製造元を認識することは困難である。
最近、例えば、マイクロチップ、又はトランスポンダーをベースとする装置を用いて、いわゆる「オリジナル」製品、すなわち、創作者又はオリジナルの生産者により製造されたもの、又は認可されて製造されたものと区別するためのシステムが開発されてはいるが、このシステムには、多くの欠点がある。このようなシステムは、高価であり、個人が備えるのは困難であり、かつ識別するべき物品の正常な製造に続く段階で、装置へ組み込むことが必要であるため、それに対応して、追加の費用がかかる。
本発明の目的は、例えば、衣服や服飾の分野における様々な種類の物品と関連づけて用いられるようになっており、前記物品の起源を、ユニークな方法で識別することができ、かつ完成製品に用いることができるプラスチック材料をベースとする組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、わずかな工程からなり、迅速で、かつ経済的な観点から有利な製品を提供しうる、前記組成物の製造方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、例えば、衣料又は服飾製品の領域のいろいろな種類の物品に関連づけて設計され、前記物品の起源を、ユニークな方法で識別し、経済的観点から有利なものとした製品を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、本発明の組成物により得られる完成品に関連づけられた標準的な検出を可能とし、もって、該当する物品の起源を、ユニークな方法で、さかのぼって調べることができるようにした装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、本発明の組成物を用いて得られた製品によって供給される物品を提供することである。
前記目的およびその他の目的、及び後に詳細に説明する利点は、アセテート樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂及びABSから選択された少なくとも1種の樹脂、及びFe、Al、Sn、In、Ti及びZnから選択された少なくとも1種の元素の少なくとも1種の誘導体化合物を含む組成物によって得られる。
本発明によれば、前記少なくとも1種の樹脂は、尿素−ホルムアルデヒド樹脂であり、前記少なくとも1種の元素は、Al及びFeから選択される。
更に詳細には、前記Fe、Al、Sn、In、Ti、Znの誘導体化合物は、前記元素の塩、複合体又は酸化物、例えば、Fe23、Al23、SnO、InO、TiO2、ZnOの群から選択される酸化物である。また、本発明によれば、前記化合物は、Fe23及びAl23から有利に選択される。
アセテート樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂及びABSから選択される少なくとも1種の樹脂、及びFe、Al、Sn、In、Ti及びZnの群から選択される少なくとも1種の元素の少なくとも1種の誘導体化合物を含む本発明の組成物は、簡単化のために、基本的組成物として示されているが、充填材、及び可塑剤、ジャガイモ粉、角粉(powdered horn)等の公知のタイプの添加剤を、更に含んでいてもよい。
有利には、基本的な組成物では、樹脂は、最終組成物の全重量に対して、30重量%〜90重量%の範囲の量で存在し、最終組成物の全重量に対して、好ましくは45重量%〜75重量%含有し、特に好ましくは、60重量%〜70重量%含有していることである。
また、本発明によれば、基本的な組成物は、Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択される少なくとも1種の元素の前記誘導体化合物が、最終組成物の全重量に対して、0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在し、最終組成物の全重量に対して、好ましくは、0.05重量%〜5重量%含有し、特に好ましくは0.1重量%〜1重量%含有している。
本発明の組成物は、下記工程を含む製造方法を用いて製造される。
a)アセテート樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂及びABSから選択される前記少なくとも1種の樹脂と、増量剤、添加剤、充填材とを混合して、混合粉末を得る。
b)Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択される少なくとも1種の元素の前記少なくとも1種の誘導体化合物を、前記混合粉末に加えて混合して、基本的混合物を得る。
c)前記基本的混合物を公知の技術で処理して、目的とする用途に応じて、いろいろな種類の完成品を得る。
前述した方法は、乾燥タイプの基本的混合物が要求される場合に用いられる。また、前記工程a)と前記工程b)との間に、必要な液状成分を添加するための中間工程ab)を挿入することにより、湿潤タイプの基本的混合物を製造することができる。
本発明の組成物を用いることにより、例えば、適当な材料で製造されたバックル、ボタン、ピン、ネジ、ジョイント、標識、挿入物、及びネームプレート等の完成品を製造することが可能であり、それらは、簡単な方法で、衣料及び服飾製品の領域の物品等のいろいろな種類の物品と関連づけられる。
いったん、前記製品を前記物品と関連づけると、前記製品は、物品自身の起源を、ユニークな方法で識別しうるようにする。実際、本発明の組成物は、適当な装置によって検出することのできる共振周波数によって特徴づけられる、前記元素Fe、Al、Sn、In、Ti、Znの少なくとも1種の少なくとも1種の誘導体化合物を異なる濃度で含有している。
決して本発明の範囲を限定するものではない具体例においては、本発明の組成物は、一連のボタンを製造するために用いられる。前記ボタンは、識別することができ、起源を証明することができる衣服、例えばジャケットと関連づけられる。
ジャケットの認可された生産者、又はモデルの創作者は、ジャケットに付けられた、少なくとも1つのボタンを本発明の組成物を用いて製造することを決意する。ジャケットが明らかに同じであるが、その起源が問題で、ジャケットを調べる必要がある場合でも、本発明による適当な装置を用いて、ジャケットを調べるだけで十分である。
従って、オリジナルのジャケット、すなわち、本発明の組成物によって得られる少なくとも1つのボタンを付けたジャケットについて認められる反応は、全てのボタンが伝統的なタイプのものであり、異なる反応を示し、オリジナルでないジャケットのものとは異なっていることが直ちに分かる。従って、オリジナルのジャケットを、許可無しで再生産されたオリジナルでないものと、直ちに、区別することが可能である。
従って、例えば、特定の署名、又はスタンプを押した衣服の正式の生産者は、本発明の主題を形成する組成物を用いて製造されたいずれかのアクセサリーを、前記衣服に付けることを決定することができる。検出器によって、生産者は、全てのケースにおいて、彼自身のオリジナルの衣服か、非認可のコピーであるかどうかを証明することができる。
また、原材料中の共振素子の濃度を変化させることができる。すなわち、組成物において、生産者は、衣服がどの季節/生産ロットに属するかを証明することができる。また、以前の共振素子濃度をうまく繰り返す更なる模造品から、彼自身を保護することも可能である。
本発明の組成物を用いて得られた製品は、おこりうる模倣に関して、調査を必要とする市場において広く得られる物品に対し、種々の様式によって関連づけるのに適している。
前に記載したように、本発明の組成物によって得られる製品は、例えば、バックル、ボタン、ネームプレート、標識、ネジ、小さい鎖、ジョイント等である。製品は、予め定義された基本的な樹脂、及び種々の量の前述した元素の少なくとも1つの誘導体を加えることによって得られる。従って、適当な装置又は適当な立証手段を用いることにより、正確に、確実に、かつ内密に、特定の生産ロットを示し、その結果、起源、及び前記製品が挿入されるか、又は関連づけられる物品の独創性を確認することができる。
本発明による手段には、多くの効果がある。
−このシステムは、現在採用されている従来のシステムと比較して、経済的に有利であり、それ故、競争力がある。
−基本的な組成物は、速やかに変更され、製品の外観、及びいかなる方法であれ、修正されている物品なしで、完成品の製造者である顧客に合わせることができる。
−製品を個人化し、従って、それを、関連づけられることになっている各物品に適応させることができる。
−完成品への製品の適用は、一切追加費用なしで、通常に使用される生産機械を用いて、通常に実行することができる。例えば、製品が、衣服に付けるボタンである場合、物品が製造される時に、全てのボタンが付けられる。すなわち、正常のボタン、及び本発明の主題を形成する組成物を用いて製造されたボタンが、同時に付けられ、例えば、製造業者は、衣服の制御及び検証を可能にするアクセサリーを区別することができない。現在は、例えばボタンの場合、トランスポンダーが、次に衣服に付けられる1個のボタンに挿入され、その結果、非認可の方法で再生される衣服に関して、1つの変数が作成される。
−従来の技術を用いて製造される類似した他の製品から、本発明の組成物を利用して得られたボタン、又は他の製品を区別することが不可能な限り、衣服の保護は、実質的には「目に見えない」。
−製品を分析し、用いられている誘導体のタイプをつきとめることは非常に困難である。従って、正当な許可のない製品を再生することは、非常に困難である。
本発明の製品を検出するための装置の適当な構成要素は、検証システムにおいて用いられる物理的原理に基づいている。要約すれば、金属部分において誘導される残留電流の減衰(フーコー電流の減衰)を測定することからなっている。測定される信号において要求される電流の量が、非常に少ないにもかかわらず、適用される一連の適切な解決法は、信頼性が高く、反復性であり、物品の信頼性の高い識別に役立ち、その製造の期間において役立つ測定を可能にする。
本発明の非限定的な実施例として、本発明の組成物を用いる、ボタンの製造方法を詳細に記述する
この場合、完成品であるボタンは、次の工程によって得られる。
−a)ドージングシステムを用いて、以下の原材料の重量を測定する。
・鋳型のための尿素−ホルムアルデヒド樹脂(尿素−ホルムアルデヒド樹脂及びセルロース塩基と共に)
・セルロース充填材を含まない尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
・ジャガイモ粉、
・角粉、
ab)上記の粉体を空気圧でペースト混合機に運搬し、事前ドージングの後に、次の成分を加える。
・ジエチレングリコール、
・水、
・硬化剤、
ペースト混合機の運転サイクルの終わりにおいて、材料を取り出し、台車上にセットしてフォークミキサーの第二のシリーズへの運搬し、中性ペーストを得る。
b)前記中性ペーストを、必要とされるペーストの量に従って変化し得る期間分散される成分の添加とともに、フォークミキサーに挿入する。これらの成分は、その後に適当な手段を用いて追求されるものであり、特にFe、Al、Sn、In、Ti、Znの群から選択される少なくとも1種の元素の誘導体化合物である。
−問題の単位のそれに続く準備に従った量で、このようにして製造されたペーストを着色する。
−着色ペーストに一連の操作を行い、施工図を再現(ボタンの染色)し、蒸発による水の損失を防止するため、ポリエテンに包埋しなければならない円柱状の形態を有する着色された鋳型を得る。
−シリンダーを硬化し、これによって、設計に適するようにするために、例えば48℃の温度で、24時間保護する。
−鋳型をプレフォームに設計し(異なる直径の周囲)、オンボードPLCによって制御されるドロープレートによって、所望のボタンと異なる単位重量に切断する。
−制御された温度及び湿度において、48時間のサイクルで、オーブン中で乾燥する工程によって水の割合を減少させる。
−振動により、プレフォームを分離する。
−200バール/cm2の圧力をかけることのできるプレスを用いて、変化する時間の後、例えば150℃で、プレフォームを成型し、ボタン、又は要求される半完成品を得る。
−タンブラ、それに続いてスカルパーを用いて、成形バリを除去する。
−それに対し機械操作を実施し、所望の物品を得る。
−顧客が合意したデータの正しい応答価値の適切な設備で、製品及び検証の最終的なチェックを実行する。
基本的組成物:
セルロース充填材を含む40重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
30重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
2重量%の角粉、
6.2重量%のジャガイモ粉、
20重量%の水、
1.6重量%のジエチレングリコール、
0.2重量%のグリセリン、
前記基本的組成物に、0.2重量%のFe23+0.75重量%のAl23を加える。
基本的組成物:
セルロース充填材を含む15重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
45重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
25重量%の角粉、
13.8重量%の水、
1.0重量%のジエチレングリコール、
0.2重量%のグリセリン、
前記基本的組成物に、2重量%のTiO2+0.15重量%のInOを加える。
基本的組成物:
セルロース充填材を含む44重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
27重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
2重量%の角粉、
5.2重量%のジャガイモ粉、
20重量%の水、
1.6重量%のジエチレングリコール、
0.2重量%のグリセリン、
前記基本的組成物に、1重量%のZnCO3+1.75重量%のAl23を加える。
基本的組成物:
セルロース充填材を含む60重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
10重量%のメラミン樹脂、
10重量%のジャガイモ粉、
18重量%の水、
1.6重量%のジエチレングリコール、
0.4重量%のグリセリン、
前記基本的組成物に、0.5重量%のSnO+0.5重量%のZnOを加える。

Claims (28)

  1. アセテート樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂及びABSから選択される少なくとも1種の樹脂、及びFe、Al、Sn、In、Ti及びZnの群から選択された少なくとも1種の元素の少なくとも1種の誘導体化合物を含む組成物。
  2. 前記少なくとも1種の樹脂は、尿素−ホルムアルデヒド樹脂であり、少なくとも1種の元素は、Al及びFeから選択されている、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記Fe、Al、Sn、In、Ti、Znの誘導体化合物は、前記元素の塩、複合体又は酸化物である、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記誘導体化合物は、Fe23、Al23、SnO、InO、TiO2、及びZnOの群から選択されている、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記化合物は、Fe23及びAl23から選択されている、請求項4に記載の組成物。
  6. 充填材、可塑剤、ジャガイモ粉、角粉等の公知のタイプの添加剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記樹脂は、最終組成物の全重量に対して、30重量%〜90重量%の範囲の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  8. 前記樹脂は、最終組成物の全重量に対して、45重量%〜75重量%の範囲の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  9. 前記樹脂は、最終組成物の全重量に対して、60重量%〜70重量%の範囲の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  10. Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択された少なくとも1種の元素の前記誘導体化合物が、最終組成物の全重量に対して、0.05重量%〜10重量%の範囲の量で存在する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択された少なくとも1種の元素の前記誘導体化合物が、最終組成物の全重量に対して、0.05重量%〜5重量%の範囲の量で存在する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択される少なくとも1種の元素の前記誘導体化合物が、最終組成物の全重量に対して、0.1重量%〜1重量%の範囲の量で存在する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 下記工程を含む、請求項1に記載の組成物の製造方法。
    a)アセテート樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂及びABSから選択される少なくとも1種の前記樹脂と、増量剤、添加剤、充填材とを混合して、混合粉末を得る。
    b)Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択される少なくとも1種の元素の少なくとも1種の前記誘導体化合物を、前記混合粉末に加えて混合して、基本的混合物を得る。
    c)前記基本的混合物を公知の技術で処理して、目的とする用途に応じて、いろいろな種類の完成品を得る。
  14. 乾燥タイプの基本的混合物を得るために用いられることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記工程a)と前記工程b)との間に、必要な液状成分を加えることが想定される中間工程ab)を設けることにより、湿潤タイプの基本的混合物を得るために用いられることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  16. 下記工程を含む、請求項13に記載の方法。
    a)・成型のための尿素−ホルムアルデヒド樹脂(尿素−ホルムアルデヒド及びセルロースをベースとする)と、
    ・セルロース充填材を含まない尿素−ホルムアルデヒド樹脂と、
    ・ジャガイモ粉と、
    ・角粉とを混合し:
    ab)・ジエチレングリコールと、
    ・水と、
    ・硬化剤とを添加して、中性ペーストを得:
    c)前記中性ペーストを、Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択される少なくとも1種の元素の少なくとも1種の誘導体化合物を添加されたフォークミキサーに挿入し:
    Fe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択された前記少なくとも1種の元素を加えて、基本的組成物を得る。
  17. 各種の物品に関連づけて設計された製品の製造のための、請求項1に記載の組成物の使用。
  18. 製品がボタンである、請求項17に記載の使用。
  19. 製品が、バックル、ピン、ネジ、ジョイント、標識、ネームプレート、挿入物である、請求項17に記載の使用。
  20. 請求項1に記載の組成物を用いて得られる、いろいろな種類の物品に関して設計された製品。
  21. 下記工程を含む、請求項19に記載の製品の製造方法。
    −請求項15記載の方法によって得られたペーストを着色して、着色ペーストを得る。
    −施工図を再現して、最終的に円柱状の形態を有する着色された鋳型を得るために、着色されたペーストに一連の操作を行う。
    −硬化する。
    −鋳型をプレフォームに設計する(異なる直径のもの)。
    −制御された温度及び湿度において、オーブン中で乾燥する工程によって水の割合を減少する。
    −プレフォームを分離する。
    −プレフォームを成型して、ボタン、他の半完成製品又は必要な製品を得る。
    −成型品のバリを除去する。
    −それに続いて、機械を実施し、所望の製品を得る。
  22. 完成物品の製造/仕上のための、請求項19に記載の少なくとも1つの製品の使用。
  23. 請求項19に記載の少なくとも1つの製品を組込むか、/一体として含む完成品。
  24. 請求項1に記載の組成物によるFe、Al、Sn、In、Ti、Znから選択された少なくとも1種の元素の少なくとも一種の誘導体化合物を検出するのに適する装置。
  25. −セルロース充填材を含む40重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
    −30重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
    −2重量%の角粉、
    −6.2重量%のジャガイモ粉末、
    −20重量%の水、
    −1.6重量%のジエチレングリコール、
    −0.2重量%のグリセリン、
    −0.2重量%のFe23
    −0.75重量%のAl23、
    を含むことを特徴とする、請求項1〜24のいずれか1項に記載の組成物。
  26. −セルロース充填材を含む15重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
    −45重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
    −25重量%の角粉、
    −13.8重量%の水、
    −1.0重量%のジエチレングリコール、
    −0.2重量%のグリセリン、
    −2重量%のTiO2
    −0.15重量%のInO
    を含むことを特徴とする、請求項1〜25のいずれか1項に記載の組成物。
  27. −セルロース充填材を含む44重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
    −27重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
    −2重量%の角粉、
    −5.2重量%のジャガイモ粉末、
    −20重量%の水、
    −1.6重量%のジエチレングリコール、
    −0.2重量%のグリセリン、
    −1重量%のZnCO3
    −1.75重量%のAl23
    を含むことを特徴とする、請求項1〜26のいずれか1項記載の組成物。
  28. −セルロース充填材を含む60重量%の尿素−ホルムアルデヒド樹脂、
    −10重量%のメラミン樹脂、
    −10重量%のジャガイモ粉末、
    −18重量%の水、
    −1.6重量%のジエチレングリコール、
    −0.4重量%のグリセリン、
    −0.5重量%のSnO、
    −0.5重量%のZnO
    を含むことを特徴とする、請求項1〜27のいずれかに記載の組成物。
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