JP2007538070A - シリコーン縮合反応 - Google Patents

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Abstract

アルコキシシラン又はシロキサンとオルガノヒドロシラン又はシロキサンとの新規なシリコーン縮合反応及びそのための触媒が記載され権利請求される。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ケイ素に直接結合した水素を含む化合物(オルガノヒドロシラン又はオルガノヒドロシロキサン)とアルコキシシラン又はアルコキシシロキサンとの新規な縮合反応であって、シロキサン結合の形成及び副生物としての炭化水素の放出をもたらす縮合反応に関する。
オルガノシロキサンポリマーの合成のためには、2種の一般的方法、即ち環状シロキサンの開環重合及び重縮合が適用できる。オルガノ官能性シラン又はオルガノシロキサンの重縮合反応は、シロキサン結合の形成及び低分子量副生物の離脱をもたらす。低分子量シロキサノール油の重縮合は、ポリオルガノシロキサン合成のための最も普通の方法であり、数年にわたり実施されてきた。この方法の副生物は水である。残念ながら、この方法は明確に定義されたブロックオルガノシロキサンコポリマーの合成のためには使用できない。そのような場合には、非加水分解縮合方法が使用できる。かかる反応の多くが公知であり、しばしば使用されている。即ち、これらは下記の通りである。
1)オルガノハロシランとオルガノアルコキシシランとの反応
≡Si−X+R−O−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+RX
2)オルガノハロシランとオルガノアシルオキシシランとの反応
≡Si−X+RCOO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+RCOX
3)オルガノハロシランとオルガノシラノールとの反応
≡Si−X+HO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+HX
4)オルガノハロシランと金属シラノレートとの反応
≡Si−X+Metal−O−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+Metal−X
5)オルガノヒドロシランとオルガノシラノールとの反応
≡Si−H+HO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+H
6)オルガノアルコキシシランの自己反応
≡Si−OR+RO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+ROR
7)オルガノアルコキシシランとオルガノアシルオキシシランとの反応
≡Si−OR+R’COO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+R’COOR
8)オルガノアルコキシシランとオルガノシラノールとの反応
≡Si−OR+HO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+ROH
9)オルガノアミノシランとオルガノシラノールとの反応
≡Si−NR+HO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+NR
10)オルガノアシルオキシシランと金属シラノレートとの反応
≡Si−OOR+Metal−O−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+Metal−OOR
11)オルガノアシルオキシシランとオルガノシラノールとの反応
≡Si−OOR+HO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+HOOR
12)オルガノオキシムシランとオルガノシラノールとの反応
≡Si−ON=OR+HO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+HN=OR
13)オルガノエノキシシランとオルガノシラノールとの反応
≡Si−O(C=CH)R+HO−Si≡ → ≡Si−O−Si≡+CHCOR
これらの反応は、架橋過程によってシロキサン網状構造体を形成するためにも使用できる。上記方法の多くは、プロトン酸、ルイス酸、有機及び無機塩基、金属塩並びに有機金属錯体のような触媒の存在を必要とする。(例えば、(a)“The Siloxane Bond”,Ed.Voronkov,M.G.;Mileshkevich,V.P.;Yuzhelevskii,Yu.A.Consultant Bureau,New York and London,1978、及び(b)Noll,W.,“Chemistry and Technology of Silicones”,Academic Press,New York,1968を参照されたい。)
ケイ素化学ではまた、オルガノシラノール部分がケイ素に直接結合した水素原子(オルガノヒドロシラン)と反応して水素分子及びケイ素−酸素結合を生じることも公知である。(“Silicon in Organic,Organometallic and Polymer Chemistry”,Michael A.Brook,John Wiley & Sons,Inc.,New York,Chichester,Weinheim,Brisbane,Singapore,Toronto,2000を参照されたい。)無触媒反応も高温では進行するが、この反応は遷移金属触媒(特に、白金、パラジウムなどを含むもののような貴金属触媒)、塩基触媒(例えば、アルカリ金属水酸化物、アミンなど)又はルイス酸触媒(例えば、スズ化合物など)の存在下で一層容易に進行することが広く知られている。最近、有機ホウ素化合物がオルガノヒドロシランとオルガノシラノールとの反応に対する極めて効率的な触媒であることが報告された(国際公開第01/74938号公報)。残念ながら、この方法の副生物は危険で反応性の高い水素である。
上述のような開発状況にもかかわらず、反応の選択性及び重縮合プロセスの安定性を向上させる新しい縮合反応が今なお探求されている。
国際公開第01/74938号パンフレット "The Siloxane Bond",Ed.Voronkov,M.G.;Mileshkevich,V.P.;Yuzhelevskii,Yu.A.Consultant Bureau,New York and London,1978 Noll,W.,"Chemistry and Technology of Silicones",Academic Press,New York,1968 "Silicon in Organic,Organometallic and Polymer Chemistry",Michael A.Brook,John Wiley & Sons,Inc.,New York,Chichester,Weinheim,Brisbane,Singapore,Toronto,2000
本発明は、ケイ素−酸素結合を形成するための新規な縮合方法であって、1以上のヒドロシラン官能基を含むオルガノシラン又はシロキサン化合物と1以上のアルコキシシラン官能基を含むオルガノアルコキシシラン又はシロキサン化合物とをルイス酸触媒の存在下で反応させると共に副生物として炭化水素を放出させることを含んでなる方法を提供する。本発明はまた、1以上のヒドロシラン官能基及び1以上のアルコキシシラン官能基の両方を含む化合物をルイス酸触媒の存在下で反応させると共に副生物として炭化水素を放出させることによるケイ素−酸素結合の形成も提供する。
かくして本発明は、ケイ素−酸素結合の形成方法であって、(a)ケイ素原子に直接結合した水素原子を含む第一の含ケイ素化合物と(b)ケイ素原子に結合したアルコキシ基を含む第二の含ケイ素化合物とを(c)ルイス酸触媒の存在下で反応させることによってケイ素−酸素結合を形成する段階を含んでなる方法を提供する。本発明はまた、ケイ素−酸素結合の形成方法であって、(a)第一のケイ素原子に直接結合した1以上の水素原子及びケイ素原子に結合した1以上のアルコキシ基の両方を当該化合物中に含む化合物を選択する段階と、(b)ヒドロシラン官能基をアルコキシシラン基と(c)ルイス酸触媒の存在下で反応させることによってケイ素−酸素結合を形成する段階とを含んでなる方法も提供する。本発明の方法はさらに、シロキサンフォーム、超枝分れシリコーンポリマー、架橋シロキサン網状構造体及びそれから得られるゲルのような組成物、並びに本明細書中に例示される他のシリコーン及びシロキサン分子を製造するための手段を提供する。
本発明は、含ケイ素分子に関する新しいタイプの非加水分解縮合反応の発見を示している。一般に、かかる反応は、1以上のヒドロシラン部分を含むオルガノヒドロシラン又はシロキサン化合物と1以上のアルコキシシラン部分又は官能基を含むオルガノヒドロシラン又はシロキサン化合物との縮合反応として特徴づけることができる。下記の例示的な実施形態では、(M(R(RSiOCHとHSi(R(R(Mとの反応により、新たなケイ素−酸素結合を含む化合物(M(R(RSiOSi(R(R(M及び炭化水素(CH)が生成物として得られる。添字a、b、c及びdは独立にゼロ又は正の数であり、e、f、g、h、i及びjは、e+f+g=3、h+i+j=3、j=0,1又は2、i=0,1又は2、i+j≦2という制限の下でゼロ又は正の数である。他の分子成分は、下記のような標準的定義を有するか、
M=RSiO1/2
D=R10SiO2/2
T=R11SiO3/2
Q=SiO4/2
或いは(考えられる立体化学上の制約は無視して)下記のような構造として記述される。
Figure 2007538070
置換基は水素であるか、或いはハロゲン(ハロゲンとはF、Cl、Br及びIである)で置換されていてもされていなくてもよい炭素原子数1〜60の一価炭化水素基の群から独立に選択され、その非限定的な例はフルオロアルキル置換基又はクロロアルキル置換基である。置換基R、R、R、R、R、R、R10及びR11は、ハロゲン(ハロゲンとはF、Cl、Br及びIである)で置換されていてもされていなくてもよい炭素原子数1〜60の一価炭化水素基の群から独立に選択され、その非限定的な例はフルオロアルキル置換基又はクロロアルキル置換基である。R及びRは、水素、炭素原子数1〜60の一価アルコキシ基、炭素原子数1〜60の一価アリールオキシ基、炭素原子数1〜60の一価アルカリールオキシ基、及びハロゲンからなる群から独立に選択される。
同じ分子主鎖上に両官能基(1つの(≡SiOCH)及び1つの(H−Si≡))を含む分子の縮合は、縮合反応が高度に希釈された基質を用いて実施される場合(このような場合には環状縮合生成物が期待されるであろう)でなければ、線状ポリマーの生成をもたらす。同じ分子主鎖上に2以上の(≡SiOCH)官能基及びただ1つの(H−Si≡)官能基を含む分子、並びに同じ分子主鎖上に1つの(≡SiOCH)官能基及び2以上の(H−Si≡)官能基を含む分子は、AB分子構造の例である。これらのAB化合物の縮合は、複雑な超枝分れ縮合ポリマーの生成をもたらす。かかるAB分子構造の例には、特に限定されないが、下記のものがある。
Figure 2007538070
Figure 2007538070
2以上の(≡SiOCH)官能基を含むシロキサンオリゴマー及びポリマーと、2以上の(H−Si≡)官能基を含むシロキサンオリゴマー及びポリマーとの縮合も可能であり、架橋網状構造体の形成をもたらす。(≡SiOCH)基を含むポリマーの好ましい構造は、次式を有する。
Figure 2007538070
(式中、GはOCHであり、R、R及びRは前記に定義した通りであり、m=0,1,2,...5000であり、n=0,1,2,...1000であり、o=1,2,3であり、p=0,1,2,3であり、r=0,1,2であるが、内部シロキサン単位についてはr+o=2であると共に末端シロキサン単位についてはp+o=3であるという制限がある。)
(≡Si−H)基を含むポリマーの好ましい構造は、次式を有する。
Figure 2007538070
(式中、R、R及びRは前記に定義した通りであり、m=0,1,2,...1000であり、n=0,1,2,...100であり、t=1,2,3であり、s=0,1,2,3であるが、内部シロキサン単位についてはt+s=2であると共に末端シロキサン単位についてはt+s=3であるという制限がある。)
(≡Si−H)基を含む他の好ましい化合物は、次式の環状シロキサン
Figure 2007538070
(式中、Rは前記に定義した通りであり、u=1,2,3,...8である。)
又は次式の枝分れシロキサンである。
Figure 2007538070
(式中、Rは前記に定義した通りであり、v=0,1であり、w=3,4である。)
2以上の(≡SiOCH)部分及び2以上の(H−Si≡)官能基を含むシロキサンオリゴマー及びポリマーの縮合も可能であり、架橋網状構造体の形成をもたらす。
上記の反応は、一般に適当な触媒の存在下で実施される。この反応用の触媒は、好ましくはルイス酸触媒である。本発明の目的にとっては、「ルイス酸」とは電子対を受け取って共有結合を形成する任意の物質(即ち、「電子対受容体」)である。このような酸性の概念は、Lowry−Bronstedの定義による「プロトン供与体」としての酸の概念も包含する。かくして、最も外側の電子殻中に6つの電子のみを含むので、三フッ化ホウ素(BF)は典型的なルイス酸である。BFは、自由電子対を受け入れてその八電子軌道を完成させる傾向を有する。好ましいルイス酸触媒には、FeCl、AlCl、ZnCl、ZnB、BFのような触媒がある。特定のルイス酸が本発明の新規反応を触媒する能力は、酸強度、酸及び基質の両方の立体障害、並びに反応媒質に対するルイス酸及び基質の溶解度の関数である。一般に、FeCl、AlCl、ZnCl、ZnB及びBFのようなルイス酸はシロキサン溶媒中に難溶であり、この低い溶解度のためにこれら特定のルイス酸触媒が所望の反応を触媒する能力が妨げられる傾向がある。シロキサン媒質に対してさらに高い溶解度を有するルイス酸触媒が一層好適である。好ましい触媒は、次式(I)のルイス酸触媒であり、
MR12 (I)
(式中、MはB、Al、Ga、In又はTlであり、各R12は独立に同一の又は異なるものであって、炭素原子数6〜14の一価芳香族炭化水素基を表し、かかる一価芳香族炭化水素基は好ましくは1以上の電子求引性元素又は基(例えば、−CF、−NO又は−CN)を有するか、或いは2以上のハロゲン原子で置換されており、Xはハロゲン原子であり、x+y=3であることを条件にして、xは1、2又は3であり、yは0、1又は2である。)
さらに好ましくは次式(II)のルイス酸であり、
BR13 (II)
(式中、各R13は独立に同一の又は異なるものであって、炭素原子数6〜14の一価芳香族炭化水素基を表し、かかる一価芳香族炭化水素基は好ましくは1以上の電子求引性元素又は基(例えば、−CF、−NO又は−CN)を有するか、或いは2以上のハロゲン原子で置換されており、Xはハロゲン原子であり、x+y=3であることを条件にして、xは1、2又は3であり、yは0、1又は2である。)
最も好ましくはB(Cである。
(≡Si−H)部分と(≡SiOR)部分との縮合反応は、若干の制約を有する。即ち、含ケイ素(≡Si−H)結合上の3つの電子求引性置換基(例えば、OR、シロキサン置換基又はX(X=ハロゲン))が存在する場合、反応速度は遅くなり、時には反応が阻止されるほどになると思われる。また、縮合反応は、次式の構造(≡Si−O−CH−R)のアルコキシシランを要求するように思われる。式中、RはC1−60アルキル、C1−60アルコキシ、C2−60アルケニル、C6−60アリール、C6−60アルキル置換アリール又はC6−60アリールアルキルであり、ここでアルキル基はハロゲン化されていてもよく、例えばフッ素化されてC1−22フルオロアルキルのようなフルオロカーボンを含むことができる。好ましいアルコキシ基はメトキシ基及びエトキシ基である。
本発明の方法は、(反応させるシロキサンの総重量を基準にして)約1重量ppmないし約10重量%、好ましくは約10重量ppm(wppm)ないし約5重量%(50000wppm)、さらに好ましくは約50〜約10000wppm、最も好ましくは約50〜約5000wppmのルイス酸触媒濃度を使用する。
縮合反応は、溶媒なしでも溶媒の存在下でも実施できる。溶媒の存在は、粘度、反応の速度及び方法の発熱性を制御する能力を高めるので有益であり得る。好ましい溶媒には、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素及びオリゴマー環状ジオルガノシロキサンがある。
(≡Si−H)部分と(≡SiOCH)部分との縮合反応は、反応剤及び触媒の化学構造、触媒の濃度、並びに使用する溶媒に応じ、周囲温度又は高温で実施できる。
場合によっては、1以上の(≡SiOCH)部分を含むシロキサンオリゴマー又はポリマーを、1以上の(H−Si≡)官能基を含むシロキサンオリゴマー又はポリマー及びルイス酸触媒とブレンドすることが望ましい。その後、縮合反応を熱で活性化することができる。かかる全配合混合物のポットライフを延ばすためには、安定剤の添加が推奨される。有効な安定剤は、ルイス酸との錯体を形成し得る求核試薬の群に属する。これらの安定剤(好ましくは求核性化合物)には、特に限定されないが、アンモニア、第一アミン、第二アミン、第三アミン、オルガノホスフィン及びホスフィンがある。
本発明の方法に従って製造した組成物は、シロキサンエラストマー、シロキサンコーティング、絶縁材料及び化粧品の分野で有用である。(≡Si−H)末端停止ジメチルシロキサンオリゴマーとアルコキシ末端停止ジフェニルシロキサンオリゴマーとの縮合は、有益な熱機械的性質を有する規則的ブロックシロキサンコポリマーの生成をもたらす。2以上の(≡SiOCH)部分を含むシロキサンオリゴマー及びポリマーと2以上の(H−Si≡)官能基を含むシロキサンオリゴマー及びポリマーとの縮合で製造される架橋材料は、新規なシロキサンコーティング及びシロキサンフォームの形成をもたらす。低架橋密度の網状構造体は、低分子量シロキサン又は炭化水素で膨潤してゲルを形成する能力を有することが多い。かかるゲルは、化粧品組成物用のシリコーン構造体として有用であることがわかった。超枝分れシロキサンポリマーは、2以上の(≡SiOCH)官能基及び1つの(H−Si≡)官能基を含む分子をルイス酸の存在下で自己縮合させることで製造できる。
ケイ素は四価元素であるが、本明細書中での記載の便宜上から、非加水分解的ケイ素−酸素結合の形成に関連する反応化学を説明するために使用する簡略化した化学反応シナリオの一部では、ケイ素原子の4つの結合のすべてが記載されているとは限らないことに注意すべきである。慣用される立体化学の観点から見てケイ素の原子価が過小又は過大である場合には、完全な構造を示してある。
1.MD 25 25 MとMe Si(OEt) との反応
50mlフラスコに7.5gのMD 2525M(0.057モルのSi−H)及び3gのMeSi(OEt)(0.02モル)を仕込んだ。得られた低粘度の均質な流体を100℃に1時間加熱した。反応は認められなかった。この例は、反応が適当な触媒作用を必要とすることを実証している。
2.B(C の存在下でのMD 25 25 MとMeSi(OEt) との反応
50mlフラスコに7.5gのMD 2525M(0.057モルのSi−H)及び3gのMeSi(OEt)(0.02モル)を仕込んだ。反応剤を混合して低粘度の均質な流体を形成した。塩化メチレン中での1.0wt%溶液としてのB(C1000ppmをフラスコに添加した。得られた混合物は数時間にわたり室温で安定であった。80℃に加熱した後、急速にガスを発生しながら非常に激しい反応が起こった。反応混合物は数秒でフォームに変わった。この例は、好適なボラン触媒(B(C)の添加がSi−HとSiORとの急速な反応を促進することを示している。思うに、この系はシロキサンフォームを製造するために使用できるであろう。
3.(CH Si(H)(OC )の自己縮合
50mlフラスコに10gの乾燥トルエン及び5.0×10−6モルのB(Cを仕込んだ。得られた混合物を50℃に加熱した。次に、5.2g(0.05モル)の(CHSi(H)(OC)を30分間にわたって滴下した。最初の数滴のアルコキシシランの添加後、ガス発生を伴う発熱反応が開始した。反応混合物の温度を90℃未満に保つように添加速度を調整した。添加の完了後、得られた混合物を50℃でさらに60分間加熱した。プロトンNMRは、Si−Hの100%転化及びSi−OEtの90%転化を示した。Si29 NMRは、少量のD(ヘキサメチルシクロトリシロキサン)及びD(オクタメチルシクロテトラシロキサン)と共に線状アルコキシ停止シロキサンオリゴマーが生成されたことを示した。この低温方法は室温でも実施できる。
4.(CH )Si(H)(OCH の自己縮合
50mlフラスコに10gの乾燥トルエン及び5.0×10−6モルのB(Cを仕込んだ。得られた混合物を50℃に加熱した。次に、5.3g(0.05モル)の(CH)Si(H)(OCHを30分間にわたって滴下した。最初の数滴のアルコキシシランの添加後、ガス発生を伴う発熱反応が開始した。混合物の温度を90℃未満に保つように添加速度を調整した。添加の完了後、得られた混合物を50℃でさらに60分間加熱した。プロトンNMRは、Si−Hの100%転化及びSi−OCHの50%転化を示した。Si29 NMRは、Si−OCH末端基を有する超枝分れシロキサンオリゴマーの生成を示した。
5.HSi(OC の自己縮合
50mlフラスコに10gの乾燥トルエン及び5.0×10−6モルのB(Cを仕込んだ。得られた混合物を50℃に加熱した。次に、7.9g(0.05モル)のHSi(OCを30分間にわたって滴下した。反応温度は変化せず、ガス発生は認められなかった。アルコキシシランの添加後、得られた混合物を50℃でさらに60分間加熱した。プロトンNMRは、Si−Hの0%転化を示した。
6.(CH O) Si(C とH−Si(CH −O−Si(CH −Hとの縮合
50mlフラスコに10gの乾燥トルエン及び5.0×10−6モルのB(Cを仕込んだ。
得られた混合物を50℃に加熱した。次に、4.88g(0.02モル)の(CHO)Si(Cと2.68g(0.02モル)のH−Si(CH−O−Si(CH−Hとの混合物を30分間にわたって滴下した。最初の数滴の添加後、ガス発生を伴う発熱反応が開始した。添加の完了後、得られた混合物を50℃でさらに60分間加熱した。プロトンNMRは、Si−Hの100%転化及びSi−OCHの100%転化を示した。Si29 NMRは、環状化合物(Si(C−OSi(CH−O−Si(CH−O)−及び線状オリゴマーの生成を示した。
7.(CH O) Si(C とH−Si(CH −Clとの縮合
50mlフラスコに10gの乾燥トルエン、2.93g(0.03モル)のH−Si(CH−Cl及び5.0×10−6モルのB(Cを仕込み、20℃に冷却した。次に、3g(0.012モル)の(CHO)Si(Cと3.0gのトルエンとの混合物を30分間にわたって滴下した。最初の1滴の添加後、ガス発生を伴う発熱反応が開始した。添加の完了後、得られた混合物を50℃で加熱し、部分真空を加えて低沸点成分を除去した。プロトンNMRは、Si−Hの100%転化及びクロロ停止シロキサン(ClSi(CH−O−Si(C−O−Si(CHCl)の生成を示した。Si29 NMRは、この化合物の生成を確認した。
8.((CH CHO) SiC とH−Si(CH −O−Si(CH −Hとの縮合
50mlフラスコに10gの乾燥トルエン及び5.0×10−6モルのB(Cを仕込んだ。得られた混合物を50℃に加熱した。次に、4.64g(0.02モル)の(iPrO)SiViと1.34g(0.01モル)のH−Si(CH−O−Si(CH−Hとの混合物を5分間にわたって滴下した。反応温度は変化せず、ガス発生は認められなかった。反応剤の添加後、得られた混合物を50℃でさらに60分間加熱した。GC分析は、シロキサンオリゴマーの生成を示さなかった。例8は、イソプロポキシシラン又はt−ブチルオキシシランのような立体障害アルコキシシランはB(Cの存在下でSi−Hと反応しないことを示している。縮合反応は、ケイ素原子に結合した−O−CH−Rアルコキシド部分の存在を必要とする。
9.B(C の存在下でのMD 25 25 MとMeSi(OMe) との反応
10mlフラスコに1.25gのMD 2525M(0.01モルのSi−H)及び適当量のMeSi(OMe)を仕込んだ。反応剤を混合して低粘度の均質な流体を形成した。次に、B(Cを添加した。上記混合物の硬化速度を示差走査熱量測定法(DSC:Perkin Elmer社)で評価した。観測されたポットライフ、ピーク温度及びΔHを下記表中に示す。
Figure 2007538070

10.B(C の存在下でのMD 25 25 MとオクチルSi(OMe) との反応
10mlフラスコに1.25gのMD 2525M(0.01モルのSi−H)及び適当量の(C17)Si(OMe)を仕込んだ。反応剤を混合して低粘度の均質な流体を形成した。次に、B(Cを添加した。上記混合物の硬化速度を示差走査熱量測定法(DSC:Perkin Elmer社)で評価した。観測されたポットライフ、ピーク温度及びΔHを下記表中に示す。
Figure 2007538070

例9及び10は、触媒量のB(Cの存在下にあるSi−Hシロキサンとアルコキシシランとの混合物が室温で10分ないし6時間超の時間にわたり安定であることを示している。かかる室温安定混合物は、わずかに高めた温度で迅速に反応させることができる。これらの実験は、例9及び10の混合物が低温(80℃未満)で薄いシロキサンコーティングを形成するために使用できることを示している。かかる性質は、低温剥離紙コーティング及びその適用のために有用であろう。
上述の実施例は単に本発明を例示するものであって、本発明の特徴の一部のみを例示するために役立つにすぎない。特許請求の範囲は想定された限り広い範囲で本発明を権利主張するものであり、本明細書中に示した実施例は多数のあらゆる可能な実施形態から選択された実施形態を例示している。したがって、本出願人は、特許請求の範囲が本発明の特徴を例示するために使用した実施例の選択によって限定されるべきでないことを意図している。特許請求の範囲中で使用する「を含む」という用語及びその文法的変形は、論理的には、範囲の異なる語句(例えば、特に限定されないが、「から実質的になる」及び「からなる」)を内包しかつ包含している。必要な範囲が提示された場合、これらの範囲はその範囲内のすべての部分範囲を包含している。これらの範囲内での変更は当業者に想起されるものと予想すべきであり、既に公共の用に供されていない場合には、これらの変更は可能ならば特許請求の範囲に包含されると解すべきである。また、科学及び技術の進歩が言葉の不正確さのために現在想定されていない同等例及び置換例を可能にすることも予想されるが、これらの変更も可能ならば特許請求の範囲に包含されると解すべきである。本明細書中に引用されたすべての米国特許の開示内容は、援用によって本明細書の内容の一部をなす。

Claims (35)

  1. ケイ素−酸素結合の形成方法であって、
    a)ケイ素原子に直接結合した水素原子を含む第一の含ケイ素化合物と
    b)ケイ素原子に結合したアルコキシ基を含む第二の含ケイ素化合物とを
    c)ルイス酸触媒の存在下で
    反応させることによってケイ素−酸素結合を形成する段階を含んでなる方法。
  2. 化合物中にケイ素−酸素結合を形成する方法であって、
    a)第一のケイ素原子に直接結合した水素原子及び第二のケイ素原子に結合したアルコキシ基の両方を当該化合物中に含む化合物を選択する段階と、
    b)ヒドロシラン部分とケイ素−アルコキシ基とを
    c)ルイス酸触媒の存在下で
    反応させることによってケイ素−酸素結合を形成する段階とを含んでなる方法。
  3. ルイス酸触媒が次式の化合物からなる、請求項1記載の方法。
    MR12
    (式中、MはB、Al、Ga、In及びTlからなる群から選択され、各R12は炭素原子数6〜14の一価芳香族炭化水素基からなる群から独立に選択され、XはF、Cl、Br及びIからなる群から選択されるハロゲン原子であり、x+y=3という要件の下で、xは1、2又は3であり、yは0、1又は2である。)
  4. Mがホウ素である、請求項3記載の方法。
  5. 各R12がCであり、x=3である、請求項4記載の方法。
  6. ルイス酸触媒の濃度が約10〜約50000wppmの範囲内にある、請求項1記載の方法。
  7. 当該方法が、アンモニア、第一アミン、第二アミン、第三アミン及びオルガノホスフィンからなる群から選択される化合物の添加によって安定化される、請求項1記載の方法。
  8. 当該方法が熱で活性化される、請求項1記載の方法。
  9. ルイス酸触媒が次式の化合物からなる、請求項2記載の方法。
    MR12
    (式中、MはB、Al、Ga、In及びTlからなる群から選択され、各R12は炭素原子数6〜14の一価芳香族炭化水素基からなる群から独立に選択され、XはF、Cl、Br及びIからなる群から選択されるハロゲン原子であり、x+y=3という要件の下で、xは1、2又は3であり、yは0、1又は2である。)
  10. Mがホウ素である、請求項9記載の方法。
  11. 各R12がCであり、x=3である、請求項10記載の方法。
  12. ルイス酸触媒の濃度が約10〜約50000wppmの範囲内にある、請求項2記載の方法。
  13. 当該方法が、アンモニア、第一アミン、第二アミン、第三アミン、オルガノホスフィン及びホスフィンからなる群から選択される化合物の添加によって安定化される、請求項2記載の方法。
  14. 当該方法が熱で活性化される、請求項2記載の方法。
  15. 請求項2記載の方法を用いる超枝分れシロキサンポリマーの製造方法であって、前記化合物が
    a)2以上の第一のケイ素原子に直接結合した2以上の水素原子及び1つの第二のケイ素原子に結合したただ1つのアルコキシ基を含み、或いは別法として、前記化合物が
    b)第一のケイ素原子に直接結合した1つの水素原子及び2以上の第二のケイ素原子に結合した2以上のアルコキシ基を含む、方法。
  16. 請求項1記載の方法を用いる架橋シロキサン網状構造体の製造方法であって、前記第一の含ケイ素分子が2以上のケイ素原子に直接結合した2以上の水素原子を含み、前記第二の含ケイ素分子が2以上のケイ素原子に結合した2以上のアルコキシ基を含む、方法。
  17. 請求項16記載の方法で製造されるシロキサンフォーム組成物。
  18. 請求項16記載の方法で製造されるシロキサンコーティング組成物。
  19. 請求項16記載の方法で製造される架橋シロキサン網状構造体。
  20. 低分子量シロキサン又は炭化水素で膨潤してゲルを形成する、請求項19記載の組成物。
  21. 低分子量シロキサン又は炭化水素で膨潤してゲルを形成する、請求項19記載の組成物。
  22. ケイ素−酸素結合の形成方法であって、
    a)ケイ素原子に直接結合した水素原子及び同じケイ素原子に結合したアルコキシ基の両方を当該化合物中に含む化合物を選択する段階と、
    b)前記化合物を
    c)ルイス酸触媒の存在下で
    反応させることによってケイ素−酸素結合を形成する段階とを含んでなる方法。
  23. ルイス酸触媒が次式の化合物からなる、請求項22記載の方法。
    MR12
    (式中、MはB、Al、Ga、In及びTlからなる群から選択され、各R12は炭素原子数6〜14の一価芳香族炭化水素基からなる群から独立に選択され、XはF、Cl、Br及びIからなる群から選択されるハロゲン原子であり、x+y=3という要件の下で、xは1、2又は3であり、yは0、1又は2である。)
  24. Mがホウ素である、請求項23記載の方法。
  25. 各R12がCであり、x=3である、請求項24記載の方法。
  26. ルイス酸触媒の濃度が約10〜約50000wppmの範囲内にある、請求項22記載の方法。
  27. 当該方法が、アンモニア、第一アミン、第二アミン、第三アミン、オルガノホスフィン及びホスフィンからなる群から選択される化合物の添加によって安定化される、請求項22記載の方法。
  28. 当該方法が熱で活性化される、請求項22記載の方法。
  29. 請求項22記載の方法を用いる超枝分れシロキサンポリマーの製造方法であって、前記化合物が
    a)2以上の第一のケイ素原子に直接結合した2以上の水素原子及び1つの第二のケイ素原子に結合したただ1つのアルコキシ基を含み、或いは別法として、前記化合物が
    b)第一のケイ素原子に直接結合した1つの水素原子及び2以上の第二のケイ素原子に結合した2以上のアルコキシ基を含む、方法。
  30. 請求項1記載の方法を用いる架橋シロキサン網状構造体の製造方法であって、前記第一の含ケイ素分子が2以上のケイ素原子に直接結合した2以上の水素原子を含み、前記第二の含ケイ素分子が2以上のケイ素原子に結合した2以上のアルコキシ基を含む、方法。
  31. 請求項30記載の方法で製造されるシロキサンフォーム組成物。
  32. 請求項30記載の方法で製造されるシロキサンコーティング組成物。
  33. 請求項30記載の方法で製造される架橋シロキサン網状構造体。
  34. 低分子量シロキサン又は炭化水素で膨潤してゲルを形成する、請求項33記載の組成物。
  35. 低分子量シロキサン又は炭化水素で膨潤してゲルを形成する、請求項34記載の組成物。
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