JP2007534773A - 着色、漂白、又はパーマの後の改善された毛髪コンディショニングのための方法及びキットパーツ - Google Patents

着色、漂白、又はパーマの後の改善された毛髪コンディショニングのための方法及びキットパーツ Download PDF

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Abstract

本発明はヘアケアの分野に関する。より具体的には、本発明は着色、漂白、パーマ処理において酸化された後の毛髪のコンディショニングに関する。毛髪に酸化処理を施しながらカチオン性ポリマーを与え、次にその酸化された毛髪に官能化シリコーンを含む組成物を用いたコンディショニング処理を施すことによって、優れたコンディショニングを得ることができる。

Description

本発明はヘアケアの分野に関する。より具体的には、本発明は着色されるかパーマをかけられた後の毛髪のコンディショニングに関する。
酸化組成物、例えば毛髪漂白若しくは脱色、永続的着色、又は毛髪の永続的な再成形のために設計された酸化組成物は、毛髪に不可逆的な物理化学変化をもたらす。これらの不可逆性の物理化学的な変化は、より扱いにくい毛髪につながる粗さ、脆性及び乾燥の増大として、現れ得る。着色、漂白、又はパーマの方法においてコンディショナーを使用することが既知である。コンディショニング物質は着色剤若しくはパーマ製品に添加することができ、あるいはこれらは別個のコンディショナーとして着色剤若しくはパーマ用キット内に供給されることができ、それによって着色若しくはパーマ事象の間又はすすぎ後のどちらかに毛髪に適用されることができる。EP0275707に記載されるように、この目的のためにアミノシリコーンを使用することが既知である。しかしながら、より極性の高い毛髪、例えば連続的な酸化事象の後に得られる毛髪の場合には、アミノシリコーンの沈着は大幅に減少し、毛髪コンディショニングにおいて同じレベルの効果を提供できないということもまた立証されてきた。理論に束縛されるものではないが、その理由は、極性の高い、化学的に損傷した毛髪と、相対的に非極性のアミノシリコーンとの間には、表面エネルギーの不適応性があり、それがあまり十分でない接着につながる可能性があるからである。
今日の人々において生じる、一方の極端な場合の非損傷ヴァージン毛髪から、もう一方の極端な場合の多数回の酸化的染料処理に曝された毛髪まで、あらゆる種類の毛髪に均一に沈着する、官能化シリコーンコンディショニング剤を含むコンディショニング組成物は、適用後短い期間及び長い期間の両方において、酸化組成物で処理された毛髪のコンディショニング効果を改善するためのいくらかの助けになる。こうした組成物はEP1358865及びEP1356800に記載されているが、しかし、これらでさえも、適用から繰り返される洗浄サイクルまでの間隔を通してずっとは、毛髪に最適なコンディショニング効果を送達しない。
要約すると、本発明の目的は、一方の極端な場合の非損傷ヴァージン毛髪から、他方の極端な場合の多数回の酸化的処理に曝された毛髪までの異なる損傷状態の毛髪に、均一に及び持続的に沈着する、消費者に対するコンディショニング効果が失われるほど急速に洗い流されることのない、優れたコンディショナーを、酸化処理系から生ずることである。
それに応じて、毛髪が酸化処理を施されている間にその毛髪にカチオン性ポリマーを与え、その次に前記酸化された毛髪に官能化シリコーンを与えることによって、優れたコンディショニングを得られることが見出された。これらの2つの連続した処理の組み合わせは、独立したコンディショニング処理として使用されるどちらの場合よりも大きなコンディショニング感覚を送達する。この2つのコンディショニング系が相乗作用して、酸化処理後の洗浄の早い段階の直後又はその段階の間に優れたレベルのコンディショニングを送達しつつ、なお長時間のコンディショニング効果を保持する。シリコーンのみを使用することによっては、いわゆる「洗浄感覚」の特質における代償を招くことなしに、これを達成することはできない。
第1の実施形態では、本発明は毛髪の処理のための方法を包含するが、その際、毛髪にカチオン性ポリマーの存在下で酸化処理を施し、次に前記酸化された毛髪に官能化シリコーンを提供する。
第2の実施形態では、本発明は毛髪の処理のためのキットパーツを包含するが、このキットは、毛髪が酸化される工程で使用するための、酸化剤を含む組成物と、カチオン性ポリマーを含む組成物と、前記酸化工程の後に続く工程で使用するための官能化シリコーンを含む組成物とを含む。
本発明は人の毛髪を処理するための化粧品向けに許容可能な2つの組成物の使用を伴う。1つ目は、酸化剤を含有する酸化組成物であり、それは着色、脱色、漂白、又はパーマ組成物のいずれかであることが可能である。本発明によれば、この酸化剤を含有する組成物はまた、使用時に、カチオン性ポリマーをも含む。第2の組成物は、1〜12mN/mの界面張力(IFT)及び0.4〜150Pa・s(400〜150,000cps)の粘度を有する官能性シリコーンポリマーを含むコンディショニング組成物であり、ここで前記シリコーンは毛髪に持続的に沈着する。
酸化組成物
本明細書で使用するための酸化剤は無機又は有機の酸化剤であることができる。酸化剤は、好ましくは組成物中にその組成物の約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.01重量%〜約14重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約12重量%の濃度で存在する。
本明細書で有用な無機過酸素酸化剤は、一般的に水溶液中で過酸化物を発生可能な無機過酸素物質である。無機過酸素酸化剤は、本組成物に使用するのに安全かつ有効でなければならない。好ましくは、本明細書の使用に好適な無機過酸素酸化剤は、液状又は使用される予定の形態にある場合に、本発明による組成物に可溶性である。好ましくは、本明細書の使用に好適な無機過酸素酸化剤は水溶性である。本明細書で定義されるような水溶性の酸化剤とは、25℃で脱イオン水1000mlに対して約10g程度の溶解度を有する剤を意味する(「化学(Chemistry)」C.E.モルティマー(C.E.Mortimer)、第5版、277ページ)。
無機過酸素酸化剤は当該技術分野において周知であり、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物、例えば過ヨウ素酸ナトリウム、過臭素酸ナトリウム、及び過酸化ナトリウム、並びに無機過水和塩の酸化化合物、例えば過ホウ酸類、過炭酸類、過リン酸類、過ケイ酸類、過硫酸類などのアルカリ金属塩が挙げられる。これらの無機過水和塩は、一水塩、四水塩などとして組み込まれてもよい。必要に応じて、2つ以上のかかる無機過酸素酸化剤の混合物を使用することができる。臭素酸アルカリ金属塩及びヨウ素酸アルカリ金属塩は本明細書での使用に好適であるが、臭素酸塩が好ましい。本発明による組成物中に用いるのに極めて好ましいのは過酸化水素である。
本明細書の組成物は無機過酸素酸化剤(類)の代わりに又はそれに加えて、1つ以上のあらかじめ形成された有機過オキソ酸酸化剤を含んでもよい。
本発明による着色組成物に使用するのに好適な有機過オキソ酸酸化剤は次の一般式を有する:
R−C(O)OOH
式中、Rは、1〜14個の炭素原子を有する飽和又は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分枝鎖のアルキル基、アリール基、又はアルカリール基から選択される。
有機過オキソ酸酸化剤は、本明細書の組成物にて使用されるのに安全かつ有効でなければならない。好ましくは、本明細書の使用に好適なあらかじめ形成された有機過オキソ酸酸化剤は、液状及び使用する予定の形態にある場合に、本発明に従って使用される組成物に可溶性である。好ましくは、本明細書の使用に好適な有機過オキソ酸酸化剤は水溶性となる。本明細書で定義されるような水溶性のあらかじめ形成された有機過オキソ酸酸化剤とは、25℃で脱イオン水1000mlに対して約10g程度の溶解度を有する剤を意味する(「化学(Chemistry)」C.E.モルティマー(C.E.Mortimer)、第5版、277ページ)。
酸化組成物は、例えば水性であることができ、その水性酸化組成物のpHは、例えば1〜13、より好ましくは2〜12の範囲であってよい。
酸化組成物はまた、毛髪漂白又は着色の場合のように、2つの部分の形態であって使用の時点で使用する前に互いに混合されてもよく、これらの2つの部分のうちの一方はアルカリ剤を含み、固体又は液体形態であってよい。過酸化水素構成成分に関しては、混合前には7よりも低いpHであることができる。
水性酸化組成物のpHは、塩基性化剤、例えば、水性アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、1,3−プロパンジアミン、アルカリ金属若しくはアンモニウムカーボネート及びビカーボネート、グアニジンカーボネートなどの有機カーボネート、アルカリ金属水酸化物を単独若しくは混合物として加えることによって、又は酸性化剤、例えば、塩酸、酢酸、乳酸、及びホウ酸を単独若しくは混合物として加えることによってのどちらかで、従来どおりに得られ及び/又は調整されてよい。
本明細書の組成物は、無機過酸素酸化剤類及び任意のあらかじめ形成されたペルオキシ酸酸化剤(類)用のための遷移金属含有触媒を任意に含有してもよい。本明細書に用いるのに好適な触媒は、PCT国際公開特許WO98/27945に開示されている。
本明細書の組成物は、任意の構成成分として重金属イオン封鎖剤を含有してもよい。重金属イオン封鎖剤は、本明細書において重金属イオンを封鎖する(キレート化する又は捕捉する)作用を行う構成成分を意味する。これらの成分はまた、カルシウム及びマグネシウムキレート能力を有する場合もあるが、好ましくは鉄、マンガン及び銅などの重金属イオンと結合する選択性を表す。そのような金属封鎖剤は、本明細書に記載されているような毛髪着色組成物において、毛髪着色製品の優れた保存安定性の提供と共に、制御された酸化作用の送給に有用なものである。
重金属イオン封鎖剤は、組成物の約0.005重量%〜約20重量%、好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約2重量%の濃度で存在してもよい。
ケラチン繊維の漂白又は脱色のためには、酸化組成物は、ケラチン繊維上に直接適用され、任意で水で洗い流される前に、2〜3秒間から数日間までの範囲の期間に渡って残存する、単一の製品の形態であることができる。あるいは、酸化組成物は、ケラチン繊維に適用する前に混合される2つの製品の形態であることができ、この混合された組成物は典型的には、任意で洗い流される前に、2〜3秒間から数時間、より好ましくは任意で洗い流される前に、1〜50分間、毛髪上に残存する。あるいは、酸化組成物は、ケラチン繊維に適用される前に混合される3つの製品の形態であることができ、この混合された組成物は典型的には、任意で洗い流される前に、2〜3秒間〜数時間、より好ましくは任意で洗い流される前に、1〜50分間、毛髪上に残存する。酸化構成成分と同時に毛髪に適用される更なる構成成分を含有する組成物もまた、本発明内に包含される。
酸化組成物はさらに、長く持続する色をケラチン繊維に付与する場合がある、酸化染料前駆体を酸化剤と共に利用するいわゆる酸化的染色又は着色を用いて、ケラチン繊維を染色又は着色するために使用されることができる。
本発明による組成物中の各酸化的毛髪着色剤の濃度は、約0.0001重量%〜約5重量%であってよい。
いずれの酸化的毛髪着色剤も本明細書の組成物に用いることができる。典型的には、酸化的毛髪着色剤は、染料形成中間体(又は前駆体)と集合的に称される少なくとも2つの構成成分を含む。染料形成中間体は、着色分子を形成するのに好適な酸化剤の存在下で反応することができる。
酸化的毛髪着色剤に使用される染料形成中間体としては:芳香族ジアミン類、アミノフェノール類、種々の複素環類、フェノール類、ナフトール類、及びこれらの種々の誘導体が挙げられる。これらの染料形成中間体は広く、第一中間体及び第二中間体に分類することができる。酸化的染料前駆体としても既知の第一中間体は、酸化によって活性化される化学的化合物であり、その後お互いに反応して及び/又はカップラーと反応して、着色染料複合体を形成することができる。色変性剤又はカップラーとしても既知の第二中間体は、活性化前駆体/第一中間体の存在下で色を形成することができる一般的に無色の分子であり、他の中間体と共に使用され特定の色効果を生成するか又は色を安定化させる。
本明細書の組成物及び方法に使用するのに好適な第一中間体としては:芳香族ジアミン類、多価フェノール類、アミノフェノール類及びこれらの芳香族化合物の誘導体(例えば、アミンのN−置換誘導体、及びフェノールのエーテル類)が挙げられる。このような第一中間体は、酸化前は一般的に無色の分子である。
いかなる特定の理論にも束縛されることは意図しないが、色がこれらの第一中間体及び第二カップラー化合物から生成されるプロセスは、第一中間体が(酸化によって)活性化され、カップラーと結合して二量体の抱合体有色種を生成することができるが、これが次に他の「活性化」第一中間体と結合して三量体である抱合体有色分子を生成することができるという、連続的な段階を一般的に包含すると考えられている。
一般的な用語において、酸化的染料第一中間体としては、酸化されて分子構造中に拡張された電子の共役系を有するオリゴマー又はポリマーを形成する物質が挙げられる。新しい電子構造のため、結果として生じるオリゴマー及びポリマーは電子スペクトルが可視範囲に移動して色が現れる。例えば、有色ポリマーを形成することができる酸化的第一中間体としては、単一の官能基を有し、酸化によって一連の抱合体イミン類及びキノイド二量体、三量体などを形成し、色は緑から黒の範囲である、アニリンのような物質が挙げられる。2官能基を有するp−フェニレンジアミンなどの化合物は、酸化的重合によって、拡張された共役電子系を有する高分子量の有色物質を産出することができる。当該技術分野において既知の酸化的染料を本発明による組成物に使用することができる。本明細書の使用に好適な第一中間体及び第二カップラーの代表的な一覧表が、サガリン(Sagarin)の「化粧品の科学及び技術(Cosmetic Science and Technology)」(インターサイエンス(Interscience)、特別版、第2巻、308〜310ページ)に見られる。
第一中間体は、単独で使用することも他の第一中間体と組み合わせて使用することもでき、1つ以上の中間体を1つ以上のカップラーと組み合わせて使用することもできる。第一中間体及びカップラーの選択は、所望の着色の色合い、明度及び彩度によって決定される。本明細書で単体で又は組み合わせて使用できる、灰色がかった金色から黒までの多様な色調を有する染料を提供する、19個の好ましい第一中間体及びカップラーが存在するが;これらは:ピロガロール、レゾルシノール、p−トルエンジアミン、p−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、o−アミノフェノール、p−アミノフェノール、4−アミノ−2−ニトロフェノール、ニトロ−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、m−アミノフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、1−ナフトール、N,Nビス(2−ヒドロキシエチル)p−フェニレンジアミン、レゾルシノール、ジアミノピラゾール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2−メチルレゾルシノール及び2,4−ジアミノアニソールである。これらは、分子形態又は過酸化物適合性塩の形態で使用することができる。
本発明の毛髪着色組成物は、酸化的毛髪着色剤に加えて又はその代わりに、非酸化的及び他の染料物質を包含していてもよい。本発明による毛髪着色組成物及び方法に使用するのに好適な任意の非酸化的及びその他の染料としては、半永続的染料、一時的染料及びその他の染料が挙げられる。本明細書中に定義されるような非酸化的染料としては、いわゆる「直接作用(direct action)染料」、金属染料、金属キレート染料、繊維反応染料、並びに他の合成染料及び天然染料が挙げられる。種々のタイプの非酸化的染料は、以下に詳述される:「人毛の化学的挙動及び物理的挙動(Chemical and Physical Behaviour of Human Hair)」第3版、クラレンス・ロビンス(Clarence Robbins)著(250〜259ページ);「化粧品の化学及び製造(The Chemistry and Manufacture of Cosmetics)」、第4巻、第2版、Maison G.De Navarre、45章、G.S.カス(Kass)著(841〜920ページ);「化粧品:科学及び技術(cosmetics:Science and Technology)」第2版、第2巻、バルサム・サガリン(Balsam Sagarin)、23章、F.E.ウォール(Wall)(279〜343ページ);「ヘアケアの科学(The Science of Hair Care)」、C.ズビアク(Zviak)編、7章(235〜261ページ)、並びに「毛髪染色(Hair Dye)」、J.C.ジョンソン(Johnson)、ノイズデータ(Noyes Data Corp.)、米国パークリッジ(1973年)、(3〜91ページ及び113〜139ページ)。
ケラチン繊維の着色のためには、酸化組成物は、ケラチン繊維上に直接適用され、任意で水で洗い流される前に、2〜3秒間から数日間までの範囲の期間に渡って残存する、単一の製品の形態であることができる。あるいは、酸化組成物は、ケラチン繊維に適用する前に混合される2つの製品の形態であることができ、この混合された組成物は典型的には、任意で洗い流される前に、2〜3秒間から数時間、より好ましくは任意で洗い流される前に、1〜50分間、毛髪上に残存する。あるいは、酸化組成物は、ケラチン繊維に適用される前に混合される3つの製品の形態であることができ、この混合された組成物は典型的には、任意で洗い流される前に2〜3秒間から数時間、より好ましくは任意で洗い流される前に1〜50分間、毛髪上に残存する。酸化構成成分と同時に毛髪に適用される更なる構成成分を含有する組成物もまた、本発明内に包含される。
酸化組成物はまた毛髪のようなケラチン繊維を永続的に再成形する方法における使用を見出す。この方法では、最初に還元組成物を毛髪に適用し、次にその毛髪の形状を所望されるように動かし、そしてその毛髪を2、3秒間から60分間、より好ましくは10〜40分間の範囲の期間に渡って放置する。次に毛髪を任意で水で洗い流してから、酸化組成物を2、3秒間から60分間、より好ましくは10〜40分間の範囲の期間に渡ってその毛髪に適用する。毛髪のようなケラチン繊維は、次に洗い流され、その毛髪は所望の形状から解放され、そして乾かされる。乾燥時に、毛髪は所望される形状の少なくとも一部を保持している。毛髪の永続的な再成形の議論は、クラレンス R ロビンス(Clarence R Robbins)、スプリンガー−ベルラグ(Springer-Verlag)、ニューヨーク、1994年による「人毛の化学的挙動及び物理的挙動(Chemical and Physcial Behaviour of Human Hair)」に見出すことができる。
本発明では、ケラチン繊維を漂白若しくは脱色するため、ケラチン繊維を着色するため、又はケラチン繊維を永続的に再成形するために使用することができる酸化剤を含有する組成物は、カチオン性ポリマーもまた含有する。
したがって、本発明の一実施形態では、毛髪の処理のための方法が提供されるが、その際、毛髪にカチオン性ポリマーの存在下で酸化処理を施し、次に前記酸化された毛髪に官能化シリコーンを提供する。またその実施形態では、酸化処理は着色処理、漂白処理、又はパーマ処理であることができる。
同様に、本発明の第2の実施形態では、毛髪が酸化される工程で使用するための、酸化剤を含む組成物と、カチオン性ポリマーを含む組成物と、前記酸化工程の後に続く工程で使用するための官能化シリコーンを含む組成物とを含む、毛髪の処理のためのキットパーツが提供される。この第2の実施形態では、キットパーツは毛髪の着色用のキットであってよく、その場合前記カチオン性ポリマーは、更に毛髪染料を含み、毛髪着色組成物の形成のために好適である組成物中に存在する。又は、キットパーツは、毛髪の漂白のためのキットであることができ、前記カチオン性ポリマーはその場合、毛髪の漂白のための組成物の形成のために好適であるアルカリ化系及び/又は酸化系中のいずれかに存在する(即ち、酸化剤を含む組成物はカチオン性ポリマーを含む組成物である)。又は、キットパーツは、毛髪のパーマのためのキットであることができ、前記カチオン性ポリマーはその場合、毛髪のパーマで使用するために好適な毛髪還元剤を含む組成物中及び/又は酸化組成物中のどちらかに存在する。
本明細書で使用するとき、「カチオン性ポリマー」という表現は、カチオン性基及び/又はカチオン性基へとイオン化されることのある基を含むあらゆるポリマーを指す。カチオン性ポリマー型のコンディショナーは、化粧品組成物により処理されたケラチン繊維の少なくとも1つの化粧品特性を改善するような当業者に既知のものから選択されてもよい。カチオン性ポリマーは、ポリマーの主鎖の一部を形成してもよいか又はポリマー主鎖に直接結合する側鎖置換基に有されてもよい、一級、二級、三級及び四級アミン基から選択される少なくとも1つのアミン基の単位を含むものから選択することができる。こうしたカチオン性ポリマーは一般に、500〜5×106、又はより好ましくは1000〜3×106の範囲の数平均分子量を有する。用いられてもよいポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ四級アンモニウム型のポリマーには次のものが挙げられるが、これらに限定されない:
1)アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル又はアミドから得られるホモポリマー及びコポリマー。これらのポリマーのコポリマーはまた、一群のアクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアシルアミド、その窒素原子上で低級(C1〜C4)アルキルから選択される少なくとも1つの基により置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、アクリル酸及びメタクリル酸及びこれらのエステル、ビニルピロリドン及びビニルカプロラクタムのようなビニルラクタム、並びにビニルエステルから選択されてもよいコモノマーから得られる少なくとも1つの単位を含むことができる。こうしたポリマーの例には次のものが挙げられる。
アクリルアミド及びメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトサルフェートのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム(Polquaternium)−5として知られるポリマー、例えばハーキュレス社(Hercules)により名称レテン(Reten)210、レテン(Reten)220、レテン(Reten)230、レテン(Reten)240、レテン(Reten)1104、レテン(Reten)1105、レテン(Reten)1006、及びナルコ社(Nalco)によりメルクァット(Merquat)5、メルクァット(Merquat)5SFとして販売される製品が挙げられる。
ビニルピロリドン及びジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−28として知られるポリマー、例えばインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ社(International Speciality Products)(ISP)により、名称ガフクァット(Gafquat)HS−100として販売される製品が挙げられる。
ビニルピロリドン及びジアルキルアミノアルキルアクリレート類又はメタクリレート類(methactylates)のコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム(Polquaternium)−11として知られるポリマー、例えばインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ社(International Speciality Products)(ISP)により、名称ガフクァット(Gafquat)440、ガフクァット(Gafquat)734、ガフクァット(Gafquat)755、ガフクァット(Gafquat)755N、及びBASF社によりルビクァット(Luviquat)PQ11PM、及びシノ・リオン社(Sino Lion)によりポリクァット(Polyquat)−11として販売される製品が挙げられる。
ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、及びメタクリロイルアミノプロピルラウリルジモニウムクロライドとのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−55として知られるポリマー、例えばインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ社(International Speciality Products)(ISP)により、名称スタイレーゼ(Styleze)W−20として販売される製品が挙げられる。
アクリル酸、アクリルアミド、及びメタクリルアミドプロピルトリモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−53として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)2003として販売される製品が挙げられる。
ジメチルアミノプロピルアクリレート(dimethyaminopropylacrylate)(DMAPA)、アクリル酸、及びアクリロニトロゲン、及びジエチルサルフェートのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−31として知られるポリマー、例えばリポ社(Lipo)により、名称ハイパン(Hypan)QT100として販売される製品が挙げられる。
アクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロライド、2−アミドプロピルアクリルアミドスルホネート、及びジメチルアミノプロピルアクリレート(dimethyaminopropylacrylate)(DMAPA)のコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−43として知られるポリマー、例えばクラリアント社(Clairant)により、名称ボーズクァット(Bozequat)4000として販売される製品が挙げられる。
アクリル酸、メチルアクリレート、及びメタクリルアミドプロピルトリモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−47として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により市販される名称メルクァット(Merquat)2001及びメルクァット(Merquat)2001Nとして販売される製品が挙げられる。
メタクリロイルエチルベタイン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、及びメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−48として知られるポリマー、例えばグー・ケミカル社(Goo Chemcial)により、名称プラサイズ(Plascize)L−450として販売される製品が挙げられる。
アクリル酸ジアリルジメチルアンモニウムクロライド及びアクリルアミドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム39として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)3330及びメルクァット(Merquat)3331として販売される製品が挙げられる。
更なる例には、メタクリルアミドメタクリルアミドプロピルトリモニウム(methacrylamide methacrylamidopropyltrimonium)及びメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロライドのコポリマー、及びその他のモノマーとホモポリマー化又は共重合されたそれらの誘導体が挙げられ、その例にはINCI命名法により、ポリクオタニウム−8、ポリクオタニウム−9、ポリクオタニウム−12、ポリクオタニウム−13、ポリクオタニウム−14、ポリクオタニウム−15として知られるポリマー、例えばローム社(Rohm)により名称ロハギット(Rohagit)KF720Fとして販売される製品、ポリクオタニウム−30として知られるポリマー、例えばキメックス社(Chimex)により名称メクソメア(Mexomere)PXとして販売される製品、ポリクオタニウム−33、ポリクオタニウム−35、ポリクオタニウム−36として知られるポリマー、例えばロン社(Rhon)により名称プレックス(Plex)3074Lとして販売される製品、ポリクオタニウム45として知られるポリマー、例えばロン社(Rhon)により名称プレックス(Plex)3073Lとして販売される製品、ポリクオタニウム49として知られるポリマー、例えばグー・ケミカルズ社(Goo Chemcials)により、名称プラサイズ(Plascize)L−440として販売される製品、ポリクオタニウム50として知られるポリマー、例えばグー・ケミカルズ社(Goo Chemcials)により、名称プラサイズ(Plascize)L−441として販売される製品、ポリクオタニウム−52として知られるポリマーが挙げられる。
2)カチオン性多糖類、例えばカチオン性セルロース及びカチオン性ガラクトマンナンガム。カチオン性多糖類の中で挙げてもよいのは、例えば、四級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、及びカチオン性セルロースコポリマー、又は水溶性四級アンモニウムモノマーによりグラフトされたセルロース誘導体、並びにカチオン性ガラクトマンナンガムである。例としては、次のものが挙げられるが、これらに限定されない。
ヒドロキシエチルセルロース及びジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−4として知られるポリマー、例えばナショナル・スターチ社(National Starch)により名称セルクァット(Celquat)L200及びセルクァット(Celquat)H100として販売される製品が挙げられる。
ヒドロキシエチルセルロース及びトリメチルアンモニウム置換エポキシドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−10として知られるポリマー、例えばA&Eコノック社(A&E Connock)により名称AECポリクオタニウム−10(AEC Polyquaternium-10)、トーホー社(Toho)によりカチナル(Catinal)C−100、カチナル(Catinal)HC−35、カチナル(Catinal)HC−100、カチナル(Catinal)HC−200、カチナル(Catinal)LC−100、カチナル(Catinal)LC−200、ナショナル・スターチ社(National Starch)によりセルクァット(Celquat)SC−240C、セルクァット(Celquat)SC−230M、デッカー社(Dekker)によりデカクァット(Dekaquat)400、デカクァット(Dekaquat)3000、アクゾ・ノベル社(Akzo Nobel)によりレオガード(Leogard)GP、リタ社(RITA)により、リタ・ポリクタ(RITA Polyquta)400リタ(RITA)、ポリクタ(Polyquta)3000、アマコール社(Amerchol)によりユーケア・ポリマー(UCARE Polymer)JR−125、ユーケア・ポリマー(UCARE Polymer)JR−400、ユーケア・ポリマー(UCARE Polymer)JR−30M、ユーケア・ポリマー(UCARE Polymer)LK、ユーケア・ポリマー(UCARE Polymer)LR400、ユーケア・ポリマー(UCARE Polymer)LR30Mとして販売される製品が挙げられる。
ヒドロキシエチルセルロース及びラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−24として知られるポリマー、例えばアマコール社(Amerchol)により名称クァトリソフト・ポリマー(Quatrisoft polymer)LM−200として販売される製品が挙げられる。
ヒドロキシプロピルグアーの誘導体であって、その例には、INCI命名法によりグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドとして知られるポリマー、例えばトーホー社(Toho)により名称カチナル(Catinal)CG−100、カチナル(Catinal)CG−200、コグニス社(Cognis)によりコスメディア・グアー(Cosmedia Guar)C−261N、コスメディア・グアー(Cosmedia Guar)C−261N、コスメディア・グアー(Cosmedia Guar)C−261N、フリーダム・ケミカル・ダイアモルト社(Freedom Chemical Diamalt)によりダイアガム(DiaGum)P5070、ハーキュレス(Hercules)/アクアロン社(Aqualon)によりN−ハンスカチオン性グアー(N-Hance Cationic Guar)、ローディア社(Rhodia)によりハイ−ケア(Hi-Care)1000、ジャガー(Jaguar)C−17、ジャガー(Jaguar)C−2000、ジャガー(Jaguar)C−13S、ジャガー(Jaguar)C−14S、ジャガー・エクセル(Jaguar Excel)、ニッポン・スターチ社(Nippon Starch)によりキプロガム(Kiprogum)CW、キプロガム(Kiprogum)NGKとして販売される製品が挙げられる。
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドのヒドロキシプロピル誘導体であって、その例には、INCI命名法によりヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドとして知られるポリマー、例えばローディア社(Rhodia)により名称ジャガー(Jagaur)C−162として販売される製品が挙げられる。
3)ポリアルキレンポリアミンとポリカルボン酸との縮合に続く二官能性剤によるアルキル化の結果として得られるポリアミノアミド誘導体。誘導体の中で、例えばアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンを挙げてもよい。
4)2つの一級アミン基及び少なくとも1つの二級アミン基を含むポリアルキレンポリアミンと、ジグリコール酸及び3〜8個の炭素原子を含む飽和脂肪族ジカルボン酸から選択されるジカルボン酸(decarboxylic acid)との反応により得られるポリマー。こうした誘導体の非限定例には、アジピン酸/エポキシプロピル(epxoypropyl)/ジエチレントリアミンが挙げられる。
5)ジアルキルジアリルアミン(dialkdiallylamine)又はジアルキルジアリルアンモニウム(dialkyldiallyammonium)のシクロポリマー(Cyclopolymers)であって、このポリマーの中で次のものを挙げてもよい。
ジメチルジアリルアンモニウムクロライドポリマー(Dimethyldiallyammonium chloride polymers)であって、その例には、INCI命名法によりポリクオタニウム−6として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)100、ローディア社(Rhodia)によりミラポール(Mirapol)100、コスメティック・レオロジーズ社(Cosmetic Rheologies)によりレオケア(Rheocare)CC6、A&Eコノック社(A&E Connock)によりAECポリクオタニウム−6(AEC Polyquaternium-6)、CPS社によりアゲクァット(Agequat)400、3V社( 3V Inc.)によりコンディショナー(Conditioner)P6、SNF社によりフロケア(Flocare)C106、クラリアント社(Clariant)によりゲナミン(Genamin)PDAC、マッキンタイア社(McIntyre)によりマッカーニウム(Mackernium)006として販売される製品が挙げられる。
アクリルアミド及びジメチルジアリルアンモニウムクロライドモノマーのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−7として知られるポリマー、例えばA&Eコノック社(A&E Connock)により名称AECポリクオタニウム−7(AEC Polyquaternium-7)、CPS社によりアゲクァット(Agequat)−5008、アゲクァット(Agequat)C−505、3V社(3V Inc.)によりコンディショナー(Conditioner)P7、SNF社によりフロケア(Flocare)C107、マッキンタイア社(McIntyre)によりマッカーニウム(Mackernium)007、マッカーニウム(Mackernium)007S、トーホー社(Toho)によりMEポリマー(ME Polymer)09W、ナルコ(Nalco)社によりメルクァット(Merquat)550、メルクァット(Merquat)2200、メルクァット(Merquat)S、ローディア社(Rhodia)によりミラポール(Mirapol)550、コスメティック・レオロジーズ社(Cosmetic Rheologies)によりレオケア(Rheocare)CC7、レオケア(Rheocare)CCP7、チバ社(Ciba)によりサルケア(Salcare)HSP−7、サルケア(Salcare)SC10、サルケア・スーパー(Salcare Super)7として販売される製品が挙げられる。
ジメチルジアリルアンモニウムクロライド及びアクリル酸のコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−22として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)280及びメルクァット(Merquat)295として販売される製品が挙げられる。
6)[−N+(R1)(R2)−A1−N+(R3)(R4)−B1−][2X−]に相当する繰返し単位を含む四級ジアンモニウムポリマーであって、式中、同一であっても、又は異なっていてもよいR1、R2、R3及びR4は、1〜20個の炭素原子を含む脂肪族、脂環式及びアリール脂肪族(arylaliphatic)ラジカル、並びに低級ヒドロキシアルキル脂肪族ラジカルから選択されるか、又はR1、R2、R3及びR4は共に若しくは別個に、それらが結合する窒素原子と、窒素以外の第2のヘテロ原子を任意に含む複素環を構成するか、又はR1、R2、R3及びR4は、ニトリル、エステル、アシル及びアミド基、及び−CO−O−R5−D及び−CO−NH−R5−D(式中R5はアルキレン基から選択され、Dは四級アンモニウム基から選択される)の基から選択される少なくとも1つの基により置換される直鎖若しくは分枝鎖C1〜C6アルキルラジカルから選択される。同一であっても、又は異なっていてもよいA1及びB1は、2〜20個の炭素原子を含む直鎖及び分枝鎖の、飽和又は不飽和ポリメチレン基から選択される。主環に結合した又は挿入されたポリメチレン基は、芳香環、酸素及びイオウ原子、並びにスルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、四級アンモニウム、ウレイド、アミド、及びエステル基から選択される少なくとも1つの存在を含んでもよく、X−は、無機及び有機酸から得られるアニオンである。Dは、グリコール残基、ビス−二級ジアミン残基、ビス−一級ジアミン残基、又はウレイレン基から選択される。その例にはINCI命名法によりヘキサジメトリンクロライド(Hexadimethrine chloride)として知られるポリマーが挙げられ、この場合、R1、R2、R3及びR4は、それぞれメチルラジカルであり、A1は(CH2)3であり、B1は(CH2)6であり、X=Clである。その更なる例には、INCI命名法によりポリクオタニウム−34として知られるポリマーが挙げられ、この場合、R1及びR2はエチルラジカルであり、R3及びR4はメチルラジカルであり、A1は(CH2)3であり、B1は(CH2)3であり、X=Brであり、例えばキメックス社(Chimax)により名称メクソメア(Mexomere)PAXとして販売される製品が挙げられる。
7)式[−N+(R6)(R7)−(CH2)r−NH−CO−(CH2)q−(CO)t−NH−(CH2)s−N+(R8)(R9)−A−][2X−]の繰返し単位を含むポリ四級アンモニウムポリマーであって、式中、同一であっても、又は異なっていてもよいR6、R7、R8及びR9は、水素原子、及びメチル、エチル、プロピル、−ヒドロキシエチル、−ヒドロキシプロピル、及び−CH2CH2(OCH2CH2)pOHラジカル(式中、pは0又は1〜6の範囲の整数である)から選択され、式中、R6、R7、R8及びR9はすべてが同時に水素原子を表さない。同一であっても、又は異なっていてもよいR及びsは、それぞれ1〜6の範囲の整数であり、qは0又は1〜34の範囲の整数であり、X−はハライドのようなアニオンである。Tは、0又は1に等しくなるように選択される整数である。Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2−のような二価のラジカルから選択される。例としては、次のものが挙げられる。
INCI命名法によりポリクオタニウム−2として知られるポリマーであって、その場合r=s=3、q=0、t=0であり、R6、R7、R8及びR9はメチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2であり、例えばエソックス(Ethox)から名称エスポール(Ethpol)PQ−2、及びローディア社(Rhodia)によりミラポール(Mirapol)A−15として販売される製品が挙げられる。
INCI命名法によりポリクオタニウム−17として知られるポリマーであって、その場合r=s=3、q=4、t=1であり、R6、R7、R8及びR9はメチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2である。
INCI命名法によりポリクオタニウム18として知られるポリマーであって、その場合r=s=3、q=7、t=1であり、R6、R7、R8及びR9はメチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2である。
ポリクオタニウム−2とポリクオタニウム−17との反応により形成されるブロックコポリマーとして、INCI命名法によりポリクオタニウム27として知られるポリマー、例えばローディア社(Rhodia)により名称ミラポール(Mirapol)175として販売される製品。
8)ビニルピロリドンとビニルイミダゾール及び任意にビニルカプロラクタムとのコポリマーであって、その例にはメチルビニルイミダゾリウムクロライド及びビニルピロリドンから形成されるポリクオタナリー(Polyquaternary)−16としてINCI命名法により知られるポリマー、例えばBASF社により名称ルビクァット(Luviquat)FC370、ルビクァット(Luviquat)FC550、ルビクァット(Luviquat)FC905、ルビクァット(Luviquat)HM−552として販売される製品が挙げられる。又はビニルカプロラクタム及びビニルピロリドンとメチルビニルイミダゾリウムメトサルフェートとのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−46として知られるポリマー、例えばBASF社により名称ルビクァット・ホールド(Luviquat Hold)として販売される製品が挙げられる。又はビニルピロリドン及び四級化されたイミダゾリンのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタナリー(poylquaterary)44として知られるポリマー、例えばBASF社により名称ルビクァット・ケア(Luviquat Care)として販売される製品が挙げられる。
9)ポリアミン、例えばCTFA事典において、参照名ポリエチレングリコール(15)タローポリアミンとして、コグニス(Cognis)により販売される製品ポリクアート(Polyquart)H。
10)架橋メタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩ポリマーであって、例えばメチルクロライドにより四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートのホモポリマー化により、又はアクリルアミドと、メチルクロライドにより四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合により得られるポリマーであって、ホモポリマー化若しくは共重合は、その後メチレンビスアクリルアミドのようなオレフィンの不飽和を含む化合物により架橋され、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−37として知られるポリマー、例えば3Vシグマ社(3V sigma)により名称シンザレン(Synthalen)CN、シンザレン(Synthalen)CR、シンザレン(Synthalen)CUとして販売される製品、又は別の媒体中での分散液として、例えばチバ社(Ciba)により名称サルケア(Salcare)SC95及びサルケア(Salcare)SC96、又はコスメティック・レオロジーズ社(Cosmetic Rheologies)によりレオケア(Rheocare)CTH(E)として販売される製品が挙げられる。又はその別の例では、INCI命名法によりポリクオタニウム−32として知られるポリマーが挙げられ、又は鉱油中での分散体として販売される時には、例えばチバ社(Ciba)により、名称サルケア(Salcare)SC92として販売される製品が挙げられる。
11)カチオン性ポリマーの更なる例には、INCI命名法によりポリクオタニウム51として知られるポリマー、例えばNOF社により名称リピデュア(Lipidure)−PMBとして販売される製品、INCI命名法によりポリクオタニウム54として、例えばミツイ(Mitsui)により名称クォルティ(Qualty)−Hyとして販売される製品、及びINCI命名法によりポリクオタニウム56として、例えば三洋化成(Sanyo chemicals)により名称ヘアロール(Hairrol)UC−4として販売される製品が挙げられる。
12)カチオン性基及び/又はカチオン性基にイオン化し得る基を含むシリコーンポリマー。例えば:
・一般式(R10−N+(CH3)2)−R11−(Si(CH3)2−O)x−R11−(N+(CH3)2)−R10)のカチオン性シリコーンであって、式中、R10はココヤシ油から誘導されるアルキルであり、R11は(CH2CHOCH2O(CH2)3であり、xは20〜2000の数であり、その例にはINCI命名法によりクオタニウム80として知られるポリマー、例えばゴールドシュミット社(Goldschmidt)により市販される名称アビル・クアット(Abil Quat)3272、及びアビル・クアット(Abil Quat)3474として販売される製品が挙げられる。
・カチオン性基にイオン化し得る基を含有するシリコーンであって、例えば少なくとも10個の繰返しシロキサン−(Si(CH3)2−O)単位をポリマー鎖の中に含有し、末端アミノ官能基、グラフトアミノ官能基、又は末端及びグラフトアミノ官能基の混合物のいずれかを有するアミノシリコーン。官能基の例は、アミノエチルアミノプロピル、アミノエチルアミノイソブチル(aminoethylaminoisobutly)、アミノプロピルに限定されない。グラフトポリマーの場合は、末端のシロキサン単位は(CH3)3Si−O又はR12(CH3)2Si−Oのいずれかであることができ、その場合R12は、OH又はOR13であることができ、その場合R13は、C1〜C8アルキル基、又は両方の官能末端基の混合物である。これらのシリコーンはまた、予備形成されたエマルションとして入手可能である。(CH3)3Si−Oの末端シロキサン単位を有するポリマーであって、その例にはINCI命名法によりトリメチルシリルアモジメチコンとして知られるポリマー、例えばダウ・コーニング社(Dow Corning)により名称DC−2−8566、DC7224及びDC−2−8220として販売される製品、GEシリコーンズ社(GE Silicones)により市販されるSF1708及びSM2125、ワッカー・シリコーンズ社(Wacker silicones)により市販されるワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM653が挙げられる。更なる例には、(R12O)(CH3)2Si−Oの末端シロキサン単位を有するポリマーが挙げられ、その場合R12は、OH若しくはOR13であることができ、その場合R13は、C1〜C8アルキル基、又は両方の官能末端基の混合物であり、INCI命名法によりアモジメチコンとして知られ、例えばワッカー・シリコーンズ社(Wacker silicones)により市販される名称ワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM1100、ワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM1600、ワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM652、ワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM6057E、ワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM8020として販売される製品、ダウ・コーニング社(Dow Corning)により市販されるDC929、DC939、及びDC949、並びにGEシリコーンズ社(GE Silicones)により市販されるSM2059が挙げられる。
・カチオン性基にイオン化し得る基を含有するシリコーンであって、例えば少なくとも10個の繰返しシロキサン−(Si(CH3)2−O)単位をポリマー鎖の中に含有し、末端アミノ官能基、グラフトアミノ官能基、又は末端及びグラフトアミノ官能基の混合物のいずれかを、追加の官能基と共に有するシリコーン。追加の官能基には、ポリオキシアルキレン、アミンとカルビノールとの反応生成物、アルキル鎖を挙げることができる。例えば、INCI命名法によりメトキシPEG/PPG−7/3アミノプロピルジメチコンとして知られる製品であって、例えばデグサ社(Degussa)により市販されるアビル・ソフト(Abil Soft)AF100の名称で販売される製品。例えば、INCI命名法によりビス(C13〜15アルコキシ)PGアモジメチコンとして知られる製品、例えばダウ・コーニング社(Dow Corning)により市販されるDC8500の名称で販売される製品。
当業者は、化粧品組成物で処理されるケラチン繊維の少なくとも1つの化粧品特性を改善するように前述のカチオン性ポリマーのうちの1つ又は選定品のいずれかを選択することができる。
酸化組成物はまた、任意で、化粧品組成物で処理されるケラチン繊維の少なくとも1つの化粧品特性を改善する他の活性物質も含有することができる。当業者はこうした活性物質を選択することができる。
ケラチン繊維を漂白又は脱色することができる酸化剤、ケラチン繊維を着色することができる酸化剤、又はケラチン繊維を永続的に再成形させる方法において使用するための酸化剤を含有する組成物はまた、増粘剤、ふけ防止及び脂漏防止剤(antiseborrhoeic agents)、芳香剤、真珠層剤(nacreouse agents)、ヒドロキシ酸、電解質、保存剤、日焼け止め剤、ビタミン、プロビタミン、例えばパンテノール、アニオン性(amionic)及び非イオン性ポリマー、シリコーン、有機官能性シリコーン、タンパク質、タンパク質ハイドロシレート(hydrosylates)、18−メチルエイコサン酸、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性若しくは双極性界面活性剤;緩衝剤、マスキング芳香剤、分散剤、安定剤、香料、非イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、複合コアセルベート、複合コアセルベートカプセル、金属塩、ルイス酸、緩衝剤、粒子状増粘剤、高分子増粘剤、ワックス増粘剤、油、 皮膚軟化剤、湿潤剤、保湿剤、パールエッセンス、不透明化剤、酵素、懸濁剤、抗菌剤、防腐剤、タンパク質、ハーブ及び植物抽出物、漂白剤、ペルオキシド、ポリオール、シリコーン、抗体、pH緩衝剤を包含するpH調整剤、粘度変性剤、防腐剤、粘度向上剤、ゲル化剤、キレート化剤、酸化剤、還元剤、UVフィルター、乳化剤、潤いを与えコンディショニングする剤、当業者に周知の他の一般的な補助剤、またこれらの種々の化合物の混合物、並びに化粧品組成物で通常使用されるあらゆる他の添加剤から選択される、少なくとも1つの添加剤を含んでいてもよい。これらの添加剤は、全組成物に関して0〜20重量%の範囲であってよい割合で組成物中に存在してよい。当業者は、組成物の性質及びその機能に応じて、必要とされる各添加剤の量を決定することができる。
コンディショニング組成物
本明細書で使用するためのコンディショニング組成物は、官能化シリコーンを含むことを特徴とする。本明細書で使用するための好適なシリコーンは今度は、それらの物理的特性の幾つかによって最もよく特徴付けられる。実際、シリコーン液滴は、主に流体として毛髪のストランドと相互作用する傾向があり、個々の分子としてではないということが観測された。多くのパラメータを調査し、目的に適合させた。我々は、特定の親水性の範囲内で、毛髪へのシリコーン沈着の完全な沈着及び耐久性に関して、有利な技術的効果を達成することができることを確認した。親水性は、以下で定義するようにペンダントドロップ型方法(pendant drop-type method)を用いて、従来から確立されている界面張力(IFT)によって、慣例的に測定されている。本発明者もこのような方法を使用した。本明細書で使用するのに好適な官能化シリコーンポリマーはしたがって、1〜12mN/m、好ましくは1〜10mN/m、より好ましくは1〜8mN/m、最も好ましくは1〜4mN/mのIFTを有する。
本発明者らはまた、所与の官能性シリコーンの親水性レベルについて、シリコーン流体粘度が、沈着シリコーンの耐久性レベル及び触感に重大な影響を持つことを確証した。したがって、本明細書で使用するための官能化シリコーンポリマーは、400〜150,000mPa・sの範囲の粘度を有する。より有利には、粘度は600〜100,000mPa・sの範囲である。なおより有利には、粘度は4000〜25,000mPa・sの範囲である。
意外にも、本発明者らは、定義された範囲の親水性及び粘度を有する官能化シリコーンに伴う効果が、化学性に関係なく、即ち、関係する官能基に関係なく、適用されることを明らかにした。
本明細書で使用するためのコンディショニング組成物は、0.1〜20重量%、好ましくは0.25〜15重量%、より好ましくは0.5〜10重量%、なおより好ましくは0.5〜7.5重量%の前記官能化シリコーンポリマーを含んでいてよい。
本発明による組成物中に組み込まれてよい官能化シリコーンポリマーとしては、極性官能性置換基が、以下で使用される次のような一価の有機基、A1、A2、A3及びA4内に又はそれらの上に組み込まれているペンダント又はグラフト型の有機変性シリコーンが挙げられる。
Figure 2007534773
これらの極性官能性置換基が本明細書の以下で使用される二価の有機基、A1、A2、A3及びA4内に又はそれらの上に組み込まれたブロックコポリマー型の有機変性シリコーンもまた包含される。
Figure 2007534773
式中、mは1以上であり、nは約50〜2000であり、pは約0〜50であり、qは約0〜50であり、rは約0〜50であり、sは約0〜50であり、ここで、p+q+r+sは1以上であり、B1は、H、OH、アルキル又はアルコキシ基である。
ペンダント又はブロックコポリマー型の上記官能化シリコーンにはまた、当業者にシルセスキオキサン又はT基として既知であるMeSiO3/2、及び当業者にQ基として既知であるSiO4/2を包含するシリコーン分枝基を組み込むことができる。
有機基、A1、A2、A3及びA4は、3〜150個の炭素原子を0〜50個のヘテロ原子、特にO、N、S、Pと共に含む、直鎖、分枝鎖、又は単環若しくは多環式脂肪族、モノ−若しくは多不飽和アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロ脂肪族、又はヘテロオレフィン部分であることができ、ハメットシグマパラ値(Hammett sigma para values)が−1.0〜+1.5である電子求引性、電子中性、又は電子供与性基から選択される1以上の極性置換基を組み込むことができ、これらは例えば、下記に定義されるような基α1、α2、α3、及びα4;Sα1、SCN、SO2α1、SO3α1、SSα11、SOα1、SO2Nα1α2、SNα1α2、S(Nα1)α2、S(O)(Nα1)α2、Sα1(Nα2)、SONα1α2を包含するS−結合基;Oα1、OOα1、OCN、ONα1α2を包含するO結合基;Nα1α2、Nα1α2α3+、NC、Nα1Oα2、Nα1Sα2、NCO,NCS、NO2、N=Nα1、N=NOα1、Nα1CN、N=C=Nα1、Nα1Nα2α3、Nα1Nα2Nα3α4、Nα1N=Nα2を包含するN結合基;COX、CON3、CONα1α2、CONα1COα2、C(=Nα1)Nα1α2、CHO、CHS、CN、NC、及びXを包含する他の種々の基を含む非イオン性、双性イオン性、カチオン性又はアニオン性であることができる。
α1、α2、α3、及びα4は、0〜50個のヘテロ原子、特にO、N、S、Pと一緒に、3〜150個の炭素原子を含む、直鎖、分枝鎖、又は単−若しくは多環式脂肪族、単若しくは多不飽和のアルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロ脂肪族又はへテロオレフィン性部分であってもよい。
XはF、Cl、Br、又はIである。
Hは水素、Oは酸素、Nは窒素、Cは炭素、Sはイオウ、Clは塩素、Brは臭素、Iはヨウ素、Fはフッ素である。
ハメットシグマパラ(Hammett sigma para)値は、レンプ化学辞典(Rompp Chemie Lexikon)、ゲオルク・シーム出版社(Georg Thieme Verlag)、シュツットガルト(Stuttgart)、ニューヨーク、第9版、1995年の中の「ハメット方程式(Hammett Gleichung)」で考察されている。
記載したように本発明に用いるのに好ましい極性官能性置換基としては、ポリオキシアルキレン(ポリエーテル)、第一級アミン及び第二級アミン、アミド、第四級アンモニウム、カルボキシル、スルホネート、サルフェート、炭水化物、ホスフェート、並びにヒドロキシルが挙げられるが、これらに限定されない。他の極めて好ましい極性官能性置換基は、次式のアミン型、ポリオール型であり、
Figure 2007534773
又は
−NYR1
式中、各R1は、水素原子及び式−R2NY2の基からなる群から独立して選択され、各Yは独立して水素原子又はY’であり、各Y’は次式の基であり、
−CH2CH(OH)R2−OH
式中、R2は、独立して、1〜10個の炭素原子を有する二価の炭化水素基であるが、但し全てのYがHであることはない。より好ましくは、Y1は式−CH2CH(OH)CH2OHの基であり、官能化シリコーンはペンダント型であり、その際、nは200〜500であり、pは20〜50であり、q、r及びsは0である。
より好ましくは、本発明の官能化シリコーンとして以下の構造のシリコーンが挙げられるが、これらに限定されない。
Figure 2007534773
式中:
m及びnはその合計値(n+m)が2〜2000の範囲の数であり、nは1〜1999の範囲の数であり、mは1〜1999の範囲の数であり;m:mの比が1:1000〜1:10、好ましくは1:1000〜1:25、より好ましくは1:800〜1:50、最も好ましくは1:500〜1:50となり、合計値m+nが150〜2000、より好ましくは250〜1200、最も好ましくは300〜800となるように選択され;
同一であっても異なっていてもよいR14、R15、R16は、ヒドロキシラジカル、C1〜C4アルコキシラジカル及びメチルから選択され;
Aは、直鎖及び分枝鎖のC3〜C8アルケニルラジカルである。
R17は、H、フェニル、直鎖若しくは分枝鎖のC1〜C4アルキルラジカル、ベンジル又は好ましくは直鎖若しくは分枝鎖の(C2〜C8)NH2から選択される。R4は、また、アミド基又は他のヘテロ原子を含有することができる。
Gは、H、フェニル、ヒドロキシル、C1〜C8アルキル、好ましくはメチルから選択される。
これらのアミノシリコーンは、ランダム又はブロック型のものであってもよい。
その後でカルビノール化合物と反応させるポリマー、好ましくはグリシドールもまた、その記述に包含される。
本発明の好適な官能化シリコーンとしては、ワッカー・シリコーンズ(Wacker Silicones)からのADM1100及びADM1600、ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)からのDC2−8211、DC8822、DC8822A、DC8803、DC2−8040、DC2−8813、DC2−8630及びDC8566、信越(Shin-Etsu Corporation)からのKF−862、KF−861、KF−862S、KF−8005、KF−8004、KF−867S、KF−873、及びX−52−2328、並びにGEバイエル・シリコーンズ(GE Bayer Silicones)からのTSF4702、TSF4703、TSF4704、TSF4705、TSF4707、TSF4708、TSF4709、F42−B3115、SF1708、SF1923、SF1921、SF1925、OF TP AC3309、OF7747、OF−NH TP AI3631、OF−NH TP AI3683のような商標名で市販されている、アミン官能性を持つ有機変性シリコーンが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の非常に好ましい官能化シリコーンは、粘度が4,000mPa・sより大きいアミン官能性を有する有機変性シリコーンであり、これにはワッカー・シリコーンズ(Wacker Silicones)の商標名ADM1100、ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)のDC8803、及びGEバイエル・シリコーンズ(GE Bayer Silicones)のTSF4707の市販の流体が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書の官能化シリコーンは、耐久性添加剤とともに使用することができる。耐久性添加剤は、極性繊維基材上で、特に基材が永続的染色中、漂白中、及びパーマネントウエーブ中に生じるような化学処理によって既に損傷した毛髪である場合、より耐久性をもたせるように官能化シリコーン類を変性することができる。耐久性添加剤は、官能化シリコーンと混和性でなければならず、混合物は、ゼロよりも大きな(Tanδ)-1、及び:Tanδ=G”/G’を有する。式中、G’は貯蔵弾性率であり、G”は損失弾性率である。
Tanδは、エネルギー損失とエネルギー貯蔵の比率を説明し、ここでTanδ=G”/G’であり、G”は、損失弾性率であり、G’は、貯蔵弾性率である。力学的レオロジー特性の測定に関するさらなる情報は、「化粧品及び洗面用品のレオロジー特性(Rheological Properties of Cosmetics and Toiletries)」、デニス・ラバ(Dennis Laba)、化粧品科学及び技術シリーズ(Cosmetic Science and Technology Series)、第13巻、マーセル・デッカー社(Marcel Dekker,Inc.)、ISBN0−8247−9090−1で見出すことができる。
疑問を避けるため、(Tanδ)-1は1/(Tanδ)と全くの等価物である。
好ましくは、本発明による耐久性添加剤は、1つ以上のオルガノシロキサン樹脂を含む。理論に束縛されるものではないが、オルガノシロキサン樹脂は、官能化シリコーン流体内で粘弾性(vicoelasticity)を生じる三次元網状組織を作りだすと考えられており、これにより流体の接着性が高まり、従って繊維基材の耐久性が高まる。好ましくは、オルガノシロキサン樹脂は水に不溶性である。
本発明による耐久性添加剤に包含されてもよいオルガノシロキサン樹脂は、R3SiO1/2「M」単位、R2SiO「D」単位、RsiO3/2「T」単位、SiO2「Q」単位の組み合わせを、RnSiO(4-n)/2の関係を満足させる、相互の比率で含む。ここで、nは1.0〜1.50の値であり、Rは、メチルなどのC1〜4低級アルキルラジカル及びフェニルラジカルから選択される。またシラノール又はアルコキシ官能基が樹脂構造中に存在してもよい。
さらに好ましくは、前記オルガノシロキサン樹脂は、1官能性R3SiO1/2「M」単位及び4官能性SiO2「Q」単位の繰り返しを含み、別名として「MQ」樹脂として既知である。この場合では、「M」と「Q」の官能性単位の比は、有利には、0.7からであり、nの値は1.2である。これらのようなオルガノシロキサン樹脂は、GEバイエル・シリコーンズ(GE Bayer Silicones)から入手可能なSR1000及びワッカー・シリコーンズ(Wacker Silicones)から入手可能なワッカー(Wacker)803として市販されている。
有利には、本発明によるオルガノシロキサン樹脂は、約25℃で固体であり、1,000〜10,000g/molの範囲の分子量範囲を有する。
本発明によるコンディショニング組成物は、組成物を適用する際にシリコーン油の分配を促進するために、組成物中にシリコーン油用の希釈液、分散剤、又はキャリアとして作用する化粧品的に許容可能なビヒクルを包含していてもよい。ビヒクルは、水性エマルション、水、液体又は固体皮膚軟化剤、溶媒、保湿剤、噴射剤、増粘剤及び粉末であってもよい。
有利には、本発明によるコンディショニング組成物は、主要構成成分として水を用いるエマルションの形態であってよいが、上に列挙したもののような水性有機溶媒を包含してもよい。エマルションは、油中水型エマルション、水中油型エマルション、水中油中水型多重エマルション、又は油中水中油型多重エマルションであってもよいが、好ましくは水中油型エマルション(水中シリコーン型エマルション)である。このような場合、官能化シリコーンの粒径は、好ましくは500nmより大きく、より好ましくは1μmより大きく、さらにより好ましくは2μmより大きい。
エマルションの水性連続相はエマルションの形成を促進するための乳化剤を更に含んでいてもよい。エマルションの水性連続相において使用する乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、水溶性高分子界面活性剤、水溶性シリコーン含有界面活性剤、約10より大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤、又はシリコーン液滴の周りに安定化液晶を形成することができる界面活性剤系を挙げてよい。非イオン性界面活性剤は、好ましくは少なくとも12のHLBを有し、より好ましくは少なくとも約15のHLB値を有する。これらの分類に属する界面活性剤は、マカッチャンの乳化剤及び洗剤(McCutcheon's Emulsifiers and Detergents)(北米及び国際版、MCパブリッシング(MC Publishing Co.)、ニュージャージー州グレンロック(Glen Rock)、235〜246ページ(1993年))に例示されている。
水相のための乳化剤は、水相をゲル化させない。しかし、乳化剤は、シリコーン液滴の周りにラメラ液晶の安定化層を形成することができる。簡潔には、用語「液晶構造」は、本明細書で使用される時、凝固した液晶であるゲル網状組織をも包含するとみなされるべきである。界面活性剤系は、単一界面活性剤、又は界面活性剤の混和物にすることができる。場合によっては、特定の界面活性剤は、単独では液晶構造を形成できないが、第2界面活性剤が存在すると液晶の形成に関与することができる場合がある。
液晶の形成に関与することのできる界面活性剤の代表的な分類は、特定のカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、第四級アンモニウム界面活性剤、及び脂質界面活性剤に限定されない。
水性連続相中で液晶を形成するのに好ましい非イオン性界面活性剤は、非イオン性の種類のものであり、C16〜20の脂肪族アルコール、及び1〜30個のエチレンオキシド基を有するC16〜20の脂肪族アルコールエトキシレートが挙げられる。具体的な例としては、セテアリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキジルアルコール、オレイルアルコール、10〜30個のエチレンオキシド基を有するセテアレスエトキシレート類、10〜30個のエチレンオキシド基を有するセテスエトキシレート類、10〜30個のエトキシレートを有するステアレスエトキシレート類、及びこれらの組み合わせが挙げられる。好ましくはC16〜22の脂肪族アルコール類を、C16〜22の脂肪族アルコールエトキシレート類と、10:1〜0.5:1、より好ましくは6:1〜1:1、最も好ましくは5:1〜1.5:1の比で組み合わせて使用する。
好ましいカチオン性界面活性剤は次式の第四級アンモニウム化合物を含有する:[R18R19R20R21N]+X−(式中、R18は約8〜22個の炭素原子を有するアルキル若しくはアルケニル基であり、R19及びR20は両方とも独立して約8〜22個の炭素原子を有するアルキル若しくはアルケニル基、又は約1〜4個の炭素原子を有するアルキル若しくはヒドロキシアルキル基のいずれかであり、R21は約1〜4個の炭素原子を有するアルキル若しくはヒドロキシアルキル基であり、X−は塩生成アニオン(例えば、クロライド、ブロマイド、アセテート、アルキルサルフェート)である。)
有利には、液晶の形成を促進するため、界面活性剤系は次の一般式のアミドアミンをまた含んでいてもよい:R22CONH(CH2)mN(R23)2(式中、R22はC8〜C24の脂肪酸の残基であり、R23はC1〜C4のアルキルであり、mは1〜4の整数である。)本発明で有用な好ましいアミドアミンとしては、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチル−ジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パイミト−アミドプロピルジエチルアミン(paimit-amidopropyldiethylamine)、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミド−エチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピイジエチルアミン(behenamidopropyidiethylamine)、ベヘナミドエチルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキドアミド−プロピルジメチルアミン、アラキドアミド−プロピイジエチルアミン(arachidamido-propyidiethylamine)、アラキドアミドエチイジエチルアミン(arachidamidoethyidiethylamine)、アラキドアミドエチイジメチルアミン(arachidamidoethyidimethylamine)、及びこれらの混合物;より好ましくはステアラミド−プロピイジメチルアミン(stearamido-propyidimethylamine)、ステアラミドエチイジエチルアミン(stearamidoethyidiethylamine)、及びこれらの混合物が挙げられる。
より有利には、アミドアミンは、L−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、L−グルタミン酸塩酸塩(L-glutamicio acid hydrochloride)、酒石酸、及びこれらの混合物、好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、塩酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される酸で、部分的に四級化されている。好ましくは、アミドアミンと酸とのモル比は、約1:0.3〜約1:1、より好ましくは約1:0.5〜約1:0である。
水性の連続相は、理想的には、シリコーンを安定化するのに十分な量の乳化剤を含まなければならない。一実施形態では、水性の連続相は、その水性連続相の重量に対して、約0.1%〜約15%、より好ましくは約0.1%〜約10%の量の乳化剤を含む。
本発明のコンディショニング組成物は、有益な物質又は補助剤がこの組成物の性能又は貯蔵安定性を排除し、又は実質的に低下させない限り、任意の有益な物質及び化粧品補助剤を包含してもよい。追加成分には、例えば、染料及び着色剤、芳香剤;アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、又は双極性界面活性剤;緩衝液、マスキング芳香剤、分散剤、安定剤、カチオン性ポリマー、香料、非イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、複合コアセルベート、複合コアセルベートカプセル、金属塩、ルイス酸、緩衝剤、粒子状増粘剤、高分子増粘剤、ワックス増粘剤、油、皮膚軟化剤、湿潤剤、保湿剤、真珠光沢物質、不透明化剤、酵素、懸濁剤、抗菌剤、防腐剤、タンパク質、ハーブ及び植物抽出物、漂白剤、過酸化物、ポリオール、シリコーン、抗体、pH緩衝剤を包含するpH調整剤、粘度変性剤、防腐剤、粘度向上剤、ゲル化剤、キレート剤、酸化剤、還元剤、UVフィルタ、乳化剤、酸化防止剤、潤いを与えコンディショニングする剤、並びに当業者に周知の他の一般的な補助剤が挙げられる。
一実施形態では、高分子増粘剤を含む安定剤が採用される。高分子増粘剤は、本明細書のエマルション処理組成物において安定剤として用いられる時には、典型的には、水相の重量に対して、約0.01%〜約5%、好ましくは約0.3%〜約3%の範囲の量で包含される。高分子増粘剤は好ましくは、アニオン性、非イオン性、カチオン性のポリマー、又は植物、微生物、動物、又は石油原料由来の天然の、変性された天然の、若しくは合成の疎水変性ポリマーである。当業者は、エマルション組成物を安定化するための高分子増粘剤の1つ又は選定品のいずれかを選択することができる。あるいは、使用する安定剤が、C10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルを含むこともできる。またC10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルは、望ましくは以上で記載した、高分子増粘剤と組み合わせて用いることもできる。エステルは、好ましくはジエステル、より好ましくはC14〜C18のジエステル、最も好ましくはエチレングリコールジステアレートである。C10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルが本明細書のエマルション処理組成物において安定剤として用いられる時、典型的には水相の重量に対して、約3%〜約10%、好ましくは約5%〜約8%、より好ましくは約6%〜約8%の量で、存在する。
使用のためには、本発明の実施形態によるコンディショニング組成物は、約3〜11、好ましくは4〜10.5のpHで提供されてよい。
本発明によるコンディショニング組成物は、例えば低粘度から中間粘度、さらには高粘度までの液体、ローション、乳液、ムース、分散体、スプレー、ジェル、フォーム、エアゾール、及びクリームのような、いずれの好適な物理形態で提供されてもよい。このような組成物は、当業者に周知の手順によって製造されてもよい。
本発明のコンディショニング組成物は、500〜100,000mPa・s又はそれ以上の粘度を有する、流体、ローション、流体クリーム又はクリームとして配合することができる。組成物は、その粘度及び消費者によって意図される使用に適合するように、好適な容器内に包装することができる。例えば、ローション又は液状クリームは、ビン、ロールボールアプリケータ、噴射剤駆動式エアゾール装置、手又は指で操作するのに好適なポンプに嵌合された容器などに包装することができる。組成物がクリームの時には、単純にチューブ又は蓋付きビンのような、変形不可能なビン又は圧搾式容器内に保存することができる。
試験方法:
界面張力測定プロトコル:
有機変性シリコーンのシリコーン/水界面張力は、F.K.ハンセン(F. K. Hansen)、G.ロッドスラン(G. Rodsrun)、「ペンダント液滴による界面張力(Surface tension by pendant drop)」で教示されているようなクルスDSA−10機器(Kruss DSA-10 instrument)でペンダント液滴形状分析により測定した。「コンピュータ画像分析を用いた迅速な標準装置(A fast standard instrument using computer image analysis)」、コロイド及び界面科学誌(Journal of Colloid and Interface Science)、第141巻、第1号、1991年1月、1〜9ページ。この方法の正確さは、参照流体(通常は水)と試験流体との間の密度差に依存する。本官能化シリコーンの多くが水の密度に近い密度を有することを考慮し、十分な密度差を確保するために、密度の高い方の相としてH2OのかわりにD2O(1.1g/cm−3の密度を有する)を代用した。有機変性シリコーン類の各々の密度は、アポロ・サイエンティフィック(Apollo Scientific Limited)からの計算用精密密度計DMA55装置(Calculating Precision Density Meter DMA 55 instrument)を用いて測定された。
官能化シリコーン流体の粘度−測定プロトコル:
AR500回転レオメーター(TAインスツルメンツ社(TA Instruments Ltd.))(イギリス、サレイ(Surrey)レザーヘッド(Leatherhead)KT22 7UQ)を用いて、本明細書に使用される官能化シリコーン流体の粘度を測定する。測定は、30℃にて、49μm(ミクロン)のギャップを持つ4cm2度スチールコーン測定システムを用いて行い、2分間にわたって、0.5〜590Paの剪断応力をプログラムして適用することによって行う。これらのデータを使用して、物質の剪断速度対剪断応力曲線を創出する。次いでこの流動曲線を、物質の粘度を与えるためにモデル化することができる。これらの結果を次の広く受け入れられたニュートンモデルに適合させた:粘度、μ=σ/γ(式中、σは剪断応力であり;γは剪断速度である)
以下の実施例は、本発明を例示する。
実施例1〜4はコンディショニング組成物である。:
Figure 2007534773
実施例5〜8は着色組成物である。
これらの実施例では、組成物5〜8は染料及びカチオン性ポリマーを含む着色組成物であり、また、染料キャリアともいわれる。使用の前に、酸化剤及びカチオン性ポリマーを含む組成物を形成させるように、30gの染料キャリア及び30gの酸化系を共に混合した。次にこの混合物を毛髪サンプルに適用した。組成物を作用させるために30分間置いた後、このサンプルを水で完全に洗い流し、次いでコンディショナーを毛髪に適用して洗い流してからこの毛髪を乾かした。組成物で処理された毛髪は長く持続するコンディショニング感覚を有した。
Figure 2007534773
Figure 2007534773
実施例9〜12は漂白組成物である。
これらの実施例では、組成物9〜12はカチオン性ポリマーを含むアルカリ化系である。使用の前に、30gのアルカリ化系、60gの酸化系、及び15gの活性化粉末を共に混合して漂白組成物を形成させた。次にこの漂白組成物を毛髪サンプルに適用した。組成物を作用させるために30分間置いた後、このサンプルを水で完全に洗い流し、次いでコンディショナーを毛髪に適用して洗い流してからこの毛髪を乾かした。組成物で処理された毛髪は長く持続するコンディショニング感覚を有した。
Figure 2007534773
Figure 2007534773
実施例13〜16は永続的再成形組成物である。
これらの実施例では、組成物13〜16はカチオン性ポリマーを含む還元組成物である。この還元組成物を毛髪サンプルに適用し、あらかじめ9mm直径のカーラーで巻き上げた。組成物を作用させるために10分間置いた後、そのサンプルを水で完全に洗い流した。次いでこの毛髪に酸化組成物を適用した。組成物を作用させるために10分間置いた後、そのサンプルを再び水で完全に洗い流した。次いで毛髪をローラーから外し、コンディショナーを毛髪に適用して洗い流してから毛髪を乾かした。組成物で処理された毛髪は長く持続するコンディショニング感覚を有した。
Figure 2007534773

Claims (12)

  1. 毛髪の処理のための方法であって、前記毛髪はカチオン性ポリマーの存在下で酸化組成物で処理され、前記酸化された毛髪は次に1〜12mN/mの界面張力(IFT)及び0.4〜150Pa・s(400〜150,000cps)の粘度を有する官能化シリコーンを含むコンディショニング組成物で処理され、前記シリコーンは毛髪に持続的に沈着する、方法。
  2. 前記酸化処理は着色処理である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記酸化処理は漂白処理である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記酸化処理はパーマ処理である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記毛髪が酸化される工程で使用されるための、酸化剤を含む組成物と、カチオン性ポリマーを含む組成物と、前記酸化工程に続くコンディショニング工程で使用するための、1〜12mN/mの界面張力(IFT)及び0.4〜150Pa・s(400〜150,000cps)の粘度を有する官能化シリコーンを含むコンディショニング組成物とを含む、毛髪の処理のためのキットパーツであって、前記シリコーンは毛髪に持続的に付着する、キットパーツ。
  6. 前記キットパーツは毛髪の着色用であり、前記カチオン性ポリマーは、毛髪染料を更に含み毛髪着色組成物の形成のために好適である組成物中に存在する、請求項5に記載のキットパーツ。
  7. 前記キットパーツは毛髪の漂白用であり、前記カチオン性ポリマーは、毛髪漂白のための組成物を形成するために好適なアルカリ化系中に存在する、請求項5に記載のキットパーツ。
  8. 前記キットパーツは毛髪のパーマ用であり、前記カチオン性ポリマーは、毛髪還元剤を含み毛髪のパーマで使用するのに好適である組成物中に存在する、請求項5に記載のキットパーツ。
  9. 請求項1〜4に記載の方法、又は請求項5〜8に記載のキットパーツであって、前記カチオン性ポリマーはポリクオタニウム22、ポリクオタニウム37、アミノシリコーン及びそれらの誘導体、ヘキサジメトリンハロゲン化物、又はこれらの混合物から選択される、前記方法又はキットパーツ。
  10. 請求項9に記載の方法又はキットパーツであって、前記カチオン性ポリマーは、ポリクオタニウム37、及びポリクオタニウム22、又はこれらの混合物から選択される、前記方法又は部分品のキット。
  11. 請求項1〜4並びに9及び10に記載の方法、又は請求項5〜8若しくは9及び10に記載のキットパーツであって、前記官能化シリコーンは少なくとも1つのアミノ官能基を有する、前記方法又はキットパーツ。
  12. 請求項11に記載の方法又はキットパーツであって、前記官能化シリコーンは:
    Figure 2007534773
    であり、式中、
    m及びnは、その合計値(n+m)が2〜2000の範囲の数であり、nは1〜1999の範囲の数であり、mは1〜1999の範囲の数であり;m:nの比が1:1000〜1:10、好ましくは1:1000〜1:25、より好ましくは1:800〜1:50、最も好ましくは1:500〜1:50となり、合計値m+nが150〜2000、より好ましくは250〜1200、最も好ましくは300〜800の範囲となるように選択され;
    R14、R15、R16は同じであっても異なっていてもよく、ヒドロキシラジカル、C1〜C4アルコキシラジカル及びメチルから選択され;
    Aは直鎖及び分枝鎖C3〜C8アルケニルラジカルから選択され;
    R17はH、フェニル、直鎖若しくは分枝鎖C1〜C4アルキルラジカル、ベンジル、又は好ましくは直鎖若しくは分枝鎖(C2〜C8)NH2から選択され;R14はまたアミド基又は他のヘテロ原子を含有することもでき;
    GはH、フェニル、ヒドロキシル、C1〜C8アルキル、好ましくはメチルから選択され;
    前記アミノシリコーンはランダム又はブロック型であることができる、前記方法又はキットパーツ。
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