JP2007533286A - 車両座席のアジャスタの駆動装置 - Google Patents

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    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears

Abstract

1つ以上の電子整流モーター(12)と該モーター(12)の出力側に設けられたギア段(14)とを有し、前記モーター(12)が、前記ステーター(16)と、軸(A)の周りで回転するとともに前記ステーター(16)と磁気的に相互作用する少なくとも1つのローター(22,24)とを備える車両座席、特に自動車座席のアジャスタ(80)の駆動装置(10)において、異なった方向に回転する2つのローター(22,24)が、設けられ、前記ギア段(14)が、前記ローター(22,24)の少なくとも1つを直接支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、請求項1の前提項の特徴を有する車両座席のアジャスタの駆動装置に関する。
そのような駆動装置は、個々の構成部品を互いに調整することにより占有者の最適な座席位置を得るために、モーター調整可能な車両座席に使用される。
ギア段によって回転速度を下げ、同時に送出トルクを増大することができる。
この発明の目的は、上記タイプの駆動装置を改善することである。
この目的は、本発明によれば請求項1の特徴を備えた駆動装置により解決される。
有利な実施形態は従属請求項の主題である。
電気的に整流されたブラシ不要のモーターが、高度の電気機械的効率をもたらすと同時にわずかなスペースしかとらず、非常に小さなノイズしか発生しない。
幾つかのモーターは、大きな余分な力を出さずに、関連する電子装置を使用して回転速度あるいは位置に関して互いに同期させることができる。
整流の方法は、阻止状態を検出し、可能な最大の阻止力を電気的に規定し、温度をモニターし、従って、ブラシモーターと比べて高エネルギー密度の電磁コンバーターを達成する可能性をもたらし、これにより設置スペースと重量をかなり減少させることができる。
電子機器のモーターへの一体化が、阻止状況を認識したり、既設センサーを評価したり、電子機能と駆動されている装置との間で、例えばモーター機能のパラメーターを記録しプログラムする場合に、調和を達成したりする利点をもたらす。
出力側のトルクを上げるために、異なった回転速度で及び/又は異なった方向に回転する2つのローター(二重ローターモーター)を使用して、回転速度の絶対値と比較して低く、ギア段で更に下げることができる相対運動を発生させることが可能である。
ギア段を、中空及び/又は中実ローラーを有するフリクションホイールの形態として設計することができ、あるいは歯車形態とすることも可能である。
前者の構成は製造が容易であるが、中空ローラーを備えると、ギア段の重量を軽減することができ、ローターのベアリングを形成することもできる。
1つのローターをあるいは好ましくは複数のローターを、ギア段でいかなる遊びも無しに支持をすることで、ランニングノイズが大きく減少するだろう。
このローターの異なった回転速度及び/又は異なった方向は、単純な方法で設計面から、好適にはローターが異なったポール(磁極)数を有し、そのポール数がステーターポール数と好ましくは異なり、それによってローターの回転速度がステーターの磁界の回転速度から外れることを確保することで、達成される。
2:3及び3:2とは異なるステーターポール数対ローターのポール数の比率が回転速度及び/又は方向の違いを可能にし、その結果として、例えば2つのローターを使用する場合に小さな相対運動を発生させることができ、それにより回転速度が低下し、一方で同時に出力トルクが増大する。
低摩擦、低発熱及び低エネルギー消費でのモーターの低ノイズ又は静音運転を確保するため、ステーターが好適に電子的に整流され、一方ローターがポールとして永久磁石を好適に保持する。
ステーターの円周方向において、正確に全ての第2ステーターポールが、隣接ステーターポールに対し磁束回路を完成するためコイルを好適に保持している。
このステーターとローターを、中心軸に対して半径方向シーケンスであるいは軸方向シーケンス(ディスクアーマチュア)に配置することができる。
異なった回転速度を発生させるため、ステーターとローターのポール数を例えば2ずつ異ならせてもよい。
特に希土類族から採取した金属から製造された永久磁石を使用して、低電流でも比較的大きなトルクを生じる巻線タイプと、各ケースで極数の比率の組み合わせが、必要な設置スペースの量を更に縮小させる。
出力側で導入されたトルク力を阻止するために、例えばモーターがモーターピニオンを介して中間ギアを駆動できるようにすることが可能であり、この中間ギアを確実にあるいは摩擦で阻止することができる。
幾つかのモーターを状況に合わせて種々の性能要件に合わせることができ、同時にコンパクトで人間工学的に有利な多重モーターを形成するように好適に組み合わされる。
例えば、複数モーターが構造的に単純に共通のモーターキャリヤーの平行なスロット内に配置され、1つの共通な中間歯車が多重モーターの出力を形成する。
モジュール出力定義の可能性により、極端な高出力が短期間で呼び出せる。
例えば多重モーターの中の複数のモーターは、普通直列に接続されるが、それらモーターは特殊な状況では並列に接続されて高圧をベースにして高性能を発揮する。
そのような状況とは例えば車両の衝突あるいは差し迫った衝突であろう。
幾つかのタイプのギア段から選択できるギア段とモーターを組み合わせると、それにより幾つかのギア段を次々に後方に接続することが可能であり、幾つかのモジュールで種々の要件に合致させるために多数の駆動装置を作り出すモジュールシステムが得られる。
2つの回転速度及び/又は方向を利用することで、シャフト周囲で出力運動を引き起こすディファレンシャルギアとしてギア段を設計すると、前記出力で低回転速度を可能にする特に小さな相対運動を発生することが可能である。
2つの異なった回転速度及び/又は方向は、モーターでギア段に入力できるか、ギア段それ自体で生成でき、そしてそのような回転速度で1つの成分を阻止することで他の成分に出力として選び出すことができる。
モーターの電気機械的効率に加えて、ギア段の効率も、駆動装置の全体の効率に、特にフリクションホイールの形態で、何ら別のベアリングもなく、それら自体のベアリング機能を有する代わりに、できる限り最小数の個々のベアリングを有する同軸で完全に対称的なギア構造に選択権がある理由から、重要でもある。
ギア段は、中心(太陽)ギア、1組の遊星ローラーあるいはギア、及び中空ギアを有する単一段遊星ディファレンシャルギアとして設計することができ、この中心ギア及び中空ギアは、各々、モーター内のローターに回転可能に堅固に接続されており、一方で、この遊星ローラーあるいはギアを支持している遊星キャリヤーが出力装置として作用する。
しかし、ギア段は、中心軸に同心円状に配置された1つ以上の中心ギア、1組以上の内部遊星ローラー、1組以上の外部遊星ローラー及び1つ以上の外部リングを有する多段遊星ディファレンシャルギアとして設計することもでき、前記中心ギア又は外部リングが、軸に対して軸方向に隣接して配置されている。
2つの中心ギアの異なった外径又は2つの外部リングの異なった内径(あるいはそれぞれ異なった弾性率)が、回転速度の僅かな違いを招く。
ギア段は、また中心軸に同心円状に配置された、1つ以上の中心ギア、1組以上の好適に段から外れた遊星ローラー及び1つ以上の中空ギアを有する単一段遊星ディファレンシャルギアとしても設計することもでき、この場合、前記中心ギア又は中空ギアが軸に対して軸方向に隣接配置されている。
異なった弾性率及び異なった外径の2つの中心ギア又は異なった内径の2つの中空ギアが、結果として回転速度の僅かな違いを招く。
例えば、異なる直径の2つの前記隣接ギア要素の一方がハウジングに取り付けられ、残りの一方が前記出力装置に接続されていれば、前記回転速度の違いを取り除くことができる。
2つの外部リングを有する構成では、ハウジングに取り付けられている一方の要素がステーターに接続され、駆動要素として作用する中心ギアはモーター内のローターに回転可能に堅固に接続されている。
一方で付勢をかけてギア段を保持して心合わせするため、他方で許容公差を補償するため、中空ギア又は外部リングは好適に弾性金属リングと、該金属リングが設置されるエラストマーベッドを好適に有する。
金属リングと共にエラストマーベッドを収容するとともにそれらを軸方向に固定する支持体が、中空シャフトとして設計される出力装置のベル状部品に好適に接合されている。
前記出力装置の回転方向は、モーターの回転方向を変える必要もなくスイッチギアにより任意に選択することができる。
これにより、モーターに要する電子機器をかなり単純化できる。
切換えは、スイッチコイルで規定される電磁石を好適に設けることによって容易な製造設計で行われる。
前記電磁石は、摩擦あるいは確実な手段でロックするために、2つの隣接する同様のギア要素と幾何学的に連結される2つの相互反発永久保持磁石と相互作用する。
スイッチギアを使用すれば、2つの異なったギア比を選択することも可能である。
この駆動装置は、アジャスタを車両座席内で駆動させる。
それにより、駆動装置は、好適にはローターを直接支持するアジャスタの負荷支持ギアに一体化されている。
このように設計されたアジャスタは、別個の伝達要素、例えば低効率ウォームギアなど、また別個のローター用ベアリング要素を、駆動装置と負荷支持ギアとの間に必要としないという利点を有する。
加えて、ローターが、負荷支持ギアへのギア段を介して、いかなる遊びも無しに連続的に支持されるならば、ランニングノイズがかなり軽減されるだろう。
多くの場合、負荷支持ギアを形成する複数の取付部品、あるいは少なくともその1つが、中心周囲をあるいは中心に対して移動可能であり、例えば歯付きラックに係合する歯車が、輪の中心周囲を移動でき、あるいは偏心遊星ギアの2つの連動取付部品が、偏心の周囲を移動できる。
寸法を非常に小さくでき、負荷支持ギアに一体化されている駆動装置(モーターとギア段)は、この中心に、すなわち取付部品が移動するほぼ同一面(又はより正確には層)内に配置される。
負荷支持ギアの中心に配置された駆動装置は、取付部品間のギア接続の噛合より直径が小さいか、あるいは同じ直径を有する。
そのような駆動装置の一体化によって、必要な設置スペースが、前記面に好ましくは垂直に配置されているモーターの軸で規定された軸方向に、小さく保持される。
知られている解決策と比較して増大した設置スペース分を、万一衝突した場合の負荷吸収を改善するために使用することができる。
このアジャスタの製造コストを最小に保つために、一方で、低出力消費で低トルクの安価なモーターを、他方で非常に高い減速を有するギア段を使用することが目標であり、例えば、車両座席の異なった側に2つの単一アジャスタを連結し同期させる場合にも、機械的解決策よりも電子制御装置とカップリングが選択される。
この発明を、幾つかの変形モーターとギア段タイプとそれぞれの改良品を用いて図面に示した典型的な実施形態に基づいて、以下に詳細に説明する。
駆動装置10は、モーター12とそのモーター12の出力側に設けられているギア段14から構成されている。
モーター12は、ステーター16を有する電気的に整流されたモーターであり、そのステーターポール18が軸Aの周りに星形に配置されている。
図2の面に垂直に走る軸Aは円筒座標で以下の方向性データを規定する。
コイル20が全部で12本あるステーターポール18の全ての第2のポールに巻き付けられており、このコイル20は、空間的回転磁界を発生させるために、モーター12に一体化されるここでは詳細に図示されていないDC供給電子回路で互いに一定間隔で交互に励磁される。
二重モーターと省略される二重ローターモーターであるモーター12には、内部ローター22と外部ローター24が設けられている。
内部ローター22及び外部ローター24が、軸Aの周りを回転し、ステーター16に面する円周面に沿って永久磁石26を保持しており、前記永久磁石26が、円周方向に交互にポールで支持されている。
本願に使用される永久磁石26の全てが、例えば、希土類族から選択される金属を含有することで、高度の透磁率を示す。
内部ローター22に割り当てられる内部磁束リング28と、外部ローター24に割り当てられる外部磁束リング30とが、磁束回路を完成する。
この2つの磁束リング28、30が、必要であれば、永久磁石26のキャリヤーとして同時に作用することもできる。
外部ローター24は、(内部ローター22と比較して)大きな半径に作用する磁力により多量のトルクをもたらす。
モーターは、中空シャフト設計、すなわち、軸Aの周りの領域が空いたままである。
永久磁石26の数は、ステーターポール18の数に対するそれらの比率が2:3又は3:2に等しくないように選択され、その結果として内部ローター22又は外部ローター24の回転がステーター16での磁界の回転からずれる。
この場合では、内部ローター22が10個の永久磁石26を備え、外部ローター24が14個の永久磁石26を備えている。
永久磁石26の異なった数で維持する際に、第3の変形モーター(二重モーター)では、内部ローター22と外部ローター24がこの場合では異なった回転速度(5:7)で、また図に矢印で示したように反対の回転方向に回転する。
半径方向構造を有する代わりに、モーターが軸方向形状を有することもできる、すなわちローター(ディスクアーマチュア)とステーターが軸方向に一方がその後方に配置される。
ギア段の目的は、モーター12の回転速度を下げ、同時にモーターが出したトルクを伝達することである。
ギア段14は、ディファレンシャルギアシステムとして設計され、その種々のタイプを以下に説明する。
各タイプは、平らな歯付き遊星ギアを有する歯車遊星ディファレンシャルギアとしてか、丁度中心車のような中空又は中実でもよい円筒状の滑らかなローラーを有するフリクションホイール遊星ディファレンシャルギアの形態の好ましい形状としても存在する。
中心軸の周りの領域が空間ままになっているギア段14の中空シャフト設計が好ましい。
第1のタイプのギア段が単一段遊星ディファレンシャルギアであり、このギアをフリクションホイールの形態で最初に説明する。
ギア段14がモーター12の中心軸に合わされる。
中心ギア32が軸Aの周りに配置され、中空ギア36で囲まれている3つの遊星ローラー34がこの中心ギア32の円周面に沿って走行する。
中空ギア36は半径方向付勢がかけられており、そのために何らスリップを発生せずに遊星ローラー34に良好な回転がなされる。
環状遊星キャリヤー38が遊星ローラー34を軸方向ピンに保持している。
この第1タイプのギア段とモーター12との組み合わせにおいて、内部ローター22が、中心ギア32に回転可能にしっかりと接続されており、一方、外部ローター24が、中空ギアに回転可能にしっかりと接続されている。
遊星キャリヤー38は、駆動装置10の出力として機能する。
それぞれの直径の寸法は、ローター22,24の回転速度、トルク力及び回転方向に合わされている。
中心ギア32、遊星ローラー34及び中空ギア36の軸方向長さは、内部ローター22及び外部ローター24がギア段14によってステーター16に対して十分保持されるほど長いように好適に選択される。
構成部品の表面の特徴を除いて、歯車形状はフリクションホイールの形態と同じであり、その理由から対応する構成部品の参照番号に省略符号を付した。
中心ギア32’、遊星ギア34’及び中空ギア36’は、各々の場合、歯が付いているが、同様にモーター12と連結されており、同じ相対運動を行い、この場合も遊星キャリヤー38が出力装置として使用される。
ギア段の第2のタイプは、多段遊星ディファレンシャルギアであり、このギアもその半径方向階層フリクションホイールの形態で説明されており、このタイプも歯車設計として存在することができる。
また、中実及び/中空構成部品も使用することができる。
中心ギア32も軸Aの周りに配置され、この中心ギア32の円周面には1組の内部遊星ローラー34が配置されている。
軸方向に一方が他方の後方に配置された第1外部遊星ローラー40と第2外部遊星ローラー42は、これら遊星ローラーの各々が軸方向に内部遊星ローラー34の約半分の長さの各隙間に挿入され、第2外部遊星ローラー42は第1外部遊星ローラー40と比較して直径が僅かに小さく、それは、例えば、一方でメートル寸法を、他方でインチベースの寸法を有する円筒ローラーを使用することで達成されるものである。
円筒形状の代わりに、他の形状もロール本体に使用することができる。
各々が中空ギアとして機能する、第1外部遊星ローラー40を半径方向外部に囲む第1外部リング44と第2外部遊星ローラー42を半径方向外部に囲む第2外部リング46が前記遊星ローラー40、42、34を中心ギア32に向け同時に全ての接点で付勢する。
2つの半径方向階層列のローラーをこのように付勢すると、ローラー全てが互いに保持し、同心の半径方向に対称的な無スリップ配置が確実に得られ、それが結果としてギア段14の高度の効率化につながる。
遊星キャリヤー、従って遊星ローラーの内部ベアリングは必要ではないが、排除もされない。
その端面では中心ギア32には、軸方向の所定位置に遊星ローラーを保持するために半径方向外部に突出するリムを設けることができる。
これは他のタイプのギア段の場合にも行える。
この2つの外部リング44,46は、原則的に同様に構成されているので、以下第1外部リング44が説明される。
第1外部リング44は鋼製の弾性金属リング48を備え、その金属リング48は、その半径方向内側に面する表面で第1外部遊星ローラー40と接触しており、付勢力を適用するために、囲まれたローラーの幾何学的配置で必要とされる直径より小さな内径を有している。
半径方向外側に面する側で、且つ双方の軸方向面において、金属リング48が第1外部リング44のエラストマーベッド50内に配置されている。
金属リング48とプラスチック製のエラストマーベット50が共に、非常に均一圧力付加を実現している。
さらに、エラストマーベッド50が運転ノイズを遮断し、一瞬の衝撃を軽減する。
ここで説明された第1外部リング44の2部品設計を、第1タイプのギア段の中空ギア36、36’に採り入れることができる。
第1外部リング44を半径方向に固定するために、支持体52には金属リング48とエラストマーベッド50が設けられ、組立ての目的で、前記支持体52は2部品構造であり、半径方向外側でエラストマーベッド50に、そして面の両端部では2つのフランジに係合しており、その構成も他の2つのタイプのギア段に採り入れることができる。
運転ノイズを回避させる回転対称のために、金属リング48とエラストマーベッド50は円周方向に好適に連続的設計になっているが、それらはスロットが付けられたり分割されたりしてもよく、特に、例えば回転固定状態で支持体52に接続されるようになっていれば矢印状スロットを有することができる。
ギア段14で発生する熱を放散するため、好ましくはエラストマーベッド50が良好な熱伝導率を有し、該熱伝導率は、例えば埋め込み用金属あるいは他の熱伝導性ファイバーにより、あるいは中空スペース及び窪みに熱伝導性材料を充填することで達成される。
熱伝導性ペーストは金属リング48とエラストマーベッド50との間に設けることもできる。
第1外部遊星ローラー40と第2外部遊星ローラー42との直径間、そして結果として第1外部リング44と第2外部リング46の内径間の小さな違いにより、2つの外部リング44及び46が異なった速度で回転する。
この回転速度の小さな違いを利用して、ギア段14がモーター12に接続された場合にギア段14での大きな減速(例えば200)が実現される。
この第2タイプのギア段とモーター12との組み合わせにおいて、第1外部リング44、より正確にはその支持体52が、ハウジングに、すなわちステーター16に接続されている。
駆動車として機能する中心(太陽)ギア32が、内部ローター22(あるいは外部ローター24又は遊星キャリヤー38)に接続され、第2外部リング46が、出力装置54として機能する。
この場合、中空シャフトとすることができる外部シャフトが、ベル状末端片により第2外部リング46に、より正確にはその支持体52に取り付けられている。
この場合には、第2外部リング46が、中心ギア32と同じ方向に回転する。
第2タイプのギア段用に選択される形状により、別個のベアリングを中心ギア32に、従って内部ローター22及び外部ローター24に、そして第2外部リング46に、すなわち出力装置54に設けることが不要になるが、その可能性を排除しない。
しかし、ギア段14の内部ローター22及び外部ローター24のベアリングが、遊びがなく、従って内部ローター22及び外部ローター24がノイズを出さずに作動する利点がある。
第2タイプのギア段の変形設計では、(小さな)第2外部リング46がハウジングに取り付けられ、(大きな)第1外部リング44が出力装置であり、その結果、中心ギア32と第1外部リング44が逆回転となる。
必要なら外部リング44、46をハウジングに取り付け、結果として以下さらに詳細に説明される例えば2つのポールシステム又は回路により、出力に変化を来たすことで、出力装置の回転方向を逆にすることが可能であり、一方中心ギア32の回転方向は同じままである。
それでモーター12に必要な電子システムの設計を非常に単純化することができ、このことがモーター12の製造も単純化する。
第2タイプのギア段を、異なったローラーセット数を設けることで更に改良することができる。
一般に、互いに軸方向後方に配置された1つ以上の中心ギアと、同数の適切に軸方向に配置された内部遊星ローラーと、出来れば同期目的の1組の中間遊星ローラーと、互いに軸方向後方に配置された1組以上の外部ローラーと、同数の適切に軸方向に配置された外部リングを設けることが可能である。
回転速度の小さな違いは、2つの隣接するギア要素間で上記方法により取り去られる。
中心ギアと1組の遊星ローラーの代わりに、次の外側の遊星ローラー組上で直接回転する適度に大きい直径の正に中心ギアを使用することも考えられ、及び/又は1組の外部遊星ローラーと外部リングの代わりに、次の内側の遊星ローラー組上で直接回転する適度に小さい直径の正に外部リングを使用することが考えられる。
第3タイプのギア段も、歯車形状も可能であるが半径方向階層フリクションホイールの形態としても説明されている単一段の遊星ディファレンシャルギアである。
ギア段14はモーター12の中心軸Aと合致している。
中心ギア32は軸Aの周りに配置されており、3つの遊星ローラー34は中心ギア32の円周面に沿って回転する。
それらの軸方向長さのほぼ中程まで、段から外れた遊星ローラー34が、低弾性率を有する、すなわち比較的硬い環状第1中空ギア36により囲まれている。
これら3つの遊星ローラー34の軸方向長さの残りの半分では、第1中空ギア36より高い弾性率と小さな内周を有する第2中空ギア56で囲まれている。
2つの要因により、遊星ローラー34との接触により生じた円形から外れた三角形気味の形状を第2中空ギア56が示しており、この三角形状は図では僅かに誇張されており、作動時には動的に変化する。
弾性率の違いは、適切な材料を選択することで達成される。
双方の中空ギア36、56は、半径方向付勢力に高圧力を付与して何らスリップ無しで遊星ローラー34の良好な回転を保証し、中心ギア32が半径方向力を補償している。
遊星キャリヤーを介する代わりに中心ギア32を介して投入された推力で、双方中空ギアの内周比率が、変速比200に対して200/199である必要はないが、その代わり、より大きい比率、従って許容公差に殆ど影響されない比率を選択することができる。
さらに、中心ギア32の代わりに、遊星ローラーを支持する遊星キャリヤーを第1タイプのギア段の設計と同様に入力駆動装置として使用することができ、又は遊星ローラーを配置しているベアリングケージを備えてもよい。
変形実施形態では、一方が他方の後方に軸方向に配置された異なった弾性率の2つの中心ギアを中空ギアと組み合わせて設けることもでき、あるいは異なった弾性率の連続又は分離した中心ギアと中空ギアの他の組み合わせも可能である。
この遊星ローラーも段付けすることができる。
第2中空ギア56の変形を出力装置54の剛性シャフトに伝えるため、又は、その変形をハウジングで支えるために、第2中空ギア56を、外側で半径方向に包囲するエラストマーベッド50、例えばゴムリング内に取り付け、このゴムリングが支持体52内に半径方向に配置されている。
このエラストマーベッド50を、金属リングからなる中空ギア56の別の構成部品と見なしてもよい。
このエラストマーベッド50の代わりに、第2中空ギア56の弾性スポークあるいは軸方向又は半径方向出力ピックオフを、可能なら変形可能な壁を備えたカップやダンパー要素を備えた穴あきディスクを挿入して設けることができる。
中空ギア56の僅かな不均一運動は、好適に補償されないか、あるいは少しも補償されない。
この第3タイプのギア段とモーター12との組み合わせにおいて、第1中空ギア36は、ハウジングに、すなわちステーター16に取り付けられている。
中心ギア32が、駆動装置として機能し、一方、第2中空ギア56が、出力装置54として機能する。
この場合、中空シャフトでもよい出力シャフトが、ベル状端部片により第2中空ギア56に、より正確にはその支持体52に取り付けられている。
それぞれの直径は、直径の選択によって別の比率が可能なように、常時規模の同じオーダーとする必要がある。
中心ギア32、遊星ローラー34及び中空ギア36の軸方向長さは、内部ローター22と外部ローター24がギア段14によってステーター16に対して位置決めできるように十分長くするのが好ましい。
第3タイプのギア段用に選択される形状により、中心ギア32の、従って内部ローター22及び外部ローター24の、また第2中空ギア56の、すなわち出力装置54の個別ベアリングを設けることが不要となるが、この可能性を排除しない。
ギア段14はスイッチギアとして設計可能で、そのスイッチギアにより出力装置54の2つの異なった回転方向を、モーター12の唯一の永久回転方向を保持しながら選択することが可能であり、このギア段14を第2タイプのギア段に基づいて以下に詳細に説明する。
第2タイプのギア段に関して説明されているように、1組の内部遊星ローラー34が中心ギア32上にあり、また、1組の第1遊星ローラー40が遊星ローラー34の上面に配置され、軸方向にここからオフセットされた第1外部リング44により付勢されて所定位置に保持され、1組の第2遊星ローラー42が第2外部リング46により付勢されて所定位置に保持されている。
第2外部リング46は、出力装置54の一部を構成している。
内部遊星ローラー34の軸方向長さは、第3外部リング58が第2外部リング46の反対側で第1外部リング44のそばに軸方向に配置され、付勢を受けて前記第3外部リング58が内部遊星ローラー34を取り囲むように、選択される。
第1外部リング44及び第3外部リング58の外径は、少なくともほぼ一致する。
巻線スプリング60がハウジングにその中間で取り付けられ、あるいはその幾つかの巻線が第1外部リング44に巻き付けられ、その残りの巻線が第3外部リング58に巻き付けられている。
各々の場合、永久磁石が保持磁石61として巻線スプリング60の両自由端に配置され、2つの保持磁石61の相互の対面極が互いに反発し合う。
この保持磁石61は、例えば希土類族から選択される金属を含有するため、高い透磁率を好適に保有している。
任意の極を励磁できる切換えコイル63が巻付かれている軟鉄コア62が2つの保持磁石61間に配置されている。
非励磁状態での切換えコイル63について、双方の保持磁石61が、磁束回路を局部的に完成するコア62と接触状態にある。
双方の外部リング44、58、従ってギア段14が結果として所定位置に保持される。
ステーター16のコイルを励磁すれば、切換えコイル63も励磁される。
電流方向により、2つの保持磁石61の1つが引き付けられ、一方、他方が反発される。
その結果、後者が巻線スプリング60の側を開き、これにより対応外部リング44、58を解除する。
通常、回転速度の違いを引き起こす外部リング44、58の小さな違いのため、第2外部リング46、従って、出力装置54の回転方向が規定され、それに従って、外部リング44又は58が阻止され、一方、モーター12従って中心ギア32の回転方向が一定ままであり、出力の2つの可能な回転方向が互いに対向している(一方向モーター)。
摩擦タイプのロック装置を有する上記スイッチギアは別として、設計の改良では確実に作用するロック解決策を備えたスイッチギアを使用することも考えられる。
例えば、図12示されたように、保持磁石61が、それぞれ切換え可能に歯付き外部リングをロックする歯付き爪64に配置できる。
この機能は上記と同じである。
ロック装置は、休止状態の出力装置54により導入されるトルク力を阻止するためにも使用できる。
そのような阻止作用は、ギア段14内で発生する必要はないが、モーター12とギア段14との間で適用することもできる。
図13Aに示したように、モーター12の出力シャフトには、例えば、一方で中心ギア32に接続された中間ギア67に係合するモーターピニオン66が設けられており、他方では、前記出力シャフトは、2つのカム突起68’を有するディスクカム68と摩擦接続されている。
休止状態では、2つスプリング歯付き爪64が中間ギア67で少なくともほぼ確実に係合し、特に出力側で導入されたトルク力に対して中間ギア67を阻止する。
一旦モーター12が回転し始めたら、ディスクカム68がそれと共に回転し、カム突起68’が歯付き爪64の制御外周部64’に接触し、それにより図13Bに示したように歯付き爪64を上げて中間ギア67との係合を解除する。
このとき、中間ギア67は何ら邪魔されずに駆動され、ディスクカム68との摩擦接触が好適に解消される。
好ましい実施形態の変形において、ディスクカム68は回転軸との摩擦接触で支持されないが、モーターの非回転部に回転可能にしっかりと接続されており、このモーターは、ハウジングに対し小さな角度範囲により回転可能に支持されている。
このように支持されたモーターピニオン66とディスクカム68との間に生じるトルクのために、モーター12をオンにし、それにより歯付き爪64が自動的に係合解除すると、ディスクカム68が直ちに自動的に回転する。
このタイプのモーター整流はこのロック装置には重要でない。
ロック作用は、摩擦で発生することもできる。
この発明により提供される駆動装置10は、単一のギア段14との単一のモーター12の組み合わせに限定されない。
ある性能要件の場合、例えば異なった要件に一時的に合わせるために幾つかのモーター12を組み合わせることが賢明である。
モーターキャリヤー70は、共通の中間ギア67の中心ベアリングの周りに配置されている幾つかのモータースロット71を有している。
このモータースロット71内に挿入されるモーター12、例えば3つのモーターは、この中間ギアでモーターピニオン66と係合し、この中間ギアは上記のように出力側で導入された全てのトルク力を阻止することができる。
このように作製された多重モーター72は、中間ギア67によりギア段14に連結され、例えば、上記ギア段のタイプの1つの中心ギア32に連結することができる。
このタイプのモーター整流はこの関係から重要でない。
機械的に平行に接続されるモーター12は、電気的関係では通常直列で作動がなされる。
図16ではこれが2つのモーター12を使用して例証されており、その原理は幾つかのモーターを備える公知方法にも広げることができる。
電子等価回路として理解することもできる1つ以上のリレー74がモーター12間に設けられている。
通常、直列接続のため、動作電圧が現モーター12の中で少なくともほぼ不均一に分布されている。
ある特殊な状況では、駆動装置10が高回転速度及び/又は高トルクを出力することが好ましい。
駆動装置10が車両に使用されている場合、そのような状況は衝突であろう。
駆動装置10で駆動される装置は、車両占有者の保護を増すために、特定の設定をできるだけ素早く取るように意図されている。
この場合、駆動装置10が続いて使用できないことが容認されている。
他の特別な状況が、広い範囲に対して車両座席の1つ以上のアジャスタの迅速な設定、例えば後部座席にアクセスを容易にするする(容易な進入)ための長手方向調整と組み合わせて背もたれを前方に折り畳むこと(旋回自在)であろう。
この迅速な調整の機械的な解決策は、外部リング44、46の形状寸法あるいは中空ギア36、56の弾性率の違いが十分に大きければ、選択可能なギア比(変速比)を備えたスイッチギア装置として構成された第2及び第3タイプのギア段を使用して達成することができよう。
交互に高精度に切換えられる場合に外部リング44又は46か中空ギア36又は56をロックする、スイッチギア装置内に設けられたロック装置を使用して、異なった速度、従って異なったギア比を出力部で発生させることは可能である。
モーター12の回転方向が一定のままであれば、出力装置の回転方向が、一方向モーターの場合上記状況に対応する状態を変える。
出力の一定の回転方向は、ロック装置の切換え以外では、モーター12の回転方向を変えることによっても、発生させることができる。
多重モーター72の本実施形態では、これ以上詳細には示されない車両電子システムにより特殊な状況で現リレー74が始動され、これは、直列接続が取り消されてモーター12が並列に接続されるように生じる。
印可電圧を上げると、全体として、少なくとも短時間そして好適には従動装置が好ましい設定を達成するまで、単一モーター12及び多重モーター72の出力消費が増大する。
短い作動時間のために、熱力学的効果をここでは無視することができる。
適用が衝突状況の場合であれば、車両の電子システムに設けられた衝突センサーが差し迫った衝突に対して信号を出す場合に、実際の衝突が発生する前にリレー74を始動させることができる。
従って、この解決策は危険防止策である。
モーター12又は多重モーター72が、星形接続回路のコイル20で作動すれば、図17に示すように、特殊な状況において、短時間で有効抵抗を下げたり性能を上げたりするために、中心タップを備えた星形接続システムにこの操作を切り替えることが可能である。
モーターを励磁させる星形接続回路の使用も、二重ローターモータとロック装置を伴う組み合わせには良好な解決策である。
特殊な状況が発生した場合、二重ローターモータの2つのローターのうちの1つが、ロック装置により機械的に阻止される。
そして、下流ギア段14が、高いギア比(低減速)のディファレンシャルギアとして機能する。
スイッチが、中間タップに作られた後、他のローターが、低抵抗による高い出力消費で作動し、これが究極的には出力装置54で好ましい出力の増大を生む。
本発明により提供される駆動装置10は、他にも使用できるが、このケースでは、車両内のアジャスタ80を駆動させるために使用される。
一般的に、アジャスタ80は、その間で駆動装置10がその出力装置54で作動する、互いに対して可動の2つの構成部品から構成されている。
出力装置54の低回転速度は、大量のトルクを生じる。
出力装置54の回転運動をアジャスタ80の直線運動に変える手段を設けることができる。
アジャスタ80の各調整方向のために、別個の駆動装置を設けることもできる。
アジャスタ80の使用例は、車両座席の場合、特に自己ロックギア取り付け具の形態の背もたれ傾斜アジャスタ、4つのバー機構の2つのギア要素間で作用する座席高さアジャスタ、座席クッションの先端を回動させる座席傾斜アジャスタ、あるいはレール上の車両座席を長手方向に動かす長手方向座席アジャスタである。
幾つかの用途では、2つの同様の単一アジャスタ80が1つの構成部品を一緒に動かすために共に作用する。
例えば、一般に、車両座席では、同じ単一アジャスタ80が座席の両側にあり、公知方法では、それらのアジャスタ80は回転可能な伝動ロッドによって対に連結され、同期がとられている。
非常に狭いスペースしか取らない、この発明による駆動装置を使用すれば、対の各単一アジャスタ80にそれ自体の駆動装置10を設けることが可能である。
これらの駆動装置10は、例えばモーター12の電子整流に使用される電子装置により、あるいは車両座席の場合、車両座席の構造物の剛性を介して同期がとられる。
この発明による駆動装置10の好ましい用途の1例として、下記において、自己ロックギア取り付け具として設計され、車両座席の背もたれの傾斜を調整するために使用される、負荷支持ギアを有するアジャスタ80にその駆動装置10を一体化する説明を行う。
このアジャスタ80は、中空ギアのように設計された歯付きリム81aを備えた第1取り付け部品81と、該第1取り付け部品81にギア接続状態のギア82aを有する第2取り付け部品82とを備えており、これら双方の取り付け部品81、82が、負荷支持ギアを構成している。
ギア82aの先端円の直径は、歯付きリム81aの谷円の直径より約1歯丈分小さく、ギア82aの歯数は歯付きリム81aの歯数より少ない。
以下に説明された方法で駆動装置により駆動した場合、歯付きリム81a上でのギア82aの相対的な回転運動が可能であり、この運動は、2つの取り付け部品81、82の相対的回転として重ね合わせた回転運動で示される。
支持するために、第1カラー81bが歯付きリム81aに同心円状に第1取り付け部品81に形成され、それにより第2軸Bを規定し、そして第2カラー82bがギア82aに同心円状に第2取り付け部品82に形成され(あるいはその代わり、スリーブが所定位置で加圧されている)、それにより中心軸Aを規定している。
第2カラー82bの直径は、第1カラー81bの直径より大きい。
ここでは僅かに変形されたモーター12と上記のようなフリクションホイールを備えた第2ギア段タイプのギア段14との組み合わせから作られているこの発明に係る駆動装置10は、上述したように、他の全ての組み合わが可能であるが、負荷支持ギアの中心に最適スペースで配置され、第2取り付け部品82に、より正確には第2カラー82bに一体化される。
その外部磁束リング30を有するステーター16が、第2カラー82b内に第1取り付け部品81から軸方向に反対側に面する半分に圧入されており、これ以上詳細には説明しない電子装置も、第1取り付け部品81から軸方向に反対側に面する側で第2カラー82b内に配置されている。
図示された内部ローラー22と図示されていない外部ローターとが、第2カラー82b内に配置され、中空中心ギア32が、本ケースでは第2取付部品82までいかなる遊び無しに連続的にギア段14により支持されている。
複数の内部遊星ローラー34が、中心ギア32上に半径方向に1列に配置され、一方、複数の第1外部遊星ローラー40と第2外部遊星ローラー42とが、内部遊星ローラー34に複数列で配置されている。
第1外部リング44と第2外部リング46が、付勢の下で共に遊星ローラーを保持すると同時に、内部ローター22が、いかなる遊びも無しに確実に支持される。
第1外部リング44も、第2カラー82b内に圧入され、すなわちステーター16のように第1外部リング44が、ハウジングに取り付けられ、あるいは第2カラー82b自体が、第1外部リング44を形成する。
同時に駆動装置10として機能する第2外部リング46が、その小さな直径で第2カラー82b内で回転でき、この第2カラー82bはスライドベアリングブッシュとして構成され、あるいはそのようなブッシュは第1取り付け部品81に軸方向に面する第2カラー82bの端部に圧入されている。
円周の約1/4に亘る軸方向に突き出る駆動セグメント85が第2外部リング46に形成されている。
駆動セグメント85は、回転可能に剛性状態で第2外部リング46に取り付けられ別個に形成されたリングに配置することもできる。
駆動セグメント85と同一平面に、第1カラー81bに配置された2つの湾曲ウェッジセグメント86があり、一方、駆動セグメント85はこのウェッジセグメント86の狭い側間で遊びをもって係合する。
互いに面するウェッジセグメント86の広い側間に係合しているスプリング87は、円周方向にウェッジセグメント86を強制的に離す。
この駆動セグメント85とウェッジセグメント86が共にカム88を構成する。
駆動装置10は、このカム88を回転させ、回転速度がステーター16の磁界の周波数と比較して大きく低下し、トルクが大きく増大する。
第1取り付け部品81の歯付きリム81aに沿って摺動する各カム88の全回転のために、第1取り付け部品81の歯付きリム81aが第2取り付け部品82のギア82aの1つの歯で更に回転され、第2軸Bが軸Aの周りを同程度にゆっくりと動く。
これにより調整運動を意味する上記重ね合わされた回転運動を有する相対的回転になる。
この回転運動によるトルクの変動を、モーター12を整流するために使用される電子機器により、例えば回転角度及び/又は時間に依存する回転速度により補償できる。
アジャスタ80の負荷支持ギアに駆動装置10を一体化するにもかかわらず、駆動装置10は中空シャフト駆動装置として設計され、すなわちモーター12とギア段14双方において、必要であれば伝動ロッドなどがまだ設置可能であるように、軸Aの周りの領域が空のままである。
大質量のアジャスタ80は、音響的利点がある。
固定され、タイトで、しかも付勢されたフリクションホイールの形態で、大質量のアジャスタ80に対する小さい回転質量の内部ローター22の遊び無し接続のために、内部ローター22の固体伝送音振動が十分に伝えられるが、加速される大質量のため、それら振動が低振幅のみに達する。
ステーター16と負荷支持ギアとの間の接触により、大質量のアジャスタ80も熱力学的利点がある。
典型的な実施形態の原理レイアウトである。 二重モーターである。 フリクションホイールを組み込んだ第1ギア段タイプである。 ギアを組み込んだ第1ギア段タイプである。 図5の矢印IVの方向で見た第2ギア段タイプの部分概略図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図5の拡大図である。 第3ギア段タイプの概略図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 切換え可能なギア段の正面図である。 図9に示されたギア段の側面図である。 図9のXI−XI線に沿った断面図である。 図9に示されたギア段の改良図である。 阻止状態で出力側に導入されたトルク力を阻止するモーター用ロック装置である。 モーターが開始した図13Aに示したロック装置である。 モータースロットがまだ空の状態の多重モーターである。 多重モーターの複数の単一モーター共通出力である。 多重モーターの複数の単一モーター用電子回路である。 2つの状態にある複数の単一モーター用の代替回路である。 自己ロックギア取り付け具として設計されたアジャスタの分解図である。
符号の説明
10 駆動装置
12 モーター
14 ギア段
16 ステーター
18 ステーターポール
20 コイル
22 内部ローター
24 外部ローター
26 永久磁石
28 内部磁束リング
30 外部磁束リング
32,32’ 中心(太陽)ギア
34 (内部)遊星ローラー
34’ 遊星ギア
36,36’ (第1)中空ギア
38 遊星キャリヤー
40 第1外部遊星ローラー
42 第2外部遊星ローラー
44 第1外部リング
46 第2外部リング
48 金属リング
50 エラストマーベッド
52 支持体
54 出力装置
56 第2中空ギア
58 第3外部リング
60 巻線スプリング
61 保持磁石
62 コア
63 切換えコイル
64 歯付き爪
64’ 制御外周部
66 モーターピニオン
67 中間ギア
68 ディスクカム
68’ カム突起
70 モーターキャリヤー
71 モータースロット
72 多重モーター
74 リレー
80 アジャスタ
81 第1取り付け部品
81a 歯付きリム
81b 第1カラー
82 第2取り付け部品
82a ギア
82b 第2カラー
85 駆動セグメント
86 ウェッジセグメント
87 スプリング
88 カム
A 軸
B 第2軸

Claims (14)

  1. 1つ以上の電子整流モーター(12)と該モーター(12)の出力側に設けられたギア段(14)とを有し、前記モーター(12)が、前記ステーター(16)と軸(A)の周りで回転するとともに前記ステーター(16)と磁気的に相互作用する少なくとも1つのローター(22,24)とを備える車両座席、特に自動車座席のアジャスタ(80)の駆動装置(10)において、
    異なった方向に回転する2つのローター(22,24)が設けられているとともに、
    前記ギア段(14)が前記ローター(22,24)の少なくとも1つを直接支持していることを特徴とする車両座席のアジャスタの駆動装置(10)。
  2. 直接支持された前記ローター(22,24)が、いかなる遊びも無しに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置(10)。
  3. 前記ローター(22,24)の回転速度が、前記ステーター(16)の磁界の回転速度からずれていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動装置(10)。
  4. 前記ローター(22,24)が、その中で異なった数のポール(26)を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
  5. 前記ローター(22,24)のポール(26)の数が、ステーターポール(18)の数とは異なっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
  6. 前記ステーターポール(18)の数に対する前記ローター(22,24)のポール(26)の数の比率が、2:3あるいは3:2と異なっていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
  7. 前記ローター(22,24)が、ポールとして永久磁石(26)を保持していることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
  8. 前記永久磁石(26)が、希土類族からの金属を含有していることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置(10)。
  9. 前記ステーターポール(18)が、前記ステーター(16)の円周方向に一本おきにコイル(20)を保持していることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
  10. 前記ステーター(16)とローター(22,24)が、中心軸(A)に対して半径方向に順繰りにあるいは軸方向に順繰りに配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
  11. 前記ステーター(16)の半径方向内側に配置された内部ローター(22)及び/又は前記ステーター(16)の半径方向外側に配置された外部ローター(24)が、設けられていることを特徴とする請求項11に記載の駆動装置(10)。
  12. 前記内部ローター(22)のポール(26)の数が、前記ステーターポール(18)の数より2だけ少なく、前記外部ローター(24)のポール(26)の数が、前記ステーターポール(18)の数より2だけ多くなっていることを特徴とする請求項4、請求項5及び請求項11に記載の駆動装置(10)。
  13. 前記モーター(12)及び/又はギア段(14)が、中空シャフト設計で設計されていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
  14. 前記ギア段(14)が、中空又は中実ローラーを有するフリクションホイールの形態で実現されていることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
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