JP2007529770A - 光学レンズ面にコーティングを適用する方法および実施システム - Google Patents

光学レンズ面にコーティングを適用する方法および実施システム Download PDF

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Abstract

(a)1つ以上の主面にコロナ放電または大気プラズマ処理を施す工程と、(b)光学レンズを硬化可能なコーティング組成物に浸漬し、光学レンズの1つ以上の主面に硬化可能な組成物の層を成膜する工程と、(c)硬化可能な組成物の層を硬化させる工程とを備える方法を提供する。全工程中、光学レンズは同一のレンズホルダによって運搬され、レンズ面が自由に接触可能になり、またレンズを手動で取り扱う必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に、少なくとも1つの光学レンズの少なくとも1つの主面にコーティングを提供する方法であって、全コーティング処理工程の間、光学レンズを手動で取り扱う必要のない方法に関する。
(発明の背景)
市販の無機ガラスまたは有機ガラスにより製造された光学レンズ、特に、眼科用レンズは、一般にその主面の1つまたは両方に、最終レンズの機械的および/または光学的強度を向上させるための1つ以上の特性強化コーティングが施されている。一般に、これらのコーティングは、レンズに対する他のコーティングの接着性の向上、レンズの耐衝撃性および/または耐スクラッチ性の向上、反射防止特性、泥汚れ防止特性、またはくもり止め特性をレンズに付与する、などの目的で用いられる。
また、コーティングが既に施されている、または施されていないレンズ面に、次のコーティング組成物を成膜する前に、コロナ放電または大気プラズマ処理を施して、レンズの主面、または既に成膜した特性強化コーティングの表面に対するコーティングの接着性を向上させることも一般的に行われる。
また、場合によっては、コロナ放電処理、または大気プラズマ処理を用いて、光学レンズの1つ、または両方の主面に成膜されている外側のコーティング、特に外側の一時的なコーティングを除去する。これは、光学レンズのエッジング処理中、レンズを維持するパッドに対するレンズの接着性を向上させるために、一時的なコーティングが用いられるようなケースで行われ、一般に、成膜されたコーティングと異なる特性を有する新しいコーティングを適用する場合に行われる。
通常、コロナ放電処理および大気プラズマ処理の場合は、処理する表面が対象とする処理に自由に接触可能になるようにして、レンズをベルト、または同様の装置の上に平らに載せるだけである。
このように、コロナ放電または大気プラズマ処理を両方の面に行う場合は操作者が手動でレンズを裏返し、コロナ放電または大気プラズマ処理が終了すると、浸漬工程や硬化工程などの下流の工程のために、手動でレンズをレンズホルダに乗せる必要がある。
従って、本発明の1つの目的は、コロナ放電または大気プラズマを用いて少なくとも1つの主面を処理する工程と、少なくとも1つ以上の主面に硬化可能なコーティング組成物を成膜する工程と、その成膜した層を硬化させる工程とを備え、これら3つの全工程は、同一のレンズ運搬用レンズホルダを用いて行われ、レンズの少なくとも1つの主面は自由に接触可能であり、またレンズを手動で取り扱う必要がない、レンズコーティング方法を提供するものである。
本発明の更なる目的は、上記の方法を実施するシステムを提供することである。
本発明によれば、1つ以上の光学レンズの1つ以上の主面にコーティングを適用する方法であって、
(a)前記1つ以上の主面にコロナ放電または大気プラズマ処理を施す工程と、
(b)前記光学レンズを硬化可能なコーティング組成物に浸漬し、前記光学レンズの前記1つ以上の主面に前記硬化可能な組成物の層を成膜する工程と、
(c)前記硬化可能な組成物の層を硬化させてコーティングされたレンズを得る工程とを備え、
前記方法中は、前記1つ以上の主面が自由に接触可能であり、および、前記レンズを手動で取り扱う必要がないように前記光学レンズは同一のレンズホルダによって運搬される、方法が提供される。
好ましくは、前記光学レンズの両方の主面が自由に接触可能であるように、前記光学レンズはレンズホルダで運搬される。
レンズは、通常はその外周を介して、好ましくはレンズの外周とレンズホルダとの間の2つ、または4つの接触点を介して、レンズホルダによって運搬される。
本方法に係るレンズ処理中に、少なくとも1つの光学レンズを運搬するのに好ましい光学レンズホルダは、支持手段と、レンズホルダ一般平面を定義する第1および第2のアームとを備え、第1および第2アームは互いに相対的に移動可能であり、各アームは、離間した第1および第2端部、および中間部を有し、前記アームはそれらの第1および第2端部を介して前記支持手段に取付けられ、各アームの前記第2端部は光学レンズ収容手段を備え、および、該光学レンズ収容手段は互いに対向しており、これにより光学レンズを、前記レンズ外周と前記第1および第2レンズ収容手段のそれぞれとの間の少なくとも1つ以上、好ましくは1または2つの接触点を介して、その光学軸を前記レンズホルダの一般平面に対して垂直、またはおよそ垂直にし、前記第1および第2アームの前記収容手段内に、維持することができる。
レンズホルダの別の実施態様では、前記第2アームの前記第2端部は、前記第1アームの前記レンズ収容手段に面した前記第2アームの前記レンズ収容手段に対向する、追加のレンズ収容手段を備える。また第3のアームが備えられ、第3のアームは前記第1アームに対向し、前記レンズホルダ一般平面に横たわり、前記第2アームを基準として相対的に移動可能であり、離間した第1および第2端部と、中間部とを有する。第3アームは、その第1端部を介して前記支持手段に取り付けられ、前記第3アームの前記第2端部は、前記第2アームの前記追加のレンズ収容手段に面するレンズ収容手段を備え、これにより、追加のレンズを、その外周と前記第2および/または第3アームの追加のレンズ収容手段のそれぞれとの間の少なくとも1つ以上、好ましくは1または2つの接触点を介して、その光学軸を前記レンズホルダの一般平面に対して垂直、またはほぼ垂直にし、前記第3アームの前記レンズ収容手段、および前記第2アームの前記追加の収容手段内に維持することができる。
好ましくは、各アームの少なくとも前記第2端部は、1MHzにおける誘電率が前記光学レンズの材料の誘電率以上である材料を含む。
好ましくは、前記アームの前記第2端部の前記材料の1MHzにおける誘電率は3.0またはそれ以上である。
また、前記アームの前記第2端部の前記材料の比熱(kJ kg−1−1)は、ホルダに保持されるべき前記光学レンズ材料の比熱より高く、好ましくは、1.2kJ kg−1−1より高い。
1つの実施態様では、前記アームの前記第2端部の前記材料はプラスチック材料から選択され、特に、ポリアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン ホモおよびコポリマー(POMHおよびPOMC)、セルロース アセテート(CA)、セルロース アセテート ブチレート(CAB)、ポリアミド、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのポリアルキルメタクリレート、およびポリアラミドからなる群から選択されるプラスチック材料から選択される。
前記アームの前記第2端部だけは所要の誘電率を有する材料で作成されてもよいが、アーム全体は上記の材料で作成される。
または、前記アームの前記第2端部は導電性の材料で作成、または金属などの導電性材料で被覆される。
適した金属は、ステンレススチール、アルミニウム、銅、黄銅および金である。
好ましい金属は、アルミニウム、ステンレススチールである。
前記第2の端部がアルミニウムなどの金属で作成される場合は、前記アームの残りの部分は好ましくは電気的絶縁材料で作成される。適切な電気的絶縁材料は上記のプラスチック材料などの従来の電気的絶縁材料でよい。
前記好ましい電気的絶縁プラスチック材料の中で、ポリオキシメチレン ホモおよびコポリマー、ポリアクリロニトリル ブタジエン スチレンが例示される。
本出願者は、本発明のレンズホルダのアームの第2端部に金属、または金属コーティングを用いることによって、特に、コロナ放電装置の通過速度が3.6mm/秒以下の低速度を用いる場合に、局部的な過熱を防ぐことができることを確立した。
アームの第2端部をアルミ箔で覆う場合は、アルミ箔の厚さは0.00017インチ〜0.0059インチ(すなわち、0.0043mm〜0.15mm)の範囲である。
第2端部のその他のコーティングは、導電性ポリマー、好ましくはポリカーボネートより優れた導電率を有する導電性ポリマーを含むコーティングである。
支持手段は導電性ではない。
レンズをレンズホルダに載置する場合、レンズの少なくとも1つの面が、コロナ放電処理に自由に接触可能であり、好ましくはレンズの両方の面が同時コロナ放電処理に自由に接触可能である。
排熱を向上させるために、レンズ収容手段の特定の設計を確立した。
1つの実施態様では、レンズ収容手段は、アームの第2端部に窪みを備える形式である。好ましくは、窪みは平坦な底面と2つの傾斜した側面とを有し、側面と底面との角度は、レンズホルダに載置されたレンズが、底面との2つの接触点だけを介して維持されるか、側面との4つの接触点を介して維持されるかいずれかで維持されるような角度であり、また、レンズ周囲とホルダとの間に領域、例えばコロナヘッドから来る気流によって搬送される電気アークが閉じ込められ、過熱状態になる領域ができないような角度である。好ましくは、窪みの横方向側面と底面との角度は120度以上である。
更に、アームの、特に第2端部の厚さは、できるだけ薄い方が好ましい。
一般に、アームの第2端部はアームの他の部分よりも薄く、その厚さは2mm以上13mm未満、好ましくは2〜10mmの範囲である。従って、アームはレンズの熱をより速く吸収し、また、空気交換を介してその熱をより速く放出することができる。
他の実施態様では、各アームのレンズ収容手段は1つ、またはそれ以上の形態であり、好ましくは、離間された2つの、好ましくは同一のタブの形態であり、第1および第2アームの対向する表面から直角に突出しており、それぞれの自由端にレンズ受け取り用切り欠きを有する。好ましくは切り欠きは、90度以上の角度のあるV字型である。この実施態様では、レンズは、その外周と、タブの切り欠きの表面との間の少なくとも4つの接触点を介してレンズホルダに維持される。この後者の実施態様では、アーム、またはタブだけを弾性変形可能にして、レンズを収容するようにしてもよい。
更に他の実施態様では、一方のアームのレンズ収容手段は、アームの表面から直角に突出する、離間された2つの同一のタブを備え、他方のアームのレンズ収容手段は、アームの表面から他の2つのタブに向かって直角に突出し、その2つの離間されたタブの間、好ましくは2つの離間されたタブの中央に配置される1つのタブを備える。各タブの自由端はレンズ受け取り用切り欠き、好ましくは90度以上の角度を持つV字型の切り欠きを備える。
本発明の方法を実施するシステムは、コロナ放電または大気プラズマ処理装置と、硬化可能なコーティング組成物を含む浸漬コーティング装置と、硬化装置と、レンズホルダ搬送手段と、レンズを運搬するレンズホルダとを備え、前記レンズの少なくとも1つの主面が自由に接触可能であり、前記レンズホルダ搬送手段は、前記レンズホルダを前記装置の各装置の上に連続的に持ってくる手段と、前記レンズホルダを移動させて運搬されたレンズを前記装置の各装置内の動作位置に搬送する手段とを備え、これにより、前記レンズを手動で取り扱う必要なく、前記方法全体を実施する。
既に記述したように、本発明の方法の第1の工程は、コロナ放電処理、または大気プラズマ処理であり、好ましくはコロナ放電処理である。
好ましい大気圧プラズマ処理は、酸素プラズマ処理である。
一般に、コロナ放電処理の電流は、10〜2.10W、好ましくは5.10〜10Wである。例えば、2000Hzなどの高周波数は良好な結果を提供するが、安全性の理由から低周波数が好ましい。
例えば、コロナ放電処理は、3DT社製モデルMultidyne 800Wの放電処理装置を使用し、電極毎に12KVの放電を用いて実施してもよい。
好ましくは、コロナ放電装置は、互いに対向するが、好ましくは電気アークを避けるために位置合わせがされていない、2つのコロナヘッドを備える。このようなコロナ放電装置により、光学レンズの2つの主面をほぼ同時に処理することができる。
コロナ放電処理では、レンズを好ましくはコロナヘッド、または複数のコロナヘッドの正面を複数回通過させ、各通過の間に、ヘッド、または複数のヘッドの正面で数秒休止させて、レンズの過熱を防止する。
好ましくは、コロナ放電または大気プラズマの処理時間、つまり、レンズの主面の各点がコロナ放電または大気プラズマに曝されている合計時間は1分以下である。
1つの電極と対向電極とを有し、その2つの電極が互いに対向し、レンズがその2つの対向電極の間を通過する、コロナシステムを用いることもできる。そのようなコロナシステムはTantec社から入手可能である。
本発明の方法は、無機ガラスまたは有機ガラス、好ましくは有機ガラスにより製造されたレンズの少なくとも主面にコーティングを適用するのに用いることができる。この場合、レンズの主面は1つ、またはそれ以上の、接着用プライマーコーティング、耐衝撃および/または耐スクラッチコーティング、反射防止コーティング、あるいは疎水性および/または疎油性のトップコートなどの特性強化コーティングで被覆されている、または被覆されていない。
処理済みのレンズはサイズまたは形状が異なる場合がある。場合によっては、レンズフレームの形状に合わせるように処理済みのレンズにエッジング工程を施してもよい。
本発明の浸漬コーティング工程では、例えば、ハードコート組成物などの任意の硬化可能なコーティング組成物を用いることができるが、好ましくは疎水性および/または疎油性のトップコートを用いる。
好ましい疎水性および/または疎油性トップコートは1つ以上のフッ化化合物を含有する硬化可能な組成物から作成される。
好ましいフッ化化合物は、フルオロカーボン、ポリフルオロカーボン、フルオロポリエーテル、およびポリフルオロポリエーテル、特にパーフルオロポリエーテル、から選ばれる1つ以上の基を持つシランおよびシラザンである。
フッ化化合物は、例えば、米国特許第4,410,563号、欧州特許第0 203 730号、欧州特許第749 021号、欧州特許第844 265号、および欧州特許第933 377号に開示されている。
フルオロシランとしては、次の式を持つ化合物が例示される。
Figure 2007529770
式中、nは、5、7、9、または11であり、Rはアルキルラジカル、一般には、−CH、−C、および−CなどのC−C10アルキルラジカルである。
Figure 2007529770
式中、n’は7、または9であり、Rは上述で定義したものである。
トップコートの作成に有用なフッ化化合物を含む組成物は、米国特許第6,183,872号に開示されている。
米国特許第6,183,872号のケイ素含有有機フルオロポリマーは下記の一般式で表され、その数平均分子量は5´10〜1´10である。
Figure 2007529770
式中、Rfはパーフルオロアルキルを表す。Zはフルオロ、またはトリフルオロメチルを表す。a、b、c、d、およびeは各々独立して0または1以上の整数を表し、但し、a+b+c+d+eは1以下でないものとし、式中に発生する下付き文字a、b、c、d、およびeのついた括弧に囲まれた繰り返し単位の順は図示したものに限られない。Yは1〜4炭素原子を含有する水素またはアルキルを表す。Xは水素、ブロモ、またはヨードを表す。Rはヒドロキシ、または加水分解置換基を表す。Rは水素または1価のハイドロカーボン基を表す。Iは0、1、または2を表す。mは1、2、または3を表す。n”は1またはそれ以上の整数、好ましくは2またはそれ以上の整数を表す。
初期のトップコートを形成するための好ましい組成物の別の類は、フルオロポリエーテル基、特に、ポリフルオロポリエーテル基および特にパーフルオロポリエーテル基を含有する類である。フルオロポリエーテル基を含有する組成物の特に好ましい類は米国特許第6,277,485号に開示されている。
米国特許第6,277,485号の泥汚れ防止トップコートは、下記の式を持つ少なくとも1つのフッ化シランを含有するコーティング組成物(一般には溶液の形態)を適用することによって作成されたフッ化シロキサンを含有する、少なくとも部分的に硬化したコーティングである。
Figure 2007529770
式中、Rは1価、または2価のポリフルオロポリエーテル基である。Rは2価のアルキレン基、アリーレン基、またはそれらの組合せであり、選択的に1つ、またはそれ以上のハライドによって置換され、また、好ましくは2〜16の炭素原子を含む。Rは低級アルキル基(すなわち、(C〜C)アルキル基)である。Yはハライド、低級アルコキシ基(すなわち、(C〜C)アルコキシ基、好ましくはメトキシ、またはエトキシ基)、または低級アシロキシ基(すなわち、−OC(O)R、ここでRは(C〜C)アルキル基)である。xは0または1である。yは1(Rは1価)または2(Rは2価)である。適切な化合物は一般に分子量(数平均)が1000以上である。好ましくは、Yは低級アルコキシ基であり、Rはパーフルオロポリエーテル基である。
トップコート作成用の市販の組成物は、SHINETSU社が販売しているKP801M、OPTRON社が販売しているOF 110、またはDAIKIN社が販売しているOPTOOL DSXがある。
一般に、トップコートの厚さは1〜100nm、好ましくは1〜60nm、より好ましくは1〜5nmの範囲である。
疎水性および/または疎油性のトップコートを浸漬コーティング工程中に好ましくは余分に成膜させる。つまり、硬化可能なトップコート組成物の厚さを、硬化後の最終コーティングに必要な厚さより厚くしてレンズの主面、または両面に成膜させ、硬化後に、レンズを処理して余分なトップコートを除去する。好ましくは、この余分なトップコートはクロス(布)で拭き取って除去する。この除去は、好ましくは硬化工程後すぐ、つまり、15分以内に行う。硬化後直ぐに、例えば、不均一などのいくつかの光学上の欠陥がレンズのトップコート上に発現することがあるので、トップコートの余分な部分を除去することによりトップコートの光学品質を向上させる。
好ましくは、硬化可能なコーティング組成物の、その総重量に対する固形内容物は5重量%未満であり、好ましくは1重量%未満であり、更に好ましくは0.5重量%と0.05重量%の間である。
硬化工程は、その方法で用いる硬化可能なコーティング組成物の種類によって決まるが、例えば、赤外線(IR)硬化、炉硬化などの熱硬化工程、UV硬化などの光硬化工程、または熱硬化工程と光硬化工程の組合せなど、従来の任意の硬化工程であってよい。
好ましくは硬化工程はIR硬化工程である。
本発明の方法の好ましい実施において、コロナ放電または大気プラズマ工程を、レンズの主面、または両面に新たなコーティング、好ましくは最終の疎水性および/または疎油性トップコートを施す前に、そのレンズの主面、または両面に成膜されている一時的な外側コーティングを除去するために用いられる。
(発明の詳細な説明および好適な実施態様)
図1には、本発明のコーティング方法を実施するための装置(システム)が概略的に示されている。
図1に示されるシステムは、連続して配置される、コロナ放電装置1と、硬化可能なコーティング組成物を含有する浸漬コーティング槽2と、例えばIR硬化装置などの硬化装置3とを備える。
システムはまた、T字型のレンズホルダ搬送用固定具4を備える。搬送用固定具4は垂直スライド5を備え、横方向水平スライド6が垂直スライド5に摺動可能に取り付けられる。レンズホルダ7は横方向水平スライド6に摺動可能に取り付けられる。横方向水平スライドは、垂直スライド5上を、矢印Aで示すように、上下に摺動可能に平行移動することができ、レンズホルダ7は、矢印Bで示すように、横方向水平スライド6の一方の端部から他方の端部へ、またはその反対に摺動可能に平行移動することができる。
搬送用固定具4をシステム内に配置する際は、横方向水平スライド6がコロナ放電装置1、浸漬コーティング槽(2)、および硬化装置(3)より上に延在し、横方向水平スライド6が垂直スライド5の上方の位置にあるときに、レンズホルダ7がこれらの装置の上を自由に移動できるようにする。
レンズホルダ7は、2つの水平アーム10、20を備え、これらのアームはそれぞれの第1端部を介して1対の平行垂直レール8a、8bに取り付けられ、互いに相対的に移動可能である。これらの1対のレールはその端部の1つを介して、横方向水平スライド6に摺動可能に係合されるカーソル9に連結される。
第1端部に対向する、各アーム10、20の第2端部には、レンズ収容窪み11、21が備えられ、ここで光学レンズLが、その外周と、レンズ収容手段との2つまたは4つの接触点とを介して運搬され、それによってレンズLの両方の主面が自由に接触可能になる。
レンズ収容手段は窪み、または切り欠きのあるタブであり、これらについては以下の図2および3に関連して説明する。
図1では、アームを支持する1対の垂直レール8a、8bは直接カーソル9に接続され、アーム10、20が水平に保持されているが、1対のレール8a、8bをカーソル9に水平に接続し、アーム10、20を垂直に保持してもよい。
もちろん、垂直レール8a、8bはカーソル9に直接接続せず、適宜別の取り付け装置、例えば、ピボット(枢軸)装置(図示せず)を介して接続してもよい。この別の取り付け装置は、アームの1つに連結してもよく、あるいはレールまたはアームの1つに固定される特定の部分に連結してもよい。
図1では、コロナ放電装置1は、互いに対向するが位置合わせされていない2つのコロナヘッド1a、1bを備える。
図1のシステムを用いる、本発明のコーティング処理は以下のとおりである。
横方向水平スライド6を垂直スライド5の上方端部に位置させ、レンズLを運搬するレンズホルダ7を水平スライド6に沿って、コロナ放電装置1のコロナヘッド1a、1bの真上の位置まで移動させる。次に水平スライドを下方向に移動させ、レンズLをコロナヘッド1a、1bの間を通過させコロナ放電処理を行う。次に、水平スライドを上下に移動させ、レンズがコロナヘッドの正面を数回通過するようにさせ、好ましくは、各通過の間に一時停止させ、処理を完了させる。図1のシステムによれば、2つのコロナヘッドを用いるので、レンズLの両方の主面にほぼ同時にコロナ放電処理を施すことができる。
コロナヘッドを1つしか使用しない場合は、レンズホルダ用のピボットマウントを用いることによって、第1の面の処理が完了した後、レンズホルダを180度回転させることにより、各主面のコロナ処理を連続的に行うことができる。
コロナ処理が完了すると、水平スライド6を垂直スライド5の上方端部まで上方向に移動させ、レンズホルダ7を浸漬コーティング槽2の真上まで摺動可能に平行移動させる。次に水平スライド6を下方向に移動させ、レンズLを浸漬コーティング組成物に浸漬する。
浸漬コーティング工程を完了すると、水平スライド6を上方向に移動させ、レンズホルダ7を硬化装置3の真上まで平行移動させ、そこで水平スライド6を下方向に移動させてレンズLを硬化装置3内に載置する。硬化工程が完了すると、水平スライド6は上方向に移動し、硬化装置からレンズLを保持するレンズホルダ7を撤退させ、これによって最終処理済みレンズを回収することができる。
もちろん、水平スライド6およびレンズホルダ7は操作者により手動で移動させることもできるが、公知の電子機械的アクチュエータなどの自動手段を用いて移動させることが好ましい。また、全てのプロセスを、プログラムされた中央処理装置を介して制御することが好ましい。
このように、本システムは、レンズを手動で取り扱うことなく、プロセス全体を実施することができる。
上述では、各装置が直線的に配置され、レンズホルダが、1つの装置から他の装置へ直線的に移動する場合について説明されているが、これ以外の配置も用いることができる。例えば、レンズホルダを回転台に取り付け、各処理装置を円形構成に配置し、回転により、レンズホルダを各処理装置のところに持ってくるようにしてもよい。
図2には、本発明に係る光学レンズホルダ7の第2の実施態様が図示されている。レンズホルダ7は、1対の平行レール8a、8bの形態の支持手段8と、3つのアーム10、20、30、つまり、中央アーム20と、中央アーム20の両側にある2つの横方向アーム10、30とを備える。
各アーム10、20、30は、第1端部10a、20a、30aと第2端部10c、20c、30cと、中間部10b、20b、30bとを備える。
アーム10、20、30は、それらの第1端部10a、20a、30aを介して、垂直レール8a、8bに、離間された関係で取り付けられ、ホルダの一般平面、つまり図面用紙の面を定義する。
図示されているように、レール8a、8bはカーソル9に接続される。
図2の実施態様においては、中央アーム20はレール8a、8bに固定的に取り付けられ、両方の横方向アーム10、30はレール8a、8bを摺動可能に取り付けられる。
例えば、図1に示すように、各横方向アーム10、30はレール8bに取り付けられた圧縮ばね12によって偏向(バイアス)される。
このように、ばね12は横方向アーム10、30を中央アーム20の方向に付勢して、最終位置で、挿入されたレンズLをしっかり維持するようにさせる。
もちろん、横方向アーム10、30を単にレール8a、8bを摺動させ、止めねじなどの、止め手段を用いて横方向のアームを所望の位置に維持してもよい。
中央アーム20の第2端部20cは、2つの対向するレンズ収容窪み21、22を備え、各横方向アームの第2端部10c、30cは1つのレンズ収容窪み11、31を備え、横方向アーム10、30の第2端部10c、30cの窪み11、31のそれぞれは中央アーム20の対応する窪み21、22の1つに対向している。
図2でわかるように、各レンズ収容窪みは、1つの平坦な底面11a、21a、22a、31aと、2つの傾斜した平坦な側面11b、11c、21b、21c、22b、22c、31b、31cとをそれぞれ備える。
好ましくは、傾斜した平坦な側面と平坦な底面との角度は120度以上である。
図3に示すように、横方向アーム10の第2端部10cは中間部および第1端部10b、10aより薄い。
一般に、第2端部10cの、ホルダの一般平面に直交する方向の厚さはおよそ4mmである。中間部10cは一般に厚さが13mmである。同様に、中央アーム20と横方向アーム30の第2端部20c、30cはその中間および第1端部より薄く、一般に厚さが4mmである。
好ましくは、少なくとも第2端部10c、20c、30c、好ましくはアーム10、20、30全体が、1MHzのときに誘電率が3.0以上であり、好ましくは比熱が1.2kJ kg−1−1以上である材料で作成される。
好ましい材料は、商標名DELRIN(R)で市販されているポリオキシメチレンである。
アームの第2端部は、アルミニウムなどの金属で作成、または被覆されてもよい。この場合、好ましくは、アームの他の部分は電気的絶縁材料、例えば、プラスチック材料で作成される。
レンズLをレンズホルダ7に載置するために、ユーザは先ず、例えば、横方向アーム30をレール8a、8b上をばね12に向かって摺動可能に平行移動することによって、アーム30を中央アーム20から離間する。次に、レンズ30をその光学軸をホルダの一般平面に対して直角にして、中央アーム20と横方向アーム30の対向する窪み22、31の間にできる空間に載置する。レンズLが正しい位置に載置されたら、ばね12の作用下で中央アーム20方向に付勢されている横方向アーム30を開放し、レンズLの外周に接触させ、それによってレンズLを所定の位置に堅固に保持する。窪みの形状によって、レンズ3はレンズ外周とアームの第2端部との間の2つ、または4つの接触点を介して中央アーム20および横方向アーム30により堅固に保持される。
横方向アーム10は横方向アーム30と同様に機能し、第2のレンズをホルダに収容する。
もちろん、1つのレンズホルダ7が、2つのアームを備えることができる。その場合は、アームの1方を固定し、他方を可動にするか、両方のアームを可動にしてもよい。
図4〜6には、本発明に係る光学レンズホルダの他の実施態様が示されている。
レンズホルダは、垂直に保持される細長い板13などの支持手段と、細長い板13の1つの面から水平に突出する2つの離間したアーム10、20とを備える。図に示すように、アームもまた2つの細長い板から形成されている。アーム10、20の互いに対向している表面にはそれぞれ、アームの表面から直角に突出する2つの離間したタブ11、12;21、22が備えられている。
一方のアーム表面の各タブは他方のアーム表面の各タブと位置合わせされている。
各タブ11、12;21、22の自由端には、切り欠き、好ましくは90度以上の角度を持つ切り欠き13、14;23、24が備えられる。
既に示したように、アーム10、20は、その1つの端部により、アームを支持手段13上を相対的に摺動可能に平行移動させる手段(図示されていない)を介して、支持手段13に取り付けられる。
しかし、アーム10、20、タブ11、12、21、23、および支持板13は、アーム、またはタブのいずれかが弾性変形可能である、単一成型部分であってよい。
もちろん、既に示したように、タブと、好ましくはタブ付近のアームの一部も所定の誘電率と好ましくは所要の比熱を有する材料で作成されるものとする。
使用者が光学レンズをこのホルダ内に載置することを所望する場合は、まず、アーム10、20のそれぞれを互いに離れるように、摺動可能に平行移動させるか、または図7に示すようにそれらを弾性変形させ、互いに離間させる。次に、このようにして形成したレンズ収容スペースに使用者がレンズLを、レンズ光学軸をレンズホルダの一般平面、すなわち、図面用紙の面、に対して直角にして、導入し、アームを互いに対向させ、アームの弾性力により初期の相対位置まで戻すようにさせ、それによって、レンズLはレンズ外周とホルダとの間の4つの接触点を介して、ホルダに維持される。
タブだけが弾性変形可能である場合は、タブの弾性によってレンズが収容され、維持されるため、使用者はレンズLを所定の位置にタブに対向して押し込むだけでよい。
図8には、本発明に係る光学レンズホルダの更に他の実施態様が示されている。
図8の光学レンズホルダが図4〜6のレンズホルダと基本的に異なる点は、上方アーム10が、下方アーム20に対向する上方アーム10の表面から直角に突出して下方アーム20上の2つのタブ21、22の間に配置される、単一のタブ11を備えることである。好ましくは、上方アーム10の単一タブ11は下方アーム20の2つのタブ21、22間の距離の中央に位置する。それ以外は、単一タブ11および下方タブ21,22は図4〜6に関連して既に説明したタブと同様である。
図8に示すタブの配置は図7の実施態様においても用いることができる。
タブ(および、特にタブのV字型切り欠き)は1MHzの時に、光学レンズの材料の誘電率より高い誘電率を有する材料により作成、または少なくともライニングされる。この材料は有機材料または金属であってよい。
なお、各V字型切り欠きは、光学レンズの外縁に2つの定点を形成する。
図4〜7では、1対のアーム10、20は垂直取り付け手段2の一方の側に配置されているが、図8に示すように、垂直取り付け手段2の他方の側に同様の1対のアームを対称的に配置して、レンズホルダが2つの光学レンズを同時に保持できるようにしてもよいことは理解されるであろう。
(実施例)
エシロール社のORMA(R)、およびAIR WEAR(R)CRIZAL(R)レンズを、エッジング装置を用いて所望の形状にエッジングする。
次に、上記のレンズを図1の各装置で連続的に処理する。実施例では1つのレンズを処理する例を示す。
各レンズをホルダ7内に載置する。処理の第1部では、レンズを17mm/秒の速度で2つのコロナヘッドの正面を移動させ、一方が表側の処理、他方が裏側の処理を行う。
各通過の間に5秒の停止時間を設けて、コロナヘッドの正面をその後3回通過させる。
コロナ処理の後、プロセスは10秒間停止し、レンズを冷却する。
次に、ホルダとレンズを平行移動させ、DAIKIN社の、商品名OPTOOL DSX in Demnum solventの疎水性および疎油性剤を含有するコーティング溶液の入った槽の上まで移動させる。このコーティング溶液の固体含有量または乾燥抽出物は0.1重量%である。
次に、レンズを上記のコーティング溶液に浸漬する。
レンズを回収する速度は22mm/秒である。
槽からの回収の際、ホルダ上のレンズを直接IR炉内に移動させる。
硬化サイクルはおよそ30秒であり、一般に、レンズの表面の温度を上昇させ、硬化サイクルの最後には最大温度30〜50℃まで上昇させる。
次に装置からレンズを取り出し、5分間硬化させる。
次に、布と無反射クリーニング溶液とを用いてレンズを拭き、余分なコーティングを除去する。
レンズを装置に載置してプロセスが開始してからプロセスが停止するまでの合計プロセス時間は、35mmより大きいレンズの場合で、3分14秒であり、プロセス中に手動で取り扱うことはない。
図1は、本発明のコーティング方法を実施するシステムの概略図である。 図2は、本発明の方法で用いるのに適した光学レンズホルダの第2の実施態様の概略両面図である。 図3は、図1のレンズホルダのアームの側面図であり、アームの第2端部の厚さが薄くなっていることを示す図である。 図4は、本発明に係る光学レンズホルダの第2の実施態様の概略図である。 図5は、図4の光学レンズホルダの正面図である。 図6は、図4の光学レンズホルダの側面図である。 図7は、図4のレンズホルダと同様で、弾性変形可能アームを有する光学レンズホルダの概略正面図である。 図8は、本発明に係る光学レンズホルダの第3の実施態様の概略正面図である。

Claims (60)

  1. 1つ以上の光学レンズの1つ以上の主面にコーティングを適用する方法であって、
    (a)前記1つ以上の主面にコロナ放電または大気プラズマ処理を施す工程と、
    (b)前記光学レンズを硬化可能なコーティング組成物に浸漬し、前記光学レンズの前記1つ以上の主面に前記硬化可能な組成物の層を成膜する工程と、
    (c)前記硬化可能な組成物の層を硬化させてコーティングされたレンズを得る工程とを備え、
    前記方法中は、前記1つ以上の主面が自由に接触可能であり、また、前記レンズを手動で取り扱う必要がないように前記光学レンズは同一のレンズホルダによって運搬される、方法。
  2. 前記光学レンズの両方の主面が自由に接触可能であるように、前記光学レンズは前記同一のレンズホルダによって運搬される、請求項1の方法。
  3. 前記光学レンズは、その外周を介して、前記レンズホルダ内に維持される、請求項1の方法。
  4. 前記光学レンズは、その外周と前記レンズホルダとの間の2つ、または4つの接触点を介して維持される、請求項3の方法。
  5. 前記光学レンズホルダは、支持手段と、レンズホルダ一般平面を定義する第1および第2のアームとを備え、第1および第2アームは互いに相対的に移動可能であり、各アームは、離間した第1および第2端部、および中間部を有し、前記アームはそれらの第1および第2端部を介して前記支持手段に取り付けられ、各アームの前記第2端部は光学レンズ収容手段を備え、および、該光学レンズ収容手段は互いに対向しており、これにより光学レンズを、前記レンズ外周と前記第1および第2レンズ収容手段のそれぞれとの間の少なくとも1つ以上、好ましくは1〜4つ、より好ましくは1または2つの接触点を介して、その光学軸を前記レンズホルダの一般平面に対して垂直にし、前記第1および第2アームの前記収容手段内に、維持することができる、請求項1の方法。
  6. 各アームの少なくとも前記第2端部は、1MHzにおける誘電率が前記光学レンズの材料の誘電率以上である材料を含む、請求項5の方法。
  7. 前記アームの前記第2端部の前記材料の1MHzにおける誘電率が3.0またはそれ以上である、請求項6の方法。
  8. 前記アームの前記第2端部の前記材料の比熱(kJ kg−1−1)は前記光学レンズ材料の比熱より高い、請求項6の方法。
  9. 前記アームの前記第2端部の前記材料の比熱は1.2kJ kg−1−1より高い、請求項8の方法。
  10. 前記アームの前記第2端部の前記材料は、ポリアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン ホモおよびコポリマー(POMHおよびPOMC) セルロース アセテート(CA)、セルロース アセテート ブチレート (CAB)、ポリアミド、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、およびポリアラミドからなる群から選択される、請求項6の方法。
  11. 各アームの前記第2端部の前記材料は、導電性材料により作成、または被覆される、請求項6の方法。
  12. 前記導電性材料は金属である、請求項11の方法。
  13. 前記金属は、アルミニウム、ステンレススチール、銅、黄銅、金から選択される、請求項12の方法。
  14. 前記アームの前記中間部と前記第1端部は、絶縁性材料により作成される、請求項11の方法。
  15. 前記アームの前記第2端部は、前記レンズホルダの前記一般平面に垂直な方向において、前記中間部および前記第1端部より薄い、請求項6の方法。
  16. 前記第2端部の厚さは、2mmから13mm未満、好ましくは2〜10mmの範囲である、請求項15の方法。
  17. 各レンズ収容手段は、底面と、2つの傾斜した側面とを有する窪みを備える、請求項5の方法。
  18. 前記傾斜した側面は、前記底面と少なくとも120度の角度を形成する、請求項17の方法。
  19. 前記支持手段は、1対の平行レールを備え、第1および第2アームは、前記1対のレールの上を平行移動することにより移動可能である、請求項5の方法。
  20. 前記第2アームの前記第2端部は、前記第1アームの前記レンズ収容手段に面する前記第2アームの前記レンズ収容手段に対向する、追加のレンズ収容手段を備え、前記レンズホルダは、前記第1アームに対向し、前記レンズホルダ一般平面に横たわり、前記第2アームを基準として相対的に移動可能であり、離間した第1および第2端部と中間部とを有する、第3アームを更に備え、該第3アームは、その第1端部を介して前記支持手段に取り付けられ、また前記第3アームの前記第2端部は、前記第2アームの前記追加のレンズ収容手段に面するレンズ収容手段を備え、これにより、追加のレンズを、その外周と前記第2および/または第3アームの追加のレンズ収容手段のそれぞれとの間の少なくとも1つ以上、好ましくは1〜4つ、より好ましくは1または2つの接触点を介して、その光学軸を前記レンズホルダの一般平面に対して垂直にし、前記第3アームの前記レンズ収容手段、および前記第2アームの前記追加の収容手段内に維持することができる、請求項5の方法。
  21. 前記第3アームの少なくとも前記第2端部は、1MHzにおける誘電率が前記光学レンズの材料の誘電率以上である材料を含む、請求項20の方法。
  22. 前記アームの前記第2端部の前記材料の1MHzにおける誘電率が3.0またはそれ以上である、請求項21の方法。
  23. 前記アームの前記第2端部の前記材料の比熱(kJ kg−1−1)は前記光学レンズ材料の比熱より高い、請求項21の方法。
  24. 前記アームの前記第2端部の前記材料の比熱は1.2kJ kg−1−1より高い、請求項21の方法。
  25. 前記アームの前記第2端部の前記材料は、ポリアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン ホモおよびコポリマー(POMHおよびPOMC) セルロース アセテート(CA)、セルロース アセテート ブチレート(CAB)、ポリアミド、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、およびポリアラミドからなる群から選択される、請求項21の方法。
  26. 各アームの前記第2端部の前記材料は、導電性材料により作成、または被覆される、請求項21の方法。
  27. 前記導電性材料は金属である、請求項26の方法。
  28. 前記金属は、アルミニウム、ステンレススチール、銅、黄銅、金から選択される、請求項27の方法。
  29. 前記アームの前記中間部と前記第1端部は、絶縁性材料により作成される、請求項26の方法。
  30. 前記アームの前記第2端部は、前記レンズホルダの前記一般平面に垂直な方向において、前記中間部および前記第1端部より薄い、請求項20の方法。
  31. 前記第2端部の厚さは、2mm以上13mm未満、好ましくは2〜10mmの範囲である、請求項30の方法。
  32. 各レンズ収容手段は、底面と、2つの傾斜した側面とを有する窪みを備える、請求項19の方法。
  33. 前記傾斜した側面は、前記底面と少なくとも120度の角度を形成する、請求項32の方法。
  34. 前記支持手段は、1対の平行レールを備え、第1および第3アームは、前記1対のレール上を平行移動することにより移動可能である、請求項20の方法。
  35. 前記レンズ収容手段は、前記第1および第2アームから垂直に突出する、離間した2つの同一のタブを備える、請求項5の方法。
  36. 前記レンズ収容手段は、アームのうちの一方から垂直に突出する、離間した2つの同一のタブと、他方のアームから垂直に前記2つの離間したタブに向かって突出し、前記2つの離間したタブの間に配置される、単一の同様のタブとを備える、請求項5の方法。
  37. 各タブは、その自由端にレンズ受け用の切り欠きを備える、請求項35または36の方法。
  38. 第1および第2アームは前記支持手段上を平行移動することにより移動可能である、請求項35または36の方法。
  39. 第1および第2アームは弾性変形可能である、請求項35または36の方法。
  40. 前記タブだけが弾性変形可能である、請求項35または36の方法。
  41. 前記アームの前記第2端部の前記材料の1MHzにおける誘電率が3.0またはそれ以上である、請求項35または36の方法。
  42. 前記アームの前記第2端部の前記材料の比熱(kJ kg−1−1)は前記光学レンズ材料の比熱より高い、請求項35の方法。
  43. 前記アームの前記第2端部の前記材料の比熱は1.2kJ kg−1−1より高い、請求項42の方法。
  44. 前記アームの前記第2端部の前記材料は、ポリアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン ホモおよびコポリマー(POMHおよびPOMC) セルロース アセテート(CA)、セルロース アセテート ブチレート (CAB)、ポリアミド、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、およびポリアラミドからなる群から選択される、請求項35または36の方法。
  45. 各アームの前記第2端部の前記材料は、導電性材料により作成、または被覆される、請求項35または36の方法。
  46. 前記導電性材料は金属である、請求項45の方法。
  47. 前記金属はアルミニウム、ステンレススチール、銅、黄銅、金から選択される、請求項46の方法。
  48. 前記アームの前記中間部と前記第1端部は、絶縁性材料により作成される、請求項45の方法。
  49. 前記アームの前記第2端部は、前記レンズホルダの前記一般平面に垂直な方向において、前記中間部および前記第1端部より薄い、請求項35または36の方法。
  50. 前記第2端部の厚さは、2mm以上13mm未満、好ましくは2〜10mmの範囲である、請求項49の方法。
  51. 前記切り欠きはV字型である、請求項37の方法。
  52. 前記V字型切り欠きの角度は90度以上である、請求項51の方法。
  53. 処理(a)は、2つのコロナヘッドを互いに対向させ、前記光学レンズの両方の主面をほとんど同時に処理する、コロナ放電処理である、請求項1の方法。
  54. 前記2つのコロナヘッドはヘッド間の電気アークを避けるため位置合わせされていない、請求項53の方法。
  55. 前記レンズを、各コロナヘッドの正面を数回通過させ、各通過の間は休止させる、請求項53の方法。
  56. 前記光学レンズの各主面に、1分またはそれ以下の間、前記コロナ放電を施す、請求項53の方法。
  57. 前記処理(a)は、単一のコロナヘッドを用いるコロナ放電処理であり、前記レンズホルダは回転可能なレンズホルダであり、該レンズホルダの180度の回転により、前記光学レンズの両方の主面のコロナ処理を連続的に達成する、請求項1の方法。
  58. 請求項1の方法を実施する装置であって、コロナ放電または大気プラズマ処理装置と、硬化可能なコーティング組成物を含む浸漬コーティング装置と、硬化装置と、レンズホルダ運搬手段と、レンズを搬送するレンズホルダとを備え、前記レンズの少なくとも1つの主面が自由に接触可能であり、前記レンズホルダ搬送手段は、前記レンズホルダを前記装置の各装置の上に連続的に持ってくる手段と、前記レンズホルダを移動させて運搬されたレンズを前記装置の各装置内の動作位置に持ってくる手段とを備え、これにより、前記レンズを手動で取り扱う必要なく、前記方法全体を実施する装置。
  59. コロナ放電処理装置を含み、前記レンズホルダは前記少なくとも1つのレンズを運搬し、レンズの両方の主面が自由に接触可能である、請求項58の装置。
  60. 前記レンズホルダは2つのレンズを運搬する、請求項58の装置。
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