JP2007527940A - アミノ官能性シロキサンの連続的製造 - Google Patents

アミノ官能性シロキサンの連続的製造 Download PDF

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Abstract

本発明の主題は、一般式III
(SiO4/2k(R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2p(R1 3SiO1/2q[O1/2SiR1 2−R−NH2s[O1/2t (III)
のアミノ官能性オルガノシロキサンの連続的製造方法であり、その際、一般式IV
(SiO4/2k(R1SiO3/2m(R1 2SiO2/2p(R1 3SiO1/2q[O1/2r (IV)
のオルガノシロキサンを、一般式Vの環状シラザンと反応させ、その際、一般式Vのシラザンと一般式IVのオルガノシロキサンとを連続的に反応器に供給し、そこで混合し、相互に反応させ、引き続き反応領域から取り出し、その際、R、Rx、R1、R2、e、s、t、r、k、m、p及びqは請求項1の意味を表す。

Description

本発明は、環状シラザンの使用下でのアミノ官能性シロキサンの連続的製造方法に関する。
アミノアルキル−ポリシロキサン及びアミノアルキル−シリコーン樹脂は、ポリイミド及びポリエーテルイミドの製造を含めた多くの適用分野において使用可能である。これらの化合物の大規模な商業的使用は、しかしながら比較的高い製造方法によって妨げられている。
US-A-3146250及びDE 10051886 Aから、シリコーン成分のHO−Siと反応させることができる一般式Iの特別な環状シラザンから出発する方法は公知である。
Figure 2007527940
この場合、R′は少なくとも3個及び最大で6個の炭素原子を有する炭素鎖であり、R″は炭化水素基であり、窒素に結合する基Rは水素;炭化水素基又は一般式(アミン−R1−)Y2Si−のオルガノシリル基(式中、Y及びR1は炭化水素基を表す)である。基Rが水素である場合には、非置換の環状シラザンが得られ、これはヒドロキシ末端シラノールの官能化のために使用することができる。この環状シラザンの反応の利点は、環張力に基づき高温で極めて急速にSi−OH基と定量的に反応することである。この場合、反応時間は部分的に数分間の範囲内にある。
しかしながら、例えば線状のアルファ,オメガ−置換シリコーン油の今まで公知の不連続的製造方法の欠点は、短い反応時間を達成するためにこれを約60〜140℃の温度に加熱しなければならないことにある。これは、特に、僅かな割合のアミン基を有するシリコーン油の場合に当てはまる、それというのも、この反応は室温で反応体の僅かな反応のために極端にゆっくりと進行するためである。しかしながら、確かに高めた温度での本来の反応時間は極めて短いが、反応混合物を加熱する時間もしくは生成物混合物の冷却のための時間は工業的規模の場合に極めて長く、環状シラザンの反応性の利点を失わせてしまうという工業的欠点を有する。従って、Si−OH官能基を有する環状シラザンを極めて迅速にアミノ官能性シロキサンに変換する方法が探索された。
本発明の主題は、一般式III
Figure 2007527940
のアミノ官能性オルガノシロキサンの連続的製造方法であり、その際、一般式IV
Figure 2007527940
のオルガノシロキサンを、一般式V
Figure 2007527940
の環状シラザンと反応させる、一般式IIIのアミノ官能性オルガノシロキサンの連続的製造方法であり、
前記式中、
Rは、二価のSi−C及びSi−N結合する、場合によりシアノ基又はハロゲン置換されたC3〜C15−炭化水素基を表し、その際、1つ又は複数の相互に隣り合わないメチレン単位は基−O−、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCOO−、−S−又は−NRx−により置き換えられていてもよく、かつ1つ又は複数の相互に隣り合わないメチン単位は基−N=、−N=N−又は−P=により置き換えられていてもよく、その際、環のケイ素原子と窒素原子との間には少なくとも3個、最大で6個の原子が配置されている、
xは、水素又は場合により−CN又はハロゲンで置換されたC1〜C10−炭化水素基を表し、
1は、水素原子又は一価の場合により−CN、−NCO、−NRx 2、−COOH、−COORx、−ハロゲン、−アクリル、−エポキシ、−SH、−OH又は−CONRx 2により置換されたSi−C結合したC1〜C20−炭化水素基又はC1〜C15−炭化水素オキシ基を表し、その際、それぞれ1つ又は複数の、相互に隣り合わないメチレン単位は基−O−、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCOO−、−S−、又は−NRx−により置き換えられていてもよく、かつ1つ又は複数の相互に隣り合わないメチン単位は基−N=、−N=N−、又は−P=により置き換えられていてもよい、
2は、水素又は場合により−CN又はハロゲンで置換されたC1〜C10−炭化水素基又は次の一般式VIIIの基を表すことができ、
Figure 2007527940
前記式中、
3は、水素又は場合により−CN、−NRx又はハロゲンで置換されたC1〜C10−炭化水素基を表し、
eは、0又はそれ以上の値であり、
sは、少なくとも1の値であり、
rは、少なくとも1の値であり、
s+tは、rの値であり、かつ
k+m+p+qは、少なくとも2の値を表し、
その際、一般式Vのシラザン及び一般式IVのオルガノシロキサンは連続的に反応器に供給され、そこで混合され、相互に反応され、かつ引き続き反応領域から取り出される。
この方法により、必要な成分を極めて短時間に所望の反応温度に加熱することができ、その際同時に混合も行われる。反応器から搬出される生成物は、その僅かな体積のために引き続き迅速かつ効果的に冷却することができる。この必要とされる反応器容量は、短い滞留時間により極めて小さく保つことができ、その際、同時に製造可能な量は極めて大きくすることができる。同時に、反応チャンバ中で高温の作用により、場合により真空と接続して、反応体の不所望な不純物を意図的に除去することができる。これは、第2の反応体の添加の後又は添加の前に行うことができる。
更なる利点は、高い表面/体積比により連続的に運転される反応器中で前記生成物は同時に、例えば窒素で不活性化されるかもしくは飽和させることができ、それにより出発物質中に含まれる酸素が追い出されることにある。従って、生じるアミンは明らかに黄変が少ない。
一般式Vの使用された環状シラザンは、簡単にかつ高収率で製造することができる。これは、副生成物を生じさせずに、特別な触媒を使用せずに一般式IVのヒドロキシ官能性シロキサンと反応する。
一般式Vの環状シラザン中で、Rは脂肪族の飽和又は不飽和、芳香族、直鎖又は分枝鎖であることができる。Rは有利に非分枝のC3〜C6−アルキレン基であり、前記アルキレン基はハロゲン原子、特にフッ素又は塩素で置換されていてもよい。有利に、環のケイ素原子と窒素原子との間に3個の原子が配置されている。
1〜C20−炭化水素基及びC1〜C20−炭化水素オキシ基のR1は、脂肪族の飽和又は不飽和、芳香族、直鎖又は分枝鎖であることができる。R1は、有利に1〜12個の原子、特に1〜6個の原子、有利に炭素原子だけ、又は1個のアルコキシ酸素原子と炭素原子だけを有する。有利に、R1は直鎖又は分枝鎖のC1〜C6−アルキル基である。殊に有利に、この基はメチル、エチル、フェニル、ビニル及びトリフルオロプロピルである。
基R2は、有利に水素又はC1〜C3−炭化水素基又は一般式VIIIの基である。基R3としてアミノアルキル基が有利である。さらに、基R2として水素、メチル又は一般式VIIIの基が特に有利である。Eは、0又は1、特に有利に0である。
Rがプロピレン基を表し、R1がメチル、エチル、フェニル、ビニル又はトリフルオロプロピルを表す一般式IIIの化合物を製造するのが有利である。
一般式IIIのアミノ官能性オルガノシロキサンは、線状、環状又は分枝状であることができる。k、m、p、q、s及びtの合計は、有利に2〜20000、特に8〜1000の数である。一般式IVのオルガノシロキサンとシラザンとの反応を可能にするために、r>0でなければならない、つまり一般式IVのオルガノシロキサンはヒドロキシ基を有していなければならない。
一般式IIIの分枝状のオルガノシロキサンについての有利なバリエーションは有機シリコーン樹脂である。これは、一般式IIIにおいて表されたような複数の単位からなり、その際、含まれる単位のモルパーセントは添え字k、m、p、q、r、s及びtによって表される。k、m、p、q及びrの合計に対して、単位rの0.1〜20%の値が有利である。しかしながら、同時に、k+m>0でなければならない。一般式IIIのオルガノシロキサン樹脂の場合には、s>0であり、かつs+tはrと同じでなければならない。
この場合、k、m、p、q、r、s及びtの合計に対して、5%<k+m<90%であり、かつ有利にtは0である樹脂が有利である。特に有利な場合には、基Rはプロピル基であり、R1はメチル基である。
限定されたアミン含有量だけを有する樹脂を製造する場合には、樹脂と環状シラザンとの化学量論比を所望のアミン含有量が達成されるように選択する。残りのSi−OH基は、場合により生成物中に残留することができる。
一般式IIIのアミノ官能性オルガノシロキサンの他の有利なバリエーションは、一般式VI
Figure 2007527940
の線状オルガノシロキサンであり、これは次の一般式VII
Figure 2007527940
のオルガノシロキサンから、前記の一般式Vの環状シラザンを用いて製造される。
前記式中、
uは、0又は1の値であり、
vは1−uの値であり、かつ
nは、1〜20000の数を表す。
有利に、uは0の値である。
nは、有利に1〜20000、特に8〜2000の値を有する。
一般式VIIの出発化合物の混合物を使用する場合、nの値は、一般式VIIの存在するシラノールの重合度の平均を表す。
このように示された一般式VIの線状オルガノシロキサンは、主に次の3つの異なる大きさにより特徴付けることができる:
− 粘度(もしくは分子量)
− アミン含有量
− 末端基のアミノ官能性の程度。
しかしながら、一般式VIの線状のオルガノシロキサンの場合には、この大きさの中で相互に無関係に二つだけが変化することができる、つまり規定された粘度及び官能性で、アミン含有量が確定する。規定されたアミン含有量及び粘度の場合に官能性が確定し、かつ規定されたアミン含有量及び官能性の場合に粘度が確定する。
官能化の程度が重要でない、つまりシリコーン油の場合にこれは2の官能性を有する必要がなく、全体のアミン含有量及びその粘度によってのみ記述される一般式VIの線状オルガノシロキサンを製造する場合に、シリコーン成分として次の一般式VIIの適当なオルガノシロキサンが選択され、これは最終生成物に所望な粘度を付与しかつ官能化のために一般式Vの環状シラザンが使用され、それは最終的な生成物のアミン含有量に相応する量で使用される。
一般式VIの化合物は、さらにu>0である場合にそれ自体と又は一般式VIIの化合物と場合により触媒の支援の下で縮合することができ、同様に一般式VIの化合物が製造され、これは高い分子量を有する、つまり数nの数値は上昇するという利点を有する。特に有利な場合には、nは縮合の前に15〜50の数を表し、縮合の後に50〜2000を表す。
一般式IIIのアミノ官能性オルガノシロキサンの製造方法の場合には、一般式Vの使用されたシラザンの量は官能化すべきシラノール基の量に依存する。しかしながらOH基の完全な官能化を達成させたい場合には、シラザンは少なくとも当モル量で添加しなければならない。環状シラザンを過剰量で使用する場合には、反応しないシラザンは引き続き留去されるか又は加水分解し次に場合により蒸発させることができる。
有利に、この方法は、0〜100℃、特に有利に少なくとも10〜少なくとも40℃で実施される。この場合、場合により真空中で又は加圧で又は常圧(0.1MPa)で運転される。
有利な実施態様の場合に、保護ガス、例えば窒素又はアルゴンの使用下で運転される。
有利な反応器は、並流又は向流で実施される連続的なニーダー、押出機、一軸、二軸又は多軸スクリュー押出機並びにガラス反応器又はスタティックミキサー又はダイナミックミキサーである。二軸ニーダー(もしくは二軸スクリュー押出機)及びスタティックミキサーが特に有利である。
この方法は溶剤を使用して実施することもできるが、溶剤を使用せずに実施することもできる。溶剤を使用する場合には、不活性の、特に非プロトン性溶剤、例えば脂肪族炭化水素、ヘプタン又はデカン及び芳香族炭化水素、例えばトルエン又はキシレンが有利である。同様にエーテル、例えばTHF、ジエチルエーテル又はMTBEを使用することもできる。
溶剤の量は、反応混合物の十分な均一性を補償するために十分であるのが好ましい。0.1MPaで120℃までの沸点又は沸騰範囲を有する溶剤又は溶剤混合物が有利である。
一般式VIのシラザンを一般式IVのオルガノシロキサンに過剰量で添加する場合に、反応されないSi−OH基は一般式IIIのアミノ官能性オルガノシロキサン中に残留するか、又は次に記載する一般式VIIIの他のシラザンと反応することができる:
Figure 2007527940
こうして、一般式IX
Figure 2007527940
のアミノ官能性のオルガノシロキサンが得られる。
この場合、R、R1、k、m、p、q及びsは前記に定義されている。tは0であるか又はそれ以上であり、wは0より大きく、s+t+w=rであり、その際、rは前記一般式IVに定義されている。
一般式VIIIのシラザンは、同時に一般式Vの環状シラザンと一緒に又は一般式Vのシラザンの反応後に使用することができる。
一般式VIIIのシラザンを、一般式Vの環状シラザンと一緒に使用することにより製造することができるシラザン一般式IXのアミノ官能性オルガノシロキサンは、例えば高粘性アミノシリコーン中のアミン価を上昇させるために使用することができる。これはアミノシリコーンとアミノシリコーン樹脂とからなるこの混合物を用いて、高い粘度と共に高いアミン価を付与する混合物を得ることにより達成される。これは純粋な二官能性アミノシリコーンを用いても達成できない組合せである。
前記の一般式VIIの線状オルガノシロキサンを一般式Vのシラザン並びに一般式VIIIのシラザンも反応させる場合には、一般式X
Figure 2007527940
[式中、R1、R及びnは前記に定義されたのと同様であり、平均的にu>0、v<1及びu+v=1である]が得られる。
この第2−末端化は場合により行わなくてもよいが、しかしながらこの末端化は高温での材料の安定性の観点で明らかに有利である、それというのもSi−OH基は高温で縮合する傾向があり、得られる溶液の粘度が上昇するためである。
一般式Vのシラザンは、一般式XI
Figure 2007527940
のハロゲンアルキルジアルキルクロロシラン又は一般式XII
Figure 2007527940
のビスハロゲンアルキルテトラアルキルジシラザン又は一般式XI及びXIIの化合物からなる混合物
[前記式中、
Xは、F、Cl、Br又はIを表し、
2はR1の意味を表し、かつ
1及びRは前記の意味を表す]をアンモニアと、有利に加圧下で反応させる方法により製造することができる。
上記の式で記載された全ての記号はそれぞれ互いに無関係な意味を有する。
次の実施例において、それぞれ特に記載がない限り、全ての量及びパーセンテージの記載は重量に対し、全ての圧力は0.10MPa(絶対)及び全ての温度は20℃である。
実施例1:
Collin社(Ebersberg/Deutschland)の6つの加熱区域を有する二軸ニーダー中で、窒素雰囲気下で第1の加熱区域中に、OH含有率1.21%及び粘度50mPasのSi−OH末端のポリジメチルシロキサンを14.0g/min(169.4mgOH/minもしくは9.96mmol/minに相当)で供給した。第2の加熱区域中にN−((3−アミノプロピル)−ジメチルシリル)−2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラシクロペンタン(M=230g/mol、97%)を1.15g/minで供給した。加熱区域の温度プロフィールは以下のようにプログラムされていた:区域1 50℃、区域2 100℃、区域3 120℃、区域4 120℃、区域5 120℃、区域6 120℃。回転数は50rpmであった。押出機のダイにて連続的に無色のビスアミノプロピル−ポリジメチルシロキサンを取り出すことができ、これを冷却し、Si−NMRによりSi−OH含有量<30ppmが示された。
実施例2:
Collin社(Ebersberg/Deutschland)の6つの加熱区域を有する二軸ニーダー中で、窒素雰囲気下で第1の加熱区域中に、OH含有率3.62%及び粘度12mPasのSi−OH末端のポリジメチルシロキサンを10.0g/min(362mgOH/minもしくは21.3mmol/minに相当)で供給した。第2の加熱区域中にN−((3−アミノプロピル)−ジメチルシリル)−2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラシクロペンタン(M=230g/mol、97%)を2.45g/minで供給した。加熱区域の温度プロフィールは以下のようにプログラムされていた:区域1 50℃、区域2 100℃、区域3 120℃、区域4 120℃、区域5 120℃、区域6 120℃。回転数は50rpmであった。押出機のダイにて連続的に無色のビスアミノプロピル−ポリジメチルシロキサンを取り出すことができ、これを冷却し、Si−NMRによりSi−OH含有量<50ppmが示された。
実施例3:
Collin社(Ebersberg/Deutschland)の6つの加熱区域を有する二軸ニーダー中で、窒素雰囲気下で第1の加熱区域中に、OH含有率0.34%及び粘度450mPasのSi−OH末端のポリジメチルシロキサンを10.0g/min(34mgOH/minもしくは2.0mmol/minに相当)で供給した。第2の加熱区域中にN−((3−アミノプロピル)−ジメチルシリル)−2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラシクロペンタン(M=230g/mol、97%)を0.238g/minで供給した。加熱区域の温度プロフィールは以下のようにプログラムされていた:区域1 50℃、区域2 100℃、区域3 120℃、区域4 120℃、区域5 120℃、区域6 120℃。回転数は50rpmであった。押出機のダイにて連続的に無色のビスアミノプロピル−ポリジメチルシロキサンを取り出すことができ、これを冷却し、Si−NMRによりSi−OH含有量<28ppmが示された。

Claims (11)

  1. 一般式III
    Figure 2007527940
    のアミノ官能性オルガノシロキサンの連続的製造方法において、
    一般式IV
    Figure 2007527940
    のオルガノシロキサンを、一般式V
    Figure 2007527940
    [前記式中、
    Rは、二価のSi−C及びSi−N結合する、場合によりシアノ−又はハロゲン置換されたC3〜C15−炭化水素基を表し、その際、1つ又は複数の相互に隣り合わないメチレン単位は基−O−、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCOO−、−S−又は−NRx−により置き換えられていてもよく、かつ1つ又は複数の相互に隣り合わないメチン単位は基−N=、−N=N−又は−P=により置き換えられていてもよく、その際、環のケイ素原子と窒素原子との間には少なくとも3個、最大で6個の原子が配置されている、
    xは、水素又は場合により−CN又はハロゲンで置換されたC1〜C10−炭化水素基を表し、
    1は、水素原子又は一価の場合により−CN、−NCO、−NRx 2、−COOH、−COORx、−ハロゲン、−アクリル、−エポキシ、−SH、−OH又は−CONRx 2により置換されたSi−C結合したC1〜C20−炭化水素基又はC1〜C15−炭化水素オキシ基を表し、その際、それぞれ1つ又は複数の、相互に隣り合わないメチレン単位は基−O−、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCOO−、−S−、又は−NRx−により置き換えられていてもよく、かつ1つ又は複数の相互に隣り合わないメチン単位は基−N=、−N=N−、又は−P=により置き換えられていてもよい、
    2は、水素又は場合により−CN又はハロゲンで置換されたC1〜C10−炭化水素基又は次の一般式VIIIの基を表すことができ、
    Figure 2007527940
    前記式中、
    3は、水素又は場合により−CN、−NRx又はハロゲンで置換されたC1〜C10−炭化水素基を表し、
    eは、0又はそれ以上の値であり、
    sは、少なくとも1の値であり、
    rは、少なくとも1の値であり、
    s+tは、rの値であり、かつ
    k+m+p+qは、少なくとも2の値を表す]の環状シラザンと反応させる、その際、一般式Vのシラザン及び一般式IVのオルガノシロキサンは連続的に反応器に供給され、そこで混合され、相互に反応され、かつ引き続き反応器領域から取り出される、一般式IIIのアミノ官能性オルガノシロキサンの連続的製造方法。
  2. 反応器が、連続的なニーダー、押出機、ガラス反応器、スタティックミキサー及びダイナミックミキサーから選択される、請求項1記載の方法。
  3. Rは非分枝のC3〜C6−アルキレン基であり、前記アルキレン基はハロゲン原子で置換されていてもよい、請求項1又は2記載の方法。
  4. 1は、メチル、エチル、フェニル、ビニル又はトリフルオロプロピルを表すことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. k、m、p、q、s及びtの合計が2〜20000の数である、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. k、m、p、q、r、s及びtの合計に対して5%<k+m<90%である樹脂を製造する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 一般式VI
    Figure 2007527940
    の線状オルガノシロキサンを、次の一般式VII
    Figure 2007527940
    [前記式中、
    uは、0又は1の値であり、
    vは1−uの値であり、かつ
    nは、1〜20000の数を表す]のオルガノシロキサンから、前記の一般式Vの環状シラザンを用いて製造する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 方法を0℃〜100℃で実施する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 一般式IX
    Figure 2007527940
    のアミノ官能性オルガノシロキサンを、一般式Vのシラザンを一般式IVのオルガノシロキサンに過小量で添加し、一般式IIIのアミノ官能性オルガノシロキサン中の反応していないSi−OH基を、次の一般式VIII
    Figure 2007527940
    [前記式中、
    R、R1、k、m、p、q及びsは請求項1に定義されたのと同じものであり、
    tは0であるかそれ以上であり、
    wは0より大きく、かつ
    s+t+w=rが通用する]のシラザンと反応させることにより製造する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 一般式VIIIのシラザンを、一般式Vのシラザンの反応の後に使用する、請求項9記載の方法。
  11. 一般式(V)のシラザンとして、N−((3−アミノプロピル)−ジメチルシリル)−2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラシクロペンタンを使用する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
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