JP2007524459A - 生体電気刺激、治癒促進、苦痛軽減、または病原体失活のための装置および方法 - Google Patents

生体電気刺激、治癒促進、苦痛軽減、または病原体失活のための装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007524459A
JP2007524459A JP2006517598A JP2006517598A JP2007524459A JP 2007524459 A JP2007524459 A JP 2007524459A JP 2006517598 A JP2006517598 A JP 2006517598A JP 2006517598 A JP2006517598 A JP 2006517598A JP 2007524459 A JP2007524459 A JP 2007524459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primary
interval
cycle
timing
intervals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006517598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007524459A5 (ja
JP4980713B2 (ja
Inventor
ダブリュ. クロンバーグ,ジェームズ
Original Assignee
ヒールソニックス,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒールソニックス,インコーポレイテッド filed Critical ヒールソニックス,インコーポレイテッド
Publication of JP2007524459A publication Critical patent/JP2007524459A/ja
Publication of JP2007524459A5 publication Critical patent/JP2007524459A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4980713B2 publication Critical patent/JP4980713B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/36014External stimulators, e.g. with patch electrodes
    • A61N1/36021External stimulators, e.g. with patch electrodes for treatment of pain
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/02Details
    • A61N1/025Digital circuitry features of electrotherapy devices, e.g. memory, clocks, processors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/326Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for promoting growth of cells, e.g. bone cells
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/3605Implantable neurostimulators for stimulating central or peripheral nerve system
    • A61N1/3606Implantable neurostimulators for stimulating central or peripheral nerve system adapted for a particular treatment
    • A61N1/36071Pain

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Finger-Pressure Massage (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract


生医学的適用で使用するための電気信号を生成する装置および方法であって、それぞれが任意選択にマルチステップシーケンサを駆動する、2つのタイミングインターバル発生器と、結果として得られるタイミング調整された信号を組み合わせて複合電気信号にする、アナログ、デジタル、またはハイブリッド手段と、直流を遮断し、結果として得られる信号から選択された周波数成分を除去し、かつ/または、必要である場合、電圧を段階的に増加させる、任意選択のフィルタリング手段と、結果として得られる信号を、人もしくは動物の体、食物、飲料もしくは他の液体、細胞もしくは組織培養物、または、製薬材料と結合させて、痛みを軽減するか、治癒または成長を刺激するか、特定の生化学物質の生成を高めるか、または、選択されたタイプの生物を失活させる、伝導性手段とを含む。

Description

[発明の技術分野]
本発明は、生医学的適用のためのパルス化信号発生器に関する。特に、本発明は、1次繰り返しサイクルを連続して形成する、複数の比較的長い1次タイミングインターバルT、Tなどと、複数の短い2次タイミングインターバルt、tなどであって、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つが分割されてなり、2次タイミングインターバルが、その1次インターバルの長さを通して続く2次繰り返しサイクルを連続して形成し、一方、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、複数の短い2次タイミングインターバルt、tなどと、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどであって、その1つは、1次タイミングインターバルまたは2次タイミングインターバルのそれぞれの間で選択される、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどとに基づく独特な出力波形を生成する、軽量でコンパクトなパルス化信号発生器に関する。
任意選択の実施形態では、出力波形は、パルスバーストの直後に等化パルスを含む。さらに別の実施形態では、出力波形は、任意選択で等化パルスと組み合わされた漸進的なステップインおよびステップアウト期間を含む。
さらに、本発明は、これらの選択したレベルを組み合わせて、ステップ状波形を有する電気信号にする回路、および、この信号をさらに処理して、その振幅を変更するか、または、望ましくないD.C.もしくは周波数成分を除去する回路を備える。
本発明は、人体、動物体、単離組織または細胞培養物、食物、飲料、または他の材料にこうした信号を印加して、苦痛を軽減するか、治癒を促進するか、または存在する可能性のある選択された病原性生物を失活させる、伝導性システムをさらに含む。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2003年6月24日に出願された米国仮出願第60/480,890号の利益を主張する。
損傷、感染、および変性状態は、苦痛、機能喪失による不自由、費用、仕事(または余暇)時間の損失、および生産性の減少の主要な原因である。若く健康な人では早く治癒する損傷が、年齢が高いか、健康がすぐれないか、または、その両方の人ではずっと長くかかるため、これらの状況に伴う問題は、年齢と共に悪化する。工業化国のほとんどで現在見られるような人口統計的に高齢化している社会では、これらの社会的および経済的影響は、今後数十年にわたって益々拡大するようになるであろう。
生活の質に関する影響を除いて、こうした状況の総コストを推定することは難しいが、米国だけで、確実に、年間総額は数十億ドルになる。たとえば、年間500〜1,000万人の米国居住者が骨折し、これらの事例の多くは多発骨折を含む。若く健康な患者では、多くの骨折は、6週間以上の間、ギプス包帯で固定する必要がある。ギプス包帯が取り外された後でも、治癒した骨がその完全な強度を回復するまで、患者の活動はしばしば制限される。年配の人、健康がすぐれないか、または栄養失調の人、多発骨折を有する患者、または、治癒プロセスに影響を与える状況を有する患者では、骨折の治癒はより遅くなる。場合によっては、骨折は、全く治癒せず、生きている間持続することがある、「骨癒
合不全」、「骨癒合不全骨折」、または「癒合遷延」として知られる状況をもたらす。
結果として、骨折のみのために、推定で25万人/年の生産力が米国で失われている。同様な統計が、他の種類の外傷性損傷についてだけでなく、変形性関節症、骨粗しょう症、潰瘍(糖尿病性、褥そう性、静脈うっ血性、および動脈血(arterial)不全性)、損傷を受けた靭帯、腱炎、および反復性ストレス損傷(「テニス肘」として一般に知られる状況および手根管症候群を含む)などの慢性状況についても起こり得る。
1960年代以来、人体が、損傷、ストレス、および他の要因の結果として多数の低レベル電気信号を生成すること、これらの信号が、治癒および疾病回復プロセスにおいて必要な役割を果たすこと、周波数、波形および強度の点で体自体を模倣する人工的に生成される信号を提供することによって、こうしたプロセスを加速することができることが、徐々に認識されてきている。こうした「模倣」信号は、線維芽細胞およびマクロファージなどの移動性細胞を、それらの細胞が必要とされる部位に誘導するのに役立つこと(走電性)、ならびにトランスフォーミング成長因子ベータ(TGF−β)およびインシュリン様成長因子(IGF)などの細胞成長因子の放出を引き起こすことを含む多くの効果を、体内でもたらすことが示された。その結果として、糖尿病から生じるような慢性潰瘍を含む、皮膚および筋肉の損傷の、最小の瘢痕しか残らない急速な治癒、ほとんどの骨癒合不全骨折を含む折れた骨の修復、損傷を受けたか、または切断された神経の再成長、腱炎および変形性関節症におけるような、反復運動によって損傷を受けた組織の修復、ならびに、腫脹、炎症、および通常の薬剤ベースの処置が満足のいく軽減をもたらさない慢性痛を含む痛みの低減を含むことができる。
創傷において測定される「損傷電位」または「損傷電流」などの体信号の一部は、時間と共にゆっくり変わるDC(直流)のみである。骨折修復および神経再成長は、通常、負電極の近傍では普通より速いが、正電極の近くでは遅く、場合によっては、組織萎縮または壊死が起こる場合があることがわかった。こうした理由で、最も最近の研究は、しばしば、正味のDC成分が全く無い状態のより高周波数の、より複雑な信号に焦点を当てている。
ほとんどの複雑信号の調査は、これまで、骨折の治癒に関して実施されてきたが、全ての組織における基本生理的プロセスの共通性は、適切な信号は、全てのこうした信号が必ずしも同じであるとは限らないが、多くの他の治癒および疾病回復プロセスを加速するのに効果的であることを示唆する。実際に、特定の周波数および波形の組み合わせは、変形性関節症および不眠症を防止し、毛髪の成長を刺激し、腫脹および炎症を低減し、局所感染と戦い、皮膚、神経、靭帯、および腱を含む損傷を受けた軟組織の治癒を早め、代わりにTENS(経皮的電気神経刺激)の不快を受けることなく痛みを軽減することが観察されている。
図1は、骨折治癒を促進するのに効果的であることがわかった波形20の概略図であり、線22は短い時間目盛上の波形を表し、線24はより長い時間目盛上での同じ波形を表し、レベル26および28は、電圧または電流の2つの異なる特性値を表し、インターバル30、32、34、および36は特定の遷移間のタイミングを表す。レベル26および28は、普通、波形の全サイクルにわたって平均したときに、正味の直流(DC)成分が存在しないように選択される。現実世界での適用では、20などの波形は、通常、全ての電圧または電流が、レベル26と28の間の、ある中間レベルに向かって指数関数的に減衰するように修正され、減衰時間定数は、好ましくはインターバル34よりより長い。結果は線38で表される。
骨癒合不全を処置する典型的な市販デバイスでは、インターバル30は約200マイク
ロ秒であり、インターバル32は約30マイクロ秒であり、インターバル34は約5ミリ秒であり、インターバル36は約60ミリ秒である。インターバル30および32の交互の繰り返しは、インターバル34の長さのそれぞれであるパルスバースト40を生成し、インターバル34は長さ36のインターバルで分離され、長さ36のインターバル内では信号はほぼレベル28のままである。そのため、各波形38は、約4,400Hzの周波数および約85%のデューティサイクルでレベル26と28の間を交番する矩形波から成る。パルスバーストは、実質的に信号のない期間と交互に、約15Hzの周波数および約7.5%のデューティサイクルで繰り返される。
しかしながら、組織は、著しく異なる周波数および波形に対して異なった応答をし得る。たとえば、図1の波形は、骨折の治癒を早めるのに効果があるが、骨粗しょう症の進行を遅らせるのにそれほど効果がない。一方、約60〜75Hzの周波数の極性28のインターバル54と交番する、それぞれ約350〜400マイクロ秒続く極性26の単一パルス52から成る波形50(図2)は、骨粗しょう症を遅らせるか、または、食い止めることさえできるが、骨折修復に対する効果はほとんどない。やはり、それぞれの適用について正確な波形および周波数は変わる場合がある。
信号強度もまた、変わる場合があり、実際に、より強い信号でも弱い信号と同程度の利益しか与えないことが多く、利益が少ないこともある。この逆説的な関係は、図3に概略的に示され、線60は、種々の信号強度における治癒効果の大きさを表す。典型的な信号(図1の信号など)の場合、ピークの効果62は、通常、1〜10マイクロアンペア/平方センチメートル(μA/cm)にあり、クロスオーバ点64はその値の約100倍のところにある。点64を越えると、信号は、治癒を遅らせるか、またはそれ自体がさらなる損傷を引き起こす場合がある。同様な反応は、細胞分裂、蛋白質およびDNA合成、遺伝子発現、および細胞内セカンドメッセンジャ濃度を含む、電気刺激に反応する他の生物学的プロセスにおいて見られる。たとえば、従来のTENSは、ジャミング信号が無線通信を遮断するように、比較的強い信号で痛みの知覚を遮断することができるが、痛み警告機能もまた破壊されるため、従来のTENSはまた、損傷を徐々に悪化させることになる可能性がある。
正弦波、方形波、約50KHzを超える周波数、または、全体が図1の波形に似ているが、50%に近いデューティサイクルを有するか、または、立ち上がり時間が過度に速いかまたは遅い波形を使用した試験は、その他の点では同等の電力レベルでずっと低い効果を示した。
一定電流または一定電圧(DC)から低周波および高周波波形にわたる多くの異なる波形を生成する、多くの異なるタイプの電気刺激デバイスが、消費者および医療専門家にとって利用可能である。一般に、低周波数包絡線内の低周波波形および高周波パルスは、組織治癒適用を目的とする傾向があるが、高周波波形は、痛みの軽減に使用される。
電子波形の適用の別の分野は、病原体失活の分野である。一部のウィルスまたは細菌生物を、選ばれた電気信号をin vitroで印加することによって、破壊するか、失活する(感染または繁殖することをできなくする)ことができることが示されている。しかしながら、この使用のための信号レベルは、通常、治癒刺激よりずっと高いため、in vivoでの適用は、いまだ一部の論争の種である。
電気刺激は、組織治癒適用で広く使用されている。ここで、Petrofsky(米国特許第5,974,342号)は、損傷を受けた組織、腱、または筋肉を、治療電流を印加することによって処置するマイクロプロセッサ制御式装置を示す。装置は、12.5〜25ミリ秒ごとに1回起こる、100〜300マイクロ秒の正位相、200〜750マイクロ秒の
中間位相、および100〜300マイクロ秒の負位相を含む2相の一定電圧または一定電流を提供するいくつかのチャネルを有する。
Pilla他(米国特許第5,723,001号)は、パルス化した無線周波数電磁放射で人体組織を治療的に処置する装置を開示する。この装置は、100〜100,000パルス/バーストおよび0.01〜1,000Hzのバースト繰り返しレートを有する、1〜100MHzの周波数を有するパルスバーストを生成する。パルス包絡線は、規則的、不規則的、またはランダムであり得る。
Bartelt他(米国特許第5,117,826号)は、神経線維および体組織刺激を組み合わせる装置および方法を開示する。この装置は、神経線維刺激のための2相パルス対および(正パルスより負パルスの数が多い2相パルス列によって提供される)体組織処置のための正味のDC刺激を生成する。米国特許第4,895,154号において、Bartelt他は、出力パルスを生成する複数の信号発生器を含む、軟組織創傷の高めれた治癒を促進するためのデバイスを述べている。出力パルスの強度、極性、およびレートは、デバイスの前面パネル上の一連の制御ノブまたはスイッチによって変えることができる。
Gu他(米国特許第5,018,524号)は、同じ幅を有するバーストで構成されたパルス列を生成する装置を示し、この装置では、各バーストは、特定の周波数の複数のパルスで構成される。パルス数は、バーストごとに変わり、各バーストのパルス周波数は、各バーストのパルス数の変動に対応してバーストごとに変わる。パルスは、230〜280KHzの周波数を有し、バーストのデューティサイクルは0.33%〜5.0%である。
Liss他(米国特許第5,109,847号)は、少なくとも2つの低周波変調を有する搬送波周波数を含む、特別な輪郭を持つ一定電流および電流制限付き波形を生成する可搬型非侵襲電子装置に関する。搬送波周波数は、1〜100,000KHzであり、方形波または矩形波変調周波数は0.01〜199KHzおよび0.1〜100KHzである。デューティサイクルは、変わることができるが、3つの波形について、通常、50%、50%、および75%である。
Borkanの組織刺激器(米国特許第4,612,934号)は、埋め込み可能な皮下受信機および埋め込み可能電極を含む。所望の反応を達成するために、異なる電極を刺激するか、または、刺激パラメータ(極性およびパルスパラメータ)を変更するように、受信機は、埋め込み後に非侵襲的にプログラムされることができる。プログラミングデータは、搬送波上での変調された信号の形態で送信される。プログラムされた刺激は、測定された生理的パラメータおよび電極インピーダンスに応答して修正することができる。
Hondeghem(米国特許第4,255,790号)は、プログラム化可能パルス生成システムを述べており、このシステムでは、出力パルスの期間およびサブインターバルは、基本クロック周波数生成回路と、その回路に接続された一対の周波数分割回路の並列セットを足したものからの信号によって規定される。期間、サブインターバル、および出力波形は可変である。
Hsiang-Lai他(米国特許第3,946,745号)は、治療の目的で、正負の電気パルスを生成する装置を提供する。この装置は、連続するパルス対から成る信号を生成し、各対のパルスは反対の極性である。振幅、継続時間、各対のパルス間のインターバル、および連続するパルス対の間のインターバルは、独立して可変である。
Brehm(米国特許第5,067,495号)は、慢性痛を軽減するための特定の波形を開示する。電気信号は、患者が、慢性痛エリアにおいて一定の感覚を得るまで印加される
McDonald(米国特許第3,589,370号)は、単一方向パルスを適当な変圧器に印加することによって、双方向パルスバーストを生成する電子筋肉刺激器を示す。
Landauer(米国特許第3,294,092号)は、筋肉組織萎縮、栄養不足による欠損症を妨げ、滲出物を除去し、接着の形成を最小にするための、電流を生成する装置を開示する。出力信号の振幅は可変である。
本特許出願で開示される全ての参考文献および特許は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
痛みの軽減のために、経皮的電気神経刺激(「TENS」)で使用するために設計されたユニットが、広く利用可能である。たとえば、Bastyr他(米国特許第5,487,759号)は、電極パッドを所定の位置に保持する異なるタイプの支持デバイスと共に使用することができる電池駆動式デバイスを開示する。キー入力式コネクタは、どのタイプの支持デバイスが、インピーダンス整合および搬送波周波数調整に使用されるかを決定するのに使用される2値符号を提供する。搬送波周波数は、約2.5〜3.0KHzであり、治療周波数は、通常、約2〜100Hzのオーダーである。
Kolen(米国特許第5,350,414号)は、搬送波パルス周波数、変調パルス周波数、強度、および周波数/振幅変調が、マイクロプロセッサによって制御されるデバイスを提供する。デバイスは、より効率的なエネルギー伝達を提供するために、処置部位において搬送波周波数が電極−組織負荷に整合するパルス変調方式を含む。
Liss他(米国特許第4,784,142号)は、電子歯科無痛装置および方法を開示する。この装置は、非対称低周波(8〜20KHz)の振幅変調による比較的高周波(12〜20KHz)のパルスを有する出力を生成する。
Bartelt他(米国特許第5,063,929号)は、2相一定電流出力パルスを生成するマイクロプロセッサ制御デバイスを述べる。刺激強度は、ユーザによって変えることができる。
Charters他(米国特許第4,938,223号)は、増加および減少する振幅を有する刺激バーストから成る出力信号を有するデバイスを提供し、各刺激の振幅は、バーストの振幅の一定のパーセンテ−ジである。信号は、患者の順応反応を防止するのに役立つように、振幅変調される。
Molina-Negro他(米国特許第4,541,432号)は、痛みの軽減のための電気神経刺激デバイスを開示する。このデバイスは、第1期間の間、事前選択された繰り返しレートおよび幅を有する2極性矩形信号を生成する。そのため、矩形信号は、第2期間の間、擬似ランダムレートで生成され、信号の送出は、第3の擬似ランダム期間の間、禁止される。このプロトコルは、刺激に対する神経細胞の順応を実質的になくすと言われている。
Butler他(米国特許第4,431,000号)は、失語症および神経学的ベースの発語および言語障害を処置する経皮的神経刺激器を示す。このデバイスは、典型的な生理的波形(脳アルファ波など)を模倣する台形単相パルスで構成される不規則パルス列を生成する擬似ランダムパルス発生器を使用する。一連のこうしたパルスは、ゼロDCレベルを有し、デバイスの電流源は、皮膚抵抗などの変動要素の影響を低減する。
Maurer(米国特許第4,340,063号)は、体表面に埋め込むか、または、適用することができる刺激デバイスを開示する。パルスの振幅は、双曲線の強度−継続時間曲線によって規定される曲線に沿って、パルス幅の低下と共に減少する。これは、パルス幅と閾値の間の非線形関係によって、神経線維のより大きい比例的な増大をもたらすと言われている。
Kosugi他のシステム(米国特許第4,338,945号)は、1/f規則に従って変動するパルスを生成する。すなわち、変動のスペクトル密度は、周波数に逆比例して変わり、心地よい刺激は、この規則によって支配される確率的変動を有することが多い。このシステムは、刺激中の患者の快適さを高めるために、不規則パルス列を生成する。
信号発生器はまた、聴力人工装具において使用される。たとえば、McDermottの受信機/刺激器(米国特許第4,947,844号)は、間隔の開いた短い電流パルスのシリーズを生成し、ゼロ電流のパルス間インターバルは、それぞれの間隔の開いたパルスより長い継続時間を有する。刺激電流の波形は、電極を通して転送される電荷の合計がほぼゼロであるように、ある極性のこれらの間隔の開いたパルスと、それに続く反対の極性の等しい数の間隔の開いたパルスのシリーズを含む。
Alloca(米国特許第4,754,7590号)は、そのピーク負振幅が、ピーク正振幅の2/3である「ステップ形状(staircase-shaped)」パルス列を生成する神経伝導加速器を述べる。加速器のデザインは、神経活動電位のフーリエ解析に基づき、出力周波数は、1〜1,000Hzで変わることができる。
Galbraith(米国特許第4,592,359号)は、マルチチャネル埋め込み可能神経刺激器を述べており、各データチャネルは、単極、2極、またはアナログ形態の情報を搬送するように順応している。このデバイスは、電流源がターンオフされると、残留電荷を回復するように設計された電荷平衡スイッチを含む(電極損傷および骨の成長は、DC電流または電荷を通さないことによって防止されると言われる)。
治癒の可能性が大きいにもかかわらず、従来の西洋医療は、電気療法処置の受け入れにあまり好意的でなく、これまで、まれにしか使用されていない。これは、信号が効果的であるためには、高い局所的強度を有する必要があるという初期の考えのなごりであると思われる。現在入手可能な、ほとんどの電気療法装置は、電極または全電子パッケージを直接埋め込むことか、あるいは、時間変化する磁界を生成するコイルを使用して皮膚を通して誘導結合し、それによって、体組織内に弱い渦電流を誘導することのいずれかに頼っている。一方では手術および生体適合材料の必要性、他方では過剰な回路の複雑さと入力電力が、ほとんどのこうした装置(TENSデバイスを除く)の価格を比較的高くさせており、同様に、その適用を十分に訓練を受けた要員に限定してきた。治癒の加速および痛みの軽減を含む、広範囲の適用において生体電気刺激を提供するのに使用することができる、多用途の費用効果的な装置に対する必要性が残ったままである。
[発明の概要]
広い範囲で述べた主要な態様によれば、本発明は、生医学的適用で使用するための電気信号を生成する装置および方法を含む。本発明は、人と動物の両方におけるいろいろな健康問題を軽減するデバイスおよび方法を提供する。非常に高い強度の信号を通常は利用する従来技術のデバイスと対照的に、本発明は、電気信号が生来の体信号を厳密に反映する生体電気刺激の送出を可能にする。結果として、受け取る側の組織は、ストレスが最小に
なり、治癒が、加速されるばかりでなく、痛みの軽減が、他のデバイスに関して起こるよりもより永続的になる。
本発明による装置は、治癒の加速(骨および軟組織)、急性または慢性の痛みの軽減、ならびに、腫脹および/または炎症の軽減を含むが、それらに限定されない、人および動物の患者のための電気療法処置を提供するのに使用されてもよい。しかしながら、こうした装置は、単離細胞または組織培養物もまた、電気療法波形によって影響を受ける可能性があるため(適切な電気刺激は、細胞の代謝、分泌、および複製のレートを修正することが観察されている)、無傷の生物に関しての使用に限定される必要はない。たとえば、単離皮膚細胞は、組織培養された自原性皮膚−移植片材料の調製において、細胞の増殖および分化を増大させるために、適切な培地内で、選ばれた波形によって処置される。別の例では、適切な波形による処置によって、ヒトインシュリンなどの所望の生成物を生成するために遺伝子操作された細菌の増殖が加速されるか、または、所望の生成物の分泌が増大する。
本発明の装置は、治癒の加速、急性または慢性の痛みの軽減、ならびに、腫脹および/または炎症の軽減を含むが、それに限定されない、人および動物の患者のためのin vivoでカスタマイズ可能な電気療法処置を提供するのに使用されてもよい。単離細胞または組織培養物はまた、電気療法波形によって影響を受ける可能性があるため(適切な電気刺激は、細胞の代謝、分泌、および複製のレートを修正することが観察されている)、装置はまた、in vitro適用のために使用されてもよい。神経系における痛みインパルスの遮断を目的とするTENSタイプデバイスと対照的に、装置は、感覚および痛みの標準的な人の閾値レベルより低い信号レベルで動作し、以前から存在する痛みが徐々に減少すること以外に、ほとんどのユーザは、処置中に何らの感覚も感じない。
本発明による電気信号を生成する装置は、1次タイミングインターバル、および、少なくとも1つの1次タイミングインターバルが分割される2次タイミングインターバルを生成する手段を含む。この態様の実施形態は、1次タイミングインターバルが電荷平衡した1次サイクルを形成することを含んでもよい。
したがって、新規なパルス化電気信号を体に与えることによって、いろいろな生理的症状を処置する装置および方法を提供することが、本発明の目的である。
創傷の治癒を加速する装置および方法を提供することが、本発明の別の目的である。
組織腫脹を低減する装置および方法を提供することが、本発明の別の目的である。
本発明の別の目的は、血管新生を増加させる装置および方法を提供することである。
皮膚移植片の生存を改善する装置および方法を提供することが、本発明のさらに別の目的である。
痛みを軽減する装置および方法を提供することが、本発明の別の目的である。
本発明の別の目的は、慢性または急性の痛みを軽減する装置および方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、腱炎を処置する装置および方法を提供することである。
炎症を低減する装置および方法を提供することが、本発明の別の目的である。
本発明の、これらならびに他の目的、特徴、および利点は、開示される実施形態の以下の詳細な説明および添付の特許請求の範囲を読んだ後に、明らかになるであろう。
[発明の詳細な説明]
以下の説明は、本発明を実行する現在考えられる最良のモードを含む。この説明は、本発明の一般的な原理を示す目的で行われ、制限的な意味で考えられるべきではない。米国特許仮出願第60/480,890号を含む、本明細書で言及する参考文献の全文が、参照により援用される。
本発明は、生来の体信号に対応するように最適化された生体電気信号の送出を可能にすることによって、従来技術のデバイスの欠点を克服し、治癒の加速およびより永続的な治癒をもたらす。本明細書に述べる信号は、生来の信号に独自に一致し、その結果、本発明による電気刺激を受ける組織は、以前のデバイスからの電気刺激と比較して、生理的ストレスを受けにくい。さらに、本発明は、非侵襲で、かつ、費用効果的であるため、要員および個人の使用についての、複数の適用に望ましい。
広い範囲で述べた主要な態様によれば、本発明は、生医学的適用で使用するための電気信号を生成する装置および方法である。信号は、1次繰り返しサイクルを連続して形成する、複数の比較的長い1次タイミングインターバルT、Tなどと、複数の短い2次タイミングインターバルt、tなどであって、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つが分割されてなり、2次タイミングインターバルは、1次インターバルの長さを通して続く、2次繰り返しサイクルを連続して形成し、一方、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、複数の短い2次タイミングインターバルt、tなどと、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどであって、その一方は、それぞれの1次タイミングインターバル、または、1次インターバルが分割される場合、1次インターバル内のそれぞれの2次タイミングインターバルの間で選択される、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどとに基づく、擬似矩形波(ほぼ矩形の形状であるが、通常はいくらか歪んでいる波)の断続的バーストから成る波形を含む。連続するタイミングインターバル中に選択される一定の電流または電圧レベルのシリーズは、波形を含み、所与の1次インターバル中に選択される、これらのレベルの平均の大きさは、そのインターバル内の信号振幅を決定し、連続して取得される、全ての1次インターバル内の信号振幅は、波形の包絡線を含む。
装置は、1次タイミングインターバルT、Tなどを生成する第1タイミングブロックと、2次タイミングインターバルt、tなどを生成する第2タイミングブロックと、これらのインターバルを組み合わせて、インターバルの間で所定の関係を有する出力信号にする相互接続ブロックと、出力信号を負荷(装置によって処置される組織など)に伝達する出力ブロックと、電池パックと、任意選択で、出力信号から好ましくない周波数成分を除去するフィルタと、所定の特性を有する複数の出力信号の中から選ぶ調整ブロックとを含む。第1および第2タイミングブロックは、非同期または同期のいずれで働いてもよく、後者の場合、第1タイミングブロックが、第2タイミングブロックによって駆動され、周波数分割によって、1次タイミングインターバルT、T、T、T、ならびに、もし存在すれば、同様に、TおよびTなどを生成してもよく、または両方のタイミングブロックが、水晶制御式発振器などの共有タイミング源によって同様な方法で駆動されてもよい。
本発明を制限する意図は全くないが、以下の例において一貫性を持たせるために、Tは、複数の短い2次タイミングインターバルに分割されない「少なくとも1つの」1次タイミングインターバルであり、Lは、T中に維持される電圧または電流の一定レベル
であり、Tは、再分割される「少なくとも1つの」1次タイミングインターバルであると考える。その後の1次タイミングインターバルT、T、および、もし存在すれば、その他などは、それぞれの個々の例で述べるように、再分割されても、されなくてもよい。
それぞれの1次サイクル中に、信号は、1次インターバルTを通して第1振幅レベルLを有し、その後、Tが再分割される、インターバルt、tなどによって形成される2次サイクル中に、連続して、複数のレベルL、Lなどをとる(同様に、任意選択で、Lを含んでもよい)。以下の1次インターバルT、T、および、もし存在すれば、その他などはそれぞれ、その後、Tのように2次サイクルを含んでもよいし、Tのように2次サイクルを含まなくてもよい。
本明細書で使用される場合、特に文脈が他に示唆しない限り、「選択する(select)」という用語およびその変形は、回路制御下の選択(options)の範囲のことを言うことが意図される。さらに、本明細書で使用される場合、特に文脈が他に示唆しない限り、「選ぶ(choose)」という用語およびその変形は、人による直接の制御下の選択の範囲のことを言うことが意図される。
便宜上、無線送信の初期の振幅変調方式の類推から、こうした複合波形の2次サイクルを、搬送波と考えてもよく、1次サイクルを、指定された繰り返し包絡線で搬送波を変調する信号と考えてもよい。拡張して、2つの1次インターバルが異なるレートで動作する2次サイクルを含む場合、2つの1次インターバルは、2つの異なる搬送波周波数と考えてもよい。
本発明の重要な特徴は、その出力が、一対の出力ピンまたは他のコネクタの間の、変動する、差動電圧または制限された電流として(または、任意選択で、いくつかのこうした対の間のこのような電圧または電流として)見えることである。そのため、出力信号は、単純な皮膚−接触電極を通して、伝導性創傷ドレッシングを通して、他の目的で既に埋め込まれた伝導性デバイス(金属性骨固定ピンまたは導電性カテーテルなど)を通して、皮膚または他の組織と接触した伝導性液体の体を通して、または、個々の事例に合う広範囲な柔軟性を提供する同様の伝導性手段によって体に結合されてもよい。(「伝導性」という用語は、後で説明するように、抵抗性部品と容量性部品の両方を含む広い意味で本明細書では解釈される。)
本発明による装置は、軽量で、コンパクトで、内蔵式で、製造し維持するのに費用効果的であり、長期間の運搬または装着に都合がよい。装置は、特別な訓練を必要とせずに監督を伴わず家庭で使用するのに安全であり、上述した信号を生成し、信号を体に効率的に送出することができる。低い電圧および電流のみが使用されるため、装置は、故障の場合でさえも、ショックの危険をもたらさない。電力は、コンパクトで、かつ、費用のかからない電池によって提供され、通常、数週間の使用に1回交換する必要があるだけである。
出力信号は、本発明の重要な特徴である。出力信号は、1次繰り返しサイクルを連続して形成する、少なくとも2つであるが、任意選択で、より多い数の比較的長い1次タイミングインターバルT、T、T、T、および、同様に、TとTなどと、少なくとも2つであるが、任意選択で、より多い数の短い2次タイミングインターバルt、tなどであって、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの1次タイミングインターバルが分割されて2次タイミングインターバルになり、2次タイミングインターバルが、その1次インターバルの長さを通して続く2次繰り返しサイクルを連続して形成する、2次タイミングインターバルt、tなどと、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどであって、その1つは、それぞれの1次タイミングインターバル中
、または、そのインターバルが2次サイクルを含む場合、そのインターバル中のそれぞれの2次タイミングインターバル中に出力に提示される、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどとに基づく波形である。結果として得られるステップ波形は、その後、種々のタイプの能動および受動フィルタの任意のフィルタを通されて、選ばれた周波数範囲を強調するか、または、減衰させてもよい。
1次サイクルは、周期的(一定インターバルで自動的に繰り返す)であってもよく、非周期的(ある外部事象に応答してのみ繰り返す)であってもよい。前者の場合、1次インターバルT、Tなどの相対長は、異なってもよいが、それぞれは、1次サイクルごとに長さが一定である。後者の場合、全ての1次インターバルは、任意に長くてもよいTを除いて、長さが一定である。
タイミングインターバルT、Tなど、および、t、tなどは、以下の関係、すなわち、
(a)50μsec≦(T,T,…)≦30sec、
(b)200μsec≦(T+T+…)≦120sec、
(c)5μsec≦(t,t,…)≦50msec、
(d)10μsec≦(t+t+…)≦0.5T
(e)(t,t,…)≦2(t+t+…)
を有し、1次サイクルが周期的である場合、(T,T,…)は、1次インターバルT、Tなどの任意の1つを示し、(T+T+…)は、1次サイクルの長さに等しいこれらのインターバルの合計を示し、(t,t,…)は、2次インターバルt、tなどの任意の1つを示し、(t、t、…)は、特定の1次インターバルT内の2次サイクルを形成する、これらの部分集合を示し、(t+t+…)は、T内の2次サイクルの長さに等しい、インターバルのこの部分集合の合計を示し、tおよびtは、「ストレイ(stray)」2次インターバルを示し、「ストレイ」2次インターバルは、完全な2次サイクルの意図的な部分ではないが、たとえば、1次サイクルの初めか、終わりにおいて、それを含んでもよい。
換言すれば、各1次インターバルT、Tなどは、50マイクロ秒〜30秒の任意の長さを有してもよく、一方、それらの合計(1つの完全な1次サイクル)は、200マイクロ秒〜120秒の任意の長さを有してもよく、各2次インターバルt、tなどは、2.5マイクロ秒〜50ミリ秒の任意の長さを有してもよく、一方、(t+t+…)の合計(1つの完全な2次サイクル)は、2次サイクルがその間に現れる、5マイクロ秒〜1次インターバルの2分の1の任意の長さを有してもよく、1次インターバルの初めか、終わりの「ストレイ」2次インターバルは、その総計が、2つの2次サイクル長を超えない限り存在してもよい。
1次サイクルが非周期的である場合、条件(a)および(b)は、修正されて、
(a)50μsec≦(T,T,…)≦30sec、
(b)200μsec≦(T+T+…)≦120sec、
となり、(T,T,…)は、1次インターバルT、Tなどの任意の1つを示し、(T+T+…)は、Tを除く1次サイクルの長さに等しい、これらのインターバルの合計を示し、Tは、上述したように、任意に長くてもよい。全ての他の関係は、上記と同じである。
2つ以上の1次インターバルが、一定出力レベルで経過する場合、これらのレベルは、同じである必要はなく、2つ以上の1次インターバルが2次サイクルを含む場合、インターバルおよびインターバル内の対応する出力レベルは、同じである必要はない。
(d)の効果は、少なくとも2つの完全な2次サイクルが、それらを含む任意の1次インターバル中に現れることを確実にすることであるが、実際には、数は、数百、さらには、数千までの範囲であってよい。
(e)の効果は、2次インターバルの1つまたは複数が、所与の1次インターバル内の、最初か、最後の2次サイクル中に、あるいは、その両方において、著しく長いか、短いか、または、抜けることでさえある。しかしながら、最初と最後を除いて、全ての2次サイクルは、指定された間隔の全てを含み、それぞれは実質的に指定された長さを有する。
最も頻繁には、1次および2次サイクルが非同期で動作する時に、抜けること、または、極度に短縮されたインターバルが起こるため、1次遷移は、2次サイクル内の任意の時間に起こり、そのため、任意の1次インターバルTは、整数の数の2次サイクルを含んでも、含まなくてもよい。たとえば、2次サイクル「t,t,t,t」に関し、1次インターバルTは、
「t,t,t,td,,t,t,t,t,t,t,t
(3つの完全な2次サイクル)
か、
「t,t,t,td,,t,t,t,t,t,t
(2つの完全な2次サイクルと、途中で遮断された3番目のサイクルを加えたもので、tは短縮されたtを表す)
のいずれかを含むであろう。
1次インターバル内の最初の2次インターバルはまた、2次周波数発生器がディセーブルされていた1次インターバル後に、2次周波数発生器が再始動されると、異常に長いか、または、短く見える場合がある。図23、図24、および図28に示すように構築された周波数発生器の場合、こうした歪んだインターバルは、通常、標準より約4分の1長く、一方、図31のように構築された発生器の場合、歪んだインターバルは、標準より約3分の1短くなるであろう。たとえば、2ステージ2次サイクルは、
「t,t,t,tb,,t,…」
を始動するであろう。ここで、tは、始動遷移(startup transients)だけ長いか、または、短いtを表す。
任意のこうした歪んだインターバル、または、不完全サイクルの一部は、(e)の目的のための、「ストレイ(strays)」と見なされ、所与の1次サイクル内で、総計が、2次サイクル長の2倍を超えないであろう。
任意所与の1次サイクルを構成するインターバルは全て、名目上は、等しくても、等しくなくてもよい。しかしながら、好ましくは、2つのこうしたインターバルTおよびTのみが存在する場合、
(f)2T≦T≦20T
であり、ここで、T=TおよびT=Tであるか、その逆である。これは、66%〜95%のデューティサイクルを有する非対称1次サイクルをもたらす。
同様に、任意所与の2次サイクルを構成するインターバルは全て、等しくても、等しくなくてもよい。しかしながら、好ましくは、2つのこうしたインターバルtおよびtのみが存在する場合、
(g)2t≦t≦20t
である。これは、やはり、66%〜95%のデューティサイクルを有する同様に非対称な出力波形をもたらす。
場合によっては、各サイクル中に経過した時間によってではなく、繰り返し頻度によって、波形のいくつかの態様を説明することが、より好都合であり得る。それに応じて、
(h)F=1/(T+T+…)
(i)F=1/(t+t+…)
(j)Fmax=F、F、…のうちの最も高いもの
が規定されてもよい。ここで、Fは1次サイクル周波数を表し、Fは所与のインターバルT内の2次サイクル周波数を表し、Fmaxは、1次サイクルの任意の部分の間に存在する最も高い2次サイクル周波数を表し、それによって、搬送波周波数を構成する。
一定電圧または電流レベルL、Lなどは、通常、差動電圧レベルとして最初に生成され、その後、電流レベルに変換されてもよい。好ましくは、電池電力を節約するために、電流へのこうした変換は、各タイミングインターバルについての電圧レベルの選択後にだけ起こるため、それぞれのこうしたタイミング期間中の選択されないレベルは、電流を消費しない。より好ましくは、出力波形を含む、装置内の全ての電圧は、−42.4ボルト〜+42.4ボルトの範囲内にあり、それによって、「安全な超低電圧」のIEC950定義を満たす。同様に、任意の出力電流は、好ましくは、人体に対する安全な適用のためのANSI/AAMI NS4−1985によって規定されるように、−10.0ミリアンペア〜+10.0ミリアンペアの範囲内にある。
本発明の範囲内に含まれる複数の異なる波形を記述する時に一貫性を持たせるために、電流または電圧レベルL、Lなどを表示する時に、以降で、以下の取り決め(convention)が使用される。
は、Tの間中存在する一定電圧または電流レベルであるとする。Lは、1次サイクルの任意の時間に現れる最も大きな正電圧か、最も大きな負電圧か、または、それらの限界の間の中間の任意の電圧であってよい。後者の場合、Lは、好ましくは、これらの限界の中間にあり、ゼロ電圧または電流を表す。
、Lなど(適用可能な限り多く)は、T内の2次サイクルにおいて現れるレベルであるとする。このサイクル内にLもまた存在してもよいことに留意されたい。後に続く任意の1次または2次インターバルにおいて最初に現れるレベルは、同じ方法で、続けて番号付けされる。ほとんどの場合、3つのレベルL、L、およびLのみが必要とされる。
基本波形は、参照により本明細書に援用される、米国特許第6,535,767号に全体が記載され図4に示される。ここで、波形は、符号80、82、および84によってそれぞれ示される3つの1次インターバルT、T、およびT、ならびに、符号90、92、および94によってそれぞれ示される3つの出力レベルL、L、およびLを含む。2次サイクルはT内で現れる。2次インターバルは、個々には表示されず、例示のために、変則的に小数の2次サイクルが示される。
時間の流れは、左から右であり、垂直棒96aおよび96bは、2つの連続するサイクルそれぞれのTの開始を表すため、棒の間のインターバルは、完全な1サイクルを表す。実線98は、T中にレベルLで一定に保持される出力を示し、T中に2次サイクルを生じ、Tにおいて、出力は、t中のレベルLと、t中のLとの間を交番し、再び、T中に一定であるが、LではないLで保持される。Tの終わりで、サイクルは、再びTで始まり、出力は、再び一定のLに変わる。この波形、波形を生成する手段、および可能性のあるその用途の一部についてのさらなる詳細は、米国特許第6,535,767号に見出すことができる。
おおまかに述べたが、本発明は、1次繰り返しサイクルを連続して形成する、図5の矢印100で全体が示される、4つ以上の1次タイミングインターバルT、T、T、T、および、存在する場合、その他などと、少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどであって、少なくとも1つのこのような1次タイミングインターバルが分割されてなり、2次タイミングインターバルが、その長さを通して2次繰り返しサイクルを連続して形成し、一方、少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、2次タイミングインターバルt、tなどと、複数の実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどであって、その1つは、分割される1次インターバル内のそれぞれの2次インターバル中、または、1次インターバルが分割されない場合は1次インターバルの全体の間に選択される、複数の実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどと、102で全体が示される、結果として得られる可能性のある信号振幅レベルの範囲と、各1次タイミングインターバルについて1つの、矩形ステップから成る包絡線104とから成る1次サイクルへ、3ステージ波形を拡張する。
各信号振幅は、包絡線104の各ステップにおいて、2本の水平線の間の距離によって、また、水平線の間の中間点によってそれぞれ示される、A.C.(時間変化する)と、D.C.(時間不変)の両方の成分から成る。D.C.振幅は、最も好都合には、それぞれの1次タイミングインターバル内の電圧または電流の時間平均として、A.C.振幅は、この平均からの電圧または電流の瞬時差の2乗平均平方根(RMS)値、すなわち、
D=1/T Int(T)Q(t)dt
A=Sqr(1/T Int(T)(Q(t)−D)dt)
として表される。ここで、DはD.C.成分であり、Tは所与の1次タイミングインターバルであり、Q(t)は、時間の関数としての、1次インターバル中の電圧または電流であり、AはA.C.(RMS)成分であり、「Int(T)…dt」は、Tの長さ全体を通してかかる時間に関する積分を表し、「Sqr」は平方根関数を示す。
任意の1次タイミングインターバル中の非ゼロA.C.振幅は、2次サイクルの存在から生じる。包絡線104のステップ内の垂直陰影は、こうした2次サイクル内の任意特定のタイミングを示すことを意味するのではなく、こうしたサイクルが、これらのステップ内に存在し、非ゼロA.C.振幅をもたらすことを意味するだけである。
2次サイクルに再分割されない1次インターバルの場合、電圧または電流は、全体を通じて一定の値を維持し、結果として、A.C.振幅はゼロである。同様に、正および負の電圧または電流の合計が等しい場合、それらは、互いに相殺し、D.C.成分はゼロである。こうした波形は、「電荷平衡した」と呼ばれる。
1次タイミングインターバル長および各インターバル内の信号振幅を適切に選ぶことによって、包絡線104は、任意の曲線包絡線106によって示唆される、周期的または非周期的な、任意の繰り返し実世界数学関数(real-world mathematical function)をエミュレートするようにされてもよい。そのエミュレーションが本発明の範囲内にある実世界包絡線の例は、正弦波「干渉(interferential)」包絡線108、減衰指数関数包絡線110、対称繰り返しパルス列包絡線112、交互極性反転のある非対称繰り返しパルス列包絡線114、および電荷均等化インターバル118を有する非対称繰り返しパルス列包絡線116である。この最後の例は、図4で既に示し、関連する文章で説明される波形と同等である。
本発明の別の特徴は、フィルタであり、フィルタは、任意選択で、所望の遷移プロファイルを作成するか、または、外部の高周波信号源による干渉を防ぐために、選ばれたレベルを超える周波数を遮断する。好ましくは、このレベルは約10Fmaxである。たとえば、フィルタは、シャントコンデンサ、抵抗器網、電圧制御式電流源、または、同時に、
遷移レートを遅くし、かつ、制御し、約10Fmax(または、他の選択された周波数)を超える出力周波数成分を減衰させ、外部無線周波数信号による回路機能への干渉を防止する他の適したデバイスを含んでもよい。同時に、フィルタは、出力からのD.C.成分を遮断するか、変圧器を通して電圧上昇を可能にするか、または、その両方であってもよい。
本発明のさらに別の特徴は、選択された特性を有する出力波形を生成するために組み合わせることができる波形を生成するための、それぞれが、任意選択で、マルチステップシーケンサを組み込む2重タイミングブロックの使用である。本発明の好ましい実施形態では、タイミングブロックの1つは、シーケンサによって制御され、シーケンサは、他のタイミングブロックによって駆動される。すなわち、2次タイミングインターバルt、tなどを生成するブロックの出力は、シーケンサの出力状態に応じて、「オン」であるか、「オフ」であるか、または、異なるタイミング特性を有してもよい。こうした異なるタイミング特性は、たとえば、複数の代替の部品値を第2タイミングブロックに組み入れ、各値が、シーケンサ出力に応じて、回路内に入るか、または、回路から出るように切り換えられることによって作成されてもよい。これは、部品および部品が相互接続される方法を特別に選ぶことによって、広範囲にわたって、その特性(周波数、デューティサイクル、振幅)を決定することができる出力信号を、驚くほど単純な全体回路構成によって生成する回路をもたらす。
本発明の別の特徴は、装置用の安全で、かつ、便利な電力源としての、従来のすぐに利用可能な低電圧電池の使用である。本発明は、AC(交流電流)電力源と共に(任意の適したアダプタを付加することによって)使用されてもよいが、電池は、装置のサイズおよび重量を減らすだけでなく、処置を受ける患者にとって、安全性および使用し易さを高めるため、電池電力が好ましい。通常、電池は、頻繁でないインターバルで(出力信号および特定の適用に応じて、一般に、せいぜい数週間毎に1回)交換される必要があり、患者のコンプライアンスを容易にし、動作コストを低減する。治療効果を生み出すのに必要とされるような、低電力レベルのみが体に印加される。そのため、本発明は、故障の場合でさえも、電気ショックの危険を生じる可能性がなく、したがって、監視を伴わない家庭での使用に適する。
本発明のさらに別の特徴はその多用性である。装置は、種々の生理的ニーズに対処するために、選ぶことが可能なタイミングインターバル、出力電圧または電流レベル、および全体の包絡線を有する出力波形を生成するためか、または、これら複数の中から選ぶことを可能にするために、容易に構成され得る。上述したように、組織は、異なる信号周波数か、純粋なAC信号か、または、正または負のDC成分が重なった状態のAC信号に、異なる方法で応答し得る。同様に、図3に示すように、異なる電流密度で、異なる効果が現れる場合がある。
調整可能な出力信号を有する装置は、固定出力を有する装置よりも多くの種類の適用に有益である。一方、医療専門家は、固定出力、または、自分の患者が外来で使用するために、大きさのみが調整可能である出力を有する発生器を好む場合がある。ユーザが、上述した複数の利用可能な信号の1つを選ぶために、回転スイッチまたは他の手段を回すことによって、所与の適用のために信号周波数を調整することができる本発明の実施形態が述べられるが、他の述べられる実施形態はそのように調整可能ではない。
本発明のさらに別の特徴は、アプリケーションの点での多用性である。本発明の回路要素(circuitry)によって生成される信号は、種々の異なる、侵襲的または非侵襲的な、導電性手段によって、人または動物の体か、生きている組織または細胞培養物か、あるいは、食品または製薬材料に容易に印加される。
本発明を実施するための最良の形態の以下の説明において、図面における構造的要素、要素の一部、表面または領域を同定するために、参照符号が使用される。それは、こうした要素、一部、表面または領域が、明細書全体によってさら述べられ、説明されるためである。一貫性を持たせるために、異なる図面で同じ符号が使用される時はいつでも、同じ符号は、最初に使用された時と同じ要素、一部、表面または領域を示す。別途指示しない限り、図面は、明細書と共に読まれることを意図され、米国特許法第112条によって要求されるように、本発明の明細書全体の一部と考えられるべきである。本明細書で使用される場合、「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上」、「下」、ならびに、それらの形容詞的および副詞的派生語は、特定の図面の図が読者に面する時の、図示の構造の相対的な向きのことを言う。
本発明は、種々の適用における生体電気刺激の提供時に使用するための装置と、人体または他の生物もしくは、非生物材料に対するその適用の方法である。
先に述べたように、本発明の目的は、生医学的適用で使用するために、広範囲の種類の波形の任意の1つまたは任意の組み合わせを生成することであり、波形はそれぞれ、1次繰り返しサイクルを連続して形成する、複数の比較的長い1次タイミングインターバルT、Tなどと、複数の短い2次タイミングインターバルt、tなどであって、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つが分割されてなり、2次タイミングインターバルが、その1次インターバルの長さを通して続く2次繰り返しサイクルを連続して形成し、一方、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、複数の短い2次タイミングインターバルt、tなどと、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどであって、その一方は、それぞれの1次タイミングインターバル中、または、1次インターバルが2次サイクルを含む場合、1次インターバル内のそれぞれの2次タイミングインターバル中に出力に示される、複数の一定の電圧または電流レベルL、Lなどとに基づく。少なくとも2つ、通常は数百の2次サイクルが、それぞれのこのような1次インターバル中に起こる。結果として得られるステップ波形は、その後、種々のタイプの能動または受動フィルタのいずれかを通されて、選ばれた周波数範囲を強調するか、または、減衰させてもよい。
図5で先に示したように、本発明の原理に従うことによって、十分な数の矩形ステップから成る包絡線を有する波形は、事実上任意の曲線関数を近似するように調整することができる。多くのこうした関数は、実世界アプリケーションに特有である。こうした実世界関数の典型的な例は、同様の周波数および振幅の2つの正弦波が互いに干渉し、交互に強めあい、互いに相殺する時に生成される正弦波包絡線、および弾かれたハープ弦のような発振システムが、その発振振幅が所定期間にわたってスムースに減少するように、徐々にエネルギーを放射する時に生成される指数関数包絡線である。他のものは、信号生成、処理、または伝送の技術に精通した者には明らかであろう。
本発明の原理による、ほぼ正弦波の包絡線波形は、従来の干渉電気療法の主要な特徴である、所定の期間にわたる正弦波エネルギー分布を近似するため、電気療法において興味深い。こうした治療では、周波数が少し異なる2つの正弦波信号を、体に印加し、体内で「干渉」させて、より高い「搬送波」周波数がその上で変調される、低い「うなり周波数」を作成する。搬送波周波数は、単に、2つのオリジナル周波数の平均であるが、うなり周波数は、それらの差である。搬送波周波数は、通常、約1,000〜約10,000Hzの範囲であり、最も一般的には、4,000〜4,500Hzの周波数であるが、一部のアプリケーションでは、約200KHzまでの、より高い周波数が好ましい場合がある。うなり周波数は、種々の状況について著しく異なるが、通常、1Hz〜500Hzの範囲内にある。
本発明の原理に従う、第1のほぼ正弦波の波形は、5つの1次タイミングインターバルT〜Tから成り、その中のTおよびTは、それぞれ、一定出力レベルLおよびLで経過し、Tは、それによって、等化パルスの役をなし、一方、T、T、およびTは全て2次サイクルを含む。他の手段によって電荷平衡が確立される場合、等化パルスは必要とされず、その場合、Tは省略されてもよい。
およびT内の2次サイクルは、タイミングおよびA.C.振幅が同じであり、一方、Tの2次サイクルは、Tの2次サイクルより高いA.C.振幅を有する。好ましくは、T内のA.C.振幅は、TまたはTのA.C.振幅の約2倍である。より好ましくは、TおよびTはそれぞれ、Tより短い。最も好ましくは、TおよびTはそれぞれ、TをTを組み合わせた長さの約2倍であり、一方、Tは、TとTを組み合わせた長さの約3倍である。タイミングインターバルのこの特定の組み合わせの利点は、この特定の組み合わせが、最小数の1次インターバルおよび最小数の別々の電圧または電流レベルで正弦波包絡線を近似し、そのため、高電位回路の単純性、効率性を可能にする。
3つの電圧または電流レベルL、L、およびLのみを使用した、この5ステージ(または、Tが省略される場合、4ステージ)の擬似正弦波または「干渉に似た」波形の代表的な例が、図6に示される。1次サイクルの繰り返しレートは、うなり周波数を表し、一方、2次サイクルの繰り返しレートは、搬送波周波数を表す。Tに対する、TおよびT中の振幅減少は、同じタイミングを維持しながらより密接な間隔で離間した電圧または電流レベル間で切り換えることによって達成される。多くの可能性のある波形の変形の1つを示すために、T内の2次サイクルが、Tの2次サイクルのものとは異なるD.C.オフセットを持った状態で示される。
図6、および、波形を示す図6に続く全ての他の図(図7〜図16、図25、図27、図29、図30、図32、および図34)は、図4で使用された同じ取り決めに従うが、以下のように単純化される。
(1)単一1次サイクルが各図に示され、図の左縁のTで始まり、右縁で終わる。
(2)L、Lなどを示す点線は、これらのレベルが、各図のパルスの平坦な上部および底部によって明確に示されるため、文書で述べられる場合以外は省略される。
(3)識別符号の記載は、符号が文書で特に述べられる場合以外は省略される。
場合によっては、連続する1次インターバルT、Tなどの波形の差は、わずかであり、一見して明らかではない場合があるため、これらのインターバル間の区切りを示す垂直陰影線は、全ての図に示す。それぞれの場合において、2次サイクル内の区切りは、波形自体の形状から明らかであるべきであるため、示されない。
通常、電圧または波形トレースが、概略図で先に示したライン上の信号またはロジックゲートの出力を表す場合、電圧または波形トレースは、ラインまたはゲートと同じ識別符号が与えられる。同じ位置の信号に影響を与える異なる回路条件に対応する複数のトレースは、「a」、「b」などが続く同じ符号で識別される。文書中で、「電圧X」、「信号X」などの言及は、波形図上のトレース「X」、または、概略図の信号ラインまたはロジックゲート出力「X」に対応する電圧または信号を示し、「X」は、全てによって共有される一般的な識別符号を表す。
別の代表的な擬似正弦波波形は、図7に示される。これは、図6のインターバル82aおよび82cに対応する、低い振幅または「ステップイン」および「ステップアウト」期間の長さが、ここでは、それぞれ、インターバル80に対応する「クワイエット(quiet
)」または「無信号」期間の長さを超える点で、図6の例と異なる。好ましくは、「クワイエット」、「ステップイン」、「フル信号」、および「ステップアウト」期間は、比1:2:3:2の継続時間を有する。結果は、数学的に純粋な正弦波の比(1.57)を厳密に近似する、ピーク対平均電圧または電流の比(1.60)、および、純粋な正弦波と同じピーク対R.M.S電圧または電流の比(1.414)である。波形の対称性のために、等化パルスは必要とされない。
さらに別の代表的な4ステージの擬似正弦波波形が図8に示される。これは、TおよびTで使用されるレベルより高い、さらなる電圧または電流レベルの間で切り換えることによって、T中に高い平均振幅が達成される点で、先の例と異なる。
本発明によるさらなる波形は、任意の整数の数の1次インターバルを含んでもよく、1次インターバルのそれぞれの中で(最初の1次インターバルを除いて)、2次サイクルは、任意の整数の数の2次インターバルを含む。たとえば、経時的な正弦波エネルギー分布のより正確なエミュレーションは、図9に示すように、3を超える一定電圧または電流レベルの中から選択するか、2次サイクル内で変動するデューティサイクルを使用するか、または、これらの手法の組み合わせによって、多数の1次タイミングインターバルを使用して達成されるであろう。
一般に、こうした波形は、偶数Pの1次タイミングインターバルT、T、Tなど、偶数Sの2次タイミングインターバルt、t、tなど、および、奇数Qの電圧または電流レベルL、L、Lなどから成る。
電圧または電流レベルLは、ゼロ電圧または電流を近似し、一方、残りのレベルL、Lなどは、対を形成し、それぞれの対は、ほぼ等しい大きさであるが、反対の極性を有する。こうした対の要素は、それぞれ、LおよびLで表され得る。図6および図7に示すように、1つのこうした対が存在するか、または、図8および図9に示すように、2つ以上の対が存在してもよい。より広い間隔で離間した対の使用は、より大きな信号振幅をもたらす。
Sは、任意の偶数整数であってもよいが、好ましくは4であり、2次タイミングインターバルt、t、t、およびtをもたらす。インターバルtおよびtは好ましくは、tおよびtと同様に等しいが、tおよびtの値は、tおよびtの値と同じである必要はない。非ゼロレベルLはt中に選択され、その対のLはt中に選択され、一方、Lはtおよびt中に選択される。これは、4つのインターバルにデューティサイクル、
DC=(t+t)/(t+t+t+t
を形成させ、デューティサイクルは、ゼロ〜100%の任意の値を有することができる。デューティサイクルの増加は、より大きな信号振幅をもたらす。DC=0において、tおよびtが消えて、信号は一定Lになり、一方、DC=100%において、tおよびtが消えて、信号は、LとLの間を交番する方形波になる。
別法として、より大きい信号強度を得るために、1つの対称レベル対LおよびLの要素が、tおよびt中に選択され、別のこうした対LX’およびLY’の要素が、tおよびt中に選択されることが好ましいことがわかるであろう。これは、やはり、4つのインターバルにゼロ〜100%の範囲のデューティサイクルを形成させるが、ここでは、ゼロのデューティサイクルは、LX’とLY’の間を交番する方形波を表し、一方、前と同様に、100%のデューティサイクルは、LとLの間を交番する方形波を表す。再び、ここで、LおよびLの大きさが、LX’およびLY’の大きさより大きいと仮定すると、デューティサイクルの増加は、より大きな信号振幅をもたらす。
1次タイミングインターバルT、T、Tなどについて、1つの固有のレベルT(N=(P/2)+1)が存在することになり、そのレベルでは、信号振幅が最大である。そのため、振幅は、TN+1およびTN−1について小さく、TN+2およびTN−2についてやはり小さい、などであることになり、ついには、TおよびTについて、かなり小さくなり、Tについて、一定のLが選択されるため振幅はゼロである。信号振幅は、2次サイクル中に交番する信号レベルL、Lなどの組み合わせを変えるか、その交番のデューティサイクルを変えるか、または、それらの手段を組み合わせることによって選択されてもよく、一方、タイミングインターバルと信号振幅は共に、図9に示す正弦波包絡線を近似するように選ばれる。
同様な手段によって、また、同様な回路要素を使用して達成可能であるが、必ずしも同じ包絡線を有するとは限らない、可能性のある出力信号の最大範囲を提供することが、本発明の目的であるため、先に示した例は、本発明の範囲を擬似正弦波の形態の信号に制限するものとして解釈すべきではない。
非正弦波包絡線の1つの例は図4に示される。
別の種類のこうした非正弦波信号は、筋肉の刺激または再養成において用途があると思われ、その場合、短い高強度パルス列が休止期間と交番して、筋肉繊維を交互に収縮および弛緩させなければならない。異なる筋肉繊維および筋肉繊維を供給する神経は、異なる反応閾値を有し、そのため、異なるエネルギーを有するインパルスまたはバーストに最もよく反応することが既知である。そのため、その1次サイクルが、いくつかの異なるバースト長を含み、バースト長の間のインターバルが同様に変わる波形は、単一のバースト長とインターバルのみを有する波形より効果的である場合がある。図10は、10個の1次インターバルを採用し、その中の5つは、同じ2次サイクルを含むが、長さが変わる、こうした波形の例を示す。
先に述べた、非正弦波信号の別の例は、最大強度に急速に上昇し、その後、時間と共に、直線的か、指数関数的か、または、他の方式で減衰するパルス化信号である。強度変動を達成するために、2次サイクル内で可変タイミングインターバルを使用して、こうした指数関数的減衰特性を近似する6ステージ波形が、図11に示される。信号は、周期的(自動的に繰り返す)であってもよく、または、非周期的(ボタンのプレスなどの、ある外部事象によってトリガーされる時のみに起こる)であってもよい。たとえば、材料処理適用では、1次サイクルは、電極が、一塊の処理される食物、飲料、または製薬材料と適切に接触する瞬間に始動される。信号が非周期的である場合、Tは、任意に長くてもよい。これは、図29に関連する文書でさらに説明される。非正弦波信号のさらに別の例は、図12に示す例である。これは、TおよびTが、ここでは、異なる搬送波周波数を表す異なる2次サイクルを含むことを除いて、単に、図4に示した波形を2重にしたものである。このタイプの波形は、異なる周波数で最適に反応する、痛みを軽減する2つの既知の生化学チャネルを交互に刺激することによって、痛みを軽減する時に使用される。具体的には、約2〜4Hzの刺激は、始まりはゆっくりであるが、長く続く無痛を生じることが示され、約100〜200Hzの刺激は、始まりが速く、短時間作用する無痛を生じるが、両方のタイプの刺激を交互にそれぞれ数秒間続けて行うことは、両方のメカニズムを起動するため、無痛は、始まりが速く、継続時間が長くなる。
1つの1次サイクルの長さにわたる、出力における、正および負の電圧または電流の時間平均がゼロである場合、上記した、また、本発明の原理に従う一般的なタイプの波形は、本来、電荷平衡することになる、すなわち、出力は、正味ゼロの直流成分(content)を示すことになる。これは、いくつかの方法のうちの任意の方法で達成されてもよい。た
とえば、出力は、直流を遮断する出力網を通されてもよい。別法として、正および負の信号インターバルは、ほぼ等しい量の時間がそれぞれの状態で経過するように平衡して、直流成分を最小にしてもよい。これらの手法はまた、組み合わされてもよい。たとえば、図4の波形を生成するための、米国特許第6,535,767号に記載のデバイスでは、T中に出力に提示される一定レベルLは、T中の2次サイクルの非対称性によって引き起こされる正味の非ゼロ出力を部分的に補正し、一方、任意の残っている不平衡は、出力フィルタ内の直流遮断直列コンデンサによって処理される。
他の適用では、たとえば、イオントフォレーシス(皮膚または他の組織を介した、銀イオンまたはプロトン化アルカロイド類などの生体活性イオンの輸送)または細胞電気走性による創傷治癒の加速において、主要な交流波形の上に重ねられた制御された直流成分を導入することが望ましい。これは、所望の直流信号成分を遮断することになる直列コンデンサなどの任意の下流の部品をなくしながら、1つの極性が優勢になるように、正および負のインターバルにおいて経過する時間を不平衡にすることによって、単に行われてもよい。
こうした故意に不平衡にされた波形は、図13に示され、図13では、120は、ゼロ電圧または電流のレベルLを表し、122は、正レベルLを、124は、等しく、かつ、反対の負レベルLを表す。T中のtとtの差は、所望の電荷不平衡を導入する。これは、単に、図4で先に示された波形であるが、ここでは、電荷平衡インターバルTが除かれていることに留意されたい。
別法として、波形は、極性をゼロの周囲で非対称にすることによって、最も簡単には、図14に示すように、所与の極性(正または負)の全てのレベルをなくすことによって故意に不平衡にされてもよい。ここで、前と同様に、120は、ゼロ電圧または電流のレベルLを表し、122は、正レベルLを表すが、負レベルLはここでは存在しない。
神経再生を加速する時などの、さらに他の適用では、比較的長い1次サイクル全体にわたって電荷平衡にされる信号ではなく、そのサイクルの選ばれた部分にわたって電荷不平衡にされる信号を印加することが有利であるとわかるであろう。図15は、TおよびTが、ゼロ電圧または電流のインターバルを表し、一方、TおよびTが、電荷不平衡信号のインターバルである、このような1次サイクルを示す。TおよびTは、長さが等しく、極性が同じで、かつ、反対であるため、1次サイクル全体にわたって、電荷は平衡のままである。最適な神経再成長の場合、たとえば、TおよびTはそれぞれ、好ましくは、長さが10〜60分であり、一方、TおよびTはそれぞれ、実質的に短くてもよい。
本発明の原理に従う多くのさらなる波形は、ここで、回路設計または波形解析の当業者に明らかになるはずである。
任意のこうした波形は、上述したステップ電圧または電流の形態で一旦生成されると、その後、任意選択で、選択された周波数成分を減衰させる、抵抗器−コンデンサ網または演算増幅器バンドパスフィルタなどの能動または受動部品網、出力電圧を段階的に増加させるか、または、可能性のある漏れ電流に対する隔離を提供する変圧器(適当な駆動回路要素を有する)、または、出力からの直流を遮断する直列コンデンサを通されてもよい。たとえば、図16は、直流とFmaxの数倍より高い周波数成分との両方を遮断するように設計されたフィルタを通った後の図7の波形を表す。
上述した波形などの任意の波形について、処置中か、連続する処置の間のいずれかに、1次インターバルT、Tなど、2次インターバルt、tなど、または電圧/電流
レベルL、Lなどのような1つまたは複数のパラメータを変えるのが望ましいことがわかるであろう。たとえば、干渉刺激では、t、tなどを、両者の間の比が保持されるように、好ましくは一緒に調整して、変化するユーザの皮膚インピーダンスを補正するための異なる搬送波周波数を作成してもよく、一方、T、Tなどを、やはり好ましくは一緒に調整して、効果的なうなり周波数を変更することで、異なる組織修復プロセスを活性化させてもよい。同様に、印加される電圧または電流L、Lなどの間のスパンは、処置下のさまざまな組織断面または種々の組織のいろいろな最適電流密度を補正するために、変えられてもよい。
上述した波形などの波形で処置可能であると考えられる状態は、骨折、骨粗しょう症、急性の痛み、慢性の痛み、腫脹、単純な炎症、ならびに腱炎(手根管症候群および他の反復性ストレス傷害を含む)および変形性関節症などの炎症性疾患を含むが、必ずしもそれらに限定されない。種々の組織タイプを含み、外傷または糖尿病などの変性状態のいずれかから生じる創傷の治癒の加速が、処置中に見られる場合もある。しかしながら、タイミングインターバルおよび電圧または電流レベルのいずれのセットも、これらの状態の全て(さらにはほとんど)を処置するのに有用でないことが理解されるべきである。
理論によって束縛されたいとは思わないが、適切な電圧/電流レベルおよびタイミングインターバルを使用して、その病因が、細胞の代謝、分泌、および複製の不適切なレートまたは不平衡を含む、または、これらの因子を適切に修正することによって軽減することができる、いろいろな状態を処置することができる。そのため、それぞれの特定の適用についての最適波形特性は、観察および実験の適度の組み合わせによって最もよく見出されることが理解されるべきである。
本明細書で述べる本発明の主要な意図は、治癒の加速、急性または慢性的な痛みの軽減、ならびに腫脹および/または炎症の軽減を含むが、それらに限定はされない、人および動物の患者に対する電気療法処置を提供することである。しかしながら、単離細胞または組織培養物も、電気療法波形によって影響を受けることができるため、装置は、無傷の生物に関する使用に限定される必要はない。適切な電気刺激が、細胞の代謝、分泌、および複製のレートを修正するのが観察された。たとえば、単離された皮膚細胞は、組織培養された自原性皮膚−移植片材料の調製において、細胞の増殖および分化を増大させるために、適切な培地中で、選ばれた波形によって処置されるであろう。別の例として、ヒトインシュリンなどの所望の生成物を生成するために、遺伝子操作された細菌の増殖は、適切な波形による処置によって、加速されるか、または、所望の生成物の分泌が増大するであろう。さらに別の例として、食品、飲料、飲料水、または薬品内の選ばれた生物の生存能力は、やはり、その目的のために選ばれた波形を使用して、同様な処置によって低下するであろう。
適用手段は、本発明の別の重要な特徴である。広範囲の達成可能な治療信号の波形、周波数、および強度は、伝導性皮膚接触電極、ヒドロゲルまたは生理食塩水浸漬ガーゼなどの伝導性創傷ドレッシング、体または体の任意の部分を浸漬することができる生理食塩水浴などの伝導性液体、他の目的で、体の中に挿入されるか、または、体に埋め込まれた、骨固定ピンまたはカテーテルなどの伝導性材料、および、細胞または組織培養物、食品、飲料水および他の飲料、または、製薬材料と接触して設置される同じ性質の伝導性材料を含むが、それらには必しも限定されない、広範囲のこうした適用手段に本発明を合わせる。
前のパラグラフで使用されている「伝導性」は、以下の現象、すなわち、金属伝導、正または負の電荷キャリアによる半導体タイプの伝導、一部の炭素充填プラスチックで起こるような主にトンネリング伝導、たとえば、食塩水または他の通常水溶液内でのイオンの
運動によるイオン伝導、ある界面、たとえば、金属導体とイオン溶液の間の界面においてイオンが酸化されるか、または、還元される電解伝導、および、印加電圧の変化によって、たとえば、絶縁材料の薄いシートを通して変位電流によって電荷が運ばれる容量性伝導の任意の1つまたは組み合わせを指してもよい。
図17は、TENS(経皮的電気神経刺激)で使用される電極などの、従来の皮膚接触電極132aおよび132bによって、刺激信号が、体組織130の容積を通して印加される、本発明の使用モードを示す。TENS電極は、費用がかからず、種々の形状およびスタイルで広く利用可能であり、通常は自己接着性である。本発明に関して使用するために、電極は、皮膚134上に設置され、電極間で流れる電流が、処置される組織容積を含むように、信号源136によって駆動される。
一般的に規則として、電流は、それ自体、組織容積130内にある、ほぼフットボール形状の容積138内に主に分布することになり、容積138の各端部が各電極のところにある。したがって、容積138内の組織は、最も効果的な処置を受けることにある。たとえば骨折の処置では、図示のように、骨折部分をこの容積の中心近くに位置付けするように、電極が皮膚上に位置決めされるべきである。
図18は、骨を長くする目的で、骨の成長を促進することが望まれる治療モードに対する本発明の特定の適用を示す。こうした治療では、治療は、現在、リザロブ(Ilizarov)および同様な固定手段を使用して実施されるため、骨150は、切断される、すなわち、折られ、それぞれの部分150aまたは150bは、その後、剛性ピン152aまたは152bのセットを使用して、それぞれ、ほぼリング形状のカラー154aまたは154bに固定される。強調するために、部分150aと150bの間の隙間は、実際よりもずっと広く示されている。カラー154aおよび154bは、回転可能なねじ付きスリーブによって連結されるねじ付きロッドなどの、伸張式手段160によって接続される。ピン、カラー、および接続手段は同様に、一般に、ステンレス鋼などの金属から主に作られる。隙間162内に新しい骨が形成されるにつれて、手段160を徐々に延ばすことによって、骨150の全体の長さがゆっくり増加する。
しかしながら、あまりにもたびたび、骨が、望まれるほど速くは隙間を埋めないため、または、新しい骨が十分に石灰化しないため、この方法はうまくいかないか、または、著しく遅い。結果は、永続的な骨癒合不全か、再骨折の深刻なリスクがある多孔性骨である可能性がある。
この従来の治療に対して、本発明は、骨再成長のための電気刺激を追加する。本発明の原理に従って作られた信号源166と接続された伝導性皮膚接触電極164aおよび164bは、電極間で流れる電流が、骨の隙間の周囲およびそこを含む組織容積166を含むが、ピン152aおよび152bの無いところにあるように設置される。その理由は、印加電流の一部が、組織を通ってではなく、これらのピン、カラー、および接続手段を通って流れ、そのため、浪費される可能性があるからである。
骨の成長を促進することが知られている、図4の波形などの波形は、その後、信号源166から電極を通して印加され、骨の隙間を含む組織容積を通過し、再成長を早め、石灰化を助ける。意図された十分な骨の伸張が達成されたが、新しい骨は、数ヶ月の間、石灰化の程度が低いままであり、隣接する古い骨が骨粗しょう症になった、最近行われた試験事例では、固定器が外れないようにした、この手段による刺激は、成長を再始動し、その結果、さらに6週後に治癒が実質的に完了し、ピンおよび他の伸張手段を除去することができた。
最近、この処置分野で新しい開発があった。以前の重く、かつ、X線不透過の金属カラー154aおよび154bは、より軽く、放射線透過性(医療用X線に透過性がある)で、非導電性である、繊維強化プラスチック樹脂などの複合材料でできた新しいカラーによって置き換えられた。たとえば、Orthofix(登録商標)からの新しいSheffieldリング固定器は、固定ピンについて半径方向に、伸張式接続手段について軸方向に配列された個別の穴のセットで穿孔された、こうした材料でできたカラーを含む。
こうした非導電性カラーが使用される場合、固定器を通して、ピンの1つのセットから他のセットへ電流が流れる経路は存在しない。これは、皮膚接触電極の設置をより大きな自由度で可能にするか、または、別法として、固定ピン自体が、同時に電極として機能することを可能にし得る。
図19は、塩化ナトリウム(食卓塩)または硫酸マグネシウム(エプソム塩)などの、1つまたは複数の伝導性イオン塩がその中に溶解した、水または他の液体174を保持するタブまたは他の容器172の対向する内表面上に、電極170aおよび170bが設置される、本発明の別の使用モードを示す。容器172は、それ自体は好ましくは非伝導性であるが、配管取り付け部などの、容器のある部分が導電性である場合、これらを電極の1つまたは両方として、あるいは、電極の一部として機能させることが好都合である場合がある。
処置される体の部分176は、伝導性溶液内に浸漬される。体の部分176は、一般に、処置される状態によって最も影響を受けている部分であることになる。足底筋膜炎またはアキレス腱炎の場合、たとえば、足および下腿が、示されるように処置されるであろう。骨粗しょう症またはリウマチ性関節炎などの全身的な状態の場合、たとえば、好適に改造した回転プールタブを使用して、体全体を1回で処置することがより効果的である場合がある。
本発明の原理による適した信号は、先のセクションおよび図に示すように、信号源178によって生成され、溶液および浸漬した体の部分を通って、一方の電極から他方の電極へ流れる。溶解した塩を含む液体174の抵抗率は、好ましくは、約50〜300オーム−センチメートルの生きている組織と同じ範囲にある。適した電極設計と設置によって、実質的に液体174の全体の容量が、有益な強度レベルで電流を通すようにさせることができる。
この同じ適用方法またはその方法に対する簡単な変形はまた、細胞または組織培養物、飲料水または他の飲料、製薬調製物、あるいは、他の液体または半液体材料の処置で使用することができる。
図20は、糖尿病性または褥そう性潰瘍などの慢性的創傷を治癒する目的の、本発明のさらに別の使用モードを示す。1つの電極180は、創傷表面184と直接接触した状態で、導電性の無菌ドレッシング182上に、または、その中に設置される。電極180は、好ましくは、図に示すように創傷表面の上に直接設置されるが、何らかの理由でそれが実用的でない場合、1つまたは複数の電極180a、180bなどが、代わりに、創傷に隣接して設置されてもよい。
電極180(または、電極180a、180bなど)およびドレッシング182は、その後、好ましくは、外側の非伝導性ドレッシング186によって覆われる。他の電極190は、処置電流194の分布が表面184にわたって実質的に一様になるように、近くの健康な皮膚上、好ましくは、実用的である場合、創傷が位置する四肢または他の体の部分192の反対側に設置される。やはり、単一電極の使用が、実用的でないか、または所望
の電流分布を与えることができない場合、複数の電極190a、190bなどが、代わりに使用されてもよい。
電流194は、本発明の原理に従って作られたコンパクト信号源196によって供給される。信号源196は、任意選択で、図に示すように、外側ドレッシング部分186に取り付けられるか、または、その一部として作られてもよい。
信号を生成する装置は、本発明の別の重要な特徴である。本発明は、費用のかからず、広範囲で利用可能なCMOS集積回路部品でできた、本質的に同一の比較的簡単な回路を使用して、今述べた信号の任意の信号または任意の組み合わせを生成することを簡単にする。たとえば、この手法を使用すると、干渉電気療法を、給電式筋肉刺激と、または、おそらく、他の選ばれた波形と組み合わせ、さらに、マイクロプロセッサ技術を使用して実施される場合、同じ機能について要求される可能性がある、コスト、容積、電力要求(短い電池寿命を生じる)、および、高い製造セットアップ経費の「諸経費」を無しにして、組み合わせ式刺激器を容易に構築することができる。
図4または図6〜図15に示す波形の任意の波形を含む、本発明による波形は、図21のブロック図の形態で示す、200などの装置によって生成することができる。装置200は、以下の機能ブロック、すなわち、1次インターバルT、Tなど用のタイミングを提供する、第1周波数発生器202および任意選択のシーケンシャルスイッチ(「シーケンサ」)204と、2次インターバルt、tなど用のタイミングを提供する、第2周波数発生器206および任意選択のシーケンサ208と、シーケンサ204および208の出力によって制御され、全体が210で示される、データマルチプレクサまたは固体状態アナログスイッチなどの任意選択的な1つまたは複数の電子制御式スイッチと、スイッチ210が存在する場合、それによって特定の組み合わせが選択される、全体が212で示される受動部品のアレイと、1つのロジックレベルドライバ214か、好ましくは、2つのこうしたドライバ214aおよび214bのいずれかから成り、示すように、それぞれが出力ラインの一方を駆動する、出力手段と、任意選択で、直流遮断コンデンサ218aおよび218b、変圧器220、可変減衰器222、高周波数抑圧手段224、またはこれらの任意の組み合わせを含み、端子226において、修正された出力をもたらす出力フィルタ216と、選択された時間に他の機能ブロックの一部の組み合わせをイネーブルまたはディセーブルし、それにより、出力が存在しない期間を作成する、任意選択のタイマ手段228とを含む。
多くの異なるタイプの電子制御式スイッチ、および、概略図上でそれらを示す多くの取り決めが存在する。本発明で使用されるスイッチは、好ましくは、CMOSアナログスイッチであって、CD4016BまたはCD4066B集積回路(単極、単投)か、CD4053B(単極、双投)のいずれかで使用されるタイプである。これらのタイプのスイッチは、正電源と接地間の電圧範囲を超えない限り、アナログか、デジタル信号のいずれを搬送するのに使用されてもよい。
この図および以下の図において、簡潔にするため、また、スイッチを、従来の可動接点スイッチまたはリレーと区別するために、これらのスイッチは、以下の取り決めによって示される。図21と同様に、単一の「蝶ネクタイ(bowtie)」記号は、単投(CD4016BまたはCD4066Bタイプ)スイッチを示す。2重の「蝶ネクタイ」(たとえば、図23のスイッチ270)は、双投(CD4053Bタイプ)スイッチを示す。いずれの場合も、「蝶ネクタイ」の端部に入るラインは、切り換えられるラインであり、一方、側面から指す矢印は制御入力を表す。
CD4016BまたはCD4066Bスイッチは、ロジックハイ(「1」)入力によっ
てターンオンされ、ロジックロー(「0」)入力によってターンオフされる。制御入力に応じて2つの異なる接続のいずれかを行う双投スイッチの場合、どの入力状態が、各接続を行わせるかを示すために、2重蝶ネクタイ記号の端部に、小さな数字「1」および「0」が置かれる(ここでもまた、図23のスイッチ270の場合と同様に)。
周波数発生器202および206は、好ましくは、それぞれが、抵抗性および容量性フィードバックを有する2つの反転CMOSロジックゲートによって形成される、非安定発振器であるため、各ゲートは、ロジックハイ電圧とロジックロー電圧の間で交互に切り換わる2つの相補的出力を生成する。これらの出力の一方か、両方のいずれかが、適用に応じて使用され得る。こうした発振器の具体例が、図23および図23に続く図に示され、それに伴う本文に述べられる。
1次サイクルが、2つ以上の1次インターバルTおよびTを含む場合か、または、これらのインターバルの1つまたは複数が、周波数発生器202の実際の半サイクル時間(絶えずハイか、ローのいずれかの出力を有する時間)より長い場合、シーケンサ204が使用される。その他の場合、発生器202は、その元々の2ステージ発振サイクルを通過する時に、切り換え出力を直接生成することができる。
同様に、2次サイクルが、2つ以上の1次インターバルtおよびtを含む場合か、または、これらのインターバルの1つまたは複数が、周波数発生器206の実際の半サイクル時間(絶えずハイか、ローのいずれかの出力を有する時間)より長い場合、シーケンシャルスイッチ208が使用される。その他の場合、発生器206は、その元々の2ステージ発振サイクルを通過する時に、切り換え出力を直接生成することができる。
受動部品212は、抵抗器、コンデンサ、ダイオード、または、こうしたデバイスの直列もしくは並列の組み合わせから構成されてもよい。部品212は、周波数発生器202、206、または両方のタイミングに影響を与え得る。別法として、スイッチ210の一部は、種々の回路機能を選択するか、選択解除するように、ロジック信号を制御してもよい。
場合によっては、たとえば、図26で示すように、発生器202の出力をデジタル分割網を通して伝え、分割網の出力が、発生器206の出力と置き換わることによって、周波数発生器202および206を組み合わせることが実用的である場合がある。
電力は、当技術分野でよく知られている電源供給手段を使用して、電源ライン(electrical mains)(通常、50または60Hzで120または240ボルトAC)から本発明に供給されてもよい。しかしながら、電源ラインの使用は、電気ショックのリスクをいくらか呈するため、本発明は、好ましくは、代わりに、電池230によって電力供給され、電池230の出力は、たとえば、およそ6〜18ボルトである。電池230は、1次タイプか、充電式タイプのいずれかであってよいが、電力密度が高く、かつ、放電特性が比較的平坦であるため、より好ましくは、1次リチウム電池である。低電力印加の場合、電池230は、最も好ましくは、非伝導性外装によって、その縁部において、閉囲され一緒に保持される、CR2032などの、3ボルトリチウムコインセルの積重体である。電力スイッチ232、直列ダイオード234、および/または、バッファコンデンサ236が、電池寿命を節約し、不適切な電池取り付けからのどんな危険もなくし、電池内部抵抗の影響を最小にするために、付加されてもよい。
同じデバイスにおいて、多くの異なるモードを提供することができる場合、または、プログラム化可能性が望ましい場合、周波数発生器、シーケンサ、アナログスイッチ、および関連する受動部品のいくつかの組み合わせを、図22のブロック形態で示す、低電力C
MOSマイクロコントローラ250(たとえば、マイクロチップPIC16F627)と置き換えることが、より実用的であることがわかる場合がある。そのため、周波数発生器202および206ならびにシーケンサ204および208は、別個に実配線された部品ではなく、マイクロプロセッサプログラムにおけるソフトウェアモジュールで実施される。これを行っても、機能の変化は全く生じない。マイクロプロセッサは、対応する電子スイッチ210およびそれらに接続される受動部品212(通常、タイミングを生成するのを助ける任意の部品)をなくすことができるように、タイミングおよびシーケンシング機能の一部または全てを引き継ぐだけである。しかしながら、一部の目的のために、示されるように、これらのスイッチおよび受動部品の他のものを保持し、それらを、マイクロプロセッサ出力で直接制御することが有利である場合がある。
本発明の第1の具体的な実施形態は、図23に示される。説明のために、図4で示され、米国特許第6,535,767号に記載される、2次サイクルで再分割された1つの1次インターバルを有する3ステージの従来技術の1次サイクル、または、同じ一般的な形態であるが異なる1次サイクル長の、ある系統の代替的な波形のうちの任意の波形を生成するために、この実施形態は故意に単純化された。そのため、示す回路は、1次サイクルインターバルの長さが異なるようにさせる部品212を動的に選択することによって、本発明の原理を示す、この波形を生成する代替の手段である。
2つの反転CMOSロジックゲート262aおよび262b、固定抵抗器264、可変抵抗器266、ならびにスイッチ手段270によって交互に選択される2つのコンデンサ268aおよび268bから成る第1周波数発生器260は、抵抗器266および選択されたコンデンサによって主に設定された周波数で自由に動作する。ロジックゲート262aおよび262bは、電池電源電圧で動作することができる任意のタイプのCMOS集積回路の単一ゲートであってよいが、好ましくは、バッファされた出力を提供するCD4000Bシリーズの集積回路のゲートの2つである。
スイッチ手段270は、好ましくは、市販のCD4053Bの3組の2チャネル、CMOSアナログデータマルチプレクサの1つのセクションである。先に説明したように、記号の端部の小さな数字「0」および「1」は、対応する入力信号によって行う接続を示す。被切り換え信号電圧を、正と負の電源レベルの間の範囲内に維持するために、ロジックゲートの出力とその出力が接続される任意のコンデンサとの間に、CMOSアナログスイッチが設置されることに留意されたい。コンデンサの反対側にスイッチを設置することによって、予測が難しい結果とともに、範囲外の電圧にそれを曝すことができるであろう。
代替のコンデサ値の間で、したがって、代替のタイミングまたは周波数範囲の間で電子的切り換えを提供する以外は、示す発振器構成は、回路設計の技術分野でよく知られている一般的な構成である。理想的な部品の振る舞いを仮定すると、サイクル時間、すなわち、1つの完全な発振のための時間は、式
CYC=2RCln(3)
で与えられ、ここで、Rは抵抗器266の値であり、Cは選択されるコンデンサ268aまたは268bの値であり、ln(3)は約1.0986である。そのため、サイクル時間は、選択されるコンデンサの値と、抵抗器266が調整された値の両方に比例する。
発生器260の出力、方形波は、10ステップシーケンサ274を形成する、二進、十進、または、他のデジタルカウンタを駆動する。好ましくは、このカウンタは、復号化された「Nの中の1(one-of-N)」の出力を有し、「N」は普通10である、市販のCD4017B CMOS 10進カウンタである。簡潔にするために、カウンタは、クロック入力および10個の番号のついた出力を有するボックスとしてだけ、概略図上に示される。CD4017Bにおいて、出力は、Q0で始まる番号がつけられるため、この出力はステ
ップ1を表し、Q1はステップ2を表し、Q2はステップ3を表すなどである。
10ステップ、すなわち単一CD4017Bチップで可能である最大数の場合、チップリセット入力は、接地されるだけであり、したがって、この図には示さない。各出力は、通常、ロジックローであるが、サイクルの対応するステップ中は、ロジックハイに引っ張られる。シーケンサは、ロジックローからロジックハイへのクロック入力の遷移の際に次のステップへ進む。クロックパルスが到来し続ける限り、サイクルが繰り返すように、シーケンスは、1から10まで続き、その後1に戻る。
シーケンサ274のステップ1〜9の間、シーケンサからの出力10は、ロジックロー(「0」)であり、スイッチ270は、コンデンサ268aを選択し、一方、ステップ10の間、出力はロジックハイ(「1」)であり、スイッチは、代わりに、コンデンサ268bを選択する。選択されたコンデンサは、その後、対応するステップの長さを決定する。結果として、ステップ1〜9は、(スタートアップ遷移を除いて)長さが等しいが、ステップ10は、異なる長さを有する。
好ましくは、コンデンサ268aは、コンデンサ268bの値の約1.5〜約2.7倍の値を有し、ステップ1〜9が、同じ比だけステップ10より長く続くようにさせる。抵抗器266は、示す単純なポテンショメータか、複数の固定抵抗器のいずれかを選択するスイッチの単独、または、組み合わせであってよい。好ましくは、抵抗器266は、約15,000オーム〜約1,500,000オームの可能な値の範囲を有し、コンデンサ268aは0.022マイクロファラドの値を有し、コンデンサ268bは0.01マイクロファラドの値を有する。抵抗器264の値は、抵抗器266の最も高い可能な値の少なくとも2倍である限り、重要ではない。
これらの好ましい値が与えられ、抵抗器266が約146,000オームの値に設定され、全ての部品において理想的な振る舞いを仮定すると、シーケンサ274のステップ1〜9は、それぞれ、7.05ミリ秒かかるが、ステップ10は3.21ミリ秒かかる。そのため、結果として得られる10ステップの1次サイクルは、15.0Hzの1次周波数Fについて、66.7ミリ秒かかる。抵抗器266の他の値は、異なるサイクル長を与えるが、全てのステップの長さの間の比例関係を維持する。15,000オーム〜1.5メガオームの範囲の場合、対応する1次周波数(ここでも同様に、理想的な応答を仮定する)は、146Hz〜1.46Hzの範囲にある。
シーケンサ274が、ステップ1〜8の任意のステップにある時、出力ドライバ280aおよび280bは共に、それぞれ、抵抗器282aおよび282bによって、それらの入力がロジック「ロー」に引っ張られているため、その差動出力電圧はゼロである。したがって、ステップ1〜8は、単一の連続したインターバルTとして現れ、その間、出力は、ゼロ電流または電圧の一定出力状態を維持する。
シーケンサ274がステップ9にあると、シーケンサ274は、2入力CMOS NANDゲート292、反転CMOSロジックゲート294、3つの固定抵抗器296、298、および300、ダイオード302、ならびにコンデンサ304から成る第2周波数発生器290をターンオンする。やはりここでも、非対称出力波形の生成を可能にする、抵抗器300およびダイオード302の存在を除いて、これは、回路設計の技術分野でよく知られている一般的な発振器構成である。特別の抵抗器およびダイオードを追加することによって修正された時の、発振器の機能は、参照により本明細書に援用される米国特許第6,011,994号に詳細に説明されている。シーケンサがステップ9にある間にロジックハイに保持された時の第2NANDゲート入力は、このインターバル中のみ発生器290をターンオンするイネーブル入力として作用する。
発生器290からの出力信号は、ライン306aおよび306b上の2つの相補的なロジックレベル信号から成る。発生器がターンオンされた状態で、2つのラインは、式
OSC=1/Cln(3)(R+R
および
DC=R/(R+R
によって(厳密な近似に対して)与えられる周波数とデューティサイクルで、ロジック状態を交換する。ここで、Rは、抵抗器298のみの値であり、Rは、抵抗器298と、抵抗器300と、ダイオード302が寄与する小さなタームとを足した並列の組み合わせの値であり、Cは、コンデンサ304の値であり、再び、ln(3)は約1.0986である。ここで、デューティサイクルは、負極性ではなく、図23で表されるように、正極性において経過する時間の割合を表す。好ましくは、R、R、およびCは、先のセクションの条件(g)を満たしながら、FOSCが1,000〜2,000KHzの範囲に、DCが67%〜95%の範囲になるように選ばれる。より好ましくは、FOSCは、4,000〜4,500Hzの範囲にあり、DCは約88%である。これは、たとえば、抵抗器298と抵抗器300およびコンデンサ304に、それぞれ、180,000オーム、33,000オーム、および0.001マイクロファラドの積重体部品値を与えることによって達成されてもよい。
ライン306aおよび306b上の信号は、その第1セクションが、スイッチ270を形成するが、シーケンサからの出力9によって制御される、同じCD4053チップの2つの残りのセクションによってここでは形成される、スイッチ310aおよび310bを通してドライバ280aおよび280bにそれぞれ送出される。簡潔にするために、これらのスイッチの「ゼロターンオン」の半分は使用されないため、スイッチは共に、単極であるかのように示され、それぞれのスイッチのそばの小さい数字「1」は、スイッチをターンオンするロジック制御レベルであることを示す。
ステップ1〜8の間、および同様にステップ10の間に、スイッチ310aおよび310bは、ロジックロー制御入力を受け取るため、接続を行わない。しかしながら、ステップ9の間に、スイッチは、ロジックハイ入力を受け取り、ターンオンし、相補的出力信号をドライバに送る。これは、ステップ9の間に、1次サイクル内のTを表す、以前に述べた特性を有する2次サイクル出力信号を作成する。
1次サイクル内のTを表す、シーケンサ254のステップ10の間に、発生器260は、もう一度ターンオフされ、その出力は、出力ドライバから分離される。しかしながら、ダイオード312が、ここで、正のロジック信号を、シーケンサの出力10からドライバ208aの入力に供給し、抵抗器282aの影響を覆し、一方、ドライバ280bの入力は抵抗器282bによってロジックローに保持されたままである。これによって、ドライバ出力が再び反対のロジック状態をとり、それによって、T中の大部分の時間の間に存在したものと同じで、かつ、反対の差動出力電圧が生成されるため、T中に、結果として生じる任意の電荷不平衡が、実質的に中和される。
抵抗器264、266、296、298、および300、ならびに、コンデンサ268a、268b、および304について先に与えられた部品の値を仮定すると、結果として得られるタイミングインターバルは、ほぼ、
=56.4msec(5.8〜580msec)、
=7.05msec(0.72〜72msec)、
=3.21msec(0.33〜33msec)、
=198μsec、および、
=28μsec
であり、ここで、T、T、およびTのそれぞれについて与えられた第1の値は、可変抵抗器266の公称設定に対応し、一方、括弧内の、その後に示す範囲は、全ての可能性のある設定範囲を表す。
こうした中和が不完全である時に生じる場合がある電荷不平衡を最小にするために、コンデンサ314aおよび314bは、任意の残りの正味の直流が、出力316に現れることを遮断する出力フィルタを形成する。
図23の回路は、米国特許第6,011,994号および第6,535,767号に記載される回路より著しく複雑であるが、図23の回路は、全ての1次タイミングインターバルが、単一の可変抵抗器266によって設定されることを可能にする利点を有するため、この抵抗器の値を変更することによって、結果として得られる出力の電荷平衡に影響を与えることなく、また、2次サイクルに影響を与えることなく、ユーザは、パルス列繰り返し周波数Fを変更することができ、それによって、一定周波数F(先のFOSCに等しい)およびデューティサイクルDCが維持される。
本発明の第2の具体的な実施形態は、図24に示される。この実施の形態(implementation)は、図7の出力波形か、図16の出力波形か、同じ一般的な形態であるが、異なる1次サイクル長、2次サイクル長、周波数特性、または、それらの任意の組み合わせを有するある系列の代替の波形の任意の1つの波形を生成することができる。
第1周波数発生器330およびシーケンサ332は、1次サイクルを生成する。周波数発生器330およびシーケンサ332は、シーケンサを形成するCD4017Bチップにおいて、出力5がリセット入力に接続されるため、この状態に達することによって、シーケンサは、即座に(通常、200ナノ秒以内に)ステップ1に戻ることを除いて、先の実施形態とほとんど同じである。そのため、1次サイクルは、それぞれがシーケンサのただ1つのステップに対応する、4つのステップT、T、T、およびTだけから成る。
前と同様に、1次インターバルの長さは、周波数発生器330内の切り換えられる静電容量によって部分的に決定される。しかしながら、ここでは、3つのコンデンサ334a、334b、および334cが存在し、その全ては、値が同じである。これらの中で、コンデンサ334aは常に接続されるが、他のコンデンサは、シーケンサの出力に応じて、それぞれスイッチ336aおよび336bを通して、接続されるか、または、切り離される。ここでは、固定抵抗器338および可抵抗器340は、先の実施の形態における、それぞれ、抵抗器264および266と同じように機能する。
中に、スイッチ336aおよび336bは共に、ターンオフされるため、コンデンサ334aのみが、インターバル時間
=2ln(3)RC
を設定するのに役立ち、ここで、Rは可変抵抗器340の値であり、Cはコンデンサ334aの値である。ここでもやはり、固定抵抗器338の値は、抵抗器340の最大値の少なくとも2倍である限り、重要ではない。
、T、およびT中に、スイッチ336aは、シーケンサ332からの出力1によって駆動されるインバータ342を通してターンオンされる。(換言すれば、スイッチ336aは、T中のみターンオフされる。)これは、コンデンサ334bを、コンデンサ334aと並列に接続させる。さらに、Tのみの間、スイッチ336bはシーケンサからの出力3によってもターンオンされ、コンデンサ334cを、他のコンデンサと並列に接続させる。結果として、
=T=2ln(3)R(2C)=4ln(3)RC
および
=2ln(3)R(3C)=6ln(3)RC
となるため、TはTの2倍の長さであり、TはTの3倍の長さであり、TはやはりTの2倍の長さである。
同時に、第2周波数発生器344は、T中にインバータ342によってスイッチオフされる時を除いて、常に動作する。発生器344は、非対称発振を生成するのに使用された、図23での特別なダイオードおよび抵抗器が、ここでは存在しないことを除いて、図23の発生器290と全く同じである。結果として、発生器344は、ライン346aおよび346b上に相補的な方形波出力を生成する。
シーケンサ332の出力にはまた、NORゲート348および350が接続される。ゲート348は、出力2および3に接続され、インターバルTおよびT中にロジックロー出力を、インターバルTおよびT中にロジックハイ出力を生成する。同様に、ゲート350は、出力3および4に接続され、インターバルTおよびT中にロジックロー出力を、インターバルTおよびT中にロジックハイ出力を生成する。
ゲート348の出力は、第3NORゲート352の一方の入力に供給され、ゲート352の他の入力は、ライン346b上の方形波信号である。結果として、ゲート352の出力は、TおよびTの間、一定のロジックローであり、一方、TおよびT中、ゲート352の出力は、反転したライン346b上の信号である。
同様な方法で、ゲート350の出力は、第4NORゲート354の一方の入力に供給され、ゲート354の他の入力は、ライン346a上の方形波信号である。結果として、ゲート354の出力は、TおよびTの間、一定のロジックローであり、一方、TおよびT中、ゲート354の出力は、反転したライン346a上の信号である。
これらの関係は、図25に示され、インターバル360a、360b、360c、および360dは、それぞれ、T、T、T、およびTであり、トレース346aおよび346bは、同じ番号のついた信号ライン上の電圧を表し、トレース348、350、352、および354は、同じ番号のついたゲートの出力を表す。トレース360は、単に、トレース352と354の差である。トレース360は、図7のトレースと同じである。
トレース360によって表される信号は、わずかに異なる周波数の2つの正弦波の干渉から生じる正弦波的に変調された信号の特性の一部を有する。これは、干渉電気療法で使用される従来の信号であり、2つのわずかに異なる周波数の正弦波信号を、別個の電極対を通して体に印加することによって作成される。こうした信号は、トレース362によって表される。
トレース360および362の信号は、両者が、最大強度と最小強度の交互の期間を有し、最小は短期間続くだけであるが、最大は比較的長いという点で似ている。両者は、主に、調波成分が異なる。その理由は、トレース360の信号は、急峻な角を有するため、多くの高次周波数を含むが、トレース362の信号は、波形がほぼ正弦波であるため、高次周波数を含まないためである。
トレース360の信号は、まさにそのままで電気療法に使用されてもよい。TおよびT中に、ある電荷不平衡が存在するが、これらのインターバル中の波形は、名目上は等しくかつ反対極性であるため、大幅に相殺されるであろう。必要である場合、直流遮断コ
ンデンサによって、いずれの残留不平衡も削除されてもよい。
しかしながら、場合によっては、ほとんど「従来の」干渉波形が望ましい場合がある。これを達成するために、より高い周波数成分が、好ましくは能動演算増幅回路を使用した、バンドパスまたはローパスフィルタリングによって除去されてもよい。直流出力成分は、同時に遮断されてもよい。
たとえば、回路ブロック356aに概略的に示す、単一演算増幅器共振バンドパスフィルタは、選ばれた比較的狭い帯域以外の周波数を遮断することによって、ゲート352の出力信号についてのこれらの機能を共に実施する。この回路は、能動フィルタ設計の技術分野でよく知られているタイプであるため、その機能は、本明細書ではさらには説明されない。簡潔にするために、空白ボックスとしてのみここで示される第2の同じフィルタ356bは、ゲート354の出力について同じ機能を実施する。従来通りに、両方のフィルタは、LF353NまたはTL082などの低電力、デュアル演算増幅器集積回路を使用して作られてもよい。
トレース364は、こうしたフィルタリングの結果を表す。容易に明らかであるように、信号は、前と同じ全体の特性を有するが、高周波数サイクルは、ここでは、かなり丸くされており(rounded)、ほとんどの調波がなくなっていることを示す。トレース364は、図16のトレースと同じであることに留意する。
図26に示す、本発明の第3の具体的な実施形態は、同じコンパクトなデバイスから、また、ユーザの好みで、組織治癒の促進および痛みの軽減に適した、図4の信号と同じ非対称的に変調されたパルス列信号か、筋肉刺激に適した、同じ形態の方形波変調した信号か、または、干渉刺激に適した、前の実施形態の信号に似た擬似正弦波信号を生成するように設計される。
説明のために、この実施形態では、従来の形態の単一周波数発生器400は、2次サイクルを直接に生成すると共に、CD4040B集積回路などの2進カウンタ402を駆動し、2進カウンタ402は、周波数選択スイッチ404およびシーケンサ406と共に、1次サイクルを生成する。そのため、カウンタ402は、図21に示すように、2次周波数発生器206として機能する。
発生器400は、好ましくは、1,000Hz〜200KHzの範囲、より好ましくは、4,000〜4,500Hzの範囲の周波数で動作する。簡潔にするために、動作周波数は、次に続く説明において4,096Hz(212Hz)であると仮定される。しかしながら、基本原理は、実際の周波数に依存しない。
発生器400の後には、コンデンサ410と抵抗器412で構成されたパルス成形網が続き、したがって、パルスの2乗後に、以下のCMOSゲート
RC=1/(KFOSC
が続き、ここで、Rは抵抗器412の値であり、Cはコンデンサ410の値であり、FOSCは発生器400の動作周波数であり、Kは得られるパルス列波形のデューティサイクルを決定する数値定数である。好ましくは、Kは、2〜14の範囲にあり、67%〜95%の範囲のデューティサイクルをもたらし、したがって、先のセクションの条件(g)を満たす。より好ましくは、Kは、約5.75であり、88%に近いデューティサイクルをもたらす。スイッチ414は、その後、出力波形の対称バージョンか非対称バージョンのいずれかが選ばれることを可能にする。好ましくは、信号は、その後、ゲート416でバッファリングされ、示すように反転される。
2進カウンタ402は、異なる2進除数(divisions)を表す複数のタップを有する。これらのタップの任意の1つ、または、好ましくは、タップの選択された部分集合の任意の1つが、スイッチ404によって選択されてもよい。選択されたタップの信号は、その後、ステップ9出力とリセット入力を接続することによって、8ステップ用に構成されたシーケンサ406へのクロック入力を形成する。結果として、1次サイクル周波数は、クロック周波数を8でさらに除算したものを表す。たとえば、図に示す選択可能なタップの部分集合の場合で、4,096Hzの発振器周波数の場合、
Figure 2007524459
である。
シーケンサ406のステップ1からの出力420は、ゲート422によって反転される。ORゲート424は、シーケンサ406からのステップ1、2、3、および4の出力信号を組み合わせる。同様に、ORゲート426は、ステップ4、5、および6の信号を組み合わせる。
2極、3位置スイッチ440は、その後、信号420、422、424、および426のある組み合わせを選択し、そのため、2極によって選択された信号が、それぞれ、ライ
ン442aおよび442b上に現れる。位置「A」では、両方の極が信号424を選択する。同様に、位置「B」では、両方の極が信号420を選択する。位置「C」では、1つの極が信号422を選択し、一方、他の極は、信号426を選択するため、これらの信号は、それぞれ、ライン442aおよび442b上に現れる。
ANDゲート444は、その後、ライン442aがハイである時はいつでも搬送波信号が通過するように、ゲート416からの信号とライン442a上の信号を組み合わる。同様に、NANDゲート446は、ゲート444および446からの搬送波信号が相補的になるように通過した時の搬送波も反転することを除いて、ゲート416からの信号とライン442a上の信号について同じことを行う。電圧または電流増幅が望まれる場合、ゲート444および446は、大電流出力タイプであるか、または、図21に示したバッファ増幅器が後に続いてもよい。
フィルタ448は、その後、好ましくは、DCおよび約40KHz(10F)を超える周波数成分を遮断し、必要である場合、出力電圧を段階的に増加させ、端子450で差動出力を生じる。フィルタ448は、任意選択で、異なる波形およびその意図される適用に合うように、同様にスイッチで選択される、複数の異なるフィルタリングおよび/または電圧の段階的な増加特性が与えられる。
結果は図27に示される。トレース404は、シーケンサ406へのクロック入力を表す。トレース416は、ここでは、非対称として示す、選択された搬送波波形を表し、サイクル長は、明確にするために誇張されている。トレース420は、ステップ1出力を表し、トレース424、426、および432は、図26の対応するライン上の信号を表す。トレース450a、450b、および450cは、それぞれ、スイッチ440の位置「A」、「B」、および「C」について、結果として得られる差動出力信号450を表し、フィルタ448の影響は無視する。
スイッチ404、414、および440は、CD4016B、CD4051B、CD4052B、またはCD4053B集積回路などの電子スイッチか、または従来の機械的スイッチのいずれかであってよい。いずれの場合も、可能な設定の組み合わせを、最も一般的に有益である出力波形を表す好都合な、ある小さな数に制限することが望ましい場合がある。たとえば、デジタルマルチメータで使用されるものと同様の、全ての好みが、カスタム多極回転スイッチに組み合わされることができ、1つの位置は、それぞれの選ばれた組み合わせを生じ、さらに1つの位置は、刺激器をターンオフする。
この実施形態から利用可能な望ましい波形の例およびその波形を生じるスイッチの組み合わせは、
Figure 2007524459
である。
筋肉刺激波形は、筋肉繊維が弛緩するのを可能にする、信号無しの2秒期間と交番する、筋肉繊維を収縮させる2秒のパルスバーストから成る。組織刺激波形は、本発明の第1の実施形態によって生成される波形と同様であり、一方、干渉波形は、第2の実施形態によって生成される波形と同様である。
本発明の第4の具体的な実施形態は、非正弦波で非対称であるが、図15に示した信号と同様の電荷平衡した出力を生成するように設計されるが、また、図12に示した2次サイクル周波数シフトを含む。この実施形態は図28に示される。
先の実施形態と同様の周波数発生器500は、述べた第1の実施形態とちょうど同じ10ステップを有するシーケンサ502を駆動する。発生器500は、時間変化する部品を持たないため、好ましくは、1秒当たり約1ステップである一定レートで動作する。そのため、シーケンサ502の全サイクルは、約10秒で完了する。
NORゲート510は、シーケンサ出力2、3、および4を組み合わせ、これらのステップ中はロジックローを、その他の場合はロジックハイを生成する。第2のNORゲート512は、出力1および5に関して同じことを行い、これらのステップ中はロジックローを、その他の場合はロジックハイを生成する。これらの出力は、ゲート510の出力がハイであるが、ゲート512の出力がローであることによって、Tがステップ1に等しく、ゲート510の出力がローであるが、ゲート512の出力がハイであることによって、Tがステップ2、3、および4を組み合わせたものに等しく、出力がTと再び同じことによって、Tがステップ6に等しく、出力が共にハイであることによって、Tがステップ6〜10の合計に等しいように、T〜Tを規定する。したがって、TおよびTは等しく、それぞれ約1秒続き、一方、Tは約3秒続き、Tは約5秒続く。サイクルは、その後、繰り返す。
NANDゲート514は、その後、ゲート510と512の出力を組み合わせるため、その出力は、T中、ロジックローであるが、他の全ての時間においてロジックハイである。(同じ出力が、シーケンサ出力6〜10によって供給されるNORゲートから、または、CD4017Bもしくは等価の集積回路において、Cout(「キャリーアウト」)ピンから直接に得ることができるであろう。
第2周波数発生器520は、NANDゲート522、インバータ524、3つの抵抗器526、528、および530、ダイオード532、永続的に接続されるコンデンサ534a、および、第2コンデンサ534bであって、それが、T中、切り離されるようにゲート510によって制御される、スイッチ536を通してコンデンサ534aと一時的に並列に設置されることができる、第2コンデンサ534bで構成される。発生器520は、ライン538上に単一出力を生成する。ゲート522は、ゲート512の出力によって制御されるため、発生器520は、TおよびT中、信号512がハイの間のみ動作し、ライン538上に発振出力を生成し、一方、TおよびT中は信号512はローであり、発振器520の出力は常にローに保持される。
抵抗器528と並列に接続された、抵抗器530およびダイオード532の組み合わせは、米国特許第6,011,994号に説明されたように、発振を非対称にする。ダイオード532を図示のように配置した状態で、ライン538上の信号は、発振中の時間の約88%がロジックハイである。抵抗器526、528、および530は、好ましくは、それぞれ、約2.2メガオーム、270,000オーム、および27,000オームであり、コンデンサ434aおよび434bは、それぞれ、約0.01マイクロファラドおよび1マイクロファラドである。
この回路構成によって、また、これらの値によって、T中、コンデンサ534aのみが回路内にあり、発生器520の出力は、約300Hzの2次周波数Fについて、ロジックハイの約3ミリ秒とロジックローの0.3ミリ秒の交互の期間を経過する。T中、コンデンサ534bの値が、コンデンサ534aの値に付加され、発生器出力は、約3Hzの2次周波数について、約300ミリ秒のハイと30ミリ秒のローを費やす。
XOR(排他的OR)ゲート540は、入力として、ライン538上の信号、ならびに、先に述べたように、T、T、およびT中はロジックハイであるが、T中はロジックローである、ゲート510からの信号を受け取る。結果として、ゲート540は、T
中はライン538からの信号を変えずに送るが、他の全ての時間において反転させる。
同様に、第2XORゲート542は、入力として、ライン538上の信号、ならびに、T、T、およびT中はロジックハイであるが、T中はロジックローである、ゲート514からの信号を受け取る。結果として、ゲート542は、T中はライン538からの信号を変えずに送るが、他の全ての時間において反転させる。
ゲート540および542の出力は、それぞれ、バッファ増幅器544aおよび544bに供給される。本発明のこの実施形態からの出力は、これらの2つのバッファ出力間の差動信号から成る。
結果として得られる信号は、図29に示され、トレース538は、ライン538上の発生器520の出力であり、トレース510、512、514、540、および542は、同じ番号のついたゲートの出力であり、トレース546は、バッファ544aおよび544bからの差動出力信号である。T中の2次サイクル長が示され、サイクル数は相応して減るため、図5に示した変化に対応する、TとTの間の極性の変化は明らかである。この反転を除いて、トレース544は、図12のトレースと実質的に同じであることに留意する。
ある場合には、連続的ではなく断続的な処置が望ましい。たとえば、軽度から中程度の痛みの処置において、患者が投与量を制御することを可能にすることが最良である場合があり、ボタンのプレスによって処置を開始し、信号が、30または60分などのプリセット期間の間生成されることを可能にし、その後、患者がボタンを再びプレスするまで、信号をターンオフするなどである。別法として、「オフ」期間は、同様に、デバイスが、半時間から数時間の「オン」期間と「オフ」期間の間を連続的に循環するようにプリセットされるか、または、別のボタンのプレスを受け入れる前に、プリセット最短「オフ」期間を必要とすることができる。
いずれの場合も、周波数発生器500の出力は、先の実施形態と同様に、その出力552がゲート512の付加的な入力を駆動する2進または他のカウンタチェーン550に都合よく印加されてもよい。信号552は、示すように単一出力から取得されるか、または、たとえば、インバータを伴う、ゲート510の構成と同様の構成のNORゲートを使用することによって、いくつかのこうした出力から引き出されてもよい。信号552は、最初、ロジックローであり、ゲート512および周波数発生器520が、先に述べたように動作することを可能にする。しかしながら、カウンタ550の特定のカウントが達成されることによって、信号552は、ロジックハイに変化し、ゲート512の出力をロジックローにさせ、そのため、発生器520をディセーブルし、バッファ544aおよび544bからの差動出力信号をゼロにさせる。
カウンタ550の構成に応じて、たとえば、先に述べたように、ボタンのプレスによってカウンタがゼロにリセットされるまで、バッファからのさらなる出力が存在しないように、その後、さらなるカウンティングが、ディセーブルされてもよい。別法として、ある他の特定のカウントが達成されることによって、発生器520が、再びイネーブルされ、出力が、指定されたゼロ出力インターバルによって分離した、指定された期間の間、周期的に再開するように、カウントが続くことが可能にされてもよい。述べた回路要素を少し修正することによって、他のオプションも可能である。
本発明の第5の具体的な実施形態は、外部信号源からトリガーされる時はいつでも、非正弦波の、ほぼ指数関数的に減衰する信号を生成するように設計される。
対称な指数関数減衰の理想化された曲線は、トレース600によって図30に示される。大きな目盛で示されていることを除いて、これは、図5のトレース110を再現することに留意されたい。トレース602は、5つのインターバル604a、604b、604c、604d、および604eで構成される近似を示し、それぞれのインターバルは、それぞれのインターバルから次のインターバルへ段階的に下がる一様の(steady)振幅を有する搬送波信号と、ゼロ振幅のインターバル604fを足したものを含む。本発明の原理によれば、インターバル604fは1次インターバルTを表し、一方、インターバル604a、604b、604c、604d、および604eは、順にT、T、T、T、およびTを表す。図は、初めのTの代表的な部分604fと、それに順に続く、他の5つの1次インターバル、最後に、次の1次サイクルからのTの代表的な部分604f’を示す。トレース602のステップがよりはっきりと見えるように、2次サイクルの存在を示すために図5で使用した垂直陰影は、ここでは省略される。
で始まり、Tで終わる1次サイクルのインターバルは、同じか、または、連続的に長くしてもよい。好ましくは、インターバルT、TおよびTは全て同じインターバルを有し、インターバルTはこの長さの2倍を有し、インターバルTはこの長さの4倍を有する。より好ましくは、この時間関係が与えられると、T、T、T、T、およびT中の信号の相対振幅は、それぞれ、100%、80%、60%、40%、および20%に近くなる。先に述べたように、T中の振幅はゼロである。適用に応じて、Tは、長さが一定であり、周期的な信号を生じるか、または、任意に長く、非周期的である信号を生じてもよい。
トレース606は、トレース600の曲線に追従する振幅とともに、指数関数的に減衰する発振信号を示す。トレース608は、トレース602で示される複数レベルの電圧または電流を使用して、ほぼ同じ減衰曲線に追従する、本発明の原理に従う信号を示す。トレース610は、本発明の原理によるより実用的な信号を示し、3つの電圧または電流レベルのみが使用されるが、トレース602でやはり示されるように、2次サイクル内でこれらのレベルの時間関係を変えることによって、効果的な振幅は減少する。トレース610は、図11で先に示したトレースと同じであることに留意する。
図31は、トレース610の波形または同様な波形の大きな系列のうちの任意の波形を生成することができる回路の例を示す。先に述べたように、比較的大きな強度で印加される時の、この一般的な形態の信号は、一部の微生物をin vitroで失活させることが示されており、そのため、食品もしくは飲料の保存もしくは製薬材料または飲料水の殺菌に有益であるであろう。回路は、人または動物の体へ直接接続することを意図されないため、図31に示す回路は、先の実施形態と同様の電池か、電源ラインのいずれかによって電力供給される。
第1周波数発生器620およびシーケンサ622は、10のタイミングステップを生成する。シーケンサ622の「リセット」入力は、たとえば抵抗器626によって、通常は、ロジックローに保持される外部入力ライン624に接続される。
発生器620は、反転ゲート630および632、抵抗器634および636、ならびに、コンデンサ638から成る前述した一般的な形態のものであるが、ターンオンされた時のスイッチ640が、抵抗器634および636ならびにコンデンサ638の接合点を正電源に接続する点で異なる。これは、ゲート632の出力がハイの状態で発生器を停止させるため、コンデンサ638は、両方の端子がロジックハイの状態で実質的に放電する。スイッチ640が再び開くと、発生器620は、その後、知られている状態から、したがって、次の遷移の前の、知られており、かつ、再現性のある初期タイミングインターバルで再始動する。理想的な部品特性を仮定すると、スイッチが開くことと、シーケンサ6
22を進ませる、ロジックハイへの出力の次の遷移との間のインターバルは、
Figure 2007524459
であることになり、ここで、Rは抵抗器636の値であり、Cは、コンデンサ638の値である。発生器620が動作し続けるため、ロジックハイへのさらなる遷移が、
Figure 2007524459
のインターバルで起こり、シーケンサ622がこうした時間で進むことになる。
シーケンサ622がステップ10に達することによって、シーケンサ622の出力は、ORゲート642の一方の入力をハイに上げ、その出力もハイにする。これは、スイッチ640を閉じ、既に述べたように、発生器620を止める。このシーケンサは、その後、クロックパルスをもはや受け取ることができないため、入力624のロジックハイによってシーケンサがステップ1にリセットされるまで、シーケンサは、この状態のままである。
入力624もまた、ゲート642に供給されるため、発生器620は、入力がロジックハイのままである限りディセーブルされたままである。入力624が論理ローに戻った時のみ、発生器620は、再び、発振し始め、シーケンサ622を、約1.792RC後にステップ2に進ませ、その後、約2.197RCのインターバルで、以下のステップのそれぞれに進ませ、最後には、シーケンサは再びステップ10に達し、停止して、別のリセット入力を待つ。
第2周波数発生器650は、発生器620が、十分に高い周波数で動作すること、少なくとも2つ、通常は数百の2次サイクルが、シーケンサ622の各ステップ中に起こること、および、相補的な出力が、反転ゲート652および654から取得されることを除いて、発生器620と同じである。発生器650の動作周波数は、搬送波周波数である。
発生器620と同様に、発生器650は、スイッチ656を含み、スイッチ656は、ターンオンされると、発生器を再現可能な状態で停止させる。スイッチ656は、シーケンサ622の出力10によって直接的に駆動されるため、発生器は、ステップ10中に停止するが、Tを含む他の全ての時間において動作する。
シーケンサ622の出力4および5は、ORゲート660によって組み合わされ、ステップ4およびステップ5中にロジックハイである単一出力を生成する。同様に、出力6、7、8、9、および10は、ORゲート662によって組み合わされ、ステップ6〜10の間にロジックハイである単一出力を生成する。
シーケンサ622の出力2および3ならびにゲート660および662の出力は、それぞれ、スイッチ664a、664b、664c、および664dを制御する。これらのスイッチのそれぞれは、ターンオンされると、異なる値の抵抗器666a、666b、666c、または666dを、ゲート652からの出力と直列になるよう切り換える。抵抗器666a、666b、666c、および666dは、値が連続的に小さくなり、共通ライン668に接続され、共通ライン668には、ゲート654の出力(ゲート652の出力
と相補的)も、コンデンサ670を通して接続される。
この構成の結果は図32に示され、トレース652および654は、同じ番号がついたゲートの出力を表し、トレース668a、668b、および668cは、3つの異なる動作条件下で、かつ、数サイクルの搬送波周波数にわたる、ライン668上の電圧を表し、トレース668aは、抵抗器656a〜656dがどれも選択されていない状態であり、トレース668bは、比較的大きな値の抵抗器が選択された状態であり、トレース668cは、比較的小さな値の抵抗器が選択された状態である。
電圧668a、668b、および668cはそれぞれ、ゲート654の上方または下方へのそれぞれの遷移と共に急激に上昇または下降する。ダイオード674aおよび674bは、この電圧が、供給電圧範囲を著しく超えることを防止する。その後、電圧668は、コンデンサ670および選択された抵抗器の値によって決定される時間定数によって電圧652に向かって減衰する。
XORゲート680は、その後、電圧654と668を比較する。4000BシリーズCMOSゲートは、供給電圧の約半分の入力電圧(図32において、水平の陰影付けライン672によって示される)で出力遷移を受けるため、ゲート680は、電圧654と668の差が供給電圧の半分より小さいままである限り、発生器650の各半サイクル中にロジックロー出力を生成し、その後、抵抗器が選択されない条件、高い値の抵抗器が選択された条件、および低い値の抵抗器が選択された条件について、それぞれ、トレース680a、680b、および680cによって示される、ロジックハイ出力を生成する。(これらのトレースは、視認性をよくするために、図において、互いから少しずらされている。)結果は、その長さが選択された抵抗器の値にほぼ比例する、搬送波周波数の2倍で繰り返されるロジックローパルスである。抵抗器が選択されない場合、結果は、連続的にローロジックレベルである。
ORゲート682aおよび682bは、その後、電圧680を、それぞれ、電圧652および654と比較し、各ゲートは、それぞれ、電圧652または654の対応するロジックローの半サイクル中に、ゲート680からのパルスに対応するロジックローパルスを生成する。出力バッファ684aおよび684bによってバッファリングされ(好ましくは、電圧増幅され)て、これらのパルスは、それぞれの抵抗器選択について、トレース686a、686b、および686cによって示される作動出力686を作成する。やはり、これらのトレースは、視認性をよくするために、図において、互いから少しずらされている。
発生器650がディセーブルされる、シーケンサのステップ10の間、抵抗器666dが選択されたままになり、そのため、ゲート680の入力は、反対のロジックレベルへ急激に引っ張られ、そのレベルのままになり、ゲート680の出力は、一定のロジックハイを生成し、ロジックハイは、両方の出力に渡されるため、出力間の差動電圧はゼロである。
シーケンサ622のステップ10は、1次サイクルのインターバルTを表し、その時、シーケンサは停止し、発生器650もターンオフし、差動出力がゼロになる。
ステップ1において、ライン624がハイである状態か、ライン624が再びローになった後に、ゲート632の出力が最初に遷移するまでのいずれかにおいて、発生器650は、動作するが、抵抗器は選択されない。したがって、ライン668上の電圧(トレース668a)は、ゲート654の出力からの電圧と基本的に同じであり、差動出力は、最大デューティサイクルにあり、搬送波周波数の方形波は、正の最大限から負の最大限の電圧
または電流まで動く。これは一次サイクルのインターバルTを表す。
ステップ2と、ステップ3と、ステップ4および5と、ステップ6、7、8、および9とにおいて、連続的に低い抵抗器の値が選択され、出力が、連続的に長いゼロ出力期間で分離された、最大限の正と最大限の負の出力電圧または電流を交互する、連続的に狭くなるパルスの形態をとるようにさせ、それによって、デューティサイクルの徐々の変化を介して指数関数的減衰を近似する。それぞれの場合に、信号(それぞれ、1つの正パルスと1つの負パルスの対として考えられる)は、搬送波周波数で繰り返すが、ゼロ電圧または電流で経過する時間部分が連続的に大きくなる。そのため、これらのシーケンサのステップまたはステップの組み合わせは、1次サイクルのT、T、T、およびTを表す。
ステップ9に続いて、シーケンサは、ステップ10(T)に戻り、サイクルは、その後、入力624において別の正パルスを受け取ることによって、それ自体を繰り返すことになる。結果として得られるサイクルは、望まれる場合、発生器620の9個のサイクルより長いインターバルで分離された、周期的に離間したパルスを入力に単に適用することによって、周期的にされてもよい。別法として、処置される材料の容器または容積を出力電極間で正確に設置することなど、指定されたプロセス条件のセットが達成されるたびに、サイクルが、非周期的に始動されてもよい。
これまでに述べた実施形態は全て、1次サイクルにおいてのみマルチステップシーケンサを使用し、全ての必要とされる2次インターバルは、2状態周波数発生器および付属回路要素によって生成される。図33に示す本発明の第6の具体的な実施形態は、先の実施形態の出力に似た出力の生成におけるマルチステップ2次サイクルおよびシーケンサの使用を示すが、より大きな整合性および正確さを伴う。
1次周波数発生器620および2次周波数発生器650は、ここでは、発生器650が、所望の搬送波周波数の10倍で動作することを除いて、先の実施形態において同じ番号がついた部品と同じであり、同じ方法で機能する。簡潔にするために、これらの発生器は、輪郭でだけ図33で示される。1次シーケンサ622ならびにORゲート642、660、および662は、ここでは、ゲート662が、ステップ6〜9からのみの信号を組み合わせることを除いて、先の実施形態において同じ番号がついた部品と同じである。ゲート662への接続の欠如を除いて、シーケンサのステップ10からの出力は、先の実施形態と全く同様に動作する。
しかしながら、発生器650の出力は、ここでは、シーケンサ700へのクロック入力を提供し、シーケンサ700は、シーケンサ622と同様に、10個の等しいステップのサイクル用に構成される。シーケンサ700の「リセット」入力は、接地され、図には示されない。
シーケンサ662の出力と同様に、シーケンサ700の出力は、ORゲートによって組み合わされて、より複雑な出力を生じる。ゲート702は、出力1および6を組み合わせ、20%デューティサイクルを有する信号を生じ、一方、ゲート704は、出力4、5、9、および10を組み合わせ、40%デューティサイクルを有する信号を生じ、共に搬送波周波数の2倍(発生器650の周波数の1/5)で生じる。信号704は、ゲート706aによって反転され、信号702は、ゲート706bによって反転され、同じ周波数であるが、それぞれ、60%および80%デューティサイクルの信号を生じる。
第3ORゲート708は、シーケンサ700の出力1、2、3、4、および5を組み合わせ、搬送波周波数において50%デューティサイクルの信号を生じる。CD4017B
パッケージは、こうしたゲートを既に含んでおり、マルチステージカウンタを形成するために、複数のこうしたチップを組み合わせる時に通常使用される出力「Cout」(「キャリーアウト」)を生成し、したがって、ゲート708は、図には示されず、その出力ラインのみが表示される。シーケンサ700を形成するのに、異なるタイプの集積回路を使用する場合、ゲート708は、外部に付加される必要がある場合がある。
同じ番号がついたゲートの出力を表す、信号702、704、706a、706b、および708は、図34の上部を横切る行に示される。
ANDゲート710は、シーケンサ622のステップ6〜9を表す、ゲート662からの信号を、20%デューティサイクルを表す、ゲート702からの信号と組み合わせる。同様に、ANDゲート712は、ステップ4および5を表すゲート660からの信号を、40%デューティサイクルを表す、ゲート704からの信号と組み合わせ、ANDゲート714は、ステップ3からの直接の信号を、60%デューティサイクルを表す、ゲート706bからの信号と組み合わせ、ANDゲート716は、ステップ2からの直接の信号を、80%デューティサイクルを表す、ゲート706aからの信号と組み合わせる。
ライン718上を搬送される、シーケンサ622のステップ1からの信号は、100%デューティサイクルを表し、ステップ1を通して常にオンであることに留意されたい。
ORゲート720は、その後、ライン718上の信号を、ANDゲート710、712、714、および716からの信号と組み合わせる。結果として得られる信号は、搬送波周波数の2倍の矩形パルスであり、そのデューティサイクルは、シーケンサ622のステップによって変わり、ステップ1(T)では100%(常にハイ)、ステップ2(T)では80%、ステップ3(T)では60%、ステップ4および5(T)では40%、ステップ6〜9(T)では20%である。シーケンサ622のステップ10出力は、ゲート662に接続されないため、ゲート出力信号は、このステップ(T)中は連続的に低く、ゼロのデューティサイクルを表す。
上述したように、シーケンサ700の「Cout」信号708は、搬送波周波数の方形波であり、一方、信号720は、この速度の2倍で動作する。結果として、信号720の1つのパルスは、信号708の各半サイクル内に入る、すなわち、信号708がハイである間に1つのパルスが、信号708がローである間に他のパルスが入る。
入力として信号708を取得するインバータ724は、信号708がローの時ハイであり、信号708がハイである時ローである、第2の相補的な方形波を作成する。ANDゲート730は、その後、信号708と720を組み合わせるため、その出力は、信号720と同じ長さであるが、信号708の正の半サイクル中のみのパルスからなる。同様に、ANDゲート732は、信号720と724を組み合わせるため、その出力は、信号720と同じ長さであるが、信号708の負の半サイクル中のみのパルスからなる。ゲート730および732からのパルスは、したがって、ゲート730からのパルス、ゲート732からのパルス、ゲート730からの別のパルスなどで交番する。
バッファ684aおよび684bに印加されて、これらの信号は、連続的に減少するデューティサイクルを有する矩形波を含む複数の期間を通して指数関数的に減衰する正弦波を近似する、先の実施形態の出力と極めて類似する差動出力686を作成する。しかしながら、ここで、タイミングは全てデジタルであるため、信号は、より正確で、かつ、再現性がある。
上記関係は全て、種々の信号についてブール式を書くことによって、より簡潔に表わさ
れ得る。
Figure 2007524459
また、差動出力は、
Figure 2007524459
によって表される。ここで、「+」はブールOR演算子を表し、「×」はブールAND演算子を表し、ストライクスルーはロジック反転(ブールNOT演算子)を表し、A1〜A10は1次シーケンサ622のステップであり、B1〜B10は2次シーケンサ700のステップであり、T〜Tは1次タイミングインターバルであり、「1」はロジックハイを表し、「0」はロジックローを表し、「」および「」は反対極性の差動電圧または電流を示し、「−」はゼロの差動電圧または電流を示し、セット「」、「−」、および「」からの10個の記号のシリーズは、種々の条件下の2次サイクルを表す。そのため、信号686についての最終的な式は、それぞれの連続的な1次インターバル内での出力パルスについてのデューテュサイクルの減少および反対の極性間での交番を明確に示す。
個々のゲート660、662、702、704、706aおよび706b、708、必要である場合、710、712、714、716、720、724、730および732を使用して示した第6の実施形態の実施の形態の代替として、今示したブール式に従う、プログラム化可能ゲートアレイ(PGA)または他のプログラム化可能アレイロジック(PAL)デバイスを使用して、より好都合に実施されるであろう。別の代替として、図22および添付文書で提案したように、これらの機能の一部または全ては、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを使用して実施される。
図34の下方の行は、複合信号720、730、732、および686を示し、各信号は1つの完全な1次サイクルを引き継ぐ。示す1次タイミングインターバルは、図30のものと同じである。これら2つの図における、トレース610とトレース686の間の厳密な類似性に留意されたい。
明確にするために、図30と全く同様に、シーケンサ622の各ステップについてのトレース720、730、732、および686のそれぞれにおいて、3つの2次サイクルのみが示される。しかしながら、実際の適用では、こうした各ステップ中に、より一般的には、数百または数千の2次サイクルが起こる。
本発明の別の重要な特徴は、非常にコンパクトなサイズでかつ低コストになる可能性があることである。上述した実施形態のそれぞれ、または、本発明の範囲内の同様な性質の他の実施形態において、少数の能動および受動構成部品のみが必要とされるため、また、具体的な実施の形態について必要とされる構成部品のほとんど(全てではないが)が、コンパクトな表面実装パッケージで利用可能であるため、任意のこうした実施の形態について、コンパクトな両面プリント回路ボードおよびこのボードと電池とを収容する小型で軽量のハウジングを設計することは難しくない。こうしたハウジングは、好ましくは、成形プラスチックまたは同様な材料で作られ、好ましくは、ポケットクリップ、または、包帯、ギプス包帯、手根バンドもしくは他のバンド、衣類、伝導性液体の容器などに好都合に取り付けられる他の手段を有する。より好ましくは、ハウジングは、述べたデバイスおよびデバイスを搭載する1つまたは複数の回路ボードを保持するのに必要であるだけの大きさである。述べた最初の4つの具体的な実施形態などの典型的な実施の形態の場合、適したハウジングは、約5cm×6cm×2cm(約2.0インチ×2.5インチ×0.75インチ)またはそのあたりの大きさより大きい必要はなく、場合によっては、著しく小さくてもよい。最後の2つの実施形態のように、より大きな出力電力を必要とする実施の形態の場合、ハウジングは、ある程度大きい必要がある場合がある。
典型的な実施の形態では回路ボードおよびハウジングは小さいため、また、広く入手可能で在庫品の電子部品のみが使用されるため、製造コストもまた、通常、かなり低いであろう。たとえば、より正確な刺激送出が必要とされる、かつ/または、より精密な信号調整が必要である、処置が少し複雑である適用の場合、専門家または医師は、患者に使用す
るために、本発明の内製された産業用のものを採用してもよい。
したがって、本発明による装置は、軽量で、コンパクトで、内蔵式で、製造および保持するのに費用効果的で、長い期間にわたって保持するか、または、装着するのに好都合であり、たった今述べた信号を生成すること、および先に規定され、たとえば、図17〜20において示したような、伝導性材料を通して効果的にその信号を送出することができる。電力は、通常、数週間の使用で1回のみ交換を必要とする、コンパクトで費用のかからない電池によって供給される。低い電圧および電流のみが使用され、電源ラインへの接続が存在しないため、本装置は、故障の場合であってもショックの危険を呈さず、そのため、特別な訓練を必要とすることなく、監視を伴わない家庭内使用にとって安全である。
[好ましい実施形態]
好ましい実施形態では、本発明は、生医学的適用で使用するための電気信号を生成する装置であって、上記電気信号は、(a)ある周波数を有する繰り返し1次サイクルを連続して形成する、少なくとも4つの比較的長い1次タイミングインターバルT、T、T、T、および、もしあればその他と、(b)少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどであって、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つが分割されてなり、該2次タイミングインターバルは、その長さを通して200kHzより低い周波数を有する繰り返し2次サイクルを連続して形成し、一方、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどと、(c)複数の実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどと、(d)分割された上記1次タイミングインターバル内の上記2次タイミングインターバルのそれぞれの間、または、分割されない場合に上記1次タイミングインターバルの全体の間の上記電圧または電流レベルの1つの選択であって、上記レベルは、上記1次サイクルの過程を通して連続して選択され、それによって、上記電気信号が形成される、選択と、(e)上記1次サイクルの任意の1つの繰り返しの過程を通して実質的な電荷平衡を確立するための、1つまたは複数の等化パルスとしての、分割されていない上記1次タイミングインターバルの1つまたは複数のさらなる選択とを含む。
代替の好ましい実施形態では、本発明は、生医学的適用で使用するための電気信号を生成する方法であって、該方法は、(a)ある周波数を有する繰り返し1次サイクルを連続して形成する、少なくとも4つの比較的長い1次タイミングインターバルT、T、T、T、および、もしあればその他を生成すること、(b)少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどを生成することであって、1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つが分割されてなり、上記2次タイミングインターバルは、上記1次タイミングインターバルの長さを通して200kHzより低い周波数を有する繰り返し2次サイクルを連続して形成し、一方、上記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどを生成すること、(c)複数の実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどを生成すること、(d)分割された上記1次インターバル内の上記2次インターバルのそれぞれの間、または、分割されない場合に上記1次インターバルの全体の間で上記電圧または電流レベルの1つを選択することであって、上記レベルは、上記1次サイクルの過程を通して連続して選択され、それによって、上記電気信号が形成される、選択すること、および、(e)上記1次サイクルの任意の1つの繰り返しの過程を通して実質的な電荷平衡を確立するための、1つまたは複数の等化パルスとして、分割されていない上記1次インターバルの1つまたは複数をさらに選択することを含む。
さらに好ましい実施形態では、本発明は、1次タイミングインターバルおよび少なくとも1つの1次タイミングインターバルが分割される2次タイミングインターバルを生成する手段を備える、電気信号を生成する装置であり、1次タイミングインターバルは、電荷平衡した1次サイクルを形成する。
[本発明の装置の適用]
本明細書で述べるように本発明の装置を使用することによって、装置は、慢性の難治性の痛み、急性の外傷後の痛み、神経過敏から生じる痛み、糖尿病神経障害から生じる痛み、筋痙攣から生じる痛み、および圧迫された神経から生じる痛みを軽減するのに効果がある。明らかに、本発明の利益は、痛み軽減薬剤の必要性が減ることである。
さらに、本発明の装置および方法は、一般的な腫脹を減らし、好ましくない炎症の解消を加速し、脊椎板損傷の治癒を加速し、筋痙攣を緩和し、腕および/または足の運動範囲を維持するか、または、増加させ、静脈血栓症を防止するために、筋肉の術後直後の刺激として使用されることができる。
本発明はまた、限定はしないが、外傷性創傷、外科切開、熱傷、および限定はしないが、糖尿病性潰瘍、静脈潰瘍、動脈潰瘍、褥そう性潰瘍を含む慢性的創傷を含む創傷の治癒を処置し、加速するのに効果がある。本発明は、無理をして痛めたか、または、断裂した靭帯または腱の治癒を加速するのに、断裂した筋肉組織の治癒を加速するのに効果がある。本発明はまた、不使用または長期のベッド休養による筋萎縮を防止するか、または、遅らせるのに効果がある。本発明は、損傷した神経を再生するのにも効果がある。
本発明は、皮膚移植片および毛髪栓子の生存を高めるのに特に役立つ。本発明は、骨粉などの合成インプラントおよび人工関節(たとえば、膝および臀部)などのプロテーゼの取り込みを改善するのに効果がある。本発明は、捻挫した足首、断裂した膝靭帯、坐骨神経痛、背筋痙攣、断裂した回旋腱板、テニス肘、手根トンネル症候群、尺骨神経症候群、側頭下顎関節症候群、および膿瘍を生じた歯からの痛みを処置するのに効果がある。
本発明は、不眠症、うつ病、不安を軽減し、精神的警戒の緩和を増強するために、経頭蓋的に使用することができる。
本発明は、限定はしないが、局所血液循環を増加させること、外傷性損傷領域に対する血流を増加させること、慢性的皮膚潰瘍領域に対する血流を増加させることを含む血管新生を促進させるのに有用である。本発明はまた、血液凝固を調整するのに有用である。
以下の仮説に縛られることは望まないが、本装置は、種々の生理学的状況に対する細胞応答に関与するサイトカインなどの化学因子の放出を高めることによって、処置部位において直接に作用すると考えられる。これによって、血流の増加がもたらされ、処置部位におけるさらなる炎症が抑制され、それによって、体本来の治癒プロセスが高められる。
本発明は、限定はしないが、手術中に切断されるか、または、折れた骨を含む単純および複雑な骨折の治癒を加速するのに特に使用される。本発明は、脊椎固定術後の椎骨の融合を促進するのに使用することができる。
本発明を使用することができる領域の1つは、損傷した、または、断裂した軟骨の治癒を加速することである。同様に、本発明は、皮膚創傷または潰瘍の治癒(上皮形成)を加速するのに使用することができる。
以下の状況は、本発明が有益であり得る状態および病気の代表的なリストを提供する。
慢性の難治性の痛みの軽減、急性の外傷後または術後の痛みの軽減、神経過敏(痛覚過敏)から生じる痛みの減少、糖尿病神経障害から生じる痛みの減少、筋痙攣から生じる痛み減少、捕捉されるか、または、圧迫された神経から生じる痛みの減少、痛み軽減薬剤の必要性の減少、腫脹の減少、炎症の解消の加速し、脊椎板損傷の治癒の加速、筋痙攣の緩和、筋肉再教育、運動範囲の維持または増加、静脈血栓症を防止するためのふくらはぎ筋肉の術後直後の刺激、外傷性創傷の治癒の加速、外科切開の治癒の加速、熱傷の治癒の加速、慢性的創傷(糖尿病性潰瘍、静脈潰瘍、動脈潰瘍、および褥そう性潰瘍)の治癒の加速、無理をして痛めたか、または、断裂した靭帯の治癒の加速、無理をして痛めたか、または、断裂した腱の治癒の加速、断裂した筋肉組織の治療の加速、不使用による筋萎縮の防止または遅延、長期のベッド休養時の筋萎縮の遅延または逆転、微小重力中における筋萎縮の遅延または逆転、および、損傷した神経の再生の加速。
本発明のさらなる適用は、新しい単純な骨折の治癒、複雑な(多発性の、または粉砕された)骨折の治癒、手術中に切断されるか、または、折れた骨の治癒、および脊椎固定術後の脊椎の融合の加速をもたらす。本発明は、癒合不全骨折を処置し、骨粗しょう症を処置するか、防止するか、または、逆転し、骨減少症を処置するか、防止するか、または、逆転し、骨壊死を処置するか、防止するか、または、逆転し、繊維性骨(仮骨、骨棘)の形成を遅延させるか、または、逆転させ、長期のベッド休養時の骨カルシウム損失を遅延させるか、または、逆転させ、微小重力中における骨カルシウム損失を遅延させるか、または、逆転させるのに使用されてもよい。さらに、本発明は、局所血液循環を増加させ、外傷性損傷領域に対する血流を増加させ、慢性的皮膚潰瘍領域に対する血流を増加させ、血液凝固を調整するのに使用されてもよい。
本発明はまた、腱炎の補助的な処置を行い、局所免疫系応答を調整し、全身免疫系応答を調整し、自己免疫疾患(たとえば、リウマチ性関節炎)の補助的な処置を行い、癌の補助的な処置を行うのに使用されてもよい。
本発明はさらに、足底筋膜炎を処置し、捻挫した足首を処置し、断裂した膝靭帯を処置し、坐骨神経痛を処置し、背筋痙攣を処置し、断裂した回旋腱板を処置し、テニス肘を処置し、手根トンネル症候群を処置し、尺骨神経症候群を処置し、側頭下顎関節症候群を処置し、膿瘍を生じた歯からの痛みを軽減し、培養された細胞または組織の成長を加速させ、細胞増殖を調整し、細胞分化を調整し、細胞周期進行を調整し、トランスフォーミング成長因子の発現を調整し、骨形態発生タンパク質の発現を調整し、軟骨成長因子の発現を調整し、インシュリン様成長因子の発現を調整し、線維芽細胞成長因子の発現を調整し、腫瘍壊死因子の発現を調整し、インターロイキンの発現を調整し、サイトカインの発現を調整するのに使用されてもよい。
本発明はまた、貯蔵中の血液および他の生体生成物の劣化を遅延させ、ヒトまたは動物の体内の選択された病原体を失活させ、単離組織または細胞培養物において選択された病原体を失活させ、血液または他の生体生成物において選択された病原体を失活させ、食物、飲料、または他の材料内の選択された病原体を失活させるのに使用されてもよい。
組成および方法は、その範囲に制限を課すものとしていずれの点でも解釈されるべきでない以下の非限定的な実施例によってさらに示される。それどころか、種々の他の実施形態、その変更形態、および等価形態に訴えてもよく、それらを、本明細書の説明を読んだ後に、本発明の精神および/または添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、当業者に示唆され得ることが明確に理解される。
以下の実施例で使用されるように、MedReliefデバイスは、実質的に図6に示すような電気信号を生成するための、上述した電気刺激器を指す。
骨折についての生体電気刺激
ある50歳の男性は、オートバイの事故で負傷し、彼の脛骨および腓骨にらせん状骨折が生じた。脛骨は、足首の上約3インチのところで破砕し、一方、腓骨は、骨の上部から破砕した。事故の時、男性は、その他の点では良好な健康にあり、他の損傷は全く受けていなかった。X線および救急救命室での評価によって、二重骨折が確認された。問題を正すための手術が必要であると判定された。整形外科の外科医に見てもらう予約が、次の朝に設定された。手術は、2月4日の午後に予定され、実施された。骨の全長に延びる脛骨の軸の下に無菌鋼釘が挿入された。2つのねじで、釘を脛骨の上部に固定し、一方、3つのねじで、釘を足首に固定した。患者は、元々は2晩の間入院する予定であったが、手術後ほぼ24時間で退院した。退院する前に、患者は、松葉づえと共に、保護のためのギプス包帯歩行器ブーツを取り付けられ、損傷を受けた脚に体重をかけないようにすべきであると忠告された。外科医による1週間の経過観察の予約が行われた。患者は、家に戻って安静にした。患者は、痛み管理のために、Percocet鎮痛剤を与えられ、4時間ごとに服用した。
2月7日までに、患者は、痛みの増加および体温の上昇を経験した。外科医は、有望な注入用の抗生物質による処置を指示した。抗生物質を開始して24時間以内で、痛みのレベルが下がり、かつ正常な体温に戻った。
2月11日は、外科医による1週目の経過観察予約日であった。X線によって、骨の配置が良好であり、全てが適切に位置合わせされ、所定の位置にあることが示された。患者は、その時、10週〜12週の間、その脚に体重をかけないままにしなければならないであろうと忠告された。本発明の新規の波形(実質的に、図6に示され、電気刺激器によって生成される)の適用は、2月12日に始められた。電極を、脛骨上の骨折点の脚のそれぞれの側(外側および内側)に設置した。このユニットは、1時間の期間で、1日に3回使用された。最初の処置が午前8時に始まり、2回目が午後2時に、3回目の処置が午後8時に始まるスケジュールが確立された。全回復期間を通して、この処置スケジュールに厳密に従った。患者は、朝、まず初めに、自分の脚に電極を適用し、1日中、電極を所定場所に適用したままにした。2週間使用した後、電極部位の皮膚は、多少敏感になった。この敏感さは、再使用可能な電極上の接着剤によって引き起こされたと推測される。患者は、外側/内側から腹側/背側まで電極を交互に設置し始め、これによって、皮膚の敏感さがなくなった。数日内で、患者は、全ての痛みの投薬を止める点まで痛みが減少したことに気づいた。2月15日以降は、痛みの投薬は行われなかった。患者は、痛みが起こった時に、10〜15分間、本発明を使用することによって、痛みが急速に消えることを発見した。しかしながら、この目的のための使用は、最初の数週間の間は、1週間に3回または4回しか起こらず、その後、8週までには、1週間に1〜2回に減少した。その時点以降は、痛みの減少のための処置は必要とされなかった。
3月9日に、患者は、6ヶ月経過観察のために医師のところに戻った。X線を新たに撮影することによって、全ての骨が所定の位置にあり、かなりの治癒が行われたことが明らかになった。その時点で、外科医は、治癒が、予定より2〜3週間早まっていると推定し、患者が、非常に限られた体重をかける始めることを許可した。経過観察訪問は、手術後10週間の間、計画されていた。患者は、初期に確立された処置レジメンを遵守し続けた。体重をかけることは、短い距離を松葉づえで、軽く歩くことに限定された。患者は、自分の標準的な日常的なマルチビタミンを含んだ標準的な健康によい食事に従ったことが留意されるべきである。患者のカルシウム摂取を増加させるためのサプリメントは摂られなかった。
6月3日は、外科医との最後の訪問であった。患者は、この時点で、手術後17週たっていた。外科医は、この時点で、患者の治療を打ち切った(sign off)。外科医の反応は、患者が、今まで見てきたどの人と比べても劣らないほど速く、また、50歳の年配の男性について期待されるよりずっと速く治癒したというものであった。患者は、自分の活動レベルを、快適であると感じる場合に、徐々に増やすように言われた。夏が進むにつれて、患者は、自分が、ほぼ損傷前の標準的なレベルになるまで、自分の活動を増やした。
10月6日、手術後35週で、患者は、カーペット上で、裸足で急に回転し、損傷を受けた脚の上の足首から弾撥音を聞いたような気がした。それは、ひどい圧痛になり、腫脹し、歩くのが困難になった。外科医を訪れたが、決定的なことは何も見つけることができず、患者は、それを捻挫としてみなすように、また、気にしないように言われた。10月20日に、患者は、再び、足首において同じ「弾撥音」と、それに続いて、痛みと腫脹を体験した。この時点で、外科医は、足首からねじを除去することを提案し、患者はそれに同意した。11月3日に、患者の足首から3つのねじが除去された。
ねじの除去に続いて、腫脹と共に、あるかすかな痛みが存在した。患者は、ねじ穴が骨で充填される間、4〜5週の間、気にしないように指示された。患者は、元々行っていたように、1日に3回、本発明による新規な波形(図6および図7)を再び適用した。4週目の経過観察において、ねじ穴は、ほとんど充填され、圧痛および腫脹はなくなり、患者は、看護から解放された。
動物の骨折についての生体電気刺激
損傷を受けたジャーマンシェパードの雑種を、以下に詳述するように、実質的に図6に示す波形を使用して生体電気刺激によって首尾よく処置した。
弾丸が、犬の右前大腿骨に当たり、その中央部分を多くの小片に砕いたことがわかった。弾丸は、0.22弾径であるように見え、衝撃で先端がひしゃげ、その後、さらに破片となっており、多くの鉛片がX線ではっきりと見えた。
麻酔下で、半シェルガラス繊維スパイカスプリントが、重いギプス包帯パッドと共に設置された。予測された回復時間は、少なくとも4週間、6週間以上の可能性が高かった。獣医は、犬がおそらくは永久的に跛行になるであろうと告げた。弾丸を除去することは試みられなかった。
MedRelief(商標)処置の2週後のX線によって、骨片が、完全に再結合し、今や、主な弾丸の破片を包んでいることが示された。骨折は、優れた仮骨と安定性をすでに示していた。生体電気刺激が打ち切られ、ギプス包帯が除去され(予想された時間のわずか半分経った後に)、犬は、回復を終了させるために、カラーおよび脚包帯を装着して、家に返された。
約1週間後に、犬が、最初はためらいながら、その後、頻繁に、再び足を使用しているのが認められた。2ヶ月して、跛行の徴候は無く、犬は、普通に歩き、走っていた。
深い皮膚剥脱の生体電気刺激
この調査の被検者は、手の甲に3つの表皮剥脱損傷を受けていた。創傷は、同時期に、同じように受けられ、ほぼ同じ重症度であった。3つの創傷の中で、最も深刻であった創傷が、実質的に図6に示す波形の適用を含むMedRelief(商標)処置による生体電気刺激のために選択された。
創傷は、石鹸と水を使用して、目に見える破片を落とされたが、抗生物質または消毒薬は使用されなかった。処置は、睡眠中に、1回に約8時間であった。
最初の夜が過ぎて、創傷は全てが、かさぶたで覆われ、創傷の周りの領域は、腫脹し、触れると痛かったが、処置された創傷は、他の創傷と比べて著しく悪化した。(これが、部分的にMedRelief(商標)の作用のせいなのか、または、単に、第一に、その創傷が、より深刻になったことによるせいなのかを言い当てることは不可能である。)しかし、処置された領域の痛みと敏感さは、1日を通して徐々に減少し、晩までに、3つの創傷は全て、ほぼ同じに見えた。2日目の夜も、同じように処置を繰り返した。
次の朝、未処置創傷は、やはり、かなり痛く、炎症で囲まれていた。しかし、驚くべきことに、処置された創傷は、今や、痛みがなく、他の創傷と比べて、非常に顕著に炎症が少なかった。2、3時間の乾燥後、かさぶたは、はがれ落ち始め、薄くピンク色の新しい皮膚が現れた。プローブで皮膚に触れると、圧感があったが、痛みはなかった。
それ以上はMedRelief(商標)処置は使用されなかった。2日目の朝以降、処置された創傷からは1回も痛みがなかった。新しい皮膚は、徐々に厚く成長し、約1週間で、その領域は、損傷を受けなかったかのように見えた。対照的に、処置されない創傷は、さらに数日間、痛く、かさぶたで覆われたままであり、完全に治癒するのにさらに1週間かかった。しかしながら、3つのうちのいずれも、目立つ瘢痕を残さなかった。
医学の教科書(Patrick, Woods, Craven, RokoskyおよびBruno、Medical-Surgical Nursing-Pathophysiological Concepts (1986)、図15−2〜15−4および添付文書)を参照すると、MedRelief(商標)処置下で、早期の治癒ステージが、およそ4倍速度が増加し、炎症、細胞運動および増殖、ならびに治癒のコラーゲンフレームワーク再構成ステージは、通常は8〜10日必要とするところを、実質的に約2日で終了することが示されている。処置されない創傷は、「通常の」スケジュールに従ったことが留意されたい。
痛みの軽減のための生体電気刺激および膝靭帯の治癒刺激
この調査の被検者は、無理をして痛めた膝靭帯を病み、無理をして痛めた膝靭帯は、それ以来、再損傷を受けており、そのたびに、症状の進行がほぼ同じである。各再損傷に続いて、膝は、2、3日の間に、徐々に、硬直し、炎症を起こし、痛くなり、その後、徐々に治癒するように見えるが、一定の痛みがさらに約2週間持続する。
最も最近の損傷後に、MedRelief(商標)デバイスが適用された。より具体的には、実質的に図6に示す、本発明の新規な波形が、皮膚上に設置された電極を使用して適用された。睡眠中の一晩の処置によって、ほとんどの痛みと硬直が取り去られ、2晩目の処置が済んだ正午までに、膝は、完全に痛みがなくなった。
手根管症候群に伴う痛みの軽減のための生体電気刺激
ある重いものを持ち上げた結果として、被検者は、右手首にひどい痛みと不快感を覚え始めた。右手首を屈曲させるか、もしくは、軽くたたくこと、または、小指と薬指を使用して何かを掴むことによって、手の基部に激しくするどい痛みが生じ、これらの指に発散した。この痛みは、その後の5日にわたって徐々に悪化した。被検者は、過去の何年かにおいて、数回、同じ領域に同様な痛みがあったが、痛みは、これほど悪くもなかったし、これほど長くも続なかった。
5日後に、手根管症候群という公式の診断がなされた。手根管症候群は、損傷した腱が腫脹し、手首の神経を締め付ける、慢性の状態であり、痛みは、腕の筋肉を緊張させ、さらに、腱を損傷するなどを起こす。このサイクルが一旦作られると、通常、生涯続く。2つの主要な手首神経のいずれか、または、両方が関係する場合がある。この被検者の場合、それは尺骨神経であった。この形態の状態は、しばしば「尺骨神経症候群」と呼ばれる。
診断が行われた後の晩に、被検者は、緊張した筋肉ならびにその腱を電流経路内に含むように、1つの電極パッドを影響を受けた手の縁に、他の電極パッドを肘の近くに設置して、MedRelief(商標)処置(実質的に図6に示す波形の適用を含む)を始めた。処置は、就寝時間に始まり、夜と次の朝の間じゅう続いた。
次の朝、痛みは、大幅に減少し、午後の早い時間までに、痛みはほとんどなくなったため、被検者は、ユニットとパッドを取り外した。しかし、その晩に症状が戻ったため、被検者は、睡眠中に再び、夜の処置を再開した。さらに2回の処置の後に、被検者は、痛みがなくなり、さらに処置をすることなく、痛みがないままであった。
被検者は、5ヶ月後に再び手に損傷を受け、全ての症状は、前とちょうど同じであった。しかし、今回は、被検者は、痛みが出てきた後の最初の夜にMedRelief(商標)を使用し、次の日の途中で、痛みがなくなった。今回は、痛みは戻らず、1夜で十分であった。
橈骨神経症候群の軽減のための生体電気刺激
被検者は、プロのマッサージ療法士であり、その仕事は、緊張した筋肉を弛緩させるのに役立つように、手で多くの圧力をかけることを要求されることが多い。それゆえ、この療法士はまた、自分の腕の筋肉を強く保つために耐性トレーニングを行っている。
練習の一部として、初めて、慣れないウェイトマシーンを使用した後、被検者は、左手首の圧痛に気づいた。次の数日にわたって、手首は、徐々に腫脹し、硬直し、痛くなり、一方、腕橈骨筋もまた、慢性的に緊張し、かつ、痛んだ。結果として、療法士は、数日間仕事を取り止ることを余儀なくされた。
痛みおよび腫脹のタイプおよび場所によって、橈骨神経症候群、通常、圧迫神経障害をもたらす炎症状態が診断された。状態は、進行性であり、多くの場合、処置は手術を必要とするが、手術は、正常機能を回復するか、または、痛みを十分に軽減するのに失敗することが多い。
被検者は、1晩の処置で始まる、MedRelief(商標)(実質的に図6に示す波形の適用を含む)を試すことを決心した。3時間以内で、筋肉痛がなくなり、療法士の手首痛みもまた、かなり顕著に減った。朝までに、手首の痛みはほとんどなくなったが、一方、腫脹もまた大幅に減った。結果として、療法士は、その日に3件のマッサージを施行することができた。
被検者は、さらに2日の間、1日につき24時間、MedRelief(商標)処置を続けた。その処置期間の終わりまでに、療法士の手首は、再び、完全に正常になり、それ以来、療法士は、手首に関してもはや問題がない。
傷害を受けた膝靭帯の再損傷による痛みおよび腫脹の軽減のための生体電気刺激
約30年前に、この調査の被検者は、自動車事故で、内側靭帯の完全な切断を含む深刻な膝靭帯損傷を受けた。それ以来、膝は、再損傷し易くなり、サッカーボールの大きさまで数倍に腫脹し、外科的排出を必要とした。
2年前に、整形外科の医師が、損傷の修復を試みるために、人工膝関節手術を薦めたが、被検者は、これを受けるのをいやがった。代わりに、被検者は、実質的に図6に示す生体電気刺激を適用するMedRelief(商標)を実験した。
その患者が述べたところでは、デバイスを自分の膝の上に置いて数分以内で、「痛みが消えた」とのことであり、また、デバイスを装着して2週間後に、通常の活動を再開するのに十分に、腫脹がなくなったとのことである。
断裂した関節軟骨による痛みの軽減のための生体電気刺激
患者は、長年の間、一方の膝に断裂した内側半月板(軟骨パッド)に苦しんでおり、膝を曲げた時、特に、階段を歩いて降りる時のように、膝に負荷がかかることによって、中程度から激しい痛みが生じる。
患者は、1つの電極を大腿の背部に、膝の上3インチのところに設置し、他の電極を前部に、膝蓋骨の下2インチのところに設置した状態で、MedReliefユニット(実質的に図6に示す波形の適用を含む)を試した。数分以内に、患者は、痛みの減少を報告し、「45分後に、私は痛みを感じなくなった。ユニットを使用した後の1週間の間、ほとんど痛みがなく、現在、2週間経っているが、痛みは、自分の通常の状態よりさらに改善されている」と述べた。
断裂した前十字靭帯による痛みの軽減のための生体電気刺激
患者は、ヘルスクラブで使い慣れない運動器具を使用していた時、患者は、一方の膝の前部に突然の痛みを感じた。痛みは、その後の数週間にわたって徐々に悪くなり、長い期間にわたって立って、歩き回ることを必要とする、彼女の仕事の状況(彼女は病院の看護婦である)によって悪化した。「痛みのために、寝ることが難しいほどに、痛みがひどくなった。」痛みは、主に、断裂した前十字靭帯から生じると診断された。
患者は、睡眠中、夜に、MedRelief(商標)(実質的に図6に示す波形の適用を含む)を使用し始めた。患者は以下のように述べた。「痛みが、私を夜目覚めさせることを止めたため、それはうまく働いたと言うことができるであろう。私の痛み[0〜10のスケールで、10が最もひどい]は、約7または8から約1に下がった。痛みは、長い1日の終わりになるにつれてやはり戻ってくるが、以前ほどひどいことはめったになく、処置の夜以降は、痛みは、通常、再びほとんどなくなる。」
椎骨のずれ/締め付けられた脊椎神経による痛みの軽減のための生体電気刺激
患者は、過去に、通常、ゴルフの日の後、または、自分のコンパクトカーで長距離運転した後で目覚める場合に、下側背中に激しい痛みを経験した。痛みは、椎骨のずれ(misalignment)を示すカイロプラクティック療法の操作によく反応した。
最近の場合、患者は、2日間のゴルフを、その後、コンパクトカーで片道4時間運転しなければならない出張を過ごした。彼は、標準的な0〜10スケールで10(「想像できる最もひどい」)に評価される、非常に激しい痛みがある状態で、次の朝目覚めた。あい
にく、その日は、長い週末の土曜日であり、カイロプラクターの診療室は休業しており、次の火曜日まで再開しなかった。
患者は、実質的に図6に示す波形を生成する電極を設置する、MedRelief(商標)を試し、その日と次の2日の間じゅう処置を続けた。彼の報告は以下の通りである。「私は、まだ痛みを感じることがあるが、処置が、痛みを10から2または3に落としたため、私は、カイロプラクターに診てもらうまで、週末をやり過ごすことができる。」
膿瘍を生じた歯による痛みの軽減のための生体電気刺激
金曜日に、患者は、自分の口の左上側の歯からの激しい痛みを経験したが、遅過ぎて、次の月曜までは、歯科医のところに行けないことが直ぐにわかった。
患者は、電極を自分の鼻のちょうど左に、第2の電極を、自分の顎の下、気管のちょうど左に設置してMedRelief(商標)を試した。電気刺激デバイスを頭またはのどの領域に適用しないようにという、電気刺激デバイス上に設けられた通常の警告に応じて、一定の注意を払って、刺激が適用された。しかしながら、悪影響は認められず、45分の処置後に、痛みは除去された。痛みは周期的に戻ったが、毎回、30〜45分のさらなる処置を同じように適用することで、十分に除去された。処置は、金曜日、土曜日、および日曜日の間じゅう続けられた。
月曜日の検査によって、痛みのある歯が、膿瘍を生じていたことがわかった。
反復運動損傷による手首の痛みの軽減のための生体電気刺激
この調査の被検者は秘書であって、激しい右手首の痛みを経験し始めた。痛みが、手根管の始まりであることを恐れ、また、市販の鎮痛剤が一時的にしか役立たなかったため、患者は、本明細書に記載される本発明を使用した。彼女は、2日の間、連続して自分の右手首上にMedRelief(商標)ユニット(実質的に図6に示す波形の適用を可能にする)を装着し、その後、以下のように報告した。「痛みは、使用の1時間以内になくなり始めた。私は、全ての炎症が完全に治癒されることを確実にするために、ユニットを装着し続けただけあった。6ヶ月間にわたって、私の手首にはいかなる痛みもなかった。」
生体電気信号のin vitro評価
以下の調査の目的は、軟骨組織に対する、本明細書に述べる新規な生体電気信号の影響を評価することである。
[説明]
軟骨外植片は、商業的な屠殺場から得られた新鮮なブタの膝関節から調製された。軟骨組織は、標準的な切開方法を使用して関節から取り出された。いくつかの調査が示したことは、こうした組織は、室温で水分を与えると、数日の間、一貫した生物学的および機械的特性を保持することである。適切な培地で覆い、かつ、インキュベータ内に置かれると、これらの組織は数週間生存する。
本試験構成は、ニオブ線の螺旋状の部分を介して、直列に接続された6個の試験培養ウェル(25×75mm)からなる。ニオブ線は、電極からの金属イオンの放出を防止する自然な皮膜を形成した。最初の試験チャンバの前と最後の試験チャンバの後に、軟骨外植片試験サンプルに送出される電界を一様に分散させるのに効果的に役立つニオブ線を介して接続される電極ウェルが存在した。軟骨サンプルは、ウェル領域(25×75mm)の
約75%を満たすように切断された。各サンプルの厚み(1.5〜2mm)は、特定の動物およびサンプルの解剖学的位置に基づいてわずかに変動した。全ての場合に、組織は、培地に完全に覆われた。
これらの実験について、2つのタイプの軟骨組織が使用された。標準的な軟骨(NCart)が、上記のように調製され、さらなる予備処置をされることなく試験ウェル内に置かれた。変性軟骨(DCart)は、組織を分解して変形性関節症軟骨において観測される変化をシミュレ−トするために、IL−1で48時間の間、標準的な軟骨を処理することによって調製された。48時間後、軟骨サンプルおよび培地は、上記結果因子について試験された。
結果因子は、プロテオグリカンおよび軟骨の生成、プロテオグリカンの放出、プロスタグランジンの放出、および一酸化窒素の放出を含む。最初の3つの因子は、軟骨代謝の尺度であり、後者の2つの因子は、炎症の尺度である。
設計:
NCartは、上述した6ウェルシステムの各ウェル内に置かれ、被処置組織において約5〜7マイクロアンペア/平方センチメートルの電流密度を確立するために、外部抵抗器を使用して、出力電流を低減したMedRelief(商標)によって処置された。処置は、2日について、毎日2回、2時間であった。この実験の対照は、同じ試験構成であったが、MedReliefデバイスは、ターンオフされた。
同様な方法で、NCartについての実験が、DCartについて繰り返された。
生体電気信号のin vivo評価
以下の調査の目的は、ブタモデル内の全層創傷に対する、本明細書に述べる新規な生体電気信号の影響を評価することである。
[説明]
実験動物(N=8)は、人と似た皮膚特性(血管が多く、皮膚が引き締まっている)を有するヨークシャー農場のブタである。8個の1インチ平方の、一様に分布する、全層創傷が、麻酔下で、各ブタの背中に作成された。基本的に、肩の下から始まって、下方に脊椎の基部の方に移動する2つの創傷の4行が存在する。全ての動物が、手術後の適切な痛み軽減を受けた。全ての創傷は、ヒドロゲルを充填され、Tagadermドレッシングで覆われた。創傷を保護し、創傷を清潔に保つために、付加的な保護材料が塗布された。創傷ドレッシングは、毎日交換された。適切な臨床看護を提供し、なおかつ、治癒中の創傷部位に対する破壊を最小にするために、穏やかな創傷洗浄を確保するように注意が払われた。
創傷(1動物当たり8個)は、方形形状の創傷間の中心線が、上部から底部へ約5インチ離れ、側面から側面へ約4インチ離れるように置かれる。創傷の場所が一様になることを確実にするために、テンプレートが作成される。
調査の終了点は、10日と21日である。犠牲終了点において、各創傷を完全に貫通させた2つの大きな切除組織サンプルが、組織学的処理のために採取される。10日でこれらの組織採取を行い、その後、さらに11日の間、動物を生存させることは、動物にとって安全でないと思われる。したがって、4つのオリジナルの全層創傷が1日目に作成され、4つの創傷が、11日目に作成され、その結果、動物は、21日に犠牲にされ、10日と21日の両方の間に続く創傷修復を含む。これらの組織サンプルについて、いくつかの
組織形態計測および免疫学的染色試験が実施される。
創傷作成に続いて2日ごとに、犠牲の時間まで、各動物は、以下の評価、すなわち、1〜4の創傷治癒スケールに関する、ブラインドされた評価人による評価、創傷の写真撮影、およびレーザドプラー灌流の評価を受ける。レーザ調査は、各創傷を囲む一連の試験点からなり、Moorデバイスを使用する。
自己接着性のある、柔軟な、伝導性電極の設置は、各電極対が、各行(上部から底部へ)上の2つの創傷を刺激するようなものである。これは、1つの行上の各電極の外側の約2インチのところに、電極の中心線を設置することによって達成される。電極間を流れる電流は、両方の創傷を同時に刺激する。ブタが、毎日2回、拘束吊りひも(sling)でつられる間にのみ、電極を各ブタに設置する。
設計:(これは、2つのTXに変更されてもよい)
調査することができる3つの処置(TX)が存在する。各TXは、2匹のブタの8つの創傷に適用される。したがって、各TXについて、16の創傷部位が存在する。これらのサンプルのうちの8つは、犠牲時間10日用であり、8つは、犠牲時間21日用である。さらに、2匹の対照ブタが同様に、それぞれが、不活性電極を有する、8つの創傷部位を有する。
電気(または、対照)は、毎日2回印加される(BID)。以下のデバイス設定および継続時間が使用される。
Figure 2007524459
創傷の外科的な作成中に、送出される電流(mv/cm)を測定することができるように、2つのトライアル電極が、1つの行上の2つの創傷の外側に設置される。これは、送出される処置生体電気電流が予測されるという信頼を与える。さらなる電流試験は、治癒プロセスを混乱させることになるため、治癒プロセス中には行われない。
できたばかりの骨折の治癒
以下の調査の目的は、ウサギモデル内の橈骨骨幹部欠損に対する、本明細書に述べる新規な生体電気信号の影響を評価することである。
[説明]
ウサギでは、尺骨は、橈骨と同等か、または、橈骨より大きい直径を有する。同様に、これらの骨は、強靭な骨間膜によって橋状結合される(bridged)。したがって、橈骨の1cmの間隙は、機械的不安定性をもたらさない。ウサギは、こうした両側性手順(1つの処置側と1つのコントロール側)に耐え、成長することができる。橈骨の1cmの間隙は、約6〜8週すると治癒の徴候を示し始め、自然に治癒する。
麻酔をかけた実験用ウサギ(N=20)は、橈骨を露出され、1cmの間隙が、振動骨のこぎりによって作成された。創傷部位は、閉じられ、軟組織が所定の場所に縫合された。適切な鎮痛薬が与えられた。
自己接着性のある、柔軟な、伝導性電極は、1つの電極が、骨の直径を横切って腹側であり、1つの電極が背側であるように、創傷部位において正反対に設置される。1週ごとに、全体の治癒レートを観測するために、X線で撮影される。犠牲の際に、各前肢は、Faxitronイメージングおよび生体力学試験によって捻転不全を評価される。電極は、手術後の調査期間中、毎日2回、両方の前肢上に設置される。ウサギは、毎回、ウサギ拘束具に入れられ、麻酔されない。
処置された動物において、手術後4〜6週で、顕著な骨折治癒が存在すると予想される。2つの処置(TX)を調査した。各TXについて、6匹以上のアクティブな処置済みの動物についてのX線が、有意の骨の橋状結合および仮骨形成を示す場合、そのTXは、4または5週ほど早く止めてもよい。いずれにしても、両方のTXの動物は、遅くとも、6週で犠牲にされる。
[設計]
調査することができる2つの処置(TX)が存在する。各ウサギは、両側手順のために、自分自身の対照の役目を果たす。各TXは、10匹のウサギに適用される。
電気(または、対照)は、毎日2回印加されるであろう(BID)。以下のデバイス設定および継続時間が使用される。
Figure 2007524459
1日に2回、動物は、ホームケージから取り出され、柔軟な拘束デバイスに入れられる。前肢は、拘束具内の穴を通して引っ張られ、電極が置かれる。処置される肢は、約30分か、120分のいずれかの間、刺激を受ける。対照の肢は、皮膚上に同様な電極が置かれるが、刺激されない。刺激期間中、動物は、120分までの間、連続して拘束される。これは、動物を刺激にさらす最小侵襲的方法であると考えられる。
ブタの創傷治癒モデルにおけるMed Relief(商標)の評価
[目的]
この調査の目的は、ブタの創傷治癒に対する試験デバイスの影響を評価することである。
この調査は、ミシガン州、Schoolcraft、Bailey Terra Novaから得られるランドレース種とデュロック種との交配種(農場ブタ)の使用を含む。試験動物は、到着時、少なくとも10週齢で、調査開始時に約25〜35kgの重量がある。この調査のために選択された動物は、できる限り年齢と重量が均一である。調査に割り当てるための適した動物を選択するために、身体検査が行われた後、簡単な無作為化を使用して、動物は、無作為に処置グループに分けられる。
Figure 2007524459
[動物の準備]
手術前の手順
動物は、手術の前の日に一晩断食させられる。手術の日に、表1に挙げる薬剤を使用して全身麻酔が導入される。麻酔を導入するのに、テラゾールまたはケタミン/キシラジンカクテルが使用されてよく、使用される鎮静剤は、記録に残される。麻酔は、イソフルランの半閉回路を使用して維持される。補助換気が、ベンチレータによって達成されるであろう。
手術手順
0日に、背面右側の手術部位は、毛を刈り込み、70%イソプロピルアルコールと交互にヨウ素洗浄(scrub)によって部位を清浄し、ヨウ素溶液を塗ることによって準備される。乳化リンガー溶液は、カテーテルを介して、手術中に注入される。
創傷を作成する前に、切開部位は、各創傷対が、脊椎からほぼ同じ距離にあり、各創傷の中心線が、その対から約10cmのところで、かつ処置部位の次のセットから12〜14cmのところにあるようにマークをつけられる。創傷は、それぞれの辺が約2.5cmの長さである、正方形の形状に作られる。切開は、全層であり、正方形の中心の組織が除去される。創傷は、閉じられないが、伝導性ヒドロゲルで充填され、Tegadermとガーゼで覆われ、感染の徴候があるかを毎日チェックされる。ヒドロゲルは、治癒を促進し、創傷を保護し、かつ、刺激用の伝導性薬剤の役を果たすのに役立つ製品である。
手術に続いて、動物は、心臓血管/呼吸機能低下、低体温症、および手術/注入部位からの過剰な出血を含む生理的障害があるかを、麻酔回復中に綿密に監視される。必要である場合、補助熱が提供される。気管内チューブは、動物が嚥下反射を回復した後に除去される。動物は、その後、研究室に戻され、手術後の監視が続く。長期手術後監視は、調査の期間の間の、手術部位の評価付け、創傷ドレッシングの毎日の交換、およびセファレキシン(500mgBID PO)の投与を含む。
[試験デバイス埋め込み]
投与経路
試験デバイスの電極は、対の創傷の各セットに対して外側に設置される。電極は、配置され、処置部位は、42日の間、1日に2回刺激される。
刺激レベルおよび継続時間
グループ1=ロー強度(4〜10mV/cm)で、約30分間
グループ2=ロー強度(4〜10mV/cm)で、約60分間
[刺激の投与]
1日に2回、動物は、ホームケージから取り出され、吊りひも拘束具内に置かれる。電極は、各創傷対に対して外側に置かれ、リード線によって試験デバイスに取り付けられる。試験デバイスは、必要とされる期間の間、作動され、動物は、必要である場合、テラゾールで鎮静させられてもよい。刺激期間中、動物は、60分までの間、連続して拘束される。これは、動物を刺激にさらす最小侵襲的方法であると考えられる。
評価されるパラメータは、白血球計数(総数または差(differential))、赤血球計数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、平均赤血球ヘモグロビン、平均血球容積、平均血球ヘモグロビン濃度(計算された)、絶対およびパーセント網状赤血球、血小板計数、プロトロンビン時間、および活性化部分トロンボプラスチン時間を含む。評価されるさらなるパラメータは、アルカリフォスファターゼ、総ビリルビン(総ビリルビンが1mg/dLを超える場合、直接型ビリルビンによる)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、ガンマグルタミルトランファーゼ、ソルビトールデヒドロナーゼ、尿素窒素、クレアチニン、総タンパク質、アルブミン、グロブリンおよびA/G(アルブミン/グロブリン)比(計算による)、グルコース、総コレステロール、電解質(ナトリウム、カリウム、塩化物)、カルシウム、ならびにリンを含む。
ラット関節炎モデルにおける生体電気刺激の評価のためのin vivo実験
本調査は、ラットの関節炎モデルにおいて腫脹、機能不全、および痛みを処置するため
に、実質的に、図6の例について述べたような新規なパルスバースト電気信号の効果を調べることを含む。
関節炎は、Coderre TJおよびWall PD.(Ankle joint arthritis in rats: an alternative animal model of arthritis to that produced by Freund’s adjuvant. Pain 1987;
28: 379-393:付属)によって述べられた手法を使用してラットの一つの足関節部に誘導される。動物は、プラスチックチャンバ内に置かれ、イソフルランによって麻酔される(4MACで始め、1.25MACで維持する;MAC=ラットが、標準的な侵害刺激を対象とする応答をすることを防止する最小肺胞内濃度)。
麻酔をかけながら、ラットの脛骨足根関節の内側に尿酸塩結晶が注射される。動物は、チャンバから取り出され、ノーズコーンを介して酸素下でイソフルランを投与することによって麻酔されたままにされる。一方の後肢の背側の足首の上に、小さな切開が作られ、前脛骨筋の腱のちょうど内側に針が挿入される。1.5mgの尿酸ナトリウムの0.05ml容量が、その先端が45°に面取りされた21ゲージ針を通して注射される。注射に続いて、皮膚は、単一縫合糸で閉じられる。その後、調査の継続時間の間じゅう、1日に2回、かつ、毎回約2時間の間、動物は、麻酔をかけられる。両方の後脚の毛がそられる。その後、各脚について、足首の周囲が測定される。測定に続いて、自己接着性のある電極が、尿酸塩を注射された足首および注射された臀部に置かれる。ラットの半数において、2時間の間、注射された側の電極間で、人の感覚用の閾値以下の強度で、パルスバースト電気信号が印加され、約10マイクロアンペアRMS/平方センチメートルの電流密度を生成する。刺激に続いて、電極が取り外され、脚は、電極のいかなる残留物をも除去するために洗われ、測定が繰り返される。ラットは、その後、麻酔から回復させられ、次の刺激セッションまで、ケージに戻される。最初の刺激セッションの直前(尿酸塩注入の6時間後)、ならびに、その後、尿酸塩注射の24時間後、48時間後、および72時間後に、さらなる測定(以下を参照されたい)が行われる。
以下のパラメータは、CoderreおよびWallの技法を使用して測定される。
立位時の足の圧力
歩行時の足の圧力
体重
脚の引き戻し(50℃の水)
脚操作
設置反射
足首直径
足首放射線写真
自発的活動
(1)立位時の足の圧力:ラットは、ホームグループケージから取り出され、12インチ×12インチ×9インチプレキシグラスチャンバ内に置かれ、標準的な5分の期間、観察される。チャンバの下に、ラットの脚をはっきりと見ることを可能にするために、45°の角度で鏡が設定される。ラットが、注射された四肢の後足にかけたがる重量(足の圧力)が評価され、以下のスケールに従って分類される。0=正常な足の圧力、足は、完全に床の上にあるが、足指が伸びていない。2=中程度に低い足の圧力、床に軽く触れている脚のある部分でのみ、脚が曲がる。3=過度に低い足の圧力、足が完全に持ち上がっている。
(2)歩行時の足の圧力:後肢において尿酸ナトリウムを注射することによって生成される跛行の程度または歩行の変化を評価するために、上述したチャンバ内でラットが観察される。分類およびその重みづけは以下の通りである。0=正常歩行、1=わずかな跛行
、注射された四肢の過度の曲げが見える。2=中程度の跛行、注射された後肢の足は短時間だけ床に触れる。3=過度の跛行、3本脚歩行。ラットが、2つの分類のうちのいずれに入ることになるかはっきりしない場合、2つの分類の間の評価点が与えられる。
(3)体重:体重の増加または減少は、尿酸ナトリウムか、賦形剤のいずれかを関節注射したラットおよび尿酸ナトリウムか、賦形剤のいずれかを皮下注射したラットにおいて、5日の期間にわたって評価される。
(4)脚の引き戻し(熱):ラットは、ラットの鼻が実験者の手首の上に、後足が実験者の指先上にある状態で、手で保持される。左右の後足は、実験者の指の間で下げられ、50℃に維持された水のビーカ内に素早く浸される。12秒目の中断まで、ラットが足を水からはじき出すまでの時間が測定される。脚の引き戻し待ち時間の評価は、5分間の試験間インターバルを挟んで行われた、2つの試験の平均に基づく。
(5)脚操作:ラットは、再び、手で保持され、実験者によって、足がやさしく操作される。操作は、足首関節の正常な動作範囲内での足の屈曲および伸張を含む。反応は、操作の際の発声または動きが有るか、または、無いかに基づいて、不快か、または、不快でないとして分類される。
(6)設置反射:手で保持されたラットは、右または左の後足の背部表面がテーブルの縁に触れるように、ゆっくりとテーブルの方に移動される。表面上に体重を載せるための準備をするように、ラットが自分の足を上げる場合、反応は、設置反射として分類される。試験は、各後足について5回繰り返され、評価点は、5回の試行から表示される明確な反射の数に基づく。
(7)足首直径:右および左の後肢における脛骨足根骨関節の直径は、2点コンパスおよび定規を使用して測定される。コンパスの外側点は、腓骨の外側くるぶしのすぐ下の距骨と整列する。
(8)足首放射線写真:2匹のラットの処置された脛骨足根骨関節と未処置の脛骨足根骨関節は、尿酸塩注射前、ならびに注入の24時間後、48時間後、および72時間後にX線撮影される。軟組織の腫脹、ならびに、足首関節を囲む骨の任意の破壊または密度の減少(前の調査結果に基づいては、どれも期待されない)の程度を評価するのに、放射線写真が使用される。
造骨細胞に対する生体電気刺激の影響を評価するin vitro分析
この調査は、骨特異的な性能機能を高める生体電気信号を造骨細胞に染み込ませることの有用性を試験するために設計される。
人の造骨細胞は、Clonetics(カルフォルニア州、サンディエゴ)から得られ、5%CO下の37℃で、1%Pen/Strep(Gibco/BRL#15140−015)および10%FBS(Hyclone#A−1115−L)を有する、alpha−MEM(Gibco/BRL#12561−023)において培養される。細胞は、3〜4日おきに、以下のように2次培養される。細胞は、37℃に事前に暖められた、Ca++またはMg++無しの5mlのハンクス平衡塩溶液(Bio Whittaker#10−547F)で2回洗われる。ハンクス溶液は、吸引され、その後、細胞は2mlの0.001%プロナーゼとともに、37℃で5分間インキュベートされる。容量は、事前に暖められたalpha−MEMによって10mlにされ、細胞はピペットを使用して分離されるであろう。細胞は、その後、1:10に分割され、さらなる成長のために養われる。表現型(石灰化)の誘導は、細
胞株供給業者によって提案されるような、ヒドロコルチゾン21ヘミコハク酸およびβ−グリセロリン酸を培地に補充することによって達成される。
全ての培養物内の培地は、2〜3日おきに変えられる。培養物は、DNA含有量、アルカリホスファターゼ(ALP)活性、オステオカルシン分泌について、カルシウム堆積について、および、組織学によって骨マトリクス形成について、7日、14日、および21日に評価される。
[分析]
7日、14日、および21日の時間インターバルで培養された細胞を評価するために、調査は、4つのアクティブな腕と対照を比較する。
→毎日3回、2時間の間の、電気刺激Aを与えられた人の造骨細胞
→毎日3回、2時間の間の、電気刺激Bを与えられた人の造骨細胞
→毎日3回、30分の間の、電気刺激Aを与えられた人の造骨細胞
→毎日3回、30分の間の、電気刺激Bを与えられた人の造骨細胞
→人の造骨細胞対照、刺激無し
[DNA測定]
培養物の細胞充実性は、蛍光DNAアッセイを使用して決定される。簡潔に言えば、細胞は、7日、14日、または21日に、培養物から取り出され、再蒸留したHOで洗われ、1.4mLの冷10mM EDTA、pH12.3内で均質化される。ホモジネートは、氷浴内で超音波破砕され、37℃で20分間インキュベートされ、氷浴に戻される。200μlの容量の1M KHPOが、pHを中和するために添加される。50μg/mLの濃度の、高度に重合した仔ウシ胸腺DNA(タイプI、Sigma)を含有するDNAストック溶液からDNA標準が調製される。200μLの容量の標準または均質化されたサンプルは、100mM NaClと10mM Tris緩衝溶液中の200ng/mL Hoechst33258染料(Polyscience、ペンシルベニア州ウォリントン(Warrington, PA))1.3mLと混合される。455nmの蛍光発光が、蛍光分光計上で、350nmの励起波長で読み取られる。
[ALP活性]
AP活性は、市販のキット(ALP−10、Sigma)で測定される。細胞は、中性pHの1M Tris溶液1mLを含有する遠心管内に置かれ、均質化される。ホモジネートはさらに、氷浴内で10分間超音波破砕され、各サンプルの20μLの容量が、30℃で、キットにより提供された再構成された試薬1mLに添加される。HP 8452Aダイオードアレイ分光計を使用して、405nmで、4分の間、1分ごとに吸光度が測定される。吸光度対時間の傾きは、ALP活性を計算するのに使用される。
[オステオカルシン分泌]
培養培地内で分泌されたオステオカルシンは、BTI(マサチューセッツ州スタットン(Stoughton, MA))からの市販のサンドイッチイムノアッセイ(BT−480)を使用して決定される。BTI Mid−TactオステオカルシンELISAキットは、高特異的である。これは、無傷のヒトのオステオカルシンとその主要な(1〜43)フラグメントの両方を測定する。アッセイは、2つのモノクロナール抗体を採用するサンドイッチELISAである。1つの抗体(1〜19)は、ウェル内で固定化され、第2の抗体(30〜40)は、ビオチン化される。アッセイは、非常に感度が高く(0.5ng/ml)、25マイクロリットルのサンプルのみが必要とされる。必要な試薬、96ウェルストリッププレート、および完璧な3.5時間プロトコルが全て、キットに含まれる。
[カルシウム堆積]
培養皿内でのカルシウム堆積は、オルトクレゾールフタレイン・コンプレクソン手順(Sigma Diagnostics、手順No.587)によって測定される。スカフォールドは、蒸留水で洗われ、0.5N酢酸2mLの存在下で、一晩インキュベートするために、オービタルシェーカに置かれる。アッセイキットに設けられた、等容量のカルシウム結合試薬(0.024%オルトクレゾールフタレイン・コンプレクソンおよび0.25%8−ヒドロキシキナロン)とカルシウム緩衝剤(500mmol/L 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールおよび他の非反応性安定化剤)が、アッセイ検量線作用溶液(working solution)を生成するために混合される。作用溶液の300μLの容量が、96ウェルプレート内のサンプル10μLに添加される。標準曲線を生成するために、CaClの連続希釈液が調製される(1〜250μg/mL)。プレートは、10分間、室温でインキュベートされ、その後、575nmで読み取られる。各スカフォールドからのカルシウム堆積は、mgCa2+当量として報告される。
組織学およびテトラサイクリン蛍光顕微鏡検査
スカフォールドは、2%グルタルアルデヒド内で液浸固定され、アルコール濃度を上昇させながら脱水され、薄い切片にするために、プラスチック内に迅速に埋め込まれる。切片は、Goldner三色およびトルイジンブルー方法(methodology)によって染色される。無機質堆積は、10μg/mLの最終濃度で、培養培地内にテトラサイクリン−HClを添加することによって評価され、マトリクス堆積を評価するための、十分に確立している方法である。テトラサイクリンは骨形成部位に蓄積し、形態測定評価が、NikonのE1000研究用顕微鏡上の標準Bioquantソフトウェアを使用して実行される。
[概要]
この調査は、骨特異的な性能機能を高める生体電気信号を造骨細胞に染み込ませることの有用性を試験するために設計される。調査は、3つの別個の期間の間に5つの条件を評価する。調査の「迅速で、かつ、いやな(dirty)」部分は、アルカリフォスファターゼおよびオステオカルシンを、第1結果決定因子として評価することである。第2の目的は、マトリクス石灰化の指標として、形態学的基準、すなわち、カルシウム堆積およびテトラシサイクリン吸収を確認しようとすることである。データは、以下の通りに採取される。
Figure 2007524459
各実験条件は、二連であり、最小は処置腕当たり6ウェルである。石灰化およびテトラサイクリン評価に対応するために、さらなる2つのセットが、21日間行われることが予
定され、それは、重要な石灰化前線(front)であるためである。この調査では、石灰化分析にとりかかるには、15の腕、×2セットのデータ培養物、および、5つのさらなるセット×2が必要とされる。
先の例は、本発明の原理を説明的に示すだけのものとして考えられる。さらに、多くの修正および変更が、当業者に容易に思いつかれるため、本発明を、示し、かつ述べた、まさにその構成および動作に限定することは望ましくなく、それに応じて、本発明の範囲内に入る全ての適した修正形態および等価物に頼ってもよい。そのため、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に述べる好ましい実施形態に対して、多くの変更および置換を行うことができることが、当業者に明らかになる。
骨折治癒を促進する時に使用される波形の概略図である(従来技術)。 骨粗しょう症の処置に使用される波形を示す図である(従来技術)。 治癒効果対信号強度(振幅)の概略図である(従来技術)。 パルス化包絡線内に含まれる搬送波周波数を有する、本発明による波形を示す図である。 任意の曲線関数を近似するステップ状包絡線内に含まれる、一連の1次タイミングインターバルと信号振幅を有する、本発明による一般化された波形を示す図である。 ほぼ正弦波の包絡線内に含まれる搬送波周波数を有する、本発明による波形を示す図である。 同様に、ほぼ正弦波の包絡線内に含まれる搬送波周波数を有するが、代替の変調方式を示す、本発明による波形を示す図である。 同様に、ほぼ正弦波の包絡線内に含まれる搬送波周波数を有するが、代替の変調方式を示す、本発明による波形を示す図である。 同様に、ほぼ正弦波の包絡線内に含まれる搬送波周波数を有するが、代替の変調方式を示す、本発明による波形を示す図である。 不規則にパルス化された包絡線内に含まれる搬送波周波数を有する、本発明による波形を示す図である。 指数関数的減衰を近似する包絡線内に含まれる搬送波周波数を有する、本発明による波形を示す図である。 パルス化包絡線の交番パルス内に含まれる2つの異なる搬送波周波数を有する、本発明による波形を示す図である。 図4の波形の単純化したものを示す図である。 同じ波形のさらに一層単純化したものを示す図である。 図13の波形と似ているが、交互の極性を有する、連続するパルスから構成される波形を示す図である。 ローパスフィルタリングとD.C.遮断の典型的な組み合わせの後の、図6の波形を表す波形を示す図である。 伝導性電極を使用して、人体またはその一部に、先行する図に示す波形などの、波形を適用する方法を示す図である。 骨を延ばすための外部固定器と連携して、伝導性電極を使用して、人体またはその一部に、先行する図に示す波形などの、波形を適用する方法を示す図である。 伝導性液体浴を使用して、人体か、その一部か、または、別の材料に、先行する図に示す波形などの、波形を適用する方法を示す図である。 創傷治癒のために、伝導性電極および伝導性ドレッシングを使用して、人体またはその一部に、先行する図に示す波形などの、波形を適用する方法を示す図である。 別々の集積回路のタイマおよびシーケンサを使用する、本発明の一般化した電子構成を示す図である。 マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサを使用する、本発明の一般化した電子構成を示す図である。 説明のために、図4の波形と同様の波形を生成する、簡略化した回路を示す図である。 図6または図16の波形と同様の波形を生成するように構成された、本発明の第2の具体的な実施形態を示す図である。 図24の回路に関連する波形を示す図である。 図4、図6、または図10の波形と大まかに似たタイプの波形の選択を提供するように構成された、本発明の第3の具体的な実施形態を示す図である。 図26の回路に関連する波形を示す図である。 図12の波形と同様の波形を生成するように構成されているが、同様に、極性反転も組み込まれている、本発明の第4の具体的な実施形態を示す図である。 図28の回路に関連する波形を示す図である。 指数関数的減衰曲線、および、ほぼ指数関数的に減衰する包絡線を有する種々の信号タイプを示す図である。 図30の一番下の波形と同様の波形を生成するように構成された、本発明の第5の具体的な実施形態を示す図である。 図31の回路に関連する波形を示す図である。 同様に、図30の一番下の波形と同様の波形を生成するように構成されているが、より高い精度と再現性を有する、本発明の第6の具体的な実施形態を示す図である。 図33の回路に関連する波形を示す図である。

Claims (86)

  1. 生医学的適用で使用するための電気信号を生成する装置であって、前記電気信号は、
    (a)ある周波数を有する繰り返し1次サイクルを連続して形成する、少なくとも4つの比較的長い1次タイミングインターバルT、T、T、T、および、もしあればその他と、
    (b)少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどであって、前記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つが分割されてなり、該2次タイミングインターバルはその長さを通して200kHzより低い周波数を有する繰り返し2次サイクルを連続して形成し、一方、前記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどと、
    (c)複数の実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどと、
    (d)分割された前記1次タイミングインターバル内の前記2次タイミングインターバルのそれぞれの間、または、分割されない場合に前記1次タイミングインターバルの全体の間での前記電圧または電流レベルの1つの選択であって、前記レベルは、前記1次サイクルの過程を通して連続して選択され、それによって、前記電気信号が形成される、選択と、
    (e)前記1次サイクルの任意の1つの繰り返しの過程を通して実質的な電荷平衡を確立するための、1つまたは複数の等化パルスとしての、分割されていない前記1次タイミングインターバルの1つまたは複数のさらなる選択
    を含む装置。
  2. 前記1次および2次タイミングインターバルの選択およびそれぞれのタイミングインターバル内での前記電圧または電流レベルの選択によって、前記電気信号が、時間と共に変わる振幅を有する、特定の明確な数学的関数をエミュレートする請求項1に記載の装置。
  3. (a)任意所与の1次タイミングインターバル内の前記電気信号は、A.C.振幅およびD.C.振幅の両方を有し、そのいずれかはゼロであってもよく、
    (b)前記1次タイミングインターバル内の前記A.C.振幅は、ゼロでない場合、前記2次タイミングサイクルの存在から生じる請求項2に記載の装置。
  4. (b)前記A.C.成分は、前記1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルにおいてゼロの振幅を有し、
    (c)前記A.C.成分は、前記1次タイミングインターバルの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルにおいて非ゼロ振幅を有する請求項3に記載の装置。
  5. (a)第1の前記1次タイミングインターバルTは、該1次タイミングインターバルTの長さを通して単一電圧または電流レベルLが選択されており、ゼロA.C.振幅をもたらし、
    (b)第2の前記1次タイミングインターバルTは、前記2次インターバルt、tなどに分割され、1次インターバルTの長さを通して前記2次サイクルを形成し、前記2次サイクルは、前記1次インターバル内で複数の完全な繰り返しを行い、レベルL、Lなどの1つは、2次インターバルt、tなどのそれぞれについて選択され、非ゼロA.C.振幅をもたらし、
    (c)第3の前記1次タイミングインターバルT、第4の前記1次タイミングインターバルT、およびもしあれば、それぞれの前記1次タイミングインターバルT、Tなどは、前記1次タイミングインターバルTのように単一で一定の電圧または電流レベルを含んでもよいし、前記1次タイミングインターバルTのように再分割されてもよく、
    (d)前記2次インターバルまたは未分割の1次インターバルはそれぞれ、前記1次サイクル内で、L、Lなどの中からの、独自に割り当てられた電圧または電流レベルを有し、前記電圧または電流レベルは、前記インターバルが再び起こる時に常に選択され、したがって、
    (e)前記電気信号は、前記1次サイクルの任意の2つの繰り返しの間で実質的に同じである請求項4に記載の装置。
  6. 前記実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどは、+10.0〜−10.0ミリアンペアの範囲にある一定電流レベルの形態をとる請求項5に記載の装置。
  7. 前記1次サイクルは、関係
    2T≦T≦20T
    を有する、2つの最も長い1次タイミングインターバルTおよびTを含み、Tは最も長い1次インターバルであり、Tは2番目に長く、それによって、66%〜95%のデューティサイクルを有する非対称1次サイクルが得られる請求項5に記載の装置。
  8. 前記少なくとも4つの1次タイミングインターバルの少なくとも2つは、長さが異なり、周波数でも異なる2次サイクルを含む請求項5に記載の装置。
  9. 前記2次サイクルは、関係
    2t≦t≦20t
    を有する、まさに2つの前記2次タイミングインターバルtおよびtを含み、tは前記2次タイミングインターバルのいずれかであってもよく、一方、tは前記2次タイミングインターバルの他方であり、それによって、66%〜95%のデューティサイクルを有する非対称2次サイクルが得られる請求項5に記載の装置。
  10. 前記2次サイクルは、2を超える前記2次タイミングインターバルt、t、tなどを含む請求項5に記載の装置。
  11. 前記電気信号は、事前に選択された期間後に、自動的にターンオフされる請求項5に記載の装置。
  12. (a)前記複数の1次タイミングインターバルT、Tなどを生成し、それによって、前記繰り返し1次サイクルを形成すること、
    (b)前記複数の2次タイミングインターバルt、tなどを生成し、それによって、分割されている前記少なくとも1つの1次インターバルの間に前記繰り返し2次サイクルを形成すること、
    (c)分割されている前記1次インターバル内の前記2次インターバルのそれぞれ、または、前記1次インターバルが分割されていない場合には前記1次インターバルの全体について、前記複数の一定電圧または電流レベルL、Lなどの間で一つを選択し、それによって、前記電気信号を形成すること、および、
    (d)前記電気信号を生物または非生物に印加する伝導性材料を含む請求項5に記載の装置。
  13. 前記電気信号から好ましくない成分を除去するフィルタをさらに備える請求項12に記載の装置。
  14. 前記複数の1次タイミングインターバルを生成し、それによって、前記繰り返し1次サイクルを形成すること、または前記複数の2次タイミングインターバルを生成し、それによって、前記繰り返し2次サイクルを形成することの少なくとも一方は、マルチステップ
    シーケンサを含む請求項12に記載の装置。
  15. 前記電気信号は周期的であり、前記1次タイミングインターバルおよび前記2次タイミングインターバルは、おおよそ、大きさおよび関係、すなわち、
    (a)50μsec≦(T,T,…)≦30sec、
    (b)200μsec≦(T+T+…)≦120sec、
    (c)2.55μsec≦(t,t,…)≦50msec、
    (d)5μsec≦(t+t+…)≦0.5T、および
    (e)(t,t,…)≦2(t+t+…)
    を有し、(T,T,…)、(T+T+…)、T、(t,t,…)、(t+t+…)および(t,t,…)は明細書に規定される請求項12に記載の装置。
  16. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)LおよびLは実質的に同じ大きさであるが、反対の極性を有し、
    (c)Tは一定のLで経過し、
    (d)T、T、およびTは全て、2次タイミングサイクルを含む
    ように、4つの前記1次タイミングインターバルT、T、T、およびT、複数の前記2次タイミングインターバルt、tなど、ならびに、3つの前記電圧または電流レベルL、L、およびLを生成するように構成される請求項15に記載の装置。
  17. (a)Tは、前記1次インターバルT、T、T、およびTのうちで最も短く、
    (b)TおよびTは長さがほぼ等しく、
    (c)Tは、TまたはTのいずれかより長く、
    (d)TおよびT内の前記2次タイミングサイクルによって生成される前記A.C.振幅は、T内の前記2次タイミングサイクルによって生成される前記A.C.振幅より減少する請求項16に記載の装置。
  18. (a)前記1次タイミングサイクルの繰り返しレートは、所望の適用に合うように、1Hz〜500Hzの範囲のある部分にわたって、連続的に、または、段階的に変わることができ、
    (b)T、T、およびT内の前記2次タイミングサイクルの前記繰り返しレートは、実質的に同じであり、1,000Hz〜200Khzの範囲にある請求項17に記載の装置。
  19. 中の信号より小さい、TおよびT中の信号の前記振幅減少は、T中またはT中のいずれでも使用されない、少なくとも1つの前記電圧または電流レベルをT中に選択することによって、全体として、または、部分的に達成される請求項17に記載の装置。
  20. 中の信号より小さい、TおよびT中の信号の前記振幅減少は、T中またはT中のいずれかで使用される2次タイミングサイクルと異なる、前記2次タイミングサイクルをT中に使用することによって、全体として、または、部分的に達成される請求項17に記載の装置。
  21. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)残りの前記電圧および電流レベルL、Lなどは、L、Lなどの少なくとも一対を形成し、前記対それぞれの要素は、大きさが同じであるが、極性が反対であり、
    (c)Tは一定のLで経過し、
    (d)全ての他の前記1次タイミングインターバルT、Tなどは、全てが実質的に
    同じ繰り返しレートを有する2次サイクルを含み、
    (e)最大信号振幅が、1次タイミングインターバルT中に存在し、Nは、好ましくは、約P/2+1に等しく、
    (f)残りの前記1次インターバル中に、前記信号振幅は、前記1次タイミングサイクルの周りで前方向か、後ろ方向のいずれかに向かうように、TからTへ徐々に増加し、それによって、正弦状包絡線を近似し、該正弦状包絡線の最大をT中に有し、最小をT中に有する
    ように、複数Pの少なくとも4つの前記1次タイミングインターバルT、T、Tなど、偶数Sの前記2次タイミングインターバルt、t、tなど、ならびに、奇数Qの前記電圧または電流レベルL、L、およびLなどを生成するように構成される請求項15に記載の装置。
  22. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)LおよびLは実質的に同じ大きさであるが、反対の極性を有し、
    (c)1次インターバルは、3つにグループ分けされ、該3つにおいて、
    (1)T、T、Tなどのような、それぞれの前記グループ内の第1の前記1次タイミングインターバルは、一定のLで経過し、
    (2)T、T、Tなどのような、それぞれの前記グループ内の第2の前記1次タイミングインターバルは、t中のLとt中のLの間で交番する前記2次タイミングサイクルを含み、それによって、それぞれの前記偶数番号の1次インターバル内で、方形波または矩形波信号を形成し、
    (3)T、T、Tなどのような、それぞれの前記グループ内の第3の前記1次タイミングインターバルは、Lと異なる、一定の電圧または電流レベルで経過し、それによって、等化パルスを形成する
    ように、任意の数の前記1次タイミングインターバルT、T、Tなど、2つの前記2次タイミングインターバルtおよびt、ならびに、3つの前記電圧または電流レベルL、L、およびLを生成するように構成される請求項15に記載の装置。
  23. 前記1次タイミングサイクルを通してD.C.振幅の総和はゼロであるため、結果として得られる前記電気信号は電荷平衡している請求項22に記載の装置。
  24. (a)それぞれの前記グループ内の前記第2の1次タイミングインターバルは非ゼロD.C.振幅を有する矩形波を有し、
    (b)それぞれの前記グループ内の前記第3の1次タイミングインターバルは反対のD.C.振幅を有し、前記電気信号が実質的に電荷平衡するようにさせる請求項23に記載の装置。
  25. 前記3つのグループの少なくとも1のグループ内の前記第2の1次タイミングインターバルおよび前記第3の1次タイミングインターバルは、前記3つのグループの少なくとも1つの他のグループ内の前記第2の1次タイミングインターバルおよび前記第3の1次タイミングインターバルと反対の極性を有する請求項22に記載の装置。
  26. (a)前記3つのグループの少なくとも1つのグループ内にあり、かつ、等化パルスを形成する、前記第3の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルは、短か過ぎて、電荷平衡を完全には達成できず、
    (b)その代わり、前記3つのグループ内で、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルと、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルの間における極性反転によって、全体として、または、部分的に、電荷平衡が達成される請求項25に記載の装置。
  27. 前記3つのグループの少なくとも1つのグループ内の、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルは、2次タイミングサイクルを含み、該2次タイミングサイクルの繰り返しレートは、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバル内の繰り返しレートと異なる請求項22に記載の装置。
  28. スイッチをさらに備え、それによって、前記1次タイミングインターバル、前記2次タイミングインターバル、前記電圧または電流レベル、あるいは、これらの任意の組み合わせを、既に述べた複数の電気信号の任意の電気信号を要求に応じて生成するために、変更することができる請求項19に記載の装置。
  29. 前記選択は、
    (a)請求項21に記載される電気信号、または、
    (b)請求項24に記載される電気信号を含む請求項68に記載の装置。
  30. 前記電気信号は非周期的であり、前記1次タイミングインターバルおよび前記2次タイミングインターバルは、おおよそ、大きさおよび関係、すなわち、
    (a)50μsec≦(T,T,…)≦30sec、
    (b)200μsec≦(T+T+…)≦120sec、
    (c)2.55μsec≦(t,t,…)≦50msec、
    (d)5μsec≦(t+t+…)≦0.5T、および
    (e)(t,t,…)≦2(t+t+…)
    を有し、Tは、任意の長さであってもよく、(T,T,…)、(T+T+…)、T、(t,t,…)、(t+t+…)および(t,t,…)は明細書に規定される請求項12に記載の装置。
  31. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)残りの前記電圧および電流レベルL、Lなどは、L、Lなどの少なくとも一対を形成し、それぞれの前記対の要素は、大きさが同じであるが、極性が反対であり、
    (c)Tは一定のLで経過し、
    (d)全ての他の前記1次タイミングインターバルT、Tなどは、全てが実質的に同じ繰り返しレートを有する2次サイクルを含み、
    (e)最大信号振幅がT中に存在し、
    (f)残りの前記1次インターバル中に、前記信号振幅は、前記1次タイミングサイクルを通して時間と共に徐々に減少し、それによって、指数関数的に減衰する包絡線を近似し、該指数関数的に減衰する包絡線の最大をT中に有し、最小をT中に有する
    ように、任意の数Pの前記1次タイミングインターバルT、T、Tなど、偶数Sの前記2次タイミングインターバルt、t、tなど、ならびに、奇数Qの前記電圧または電流レベルL、L、およびLなどを生成するように構成される請求項30に記載の装置。
  32. 前記1次タイミングサイクルのそれぞれの反復は、外部信号によって始動される請求項31に記載の装置。
  33. 前記電気信号は、伝導性材料によって人もしくは動物の体、単離組織または細胞培養物に印加されて、苦痛を軽減し、治癒を促進し、あるいは、細胞代謝、増殖、分化、または所望の物質の産出を高める請求項12に記載の装置。
  34. 前記伝導性材料は、皮膚表面に直接適用される、導電性材料の複数の平坦部材から成る
    請求項33に記載の装置。
  35. 前記伝導性材料は、皮膚以外の組織表面に適用される、少なくとも1つの導電性材料の部材を含む請求項33に記載の装置。
  36. 前記伝導性材料は、人または動物の体または組織内に、挿入されるか、または、埋め込まれる、少なくとも1つの導電性材料の部材を含む請求項33に記載の装置。
  37. 前記伝導性材料は、導電性液体内に、全体的または部分的に浸漬される、少なくとも1つの導電性材料の部材を含む請求項33に記載の装置。
  38. 前記伝導性材料は、人または動物の体または組織あるいはその一部を浸漬させることができる、導電性液体の部材を含む請求項33に記載の装置。
  39. 前記電気信号は、伝導性材料によって、人または動物の体、単離組織または細胞培養物、食物、飲料、または他の材料に印加されて、存在する可能性のある選択された病原性生物を失活させる請求項12に記載の装置。
  40. 生医学的適用で使用するための電気信号を生成する方法であって、
    (a)ある周波数を有する繰り返し1次サイクルを連続して形成する、少なくとも4つの比較的長い1次タイミングインターバルT、T、T、T、および、もしあればその他を生成すること、
    (b)少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどを生成することであって、前記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つが分割されてなり、前記2次タイミングインターバルは、その長さを通して200kHzより低い周波数を有する繰り返し2次サイクルを連続して形成し、一方、前記1次タイミングインターバルのうちの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルは分割されない、少なくとも2つの比較的短い2次タイミングインターバルt、tなどを生成すること、
    (c)複数の実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどを生成すること、
    (d)分割された前記1次インターバル内の前記2次インターバルのそれぞれの間、または、分割されない場合に前記1次インターバルの全体の間で前記電圧または電流レベルの1つを選択することであって、前記レベルは、前記1次サイクルの過程を通して連続して選択され、それによって、前記電気信号が形成される、選択すること、および、
    (e)前記1次サイクルの任意の1つの繰り返しの過程を通して実質的な電荷平衡を確立するための、1つまたは複数の等化パルスとして、分割されていない前記1次インターバルの1つまたは複数をさらに選択することを含む方法。
  41. 前記1次および2次タイミングインターバルの選択およびそれぞれのタイミングインターバル内での前記電圧または電流レベルの選択によって、前記電気信号が、時間と共に変わる振幅を有する、特定の明確な数学的関数をエミュレートする請求項40に記載の方法。
  42. (a)任意所与の1次タイミングインターバル内の前記電気信号は、A.C.振幅およびD.C.振幅の両方を有し、そのいずれかはゼロであってもよく、
    (b)前記1次タイミングインターバル内の前記A.C.振幅は、ゼロでない場合、前記2次タイミングサイクルの存在から生じる請求項41に記載の方法。
  43. (b)前記A.C.成分は、前記1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルにおいてゼロの振幅を有し、
    (c)前記A.C.成分は、前記1次タイミングインターバルの少なくとも1つの他の
    1次タイミングインターバルにおいて非ゼロ振幅を有する請求項42に記載の方法。
  44. (a)第1の前記1次タイミングインターバルTは、該1次タイミングインターバルTの長さを通して単一電圧または電流レベルLが選択されており、ゼロA.C.振幅をもたらし、
    (b)第2の前記1次タイミングインターバルTは、前記2次インターバルt、tなどに分割され、1次インターバルTの長さを通して前記2次サイクルを形成し、前記2次サイクルは、前記1次インターバル内で複数の完全な繰り返しを行い、レベルL、Lなどの1つは、2次インターバルt、tなどのそれぞれについて選択され、非ゼロA.C.振幅をもたらし、
    (c)第3の前記1次タイミングインターバルT、第4の前記1次タイミングインターバルT、およびもしあれば、それぞれの前記1次タイミングインターバルT、Tなどは、前記1次タイミングインターバルTのように単一で一定の電圧または電流レベルを含んでもよいし、前記1次タイミングインターバルTのように再分割されてもよく、
    (d)前記2次インターバルまたは未分割の1次インターバルはそれぞれ、前記1次サイクル内で、L、Lなどの中からの、独自に割り当てられた電圧または電流レベルを有し、前記電圧または電流レベルは、前記インターバルが再び起こる時に常に選択され、したがって、
    (e)前記電気信号は、前記1次サイクルの任意の2つの繰り返しの間で実質的に同じである請求項43に記載の方法。
  45. 前記実質的に一定の電圧または電流レベルL、Lなどは、+10.0〜−10.0ミリアンペアの範囲にある一定電流レベルの形態をとる請求項44に記載の方法。
  46. 前記1次サイクルは、関係
    2T≦T≦20T
    を有する、2つの最も長い1次タイミングインターバルTおよびTを含み、Tは最も長い1次インターバルであり、Tは2番目に長く、それによって、66%〜95%のデューティサイクルを有する非対称1次サイクルが得られる請求項5に記載の方法。
  47. 前記少なくとも4つの1次タイミングインターバルの少なくとも2つは、長さが異なり、周波数でも異なる2次サイクルを含む請求項5に記載の方法。
  48. 前記2次サイクルは、関係
    2t≦t≦20t
    を有する、まさに2つの前記2次タイミングインターバルtおよびtを含み、tは前記2次タイミングインターバルのいずれかであってもよく、一方、tは前記2次タイミングインターバルの他方であり、それによって、66%〜95%のデューティサイクルを有する非対称2次サイクルが得られる請求項44に記載の方法。
  49. 前記電気信号は、事前に選択された期間後に、自動的にターンオフされる請求項44に記載の方法。
  50. 好ましくない成分を除去するために、前記電気信号をフィルタリングすることをさらに含む請求項40に記載の方法。
  51. マルチステップシーケンサを使用して、前記1次タイミングインターバルT、Tなどを生成するのを支援し、前記繰り返し1次サイクルを形成する請求項40に記載の方法。
  52. 前記マルチステップシーケンサの出力は、前記1次タイミングインターバルの相対長を決定する請求項51に記載の方法。
  53. マルチステップシーケンサを使用して、前記2次タイミングインターバルt、tなどを生成するのを支援し、前記繰り返し2次サイクルを形成する請求項41に記載の方法。
  54. 前記マルチステップシーケンサの出力は、前記2次タイミングインターバルの相対長を決定する請求項53に記載の方法。
  55. 前記電気信号は周期的であり、前記1次タイミングインターバルおよび前記2次タイミングインターバルは、おおよそ、大きさおよび関係、すなわち、
    (a)50μsec≦(T,T,…)≦30sec、
    (b)200μsec≦(T+T+…)≦120sec、
    (c)2.5μsec≦(t,t,…)≦50msec、
    (d)5μsec≦(t+t+…)≦0.5T、および
    (e)(t,t,…)≦2(t+t+…)
    を有し、(T,T,…)、(T+T+…)、T、(t,t,…)、(t+t+…)および(t,t,…)は明細書に規定される請求項40に記載の方法。
  56. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)LおよびLは実質的に同じ大きさであるが、反対の極性を有し、
    (c)Tは一定のLで経過し、
    (d)T、T、およびTは全て、2次タイミングサイクルを含む
    ように、4つの前記1次タイミングインターバルT、T、T、およびT、複数の前記2次タイミングインターバルt、tなど、ならびに、3つの前記電圧または電流レベルL、L、およびLが生成される請求項55に記載の方法。
  57. (a)Tは、前記1次インターバルT、T、T、およびTのうちで最も短く、
    (b)TおよびTは長さがほぼ等しく、
    (c)Tは、TまたはTのいずれかより長く、
    (d)TおよびT内の前記2次タイミングサイクルによって生成される前記A.C.振幅は、T内の前記2次タイミングサイクルによって生成される前記A.C.振幅より減少する請求項56に記載の方法。
  58. (a)前記1次タイミングサイクルの繰り返しレートは、所望の適用に合うように、1Hz〜500KHzの範囲のある部分にわたって、連続的に、または、段階的に変わることができ、
    (b)T、T、およびT内の前記2次タイミングサイクルの前記繰り返しレートは、実質的に同じであり、約1,000Hz〜200KHzの範囲にある請求項57に記載の方法。
  59. 中の信号より小さい、TおよびT中の信号の前記振幅減少は、T中またはT中のいずれでも使用されない、少なくとも1つの前記電圧または電流レベルをT中に選択することによって、全体として、または、部分的に達成される請求項57に記載の方法。
  60. 中の信号より小さい、TおよびT中の信号の前記振幅減少は、T中またはT
    中のいずれかで使用される2次タイミングサイクルと異なる、前記2次タイミングサイクルをT中に使用することによって、全体として、または、部分的に達成される請求項57に記載の方法。
  61. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)残りの前記電圧および電流レベルL、Lなどは、L、Lなどの少なくとも一対を形成し、前記対それぞれの要素は、大きさが同じであるが、極性が反対であり、
    (c)Tは一定のLで経過し、
    (d)全ての他の前記1次タイミングインターバルT、Tなどは、全てが実質的に同じ繰り返しレートを有する2次サイクルを含み、
    (e)最大信号振幅が、1次タイミングインターバルT中に存在し、Nは、好ましくは、約P/2+1に等しく、
    (f)残りの前記1次インターバル中に、前記信号振幅は、前記1次タイミングサイクルの周りで前方向か、後ろ方向のいずれかに向かうように、TからTへ徐々に増加し、それによって、正弦状包絡線を近似し、該正弦状包絡線の最大をT中に有し、最小をT中に有する
    ように、複数Pの少なくとも4つの前記1次タイミングインターバルT、T、Tなど、偶数Sの前記2次タイミングインターバルt、t、tなど、ならびに、奇数Qの前記電圧または電流レベルL、L、およびLなどが生成される請求項55に記載の方法。
  62. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)LおよびLは実質的に同じ大きさであるが、反対の極性を有し、
    (c)1次インターバルは、3つにグループ分けされ、該3つにおいて、
    (1)T、T、Tなどのような、それぞれの前記グループ内の第1の前記1次タイミングインターバルは、一定のLで経過し、
    (2)T、T、Tなどのような、それぞれの前記グループ内の第2の前記1次タイミングインターバルは、t中のLとt中のLの間で交番する前記2次タイミングサイクルを含み、それによって、それぞれの前記偶数番号の1次インターバル内で、方形波または矩形波信号を形成し、
    (3)T、T、Tなどのような、それぞれの前記グループ内の第3の前記1次タイミングインターバルは、Lと異なる、一定の電圧または電流レベルで経過し、それによって、等化パルスを形成する
    ように、任意の数の前記1次タイミングインターバルT、T、Tなど、2つの前記2次タイミングインターバルtおよびt、ならびに、3つの前記電圧または電流レベルL、L、およびLが生成される請求項55に記載の方法。
  63. 前記1次タイミングサイクルを通してD.C.振幅の総和はゼロであるため、結果として得られる前記電気信号は電荷平衡している請求項62に記載の方法。
  64. (a)それぞれの前記グループ内の前記第2の1次タイミングインターバルは非ゼロD.C.振幅を有する矩形波を有し、
    (b)それぞれの前記グループ内の前記第3の1次タイミングインターバルは反対のD.C.振幅を有し、前記電気信号が実質的に電荷平衡するようにさせる請求項63に記載の方法。
  65. 前記3つのグループの少なくとも1のグループ内の前記第2の1次タイミングインターバルおよび前記第3の1次タイミングインターバルは、前記3つのグループの少なくとも1つの他のグループ内の前記第2の1次タイミングインターバルおよび前記第3の1次タイミングインターバルと反対の極性を有する請求項62に記載の方法。
  66. (a)前記3つのグループの少なくとも1つのグループ内にあり、かつ、等化パルスを形成する、前記第3の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルは、短か過ぎて、電荷平衡を完全には達成できず、
    (b)その代わり、前記3つのグループ内で、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルと、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバルの間における極性反転によって、全体として、または、部分的に、電荷平衡が達成される請求項65に記載の方法。
  67. 前記3つのグループの少なくとも1つのグループ内の、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの1次タイミングインターバルは、2次タイミングサイクルを含み、該2次タイミングサイクルの繰り返しレートは、前記第2の1次タイミングインターバルの少なくとも1つの他の1次タイミングインターバル内の繰り返しレートと異なる請求項62に記載の方法。
  68. 1次タイミングインターバル、2次タイミングインターバル、電圧または電流レベル、あるいは、これらの任意の組み合わせを含む複数のセットの1つの選択を更に含み、既に述べた複数の電気信号の任意の電気信号を要求に応じて生成する請求項40に記載の方法。
  69. 前記選択は、
    (a)請求項62に記載される電気信号、および、
    (b)請求項64に記載される電気信号を含む請求項68に記載の方法。
  70. 前記電気信号は非周期的であり、前記1次タイミングインターバルおよび前記2次タイミングインターバルは、おおよそ、大きさおよび関係、すなわち、
    (a)50μsec≦(T,T,…)≦30sec、
    (b)200μsec≦(T+T+…)≦120sec、
    (c)2.5μsec≦(t,t,…)≦50msec、
    (d)5μsec≦(t+t+…)≦0.5T、および
    (e)(t,t,…)≦2(t+t+…)
    を有し、Tは、任意の長さであってもよく、(T,T,…)、(T+T+…)、T、(t,t,…)、(t+t+…)および(t,t,…)は明細書に規定される請求項40に記載の方法。
  71. (a)Lは実質的にゼロであり、
    (b)残りの前記電圧および電流レベルL、Lなどは、L、Lなどの少なくとも一対を形成し、それぞれの前記対の要素は、大きさが同じであるが、極性が反対であり、
    (c)Tは一定のLで経過し、
    (d)全ての他の前記1次タイミングインターバルT、Tなどは、全てが実質的に同じ繰り返しレートを有する2次サイクルを含み、
    (e)最大信号振幅がT中に存在し、
    (f)残りの前記1次インターバル中に、前記信号振幅は、前記1次タイミングサイクルを通して時間と共に徐々に減少し、それによって、指数関数的に減衰する包絡線を近似し、該指数関数的に減衰する包絡線の最大をT中に有し、最小をT中に有する
    ように、任意の数Pの前記1次タイミングインターバルT、T、Tなど、偶数Sの前記2次タイミングインターバルt、t、tなど、ならびに、奇数Qの前記電圧または電流レベルL、L、およびLなどが生成される請求項70に記載の方法。
  72. 前記1次タイミングサイクルのそれぞれの反復は、外部信号によって始動される請求項71に記載の方法。
  73. 前記電気信号は、伝導性材料によって人もしくは動物の体、単離組織または細胞培養物に印加されて、苦痛を軽減し、治癒を促進し、あるいは、細胞代謝、増殖、分化、または所望の物質の産出を高める請求項40に記載の方法。
  74. 前記伝導性材料は、皮膚表面に直接適用される、導電性材料の複数の平坦部材から成る請求項73に記載の方法。
  75. 前記伝導性材料は、皮膚以外の組織表面に適用される、少なくとも1つの導電性材料の部材を含む請求項73に記載の方法。
  76. 前記伝導性材料は、人または動物の体または組織内に、挿入されるか、または、埋め込まれる、少なくとも1つの導電性材料の部材を含む請求項73に記載の方法。
  77. 前記伝導性材料は、導電性液体内に、全体的または部分的に浸漬される、少なくとも1つの導電性材料の部材を含む請求項73に記載の方法。
  78. 前記伝導性材料は、人または動物の体または組織あるいはその一部を浸漬させることができる、導電性液体の部材を含む請求項73に記載の方法。
  79. 前記電気信号は、伝導性材料によって、人または動物の体、単離組織または細胞培養物、食物、飲料、または他の材料に印加されて、存在する可能性のある選択された病原性生物を失活させる請求項40に記載の方法。
  80. 生成される前記電気信号は、実質的に、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、または図15に示す電気信号である請求項1に記載の装置。
  81. 生成される前記電気信号は、実質的に、図6に示す電気信号である請求項1に記載の装置。
  82. 生成される前記電気信号は、実質的に、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、または図15に示す電気信号である請求項40に記載の方法。
  83. 生成される前記電気信号は、実質的に、図6に示す電気信号である請求項40に記載の方法。
  84. 電荷平衡した1次サイクルを形成する1次タイミングインターバル、および、少なくとも1つの1次タイミングインターバルが分割される2次タイミングインターバルを生成することを含む、電気信号を生成する装置。
  85. 実質的に、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、および図15に示す電気信号を生成することが可能な装置。
  86. 前記装置のユーザは、生成される前記電気信号のうちの1つを選択することができる請求項83に記載の装置。
JP2006517598A 2003-06-24 2004-06-24 生体電気刺激、治癒促進、苦痛軽減、または病原体失活のための装置および方法 Expired - Fee Related JP4980713B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US48089003P 2003-06-24 2003-06-24
US60/480,890 2003-06-24
PCT/US2004/020207 WO2005002663A2 (en) 2003-06-24 2004-06-24 Apparatus and method for bioelectric stimulation, healing acceleration, pain relief, or pathogen devitalization

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007524459A true JP2007524459A (ja) 2007-08-30
JP2007524459A5 JP2007524459A5 (ja) 2008-05-15
JP4980713B2 JP4980713B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=33563819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006517598A Expired - Fee Related JP4980713B2 (ja) 2003-06-24 2004-06-24 生体電気刺激、治癒促進、苦痛軽減、または病原体失活のための装置および方法

Country Status (17)

Country Link
US (1) US7117034B2 (ja)
EP (1) EP1648553A4 (ja)
JP (1) JP4980713B2 (ja)
KR (1) KR101134242B1 (ja)
CN (1) CN1842356B (ja)
AR (1) AR044915A1 (ja)
AU (1) AU2004253501B2 (ja)
BR (1) BRPI0411817A (ja)
CA (2) CA2530396C (ja)
CR (1) CR8170A (ja)
EA (1) EA200600093A1 (ja)
HK (1) HK1096882A1 (ja)
IL (1) IL172726A (ja)
MX (1) MXPA05014141A (ja)
TW (1) TWI306407B (ja)
WO (1) WO2005002663A2 (ja)
ZA (1) ZA200600654B (ja)

Cited By (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509702A (ja) * 2008-01-14 2011-03-31 エルベ エレクトロメディツィン ゲーエムベーハー 電気外科手術用hfジェネレータ及び電気外科手術装置を制御する方法
US8587413B2 (en) 2008-07-29 2013-11-19 Fujitsu Limited Information access system, information storage device and reader/writer device
JP2015515343A (ja) * 2012-04-16 2015-05-28 エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッドEthicon Endo−Surgery,Inc. 超音波及び電気外科用装置のための外科用発生器
JP2015163145A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 バイオアイ株式会社 生体電気刺激装置
KR101744673B1 (ko) * 2015-05-08 2017-06-21 계명대학교 산학협력단 전기 자극장치를 부착한 기브스 및 이를 이용한 전기 자극방법
US10034704B2 (en) 2015-06-30 2018-07-31 Ethicon Llc Surgical instrument with user adaptable algorithms
US10034684B2 (en) 2015-06-15 2018-07-31 Ethicon Llc Apparatus and method for dissecting and coagulating tissue
US10154852B2 (en) 2015-07-01 2018-12-18 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blade with improved cutting and coagulation features
US10179022B2 (en) 2015-12-30 2019-01-15 Ethicon Llc Jaw position impedance limiter for electrosurgical instrument
US10194973B2 (en) 2015-09-30 2019-02-05 Ethicon Llc Generator for digitally generating electrical signal waveforms for electrosurgical and ultrasonic surgical instruments
US10201382B2 (en) 2009-10-09 2019-02-12 Ethicon Llc Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
US10226273B2 (en) 2013-03-14 2019-03-12 Ethicon Llc Mechanical fasteners for use with surgical energy devices
US10245064B2 (en) 2016-07-12 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US10245065B2 (en) 2007-11-30 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10251664B2 (en) 2016-01-15 2019-04-09 Ethicon Llc Modular battery powered handheld surgical instrument with multi-function motor via shifting gear assembly
USD847990S1 (en) 2016-08-16 2019-05-07 Ethicon Llc Surgical instrument
US10278721B2 (en) 2010-07-22 2019-05-07 Ethicon Llc Electrosurgical instrument with separate closure and cutting members
US10285723B2 (en) 2016-08-09 2019-05-14 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blade with improved heel portion
US10285724B2 (en) 2014-07-31 2019-05-14 Ethicon Llc Actuation mechanisms and load adjustment assemblies for surgical instruments
JP2019072329A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 オージー技研株式会社 電気刺激装置
US10299810B2 (en) 2010-02-11 2019-05-28 Ethicon Llc Rotatable cutting implements with friction reducing material for ultrasonic surgical instruments
US10321950B2 (en) 2015-03-17 2019-06-18 Ethicon Llc Managing tissue treatment
US10335183B2 (en) 2012-06-29 2019-07-02 Ethicon Llc Feedback devices for surgical control systems
US10335182B2 (en) 2012-06-29 2019-07-02 Ethicon Llc Surgical instruments with articulating shafts
US10335614B2 (en) 2008-08-06 2019-07-02 Ethicon Llc Devices and techniques for cutting and coagulating tissue
US10342602B2 (en) 2015-03-17 2019-07-09 Ethicon Llc Managing tissue treatment
US10349999B2 (en) 2014-03-31 2019-07-16 Ethicon Llc Controlling impedance rise in electrosurgical medical devices
US10357303B2 (en) 2015-06-30 2019-07-23 Ethicon Llc Translatable outer tube for sealing using shielded lap chole dissector
US10376305B2 (en) 2016-08-05 2019-08-13 Ethicon Llc Methods and systems for advanced harmonic energy
US10398466B2 (en) 2007-07-27 2019-09-03 Ethicon Llc Ultrasonic end effectors with increased active length
JP2019155136A (ja) * 2013-09-17 2019-09-19 ノービンタム メディカル テクノロジー ゲーエムベーハー 静脈電気刺激装置
US10420579B2 (en) 2007-07-31 2019-09-24 Ethicon Llc Surgical instruments
US10420580B2 (en) 2016-08-25 2019-09-24 Ethicon Llc Ultrasonic transducer for surgical instrument
US10426507B2 (en) 2007-07-31 2019-10-01 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments
US10433900B2 (en) 2011-07-22 2019-10-08 Ethicon Llc Surgical instruments for tensioning tissue
US10441345B2 (en) 2009-10-09 2019-10-15 Ethicon Llc Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
US10441308B2 (en) 2007-11-30 2019-10-15 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument blades
US10441310B2 (en) 2012-06-29 2019-10-15 Ethicon Llc Surgical instruments with curved section
US10456193B2 (en) 2016-05-03 2019-10-29 Ethicon Llc Medical device with a bilateral jaw configuration for nerve stimulation
US10463421B2 (en) 2014-03-27 2019-11-05 Ethicon Llc Two stage trigger, clamp and cut bipolar vessel sealer
US10485607B2 (en) 2016-04-29 2019-11-26 Ethicon Llc Jaw structure with distal closure for electrosurgical instruments
US10517627B2 (en) 2012-04-09 2019-12-31 Ethicon Llc Switch arrangements for ultrasonic surgical instruments
US10524854B2 (en) 2010-07-23 2020-01-07 Ethicon Llc Surgical instrument
US10524872B2 (en) 2012-06-29 2020-01-07 Ethicon Llc Closed feedback control for electrosurgical device
US10537352B2 (en) 2004-10-08 2020-01-21 Ethicon Llc Tissue pads for use with surgical instruments
US10543008B2 (en) 2012-06-29 2020-01-28 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments with distally positioned jaw assemblies
US10555769B2 (en) 2016-02-22 2020-02-11 Ethicon Llc Flexible circuits for electrosurgical instrument
US10575892B2 (en) 2015-12-31 2020-03-03 Ethicon Llc Adapter for electrical surgical instruments
US10595929B2 (en) 2015-03-24 2020-03-24 Ethicon Llc Surgical instruments with firing system overload protection mechanisms
US10595930B2 (en) 2015-10-16 2020-03-24 Ethicon Llc Electrode wiping surgical device
US10639092B2 (en) 2014-12-08 2020-05-05 Ethicon Llc Electrode configurations for surgical instruments
US10646269B2 (en) 2016-04-29 2020-05-12 Ethicon Llc Non-linear jaw gap for electrosurgical instruments
USRE47996E1 (en) 2009-10-09 2020-05-19 Ethicon Llc Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
US10702329B2 (en) 2016-04-29 2020-07-07 Ethicon Llc Jaw structure with distal post for electrosurgical instruments
US10842522B2 (en) 2016-07-15 2020-11-24 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments having offset blades
US10881449B2 (en) 2012-09-28 2021-01-05 Ethicon Llc Multi-function bi-polar forceps
US10893883B2 (en) 2016-07-13 2021-01-19 Ethicon Llc Ultrasonic assembly for use with ultrasonic surgical instruments
US11020140B2 (en) 2015-06-17 2021-06-01 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blade for use with ultrasonic surgical instruments
US11058447B2 (en) 2007-07-31 2021-07-13 Cilag Gmbh International Temperature controlled ultrasonic surgical instruments
US11266430B2 (en) 2016-11-29 2022-03-08 Cilag Gmbh International End effector control and calibration
US11324527B2 (en) 2012-11-15 2022-05-10 Cilag Gmbh International Ultrasonic and electrosurgical devices

Families Citing this family (331)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10835307B2 (en) 2001-06-12 2020-11-17 Ethicon Llc Modular battery powered handheld surgical instrument containing elongated multi-layered shaft
US7837719B2 (en) * 2002-05-09 2010-11-23 Daemen College Electrical stimulation unit and waterbath system
US7801585B1 (en) 2003-06-02 2010-09-21 Newlife Sciences Llc System for analyzing and treating abnormality of human and animal tissues
US7640052B2 (en) 2004-05-28 2009-12-29 Ippp, Llc Method of integrated proton beam and therapeutic magnetic resonance therapy
US7744869B2 (en) * 2003-08-20 2010-06-29 Ebi, Llc Methods of treatment using electromagnetic field stimulated mesenchymal stem cells
US9427598B2 (en) 2010-10-01 2016-08-30 Rio Grande Neurosciences, Inc. Method and apparatus for electromagnetic treatment of head, cerebral and neural injury in animals and humans
US9415233B2 (en) 2003-12-05 2016-08-16 Rio Grande Neurosciences, Inc. Apparatus and method for electromagnetic treatment of neurological pain
US9433797B2 (en) 2003-12-05 2016-09-06 Rio Grande Neurosciences, Inc. Apparatus and method for electromagnetic treatment of neurodegenerative conditions
US8961385B2 (en) 2003-12-05 2015-02-24 Ivivi Health Sciences, Llc Devices and method for treatment of degenerative joint diseases with electromagnetic fields
US10350428B2 (en) 2014-11-04 2019-07-16 Endonovo Therapetics, Inc. Method and apparatus for electromagnetic treatment of living systems
US9656096B2 (en) 2003-12-05 2017-05-23 Rio Grande Neurosciences, Inc. Method and apparatus for electromagnetic enhancement of biochemical signaling pathways for therapeutics and prophylaxis in plants, animals and humans
US20070026514A1 (en) * 2005-03-07 2007-02-01 Pilla Arthur A Electromagnetic treatment apparatus for enhancing pharmacological, chemical, and topical agent effectiveness and method for using same
US20060212077A1 (en) * 2005-03-07 2006-09-21 Pilla Arthur A Electromagnetic treatment apparatus for augmenting wound repair and method for using same
US9440089B2 (en) 2003-12-05 2016-09-13 Rio Grande Neurosciences, Inc. Apparatus and method for electromagnetic treatment of neurological injury or condition caused by a stroke
US7783353B2 (en) 2003-12-24 2010-08-24 Cardiac Pacemakers, Inc. Automatic neural stimulation modulation based on activity and circadian rhythm
AU2005205853B2 (en) 2004-01-22 2011-01-27 2249020 Alberta Ltd. Method of routing electrical current to bodily tissues via implanted passive conductors
US8165695B2 (en) * 2004-02-11 2012-04-24 Ethicon, Inc. System and method for selectively stimulating different body parts
US8751003B2 (en) 2004-02-11 2014-06-10 Ethicon, Inc. Conductive mesh for neurostimulation
US7979137B2 (en) 2004-02-11 2011-07-12 Ethicon, Inc. System and method for nerve stimulation
US7647112B2 (en) 2004-02-11 2010-01-12 Ethicon, Inc. System and method for selectively stimulating different body parts
US8182501B2 (en) 2004-02-27 2012-05-22 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
US8454543B2 (en) 2004-03-10 2013-06-04 Vision Quest Industries Incorporated Electrodes for orthotic device
US8936560B2 (en) * 2004-03-10 2015-01-20 Vision Quest Industries Incorporated Bracing and electrostimulation for arthritis
US8070703B2 (en) * 2004-03-10 2011-12-06 Vision Quest Industries Incorporated Electrically stimulating orthotic device and segmented liner
AU2005234749A1 (en) 2004-04-19 2005-11-03 Andre' Dimino Electromagnetic treatment apparatus and method
US20060030906A1 (en) * 2004-08-06 2006-02-09 Carroll William J Switchable and programmable electrode configuration
US7509165B2 (en) * 2004-08-12 2009-03-24 Avazzia, Inc. Biofeedback electronic stimulation device
US7734340B2 (en) * 2004-10-21 2010-06-08 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. Stimulation design for neuromodulation
US20060155220A1 (en) * 2004-12-07 2006-07-13 Oslay Theodore F Method and device for current assisted massage for correction of soft tissue dysfunction in humans
US20060136011A1 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 Paul Vo Quang Dang Electronic healthcare device
US20070088407A1 (en) * 2005-02-01 2007-04-19 Smith Timothy B Method and device for treating injuries
US7319902B2 (en) * 2005-05-09 2008-01-15 O'kelly Gregory Method and device for electrochemical rejuvenation of skin and underlying tissue, and muscle building
US20080039901A1 (en) * 2005-06-03 2008-02-14 Kronberg James W Methods for modulating chondrocyte proliferation using pulsing electric fields
PT1888162E (pt) * 2005-06-03 2015-11-20 Medrelief Inc Sistema para modular o desenvolvimento osteocondral usando terapia de campo eletromagnético por impulsos
US7840272B2 (en) * 2005-06-03 2010-11-23 Medrelief Inc. Methods for modulating osteochondral development using bioelectrical stimulation
US20070276449A1 (en) * 2005-06-15 2007-11-29 Med-Lectric Corporation Interactive transcutaneous electrical nerve stimulation device
EP1898784B1 (en) 2005-07-01 2016-05-18 Impedimed Limited Method and apparatus for performing impedance measurements
EP3287073A1 (en) 2005-07-01 2018-02-28 Impedimed Limited Monitoring system
US7912541B2 (en) * 2005-08-12 2011-03-22 Avazzia, Inc. Biofeedback electronic stimulation device using light and magnetic energy
US20070073354A1 (en) 2005-09-26 2007-03-29 Knudson Mark B Neural blocking therapy
WO2007039786A1 (en) * 2005-10-06 2007-04-12 Antonio La Gatta Generation radiant energy device
EP1948017B1 (en) 2005-10-11 2014-04-02 Impedimed Limited Hydration status monitoring
US20070191713A1 (en) 2005-10-14 2007-08-16 Eichmann Stephen E Ultrasonic device for cutting and coagulating
AU2006306529A1 (en) * 2005-10-21 2007-05-03 Purdue Research Foundation Telemetrically controllable system for treatment of nervous system injury
US10716749B2 (en) * 2005-11-03 2020-07-21 Palo Alto Investors Methods and compositions for treating a renal disease condition in a subject
US8983628B2 (en) * 2009-03-20 2015-03-17 ElectroCore, LLC Non-invasive vagal nerve stimulation to treat disorders
US9339641B2 (en) 2006-01-17 2016-05-17 Emkinetics, Inc. Method and apparatus for transdermal stimulation over the palmar and plantar surfaces
US20070167990A1 (en) * 2006-01-17 2007-07-19 Theranova, Llc Method and apparatus for low frequency induction therapy for the treatment of urinary incontinence and overactive bladder
US9610459B2 (en) 2009-07-24 2017-04-04 Emkinetics, Inc. Cooling systems and methods for conductive coils
US7621930B2 (en) 2006-01-20 2009-11-24 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasound medical instrument having a medical ultrasonic blade
US8027718B2 (en) * 2006-03-07 2011-09-27 Mayo Foundation For Medical Education And Research Regional anesthetic
EP2007476A2 (en) * 2006-04-05 2008-12-31 Ro-Tec B.V.B.A. Appliance and sequence of pulses for the application of electrotherapy
US10786669B2 (en) 2006-10-02 2020-09-29 Emkinetics, Inc. Method and apparatus for transdermal stimulation over the palmar and plantar surfaces
US11224742B2 (en) 2006-10-02 2022-01-18 Emkinetics, Inc. Methods and devices for performing electrical stimulation to treat various conditions
US9005102B2 (en) 2006-10-02 2015-04-14 Emkinetics, Inc. Method and apparatus for electrical stimulation therapy
CA2665134A1 (en) 2006-10-02 2008-04-10 Emkinetics, Inc. Method and apparatus for magnetic induction therapy
WO2008046361A1 (en) * 2006-10-20 2008-04-24 Pavlov Vladimir A Electro-energy apparatus and application of electric current frequency for normalization of nerve centres
US8175713B1 (en) * 2007-01-10 2012-05-08 Jozef Cywinski Electro-stimulation device to pump blood from legs
CA2676991A1 (en) * 2007-01-31 2008-08-07 Adam Heller Methods and compositions for the treatment of pain
US8034014B2 (en) 2007-03-06 2011-10-11 Biomet Biologics, Llc Angiogenesis initation and growth
US8068918B2 (en) 2007-03-09 2011-11-29 Enteromedics Inc. Remote monitoring and control of implantable devices
US8423148B1 (en) * 2007-03-19 2013-04-16 Michael Lytinas Method for treating cartilage defects
US8226675B2 (en) 2007-03-22 2012-07-24 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instruments
US8911460B2 (en) 2007-03-22 2014-12-16 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical instruments
US8142461B2 (en) 2007-03-22 2012-03-27 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instruments
WO2008128281A1 (en) 2007-04-20 2008-10-30 Impedimed Limited Monitoring system and probe
US8532787B2 (en) 2007-05-31 2013-09-10 Enteromedics Inc. Implantable therapy system having multiple operating modes
WO2008151300A1 (en) * 2007-06-05 2008-12-11 Reliant Technologies, Inc. Method for reducing pain of dermatological treatments
US8159312B2 (en) * 2007-06-27 2012-04-17 Medrelief Inc. Method and system for signal coupling and direct current blocking
WO2009015005A1 (en) 2007-07-20 2009-01-29 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Use of stimulation pulse shape to control neural recruitment order and clinical effect
US11376435B2 (en) 2007-07-20 2022-07-05 Boston Scientific Neuromodulation Corporation System and method for shaped phased current delivery
US20130304152A1 (en) * 2012-05-14 2013-11-14 Boston Scientific Neuromodulation Corporation System and method for shaped phased current delivery
US8882791B2 (en) 2007-07-27 2014-11-11 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical instruments
US8808319B2 (en) 2007-07-27 2014-08-19 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instruments
CA2733081C (en) * 2007-08-06 2015-12-15 Great Lakes Biosciences, Llc Methods and apparatus for electrical stimulation of tissues using signals that minimize the effects of tissue impedance
US20110046505A1 (en) 2007-08-09 2011-02-24 Impedimed Limited Impedance measurement process
US20090048504A1 (en) * 2007-08-17 2009-02-19 Biofisica Inc. Medical electrode systems and methods
US8738137B2 (en) 2007-08-23 2014-05-27 Bioness Inc. System for transmitting electrical current to a bodily tissue
US9757554B2 (en) 2007-08-23 2017-09-12 Bioness Inc. System for transmitting electrical current to a bodily tissue
BRPI0722017B8 (pt) * 2007-09-18 2021-06-22 Marineo Giuseppe aparelho para a supressão rápida da dor, e método para gerar sinais elétricos para usar em uma terapia na supressão da dor
US7813804B1 (en) * 2007-09-28 2010-10-12 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Methods and systems for treating a nerve compression syndrome
US8352026B2 (en) 2007-10-03 2013-01-08 Ethicon, Inc. Implantable pulse generators and methods for selective nerve stimulation
AU2008308606B2 (en) 2007-10-05 2014-12-18 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ergonomic surgical instruments
US20090204173A1 (en) 2007-11-05 2009-08-13 Zi-Ping Fang Multi-Frequency Neural Treatments and Associated Systems and Methods
US20090132010A1 (en) * 2007-11-19 2009-05-21 Kronberg James W System and method for generating complex bioelectric stimulation signals while conserving power
US9089707B2 (en) 2008-07-02 2015-07-28 The Board Of Regents, The University Of Texas System Systems, methods and devices for paired plasticity
US8457757B2 (en) * 2007-11-26 2013-06-04 Micro Transponder, Inc. Implantable transponder systems and methods
US20090149732A1 (en) * 2007-12-08 2009-06-11 Weinstock Ronald J System for use of electrical resonant frequencies in analyzing and treating abnormality of human and animal tissues
US8874223B2 (en) 2008-02-01 2014-10-28 Prev Biotech Inc. Mitigation of pressure ulcers using electrical stimulation
US20110112604A1 (en) * 2008-02-01 2011-05-12 The Governors Of The University Of Alberta Mitigation of pressure ulcers using electrical stimulation
GB2457470A (en) * 2008-02-13 2009-08-19 Pulse Medical Technologies Ltd Silver ion wound dressing with electromagnetic coil
US8340775B1 (en) 2008-04-14 2012-12-25 Advanced Neuromodulation Systems, Inc. System and method for defining stimulation programs including burst and tonic stimulation
US8972024B2 (en) * 2008-06-20 2015-03-03 Medrelief Inc. Systems, apparatuses, and methods for providing non-transcranial electrotherapy
US20090326612A1 (en) * 2008-06-26 2009-12-31 Michael J. Distler Electronic biofeedback stimulation device
US20090326602A1 (en) * 2008-06-27 2009-12-31 Arkady Glukhovsky Treatment of indications using electrical stimulation
US8630714B1 (en) * 2008-06-30 2014-01-14 Electrostim Medical Services, Inc. Bone growth stimulation using a constant current capacitively coupled stimulator
US20100324627A1 (en) * 2008-07-28 2010-12-23 Newlife Sciences, Llc Method and apparatus for resistivity measurement, detection and treatment in living tissue
US8058771B2 (en) 2008-08-06 2011-11-15 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic device for cutting and coagulating with stepped output
EP2154240A1 (en) * 2008-08-06 2010-02-17 UToC B.V. i.o PRF in cell and tissue culture
JP2012502699A (ja) * 2008-09-19 2012-02-02 ムーア、テリー・ウィリアム・バートン 電気操作を通して筋肉の緊張を低減する方法及びデバイス
US9327121B2 (en) 2011-09-08 2016-05-03 Nevro Corporation Selective high frequency spinal cord modulation for inhibiting pain, including cephalic and/or total body pain with reduced side effects, and associated systems and methods
US8255057B2 (en) 2009-01-29 2012-08-28 Nevro Corporation Systems and methods for producing asynchronous neural responses to treat pain and/or other patient conditions
US8897885B2 (en) 2008-12-19 2014-11-25 Ethicon, Inc. Optimizing the stimulus current in a surface based stimulation device
US8882758B2 (en) * 2009-01-09 2014-11-11 Solta Medical, Inc. Tissue treatment apparatus and systems with pain mitigation and methods for mitigating pain during tissue treatments
US8506506B2 (en) * 2009-01-12 2013-08-13 Solta Medical, Inc. Tissue treatment apparatus with functional mechanical stimulation and methods for reducing pain during tissue treatments
US8326426B2 (en) 2009-04-03 2012-12-04 Enteromedics, Inc. Implantable device with heat storage
ES2624748T3 (es) 2009-04-22 2017-07-17 Nevro Corporation Modulación de alta frecuencia selectiva de la médula espinal para la inhibición del dolor con efectos secundarios reducidos, y sistemas y métodos asociados
EP4257178A3 (en) 2009-04-22 2023-10-25 Nevro Corporation Spinal cord modulation systems for inducing paresthetic and anesthetic effects
US9700339B2 (en) 2009-05-20 2017-07-11 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Coupling arrangements and methods for attaching tools to ultrasonic surgical instruments
US8319400B2 (en) 2009-06-24 2012-11-27 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical instruments
US8461744B2 (en) 2009-07-15 2013-06-11 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Rotating transducer mount for ultrasonic surgical instruments
US8663220B2 (en) 2009-07-15 2014-03-04 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical instruments
US8788060B2 (en) 2009-07-16 2014-07-22 Solta Medical, Inc. Tissue treatment systems with high powered functional electrical stimulation and methods for reducing pain during tissue treatments
WO2011011748A1 (en) 2009-07-23 2011-01-27 Emkinetics, Inc. Method and apparatus for magnetic induction therapy
US8498710B2 (en) 2009-07-28 2013-07-30 Nevro Corporation Linked area parameter adjustment for spinal cord stimulation and associated systems and methods
JP2013526886A (ja) * 2009-08-04 2013-06-27 ライフウェイブ エルティーディー. 隠れた疾患のための電気的な標識のための診断、およびスクリーニングの方法
US8428738B2 (en) * 2009-08-26 2013-04-23 Andrew D. Valencia Coupled neuraxial mesoscopic desynchronization electrostimulation therapy (cNMDET) method
MX2012001181A (es) 2009-09-21 2012-04-30 Medtronic Inc Ondas para terapia de estimulacion electrica.
US9302102B2 (en) * 2009-10-05 2016-04-05 Arp Manufacturing Llc Electro-therapeutic stimulator
US11090104B2 (en) 2009-10-09 2021-08-17 Cilag Gmbh International Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
EP2493551A4 (en) 2009-10-26 2013-04-17 Emkinetics Inc METHOD AND APPARATUS FOR ELECTROMAGNETIC STIMULATION OF NERVE, MUSCLE, AND ORGANIC TISSUES
AU2010312305B2 (en) 2009-10-26 2014-01-16 Impedimed Limited Fluid level indicator determination
JP5755234B2 (ja) 2009-11-18 2015-07-29 インぺディメッド リミテッドImpedimed Limited 患者−電極間測定のための装置およびシステム
US8951272B2 (en) 2010-02-11 2015-02-10 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Seal arrangements for ultrasonically powered surgical instruments
US8961547B2 (en) 2010-02-11 2015-02-24 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical instruments with moving cutting implement
US8486096B2 (en) 2010-02-11 2013-07-16 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Dual purpose surgical instrument for cutting and coagulating tissue
US8579928B2 (en) 2010-02-11 2013-11-12 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Outer sheath and blade arrangements for ultrasonic surgical instruments
US8682448B2 (en) * 2010-03-11 2014-03-25 Emc2 Holdings Llc EMF probe configurations for electro-modulation of ionic channels of cells and methods of use thereof
CA2793443A1 (en) * 2010-03-18 2011-09-22 Emc2 Holdings Llc System for diagnosing and treatment of diabetic symptoms
GB2480498A (en) 2010-05-21 2011-11-23 Ethicon Endo Surgery Inc Medical device comprising RF circuitry
US8588884B2 (en) 2010-05-28 2013-11-19 Emkinetics, Inc. Microneedle electrode
US20110306921A1 (en) * 2010-06-10 2011-12-15 Protopeutics, Incorporated Therapeutic device and methods of using and making same for multimodal stimulation of living tissue
JP5838557B2 (ja) 2010-07-05 2016-01-06 ソニー株式会社 生体情報処理方法および装置、並びに記録媒体
WO2012051495A2 (en) 2010-10-15 2012-04-19 The Research Foundation Of State University Of New York Compositions and methods for enhancing the biological response to chemical agents and physical stimuli
JP5367800B2 (ja) * 2010-11-09 2013-12-11 株式会社 資生堂 コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、及びコンテンツ再生プログラム
JP5944918B2 (ja) 2010-11-30 2016-07-05 ニューライフ サイエンシーズ エルエルシー 身体インピーダンスアナライザによる疼痛治療装置および方法
WO2012075198A2 (en) 2010-11-30 2012-06-07 Nevro Corporation Extended pain relief via high frequency spinal cord modulation, and associated systems and methods
US8275461B2 (en) * 2010-12-02 2012-09-25 Xavant Technology Pain relieving waveform system and method
AU2012204526B2 (en) 2011-01-03 2016-05-19 California Institute Of Technology High density epidural stimulation for facilitation of locomotion, posture, voluntary movement, and recovery of autonomic, sexual, vasomotor, and cognitive function after neurological injury
US20120197356A1 (en) * 2011-01-27 2012-08-02 Medtronic, Inc. Waveforms for Remote Electrical Stimulation Therapy
US9168374B2 (en) 2011-01-28 2015-10-27 Medtronic, Inc. Intra-burst pulse variation for stimulation therapy
TWI426285B (zh) * 2011-02-11 2014-02-11 Univ Nat Taiwan 擾動自我測試電路
TWI446944B (zh) 2011-05-13 2014-08-01 Univ Nat Chiao Tung 具負載適應性之生物電流刺激器
KR101093103B1 (ko) * 2011-06-09 2011-12-13 김미승 주파수 패턴을 이용한 전기 자극기
WO2013016664A2 (en) 2011-07-27 2013-01-31 Vision Quest Industries Incorporated Dba Vq Orthocare Electrostimulation system
US9566426B2 (en) * 2011-08-31 2017-02-14 ElectroCore, LLC Systems and methods for vagal nerve stimulation
EP2776120B1 (en) 2011-11-11 2020-09-09 Neuroenabling Technologies, Inc. Non invasive neuromodulation device for enabling recovery of motor, sensory, autonomic, sexual, vasomotor and cognitive function
AU2012351988B2 (en) 2011-12-14 2017-05-04 Impedimed Limited Devices, systems and methods for determining the relative spatial change in subsurface resistivities across frequencies in tissue
US8343027B1 (en) 2012-01-30 2013-01-01 Ivivi Health Sciences, Llc Methods and devices for providing electromagnetic treatment in the presence of a metal-containing implant
WO2013119545A1 (en) 2012-02-10 2013-08-15 Ethicon-Endo Surgery, Inc. Robotically controlled surgical instrument
US8676331B2 (en) 2012-04-02 2014-03-18 Nevro Corporation Devices for controlling spinal cord modulation for inhibiting pain, and associated systems and methods, including controllers for automated parameter selection
US9237921B2 (en) 2012-04-09 2016-01-19 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Devices and techniques for cutting and coagulating tissue
US9241731B2 (en) 2012-04-09 2016-01-26 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Rotatable electrical connection for ultrasonic surgical instruments
US9724118B2 (en) 2012-04-09 2017-08-08 Ethicon Endo-Surgery, Llc Techniques for cutting and coagulating tissue for ultrasonic surgical instruments
US9226766B2 (en) 2012-04-09 2016-01-05 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Serial communication protocol for medical device
US8923976B2 (en) 2012-04-26 2014-12-30 Medtronic, Inc. Movement patterns for electrical stimulation therapy
US9833614B1 (en) 2012-06-22 2017-12-05 Nevro Corp. Autonomic nervous system control via high frequency spinal cord modulation, and associated systems and methods
US20140005705A1 (en) 2012-06-29 2014-01-02 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instruments with articulating shafts
US9326788B2 (en) 2012-06-29 2016-05-03 Ethicon Endo-Surgery, Llc Lockout mechanism for use with robotic electrosurgical device
US9820768B2 (en) 2012-06-29 2017-11-21 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments with control mechanisms
US20140005702A1 (en) 2012-06-29 2014-01-02 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical instruments with distally positioned transducers
US9283045B2 (en) 2012-06-29 2016-03-15 Ethicon Endo-Surgery, Llc Surgical instruments with fluid management system
US9259343B2 (en) 2012-07-06 2016-02-16 Newman Technologies LLC Device for mitigating plantar fasciitis
US10201365B2 (en) 2012-10-22 2019-02-12 Ethicon Llc Surgeon feedback sensing and display methods
US9095367B2 (en) 2012-10-22 2015-08-04 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Flexible harmonic waveguides/blades for surgical instruments
US9014811B2 (en) 2013-06-29 2015-04-21 Thync, Inc. Transdermal electrical stimulation methods for modifying or inducing cognitive state
US10814131B2 (en) 2012-11-26 2020-10-27 Thync Global, Inc. Apparatuses and methods for neuromodulation
US9474891B2 (en) 2014-05-25 2016-10-25 Thync Global, Inc. Transdermal neurostimulator adapted to reduce capacitive build-up
US10537703B2 (en) 2012-11-26 2020-01-21 Thync Global, Inc. Systems and methods for transdermal electrical stimulation to improve sleep
US11033731B2 (en) 2015-05-29 2021-06-15 Thync Global, Inc. Methods and apparatuses for transdermal electrical stimulation
US9440070B2 (en) 2012-11-26 2016-09-13 Thyne Global, Inc. Wearable transdermal electrical stimulation devices and methods of using them
CN204147427U (zh) * 2012-11-26 2015-02-11 塞恩克公司 可穿戴的皮肤电刺激设备
US9295854B2 (en) 2012-11-28 2016-03-29 Point Source, Inc. Light and bioelectric therapy pad
EP2931361B1 (en) 2012-12-14 2023-07-05 Case Western Reserve University Population based encoding of neural information
WO2014105964A1 (en) * 2012-12-27 2014-07-03 The General Hospital Corporation Systems and methods for delivering pulsed electric fields to skin tissue
US9885031B2 (en) 2013-02-05 2018-02-06 Ohio State Innovation Foundation Galvanotaxis assay for quantitative assessment of the metastatic potential of cancer cells
WO2014123947A1 (en) 2013-02-05 2014-08-14 Ohio State Innovation Foundation A galvanotaxis assay for quantitative assessment of the metastatic potential of cancer cells
US9777265B2 (en) 2013-02-05 2017-10-03 Ohio State Innovation Foundation Non-contact method for accelerating wound healing using an electromagnetic coil to induce an electric field transverse to an axis of the wound
US9108055B1 (en) 2013-02-12 2015-08-18 Vincent Tellenbach System for electrical muscle and nerve stimulation in aqueous media
US9724535B1 (en) * 2013-02-19 2017-08-08 Blugreen Technologies, Inc. Low frequency magnetic pulse variable resonator for actively influencing the interaction and intercommunication at the cellular level for biological organisms and molecular level of matter
US9174053B2 (en) 2013-03-08 2015-11-03 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Neuromodulation using modulated pulse train
US9241728B2 (en) 2013-03-15 2016-01-26 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instrument with multiple clamping mechanisms
US9119966B2 (en) * 2013-05-10 2015-09-01 Case Western Reserve University Systems and methods that provide an electrical waveform for neural stimulation or nerve block
PL3003473T3 (pl) 2013-05-30 2019-05-31 Neurostim Solutions LLC Miejscowa stymulacja neurologiczna
US11229789B2 (en) 2013-05-30 2022-01-25 Neurostim Oab, Inc. Neuro activator with controller
US9895539B1 (en) 2013-06-10 2018-02-20 Nevro Corp. Methods and systems for disease treatment using electrical stimulation
US10293161B2 (en) 2013-06-29 2019-05-21 Thync Global, Inc. Apparatuses and methods for transdermal electrical stimulation of nerves to modify or induce a cognitive state
WO2015003015A2 (en) * 2013-07-01 2015-01-08 Intersection Medical, Inc. Compact and wearable apparatuses for home use in determining tissue wetness
US9814514B2 (en) 2013-09-13 2017-11-14 Ethicon Llc Electrosurgical (RF) medical instruments for cutting and coagulating tissue
CN103519797A (zh) * 2013-10-25 2014-01-22 江苏美伦影像系统有限公司 一种基于fpga的生物医学信号发生器
US10149978B1 (en) 2013-11-07 2018-12-11 Nevro Corp. Spinal cord modulation for inhibiting pain via short pulse width waveforms, and associated systems and methods
US9265926B2 (en) 2013-11-08 2016-02-23 Ethicon Endo-Surgery, Llc Electrosurgical devices
GB2521229A (en) 2013-12-16 2015-06-17 Ethicon Endo Surgery Inc Medical device
CA2933555A1 (en) * 2013-12-16 2015-06-25 Case Western Reserve University Patterned stimulation intensity for neural stimulation
GB2521228A (en) 2013-12-16 2015-06-17 Ethicon Endo Surgery Inc Medical device
US9795436B2 (en) 2014-01-07 2017-10-24 Ethicon Llc Harvesting energy from a surgical generator
EP3096834A1 (en) * 2014-01-21 2016-11-30 Cerephex Corporation Methods and apparatus for electrical stimulation
WO2015131093A1 (en) 2014-02-27 2015-09-03 Thync, Inc. Methods and apparatuses for user control of neurostimulation
CA2940838C (en) * 2014-02-28 2021-02-09 The Governing Council Of The Universtiy Of Toronto Selective, directable electrotaxis of precursor cells with biphasic electrical stimulation
US9554854B2 (en) 2014-03-18 2017-01-31 Ethicon Endo-Surgery, Llc Detecting short circuits in electrosurgical medical devices
US10092310B2 (en) 2014-03-27 2018-10-09 Ethicon Llc Electrosurgical devices
US9913680B2 (en) 2014-04-15 2018-03-13 Ethicon Llc Software algorithms for electrosurgical instruments
EP3131628A4 (en) 2014-04-16 2017-11-22 Ivivi Health Sciences, LLC A two-part pulsed electromagnetic field applicator for application of therapeutic energy
CN103933662A (zh) * 2014-05-05 2014-07-23 重庆新大地电子有限公司 生物负电子靶向治疗带
JP5636129B1 (ja) 2014-05-16 2014-12-03 株式会社テクノリンク 呼吸異常改善装置
JP6701096B2 (ja) 2014-05-17 2020-05-27 ハイイン エクイティ インベストメント ファンド エル.ピー. 経皮神経刺激を使用するアンサンブル波形の印加のための方法および装置
US9333334B2 (en) 2014-05-25 2016-05-10 Thync, Inc. Methods for attaching and wearing a neurostimulator
CA2953578C (en) 2014-07-03 2019-01-08 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Neurostimulation system with flexible patterning and waveforms
US9968301B2 (en) 2014-07-09 2018-05-15 The Board Of Regents, The University Of Texas System Body-driven pseudorandom signal injection for biomedical acquisition channel calibration
US10086198B1 (en) 2014-10-10 2018-10-02 Apogee Medical, Llc Electrostimulation principle, method and device for impedance change theoretically enhancing calcium-calmodulin binding
US9597507B2 (en) 2014-10-31 2017-03-21 Medtronic, Inc. Paired stimulation pulses based on sensed compound action potential
US9956404B2 (en) 2014-11-19 2018-05-01 Medtronic, Inc. Electrical stimulation to inhibit bladder and/or bowel contraction
US20160144171A1 (en) * 2014-11-25 2016-05-26 TrioWave Technologies Systems and methods for generating biphasic waveforms
US10426945B2 (en) 2015-01-04 2019-10-01 Thync Global, Inc. Methods and apparatuses for transdermal stimulation of the outer ear
US11534608B2 (en) * 2015-01-04 2022-12-27 Ist, Llc Methods and apparatuses for transdermal stimulation of the outer ear
US10258788B2 (en) 2015-01-05 2019-04-16 Thync Global, Inc. Electrodes having surface exclusions
MX2017009822A (es) * 2015-02-02 2018-03-14 Novintum Medical Tech Gmbh Aparato de estimulacion electrica venosa y sus metodos y usos.
US10245095B2 (en) 2015-02-06 2019-04-02 Ethicon Llc Electrosurgical instrument with rotation and articulation mechanisms
US11077301B2 (en) 2015-02-21 2021-08-03 NeurostimOAB, Inc. Topical nerve stimulator and sensor for bladder control
US11103696B2 (en) 2015-05-05 2021-08-31 Cosmo Haralambidis Device for electrical stimulation of peridontal complex and surrounding tissue
EP3291880B1 (en) 2015-05-05 2021-07-07 Haralambidis, Cosmo Device for electrical stimulation of peridontal complex and surrounding tissue
CN105310680B (zh) * 2015-05-14 2018-03-27 南京神桥医疗器械有限公司 一种植入式神经信号阻断装置
AU2016268007B2 (en) 2015-05-28 2019-04-18 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Neuromodulation using stochastically-modulated stimulation parameters
CN107847744A (zh) 2015-06-01 2018-03-27 赛威医疗公司 用于神经调节的装置和方法
US10898256B2 (en) 2015-06-30 2021-01-26 Ethicon Llc Surgical system with user adaptable techniques based on tissue impedance
US11051873B2 (en) 2015-06-30 2021-07-06 Cilag Gmbh International Surgical system with user adaptable techniques employing multiple energy modalities based on tissue parameters
US11129669B2 (en) 2015-06-30 2021-09-28 Cilag Gmbh International Surgical system with user adaptable techniques based on tissue type
US10765470B2 (en) 2015-06-30 2020-09-08 Ethicon Llc Surgical system with user adaptable techniques employing simultaneous energy modalities based on tissue parameters
EA201890244A1 (ru) * 2015-07-08 2018-07-31 Вэйв Форс Электроникс Инк. Устройство, система и способ излучения биорезонансной частоты
US20170021173A1 (en) * 2015-07-21 2017-01-26 Andreas Peneder System and method for medical devices and pain reduction
US9630012B2 (en) * 2015-08-06 2017-04-25 Meagan Medical, Inc. Spinal cord stimulation with interferential current
US9541537B1 (en) 2015-09-24 2017-01-10 Frito-Lay North America, Inc. Quantitative texture measurement apparatus and method
US11243190B2 (en) 2015-09-24 2022-02-08 Frito-Lay North America, Inc. Quantitative liquid texture measurement method
US10070661B2 (en) 2015-09-24 2018-09-11 Frito-Lay North America, Inc. Feedback control of food texture system and method
US10107785B2 (en) 2015-09-24 2018-10-23 Frito-Lay North America, Inc. Quantitative liquid texture measurement apparatus and method
US10969316B2 (en) 2015-09-24 2021-04-06 Frito-Lay North America, Inc. Quantitative in-situ texture measurement apparatus and method
US10598648B2 (en) 2015-09-24 2020-03-24 Frito-Lay North America, Inc. Quantitative texture measurement apparatus and method
ES2571460B1 (es) * 2015-10-23 2017-01-05 Indiba, S.A. Procedimiento cosmético para la reducción o prevención de la acumulación de tejido adiposo
US11318310B1 (en) 2015-10-26 2022-05-03 Nevro Corp. Neuromodulation for altering autonomic functions, and associated systems and methods
US9956405B2 (en) 2015-12-18 2018-05-01 Thyne Global, Inc. Transdermal electrical stimulation at the neck to induce neuromodulation
WO2017106878A1 (en) 2015-12-18 2017-06-22 Thync Global, Inc. Apparatuses and methods for transdermal electrical stimulation of nerves to modify or induce a cognitive state
WO2017106503A1 (en) 2015-12-18 2017-06-22 Medtronic, Inc. High duty cycle electrical stimulation therapy
US11229471B2 (en) 2016-01-15 2022-01-25 Cilag Gmbh International Modular battery powered handheld surgical instrument with selective application of energy based on tissue characterization
US11129670B2 (en) 2016-01-15 2021-09-28 Cilag Gmbh International Modular battery powered handheld surgical instrument with selective application of energy based on button displacement, intensity, or local tissue characterization
US10716615B2 (en) 2016-01-15 2020-07-21 Ethicon Llc Modular battery powered handheld surgical instrument with curved end effectors having asymmetric engagement between jaw and blade
WO2017132174A1 (en) 2016-01-25 2017-08-03 Nevro Corp. Treatment of congestive heart failure with electrical stimulation, and associated systems and methods
DE102016105174A1 (de) * 2016-03-21 2017-09-21 NMI Naturwissenschaftliches und Medizinisches Institut an der Universität Tübingen Aktives Retina-Implantat
US10799701B2 (en) 2016-03-30 2020-10-13 Nevro Corp. Systems and methods for identifying and treating patients with high-frequency electrical signals
US10420939B2 (en) * 2016-03-31 2019-09-24 The Cleveland Clinic Foundation Nerve stimulation to promote neuroregeneration
US11368802B2 (en) * 2016-04-27 2022-06-21 Cochlear Limited Implantable vibratory device using limited components
US10646708B2 (en) 2016-05-20 2020-05-12 Thync Global, Inc. Transdermal electrical stimulation at the neck
US11446504B1 (en) 2016-05-27 2022-09-20 Nevro Corp. High frequency electromagnetic stimulation for modulating cells, including spontaneously active and quiescent cells, and associated systems and methods
JP5976977B1 (ja) * 2016-06-17 2016-08-24 株式会社 Mtg 筋肉電気刺激装置
US10525268B2 (en) 2016-08-23 2020-01-07 Medtronic, Inc. Delivery of independent interleaved programs to produce higher-frequency electrical stimulation therapy
US10952759B2 (en) 2016-08-25 2021-03-23 Ethicon Llc Tissue loading of a surgical instrument
US10569088B2 (en) 2016-09-16 2020-02-25 Medtronic, Inc. Dorsal spinal column characterization with evoked potentials
EP3522975B1 (en) * 2016-10-04 2021-08-04 Medtronic, Inc. Cathode-minimized stimulation programming
EP4230253A1 (en) 2016-10-28 2023-08-23 Medtronic, Inc. High frequency stimulation based on low frequency titration gauge
US10806942B2 (en) 2016-11-10 2020-10-20 Qoravita LLC System and method for applying a low frequency magnetic field to biological tissues
US10603064B2 (en) 2016-11-28 2020-03-31 Ethicon Llc Ultrasonic transducer
WO2018101986A1 (en) 2016-12-01 2018-06-07 Thimble Bioelectronics, Inc. d/b/a Enso Neuromodulation device and method for use
US11045650B2 (en) 2016-12-06 2021-06-29 Medtronic, Inc. High frequency neurostimulation for pelvic symptom control
JP2020503111A (ja) * 2016-12-27 2020-01-30 アヴェント インコーポレイテッド 糖尿病性末梢神経障害を処置するための物品及び方法
WO2018132678A1 (en) 2017-01-13 2018-07-19 Orthofix Inc. Systems and methods for musculoskeletal tissue treatment
US10792497B2 (en) * 2017-03-14 2020-10-06 Akemi NISHIMURA Frequency therapy device
WO2018187734A1 (en) 2017-04-07 2018-10-11 Medtronic, Inc. Complex variation of electrical stimulation therapy parameters
EP3974021B1 (en) 2017-06-30 2023-06-14 ONWARD Medical N.V. A system for neuromodulation
US10820920B2 (en) 2017-07-05 2020-11-03 Ethicon Llc Reusable ultrasonic medical devices and methods of their use
CN109420252B (zh) * 2017-08-22 2023-10-31 精能医学股份有限公司 电刺激装置、产生电信号的方法以及计算机可读存储介质
WO2019060435A1 (en) * 2017-09-21 2019-03-28 Frito-Lay North America, Inc. APPARATUS AND METHOD FOR QUANTITATIVE TEXTURE MEASUREMENT
WO2019074949A1 (en) 2017-10-10 2019-04-18 Medtronic, Inc. TREATMENT MANAGEMENT BY ELECTRICAL STIMULATION
KR102562469B1 (ko) 2017-11-07 2023-08-01 뉴로스팀 오에이비, 인크. 적응형 회로를 구비한 비침습성 신경 활성화기
US11052249B2 (en) * 2017-11-21 2021-07-06 Nikunj Arunkumar Bhagat Neuromuscular stimulation using multistage current driver circuit
CN107800406B (zh) * 2017-11-22 2021-08-24 北京品驰医疗设备有限公司 高频脉冲刺激信号生成方法、脉冲刺激方法及设备
EP3720338A1 (en) 2017-12-05 2020-10-14 Ecole Polytechnique Federale de Lausanne (EPFL) A system for planning and/or providing neuromodulation
JP6488458B1 (ja) * 2017-12-25 2019-03-27 株式会社テクノリンク 生体刺激装置
RU2675174C1 (ru) * 2017-12-28 2018-12-17 Александра Игоревна Булава Электродная платформа для электроболевой стимуляции животных
ES2968385T3 (es) * 2018-01-18 2024-05-09 Pulsar Medtech Ltd Parche electrónico externo para acelerar la curación o regeneración ósea después de un traumatismo
CN108031002B (zh) * 2018-02-08 2021-06-29 中国医科大学附属盛京医院 用于促进自体移植脂肪瓣再生的电刺激设备
CN108355245A (zh) * 2018-03-08 2018-08-03 广州圆医生物科技有限公司 一种用于神经和肌肉刺激仪的电极
CN108744269B (zh) * 2018-04-08 2022-04-05 南京艾威奇医疗器械有限公司 射频信号输出系统和细胞激活设备
WO2019209969A1 (en) 2018-04-24 2019-10-31 Thync Global, Inc. Streamlined and pre-set neuromodulators
EP4085971B1 (en) 2018-06-21 2023-12-13 Medtronic, Inc. Ecap based control of electrical stimulation therapy
AU2019288752A1 (en) 2018-06-21 2021-02-18 Medtronic, Inc. ECAP based control of electrical stimulation therapy
JP2021536280A (ja) * 2018-09-03 2021-12-27 グレタップ アーゲーGretap AG 患者のニューロンを刺激してニューロンの病的同期活動を抑制するための治療装置及び方法
WO2020061532A1 (en) * 2018-09-20 2020-03-26 Cal-X Stars Business Accelerator, Inc. System and method for treating inflammation
DE18205821T1 (de) 2018-11-13 2020-12-24 Gtx Medical B.V. Steuerungssystem zur bewegungsrekonstruktion und/oder wiederherstellung für einen patienten
EP3653258A1 (en) 2018-11-13 2020-05-20 GTX medical B.V. A control system for closed-loop neuromodulation
DE18205817T1 (de) 2018-11-13 2020-12-24 Gtx Medical B.V. Sensor in bekleidung von gliedmassen oder schuhwerk
AU2020207940A1 (en) 2019-01-17 2021-08-12 Nevro Corp. Sensory threshold and/or adaptation for neurological therapy screening and/or parameter selection, and associated systems and methods
US11590352B2 (en) 2019-01-29 2023-02-28 Nevro Corp. Ramped therapeutic signals for modulating inhibitory interneurons, and associated systems and methods
EP3695878B1 (en) 2019-02-12 2023-04-19 ONWARD Medical N.V. A system for neuromodulation
WO2020190691A1 (en) * 2019-03-15 2020-09-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Time multiplexed waveform for selective cell ablation
CN110175427B (zh) * 2019-06-03 2023-06-09 江西理工大学 一种在耦合振子系统中实现非对称振荡死亡的方法
KR20220019712A (ko) 2019-06-12 2022-02-17 트루릴리프 엘엘씨 펄스화된 전류를 생체 조직에 전달하기 위한 시스템 및 방법
US11458311B2 (en) 2019-06-26 2022-10-04 Neurostim Technologies Llc Non-invasive nerve activator patch with adaptive circuit
CN114616026A (zh) * 2019-09-11 2022-06-10 艾斯奎尔先进医疗设备有限公司 组织的电刺激
US11547855B2 (en) 2019-10-25 2023-01-10 Medtronic, Inc. ECAP sensing for high frequency neurostimulation
US11931582B2 (en) 2019-10-25 2024-03-19 Medtronic, Inc. Managing transient overstimulation based on ECAPs
EP3827871A1 (en) 2019-11-27 2021-06-02 ONWARD Medical B.V. Neuromodulation system
US20230012949A1 (en) * 2019-12-10 2023-01-19 Activcell Group Ag Therapeutic device for cell therapy or cell stimulation
CN114728161A (zh) 2019-12-16 2022-07-08 神经科学技术有限责任公司 具有升压电荷输送的非侵入性神经激活器
US11786291B2 (en) 2019-12-30 2023-10-17 Cilag Gmbh International Deflectable support of RF energy electrode with respect to opposing ultrasonic blade
US11779329B2 (en) 2019-12-30 2023-10-10 Cilag Gmbh International Surgical instrument comprising a flex circuit including a sensor system
US11786294B2 (en) 2019-12-30 2023-10-17 Cilag Gmbh International Control program for modular combination energy device
US11986201B2 (en) 2019-12-30 2024-05-21 Cilag Gmbh International Method for operating a surgical instrument
US11812957B2 (en) 2019-12-30 2023-11-14 Cilag Gmbh International Surgical instrument comprising a signal interference resolution system
US11779387B2 (en) 2019-12-30 2023-10-10 Cilag Gmbh International Clamp arm jaw to minimize tissue sticking and improve tissue control
US11452525B2 (en) 2019-12-30 2022-09-27 Cilag Gmbh International Surgical instrument comprising an adjustment system
US11911063B2 (en) 2019-12-30 2024-02-27 Cilag Gmbh International Techniques for detecting ultrasonic blade to electrode contact and reducing power to ultrasonic blade
US11950797B2 (en) 2019-12-30 2024-04-09 Cilag Gmbh International Deflectable electrode with higher distal bias relative to proximal bias
US11696776B2 (en) 2019-12-30 2023-07-11 Cilag Gmbh International Articulatable surgical instrument
US12023086B2 (en) 2019-12-30 2024-07-02 Cilag Gmbh International Electrosurgical instrument for delivering blended energy modalities to tissue
US11660089B2 (en) 2019-12-30 2023-05-30 Cilag Gmbh International Surgical instrument comprising a sensing system
US11684412B2 (en) 2019-12-30 2023-06-27 Cilag Gmbh International Surgical instrument with rotatable and articulatable surgical end effector
US20210196363A1 (en) 2019-12-30 2021-07-01 Ethicon Llc Electrosurgical instrument with electrodes operable in bipolar and monopolar modes
US11744636B2 (en) 2019-12-30 2023-09-05 Cilag Gmbh International Electrosurgical systems with integrated and external power sources
US11589916B2 (en) 2019-12-30 2023-02-28 Cilag Gmbh International Electrosurgical instruments with electrodes having variable energy densities
US11944366B2 (en) 2019-12-30 2024-04-02 Cilag Gmbh International Asymmetric segmented ultrasonic support pad for cooperative engagement with a movable RF electrode
US11937863B2 (en) 2019-12-30 2024-03-26 Cilag Gmbh International Deflectable electrode with variable compression bias along the length of the deflectable electrode
RU2727587C1 (ru) * 2020-02-05 2020-07-22 Федеральное государственное бюджетное учреждение «Национальный медицинский исследовательский центр реабилитации и курортологии» Министерства здравоохранения Российской Федерации (ФГБУ «НМИЦ РК» Минздрава России) Способ стимуляции мышц тазового дна методом электробальнеотерапии
KR20210123615A (ko) 2020-04-03 2021-10-14 박진호 혈당측정 기능이 부설된 체외 전기자극을 이용한 통증완화시스템
EP4135832A1 (en) * 2020-05-07 2023-02-22 Vanquish Innovation ApS Device for electrical wound care
US11857793B2 (en) 2020-06-10 2024-01-02 Medtronic, Inc. Managing storage of sensed information
US11707626B2 (en) 2020-09-02 2023-07-25 Medtronic, Inc. Analyzing ECAP signals
US11896828B2 (en) 2020-10-30 2024-02-13 Medtronic, Inc. Implantable lead location using ECAP
JP7453130B2 (ja) * 2020-11-26 2024-03-19 株式会社モリタ製作所 歯科用治療装置
US11426574B1 (en) 2021-02-05 2022-08-30 Theragen, Inc. Systems, methods and devices for electrical stimulation therapy
US11911605B2 (en) 2021-03-05 2024-02-27 Truerelief Llc Method and apparatus for injury treatment
WO2023150215A1 (en) * 2022-02-03 2023-08-10 CRC EP, Inc. Systems and methods for pulsed-field ablation with charge-balanced waveforms
FR3132226A1 (fr) * 2022-02-03 2023-08-04 Winback Group Dispositif d'électrothérapie associant l'électrostimulation et la técarthérapie

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293097A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Seiji Nochida 低周波治療装置

Family Cites Families (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1129142A (en) 1965-05-26 1968-10-02 Medical And Biolog Instrumenta A circuit arrangement for an electric muscle stimulator
US3294092A (en) 1965-09-13 1966-12-27 Fred S Landauer Therapeutic apparatus
US3589370A (en) 1967-06-09 1971-06-29 Medical Biolog Instrumentation Electronic muscle stimulator
US4026304A (en) 1972-04-12 1977-05-31 Hydro Med Sciences Inc. Bone generating method and device
GB1459397A (en) 1973-03-22 1976-12-22 Biopulse Co Ltd Apparatus for treating organisms by applying an electrical signal thereto
JPS54119792A (en) 1978-03-03 1979-09-17 Iriyou Kougaku Kenkiyuushiyo K Electric stimulation device for removing pain
CA1172366A (en) * 1978-04-04 1984-08-07 Harold W. Gosling Methods and apparatus for encoding and constructing signals
US4255790A (en) 1978-09-25 1981-03-10 Hondeghem Luc M Programmable pulse generating system
US4431000A (en) 1978-11-29 1984-02-14 Gatron Corporation Transcutaneous nerve stimulator with pseusorandom pulse generator
US4340063A (en) 1980-01-02 1982-07-20 Empi, Inc. Stimulation device
US4580570A (en) 1981-01-08 1986-04-08 Chattanooga Corporation Electrical therapeutic apparatus
US4612934A (en) 1981-06-30 1986-09-23 Borkan William N Non-invasive multiprogrammable tissue stimulator
US4580370A (en) * 1982-11-30 1986-04-08 Energy Adaptive Grinding, Inc. Centerless and center-type grinding systems
CA1215128A (en) 1982-12-08 1986-12-09 Pedro Molina-Negro Electric nerve stimulator device
US4784142A (en) 1984-01-09 1988-11-15 Pain Suppression Labs, Inc. Methodology for electronic dental analgesia
US4607639A (en) 1984-05-18 1986-08-26 Regents Of The University Of California Method and system for controlling bladder evacuation
AU569636B2 (en) 1984-09-07 1988-02-11 University Of Melbourne, The Bipolar paired pulse supplied prosthetic device
US4600010A (en) 1984-10-04 1986-07-15 Biolectron, Inc. Electric stimulator and test instrument therefor
US4592359A (en) 1985-04-02 1986-06-03 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Multi-channel implantable neural stimulator
CA1278045C (en) 1985-05-15 1990-12-18 Wu Dumin Apparatus and method for generating vital information signals
US4754759A (en) 1985-07-03 1988-07-05 Andromeda Research, Inc. Neural conduction accelerator and method of application
US5031614A (en) * 1986-09-12 1991-07-16 Eckhard Alt Pacemaker rate control using amplitude and frequency of activity signal
US5117826A (en) 1987-02-02 1992-06-02 Staodyn, Inc. Combined nerve fiber and body tissue stimulation apparatus and method
JPH064096B2 (ja) * 1987-03-25 1994-01-19 株式会社アドバンス 皮膚貼着型低周波治療器
US4846181A (en) 1987-10-02 1989-07-11 Staodynamics, Inc. Soft tissue wound healing therapy utilizing pulsed electrical stimulation
US4895154A (en) 1988-02-19 1990-01-23 Staodynamics, Inc. Electronic stimulating device for enhanced healing of soft tissue wounds
US4938223A (en) 1988-03-28 1990-07-03 T. H. Charters, Inc. Transcutaneous nerve block device
US4924880A (en) * 1988-11-16 1990-05-15 Sion Technology, Inc. Dental anesthesia apparatus
RU2091089C1 (ru) * 1989-03-06 1997-09-27 Товарищество с ограниченной ответственностью "ОКБ РИТМ" Устройство для электростимуляции
US5063929A (en) 1989-08-25 1991-11-12 Staodyn, Inc. Electronic stimulating device having timed treatment of varying intensity and method therefor
US5097833A (en) * 1989-09-19 1992-03-24 Campos James M Transcutaneous electrical nerve and/or muscle stimulator
US5067495A (en) 1989-09-27 1991-11-26 Brehm Richard L Electro wave therapy
US5851223A (en) 1991-05-21 1998-12-22 Medi Consultants, Inc. Combination non-intrusive analgesic neuroaugmentive system and method triple-modulated gigatens with optional bipolar spike
US5109847A (en) 1991-05-21 1992-05-05 E.P. Inc. Non-intrusive analgesic neuroaugmentive apparatus and management system
US5217009A (en) 1991-07-10 1993-06-08 Kronberg James W Compact biomedical pulsed signal generator for bone tissue stimulation
US5350414A (en) 1991-12-10 1994-09-27 Electro Science Technologies, Inc. Local application microprocessor based nerve and muscle stimulator
US5565005A (en) 1992-02-20 1996-10-15 Amei Technologies Inc. Implantable growth tissue stimulator and method operation
US5487759A (en) 1993-06-14 1996-01-30 Bastyr; Charles A. Nerve stimulating device and associated support device
US5413596A (en) 1993-11-29 1995-05-09 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Digital electronic bone growth stimulator
WO1995033514A1 (en) 1994-06-09 1995-12-14 Magnetic Resonance Therapeutics, Inc. Electro-therapeutic method
US5601608A (en) 1995-02-02 1997-02-11 Pacesetter, Inc. Methods and apparatus for applying charge-balanced antiarrhythmia shocks
US6865423B2 (en) * 1996-06-13 2005-03-08 The Victoria University Of Manchester Stimulation of muscles
DE69729452T2 (de) 1996-06-13 2005-06-30 The Victoria University Of Manchester Muskelreizung
US6321119B1 (en) 1997-09-24 2001-11-20 Healthonics, Inc. Pulsed signal generator for bioelectric stimulation and healing acceleration
US6011994A (en) 1997-09-24 2000-01-04 Equitech Intl' Corporation Multipurpose biomedical pulsed signal generator
US5974342A (en) 1997-10-16 1999-10-26 Electrologic Of America, Inc. Electrical stimulation therapy method and apparatus
US7024247B2 (en) * 2001-10-15 2006-04-04 Northstar Neuroscience, Inc. Systems and methods for reducing the likelihood of inducing collateral neural activity during neural stimulation threshold test procedures
US6505079B1 (en) * 2000-09-13 2003-01-07 Foster Bio Technology Corp. Electrical stimulation of tissue for therapeutic and diagnostic purposes
US6701190B2 (en) * 2000-10-10 2004-03-02 Meagan Medical, Inc. System and method for varying characteristics of electrical therapy
US6535767B1 (en) 2001-08-21 2003-03-18 James W. Kronberg Apparatus and method for bioelectric stimulation, healing acceleration and pain relief
US7483748B2 (en) * 2002-04-26 2009-01-27 Medtronic, Inc. Programmable waveform pulses for an implantable medical device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293097A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Seiji Nochida 低周波治療装置

Cited By (74)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10537352B2 (en) 2004-10-08 2020-01-21 Ethicon Llc Tissue pads for use with surgical instruments
US10398466B2 (en) 2007-07-27 2019-09-03 Ethicon Llc Ultrasonic end effectors with increased active length
US10420579B2 (en) 2007-07-31 2019-09-24 Ethicon Llc Surgical instruments
US11058447B2 (en) 2007-07-31 2021-07-13 Cilag Gmbh International Temperature controlled ultrasonic surgical instruments
US10426507B2 (en) 2007-07-31 2019-10-01 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments
US10463887B2 (en) 2007-11-30 2019-11-05 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10265094B2 (en) 2007-11-30 2019-04-23 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10441308B2 (en) 2007-11-30 2019-10-15 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument blades
US10433865B2 (en) 2007-11-30 2019-10-08 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10433866B2 (en) 2007-11-30 2019-10-08 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10888347B2 (en) 2007-11-30 2021-01-12 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
US10245065B2 (en) 2007-11-30 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blades
JP2011509702A (ja) * 2008-01-14 2011-03-31 エルベ エレクトロメディツィン ゲーエムベーハー 電気外科手術用hfジェネレータ及び電気外科手術装置を制御する方法
US8587413B2 (en) 2008-07-29 2013-11-19 Fujitsu Limited Information access system, information storage device and reader/writer device
US10335614B2 (en) 2008-08-06 2019-07-02 Ethicon Llc Devices and techniques for cutting and coagulating tissue
US10201382B2 (en) 2009-10-09 2019-02-12 Ethicon Llc Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
US10265117B2 (en) 2009-10-09 2019-04-23 Ethicon Llc Surgical generator method for controlling and ultrasonic transducer waveform for ultrasonic and electrosurgical devices
US10263171B2 (en) 2009-10-09 2019-04-16 Ethicon Llc Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
US10441345B2 (en) 2009-10-09 2019-10-15 Ethicon Llc Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
USRE47996E1 (en) 2009-10-09 2020-05-19 Ethicon Llc Surgical generator for ultrasonic and electrosurgical devices
US10299810B2 (en) 2010-02-11 2019-05-28 Ethicon Llc Rotatable cutting implements with friction reducing material for ultrasonic surgical instruments
US10278721B2 (en) 2010-07-22 2019-05-07 Ethicon Llc Electrosurgical instrument with separate closure and cutting members
US10524854B2 (en) 2010-07-23 2020-01-07 Ethicon Llc Surgical instrument
US10433900B2 (en) 2011-07-22 2019-10-08 Ethicon Llc Surgical instruments for tensioning tissue
US10517627B2 (en) 2012-04-09 2019-12-31 Ethicon Llc Switch arrangements for ultrasonic surgical instruments
JP2015515343A (ja) * 2012-04-16 2015-05-28 エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッドEthicon Endo−Surgery,Inc. 超音波及び電気外科用装置のための外科用発生器
US10524872B2 (en) 2012-06-29 2020-01-07 Ethicon Llc Closed feedback control for electrosurgical device
US10441310B2 (en) 2012-06-29 2019-10-15 Ethicon Llc Surgical instruments with curved section
US10335183B2 (en) 2012-06-29 2019-07-02 Ethicon Llc Feedback devices for surgical control systems
US10335182B2 (en) 2012-06-29 2019-07-02 Ethicon Llc Surgical instruments with articulating shafts
US10543008B2 (en) 2012-06-29 2020-01-28 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments with distally positioned jaw assemblies
US10881449B2 (en) 2012-09-28 2021-01-05 Ethicon Llc Multi-function bi-polar forceps
US11324527B2 (en) 2012-11-15 2022-05-10 Cilag Gmbh International Ultrasonic and electrosurgical devices
US10226273B2 (en) 2013-03-14 2019-03-12 Ethicon Llc Mechanical fasteners for use with surgical energy devices
JP2019155136A (ja) * 2013-09-17 2019-09-19 ノービンタム メディカル テクノロジー ゲーエムベーハー 静脈電気刺激装置
JP2015163145A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 バイオアイ株式会社 生体電気刺激装置
US10463421B2 (en) 2014-03-27 2019-11-05 Ethicon Llc Two stage trigger, clamp and cut bipolar vessel sealer
US10349999B2 (en) 2014-03-31 2019-07-16 Ethicon Llc Controlling impedance rise in electrosurgical medical devices
US10285724B2 (en) 2014-07-31 2019-05-14 Ethicon Llc Actuation mechanisms and load adjustment assemblies for surgical instruments
US10639092B2 (en) 2014-12-08 2020-05-05 Ethicon Llc Electrode configurations for surgical instruments
US10321950B2 (en) 2015-03-17 2019-06-18 Ethicon Llc Managing tissue treatment
US10342602B2 (en) 2015-03-17 2019-07-09 Ethicon Llc Managing tissue treatment
US10595929B2 (en) 2015-03-24 2020-03-24 Ethicon Llc Surgical instruments with firing system overload protection mechanisms
KR101744673B1 (ko) * 2015-05-08 2017-06-21 계명대학교 산학협력단 전기 자극장치를 부착한 기브스 및 이를 이용한 전기 자극방법
US10034684B2 (en) 2015-06-15 2018-07-31 Ethicon Llc Apparatus and method for dissecting and coagulating tissue
US11020140B2 (en) 2015-06-17 2021-06-01 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blade for use with ultrasonic surgical instruments
US10034704B2 (en) 2015-06-30 2018-07-31 Ethicon Llc Surgical instrument with user adaptable algorithms
US10357303B2 (en) 2015-06-30 2019-07-23 Ethicon Llc Translatable outer tube for sealing using shielded lap chole dissector
US10154852B2 (en) 2015-07-01 2018-12-18 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blade with improved cutting and coagulation features
US10610286B2 (en) 2015-09-30 2020-04-07 Ethicon Llc Techniques for circuit topologies for combined generator
US10194973B2 (en) 2015-09-30 2019-02-05 Ethicon Llc Generator for digitally generating electrical signal waveforms for electrosurgical and ultrasonic surgical instruments
US10687884B2 (en) 2015-09-30 2020-06-23 Ethicon Llc Circuits for supplying isolated direct current (DC) voltage to surgical instruments
US10624691B2 (en) 2015-09-30 2020-04-21 Ethicon Llc Techniques for operating generator for digitally generating electrical signal waveforms and surgical instruments
US11033322B2 (en) 2015-09-30 2021-06-15 Ethicon Llc Circuit topologies for combined generator
US10595930B2 (en) 2015-10-16 2020-03-24 Ethicon Llc Electrode wiping surgical device
US10179022B2 (en) 2015-12-30 2019-01-15 Ethicon Llc Jaw position impedance limiter for electrosurgical instrument
US10575892B2 (en) 2015-12-31 2020-03-03 Ethicon Llc Adapter for electrical surgical instruments
US10537351B2 (en) 2016-01-15 2020-01-21 Ethicon Llc Modular battery powered handheld surgical instrument with variable motor control limits
US10299821B2 (en) 2016-01-15 2019-05-28 Ethicon Llc Modular battery powered handheld surgical instrument with motor control limit profile
US10251664B2 (en) 2016-01-15 2019-04-09 Ethicon Llc Modular battery powered handheld surgical instrument with multi-function motor via shifting gear assembly
US10555769B2 (en) 2016-02-22 2020-02-11 Ethicon Llc Flexible circuits for electrosurgical instrument
US10485607B2 (en) 2016-04-29 2019-11-26 Ethicon Llc Jaw structure with distal closure for electrosurgical instruments
US10646269B2 (en) 2016-04-29 2020-05-12 Ethicon Llc Non-linear jaw gap for electrosurgical instruments
US10702329B2 (en) 2016-04-29 2020-07-07 Ethicon Llc Jaw structure with distal post for electrosurgical instruments
US10456193B2 (en) 2016-05-03 2019-10-29 Ethicon Llc Medical device with a bilateral jaw configuration for nerve stimulation
US10245064B2 (en) 2016-07-12 2019-04-02 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US10893883B2 (en) 2016-07-13 2021-01-19 Ethicon Llc Ultrasonic assembly for use with ultrasonic surgical instruments
US10842522B2 (en) 2016-07-15 2020-11-24 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments having offset blades
US10376305B2 (en) 2016-08-05 2019-08-13 Ethicon Llc Methods and systems for advanced harmonic energy
US10285723B2 (en) 2016-08-09 2019-05-14 Ethicon Llc Ultrasonic surgical blade with improved heel portion
USD847990S1 (en) 2016-08-16 2019-05-07 Ethicon Llc Surgical instrument
US10420580B2 (en) 2016-08-25 2019-09-24 Ethicon Llc Ultrasonic transducer for surgical instrument
US11266430B2 (en) 2016-11-29 2022-03-08 Cilag Gmbh International End effector control and calibration
JP2019072329A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 オージー技研株式会社 電気刺激装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005002663A2 (en) 2005-01-13
EP1648553A4 (en) 2017-05-31
CA2876835A1 (en) 2005-01-13
CR8170A (es) 2006-06-01
EP1648553A2 (en) 2006-04-26
CA2530396C (en) 2015-03-24
HK1096882A1 (en) 2007-06-15
JP4980713B2 (ja) 2012-07-18
AU2004253501A1 (en) 2005-01-13
CN1842356A (zh) 2006-10-04
TW200513282A (en) 2005-04-16
US20040267333A1 (en) 2004-12-30
WO2005002663A3 (en) 2005-08-18
AU2004253501B2 (en) 2011-10-20
IL172726A0 (en) 2006-04-10
CN1842356B (zh) 2011-05-04
BRPI0411817A (pt) 2006-05-23
CA2876835C (en) 2020-06-30
CA2530396A1 (en) 2005-01-13
KR20060033737A (ko) 2006-04-19
ZA200600654B (en) 2007-01-31
TWI306407B (en) 2009-02-21
KR101134242B1 (ko) 2012-04-09
MXPA05014141A (es) 2006-03-09
IL172726A (en) 2010-11-30
US7117034B2 (en) 2006-10-03
AR044915A1 (es) 2005-10-12
EA200600093A1 (ru) 2006-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4980713B2 (ja) 生体電気刺激、治癒促進、苦痛軽減、または病原体失活のための装置および方法
US11344741B2 (en) System and method for applying a low frequency magnetic field to biological tissues
US7740574B2 (en) Electromagnetic treatment induction apparatus and method for using same
Foley-Nolan et al. Pulsed high frequency (27MHz) electromagnetic therapy for persistent neck pain: a double blind, placebo-controlled study of 20 patients
Bassett et al. A Non-Operative Salvage of Surgically-Resistant Pseudarthroses and Non-Unions by Pulsing Electromagnetic Fields: A Preliminary Report.
US20090132010A1 (en) System and method for generating complex bioelectric stimulation signals while conserving power
US20110112352A1 (en) Apparatus and method for electromagnetic treatment
JP2005531337A (ja) 2相誘導電流連続パルスを使用した深層筋肉の収縮を電気誘導/電気刺激するための方法および装置
JP2003518959A (ja) Pemf生物物理学的刺激界発生器装置および方法
JPH03505051A (ja) 生体刺激用の電気パルスを発生させる方法およびその装置
JP6629594B2 (ja) 微小循環を増加させるデバイス
Picker Low-volt pulsed microamp stimulation
Pawluk Pain management with pulsed electromagnetic field (PEMF) treatment
NZ544655A (en) Apparatus and method for bioelectrics stimulation, healing acceleration, pain relief, or pathogen devitalization
JP2903407B2 (ja) 骨の成長を促進するための生体刺激装置
KR20070015908A (ko) 전자기적 치료 장치 및 방법
MX2008003378A (en) Integrated coil apparatus and method for using same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100415

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110228

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110830

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4980713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees