JP2007513250A5

JP2007513250A5 -

Info

Publication number: JP2007513250A5
Application number: JP2006542801A
Authority: JP
Filing date: 2004-12-03
Publication date: 2008-01-24

Description

本発明の好ましい実施形態のいくつかを上記に記載し、具体的に例示したが、本発明をこのような実施形態に限定するものではない。冒頭の特許請求の範囲に記載するとおり、本発明の範囲および精神から逸脱することなく様々な変更を行うことができる。
本出願は、特許請求の範囲に記載の発明を含め、以下の発明を包含する。
（１）溶融加工可能な熱可塑性組成物を含む製品であって、
（ａ）（メタ）アクリル酸含量がコポリマーの約５〜約３０重量％の範囲である少なくとも１つのエチレン／（メタ）アクリル酸コポリマー、またはそのアイオノマーと、
（ｂ）（ａ）、（ｂ）、および（ｃ）の全重量を基準にして約５重量％〜約５０重量％の、６〜５０個の炭素原子を有する１つまたは複数の有機モノカルボン酸と、任意選択的に、
（ｃ）（ａ）および（ｃ）の全重量を基準にして約２０重量％までの、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマー（ただし、Ｅは、エチレンであり、Ｘは、Ｃ_３〜Ｃ_８α，β−エチレン性不飽和カルボン酸であり、Ｙは、アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレートから選択される軟化コモノマーであり、アルキル基は、１〜８個の炭素原子を有し、さらにＸの量は、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマーの重量を基準にして、約３〜約３０重量％の範囲であり、Ｙの量は、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマーの重量を基準にして、約５〜約５０重量％の範囲である）とを含み、（ａ）、（ｂ）、および（ｃ）中のカルボン酸官能基をすべて合わせたうち７０％超は、１つまたは複数のアルカリ金属、遷移金属、またはアルカリ土類金属カチオンで中和されていることを特徴とする製品。
（２）構成要素（ｃ）が、（ａ）および（ｃ）の全重量を基準にして約５重量％〜約２０重量％の量で存在することを特徴とする（１）に記載の製品。
（３）前記組成物中のすべての酸官能基のうち８０％超が中和されていることを特徴とする（１）に記載の製品。
（４）前記組成物に存在するすべての酸官能基のうち９０％超が中和されていることを特徴とする（３）に記載の製品。
（５）構成要素（ａ）のコポリマーの（メタ）アクリル酸含量が、コポリマーの約１０重量％〜約２５重量％の範囲であることを特徴とする（１）に記載の製品。
（６）構成要素（ａ）のコポリマーの（メタ）アクリル酸含量が、コポリマーの約１２重量％〜約２０重量％の範囲であることを特徴とする（５）に記載の製品。
（６）構成要素（ｂ）が、（ａ）、（ｂ）、および（ｃ）の全重量を基準にして少なくとも約１５重量％の量で存在することを特徴とする（１）に記載の製品。
（８）構成要素（ｂ）が、（ａ）、（ｂ）、および（ｃ）の全重量を基準にして少なくとも約２５重量％の量で存在することを特徴とする（７）に記載の製品。
（９）溶融加工可能な熱可塑性組成物中のカルボン酸官能基を合わせてそのうち少なくとも７０％が、ナトリウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、亜鉛、またはこれらのカチオンのうちの少なくとも２つの混合物によって中和されていることを特徴とする（１）に記載の製品。
（１０）構成要素（ｂ）が、６〜３６個の炭素原子を有する飽和脂肪族有機モノカルボン酸またはその塩を含むことを特徴とする（１）に記載の製品。
（１１）構成要素（ｂ）が、６〜２２個の炭素原子を有する飽和脂肪族有機モノカルボン酸またはその塩を含むことを特徴とする（１０）に記載の製品。
（１２）構成要素（ｂ）が、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、安息香酸、フェニル酢酸、およびベヘン酸、およびその塩からなる群から選択される少なくとも１つの有機酸を含むことを特徴とする（１０）に記載の製品。
（１３）構成要素（ｂ）が、少なくとも１つの有機酸のナトリウム塩を含むことを特徴とする（１２）に記載の製品。
（１４）構成要素（ｂ）が、ステアリン酸またはステアリン酸ナトリウムを含むことを特徴とする（１２）に記載の製品。
（１５）前記組成物が、７０ｋｐｓｉ超の曲げ弾性率を有することを特徴とする（１）に記載の製品。
（１６）前記組成物が、１００ｋｐｓｉ超の曲げ弾性率を有することを特徴とする（１）に記載の製品。
（１７）前記組成物が、１５０ｋｐｓｉ超の曲げ弾性率を有することを特徴とする（１）に記載の製品。
（１８）前記組成物が、ポリウレタン；ポリ尿素；ポリアミド；ポリエステル；ポリカーボネート；ポリスチレン；アクリル；コポリ−エーテル−エステル；コポリ−エーテル−アミド；コポリ−エーテル−ウレタン；コポリ−エーテル−ウレア；ポリオレフィン；エラストマーポリオレフィン；ポリエチレン；ポリプロピレン；エチレンと、酢酸ビニル、（メタ）アクリレート、一酸化炭素、およびエポキシ含有コモノマーからなる群から選択される極性コモノマーとの共重合から誘導されるエチレンコポリマー；無水マレイン酸で改質されたポリマー；およびスチレン−ブタジエンブロックコポリマーをベースとする熱可塑性エラストマーからなる群から選択される少なくとも１つの追加の非アイオノマー熱可塑性樹脂をさらに含むことを特徴とする（１）に記載の製品。
（１９）履物構造物構成要素であることを特徴とする（１）に記載の製品。
（２０）ヒールカウンター、先心、シャンク、またはソールであることを特徴とする（１９）に記載の履物構造物構成要素。
（２１）ゴルフクラブ構成要素であることを特徴とする（１）に記載の製品。
（２２）フェースプレート、インサート、成形ゴルフクラブヘッド、クラブヘッドコーティングもしくはケーシング、またはゴルフクラブヘッドのインナーキャビティー用の充填剤であることを特徴とする（２１）に記載のゴルフクラブ構成要素。
（２３）工業材料であることを特徴とする（１）に記載の製品。
（２４）コーキング材料、シーラント、セメントおよびアスファルト用の改質剤、コーティング、包装用フィルム、成形部品、または弾性フォームであることを特徴とする（２３）に記載の工業材料。
（２５）前記成形部品が、ゴルフ靴転び止めであることを特徴とする（２４）に記載の工業材料。

Claims

溶融加工可能な熱可塑性組成物を含む製品であって、
（ａ）（メタ）アクリル酸含量がコポリマーの約５〜約３０重量％の範囲である少なくとも１つのエチレン／（メタ）アクリル酸コポリマー、またはそのアイオノマーと、
（ｂ）（ａ）、（ｂ）、および（ｃ）の全重量を基準にして約５重量％〜約５０重量％の、６〜５０個の炭素原子を有する１つまたは複数の有機モノカルボン酸と、任意選択的に、
（ｃ）（ａ）および（ｃ）の全重量を基準にして約２０重量％までの、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマー（ただし、Ｅは、エチレンであり、Ｘは、Ｃ_３〜Ｃ_８α，β−エチレン性不飽和カルボン酸であり、Ｙは、アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレートから選択される軟化コモノマーであり、アルキル基は、１〜８個の炭素原子を有し、さらにＸの量は、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマーの重量を基準にして、約３〜約３０重量％の範囲であり、Ｙの量は、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマーの重量を基準にして、約５〜約５０重量％の範囲である）とを含み、（ａ）、（ｂ）、および（ｃ）中のカルボン酸官能基をすべて合わせたうち７０％超は、１つまたは複数のアルカリ金属、遷移金属、またはアルカリ土類金属カチオンで中和されていることを特徴とする製品。
構成要素（ｃ）が、（ａ）および（ｃ）の全重量を基準にして約５重量％〜約２０重量％の量で存在することを特徴とする請求項１に記載の製品。
前記組成物中に存在するすべての酸官能基のうち８０％超、好ましくは９０％が中和されていることを特徴とする請求項１に記載の製品。
構成要素（ａ）のコポリマーの（メタ）アクリル酸含量が、コポリマーの約１０重量％〜約２５重量％、好ましくは約１２重量％〜約２０重量％の範囲であることを特徴とする請求項１に記載の製品。
構成要素（ｂ）が、（ａ）、（ｂ）、および（ｃ）の全重量を基準にして少なくとも約１５重量％、好ましくは少なくとも約２５重量％の量で存在していることを特徴とする請求項１に記載の製品。
溶融加工可能な熱可塑性組成物中のカルボン酸官能基を合わせてそのうち少なくとも７０％が、ナトリウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、亜鉛、またはこれらのカチオンのうちの少なくとも２つの混合物によって中和されていることを特徴とする請求項１に記載の製品。
構成要素（ｂ）が、６〜３６個の、好ましくは６〜２２個の炭素原子を有する飽和脂肪族有機モノカルボン酸またはその塩を含むことを特徴とする請求項１に記載の製品。
構成要素（ｂ）が、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、安息香酸、フェニル酢酸、およびベヘン酸、およびその塩からなる群から選択される少なくとも１つの有機酸を含むことを特徴とする請求項７に記載の製品。
構成要素（ｂ）が、ステアリン酸またはステアリン酸ナトリウムを含むことを特徴とする請求項８に記載の製品。
前記組成物が、７０ｋｐｓｉ超、好ましくは１００ｋｐｓｉ超、または１５０ｋｐｓｉ超の曲げ弾性率を有することを特徴とする請求項１に記載の製品。
前記組成物が、ポリウレタン；ポリ尿素；ポリアミド；ポリエステル；ポリカーボネート；ポリスチレン；アクリル；コポリ−エーテル−エステル；コポリ−エーテル−アミド；コポリ−エーテル−ウレタン；コポリ−エーテル−ウレア；ポリオレフィン；エラストマーポリオレフィン；ポリエチレン；ポリプロピレン；エチレンと、酢酸ビニル、（メタ）アクリレート、一酸化炭素、およびエポキシ含有コモノマーからなる群から選択される極性コモノマーとの共重合から誘導されるエチレンコポリマー；無水マレイン酸で改質されたポリマー；およびスチレン−ブタジエンブロックコポリマーをベースとする熱可塑性エラストマーからなる群から選択される少なくとも１つの追加の非アイオノマー熱可塑性樹脂をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の製品。
履物構造物構成要素である製品であって、前記履物構造物構成要素が、ヒールカウンター、先心、シャンク、またはソールであることを特徴とする請求項１に記載の製品。
ゴルフクラブ構成要素である製品であって、前記ゴルフクラブ構成要素が、フェースプレート、インサート、成形されたゴルフクラブヘッド、クラブヘッドコーティングもしくはケーシング、またはゴルフクラブヘッドのインナーキャビティー用の充填剤であることを特徴とする請求項１に記載の製品。
工業材料である製品であって、前記工業材料が、コーキング材料、シーラント、セメントおよびアスファルト用の改質剤、コーティング、包装用フィルム、成形部品、または弾性フォームであることを特徴とする請求項１に記載の製品。
前記成形部品が、ゴルフ靴転び止めであることを特徴とする請求項１４に記載の工業材料。