JP2007505651A - 肩吊り包帯 - Google Patents
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Abstract
例えば、関節上腕の脱旧ならびに亜脱旧の治療、関節包内偏位の治療、術後の回旋筋腱板の修復、術後のバンカート法、および軟組織の挫傷ならびに修復のための肩吊り包帯が提供されている。この吊り包帯には、装着者の胴に接する支持ピローと、装着者の腕を受け入れるポーチとが含まれている。複数のストラップが、装着者の非治療肩からピローとポーチとを吊るしている。ストラップのうち1つは、ピローが使用者に対して移動するのを防止して、装着者の腕を所望の外転角および外旋角で確実に維持する。ピローには、取り付けられた運動用グリップと、医師がこの吊り包帯を装着者に適切に装着するのに役立つ表示線とがさらに含まれている。
Description
この発明は整形外科用装具に関するものである。さらに詳しくは、この発明の肩吊り包帯(shoulder sling)によれば、さまざまな外転角(angle of abduction)および外旋角(angle of external rotation)で装着者の腕に安定的で確実な支持がもたらされる。
医師は多くの肩疾患をしばしば肩吊り包帯で治療する。例えば、肩脱旧あるいは肩手術を受けて、医師は、肩が治癒の間に動かない状態に維持されるように、患者の疾患腕を吊り包帯(sling)の中へ入れることがある。多くの簡単な吊り包帯には、装着者の首の周りにストラップで支持されるポーチが単に備わっている。装着者の前腕は、肘が90°の角度にあって前腕が装着者の腹部を横切って延びるように、ポーチの内部に置かれる。米国特許第4,372,301号、第4,622,961号および第4,834,082号には、このような簡単な吊り包帯の例が提供されている。
ある種の肩治療については、患者にとって彼あるいは彼女の肩がある外転角、伸展角(angle of extension)および回転角(angle of rotation)に維持されることは好ましい。これらの治療状況のために、医師は挙上支持装具を含む吊り包帯をしばしば採用する。挙上支持装具によって装着者の腕が所望の角度に維持され、ストラップおよび/またはポーチによって挙上支持装具に対する装着者の腕の位置が維持される。
米国特許第5,334,132号には、肩ストラップ18とウエストストラップ20とによって支持される前腕支持部分22を含む腕吊り包帯が開示されている。前腕支持部分22には、装着者に対向する側部にポケット50が含まれている。ポケット50には、患者のウエストに接して装着者の腕を小さい外転角に維持する発泡体製クッション52が封入されている。
米国特許第4,598,701号には、合成発泡材料から作られて装着者の腕を所望の外転角に支持する単一ブロックを備えた肩外転副子が開示されている。このブロックは複数のストラップ24,26,28,29によって支持される。このブロックには、装着者に接する平坦表面Cと、装着者の腕をほぼ45°の外転角に支持する第2表面Bとが含まれている。このブロックにはさらに、平坦な下部表面Aが含まれている。このブロックが上下逆にされると、下部表面Aは装着者の腕をほぼ90°の外転角に支持する。
上で説明されたそれらの吊り包帯を含む現在の肩吊り包帯にあっては、装着者に対する吊り包帯の望ましくない移動あるいは回転に対する拘束が不充分である。これらの吊り包帯のそれぞれについては、一般に、複数のストラップが腕支持部分を装着者の首および/または肩から吊るしている。これらのストラップは、腕支持部分を所望高さに保持する機能だけを有している。ストラップが装着者の胴の周りに巻き付くように設けられているときには、そのストラップは、装着者の腕がより大きい外転角へ到達するのを防止する機能だけを有している。どのようなストラップも、伸展角および回転角の変化を引き起こす装着者の腕についての他の移動を防止するために適切に位置決めされたりぴんと張られたりしていない。このような望ましくない移動によって、装着者の肩を治療する際に吊り包帯の有効性が減少することがある。
現在の吊り包帯はまた、装着者の腕を正の外旋角で支持することがない。いくつかの吊り包帯は装着者の腕を0°の外転角と0°の回転角で吊るしている。いくつかの吊り包帯は装着者の腕を0°の外転角と正の内旋角で吊るしている。最後に、いくつかの吊り包帯は装着者の腕を正の外転角と0°の回転角で吊るしている。
それゆえ、装着者の腕を正の外旋角で支持し、かつ、装着者の腕を望ましくない伸展および回転に対して拘束する肩吊り包帯が、肩疾患のある人々にとっては大きい利益であろう。
この発明の肩吊り包帯の好ましい実施形態はいくつかの特徴を有しているが、それらのうち単一の特徴は、それらの望ましい属性について単独で応じるものではない。特許請求の範囲によって表現されたようなこの発明の肩吊り包帯の範囲を制限することなく、そのいっそう顕著な特徴がこれから簡単に検討される。この検討を考慮に入れた後に、またとりわけ「発明を実施するための最良の形態」と名付けられた項を読んだ後に、人は、好ましい実施形態の特徴がどのようにして所望の外転角および外旋角で装着者の腕の確実な拘束を含む利点をもたらすかを理解するであろう。
この発明の肩吊り包帯の好ましい実施形態では、装着者の腕は所望の外転角および外旋角で支持される。この吊り包帯には、装着者の胴に接するための輪郭が付けられた内側面と装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面とを含んでいる支持ピローが備わっている。ポーチが、装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込む。複数のストラップが支持ピローとポーチとを装着者に固定する。内側面の前縁と外側面の前縁との距離は、内側面の後縁と外側面の後縁との距離よりも実質的に大きい。
この発明の肩吊り包帯の別の好ましい実施形態では、装着者の腕は所望の外転角および外旋角で支持される。この吊り包帯には、装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面を含んでいる支持ピローが備わっている。支持ピローの外側面に固定されたポーチが、装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込む。複数のストラップが、支持ピローとポーチとを装着者に固定する。ストラップのうち第1のものは、支持ピローの前面から肩パッドの前縁まで延びる胸ストラップからなっている。ストラップのうち第2のものは、ポーチの後縁から肩パッドの後縁まで延びる背ストラップからなっている。ストラップのうち第3のものは、肩パッドの前縁から内側面に隣接して支持ピローまで延びる回転防止ストラップからなっている。
この発明の肩吊り包帯の別の好ましい実施形態では、装着者の腕は所望の外転角および外旋角で支持される。この吊り包帯には、装着者の胴に接するための輪郭が付けられた内側面と装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面とを含んでいる支持ピローが備わっている。ポーチが、装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込む。複数のストラップが、支持ピローとポーチとを装着者に固定する。支持ピローの上面には、吊り包帯が適切に装着されたときに装着者がわかるように装着者へ視覚的手掛かりをもたらすまっすぐな表示線が含まれている。
この発明の肩吊り包帯の別の好ましい実施形態では、装着者の腕は所望の外転角および外旋角で支持される。この吊り包帯には、装着者の胴に接するための輪郭が付けられた内側面と装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面とを含んでいる支持ピローが備わっている。ポーチが、装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込む。複数のストラップが、支持ピローとポーチとを装着者に固定する。支持ピローの前方部分には、取り付けられた運動用グリップが含まれている。
この発明の肩吊り包帯の好ましい実施形態は、その特徴を図示することで、これから詳しく検討される。これらの実施形態には、例示的な目的のためだけのものである添付図面に示された新規かつ非自明の肩吊り包帯が述べられている。
図1および図2に図示されたように、この発明の肩吊り包帯10には、支持ピロー12、前腕ポーチ14、およびピロー12とポーチ14とを装着者に固定する複数のストラップ16,18,20,22が備わっている。この吊り包帯10は、関節上腕の脱旧ならびに亜脱旧および関節包内偏位を治療するときにとりわけ有効である。この吊り包帯10は、術後の回旋筋腱板の修復、術後のバンカート法、および軟組織の挫傷ならびに修復にもとりわけ有効である。この吊り包帯10は、装着者の腕を所望の外転角および外旋角で維持する。
特に好ましい実施形態では、吊り包帯10は、装着者の腕をおよそ15°の外転角およびおよそ15°の外旋角で維持することができる。別の特に好ましい実施形態では、吊り包帯10は、装着者の腕をおよそ15°の外転角およびおよそ30°の外旋角で維持することができる。しかしながら、当業者は、吊り包帯10が装着者の腕を事実上任意の外転角、伸展角および回転角で維持することができるということを理解するであろう。これらの角度のそれぞれの大きさは、装着者の背格好ならびに体形、支持ピロー12の寸法ならびに形状、およびストラップ16,18,20,22の長さに左右される。図1および図2は、異なった寸法および形状にされた支持ピロー12を図示している。図1のピロー12は装着者の腕をより小さい外旋角に維持し、図2のピロー12は装着者の腕をより大きい外旋角に維持する。
都合のよいことに、この発明の吊り包帯10は、装着者の右肩か左肩かのいずれかを治療するために使用することができる。図面は、右手用配置における吊り包帯10を図示している。この吊り包帯10は、ストラップ16,18,20,22と前腕ポーチ14をピロー12から取り外し、ピロー12をそれが装着者の左側に置かれるように適合させるためにピロー12を上下逆にし、ストラップ16,18,20,22と前腕ポーチ14をピロー12に再び取り付けることによって、左手用配置に容易に変更される。
図3によれば、支持ピロー12は、発泡体のような軽量材料から作られたブロック24からなっている。支持ピローの材料は、装着者により大きい快適さをもたらすために、柔らかくて弾性があるのが好ましい。ピロー12の外面はループ状生地からなっているのが好ましい。例えば、ピロー12には発泡体の芯24を覆って布製カバー26が含まれ、カバー26にはループ状外面が備わっている。従って、以下に説明するように、ピローの外面26は、フック生地を容易に受け入れるとともに取り外し可能に固定する。布製カバー26のための好ましい生地は、けば立て加工されたナイロンである。
ピロー12の内側面28(図3)は、図6〜図8に図示されたように装着者の腰および胴に接して快適に適合するように、輪郭が付けられている。ピロー12の外側面30は、図6〜図8に図示されたように、平坦であって前腕ポーチ14に接している。内側面28と外側面30との相対的な位置および方位によって、吊り包帯10が装着されたときに装着者の腕が占有する外転角および外旋角が決定される。
吊り包帯10の右手用配置についての図5によれば、前腕ポーチ14には内側パネル32と外側パネル34が備わっている。吊り包帯10の左手用配置(図示略)では、内側パネル32は実際には外側に位置し、外側パネル34は実際には内側に位置する。説明を簡略にするために、パネル32,34は、吊り包帯10が右手用配置にあるときにそれらが位置しているものとして説明される。
前腕ポーチ14は、いくらかの剛性といくらかの柔軟性との双方を備えたポーチ14をもたらす材料から構成されているのが好ましい。例えば、好ましい実施形態では、内側パネル32および外側パネル34は、布地からなる第1外側層、発泡体からなる内側層、および布地からなる第2外側層を備えているラミネートからそれぞれ構成されている。
パネル32,34の内面36(装着者の腕に接する面)は、木綿−ポリエステル混紡のような柔軟かつ吸湿性の材料からなるのが好ましい。パネル32,34の外面38は、フック生地を受け入れるように適合された耐久性材料からなるのが好ましい。例えば、外面38は、けば立て加工されたナイロンから作ることができる。
さらに図5によれば、内側パネル32と外側パネル34とは、それらにおけるそれぞれの下縁40および後縁42に沿って互いに固定されている。パネル32,34は、半分に折り曲げられる単一のシートから形成することができる。折り曲げ線は、ポーチ14の下縁40かあるいは後縁42かのいずれかを形成することができる。この代わりに、パネル32,34は、2つの縁に沿って互いに固定される2つの分離シートから形成することができる。図示された実施形態では、パネル32,34は単一の折り曲げシートから形成されており、また、その折り曲げ線はポーチ14の下縁40を形成している。当業者は、パネル32,34の縁40,42が永久手段および取り外し可能手段の双方を含むさまざまな代わりの手段で互いに固定されてもよいということを理解するであろう。都合のよいことに、外側パネル34の内側面44にはフック生地46からなるパッチが含まれている。フック生地46は、図1および図2に示されたように、前腕ポーチ14をピローの外側面30に取り外し可能に固定するためにピローの外面26におけるループ生地に係合する。ポーチ14の外面には、ポーチ14の残部とは異なった質感を有しているループ生地47からなる細長片(破線によって表示されている)が含まれていてもよい。
パネル32,34の上縁48および前縁50は互いに固定されていない。図6〜図8に示されたように、吊り包帯10が装着されると、装着者は彼の前腕をポーチ14の中に置く。装着者の上腕はポーチ14の後方部分から上方へ突き出る(図7)。装着者の手はポーチ14の前縁50から前方へ突き出る。
図5によれば、内側パネル32の上縁48の前方部分には、第1ストラップ52が第1Dリング54を介して固定されている。外側パネル34の上縁48の前方部分には第2Dリング54が固定されている。外側パネル34の上縁48の後方部分には第2ストラップ56が固定されている。第2ストラップ56には弾性部分58が含まれている。
図示された実施形態では、縫い付け部60(図5)によってDリング54がパネル32,34に永久に固定されており、また、フック生地(図示略)によって第2ストラップ56がパネル34に取り外し可能に固定されている(図7)。しかしながら、当業者は、Dリング54が代わりの手段によってパネルに固定されてもよいということを理解するであろう。例えば、Dリング54はフック生地を含むストラップ56(図7)に固定されてもよく、また、フック生地はポーチ14の外面に取り外し可能に固定することのできるものでもよい。同様に、ストラップ56は、例えば縫い付けによってパネル34に永久に固定されてもよい。
図5、図6および図7に示されたように、ストラップ52は、Dリング54に通されているとともにピロー12へ向かって折り返されている。ストラップ52におけるフック生地は、ピロー12におけるループ生地に係合しているとともにストラップ52をピローに固定している。同様に、ストラップ56は、パネル32,34の上縁48を越えてピロー12へ向かって延びている。ストラップ56におけるフック生地は、ピロー12におけるループ生地に係合しているとともにストラップ56をピローに固定している。ストラップ56の弾性部分58は、ストラップ56がさまざまな箇所でピロー12に係合することができるように、ストラップ56を伸ばすことができる。従って、ストラップ52,56は、図6および図7に示されたように、ポーチ14の上縁48を装着者の腕といっしょに締め付ける。
図1および図2によれば、ピロー12の前面62には、都合のよいことに運動用グリップ64が含まれている。図示された実施形態では、グリップ64は弾力性・圧縮性材料から作られた球状ボール66からなっている。当業者は、ボール66が任意の形状であってもよいということを理解するであろう。ボール66は第1および第2の環状ストラップ68によってピロー12に固定されている。これらのストラップ68は、同じ箇所でフック生地からなるパッチ70に固定されている。フック生地からなるパッチ70は、ピロー12におけるループ生地に係合して、ストラップ68をピロー12に固定している。このように、グリップ64は事実上、任意の箇所でピロー12に固定することができる。当業者は、グリップ64が1つの箇所でグリップ64をピロー12に永久に固定する縫い付けによるような他の方法でピロー12に取り付けられてもよい、ということを理解するであろう。
環状ストラップ68は互いに90°ずれている。従って、ストラップ68は、ボール66の表面の大部分を取り囲んでおり、ボール66がストラップ68から誤って抜けるのを防止している。ボール66をストラップ68の内部に入れるために、あるいはボール66をストラップ68の間から取り外すために、装着者は、2つの隣接ストラップ68を引き離し、分けられたストラップ68の間に作り出された隙間から圧縮性ボール66を強制的に通す。当業者は、ボール66が1つの環状ストラップとこの環状ストラップから90°ずれている1つの半環状ストラップとが備わったような異なるストラップ構成で固定されてもよい、ということを理解するであろう。
図示された実施形態では、都合のよいことに、グリップ64はピロー12の前面62と外側面30とを分離するピロー12の縁72に隣接してピロー12に取り付けられている。図6に示されたように、吊り包帯10が装着されると、グリップ64は、装着者が彼あるいは彼女の治療腕における手でそれに容易に届くことのできる場所に配置されている。従って、装着者はストラップ68から運動用グリップ64を取り外すことなくそれを使用することができる。もちろん、必要があれば、装着者は、彼あるいは彼女の手を運動用グリップ64で運動させる前にストラップ68からそれを取り外すことができる。
図3によれば、胴ストラップ16がピローの内側面28の前縁74と後縁76との間に延びている。胴ストラップ16は、図6および図8に示されたように、装着者の胴を包み込み、支持ピロー12を装着者に固定する。このストラップの後縁78は、内側面28の後縁76に隣接してストラップ82によってピロー12に永久的に固定されたDリング80に通されているのが好ましい。胴ストラップ16の前端84は、第1バックル部分86に通されているのが好ましい。第1バックル部分86は、内側面28の前縁74に隣接してストラップ90によってピロー12に永久的に固定された第2バックル部分88に取り外し可能に係合している。
胴ストラップ16のそれぞれの端部78,84には、フック生地92が含まれている。胴ストラップ16の中間部分94にはループ部分(図示略)が含まれている。胴ストラップ16の後端78および前端84は、Dリング80および第1バックル部分86にそれぞれ通されているとともに、胴ストラップ16の中間部分94の上に折り返されている。これらの端部におけるフック面92は、中間部分94でループ面に嵌合状に係合する。従って、胴ストラップ16の長さは、端部78,84が中間部分94に係合する箇所を変えることで調節することができる。当業者は、端部78,84にループ生地が含まれていて中間部分94にフック生地が含まれていてもよい、ということを理解するであろう。
図4によれば、複数のストラップ18,20,22が、肩パッド96に係合しているとともに、図6〜図8に示されたように装着者の非治療肩から吊り包帯10を吊るしている。図示された実施形態では、肩パッド96は装着者の胸を覆って置かれている。装着者の好みにもよるが、肩パッド96は、パッド96の一部が装着者の肩から前方へ延びるように、かつ、パッド96の一部が装着者の肩から後方へ延びるように、装着者の肩を覆って置かれてもよい。
ストラップ18,20,22は、ナイロン布地のような柔軟で耐久性のある材料から構成されているのが好ましい。肩パッド96は、緩衝性と弾力性がある材料からなる細長片から構成されているのが好ましく、また、複数の層から構成されていてもよい。例えば、このパッドには、ナイロンのような耐久性布地からなる外側層によって覆われた、弾力のある発泡材料からなる内側層が備わっていてもよい。図示された実施形態ではパッド96は長方形である。しかしながら、当業者は肩パッド96が任意の形状であってよいということを理解するであろう。
図示された実施形態では、ストラップ18,20,22の上端98,100,102は、縫い付け部104によって肩パッド96に永久に固定されている。当業者は、ストラップ18,20,22がさまざまな代わりの手段によって肩パッド96に固定されていてもよい、ということを理解するであろう。例えば、フックおよびループの生地によってストラップ18,20,22が肩パッド96に取り外し可能に固定されていてもよい。
図1および図2によれば、胸ストラップ18が、肩パッド96の前縁106から支持ピロー12の前面62まで下方へ延びている。胸ストラップ18の下端108にはフック生地110が含まれている。ストラップ18の下端108は、第1バックル部分112に通されているともに、胸ストラップ18の中間部分114の上へ折り返されている。この中間部分114にはループ生地(図示略)が含まれている。このように、下端108は、胸ストラップ18の長さを調節することができるように、さまざまな箇所で中間部分114に取り外し可能に固定することができる。第1バックル部分112は、ストラップ118によってピローの前面62に永久的に固定された第2バックル部分116に取り外し可能に係合している。
図6および図8によれば、背ストラップ20が、肩パッド96の後縁120から腕ポーチ14の後縁42まで下方へ延びている。背ストラップ20の下端122にはフック生地(図示略)が含まれている。背ストラップ20のこの下端は、ストラップ126を介してポーチ14の上方後縁42に永久に固定されたDリング124に通されている。この下端122は、背ストラップ20の中間部分128の上へ折り返されている。この中間部分128にはループ生地(図示略)が含まれている。このように、下端122は、背ストラップ20の長さを調節することができるように、さまざまな箇所で中間部分128に取り外し可能に固定することができる。
図1、図2、図6および図8によれば、回転防止ストラップ22が、肩パッド96の前縁106から支持ピロー12の後面130(図8)まで下方へかつ装着者の胴の周りに延びている。回転防止ストラップ22の下端132にはフック生地(図示略)が含まれている。ストラップ22のこの下端は、ストラップ136を介してピローの後面130に永久に固定されたDリング134に通されている。この下端132は、回転防止ストラップ22の中間部分138の上へ折り返されている。この中間部分138にはループ生地が含まれている。このように、下端132は、回転防止ストラップ22の長さを調節することができるように、さまざまな箇所で中間部分138に取り外し可能に固定することができる。
図1、図2および図4によれば、回転防止ストラップ22には、都合のよいことにパッド入りスリーブ140が含まれている。図示された実施形態では、スリーブ140には、筒を形成するために半分に折り曲げられて縫われた長方形パッドが備わっている。当業者は、スリーブ140が2つの長方形パッドを2つの縁に沿って互いに縫い合わせることによるようなさまざまな他の方法で形成されていてもよい、ということを理解するであろう。スリーブ140は、緩衝性・弾力性材料から構成されているのが好ましく、また、複数の層から構成されていてもよい。例えば、このスリーブ140には、ナイロンのような耐久性布地からなる外側層によって覆われた、弾力のある発泡材料からなる内側層が備わっていてもよい。
スリーブ140には、回転防止ストラップ22と装着者との間に緩衝層が設けられ、それによって、吊り包帯10を装着している間の装着者の快適さが増大するようにされている。スリーブ140は、装着者がスリーブ140を最も快適な状態に位置させることができるように、回転防止ストラップ22に沿ってスライドすることのできるものであるのが好ましい。例えば、図6および図8では、装着者は、スリーブ140をそれが胸筋および肋骨の上を覆うように位置させている。
図6および図8によれば、回転防止ストラップ22は、吊り包帯10が装着者に対して動くのを都合よく制限する。ピロー12が装着者の胴に対して回転しがちであることによって、ピロー12を反対方向へ引く傾向のある回転防止ストラップ22における張力が作り出される。例えば、ピロー12に作用してそれを装着者に対して回転させて装着者の背中へ向けて引く傾向のある力によって、胸ストラップ18には、肩パッド96を装着者の治療肩142へ向けて引く傾向のある張力が作り出される。肩パッド96にかかる力によって、回転防止ストラップ22には、肩パッド96を装着者の非治療肩144へ向けて後方に引く傾向のある張力が作り出される。同じように、ピロー12に作用してそれを装着者の腹部へ向けて回転させる傾向のある力によって、背ストラップ20には、肩パッド96を装着者の治療肩142へ向けて引く傾向のある張力が作り出される。肩パッド96にかかる力によって、回転防止ストラップ22には、肩パッド96を装着者の非治療肩144へ向けて後方に引く傾向のある張力が作り出される。このように、回転防止ストラップ22によって、吊り包帯10が所望の外転角および外旋角で装着者の腕を保持することが可能になり、装着者の肩142を治療するときにおける吊り包帯10の有効性が増大する。
図6〜図8には、装着者に装着された吊り包帯10が図示されている。支持ピロー12は、治療肩142の下で装着者の腰に置かれている。ピローの内側面28は装着者の腰と胴に接しており、装着者の前腕はポーチ14の内部に置かれている。肩パッド96は装着者の非治療肩144の上に置かれている。胸ストラップ18は、肩パッド96から対角線状に下方へ、かつ、装着者の胸を横切って、支持ピロー12の前方部分62まで延びている。背ストラップ20は、肩パッド96から対角線状に下方へ、かつ、装着者の背中を横切って、腕ポーチ14の上方後縁42まで延びている。回転防止ストラップ22は、肩パッド96から対角線状に下方へ、かつ、装着者の胸を横切って、非治療肩144の下で装着者の胴の周りに、かつ、装着者の背中を横切って、支持ピロー12の後面130まで延びている。
典型的には、医師は初めに吊り包帯10を装着者へ装着する。吊り包帯10は、相異なる体形の装着者に装着するために、さまざまな寸法で入手することのできるものであるのが好ましい。図6〜図8に示されたように、適切な寸法の吊り包帯10を装着者に適用した後に、医師は、胴ストラップ16が装着者のウエストに対してぴったりと装着されるように、胴ストラップ16の長さを調節する。医師は、胸ストラップ18、背ストラップ20および回転防止ストラップ22が所望の外転角および外旋角で装着者の腕を適切に支持するまで、これらのストラップ18,20,22の長さも調節する。
図3によれば、都合のよいことに、支持ピロー12の上面146には、医師がストラップ18,20,22を適切に調節するために利用することのできるまっすぐな表示線148が含まれている。医師は、彼あるいは彼女が吊り包帯10を装着者に装着するときに表示線148の方位を観察する。線148が装着者の身体の正中横軸に対して平行であるときには、ストラップ18,20,22は所望の外旋角について適切に調節されている。医師が吊り包帯10を適切に方向付けするのに役立つように、彼あるいは彼女は装着者を壁に対向するように位置させる。医師は次いで、表示線148が壁に対して平行であるかどうかを判定し、必要に応じてストラップ調節を行う。装着者を壁にきわめて近く位置させることによって、医師は、表示線148が壁に対して平行であるときには壁と表示線148の上のさまざまな箇所との間の距離が互いに等しいということを確認するために、計測することさえできる。
吊り包帯10が適切に装着されると、装着者は、彼自身あるいは彼女自身によって、吊り包帯10を容易に取り外して再び適用することができる。吊り包帯10を取り外すためには、装着者は、胴ストラップ16および胸ストラップ18における第1バックル部分および第2バックル部分を単に外すだけでよい。重力によって支持ピロー12は地面へ向かって引かれ、また、吊り包帯10の全体は、肩パッド96によって装着者の非治療肩144から吊るされる。装着者は次いで、肩パッド96を掴んで、背ストラップ20と回転防止ストラップ22との間の空間を通して彼あるいは彼女の非治療腕を引き抜く。
吊り包帯10を迅速かつ容易に適用するためには、装着者は手始めに、胸ストラップ18の第1バックル部分112および第2バックル部分116を外し、また、胴ストラップ16における第1バックル部分86および第2バックル部分88を外す。胴ストラップ16、背ストラップ20および回転防止ストラップ22はそれぞれ、それらの各Dリングに接続されている。装着者は、彼あるいは彼女の腕をポーチ14の中に置いてストラップ52,56を固定する。次に、装着者は、治療肩142の下で彼あるいは彼女の身体の側部にピロー12を置き、第1バックル部分86および第2バックル部分88を再び接続することで、ピロー12を胴ストラップ16に固定する。装着者は、彼あるいは彼女の非治療腕144をストラップ20とストラップ22との間の開口に挿入し、パッド96を肩144の上に位置させる。最後に、装着者は、第1バックル部分112および第2バックル部分116を接続することで胸ストラップ18を固定する。
上記のことは、この発明の肩吊り包帯を実施するために意図されたベストモード、およびそれを製造しかつ使用する方法および方式を、この肩吊り包帯の製造および使用に関する当業者に可能であるように、充分に、明確に、簡潔に、かつ正確な用語で記載することを表わしている。しかしながら、この肩吊り包帯は、充分に等価である、上で検討されたものから修正および代わりの構成を受けることができる。従って、この肩吊り包帯は開示された特定の実施形態に限定されない。これに反して、この肩吊り包帯には、肩吊り包帯の主題を特に指摘しかつはっきりと権利要求する特許請求の範囲によって広く表現されたように、肩吊り包帯の精神および範囲の内部に入るすべての修正および代わりの構成が含まれている。
Claims (25)
- 装着者の胴に接するための輪郭が付けられた内側面と装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面とを含んでいる支持ピロー、
装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込むポーチ、および
支持ピローとポーチとを装着者に固定する複数のストラップ
を備えてなり、
内側面の前縁と外側面の前縁との距離は、内側面の後縁と外側面の後縁との距離よりも実質的に大きい
装着者の腕を所望の外転角および外旋角で支持する肩吊り包帯。 - 支持ピローは、装着者の腕をおよそ15°の外転角およびおよそ15°の外旋角の位置に保持する請求項1に記載の肩吊り包帯。
- 支持ピローは、装着者の腕をおよそ15°の外転角およびおよそ30°の外旋角の位置に保持する請求項1に記載の肩吊り包帯。
- ストラップのうち第1のものは、前記内側面の前縁に隣接して支持ピローから前記内側面の後縁に隣接して支持ピローまで延びている胴ストラップからなっている請求項1に記載の肩吊り包帯。
- ストラップのうち第2のものは、支持ピローの前面から肩パッドの前縁まで延びている胸ストラップからなっている請求項4に記載の肩吊り包帯。
- ストラップのうち第3のものは、ポーチの後縁から肩パッドの後縁まで延びている背ストラップからなっている請求項5に記載の肩吊り包帯。
- ストラップのうち第4のものは、肩パッドの前縁から前記内側面の後縁に隣接して支持ピローまで延びている回転防止ストラップからなっている請求項6に記載の肩吊り包帯。
- ポーチは、支持ピローの外側面に取り外し可能に固定されている請求項1に記載の肩吊り包帯。
- 支持ピローの前面に固定された弾力性・圧縮性部材をさらに備えている請求項1に記載の肩吊り包帯。
- 装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面を含んでいる支持ピロー、
支持ピローに固定されて装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込むポーチ、および
支持ピローとポーチとを装着者に固定する複数のストラップ
を備えてなり、
ストラップのうち第1のものは、支持ピローの前面から肩パッドの前縁まで延びている胸ストラップからなり、
ストラップのうち第2のものは、ポーチの後縁から肩パッドの後縁まで延びている背ストラップからなり、
ストラップのうち第3のものは、肩パッドの前縁から前記内側面に隣接して支持ピローまで延びている回転防止ストラップからなっている
装着者の腕を所望の外転角および外旋角で支持する肩吊り包帯。 - 前記内側面の前縁に隣接して支持ピローから前記内側面の後縁に隣接して支持ピローまで延びている胴ストラップをさらに備えている請求項10に記載の肩吊り包帯。
- 支持ピローの前面に固定された弾力性・圧縮性部材をさらに備えている請求項10に記載の肩吊り包帯。
- 装着者の胴に接するための輪郭が付けられた内側面と装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面とを含んでいる支持ピロー、
装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込むポーチ、および
支持ピローとポーチとを装着者に固定する複数のストラップ
を備えてなり、
支持ピローの上面は、吊り包帯が適切に装着されたときに装着者がわかるように装着者へ視覚的手掛かりをもたらすまっすぐな表示線を含んでいる
装着者の腕を所望の外転角および外旋角で支持する肩吊り包帯肩吊り包帯。 - 装着者の胴に接するための輪郭が付けられた内側面と装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面とを含んでいる支持ピロー、
装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込むポーチ、
支持ピローとポーチとを装着者に固定する複数のストラップ、および
支持ピローの前方部分に固定された運動用グリップ
を備えてなる
装着者の腕を所望の外転角および外旋角で支持する肩吊り包帯。 - 装着者の胴に接するための輪郭が付けられた内側面と装着者の腕に作用可能に接しかつその腕を支持する外側面とを含んでいる支持ピロー、および
支持ピローを装着者に固定する複数のストラップ
を備えてなり、
内側面の前縁と外側面の前縁との距離は、内側面の後縁と外側面の後縁との距離よりも実質的に大きい
装着者の腕を所望の外転角および外旋角で支持する肩吊り包帯。 - 装着者の前腕を受け入れるとともにその前腕を少なくとも部分的に囲い込むポーチをさらに備えている請求項15に記載の肩吊り包帯。
- ストラップのうち第1のものは、前記内側面の前縁に隣接して支持ピローから前記内側面の後縁に隣接して支持ピローまで延びている胴ストラップからなっている請求項15に記載の肩吊り包帯。
- 支持ピローを装着者の肩から吊るすためにストラップと協働する肩パッドをさらに備えている請求項15に記載の肩吊り包帯。
- ストラップのうち第2のものは、支持ピローの前面から肩パッドの前縁まで延びている胸ストラップからなっている請求項18に記載の肩吊り包帯。
- ストラップのうち第3のものは、肩パッドの後縁から装着者の背中を越えて対角線状に延びている背ストラップからなっている請求項19に記載の肩吊り包帯。
- 支持ピローの前面に固定された弾力性・圧縮性部材をさらに備えている請求項15に記載の肩吊り包帯。
- 支持ピローが第1方位を占有するときにはそれは装着者の右腕を支持するように適合されており、支持ピローが第1方位から上下逆にされたときにはそれは装着者の左腕を支持するように適合されている請求項15に記載の肩吊り包帯。
- 装着者の胴に接するように適合された輪郭が付けられた内側面と装着者の前腕を支持するように適合された外側面とを含んでいる支持ピロー、
支持ピローの外側面と協働して装着者の前腕を少なくとも部分的に囲い込むように適合されたポーチ、
装着者の肩の上に置かれるように適合された肩パッド、および
支持ピローとポーチとを装着者に固定するように適合された複数のストラップ
を備えてなり、
第1のストラップは、装着者の胴の周りに延びて支持ピローの内側面をそれとともに当接状態に維持するように適合された胴ストラップからなり、
第2のストラップは、支持ピローの前方部分を支持するように、かつ、支持ピローの前方部分を肩パッドの前縁から吊るすように適合された胸ストラップからなり、
第3のストラップは、支持ピローの後方部分を支持するように、かつ、支持ピローの後方部分を肩パッドの後縁から吊るすように適合された背ストラップからなっている
装着者の腕を所望の外転角および外旋角で支持する肩吊り包帯。 - 支持ピローの前面に固定された弾力性・圧縮性部材をさらに備えている請求項23に記載の肩吊り包帯。
- 胴ストラップは、装着者の胴に対して胴ストラップを迅速に固定するように、かつ、装着者の胴から胴ストラップを迅速に取り外すように適合されたバックルをさらに備えている請求項23に記載の肩吊り包帯。
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