JP2007504830A5 - - Google Patents

Claims (37)

1. 以下の構造：
   Ｏ−（ｘ−Ｌ）_ｎ
   を含む化合物であって、
   Ｏは、ヒトテロメラーゼＲＮＡ配列（配列番号１）に対して相補的な、少なくとも５塩基を含む、オリゴヌクレオチドであり；
   ｘは、任意のリンカーであり；
   Ｌは、脂質部分であり；
   そしてｎは、１〜５の整数であり、ｎ＞１である場合、各々の（ｘ−Ｌ）成分は独立して選択される、化合物。
2. 請求項１に記載の化合物であって、Ｏは、ヒトテロメラーゼＲＮＡ配列（配列番号１）に対して相補的な、少なくとも１０塩基を含む、化合物。
3. 請求項２に記載の化合物であって、Ｌは、置換脂肪酸、非置換脂肪酸およびステロールからなる群より選択される脂質を含む、化合物。
4. 請求項３に記載の化合物であって、Ｌは、フッ素で置換された脂肪酸である、化合物。
5. 請求項２に記載の化合物であって、Ｌは、置換炭化水素もしくは非置換炭化水素である、化合物。
6. 請求項５に記載の化合物であって、Ｌは、フッ素で置換された炭化水素である、化合物。
7. 請求項１に記載の化合物であって、ｎ＝１であり、そして前記ｘ−Ｌ成分は、前記オリゴヌクレオチドＯの５’末端に対して共有結合する、化合物。
8. 請求項１に記載の化合物であって、ｎ＝１であり、そして前記（ｘ−Ｌ）成分は、前記オリゴヌクレオチドＯの３’末端に対して共有結合する、化合物。
9. 請求項１に記載の化合物であって、ｎ＝２であり、１つの独立して選択された（ｘ−Ｌ）成分は前記５’末端に共有結合し、そして１つの独立して選択された（ｘ−Ｌ）成分は前記３’末端に共有結合する、化合物。
10. 請求項１に記載の化合物であって、ｎ＝１であり、そして前記（ｘ−Ｌ）成分は前記オリゴヌクレオチドＯの核酸塩基に共有結合する、化合物。
11. 請求項１に記載の化合物であって、前記オリゴヌクレオチドＯのヌクレオシド間の結合は、Ｎ３’→Ｐ５’ホスホラミデート結合である、化合物。
12. 請求項１に記載の化合物であって、前記オリゴヌクレオチドＯのヌクレオシド間の結合は、Ｎ３’→Ｐ５’チオホスホラミデート結合である、化合物。
13. 請求項１に記載の化合物であって、オリゴヌクレオチドＯは、ヒトテロメラーゼＲＮＡ配列（配列番号１）に対して相補的な、少なくとも１０塩基を含む、化合物。
14. 請求項１に記載の化合物であって：
    前記オリゴヌクレオチドＯのヌクレオシド間の結合は、Ｎ３’→Ｐ５’チオホスホラミデート結合であり；
    Ｏの配列は、ヒトテロメラーゼＲＮＡ配列（配列番号１）に対して相補的な、少なくとも１２塩基を含み；
    ｎ＝１であり；
    （ｘ−Ｌ）は、Ｏの５’末端もしくは３’末端に共有結合し；そして、
    Ｌは、脂肪酸である、化合物。
15. 請求項１４に記載の化合物であって、ｘは、グリセロールリンカーもしくはアミノグリセロールリンカーである、化合物。
16. 以下：
    

    

    の構造を有する化合物であって、
    ここで、「ｎｐｓ」は、あるヌクレオチドの３’炭素を隣接するヌクレオチドの５’炭素に連結しているチオホスホラミデート結合−ＮＨ−Ｐ（＝Ｏ）（ＳＨ）−Ｏ−を示す、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
17. 請求項１４に記載の化合物であって、Ｌは、アミド結合を通じて前記オリゴヌクレオチドＯの３’末端に直接的に結合する、化合物。
18. 以下：
    

    

    の構造を有する化合物であって、
    ここで、「ｎｐｓ」は、あるヌクレオチドの３’炭素を隣接するヌクレオチドの５’炭素に連結しているチオホスホラミデート結合−ＮＨ−Ｐ（＝Ｏ）（ＳＨ）−Ｏ−を示す、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
19. テロメラーゼ酵素の活性を阻害するための、請求項１に記載の化合物を含む、組成物。
20. テロメラーゼ酵素の活性を阻害するための、請求項１６に記載の化合物を含む、組成物。
21. テロメラーゼ酵素の活性を阻害するための、請求項１８に記載の化合物を含む、組成物。
22. 細胞内においてテロメラーゼ酵素の活性を阻害するための、請求項１に記載の化合物を含む、組成物。
23. 細胞内においてテロメラーゼ酵素の活性を阻害するための、請求項１６に記載の化合物を含む、組成物。
24. 細胞内においてテロメラーゼ酵素の活性を阻害するための、請求項１８に記載の化合物を含む、組成物。
25. 請求項２２〜２４のいずれか１項に記載の組成物であって、前記細胞は、癌細胞である、組成物。
26. 癌細胞の増殖を阻害するための、請求項１に記載の化合物を含む、組成物。
27. 癌細胞の増殖を阻害するための、請求項１６に記載の化合物を含む、組成物。
28. 癌細胞の増殖を阻害するための、請求項１８に記載の化合物を含む、組成物。
29. 薬学的に受容可能な賦形剤で処方される、請求項１に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
30. 薬学的に受容可能な賦形剤で処方される、請求項１６に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
31. 薬学的に受容可能な賦形剤で処方される、請求項１８に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
32. 医薬の製造のための、請求項１に記載の化合物の使用。
33. 医薬の製造のための、請求項１６に記載の化合物の使用。
34. 医薬の製造のための、請求項１８に記載の化合物の使用。
35. 癌を処置するための医薬の製造のための、請求項１に記載の化合物の使用。
36. 癌を処置するための医薬の製造のための、請求項１６に記載の化合物の使用。
37. 癌を処置するための医薬の製造のための、請求項１８に記載の化合物の使用。