JP2007336280A - 画像形成装置及び画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置は、波長間隔10nmとして画素単位で31個の分光反射率を算出して、これらを6個の固有ベクトルの線形結合による分光反射率推定関数で表す。固有ベクトルは、被撮像物に含まれる様々な色の分光反射率を用いて定義されているから、比較的少数の固有ベクトルであっても、様々な特性を有する分光反射率推定関数を高精度で表すことができる。このようにして表される分光反射率推定関数は、波長域400nm〜700nmにおいて、元の分光反射率に対してほぼ一致した特性を示す。よって、分光反射率のデータ量を2割程度まで低減させても、精度をほとんど低下させることなく、被撮像物を忠実に再現した画像を形成することができる。
【選択図】図8
Description
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能的な構成を示したブロック図である。画像形成装置1は、印刷物などから画像を読み取る画像読取部10と、画像データに基づいて記録シート(媒体)に画像を形成する画像形成部20と、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)等を備えた演算装置である制御部30と、各種データや制御部30が行う動作手順が記述されたプログラムを記憶するHD(Hard Disk)のような記憶部40と、画像データに対して画像処理を施す画像処理部50と、各種のボタンやタッチパネル式の液晶ディスプレイのような操作部60と、ネットワークを介して通信を行うためのインターフェース装置である通信部70とを備えている。より具体的には、画像処理部50は複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)やLSI(Large Scale Integration)等の画像処理回路や、画像データを一時的に記憶するイメージメモリ等を備えており、それぞれの画像処理回路によって各種の画像処理が実行される。
図3は、フルレートキャリッジ13の構成を詳細に示した図である。図3に示すように、フルレートキャリッジ13は、第1光源131と、第2光源132と、ミラー133とを備える。第1光源131は、或る分光エネルギー分布を有する第1の照射光を照射する光源であり、第2光源132は、第1の照射光とは異なる分光エネルギー分布を有する第2の照射光を照射する光源である。より具体的には、第1光源131は標準の光D65を照射する光源とし、実施形態では近似する光源としてキセノンランプを用い、第2光源132は標準の光Aを照射する光源とし、実施形態ではタングステンランプを用いる。第1光源131及び第2光源132は、被撮像物Oに対して所定の入射角(例えば45°)と強度で光を照射する。ミラー133は被撮像物Oからの反射光をさらに反射し、この光をハーフレートキャリッジ14へと導く光路(図中の一点鎖線)を形成する。フルレートキャリッジ13は走査時において図2中の矢印AまたはBの方向に移動し、被撮像物Oに光を照射しながら全面を走査する。
ス)を生じさせ、シートにトナー像を転写させる。一次定着機構27はシートを加熱および加圧するためのロール部材を備えており、シートの表面に転写されたトナー像を定着させる。切替機構28は、シートの表面に形成されているトナー像の種類に応じてシートの搬送経路を異ならせる。具体的には、切替機構28は、トナー像が透明トナーを含んでいるシートを図中の矢印Rの方向へと搬送させ、その他のシートを図中の矢印Lの方向へと搬送して排出させる。
画像読取部10のフルレートキャリッジ13は、第1光源131又は第2光源132の光をそれぞれ照射して被撮像物Oを読み取る(以下、スキャン動作という)。特に第1光源131で被撮像物Oに光を照射して行うスキャン動作を「第1のスキャン動作」と呼び、生成する画像データを「第1の画像データ」とする。また、第2光源132で被撮像物Oに光を照射して行うスキャン動作を「第2のスキャン動作」と呼び、生成する画像データを「第2の画像データ」とする。つまり、画像読取部10は、第1のスキャン動作と、第2のスキャン動作という2回のスキャン動作を実行する。そして、画像処理部50は、スキャン動作で得られた各々の画像信号から第1及び第2の画像データを生成し、この画像データから分光反射率を算出する。
まず、固有ベクトルの定義の仕方について説明する。はじめに、被撮像物に含まれると想定しうる、膨大な数の色の分光反射率によって母集団を構成する。そして、このような母集団に対して多変量解析(以下では、主成分分析を用いる)を施すことによって、固有ベクトルを定義することができる。あらゆる色の分光反射率推定関数は、固有ベクトルの線形結合によって表されることになるから、母集団は、波長と分光反射率の関係が類似しない、なるべく多数の分光反射率によって構成されていることが望ましい。このようにして、最適な分光反射率による母集団を構成することで、様々な波長域の分光反射率に関して、より信頼性の高い相関関係を反映することが可能となる。
以上のことを考慮すると、例えばおおよそ500〜1000程度の色の分光反射率によって母集団を構成すれば、十分な分光反射率推定関数の精度が得られる。
続いて、画像形成装置1が行う具体的な動作手順について説明する。なお、図6に示したような母集団Σにより定義された6つの固有ベクトルe1(λ)〜e6(λ)によって、分光反射率推定関数ρ(λ)が表される。
なお、製造段階で手動もしくは画像形成装置1自身により、予め被撮像物に含まれると想定しうる様々な色の分光反射率によって構成された母集団Σに対する主成分分析が施され、6個の固有ベクトルe1(λ)〜e6(λ)が定義されている。定義された固有ベクトルe1(λ)〜e6(λ)は画像処理部50の内部メモリなどに記憶されている。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々の態様にて実施することが可能である。具体的には、例えば以下のような変形が挙げられる。なお、これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
一方、供給先の装置が、固有ベクトルを記憶していない場合のように、係数が供給されても分光反射率推定関数を求めることができない場合には、画像処理装置は、三刺激値のみを供給するようにすれば良い。このようにすれば、この供給先の装置は、三刺激値から色を再現することができ、不要な係数を受け取る必要がなく効率がよい。もちろん、画像処理装置が係数と三刺激値の両方を供給して、供給先の装置にどちらで色を再現するかを選択させても良い。
すなわち、装置が所定の規格を有しているか否かを問わず、画像の色を再現することができるのである。
Claims (5)
- 被撮像物に照射光を照射する照射手段と、
前記照射手段によって照射光が照射された被撮像物からの反射光の強度を検知する検知手段と、
前記照射手段が照射光を被撮像物に照射したときに前記検知手段によって検知された光の強度と、前記照射手段による前記照射光の照射強度とに基づいて、複数の波長域における分光反射率をそれぞれ算出する分光反射率算出手段と、
前記分光反射率算出手段によって算出された各々の前記波長域における分光反射率に基づいて表色値を求め、前記表色値を、予め決められた複数の固有ベクトルとそれぞれの固有ベクトルに対する係数との線形結合によって表したときの、各々の前記係数を算出する係数算出手段と、
前記係数算出手段によって算出された各々の前記係数と前記固有ベクトルとの線形結合によって表される色を表現するための複数の色材の量をそれぞれ算出する色材算出手段と、
前記色材算出手段によって求められた量の前記色材を用いて記録材に画像を形成する画像形成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記固有ベクトルの数は6であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 照射光が被撮像物に照射されたときに前記被撮像物からの反射光の強度と、前記照射光の照射強度とに基づいて、複数の波長域における分光反射率をそれぞれ算出する分光反射率算出手段と、
前記分光反射率算出手段によって算出された各々の前記波長域における分光反射率に基づいて表色値を求め、前記表色値を、予め決められた複数の固有ベクトルとそれぞれの固有ベクトルに対する係数との線形結合によって表したときの、各々の前記係数を算出する係数算出手段と、
前記係数算出手段によって算出された各々の前記係数、又は前記係数及び前記表色値を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記係数算出手段によって求められた各々の前記係数と前記固有ベクトルとの線形結合によって表される色を表現するための複数の色材の量をそれぞれ算出する色材算出手段を備え、
前記出力手段は、前記係数、又は前記係数及び前記表色値を出力することに代えて、前記色材算出手段によって算出された色材の量を出力することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。 - 前記固有ベクトルの数は6であることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006166100A JP2007336280A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | 画像形成装置及び画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006166100A JP2007336280A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | 画像形成装置及び画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007336280A true JP2007336280A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38935323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006166100A Pending JP2007336280A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | 画像形成装置及び画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007336280A (ja) |
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2006
- 2006-06-15 JP JP2006166100A patent/JP2007336280A/ja active Pending
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