JP2007335183A - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】さらなる高輝度化を図るのが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】二次元状に配列された複数の発光部12r,12g,12bと複数の小レンズ22を有するレンズアレイ20とを有し、実質的に赤外光を射出しないLD光源10と、光路後段に向けて細くなるような略角錐形状を有し、LD光源10からの光を集光して、略点光源となる小面積の光射出面34から当該集光した光を射出する導光部材30とを備える照明装置100。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置及びプロジェクタに関する。
近年、大画面画像を実現するシステムとして、液晶装置を用いたプロジェクタやマイクロミラーを用いたプロジェクタなどが広く用いられている。このようなプロジェクタに用いられる照明装置としては、例えばショートアーク型の高圧水銀ランプを備える照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)ショートアーク型の高圧水銀ランプは、電極間距離を短くしているため、点光源に近く高輝度であるという特長を有する。
特開2002−352768号公報
ところで、近年のプロジェクタの高輝度化にともない、さらに高輝度な照明装置を実現したいという要望がある。しかしながら、従来の照明装置においては、ランプの出力を高くすると熱負荷が増加してしまうため、照明装置のさらなる高輝度化を図るのが容易ではない。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、さらなる高輝度化を図るのが可能な照明装置を提供することを目的とする。また、そのような高輝度な照明装置を備えるプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明の照明装置は、二次元状に配列された複数の発光部を有し、実質的に赤外光を射出しない固体光源と、光路後段に向けて細くなるような略円錐形状又は略角錐形状を有し、前記固体光源からの光を集光して、略点光源となる小面積の光射出面から当該集光した光を射出する導光部材とを備えることを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、二次元状に配列された複数の発光部を有する固体光源を備えているため、固体光源からの光量を増やすことで高輝度な照明装置を実現することが可能となる。
また、本発明の照明装置によれば、固体光源が実質的に赤外光を射出しないため、固体光源からの光量を増やしてさらに導光部材によって集光したとしても、熱負荷の増加を極力抑制することが可能となる。
したがって、本発明の照明装置は、さらなる高輝度化を図るのが可能な照明装置となる。
また、本発明の照明装置によれば、導光部材の光射出面の位置及び面積(大きさ)は時間的に変動しないため、高圧水銀ランプのようにランプの点灯時間に応じてアーク位置やアーク長が変動することに起因して起こる投写画像の照度むらなどの問題の発生を防止することが可能となる。
なお、この明細書において「実質的に赤外光を射出しない固体光源」とは、赤外光を全く射出しない固体光源だけではなく、可視光に混じって赤外光を僅かながら射出する固体光源も含むものである。すなわち、実質的に赤外光を射出しない固体光源には、導光部材によって集光したとしても導光部材又は他の光学要素に対して熱負荷による影響が無い又はその影響が少ない程度の赤外光を射出するような固体光源も含まれる。
固体光源として一般的に用いられるLD光源やLED光源は、実質的に紫外光を射出することがないため、本発明の照明装置をプロジェクタに用いることにより、プロジェクタ内に配置される有機部品が劣化するのを抑制することが可能となる。
本発明の照明装置においては、導光部材は、光路後段に向けて細くなるような略円錐形状を有していてもよいし、光路後段に向けて細くなるような略角錐形状を有していてもよい。
導光部材が光路後段に向けて細くなるような略円錐形状を有する場合には、導光部材の加工が比較的容易となり、製造コストを低減することが可能となるという利点がある。
また、導光部材が光路後段に向けて細くなるような略角錐形状を有する場合には、導光部材の側面が平面となるため、後述する音響波供給装置を配設するのが比較的容易となるという利点がある。
本発明の照明装置においては、前記固体光源は、各発光部に対応して配設され、各発光部からの光の角度を変換して射出する角度変換素子をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、角度変換素子の機能によって固体光源の各発光部から射出される発散光の角度を変換することが可能となる。これにより、導光部材に入射する光を全反射条件を満たすように変換することが可能となるため、導光部材における光損失をなくすことが可能となる。
本発明の照明装置においては、前記導光部材の光射出側に配置され、前記導光部材からの光をより均一な強度分布を有する光に変換するインテグレータ光学系をさらに備えることが好ましい。
本発明の照明装置によれば、上記したように、導光部材の光射出面が略点光源となるため、これをインテグレータ光学系と組み合わせることにより、被照明領域に照射される光の面内光強度分布をより均一なものとすることが可能となる。
本発明の照明装置においては、前記インテグレータ光学系としては、レンズアレイからなるレンズインテグレータ光学系やインテグレータロッドからなるロッドインテグレータ光学系などを好適に用いることができる。
本発明の照明装置においては、前記導光部材における光射出面の面積は、0.01mm〜2mmの範囲内であることが好ましい。
導光部材における光射出面の面積が0.01mm未満である場合には、導光部材の光射出面におけるパワー密度が比較的大きなものとなってしまうため、固体光源が実質的に赤外光を射出しないといえども熱負荷が比較的大きなものとなってしまう可能性がある。また、導光部材における光射出面の面積が2mmを超えたものである場合には、導光部材の後段に配置される光学要素(例えばインテグレータ光学系)との適合性が低下する。
このような観点から言えば、導光部材における光射出面の面積は、0.05mm〜1mmの範囲内であることがより好ましく、0.1mm〜0.5mmの範囲内であることがさらに好ましい。
本発明の照明装置においては、前記導光部材は、サファイア、水晶又は石英ガラスからなることが好ましい。
このように構成することにより、導光部材を比較的耐熱性の高いものとすることが可能となる。
導光部材がサファイア又は水晶からなる場合には、これらの材料は熱伝導性に非常に優れているため、導光部材の温度上昇を効果的に抑制することが可能となる。
導光部材が石英ガラスからなる場合には、石英ガラスは複屈折が小さいため、導光部材を通過する光束の品質低下を抑制することができ、照明装置から射出される光束の品質低下を抑制することができる。
本発明の照明装置においては、前記固体光源は、二次元状に配列された複数の発光部を有するLD光源であることが好ましい。
本発明の照明装置においては、前記固体光源は、二次元状に配列された複数の発光部を有するLED光源であることも好ましい。
LD(レーザダイオード)やLED(発光ダイオード)などの固体光源は、可視光のみを射出するように構成することが容易であり、実質的に赤外光を射出しない固体光源として好適に用いることができる。
なお、本発明の照明装置においては、固体光源として、LD光源やLED光源だけではなく、有機EL(エレクトロルミネッセンス)からなる光源も好適に用いることができる。
本発明の照明装置においては、前記導光部材に配設され、前記導光部材に対して超音波からなる音響波を供給することにより前記導光部材に定在波を形成する音響波供給装置と、前記定在波の周期が60Hz以上の周波数で変調されるように前記音響波供給装置を制御する制御装置とをさらに備えることが好ましい。
固体光源としてLD光源を用いた場合には、レーザ光は可干渉性を有するため、LD光源からの光が互いに干渉してスペックルノイズが発生してしまい、被照明領域においてスペックルノイズに起因した照度むらが発生する場合がある。
しかしながら、本発明の照明装置によれば、導光部材に定在波を形成する音響波供給装置を備えているため、LD光源からの光が互いに干渉してスペックルノイズが発生したとしても、このようなスペックルノイズを人間の目に見えない速さで高速変調することで被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる
本発明の照明装置においては、前記音響波供給装置は、前記導光部材に対して密着して配設されていることが好ましい。
このように構成することにより、導光部材に音響波を効率的に供給することが可能となり、少ないエネルギーでかつ大きな効果をもって被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる。
本発明の照明装置においては、前記音響波供給装置は、前記導光部材の媒質の屈折率よりも小さな屈折率を有する超音波良伝達物質を介して前記導光部材に配設されていることが好ましい。
このように構成することによっても、導光部材に音響波を効率的に供給することが可能となり、少ないエネルギーでかつ大きな効果をもって被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる。
また、超音波良伝達物質の屈折率が導光部材の屈折率よりも小さいため、LD光源からの光が導光部材と超音波良伝達物質との界面においても全反射され、光漏れをなくすことが可能となる。このため、迷光の発生を抑制することが可能となり、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
超音波良伝達物質としては、医療・美容分野等で用いられるジェルを好ましく例示することができる。なお、長期安定性を考慮すると、蒸気圧の小さな物質からなるジェルを用いることがより好ましい。
本発明のプロジェクタは、上記した本発明の照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタは、上記した本発明の照明装置を備えているため、高輝度なプロジェクタとなる。
以下、本発明の照明装置及びプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ1000の光学系を示す図である。図2は、実施形態1に係る照明装置100を説明するために示す図である。図2(a)は照明装置100の要部を示す図であり、図2(b)は導光部材30の斜視図である。図3は、インテグレータ光学系50を説明するために示す図である。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1に示すように、照明装置100と、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としての液晶装置400R,400G,400Bと、液晶装置400R,400G,400Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600とを備えたプロジェクタである。
実施形態1に係る照明装置100は、図1及び図2に示すように、赤色光、緑色光及び青色光を射出するLD光源10と、LD光源10からの光を集光して、略点光源となる小面積の光射出面34から当該集光した光を射出する導光部材30と、導光部材30に配設される音響波供給装置40と、音響波供給装置40を制御する制御装置(図示せず。)と、導光部材30の光射出側に配置されるインテグレータ光学系50とを有する。
LD光源10は、赤色光を射出する発光部12rと、緑色光を射出する発光部12gと、青色光を射出する発光部12bと、LD基板14と、放熱部(図示せず。)と、各発光部12r,12g,12bの光射出側に配置されるレンズアレイ20とを有する。各発光部12r,12g,12bは、二次元状に配列されており、実質的に赤外光及び紫外光を射出しないように構成されている。発光部12r,12g,12bのそれぞれは、例えば400nm〜700nmの範囲内における所定の波長の光を射出するように構成されている。
レンズアレイ20は、LD光源10における各発光部12r,12g,12bに対応して複数の小レンズ22が配列された構成を有している。レンズアレイ20は、各発光部12r,12g,12bからの光を、導光部材30に入射した際に全反射条件を満たすような角度成分を有する光(発散光)に変換して射出する角度変換素子としての機能を有する。
導光部材30は、図2に示すように、光路後段に向けて細くなるような略角錐形状を有している。導光部材30の光入射面32は、LD光源10の大きさに対応した形状を有している。導光部材30の光射出面34の面積は、例えば0.5mmである。導光部材30は、例えばサファイアからなる。
導光部材30は、レンズアレイ20からの光を内面で多重反射させることにより、レンズアレイ20からの光を集光して、略点光源となる小面積の光射出面34から当該集光した光を射出する機能を有する光学部材である。
音響波供給装置40は、超音波良伝達物質としてのジェルgを介して導光部材30の側面に配設されている。そして、導光部材30に対して超音波からなる音響波を供給することにより導光部材30に定在波を形成する。
ジェルgとしては、導光部材30の媒質の屈折率よりも小さい屈折率を有するものを用いている。
また、ジェルgとしては、医療・美容分野等で用いられるジェルを好ましく例示することができる。なお、長期安定性を考慮すると、蒸気圧の小さな物質からなるジェルを用いることがより好ましい。
制御装置(図示せず。)は、定在波の周期が60Hz以上の周波数で変調されるように音響波供給装置40を制御して、音響波供給装置40から供給される超音波の周波数を60Hz以上の周波数で変調する。その結果、例えば、発振周波数が20万Hzである超音波を300Hzの変調周波数で変調することにより、15万Hz〜25万Hzの範囲で高速変調された超音波からなる音響波を導光部材30に対して供給することが可能となる。なお、当該発振周波数及び当該変調周波数の値は、所定範囲内から適宜選択することが可能である。
インテグレータ光学系50は、レンズアレイからなるレンズインテグレータ光学系である。インテグレータ光学系50は、図3に示すように、導光部材30からの光を第1レンズアレイ62に向けて射出する凸レンズ60と、凸レンズ60からの光を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズ63を有する第1レンズアレイ62と、各第1小レンズ63に対応する複数の第2小レンズ65を有する第2レンズアレイ64と、第2レンズアレイ64からの光を被照明領域で重畳させる重畳レンズ66とを有している。
凸レンズ60は、例えば非球面レンズからなり、導光部材30からの光の角度を変換して射出する機能を有する。
第1レンズアレイ62は、凸レンズ60からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、複数の第1小レンズ63がシステム光軸に垂直な面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有している。各第1小レンズ63の輪郭形状は、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。
第2レンズアレイ64は、重畳レンズ66とともに、第1レンズアレイ62の各第1小レンズ63の像を液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ64は、第1レンズアレイ62と略同様な構成を有し、複数の第2小レンズ65がシステム光軸に垂直な面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有している。
重畳レンズ66は、第1レンズアレイ62及び第2レンズアレイ64を経た複数の部分光束を集光して液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ66の光軸と照明装置100のシステム光軸とが略一致するように、重畳レンズ66が配置されている。なお、図1及び図3に示す重畳レンズ66は1枚のレンズで構成されているが、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離導光光学系200は、図1に示すように、ダイクロイックミラー210,220と、反射ミラー230,240,250と、入射側レンズ260と、リレーレンズ270とを有している。色分離導光光学系200は、重畳レンズ66から射出される照明光束を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる3つの液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有している。
ダイクロイックミラー210,220は、基板上に所定の波長領域の光束を反射し、他の波長領域の光束を透過する波長選択膜が形成された光学素子である。光路前段に配置されるダイクロイックミラー210は、赤色光成分を反射し、その他の色光成分を透過させるミラーである。光路後段に配置されるダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射し、青色光成分を透過させるミラーである。
ダイクロイックミラー210で反射された赤色光成分は、反射ミラー230により曲折され、集光レンズ300Rを介して赤色光用の液晶装置400Rの画像形成領域に入射する。
集光レンズ300Rは、重畳レンズ66からの各部分光束を各主光線に対して略平行な光束に変換するために設けられている。他の液晶装置400G,400Bの光路前段に配置された集光レンズ300G,300Bも、集光レンズ300Rと同様に構成されている。
ダイクロイックミラー210を透過した緑色光成分及び青色光成分のうち緑色光成分は、ダイクロイックミラー220で反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶装置400Gの画像形成領域に入射する。一方、青色光成分は、ダイクロイックミラー220を透過し、入射側レンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250及び集光レンズ300Bを通過して青色光用の液晶装置400Bの画像形成領域に入射する。入射側レンズ260、リレーレンズ270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を液晶装置400Bまで導く機能を有している。
なお、青色光の光路にこのような入射側レンズ260、リレーレンズ270及び反射ミラー240,250が設けられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、青色光の光路の長さが長いのでこのような構成とされているが、赤色光の光路の長さを長くして、入射側レンズ260、リレーレンズ270及び反射ミラー240,250を赤色光の光路に用いる構成も考えられる。
液晶装置400R,400G,400Bは、照明光束を画像情報に応じて変調するものであり、照明装置100の照明対象となる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に従って、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
また、集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板410R,410G,410Bが介在配置され、各液晶装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板420R,420G,420Bが介在配置されている。これら入射側偏光板410R,410G,410B、液晶装置400R,400G,400B及び射出側偏光板420R,420G,420Bによって入射する各色光の光変調が行われる。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板420R,420G,420Bから射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
以上のように構成された実施形態1に係る照明装置100によれば、二次元状に配列された複数の発光部12r,12g,12bを有するLD光源10を備えているため、LD光源10からの光量を増やすことで高輝度な照明装置を実現することが可能となる。
また、実施形態1に係る照明装置100によれば、LD光源10が実質的に赤外光を射出しないため、LD光源10からの光量を増やしてさらに導光部材30によって集光したとしても、熱負荷の増加を極力抑制することが可能となる。
したがって、実施形態1に係る照明装置100は、さらなる高輝度化を図るのが可能な照明装置となる。
また、実施形態1に係る照明装置100によれば、導光部材30の光射出面34の位置及び面積(大きさ)は変化しないため、高圧水銀ランプのようにランプの点灯時間に応じてアーク位置やアーク長が変化することに起因して起こる投写画像の照度むらなどの問題の発生を防止することが可能となる。
また、実施形態1に係る照明装置100によれば、LD光源10が実質的に紫外光を射出しないため、プロジェクタ1000内に配置される有機部品(例えば入射側偏光板410R,410G,410Bや射出側偏光板420R,420G,420Bなど。)が劣化するのを抑制することが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、導光部材30は、光路後段に向けて細くなるような略角錐形状を有している。これにより、導光部材30の側面が平面となるため、音響波供給装置40を配設するのが比較的容易となるという利点がある。
実施形態1に係る照明装置100においては、LD光源10は、各発光部12r,12g,12bに対応して配設され、各発光部12r,12g,12bからの光の角度を変換して射出するレンズアレイ20をさらに有するため、レンズアレイ20における複数の小レンズ22の機能によってLD光源10の各発光部12r,12g,12bから射出される発散光の角度を変換することが可能となる。これにより、導光部材30に入射する光を全反射条件を満たすように変換することが可能となるため、導光部材30における光損失をなくすことが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、導光部材30からの光をより均一な強度分布を有する光に変換するインテグレータ光学系50をさらに備えている。実施形態1に係る照明装置100によれば、上記したように、導光部材30の光射出面34が略点光源となるため、これをインテグレータ光学系50と組み合わせることにより、被照明領域に照射される光の面内光強度分布をより均一なものとすることが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、導光部材30における光射出面34の面積は、0.5mmである。導光部材30における光射出面34の面積が0.01mm以上であるため、導光部材30の光射出面34におけるパワー密度が比較的大きなものとなってしまうこともなく、その結果、熱負荷が比較的大きなものとなってしまうこともなくなる。また、導光部材30における光射出面34の面積が2mm未満であるため、導光部材30の後段に配置されるインテグレータ光学系50との適合性が低下することもない。
実施形態1に係る照明装置100においては、導光部材30はサファイアからなるため、比較的耐熱性の高いものとなる。また、サファイアは熱伝導性に非常に優れているため、導光部材30の温度上昇を効果的に抑制することが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、導光部材30に定在波を形成する音響波供給装置40と、音響波供給装置40を制御する制御装置とをさらに備えるため、例えば時刻TにおいてLD光源10Rにおける各発光部12Rからの光が互いに干渉して被照明領域にスペックルノイズが発生したとしても、時刻T(時刻Tから所定時間経過した時刻)においては時刻Tのときとは異なる干渉パターンのスペックルノイズが発生するため、所定時間で平均化してみればスペックルノイズが目立たなくなる。すなわち、被照明領域にスペックルノイズが発生したとしても、このようなスペックルノイズを人間の目に見えない速さで高速変調することで被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、音響波供給装置40は、ジェルgを介して導光部材30に配設されているため、導光部材30に音響波を効率的に供給することが可能となり、少ないエネルギーでかつ大きな効果をもって被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、ジェルgの屈折率が導光部材30の媒質の屈折率よりも小さいため、LD光源10(レンズアレイ20)からの光が導光部材30とジェルgとの界面においても全反射され、光漏れをなくすことが可能となる。このため、迷光の発生を抑制することが可能となり、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、上記した実施形態1に係る照明装置100を備えているため、高輝度なプロジェクタとなる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係るプロジェクタ1002の光学系を示す図である。なお、図4において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2に係るプロジェクタ1002は、図4に示すように、照明装置としてそれぞれが異なる色光を射出する3つの照明装置を備える点及び色分離導光光学系を備えていない点で、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは異なっている。
すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1002においては、図4に示すように、照明装置として、赤色光を射出するLD光源10Rを有する照明装置102Rと、緑色光を射出するLD光源10Gを有する照明装置102Gと、青色光を射出するLD光源10Bを有する照明装置102Bとを備えている。
赤色光用の照明装置102Rは、赤色光を射出するLD光源10Rと、LD光源10Rからの光を集光して、略点光源となる小面積の光射出面から当該集光した光を射出する導光部材30Rと、導光部材30Rに配設される音響波供給装置40Rと、音響波供給装置40Rを制御する制御装置(図示せず。)と、導光部材30Rの光射出側に配置されるインテグレータ光学系50Rとを有する。
LD光源10Rは、赤色光を射出する発光部12rと、LD基板と、放熱部(図示せず。)と、レンズアレイ20Rとを有する。発光部12rは、二次元状に配列されており、実質的に赤外光及び紫外光を射出しないように構成されている。
なお、レンズアレイ20R、導光部材30R、音響波供給装置40R及びインテグレータ光学系50Rについては、実施形態1で説明したものとほぼ同じであるため、詳細な説明は省略する。
緑色光用の照明装置102Gは、緑色光を射出するLD光源10Gを有する。LD光源10Gは、緑色光を射出する発光部12gが二次元状に配列されており、実質的に赤外光及び紫外光を射出しないように構成されている。照明装置102GにおけるLD光源10G以外の構成は、照明装置102Rの場合と同様である。
青色光用の照明装置102Bは、青色光を射出するLD光源10Bを有する。LD光源10Bは、青色光を射出する発光部12bが二次元状に配列されており、実質的に赤外光及び紫外光を射出しないように構成されている。照明装置102BにおけるLD光源10B以外の構成は、照明装置102Rの場合と同様である。
これら3つの照明装置102R,102G,102Bが、3つの液晶装置400R,400G,400Bの前段にそれぞれ配置されている。
このように、実施形態2に係るプロジェクタ1002は、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは、照明装置としてそれぞれが異なる色光を射出する3つの照明装置を備える点及び色分離導光光学系を備えていない点で異なるが、実施形態1に係る照明装置100と同様の構成を有する照明装置102R,102G,102Bを備えているため、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と同様に、高輝度なプロジェクタとなる。
[実施形態3]
図5は、実施形態3に係るプロジェクタ1004の光学系を示す図である。なお、図5において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態3に係るプロジェクタ1004は、図5に示すように、照明装置104と、照明装置104からの光を被照明領域に導光するリレー光学系280と、リレー光学系280からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としてのマイクロミラー型光変調装置430と、マイクロミラー型光変調装置430によって変調された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系610とを備えたプロジェクタである。
実施形態3に係る照明装置104は、赤色光、青色光及び緑色光を射出するLED光源110と、LED光源110からの光を集光して、略点光源となる小面積の光射出面134から当該集光した光を射出する導光部材130と、導光部材130の光射出側に配置されるインテグレータ光学系70とを有する。
LED光源110は、赤色光を射出する発光部112rと、緑色光を射出する発光部112gと、青色光を射出する発光部112bと、LED基板114と、放熱部(図示せず。)と、各発光部112r,112g,112bの光射出側に配置されるレンズアレイ120とを有する。各発光部112r,112g,112bは、二次元状に配列されており、実質的に赤外光及び紫外光を射出しないように構成されている。発光部112r,112g,112bのそれぞれは、例えば400nm〜700nmの範囲内における所定の波長の光を射出するように構成されている。
なお、LED光源110は、図示しない時分割駆動回路に接続されており、時分割駆動回路によってマイクロミラー型光変調装置430に表示する画像における例えば1フレーム又は1フィールドの周期で発光部112r,112g,112bを時分割駆動している。
レンズアレイ120及び導光部材130の構成は、実施形態1で説明したレンズアレイ20及び導光部材30と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
インテグレータ光学系70は、インテグレータロッドからなるロッドインテグレータ光学系である。インテグレータ光学系70は、導光部材130からの光を集束光に変換して射出する集光レンズ80と、集光レンズ80からの光をより均一な強度分布を有する光に変換するインテグレータロッド82とを有している。
集光レンズ80は、導光部材130からの光をインテグレータロッド82の光入射面近傍に集光させる機能を有している。なお、集光レンズ80は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
インテグレータロッド82は、集光レンズ80からの光を内面で多重反射させることにより、集光レンズ80からの光をより均一な強度分布を有する光に変換する機能を有する光学部材である。インテグレータロッド82は内面全反射タイプの中実のガラスロッドであるが、これに替えて、4枚の反射ミラーにおける反射面を内側に向けて貼り合わせた筒状のライトトンネルなどを用いてもよい。
インテグレータロッド82の光射出面の形状は、マイクロミラー型光変調装置430の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。ただし、照明装置104のシステム光軸はマイクロミラー型光変調装置430の中心軸に対して傾斜して配置されているので、マイクロミラー型光変調装置430に照射される光は、この傾斜に応じて歪んだ輪郭形状を有することとなる。したがって、このような場合におけるインテグレータロッド82の光射出面の形状としては、マイクロミラー型光変調装置430に照射される光の輪郭の歪みを補正するような形状とすることがより好ましい。
リレー光学系280は、リレーレンズ282と、反射ミラー284と、集光レンズ286とを有し、照明装置104からの照明光束をマイクロミラー型光変調装置430の画像形成領域に導く機能を有している。
リレーレンズ282は、集光レンズ286とともに、照明装置104からの照明光束を発散させずにマイクロミラー型光変調装置430の画像形成領域近傍に結像させる機能を有している。なお、リレーレンズ282は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
反射ミラー284は、照明装置104のシステム光軸に対して傾斜して配置され、リレーレンズ282からの照明光束を曲折し、マイクロミラー型光変調装置430へと導光する。これにより、プロジェクタをコンパクトにすることができる。
集光レンズ286は、リレーレンズ282及び反射ミラー284からの照明光束をマイクロミラー型光変調装置430の画像形成領域にほぼ重畳させ、かつ、マイクロミラー型光変調装置430によって変調された光を投写光学系610とともに拡大投写するものである。
マイクロミラー型光変調装置430は、リレー光学系280からの光を画像情報に応じて各画素に対応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表す画像光を投写光学系610へと射出する機能を有する反射方向制御型光変調装置である。マイクロミラー型光変調装置430としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
マイクロミラー型光変調装置430から射出される画像光は、投写光学系610によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
マイクロミラー型光変調装置430と投写光学系610とは、それぞれの中心軸が一致するように配置されている。なお、実施形態3に係るプロジェクタ1004をあおり投写の構成を有するプロジェクタとする場合には、マイクロミラー型光変調装置430の中心軸に対して投写光学系610の投写光軸610axがあおり方向にずれるように構成することが好ましい。
以上のように構成された実施形態3に係る照明装置104及びプロジェクタ1004によれば、二次元状に配列された複数の発光部112r,112g,112bを有するLED光源110を備えているため、LED光源110からの光量を増やすことで高輝度な照明装置を実現することが可能となる。また、LED光源110が実質的に赤外光を射出しないため、LED光源110からの光量を増やしてさらに導光部材130によって集光したとしても、熱負荷の増加を極力抑制することが可能となる。
したがって、実施形態3に係る照明装置104は、さらなる高輝度化を図るのが可能な照明装置となる。また、実施形態3に係るプロジェクタ1004は、高輝度なプロジェクタとなる。
以上、本発明の照明装置及びプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態の照明装置100,102R,102G,102B,104においては、光路後段に向けて細くなるような略角錐形状を有する導光部材を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光路後段に向けて細くなるような略円錐形状を有する導光部材を用いてもよい。
(2)上記各実施形態の照明装置100,102R,102G,102B,104においては、サファイアからなる導光部材を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、水晶又は石英ガラスからなる導光部材を用いてもよい。
(3)上記実施形態1及び2に係る照明装置100,102R,102G,102Bにおいては、音響波供給装置は、ジェルgを介して導光部材に配設されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、導光部材に対して密着して配設されていることも好ましい。また、上記実施形態1及び2に係る照明装置100,102R,102G,102Bにおいては、音響波供給装置は導光部材の側面に配設されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、導光部材の側面以外の部分に配設されていてもよい。さらにまた、上記実施形態1及び2に係る照明装置100,102R,102G,102Bにおいては、1つの導光部材に対して1つの音響波供給装置が配設されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの導光部材に対して複数の音響波供給装置が配設されていてもよい。
(4)上記各実施形態の照明装置100,102R,102G,102B,104においては、レンズアレイと導光部材とが離隔して配置されている場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レンズアレイと導光部材とが接着層を介して接着されていてもよい。
(5)上記各実施形態の照明装置100,102R,102G,102B,104においては、角度変換素子としてLD光源又はLED光源の各発光部(LD基板又はLED基板)とは別体として配設され、複数の小レンズを有するレンズアレイ20,20R,20G,20B,120を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、LD光源又はLED光源の各発光部(LD基板又はLED基板)と一体となって配設される複数の小レンズからなる角度変換素子を用いてもよい。
(6)上記実施形態3に係る照明装置104においては、インテグレータロッド82に代えて、偏光変換機能をさらに有する偏光変換ロッドを用いてもよい。偏光変換ロッドとしては、例えば、インテグレータロッドの光射出面にλ/4板及び反射型偏光板が配置されたものや、インテグレータロッドの光入射側に偏光変換素子が配設されたものなど、公知の偏光変換ロッドを用いることができる。このような偏光変換ロッドを用いた照明装置は、液晶装置のように偏光方向を制御する電気光学変調装置を用いたプロジェクタにおいて特に好適なものとなる。
(7)上記実施形態1及び2に係る照明装置100,102R,102G,102Bにおいては、固体光源としてLD光源を用い、上記実施形態3に係る照明装置104においては、固体光源としてLED光源を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、有機EL光源も好適に用いることができる。
(8)上記実施形態1及び2に係るプロジェクタ1000,1002は透過型のプロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶装置のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(9)上記実施形態1及び2に係るプロジェクタ1000,1002においては、3つの液晶装置を用いたプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ、2つ又は4つ以上の液晶装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。
(10)上記実施形態3に係るプロジェクタ1004においては、1つのマイクロミラー型光変調装置を用いたプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のマイクロミラー型光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。
(11)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタに適用する場合にも可能である。
実施形態1に係るプロジェクタ1000の光学系を示す図。 実施形態1に係る照明装置100を説明するために示す図。 インテグレータ光学系50を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクタ1002の光学系を示す図。 実施形態3に係るプロジェクタ1004の光学系を示す図。
符号の説明
10,10R,10G,10B…LD光源、12r,12g,12b,112r,112g,112b…発光部、14…LD基板、20,20R,20G,20B,120…レンズアレイ、22…小レンズ、30,30R,30G,30B,130…導光部材、32…(導光部材の)光入射面、34,134…(導光部材の)光射出面、40,40R,40G,40B…音響波供給装置、50,50R,50G,50B,70…インテグレータ光学系、60…凸レンズ、62…第1レンズアレイ、63…第1小レンズ、64…第2レンズアレイ、65…第2小レンズ、66…重畳レンズ、80…集光レンズ、82…インテグレータロッド、100,102R,102G,102B,104…照明装置、110…LED光源、112…発光部、114…LED基板、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250,284…反射ミラー、260…入射側レンズ、270,282…リレーレンズ、280…リレー光学系、286,300R,300G,300B…集光レンズ、400R,400G,400B…液晶装置、410R,410G,410B…入射側偏光板、420R,420G,420B…射出側偏光板、430…マイクロミラー型光変調装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600,610…投写光学系、610ax…投写光軸、1000,1002,1004…プロジェクタ、g…ジェル、SCR…スクリーン

Claims (11)

  1. 二次元状に配列された複数の発光部を有し、実質的に赤外光を射出しない固体光源と、 光路後段に向けて細くなるような略円錐形状又は略角錐形状を有し、前記固体光源からの光を集光して、略点光源となる小面積の光射出面から当該集光した光を射出する導光部材とを備えることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記固体光源は、各発光部に対応して配設され、各発光部からの光の角度を変換して射出する角度変換素子をさらに有することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の照明装置において、
    前記導光部材の光射出側に配置され、前記導光部材からの光をより均一な強度分布を有する光に変換するインテグレータ光学系をさらに備えることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置において、
    前記導光部材における光射出面の面積は、0.01mm〜2mmの範囲内であることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置において、
    前記導光部材は、サファイア、水晶又は石英ガラスからなることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置において、
    前記固体光源は、二次元状に配列された複数の発光部を有するLD光源であることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置において、
    前記固体光源は、二次元状に配列された複数の発光部を有するLED光源であることを特徴とする照明装置。
  8. 請求項6に記載の照明装置において、
    前記導光部材に配設され、前記導光部材に対して超音波からなる音響波を供給することにより前記導光部材に定在波を形成する音響波供給装置と、
    前記定在波の周期が60Hz以上の周波数で変調されるように前記音響波供給装置を制御する制御装置とをさらに備えることを特徴とする照明装置。
  9. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記音響波供給装置は、前記導光部材に対して密着して配設されていることを特徴とする照明装置。
  10. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記音響波供給装置は、前記導光部材の媒質の屈折率よりも小さな屈折率を有する超音波良伝達物質を介して前記導光部材に配設されていることを特徴とする照明装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    前記電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
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