JP2008107379A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】透光性部材に超音波供給装置を配設したプロジェクタにおいて、スペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能で、かつ、光利用効率の低下を抑制することが可能なプロジェクタを提供する。
【解決手段】LD光源10、中実のインテグレータロッド30及び超音波良伝達物質50を介してインテグレータロッド30に密着して配設され、時間的に周波数が変化する超音波をインテグレータロッド30に供給する超音波供給装置40を有する照明装置100と、照明装置100からの光を画像情報に応じて変調するマイクロミラー型光変調装置400と、マイクロミラー型光変調装置400により変調された光を投写する投写光学系600とを備えるプロジェクタ1000。超音波良伝達物質50と超音波供給装置40との界面には、反射膜60が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、LD(半導体レーザ)光源と、LD光源からの光をより均一な強度分布を有する光に変換する中実のインテグレータロッドとを備えるプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来のプロジェクタによれば、インテグレータロッドの側面における反射によって、被照明領域に照射される光の面内光強度分布をより均一なものにすることが可能となる。
特開2004−334083号公報
ところで、従来のプロジェクタにおいては、LD光源から射出されるレーザ光は可干渉性を有するため、LD光源からの光が互いに干渉してスペックルノイズが発生してしまい、被照明領域においてスペックルノイズに起因した照度むらが発生する場合があるという問題(第1の問題)がある。
このような第1の問題を解決するための手段としては、例えば、時間的に周波数が変化する超音波をインテグレータロッドに供給する超音波供給装置を、超音波良伝達物質(例えばジェルなど。)を介してインテグレータロッドに密着して配設することが考えられる。
なお、超音波良伝達物質とは、超音波供給装置とインテグレータロッドとの間に介在させることにより、インテグレータロッドに対して超音波供給装置からの超音波を効果的に伝達することが可能となる物質のことであり、医療・美容分野等で用いられるジェルを好ましく例示することができる。
インテグレータロッドに上記の超音波供給装置を配設したプロジェクタによれば、超音波供給装置からインテグレータロッドに対して時間的に周波数が変化する超音波を供給することにより、インテグレータロッドに定在波を形成して当該定在波の周期を時間的に変調することが可能となるため、LD光源からの光が互いに干渉してスペックルノイズが発生したとしても、このようなスペックルノイズを人間の目で見えない速さで高速変調することで被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる。
しかしながら、インテグレータロッドに超音波供給装置を配設したプロジェクタにおいては、超音波良伝達物質を介在させてインテグレータロッドに超音波供給装置を配設したことに起因して、以下のような問題が新たに発生してしまう。
図7は、超音波良伝達物質を介在させたことに起因して発生する問題を説明するために示す図である。図7(a)は超音波良伝達物質950の屈折率nがインテグレータロッド930の媒質の屈折率nよりも大きい場合における、インテグレータロッド930に入射する光L,Lの軌跡を模式的に示す図であり、図7(b)は超音波良伝達物質950の屈折率nが1よりも大きくインテグレータロッド930の媒質の屈折率nよりも小さい場合における、インテグレータロッド930に入射する光L,Lの軌跡を模式的に示す図である。なお、図7(a)及び図7(b)において、光の角度や超音波良伝達物質950の厚み等は誇張して示している。また、図7中の光Lは、インテグレータロッド930の側面で1回反射するような入射角でインテグレータロッド930に入射する光であり、光Lは光Lよりも深い角度でインテグレータロッド930に入射する光である。
インテグレータロッド930に超音波供給装置940を配設したプロジェクタにおいては、超音波良伝達物質950の屈折率nがインテグレータロッド930の媒質の屈折率nより大きい場合には、図7(a)に示すように、インテグレータロッド930の側面のうち超音波良伝達物質950が介在する部分においては全反射条件を満たさなくなるため、インテグレータロッド930の側面で反射されずに当該側面を透過する光(図7(a)に示す光L,L)が発生してしまい、結果として、光利用効率が低下してしまう。超音波良伝達物質950の屈折率nが1より大きくインテグレータロッド930の媒質の屈折率nより小さい場合であっても、図7(b)に示すように、インテグレータロッド930に入射する際の入射角によって全反射条件を満たさない場合が生じてしまうため、インテグレータロッド930の側面で反射されずに当該側面を透過する光(図7(b)に示す光L)が発生してしまい、結果として、光利用効率が低下してしまう。
すなわち、インテグレータロッドに超音波供給装置を配設したプロジェクタにおいては、超音波良伝達物質を介在させてインテグレータロッドに超音波供給装置を配設したことに起因して、超音波良伝達物質の屈折率の大小に関わらず、光利用効率が低下するという問題(第2の問題)が新たに発生してしまう。
なお、超音波良伝達物質を介在させずにインテグレータロッドに超音波供給装置を配設した場合には、超音波供給装置とインテグレータロッドとの間に空気層が存在することとなるため、上記の第2の問題が発生することはなくなるが、空気層が存在することによって、超音波供給装置からインテグレータロッドに対して超音波を効率的に供給することが困難となり、その結果、被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが困難となる。
なお、上記した第1の問題及び第2の問題は、インテグレータロッドに超音波供給装置を配設したプロジェクタの場合にのみ発生する問題ではなく、インテグレータロッドのように光を透過する透光性部材に超音波供給装置を配設したプロジェクタに共通する問題である。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、透光性部材に超音波供給装置を配設したプロジェクタにおいて、スペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能で、かつ、光利用効率の低下を抑制することが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明のプロジェクタは、LD光源を有する照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えるプロジェクタであって、前記照明装置は、前記LD光源と前記電気光学変調装置との間に配置される中実の透光性部材と、超音波良伝達物質を介して前記透光性部材に密着して配設され、時間的に周波数が変化する超音波を前記透光性部材に供給する超音波供給装置とをさらに有し、前記透光性部材と前記超音波良伝達物質との界面又は前記超音波良伝達物質と前記超音波供給装置との界面には、反射部材が形成されていることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、超音波供給装置から透光性部材に対して時間的に周波数が変化する超音波を供給することにより、透光性部材に定在波を形成するとともに当該定在波の周期を時間的に変調することが可能となるため、LD光源からの光が互いに干渉してスペックルノイズが発生したとしても、このようなスペックルノイズを人間の目で見えない速さで高速変調することで被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる。
また、本発明のプロジェクタによれば、透光性部材と超音波良伝達物質との界面又は超音波良伝達物質と超音波供給装置との界面に反射部材が形成されているため、透光性部材の側面で反射されずに当該側面を透過する光を反射することが可能となる。すなわち、透光性部材と超音波良伝達物質との界面に反射部材が形成されている場合であれば、透光性部材の側面で反射されずに当該側面を透過する光を透光性部材と超音波良伝達物質との間で反射することが可能となり、超音波良伝達物質と超音波供給装置との界面に反射部材が形成されている場合であれば、透光性部材の側面で反射されずに超音波良伝達物質に入射した光を超音波良伝達物質と超音波供給装置との間で反射することが可能となる。このため、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記反射部材は、アルミニウム、銀又は誘電体多層膜からなる反射膜であってもよいし、アルミニウム、銀又は誘電体多層膜からなる反射膜が表面に形成された反射部材であってもよい。
このように構成することにより、透光性部材の側面で反射されずに当該側面を透過する光を反射することが可能となる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記反射部材は、前記超音波良伝達物質と前記超音波供給装置との界面に形成されており、前記超音波良伝達物質は、高光透過性材料からなることが好ましい。
このように構成することにより、超音波良伝達物質における光損失を抑制することが可能となるため、光利用効率の低下をさらに抑制することが可能となる。
なお、この明細書において「高光透過性材料」とは、光透過率が比較的高い材料のことをいう。
本発明のプロジェクタにおいては、前記反射部材は、前記透光性部材と前記超音波良伝達物質との界面に形成されており、前記反射部材の表面積は、前記超音波良伝達物質の表面積以上の大きさであることが好ましい。
このように構成することにより、超音波良伝達物質が介在する部分でも必ず光を反射するようになり、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記透光性部材は、前記LD光源からの光をより均一な強度分布を有する光に変換する中実のインテグレータロッド又は中実の円錐プリズムであることが好ましい。
中実のインテグレータロッドとは、内面全反射タイプの中実のロッド部材(例えばガラスロッド)のことである。
中実の円錐プリズムとは、円錐形状又は円錐形状でかつ底面の周縁部分が平面状にカットされた形状を有する中実の透光性部材のことである。なお、「円錐形状でかつ底面の周縁部分が平面状にカットされた形状」とは、後述する図6(b)に示すように、円錐プリズムにおける側面及び底面の一部が平面状にカットされることにより、底面側(被照明領域側)が四角柱となった形状のことを意味する。円錐プリズムは、LD光源からの光を光入射面で屈折させることにより、LD光源からの光のうち比較的明るい中央部分(照明光軸に近い部分)の光と比較的暗い周辺部分(照明光軸から遠い部分)の光とをミキシングして、より均一な面内光強度分布を有する光に変換して射出する機能を有する。
このように、透光性部材が中実のインテグレータロッド又は中実の円錐プリズムであったとしても、本発明のプロジェクタによれば、スペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能で、かつ、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
以下、本発明のプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図である。図1(a)はプロジェクタ1000の光学系を示す図であり、図1(b)はインテグレータロッド30及び超音波供給装置40の拡大図である。
図2は、実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図である。図2(a)は超音波良伝達物質50の屈折率nがインテグレータロッド30の媒質の屈折率nよりも大きい場合における、インテグレータロッド30に入射する光L,Lの軌跡を模式的に示す図であり、図2(b)は超音波良伝達物質50の屈折率nが1よりも大きくインテグレータロッド30の媒質の屈折率nよりも小さい場合における、インテグレータロッド30に入射する光L,Lの軌跡を模式的に示す図である。なお、図2(a)及び図2(b)において、光の角度や超音波良伝達物質50の厚み等は誇張して示している。また、図2中の光Lは、インテグレータロッド30の側面で1回反射するような入射角でインテグレータロッド30に入射する光であり、光Lは光Lよりも深い角度でインテグレータロッド30に入射する光である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1(a)における照明光軸100ax方向)、x軸方向(図1(a)における紙面に平行かつz軸に直交する方向)及びy軸方向(図1(a)における紙面に垂直かつz軸に直交する方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1(a)に示すように、照明装置100と、照明装置100からの光を被照明領域に導光するリレー光学系310と、リレー光学系310からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としてのマイクロミラー型光変調装置400と、マイクロミラー型光変調装置400によって変調された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600とを備えたプロジェクタである。
照明装置100は、LD光源10と、LD光源10からの光をインテグレータロッド30に導く凸レンズ20と、凸レンズ20とリレー光学系310との間に配置される透光性部材としての中実のインテグレータロッド30と、超音波良伝達物質50を介してインテグレータロッド30に密着して配設される超音波供給装置40とを備える。
LD光源10は、赤色光を射出する発光部12rと、緑色光を射出する発光部12gと、青色光を射出する発光部12bと、LD基板14と、放熱部(図示せず。)とを有する。
なお、LD光源10は、図示しない時分割駆動回路に接続されており、時分割駆動回路によってマイクロミラー型光変調装置400に表示する画像における例えば1フレーム若しくは1フィールド又はそれ以下の周期で発光部12r,12g,12bを時分割駆動している。
凸レンズ20は、例えば非球面レンズからなり、LD光源10からの光をインテグレータロッド30の光入射面近傍に集光させる機能を有する。なお、凸レンズ20は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
インテグレータロッド30は、凸レンズ20からの光を内面で多重反射させることにより、凸レンズ20からの光をより均一な強度分布を有する光に変換する機能を有する光学部材である。インテグレータロッド30は、内面全反射タイプの中実のガラスロッドである。
超音波供給装置40は、図1(b)に示すように、超音波良伝達物質50及び反射膜60を介してインテグレータロッド30の側面に密着して配設されている。超音波供給装置40は、時間的に周波数が変化する超音波をインテグレータロッド30に供給する。インテグレータロッド30に定在波を形成するとともに当該定在波の周期を時間的に変調する。例えば、発振周波数が20万Hzである超音波を300Hzの変調周波数で変調することにより、15万Hz〜25万Hzの範囲で高速変調された超音波をインテグレータロッド30に対して供給する。これにより、インテグレータロッド30に定在波を形成するとともに当該定在波の周期を時間的に変調することが可能となる。なお、当該発振周波数及び当該変調周波数の値は、所定範囲内から適宜選択することが可能である。
超音波良伝達物質50は、高光透過性材料からなる。超音波良伝達物質50としては、医療・美容分野等で用いられるジェルを好ましく例示することができる。なお、長期安定性を考慮すると、蒸気圧の低い物質からなるジェルを用いることがより好ましい。
超音波良伝達物質50と超音波供給装置40との界面には、反射部材としての反射膜60が形成されている。反射膜60は、例えば誘電体多層膜からなる。当該誘電体多層膜の膜材料としては、酸化シリコン(SiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、酸化タンタル(Ta)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化チタン(TiO)などを好適に用いることができる。
リレー光学系310は、リレーレンズ312と、反射ミラー314と、集光レンズ316とを有し、照明装置100からの照明光束をマイクロミラー型光変調装置400の画像形成領域に導く機能を有する。
リレーレンズ312は、集光レンズ316とともに、照明装置100からの照明光束を発散させずにマイクロミラー型光変調装置400の画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。なお、リレーレンズ312は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
反射ミラー314は、照明装置100の照明光軸100axに対して傾斜して配置され、リレーレンズ312からの照明光束を曲折し、マイクロミラー型光変調装置400へと導光する。これにより、プロジェクタをコンパクトにすることができる。
集光レンズ316は、リレーレンズ312及び反射ミラー314からの照明光束をマイクロミラー型光変調装置400の画像形成領域にほぼ重畳させ、かつ、マイクロミラー型光変調装置400によって変調された光を投写光学系600とともに拡大投写するものである。
ここで、インテグレータロッド30の光射出面近傍とマイクロミラー型光変調装置400の画像形成領域近傍とは、リレー光学系310により共役関係となる。このため、インテグレータロッド30から射出される照明光束を照明光軸100axに沿った方向から見たときに、当該照明光束の断面形状は、マイクロミラー型光変調装置400の画像形成領域の平面形状と略相似形となっている。
マイクロミラー型光変調装置400は、リレー光学系310からの光を画像情報に応じて各画素に対応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表す画像光を投写光学系600へと射出する機能を有する反射方向制御型光変調装置である。マイクロミラー型光変調装置400としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
マイクロミラー型光変調装置400から射出される画像光は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
マイクロミラー型光変調装置400と投写光学系600とは、それぞれの中心軸が一致するように配置されている。なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000をあおり投写の構成を有するプロジェクタとする場合には、マイクロミラー型光変調装置400の中心軸に対して投写光学系600の投写光軸600axがあおり方向にずれるように構成することが好ましい。
以上のように構成された実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、超音波供給装置40からインテグレータロッド30に対して時間的に周波数が変化する超音波を供給することにより、インテグレータロッド30に定在波を形成するとともに当該定在波の周期を時間的に変調することが可能となるため、LD光源10からの光が互いに干渉してスペックルノイズが発生したとしても、このようなスペックルノイズを人間の目で見えない速さで高速変調することで被照明領域におけるスペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、超音波良伝達物質50と超音波供給装置40との界面に反射部材としての反射膜60が形成されているため、インテグレータロッド30の側面で反射されずに当該側面を透過する光を反射することが可能となる。
すなわち、超音波良伝達物質50の屈折率nがインテグレータロッド30の媒質の屈折率nより大きい場合には、図2(a)に示すように、インテグレータロッド30の側面のうち超音波良伝達物質50が介在する部分においては全反射条件を満たさなくなるため、インテグレータロッド30の側面で反射されずに当該側面を透過する光(図2(a)に示す光L,L)が発生するが、当該光L,Lは反射膜60で反射され、インテグレータロッド30の光射出面から射出される。
また、超音波良伝達物質50の屈折率nが1より大きくインテグレータロッド30の媒質の屈折率nより小さい場合であっても、図2(b)に示すように、インテグレータロッド30に入射する際の入射角によって全反射条件を満たさない場合が生じてしまい、インテグレータロッド30の側面で反射されずに当該側面を透過する光(図2(b)に示す光L)が発生するが、当該光Lは反射膜60で反射され、インテグレータロッド30の光射出面から射出される。
その結果、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、超音波良伝達物質50は、高光透過性材料からなるため、超音波良伝達物質50における光損失を抑制することが可能となり、光利用効率の低下をさらに抑制することが可能となる。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係るプロジェクタ1002を説明するために示す図である。図3(a)はプロジェクタ1002の光学系を示す図であり、図3(b)はインテグレータロッド30及び超音波供給装置40の拡大図である。なお、図3において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2に係るプロジェクタ1002は、基本的には実施形態1に係るプロジェクタ1000と良く似た構成を有するが、反射膜の形成位置及び反射膜の表面積の大きさが、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは異なる。
すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1002においては、図3(b)に示すように、反射膜62は、インテグレータロッド30と超音波良伝達物質50との界面に形成されている。また、反射膜62の表面積は、超音波良伝達物質50の表面積以上の大きさである。
なお、反射膜62は、実施形態1で説明した反射膜60と同様のものであり、詳細な説明は省略する。
このように、実施形態2に係るプロジェクタ1002は、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは、反射膜の形成位置及び反射膜の表面積の大きさが異なるが、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と同様に、時間的に周波数が変化する超音波をインテグレータロッド30に供給する超音波供給装置40を備えるとともに、インテグレータロッド30と超音波良伝達物質50との間に反射膜62が形成されているため、スペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能で、かつ、光利用効率の低下を抑制することが可能なプロジェクタとなる。
実施形態2に係るプロジェクタ1002においては、反射膜62の表面積は、超音波良伝達物質50の表面積以上の大きさであるため、超音波良伝達物質50が介在する部分でも必ず光を反射するようになり、光利用効率の低下を抑制することが可能となる。
実施形態2に係るプロジェクタ1002は、反射膜の形成位置及び反射膜の表面積の大きさが異なる点以外の点では、実施形態1に係るプロジェクタ1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクタ1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態3]
図4は、実施形態3に係るプロジェクタ1004の光学系を示す図である。なお、図4において、図1(a)と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態3に係るプロジェクタ1004は、電気光学変調装置の種類が、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは異なる。
すなわち、実施形態3に係るプロジェクタ1004においては、実施形態1で説明したマイクロミラー型光変調装置400に代えて、図4に示すように、3つの液晶装置402R,402G,402Bを用いている。なお、電気光学変調装置をマイクロミラー型光変調装置400から3つの液晶装置402R,402G,402Bに代えたことにともない、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系200と、液晶装置402R,402G,402Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500とをさらに備えている。照明装置100と色分離導光光学系200との間には、リレーレンズ320が配置されている。リレーレンズ320は、集光レンズ300R,300G,300Bとともに、照明装置100からの照明光束を発散させずに液晶装置402R,402G,402Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220と、反射ミラー230,240,250と、入射側レンズ260と、リレーレンズ270とを有する。色分離導光光学系200は、リレーレンズ320から射出される照明光束を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる3つの液晶装置402R,402G,402Bに導く機能を有する。
液晶装置402R,402G,402Bの光路前段には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
液晶装置402R,402G,402Bは、画像情報に応じて照明光束を変調するものであり、照明装置100の照明対象となる。
液晶装置402R,402G,402Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に従って、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
また、ここでは図示を省略したが、集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶装置402R,402G,402Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶装置402R,402G,402Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置されている。これら入射側偏光板、液晶装置402R,402G,402B及び射出側偏光板によって入射する各色光の光変調が行われる。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系610によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
このように、実施形態3に係るプロジェクタ1004は、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは、電気光学変調装置の種類が異なるが、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と同様に、時間的に周波数が変化する超音波をインテグレータロッド30に供給する超音波供給装置40を備えるとともに、超音波良伝達物質50と超音波供給装置40との間に反射膜60が形成されているため、スペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能で、かつ、光利用効率の低下を抑制することが可能なプロジェクタとなる。
実施形態3に係るプロジェクタ1004は、電気光学変調装置の種類が異なる点以外の点では、実施形態1に係るプロジェクタ1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクタ1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態4]
図5は、実施形態4に係るプロジェクタ1006の光学系を示す図である。なお、図5において、図1(a)及び図4と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態4に係るプロジェクタ1006は、照明装置としてそれぞれが異なる色光を射出する3つの照明装置を備える点及び色分離導光光学系を備えていない点で、実施形態3に係るプロジェクタ1004とは異なる。
実施形態4に係るプロジェクタ1006は、図5に示すように、照明装置として、赤色光を射出する照明装置104Rと、緑色光を射出する照明装置104Gと、青色光を射出する照明装置104Bとを備える。
赤色光用の照明装置104Rは、赤色光を射出する発光部112rを有するLD光源110Rを有する。緑色光用の照明装置104Gは、緑色光を射出する発光部112gを有するLD光源110Gを有する。青色光用の照明装置104Bは、青色光を射出する発光部112bを有するLD光源110Bを有する。
これら3つの照明装置104R,104G,104Bが、3つの液晶装置402R,402G,402Bの前段にそれぞれ配置されている。
なお、照明装置104R,104G,104Bにおけるその他の構成(凸レンズ120R,120G,120B、インテグレータロッド130R,130G,130B、超音波供給装置140R,140G,140B、超音波良伝達物質150R,150G,150Bなど)については、実施形態1で説明したものとほぼ同じであるため、詳細な説明は省略する。
照明装置104R,104G,104Bと集光レンズ300R,300G,300Bとの間には、リレーレンズ330R,330G,330Bが配置されている。リレーレンズ330R,330G,330Bは、集光レンズ300R,300G,300Bとともに、照明装置104R,104G,104Bからの照明光束を発散させずに液晶装置402R,402G,402Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
このように、実施形態4に係るプロジェクタ1006は、実施形態3に係るプロジェクタ1004とは、照明装置としてそれぞれが異なる色光を射出する3つの照明装置を備える点及び色分離導光光学系を備えていない点で異なるが、実施形態1及び3に係るプロジェクタ1000,1004の場合と同様に、時間的に周波数が変化する超音波をインテグレータロッド130R,130G,130Bに供給する超音波供給装置140R,140G,140Bを備えるとともに、超音波良伝達物質150R,150G,150Bと超音波供給装置140R,140G,140Bとの間に反射膜160R,160G,160Bが形成されているため、スペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能で、かつ、光利用効率の低下を抑制することが可能なプロジェクタとなる。
実施形態4に係るプロジェクタ1006は、照明装置としてそれぞれが異なる色光を射出する3つの照明装置を備える点及び色分離導光光学系を備えていない点以外の点では、実施形態1及び3に係るプロジェクタ1000,1004と同様の構成を有するため、実施形態1及び3に係るプロジェクタ1000,1004が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態5]
図6は、実施形態5に係るプロジェクタ1008を説明するために示す図である。図6(a)はプロジェクタ1008の光学系を示す図であり、図6(b)は円錐プリズム70及び超音波供給装置42の斜視図である。なお、図6(a)において、図1(a)と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態5に係るプロジェクタ1008は、照明装置の構成が、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは異なる。
実施形態5に係るプロジェクタ1008においては、図6に示すように、照明装置106は、LD光源10と、LD光源10からの光を円錐プリズム70に導く凸レンズ22と、凸レンズ22とリレー光学系310との間に配置された透光性部材としての中実の円錐プリズム70と、円錐プリズム70の光射出側に配置される導光部材80と、導光部材80の光射出側に配置される光均一化光学素子としての光透過率調整部材90と、超音波良伝達物質52を介して円錐プリズム70に密着して配設される超音波供給装置42とを備える。超音波良伝達物質52と超音波供給装置42との界面には、反射部材としての反射膜64が形成されている。
凸レンズ22は、例えば非球面レンズからなり、LD光源10からの光を略平行光に変換して射出する機能を有する。なお、凸レンズ22は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
円錐プリズム70は、凸レンズ22からの照明光束を光入射面で屈折させることにより、凸レンズ22からの照明光束のうち比較的明るい中央部分(照明光軸106axに近い部分)の光と比較的暗い周辺部分(照明光軸106axから遠い部分)の光とをミキシングする機能を有する光学部材である。
円錐プリズム70は、図6(b)に示すように、円錐形状でかつ底面の周縁部分が平面状にカットされた形状を有する。なお、「底面の周縁部分が平面状にカットされた形状」とは、円錐プリズム70における側面及び底面の一部が平面状にカットされることにより、底部側(光透過率調整部材90側)が四角柱となった形状のことを意味している。
導光部材80は、円錐プリズム70からの光を内面で多重反射させることにより、円錐プリズム70からの光をより均一な強度分布を有する光に変換する機能を有する光学部材である。導光部材80としては、例えば内面全反射タイプの中実のガラスロッドなどを好適に用いることができる。
円錐プリズム70の光射出面と導光部材80の光入射面とは、接着剤によって接着されている。これにより、円錐プリズム70と導光部材80との間における望ましくない多重反射が抑制され、光利用効率が低下したり迷光レベルが上昇したりすることがなくなる。また、円錐プリズム70と導光部材80とを容易に一体化することができる。また、円錐プリズム70と導光部材80との間において、装置組み立て後における位置ずれの発生を未然に防止することができる。
この場合、円錐プリズム70と導光部材80とを接着するための接着剤としては、円錐プリズム70及び導光部材80とほぼ同じ屈折率を有する接着剤を用いることが好ましい。
導光部材80の光射出側には、光均一化光学素子として、光透過率調整部材90が配置されている。光透過率調整部材90としては、導光部材80から射出される光の面内光強度分布のパターンとは逆パターンの面内光透過率分布を有するNDフィルタなどを好適に用いることができる。なお、「導光部材80から射出される光の面内光強度分布のパターンとは逆パターンの面内光透過率分布を有するNDフィルタ」とは、面内光透過率が、導光部材80から射出される光の面内光強度が比較的小さな領域に対応する部分に比べて導光部材80から射出される光の面内光強度が比較的大きな領域に対応する部分が低くなるように構成されたNDフィルタのことをいう。
なお、超音波供給装置42、超音波良伝達物質52及び反射膜64については、実施形態1で説明した超音波供給装置40、超音波良伝達物質50及び反射膜60とほぼ同じであるため、詳細な説明は省略する。
このように、実施形態5に係るプロジェクタ1008は、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは、照明装置の構成が異なるが、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と同様に、時間的に周波数が変化する超音波を円錐プリズム70に供給する超音波供給装置42を備えるとともに、超音波良伝達物質52と超音波供給装置42との間に反射膜64が形成されているため、スペックルノイズに起因した照度むらを低減することが可能で、かつ、光利用効率の低下を抑制することが可能なプロジェクタとなる。
以上、本発明のプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態に係るプロジェクタ1000〜1008においては、反射部材として、誘電体多層膜からなる反射膜を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、アルミニウム又は銀からなる反射膜を用いてもよいし、アルミニウム、銀又は誘電体多層膜からなる反射膜が表面に形成された反射部材を用いてもよい。
(2)上記各実施形態に係るプロジェクタ1000〜1008においては、1つの透光性部材(インテグレータロッド又は円錐プリズム)に対して1つの超音波供給装置が配設されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの透光性部材に対して複数の超音波供給装置が配設されていてもよい。
(3)上記実施形態2に係るプロジェクタ1002においては、超音波良伝達物質として、高光透過性材料からなる超音波良伝達物質50を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。透光性部材(インテグレータロッド)と超音波良伝達物質との間に反射部材(反射膜)が形成されている場合には、超音波良伝達物質として、必ずしも高光透過性材料からなる超音波良伝達物質を用いる必要はなく、透光性部材(インテグレータロッド)に対して超音波供給装置からの超音波を効果的に伝達することが可能となる物質を用いればよい。
(4)上記実施形態2〜4に係るプロジェクタ1002〜1006においては、透光性部材として、中実のインテグレータロッドを用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中実のインテグレータロッドに代えて上記実施形態5で説明した中実の円錐プリズムを用いてもよい。
(5)上記実施形態1〜4に係るプロジェクタ1000〜1006においては、透光性部材としての中実のインテグレータロッドに超音波供給装置を配設した場合を説明し、上記実施形態5に係るプロジェクタ1008においては、透光性部材としての中実の円錐プリズムに超音波供給装置を配設した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、クロスダイクロイックプリズムなどに超音波良伝達物質を介して超音波供給装置を配設したプロジェクタに、本発明を適用することも可能である。すなわち、本発明は、光を透過する透光性部材に超音波良伝達物質を介して超音波供給装置を配設したプロジェクタに対して適用することができる。
(6)上記実施形態5に係るプロジェクタ1008においては、光均一化光学素子として、導光部材80から射出される光の面内光強度分布に応じて光透過率が調整された光透過率調整部材90を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、導光部材80から射出される光を拡散させる光拡散部材を用いてもよい。
(7)上記実施形態3及び4に係るプロジェクタ1004,1006は透過型のプロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶装置のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(8)上記実施形態3及び4に係るプロジェクタ1004,1006においては、3つの液晶装置を用いたプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ、2つ又は4つ以上の液晶装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。
(9)上記実施形態1、2及び5に係るプロジェクタ1000,1002,1008においては、1つのマイクロミラー型光変調装置を用いたプロジェクタを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のマイクロミラー型光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。
(10)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタに適用する場合にも可能である。
実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図。 実施形態1に係るプロジェクタ1000を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクタ1002を説明するために示す図。 実施形態3に係るプロジェクタ1004の光学系を示す図。 実施形態4に係るプロジェクタ1006の光学系を示す図。 実施形態5に係るプロジェクタ1008を説明するために示す図。 超音波良伝達物質を介在させたことに起因して発生する問題を説明するために示す図。
符号の説明
10,110R,110G,110B…LD光源、12r,12g,12b,112r,112g,112b…発光部、14,114R,114G,114B…LD基板、20,22,120R,120G,120B…凸レンズ、30,130R,130G,130B,930…インテグレータロッド、40,42,140R,140G,140B,940…超音波供給装置、50,52,150R,150G,150B,950…超音波良伝達物質、60,62,64,160R,160G,160B…反射膜、70…円錐プリズム、80…導光部材、90…光透過率調整部材、100,102,104R,104G,104B,106…照明装置、100ax,102ax,106ax…照明光軸、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250,314…反射ミラー、260…入射側レンズ、270,312,320,330R,330G,330B…リレーレンズ、300R,300G,300B,316…集光レンズ、310…リレー光学系、400…マイクロミラー型光変調装置、402R,402G,402B…液晶装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600,610…投写光学系、600ax…投写光軸、1000,1002,1004,1006,1008…プロジェクタ、L,L…光、SCR…スクリーン

Claims (6)

  1. LD光源を有する照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    前記電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えるプロジェクタであって、
    前記照明装置は、
    前記LD光源と前記電気光学変調装置との間に配置される中実の透光性部材と、
    超音波良伝達物質を介して前記透光性部材に密着して配設され、時間的に周波数が変化する超音波を前記透光性部材に供給する超音波供給装置とをさらに有し、
    前記透光性部材と前記超音波良伝達物質との界面又は前記超音波良伝達物質と前記超音波供給装置との界面には、反射部材が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記反射部材は、アルミニウム、銀又は誘電体多層膜からなる反射膜であることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記反射部材は、アルミニウム、銀又は誘電体多層膜からなる反射膜が表面に形成された反射部材であることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記反射部材は、前記超音波良伝達物質と前記超音波供給装置との界面に形成されており、
    前記超音波良伝達物質は、高光透過性材料からなることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記反射部材は、前記透光性部材と前記超音波良伝達物質との界面に形成されており、
    前記反射部材の表面積は、前記超音波良伝達物質の表面積以上の大きさであることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記透光性部材は、前記LD光源からの光をより均一な強度分布を有する光に変換する中実のインテグレータロッド又は中実の円錐プリズムであることを特徴とするプロジェクタ。
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