JP7008177B2 - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、反射型表示素子を2枚用いて映像表示を行う、2板式の投写型映像表示装置に関する。
特許文献1には、TIRプリズムと、ダイクロイックプリズムと、2枚の反射型の空間光変調素子と、偏光素子から構成される2板式の投影装置において、時分割でRGB各色の偏光方向を切り替える光学系を備えることにより、高品質なカラー映像を投写可能な投影装置が開示されている。
特開2010-97002号公報
本開示は、反射型表示素子を2枚用いた2板式構成において、構成が複雑化することなく明るい映像表示が可能な投写型映像表示装置を提供する。
本開示の投写型映像表示装置は、光源部と、光源部からの出射光を第1の色光と第2の色光に分離する色分離ミラーと、第1の色光を変調する第1の光変調素子と、第2の色光を変調する第2の光変調素子と、第1の光変調素子によって変調された第1の色光と第2の光変調素子によって変調された第2の色光とを色合成する色合成プリズムユニットと、色合成プリズムユニットから出射する合成光を投写する投写ユニットとを備える。色合成プリズムユニットは、4つのプリズムから構成され、光の入射角に応じて全反射もしくは透過する2つのエアギャップ面を有する。
本開示によれば、反射型表示素子を2枚用いた2板式構成において、簡素な構成で明るい投写光が得られる。
実施の形態1における投写型映像表示装置を示す図 実施の形態1における蛍光体ホイールを示す図 実施の形態1における色分離合成部の詳細を示す図 実施の形態1におけるDMDの動作を示す図 実施の形態2における色分離合成部の詳細を示す図 実施の形態2におけるDMDの動作を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
[実施の形態1]
(投写型映像表示装置)
以下において、実施の形態1に係る投写型映像表示装置の構成について、図1~図4を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100の光学構成を示す図である。
図1に示すように、第1に、投写型映像表示装置100は、光源ユニット10と、ダイクロイックミラー20と、蛍光体ホイール30と、λ/4板40と、ロッドインテグレータ50と、色分離ミラー60と、色合成プリズムユニット70と、2つのDMD(Digital Mirror Device)(第1のDMD80aおよび第2のDMD80b)と、投写ユニット90とを有する。
光源ユニット10は、例えば、レーザダイオード(LD:Laser Diode)や発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの複数の固体光源によって構成される。本実施の形態では固体光源としてレーザダイオード、特に青色光を出射するレーザダイオード11を使用している。
光源ユニット10から出射される光は、波長455nmの青色光であり、映像光として用いられるとともに、蛍光体ホイール30の蛍光体を励起するための励起光としても用いられる。ただし、光源ユニット10から出射する青色光の波長は455nmに限定されるものではなく、例えば、波長440~460nmであっても良い。
光源ユニット10から出射される青色光は、レンズ111、レンズ112、拡散板113を透過しダイクロイックミラー20に入射する。ダイクロイックミラー20は、青色光を反射する。ダイクロイックミラー20で反射した青色光は、レンズ114、115で集光されて、蛍光体ホイール30の蛍光体を励起し発光させる。
また、光源ユニット10から出射される光はS偏光の青色光であって、ダイクロイックミラー20は、S偏光の青色光を反射し、蛍光体ホイール30で発光した黄色の発光光及び蛍光体ホイールで反射されたP偏光の青色光を透過する。すなわち、ダイクロイックミラー20は、S偏光の青色光を反射し、P偏光の青色光と無偏光の黄色の発光光を透過する。
レーザダイオード11を含む光源ユニット10、レンズ111、レンズ112、拡散板113、ダイクロイックミラー20、レンズ114、115、蛍光体ホイール30、λ/4板40によって、光源部110が構成される。
蛍光体ホイール30は、図2に示すように、基板31と、基板31上に形成された反射膜32と、反射膜32上に円環状に塗布形成された黄色蛍光体膜33Yおよび拡散層33Bと、基板31を回転させるためのモーター34とにより構成されている。図2の(a)は蛍光体ホイールを図1の-z方向に向かって見た図、図2の(b)は図1のy方向に向かって見た図である。
黄色蛍光体膜33Yは、例えば、セラミック蛍光体の粉末を接着剤(シリコーン樹脂)に混ぜ込んで基板に塗布し、高温で硬化させることで作製することが可能である。黄色蛍光体膜33Yに使用されるセラミック蛍光体としては、例えば、セリウム付活ガーネット構造蛍光体であるYAG蛍光体やLAG蛍光体である。
蛍光体ホイール30は、図2の(a)に示すように、円周方向において2つのセグメントから構成される。第1のセグメント(角度領域θ)は、黄色光Yeを生成するための領域である。第2のセグメント(角度領域θ)は、青色光Bを生成するための領域である。
黄色蛍光体膜33Yは、光源ユニット10から出射される青色光(励起光)に応じて黄色の発光光を発光する蛍光体Yを有する。なお、黄色蛍光体膜33Yは、蛍光体ホイール30の回転中において、青色光(励起光)が照射される領域である。言い換えると、黄色蛍光体膜33Y上には、レンズ115によって青色光が集光される。
拡散層33Bは、光源ユニット10から出射される青色光(映像光)を、偏光を維持しながら拡散する。拡散層33Bは、例えば、屈折型の拡散構造で形成されている。
図1に戻って、青色光(励起光)が蛍光体ホイールの第1のセグメント(角度領域θ)を照射するとき、発光した黄色光Yeはレンズ114、レンズ115によって平行光化され、ダイクロイックミラー20を透過し、ダイクロイックミラー20からの出射光はレンズ116によってロッドインテグレータ50に集光される。
青色光(映像光)が蛍光体ホイールの第2のセグメント(角度領域θ)を照射するとき、S偏光の青色光はλ/4板40を透過することによって円偏光となり、蛍光体ホイール30の拡散層33Bで拡散されつつ、反射膜32で反射され、再びλ/4板40を透過することによってP偏光となる。P偏光となった青色光Bは、ダイクロイックミラー20を透過し、レンズ116によってロッドインテグレータ50に集光される。
このように、蛍光体ホイール30は、青色光が、励起光として第1のセグメント(角度領域θ)に照射されることにより黄色光Yeを生成し、第2のセグメント(角度領域θ)に照射されることにより映像光としての青色光Bを生成する。また、蛍光体ホイール30は回転することにより黄色光Yeと青色光B(映像光)を時分割で生成する。したがって、ロッドインテグレータ50には、黄色光Yeと青色光B(映像光)が時分割で入射し、時間平均としては白色光となって入射する。
ロッドインテグレータ50は、ガラスなどの透明部材によって構成される中実のロッドである。ロッドインテグレータ50は、蛍光体ホイール30で生成された白色光(黄色光Ye+青色光B)を均一化する。なお、ロッドインテグレータ50は、内壁がミラー面によって構成される中空のロッドであってもよい。ロッドインテグレータ50は、光均一化素子の一例である。
レンズ121、レンズ122、レンズ123は、色分離ミラー60を介して、ロッドインテグレータ50で均一化された光をDMD80a、DMD80bに導くリレー光学系である。
次に、色分離合成部の詳細について、図3を用いて説明する。図3で示される色分離合成部は、色分離ミラー60と、色合成プリズムユニット70と、第1のDMD80aと、第2のDMD80bとから構成される。図3では、光軸中心を通る光線(基準光線)についてのみ、実線および破線で示してある。
色分離ミラー60は、ロッドインテグレータ50から出射される白色光を第1のDMD80aへ向かう光路と第2のDMD80bへ向かう光路に分離するダイクロイックミラーである。本実施の形態においては、色分離ミラー60は、緑色光Gを反射し、赤色光Rおよび青色光Bを透過する。すなわち、図3に示すように、白色照明光1(Ye+B)は、色分離ミラー60によって、第1の照明光2a(G)と第2の照明光2b(R+B)に分離される。第1の照明光2a(G)は、第1の色光の一例であり、第2の照明光2b(R+B)は、第2の色光の一例である。
色合成プリズムユニット70は、プリズム71a、プリズム71b、プリズム72a、プリズム72bの4つのプリズムが、図3のように、第1のエアギャップ面73a、第2のエアギャップ面73b、ダイクロイック膜74を介して、接着された一体型のプリズムユニットである。
色合成プリズムユニット70を構成する4つのプリズム71a、プリズム71b、プリズム72a、プリズム72bは、図3において、紙面奥行方向(紙面に対して垂直な方向)に一定の厚みを持つ三角柱型のプリズム形状をしている。色合成プリズムユニット70を構成する4つのプリズムのうちの2つのプリズム71aとプリズム71bは、ダイクロイック膜74を含む面を対称面として、面対称の形状および配置となっている。プリズム72aとプリズム72bは、ダイクロイック膜74を含む面を対称面として、面対称の形状および配置となっている。さらに言えば、色合成プリズムユニット70を構成する4つのプリズムのうちの2つのプリズム72aとプリズム72bは、ダイクロイック膜74を挟んで対向配置されている。
本実施の形態では、プリズム71a、プリズム71b、プリズム72a、プリズム72bは、共通の硝材BK7である。硝材は、光学用途として使えるものであれば何でも良く、光学設計に応じて変更可能である。
第1のエアギャップ面73aおよび第2のエアギャップ面73bは、エアギャップ面への光線入射角が臨界角を超える場合に全反射が起こるように、微小な隙間(空気層)が設けられている。ただし、第1のエアギャップ面73aおよび第2のエアギャップ面73bは、光が入射しない領域において、接着剤により接着されている。エアギャップ間隔としては、例えば、2~10μm程度の間隔とすれば良い。
本実施の形態においては、ダイクロイック膜74は、赤色光Rおよび青色光Bを反射し、緑色光Gを透過する。ダイクロイック膜74は、プリズム72aもしくはプリズム72bのいずれかの面にコーティングが施されており、接着剤を介してプリズム72aとプリズム72bは光学的に接触している。プリズム72aとプリズム72bは、オプティカルコンタクトによって接着しても良い。色合成プリズムユニット70は、DMDを用いた投写型映像表示装置において汎用的に使用されているTIRプリズムとダイクロイックプリズムの機能を併せ持ったプリズムとなっている。
第1のDMD80aと第2のDMD80bは、ロッドインテグレータ50で均一化された光を変調する。詳細には、第1のDMD80aと第2のDMD80bは、複数の微小ミラーによって構成される反射型表示素子であり、複数の微小ミラーは可動式である。各微小ミラーは、基本的に1画素に相当する。第1のDMD80aと第2のDMD80bは、各微小ミラーの角度を映像信号に応じて変更する変調動作によって、オン(ON)光(投写光)とオフ(OFF)光(不要光)を切り替える。第1のDMD80aは、第1の光変調素子の一例であり、第2のDMD80bは、第2の光変調素子の一例である。
色分離ミラー60で反射した第1の照明光2a(G)は、プリズム71aに入射し、第1のエアギャップ面73aで全反射し、第1のDMD80aを照射する。第1のエアギャップ面73aへの第1の照明光2a(G)の入射角は、臨界角を超えるようにプリズム形状が決定されている。本実施の形態では、硝材がBK7であり、屈折率が1.5187(波長546.1nmの場合)であるため、臨界角は41.18度と計算される。第1のDMD80aでON光となった第1の投写光3a(G)は、再びプリズム71aに入射し、第1のエアギャップ面73aを透過し、ダイクロイック膜74を透過する。
第1のエアギャップ面73aへの第1の投写光3a(G)の入射角は、臨界角より小さくなるようプリズム形状が決定されている。第1のDMD80aから出射される第1の投写光3a(G)の基準光線は、第1のDMD80aに対して、垂直となっている。言い換えると、第1の照明光2a(G)の基準光線の第1のDMD80aへの入射角は、第1の投写光3a(G)の基準光線が第1のDMD80aに対して垂直となるよう、調整されている。本実施の形態では、第1のDMD80aへの第1の照明光2a(G)の基準光線の入射角は、34度である。
色分離ミラー60で透過した第2の照明光2b(R+B)は、プリズム71bに入射し、第2のエアギャップ面73bで全反射し、第2のDMD80bを照射する。第2のエアギャップ面73bへの第2の照明光2b(R+B)の入射角は、臨界角を超えるようにプリズム形状が決定されている。本実施の形態では、硝材がBK7であり、屈折率が1.5187(波長546.1nmの場合)であるため、臨界角は41.18度と計算される。第2のDMD80bでON光となった第2の投写光3b(R+B)は、再びプリズム71bに入射し、第2のエアギャップ面73bを透過し、ダイクロイック膜74で反射する。
第2のエアギャップ面73bへの第2の投写光3b(R+B)の入射角は、臨界角より小さくなるようプリズム形状が決定されている。第2のDMD80bから出射される第2の投写光3b(R+B)の基準光線は、第2のDMD80bに対して、垂直となっている。言い換えると、第2の照明光2b(R+B)の基準光線の第2のDMD80bへの入射角は、第2の投写光3b(R+B)の基準光線が第2のDMD80bに対して垂直となるよう、調整されている。本実施の形態では、第2のDMD80bへの第2の照明光2b(R+B)の基準光線の入射角は、34度である。
ここで、図3に示すように、白色照明光1(Ye+B)の色分離ミラー60への入射角(面法線と基準光線のなす角)を入射角θとし、第1の投写光3a(G)および第2の投写光3b(R+B)の基準光線の色合成プリズムユニット70のダイクロイック膜74への入射角(面法線と基準光線のなす角)を入射角θとすると、入射角θおよび入射角θはできるだけ小さい方が望ましい。具体的には、入射角θ≦60度、入射角θ≦45度であることが望ましい。本実施の形態では、入射角θ=55度、入射角θ=35度であり、入射角θ≦60度、入射角θ≦45度となっている。このような角度設定とすることで、色分離ミラー60のコート設計および、ダイクロイック膜74のコート設計がしやすくなり、色分離合成での効率を高めることができる。
また、同時に、入射角θ>入射角θであることが望ましい。本実施の形態では、入射角θ=55度、入射角θ=35度であり、入射角θ>入射角θとなっている。このような角度設定とすることで、色分離ミラー60のコート設計および、ダイクロイック膜74のコート設計がしやすくなり、色分離合成での効率を高めることができる。
このようにして、色分離ミラー60で白色照明光1(Ye+B)から分離した第1の照明光2a(G)と第2の照明光2b(R+B)は、色合成プリズムユニット70で合成され合成光となって出射する。
なお、本実施の形態では、色分離ミラー60は、緑色光Gを反射し、赤色光Rおよび青色光Bを透過する構成としているが、赤色光Rおよび青色光Bを反射し、緑色光Gを透過する構成としても良い。また、本実施の形態では、ダイクロイック膜74は、赤色光Rおよび青色光Bを反射し、緑色光Gを透過する構成としているが、緑色光Gを反射し、赤色光Rおよび青色光Bを透過する構成としても良い。
次に、第1のDMD80aと第2のDMD80bを用いたカラー映像表示の原理について、図4を用いて説明する。
第1のDMD80aは、緑(G)用映像信号に基づいて、各微小ミラーの変調動作によって、緑色光Gの階調表現を行う。具体的には、時刻t~tにおいて、緑色光Gの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、映像表示を行わない。時刻t~tにおいて、緑色光Gの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、映像表示を行わない。図示しないが、時刻t以降も映像信号に基づいて、同様の処理が繰り返される。
第2のDMD80bは、赤(R)用映像信号および青(B)用映像信号に基づいて、各微小ミラーの変調動作によって、赤色光Rおよび青色光Bの階調表現を行う。具体的には、時刻t~tにおいて、赤色光Rの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、青色光Bの階調表現を行う。時刻t~tにおいて、赤色光Rの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、青色光Bの階調表現を行う。図示しないが、時刻t以降も映像信号に基づいて、同様の処理が繰り返される。
なお、時刻t~t(もしくはt~t)の時間間隔を映像の1フレームとしても良いし、1サブフレームとして、3サブフレームを映像の1フレームとして構成しても良い。
ここで、時刻t~tおよび時刻t~tは、蛍光体ホイール30の第1のセグメント(角度領域θ)に青色光が励起光として照射されている時間に対応する。すなわち、時刻t~tおよび時刻t~tにおいて、蛍光体ホイール30で黄色光Yeが生成され、色分離ミラー60で緑色光Gと赤色光Rに分離され、第1のDMD80aに緑色光Gが照明されており、第2のDMD80bに赤色光Rが照明されている。
時刻t~tおよび時刻t~tは、蛍光体ホイール30の第2のセグメント(角度領域θ)に青色光が映像光として照射されている時間に対応する。すなわち、時刻t~tおよび時刻t~tにおいて、蛍光体ホイール30で青色光が反射され、色分離ミラー60で第2のDMD80bに導く光路に分離され、第2のDMD80bに青色光Bが照明されている。
(作用および効果)
実施の形態1では、2枚のDMDを用いた2板式構成において、4つのプリズムで構成され、2つのエアギャップ面と1つのダイクロイック膜を有する色合成プリズムユニットにより、小型で簡素な光学系を実現できる。さらに、ダイクロイック膜74への基準光線の入射角を、色分離ミラー60への基準光線の入射角より小さくすることで、色分離合成での効率を高めることができ、明るい投写型映像表示装置が可能となる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、色分離ミラー60は、緑色光Gを反射し、赤色光Rおよび青色光Bを透過する構成としていた。また、実施の形態1では、ダイクロイック膜74は、赤色光Rおよび青色光Bを反射し、緑色光Gを透過する構成としていた。すなわち、白色照明光1(Ye+B)を色分離ミラー60で第1の照明光2a(G)と第2の照明光2b(R+B)に分離し、色合成プリズムユニット70のダイクロイック膜74で、第1の投写光3a(G)と第2の投写光3b(R+B)を合成する構成としていた。
実施の形態2では、図5に示すように、色分離ミラー60の代わりに色分離ミラー61を配置し、色分離ミラー61は、緑色光Gおよび青色光Bを反射し、赤色光Rを透過する。また、色合成プリズムユニット77は、ダイクロイック膜74の代わりにダイクロイック膜75で構成され、ダイクロイック膜75は、緑色光Gおよび青色光Bを透過し、赤色光Rを反射する。すなわち、白色照明光1(Ye+B)を色分離ミラー61で第1の照明光2a(G+B)と第2の照明光2b(R)に分離し、色合成プリズムユニット77のダイクロイック膜75で、第1の投写光3a(G+B)と第2の投写光3b(R)を合成する。このように、図5で示す色分離合成部は、色分離ミラー61と、色合成プリズムユニット77と、第1のDMD80aと、第2のDMD80bとから構成される。第1の照明光2a(G+B)は、第1の色光の一例であり、第2の照明光2b(R)は、第2の色光の一例である。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、色分離ミラー61で反射された第1の照明光2a(G+B)は、プリズム71aに入射し、第1のエアギャップ面73aで全反射され、第1のDMD80aを照射する。第1のDMD80aで反射されてON光となった第1の投写光3a(G+B)は、再びプリズム71aに入射し、第1のエアギャップ面73aを透過し、ダイクロイック膜75を透過する。
また、色分離ミラー61を透過した第2の照明光2b(R)は、プリズム71bに入射し、第2のエアギャップ面73bで全反射され、第2のDMD80bを照射する。第2のDMD80bで反射されてON光となった第2の投写光3b(R)は、再びプリズム71bに入射し、第2のエアギャップ面73bを透過し、ダイクロイック膜75で反射される。
なお、第1のエアギャップ面73aと第1のDMD80aへの第1の照明光2a(G+B)の入射角、および第1のエアギャップ面73aへの第1の投写光3a(G+B)の入射角は、実施の形態1の場合と同様である。同様に、第2のエアギャップ面73bと第2のDMD80bへの第2の照明光2b(R)の入射角、および第2のエアギャップ面73bへの第2の投写光3b(R)の入射角は、実施の形態1の場合と同様である。
また、図5に示すように、色分離ミラー61への白色照明光1(Ye+B)の入射角θ、色合成プリズムユニット77のダイクロイック膜75への第1の投写光3a(G+B)および第2の投写光3b(R)の基準光線の入射角θ、並びに入射角θと入射角θ2との関係は、実施の形態1の場合と同様である。
なお、本実施の形態では、色分離ミラー61は、緑色光Gおよび青色光Bを反射し、赤色光Rを透過する構成としているが、赤色光Rを反射し、緑色光Gおよび青色光Bを透過する構成としても良い。また、本実施の形態では、ダイクロイック膜75は、赤色光Rを反射し、緑色光Gおよび青色光Bを透過する構成としているが、緑色光Gおよび青色光Bを反射し、赤色光Rを透過する構成としても良い。
実施の形態2における、カラー映像表示の原理について、図6を用いて説明する。
第1のDMD80aは、緑(G)用映像信号および青(B)用映像信号に基づいて、各微小ミラーの変調動作によって、緑色光Gおよび青色光Bの階調表現を行う。具体的には、時刻t~tにおいて、緑色光Gの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、青色光Bの階調表現を行う。時刻t~tにおいて、緑色光Gの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、青色光Bの階調表現を行う。図示しないが、時刻t以降も映像信号に基づいて、同様の処理が繰り返される。
第2のDMD80bは、赤(R)用映像信号に基づいて、各微小ミラーの変調動作によって、赤色光Rの階調表現を行う。具体的には、時刻t~tにおいて、赤色光Rの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、映像表示を行わない。時刻t~tにおいて、赤色光Rの階調表現を行い、時刻t~tにおいて、映像表示を行わない。図示しないが、時刻t以降も映像信号に基づいて、同様の処理が繰り返される。
ここで、実施の形態1と同様に、時刻t~tおよび時刻t~tは、蛍光体ホイール30の第1のセグメント(角度領域θ)に青色光が励起光として照射されている時間に対応し、時刻t~tおよび時刻t~tは、蛍光体ホイール30の第2のセグメント(角度領域θ)に青色光が映像光として照射されている時間に対応する。実施の形態2では、時刻t~tおよび時刻t~tにおいて、蛍光体ホイール30で反射された青色光Bは、色分離ミラー61で第1のDMD80aに導く光路に分離され、第1のDMD80aに照明される。
実施の形態2のように、色分離ミラー61およびダイクロイック膜75を有する色合成プリズムユニット77を用いて色分離合成部を構成する場合も、実施の形態1と同様の効果を奏する。
[他の実施の形態]
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1及び2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1及び2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1、2では、映像光としての青色光を、蛍光体ホイール30の拡散層33Bで拡散されつつ、反射膜32で反射されることにより作成したが、実施の形態は、これに限定されるものではない。蛍光体ホイール30の拡散層33Bが形成されている部分を開口とすることにより、蛍光体ホイールの第2のセグメント(角度領域θ)に入射する青色光を透過させ、ミラーによって反射させて再びダイクロイックミラー20に導き、ダイクロイックミラー20で反射させてレンズ116に導いてもよい。このようにしても、青色光(映像光)と黄色光に時分割された白色光を得ることができる。
実施の形態1、2では、光変調素子として、第1のDMD80aおよび第2のDMD80bが例示されているが、実施の形態は、これに限定されるものではない。光変調素子は、反射型の液晶パネルであってもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、プロジェクタ等の投写型映像表示装置に適用できる。
10 光源ユニット
20 ダイクロイックミラー
30 蛍光体ホイール
31 基板
32 反射膜
33Y 黄色蛍光体膜
33B 拡散層
34 モーター
40 λ/4板
50 ロッドインテグレータ
60,61 色分離ミラー
70,77 色合成プリズムユニット
71a,71b,72a,72b プリズム
73a,73b エアギャップ面
74,75 ダイクロイック膜
80a,80b DMD
90 投写ユニット
100 投写型映像表示装置
110 光源部
111,112 レンズ
113 拡散板
114,115,116 レンズ
121,122,123 レンズ

Claims (6)

  1. 光源部と、
    前記光源部からの出射光を第1の色光と第2の色光に分離する色分離ミラーと、
    前記第1の色光を変調する第1の光変調素子と、
    前記第2の色光を変調する第2の光変調素子と、
    前記第1の光変調素子によって変調された前記第1の色光と前記第2の光変調素子によって変調された前記第2の色光とを色合成する色合成プリズムユニットと、
    前記色合成プリズムユニットから出射する合成光を投写する投写ユニットと、を備え、
    前記色合成プリズムユニットは、4つのプリズムから構成され、光の入射角に応じて全反射もしくは透過する2つのエアギャップ面を有
    前記色合成プリズムユニットを構成する4つのプリズムのうちの2つはダイクロイック膜を挟んで対向配置されており、前記ダイクロイック膜への基準光線の入射角が、前記色分離ミラーへの基準光線の入射角より小さい、投写型映像表示装置。
  2. 記ダイクロイック膜への基準光線の入射角が、45度以下である、請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. 記色合成プリズムユニットは、前記ダイクロイック膜を対称面として面対称の形状を有する、請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  4. 前記2つのエアギャップ面は、変調される前の前記第1の色光と前記第2の色光とをそれぞれ全反射し、変調された後の前記第1の色光と前記第2の色光とをそれぞれ透過する、請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  5. 記ダイクロイック膜が前記第1の光変調素子によって変調された前記第1の色光を透過し前記第2の光変調素子によって変調された前記第2の色光を反射することにより、前記色合成プリズムユニットは前記第1の色光と前記第2の色光とを色合成する、請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  6. 前記光源部からの前記出射光は青色光と黄色光に時分割されている、請求項1に記載の投写型映像表示装置。
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